JP5734288B2 - 薬物送達デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、ペン型注射器のような薬物送達デバイスで、医薬品の単回の又は多くの事前設定用量を投与することができる、薬物送達デバイスに関する。本発明は、特に、単回の又は反復制御用量を容器から投与するように適合されている薬物送達デバイスに関する。
使用者によって操作される薬物送達デバイスは、従来技術においてそれ自体は知られている。それらは、典型的には、正式な医療訓練を受けていない人々、つまり、患者が、ヘパリン又はインスリンのような医薬品の正確なそして事前に定められた用量を投与することを必要とする場合に適用可能である。特に、そのようなデバイスは、短期間又は長期間に亘って、定期的に又は非定期的に医薬品が投与される用途を有する。
これらの要望に適応するために、そのようなデバイスは多くの要求事項を果たす必要がある。第一に、本デバイスは、取り扱いの点で、及び使用者によるその操作及び要求される用量又は薬剤の送達の理解において、構造が堅牢で、なおかつ使用するのが容易でなければならない。用量設定は容易でかつ明瞭でなければならない。デバイスが再利用可能であるよりもむしろ使い捨てされ得る場合、デバイスは製造するのに安価であり、そして廃棄するこの容易である(好ましくはリサイクルに適する)べきである。これらの要求事項を満たすために、デバイスを組み立てるために要求される部材数、及びデバイスが作られる材料の種類の数は最小に保たれる必要がある。
特許文献1には、例えば、容器の可動壁を前方方向に移動するために操作できるピストンロッド配置を有するシリンジ容器用の注射デバイスが開示されている。
米国特許第7,396,347号B2
従って、本発明の目的は、医薬品の用量を投与するための改善された又は代替の薬物送達デバイスを供することである。本デバイスは、好ましくは、取扱いにおいて特に容易で直観的であり、正確な投与が可能であり、簡単な内部構造を含み、製造するのに安価であり、そして組み立てるのが迅速で容易であるべきである。多数の事前に定められた医薬品の用量を投与するための薬物送達デバイスを供することが更に好ましい。本デバイスは、好ましくは、組立てられるべき機械的部材の低減された数を含むべきである。更に、薬物送達デバイスは便宜上、機械的に安定でそして堅牢であるべきである。
本発明は医薬品の用量を投与するための薬物送達デバイスを供する。デバイスはハウジングを含む。ハウジングは近位端及び遠位端を有し得る。デバイスは容器を含む。容器はハウジング中に配列され得る。容器は投与されるべき医薬品を含む。ピストンは容器内に留められる。ピストンは、好ましくは、動くことができるように容器中に留められる。薬物送達デバイスの目的次第で、容器の遠位出口は、針、カヌーレ、注入液チューブ又は類似の送達デバイスと係合され得る。容器自身は、交換可能な又は廃棄可能なアンプル、カートリッジ、カープル、又はシリンジとして設計され得る。ピストンは、好ましくは、事前に定められた医薬品の用量を容器から排出するために、遠位方向に、特に、ハウジングに対して遠位方向に、移動可能である。
薬物送達デバイスはプッシュプルエレメントを更に含む。プッシュプルエレメントはハウジングの近位端の回りに滑ることができるように配列され得る。使用者によって押したり引いたりされるように適合され得るプッシュプルエレメントは、用量を設定する又は選択するために、近位方向に、特に、ハウジングに対して、移動可能である。プッシュプルエレメントはハウジングに対する回転運動に抗して固定され得る。用量の設定後、及びプッシュプルエレメントの近位方向への変位後、プッシュプルエレメントは用量を設定するために便宜的に遠位方向に移動可能である。
薬物送達デバイスは、ピストンと相互作用するように適合される、遠位端を有するピストンロッドを更に含む。特に、ピストンロッドの軸方向の移動をピストンに移すために、その遠位端でピストンロッドはピストンに寄りかかり得る。ピストンロッドはハウジング及びプッシュプルエレメントと更に連結される。
薬物送達デバイスには、プッシュプルエレメントの近位への変位をピストンロッドの回転運動に変換するための連結エレメントが更に供される。加えて、連結エレメントはプッシュプルエレメントの遠位への変位を、ハウジングに対する、好ましくは遠位方向への、ピストンロッドの軸方向の運動に変換するように適合される。
このようにして、プッシュプルエレメントは、容易で直観的なそして明確な方法で、用量設定並びに用量投与の両方を供する。プッシュプルエレメントを近位方向に引くことによって、用量、特に、事前に定められた用量が設定又は選択され得る。引き続き、プッシュプルエレメントを反対方向に、例えば、遠位方向に押すことによって、各用量は簡単に調合できて、そして投与できる。
事前に定められた用量設定又は用量選択のプロファイルとは無関係に、用量の設定及び/又は投与のための手順は簡略化され、そして卓越した信頼性を供する。使用者は、取り扱いが容易で、直観的な用量設定及び用量投与を供する用量投与機構を供される。用量設定が、プッシュプルエレメントを引くことによって達成され得るため、そして用量投与が、プッシュプルエレメントを押すくことによって行われ得るため、デバイスの一般的な取り扱いは簡略化される。
第一の実施態様によると、連結エレメントは軸方向に伸びているねじ、及びねじにねじで係合されているピストンロッドの内部ねじを含む。プッシュプルエレメントの軸方向に伸びているねじ及びピストンロッドの内部ねじは、例えば、プッシュプルエレメントの軸方向で非回転の運動がピストンロッドの回転運動に繋がるように、非自己ロックねじ係合のために設計される。このようにして、プッシュプルエレメントの軸方向の動きは、ピストンロッドの唯一の回転運動、又は唯一の軸方向の動き、又は回転及び軸方向の動きの組み合せのどちらかに移すことができる。
更なる実施態様によると、ピストンロッドは回転がロックされ、そしてプッシュプルエレメントの遠位方向への変位中にハウジングに対して遠位方向に軸方向に動く。追加的に又は代替的に、プッシュプルエレメントの近位方向への変位中に、ピストンロッドは軸方向にロックされ、そしてハウジングに対して回転する。典型的には、用量を投与する初期状態又はその後において、プッシュプルエレメントはハウジングの近位端に置かれる。所定の用量を設定又は選択するために、プッシュプルエレメントはそれが停止位置に達するまで、近位方向に引くことができる。近位方向へのこの軸方向の動きの最中に、ピストンは軸方向にロックされて留まり、そして、プッシュプルエレメントとのそのねじがきられた係合のために、それはその縦軸の回りにある角度だけ回転する。
この回転によって、そして好ましくは、停止位置に達する時に、ピストンロッドは軸方向に開放され、また回転がロックされる。プッシュプルエレメントとピストンロッドの間の連結のせいで、そしてピストンロッドの制約された誘導のせいで、プッシュプルエレメントの遠位方向への軸方向の移動は、所定の用量を投与するために、ピストンロッドに、ひいてはピストンに直接、移すことができる。プッシュプルエレメントが再びその初期の位置、つまり、遠位位置に達するや否や、ピストンロッドは、引き続く用量設定手順のために再び回転的に開放され、そして軸方向にロックされるようになる。
典型的には、ピストンロッドは軸方向にロックされるか又はハウジングに対して回転がロックされるかのどちらかである。各々の交替は、典型的には、用量設定手順の終わりに、又は用量投与作用の終わりに開始される。
更なる好ましい実施態様によると、連結エレメントは凹部及び少なくとも一つの案内及び停止エレメントを含む。典型的には、凹部、並びに少なくとも一つの案内及び停止エレメントの寸法及び幾何形状は互いに合致する(match)。例えば、凹部は、少なくとも一つの案内及び停止エレメントを受けるように適合される。
凹部、並びに案内及び停止エレメントは、ピストンロッド及びデバイスの内面、例えば、ハウジングの内面に配置される。特別な実施態様において、典型的には内面に配列される案内及び停止エレメントは二つの機能を供し得る。一方で、それはピストンロッドの軸方向の、特に遠位の運動の限界を定めるための停止エレメントとして役立つ。他方で、もし、案内及び停止エレメント及び各凹部が並んで配置されているならば、案内及び停止エレメントによってピストンロッドのハウジングに対する所定の軸方向の移動が可能になるであろうが、同時にそれはピストンロッドの回転運動を妨害するであろう。
好ましくは、ピストンロッドは凹部を含む半径方向に外側に伸びているフランジを含み、ここで凹部は、半径方向に内側に突出する少なくとも一つの案内及び停止エレメントに一致され、その後者は、好ましくは、ハウジングの内面に配列される。ピストンロッドの外側に伸びているフランジは、好ましくは、ピストンロッドの近位端に配置される。その凹部、並びに半径方向に内側に突出するハウジングの案内及び停止エレメントは、ピストンロッドのフランジ及びピストンロッド全体が段階的に遠位方向に移動できるように、一種のキーロック機構を供する。
ハウジングに対するピストンロッドの適切な回転運動を用いて、ピストンロッドの凹部は案内及び停止エレメントとの軸方向に並べることができる。凹部、並びに案内及び停止エレメントが互いに対応する外部輪郭を有する故に、ピストンロッドは前進され得て又は遠位方向に駆動できて、その移動の最中にピストンロッドの凹部はこの特別な案内及び停止エレメントに沿って通過する。そのような通過の際に、ハウジングに対するピストンロッドの更なる回転運動が、ピストンロッドの凹部と少なくとも一つの案内及び停止エレメントの係合によって防がれる。
典型的な実施態様において、連結エレメントは、互いに対して軸方向に距離を離して配列された多くの案内及び停止エレメントを含む。これらの多数の案内及び停止エレメントは、典型的には軸方向に千鳥状に並べられる。このようにして、その半径方向に伸びているフランジを有するピストンロッドは、フランジの凹部が軸方向に並べられている第一の案内及び停止エレメントに沿って通過し得る。もし、隣接した案内及び停止エレメントがこの第一の案内及び停止エレメントと共に並べられていないならば、ピストンロッドのフランジの残留部分がこの第二の案内及び停止エレメントに寄りかかるであろう故に、この第二の案内及び停止エレメントがピストンロッドの軸方向の移動の限界を定めるためのストッパーとして役立つであろう。
本発明の別の好ましい実施態様によると、半径方向に内側に突出する少なくとも一つの案内及び停止エレメントは、薬物送達デバイスのハウジング中に固定された案内スリーブの内面に配列される。案内スリーブは、好ましくは、スリーブの内面で事前に定められたパターンに配置されている多くの案内及び停止エレメントを含む。キーロック機構の見地から、案内スリーブはロックとして作用し、一方、そのフランジ及び凹部を有するピストンロッドは、もし適切に並べられそして回転されるならば、軸方向に遠位方向に動くことができる鍵に対応する。
好ましい実施態様において、案内及び停止エレメントのパターンは所定の用量のシーケンス及びサイズを支配する。このようにして、案内スリーブの設計及び実施態様が、例えば、デバイスによって投与されるべき用量の数及びサイズに対して重要になる。例えば、各々が特定のそして異なる機械的コードを提供する、異なる種類の案内スリーブ及び対応するピストンロッドを使用することによって、薬物送達デバイスは単に案内スリーブとピストンロッドを交換することによって、種々の異なる構成で供することができる。
使い捨てのペン型注射器として薬物送達デバイスが設計される場合、単純に適切な案内スリーブを使用することによって、異なる構成の完全な組みが供することができ、一方、他のすべてのコンポーネント、特に、ハウジング及びプッシュプルエレメントは実質的に変更なしに残される。
本発明の別の好ましい実施態様によると、案内スリーブの内面又はハウジングの内面は、多くの螺旋的に配置された、半径方向に内側に突出する案内及び停止エレメントを含む。特に、隣接した案内及び停止エレメントは或る軸方向の距離で配列される。更に、隣接した案内及び停止エレメントは、案内スリーブの内周に対して角度オフセットで配列される。このようにして、ピストンロッドの凹部が各案内及び停止エレメントと合致するや否や、各案内及び停止エレメントによってピストンロッドの明確な軸方向の移動が可能になる。この軸方向の動きによって、次いで、ピストンロッドのフランジと相互作用している引き続く案内及び停止エレメントによって、この軸方向の動きの境界が定められる。
引き続く用量設定手順中に、ピストンロッドは、フランジの凹凸部が引き続く案内及び停止エレメントに再び並ばれるまで、ほぼ所定の角度を回転する。そのような並びが達成されるや否や、この引き続く案内及び停止エレメントも、ピストンロッドの別の軸方向の移動、ひいては所定の用量の別の投与を可能にする。
更なる実施態様に従えば、連続的に配置された案内及び停止エレメントの軸方向のサイズ及び/又は軸方向の距離が各用量のサイズを定める。案内及び停止エレメントの軸方向の寸法、並びにそれらの軸方向の距離によって、近位方向へのピストンロッドの段階的な軸方向の動きの段階的サイズが定められかつ支配される。種々の案内及び停止エレメントのサイズ、距離及び/又は配置に依存して、医薬品に対する所定の投与プロファイルが供することができる。もし、例えば、投与すべきどの用量もサイズが同じであったら、単に全ての案内及び停止エレメントの軸サイズを実質的に同じにするだけである。加えて、それらは軸方向に同じ距離で配置される。
異なるサイズの複数の制御された注射が要求される別の場面において、案内及び停止エレメントのサイズ、角度配置及び軸方向の距離は、対応して変わり得る。例えば、用量サイズが各投与された用量と共に増加すべきことも考えられ得る。この要求事項は、例えば、遠位方向に軸方向の距離が増えて配列された多くの案内及び停止エレメントを有する案内スリーブを用いて満たすことができる。種々の案内及び停止エレメントの軸サイズ、角度配置及び/又は軸方向の距離を変えることによって、その各々が異なるサイズの用量を有する複数の制御された注射がよく定義された方法で投与できる。
別の好ましい実施態様によると、連続的な案内及び停止エレメントは、ピストンロッドのフランジの軸方向のサイズと等しいか又はそれを超える軸距離で間隔を置いて配置される。これは、用量投与工程の最後にピストンロッドのフランジが引き続く案内及び停止エレメントと寄りかかるとき、ピストンロッドと案内及び停止エレメントの間の回転的な係合解除を供することである。そのような隣接構成が達されるや否や、ピストンロッドのフランジは上記案内及び停止エレメントに沿って完全に通過する。従ってフランジの凹部は、もはや上記案内及び停止エレメントと係合せず、そして凹部が引き続く案内及び停止エレメントと並べられるまで、ピストンロッド全体が或る角度に対して自由に回転する。
更なる好ましい実施態様に従えば、その凹部の隣接したピストンロッドのフランジは、遠位方向に軸方向に伸びる、そしてピストンロッドの回転の限界を定めるための案内及び停止エレメントに寄りかかるように適合されるストッパーを含む。このストッパーは、好ましくは、プッシュプルエレメントを近位方向に引くことによって開始された、用量設定行動中の、ピストンロッドの回転運動の限界を定めることを意図される。
ピストンロッドのフランジ及びストッパーの軸方向の寸法は共に、連続する案内及び停止エレメントの間の軸方向の距離を超える。ストッパーを用いて、ピストンロッドの回転運動が、その中にフランジの凹部が各案内及び停止エレメントと並べられる角度位置で限界を定められる。好ましくは、ストッパーの隣接表面はフランジの凹部の境界と並ぶ。
本発明の別の好ましい実施態様によると、ピストンロッドは、その外周上に複数の環状保持エレメントを含んでなる。これらの環状保持エレメントは、互いに対して、軸方向に間隔を置いて配置される。それら特に、用量設定手順中プッシュプルエレメントが近位方向への変位下に置かれる場合、ピストンロッドを所与の軸方向の位置に保持するように更に適合される。環状保持エレメントの間の軸方向の距離又は間隔は、ハウジング又は各案内スリーブの案内及び停止エレメントのパターン、サイズ及び距離によって典型的には支配される。従って、案内及び停止エレメントのパターンに依存して、ピストンロッドの環状保持エレメントも等距離でスペースを開けられ得るか、又は連続する環状保持エレメントの間の軸方向の距離が、案内及び停止エレメントのパターンのサイズ及び距離に従って変わり得る。
更なる実施態様において、保持エレメントは、周囲突起及び/又は周囲凹部として設計される。それらは、周囲の切り込み又は溝を含み得て、又はそれらは各環状突起又は取っ手を含み得る。好ましくは、軸断面において、保持エレメントは一種の鋸歯プロファイルを含む。このようにして、保持エレメントはピストンロッドの、ハウジングに対する一方向性の軸方向の動きを供することができる。詳細には、鋸歯プロファイルは遠位方向へのピストンロッドの軸方向の動きを支え、そして近位方向へのピストンロッドの反対の動きを防いで妨害するために役立つ。保持エレメントを用いて、一種のラチェット機能が供することができる。
更に別の実施態様において、ピストンロッドのフランジ及びハウジングの内面又は各案内スリーブの内面は、互いに対応する軸案内手段を含む。フランジの凹部及び種々の案内及び停止エレメントの案内機能に加えて、これらの軸案内手段によって軸方向の追加の案内機能が供される。更に、ピストンロッドのフランジの軸案内手段、及びハウジング又は案内スリーブのどちらかの内面は、特に、用量投与手順中の、ハウジングに対するピストンロッドの回転ロックを供するか又は向上させ得る。更に、軸案内手段は、用量設定中のピストンロッドの一方向性回転を可能にするために、そして用量投与中の反対の回転運動を阻止しそして防ぐように更に適合される。特に、ピストンロッドのフランジが隣接した案内及び停止エレメントの間のギャップに位置付けられるとき、用量投与手順の最後で、上記軸案内手段によって、プッシュプルエレメントを引く動きに対応してピストンロッドの回転が可能になる。
この用量設定中に、軸案内手段は、ピストンロッドが所定の角度だけ回転し終わるまで、一時的に係合解除できる。ピストンロッドが停止位置、特に、角度停止位置に達するや否や、軸案内手段は、特に引き続く用量投与の始めでのピストンロッドの反対向きの回転運動を防ぐために、再度係合し得る。
更なる好ましい実施態様において、これらの案内手段は、ハウジングの内面上の、又は案内スリーブの各内面上の、半径方向に内側に突出する、そして軸方向に伸びている複数の突起を含む。更に、案内手段はピストンロッドのフランジ上に少なくとも一つの先端を含む。この先端は、ハウジングに対して軸方向にピストンロッドを案内するために、半径方向に内側に突出する突起を用いてインターロックするように適合される。好ましくは、先端は弾性的である。典型的には、もし幾つかの弾性的な先端が供されるならば、それらはフランジの周囲に規則正しく配置されるであろう。もし、例えば、二つの弾性的な先端が供されるならば、それらは、好ましくは、ピストンロッドのフランジの反対側、つまり、180度の相対角度で配置される。
内側に突出する、そして軸方向に伸びている突起は、対称的な又は非対称的な形状を有し得る。好ましくは、それらは鋸歯プロファイルを含み得る。ピストンロッドのフランジ上の対応する先端との相互作用において、軸案内手段は、ハウジング中又は各案内スリーブ中で、ピストンロッドの一方向性回転を供し、一方、反対向きの回転は阻止される。軸案内手段の内側に突出する突起の半径方向の寸法は、典型的には、半径方向に内側に突出する案内及び停止エレメントの半径寸法よりもずっと小さい。更に、半径方向に内側に突出する各突起は少なくとも案内及び停止エレメントによって横切られ得る。また、案内及び停止エレメントの数は半径方向に内側に突出する突起の数に少なくとも等しい。
半径方向に内側突出する突起である案内及び停止エレメントの寸法及び配置、並びにピストンロッドのフランジ、その凹部及び環状保持エレメントの幾何形状及びサイズは互いに調節される。このようにして、ピストンロッドのフランジの先端は、案内及び停止エレメントに寄りかかるピストンロッドのストッパーによって、ピストンロッドの回転運動が丁度限界を定められるとき、ハウジングの半径方向に内側に突出する突起とインターロックし得る。
加えて、弾性のある先端、及びハウジング又は各案内スリーブの軸方向に伸びている突起は、そのことによって用量投与行動が実行され得る、事前に定められた停止位置にピストンロッドが到達したことを使用者に示している、クリックノイズのような聞き取れるフィードバックを発生するために都合よく適合される。
別の好ましい実施態様によると、薬物送達デバイスは、ハウジング中に配列され、そして近位方向へのピストンロッドの移動を阻止するように更に適合されたロックエレメントを更に含む。このロックエレメントは、ピストンロッドの環状保持エレメントと相互作用するように特に適合される。それは金属コンポーネントとして設計され得る。ロックエレメントはハウジング中に、例えば、最も遠く遠位の近くに配置された案内及び停止エレメント中に配列され得る。分離したコンポーネントの代わりに、このロックエレメントも、ハウジングの又は各案内スリーブの部分として統合的に設計され得る。それはハウジング中の案内スリーブの遠位端の近くに配列され得る。
また、更なる実施態様において、このロックエレメントは円盤状又はリング状の形のものであり、そしてピストンロッドの周囲で配列された対応する保持エレメントと相互作用するように適合された、半径方向に内側に突出する少なくとも一つの突起を含む。ロックエレメントはピストンロッドを取り囲むように特に更に適合され得る。ロックエレメントはピストンロッドの環状保持エレメントと共に、遠位方向へのピストンロッドの軸方向の移動を可能にするために、しかし近位方向への逆の動きを防ぐように、好ましくは、適合される。
ロックエレメントである保持エレメントの配置及び設計、並びに案内及び停止エレメントのパターンは、引き続く案内及び停止エレメントに寄りかかるピストンロッドのフランジによって用量投与工程が停止されるや否や、ロックエレメント及びピストンロッドの環状保持エレメントが互いに係合するようになされる。ここでまた、ロックエレメントと環状保持エレメントの係合によって、引き続く用量設定手順のためのデバイスの準備ができていることを示している、聞き取れるクリックノイズが生じ得て、ここでピストンロッドは自由に回転するが、ロックエレメントとピストンロッドの環状保持エレメントの相互作用を用いてその軸方向の位置で保持される。
本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明に種々の修正及び変更がなされ得ることは当業者には明らかであろう。更に尚、添付の請求範囲において使用される如何なる参照符号も、本発明の範囲を制限するものと解釈されるべきでない。
如何なる制限もなしに、好ましい実施態様と関連付け、そして図面を参照して、本発明を以下により詳細に説明する。ここで:
展開図において薬物送達デバイスの種々のコンポーネントを模式的に説明する。 その近位端から見た斜視図において案内スリーブを示す。 その遠位端から見た図2に従う案内スリーブを示す。 螺旋状に配置された案内及び停止エレメントを有する案内スリーブの別の斜視及び半透明な図を示す。 斜視図においてピストンロッドを示す。 その近位端から見たピストンロッドの別の斜視図を描く。 凹部を有するピストンロッドのフランジを拡大図においてを示す。 ハウジングの遠位部分を模式的に示す。 ハウジングの近位部分を斜視図において示す。 ロックエレメントを描く。 図10に従うロックエレメントを斜視側面図において示す。 堅く取り付けられたねじを有するプッシュプルエレメントを示す。 図12に従うプッシュプルエレメントを断面図において示す。 容量設定手順の前の構成における薬物送達デバイスの斜視断面図を示す。 横断面における図14aの構成を示す。 容量設定手順の後の図14に従うデバイスを示す。 横断面における図15aの構成を示す。 容量投与手順中又は後の図14及び15に従うデバイスを説明する。 横断面における図16aの構成を示す。 第一の用量投与の後の薬物送達デバイスの斜視断面図を描く。 縦断面における図17aの構成を示す。 最後の用量が投与された後の薬物送達デバイスを示す。 縦断面における図18aの構成を示す。 第一の用量投与後の薬物送達デバイスの別の簡略化された実施態様を示す。 最後の用量が投与された後の図19の実施態様を示す。 図19及び20に従う実施態様を斜視断面図において描く。 横断面における図21aの構成を示す。
ペン注射器型の薬物送達デバイス10の第一の実施態様が図1における展開図において説明される。薬物送達デバイス10は、近位ハウジング20及び遠位コンポーネント12を有するハウジングを含む。両方のコンポーネント12、20はスリーブ状の円筒幾何形状を有する。遠位コンポーネント12は、投与されるべき医薬品を含む容器16を収容するように適合される。容器16は、アンプル、カープル、カートリッジ又はその他のシリンジ状容器として設計され得る。従って、遠位ハウジングコンポーネントはカートリッジホルダとして役立つ。
その遠位端で、ハウジング又はカートリッジホルダ12はソケット14を有し、それは段階的に小さくなる首部分として設計され、そして内部隣接部で、容器16の対応するソケット部分を供する。その外側で、ソケット14は注射針、カヌーレ等の台として役立つねじを含む。
その近位端で、容器はピストン18(図17及び18を参照)を有し、それは医薬品のよく定義された用量を排出しそして投与するために、ピストンロッド40を用いて遠位方向に段階的に押されることになる。
図8、9、17及び18から更に見ることができるように、遠位ハウジングコンポーネント12及び近位ハウジングコンポーネント20はポジティブロックを用いて互いに係合できる。この目的のために、遠位ハウジングコンポーネント12は、その近位端の外周で多くの凹部22を含む。従って、近位ハウジングコンポーネント20はその遠位内面で、遠位ハウジングコンポーネント12の凹部22内に嵌合するために、そしてそれと一致するように適合された、対応する戻り止めエレメント24を含む。更に、遠位ハウジングコンポーネント12は、近位ハウジングコンポーネント20の遠位端面に対する隣接部として役立つ環状カラー26を含む。
薬物送達デバイス10は、好ましくは、使い捨てデバイスとして設計され、ここで最後の用量が投与された後、全部のデバイス10が廃棄されることが意図される。この場合、全部のデバイス10はリサイクル処理にかけられるであろうが、ここで、近位ハウジングコンポーネント20中に配列された駆動機構は再使用できる。または、例えば、遠位及び近位ハウジングコンポーネント12、20のポジティブロックによって、全部の薬物送達デバイス10が、例えば、空の容器16を交換する目的で解体されこともあり得るであろう。従って、本デバイスは再使用可能なデバイスとしても設計され得るであろう。
スリーブ状の近位ハウジングコンポーネント20は案内スリーブ30を受け取るように適合され、それは図2、3及び4において詳細に示されている。図14、15及び16において見ることができるように、その近位端で案内スリーブ30は、ハウジングコンポーネント20の近位端で、対応する凹部39内に嵌合する種々の戻り止めエレメント又は突起38を含む。更に、案内スリーブ30は、その外部表面で軸方向に伸びている突起64を含む。この突起64は対称的な破断エレメントの機能を有し、そしてハウジングコンポーネント20の内面で各々の切り欠きと一致する。この突起64のおかげで、案内スリーブ30は、よく定義された向きにおいてのみ、近位ハウジングコンポーネント20内に挿入できる。
図2、3、及び4において説明されたように、案内スリーブ30は、その内面で、半径方向に内側に突出する種々の案内及び停止エレメント62、66を含む。案内及び停止エレメント62、66は幾分矩形の又は台形の形を有する。案内及び停止エレメント62、66は異なる軸位置に配置され、ここで隣接した案内及び停止エレメント62、66の間に軸方向のギャップ68が形成される。更に、隣接した案内及び停止エレメント62、66は、円周で角度オフセットされて配置される。このようにして一連の案内及び停止エレメント62、66は、螺旋を描く。
容器16のピストン18と相互作用しているピストンロッド40は、案内スリーブ30中に案内される。これは、図5、6、及び7において、詳細に示されている。その遠位面42を用いて、ピストンロッド40は、例えば、図17及び18において説明されたように、ピストン18に寄りかかる。その反対側の近位端で、ピストンロッド40は半径方向に外側に伸びているフランジ44を含む。フランジ44の直径は、案内スリーブ30の内径に対応する。更に、フランジ44は、案内スリーブ30の種々の案内及び停止エレメント62、66の横断幾何形状に一致する凹部70を含む。
軸方向に隣接した案内及び停止エレメント62、66の間のギャップ68が、ピストンロッドのフランジ44の軸サイズを少し超える故に、ピストンロッド40は、段階的に交互の軸運動及び回転運動において、案内スリーブ30を通って軸方向に遠位方向に移動できる。案内及び停止エレメント62、66の定義されたパターンを有する案内スリーブ30、及びそのフランジ44を有するピストンロッド40は、複数の制御されたそしてよく定義された用量を容器16から投与する目的で一種のキーロック機構を供する。
例えば、図15においてそれが説明されているように、ピストンロッドのフランジ44の凹部70が案内及び停止エレメント62、66と適切に並べられるや否や、例えば、図16において説明されているように、ピストンロッド40は、フランジ44が隣接した案内及び停止エレメントに寄りかかるまで、遠位方向に移動できる。そのような停止位置に到達すると、フランジ44は典型的には二つの隣接した案内及び停止エレメント62、66の間のギャップ68中に配列される。このようにして、ピストンロッド40は、原則として、或る角度だけ回転され得て、一方、それは軸方向にはロックされて留まる。凹部の凹部70が案内スリーブ30の次の案内及び停止エレメント62、66と並べられるや否や、別の用量投与が実行できる。
案内及び停止エレメント62、66は複数の機能を供する。一方で、案内及び停止エレメント62、66はピストンロッド40のフランジ44と共に、案内スリーブ30に対するピストンロッド40の軸方向の動きの限界を定めるための停止部を供する。他方で、ピストンロッド4が遠位方向に移動させられることになる用量投与工程中に、凹部70と案内及び停止エレメント62、66の間の係合によって、ピストンロッド40の回転運動が阻止される。
ピストンロッド40の両方の交互の運動、つまり、併進運動及び回転運動は、近位ハウジングコンポーネント20の近位端で滑り得るように配置されたプッシュプルエレメント50を用いて行われる。プッシュプルエレメント50は、図12、13、17及び18において説明されているように、ねじ54に堅く連結される。ねじは、ハウジングの近位端の内径と一致する直径を有する、半径方向に広げられた円筒部分51を用いて統合的に形成される。ねじ54はピストンロッド40の内側ねじ山72とねじで係合される。プッシュプルエレメント50は、図9及び12の組合せによって説明されているように、互いに対応するリブ28及び切り欠き52を用いて、近位ハウジングコンポーネント20の近位端近くに軸方向に案内される。このようにして、プッシュプルエレメント50の制約された軸案内が供することができる。
ねじ54及び内部ねじ山72は、非自己ロック性のねじが切られた係合として設計される。従って、その堅く取り付けられたねじ54と一緒に近位方向にプッシュプルエレメント50を引くことによって、用量を設定する目的でのピストンロッド40の回転運動が開始できる。
更に、プッシュプルエレメント50を遠位方向に反対方向へ押す動きは、事前に定められた用量を投与する目的での遠位方向へのピストンロッド40の各軸方向の移動において直接移すことができる。
ねじ54、ピストンロッド40の対応する内側ねじ山72並びに案内及び停止エレメント62、66は、ハウジング20又は各案内スリーブ30に対して、プッシュプルエレメント50の近位への変位をピストンロッド40の回転運動に、及びプッシュプルエレメント50の遠位への変位をピストンロッドの軸方向の運動に変換する連結エレメントとして役立つ。
用量設定手順中にピストンロッド40の限られた回転運動を供するために、そして用量投与手順中にピストンロッド40の限られた軸方向の動きを供するために、薬物送達デバイス10は種々の追加的な保持手段及び案内手段を含む。
図2、3、4、14、15及び16において更に見ることができるように、案内スリーブ30は、案内及び停止エレメント62、66を横切っている又は案内及び停止エレメントによって遮られるその内面上に、軸方向に伸びている種々の突起60を含む。突起60は、ピストンロッドのフランジ上の少なくとも一つの弾性的な先端76と相互作用するように適合される。先端76及び対応する突起60は、用量投与中に、ピストンロッド40の追加の軸方向の案内を供するように適合される。更に、ピストンロッド40のフランジ44の外周上の弾性的な先端76は、用量を設定するために要求される回転と反対の方向へのピストンロッド40の回転運動を妨害するために役立つ。
この目的のために、軸方向に伸びている突起60は鋸歯状の三角形を有する。図14、15及び16において説明された構成を比較すると、対応する突起60及び先端76の設計は、先端76が常に突起60の鋭い端部に寄りかかる故に、ピストンロッド40の時計回りの回転運動は許され、一方、反時計回りの回転運動は阻止されるようになされる。加えて、弾性的な先端76と対応する突起60の相互作用によって、聞き取れるノイズが発生し、そうしてデバイス10が用量を投与する準備ができていることを示す。
加えて、図10及び11において詳細に説明されているように、デバイス10はロックエレメント31を含む。円盤状又は環状の形をしているロックエレメント31は、図17〜20において説明されているように、ハウジングコンポーネント20中に配列される。それはピストンロッド40を受けるように適合される貫通孔36(through hole)を含む。ロックエレメント31は、円状セグメント構造を有する半径方向に内側に向いている突起又は突出物32を更に有する。突出物の間にギャップ34があり、突出物が軸方向に曲げられることが可能になる。
図11において説明されているように、初期の構成において、突起32は遠位方向に少し突き出る。突起32はピストンロッド40の外部表面上の対応する周囲突起46、48と相互作用するために更に適合される。好ましくは、環状保持エレメント46、48として役立つこれらの周囲突出は、隆起している端部が遠位方向を向き、そして鋭い端部が近位方向を向いている鋸歯プロファイルを軸方向に有する。
ロックエレメント31は常に、ハウジング20に対する、又はその各案内スリーブ30に対するピストンロッド40の回転運動を可能にする。更に、ロックエレメント31は遠位方向へのピストンロッド40の軸方向の移動を可能にする。ロックエレメント31とピストンロッド40の環状突起46、48の係合は、近位方向へのピストンロッド40の軸方向の動きを妨害するように適合される。
この軸方向のロックは、もし、そうでなくてピストンロッド40が軸方向にロックされないとすれば、それが近位方向へ動き得て、ピストン18から分離する故に、プッシュプルエレメント50を引っ張る動きの最初で特に重要である。ロックエレメント31を用いて、ピストンロッド40のそのような近位運動が防がれ得て、そしてプッシュプルエレメント50を引くことがピストンロッド40の回転運動に完全に移すことができる。
回転運動の限界を定めるために、ピストンロッド40は、図7において詳細に示されているように、遠位方向に軸方向に伸びているそのフランジ44上でストッパー74を更に含む。ストッパー74は投与設定手順の最後に案内及び停止エレメント62、66に寄りかかるように適合される。加えて、先端76が各軸方向の突起60と相互作用して、聞き取れるフィードバックを供し、用量設定手順が終了し、そして用量投与手順が開始され得ることを合図することが意図されている。図7において示されているように、ストッパーがフランジの凹部70に隣接して配列されるため、ストッパー74が各案内及び停止エレメント62、66に寄りかかるや否や、案内及び停止エレメント62、66及び凹部70の適切な並びが達成される。
容量設定中のピストンロッド40の回転運動が、図14及び15の比較によって説明される。引き続く用量の投与後又は投与中の構成が図16a及び16bにおいて説明される。図15a及び15bを比較すると、ピストンロッド40及びそのフランジ44は、フランジ44が、隣接した案内及び停止エレメント62、66に寄りかかるまで、近位方向に所定の距離を動いている。例えば、案内及び停止エレメント62、66を用いた、並びに弾性的な先端76及び軸方向に伸びている突起60の形態をした軸案内手段を用いた用量投与中に、ピストンロッド40が回転がロックされる故に、プッシュプルエレメント50の遠位方向への軸方向の動きは、ピストンロッド40のひいてはピストン18の対応する遠位への変位に直接、移される。
そのような用量投与の端部で、つまり、ピストンロッド40の遠位での移動時に、そのフランジ44は、隣接した案内及び停止エレメント62、66に寄りかかる。更に、ロックエレメント31はピストンロッド40の環状突起46、48を用いてインターロックし、用量投与手順の最後に到達したことを示す聞き取れるノイズがそれに伴われ得る。このインターロックによって、ピストンロッド40は両方の軸方向にロックされる。ロックエレメント31によって近位方向の軸方向の動き及びフランジ44の隣接が阻止され、そして案内及び停止エレメント62、66によって用量設定中の遠位方向の軸方向の動きが阻止される。
容量のサイズ、ひいては用量投与中に投与されるべき医薬品の量は、案内及び停止エレメント62、66の軸方向の寸法によって定められる。図1〜18に記載の実施態様において、案内及び停止エレメント62、66では軸方向の長さ及び距離が変わる。加えて又は代替法として、用量のサイズは隣接した案内及び停止エレメント62、66の軸距離69によって定めることができる。更に、ピストンロッド40とロックエレメント31の適切なインターロックを有するために、ピストンロッド40の隣接した46、48の軸方向の距離は、各案内及び停止エレメント62、66の軸方向の距離及び/又はサイズに対応する。
図4、5及び6において更に見ることができるように、隣接した案内及び停止エレメントの軸距離69は、ピストンロッド40の隣接した円周の環状突起46、48の間の軸方向の距離と同様に、軸方向において変わる。このようにして、連続する容量のサイズは案内及び停止エレメント62、66及び各環状突起46、48のパターン及び設計に従って変わり得る。近位方向へのプッシュプルエレメント50の同じ併進運動に常に伴われて、用量設定中に同じ回転運動を常に供するために、案内及び停止エレメント62、66の距離又はサイズが増すと共に、案内スリーブ30の内面でのそれらの相対的な角度オフセットは一定に留められ得る。
他の実施態様において、連続して配置された案内及び停止エレメント62、66の角度オフセットがそれらの軸方向のサイズ及び/又はそれらの互いの軸方向の距離と共に変わることも考えられ得る。これは、プッシュプルエレメント50の対応する変化する併進運動に伴われる連続する容量投与手順中の、ピストンロッドの変化する回転運動に繋がり得る。
異なる距離にある案内及び停止エレメント62、66、及び各々の環状突起46、48を使用することによって、事前に定められた用量投与スキームに従って、引き続いて投与されるべき用量がサイズにおいて変わり得る。このようにして、用量サイズが徐々に又は段階的に増減することが、案内スリーブ30の案内及び停止エレメント62、66の適切な事前に定められたパターンを使用することによって供することができる。このようにして、末端使用者は投与されるべき用量サイズを手動で設定又が選択する必要がなくなる。用量サイズは、案内スリーブ30及びその対応するピストンロッド40において機械的に暗号化される。
このようにして、薬物送達デバイスは、適切な案内スリーブ30及びピストンロッド40を、ただ使用することによって、異なる容量投与スキームに万能的に適合できる。薬物送達デバイス10の全ての他のコンポーネントはこのようにして変えられずに残され得る。図3及び4において更に見ることができるように、案内スリーブ30はその遠位端で最後の用量停止部63を含み、それは、ピストンロッド40のために軸方向及び半径方向の案内手段として役立つように適合された、フランジ状の半径方向に内側に突出する案内エレメント65内に伸びる。
最後の用量停止部63は、丁度案内スリーブ30の端部へと遠位方向に伸びる。図18a及び18bにおいて説明されているように、最後の用量が投与されるとき、ピストンロッドのフランジ44の凹部70はこの最後の用量停止部63とまだ相互作用する。このようにして、ピストンロッド40は、用量投与の後でさえ、回転がロックされた状態に残される。
この回転のロックのせいで、及び所望ならば追加の、ロックエレメント31を用いた軸方向のロックのせいで、プッシュプルエレメント50の別の用量設定の動きが阻止される。この場合、薬物送達デバイス10全体が廃棄され又は一新されなければならない。
図17a及び17bにおいて説明されているように、ロックエレメント31は、ハウジングコンポーネント20のソケットと案内スリーブ30の環状端面の間に配列できる。ロックエレメント31は金属で作ることができる。また、それは案内スリーブ30又はハウジングコンポーネント20のどちらかと統合的に形成できる。案内スリーブ30、ハウジングコンポーネント20並びにピストンロッド40は、好ましくは、射出成形プロセスを用いることによって熱可塑性エラストマーで作られる。
説明された実施態様に代わり、案内スリーブ30及びハウジングコンポーネント20は単一片として製造できる。しかしながら、案内スリーブ30を使用することによって、種々の異なる用量投与スキームの観点でより大きな程度の相互運用性が達成できる。
図5、6、17a及び17bにおいて更に説明されているように、ピストンロッド40はその外周で、半径方向に拡大されたカラー49を含む。このようにして、ピストンロッド40は、第一の用量が設定され又は投与される前でさえ、半径方向に固定されそして半径方向に芯合わせできる。図9、図17a及び17bにおいて説明されているように、近位ハウジングコンポーネント20は半径方向に内側に突出するリング状の案内エレメント27を更に有する。図17a及び17bにおいて示されているように、少なくとも第一の用量を投与する前及び最終的には後でさえ、殆どバックスラッシュなしで、ピストンロッド40はハウジング30中を半径方向に案内される。
図19、20、21a及び21bにおいて、本発明の別の簡略化された実施態様が、図1〜18に関して使用されたものと同じ参照符号を使用して説明される。類似の機能又は幾何形状を有するコンポーネントに対しては、参照符号が100だけ増分されている。
図1〜18の実施態様とは対照的に、簡略化された実施態様100は同じ幾何形状で、同じ距離のそして環状の突起148を有するピストンロッド140を含む。それに対応して、案内スリーブ130は、同じサイズのギャップを形成する同じ形状をした案内及び停止エレメント162を有する。
弾性的な先端76の代わりに、ピストンロッド140の近位フランジ144はその凹部170の近くで、図21a及び21bにおいて説明されているように、三角形の鋸歯形を有する突起176を有する。案内スリーブ130の突起176及び突起160はピストンロッド40の予期せぬ回転を防ぐために互いに寄りかかる。同様に、弾性的な先端76に関連して述べられたように、先端176によってピストンロッド140の一方向性の回転運動が可能になる。一般的に、突起176及び弾性的な先端76は任意に交換可能である。
案内スリーブ130と近位ハウジング120の間の回転ロックは、軸方向に伸びている突起164を用いて達成される。追加的に又は代替的に、案内スリーブ130及びハウジング120は、例えば、接着剤を用いて互いに堅く取り付けることができる。
図19及び20において最もよく見ることができるように、プッシュプルエレメント150は、近位ハウジングコンポーネント120の各溝156中を案内される、半径方向に突出する突起154を有する、半径方向に広げられた円筒部分151を含む。案内及び停止エレメント162の等距離配置のせいで、プッシュプルエレメント150の軸方向の移動は、用量設定及び用量投与の作用の各々に対して一定である。従って、溝156の軸方向の長さはそれに応じて設計でき得る。
10 薬物送達デバイス
12 遠位ハウジング
14 ソケット
16 容器
18 ピストン
20 近位ハウジング
22 凹部
24 戻り止め
26 カラー
27 案内エレメント
28 リブ
30 案内スリーブ
31 ロックエレメント
32 突起
34 ギャップ
36 貫通孔
38 戻り止め
39 凹部
40 ピストンロッド
42 遠位面
44 フランジ
46 環状突起
48 環状突起
49 カラー
50 プッシュプルエレメント
51 円筒部分
52 切り欠き
54 ねじ
60 突起
62 案内及び停止エレメント
63 最後の用量停止部
64 突起
65 案内エレメント
66 案内及び停止エレメント
68 ギャップ
69 軸距離
70 凹部
72 内側ねじ山
74 ストッパー
76 先端
100 薬物送達デバイス
120 近位ハウジング
130 案内スリーブ
140 ピストンロッド
144 フランジ
148 環状突起
150 プッシュプルエレメント
151 円筒部分
154 突起
156 溝
160 突起
162 案内及び停止エレメント
164 突起
170 凹部
176 先端

Claims (15)

  1. 医薬品の用量を投与するための薬物送達デバイスであって:
    −近位端及び遠位端を有するハウジング(12、20;120);
    −医薬品を含んでなる容器(16)で、ピストン(18)がその容器(16)内に保持される、該容器(16);
    −用量を設定するために近位方向に変位可能であり、用量を投与するために遠位方向に変位可能であるプッシュプルエレメント(50;150);
    −ハウジング(12、20;120)に連結され、そしてピストン(18)と相互作用する遠位端(42)を有し、プッシュプルエレメント(50;150)に更に連結されるピストンロッド(40;140);
    −プッシュプルエレメント(50;150)の近位への変位をピストンロッド(40;140)の回転運動に変換し、そしてプッシュプルエレメント(50;150)の遠位への変位を、ハウジング(12、20;120)に対するピストンロッド(40)の軸方向の運動に変換するための連結エレメント;
    を含んでなり、
    連結エレメントは、凹部(70;170)及び少なくとも一つの案内及び停止エレメント(62、66;162)を含んでなり、凹部は、少なくとも1つの案内及び停止エレメントを受け入れるよう適合され、
    凹部及び少なくとも1つの案内及び停止エレメントは、ピストンロッド及びデバイスの内部表面に配置されている上記薬物送達デバイス。
  2. 連結エレメントが、プッシュプルエレメント(50;150)と堅く連結される軸方向に伸びるねじ(54)、及びそのねじ(54)にねじ係合されるピストンロッド(40;140)の内側ねじ山(72)を含んでなる、請求項1に記載の薬物送達デバイス。
  3. 請求項1又は2に記載の薬物送達デバイスであって、ピストンロッド(40;140)は、回転がロックされ、そしてプッシュプルエレメント(50;150)の遠位方向への変位中にハウジング(12、20;120)に対して遠位方向に軸方向に動き、プッシュプルエレメント(50)の、ハウジング(12、20;120)に対する近位方向への変
    位中に、ピストンロッド(40;140)が軸方向にロックされ、そしてハウジング(12、20;120)に対して回転する、上記薬物送達デバイス。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の薬物送達デバイスであって、少なくとも一つの案内及び停止エレメント(62、66;162)が半径方向に内側に突出し、そしてピストンロッド(40;140)が、凹部(70;170)を含んでなる半径方向外側に伸びるフランジ(44、144)を含んでなり、ここで凹部が、デバイス(20;120)の内面に配列された、半径方向内側に突出する少なくとも一つの案内及び停止エレメント(62、66;162)とマッチする、上記薬物送達デバイス。
  5. 請求項4に記載の薬物送達デバイスであって、半径方向内側に突出する案内及び停止エレメント(62、66;162)が、ハウジング(20;120)に固定された案内スリーブ(30;130)の内面に配列される、上記薬物送達デバイス。
  6. 請求項4又は5に記載の薬物送達デバイスであって、内面が、多数の螺旋状に配置され、半径方向内側に突出する案内及び停止エレメント(62、66;162)を含んでなる、上記薬物送達デバイス。
  7. 請求項6に記載の薬物送達デバイスであって、案内及び停止エレメント(62、66;162)の半径方向の配置及び軸方向のサイズが特定の用量のサイズを定める、上記薬物送達デバイス。
  8. 請求項6又は7に記載の薬物送達デバイスであって、案内及び停止エレメント(62、66;162)が、ピストンロッド(40;140)のフランジ(44;144)の軸方向のサイズと等しいか又はそれを超える軸距離(68、69)で間隔を置いて配置される、上記薬物送達デバイス。
  9. 請求項4〜8の何れか一項に記載の薬物送達デバイスであって、その凹部(70;170)に隣接したピストンロッド(40;140)のフランジ(44;144)が、軸方向で遠位方向に伸び、そしてピストンロッド(40;140)の回転の限界を定めるための、案内及び停止エレメント(62、66;162)に寄りかかるように適合されるストッパ(74)を含んでなる、上記薬物送達デバイス。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載の薬物送達デバイスであって、ピストンロッド(40;140)が、互いに対して軸方向に間隔を置いて配置される、その外周上に複数の環状保持エレメント(46、48;148)を含んでなる、上記薬物送達デバイス。
  11. 請求項10に記載の薬物送達デバイスであって、保持エレメント(46、48;148)が、周囲突起及び/又は周囲凹部として設計され、そして鋸歯プロファイルを含んでなる、上記薬物送達デバイス。
  12. 請求項4〜11の何れか一項に記載の薬物送達デバイスであって、ピストンロッドのフランジ(44;144)及び内面が、互いに対応する軸案内手段(60、76;160、176)を含んでなる、上記薬物送達デバイス。
  13. 請求項12に記載の薬物送達デバイスであって、案内手段が、内面上の、半径方向内側に突出し、そして軸方向に伸びる複数の突起(60;160)、及びハウジング(12、20;120)に対して軸方向にピストンロッド(40;140)を案内するための、半径方向に内側に突出する突起(60;160)を用いてインターロックするように適合されるピストンロッドのフランジ(44;144)上の少なくとも一つの弾性のある尖った
    先端(76;176)を含んでなる、上記薬物送達デバイス。
  14. 請求項1〜13の何れか一項に記載の薬物送達デバイスであって、ハウジング(12、20;120)中に配列され、そして近位方向へのピストンロッド(40;140)の変位を妨げるように適合されるロックエレメント(31)を更に含んでなる、上記薬物送達デバイス。
  15. 請求項14及び10、又はそれに従属する何れかの請求項に記載の薬物送達デバイスであって、ロックエレメント(31)が円盤状又はリング状の形状のものであり、そしてピストンロッド(40;140)の周囲に配列される、対応する保持エレメント(46、48;148)と相互作用するように適合された、半径方向内側に突出する少なくとも一つの突起(32)を含んでなる、上記薬物送達デバイス。
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