JP5738052B2 - 携帯情報端末、触覚サーバ、触覚サービスシステム、及び通信方法 - Google Patents

携帯情報端末、触覚サーバ、触覚サービスシステム、及び通信方法 Download PDF

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本発明は、タッチセンサを介して入力を受け付けて振動を発生させる携帯情報端末、触覚サーバ、触覚サービスシステム、及び通信方法に関するものである。
近年、携帯情報端末には、操作者による入力を受け付けるタッチパネルやタッチスイッチ等のタッチセンサを備えるものが広く使用されている。タッチセンサには、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等の種々の方式が知られている。しかしながら、いずれの方式のタッチセンサにおいても、指やスタイラスペンによるタッチ入力を受け付けるものであって、タッチセンサ自体は、タッチされても、押しボタンスイッチのようには物理的に変位しない。
このように、タッチセンサがタッチされても、タッチセンサ自体が物理的に変位しないので、操作者は入力が受け付けられても、入力に対するフィードバックを得ることができない。このため、操作者は、同じ位置を何度もタッチする等の繰り返し入力が生じ易く、操作者にストレスを与える場合がある。このような繰り返し入力を防止するものとして、操作者がタッチセンサを操作した際に、タッチ面を振動させることにより、操作者に触感を呈示する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許4633183号明細書
特許文献1に開示のような触感を呈示する技術を用いれば、携帯情報端末上でWebブラウザを起動中に、Web画面上に表示される物体の表面の手触りを、擬似的に操作者に感じさせることが可能である。
しかしながら、携帯情報端末は、同一の振動情報で振動させても、端末種別、固体差、又は経年変化等により、発生する振動が異なる場合がある。このため、Web画面の画像データ等に対して振動情報が設定されていても、操作者に所望の触感を呈示できない場合がある。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、端末種別、固体差、又は経年変化等に影響されることなく、振動情報に対応する所望の触感を呈示できる、携帯情報端末、触覚サーバ、触覚サービスシステム、及び通信方法を提供することにある。
上記目的を達成する第1の観点に係る携帯情報端末の発明は、
表示部と、
タッチセンサと、
前記タッチセンサのタッチ面を振動させる振動発生部と、
サーバと通信する送受信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
アクセス要求及び端末情報を、前記送受信部から前記サーバに送信し、その後、
前記送受信部で振動情報を対応付けた前記アクセス要求に対応する表示情報を前記サーバから受信すると、前記表示部に前記表示情報を表示させるとともに、前記タッチセンサを介して入力を受け付けると、前記振動発生部により前記振動情報に基づく振動を発生させることを特徴とするものである。
上記目的を達成する第2の観点に係る携帯情報端末の発明は、
表示部と、
タッチセンサと、
前記タッチセンサのタッチ面を振動させる振動発生部と、
触覚サーバと通信する送受信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
端末情報とWebサーバに記憶されている表示情報及び振動情報に対するアクセス要求とを、前記送受信部から前記触覚サーバに送信し、その後、
前記送受信部で前記触覚サーバから前記表示情報及び前記振動情報を受信すると、前記表示部に前記表示情報を表示させるとともに、前記タッチセンサを介して入力を受け付けると、前記振動発生部により前記振動情報に基づく振動を発生させることを特徴とするものである。
上記目的を達成する第3の観点に係る触覚サーバの発明は、
携帯情報端末と通信する送受信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記送受信部で前記携帯情報端末からアクセス要求及び端末情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報及び前記端末情報に基づき振動情報を生成し、該振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信することを特徴とするものである。
第4の観点に係る発明は、第3の観点に係る触覚サーバにおいて、
複数の端末種別情報をそれぞれ振動情報と対応付けて記憶する記憶部をさらに備え、
前記端末情報は端末種別情報を含み、
前記制御部は、
前記送受信部で前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末種別情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報に基づ振動情報を生成し、該振動情報を前記記憶部で前記端末種別情報と対応付けられた振動情報に変換し、該振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信することを特徴とするものである。
第5の観点に係る発明は、第4の観点に係る触覚サーバにおいて、
前記記憶部は、さらに評価入力信号、及び該評価入力信号に対する振動基準値を記憶し、
前記端末情報は端末識別情報を含み、
前記制御部は、
前記評価入力信号を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信し、その後、
前記送受信部で前記携帯情報端末から振動計測値及び前記端末識別情報を受信すると、前記評価入力信号と前記振動計測値とに基づき補正情報を生成し、
前記送受信部で前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末識別情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報に基づ振動情報を生成し、該振動情報を前記端末識別情報に対応する前記補正情報に基づいて補正して、該振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信することを特徴とするものである。
上記目的を達成する第6の観点に係る触覚サーバの発明は、
携帯情報端末と通信する送受信部と、
評価入力信号、及び該評価入力信号に対する振動基準値を記憶する記憶部と、
前記送受信部で前記携帯情報端末からアクセス要求及び端末情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報及び前記端末情報に基づき振動情報を生成し、該振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信する制御部と、を備え、
前記端末情報は端末識別情報を含み、
前記制御部は、
前記評価入力信号を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信し、その後、
前記送受信部で前記携帯情報端末から振動計測値及び前記端末識別情報を受信すると、前記評価入力信号と前記振動計測値とに基づき補正情報を生成し、
前記送受信部で前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末識別情報を受信すると、前記表示情報に基づき振動情報を生成し、該振動情報を前記端末識別情報に対応する前記補正情報に基づいて補正して、該振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信することを特徴とするものである。
上記目的を達成する第7の観点に係る触覚サーバの発明は、
携帯情報端末及びWebサーバと通信する送受信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記送受信部で前記携帯情報端末から、端末情報と前記Webサーバに記憶されている表示情報及び振動情報に対するアクセス要求とを受信すると、前記表示情報及び前記振動情報を前記Webサーバから取得し、
前記表示情報及び前記振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信することを特徴とするものである。
上記目的を達成する第8の観点に係る触覚サービスシステムの発明は、
第1の観点に係る携帯情報端末と、第3〜6のいずれかの観点に係る触覚サーバとを備える触覚サービスシステムであって、
前記携帯情報端末は、アクセス要求及び端末情報を、前記触覚サーバに送信し、
前記触覚サーバは、前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報及び前記端末情報に基づき振動情報を生成し、該振動情報を、前記携帯情報端末に送信し、
前記携帯情報端末は、前記触覚サーバから前記振動情報を受信すると、前記表示情報を表示させるとともに、該携帯情報端末に対する入力を受け付けると、前記振動情報に基づく振動を発生させることを特徴とするものである。
上記目的を達成する第9の観点に係る触覚サービスシステムの発明は、
第2の観点に係る携帯情報端末と、第7の観点に係る触覚サーバとを備える触覚サービスシステムであって、
前記携帯情報端末は、前記端末情報と前記Webサーバに記憶されている表示情報及び振動情報に対するアクセス要求とを、前記触覚サーバに送信し、
前記触覚サーバは、前記携帯情報端末から前記表示情報及び前記端末情報を受信すると、前記表示情報及び前記振動情報を前記Webサーバから取得し、前記表示情報及び前記振動情報を、前記携帯情報端末に送信し、
前記携帯情報端末は、前記触覚サーバから前記表示情報及び前記振動情報を受信すると、前記表示情報を表示させるとともに、該携帯情報端末に対する入力を受け付けると、前記振動情報に基づく振動を発生させることを特徴とするものである。
上記目的を達成する第10の観点に係る通信方法の発明は、
第1の観点に係る携帯情報端末と、第3〜6のいずれかの観点に係る触覚サーバとを備える通信方法であって、
前記携帯情報端末が、アクセス要求及び端末情報を、前記触覚サーバに送信するステップと、
前記触覚サーバが、前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報及び前記端末情報に基づき振動情報を生成し、該振動情報を、前記携帯情報端末に送信するステップと、
前記携帯情報端末が、前記触覚サーバから前記振動情報を受信すると、前記表示情報を表示させるとともに、該携帯情報端末に対する入力を受け付けると、前記振動情報に基づく振動を発生させるステップと、
を備えたことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第11の観点に係る通信方法の発明は、
第2の観点に係る携帯情報端末と、第7の観点に係る触覚サーバとを備える通信方法であって、
前記携帯情報端末が、前記端末情報と前記Webサーバに記憶されている表示情報及び振動情報に対するアクセス要求とを、前記触覚サーバに送信するステップと、
前記触覚サーバが、前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末情報を受信すると、前記表示情報及び前記振動情報を前記Webサーバから取得し、前記表示情報及び前記振動情報を、前記携帯情報端末に送信するステップと、
前記携帯情報端末が、前記触覚サーバから前記表示情報及び前記振動情報を受信すると、前記表示情報を表示させるとともに、該携帯情報端末に対する入力を受け付けると、前記振動情報に基づく振動を発生させるステップと、
を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、端末種別、固体差、又は経年変化等に影響されることなく、振動情報に対応する所望の触感を呈示できる、携帯情報端末、触覚サーバ、触覚サービスシステム、及び通信方法を提供することができる。
第1実施の形態に係る触覚サービスシステムのWebページ情報のアップロード動作の説明図である。 第1実施の形態に係る触覚サービスシステムのWebページ情報へのアクセス動作の説明図である。 図2のWebページ情報へのアクセス動作を示すシーケンス図である。 図1の携帯情報端末の要部の構成を示す機能ブロック図である。 図4の携帯情報端末の実装構造の一例を示す構成図である。 図1の触覚サーバの要部の構成を示す機能ブロック図である。 図1のWebページのアップロード動作において、表示情報が画像データである場合における、携帯情報端末の処理を示すフローチャートである。 図1のWebページのアップロード動作において、表示情報が文字列データである場合における、携帯情報端末の処理を示すフローチャートである。 図2のWebページ情報へのアクセス動作における携帯情報端末の処理を示すフローチャートである。 図9の処理において、携帯情報端末の表示部に表示される画像例を示す図である。 図2のWebページ情報へのアクセス動作における触覚サーバの処理を示すフローチャートである。 第2実施の形態に係る触覚サービスシステムのWebページ情報のアップロード動作の説明図である。 第2実施の形態に係る触覚サービスシステムのWebページ情報へのアクセス動作の説明図である。 図13のWebページ情報へのアクセス動作を示すシーケンス図である。 図12の携帯情報端末の要部の構成を示す機能ブロック図である。 図15の携帯情報端末の実装構造の一例を示す構成図である。 図12の触覚サーバの要部の構成を示す機能ブロック図である。 第2実施の形態に係る触覚サービスシステムの能力評価動作を示すシーケンス図である。 第2実施の形態に係る触覚サービスシステムの能力評価動作における触覚サーバの処理を示すフローチャートである。 能力評価の評価入力信号群の説明図である。 図12のWebページのアップロード動作において、表示情報が画像データである場合における、携帯情報端末の処理を示すフローチャートである。 図13のWebページ情報へのアクセス動作における触覚サーバの処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1〜図11は、本発明の第1実施の形態を示すものである。まず、図1〜図3を参照して、第1実施の形態に係る触覚サービスシステム1の概要を説明する。触覚サービスシステム1は、携帯情報端末10a、10bと、無線基地局15a、15bと、Webサーバ20と、触覚サーバ30とを備える。無線基地局15a、15b、Webサーバ20、及び触覚サーバ30は、ネットワーク40を介して接続されている。触覚サービスシステム1では、図1を参照して説明するWebページ情報のアップロード動作の後、図2及び図3を参照して説明するWebページ情報へのアクセス動作が行われる。
図1は、触覚サービスシステム1のWebページ情報のアップロード動作の説明図である。Webページ情報のアップロード動作では、端末種別「タイプA」の携帯情報端末10aが、画像データ、画像情報、又は文字列データ等の表示情報と振動情報とを対応付けたWebページ情報を、Webサーバ20にアップロードする。そのため、まず、携帯情報端末10aは、物体Aの画像を撮像して画像データAを取得する。次に、携帯情報端末10aは、触覚サーバ30に携帯情報端末10aの端末種別情報「タイプA」を送信する(ステップ1)。
触覚サーバ30は、複数の端末種別情報を記憶するとともに、複数の見本触覚データ群をそれぞれ端末種別情報と対応付けて記憶している。見本触覚データ群は、複数の見本触覚データからなる。見本触覚データは、電圧や振幅等の触覚信号と、触覚信号を識別するための触覚番号とを、対応付けたデータである。触覚サーバ30は、携帯情報端末10aから端末種別情報「タイプA」を受信すると、この端末種別情報「タイプA」に対応付けられた見本触覚データ群を読み出して、携帯情報端末10aに送信する(ステップ2)。
その後、携帯情報端末10aは、触覚サーバ30から受信した見本触覚データ群に基づき振動を順次発生し、操作者に触感を呈示する。操作者は、携帯情報端末10aが順次発生する振動に基づき、見本触覚データ群のうち1つの見本触覚データの触覚番号を選択する。その後、携帯情報端末10aは、画像データA(表示情報)、選択された見本触覚データの触覚番号「1a」(振動情報)、及び端末種別情報「タイプA」を対応付けたWebページ情報を、Webサーバ20にアップロードする(ステップ3)。
図2は、触覚サービスシステム1のWebページ情報へのアクセス動作の説明図である。図3は、図2のWebページ情報へのアクセス動作を示すシーケンス図である。Webページ情報へのアクセス動作では、端末種別「タイプB」の携帯情報端末10bが、図1のアップロード動作にて携帯情報端末10aがアップロードしたWebページ情報にアクセスする。そのため、まず、携帯情報端末10bは、携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」(端末情報)を、触覚サーバ30に送信する(ステップ4)。さらに、携帯情報端末10bは、Webサーバ20に記憶されたWebページ情報へのアクセス要求を、触覚サーバ30に送信する(ステップ5)。
触覚サーバ30は、携帯情報端末10bからこのアクセス要求を受信すると、このWebページ情報をWebサーバ20から取得する(ステップ6)。次に、触覚サーバ30は、携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」に基づき、Webサーバ20から取得したWebページ情報に含まれる触覚番号「1a」及び端末種別情報「タイプA」を、それぞれ触覚番号「1b」及び端末種別情報「タイプB」に変換する。そして、触覚サーバ30は、画像データA(表示情報)、変換後の触覚番号「1b」(振動情報)、及び端末種別情報「タイプB」を対応付けたWebページ情報を、携帯情報端末10bに送信する(ステップ7)。携帯情報端末10bは、触覚サーバ30から受信したWebページ情報に基づき、画像データAを表示するとともに、触覚番号「1b」に対応した振動を発生させ、操作者に触感を呈示する。
次に、図4〜図6を参照して、第1実施の形態に係る触覚サービスシステム1を構成する携帯情報端末10a、10b、及び触覚サーバ30の構成を説明する。図4は、携帯情報端末10a、10bの要部の構成を示す機能ブロック図である。なお、携帯情報端末10a、10bは、同様の構成とすることができるので、図4では携帯情報端末10として示す。携帯情報端末10は、タッチセンサ101と、撮像部102と、表示部103と、送受信部104と、制御部105と、振動発生部107と、記憶部108とを備える。
タッチセンサ101は、表示部103の前面に配置され、操作者の指等がタッチセンサ101のタッチ面に接触すると、タッチ面に対する接触入力の位置を検出する。タッチセンサ101は、例えば抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等のタッチパネルやタッチスイッチ等で構成する。
撮像部102は、操作者の操作に応じて、外部の物体等の画像を撮像し、画像データを取得する。なお、Webページ情報へのアクセス動作を行う携帯情報端末10bの場合、撮像部102は省略することが可能である。
表示部103は、画像や文字等を表示する。表示部103は、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等を用いて構成される。
送受信部104は、外部のネットワーク40を介してWebサーバ20及び触覚サーバ30との間で無線により信号の送受信を行う。
制御部105は、例えば図示しない中央処理装置(CPU)が、記憶部108に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。制御部105は、タッチセンサ101、撮像部102、表示部103、送受信部104、振動発生部107、及び記憶部108を制御する。また、制御部105は、Web画面構成部110の機能を有する。Web画面構成部110は、触覚サーバ30から受信するWebページ情報に含まれる画像データ、画像情報、又は文字列データ等の表示情報に基づき、表示部103に表示するWeb画面を構成する。ここで、画像情報とは、例えば画像データのURL等の情報である。
振動発生部107は、圧電振動子等を用いて構成し、タッチセンサ101のタッチ面又は携帯情報端末10の筐体に振動を発生させることにより、タッチ面に接触している操作者の指等の触覚を刺激し、これにより触感を呈示する。
記憶部108は、図示しない中央処理装置により実行されるプログラムを記憶するとともに、複数の触覚信号をそれぞれ触覚番号と対応付けて記憶する。触覚信号は、例えば電圧、電流、振幅、又は周波数等の信号であり、振動パターンを規定する信号である。
図5は、図4の携帯情報端末10の実装構造の一例を示す構成図である。図5(A)は要部断面図、図5(B)は要部平面図である。表示部103は、筐体120内に収納保持される。タッチセンサ101は、図5(B)の二点鎖線で示す表示部103の表示領域Aより外側の4隅に配設したインシュレータ121を介して、表示部103上に保持される。
また、筐体120には、表示部103の表示領域Aより外側のタッチセンサ101のタッチ面101aを覆うようにアッパーカバー122を設け、このアッパーカバー122とタッチセンサ101との間に、弾性部材からなるインシュレータ123を配設する。
さらに、タッチセンサ101の裏面上には、対向する2つの辺の近傍に、タッチセンサ101を振動させるための振動発生部107をそれぞれ接着等により設ける。そして、振動発生部107によりタッチセンサ101を振動させることにより、タッチ面101aを振動させるようにしている。なお、図5(B)は、図5(A)に示した筐体120、アッパーカバー122、及びインシュレータ123の図示を省略している。
図6は、触覚サーバ30の要部の構成を示す機能ブロック図である。触覚サーバ30は、送受信部301と、制御部302と、端末情報データベース303と、触覚データベース304とを備える。
送受信部301は、外部のネットワーク40を介して携帯情報端末10及びWebサーバ20との間で信号の送受信を行う。
端末情報データベース303は、携帯情報端末10の端末種別情報を複数記憶する。
触覚データベース304は、複数の見本触覚データからなる見本触覚データ群を、それぞれ端末情報データベース303に記憶される端末種別情報と対応付けて記憶する。各見本触覚データは、触覚信号と、触覚信号を識別するための触覚番号とを対応付けたデータである。また、見本触覚データ群の各触覚番号は、それぞれ他の見本触覚データ群の各触覚番号と対応付けられている。
制御部302は、例えば図示しない中央処理装置(CPU)が、予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。制御部302は、送受信部301、端末情報データベース303、及び触覚データベース304を制御する。また、制御部302は、Webページ解析部310と振動情報変換部311との機能を有する。
制御部302のWebページ解析部310は、制御部302がWebサーバ20に記憶されるWebページ情報を取得すると、このWebページ情報を解析する。具体的に、Webページ解析部310は、Webページ情報に触覚番号が含まれているか否かの判断や、そのWebページ情報へのアクセス要求を送信した携帯情報端末10の端末種別情報とWebページ情報に含まれる端末種別情報とが一致するか否かの判断を行う。
制御部302の振動情報変換部311は、Webページ解析部310が、Webページ情報へのアクセス要求を送信した携帯情報端末10の端末種別情報とWebページ情報に含まれる端末種別情報とが一致しないと判断した場合、Webページ情報の触覚番号及び端末種別情報を変換する。このとき、振動情報変換部311は、Webページ情報の触覚番号及び端末種別情報を、アクセス要求を送信した携帯情報端末10の端末種別情報に対応させるように変換する。なお、端末種別情報は、携帯情報端末の製造元、機種(型番)、製造年等が特定される情報であり、本実施形態においては「タイプ○」として表現している。
次に、図7及び図8に示すフローチャートを参照して、図1のWebページ情報のアップロード動作について更に詳細に説明する。上述したように、携帯情報端末10aは、画像データや文字列データ等の表示情報と振動情報とを対応付けてWebページ情報としてアップロードすることができる。以降、図7を参照して画像データと振動情報とを対応付けてアップロードする場合における携帯情報端末10aの処理を説明し、図8を参照して文字列データと振動情報とを対応付けてアップロードする場合における携帯情報端末10aの処理を説明する。
表示情報が画像データである場合、図7に示すように、まず、操作者が携帯情報端末10aに対して画像データのアップロード要求を行うと、制御部105は、操作者に画像の撮像を促す。そして、制御部105は、操作者の操作に応じて、撮像部102により外部の物体Aの画像を撮像し、画像データAを取得する(ステップS10)。
次に、制御部105は、操作者からの触覚設定要求があるか否かを判断する(ステップS11)。操作者からの触覚設定要求が無い場合、制御部105は、画像データAをWebページ情報として、送受信部104からWebサーバ20にアップロードし(ステップS12)、処理を終了する。
一方、ステップS11で、操作者からの触覚設定要求がある場合、制御部105は、操作者に画像データAに関連するキーワードの入力を促す。そして、操作者によりキーワードが入力されると(ステップS13)、制御部105は、携帯情報端末10aの端末種別情報「タイプA」及びステップS13で入力されたキーワードを、送受信部104から触覚サーバ30に送信する(ステップS14)。
ステップS14の後、触覚サーバ30は、携帯情報端末10aから端末種別情報「タイプA」及びキーワードを受信すると、触覚データベース304から端末種別情報「タイプA」に対応する見本触覚データ群を読み出す。さらに触覚サーバ30は、端末種別情報「タイプA」に対応する見本触覚データ群の中から、このキーワードに関連する見本触覚データ群を抽出する。そして、触覚サーバ30は、抽出した見本触覚データ群を、携帯情報端末10aに送信する。
携帯情報端末10aの制御部105は、触覚サーバ30からの見本触覚データ群を送受信部104で受信すると(ステップS15)、次に操作者の指等がタッチセンサ101に触れている間に、各見本触覚データの触覚信号に基づき、振動発生部107で振動を順次発生させる(ステップS16)。ここで、操作者は、振動発生部107から順次発生される振動をタッチセンサ101を通じて指等で感じながら、画像データAに対して設定するための振動を探し、見つかれば当該振動に対応した見本触覚データの触覚番号を選択する。例えば、操作者は、タッチセンサ101を通じて感じる各振動のうち、画像データAが示す物体Aの手触りに最も近い振動があれば、その振動に対応した見本触覚データの触覚番号を選択する。
ステップS16の後、制御部105は、操作者が画像データAに対して設定するための見本触覚データの触覚番号を選択したか否かを判断する(ステップS17)。ステップS17で、操作者が画像データAに対して設定するための振動が見つからなかった等の理由で触覚番号を選択しなかった場合、制御部105は、画像データAをWebページ情報として、送受信部104からWebサーバ20にアップロードし(ステップS18)、処理を終了する。
一方、ステップS17で操作者が画像データAに対して設定するための触覚番号を選択した場合、制御部105は、画像データA、選択された触覚番号「1a」、及び携帯情報端末10aの端末種別情報「タイプA」をWebページ情報として、送受信部104からWebサーバ20にアップロードし(ステップS19)、処理を終了する。
なお、ステップS13で操作者に画像データAに関連するキーワードを入力させることにより、ステップS15で携帯情報装置10aは画像データAに関連した見本触覚データ群のみを取得することになる。これにより、操作者が画像データAに設定するための振動を効率良く探すことができる。
一方、表示情報が文字列データである場合、図8に示すように、まず、操作者が携帯情報端末10aに対して文字列データのアップロード要求を行うと、制御部105は、操作者に文字の入力を促す。そして、操作者が文字を入力/編集すると(ステップS30)、次に、制御部105は、操作者からの触覚設定要求があるか否かを判断する(ステップS31)。操作者からの触覚設定要求が無い場合、制御部105は、操作者に文字の入力/編集の終了可否を確認する(ステップS32)。ステップS32で操作者が文字の入力/編集の終了不可を選択した場合、制御部105は、ステップS30に戻って操作者による文字の入力/編集を続行可能にする。一方、ステップS32で操作者が文字の入力/編集の終了可を選択した場合、制御部105は、ステップS30で操作者が入力/編集した文字に基づき、文字列データを生成し、この文字列データをWebページ情報として、送受信部104からWebサーバ20にアップロードし(ステップS33)、処理を終了する。
一方、ステップS31で、操作者からの触覚設定要求がある場合、制御部105は、ステップS30で操作者が直前に入力/編集した文字列を含む文節を抽出し、この文節に基づき文字列データを生成する(ステップS34)。次に、制御部105は、携帯情報端末10aの端末種別情報「タイプA」を、送受信部104から触覚サーバ30に送信する(ステップS35)。
ステップS35の後、触覚サーバ30は、携帯情報端末10aから端末種別情報「タイプA」を受信すると、触覚データベース304から端末種別情報「タイプA」に対応する見本触覚データ群を読み出す。そして、触覚サーバ30は、読み出した見本触覚データ群を、携帯情報端末10aに送信する。
携帯情報端末10aの制御部105は、触覚サーバ30からの見本触覚データ群を送受信部104で受信すると(ステップS36)、次に操作者の指等がタッチセンサ101に触れている間に、各見本触覚データの触覚信号に基づき、振動発生部107で振動を順次発生させる(ステップS37)。ここで、操作者は、振動発生部107から順次発生される振動をタッチセンサ101を通じて指等で感じながら、文字列データに対して設定するための振動を探し、見つかれば当該振動に対応した見本触覚データの触覚番号を選択する。
ステップS37の後、制御部105は、操作者が文字列データに対して設定するための触覚番号を選択したか否かを判断する(ステップS38)。ステップS38で、操作者が文字列データに対して設定するための振動が見つからなかった等の理由で触覚番号を選択しなかった場合、制御部105は、操作者に文字の入力/編集の終了可否を確認する(ステップS32)。ステップS32で操作者が文字の入力/編集の終了不可を選択した場合、制御部105は、ステップS30に戻って操作者による文字の入力/編集を続行可能にする。一方、ステップS32で操作者が文字の入力/編集の終了可を選択した場合、制御部105は、ステップS34で生成した文字列データをWebページ情報として、送受信部104からWebサーバ20にアップロードし(ステップS33)、処理を終了する。
一方、ステップS38で操作者が文字列データに対して設定するための触覚番号を選択した場合、制御部105は、ステップS34で生成した文字列データ、ステップS38で選択された触覚番号、及び携帯情報端末10aの端末種別情報「タイプA」を関連付ける(ステップS39)。その後、制御部105は、操作者に文字列データの入力/編集の終了可否を確認する(ステップS32)。ステップS32で操作者が文字列データの入力/編集の終了不可を選択した場合、制御部105は、ステップS30に戻って操作者による文字列データの入力/編集を続行可能にする。一方、ステップS32で操作者が文字列データの入力/編集の終了可を選択した場合、制御部105は、ステップS39で関連付けた文字列データ、触覚番号、及び端末種別情報「タイプA」をWebページ情報として、送受信部104からWebサーバ20にアップロードし(ステップS33)、処理を終了する。
次に、図9〜図11を参照して、図2のWebページ情報へのアクセス動作について説明する。以降、図9及び図10を参照してWebページ情報へのアクセス動作における携帯情報端末10bの処理を説明し、図11を参照してWebページ情報へのアクセス動作における触覚サーバ30の処理を説明する。
図9は、図2のWebページ情報へのアクセス動作における携帯情報端末10bの処理を示すフローチャートである。図10は、図9の処理において、携帯情報端末10bの表示部103に表示される画像例を示す図である。図9において、まず、操作者が表示部103上でWebブラウザを起動すると(ステップS50)、携帯情報端末10bの制御部105は、携帯情報端末10bの端末種別情報を、送受信部104から触覚サーバ30に送信する(ステップS51)。触覚サーバ30は、送受信部301で携帯情報端末10bからの端末種別情報を受信すると、これを端末情報データベース303に登録する。
次に、操作者が携帯情報端末10bに対して、Webページ情報へのアクセス要求を行うと、制御部105は、送受信部104から触覚サーバ30にこのアクセス要求を送信する(ステップS52)。
触覚サーバ30は、送受信部301で携帯情報端末10bからのアクセス要求を受信すると、Webサーバ20からそのWebページの情報を取得する。そして、触覚サーバ30は、取得したWebページ情報に振動情報が含まれている場合、この振動情報が携帯情報端末10bの端末種別情報に対応したものでなければ、振動情報を端末種別情報に対応させるように変換する。そして、触覚サーバ30は、端末種別情報に対応した振動情報を含むWebページ情報を、携帯情報端末10bに送信する。なお、触覚サーバ30の処理については、後に詳細に説明する。
ステップS52の後、送受信部104で触覚サーバ30からのWebページ情報を受信すると(ステップS53)、制御部105のWeb画面構成部110は、Webページ情報に基づきWeb画面を構成し、構成したWeb画面を表示部103に表示する(ステップS54)。
次に、制御部105は、Webページ情報に触覚番号が含まれているか否かを判断する(ステップS55)。ステップS55でWebページ情報に触覚番号が含まれていない場合、制御部105は、処理を終了する。この場合、Webページ情報には画像データ又は文字列データなどの表示情報のみが含まれているため、表示部103に図10(a)のような画像を表示する。図10(a)では、表示情報が毛布の画像データであり、表示部103に毛布の画像のみが表示されている。
一方、ステップS55でWebページ情報に触覚番号が含まれている場合、制御部105は、Webページ情報に含まれる端末種別情報と携帯情報端末10bの端末種別情報とが一致するか否かを判断する(ステップS56)。ステップS56でこれらの端末種別情報が一致しない場合、制御部105は、処理を終了する。なお、この場合、携帯情報端末10bは、Webページ情報に含まれる触覚番号を記憶部108に記憶しておらず、振動を発生させることができないため、表示部103に図10(a)のような画像を表示する。
一方、ステップS56でWebページ情報に含まれる端末種別情報と携帯情報端末10bの端末種別情報とが一致する場合、制御部105は、Webページ情報に含まれる触覚番号に基づき、振動を発生させることが可能か否かを判断する(ステップS57)。ここで、制御部105は、この触覚番号に対応する触覚信号を記憶部108から読み出し、読み出した触覚信号に基づき振動を発生させることができるか否かを判断する。例えば、制御部105は、読み出した触覚信号が振動発生部107への入力の最大値Imaxを越えていれば、振動発生不可と判断し、触覚信号が入力最大値Imax以下であれば、振動発生可能と判断する。
ステップS57で振動発生可能と判断した場合、制御部105は、表示部103に図10(b)のような画像を表示して、操作者に対して振動発生可能である旨を報知する。そして、操作者がタッチセンサ101に接触し、かつその接触位置が画像に対応する領域内にあるときに、制御部105は、当該触覚信号に基づき振動発生部107で振動を発生させる(ステップS58)。図10(b)では、表示情報が毛布の画像データであり、表示部103に毛布の画像の上に指差しマークを重ねて表示している。ステップS58の後、制御部105は処理を終了する。
一方、ステップS57で振動発生不可と判断した場合、制御部105は、表示部103に図10(c)のような画像を表示して、操作者に対して振動発生不可である旨を報知し(ステップS59)、処理を終了する。図10(c)では、表示情報が毛布の画像データであり、表示部103に毛布の画像の上に指差しマークを重ね、さらにその上にバツマークを重ねて表示している。
図11は、図2のWebページ情報へのアクセス動作における触覚サーバ30の処理を示すフローチャートである。まず、触覚サーバ30の制御部302は、送受信部301で携帯情報端末10bからの端末種別情報「タイプB」を受信すると(ステップS70)、これを端末情報データベース303に登録する。
次に、制御部302は、送受信部301で携帯情報端末10bからのWebページへのアクセス要求を受信すると(ステップS71)、Webサーバ20からこのWebページの情報を取得する(ステップS72)。次に、制御部302のWebページ解析部310は、ステップS72で取得したWebページ情報を解析して、触覚番号が含まれているか否かを判断する(ステップS73)。
ステップS73で、Webページ情報に触覚番号が含まれていない場合、制御部302は送受信部301からこのWebページ情報を携帯情報端末10bに送信し(ステップS74)、処理を終了する。
一方、ステップS73でWebページ情報に触覚番号が含まれている場合、Webページ解析部310は、ステップS70で受信した携帯情報端末10bの端末種別情報を端末情報データベース303から読み出し、読み出した端末種別情報「タイプB」とWebページ情報に含まれる端末種別情報とが一致するか否かを判断する(ステップS75)。ステップS75でこれらの端末種別情報が一致する場合、制御部302は、送受信部301からこのWebページ情報を携帯情報端末10bに送信し(ステップS74)、処理を終了する。
一方、ステップS75で携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」とWebページ情報に含まれる端末種別情報とが一致しない場合、制御部302の振動情報変換部311は、Webページ情報の触覚番号「1a」及び端末種別情報「タイプA」を、携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」に対応させるように変換する(ステップS76)。
ここで、振動情報変換部311は、まず触覚データベース304から携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」に対応付けられた見本触覚データ群を読み出し、この見本触覚データ群の中から、Webページ情報に含まれる触覚番号「1a」に対応する触覚番号「1b」を読み出す。そして、振動情報変換部311は、Webページ情報に含まれる触覚番号「1a」を、触覚データベース304から読み出した触覚番号「1b」に置き換える。また、振動情報変換部311は、Webページ情報に含まれる端末種別情報「タイプA」を、携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」に置き換える。
ステップS76の後、制御部302は、画像データや文字列データ等の表示情報、ステップS76で変換した触覚番号「1b」、及び端末種別情報「タイプB」を対応付けたWebページ情報を、送受信部301から携帯情報端末10bに送信し(ステップS74)、処理を終了する。
第1実施の形態は、触覚サーバ30が携帯情報端末10に振動情報を送信する際に、その振動情報が携帯情報端末10の端末種別に対応していない場合に、振動情報をその携帯情報端末10の端末種別に対応させるように変更するものである。これにより、異なる端末種別に係る複数の携帯情報端末間での触覚出力の差異を小さくすることができる。
(第2実施の形態)
図12〜図22は、本発明の第2実施の形態を示すものである。本実施の形態に係る触覚サービスシステム1は、第1実施の形態において、さらに同一の端末種別に係る複数の携帯情報端末間での出荷時での個体差や経年変化による触覚出力の差異を小さくするものである。
まず、図12〜図14を参照して、第2実施の形態に係る触覚サービスシステム1の概要を説明する。触覚サービスシステム1は、第1実施の形態と同様に、携帯情報端末10a、10bと、無線基地局15a、15bと、Webサーバ20と、触覚サーバ30とを備える。無線基地局15a、15b、Webサーバ20、及び触覚サーバ30は、ネットワーク40を介して接続されている。触覚サービスシステム1では、図12を参照して説明するWebページ情報のアップロード動作の後、図13及び図14を参照して説明するWebページ情報へのアクセス動作が行われる。さらに、触覚サービスシステム1では、携帯情報端末10a、10bで触覚出力の能力評価が行われ、その評価結果が触覚サーバ30に登録される。Webページ情報のアップロード動作及びWebページ情報へのアクセス動作は、触覚サーバ30に登録される評価結果を用いて行われる。
図12は、触覚サービスシステム1のWebページ情報のアップロード動作の説明図である。Webページ情報のアップロード動作では、第1実施の形態の場合と同様に、まず、携帯情報端末10aは、物体Aの画像を撮像して画像データAを取得する。次に、携帯情報端末10aは、触覚サーバ30に携帯情報端末10aの端末種別情報「タイプA」及び端末識別子「識別子A」を送信する(ステップ1)。
触覚サーバ30は、複数の端末種別情報及び端末識別子を記憶し、複数の見本触覚データ群をそれぞれ端末種別情報と対応付けて記憶するとともに、複数の評価結果群をそれぞれ端末識別子と対応付けて記憶する。触覚サーバ30は、携帯情報端末10aから端末種別情報「タイプA」を受信すると、この端末種別情報「タイプA」に対応付けられた見本触覚データ群を読み出して、読み出した見本触覚データ群を携帯情報端末10aの端末識別子に対応付けられた評価結果群に基づき補正する。そして、触覚サーバ30は、補正後の見本触覚データ群を携帯情報端末10aに送信する(ステップ2)。その後、携帯情報端末10aは、触覚サーバ30から受信した補正後の見本触覚データ群に基づき振動を順次発生し、操作者に触感を呈示する。操作者は、携帯情報端末10aが順次発生する振動に基づき、見本触覚データ群のうち1つの見本触覚データの触覚番号を選択する。その後、携帯情報端末10aは、画像データA(表示情報)、選択された見本触覚データの触覚番号「1a」(振動情報)、及び端末種別情報「タイプA」を対応付けたWebページ情報を、Webサーバ20にアップロードする(ステップ3)。
図13は、触覚サービスシステム1のWebページ情報へのアクセス動作の説明図である。図14は、図13のWebページ情報へのアクセス動作を示すシーケンス図である。Webページ情報へのアクセス動作では、端末種別「タイプB」の携帯情報端末10bが、図12のアップロード動作にて携帯情報端末10aがアップロードしたWebページ情報にアクセスする。そのため、まず、携帯情報端末10bは、携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」及び端末識別子「識別子B」(端末情報)を、触覚サーバ30に送信する(ステップ4)。さらに、携帯情報端末10bは、Webサーバ20に記憶されたWebページ情報へのアクセス要求を触覚サーバ30に送信する(ステップ5)。
触覚サーバ30は、携帯情報端末10bからこのアクセス要求を受信すると、このWebページ情報をWebサーバ20から取得する(ステップ6)。次に、触覚サーバ30は、携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」に基づき、Webサーバ20から取得したWebページ情報に含まれる触覚番号「1a」及び端末種別情報「タイプA」を、それぞれ触覚番号「1b」及び端末種別情報「タイプB」に変換する。さらに、触覚サーバ30は、変換後の触覚番号「1b」に対応する触覚信号「S(1b)」を、端末識別子「識別子B」に対応する評価結果に基づき補正する。そして、触覚サーバ30は、Webページ情報に含まれる触覚番号「1b」を、この補正後の触覚信号「Srev」に置き換える。その後、触覚サーバ30は、画像データA(表示情報)、補正後の触覚信号「Srev」(振動情報)、及び端末種別情報「タイプB」を対応付けたWebページ情報を携帯情報端末10bに送信する(ステップ7)。携帯情報端末10bは、触覚サーバ30から受信したWebページ情報に基づき、画像データAを表示するとともに、触覚信号「Srev」に基づき振動を発生させ、操作者に触感を呈示する。
次に、図15〜図17を参照して、第2実施の形態に係る触覚サービスシステム1を構成する携帯情報端末10a、10b、及び触覚サーバ30の構成を説明する。なお、図15〜17の説明では、第1実施の形態で説明した図4〜6と異なる部分を中心に説明し、その他の部分の詳細の説明を省略する。図15は、携帯情報端末10a、10bの要部の構成を示す機能ブロック図である。なお、携帯情報端末10a、10bは、同様の構成とすることができるので、図15では携帯情報端末10として示す。図15の携帯情報端末10は、触覚出力計測部109をさらに備える点で、図4の携帯情報端末10と異なる。
触覚出力計測部109は、振動発生部107がタッチセンサ101のタッチ面又は携帯情報端末10の筐体に振動を発生させると、これによる電圧、電流、又は周波数等の触覚出力を計測する。触覚出力計測部109は、例えば圧電素子や歪みゲージセンサ等により構成する。
制御部105は、触覚サーバ30から能力評価要求を受信すると、振動発生部107及び触覚出力計測部109を用いて、触覚出力の能力評価を実行し、評価結果群を触覚サーバ30に送信する。
図16は、図15の携帯情報端末10の実装構造の一例を示す構成図である。図16(A)は要部断面図、図16(B)は要部平面図である。図16の携帯情報端末10は、触覚出力計測部109を備える点で、図5の携帯情報端末10と異なる。振動発生部107及び触覚出力計測部109は、圧電素子からなり、タッチセンサ101の表面上において、アッパーカバー122で覆われる一辺の近傍に、接着等により設けられる。そして、振動発生部107によってタッチセンサ101のタッチ面101aに振動が発せられると、触覚出力計測部109はその振動によりタッチセンサ101に生じる撓みに基づき、電圧値を計測値として出力する。
図17は、触覚サーバ30の要部の構成を示す機能ブロック図である。図17の触覚サーバ30は、制御部302がさらに振動情報補正部312の機能を有する点で、図6の触覚サーバ30と異なる。
端末情報データベース303は、携帯情報端末10の端末種別情報を複数記憶する。また、端末情報データベース303は、複数の評価入力信号群及び振動基準値を、それぞれ端末種別情報と対応付けて記憶する。評価入力信号は、例えば電流、電圧、周波数、振幅、又は波形パターン等の信号である。また、端末情報データベース303は、携帯情報端末10から端末識別子及び評価結果群を受信すると、受信した端末識別子及び評価結果群を関連付けて記憶するとともに、評価日付を更新して端末識別子と関連付けて記憶する。
制御部302の振動情報補正部312は、制御部302がWebサーバ20から取得するWebページ情報に含まれる触覚番号に対応する触覚信号を触覚データベース304から読み出すとともに、Webページ情報へのアクセス要求を送信した携帯情報端末10の端末識別子に対応する評価結果群を端末情報データベース303から読み出す。そして、振動情報補正部312は、触覚データベース304から読み出した触覚信号を、この評価結果群により補正する。この補正処理については、後に詳細に説明する。
次に、図18及び図19を参照して、能力評価動作について更に詳細に説明する。図18は、第2実施の形態に係る触覚サービスシステム1の能力評価動作を示すシーケンス図である。図19は、図18の能力評価動作における触覚サーバ30の処理を示すフローチャートである。この能力評価動作は、携帯情報端末10から触覚サーバ30に対して、アクセス要求として端末識別子を送信すると開始される。なお、携帯情報端末10a、10bは、いずれも能力評価動作を行うので、図18では携帯情報端末10として示す。
図19において、まず携帯情報端末10から端末識別子を受信すると(ステップS90)、触覚サーバ30の制御部302は、この端末識別子が端末情報データベース303に記憶されているか否かを判断する(ステップS91)。ステップS91でこの端末識別子が端末情報データベース303に記憶されていない場合、触覚サーバ30は、さらに端末種別情報を携帯情報端末10から取得するために、端末種別要求を送受信部301から携帯情報端末10に送信する(ステップS92)。携帯情報端末10は、触覚サーバ30から端末種別要求を受信すると、触覚サーバ30に対して端末種別情報を端末識別子と関連付けて送信する。ステップS92の後、送受信部301で携帯情報端末10からの端末種別情報及び端末識別子を受信すると、制御部302は、端末種別情報を端末識別子に対応付けて端末情報データベース303に登録する(ステップS93)。ステップS93の後、制御部302は、ステップS94に進む。
一方、ステップS91で、ステップS90で受信した端末識別子が端末情報データベース303に記憶されている場合、触覚サーバ30は、端末情報データベース303にこの端末識別子に対応する評価日付が記憶されているか否かを判断する(ステップS97)。ステップS97で端末情報データベース303にこの端末識別子に対応する評価日付が記憶されていない場合、制御部302は、ステップS94に進む。
一方、端末情報データベース303にステップS90で受信した端末識別子に対応する評価日付が記憶されている場合、制御部302は現在の日付と評価日付との差分をとり、評価日付からの経過日数を求める(ステップS98)。次に、制御部302は、ステップS98で求めた経過日数が第1の閾値より小さいか否かを判断し(ステップS99)、経過日数が第1の閾値以上である場合はステップS94に進む。一方、ステップS99で経過日数が第1の閾値より小さい場合はステップS100に進む。
ステップS94では、触覚サーバ30の制御部302は、送受信部301から能力評価要求を携帯情報端末10に送信する(ステップS94)。この能力評価要求は、携帯情報端末10の端末種別情報に対応する評価入力信号群を含む。携帯情報端末10は、触覚サーバ30から能力評価要求を受信すると、能力評価要求に含まれる評価入力信号群に基づき能力評価を実行し、その評価結果群を端末識別子と関連付けて触覚サーバ30に送信する。
触覚サーバ30の制御部302は、ステップS94の後、携帯情報端末10から評価結果群及び端末識別子を受信すると、端末情報データベース303にこの評価結果群を端末識別子と対応付けて登録する(ステップS95)。その後、制御部302は、評価日付を現在の日付に更新し、更新後の評価日付を端末識別子と対応付けて端末情報データベース303に登録し(ステップS96)、その後処理を終了する。
ステップS100では、制御部302はステップS98で求めた経過日数が、第2の閾値(第2の閾値<第1の閾値)より小さいか否かを判断する(ステップS100)。ステップS100で経過日数が第2の閾値以上である場合は、制御部302は、送受信部301から能力評価予約要求を携帯情報端末10に送信する(ステップS101)。この能力評価予約要求は、携帯情報端末10の端末種別情報に対応する評価入力信号群を含む。携帯情報端末10は、触覚サーバ30から能力評価予約要求を受信すると、操作者が所定時間以上操作を行っていない状態になってから能力評価を実行し、その後、その評価結果群と評価日付を記憶部108に一時的に記憶する。その後、携帯情報端末10は、触覚サーバ30にアクセス要求を送信する際に、評価結果群及び評価日付を記憶部108から読み出し、端末識別子と関連付けて、触覚サーバ30に送信する。その後、携帯情報端末10は記憶部108から評価結果群及び評価日付を消去する。
触覚サーバ30の制御部302は、ステップS101の後、送受信部301で携帯情報端末10からの評価結果群、評価日付、及び端末識別子を受信すると、端末情報データベース303に評価結果群及び評価日付を端末識別子と対応付けて登録し(ステップS102)、その後処理を終了する。
一方、ステップS100で、ステップS98で求めた経過日数が第2の閾値より小さいと判断した場合は、制御部302は、能力評価要求を携帯情報端末10に送信することなく、処理を終了する。
ここで、図20を参照して、図19の能力評価動作において、携帯情報端末10が行う能力評価について説明する。図20は、携帯情報端末10が能力評価の際に用いる評価入力信号群の説明図である。図20において、「タイプ0」〜「タイプn」に対応する行は、それぞれ評価入力信号に対応する。図20の例では、各評価入力信号は、波形パターンと電圧値を含む。「波形パターン0」〜「波形パターンn」は、それぞれ異なる1つの周波数を持つ電圧波形から構成される。「電圧0」〜「電圧n」は、それぞれ「波形パターン0」〜「波形パターンn」の振幅を意味する。
そして、携帯情報端末10の制御部105は、触覚サーバ30から図20の評価入力信号群を受信すると、まず評価入力信号群を振動発生部107に順次入力して、振動発生部107に振動を順次発生させる。すると、振動発生部107により順次発生される振動に基づき、触覚出力計測部109は電圧値を計測値として順次出力する。制御部105は、触覚出力計測部109が順次出力する計測値群を、評価結果群として触覚サーバ30に送信する。
次に、図21に示すフローチャートを参照して、図12のWebページ情報のアップロード動作について更に詳細に説明する。上述したように、携帯情報端末10aは、画像データや文字列データ等の表示情報と振動情報とを対応付けてWebページ情報としてアップロードすることができる。以降、図21を参照して画像データと振動情報とを対応付けてアップロードする場合における携帯情報端末10aの処理を説明する。
表示情報が画像データである場合、図21に示すように、まず、操作者が携帯情報端末10aに対して画像データのアップロード要求を行うと、制御部105は、操作者に画像の撮像を促す。そして、制御部105は、操作者の操作に応じて、撮像部102により外部の物体Aの画像を撮像し、画像データAを取得する(ステップS110)。
次に、制御部105は、操作者からの触覚設定要求があるか否かを判断する(ステップS111)。操作者からの触覚設定要求が無い場合、制御部105は、画像データAをWebページ情報として、送受信部104からWebサーバ20にアップロードし(ステップS112)、処理を終了する。
一方、ステップS111で、操作者からの触覚設定要求がある場合、制御部105は、操作者に画像データAに関連するキーワードの入力を促す。そして、操作者によりキーワードが入力されると(ステップS113)、制御部105は、携帯情報端末10aの端末種別情報「タイプA」、端末識別子「識別子A」、及びステップS113で入力されたキーワードを、送受信部104から触覚サーバ30に送信する(ステップS114)。
ステップS114の後、触覚サーバ30は、携帯情報端末10aから端末種別情報「タイプA」、端末識別子「識別子A」、及びキーワードを受信すると、既に説明した図19の能力評価動作の処理を開始する。そして、図19の処理により、端末情報データベース303にこの端末識別子「識別子A」に対応する評価結果群が登録されていない場合や、評価結果群が登録されていても更新日付からの経過日数が第2の閾値以上である場合、触覚サーバ30は、携帯情報端末10aに能力評価要求又は能力評価予約要求を送信する。その後、触覚サーバ30は、携帯情報端末10から能力評価の評価結果群を受信すると、これを端末識別子「識別子A」と対応付けて端末情報データベース303に登録する。
また、触覚サーバ30は、携帯情報端末10aから受信した端末種別情報「タイプA」に基づき、触覚データベース304から端末種別情報「タイプA」に対応する見本触覚データ群を読み出す。さらに触覚サーバ30は、端末種別情報「タイプA」に対応する見本触覚データ群の中から、このキーワードに関連する見本触覚データ群を抽出する。その後、触覚サーバ30は、端末情報データベース303から、端末識別子「識別子A」に対応する評価結果群を読み出し、抽出した見本触覚データ群の各触覚信号をこの評価結果群に基づき補正する。そして、触覚サーバ30は、この補正後の各触覚信号をそれぞれ触覚番号と関連付けた見本触覚データ群を、携帯情報端末10aに送信する。
一方、携帯情報端末10aの制御部105は、ステップS114の後、送受信部104で触覚サーバ30から能力評価要求又は能力評価予約要求を受信しているか否かを判断する(ステップS115)。ステップS115で、能力評価要求又は能力評価予約要求を受信している場合、制御部105は、能力評価を実行し、その評価結果群を触覚サーバ30に送信する(ステップS116)。ステップS116の後、携帯情報端末10aは、触覚サーバ30から、補正後の見本触覚データ群を受信し(ステップS117)、ステップS118に進む。一方、ステップS115で、能力評価要求又は能力評価予約要求を受信していない場合は、制御部105は、能力評価を実行することなく、補正後の見本触覚データ群を受信し(ステップS117)、ステップS118に進む。
ステップS118では、制御部105は、操作者の指等がタッチセンサ101に触れている間に、各見本触覚データの触覚信号に基づき、振動発生部107で振動を順次発生させる(ステップS118)。ここで、操作者は、振動発生部107から順次発生される振動をタッチセンサ101を通じて指等で感じながら、画像データAに対して設定するための振動を探し、見つかれば当該振動に対応した見本触覚データの触覚番号を選択する。例えば、操作者は、タッチセンサ101を通じて感じる各振動のうち、画像データAが示す物体Aの手触りに最も近い振動があれば、その振動に対応した見本触覚データの触覚番号を選択する。
ステップS118の後、制御部105は、操作者が画像データAに対して設定するための見本触覚データの触覚番号を選択したか否かを判断する(ステップS119)。ステップS119で、操作者が画像データAに対して設定するための振動が見つからなかった等の理由で触覚番号を選択しなかった場合、制御部105は、画像データAをWebページ情報として、送受信部104からWebサーバ20にアップロードし(ステップS120)、処理を終了する。
一方、ステップS119で操作者が画像データAに対して設定するための触覚番号を選択した場合、制御部105は、画像データA、選択された触覚番号「1a」、及び携帯情報端末10aの端末種別情報「タイプA」をWebページ情報として、送受信部104からWebサーバ20にアップロードし(ステップS121)、処理を終了する。
なお、ステップS113で操作者に画像データAに関連するキーワードを入力させることにより、ステップS115で携帯情報装置10aは画像データAに関連した見本触覚データ群のみを取得することになる。これにより、操作者が画像データAに設定するための振動を効率良く探すことができる。
なお、文字列データと振動情報とを対応付けてアップロードする場合における携帯情報端末10aの処理は、図8のステップS36を図21のステップS115〜ステップS117の処理に置き換えたもとなるので、その詳細の説明を省略する。
次に、図22を参照して、図13のWebページ情報へのアクセス動作について説明する。以降、図22を参照してWebページ情報へのアクセス動作における触覚サーバ30の処理を説明する。なお、Webページ情報へのアクセス動作における携帯情報端末10bの処理は、図9に示した第1実施の形態と同様であるので、その詳細の説明を省略する。
図22は、図13のWebページ情報へのアクセス動作における触覚サーバ30の処理を示すフローチャートである。まず、触覚サーバ30の制御部302は、送受信部301で携帯情報端末10bからの端末種別情報「タイプB」及び端末識別子「識別子B」を受信すると(ステップS130)、これらを関連付けて端末情報データベース303に登録する。さらに、触覚サーバ30は、既に説明した図19の能力評価動作の処理を開始する(ステップS131)。そして、図19の処理により、端末情報データベース303にこの端末識別子「識別子B」に対応する評価結果群が登録されていない場合や、評価結果群が登録されていても更新日付からの経過日数が第2の閾値以上である場合、触覚サーバ30は、携帯情報端末10aに能力評価要求又は能力評価予約要求を送信する。その後、触覚サーバ30は、携帯情報端末10から能力評価の評価結果群を受信すると、これを端末情報データベース303に登録する。
次に、制御部302は、送受信部301で携帯情報端末10bからのWebページへのアクセス要求を受信すると(ステップS132)、Webサーバ20からこのWebページの情報を取得する(ステップS133)。次に、制御部302のWebページ解析部310は、ステップS133で取得したWebページ情報を解析して、触覚番号が含まれているか否かを判断する(ステップS134)。
ステップS134で、Webページ情報に触覚番号が含まれていない場合、制御部302は送受信部301からこのWebページ情報を携帯情報端末10bに送信し(ステップS135)、処理を終了する。
一方、ステップS134でWebページ情報に触覚番号が含まれている場合、Webページ解析部310は、ステップS130で受信した携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」を、端末情報データベース303から読み出す。そして、Webページ解析部310は、読み出した端末種別情報「タイプB」とWebページ情報に含まれる端末種別情報とが一致するか否かを判断する(ステップS136)。ステップS136でこれらの端末種別情報が一致する場合、次に制御部302の振動情報補正部312は、触覚データベース304からWebページ情報に含まれる触覚番号「1b」に対応する触覚信号S(1b)を読み出すとともに、端末情報データベース303から携帯情報端末10bの端末識別子「識別子B」に対応する評価結果群を読み出す。そして、振動情報補正部312は、この触覚信号S(1b)を評価結果群に基づき補正し(ステップS137)、Webページ情報の触覚番号「1b」をこの補正後の触覚信号Srevに置き換える。その後、制御部302は、送受信部301から、画像データA、補正後の触覚信号Srev、及び端末種別情報「タイプB」を対応付けたWebページ情報を携帯情報端末10bに送信し(ステップS135)、処理を終了する。
一方、ステップS136で携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」とWebページ情報に含まれる端末種別情報とが一致しない場合、制御部302の振動情報変換部311は、携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」に基づき、Webページ情報の触覚番号「1a」及び端末種別情報「タイプA」を変換する(ステップS138)。ここで、振動情報変換部311は、まず触覚データベース304から携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」に対応付けられた見本触覚データ群を読み出し、この見本触覚データ群の中から、Webページ情報に含まれる触覚番号「1a」に対応する触覚番号「1b」を読み出す。そして、振動情報変換部311は、Webページ情報に含まれる触覚番号「1a」を、触覚データベース304から読み出した触覚番号「1b」に置き換える。また、振動情報変換部311は、Webページ情報に含まれる端末種別情報「タイプA」を、携帯情報端末10bの端末種別情報「タイプB」に置き換える。
ステップS138の後、制御部302の振動情報補正部312は、触覚データベース304からWebページ情報に含まれる触覚番号「1b」に対応する触覚信号S(1b)を読み出すとともに、端末情報データベース303から携帯情報端末10bの端末識別子「識別子B」に対応する評価結果群を読み出す。そして、振動情報補正部312は、この触覚信号S(1b)を評価結果群に基づき補正し(ステップS137)、Webページ情報の触覚番号「1b」をこの補正後の触覚信号Srevに置き換える。その後、制御部302は、送受信部301から、画像データA、補正後の触覚信号Srev、及び端末種別情報「タイプB」を対応付けたWebページ情報を携帯情報端末10bに送信し(ステップS135)、処理を終了する。
ここで、振動情報補正部312が行う触覚信号の補正の例を説明する。振動発生部107への入力電圧値Ibに対して、触覚出力計測部109からの出力電圧値の振動基準値がObであるとする。一方、現在の携帯情報端末10bが、経年変化等により、振動発生部107への入力電圧値Ibに対して、触覚出力計測部109からの出力電圧値がOn(On≠Ob)であるとする。すると、現在の携帯情報端末10bが、触覚出力計測部109に振動基準値Obを出力させるために、振動発生部107に入力する必要がある入力電圧値Inについて、以下の式が成り立つ。なお、以下の式では、線形性が成り立つと仮定している。
Ob=F(Ib)
Ob=G(In)
これにより、
In=G−1(F(Ib))
が得られる。
よって、例えば、
Ob=αIb
Ob=βIn
が成り立つと仮定すると、
In=α/β×Ib
が得られる。振動情報補正部312は、この補正係数(補正情報)α/βを、携帯情報端末10bから受信する評価結果群に基づき、図20の波形パターン毎に算出する。
そして、振動情報補正部312は、図22のステップS137において、補正後の触覚信号Srevを、
Srev=α/β×S(1b)
により求める。
第2実施の形態は、触覚サーバ30が携帯情報端末10に振動情報を送信する際に、その携帯情報端末10の性能が劣化している場合は、その携帯情報端末10上での触覚出力が所定基準を満たすように、この振動情報を変更するものである。これにより、同一の端末種別に係る複数の携帯情報端末間での触覚出力の差異を小さくすることができる。
以上より、本発明によれば、端末種別、固体差、又は経年変化等に影響されることなく、振動情報に対応する所望の触感を呈示できる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、触覚サービスシステム1からWebサーバ20を除くこともできる。この場合、まず、携帯情報端末10は、触覚サーバ30に表示情報及び端末情報(端末種別情報又は端末識別子)を送信する。そして、触覚サーバ30は、携帯情報端末10から表示情報及び端末情報を受信すると、この表示情報及び端末情報に基づき振動情報(触覚番号又は触覚信号)を生成し、該振動情報を、携帯情報端末10に送信する。ここで、触覚サーバ30は、例えば表示情報及び端末情報に対応付けた振動情報を予め記憶しておき、この記憶している振動情報を、第1又は第2実施の形態で説明したように変更して、携帯情報端末10に送信する。その後、携帯情報端末10は、触覚サーバ30から振動情報を受信すると、表示情報を表示部103に表示させるとともに、タッチセンサ101を介して入力を受け付けると、振動発生部107にこの振動情報に基づく振動を発生させる。
また、第2実施の形態では、触覚サーバ30は、携帯情報端末10から端末種別情報及び端末識別子の両方を受信して、端末種別情報に基づく振動情報の変換及び端末識別子に基づく振動情報の補正を行う。しかし、この代わりに、触覚サーバ30は、携帯情報端末10から端末識別子のみを受信して、端末識別子に基づく振動情報の補正のみを行うように構成することもできる。この場合、触覚サーバ30の端末情報データベース303は、複数の評価入力信号群及び振動基準値を、それぞれ端末識別子と対応付けて記憶することになる。
また、図20の例では、評価入力信号の波形パターンが1つの周波数の波形から構成されるものとしたが、波形パターンは複数の周波数の波形から構成することもできる。波形パターンが複数の周波数の波形から構成される場合は、振動情報補正部312は、波形パターンを構成する各波形の周波数毎に補正係数α/βを求め、図22のステップS137において、各補正係数α/βに基づき、触覚信号を補正することになる。
また、図21を参照して説明したWebページ情報のアップロード動作では、触覚サーバ30は、携帯情報端末10aに見本触覚データ群を送信する前に、前述した所定の場合に携帯情報端末10aに能力評価を実行させ、その評価結果群によって見本触覚データ群を補正してから携帯情報端末10aに送信する。しかし、触覚サーバ30は、携帯情報端末10aに補正前の見本触覚データ群と能力評価要求又は能力評価予約要求とを合わせて送信することもできる。この場合、携帯情報端末10aは、触覚サーバ30から受信する見本触覚データ群に基づき振動を順次発生させるとともに、能力評価を実行してその評価結果群を触覚サーバ30に送信する。これにより、携帯情報端末10aが能力評価を実行する間に操作者が待たされることを、防止することができる。
また、図22を参照して説明したWebページ情報へのアクセス動作では、触覚サーバ30は、携帯情報端末10bにWebページ情報を送信する前に、前述した所定の場合に携帯情報端末10bに能力評価を実行させ、その評価結果群によってWebページ情報を補正してから携帯情報端末10bに送信する。しかし、触覚サーバ30は、携帯情報端末10bに補正前のWebページ情報と能力評価要求又は能力評価予約要求とを合わせて送信することもできる。この場合、携帯情報端末10bは、触覚サーバ30からWebページ情報に基づき振動を発生させるとともに、能力評価を実行してその評価結果群を触覚サーバ30に送信する。これにより、携帯情報端末10bが能力評価を実行する間に操作者が待たされることを、防止することができる。
また、図2や図13を参照して説明したWebページ情報へのアクセス動作では、携帯情報端末10bは、振動情報を表示情報と合わせてWebサーバ20から触覚サーバ30を介して取得するが、振動情報と表示情報はそれぞれ異なるサーバ等から取得することもできる。また、携帯情報端末10bからの表示情報のみで十分な場合には、Webサーバ20へのアクセスを省略することができる。
また、図5や図16の例では、振動発生部107はタッチセンサ101の裏面上に設けているが、代わりに筐体120の内面上に設けてもよい。振動発生部107を筐体120の内面上に設ける場合、振動発生部107は筐体120を振動させることにより、タッチセンサ101に接触している操作者の指等の触覚を刺激し、触感を呈示する。
本発明における「振動発生部によるタッチセンサのタッチ面への振動」は、タッチセンサのタッチ面を直接的または間接的に振動させるものであればよく、上述の実施例以外において、例えば、振動発生部106を振動モータ(偏心モータ)とし、タッチセンサ101のタッチ面101aを直接的に振動させたり、タッチセンサ101を保持する保持部材や携帯情報端末の筐体120を振動させてタッチ面101aを間接的に振動させたりするように構成してもよい。
また、本発明における「タッチセンサでの入力の受け付け」は、第1実施の形態のように入力対象によるタッチセンサ101への接触を検知して入力を受け付ける場合であってもよく、第2実施の形態において入力対象(指等)によるタッチセンサ101への押圧荷重を検出する荷重検出部を設け、入力対象によるタッチセンサ101への押圧荷重が所定荷重閾値を超えた場合に入力を受け付ける場合であってもよい。
入力対象によるタッチセンサ101への押圧荷重が所定荷重閾値を超えた場合に入力を受け付ける場合には、携帯情報端末10にタッチセンサ101のタッチ面101aに対する押圧荷重を検出する荷重検出部を設け、荷重検出部が検出する押圧荷重が入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、振動発生部107にタッチ面101aへの振動を発生させるようにしてもよい。荷重検出部は、例えば歪みゲージセンサや圧電素子等の荷重に対してリニアに反応する素子を用いて構成することができる。また、振動発生部107がタッチセンサ101に設けられた圧電素子で構成される場合には、荷重検出部及び振動発生部107は、当該圧電素子を共用して構成することもできる。圧電素子は、圧力が加わると電力を発生し、電力が加えられると変形するためである。あるいは、第2実施の形態のように、触覚出力計測部109を有する場合は、この触覚出力計測部109を荷重検出部として兼用することもできる。なお、荷重検出部により検出される押圧荷重が入力を受け付ける所定の基準を満たした際とは、荷重検出部により検出される押圧荷重が入力を受け付ける所定値に達した際であってもよいし、荷重検出部により検出される押圧荷重が入力を受け付ける所定値を超えた際でもよいし、荷重検出部により入力を受け付ける所定値が検出された際でもよい。
また、タッチセンサ101及び表示部103は、タッチセンサ101と表示部103との両機能を共通の基板に持たせる等により、一体化した装置によって構成することもできる。このようなタッチセンサ101と表示部103との両機能を一体化した装置の構成の一例としては、液晶パネルが有するマトリクス状配列の画素電極群に、フォトダイオード等の複数の光電変換素子を規則的に混在させたものがある。この装置は、液晶パネル構造によって画像を表示する一方で、パネル表面の所望位置をタッチ入力するペンの先端で液晶表示用のバックライトの光を反射し、この反射光を周辺の光電変換素子が受光することにより、タッチ位置を検出することができる。
1 触覚サービスシステム
10a、10b、10 携帯情報端末
15a、15b 無線基地局
20 Webサーバ
30 触覚サーバ
40 ネットワーク
101 タッチセンサ
101a タッチ面
102 撮像部
103 表示部
104 送受信部
105 制御部
107 振動発生部
108 記憶部
109 触覚出力計測部
110 Web画面構成部
120 筐体
121 インシュレータ
122 アッパーカバー
123 インシュレータ
301 送受信部
302 制御部
303 端末情報データベース
304 触覚データベース
310 Webページ解析部
311 振動情報変換部
312 振動情報補正部

Claims (11)

  1. 表示部と、
    タッチセンサと、
    前記タッチセンサのタッチ面を振動させる振動発生部と、
    サーバと通信する送受信部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    アクセス要求及び端末情報を、前記送受信部から前記サーバに送信し、その後、
    前記送受信部で振動情報を対応付けた前記アクセス要求に対応する表示情報を前記サーバから受信すると、前記表示部に前記表示情報を表示させるとともに、前記タッチセンサを介して入力を受け付けると、前記振動発生部により前記振動情報に基づく振動を発生させることを特徴とする携帯情報端末。
  2. 表示部と、
    タッチセンサと、
    前記タッチセンサのタッチ面を振動させる振動発生部と、
    触覚サーバと通信する送受信部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    端末情報とWebサーバに記憶されている表示情報及び振動情報に対するアクセス要求とを、前記送受信部から前記触覚サーバに送信し、その後、
    前記送受信部で前記触覚サーバから前記表示情報及び前記振動情報を受信すると、前記表示部に前記表示情報を表示させるとともに、前記タッチセンサを介して入力を受け付けると、前記振動発生部により前記振動情報に基づく振動を発生させることを特徴とする携帯情報端末。
  3. 携帯情報端末と通信する送受信部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記送受信部で前記携帯情報端末からアクセス要求及び端末情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報及び前記端末情報に基づき振動情報を生成し、該振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信することを特徴とする触覚サーバ。
  4. 複数の端末種別情報をそれぞれ振動情報と対応付けて記憶する記憶部をさらに備え、
    前記端末情報は端末種別情報を含み、
    前記制御部は、
    前記送受信部で前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末種別情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報に基づ振動情報を生成し、該振動情報を前記記憶部で前記端末種別情報と対応付けられた振動情報に変換し、該振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信することを特徴とする請求項3に記載の触覚サーバ。
  5. 前記記憶部は、さらに評価入力信号、及び該評価入力信号に対する振動基準値を記憶し、
    前記端末情報は端末識別情報を含み、
    前記制御部は、
    前記評価入力信号を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信し、その後、
    前記送受信部で前記携帯情報端末から振動計測値及び前記端末識別情報を受信すると、前記評価入力信号と前記振動計測値とに基づき補正情報を生成し、
    前記送受信部で前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末識別情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報に基づ振動情報を生成し、該振動情報を前記端末識別情報に対応する前記補正情報に基づいて補正して、該振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信することを特徴とする請求項4に記載の触覚サーバ。
  6. 携帯情報端末と通信する送受信部と、
    評価入力信号、及び該評価入力信号に対する振動基準値を記憶する記憶部と、
    前記送受信部で前記携帯情報端末からアクセス要求及び端末情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報及び前記端末情報に基づき振動情報を生成し、該振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信する制御部と、を備え、
    前記端末情報は端末識別情報を含み、
    前記制御部は、
    前記評価入力信号を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信し、その後、
    前記送受信部で前記携帯情報端末から振動計測値及び前記端末識別情報を受信すると、前記評価入力信号と前記振動計測値とに基づき補正情報を生成し、
    前記送受信部で前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末識別情報を受信すると、前記表示情報に基づき振動情報を生成し、該振動情報を前記端末識別情報に対応する前記補正情報に基づいて補正して、該振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信することを特徴とする触覚サーバ。
  7. 携帯情報端末及びWebサーバと通信する送受信部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記送受信部で前記携帯情報端末から、端末情報と前記Webサーバに記憶されている表示情報及び振動情報に対するアクセス要求とを受信すると、前記表示情報及び前記振動情報を前記Webサーバから取得し、
    前記表示情報及び前記振動情報を、前記送受信部から前記携帯情報端末に送信することを特徴とする触覚サーバ。
  8. 請求項1に記載の携帯情報端末と、請求項3〜6のいずれか1項に記載の触覚サーバとを備える触覚サービスシステムであって、
    前記携帯情報端末は、アクセス要求及び端末情報を、前記触覚サーバに送信し、
    前記触覚サーバは、前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報及び前記端末情報に基づき振動情報を生成し、該振動情報を、前記携帯情報端末に送信し、
    前記携帯情報端末は、前記触覚サーバから前記振動情報を受信すると、前記表示情報を表示させるとともに、該携帯情報端末に対する入力を受け付けると、前記振動情報に基づく振動を発生させることを特徴とする触覚サービスシステム。
  9. 請求項2に記載の携帯情報端末と、請求項7に記載の触覚サーバとを備える触覚サービスシステムであって、
    前記携帯情報端末は、前記端末情報と前記Webサーバに記憶されている表示情報及び振動情報に対するアクセス要求とを、前記触覚サーバに送信し、
    前記触覚サーバは、前記携帯情報端末から前記表示情報及び前記端末情報を受信すると、前記表示情報及び前記振動情報を前記Webサーバから取得し、前記表示情報及び前記振動情報を、前記携帯情報端末に送信し、
    前記携帯情報端末は、前記触覚サーバから前記表示情報及び前記振動情報を受信すると、前記表示情報を表示させるとともに、該携帯情報端末に対する入力を受け付けると、前記振動情報に基づく振動を発生させることを特徴とする触覚サービスシステム。
  10. 請求項1に記載の携帯情報端末と、請求項3〜6のいずれか1項に記載の触覚サーバとを備える通信方法であって、
    前記携帯情報端末が、アクセス要求及び端末情報を、前記触覚サーバに送信するステップと、
    前記触覚サーバが、前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末情報を受信すると、前記アクセス要求に対応する表示情報及び前記端末情報に基づき振動情報を生成し、該振動情報を、前記携帯情報端末に送信するステップと、
    前記携帯情報端末が、前記触覚サーバから前記振動情報を受信すると、前記表示情報を表示させるとともに、該携帯情報端末に対する入力を受け付けると、前記振動情報に基づく振動を発生させるステップと、
    を備えたことを特徴とする通信方法。
  11. 請求項2に記載の携帯情報端末と、請求項7に記載の触覚サーバとを備える通信方法であって、
    前記携帯情報端末が、前記端末情報と前記Webサーバに記憶されている表示情報及び振動情報に対するアクセス要求とを、前記触覚サーバに送信するステップと、
    前記触覚サーバが、前記携帯情報端末から前記アクセス要求及び前記端末情報を受信すると、前記表示情報及び前記振動情報を前記Webサーバから取得し、前記表示情報及び前記振動情報を、前記携帯情報端末に送信するステップと、
    前記携帯情報端末が、前記触覚サーバから前記表示情報及び前記振動情報を受信すると、前記表示情報を表示させるとともに、該携帯情報端末に対する入力を受け付けると、前記振動情報に基づく振動を発生させるステップと、
    を備えたことを特徴とする通信方法。
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