JP5731580B2 - 組織を融合および切断するための器具 - Google Patents

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Description

本発明は、人間または動物の患者の生体において、組織または管、特に血管を挟み付け、閉じ、かつ切断するための器具に関する。
原則として、血管を閉じ、かつ切断する器具はよく知られている。一例を、特許文献1から知ることができる。
そのような器具は、血管を挟み付けるための2つの枝状部を有するツールを持つ細長いシャフトを備え、前記ツールは、前記器具の遠位端上に配列される。加えて、長手方向に沿って前後にスライド可能なナイフが、前記ツールに配列され、こうすることによって、掴まれかつ凝固した血管を切断することができる。作動手段を持つハンドルが、シャフトの近位端上に設けられ、これによって、枝状部は閉じることができ、かつナイフが作動する。枝状部は電極として構成され、こうすることによって、電極の間に挟まれた管を加熱し、かつ凝固によって管壁を融合させることができる。
血管を切断する際、切断された管の端部は、しっかりと閉じられたままであることが保証されなければならない。これを達成するために、付加的な要求が満たされなければならない。例えば、周囲の組織の損傷は避けるべきである。管の閉鎖は、管のサイズおよび管壁の厚さとは大体において無関係に達成されるべきである。そうする場合においては、限られた空間条件もまた、考慮されなければならず、少なくとも器具が内視鏡的または腹腔鏡的に挿入される場合には、前記条件について配慮が要求される。
独国特許出願公開第60226015T2明細書
このことを考察するならば、本発明の目的は、管を融合および切断するための器具を提供することであり、前記器具によって、高品質な管の閉鎖および切断が可能となる。
この目的は、請求項1の器具によって達成される。
本発明の器具は、血管を閉じ、かつ切断するために配置される。それは、2つの枝状部を備え、これらの少なくとも一方は、他方に対して、好ましくは旋回可能なように支持される。両方の枝状部は、シャフトに対して、旋回可能なように支持されてもよい。枝状部の一方がシャフトに堅固に接続され、他方が可動的に支持されていてもよい。現在は、後者が好ましい。不均一な組織を容易に掴むことができるように枝状部の軸受けが構成されていてもよい。
第1枝状部は、電気的に絶縁性のプラスチック材料(例えば、セラミックまたは、やはり別の適切な合成材料)から成るベース体を備えることが好ましく、前記ベース体は、電極のための溝状の窪み、およびナイフのためのガイド・スリットを有する。溝状の窪みは、電極の形状に合わせることができる。電極は、凹面状の窪みを有することが好ましい。例えば、この窪みは、円筒状殻として構成される。しかしながら、前記電極はまた、真直ぐな縁を持つU字型断面を有してもよい。また、代わりに、前記電極は、平らな電極として構成されてもよい。電極は、好ましくは薄い壁の板金部によって形成されるが、この板金部には、ベース体の中で支持されることによって、必要な機械的安定性が与えられる。
電極は、電気的接続手段を介して、シャフトを通って伸びる導線に接続される。接続手段は、絶縁された導体であることが好ましい。導体は、ベース体の適切なチャンネルまたは通路を通り抜け、かつ、例えば、特に第2枝状部が第1枝状部上で可動的に支持されている継ぎ目の近傍で、ベース体の外側に沿って伸びてもよい。そのために、ベース体は、長手方向に伸びる窪みを備えてもよく、この窪みの中に導線が配列される。結果的に、器具のヘッドが最大外径を超えないこと、および、例えば腹腔鏡的に使用するため、前記器具を、外套針の中を通すことが可能であることが保証され得る。
使用される導体は、銀、チタンなどのような、生理学的に許容できる材料であることが好ましい。導線は、頑丈な丸線材、中空線材、フラット線材、可撓コード、リボンなどとして、具体化されてもよい。
ナイフは、その前進方向に照らして、正確に誘導される。そうすることで、ナイフは、好ましくは電極に中心を合わせて、かつ第2枝状部に中心を合わせて誘導され、それによって、ナイフは前記第2枝状部の長手方向のスリットの中に移動することができる。その前進の間、ナイフは、少なくとも部分的には、第2枝状部の長手方向のスリットによって誘導されてもよい。
ナイフを正確に誘導することによって、管が切断される際、管の正確な融合領域に中心合わせした位置で切断できることが保証され得る。そうすることで、切断された管の両端は、最終的に等しい長さの融合部分を有する。不正確な中心合わせの切断によって起こり得る、制御されない出血のリスクは、最小化される。
本発明においては、器具は、ナイフと関連付けられた鉛直調節機構を備える。この機構は、ナイフの長手方向の移動に関連するとともに前記長手方向の移動に対して垂直な前記ナイフの移動をもたらす。この移動は電極に垂直に生じ、したがって、絶対的な空間の向きとは無関係であって「鉛直移動」と呼ばれる。ナイフの長手方向の移動に重ね合わされた鉛直移動によって、ナイフの先端およびそれに隣接するスライド・エッジは、注意して取扱われる。先端が(および、好ましくは隣接する切断エッジ)は、長手方向の移動を考慮して電極の前方に位置するのであるが、例えばセラミックからなる領域、段差、継ぎ目などを横断した場合、先端は、好ましくは金属からなる電極の上に下降するだけである。ナイフの先端および切断エッジは、したがって、非接触的に電極の1つの端部に向けて誘導され、その後、電極の上にセットされる。この結果として、切断エッジおよび/または先端の早期の鈍磨が回避される。これによって、切断されるべき組織または管が、切れ味良く切断されることが保証される。
好ましくは、鉛直調節機構は、例えば、ベース体上に配列されたカム面を備え、前記カム面は、カム従動子面と関連付けられている。後者は、ナイフまたはナイフ・キャリアに接続される。面の向きは、移動方向に関して傾いている。この結果、2つの面は、ナイフの長手方向の移動から、望ましい鉛直調節移動を引き出す。スライド・エッジ端部からのカム従動子面の距離は、継ぎ目または段差からのカム面の距離と、少なくとも同程度に大きいことが好ましい。この結果、ナイフは、段差の上方で安全に誘導される。
ナイフは、お互いに永久的に接続されたガイド・ビードおよびブレードを備えることが好ましい。ガイド・ビードは、例えば、ナイフの移動方向に伸びる、プラスチック材料のレールの形態をした素子であることが好ましい。ガイド・ビードは、金属のブレードに接続されてもよい。ブレードはまた、セラミックや、ダイアモンド、プラスチック、または別の材料から成ってもよい。代わりに、ガイド・ビードは金属から成ってもよい。ガイド・ビードを、ブレード上に設けられた肥厚した領域として構成することもまた可能であり、その結果、ガイド・ビードおよびブレードは、継ぎ目の無い1つの部品として設計される。しかしながら、2つの部分の設計が好ましい。
ガイド・スリットにおける、および/または長手方向のスリットにおける、ナイフの横のあそびは、ブレードの厚さDの5倍未満であることが好ましい。ナイフの横のあそびは、最大でも、ブレードの厚さと概ね同じである。この結果、ナイフを正確に中心合わせして誘導すること、および、したがって、融合した組織の部位に中心合わせして切断することが達成できる。ナイフは、ガイド・スリットによって、横に誘導することができる。代わりに、ナイフは、長手方向のスリットによって、横に誘導することができる。長手方向のスリットだけでなく、ガイド・スリットが、横の誘導を提供することが好ましい。
ナイフの横のあそびは、中心合わせした位置でのナイフに関して、ガイド・スリットまたは長手方向のスリットのフランクからの、ガイド・ビードのフランクの距離を意味すると理解される。結果的に、ナイフの横の可動性は、あそびの2倍に相当する。
ナイフは、電極に面し、かつ前記電極に隣接する真直ぐなスライド・エッジを有することが好ましい。スライド・エッジは比較的短くてもよく、かつナイフの切断エッジに直接隣接するのが好ましい。結果的に、枝状部の間で掴まれた管は、その断面全体を横切って切断され、かつ残りの組織は切断されないままであることが保証される。
切断エッジは、ナイフの端部側に配列されるのが好ましい。この端部側は、ナイフの移動方向に対してある角度にあることが好ましい。この角度は、鋭角であってよい。切断エッジは真直ぐであり、かつガイド・ビードに向かって伸びるのが好ましい。ガイド・ビードは、切断エッジを超えて突出し、こうすることで、管の切断されるべき部分がナイフの上に押し込まれて切断されないことが防止される。
第2枝状部は、少なくとも電極に面する面において導電表面を有する。第2枝状部が非金属材料から成る場合、この表面は、薄い板金の電極であってもよい。しかしながら、第2枝状部は、頑丈な金属である。それとは無関係に、第2枝状部は、電極に面するその側では、電極の形状にならった形状を有する。換言すれば、実質的に一定のギャップ幅または、中心に向けて減少するギャップ幅を有する間隙(Abstandsspalts)が、電極と第2枝状部との間に形成される。それとは無関係に、第2枝状部の表面は、輪郭を、例えばリブ状、こぶ状、または別形状の構造を、備えてもよい。電極はまた、表面輪郭を備えてもよい。たとえ電極および第2枝状部の輪郭が好みに応じて異なっているとしても、それらは基本的に調和した外形を有し、こうすることで、好ましくは中心に向かって減少するギャップ幅を有する間隙が設定される。
第1枝状部上の電極を固定するための保持手段は、対向して位置付けられる、窪みの上部エッジの上に設けられるのが好ましい。これらの保持手段は、例えば、ベース体の材料から成る電気的に絶縁性の突出部から成ることが好ましい。それらは、第2枝状部に向けた方向に伸び、かつ、したがって、電極の上部エッジを覆うことが好ましい。好ましくは、器具が閉じられている間、突出部は、第2枝状部に関して距離Bを有する間隙(Spalt)を規定し、前記距離Bは、保持手段の近傍で、少なくとも間隙の幅Aと同程度に大きい。
挟み付けられるべき管の組織は、突出部の電気的に絶縁性の特性によって、ここでは凝固されないのであるが、前記組織は、第2枝状部とこれらの突出部との間で掴まれる。しかしながら、たとえ枝状部が組織の特性によって対称的に閉じなくても、組織は安全に掴むことができる。例えば、その長さにわたって変化する断面を有する管が掴まれる場合、これは、横の距離Bが異なる値(すなわち、それらは同一でない)を有する原因となり得る。にもかかわらず、管は確実に保持される。枝状部と電極の間で掴まれた組織が、熱作用と凝固によって収縮し、かつ、この場所で挟む力が減少する場合であったとしても、管が滑ることは確実に排除される。管の横滑りと、それに引き続くナイフの作動とによって不適切な場所で後に行われる管の切断は、このような方法で、確実に排除される。
例えば、突出部によって形成される保持手段は二重の機能を有する。すなわち、それらは電極を保持し、かつ管の保持を改善する。
スペーサ手段は、第1枝状部と第2枝状部の間に設けられるのが好ましい。このスペーサ手段は、第2枝状部が電極に接触すること、およびこれによって短絡を引き起こすことを防止する。加えて、スペーサ手段は、大きすぎる圧力が管に不注意に加えられること、およびこれによって管が破砕されることを防止する。スペーサ手段は、対向面上の非金属の当接部に関連付けたれた金属突出部から成ることが好ましい。好ましくは、金属突出部は帯電しており、すなわち、電極または第2枝状部に接続されている。この結果、生物学的組織が、突出部とその関連する当接部表面との間に達する場合、生じるかもしれないエラーが回避される。電流の印加により、特に突出部が対極電極の近傍に位置する場合、掴まれた生物学的組織の中に電流の流れを導入することが可能であり、その結果、前記組織が収縮し、かつ、第2枝状部と電極との間での望ましい最小距離の調節がもはや損なわれることはない。代替の典型的な実施形態を考察すれば、電気的に非導体材料のスペーサ手段を作製することが可能である。この結果、枝状部間の短絡のリスクを減少させることができる。加えて、これによって、凝固部位を拡張することが可能となる。
本発明の有利な実施形態の付加的詳細は、以下の記述、従属クレームまたは図面に基づいて推論することができる。
図1は、本発明に従う器具の略図である 図2は、器具の枝状部およびナイフの概略側面図である。 図3は、図2の枝状部およびナイフの、部分的に断面となった全体図である。 図4は、閉じられたツールに関する、枝状部およびナイフの、長手軸の方向で見た、鉛直断面における簡略図である。 図5は、本発明の器具のヘッドの斜視図である。 図6は、ベース体およびナイフの、長手軸の方向で見た、鉛直断面における簡略図である。 図7は、図5に示す本発明の器具のヘッドの、ナイフの3つの異なった位置での、長手方向断面における図である。 図8は、図5に示す本発明の器具のヘッドの、ナイフの3つの異なった位置での、長手方向断面における図である。 図9は、図5に示す本発明の器具のヘッドの、ナイフの3つの異なった位置での、長手方向断面における図である。 図10は、ナイフのための鉛直調節機構の略図である。 図11は、非動作位置におけるナイフ、および関連する電極の側面略図である。
図1は、人間または動物に対する手術の間、管、例えば血管を挟み付け、融合させ、かつ切断するために使用可能な器具10を示す。器具10は、特に、内視鏡手術のために配置される。器具10は、細いシャフト11を備え、このシャフトは、その近位端上でハウジング12の上に保持される。前記ハウジングは、ハンドリング手段、例えば、作動素子14ばかりでなく、ハンドル13を備える。前記作動素子は、例えば、場合によっては、付加的な素子として、例えば電気的スイッチのほかに、旋回可能なグリップ部15および/または作動ボタンまたはレバー16を備える。作動素子14は、図1において破線で図式的にのみ示される力伝達手段17を介し、シャフト11の遠位端上に配列された適用部18に接続されている。手術器具のこの適用部即ちヘッド18は、少なくとも図2および図3に示される素子、すなわち第1枝状部19と、第2枝状部20と、ナイフ21とを備える。枝状部19および20は、管を挟み付けるために配置されるが、それらは、お互いの方に向けて移動し、かつ、それらの間に管を確実に挟む。ナイフ21は、管を切断するために配置される。
本発明の例示的な実施形態においては、枝状部19は、シャフト11に堅固に接続されるが、その一方で、枝状部20は、グリップ部15を作動させることによって、枝状部19に向けて、および枝状部19から遠ざかるように旋回させることができる。これとは反対に、ナイフ21は、作動素子、例えばグリップ部15を作動させることによって、図2の中で矢22によって示されるように、シャフト11の長手方向において前方に押される。
枝状部19は、いくつかの部分から成る。枝状部19は、例えば、特に図4から明らかなように、プラスチック材料またはセラミックから成るベース体23を備える。ベース体23は、そのシャフト側端部上で、シャフト11に堅固に接続されており、図5に示されるように、前記シャフトは、このための延長部24を備える。細長く伸びたベース体23は、前記延長部から遠ざかるように伸び、最も前記延長部寄りの部分にナイフ21のためのガイド・スリット25を備える。細長く伸びたベース体23を通って長手方向Lに伸びるガイド・スリット25は、2つのスリット・フランク26、27を有し、前記フランクは、ある距離でお互いに平行に対向し、それらの間においてナイフ21を誘導する。これは、特に、図6によって示される。そうすることで、ナイフ21は、中心位置にある場合、各スリット・スランク26、27からあそびSとして設定される距離にあり、前記距離は、最大でナイフ21の厚さDと同程度に大きいことが好ましい。
前記ナイフ21は、その上部エッジ上にガイド・ビード29を有するブレード28を備える。この場合、Dは、ガイド・ビード29の厚さとして設定される(図6)。厚さDKは、ブレード28の厚さとして設定される。あそびSは、最大で厚さDKの5倍であることが好ましい。より好ましくは、厚さDKは、最大であそびSの2倍である。換言すれば、ナイフは、フランク26、27間のあそびSの最大2倍の尺度で前後に移動してもよい。理想的な場合においては、厚さDKは、最大でもあそびSに等しい。
ナイフ21は、例えば、ブレード28上にスライド・エッジ28aを有し、前記スライド・エッジは、枝状部19の電極33の上をスライドすることができ、ナイフ21の高さを誘導する(図2)。この結果、底部で切断エッジ28cに隣接するブレード28の先端28b(図4および図5)は、摩耗することなく、電極33の上を、または前記電極から極めて小さな距離で、移動することができる。
ガイド・スリット25を真直ぐ延長すると、軸受けまたは蝶番領域30があり、第2枝状部20は、前記領域においてベース体23上に旋回可能に支持される。枝状部20は、図5には具体的に示されていない力伝達手段17に接続されるが、こうすることで、ベース体23に対して横方向に伸びる軸の回りに、前記手段によって旋回させられる。
ガイド・スリット25は、枝状部20を通る長手方向のスリット31として設けられている。長手方向のスリット31は、少なくとも下方に、すなわち、ベース体23に向けて下方に開いている。その幅は、少なくとも近似的に、ガイド・スリット25の幅に相当するのが好ましい。長手方向のスリット31のスリット・フランク52は、お互いに平行に向けられた平面である。ナイフ21と共に、それらはあそびS1の寸法を規定するが、これに対しては、あそびSに関して上記で述べられたことが、対応して適用される。
ベース体23は、枝状部20の下方において溝状または刻み目状の窪み32を有し、この中に、電極33が配列されている。本発明の例示的な実施形態では、電極33は、板金の薄い円筒殻状とされている。前記電極は、枝状部19に面する側においては、湾曲した、好ましくは凹面の、好ましくは閉じた平滑な表面を有する。これにより、電極33は、窪み32の全長にほぼ沿って伸びるが、ベース体23の前端部上に位置する領域34には電極の無い領域が残される。ベース体23の上部エッジ35、36上には保持手段37が設けられる。図4に示されるように、前記保持手段は移動止め突出部38、39であり、これは、電気的に絶縁性の材料から成り、かつベース体23と一体化された部品であることが好ましい。移動止め突出部38、39は、電極33の上部エッジにわたって伸びるロック用突起を形成する。それらの長さは、電極33の厚さをわずかに超えるのが好ましく、その結果、それらは、前記電極の露出した電極表面を超えてわずかに伸びる。
上部枝状部20は、電極33に面する下面において、電極33の形状にならった電極面40を有する。電極33が円筒殻状の形状を有する場合、例えば、電極面40もまた、円弧にならい、ここで、前記円弧はわずかにより小さな半径を有する。この基本的な形状とは無関係に、電極33は、電極面40だけでなく、窪み、突出部、こぶ、リブなどの形状における局部的な逸脱を有してもよい。
第2枝状部20の遠位端上では、ベース体23に向けて伸びる突起状の突出部41があり、器具が閉じられた場合、前記突出部は、ベース体23の端部側領域34に対して接する。この状態では、幅Aを有する間隙は、電極面40と電極33の内側面との間で設定される。この幅Aは、最低でも、それぞれ突出部38、39と、枝状部20の電極面40または隣接するフランク42、43との間の距離Bよりも大きいことが好ましい。
図4および図5から明らかなように、電極33は、導線44を介して電源に接続されている。そうすることによって、導線44はシャフト11を通って、先ずハウジング12の中に、次に具体的には示されていない、この中に位置するスイッチへ、そして必要であれば給電ライン45を介して電源装置へ伸びる。
同様に、具体的に示されていない導線が、枝状部20から装置へ通じる。導線44は、例えば、絶縁体46を備えた丸線材などでもよい。それは、電極33とベース体23との間の位置をほぼ中心とする電極33に接続される。特に蝶番領域30では、導線44は、前記ベース体の外側で、ベース体23の側面開口47を通り抜け、かつ、長手窪み49の中でそこを延長部24まで伸びる。そこで、導線44は、再びシャフト11に入る。導線44は、具体的には、絶縁された銀線であってもよい。
ナイフ21は、鉛直調節機構54と関連付けられ、鉛直調節機構54は、電極33に向けて、または電極33から遠ざかる、垂直に起こる移動をナイフ21に与えるために配置される。この移動は、長手方向Lに沿って起こる、ナイフ21の長手方向の移動に関して横方向に(図7〜図11で垂直に)起こる。鉛直調節機構54は、ナイフ21の長手方向の移動から鉛直調節移動を引き出すために配置されている。ナイフ21が、図7にあるように退避位置にある場合、鉛直調節機構54は、ナイフ21をその持上げ位置に保持し、この位置において、図11によって示されるように、ナイフの先端28bおよびスライド・エッジ28aは、電極33の1つの端部に隣接する段差55にさえも接触しない程度に、電極33から十分遠くに持上げられる。
図10は、鉛直調節機構54自体を示す。鉛直調節機構54はカム面56を備え、カム面56は、例えば、ベース体23の上に、延長部24の上に、またはベース体23に堅固に接続された部分の上に設けられる。また、鉛直調節機構54はカム従動子面57を備え、これは、ナイフ21の上に、またはそれに堅固に接続される部分の上に設けられる。カム面56およびカム従動子面57は、平らな面であってもよく、または、他の面、例えば、側面から見た場合、S字状またはアーチ状に湾曲した面から構成されていてもよい。それらの特定の形状に関係なく、それらは、長手方向Lに関して、傾いた向きとなっている。図10によって示されるように、例えば、長手方向Lに対して130度の角度が適している。カム従動子面57は、長手方向Lに関して、同じ角度で、または異なる角度で傾いていてもよい。例えば、145度の角度が適している。他の角度も可能である。カム面56は、長手方向Lに関して横方向に向けられており、かつ、例えば0.4mmの高さH1を有することが好ましい。長手方向Lに関して横方向に測定すると、カム従動子面57は、例えば0.5mmの高さH2を有することが好ましい。図11から推測可能なように、高さH1は、段差55の高さH3よりも明らかに大きいことが好ましい。例えば、高さH3は、0.2mmであってもよい。そうすることによって、0.1mm〜0.2mmの段差55に隣接する表面58からの先端28bおよびエッジ28aの最小距離H4が、維持される。
これまで説明された器具10は、以下のように動作する。
管を閉じ、かつ切断するために、前記管が枝状部19、20の間で掴まれる。グリップ部15を作動させることによって、枝状部19、20はお互いの方に向けて移動し、その結果、管が挟み付けられ、管壁がお互いに対して押される。そうすることによって、管壁は、特に電極面40と電極33との間で圧搾される。加えて、前記管は、突出部38、39と、電極面40またはフランク42、43との間で掴まれる。理想的な場合、突出部41はベース体23の領域34上に据えられ、前記突出部は当接部として働き、したがって、管が圧搾されるのを防ぐ。
枝状部20と電極33との間に電流または電圧、好ましくはHF電圧、を印加することによって、凝固プロセスが開始され、この過程の中で、管壁の細胞が開き、かつタンパク質が解放され、変性される。これによって枝状部20と電極33の間でお互いに対して押し付けられた管壁は接着する。これにより、管壁は体積を失い得る。しかしながら、管壁の体積の収縮とは無関係に、突出部38、39と枝状部20との間で掴まれた管は、少なくとも大部分は、自然な状態で残り、かつ、したがって、いかなる収縮も受けにくい。それらは安全に掴まれたままであり、したがって、管の横滑りが防止される。これは、特に、比較的小さな管を閉じる場合、重要である。
しかしながら、組織の残りが、突出部41と、当接部として働く領域34との間で止まり、その結果、ギャップ幅Aが実際に意図されたものよりも大きい場合、再び、狭いギャップBが、管の横滑りに対する安全装置として働く。加えて、突出部41と電極33の前端部48との間の距離は非常に小さくてもよいので、そこに存在する組織は凝固し、かつ、収縮する。また、これによって、再び、枝状部19、20間の組織を安全に掴むことが促進される。
ひとたび凝固プロセスが十分に進めば、外科医は、例えばグリップ部15を作動させることによって、ナイフ21を作動させることができる。さて、図7におけるような位置で開始すると、ナイフは、ガイド・スリット25および長手方向のスリット31に中心合わせして誘導され、かつ、枝状部19、20の自由端に向けて長手方向Lに押される。そうすることで、ナイフ21は、多かれ少なかれ、正確に中心面Mの中で移動するが、前記面は、図4において一点鎖線で示されている。これによって、閉じた管の端部の長さの等しい領域が、ナイフ21の両側に形成されることが保証される。中心を外した切断のリスクおよび、したがって、制御されない出血のリスクは、このように最小化される。
図7に示すナイフ21の非動作位置において、ナイフ21の先端28aは、電極33から見て、初期には段差55の後方に位置付けられており、この段差で、セラミックまたは別の材料から成るベース体23が、継ぎ目で電極33に隣接する。段差55からのスライド・エッジ28aの後側(図7で左側)端部28dの距離は、カム面56とカム従動子面57との間の距離よりもわずかに小さい。図7に従うスライド・エッジ28aの位置は、図11に別途示されている。ナイフ21がさらに前進すると、ナイフ21は、図8に示されるような位置に到達する。先端に対して遠位にある端部28dが段差55を通過した直後、カム従動子面57は、カム面56を有する機構部の中に入る。ここで、ナイフ21が、電極33に向けて、長手方向Lに対して横の方向に移動する過程の中には下降運動、または閉鎖運動があるであろう。そうすることで、具体的には示されていない保持体の弾性のために、または力伝達手段17のために、ナイフ21は、電極33に向けていくぶん予め引っ張られる。ここで、図9によって示されるように、スライド・エッジ28aが、電極33上にセットされる。続けて前進する間に、切断エッジ28cは、掴まれかつ凝固した管を切断することができる。
ナイフ21が退避した場合、スライド・エッジ28aが持上げられるが、これは逆の順番において同様に起こる。いかなる場合でも、先端28bと同様に、スライド・エッジ28aは、潜在的により摩耗性の材料、例えばセラミック部品と接触することは免れ、その結果、先端28bの鋭さは、維持されたままとなる。これによって、長時間使用した後でも、高い切断品質を達成できることが保証される。
低侵襲手術に適した器具10、例えば外套針を通して体内に挿入される器具は、管を挟み付けるための2つの枝状部19、20と、中心誘導されるナイフ21とを備える。枝状部19、20の少なくとも1つにおけるナイフの中心合わせされた誘導によって、不都合が回避されるが、その不都合とは、凝固した組織の中心を外した切断の結果として、別の方法では起こるかもしれないようなものである。加えて、ナイフ21が巧みに中心合わせして誘導されるために、摩耗が低減される。結果的に、本発明によって、より良い切断品質、およびナイフ21のより長い耐用年数が可能になる。
枝状部の1つは、セラミックのベース体23を備えるのが好ましく、このベース体は、その上部エッジ上に形成された、内側に伸びる突出部38、39を有し、前記突出部は、逃げ溝の形態を有する。これらの電気的に絶縁性の突出部は、中心面Mに向けた方向に伸び、かつ、2つの改善を提供する。すなわち、一方では、電極33の組立てが、かなり容易となる。他方では、2つの組織張力箇所が作り出される。突出部は1つの方法で構成されるが、その方法とは、枝状部が閉じられた状態で、上部枝状部20によって形成される電極と電極33との間の距離Aがあって、距離Aがその最も大きな幅を有する点で、しかも、突出部38、39と枝状部20との間の2つの距離Bが同じか、ほとんど同じか、または最小では距離Aより小さい、と言うような方法である。この方法は、凝固部位で組織の体積が減少する凝固プロセスの間、それにもかかわらず、組織がしっかりと保持されるという利点を有する。距離Aは、突出部38、39からガイド・スリット31に向けて次第に小さくなることが好ましい。本器具を参照すれば、凝固幅は絶縁性突出部38、39によって決定され、したがって、改善された凝固品質が安定して再現され得る。
本発明に係る管を融合および切断するための器具10は、電極33を有する第1枝状部19と、電極33に向かうように、及び電極33から遠ざかるように移動可能なように支持される第2枝状部20とを備え、第2枝状部20が、長手方向のスリット31を有する。ナイフ21は、シャフト11に対して長手方向に移動可能なように、前記スリット11の中に配列される。ナイフ21には、前記ナイフの長手方向の移動に関連付けられた状態でナイフ21を長手方向の移動に対して垂直に調節するための鉛直調節機構54が設けられている。これにより、セラミックのベース体またはエッジもしくは段差55との接触による、ナイフ21の先端28bまたはスライド・エッジ28aの早期の鈍磨が回避される。
10 器具
11 シャフト
12 ハウジング
13 ハンドル
14 作動素子
15 グリップ部
16 作動ボタン、または、レバー
17 力伝達手段
18 適用部、ヘッド
19 第1枝状部
20 第2枝状部
21 ナイフ
22 矢
23 ベース体
24 延長部
25 ガイド・スリット
L 長手方向、および、前進方向
26、27 スリット・フランク
S 25と21との間のあそび
D ナイフ21の厚さ
DK ブレード28の厚さ
28 ブレード
28a スライド・エッジ
28b 先端
28c 切断エッジ
28d 先端に対して遠位にあるスライド・エッジ28aの端部
29 ガイド・ビード
30 蝶番領域
31 長手方向のスリット
S1 31と21との間のあそび
32 窪み
33 電極
34 ベース体23の端部側領域
35、36 上部エッジ
37 保持手段
38、39 移動止め突出部
40 電極表面
41 突出部
A 33と40との間の間隙の幅
B 38、39、40の間の距離
42、43 枝状部20のフランク
44 導線
45 給電ライン
46 絶縁体
47 ベース体23の横開口
48 33の前端部
M 中心面
49 長手窪み
52、53 31のスリット・フランク
54 鉛直調節機構
55 段差
56 カム面
57 カム従動子面
H1 カム面56の高さ、したがって調節トラベル量
H2 カム従動子面57の高さ
H3 段差55の高さ
H4 スライド・エッジ28aと表面58との間の距離
58 表面

Claims (12)

  1. 管を融合させ、かつ切断するための器具(10)であって、
    ハウジング(12)から遠ざかるように伸びる細長いシャフト(11)と、
    電極(33)を有する第1枝状部(19)と、
    前記電極(33)に向けて、および前記電極(33)から遠ざかって移動可能なように支持される第2枝状部(20)であって、長手方向のスリット(31)を有する、第2枝状部(20)と、
    前記シャフト(11)に沿って移動可能なように配列され、かつ、前記長手方向のスリット(31)の中に伸びるか、または前記長手方向のスリット(31)の中を移動可能なように配列されるナイフ(21)と、
    を備え、
    前記ナイフ(21)の長手方向の移動に従って前記長手方向の移動に対して垂直に前記ナイフ(21)を調節するための鉛直調節機構(54)が前記ナイフ(21)に設けられており、
    前記鉛直調節機構(54)が、前記シャフト(11)に固定されたカム面(56)、および、前記ナイフ(21)に固定されたカム従動子面(57)を備え、
    前記カム面(56)および前記カム従動子面(57)が、前進方向(L)に対して傾いた向きの面であり、
    前記鉛直調節機構(54)が、前記電極(33)の一端部上に設けられた段差(55)の高さ(H3)よりも大きな調節トラベル量(H1)を定義する
    器具(10)。
  2. 前記第1枝状部(19)が、溝状窪み(32)およびガイド・スリット(25)を有する電気的に絶縁性のベース体(23)を備え、前記電極(33)を定常的に支持するための保持手段(37、38、39)が、前記ベース体(23)上に配列され、前記電極(33)が湾曲していることを特徴とする、請求項1に記載の器具(10)。
  3. 前記鉛直調節機構(54)が、前記ナイフ(21)が前記電極(33)に沿って前進移動する間に、前記ナイフ(21)を前記電極(33)に向かう前進運動に対して垂直に移動させ、かつ、前記ナイフ(21)が前記電極(33)に沿って退避移動する間に、前記ナイフ(21)を、前記電極(33)から遠ざかる前記退避移動に対して垂直に移動させるために配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載の器具(10)
  4. 鉛直調節機構(54)が動作状態にある場合において、スライド・エッジ(28a)の先端に対して遠位にある端部(28d)が段差(55)を通過する際、スライド・エッジ(28a)が端部(28d)も含めて前記段差(55)よりも上方に位置することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の器具(10)
  5. 前記ナイフ(21)が、長手方向に伸びる真直ぐなスライド・エッジ(28a)を有し、このスライド・エッジ(28a)が前記電極(33)に面すると共に前記電極(33)に対して接し、前記スライド・エッジ(28a)が、スライド・エッジ先端(28b)からスライド・エッジの端部(28d)まで伸びることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の器具(10)
  6. 継ぎ目または段差(55)が、前記電極(33)と前記ベース体(23)との間に形成されることを特徴とする、請求項2に記載の器具(10)
  7. スライド・エッジの前記端部(28d)からの前記カム従動子面(57)の距離が、継ぎ目または段差(55)からの前記カム面(56)の距離と少なくとも同程度に大きいことを特徴とする、請求項4または5に記載の器具(10)
  8. 前記ナイフ(21)が、前記ナイフ(21)の移動方向に対してある角度に向けられた端部側切断エッジ(28c)を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の器具(10)
  9. 前記第2枝状部(20)が、頑丈な金属体として構成されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の器具(10)
  10. 前記第2枝状部(20)が、前記第1枝状部(19)の前記電極(33)に面する側面上で、前記電極(33)の形状にならう形状を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の器具(10)
  11. 前記器具(10)の前記第1枝状部(19)と前記第2枝状部(20)とが閉じられた状態で、幅(A)を有する間隙が、前記電極(33)と前記第2枝状部(20)との間で設定されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の器具(10)
  12. 保持手段(37)が、前記溝状窪み(32)の対向する両エッジ(35、36)上に設けられることを特徴とする、請求項に記載の器具(10)
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