JP5738218B2 - 音響信号強調装置、遠近判定装置、それらの方法、及びプログラム - Google Patents
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〔原理〕
実施例1の音響信号強調装置は、単一のマイクロホンアレーを用いて、マイクロホンアレーから特定の距離範囲にある音だけを強調若しくは抑圧して、所定の範囲内の音源の音を収音することを目的とするものである。また、実施例2の遠近判定装置は、受音信号の音源位置の遠近を判定するものである。
提案方式では、残響音の等方性を考慮したモデルを導入する。ここでは、パワー推定値としてパワースペクトル密度又はその推定値を用いた例を説明するが、これは本発明を限定するものではない。
式(6)において間接音が等方的に到来すると仮定できる音場では、残響音パワーPR,θ(ω)は方向θに依らない定数 ̄PR(ω)で置き換えることができ、出力パワースペクトル密度は式(7)で表せる。
図8に処理対象信号生成部43のより具体的な機能構成例を示す。処理対象信号生成部43は、複数の重み乗算手段4311〜431Mと、加算手段432を備える。複数の重み乗算手段4311〜431Mは、M個のマイクロホンで受音した複数の受音信号xm(n)の、それぞれの周波数成分X1(ω,t),…,XM(ω,t)に重み係数wm(ω)を乗ずる。
図9に直間比計算部44の機能構成例を示す。直間比計算部44は、受信音パワー推定部441と、直接音方向パワー推定部442と、残響音方向パワー推定部443と、減算部444と、直間比算出部445と、を備える。
図10に、直間比計算部44の残響音方向パワー推定部443の機能構成を変形した直間比計算部44′の機能構成例を示す。直間比計算部44′は、残響音方向パワーPRD(ω)を、複数(2個以上)の指向方向の残響音方向パワーPRD1(ω)〜PRDN(ω)を平均して求めるようにしたものである。
図12に、直間比計算部44の残響音方向パワー推定部443の機能構成を変更した直間比計算部44″の機能構成例を示す。直間比計算部44″は、指向性形成部4421と残響指向性形成部4431のビームフォーマのメインビームの方向を自動的に設定できるようにしたものである。
対象信号調整部45は、処理対象信号Y(ω,t)と直間比推定値DRR(ω,t)を入力とし、直間比推定値DRR(ω,t)に応じて処理対象信号Y(ω,t)の振幅を調整した処理後信号Z(ω,t)を生成して出力する。言い換えると、対象信号調整部45は、直間比推定値DRR(ω,t)に応じたゲイン(フィルタ係数)を処理対象信号Y(ω,t)に乗じ、それによって処理後信号Z(ω,t)を生成して出力する(ステップS45)。
本発明の効果を確認する目的で、鏡像法を用いたシミュレーション実験を行った。
るのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されるとしてもよい。
Claims (9)
- マイクロホンアレーに含まれる複数個のマイクロホンで受音された受音信号を周波数領域に変換して得られる周波数領域信号を用い、前記周波数領域信号のパワー推定値を得る受信音パワー推定部と、
直接音源方向から到来した信号成分を主に通過させるように指向性形状のメインビームを向ける第1のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第1のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、直接音方向信号のパワー推定値として得る直接音方向パワー推定部と、
前記第1のビームフォーマと同じ指向性形状で、なおかつ指向性感度の低い点を前記直接音源方向に向ける第2のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第2のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、残響音方向信号のパワー推定値として得る残響音方向パワー推定部と、
前記直接音方向信号のパワー推定値から前記残響音方向信号のパワー推定値を減算したパワー推定値を、前記第1のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値と前記第2のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値との差分によって除算することで正規化した直接音パワー推定値を出力する減算部と、
前記周波数領域信号のパワー推定値及び前記直接音パワー推定値を用い、前記残響音方向信号のパワー推定値に対する直接音のパワー推定値の比率を表す直間比推定値を得る直間比算出部と、
前記直間比推定値に応じたゲインを前記受音信号から得られる処理対象信号に乗じ、処理後信号を得る対象信号調整部を有し、
前記直間比推定値が表す前記比率が所定の閾値よりも大きい前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインは、前記比率が前記所定の閾値よりも小さな前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインよりも大きい、音響信号強調装置。 - マイクロホンアレーに含まれる複数個のマイクロホンで受音された受音信号を周波数領域に変換して得られる周波数領域信号を用い、前記周波数領域信号のパワー推定値を得る受信音パワー推定部と、
直接音源方向から到来した信号成分を主に通過させるように指向性形状のメインビームを向ける第1のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第1のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、直接音方向信号のパワー推定値として得る直接音方向パワー推定部と、
前記第1のビームフォーマと同じ指向性形状で、なおかつ指向性感度の低い点を前記直接音源方向に向ける第2のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第2のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、残響音方向信号のパワー推定値として得る残響音方向パワー推定部と、
前記直接音方向信号のパワー推定値から前記残響音方向信号のパワー推定値を減算したパワー推定値を、前記第1のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値と前記第2のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値との差分によって除算することで正規化した直接音パワー推定値を出力する減算部と、
前記周波数領域信号のパワー推定値及び前記直接音パワー推定値を用い、前記残響音方向信号のパワー推定値に対する直接音のパワー推定値の比率を表す直間比推定値を得る直間比算出部と、
前記直間比推定値に応じたゲインを前記受音信号から得られる処理対象信号に乗じ、処理後信号を得る対象信号調整部を有し、
前記直間比推定値が表す前記比率が所定の閾値よりも大きい前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインは、前記比率が前記所定の閾値よりも小さな前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインよりも小さい、音響信号強調装置。 - マイクロホンアレーに含まれる複数個のマイクロホンで受音された受音信号を周波数領域に変換して得られる周波数領域信号を用い、前記周波数領域信号のパワー推定値を得る受信音パワー推定部と、
直接音源方向から到来した信号成分を主に通過させるように指向性形状のメインビームを向ける第1のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第1のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、直接音方向信号のパワー推定値として得る直接音方向パワー推定部と、
前記第1のビームフォーマと同じ指向性形状で、なおかつ指向性感度の低い点を前記直接音源方向に向ける第2のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第2のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、残響音方向信号のパワー推定値として得る残響音方向パワー推定部と、
前記直接音方向信号のパワー推定値から前記残響音方向信号のパワー推定値を減算したパワー推定値を、前記第1のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値と前記第2のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値との差分によって除算することで正規化した直接音パワー推定値を出力する減算部と、
前記周波数領域信号のパワー推定値及び前記直接音パワー推定値を用い、前記残響音方向信号のパワー推定値に対する直接音のパワー推定値の比率を表す直間比推定値を得る直間比算出部と、
前記直間比推定値を用い、前記直接音源の遠近判定を行って遠近判定結果を得る遠近判定部を有し、
前記直間比推定値は、所定の時間区間であるフレームで受音された前記受音信号に基づいて得られ、
前記遠近判定部は、1個以上のフレームからなる判定区間で受音された前記受音信号に基づいて得られた前記直間比推定値に対応する判定値と、前記判定区間よりも多くの個数のフレームからなる基準区間で受音された前記受音信号に基づいて得られた複数の前記直間比推定値に対応する基準値とを用いた比較判定によって、前記判定区間での前記直接音源の遠近判定を行う、遠近判定装置。 - マイクロホンアレーに含まれる複数個のマイクロホンで受音された受音信号を周波数領域に変換して得られる周波数領域信号を用い、前記周波数領域信号のパワー推定値を得る受信音パワー推定部と、
直接音源方向から到来した信号成分を主に通過させるように指向性形状のメインビームを向ける第1のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第1のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、直接音方向信号のパワー推定値として得る直接音方向パワー推定部と、
前記第1のビームフォーマと同じ指向性形状で、なおかつ指向性感度の低い点を前記直接音源方向に向ける第2のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第2のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、残響音方向信号のパワー推定値として得る残響音方向パワー推定部と、
前記直接音方向信号のパワー推定値から前記残響音方向信号のパワー推定値を減算したパワー推定値を、前記第1のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値と前記第2のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値との差分によって除算することで正規化した直接音パワー推定値を出力する減算部と、
前記周波数領域信号のパワー推定値及び前記直接音パワー推定値を用い、前記残響音方向信号のパワー推定値に対する直接音のパワー推定値の比率を表す直間比推定値を得る直間比算出部と、
前記直間比推定値に応じたゲインを前記受音信号から得られる処理対象信号に乗じ、処理後信号を得る対象信号調整部を有し、
前記直間比推定値が表す前記比率が第1値である場合に前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインは、前記比率が前記第1値よりも小さな第2値である場合に前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインよりも大きい、音響信号強調装置。 - マイクロホンアレーに含まれる複数個のマイクロホンで受音された受音信号を周波数領域に変換して得られる周波数領域信号を用い、前記周波数領域信号のパワー推定値を得る受信音パワー推定部と、
直接音源方向から到来した信号成分を主に通過させるように指向性形状のメインビームを向ける第1のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第1のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、直接音方向信号のパワー推定値として得る直接音方向パワー推定部と、
前記第1のビームフォーマと同じ指向性形状で、なおかつ指向性感度の低い点を前記直接音源方向に向ける第2のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第2のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、残響音方向信号のパワー推定値として得る残響音方向パワー推定部と、
前記直接音方向信号のパワー推定値から前記残響音方向信号のパワー推定値を減算したパワー推定値を、前記第1のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値と前記第2のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値との差分によって除算することで正規化した直接音パワー推定値を出力する減算部と、
前記周波数領域信号のパワー推定値及び前記直接音パワー推定値を用い、前記残響音方向信号のパワー推定値に対する直接音のパワー推定値の比率を表す直間比推定値を得る直間比算出部と、
前記直間比推定値に応じたゲインを前記受音信号から得られる処理対象信号に乗じ、処理後信号を得る対象信号調整部を有し、
前記直間比推定値が表す前記比率が第1値である場合に前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインは、前記比率が前記第1値よりも小さな第2値である場合に前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインよりも小さい、音響信号強調装置。 - マイクロホンアレーに含まれる複数個のマイクロホンで受音された受音信号を周波数領域に変換して得られる周波数領域信号を用い、前記周波数領域信号のパワー推定値を得る受信音パワー推定ステップと、
直接音源方向から到来した信号成分を主に通過させるように指向性形状のメインビームを向ける第1のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第1のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、直接音方向信号のパワー推定値として得る直接音方向パワー推定ステップと、
前記第1のビームフォーマと同じ指向性形状で、なおかつ指向性感度の低い点を前記直接音源方向に向ける第2のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第2のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、残響音方向信号のパワー推定値として得る残響音方向パワー推定ステップと、
前記直接音方向信号のパワー推定値から前記残響音方向信号のパワー推定値を減算したパワー推定値を、前記第1のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値と前記第2のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値との差分によって除算することで正規化した直接音パワー推定値を出力する減算ステップと、
前記周波数領域信号のパワー推定値及び前記直接音パワー推定値を用い、前記残響音方向信号のパワー推定値に対する直接音のパワー推定値の比率を表す直間比推定値を得る直間比算出ステップと、
前記直間比推定値に応じたゲインを前記受音信号から得られる処理対象信号に乗じ、処理後信号を得る対象信号調整ステップを有し、
前記直間比推定値が表す前記比率が所定の閾値よりも大きい前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインは、前記比率が前記所定の閾値よりも小さな前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインよりも大きい、音響信号強調方法。 - マイクロホンアレーに含まれる複数個のマイクロホンで受音された受音信号を周波数領域に変換して得られる周波数領域信号を用い、前記周波数領域信号のパワー推定値を得る受信音パワー推定ステップと、
直接音源方向から到来した信号成分を主に通過させるように指向性形状のメインビームを向ける第1のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第1のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、直接音方向信号のパワー推定値として得る直接音方向パワー推定ステップと、
前記第1のビームフォーマと同じ指向性形状で、なおかつ指向性感度の低い点を前記直接音源方向に向ける第2のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第2のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、残響音方向信号のパワー推定値として得る残響音方向パワー推定ステップと、
前記直接音方向信号のパワー推定値から前記残響音方向信号のパワー推定値を減算したパワー推定値を、前記第1のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値と前記第2のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値との差分によって除算することで正規化した直接音パワー推定値を出力する減算ステップと、
前記周波数領域信号のパワー推定値及び前記直接音パワー推定値を用い、前記残響音方向信号のパワー推定値に対する直接音のパワー推定値の比率を表す直間比推定値を得る直間比算出ステップと、
前記直間比推定値に応じたゲインを前記受音信号から得られる処理対象信号に乗じ、処理後信号を得る対象信号調整ステップを有し、
前記直間比推定値が表す前記比率が所定の閾値よりも大きい前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインは、前記比率が前記所定の閾値よりも小さな前記処理対象信号に乗じられる前記ゲインよりも小さい、音響信号強調方法。 - マイクロホンアレーに含まれる複数個のマイクロホンで受音された受音信号を周波数領域に変換して得られる周波数領域信号を用い、前記周波数領域信号のパワー推定値を得る受信音パワー推定ステップと、
直接音源方向から到来した信号成分を主に通過させるように指向性形状のメインビームを向ける第1のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第1のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、直接音方向信号のパワー推定値として得る直接音方向パワー推定ステップと、
前記第1のビームフォーマと同じ指向性形状で、なおかつ指向性感度の低い点を前記直接音源方向に向ける第2のビームフォーマを、前記周波数領域信号に対して適用して得られるパワー推定値、又は、前記第2のビームフォーマを、前記受音信号に対して適用した後に周波数領域に変換して得られるパワー推定値を、残響音方向信号のパワー推定値として得る残響音方向パワー推定ステップと、
前記直接音方向信号のパワー推定値から前記残響音方向信号のパワー推定値を減算したパワー推定値を、前記第1のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値と前記第2のビームフォーマの前記直接音源の到来方向におけるパワーゲイン値との差分によって除算することで正規化した直接音パワー推定値を出力する減算ステップと、
前記周波数領域信号のパワー推定値及び前記直接音パワー推定値を用い、前記残響音方向信号のパワー推定値に対する直接音のパワー推定値の比率を表す直間比推定値を得る直間比算出ステップと、
前記直間比推定値を用い、前記直接音源の遠近判定を行って遠近判定結果を得る遠近判定ステップを有し、
前記直間比推定値は、所定の時間区間であるフレームで受音された前記受音信号に基づいて得られ、
前記遠近判定ステップは、1個以上のフレームからなる判定区間で受音された前記受音信号に基づいて得られた前記直間比推定値に対応する判定値と、前記判定区間よりも多くの個数のフレームからなる基準区間で受音された前記受音信号に基づいて得られた複数の前記直間比推定値に対応する基準値とを用いた比較判定によって、前記判定区間での前記直接音源の遠近判定を行う、遠近判定方法。 - 請求項1若しくは2の音響信号強調装置、又は請求項3の遠近判定装置、又は請求項4若しくは5の音響信号強調装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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