JP5739060B2 - 車両内緊急コール・サービスのための優先登録 - Google Patents

車両内緊急コール・サービスのための優先登録 Download PDF

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Description

関連出願に対する相互参照
本願は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれている2011年12月16日出願の「車両内緊急コール・サービスのための優先登録」(PRIORITY REGISTRATION FOR IN-VEHICLE EMERGENCY CALL SERVICE)と題された係属中の米国特許出願13/328,763の一部継続出願である。本願は、2011年5月11日出願の仮特許出願61/485,076号と、2011年11月3日出願の仮特許出願61/555,293号とに対する35 U.S.C. 119条(e)の利益の下の優先権を主張する。これら仮特許出願は、その全体が本明細書において参照によって明確に組み込まれている。
無線通信ネットワークは、例えば音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、ブロードキャスト等のようなさまざまな通信サービスを提供するために広く開発された。これら無線ネットワークは、使用可能なネットワーク・リソースを共有することにより、複数のユーザをサポートすることができる多元接続ネットワークでありうる。このような多元接続ネットワークの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークを含む。
無線ネットワークは、多くの端末のための通信をサポートしうる。端末は、緊急イベントに応じて緊急コールを行いうる。緊急コールは、緊急サービス(例えば、警察、消防、医療、またはその他の緊急サービス)を求めるコールであり、緊急サービス・コールとも称されうる。緊急コールは、北米では「911」または欧州では「112」のようなよく知られた緊急番号をユーザがダイヤルすることによって開始されうる。緊急コールのために、端末と無線ネットワークとの間でシグナリングを効率的に交換することが所望されうる。
eコールは、車両内緊急コール・サービスを称する。車両を含む衝突のイベントでは、eコール車両内システム(IVS)が、(無線ネットワークまたはセルラ・ネットワークとも称される)モバイル・ネットワークを介して、例えばパブリック・セーフティ・アンサリング・ポイント(PSAP)のような緊急機関への緊急コールを確立する。IVSは、「eコール・オンリー」サービスのため、または、「ミックス・モードeコール」サービスのためにプロビジョンされうる。「ミックス・モードeコール」サービスでは、システムは、非緊急コール、加入者ベースのコールのような緊急eコールを実行するために使用されうる。「eコール・オンリー」モードでは、システムは、eコールのみを行うために起動されうる。
さらに詳しくは、例えば、車両に関連付けられ、事故時において緊急コールをするという唯一の目的のために設計されたデバイスのような専用eコール・デバイスは、一般に、「eコール・オンリー」モードで動作するデバイスと称される。すなわち、eコール・オンリー・モードは、デバイスが緊急コールの開始を試みている場合および緊急コール中を除いて、あるいは、デバイスがテストまたは再設定接続の開始を試みている場合を除いて、少なくとも、デバイスが、パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(PLMN)への登録を含むモビリティ管理手順を実行しないことを必要とする。
eコール・オンリー・モードにあるIVSは、eコールがトリガされる前にモバイル・ネットワークに登録しない。eコール緊急トリガの場合には、2つの動作が行なわれる。(1)IVSがモバイル・ネットワークに登録しなければならない。次に、(2)IVSがeコール緊急コールを開始する。従来、eコールのためのモバイル・ネットワークへの登録は、非緊急コールと同じ優先度で実行されている。モバイル・ネットワークへのIVSの従来の登録は、緊急コールをする際に遅れをもたらしうる。eコール・オンリー・モードにおけるIVSは、事件がeコールをトリガした後、できるだけ早く、登録に成功できることが重要である。
eコールは、(i)トリガ・イベント(例えば、車両が事故に巻き込まれること)によって、無線端末によって自動的に、または、ユーザによってマニュアルで開始されうる、および、(ii)端末によって例えばパブリック・セーフティ・アンサリング・ポイント(PSAP)のような受信エンティティへ自動的に送信される追加データを含みうる、緊急コールである。
緊急コール・シグナリング(例えば、緊急セットアップ・メッセージまたは位置更新メッセージ)は、モバイル・ネットワークに、eコール・オンリー・モード車両内システム(IVS)を登録することに高い優先度を与えるために使用される。IVSは、eコール緊急がIVSにおいてトリガされた直後に、モバイル・ネットワークから高い優先度を得うる。モバイル・ネットワークへの接続を要求した場合、IVSは、このネットワークへ登録するために、従来の「アクセス手順」および従来の「登録」メッセージの代わりに、「緊急アクセス手順」および/または「緊急セットアップ」メッセージを使用しうる。
実施では、モバイル・ネットワークを介して緊急コールを行うIVSを備える車両内で緊急がトリガされる。モバイル・ネットワークは、ホーム・ネットワークまたは訪問ネットワークであり、IVSは、緊急モードにおいてコールするためにのみ動作する。IVSは、モバイル・ネットワークからのラジオ・リソースを要求するために「緊急アクセス手順」を実行する。
1つの実施では、ラジオ・リソースが割り当てられた場合、IVSにおいて緊急セットアップ・メッセージが生成される。そして、この緊急セットアップ・メッセージは、モバイル・ネットワークにIVSを登録するために、IVSからモバイル・ネットワークへ送信される。緊急セットアップ・メッセージは、モバイル・ネットワークにデバイスを登録するための登録メッセージとは異なる。緊急セットアップ・メッセージがモバイル・ネットワークにおいて受信されることに応じて、モバイル・ネットワークへのIVSの登録のための高い優先度が受信される。
別の実施では、ラジオ・リソースがIVSへ割り当てられた場合、緊急による登録を示す登録メッセージが、モバイル・ネットワークに送信される。緊急コールを示すために、位置更新メッセージが使用されうる。実施では、位置更新メッセージの位置更新タイプ・フィールドの原因値が、例えば、登録が緊急コールのためであることを示すために、「11」のような値に設定されうる。あるいは、または、それに加えて、登録が緊急コールのためであることを示すために、位置更新メッセージの追加の更新パラメータ・フォールドが使用されうる。モバイル・ネットワークはその後、この登録に、より高い優先度を与え、この登録が完了すると、緊急コールを確立するために、IVSが、緊急セットアップ・メッセージを送信するだろう。
実施では、IVSがモバイル・ネットワークに登録された後、IVSによる緊急コールが、モバイル・ネットワークを介して開始される。緊急コールは、IVSが、緊急アクセス手順および緊急セットアップ・メッセージを使用することによって開始される。
この要約は、以下の詳細説明でさらに説明される概念の選択をより簡単な形式で導くために提供されている。この要約は、権利主張されている主題の主要な特徴または本質的な特徴を特定することは意図されておらず、権利主張される主題のスコープを制限するために使用されることも意図されていない。
前述した要約は、以下の例示的な実施形態の詳細説明と同様、添付図面と連携して読まれた場合により良く理解される。実施形態を例示する目的のために、実施形態の構成の例が図面に示されている。しかしながら、これら実施形態は、開示された特定の方法および実装に限定されない。これら図面では、
図1は、典型的なネットワーク構成を示す。 図2は、端末によってeコールを確立するためのメッセージ・フローを示す。 図3は、eコール・インジケータを伝送する緊急セットアップ・メッセージを示す。 図4は、eコール登録のために、緊急セットアップ・メッセージを用いて端末によって実行される処理を示す。 図5は、eコール登録をサポートするために、緊急セットアップ・メッセージを用いてネットワークによって実行される処理を示す。 図6は、モバイル・ネットワークを介して緊急コールを確立する方法の動作フローである。 図7は、eコール・インジケータを伝送する位置更新メッセージを示す。 図8は、緊急コール確立が後続する位置更新メッセージを用いたeコール端末による登録のためのメッセージ・フローの実施を示す。 図9は、緊急コール確立が後続する、eコール原因による位置更新メッセージを用いたeコール登録のために、端末によって実行される処理を示す。 図10は、緊急コール確立が後続する、位置更新メッセージを用いてeコール登録をサポートするためにネットワークによって実行される処理を示す。 図11は、本明細書に開示されたさまざまな実装を例示するeコール・オンリー対応デバイスとして動作するようにプロビジョンされうる典型的なIVS無線デバイスまたは装置のブロック図である。 図12は、端末、基地局、およびモバイル交換局(MSC)のブロック図を示す。
eコールをサポートする技術が本明細書に記載されている。eコールは、(i)トリガ・イベント(例えば、車両が事故に巻き込まれること)によって無線端末によって自動的に、または、ユーザによってマニュアルで開始されうる、および、(ii)端末によって例えばパブリック・セーフティ・アンサリング・ポイント(PSAP)のような受信エンティティへ自動的に送信される追加データを含みうる、緊急コールである。追加データは、車両識別情報、車両位置、トリガ・イベント等を含みうる。そして、音声パスに沿って帯域内で送信されうるか、あるいは、個別のシグナリングまたはデータ/テキスト転送によって帯域外で送信されうる。eコールをサポートする端末は、(i)例えば音声コール、パケット・データ、テキスト・メッセージ、ビデオ等のような通常のサービスへ加入する通常の無線端末でありうるか、または、(ii)eコール・オンリー端末と称される、eコールのみをサポートする端末でありうる。eコールは、(ユーザが「911」をダイヤルすることによって起動される緊急コールに類似した)緊急コールに加え、受信側エンティティへの追加データの自動送信を備える。
本明細書にさらに記載されるように、いくつかの実施では、モバイル・ネットワークにeコール・オンリー・モードIVSを登録することに高い優先度を与えるために、「緊急セットアップ」シグナリング(例えば、「緊急セットアップ・メッセージ」)が使用される。IVSは、eコール緊急がIVSにおいてトリガされた直後に、モバイル・ネットワークから高い優先度を得うる。モバイル・ネットワークへの接続を要求した場合、IVSは、ネットワークに登録するために、従来の「登録」メッセージの代わりに、「緊急セットアップ」メッセージを使用しうる。あるいは、いくつかの実施では、登録を実行するために、位置更新メッセージを用いて緊急アクセスが実行される。ここで、位置更新メッセージの原因値は、原因がeコールであることを示すために設定される。そして、その後、緊急コール・セットアップが確立される。
IVSが「ローミング」しており、そのホーム・パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(HPLMN)または「ホーム・ネットワーク」が利用可能ではない場合、一方が利用可能であれば、IVSは、ビジタ・パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(VPLMN)または「ローミング・ネットワーク」で登録しなければならない。しかしながら、ローミング・ネットワークは、IVSを登録する前に、IVSのホーム・ネットワークから許可を受信する必要がある。しかしながら、特に、登録(およびその後のコール・サービス)のみを許可するローミング登録管理ポリシー(RRMP)をホーム・ネットワークが有する場合のような典型的な事例では、このような許可が、ホーム・ネットワークが好適なビジネス取り決めを確立した好適なVPLMNパートナ(「好適なパートナ」)によって拒否されることは珍しくはない。したがって、動作中、ホーム・ネットワークは、もしも好適なパートナのうちの1つを介して登録要求を受信も受諾もしていないのであれば、受信および受諾するまで、非好適ローミング・ネットワークからの登録を自動的に拒否しうる。本明細書にさらに記載されているように、eコール原因による位置更新メッセージまたは緊急セットアップ・メッセージは、ホーム・ネットワーク(HPLMN)によって認識されうる。一方、ホーム・ネットワークは、何れかのローミング・ネットワーク(VPLMN)への登録を試みているeコール・オンリー加入者からの登録要求を直ちに受諾する。eコール原因による位置更新メッセージまたは緊急セットアップ・メッセージは、訪問ネットワークによって認識されうる。一方、訪問ネットワークは、eコール・オンリー加入者からの登録要求を直ちに受諾する。
図1は、訪問ネットワーク102、ホーム・ネットワーク104、およびサード・パーティ・ネットワーク106を含みうる典型的なネットワーク構成100を示す。訪問ネットワーク102はまた、訪問パブリック・ランド・モバイル・ネットワーク(V−PLMN)、サービス提供ネットワーク等とも称されうる。ホーム・ネットワーク104はまた、ホームPLMN(H−PLMN)とも称されうる。訪問ネットワーク102は、ホーム・ネットワーク104からローミングしうる端末100のためのサービス提供ネットワークでありうる。訪問ネットワーク102およびホーム・ネットワーク104は、端末110がローミングしていない場合、同じネットワークでありうる。
訪問ネットワーク102は、ラジオ・アクセス・ネットワーク(RAN)120、モバイル交換センタ(MSC)/訪問ロケーション・レジスタ(VLR)130、および、簡略のために図1に示されていないその他のネットワーク・エンティティを含みうる。RAN120は、グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))ネットワーク、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))ネットワーク、汎用パケット・ラジオ・サービス(GPRS)アクセス・ネットワーク、ロング・ターム・イボリューション(LTE)ネットワーク、CDMA 1Xネットワーク、高レート・パケット・データ(HRPD)ネットワーク、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)ネットワーク等でありうる。GSM、WCDMA、GPRS、およびLTEは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部であり、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された団体からの文書に記載されている。CDMA 1XおよびHRPDは、cdma2000の一部であり、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された団体からの文書に記載されている。MSCは、回路交換コールのための交換機能を実行し、ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージのルーティングをも行いうる。VLRは、訪問ネットワーク102に登録した端末のための登録情報を格納しうる。
ホーム・ネットワーク104は、ホーム・ロケーション・レジスタ(HLR)/認証センタ(AC)140、および簡略のために図1に図示されていないその他のネットワーク・エンティティを含みうる。HLRは、ホーム・ネットワーク104とのサービス加入を有する端末のための加入者情報を格納しうる。ACは、ホーム・ネットワーク104とのサービス加入を有する端末のための認証を実行しうる。
サード・パーティ・ネットワーク106は、ルータまたはスイッチ150(例えば、PSAP選択ルータ)、PSAP160、パブリック交換テレフォン・ネットワーク(PSTN)170、および恐らくは、図1に図示されていないその他のネットワーク・エンティティを含みうる。ルータまたはスイッチ150は、MSC130とPSAP160との間にコールをルーティングしうる。PSAP160は、緊急コールに応答することを担当しうる。そして、緊急センタ(EC)とも称されうる。PSAP160は、例えば国または都市のような政府機関によって操作または所有されうる。PSTN170は、例えば電話180のような従来の有線電話のためのテレフォン・サービスを提供しうる。
図1は、訪問ネットワーク102およびホーム・ネットワーク104に存在しうるネットワーク・エンティティのいくつかのみを示している。例えば、訪問ネットワーク102は、パケット交換コールまたはその他のサービスをサポートするネットワーク・エンティティのみならず、端末位置を取得する際に支援するためのロケーション・サーバを含みうる。
端末110は、固定式または移動式であり、GSMおよびCDMA 1Xにおいて移動局(MS)、WCDMAおよびLTEにおいてユーザ機器(UE)、HRPDにおいてアクセス端末(AT)、セキュア・ユーザ・プレーン・ロケーション(SUPL)におけるSUPL対応端末(SET)、加入者ユニット、局、等とも称されうる。端末は、例えばセルラ・フォンまたはその他の無線通信デバイス、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナル・ナビゲーション・デバイス(PND)、パーソナル情報マネジャ(PIM)、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、または、無線通信信号および/またはナビゲーション信号を受信することが可能なその他の適切なモバイル・デバイスのようなデバイスでありうる。端末110はまた、衛星信号受信、支援データ受信、および/または、位置決め関連処理がデバイスであるいはパーソナル・ナビゲーション・デバイス(PND)で生じるかに関わらず、例えば短距離無線接続、赤外線接続、有線接続、またはその他の接続によって、PNDと通信するデバイスでもありうる。さらに、端末110は、無線通信デバイス、コンピュータ、ラップトップ等を含むすべてのデバイスを含むことが意図されている。これらは、衛星信号受信、支援データ受信、および/または、位置決め関連処理が、デバイス、サーバ、またはネットワークに関連付けられたその他のデバイスで生じるかに関わらず、例えばインターネットや、WiFiや、その他のネットワークを介してサーバと通信することができる。上記のうちの任意の動作可能な組み合わせもまた含まれる。端末110はまた、専用車両内システム(IVS)でありうる。これは、車両(および恐らくはその一部)に永久に取り付けられうる。
図1に示されるように、端末110は、ホーム・ネットワーク104とのサービス加入を有し、訪問ネットワーク102内をローミングしうる。端末110は、訪問ネットワーク102においてRAN120から信号を受信しうる。あるいは、通信サービスを取得するためにRAN120と通信しうる。端末110はまた、ローミングしていない場合(図1に示されていない)、通信サービスを求めてホーム・ネットワーク104と通信しうる。端末110はまた、衛星位置決めシステム(SPS)の一部でありうる1または複数の衛星190から信号を受信しうる。SPSは、一般に、エンティティが、送信機から受信した信号に少なくとも部分的に基づいて地表または地上における位置を決定できるように位置している送信機のシステムを含む。このような送信機は、一般に、設定されたチップ数からなる準ランダムな雑音(PN)符号の反復によって印された信号を送信し、グランド・ベースの制御局、ユーザ機器、および/または、宇宙船に位置しうる。特定の例では、このような送信機は、地球周回衛星ビークル(SV)に位置しうる。例えば、全地球測位システム(GPS)、ガリレオ、Glonass、またはCompassのような全地球型衛星航法システム(GNSS)の座標内のSVは、(例えば、GPSにおけるものとは異なるPN符号を各衛星のために使用する、または、Glonassにおけるものとは異なるPN符号を各衛星のために使用する)座標内の他のSVによって送信されたPN符号と区別可能であるPN符号によって印された信号を送信しうる。端末110は、衛星190からの信号を測定し、衛星のための疑似範囲測定値を取得しうる。端末110はまた、RAN120における基地局からの信号を測定し、基地局のタイミングおよび/または信号強度測定値を取得しうる。疑似範囲測定値、タイミング測定値、および/または信号強度測定値は、端末110のための位置推定値を導出するために使用されうる。位置推定値は、場所推定値、位置固定等とも称されうる。
端末110は、端末に割り当てられたユニークな番号である国際モバイル機器識別情報(IMEI)を有しうる。端末110は、ユーザのサービス加入のために使用されうる。サービス加入は、GSMネットワークおよびUMTSネットワークのための加入に割り当てられたユニークな番号である国際モバイル加入識別情報(IMSI)に関連付けられうる。サービス加入はまた、サービス加入のための電話番号であるモバイル加入統合サービス・デジタル・ネットワーク番号(MSISDN)に関連付けられうる。IMSIは、HLR内の加入者データベースにおけるサービス加入のための鍵として使用されうる。MSISDNは、サービス加入のために使用される端末110へのコールを接続するために他のユーザによってダイヤルされうる。IMSI、MSISDN、およびその他の加入情報は、加入者識別モジュール(SIM)またはユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)内に格納されうる。これらは端末110に挿入されうる。端末110はまた、SIM/USIMを有さない場合もありうる。この場合、端末110は、IMEIのみを有するがIMSIまたはMSISDNを有さない場合がありうる。
無線ネットワークは、異なるタイプの緊急コールをサポートすることを要求されうる。1つのタイプは、例えば北米では「911」、欧州では「112」のようなよく知られた緊急番号をユーザがダイヤルすることによって開始される「通常の」緊急コールを含みうる。別のタイプは、前述された特徴を有しうる緊急コールであるeコールを含みうる。eコールのサポートは、欧州連合、およびその他の世界地方および/または国によって要求されうる。eコールは、コールがなされる方式において、および、eコールを確立するために送信されeコールを処理するために使用される追加の緊急関連データにおいて、通常の緊急コールとは異なりうる。例えば、追加データは、eコールがどのようにして開始されたか、登録優先要求、IVSに関する情報(例えば、eコール・オンリー・モードまたはミックス・モード)、車両タイプおよび車両識別番号(VIN)、タイムスタンプ、位置推定値および位置信頼度フラグ、移動方向、(例えば、固定されたシート・ベルトの)乗客数、(もしあれば)端末のためのサービス・プロバイダ、トリガ・タイプ(例えば、配備されたエアバッグ、バンパ・センサ等)、および恐らくはその他の情報を含みうる。これら追加データは、本明細書においてさらに記載されたようなより高い優先登録を可能としうる。そして、端末の正確な地理的位置がPSAPに提供されるようにしうる。
図2は、図1における端末110によってeコールを確立する(例えば、登録および実施する)ためのメッセージ・フロー200の設計を示す。簡略のために、いくつかのネットワーク・エンティティ(例えば、RAN120)およびいくつかのさほど関連性のないシグナリング・メッセージは図2には示されていない。端末110は、端末110がeコール・オンリーIVSでありモバイル・ネットワークへの登録を求めていることを示すために、データおよび/またはシグナリングを含む緊急セットアップ・メッセージを生成しうる。緊急セットアップ・メッセージを用いるこの登録要求は、サービスの登録を要求するためにMSC/VLR130へ送信されうる(ステップ1)。MSC/VLR130は、このメッセージを受信しうる。そして、端末110をモバイル・ネットワークにより高い優先度で登録することによって応答しうる(ステップ2)。
いくつかの実施では、この登録要求は、IVSのホーム・ネットワーク、または、緊急セットアップ・メッセージを受信することに応じてIVSが登録を求めるネットワーク(例えば、訪問ネットワーク)かのいずれかによって直ちに承認されうる。このように、ローミング中に緊急コールを行うために、eコール・オンリーIVSは、(仮にあった場合)いくつかの利用可能なローミング・ネットワークの1つが、最終的にIVSのホーム・ネットワークによって受諾される前に、これらローミング・ネットワークへの登録を試みる必要はないだろう。その代わりに、登録は直ちに受諾されるだろう。
その後、端末110は、eコールを行うために、緊急セットアップ・メッセージを送信しうる(ステップ3)。緊急セットアップ・メッセージは、端末110の登録のために既に送信されている緊急セットアップ・メッセージと同じメッセージであることができるか、または、別の、あるいは、新たに生成された緊急セットアップ・メッセージでありうる。
MSC/VLR130はこのメッセージを受信し、端末110のためのコールを開始するために、ルータまたはスイッチ150に初期アドレス・メッセージを送信しうる(ステップ4)。ルータまたはスイッチ150は、その後、端末110のためのコールを確立するために、PSAP160へコール・セットアップ・メッセージを送信しうる(ステップ5)。PSAP160は、接続メッセージをルータまたはスイッチ150に返信しうる(ステップ6)。ルータまたはスイッチ150はその後、MSC/VLR130へ回答メッセージを返信しうる。(ステップ7)。MSC/VLR130は、その後、接続メッセージを端末110へ返信しうる(ステップ8)。端末110は、PSAP160への可能な転送のために、eコールのための追加データをネットワークへ転送しうる(ステップ9)。追加データの転送はまた、ステップ3、4、5において、または、ステップ9よりも前のその他いくつかのステップにおいて実行されうる。いずれにせよ、eコールは、ステップ8,9の後に、端末110のために確立されうる。端末110は、その後、eコールのために、PSAP160と通信しうる。
eコールは、(例えば、車両の衝突により)端末110によって自動的に開始されうるか、または、ユーザ(例えば、車両所有者)によってマニュアルで開始されうる。端末110は、例えばセルラ電話、IVS等のようなeコール機能をサポートする任意のデバイスでありうる。1つの設計では、端末110は、緊急コール・セットアップにおいてeコール・インジケータを提供しうる。eコール・インジケータは、以下のうちの1つを伝送しうる。ユーザによって開始されるマニュアル開始eコール(MIeC)、または、端末によって開始される自動開始eコール(AIeC)。
eコール・インジケータは、eコールを通常の緊急コールと区別するため、eコールのフィルタ、または、適切なPSAP(例えば、eコールを受信するために装備されたPSAP)へのルーティングのため、および/または、例えば、端末をeコール・オンリーIVSとして特定するようなその他の目的のため、無線ネットワークによって使用されうる。eコール・インジケータは、緊急コール・セットアップ中に、さまざまな方式で端末110によって伝送されうる。eコール・インジケータは、サービス要求メッセージ、緊急セットアップ・メッセージ、セットアップ・メッセージ、位置更新メッセージ、または、端末110によって送信されたその他いくつかのメッセージで送信されうる。
図3は、eコール・オンリーIVSのためにより高い優先登録を要求する1または複数のインジケータを伝送しうる緊急セットアップ・メッセージ300の設計を示す。緊急セットアップ・メッセージは、さまざまな情報要素(IE)を含みうる。これらのうちの1つは、端末によって行われているサービスに関する情報を無線ネットワークに提供するために使用されるサービス・カテゴリIEでありうる。eコールの場合、サービス・カテゴリIEは、(i)サービス・カテゴリIEに割り当てられた特定の値に設定されうるサービス・カテゴリIE識別子(IEI)、(ii)サービス・カテゴリIEの長さを示すサービス・カテゴリ・フィールドの長さ、および、(iii)eコールに関する情報を提供する緊急サービス・カテゴリ値フィールドを含みうる。
図3に示される設計では、eコール・オンリーIVSインジケータのためのより高い優先登録が、緊急サービス・カテゴリ値フィールドにおける2ビットで実施されうる。より高い優先登録要求を伝送するために、(ビットxとラベルされた)1ビットが「1」に設定されうる。それ以外は「0」に設定されうる。eコール・オンリーIVSを伝送するために(ビットyとラベルされた)他の1ビットが「1」に設定されうる。それ以外は「0」に設定されうる。別の設計では、eコール・オンリーIVSインジケータのためのより高い優先登録が、eコール・オンリーIVSのためのより高い優先登録を示すために「1」に設定され、それ以外は「0」に設定されうる1ビットで実施されうる。eコール・インジケータはまた、サービス・カテゴリIEにおいてその他の方式で、または、緊急セットアップ・メッセージにおけるいずれかの場所でも実施されうる。
別の設計では、新たなIEが、eコール・オンリーIVSインジケータのためにより高い優先登録を伝送するために定義されうる。この新たなIEは、個別のIEIを割り当てられ、サービス・カテゴリIEのために、前述したように設定されうる1ビットまたは2ビットを備えるインジケータを伝送しうる。
図4は、eコール登録のために端末によって実行される処理400の設計の実施を示す。410において、端末は、端末がeコール・オンリーIVSであり、高い優先登録が要求されていることを示すインジケータを備える緊急セットアップ・メッセージを生成しうる。420において、端末は、eコールのために端末を登録するためのメッセージを送信しうる。この登録によって、ネットワークは、端末の存在を知ることができるようになりうる。
第1の設計では、緊急セットアップ・メッセージは、例えば図3に示されるように、eコール・インジケータのために使用される少なくとも1ビットを有するサービス・カテゴリ情報要素を備えうる。1つの設計では、eコール・インジケータのために使用される少なくとも1ビットは、(i)高い優先登録要求を示す第1のビットと、(ii)eコール・オンリーIVSを示す第2のビットとを備えうる。別の設計では、このインジケータのために使用される少なくとも1ビットは、eコール・オンリーIVSのための高い優先登録要求を示す単一ビットを備えうる。
このインジケータは、訪問ネットワークまたはホーム・ネットワークでありうるネットワークに、IVSが緊急にあることを示すインジケーションを提供する。このように、ホーム・ネットワークは、IVSが、緊急にあること、および、eコール・オンリーIVSであることを、(例えば、ルックアップ・テーブル(LUT)を用いて、または、その後のメッセージング、プロービング、またはシグナリングによって、)個別に判定する必要はない。実施では、訪問ネットワーク(または、ホーム・ネットワーク)は、高い優先登録要求を持つ緊急セットアップ・メッセージを受信することに応じて、ネットワークにIVSを直ちに登録しうる。したがって、モバイル・ネットワークへのIVSの従来のローミング登録は回避される。
図5は、eコール登録をサポートするために無線ネットワークによって実行される処理500の設計の実施を示す。510において、ネットワークは、端末から、eコールを登録するためのメッセージを受信しうる。このメッセージは、一般的なまたは従来の登録メッセージではなく、緊急セットアップ・メッセージでありうる。520において、ネットワークは、このメッセージからインジケータを取得しうる。このインジケータは、端末がeコール・オンリーIVSであり、高い優先登録を要求しているとの情報を備えうる。530において、ネットワークは、このメッセージにおけるインジケータに基づいて、緊急サービスを求めるその後のコールのために、高い優先度で、ネットワークに端末を登録しうる。
端末が登録された後、緊急コールが実施されうる。従来、緊急セットアップ・シグナリングは、IVSのモバイル・ネットワークへの登録後にeコール緊急コールを開始するためにのみ使用されている。ここで、実施では、緊急セットアップ・シグナリング(例えば、緊急セットアップ・メッセージ)は、eコール・オンリー・モードIVSをモバイル・ネットワークに登録することに高い優先度を与えるために使用される。したがって、IVSは、eコール緊急がIVSにおいてトリガされた直後に、モバイル・ネットワークから、より高い優先度を取得しうる。
IVSは、モバイル・ネットワークへの接続を要求する場合、ネットワークに登録するために、「登録」の代わりに「緊急セットアップ」を使用しうる。IVSは、接続の確立に使用される「緊急セットアップ」を用いて、登録するのにより高い優先度を有するようになるだろう。そして、これは、緊急犠牲者が救援隊または緊急サービス・チームへの最も早い接続を得ることを保証する。緊急セットアップを用いてIVSが登録された後であっても、緊急コール自身が開始および実施されねばならないことが注目される。
図6は、モバイル・ネットワークを介して緊急コールを確立する方法600の動作フローである。610において、eコール緊急が(例えば、eコール・オンリー・モードIVSが装備されている車両を含む衝突によって)トリガされる。620において、IVSによって緊急セットアップ・メッセージが生成され、IVSからローカルなモバイル・ネットワークへ送信される。緊急セットアップ・メッセージの例が、図3に関連して前述された。
630において、モバイル・ネットワークは、緊急セットアップ・メッセージを認識し、高い優先登録をIVSに提供する。640において、IVSがモバイル・ネットワークに登録された後、IVSは、緊急セットアップ・メッセージ(または、実装に依存して、別のメッセージ)を用いてeコール緊急コールを開始する。
位置更新メッセージは、例えば、端末が新たな位置エリアまたは異なるPLMNに移動した場合、現在位置を示すために、位置更新を実行した場合に端末によって生成され送信されるメッセージである。この位置更新メッセージは、新たなMSC/VLRへ送信される。このMSC/VLRは、加入者のHLRへ位置情報を与える。さらに詳しくは、端末は、電源を投入されると、その国際モバイル加入識別情報(IMSI)をネットワークに示すことによって、位置更新手順を実行する。第1の位置更新手順は、IMSI接続手順と呼ばれる。端末はまた、新たな位置エリアまたは異なるPLMNに移動した場合には、その現在位置を示すために、位置更新をも実行する。この位置更新メッセージは、新たなMSC/VLRへ送信される。このMSC/VLRは、加入者のHLRへ位置情報を与える。また、位置更新は、定期的にも実行される。
位置更新メッセージは、位置更新タイプ・フィールドを有する。位置更新タイプ・フィールドにおけるビットのうちの2ビットは、位置更新の原因を示すために使用される。この値は「原因」値と呼ばれ、例えば、通常の位置更新(例えば、値=00)、定期的な更新(例えば、値=01)、およびIMSI接続(例えば、値=10)のような周知の原因に対応する値を有する。実施では、高い優先度で登録が実行されるべきであること、および、緊急コール・セットアップにしたがっていることを示す原因値が設定されうる。例えば、位置更新メッセージの原因値=11は、緊急コール・セットアップにしたがう高い優先(すなわち、緊急)登録を示すために使用されうる。
位置更新メッセージはまた、追加の更新パラメータ・フィールドを有する。実施では、登録が高い優先度で実行されるべきであること、および、緊急コール・セットアップにしたがっていることを示すために、追加の更新パラメータ・フィールドのうちの少なくとも1ビットが設定されうる。
したがって、実施では、ラジオ・リソースがIVSに割り当てられた場合、緊急による登録を示す登録メッセージが、モバイル・ネットワークへ送信される。モバイル・ネットワークはその後、この登録に、より高い優先度を与えうる。そして、登録が完了すると、IVSは、緊急コールを確立するために、緊急セットアップ・メッセージを送信するだろう。
図7は、eコール・インジケータを伝送する位置更新メッセージ700を示す。図7では、位置更新メッセージ700は、位置更新タイプ・フィールド705を備える。位置更新タイプ・フィールド705は、位置更新において使用されうる複数のビット(例えば8ビット)を備える。これらビットのうちの1または複数が、eコールのために要求された登録を示すために使用されうる。その結果、より高い優先登録に、緊急コール・セットアップが後続するようになる。実施では、位置更新タイプ・フィールド705のうちの2ビット、例えば、原因値ビットに対応するLUT708ビットが使用されうる。これらの原因値ビットは、eコールのために要求された登録を示す値に設定されうる。例えば、11である原因値(2ビットがおのおの1に設定されていることを意味する)は、eコールのために要求された登録を示しうる。一方、その他の原因値は、従来の意味(例えば、00は通常の位置更新、01は定期的な更新、10はIMSI接続)を保ちうる。
あるいは、または、それに加えて、位置更新メッセージのうちの追加の更新パラメータ・フィールド706のうちの1または複数のビット(例えば、スペア・ビット)が、eコール・インジケータを伝送するために使用されうる。追加の更新パラメータ・フィールド706は、位置更新において使用されうる複数のビット(例えば、8ビット)を備える。これらビットのうちの1または複数は、eコールのために要求された登録を示すために使用されうる。その結果、より高い優先登録に、緊急コール・セットアップが後続するようになる。実施では、追加の更新パラメータ・フィールド706のうちの1ビット、例えば、スペア・ビットに対応する追加の送信パラメータ709ビットが使用されうる。これらのスペア・ビットは、eコールのために要求された登録を示す値に設定されうる。例えば、1に設定された第3ビットは、eコールのために要求された登録を示しうる。一方、0に設定されたこの第3ビットは、通常のサービスのための登録を示しうる。さらに、追加の更新パラメータ・フィールド706の全体が省かれている場合、登録要求は、通常のサービスのため(すなわち、eコールのためではない)のものである。これら技術のうちの任意の1つまたは複数は、登録がeコールのためであることを示すために使用されうる。
図8は、緊急コール確立が後続する、位置更新メッセージを用いたeコール端末(例えば、図1における端末110)による登録のためのメッセージ・フロー800の実施を示す。簡略のために、いくつかのネットワーク・エンティティおよびいくつかのさほど関連性のないシグナリング・メッセージは図8には示されていない。
801において、端末110は、ラジオ・アクセス・ネットワーク(RAN)120にアクセスするために、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)を用いる。ここで、原因は、緊急コールに設定されている。これによって、RAN120は、端末110に優先度を与えることができる。RACHは、基地局との送信を最初に同期させるために、基地局の注意を引く必要がある場合には、モバイル電話またはその他の無線デバイスで使用される。RACHは、特に初期アクセス・データ送信のために、アクセス・ネットワーク(例えば、TDMA/FDMA、およびCDMAベースのネットワーク)にアクセスするために無線アクセス端末によって使用される。RAN120は、GERANでありうる。これは、GSM EDGEラジオ・アクセス・ネットワークの略語である。802では、RACHを介して緊急コール信号が受信されると、RAN120は、端末110へ、即時割当を送信する。即時割当は、RACHにおいて緊急コール原因によって示される高い優先度にしたがって提供される。したがって、801と802は、緊急手順のためのラジオ接続を確立する。
ラジオ接続が確立されると、緊急目的のための登録が実行されうる。803では、端末110は、eコール・インジケータを用いて(すなわち、緊急コールのための登録のために)位置更新メッセージを生成し、MSC/VLR130へ送信する。したがって、eコール・インジケータは、登録のためのより高い優先度を端末110およびそのコールに与えるために、位置更新が緊急コールのためであることを示すだろう。これによって、MSC/VLR130(および例えばHLR140のようなHLR)は、(例えば、ステアリング、ローミング等を実行しない)端末110を登録する際における遅れを回避できるようになる。端末110が識別され、MSC/VLR130へ認証される804おいて、端末110およびMSC/VLR130が識別手順および認証手順を実行した後、MSC/VLR130は、805において、位置更新受諾メッセージを端末110へ送信する。
いくつかの実施では、登録要求が、IVSのホーム・ネットワーク、または、IVSがより高い優先登録のeコール・インジケータを伴う位置更新メッセージを受信することにしたがって登録を求めるネットワーク(例えば、訪問ネットワーク)、の何れかによって直ちに承認されうる。このように、ローミング中に緊急コールを行うために、eコール・オンリーIVSは、(仮にあったとしても)いくつかの利用可能なローミング・ネットワークの1つが、最終的にIVSのホーム・ネットワークによって受諾される前に、これらローミング・ネットワークへの登録を試みる必要はないだろう。その代わりに、登録は直ちに受諾されるだろう。
コール・セットアップは、その後、既存のラジオ接続を用いて、緊急目的のために実行されうる。806では、端末110が、eコールを行うために緊急セットアップ・メッセージ(例えば、レガシー緊急セットアップ・メッセージ、または、本明細書でさらに説明される緊急セットアップ・メッセージ)を生成してMSC/VLR130へ送信することによってコール・セットアップが開始される。807では、MSC/VLR130が、このメッセージを受信し、端末110のためのコールを開始するために、初期アドレス・メッセージをルータまたはスイッチ150へ送信しうる。その後、ルータまたはスイッチ150は、808において、端末110のためのコールを確立するために、コール・セットアップ・メッセージをPSAP160へ送信しうる。809では、PSAP160が、接続メッセージをルータまたはスイッチ150へ返信しうる。ルータまたはスイッチ150は、その後、810において、回答メッセージをMSC/VLR130へ返信しうる。MSC/VLR130は、その後、811において、接続メッセージを端末110へ返信しうる。812では、端末110が、PSAP160への可能な転送のために、eコールのための追加データをネットワークへ転送しうる。追加データの転送は、806,807,808において、あるいは812の前のその他いくつかのステップにおいて実行されうる。何れにせよ、811および812の後、端末110のためのeコールが確立されうる。端末110は、その後、eコールのために、PSAP160と通信しうる。
図9は、モバイル・ネットワークを介して緊急コール確立が後続する、eコール・インジケーションを伴う位置更新メッセージを用いてeコール登録のために端末によって実行される処理900を示す。910において、eコール緊急が(例えば、eコール・オンリー・モードIVSが装備されている車両を含む衝突によって)トリガされる。920では、eコール・インジケーションを伴う位置更新メッセージがIVSによって生成され、930において、緊急サービスのためのアクセスがなされた後、IVSからモバイル・ネットワークへ送信される。登録は940において完了する。950では、緊急セットアップ・メッセージがIVSによって生成され、IVSからモバイル・ネットワークへ送信される。例えば、位置更新メッセージの例は、図8に関して前述されている。例えば、緊急セットアップ・メッセージの例は、図3に関して前述されている。
図10は、緊急コール確立が後続する、位置更新メッセージを用いてeコール登録をサポートするためにネットワークによって実行される処理1000を示す。1001において、端末110からの位置更新メッセージが、MSC/VLR130において受信される。位置更新メッセージは、登録が端末110の緊急コールのためであることを示すように設定されたeコール・インジケータを有する。1002において、緊急コールのための登録を求める端末のための登録処理が、高い優先度で実行され完了する。1003において、端末110からの緊急セットアップ・メッセージがMSC/VLR130において受信される。1004では、緊急コール・セットアップ処理が実行され完了する。
図11は、本明細書で開示されたさまざまな実施を例示するeコール・オンリー対応デバイスとして動作するようにプロビジョニングされうる典型的なIVS(例えば端末110)無線デバイスまたは装置のブロック図である。IVSまたは端末110は、IVS110が無線通信できるようにする複数の無線モジュールに接続されたプロセッサ・モジュール1102を含みうる。例えば、無線モジュールは、無線音声/データ・モジュール1104、その他のデータ・モジュール1106(例えば、ブルートゥース・モジュール)、および位置決めモジュール1108(例えば、GPSモジュール)を含みうるが、IVS110は、例示された無線モジュールには限定されない。例示された無線モジュールのおのおのは、アンテナ1110,1112,1114にそれぞれ接続されている。アンテナ1110,1112,1114は個別のアンテナとして示されているが、単一のユニタリ・アンテナも使用され、モジュール1104−1108に接続されうる。
プロセッサ・モジュール1102はまた、スピーカ/マイクロホン・モジュール1116、eコール・ボタン1118、車両センサ・インタフェース1120、およびディスプレイ・スクリーン・モジュール1122にも接続されうる。さらに、プロセッサ・モジュール1102は、IVS110をeコール・オンリー対応デバイスとしてプロビジョンする情報を含みうる記憶モジュール1124に接続されうる。eコール・ボタン1118は、事故時に、または、緊急サービスからの注意または支援を必要とするその他の状況において、緊急コールをマニュアルで開始するために使用されうる。車両センサ・インタフェース1120は、車両内に配置されたセンサ(図示せず)に接続されうる。そして、緊急サービスからの注意または支援を必要とする事故状況を検出するように設計されうる。このような車両センサは、エアバック装備メカニズム、車両ボディ保全センサ等に取り付けられうる。
IVS110は、(登録後)緊急コール中に、RAN120を介してMSC130へ/から音声通信およびデータ通信を送信/受信するように構成されうる。MSC130は、IVS110から、ルータまたはスイッチ150、またはPSTN170を介して、PSAP160へ緊急情報が通信されるようにする。このような緊急情報は、IVSが、デバイスに格納された適切な緊急番号(例えば、112、911、000等)を用いて緊急コールを開始すると、PSAP160へ通信されうる。緊急情報は、ユーザからのダイレクトな音声通信、および、スピーカ/マイクロホン・モジュール1116を介した音声通信、車両センサ・インタフェース1120に接続されたセンサから生成されたデータ、および、位置決めモジュール1108からの位置決め情報を含みうる。
前述したように、IVS110は、eコール・オンリー・デバイスとしてプロビジョニングされ、このようなプロビジョニング情報は、記憶モジュール1124に格納されうる。記憶モジュール1124は、不揮発性記憶装置、揮発性記憶装置、加入者識別情報モジュール(SIM)、ユニバーサル加入者識別情報モジュール(USIM)、またはその他任意の適切な記憶可能素子でありうる。
スピーカ/マイクロホン・モジュール1116は、IVS110とPSAP160との間の音声コール中に使用されうる。eコール・オンリーIVSを活性化するため、あるいは、そうではない場合には、eコール・システムを介したPSAP160への専用の緊急データ・メッセージおよび/または緊急音声通信の生成および送信を開始するために、例えばeコール・ボタン1118のようなテレマティックス・アプリケーション専用ボタンが使用されうる。さらに、データ通信の開始は、例えば、エアバック装備メカニズムに接続されたセンサのような車両センサによって自動的に遂行されうる。
無線モジュール1104−1108のおのおのは、例えばCDMA、WCDMA、GSM、TDMA等のようなオーバ・ザ・エア・プロトコルによって、アンテナ1110−1114を用いて音声メッセージおよびデータ・メッセージを送信および符号化する送信機を含む。無線モジュール1104−1108はまた、例えば衛星通信のようなその他の無線通信によって送信するように構成されうる。無線モジュール1104−1108のおのおのはまた、セル・サイト、MSC130、およびPSAP160、または、通信ネットワーク100に関連付けられたその他任意の構成要素からの音声メッセージおよびデータ・メッセージを受信および復号する受信機を含む。受信されるこのような音声メッセージおよびデータ・メッセージは、例えばCDMA、WCDMA、GSM、TDMA等のようなオーバ・ザ・エア・プロトコルによって受信されうる。無線モジュール1104−1108はまた、例えば衛星通信のようなその他の無線通信を受信するようにも構成されうる。これら送信機および受信機は、統合されたトランシーバ・デバイスでありうる。これらの要素は、図12に、より詳細に説明されている。
図12は、図1および図11における(端末110の)無線音声/データ・モジュール1104、基地局/RAN120、およびMSC/VLR130の設計のブロック図を示す。無線音声/データ・モジュール1104では、エンコーダ1212は、無線音声/データ・モジュール1104によって送信されるデータおよびメッセージを受信しうる。これらメッセージは、登録、位置更新、コール確立等のためでありうる。エンコーダ1212は、データおよびメッセージを処理(例えば、符号化およびインタリーブ)し、符号化されたデータおよび符号化されたシグナリングを提供しうる。変調器(Mod)1214はさらに、符号化されたデータおよびシグナリングを処理(例えば、変調、チャネル化、およびスクランブル)し、出力サンプルを提供する。送信機(TMTR)1222は、出力サンプルを調整(例えば、アナログ変換、フィルタ、増幅、および周波数アップコンバート)し、アップリンク信号を生成しうる。これは、RAN120における1または複数の基地局へ送信されうる。無線音声/データ・モジュール1104はさらに、1または複数の基地局によって送信されたダウンリンク信号を受信しうる。受信機(RCVR)1226は、受信信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、周波数ダウンコンバート、およびデジタル化)し、入力サンプルを提供しうる。復調器(Demod)1216は、入力サンプルを処理(例えば、デスクランブル、チャネル化、および復調)し、シンボル推定値を提供しうる。デコーダ1218は、シンボル推定値を処理(例えば、デインタリーブおよび復号)し、無線音声/データ・モジュール1104へ送信された復号されたデータおよびメッセージを提供しうる。エンコーダ1212、変調器1214、復調器1216、およびデコーダ1218は、モデム・プロセッサ1210によって実現されうる。これらのユニットは、無線音声/データ・モジュール1104が通信する無線ネットワークによって使用されるラジオ技術(例えば、GSM、WCDMA、LTE等)にしたがって処理を実行しうる。コントローラ/プロセッサ1230は、無線音声/データ・モジュール1104におけるさまざまなユニットの動作を指示しうる。無線音声/データ・モジュール1104におけるプロセッサ1230および/またはその他のモジュールは、図4における処理400、図9における処理900、および/または、本明細書に記載された技術のためのその他の処理を実行または指示しうる。メモリ1232は、無線音声/データ・モジュール1104のためのプログラム・コードおよびデータを格納しうる。SIM/USIM1234は、無線音声/データ・モジュール1104のために使用されるサービス加入のための加入情報を格納しうる。
基地局/RAN120では、送信機/受信機1238が、無線声/データ・モジュール1104およびその他の端末とのラジオ通信をサポートしうる。コントローラ/プロセッサ1240は、端末との通信のためのさまざまな機能を実行しうる。アップリンクの場合、無線音声/データ・モジュール1104からのアップリンク信号が、受信機1238によって受信および調整され、さらに、コントローラ/プロセッサ1240によって処理されて、無線音声/データ・モジュール1104によって送信されたデータおよびメッセージが復元される。ダウンリンクの場合、コントローラ/プロセッサ1240によってデータおよびメッセージが処理され、送信機1238によって調整されることにより、ダウンリンク信号が生成される。これは、無線音声/データ・モジュール1104およびその他の端末へ送信されうる。メモリ1242は、基地局/RAN120のためのプログラム・コードおよびデータを格納しうる。通信(Comm)ユニット1244は、MSC/VLR130およびその他のネットワーク・エンティティとの通信をサポートしうる。
MSC/VLR130では、コントローラ/プロセッサ1250が、端末のための通信サービスをサポートするためにさまざまな機能を実行しうる。メモリ1252は、MSC/VLR130のためのプログラム・コードおよびデータを格納しうる。通信ユニット1254は、基地局/RAN120およびその他のネットワーク・エンティティとの通信をサポートしうる。MSC/VLR130におけるコントローラ/プロセッサ1250および/またはその他のモジュールは、図5における処理、図10における処理1000、および/または、本明細書に記載された技術のためのその他の処理のすべてまたは位置を実行または指示しうる。
当業者であれば、情報および信号は、さまざまな異なる技術および技法のうちの何れかを用いて表されうることを理解するであろう。例えば、前述した説明を通じて参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表現されうる。
当業者であればさらに、本明細書の開示に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、これらの機能の観点から一般的に記載された。これら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定の用途およびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、特定の用途のおのおのに応じて変化する方式で、前述した機能を実現しうる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書に記載された方法は、アプリケーションに依存してさまざまな手段によって実現されうる。例えば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、あるいはこれらの任意の組み合わせで実現されうる。ハードウェアによる実現のために、処理ユニットは、1または複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、マイクロ・プロセッサ、電子デバイス、本明細書に記載された機能を実行するために設計されたその他の電子ユニット、またはこれらの組み合わせ内で実現されうる。
ファームウェアおよび/またはソフトウェアによる実現のために、方法は、本明細書に記載された機能を実行するモジュール(例えば、手順、機能等)で実現されうる。本明細書に記載された方法を実現する際に、命令群を実体的に具体化する任意の機械読取可能な媒体が使用されうる。例えば、ソフトウェア・コードが、メモリに格納され、処理ユニットによって実行されうる。メモリは、処理ユニット内に、または、処理ユニット外に実装されうる。本明細書で使用されるように、用語「メモリ」は、長期、短期、揮発性、不揮発性、またはその他のうちの何れかのタイプのメモリを称し、いかなる特定のタイプまたは数のメモリも、メモリが格納される媒体のタイプにも限定されるべきではない。
ファームウェアおよび/またはソフトウェアで実現される場合、これら機能は、1または複数の命令群として、または、コンピュータ読取可能な媒体におけるコードとして格納されうる。例は、データ構造で符号化されたコンピュータ読取可能な媒体と、コンピュータ・プログラムで符号化されたコンピュータ読取可能な媒体とを含む。コンピュータ読取可能な媒体は、物理的なコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされる利用可能な任意の媒体でありうる。限定するのではなく、一例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、または、命令群またはデータの形態で所望のプログラム・コードを格納するために使用され、コンピュータによるアクセスが可能なその他任意の媒体を備え、本明細書で使用されるようなdiskおよびdiscは、コンパクト・ディスク(CD)、レーザ・ディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)およびブルー・レイ・ディスクを含む。ここで、diskは通常、データを磁気的に再生する一方、discは、データをレザーを用いて光学的に再生する。前述した組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
コンピュータ読取可能な媒体における記憶に加えて、命令群および/またはデータは、通信装置に含まれる送信媒体における信号として提供されうる。例えば、通信装置は、命令群およびデータを示す信号を有するトランシーバを含みうる。これら命令群およびデータは、1または複数のプロセッサに対して、特許請求の範囲で概説された機能を実行させるように構成されている。すなわち、通信装置は、開示された機能を実行するための情報を示す信号を伴う送信媒体を含む。第1の時間において、通信装置に含まれる送信媒体は、開示された機能を実行するための情報の第1の部分を含みうる。一方、第2の時間において、通信装置に含まれる送信媒体は、開示された機能を実行するための情報の第2の部分を含みうる。
コール登録技術は、例えば無線広域ネットワーク(WWAN)、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)、無線パーソナル・エリア・ネットワーク(WPAN)等のようなさまざまな無線通信ネットワークと連携して実施されうる。用語「ネットワーク」および「システム」は、しばしば置換可能に使用される。WWANは、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワーク、ロング・ターム・イボリューション(LTE)、等でありうる。CDMAネットワークは、例えばcdma2000、広帯域CDMA(W−CDMA)等のような1または複数のラジオ・アクセス技術(RAT)を実施しうる。Cdma2000は、IS−95規格、IS−2000規格、およびIS−856規格を含んでいる。TDMAネットワークは、グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))、デジタル・アドバンスト・モバイル電話システム(D−AMPS)、またはその他いくつかのRATを実施しうる。GSMおよびW−CDMAは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名されたコンソーシアムからの文書に記載されている。Cdma2000は、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名されたコンソーシアムからの文書に記載されている。3GPPと3GPP2のドキュメントは公的に利用可能である。WLANは、IEEE 802.11xネットワークであり、WPANは、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、IEEE 802.15x、あるいはその他のいくつかのタイプのネットワークでありうる。これら技術はまた、WWAN、WLAN、および/またはWPANからなる任意の組み合わせと連携して実施されうる。
本開示の前述した記載は、当業者をして、本開示の製造または利用を可能とするように提供される。この開示に対するさまざまな変形は、当業者に容易に明らかであって、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用されうる。このように、本開示は、本明細書で示された例および設計に限定されることは意図されておらず、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当するとされている。
典型的な実施は、1または複数のスタンド・アロンなコンピュータ・システムのコンテキストで現在開示されている主題の態様を利用することを称するが、主題はそのように限定されず、例えばネットワークまたは分散コンピュータ環境のような任意のコンピュータ環境と関連して実施されうる。さらに、現在開示されている主題の態様は、複数の処理チップまたはデバイスにおいて、または、複数の処理チップまたはデバイスにわたって実現され、同様に記憶も、複数のデバイスにわたって達成されうる。このようなデバイスは、例えば、PC、ネットワーク・サーバ、およびハンドヘルド・デバイスを含みうる。
これら主題は、構造的な特徴および/または方法的な動作に特湯の文言で記述されているが、添付された特許請求の範囲で定義された主題は、必ずしも前述された特定の機能または動作に限定される必要はないことが理解されるべきである。むしろ、前述された特定の機能および動作は、特許請求の範囲を実現する形態の例として開示されている。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
緊急コールを確立する方法であって、
モバイル・ネットワークを介して緊急コールを行うための車両内システム(IVS)を備える車両において、緊急をトリガすることと、
前記IVSにおいて、前記緊急コールのための位置更新メッセージを生成することと、
前記モバイル・ネットワークに前記IVSを登録するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記位置更新メッセージを送信することと、
前記IVSにおいて緊急セットアップ・メッセージを生成することと、
前記緊急コールを確立するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記緊急セットアップ・メッセージを送信することと、を備える方法。
[C2]
前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークで受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークへの前記IVSの登録のための高い優先度を受信すること、をさらに備えるC1に記載の方法。
[C3]
前記IVSは、前記高い優先度で前記モバイル・ネットワークへ登録される、C2に記載の方法。
[C4]
前記IVSが前記モバイル・ネットワークに登録された後、前記モバイル・ネットワークを介して、前記IVSによる前記緊急コールを開始すること、をさらに備えるC3に記載の方法。
[C5]
前記緊急コールは、前記緊急セットアップ・メッセージを用いて前記IVSによって開始される、C4に記載の方法。
[C6]
前記IVSは、緊急モードでコールを行うためにのみ動作可能である、C1に記載の方法。
[C7]
前記位置更新メッセージは、緊急コールのための登録を示すインジケータを備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記インジケータは、緊急コール登録のための原因値を有する位置更新タイプを備える、C7に記載の方法。
[C9]
前記インジケータは、緊急コール登録のための値を含む追加の更新情報を備える、C7に記載の方法。
[C10]
前記緊急セットアップ・メッセージは、緊急コール・インジケータのために使用される少なくとも1ビットを有するサービス・カテゴリ情報要素を備える、C1に記載の方法。
[C11]
前記IVSは、前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークにおいて受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、C1に記載の方法。
[C12]
前記IVSは、前記モバイル・ネットワークが訪問ネットワークであるかホーム・ネットワークであるかに関わらず、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、C11に記載の方法。
[C13]
前記モバイル・ネットワークは訪問ネットワークである、C1に記載の方法。
[C14]
前記モバイル・ネットワークはホーム・ネットワークである、C1に記載の方法。
[C15]
緊急コールを確立する装置であって、
モバイル・ネットワークを介して緊急コールを行うための車両内システム(IVS)を備える車両において、緊急をトリガする手段と、
前記IVSにおいて、前記緊急コールのための位置更新メッセージを生成する手段と、
前記モバイル・ネットワークに前記IVSを登録するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記位置更新メッセージを送信する手段と、
前記IVSにおいて緊急セットアップ・メッセージを生成する手段と、
前記緊急コールを確立するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記緊急セットアップ・メッセージを送信する手段と、を備える装置。
[C16]
前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークで受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークへの前記IVSの登録のための高い優先度を受信する手段、をさらに備えるC15に記載の装置。
[C17]
前記IVSは、前記高い優先度で前記モバイル・ネットワークへ登録される、C16に記載の装置。
[C18]
前記IVSが前記モバイル・ネットワークに登録された後、前記モバイル・ネットワークを介して、前記IVSによる前記緊急コールを開始する手段、をさらに備えるC17に記載の装置。
[C19]
前記緊急コールは、前記緊急セットアップ・メッセージを用いて前記IVSによって開始される、C18に記載の装置。
[C20]
前記IVSは、緊急モードでコールを行うためにのみ動作可能である、C15に記載の装置。
[C21]
前記位置更新メッセージは、緊急コールのための登録を示すインジケータを備える、C15に記載の装置。
[C22]
前記インジケータは、緊急コール登録のための原因値を有する位置更新タイプを備える、C21に記載の装置。
[C23]
前記インジケータは、緊急コール登録のための値を含む追加の更新情報を備える、C21に記載の装置。
[C24]
前記緊急セットアップ・メッセージは、緊急コール・インジケータのために使用される少なくとも1ビットを有するサービス・カテゴリ情報要素を備える、C15に記載の装置。
[C25]
前記IVSは、前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークにおいて受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、C15に記載の装置。
[C26]
前記IVSは、前記モバイル・ネットワークが訪問ネットワークであるかホーム・ネットワークであるかに関わらず、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、C25に記載の装置。
[C27]
前記モバイル・ネットワークは訪問ネットワークである、C15に記載の装置。
[C28]
前記モバイル・ネットワークはホーム・ネットワークである、C15に記載の装置。
[C29]
モバイル・ネットワークを介して緊急コールを行うための車両内システム(IVS)を備える車両において、緊急をトリガすることと、
前記IVSにおいて、前記緊急コールのための位置更新メッセージを生成することと、
前記モバイル・ネットワークに前記IVSを登録するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記位置更新メッセージを送信することと、
前記IVSにおいて緊急セットアップ・メッセージを生成することと、
前記緊急コールを確立するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記緊急セットアップ・メッセージを送信することと、をコンピュータに実行させる命令群を備える非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
[C30]
前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークで受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークへの前記IVSの登録のための高い優先度を受信すること、をコンピュータに実行させるコンピュータ実行可能な命令群をさらに備える、C29に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C31]
前記IVSは、前記高い優先度で前記モバイル・ネットワークへ登録される、C30に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C32]
前記IVSが前記モバイル・ネットワークに登録された後、前記モバイル・ネットワークを介して、前記IVSによる前記緊急コールを開始すること、をコンピュータに実行させるコンピュータ実行可能な命令群をさらに備える、C31に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C33]
前記緊急コールは、前記緊急セットアップ・メッセージを用いて前記IVSによって開始される、C32に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C34]
前記IVSは、緊急モードでコールを行うためにのみ動作可能である、C29に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C35]
前記位置更新メッセージは、緊急コールのための登録を示すインジケータを備える、C29に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C36]
前記インジケータは、緊急コール登録のための原因値を有する位置更新タイプを備える、C35に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C37]
前記インジケータは、緊急コール登録のための値を含む追加の更新情報を備える、C35に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C38]
前記緊急セットアップ・メッセージは、緊急コール・インジケータのために使用される少なくとも1ビットを有するサービス・カテゴリ情報要素を備える、C29に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C39]
前記IVSは、前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークにおいて受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、C29に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C40]
前記IVSは、前記モバイル・ネットワークが訪問ネットワークであるかホーム・ネットワークであるかに関わらず、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、C39に記載のコンピュータ読取可能な媒体。
[C41]
緊急コールを確立する装置であって、
モバイル・ネットワークを介して緊急コールを行うための車両内システム(IVS)を備える車両において、緊急をトリガし、
前記IVSにおいて、前記緊急コールのための位置更新メッセージを生成し、
前記IVSにおいて、緊急セットアップ・メッセージを送信する少なくとも1つのプロセッサと、
前記モバイル・ネットワークに前記IVSを登録するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記位置更新メッセージを送信し、
前記緊急コールを確立するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記緊急セットアップ・メッセージを送信する送信機と、を備える装置。
[C42]
前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークで受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークへの前記IVSの登録のための高い優先度を受信する受信機、をさらに備えるC41に記載の装置。
[C43]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記IVSが前記モバイル・ネットワークに登録された後、前記モバイル・ネットワークを介して、前記IVSによる前記緊急コールを開始する、C42に記載の装置。
[C44]
前記緊急コールは、前記緊急セットアップ・メッセージを用いて前記IVSによって開始される、C43に記載の装置。
[C45]
前記IVSは、緊急モードでコールを行うためにのみ動作可能である、C41に記載の装置。
[C46]
前記位置更新メッセージは、緊急コールのための登録を示すインジケータを備える、C41に記載の装置。
[C47]
前記インジケータは、緊急コール登録のための原因値を有する位置更新タイプを備える、C46に記載の装置。
[C48]
前記インジケータは、緊急コール登録のための値を含む追加の更新情報を備える、C46に記載の装置。
[C49]
前記緊急セットアップ・メッセージは、緊急コール・インジケータのために使用される少なくとも1ビットを有するサービス・カテゴリ情報要素を備える、C41に記載の装置。
[C50]
前記IVSは、前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークにおいて受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、C41に記載の装置。

Claims (46)

  1. 緊急コールを確立する方法であって、
    モバイル・ネットワークを介して緊急コールを行うための車両内システム(IVS)を備える車両において、緊急をトリガすることと、
    前記IVSにおいて、前記緊急コールのための位置更新メッセージを生成することと、前記位置更新メッセージは、前記緊急コールのための登録を示すインジケータを備え、
    前記モバイル・ネットワークに前記IVSを登録するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記位置更新メッセージを送信することと、
    前記IVSにおいて緊急セットアップ・メッセージを生成することと、
    前記緊急コールを確立するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記緊急セットアップ・メッセージを送信することと、を備える方法。
  2. 前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークで受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークへの前記IVSの登録のための高い優先度を受信すること、をさらに備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記IVSは、前記高い優先度で前記モバイル・ネットワークへ登録される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記IVSが前記モバイル・ネットワークに登録された後、前記モバイル・ネットワークを介して、前記IVSによる前記緊急コールを開始すること、をさらに備える請求項3に記載の方法。
  5. 前記緊急コールは、前記緊急セットアップ・メッセージを用いて前記IVSによって開始される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記IVSは、緊急モードでコールを行うためにのみ動作可能である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記インジケータは、緊急コール登録のための原因値を有する位置更新タイプを備える、請求項に記載の方法。
  8. 前記インジケータは、緊急コール登録のための値を含む追加の更新情報を備える、請求項に記載の方法。
  9. 前記緊急セットアップ・メッセージは、緊急コール・インジケータのために使用される少なくとも1ビットを有するサービス・カテゴリ情報要素を備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記IVSは、前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークにおいて受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、請求項1に記載の方法。
  11. 前記IVSは、前記モバイル・ネットワークが訪問ネットワークであるかホーム・ネットワークであるかに関わらず、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記モバイル・ネットワークは訪問ネットワークである、請求項1に記載の方法。
  13. 前記モバイル・ネットワークはホーム・ネットワークである、請求項1に記載の方法。
  14. 緊急コールを確立する装置であって、
    モバイル・ネットワークを介して緊急コールを行うための車両内システム(IVS)を備える車両において、緊急をトリガする手段と、
    前記IVSにおいて、前記緊急コールのための位置更新メッセージを生成する手段と、前記位置更新メッセージは、前記緊急コールのための登録を示すインジケータを備え、
    前記モバイル・ネットワークに前記IVSを登録するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記位置更新メッセージを送信する手段と、
    前記IVSにおいて緊急セットアップ・メッセージを生成する手段と、
    前記緊急コールを確立するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記緊急セットアップ・メッセージを送信する手段と、を備える装置。
  15. 前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークで受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークへの前記IVSの登録のための高い優先度を受信する手段、をさらに備える請求項14に記載の装置。
  16. 前記IVSは、前記高い優先度で前記モバイル・ネットワークへ登録される、請求項15に記載の装置。
  17. 前記IVSが前記モバイル・ネットワークに登録された後、前記モバイル・ネットワークを介して、前記IVSによる前記緊急コールを開始する手段、をさらに備える請求項16に記載の装置。
  18. 前記緊急コールは、前記緊急セットアップ・メッセージを用いて前記IVSによって開始される、請求項17に記載の装置。
  19. 前記IVSは、緊急モードでコールを行うためにのみ動作可能である、請求項14に記載の装置。
  20. 前記インジケータは、緊急コール登録のための原因値を有する位置更新タイプを備える、請求項14に記載の装置。
  21. 前記インジケータは、緊急コール登録のための値を含む追加の更新情報を備える、請求項14に記載の装置。
  22. 前記緊急セットアップ・メッセージは、緊急コール・インジケータのために使用される少なくとも1ビットを有するサービス・カテゴリ情報要素を備える、請求項14に記載の装置。
  23. 前記IVSは、前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークにおいて受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、請求項14に記載の装置。
  24. 前記IVSは、前記モバイル・ネットワークが訪問ネットワークであるかホーム・ネットワークであるかに関わらず、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、請求項23に記載の装置。
  25. 前記モバイル・ネットワークは訪問ネットワークである、請求項14に記載の装置。
  26. 前記モバイル・ネットワークはホーム・ネットワークである、請求項14に記載の装置。
  27. モバイル・ネットワークを介して緊急コールを行うための車両内システム(IVS)を備える車両において、緊急をトリガすることと、
    前記IVSにおいて、前記緊急コールのための位置更新メッセージを生成することと、前記位置更新メッセージは、前記緊急コールのための登録を示すインジケータを備え、
    前記モバイル・ネットワークに前記IVSを登録するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記位置更新メッセージを送信することと、
    前記IVSにおいて緊急セットアップ・メッセージを生成することと、
    前記緊急コールを確立するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記緊急セットアップ・メッセージを送信することと、をコンピュータに実行させる命令群を備える非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  28. 前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークで受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークへの前記IVSの登録のための高い優先度を受信すること、をコンピュータに実行させるコンピュータ実行可能な命令群をさらに備える、請求項27に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  29. 前記IVSは、前記高い優先度で前記モバイル・ネットワークへ登録される、請求項28に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  30. 前記IVSが前記モバイル・ネットワークに登録された後、前記モバイル・ネットワークを介して、前記IVSによる前記緊急コールを開始すること、をコンピュータに実行させるコンピュータ実行可能な命令群をさらに備える、請求項29に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  31. 前記緊急コールは、前記緊急セットアップ・メッセージを用いて前記IVSによって開始される、請求項30に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  32. 前記IVSは、緊急モードでコールを行うためにのみ動作可能である、請求項27に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  33. 前記インジケータは、緊急コール登録のための原因値を有する位置更新タイプを備える、請求項27に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  34. 前記インジケータは、緊急コール登録のための値を含む追加の更新情報を備える、請求項27に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  35. 前記緊急セットアップ・メッセージは、緊急コール・インジケータのために使用される少なくとも1ビットを有するサービス・カテゴリ情報要素を備える、請求項27に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  36. 前記IVSは、前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークにおいて受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、請求項27に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  37. 前記IVSは、前記モバイル・ネットワークが訪問ネットワークであるかホーム・ネットワークであるかに関わらず、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、請求項36に記載のコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  38. 緊急コールを確立する装置であって、
    モバイル・ネットワークを介して緊急コールを行うための車両内システム(IVS)を備える車両において、緊急をトリガし、
    前記IVSにおいて、前記緊急コールのための位置更新メッセージを生成し、前記位置更新メッセージは、前記緊急コールのための登録を示すインジケータを備え、
    前記IVSにおいて、緊急セットアップ・メッセージを生成する少なくとも1つのプロセッサと、
    前記モバイル・ネットワークに前記IVSを登録するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記位置更新メッセージを送信し、
    前記緊急コールを確立するために、前記IVSから前記モバイル・ネットワークへ前記緊急セットアップ・メッセージを送信する送信機と、を備える装置。
  39. 前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークで受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークへの前記IVSの登録のための高い優先度を受信する受信機、をさらに備える請求項38に記載の装置。
  40. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記IVSが前記モバイル・ネットワークに登録された後、前記モバイル・ネットワークを介して、前記IVSによる前記緊急コールを開始する、請求項39に記載の装置。
  41. 前記緊急コールは、前記緊急セットアップ・メッセージを用いて前記IVSによって開始される、請求項40に記載の装置。
  42. 前記IVSは、緊急モードでコールを行うためにのみ動作可能である、請求項38に記載の装置。
  43. 前記インジケータは、緊急コール登録のための原因値を有する位置更新タイプを備える、請求項38に記載の装置。
  44. 前記インジケータは、緊急コール登録のための値を含む追加の更新情報を備える、請求項38に記載の装置。
  45. 前記緊急セットアップ・メッセージは、緊急コール・インジケータのために使用される少なくとも1ビットを有するサービス・カテゴリ情報要素を備える、請求項38に記載の装置。
  46. 前記IVSは、前記位置更新メッセージが前記モバイル・ネットワークにおいて受信されることに応じて、前記モバイル・ネットワークに直ちに登録される、請求項38に記載の装置。
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