JP5744357B1 - 消毒液噴射装置及び切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断装置内の固定された切断刃を十分に消毒しつつ、無駄に消費される消毒液を削減する。【解決手段】切断刃33と、切断刃33に向けて複数の種馬鈴しょPを順次搬送する搬送装置とを有する切断装置1に組み込まれる消毒液噴射装置2であって、消毒液10を溜めるタンクと、一端がタンクに接続される消毒液流路と、消毒液流路の他端に接続される第1の開口部52、及び、スリット状に形成された第2の開口部53を有し、切断刃33に対して固定されたノズル12とを備え、第2の開口部53には切断刃33の刃先33aの一端が挿入され、第2の開口部53の縁部と切断刃33の両側面との間には間隙が形成され、ノズル12は、タンクから消毒液流路を通じて第1の開口部52に流入する消毒液10が間隙から流出するように構成される。【選択図】図5

Description

本発明は消毒液噴射装置及び切断装置に関し、特に種馬鈴しょ生産用のほ場で用いるカッティングプランターの切断刃を消毒するための消毒液噴射装置、及び、そのようなカッティングプランターである切断装置に関する。
馬鈴しょを生産するにあたり、我が国では、半分に切断した馬鈴しょを種馬鈴しょとしてほ場に植え付けることが一般的である。これを受け、近年、馬鈴しょの切断と植え付けを一度に行える「カッティングプランター」という装置が普及してきている(非特許文献1を参照)。
カッティングプランターは我が国独特の装置であり、トラクターに引かれてほ場を往復しながら、種馬鈴しょを切断する作業と、切断した種馬鈴しょを植え付ける作業とを繰り返し自動的に行えるように構成されている。種馬鈴しょの切断に用いる切断刃はトラクターの車体に対して固定されており、種馬鈴しょの切断は、固定された切断刃に向けて種馬鈴しょを投じることによって行われる。カッティングプランターを用いることで、効率的な植え付けが実現される。
ところで、馬鈴しょの生産においては、ウィルス病や細菌病などの病気にかかっていない、健全無病な種馬鈴しょを用いることが極めて重要である。特に、種馬鈴しょとなる馬鈴しょの生産を行う場合には、仮に植え付ける種馬鈴しょに何らかの病気が発生しているとその影響範囲が極めて大きくなることから、種馬鈴しょが健全無病であることを担保するため、法律及び条例により極めて厳格な取扱いが定められている。
そのような厳格な取扱いのひとつに、種馬鈴しょを切断する際に用いる切断刃の消毒がある。非特許文献2の規定によれば、種馬鈴しょ生産用の種馬鈴しょを切断する際には、切断の都度、切断刃の消毒が必要とされる。こうすることで、種馬鈴しょに仮に病株が混入していたとしても、他の種馬鈴しょに影響が広がることを防止できる。なお、非特許文献3には、切断刃の消毒に用いる消毒液としてのマレイン酸の実用性に関する研究結果が開示されている。
本願発明の発明者は以前に、上記のような厳格な取扱いの下でも、種馬鈴しょを生産するほ場において上述したカッティングプランターを利用可能とするべく、新規な消毒液噴射装置を発明している(特許文献1を参照)。この発明によれば、切断刃に対して消毒液を(霧状での噴射(噴霧)や滴下でなく)流しかけるようにしたので、固定された切断刃を短時間で十分に消毒することが可能になる。しかも、種馬鈴しょの搬送手段(切断刃に向けて種馬鈴しょを搬送する手段)に同期して開閉する電磁弁を消毒液流路に設けたので、ノズルから流れ出る消毒液が被切断物に直接かからないようにしつつ、搬送手段のスピードを落とさなくとも、固定された切断刃を十分に消毒することができる。したがって、種馬鈴しょを生産するほ場において、上述したカッティングプランターを利用することが可能になる。
特許第5255140号公報
十勝農機株式会社、"全自動ポテトカッティングプランターipa2"、[online]、[平成27年1月6日検索]、インターネット〈URL:http://www.tokachinoki.co.jp/ipa2/index.html〉 北海道「平成26年種馬鈴しょ生産管理基準」 田中文夫、外6名、「ジャガイモの種いも伝染性病害の切断刀伝染に対するマレイン酸の防除効果」、植物防疫、一般社団法人日本植物防疫協会、平成23年9月、第65巻、第9号、p.551-554
しかしながら、本願発明の発明者がさらに研究を進めた結果、上記特許文献1に記載の消毒液噴射装置には、なお改良の余地があることが判明した。すなわち、消毒液を切断刃に流しかける際、少なくない量の消毒液が横にはねて無駄に消費されており、この無駄に消費される分さえなければ、より少量の消毒液で十分に消毒可能であることが判明した。
したがって、本発明の目的のひとつは、切断装置内の固定された切断刃を十分に消毒しつつ、無駄に消費される消毒液を削減できる消毒液噴射装置及び切断装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明による消毒液噴射装置は、切断刃と、前記切断刃に向けて複数の被切断物を順次搬送する搬送手段とを有する切断装置に組み込まれる消毒液噴射装置であって、消毒液を溜めるタンクと、一端が前記タンクに接続される消毒液流路と、前記消毒液流路の他端に接続される第1の開口部、及び、スリット状に形成された第2の開口部を有し、前記切断刃に対して固定されたノズルとを備え、前記第2の開口部には前記切断刃の刃先の一端が挿入され、前記第2の開口部の縁部と前記切断刃の両側面との間には間隙が形成され、前記ノズルは、前記タンクから前記消毒液流路を通じて前記第1の開口部に流入する前記消毒液が前記間隙から流出するように構成されることを特徴とする。
本発明によれば、第2の開口部の縁部と刃先の両側面との間に形成される間隙から消毒液を流出させているので、特許文献1の例と同様に切断装置内の固定された切断刃を十分に消毒することができる一方で、特許文献1のように流しかける場合に比べ、横にはねて無駄に消費されてしまう消毒液を削減することが可能になる。
また、上記消毒液噴射装置においてさらに、前記間隙の幅は、該間隙から流出する前記消毒液が前記切断刃の両側面に流しかけられる状態となるように設定されることとしてもよい。これによれば、切断装置内の固定された切断刃を短時間で十分に消毒することが可能になる。
また、上記各消毒液噴射装置においてさらに、前記切断刃は、前記刃先が鉛直線と平行になるよう設置されており、前記第2の開口部には前記刃先の上端が挿入されることとしてもよい。そして、前記間隙から流出した前記消毒液は、前記刃先の延在方向に沿って前記切断刃の両面を伝うように流れることとしてもよい。これらによれば、重力を利用して消毒液を刃先の全体に行き渡らせることが可能になる。
また、上記各消毒液噴射装置においてさらに、前記消毒液流路に設けられ、前記ノズルから流れ出る消毒液が前記被切断物に直接かかることがないよう、前記搬送手段の動作に同期して開閉する開閉部をさらに備えることとしてもよい。これによれば、ノズルから流れ出る消毒液が被切断物に直接かからないようにすることができる。
また、上記各消毒液噴射装置において、前記被切断物は、種馬鈴しょを生産するほ場に植え付けられる種馬鈴しょであることとしてもよい。これによれば、種馬鈴しょを生産するほ場において、カッティングプランターによる種馬鈴しょの切断を利用することが可能になる。
また、本発明による切断装置は、上記各消毒液噴射装置のうちのいずれかを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第2の開口部の縁部と刃先の両側面との間に形成される間隙から消毒液を流出させているので、特許文献1の例と同様に切断装置内の固定された切断刃を十分に消毒することができる一方で、特許文献1のように流しかける場合に比べ、横にはねて無駄に消費されてしまう消毒液を削減することが可能になる。
(a)は本発明の好ましい実施の形態による切断装置1のシステム構成を示す図であり、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た切断刃33の近傍を示す図である。 図1に示したノズル12を示す図であり、(a)は側面図、(b)は背面図、(c)は底面図、(d)は(c)に示したB−B線における断面図である。 ノズル12に切断刃33を差し込んだ状態を示す図である。 図3に示した矢印C方向から見たノズル12及び切断刃33を示す図である。 図1に示した消毒液噴射装置2の動作を説明するための図であり、(a)はノズル12から消毒液10を噴射している状態、(b)は切断刃33により種馬鈴しょPを切断している状態をそれぞれ示している。 本発明の好ましい実施の形態による同期信号の具体例を示す図である。 本発明の好ましい実施の形態による実験の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
本発明の好ましい実施の形態による切断装置1は、種馬鈴しょPを切断してほ場に植え付ける機能を有するカッティングプランターであり、図1に示すように、消毒液噴射装置2、搬送装置30(搬送手段)、及び切断刃33を有している。なお、実際の切断装置1は、他にも植え付けや移動のための機構を有しているが、図1では図示を省略している。
搬送装置30は、植え付け用の種馬鈴しょP(被切断物)を切断刃33に向けて順次搬送する装置である。図1(a)に示すように、搬送装置30は、所定の方向に一定の角速度で回転するように構成された回転部31と、それぞれ回転部31に固定された4個の保持部32とを有して構成される。各保持部32は、図1(a)(b)に示すように、切断刃33が通過できる大きさのスリット32aを有するスプーン状部材と、このスプーン状部材を回転部31に接続する直線状部材とから構成される。
搬送装置30には、図1(a)に示すように、上方の別の搬送装置からの落下により、複数の種馬鈴しょPが1つずつ順次供給される。順次落下してくる複数の種馬鈴しょPは、1つずつ保持部32のスプーン状部材に保持され、回転部31の回転に伴って切断刃33まで搬送される。そして、切断刃33がスリット32aを通過するときに、切断刃33によって2つに切断される。切断された種馬鈴しょPは保持部32から離れ、切断刃33の下方に落下する。
消毒液噴射装置2は、図1(a)に示すように、消毒液10を溜めるタンク11と、切断刃33の上端近傍に設けられたノズル12と、タンク11とノズル12とを接続する消毒液流路13と、消毒液流路13のタンク11側の端部に設けられたストレーナ14と、それぞれ消毒液流路13に設けられたポンプ15、圧力調整弁16、アキュムレータ17、圧力計18、開閉部19、及びフラップ20と、それぞれフラップ20及び回転部31の近傍に設けられたセンサ21,22と、制御装置23とを備えて構成される。
ポンプ15は自吸式のポンプであり、タンク11に溜められている消毒液10を消毒液流路13に吸い出す機能を有している。ポンプ15によって吸い出された消毒液10は、消毒液流路13を通って、ノズル12まで到達する。ポンプ15を用いることは必須ではないが、消毒液噴射装置2では、ポンプ15を利用することによりタンク11の設置場所の自由度が高められている。
圧力調整弁16は、消毒液流路13の水圧が所定値を上回った場合に、消毒液流路13内の消毒液10をタンク11に逃がす機能を有する、ねじ込み形の安全弁である。圧力調整弁16を設けていることにより、消毒液流路13内の水圧は上記所定値以下に保たれる。なお、消毒液流路13内の水圧は、圧力計18によって視認可能とされている。
アキュムレータ17は、消毒液流路13内の水圧の脈動を抑えるための構成である。具体的に説明すると、アキュムレータ17は、気体が封入されたゴム製の袋(不図示)を内部に有して構成される。消毒液流路13内に水圧がかかっていない場合、アキュムレータ17の内部は、このゴム製の袋によって占有される。消毒液流路13内の水圧が一定値以上になると、ゴム製の袋が縮み、アキュムレータ17内に消毒液10が侵入する。その後、消毒液流路13内の水圧が下がると、内部の気体の圧力によってゴム製の袋が膨張し、アキュムレータ17内の消毒液10が消毒液流路13に戻される。以上の動作により、アキュムレータ17は、消毒液流路13内の水圧を一定に保つ役割を果たしている。
開閉部19は、制御装置23から送られてくる噴射パルスに同期して開閉可能に構成される弁体である。図1(a)には、開閉部19がスプリングリターン付きの2ポート単動常時閉電磁弁である例を図示しているが、開閉部19の具体的な構成はこれに限られない。開閉部19が開いているとき、ノズル12には消毒液流路13から消毒液10が供給される。一方、開閉部19が閉じているとき、ノズル12は消毒液流路13から切り離される。制御装置23及び噴射パルスについての詳細は後述する。
ノズル12は、消毒液流路13から供給される消毒液10を、切断刃33の刃先33aの両側面(図1(b)を参照)に流しかけるように構成される。つまり、ノズル12の形状は、消毒液10が霧状になることなく噴射されるように構成されており、ノズル12から出た消毒液10は、液状のままで切断刃33の刃先33aの両側面に流しかけられる。
ここで、ノズル12及び切断刃33の構造について、図2乃至図4を参照しながら、詳しく説明する。まず単体としてのノズル12に着目すると、ノズル12は、図2に示すようにボディ50と、ボディ50の背面に接続されたリングサポート51とを備えて構成される。また、ノズル12の内部には、図2(d)に示すように、分岐を有しない管路54が形成されている。管路54は、リングサポート51の中央に設けられた第1の開口部52から、リングサポート51及びボディ50内を曲がりつつ貫通し、ボディ50の底面に設けられた第2の開口部53に至る形状で形成されている。
第1の開口部52は、図2(b)(d)に示すように、円形状に形成される。第1の開口部52には、図3に示すように、ホースニップル60の一端が挿入される。このホースニップル60の他端は、図1に示した消毒液流路13の一部を構成するホースの端部に差し込まれる。これらの構成により、図1に示したタンク11から消毒液流路13を介して、消毒液10が第1の開口部52に供給される。
第2の開口部53は、図2(c)(d)に示すように、スリット状に形成される。このスリット状の第2の開口部53には、切断刃33の刃先33a及びボディ部33b(後述)の一端が挿入される。第2の開口部53の具体的な形状及びサイズは、第2の開口部53の縁部と、第2の開口部53に挿入された切断刃33の両側面との間に、消毒液10が液状で(噴霧或いは滴下にならずに)流出可能なサイズの間隙Ga,Gbが形成されるように設定される。第1の開口部52から管路54内に流入した消毒液10は、間隙Ga,Gbを通じて外部に噴射される。
ここで、間隙Ga,Gbの幅は、切断刃33の刃先33aの先端からボディ部33bまで、一定値であることが好ましい。また、切断刃33は、刃先33aとボディ部33bの接続部近傍から刃先33aの先端に向かって徐々に厚みが小さくなる形状を有している。したがって、第2の開口部53の形状は、刃先33aに対応する一端から反対側の端部に向かって、切断刃33の両側面に沿って徐々に幅が広くなる形状とすることが最も好ましい。ただし、第2の開口部53をそのような形状に加工することは実際上難しいので、本実施の形態では、第2の開口部53の形状を、図2(c)に示すように2段階の幅を有するスリット形状としている。具体的には、第2の開口部53のうち刃先33aの先端に対応する一端から長さL1の部分を幅W1に形成し、残りの長さL2の部分を幅W2に形成している。L1,L2,W1,W2の具体的な値は、例えばそれぞれ4.515mm,7mm,1.6mm,2.6mmとなる。第2の開口部53の形状及びサイズをこのように設定することで、第2の開口部53の幅を全長にわたって一定値とする場合に比べれば、間隙Ga,Gbの幅を一定の範囲内に収めることが可能になる。
なお、上で挙げた幅W2の具体的な値2.6mmは、切断刃33の厚みが一定となる部分(幅2.0mm)における間隙Ga,Gbそれぞれの幅W3が0.3mmとなるように設定したものである。幅W3の値としては、消毒液10が間隙Ga,Gbから液状で流出することを可能とする観点から、0.3mm以上を確保することが必要である。一方、幅W3が大きすぎると刃先33aの消毒に寄与しない消毒液10が発生するので、幅W3の上限は1.0mm程度となる。
切断刃33は、図3に示すように、略長方形のボディ部33bと、ボディ部33bの長辺に沿ってボディ部33bと一体に形成された帯状の刃先33aと、ボディ部33bに固定されるベース部33cとを有して構成される。ベース部33cは、切断刃33を切断装置1の本体に固定するための部材であり、実際には固定のための各種構造を有しているが、本実施の形態では図示を省略している。ベース部33cが切断装置1の本体に固定されることにより、切断刃33は、全体として切断装置1の本体に固定されている。
切断装置1内における切断刃33の設置方向は、切断装置1の本体が通常の使用状態で平地に置かれた場合に、刃先33aが鉛直線と平行になるように設定される。また、ノズル12の第2の開口部53には、切断刃33の刃先33aの上端が挿入される。こうすることで、間隙Ga,Gbから流出した消毒液10は、刃先33aの延在方向に沿って切断刃33の両面を伝うように流れることになる。つまり、重力を利用して、消毒液10を刃先33aの全体に行き渡らせることが可能になる。
切断刃33は、ノズル12にも固定される。具体的に説明すると、まず切断刃33のベース部33cには、図3に示すように、リベット72によりプレート70が固定されている。このプレート70は、図4に示すように、切断刃33の両側面それぞれに設けられる。また、図4に示すように、ノズル12のボディ50の両側面には、ボディ50に設けられたネジ穴に嵌合するボルト55によって、それぞれS字金具56の一方端部が取り付けられている。
これらS字金具56及びプレート70は、図3に示すように、ボディ部33bの側面の一部分において互いに重なって配置されている。この重なった部分に一方のS字金具56から他方のS字金具56まで貫通する貫通孔が設けられており、この貫通孔を利用して、ボルトナット71により各S字金具56、各プレート70、及びボディ部33bが互いに固定される。これにより、切断刃33とノズル12とが互いに固定される。
切断刃33の両側面には、他に、図3及び図4に示すレバー73が配置される。レバー73は、プレート70と刃先33aの間に延在する部分を有する金具であり、間隙Ga,Gbから流出する消毒液10がプレート70の方向に飛散して無駄に消費されることを防止する役割を果たす。
図1に戻る。フラップ20及びセンサ21は、協働してフラップ式センサを構成する。フラップ20は金属材料によって構成されており、消毒液10がノズル12に向かって流れているときと、そうでないときとで異なる位置を取るよう構成される。センサ21は金属の移動を検出可能に構成された近接センサであり、フラップ20の移動を検知し、その結果を確認信号として制御装置23に送出する。
センサ22も、金属の移動を検出可能に構成された近接センサである。回転部31は、フラップ20同様金属材料によって構成されており、センサ22は、回転部31の移動を検知するよう構成される。センサ22は、検知の結果を同期信号として制御装置23に出力する。
図6には、同期信号の具体例を示している。同図に示すように、同期信号は一定周期の矩形信号となる。この周期は、回転部31の回転周期に同期している。
制御装置23は、センサ22から供給される同期信号に基づいて噴射パルスを生成し、開閉部19に供給するとともに、この同期信号とセンサ21から供給される確認信号とに基づいて停止信号を生成し、回転部31に供給する機能を有している。
噴射パルスは、図6に示すように、同期信号のライジングエッジで立ち上がるパルス信号である。噴射パルスを受ける開閉部19は、噴射パルスが活性化している場合に開となり、それ以外の場合に閉となるよう構成される。これにより、ノズル12には、間欠的に消毒液10が供給されることになる。噴射パルスの活性化タイミングは、ノズル12から間欠的に流れ出る消毒液10が、種馬鈴しょPに直接かかることがないように設定される。
この点について、図5を参照しながらより詳しく説明する。図5(a)は、種馬鈴しょPが切断刃33の近傍に存在しない場合の様子を示している。同図に示すように、この場合には、ノズル12の第2の開口部53(より詳細には、図2(b)に示した間隙Ga,Gb)から消毒液10が噴射される。なお、図5(a)には切断刃33の一方側面のみを示しているが、他方側面においても同様に消毒液10が噴射される。噴射された消毒液10は、重力に導かれ、刃先33aの延在方向に沿って切断刃33の両側面を伝うように流れて、刃先33aの全体を消毒する。このような噴射は、種馬鈴しょPが切断刃33の近傍に存在しないタイミングで噴射パルスを活性化することによって、実現される。より具体的には、ひとつ前のサイクルで切断された種馬鈴しょPが、消毒液10がかかってしまう領域から出た直後に、噴射パルスを活性化することが好ましい。
一方、図5(b)は、種馬鈴しょPが切断刃33によって切断される瞬間の様子を示している。同図に示すように、このときには、ノズル12から消毒液10が噴射されることはない。これは、種馬鈴しょPが切断刃33の近傍に存在するタイミングで噴射パルスを非活性とすることによって、実現される。より具体的には、噴射開始からの消毒液10の噴射量が所定量となるタイミングで、噴射パルスを非活性とすることが好ましい。この場合の「所定量」とは、切断刃33を消毒するために必要最小限の消毒液10の噴射量である。
このように、切断装置1においては、種馬鈴しょPの移動に同期して、必要最小限の消毒液10が噴射されるよう、噴射パルスの活性状態を設定している。ここで、切断装置1では、十分な大きさを有する間隙Ga,Gbから消毒液10を液状で流出させている(流しかけている)ことから、噴霧する場合に比べて一度に大量の消毒液10を噴射することができる。したがって、次に切断される種馬鈴しょPが消毒液10がかかってしまう領域に入る前に、上記「所定量」の噴射を終えることができる。その結果、種馬鈴しょPが切断刃33の近傍に存在するタイミングでは消毒液10が噴射されなくなるので、切断装置1では、種馬鈴しょPに直接消毒液10がかかることはなくなっている。
一方で、第2の開口部53の縁部と刃先33aの両側面との間に間隙Ga,Gbを形成し、この間隙Ga,Gbから消毒液10を流出させているので、特許文献1のように切断刃33の上方から消毒液10を流しかける場合に比べ、横にはねて無駄に消費されてしまう消毒液10を少なくすることができる。その結果、特許文献1の例に比べ、上記「所定量」を減らすことができる。具体的に言えば、例えば10倍に希釈したマレイン酸を利用する場合、特許文献1の例では1回あたりの噴射量を少なくとも5mlとする必要があったが、本実施の形態では3mlで十分となる。この点については、後ほど実験の結果を示しながら詳しく説明する。
図1に戻る。停止信号は、回転部31の回転を停止させる役割を果たす回転部31の制御信号である。制御装置23は、同期信号によって回転部31が回転していることが示されているにも関わらず、確認信号によってフラップ20の動きが止まっていることが示される場合に、停止信号を活性化する。このような場合は、つまり、消毒液10が足りなくなった場合である。制御装置23が停止信号を活性化することにより、消毒液10が足りなくなった場合に回転部31の動きを止めることが可能になる。なお、制御装置23は、停止信号の活性化と同時に図示しない警報装置を作動させ、作業員に消毒液10の不足を知らせることとしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態による消毒液噴射装置2及び切断装置1によれば、特許文献1の例と同様、噴霧する場合に比べて大量の消毒液10を切断刃33にかけることができる。したがって、固定された切断刃33を短時間で十分に消毒することが可能になる。そして、消毒が短時間で済むことから、消毒液10の噴射を間欠的に行うことが可能になり、消毒液10が種馬鈴しょPに直接かからないようにすることが可能になる。したがって、種馬鈴しょを生産するほ場でも、カッティングプランターによる種馬鈴しょの切断が利用可能になる。
加えて、本実施の形態による消毒液噴射装置2及び切断装置1によれば、第2の開口部53の縁部と刃先33aの両側面との間に形成される間隙Ga,Gbから消毒液10を流出させているので、特許文献1のように切断刃33の上方から消毒液10を流しかける場合に比べ、横にはねて無駄に消費されてしまう消毒液10を削減することが可能になる。したがって、上述した「所定量」(切断刃33を消毒するために必要最小限の消毒液10の噴射量)を減らすことができるので、少ない消毒液10で切断装置1を運用することが可能になる。
以下、本発明の効果について、実験の結果を示しながら説明する。以下では、本実施の形態による消毒液噴射装置2及び切断装置1によれば、10倍に希釈したマレイン酸を1回当たり3ml噴射することによって、十分な効果が得られることを示す。
図7は、実験の手順を示すフローチャートである。本実験では、まず、腐敗菌の一種である黒あし病菌Dickeya sp.(旧名:Erwinia chrysanthemi Burkholder et al.)を25℃のポテトデキストロースブロス寒天培地で2日間振盪培養することにより、1.5×109cfuの病原菌液を作製した。そして、この病原菌液を健全な種馬鈴しょに5ml注入し、2日間培養することで罹病種馬鈴しょを作製した(ステップS1)。
次に、作製した罹病種馬鈴しょを切断し(ステップS2)、切断刃33に対して消毒液10を噴射した後(ステップS3)、同じ切断刃33を用いて健全な種馬鈴しょを切断した(ステップS4)。そして、ステップS4で切断した種馬鈴しょを実際のほ場に植え付け(ステップS5)、2ヶ月後の発病の有無で発病株率を判定した(ステップS6)。
本実験では、次の表1に示す試験方法A1〜A4,B,Cのそれぞれにより実験を行った。このうち試験方法A1〜A4,Cは、本実施の形態による消毒液噴射装置2及び切断装置1を用いてステップS4の切断を行ったもので、試験方法Bは、比較例として手作業による切断を行ったものである。また、消毒液10として、試験方法A1,A2では5倍に希釈したマレイン酸を用い、試験方法A3,A4では10倍に希釈したマレイン酸を用い、試験方法Bでは20倍に希釈したマレイン酸を用いた。なお、n倍に希釈したマレイン酸を得る具体的な方法としては、出光興産株式会社が製造し、ホクサン株式会社が販売している「ポテカッター(登録商標)消毒液」(マレイン酸20%水溶液を食用青色1号で着色したもの)をn/5倍に希釈する方法を用いた。試験方法Cは、比較例として、消毒液10による消毒を行わない例を挙げたものである。
Figure 0005744357
表1には、種馬鈴しょとして「コナフブキ」を用いた場合の発病株率を示している。同表に示すように、消毒液10を使用しない試験方法Cでは39.4%という高い発病株率が測定されたのに対し、消毒液10を使用する試験方法A1〜A4,Bではいずれも実用に足る低い発病株率を得ることができた。なお、十分実用の範囲であるとはいえ、10倍に希釈したマレイン酸を用いた試験方法A3,A4では、5倍に希釈したマレイン酸を用いた試験方法A1,A2に比べて発病株率が高くなる傾向が見られる。したがって、実験は行っていないものの、本実施の形態による消毒液噴射装置2及び切断装置1において20倍に希釈したマレイン酸を用いたとすると、許容されない程度に高い発病株率が測定されることになると考えられる。したがって、本実施の形態による消毒液噴射装置2及び切断装置1において、発病株率の観点から消毒液10の使用量を最も少なくできるのは、希釈率×10倍かつ噴射量3ml/回の場合であると考えられる。
表2は、種馬鈴しょとして「男爵薯」「トヨシロ」「コナフブキ」のそれぞれを上記試験方法A1〜A4,B,Cのそれぞれで処理した場合について、萌芽遅延と上いも収量(kg/10a)を示したものである。なお、萌芽遅延の数値は、試験方法Cの場合と比べた場合の遅延日数を示し、上いも収量の括弧内の数値は、試験方法Cの場合との比を百分率で示したものである。
Figure 0005744357
表2に示すように、試験方法A1,A2では、萌芽や初期成育の遅延が顕著に見られ、収量も減収が比較的大きくなった。これに対し、試験方法A3,A4では、萌芽や初期成育の遅延が若干見られるもののその程度は小さく、また、収量の減収も試験方法A1,A2の例に比べて小さくなった。この結果を見ると、本実施の形態による消毒液噴射装置2及び切断装置1を用いる場合、萌芽遅延及び収量の観点からは、希釈率を×10倍として、かつ、噴射量を3ml/回又は5ml/回とすることが好ましいと考えられる。
以上のように、本実施の形態による消毒液噴射装置2及び切断装置1によれば、10倍に希釈したマレイン酸を1回当たり3ml噴射することで、発病株率を実用の範囲内に抑えることができ、かつ、萌芽遅延を低減するとともに高い収量を得ることが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明が、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施され得ることは勿論である。
例えば、本発明は、種馬鈴しょの切断装置だけでなく、それ自身は移動しない切断刃を短時間で消毒する必要のある切断装置に、広く適用できる。そのような切断装置を利用する分野としては、農業の他、畜産、医療、食品、ヘルスケア産業、フードサービス産業、食肉加工産業、生活空間(家庭)などが挙げられる。
1 切断装置
2 消毒液噴射装置
10 消毒液
11 タンク
12 ノズル
13 消毒液流路
14 ストレーナ
15 ポンプ
16 圧力調整弁
17 アキュムレータ
18 圧力計
19 開閉部
20 フラップ
21,22 センサ
23 制御装置
30 搬送装置
31 回転部
32 保持部
32a スリット
33 切断刃
33a 刃先
33b ボディ部
33c ベース部
50 ボディ
51 リングサポート
52 第1の開口部
53 第2の開口部
54 管路
55 ボルト
56 S字金具
60 ホースニップル
70 プレート
71 ボルトナット
72 リベット
73 レバー

Claims (7)

  1. 切断刃と、前記切断刃に向けて複数の被切断物を順次搬送する搬送手段とを有する切断装置に組み込まれる消毒液噴射装置であって、
    消毒液を溜めるタンクと、
    一端が前記タンクに接続される消毒液流路と、
    前記消毒液流路の他端に接続される第1の開口部、及び、スリット状に形成された第2の開口部を有し、前記切断刃に対して固定されたノズルとを備え、
    前記第2の開口部には前記切断刃の刃先の一端が挿入され、
    前記第2の開口部の縁部と前記切断刃の両側面との間には間隙が形成され、
    前記ノズルは、前記タンクから前記消毒液流路を通じて前記第1の開口部に流入する前記消毒液が前記間隙から流出するように構成される
    ことを特徴とする消毒液噴射装置。
  2. 前記間隙の幅は、該間隙から流出する前記消毒液が前記切断刃の両側面に流しかけられる状態となるように設定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の消毒液噴射装置。
  3. 前記切断刃は、前記刃先が鉛直線と平行になるよう設置されており、
    前記第2の開口部には前記刃先の上端が挿入される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の消毒液噴射装置。
  4. 前記間隙から流出した前記消毒液は、前記刃先の延在方向に沿って前記切断刃の両面を伝うように流れる
    ことを特徴とする請求項3に記載の消毒液噴射装置。
  5. 前記消毒液流路に設けられ、前記ノズルから流れ出る消毒液が前記被切断物に直接かかることがないよう、前記搬送手段の動作に同期して開閉する開閉部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の消毒液噴射装置。
  6. 前記被切断物は、種馬鈴しょを生産するほ場に植え付けられる種馬鈴しょである
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の消毒液噴射装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の消毒液噴射装置を備えることを特徴とする切断装置。
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