JP5738883B2 - データ送信に対して異なる周波数帯域を使用する無線リンク間のシームレスな移行のための方法および装置 - Google Patents

データ送信に対して異なる周波数帯域を使用する無線リンク間のシームレスな移行のための方法および装置 Download PDF

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Description

合衆国法典第35部第119条に基づく優先権の主張
特許に対する本出願は、2009年11月20日に出願された、“無線リンク間のデータ転送のシームレスな移行のための方法および装置”と題する仮出願第61/263,265号と、2010年2月3日に出願された、“無線リンク間のデータ転送のシームレスな移行のための方法および装置”と題する仮出願第61/300,936号とに対する優先権とを主張し、その両方は、この出願の譲受人に譲渡され、参照により明白にここに組み込まれている。
分野
以下の記述は一般に、通信システムに関し、より詳細には、無線リンク間のデータ転送のシームレスな移行のための方法および装置に関する。
背景
ワイヤレス通信システムに対して要望される帯域幅要求の増加の問題に対処するために、チャネルリソースを共有することにより、複数のユーザ端末が単一のアクセスポイントと通信することを可能にする一方で、高データスループットを達成するように、異なるスキームが開発されている。複数入力複数出力(MIMO)技術は、次世代通信システムのための人気のある技術として近年登場してきたこのような1つのアプローチを表している。MIMO技術は、米国電気電子学会(IEEE)802.11標準規格のような、いくつかの新興のワイヤレス通信標準規格において採用されている。IEEE802.11は、短距離通信(例えば、数十メートルから数百メートル)のためにIEEE802.11委員会により開発された1組のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)エアインターフェース標準規格を表す。
ワイヤレス通信システムにおいて、物理(PHY)レイヤのエアリンク媒体により提供されるいくつかの自由な次元を活用するように動作するよう、媒体アクセス(MAC)プロトコルが設計されている。最も一般的に活用される自由な次元は、時間および周波数である。例えば、IEEE802.11 MACプロトコルでは、CSMA(搬送波感知多元接続)により、“時間”の自由な次元が活用される。CSMAプロトコルは、潜在的な高い干渉の期間の間に、確実に1つの送信だけが起こるように試みる。同様に、異なる周波数チャネルを使用することにより、“周波数”の自由な次元を活用することができる。
最近の開発は、既存の容量を増加させるために、または、少なくともより効率的に使用するために使用される実行可能なオプションである次元として、空間を招来している。同時送信および受信のために複数の端末をスケジューリングすることにより、エアリンクの利用を改善するために、空間分割多元接続(SDMA)を使用することができる。空間ストリームを使用して、端末のそれぞれにデータが送られる。例えば、SDMAにより、送信機は、個々の受信機に対する直交ストリームを形成する。送信機は、いくつかのアンテナと、いくつかのパスからなる送信/受信チャネルとを有しているので、このような直交ストリームを形成することができる。受信機はまた、1つ以上のアンテナ(MIMO、SIMO)を有していてもよい。この例では、送信機はアクセスポイント(AP)であり、受信機は局(STA)であると仮定する。例えば、STA−Bをターゲットとするストリームが、STA−C、STA−D、...、等においては低電力干渉として見なされるようにストリームが形成され、これは、著しい干渉を引き起こさず、たいがいは無視されるだろう。
実現されているいくつかのIEEE802.11デバイスにおいて、異なるレートの無線リンクを使用してもよい。一例として、デバイスは、2.4/5GHzおよび60GHzの無線リンクを使用してもよい。そのようなデバイスは、短距離、高スループットのファイル転送に対して、より高い、60GHzの無線リンクを利用してもよい。しかしながら、60GHz帯域のより深いフェードおよび厳しい方向性要求に起因して、60GHzのリンクは、急速に接続性を失うかもしれない。したがって、ストリーミングビデオおよびデータファイルの転送のようなアプリケーションは、これらのアプリケーションが接続を再確立することを必要とするとき、より長い遅延および乏しいユーザ経験を経験し得る。
したがって、上述した欠如のうちの1つ以上に対処することが望まれる。
概要
無線リンク間のデータ転送のシームレスな移行のための方法および装置の1つ以上の観点の基本的な理解を提供するために、以下の記述は、そのような観点の単純化した概要を与える。この概要は、考えられるすべての観点の広範な概観ではなく、すべての観点の主なまたは重要な要素を識別するようにも、いくつかのまたはすべての観点の範囲を詳細に描写するようにも向けられていない。その唯一の目的は、後に与えられるより詳細な説明に対するプレリュードとして、単純化した形態で1つ以上の観点のいくつかの概念を与えることである。
さまざまな観点にしたがって、主題のイノベーションは、ワイヤレス通信を提供する装置および方法に関する。ワイヤレス通信のための方法は、装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させることと、第2の無線リンクを使用して、複数のパケットを装置に送信することと、複数のパケット中の各パケットが装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定することと、インデックスと送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信することとを含む。
別の観点において、第2の無線リンクを使用して、複数のパケットを他の装置に送信するように構成されている送信機と、別の装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させ、複数のパケット中の各パケットが他の装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定するように構成されている処理システムとを含む、ワイヤレス通信のための装置を提供し、送信機は、インデックスと送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信するようにさらに構成されている。
さらに別の観点において、装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させる手段と、第2の無線リンクを使用して、複数のパケットを装置に送信する手段と、複数のパケット中の各パケットが装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定する手段と、インデックスと送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信する手段とを含む、ワイヤレス通信のための装置を提供する。
さらに別の観点において、装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させるように実行可能な命令と、第2の無線リンクを使用して、複数のパケットを装置に送信するように実行可能な命令と、複数のパケット中の各パケットが装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定するように実行可能な命令と、インデックスと送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信するように実行可能な命令とを含む機械読み取り可能媒体を含む、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトを提供する。
さらに別の観点において、1つ以上のアンテナと、装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させるように構成されている処理システムと、1つ以上のアンテナに結合され、1つ以上のアンテナを介して、第2の無線リンクを使用して、前記複数のパケットを装置に送信するように構成されている送信機とを含むアクセスポイントを提供する。処理システムは、複数のパケット中の各パケットが装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定するようにさらに構成されており、送信機は、インデックスと送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信するようにさらに構成されている。
先のおよび関連する目的を達成するために、1つ以上の観点は、以下で十分に記述し、特に特許請求の範囲において示す特徴を備えている。以下の記述および添付図面は、1つ以上の観点のいくつかの例示的な観点を詳細に示す。しかしながら、これらの観点は、さまざまな観点の原理を用いることができるさまざまな方法のうちのほんのいくつかを表すにすぎず、記述した観点は、このようなすべての観点およびそれらの均等物を含むように向けられている。
本開示の、これらのおよび他の例示的な観点は、後に続く詳細な説明および添付図面において説明される。
共通の実践にしたがって、図面のいくつかを明瞭にするために単純化してもよい。したがって、図面は、所定の装置(例えば、デバイス)または方法の構成要素のすべてを描写していないかもしれない。最後に、明細書および図面全体を通して、同じ特徴を表すために、同じ参照番号が使用され得る。
図1は、本開示の観点にしたがって構成されているワイヤレス通信ネットワークのダイヤグラムである。 図2は、図1のワイヤレス通信ネットワーク中のワイヤレスノードにおける、フロントエンドネットワーク処理システムを含むワイヤレスノードである。 図3は、図2のネットワーク処理システムを使用する処理システムを含む装置のブロックダイヤグラムである。 図4は、本開示の1つの観点にしたがって、2重のリンク速度の下で動作する装置の動作を説明するフロー図である。 図5は、高速無線リンクに対するMACカプセル化を図示するダイヤグラムである。 図6は、第1のMACレイヤデータフローアーキテクチャのブロックダイヤグラムである。 図7は、本開示の1つの観点にしたがって、2つの無線リンクを通してロバストな送信を実現するためのワイヤレス装置の機能性を説明するブロックダイヤグラムである。 図8は、第2のMACレイヤデータフローアーキテクチャのブロックダイヤグラムである。 図9は、本開示の1つの観点にしたがって、2つの無線リンクを通してロバストな受信を実現するためのワイヤレス装置の機能性を説明するブロックダイヤグラムである。
詳細な説明
添付の図面を参照して、下記で、方法および装置のさまざまな態様をさらに完全に説明する。しかしながら、これらの方法および装置は、多くの異なる形態で具現化してもよく、本開示全体を通して提示する何らかの特定の構造または機能に限定されるものとして解釈すべきではない。むしろ、本開示が完全で完璧になるようにこれらの観点が提供され、これらの観点は、当業者に、これらの方法および装置の範囲を十分に伝えるだろう。本開示の他の何らかの観点とは独立して実現されるか、または、本開示の他の何らかの観点と組み合わせて実現されるかにかかわらず、本開示の範囲が、ここで開示する方法および装置の何らかの観点をカバーすることを意図していることを、ここでの記述および教示に基づいて当業者は正しく認識すべきである。例えば、ここで示す任意の数の観点を使用して、装置を実現してもよく、または、方法を実施してもよい。加えて、本開示の範囲は、ここで示す開示のさまざまな観点に加えて、もしくは、ここで示す開示のさまざまな観点以外に、他の構造、機能性、あるいは、構造および機能性を使用して実施されるこのような装置もしくは方法をカバーすることを意図している。ここで開示する何らかの観点は、特許請求の範囲のうちの1つ以上のエレメントにより具現化してもよいことを理解すべきである。
図1を参照して、ワイヤレスネットワークのいくつかの観点をこれから提示する。ワイヤレスネットワーク100が、一般的にアクセスポイント110ならびに複数のアクセス端末または局(STA)120として指定されているいくつかのワイヤレスノードにより示されている。各ワイヤレスノードは、受信および/または送信が可能である。以下に続く詳細な説明では、ダウンリンク通信に対しては、送信ノードを示すために“アクセスポイント”という用語を使用し、受信ノードを示すために“アクセス端末”という用語を使用するのに対し、アップリンク通信に対しては、受信ノードを示すために“アクセスポイント”という用語を使用し、送信ノードを示すために“アクセス端末”という用語を使用する。しかしながら、アクセスポイントおよび/またはアクセス端末に対して他の専門用語または専門語を使用してもよいことを当業者は容易に理解するだろう。例として、アクセスポイントは、基地局、基地トランシーバ局、局、端末、ノード、ワイヤレスノード、アクセスポイントとして動作するアクセス端末、または、他の何らかの適切な専門用語として呼ぶことがある。アクセス端末は、ユーザ端末、移動局、加入者局、局、ワイヤレスデバイス、端末、ノード、ワイヤレスノード、または、他の何らかの適切な専門用語として呼ぶことがある。本開示全体を通して説明するさまざまな概念は、それらの特定の専門語に関係なく、すべての適切なワイヤレスノードに適用することを意図している。
ワイヤレスネットワーク100は、アクセス端末120に対するカバレッジを提供するために、地理的な領域全体を通して分散されている任意の数のアクセスポイントをサポートしてもよい。システム制御装置130を使用して、アクセスポイントの調整および制御を行うとともに、アクセス端末120に対して他のネットワーク(例えば、インターネット)へのアクセスを提供してもよい。簡潔さのために、1つのアクセスポイント110が示されている。アクセスポイントは、一般的に、カバレッジの地理的な領域中のアクセス端末にバックホールサービスを提供する固定端末である。しかしながら、アクセスポイントは、何らかの応用では、移動性のものであってもよい。固定のものまたは移動性のものであってもよいアクセス端末は、アクセスポイントのバックホールサービスを利用するか、または、他のアクセス端末とのピア・ツー・ピア通信に携わる。アクセス端末の例は、電話機(例えば、セルラ電話機)、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、デジタルオーディオプレーヤー(例えば、MP3プレーヤー)、カメラ、ゲームコンソール、または、他の何らかの適切なワイヤレスノードを含む。
ワイヤレスネットワーク100は、MIMO技術をサポートしてもよい。MIMO技術を使用して、アクセスポイント110は、空間分割多元接続(SDMA)を使用して、複数のアクセス端末120と同時に通信してもよい。SDMAは、同じ周波数チャネルを共有し、結果として、より高いユーザ容量を提供するために、異なる受信機に同時に複数のストリームを送信することを可能にする多元接続スキームである。各データストリームを空間的にプリコーディングし、その後、ダウンリンク上で異なる送信アンテナを通して、空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することにより、これは達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグニチャを持つアクセス端末に到着し、これにより、各アクセス端末120が、そのアクセス端末120に対して向けられたデータストリームを回復することが可能になる。アップリンク上では、各アクセス端末120が、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、アクセスポイント110が、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。ここでは“プリコーディング”という用語を使用するが、一般的に、データストリームの、プリコーディング、エンコーディング、デコーディング、および/または、ポストコーディングのプロセスを含むように、“コーディング”という用語を使用してもよいことにも留意すべきである。
ある機能性をイネーブルするために、1つ以上のアクセス端末120には、複数のアンテナが装備されている。このコンフィギュレーションでは、例えば、アクセスポイント110における複数のアンテナを使用して、複数のアンテナのアクセスポイントと通信して、付加的な帯域幅または送信電力なしでデータスループットを向上させることができる。送信機における高データレート信号を、異なる空間シグニチャを持つ複数のより低いレートのデータストリームに分けることにより、これを達成してもよく、したがって、受信機が、これらのストリームを複数のチャネルに分離し、ストリームを適切に合成して、高レートのデータ信号を回復することが可能になる。
以下の開示の一部は、MIMO技術もサポートするアクセス端末を説明するが、MIMO技術をサポートしないアクセス端末をサポートするようにも、アクセスポイント110を構成してもよい。このアプローチにより、より古いバージョンのアクセス端末(すなわち、“レガシー”端末)を、ワイヤレスネットワーク中に配置したままにし、それらの耐用寿命を延ばすことを可能にする一方で、より新しいMIMOアクセス端末を適宜導入することが可能になる。
以下に続く詳細な説明では、直交周波数分割多重化(OFDM)のような、何らかの適切なワイヤレス技術をサポートするMIMOシステムを参照して、本開示のさまざまな観点を説明する。OFDMは、正確な周波数において間隔が空けられている多数の副搬送波にわたってデータを配信する拡散スペクトル技術である。間隔を空けることは、受信機が副搬送波からデータを回復することを可能にする“直交性”を提供する。OFDMシステムは、IEEE802.11または他の何らかのエアインターフェース標準規格を実現してもよい。他の適切なワイヤレス技術は、例として、コード分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、または、他の何らかの適切なワイヤレス技術、あるいは、適切なワイヤレス技術の何らかの組み合わせを含んでいる。CDMAシステムは、IS−2000、IS−95、IS−856、ワイドバンドCDMA(WCDMA)、または、他の何らかの適切なエアインターフェース標準規格を実現してもよい。TDMAシステムは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM(登録商標))、または、他の何らかの適切なエアインターフェース標準規格を実現してもよい。本開示のさまざまな観点が、何らかの特定のワイヤレス技術および/またはエアインターフェース標準規格に限定されないことを当業者は容易に正しく認識するだろう。
アクセスポイントであろうと、アクセス端末であろうと、ワイヤレスノードは、レイヤ構造を利用するプロトコルにより実現され、レイヤ構造は、共有ワイヤレスチャネルへのワイヤレスノードのインターフェースとなる、すべての物理的および電気的仕様を実現する物理(PHY)レイヤと、共有ワイヤレスチャネルへのアクセスを調整する媒体アクセス制御(MAC)レイヤと、一例として、スピーチおよびマルチメディアのコーデックならびにグラフィック処理を含む、さまざまなデータ処理機能を実行するアプリケーションレイヤとを含む。追加のプロトコルレイヤ(例えば、ネットワークレイヤ、トランスポートレイヤ)が、何らかの特定のアプリケーションに対して必要とされ得る。いくつかの構成において、ワイヤレスノードは、アクセスポイントとアクセス端末との間の、または、2つのアクセス端末の間の中継ポイントとして作動してもよく、それゆえに、アプリケーションレイヤを必要としないかもしれない。特定のアプリケーションおよび全システムに課される全設計制約次第で、任意のワイヤレスノードに対して適切なプロトコルを、当業者は容易に実現できるだろう。
ワイヤレスノードが送信モードにあるとき、アプリケーションレイヤは、データを処理し、データをパケットにセグメント化し、データパケットをMACレイヤに提供する。MACレイヤは、MACパケットのペイロードによって搬送される、アプリケーションレイヤからの各データパケットによりMACパケットをアセンブルする。代わりに、MACパケットに対するペイロードは、アプリケーションレイヤからの、データパケットまたは複数のデータパケットの断片を搬送してもよい。各MACパケットは、MACヘッダと、誤り検出コードとを含む。MACパケットは、MACプロトコルデータユニット(MPDU)と呼ばれることもあるが、フレーム、パケット、タイムスロット、セグメント、または、他の任意の適切な専門語で呼ばれることもある。
MACが送信するのを決定したとき、MACは、MACパケットのブロックをPHYレイヤに提供する。PHYレイヤは、MACパケットのブロックをペイロードにアセンブルし、プリアンブルを付加することによって、PHYパケットをアセンブルする。後に、より詳細に説明するように、PHYレイヤはまた、さまざまな信号処理機能(例えば、変調、コード化、空間処理など)を担当する。物理レイヤコンバージェンスプロトコル(PLCP)とも呼ばれることがあるプリアンブルは、PHYパケットの開始を検出し、送信機のノードデータクロックに同期させるために、受信ノードによって使用される。PHYパケットは、物理レイヤプロトコルデータユニット(PLPDU)と呼ばれることもあるが、フレーム、パケット、タイムスロット、セグメント、または、他の任意の適切な専門語で呼ばれることもある。
ワイヤレスノードが受信モードにあるとき、プロセスは逆にされる。すなわち、PHYレイヤは、ワイヤレスチャネルからの到来するPHYパケットを検出する。プリアンブルは、PHYレイヤが、PHYパケットに照準を定めて、さまざまな信号処理機能(例えば、復調、デコーディング、空間処理など)を実行することを可能にする。いったん処理されると、PHYレイヤは、PHYパケットのペイロード中で搬送されたMACパケットのブロックを回復して、MACパケットをMACレイヤに提供する。
MACレイヤは、各MACパケットに対して誤り検出コードをチェックして、それが首尾よくデコードされたかどうかを決定する。MACパケットに対する誤り検出コードが、MACパケットが首尾よくデコードされたことを示す場合、MACパケットに対するペイロードが、アプリケーションレイヤに提供される。MACパケットに対する誤り検出コードが、MACパケットが失敗してデコードされたことを示す場合、MACパケットは廃棄される。どのデータパケットが首尾よくデコードされたかを示す、ブロック肯定応答(BACK)が、送信ノードに返送されてもよい。送信ノードはBACKを使用して、どのデータパケットであるかを決定し、場合によっては、再送を必要とする。
図2は、PHYレイヤの信号処理機能の例を示す概念的なブロックダイヤグラムである。送信モードでは、TXデータプロセッサ202を使用して、MACレイヤからデータを受け取り、受信ノードにおいて順方向誤り訂正(FEC)を促進するために、データをエンコード(例えば、ターボコード)してもよい。エンコーディング処理は、結果としてコードシンボルのシーケンスをもたらし、コードシンボルのシーケンスは、共にブロック化され、TXデータプロセッサ202により信号配列にマッピングされて、変調シンボルのシーケンスが生成される。
OFDMを実現するワイヤレスノードにおいて、TXデータプロセッサ202からの変調シンボルを、変調シンボルの空間処理を実行するTX空間プロセッサ204に提供してもよい。これは、変調シンボルをOFDM変調器206に提供する前に、変調シンボルを空間プリコードすることによって、達成され得る。
OFDM変調器206は、変調シンボルを並列ストリームに分ける。各ストリームは、その後、OFDM副搬送波にマッピングされ、そして、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して共に合成され、時間ドメインOFDMストリームが生成される。空間的にプリコーディングされた各OFDMストリームは、その後、それぞれのトランシーバ208aないし208nを介して、異なるアンテナ210aないし210nに提供される。各トランシーバ208aないし208nは、ワイヤレスチャネルを通しての送信のために、それぞれのプリコーディングされたストリームによりRF搬送波を変調する。
受信モードでは、各トランシーバ208aないし208nは、そのそれぞれのアンテナ210aないし210nを通して信号を受信する。各トランシーバ208aないし208nを使用して、RF搬送波上に変調された情報を回復し、OFDM復調器220に情報を提供してもよい。
RX空間プロセッサ220は、ワイヤレスノード200に対して向けられた何らかの空間ストリームを回復するために、情報上で空間処理を実行する。チャネル相関行列反転(CCMI)、最小平均二乗誤差(MMSE)、ソフト干渉消去(SIC)、または、他の何らかの適切な技術にしたがって、空間処理を実行してもよい。複数の空間ストリームがワイヤレスノード200に対して向けられている場合には、RX空間プロセッサ222によりそれらを合成してもよい。
OFDMを実現するワイヤレスノードでは、トランシーバ208aないし208nからのストリーム(または、合成されたストリーム)が、OFDM復調器220に提供される。OFDM復調器220は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、ストリーム(または、合成されたストリーム)を時間ドメインから周波数ドメインにコンバートする。周波数ドメイン信号は、OFDM信号の各副搬送波に対して別個のストリームを含んでいる。OFDM復調器220は、各副搬送波上で搬送されたデータ(すなわち、変調シンボル)を回復し、RX空間プロセッサ222にストリームを送る前に、変調シンボルのストリーム中にデータを多重化する。
RX空間プロセッサ222は、ワイヤレスノード200に対して向けられた何らかの空間ストリームを回復するために、情報上で空間処理を実行する。チャネル相関行列反転(CCMI)、最小平均二乗誤差(MMSE)、ソフト干渉消去(SIC)、または、他の何らかの適切な技術にしたがって、空間処理を実行してもよい。複数の空間ストリームがワイヤレスノード200に対して向けられている場合には、RX空間プロセッサ222によりそれらを合成してもよい。
RXデータプロセッサ224を使用して、変調シンボルを翻訳して信号配列中の正しいポイントに戻してもよい。ワイヤレスチャネル中のノイズおよび他の妨害のために、変調シンボルは、本来の信号配列中のポイントのまさにその位置に対応していないことがある。RXデータプロセッサ224は、受信したポイントと、信号配列中の有効なシンボルの位置との間の最短距離を見つけることにより、どの変調シンボルが送信された可能性が最も高いかを検出する。例えば、ターボコードのケースでは、所定の変調シンボルに関係付けられているコードシンボルの対数尤度比(LLR)を計算するために、これらの軟判定を使用してもよい。その後、RXデータプロセッサ224は、MACレイヤにデータを提供する前に、本来送信されたデータをデコードするために、コードシンボルLLRのシーケンスを使用する。
図3は、ワイヤレスノード中の処理システム300に対するハードウェア構成の例を図示する。この例において、処理システム300は、バス302により一般的に表されているバスアーキテクチャにより実現され得る。バス302は、処理システム300の特定のアプリケーションおよび全設計制約次第で、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含んでいてもよい。バスは、プロセッサ304、コンピュータ読み取り可能媒体306、バスインターフェース308を含むさまざまな回路を互いに結合する。バスインターフェース308を使用して、バス302を介して、ネットワークアダプタ310を、とりわけ、処理システム300に接続してもよい。ネットワークインターフェース310を使用して、PHYレイヤの信号処理機能を実現してもよい。アクセス端末110(図1参照)のケースにおいて、ユーザインターフェース312(例えば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど)を、バスインターフェース308を介してバスに接続してもよい。バス302はまた、タイミング源や、周辺装置や、電圧調整器や、パワーマネージメント回路や、これらに類似するもののような、さまざまな他の回路を結合してもよく、これらの回路は技術的に十分に知られているため、さらに記述しない。
プロセッサ304は、バスの管理、および、コンピュータ読み取り可能媒体308上に記憶されているソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担当する。プロセッサ304は、1つ以上の、汎用および/または専用のプロセッサにより実現されてもよい。例として、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、ディスクリートハードウェア回路、および、本開示全体を通して記述されているさまざまな機能性を実行するように構成されている他の適切なハードウェアを含む。
処理システム中の1つ以上のプロセッサは、ソフトウェアを実行してもよい。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または、その他の場合のいずれを参照しようと、ソフトウェアは、命令、命令のセット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行のスレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈される。
図3中で図示されているハードウェア構成において、コンピュータ読み取り可能媒体306は、プロセッサ304から分離した、処理システム300の一部として示されている。しかしながら、コンピュータ読み取り可能媒体306、または、その何らかの部分は、処理システム300の外部にあってもよいことを、当業者は容易に理解するだろう。一例として、コンピュータ読み取り可能媒体306は、伝送路、データにより変調される搬送波、および/または、ワイヤレスノードから分離したコンピュータプロダクトを含んでいてもよく、それらのすべては、バスインターフェース308を通してプロセッサ304によってアクセスされ得る。代わりに、または、加えて、コンピュータ読み取り可能媒体306、または、その何らかの部分は、キャッシュおよび/または汎用レジスタファイルのケースのように、プロセッサ304に統合されていてもよい。
2.4/5GHz無線リンクのような、より低速のリンクによって、および、60GHz無線リンクのような、より高速のリンクによって通信できる、所定のIEEE802.11デバイスは、2.4/5GHzにおいて、60GHzでのPHYレイヤ接続性に関して劣化をこうむる可能性が高い。通信のロバストネスを向上させるために、ここで開示するシステムは、より高速のリンクがドロップするときに、より低速のリンクによって接続を保つことができる。本開示の1つの観点において、2.4/5GHzリンクが、60GHzリンクにロバストなバックアップを提供し、それゆえに、60GHzリンクでの失敗の間に、アプリケーション接続の維持を可能にすることを、MACアーキテクチャは可能にする。一例として、TCP接続を、ロバストネスに基づいて維持できる。別の例として、より低い品質ではあるが、ビデオストリームを継続して維持できる。
図4は、本開示の1つの観点にしたがって、二重のリンク速度の下で動作する装置のスキーム400を図示する。
ステップ402において、2つのSTA間のトラフィック送信に先立って、STAは、より低速の無線リンクに対して、ブロックACKポリシーを交渉する。例えば、STA1およびSTA2は、2.4/5GHzの無線リンク、オペレーションのような、より低速のリンクに対して、ブロック肯定応答(BA)ポリシーを交渉する。
ステップ404において、802.11ARQを処理するのに必要な状態機械が、送信側および受信側で開始される。
ステップ406において、802.11n MAC動作にしたがって、すべてのMPDUにシーケンス番号が提供される。
ステップ408において、いくつかのMPDUが、A−MPDUを形成するために集約される。
ステップ410において、60GHzリンクのような、より高速のリンクが利用可能であるかどうかが決定される。そうである場合、動作はステップ414に続き、以下でさらに記述するように、MACパケットが、60GHzの無線リンクを使用して送信される。さもなくて、60GHzのリンクが利用可能でない場合、動作はステップ412に続き、以下で記述するように、MACパケットが、2.4/5GHzリンクのような、より低速のリンクを使用して送信される。
60GHz PHYのような、より高速のリンクが利用可能でないことがステップ410において決定された場合、ステップ412において、MACレイヤは、2.4/5GHz PHYのような、より低速のリンクでのA−MPDUの移送を開始する。本開示の1つの観点において、移行のためにMACレイヤ接続がセットアップされる必要がなく、より高速の物理レイヤと、より低速の物理レイヤとの間の移行を示すために、いかなるメッセージも伝達する必要がない。60GHzリンクが改善するとき、パケットは、60GHzの無線リンク上で継続できる。
再度ステップ410を参照し、さらに図5を参照すると、より高速のリンクが利用可能である場合、動作はステップ414に進行し、いくつかのA−MPDU502−1ないし502−nが、カプセル化部522に送られる。カプセル化部522において、付加的な、それぞれの60GHzコンバージェンスレイヤヘッダ502a−1ないし502a−nが、A−MPDU502b−1ないし502b−nに加えられる。本開示の1つの観点において、各60GHzコンバージェンスレイヤヘッダは、別々のシーケンス番号544を含む。
ステップ416において、60GHz PSDUが、そのようないくつかのA−MPDUから形成される。
ステップ418において、送信側および受信側の802.11MAC ARQ状態が、60GHz PHY上で送られる、肯定応答されるA−MPDUに対処するために更新される。
ARQ窓のサイズが、送信される60GHz PSDUのサイズを制限しないことを保証するために、いくつかの戦略を利用してもよい。例えば、IEEE802.11nでは、BAが64ビットのビットマップだけを搬送することから、ARQ窓のサイズは、64MPDUに制限される。ビットマップは、送信状態情報を記憶する。
1.802.11において、A−MSDUを使用して、より高いレイヤから、いくつかのMSDUを集約してもよい。各A−MSDUには、シーケンス番号が割り当てられる。A−MSDUは、8000バイトまでの長さとすることができることに留意すべきである。それゆえに、単一のブロックACKは、64×8000バイトの長さである集合体を確認できる。
2.ゆるいBA状態情報の維持。送信機側は、受信したシーケンス中の最後のものと、60GHzリンク上での送信に基づくビットマップとを更新する。60GHzリンク上での送信は、現在のARQ窓を超えて進行することが認められる。60GHzのリンクが失敗するやいなや、いくつかの動作が可能である。
a. 送信機は、現在の既知のブロックACK状態に基づいて、5GHzリンク上で送信を開始する。受信機は、以前に60GHzリンク上で受信されたMPDUを確認できるBAによりデータに応答する。BAの受信に基づいて、送信機は、現在のARQ窓を超えるシーケンス番号を前もってスキップできる。
b. 送信機は、現在の既知のBA状態に基づいて、BAR(ブロックACK要求)を送ることによって開始する。BARへの応答に基づいて、送信機は窓を更新する。いくつかのケースにおいて、どのシーケンス番号を再送する必要があるかを送信機が決定できる前に、いくつかのBARを送る必要があるかもしれないことに留意すべきである。
図6は、本開示の1つの観点にしたがって構成されているアーキテクチャにおけるデータフロー600を説明し、IEEE802.11上位MAC部602を含む。上位MAC部602は、IEEE802.11下位MACおよびPHY部610に結合されている。下位MACおよびPHY部610は、IEEE802.11e/n ARQエンジン616を提供するために使用される送信バッファ614を含む。エンジン616はまた、送信すべきデータに対して、送信の集約を実行する。本開示の1つの観点において、2つのPHYレイヤを介して、データを送信してもよい。2.4/5GHz PHYレイヤ618で構成される、1つのPHY部は、2.4/5GHzの無線リンク上でデータを送信するために使用される。60GHzコンバージェンスレイヤ620および60GHzレイヤ622で構成される、別のPHY部は、60GHzのより高速の無線リンク上でデータパケットをアンブルして送信するために使用される。受信機側では、エンジン616はまた、先に開示したアプローチにしたがって2.4/5GHzおよび60GHzの無線リンク上で受信されるデータに対するブロックACKの受信を実行する。
図8は、本開示の1つの観点にしたがって構成されているアーキテクチャにおける第2のデータフロー800を説明し、2.4/5GHzおよび60GHzの無線リンクからパケットを受信するプロセスを記述する。先の図6中での記述と同様に、アーキテクチャは、IEEE802.11上位MAC部802を含む。上位MAC部802は、IEEE802.11下位MACおよびPHY部810に結合されている。下位MACおよびPHY部810は、IEEE802.11e/n受信機ARQおよびBA送信エンジン816によって提供される再アセンブリバッファ814を含む。エンジン816は、先に開示したアプローチに基づく送信にしたがって、2.4/5GHzおよび60GHzの無線リンク上で受信されるデータに対して、ARQおよびBAの送信を実行する。エンジン816はまた、受信されるデータに対して、受信の集約を実行する。本開示の1つの観点において、先に示したデータフローと逆の方向において、2つのPHYレイヤを介して、データを受信してもよい。2.4/5GHz PHYレイヤ818で構成される、1つのPHY部は、2.4/5GHzの無線リンク上でデータを受信するために使用される。60GHzコンバージェンスレイヤ820および60GHzレイヤ822で構成される、別のPHY部は、60GHzのより高速の無線リンク上でデータパケットを受信してアセンブルするために使用される。
ここで記述する処理システム、または、処理システムの何らかの部分は、ここで記載した機能を実行する手段を提供してもよい。一例として、コードを実行する処理システムは、第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させる手段と、第2の無線リンクを使用して、複数のパケットを送信する手段と、複数のパケット中の各パケットが受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定する手段と、インデックスと送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信する手段とを提供してもよい。別の例として、コードを実行する処理システムは、複数の他の装置とともに、装置によって、要求に基づいて、媒体へのアクセスを争う手段と、メッセージを受信する手段であって、メッセージは、装置および他の装置からの要求に基づくリソースの割振りを含み、リソースの割振りは、装置および他の装置のいくつかからのデータ送信を許可する、手段と、メッセージに基づいて、装置によってデータを送信する手段とを提供してもよい。代わりに、コンピュータ読み取り可能媒体上のコードは、ここで記載した機能を実行する手段を提供してもよい。
図7は、本開示の1つの観点にしたがった、装置700の機能性を説明するダイヤグラムである。装置700は、別の装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させるモジュール702と、第2の無線リンクを使用して複数のパケットを他の装置に送信するモジュール704と、複数のパケット中の各パケットが他の装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定するモジュール706と、インデックスと送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信するモジュール708とを含む。
図9は、本開示の1つの観点にしたがった、装置900の機能性を説明するダイヤグラムである。装置900は、第1の無線リンクを使用して、装置から複数のパケットを受信するモジュール902と、第2の無線リンクにおいて使用する、複数のパケットに対するインデックスを再構築するモジュール904と、複数のパケット中の各パケットが正しく受信されているかどうかを示す受信状態情報を決定するモジュール906と、インデックスと受信状態情報とに基づいて、追加のパケットを受信するモジュール908とを含む。
ソフトウェアモジュールの状況において記述したステップの何らかの特定の順序または階層は、ワイヤレスノードの例を提供するように与えられていることが理解される。設計の選択に基づいて、ステップの特定の順序または階層を、本開示の範囲内にとどまりながら並べ変えてもよいことが理解される。
特定のアプリケーションおよび全システムに課される全体の設計制約次第で、当業者は、本開示全体を通して与えられている記述した機能を実現する最良の方法を認識するだろう。
1つ以上の例示的な実施形態において、記述した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせ中で実現してもよい。ソフトウェアにおいて実現する場合、コンピュータ読み取り可能媒体上に、1つ以上の命令またはコードとして、機能を記憶させてもよく、または機能を送信してもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする何らかの媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによりアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。一例として、限定ではないが、そのようなコンピュータ読み取り可能媒体は,RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用でき、コンピュータによりアクセスできる他の任意の媒体を備えることができる。さらに、いくつかの接続は、適切にコンピュータ読み取り可能媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバまたは他のリモート情報源から送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア線、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用されるディスク(Diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、一方、ディスク(disc)は、レーザにより光学的にデータを再生する。したがって、いくつかの観点において、コンピュータ読み取り可能媒体は、非一時的コンピュータ読み取り可能媒体(例えば、有形の媒体)を含んでもよい。さらに、いくつかの観点において、コンピュータ読み取り可能媒体は、一時的コンピュータ読み取り可能媒体(例えば、信号)を含んでもよい。上述の組み合わせもまた、コンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
先の説明は、当業者が本開示の完全な範囲を十分に理解することが可能になるように提供されている。ここで開示したさまざまなコンフィギュレーションに対する改良は、当業者に容易に明らかになるであろう。したがって、特許請求の範囲は、ここで説明した開示のさまざまな態様に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と矛盾しない全範囲に一致させるべきである。ここで、エレメントへの単数形での参照は、そのように特に述べられていない限り、“1つおよび1つのみ”を意味することを意図しているのではなく、むしろ“1つ以上”を意味することを意図している。そうではないと特に述べられていない限り、“いくつかの”という用語は、1つ以上のことを指す。エレメントの組み合わせのうちの少なくとも1つ(例えば、A、B、または、Cのうちの少なくとも1つ)を規定する請求項は、規定されているエレメントのうちの1つ以上(例えば、AまたはBまたはC、あるいは、それらの何らかの組み合わせ)のことを指す。当業者に知られている、あるいは、当業者に後に知られることになる、本開示全体を通して説明したさまざまな態様のエレメントに対するすべての構造的および機能的な均等物は、参照によりここに明示的に組み込まれており、特許請求の範囲により含められることを意図している。さらに、ここで開示したものは、このような開示が特許請求の範囲中に明示的に規定されているか否かにかかわらず、公共に捧げられることを意図していない。どの請求項のエレメントも、エレメントが“ミーンズフォー”というフレーズを使用して明確に規定されない限り、または、方法の請求項のケースでは、エレメントが“ステップフォー”というフレーズを使用して規定されない限り、合衆国法典第35部第112条第6パラグラフの条文の下で解釈すべきではない。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]ワイヤレス通信のための方法において、
装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させることと、
第2の無線リンクを使用して、前記複数のパケットを前記装置に送信することと、
前記複数のパケット中の各パケットが前記装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定することと、
前記インデックスと前記送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信することとを含む方法。
[2]前記インデックスは、前記第1の無線リンクの送信サイズに基づいている上記[1]記載の方法。
[3]前記第2の無線リンクを使用する前記複数のパケットの送信は、前記複数のパケットを集約して、単一の、第2の無線リンクフレームを形成することを含む上記[1]記載の方法。
[4]前記第2の無線リンクを使用する前記複数のパケットの送信は、第2の無線リンクプロトコルにしたがって、前記複数のパケットをカプセル化することを含む上記[1]記載の方法。
[5]前記複数のパケットの前記送信状態情報は、前記第1の無線リンクに関係付けられているMACレイヤにおいて記憶される上記[1]記載の方法。
[6]前記MACレイヤは、前記第2の無線リンクに関係付けられている上記[5]記載の方法。
[7]前記複数のパケットの前記送信状態情報は、複数のビットを含むビットマップを含み、各ビットは、前記複数のパケット中のそれぞれのパケットの送信状態に関係付けられている上記[1]記載の方法。
[8]前記決定は、期間内に、前記送信状態情報の受信の不在を検出することを含む上記[1]記載の方法。
[9]前記決定は、前記送信状態情報が、しきい値を超える、前記複数のパケットの失敗した送信の数を示すのを検出することを含む上記[1]記載の方法。
[10]前記決定は、前記第1の無線リンクから前記送信状態情報を受信することを含む上記[1]記載の方法。
[11]前記追加のパケットのそれぞれは、前記複数のパケットのうちの、1つ以上のパケットを含む上記[1]記載の方法。
[12]前記第2の無線リンクを使用する前記複数のパケットの送信に基づいて、前記第1の無線リンクへのアクセスに対してバックオフカウンタを更新することをさらに含む上記[1]記載の方法。
[13]前記複数のパケットは、クラスに関係付けられているデータを含み、前記バックオフカウンタの更新は、前記クラスに基づいている上記[12]記載の方法。
[14]前記決定は、前記バックオフカウンタの残余を使用して、前記追加のパケットの送信の時間を決定することを含む上記[12]記載の方法。
[15]前記送信状態情報の決定は、送信状態情報メッセージに対する要求を使用して、前記送信状態情報を更新することを含み、前記追加のパケットの送信は、前記更新された送信状態情報に基づいて、送信を継続することを含む上記[1]記載の方法。
[16]前記追加のパケットの送信は、前記第1の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを送信することを含む上記[1]記載の方法。
[17]前記追加のパケットの送信は、規定されている期間、SNR値、または、SINR値、のうちの少なくとも1つに基づいている上記[1]記載の方法。
[18]前記追加のパケットの送信は、
レート適合プロセスを実行することと、
前記レート適合プロセスに基づいて、前記第1の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを前記装置に送信することとを含む上記[1]記載の方法。
[19]前記第2の無線リンク中で送信されるパケットのブロックに対して、複数のARQ状態を維持することをさらに含み、前記パケットのブロック中のパケットの総数は、前記第1の無線リンクにしたがう現在のARQ窓のサイズを超える上記[1]記載の方法。
[20]前記第1の無線リンクは、ARQ窓のサイズおよびARQ状態を含み、
前記方法は、
前記第2の無線リンクを使用して、パケットの総数が前記ARQ窓のサイズを超える、パケットのブロックを送信することと、
前記第2の無線リンクにおける、前記パケットのブロックの確認された正しい受信に基づいて、前記ARQ状態を更新することとをさらに含む上記[1]記載の方法。
[21]前記更新されたARQ状態に基づいて、ドロップされたパケットを再送することをさらに含む上記[20]記載の方法。
[22]前記第1の無線リンクを使用して、任意の再送が実行される上記[21]記載の方法。
[23]ワイヤレス通信のための装置において、
第2の無線リンクを使用して、複数のパケットを他の装置に送信するように構成されている送信機と、
別の装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、前記複数のパケットに対するインデックスを発生させ、前記複数のパケット中の各パケットが前記他の装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定するように構成されている処理システムとを具備し、
前記送信機は、前記インデックスと前記送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信するようにさらに構成されている装置。
[24]前記インデックスは、前記第1の無線リンクの送信サイズに基づいている上記[23]記載の装置。
[25]前記処理システムは、前記複数のパケットを集約して、単一の、第2の無線リンクフレームを形成するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[26]前記処理システムは、第2の無線リンクプロトコルにしたがって、前記複数のパケットをカプセル化するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[27]前記複数のパケットの前記送信状態情報は、前記第1の無線リンクに関係付けられているMACレイヤにおいて記憶される上記[23]記載の装置。
[28]前記MACレイヤは、前記第2の無線リンクに関係付けられている上記[27]記載の装置。
[29]前記複数のパケットの前記送信状態情報は、複数のビットを含むビットマップを含み、各ビットは、前記複数のパケット中のそれぞれのパケットの送信状態に関係付けられている上記[23]記載の装置。
[30]前記処理システムは、期間内に、前記送信状態情報の受信の不在を検出するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[31]前記処理システムは、前記送信状態情報が、しきい値を超える、前記複数のパケットの失敗した送信の数を示すのを検出するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[32]前記第1の無線リンクから前記送信状態情報を受信するように構成されている受信機をさらに具備する上記[23]記載の装置。
[33]前記追加のパケットのそれぞれは、前記複数のパケットのうちの、1つ以上のパケットを含む上記[23]記載の装置。
[34]前記処理システムは、前記第2の無線リンクを使用する前記複数のパケットの送信に基づいて、前記第1の無線リンクへのアクセスに対してバックオフカウンタを更新するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[35]前記複数のパケットは、クラスに関係付けられているデータを含み、前記バックオフカウンタの更新は、前記クラスに基づいている上記[34]記載の装置。
[36]前記処理システムは、前記バックオフカウンタの残余を使用して、前記追加のパケットの送信の時間を決定するようにさらに構成されている上記[34]記載の装置。
[37]前記処理システムは、送信状態情報メッセージに対する要求を使用して、前記送信状態情報を更新するようにさらに構成されており、前記送信機は、前記更新された送信状態情報に基づいて、送信を継続するように構成されている上記[23]記載の装置。
[38]前記送信機は、前記第1の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを送信するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[39]前記追加のパケットの送信は、期間、SNR値およびSINR値のうちの少なくとも1つに基づいている上記[23]記載の装置。
[40]前記処理システムは、レート適合プロセスを実行するようにさらに構成されており、前記送信機は、前記レート適合プロセスに基づいて、前記第1の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを前記装置に送信するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[41]前記処理システムは、前記第2の無線リンク中で送信されるパケットのブロックに対して、複数のARQ状態を維持するようにさらに構成されており、前記パケットのブロック中のパケットの総数は、前記第1の無線リンクにしたがう現在のARQ窓のサイズを超える上記[23]記載の装置。
[42]前記第1の無線リンクは、ARQ窓のサイズおよびARQ状態を含み、
前記送信機は、前記第2の無線リンクを使用して、パケットの総数が前記ARQ窓のサイズを超える、パケットのブロックを送信するようにさらに構成されており、
前記処理システムは、前記第2の無線リンクにおける、前記パケットのブロックの確認された正しい受信に基づいて、前記ARQ状態を更新するようにさらに構成されている上記[23]記載の装置。
[43]前記送信機は、前記更新されたARQ状態に基づいて、ドロップされたパケットを再送するようにさらに構成されている上記[42]記載の装置。
[44]前記第1の無線リンクを使用して、任意の再送が実行される上記[43]記載の装置。
[45]ワイヤレス通信のための装置において、
別の装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させる手段と、
第2の無線リンクを使用して、前記複数のパケットを前記他の装置に送信する手段と、
前記複数のパケット中の各パケットが前記他の装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定する手段と、
前記インデックスと前記送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信する手段とを具備する装置。
[46]前記インデックスは、前記第1の無線リンクの送信サイズに基づいている上記[45]記載の装置。
[47]前記第2の無線リンクを使用して前記複数のパケットを送信する手段は、前記複数のパケットを集約して、単一の、第2の無線リンクフレームを形成する手段を備える上記[45]記載の装置。
[48]前記第2の無線リンクを使用して前記複数のパケットを送信する手段は、第2の無線リンクプロトコルにしたがって、前記複数のパケットをカプセル化する手段を備える上記[45]記載の装置。
[49]前記複数のパケットの前記送信状態情報は、前記第1の無線リンクに関係付けられているMACレイヤにおいて記憶される上記[45]記載の装置。
[50]前記MACレイヤは、前記第2の無線リンクに関係付けられている上記[49]記載の装置。
[51]前記複数のパケットの前記送信状態情報は、複数のビットを含むビットマップを含み、各ビットは、前記複数のパケット中のそれぞれのパケットの送信状態に関係付けられている上記[45]請求項45記載の装置。
[52]前記決定する手段は、期間内に、前記送信状態情報の受信の不在を検出する手段を備える上記[45]記載の装置。
[53]前記決定する手段は、前記送信状態情報が、しきい値を超える、前記複数のパケットの失敗した送信の数を示すのを検出する手段を備える上記[45]記載の装置。
[54]前記決定する手段は、前記第1の無線リンクから前記送信状態情報を受信する手段を備える上記[45]記載の装置。
[55]前記追加のパケットのそれぞれは、前記複数のパケットのうちの、1つ以上のパケットを含む上記[45]記載の装置。
[56]前記第2の無線リンクを使用する前記複数のパケットの送信に基づいて、前記第1の無線リンクへのアクセスに対してバックオフカウンタを更新する手段をさらに具備する上記[45]記載の装置。
[57]前記複数のパケットは、クラスに関係付けられているデータを含み、前記バックオフカウンタの更新は、前記クラスに基づいている上記[56]記載の装置。
[58]前記決定する手段は、前記バックオフカウンタの残余を使用して、前記追加のパケットの送信の時間を決定する手段を備える上記[56]記載の装置。
[59]前記決定する手段は、送信状態情報メッセージに対する要求を使用して、前記送信状態情報を更新する手段を備え、前記追加のパケットを送信する手段は、前記更新された送信状態情報に基づいて、送信を継続する手段を備える上記[45]記載の装置。
[60]前記追加のパケットを送信する手段は、前記第1の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを送信する手段を備える上記[45]記載の装置。
[61]前記追加のパケットの送信は、期間、SNR値およびSINR値のうちの少なくとも1つに基づいている上記[45]記載の装置。
[62]前記追加のパケットを送信する手段は、
レート適合プロセスを実行する手段と、
前記レート適合プロセスに基づいて、前記第1の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを前記装置に送信する手段とを備える上記[45]記載の装置。
[63]前記第2の無線リンク中で送信されるパケットのブロックに対して、複数のARQ状態を維持する手段をさらに具備し、前記パケットのブロック中のパケットの総数は、前記第1の無線リンクにしたがう現在のARQ窓のサイズを超える上記[45]記載の装置。
[64]前記第1の無線リンクは、ARQ窓のサイズおよびARQ状態を含み、
前記装置は、
前記第2の無線リンクを使用して、パケットの総数が前記ARQ窓のサイズを超える、パケットのブロックを送信する手段と、
前記第2の無線リンクにおける、前記パケットのブロックの確認された正しい受信に基づいて、前記ARQ状態を更新する手段とをさらに具備する上記[45]記載の装置。
[65]前記更新されたARQ状態に基づいて、ドロップされたパケットを再送する手段をさらに具備する上記[64]記載の装置。
[66]前記第1の無線リンクを使用して、任意の再送が実行される上記[65]記載の装置。
[67]ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトにおいて、
機械読み取り可能媒体を具備し、
前記機械読み取り可能媒体は、
装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させるように実行可能な命令と、
第2の無線リンクを使用して、前記複数のパケットを前記装置に送信するように実行可能な命令と、
前記複数のパケット中の各パケットが前記装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定するように実行可能な命令と、
前記インデックスと前記送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信するように実行可能な命令とを含む、コンピュータプログラムプロダクト。
[68]アクセスポイントにおいて、
1つ以上のアンテナと、
装置への送信のために第1の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させるように構成されている処理システムと、
前記1つ以上のアンテナに結合され、前記1つ以上のアンテナを介して、第2の無線リンクを使用して、前記複数のパケットを前記装置に送信するように構成されている送信機とを具備し、
前記処理システムは、前記複数のパケット中の各パケットが前記装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定するようにさらに構成されており、前記送信機は、前記インデックスと前記送信状態情報とに基づいて、追加のパケットを送信するようにさらに構成されている、アクセスポイント。

Claims (49)

  1. ワイヤレス通信のための方法において、
    装置への送信のために低速の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させることと、
    高速の無線リンクが利用可能であると決定されると、カプセル化された前記複数のパケットを、前記高速の無線リンクにおいて、前記装置に送信することと、ここで、前記高速の無線リンクは、前記低速の無線リンクとは異なる物理レイヤプロトコル(PHY)を用いる、
    前記複数のパケット中の各パケットが前記装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定することと、前記インデックスと前記送信状態情報とに基づいて、前記低速の無線リンクまたは前記高速の無線リンクの何れかで、追加のパケットを送信することと、ここで、前記送信は、移行のためのMACレイヤ接続セットアップを必要とすることなく、前記低速の無線リンクへの追加のパケットの移行を含む、
    を含む方法。
  2. 前記インデックスは、前記低速の無線リンクの送信サイズに基づいている請求項1記載の方法。
  3. 前記高速の無線リンクを使用する前記複数のパケットの送信は、前記複数のパケットを集約して、単一の、高速の無線リンクフレームを形成することを含む請求項1記載の方法。
  4. 前記高速の無線リンクを使用する前記複数のパケットの送信は、高速の無線リンクプロトコルにしたがって、前記複数のパケットをカプセル化することを含む請求項1記載の方法。
  5. 前記複数のパケットの前記送信状態情報は、前記低速の無線リンクに関係付けられているMACレイヤにおいて記憶される請求項1記載の方法。
  6. 前記MACレイヤは、前記高速の無線リンクに関係付けられている請求項5記載の方法。
  7. 前記複数のパケットの前記送信状態情報は、複数のビットを含むビットマップを含み、各ビットは、前記複数のパケット中のそれぞれのパケットの送信状態に関係付けられている請求項1記載の方法。
  8. 前記決定は、前記低速の無線リンクから前記送信状態情報を受信することを含む請求項1記載の方法。
  9. 前記追加のパケットのそれぞれは、前記複数のパケットのうちの、1つ以上のパケットを含む請求項1記載の方法。
  10. 前記送信状態情報の決定は、送信状態情報メッセージに対する要求を使用して、前記送信状態情報を更新することを含み、前記追加のパケットの送信は、前記更新された送信状態情報に基づいて、送信を継続することを含む請求項1記載の方法。
  11. 前記追加のパケットの送信は、前記低速の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを送信することを含む請求項1記載の方法。
  12. 前記追加のパケットの送信は、
    レート適合プロセスを実行することと、
    前記レート適合プロセスに基づいて、前記低速の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを前記装置に送信することとを含む請求項1記載の方法。
  13. 前記高速の無線リンク中で送信されるパケットのブロックに対して、複数のARQ状態を維持することをさらに含み、前記パケットのブロック中のパケットのシーケンス番号は、前記低速の無線リンクにしたがう現在のARQ窓のサイズを超えている請求項1記載の方法。
  14. 前記低速の無線リンクは、ARQ窓のサイズおよびARQ状態を含み、
    前記方法は、
    前記高速の無線リンクを使用して、シーケンス番号が前記ARQ窓のサイズを超えている、パケットのブロックを送信することと、
    前記高速の無線リンクにおける、前記パケットのブロックの確認された正しい受信に基づいて、前記ARQ状態を更新することとをさらに含む請求項1記載の方法。
  15. 前記更新されたARQ状態に基づいて、ドロップされたパケットを再送することをさらに含む請求項14記載の方法。
  16. 前記低速の無線リンクを使用して、任意の再送が実行される請求項15記載の方法。
  17. ワイヤレス通信のための装置において、
    高速の無線リンクが利用可能であると決定されると、カプセル化された複数のパケットを、前記高速の無線リンクにおいて、他の装置に送信するように構成されている送信機と、
    別の装置への送信のために低速の無線リンク中で使用する、前記複数のパケットに対するインデックスを発生させ、ここで、前記高速の無線リンクは、低速の無線リンクとは異なる物理レイヤプロトコル(PHY)を用い、前記複数のパケット中の各パケットが前記他の装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定するように構成されている処理システムとを具備し、
    前記送信機は、前記インデックスと前記送信状態情報とに基づいて、前記低速の無線リンクまたは前記高速の無線リンクの何れかで、追加のパケットを送信するようにさらに構成され、ここで、前記送信は、移行のためのMACレイヤ接続セットアップを必要とすることなく、前記低速の無線リンクへの追加のパケットの移行を含む、装置。
  18. 前記インデックスは、前記低速の無線リンクの送信サイズに基づいている請求項17記載の装置。
  19. 前記処理システムは、前記複数のパケットを集約して、単一の高速の無線リンクフレームを形成するようにさらに構成されている請求項17記載の装置。
  20. 前記処理システムは、高速の無線リンクプロトコルにしたがって、前記複数のパケットをカプセル化するようにさらに構成されている請求項17記載の装置。
  21. 前記複数のパケットの前記送信状態情報は、前記低速の無線リンクに関係付けられているMACレイヤにおいて記憶される請求項17記載の装置。
  22. 前記MACレイヤは、前記高速の無線リンクに関係付けられている請求項21記載の装置。
  23. 前記複数のパケットの前記送信状態情報は、複数のビットを含むビットマップを含み、各ビットは、前記複数のパケット中のそれぞれのパケットの送信状態に関係付けられている請求項17記載の装置。
  24. 前記低速の無線リンクから前記送信状態情報を受信するように構成されている受信機をさらに具備する請求項17記載の装置。
  25. 前記追加のパケットのそれぞれは、前記複数のパケットのうちの、1つ以上のパケットを含む請求項17記載の装置。
  26. 前記処理システムは、送信状態情報メッセージに対する要求を使用して、前記送信状態情報を更新するようにさらに構成されており、前記送信機は、前記更新された送信状態情報に基づいて、送信を継続するように構成されている請求項17記載の装置。
  27. 前記送信機は、前記低速の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを送信するようにさらに構成されている請求項17記載の装置。
  28. 前記処理システムは、レート適合プロセスを実行するようにさらに構成されており、前記送信機は、前記レート適合プロセスに基づいて、前記低速の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを前記装置に送信するようにさらに構成されている請求項17記載の装置。
  29. 前記処理システムは、前記高速の無線リンク中で送信されるパケットのブロックに対して、複数のARQ状態を維持するようにさらに構成されており、前記パケットのブロック中のパケットのシーケンス番号は、前記低速の無線リンクにしたがう現在のARQ窓のサイズを超えている請求項17記載の装置。
  30. 前記低速の無線リンクは、ARQ窓のサイズおよびARQ状態を含み、
    前記送信機は、前記高速の無線リンクを使用して、シーケンス番号が前記ARQ窓のサイズを超えている、パケットのブロックを送信するようにさらに構成されており、
    前記処理システムは、前記高速の無線リンクにおける、前記パケットのブロックの確認された正しい受信に基づいて、前記ARQ状態を更新するようにさらに構成されている請求項17記載の装置。
  31. 前記送信機は、前記更新されたARQ状態に基づいて、ドロップされたパケットを再送するようにさらに構成されている請求項30記載の装置。
  32. 前記低速の無線リンクを使用して、任意の再送が実行される請求項31記載の装置。
  33. ワイヤレス通信のための装置において、
    別の装置への送信のために低速の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させる手段と、
    高速の無線リンクが利用可能であると決定されると、カプセル化された前記複数のパケットを、前記高速の無線リンクにおいて、前記他の装置に送信する手段と、ここで、前記高速の無線リンクは、前記低速の無線リンクとは異なる物理レイヤプロトコル(PHY)を用いる、
    前記複数のパケット中の各パケットが前記他の装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定する手段と、
    前記インデックスと前記送信状態情報とに基づいて、前記低速の無線リンクまたは前記高速の無線リンクの何れかで、追加のパケットを送信する手段と、ここで、前記送信は、移行のためのMACレイヤ接続セットアップを必要とすることなく、前記低速の無線リンクへの追加のパケットの移行を含む、
    を具備する装置。
  34. 前記インデックスは、前記低速の無線リンクの送信サイズに基づいている請求項33記載の装置。
  35. 前記高速の無線リンクを使用して前記複数のパケットを送信する手段は、前記複数のパケットを集約して、単一の高速の無線リンクフレームを形成する手段を備える請求項33記載の装置。
  36. 前記高速の無線リンクを使用して前記複数のパケットを送信する手段は、高速の無線リンクプロトコルにしたがって、前記複数のパケットをカプセル化する手段を備える請求項33記載の装置。
  37. 前記複数のパケットの前記送信状態情報は、前記低速の無線リンクに関係付けられているMACレイヤにおいて記憶される請求項33記載の装置。
  38. 前記MACレイヤは、前記高速の無線リンクに関係付けられている請求項37記載の装置。
  39. 前記複数のパケットの前記送信状態情報は、複数のビットを含むビットマップを含み、各ビットは、前記複数のパケット中のそれぞれのパケットの送信状態に関係付けられている請求項33記載の装置。
  40. 前記決定する手段は、前記低速の無線リンクから前記送信状態情報を受信する手段を備える請求項33記載の装置。
  41. 前記追加のパケットのそれぞれは、前記複数のパケットのうちの、1つ以上のパケットを含む請求項33記載の装置。
  42. 前記決定する手段は、送信状態情報メッセージに対する要求を使用して、前記送信状態情報を更新する手段を備え、前記追加のパケットを送信する手段は、前記更新された送信状態情報に基づいて、送信を継続する手段を備える請求項33記載の装置。
  43. 前記追加のパケットを送信する手段は、
    レート適合プロセスを実行する手段と、
    前記レート適合プロセスに基づいて、前記低速の無線リンクを使用して、前記追加のパケットを前記装置に送信する手段とを備える請求項33記載の装置。
  44. 前記高速の無線リンク中で送信されるパケットのブロックに対して、複数のARQ状態を維持する手段をさらに具備し、前記パケットのブロック中のパケットのシーケンス番号は、前記低速の無線リンクにしたがう現在のARQ窓のサイズを超えている請求項33記載の装置。
  45. 前記低速の無線リンクは、ARQ窓のサイズおよびARQ状態を含み、
    前記装置は、
    前記高速の無線リンクを使用して、シーケンス番号が前記ARQ窓のサイズを超えている、パケットのブロックを送信する手段と、
    前記高速の無線リンクにおける、前記パケットのブロックの確認された正しい受信に基づいて、前記ARQ状態を更新する手段とをさらに具備する請求項33記載の装置。
  46. 前記更新されたARQ状態に基づいて、ドロップされたパケットを再送する手段をさらに具備する請求項45記載の装置。
  47. 前記低速の無線リンクを使用して、任意の再送が実行される請求項46記載の装置。
  48. ワイヤレス通信のための命令群を記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって
    前記命令群は、
    装置への送信のために低速の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させるように実行可能な命令と、
    高速の無線リンクが利用可能であると決定されると、カプセル化された前記複数のパケットを、前記高速の無線リンクにおいて、前記装置に送信するように実行可能な命令と、ここで、前記高速の無線リンクは、前記低速の無線リンクとは異なる物理レイヤプロトコル(PHY)を用いる、
    前記複数のパケット中の各パケットが前記装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定するように実行可能な命令と、
    前記インデックスと前記送信状態情報とに基づいて、前記低速の無線リンクまたは前記高速の無線リンクの何れかで、追加のパケットを送信するように実行可能な命令と、ここで、前記送信することは、移行のためのMACレイヤ接続セットアップを必要とすることなく、前記低速の無線リンクへの追加のパケットの移行を含む、
    を含む、コンピュータ読取可能な記憶媒体
  49. アクセスポイントにおいて、
    1つ以上のアンテナと、
    装置への送信のために低速の無線リンク中で使用する、複数のパケットに対するインデックスを発生させるように構成されている処理システムと、
    前記1つ以上のアンテナに結合され、高速の無線リンクが利用可能であると決定されると、前記1つ以上のアンテナを介して、カプセル化された前記複数のパケットを、前記高速の無線リンクにおいて、前記装置に送信するように構成されている送信機とを具備し、ここで、前記高速の無線リンクは、前記低速の無線リンクとは異なる物理レイヤプロトコル(PHY)を用い、前記処理システムは、前記複数のパケット中の各パケットが前記装置によって受信されているかどうかを示す送信状態情報を決定するようにさらに構成されており、前記送信機は、前記インデックスと前記送信状態情報とに基づいて、前記低速の無線リンクまたは前記高速の無線リンクの何れかで、追加のパケットを送信するようにさらに構成され、前記送信は、移行のためのMACレイヤ接続セットアップを必要とすることなく、前記低速の無線リンクへの追加のパケットの移行を含む、アクセスポイント。
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