JP5738063B2 - 被検体情報取得装置および被検体情報取得方法 - Google Patents
被検体情報取得装置および被検体情報取得方法 Download PDFInfo
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ける出力値よりも低出力になる現象を確認した。出力の低下は適応型データのコントラスト低下の要因となる。このようなコントラスト低下が確認された状況では、特許文献1の手法を用いてもコントラストを改善できない。
ここで音響波は典型的には超音波であるが、音波、超音波、光音響波、光超音波と呼ばれる音響波も含む。
(超音波画像装置の構成)
以下、本発明の好適な実施形態について図1を用いて説明する。第1の実施形態にかかる超音波画像装置は、被検体に向けて送信した超音波の反射波を受信し、受信信号を処理することで、生体画像情報を取得する装置である。超音波画像装置は、受信信号から断層面を生成し提示しても良いし、3次元画像も生成し提示してもよい。
超音波画像装置は、送信開口を形成する複数の変換素子008から超音波を送信する。この送信は送信開口の中央に位置し、深さ方向の走査ライン013にフォーカスをあわせて行われる。フォーカス位置が設定されると、システム制御部003から送信信号処理部001へ設定情報が送られる。送信信号処理部001はその設定情報を元に送信開口を形成する変換素子008群を駆動させる遅延時間を決定する。そして送信信号処理部001から変換素子008群に遅延時間を考慮した電気信号(送信信号)が送られる。これよりフォーカス位置に向かって超音波が伝播される。このように送信し伝播された超音波は被検体によって反射・散乱されて再び超音波(反射波)として変換素子008に戻ってくる。このうち受信開口を形成する複数の変換素子008群において、超音波が電気信号に変換され受信信号として取得される。受信開口は例えば32個の変換素子008群から形成される。この場合、走査ライン013上の画像データはこの32個の受信信号から再構成される。
導入することも有効である。
各走査ライン013の間隔をワイヤ径0.1mmよりも大きい0.3mmで設定した。図7から適応型データ(点線)は固定型データ(破線)と比較して、高解像度ではあるが低コントラストという、課題に挙げられた内容が確認できる。図7の細実線が、本実施形態の処理を用いた合成データである。本実施形態によって、解像度とコントラストに優れた画像が実現でき、走査ライン間隔よりも小さい反射体を適切に画像化できる。
(超音波画像装置の構成)
本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は第1の実施形態のピーク検出部018の処理において、抽出する処理領域データの形式が、走査ライン013と平行に並んだ縦ラインデータ028の場合に有効な手法である。図8は本実施形態の装置構成を示しており、第1の実施形態で示した図1のシステムから、データ用メモリ016、01
7を除去した構成となっている。なお本実施形態では、第1の実施形態で示した図1のシステムを用いることも可能である。
画像処理部006におけるLOG圧縮までの動作は第1の実施形態と同じである。ピーク検出部018での処理の為に抽出する画像データ形式が横ラインデータ027及び2次元画像データ029である場合は、その抽出領域が確保されるまではLOG圧縮以前の前処理を繰り返す。そして該データ用メモリ016,017に該前処理毎に再構成される縦ラインデータ028群を蓄積する必要がある。
(超音波画像装置の構成)
本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は被検体内に複数の近接する微細な反射体が存在した時に、高解像度かつ高コントラストの画像を再構成するのに有効な手法である。本実施形態のシステムは、第1の実施形態で示した図1のシステムと同じ構成であるが、合成処理部019での処理の形態が異なっている。なお、ピーク検出部018の処理での抽出する画像データ形式が縦ラインデータ028の時は、第2の実施形態で示した図9のシステムを用いる事も可能である。
本実施形態は、第1及び第2の実施形態でのピーク検出部018における対象ピーク位置設定までは、同じ処理を行っている。その後、本実施形態では合成処理部019において、対象ピーク位置は固定型データの値を選択し、対象ピーク位置以外は固定型データの出力値P1と適応型データの出力値P2の合成値を選択する。合成値Poutは下記式のβの値で表現される。なお、βは固定型データと適応型データの合成比を表し、P1とP2の大小関係に応じて決定される。
合成値Poutを算出した。結果の断面出力図を図9に示す。まず、この図よりピークの出力値に関しては、固定型データに比べて適応型データの出力値の方が低い。また、2つの微細な反射体の間の出力は適応型データの方が固定型データに比べて抑えられていない。それらに対し、本実施形態による合成画像の出力は、他の画像と比較して、高解像度且つ高コントラストである。
、固定型データの出力値P1の方が適応型データの出力値P2よりも小さい場合に、そうでない場合よりも大きなβ値を採用するようにしても良い。また、このようなβ値の設定を採用する場合には、上記のような重み付き平均のみではなく、下記のような重み付き相乗平均の式を用いる事も有効である。
(光音響画像装置の構成)
本発明の第4の実施形態は、被検体に光(電磁波)を照射することにより被検体内で発生した音響波を受信して、被検体情報を画像データとして取得する光音響効果を利用した光音響画像装置である。図10は本実施形態の装置構成を示しており、第1の実施形態で示した図1のシステムの送信信号処理部001の代わりに光源駆動部023、光源024からなる光照射部を備えたものである。
被検体内の目標位置が設定されると、図10に記載のシステム制御部003から光源駆動部023へ設定情報が送られる。光源駆動部023は光源024を駆動し、パルスレーザーなどのパルス状の電磁波を被検体に照射する。この照射によって被検体内で励起された音響波は変換素子008で受信される。その後は第1の実施形態と同様の処理を行うことで画像を再構成する。
上記では、被検体情報取得装置が、超音波プローブ、送信信号処理部、受信信号処理部を有し、生成した被検体画像を画像表示部に表示するものとして説明した。しかし、本発明に係る被検体情報取得装置は別の装置が受信した超音波(音響波)を取得し、上記処理にしたがって被検体画像データを生成しても良い。また、生成した被検体画像データを、画像表示部に表示せずに、記憶装置に記憶したり、他の装置に出力・送信したりするようにしても良い。
015…固定型信号処理部
018…ピーク検出部
019…合成処理部
Claims (13)
- 被検体内を伝播した音響波を受信した複数の変換素子から出力される受信信号を用いて画像データを生成する被検体情報取得装置であって、
前記受信信号を用いて適応型信号処理を行い第1の画像データを出力する適応型信号処理部と、
前記受信信号に予め定められた重み係数を重みづけして処理し第2の画像データを出力する固定型信号処理部と、
前記第1の画像データにおいて、複数のピークのうち出力値が所定値より大きなピークの位置である対象ピーク位置を検出するピーク検出部と、
前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて被検体画像データを生成する合成処理部と、
を有し、
前記合成処理部は、前記第1の画像データにおける前記対象ピーク位置には前記第2の画像データの出力値を選択する
ことを特徴とする被検体情報取得装置。 - 前記合成処理部は、前記対象ピーク位置以外では第1の画像データの出力値を選択するか、もしくは第1および第2の画像データに基づいて定められる値を選択して、前記被検体画像データを生成する、
請求項1に記載の被検体情報取得装置。 - 前記合成処理部は、対象ピーク位置以外では第1の画像データの出力値を被検体画像データとして選択する、
請求項1に記載の被検体情報取得装置。 - 前記合成処理部は、対象ピーク位置以外では第1の画像データと第2の画像データの合成値を被検体画像データとして選択する、
請求項1に記載の被検体情報取得装置。 - 前記合成処理部は、対象ピーク位置以外では第1の画像データと第2の画像データのうち低出力の値を被検体画像データとして選択する、
請求項1に記載の被検体情報取得装置。 - 前記ピーク検出部は、前記受信信号が極大値をとる位置を求め、極大値とその周囲での値との差が所定の閾値よりも大きい場合に、当該極大値をとる位置を対象ピーク位置として検出する、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記ピーク検出部は、前記受信信号から極小値をとる位置も求め、極大値と当該極大値に隣接する2つの極小値から求められる値との差が前記所定の閾値よりも大きい場合に、当該極大値をとる位置を対象ピーク位置として検出する、
請求項6に記載の被検体情報取得装置。 - 前記第1の画像データおよび前記第2の画像データの形式が、被検体の深さ方向に垂直な方向のラインデータである、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記第1の画像データおよび前記第2の画像データの形式が、被検体の深さ方向に平行な方向のラインデータである、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記第1の画像データおよび前記第2の画像データの形式が、画像データ全体を任意の大きさに分割した2次元画像データである、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 被検体に対して音響波を送信し、前記被検体から反射または散乱される音響波を受信する複数の変換素子を備える、
請求項1〜10のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 被検体へ電磁波を照射する照射部と、
電磁波の照射によって前記被検体から生じる音響波を受信する複数の変換素子と、
を備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 被検体内を伝播した音響波を受信した複数の変換素子から出力される受信信号を用いて画像データを生成する被検体情報取得方法であって、
前記受信信号を用いて適応型信号処理を行い第1の画像データを出力する適応型信号処理工程と、
前記受信信号に予め定められた重み係数を重み付けして処理して第2の画像データを出力する固定型信号処理工程と、
前記第1の画像データにおいて、複数のピークのうち出力値が所定値より大きなピークの位置である対象ピーク位置を検出するピーク検出工程と、
前記第1の画像データと前記第2の画像データとを用いて被検体画像データを生成する合成処理工程と、
を含み、
前記合成処理工程では、前記第1の画像データにおける前記対象ピーク位置には前記第2の画像データの出力値を選択する、
ことを特徴とする被検体情報取得方法。
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