JP5728386B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、間質液中の物質に関する数値情報、特には、グルコース濃度を測定するための、測定装置、及び測定方法に関する。
従来からの血糖値測定では、測定の度に、ランセットと呼ばれる器具によって使用者の体を穿刺して、血液を採取する必要があり、使用者における負担が大きいという問題、及び連続的な測定が行えないという問題がある。
このような問題を解消するため、近年においては、CGM(Continuous Glucose Monitoring)と呼ばれる連続的に血糖値を測定する方法が提案されている。CGMでは、使用者の皮下にセンサの一部が留置され、このセンサによって皮下間質液中のグルコースの濃度が測定される(例えば、特許文献1〜3参照。)。間質液は血液とは異なるが、間質液中のグルコースの濃度は、血液中のグルコースの濃度と一致している。よって、皮下間質液中のグルコースの濃度を測定することにより、血糖値を知ることができる。また、CGMでは、留置されたセンサによって、皮下に存在する血液中のグルコースの濃度を直接測定することもできる。
特許文献1〜3は、CGMによってグルコースを測定するための測定装置を開示している。また、特許文献1〜3では、センサを皮下に留置するための方法、及びこの方法の実施に用いられる器具も開示されている。ここで、図18を用いて、特許文献1〜3に開示の測定装置を説明する。図18は、従来からの測定装置の一例を示す図である。図18において皮膚104は断面で示している。
図18に示すように、測定装置100は、センサ103を有する測定ユニット101と、受信ユニット105とを備えている。このうち、測定ユニット101は、使用者の皮膚104の表面に設置されるが、測定ユニット101の本体を設置する前に、専用の穿刺用具を用いて、センサ103の一部が皮下に埋め込まれる。
具体的には、先ず、使用者の皮膚104の表面に、測定ユニット101の土台部分101aが粘着テープ102によって固定される。次に、土台部分101aに、センサ103がセットされた穿刺用具(図示せず)が取りつけられる。
穿刺用具は、センサ103を穿刺用の針(図示せず)と共に射出可能に構成されており、使用者又は医療従事者は、穿刺用具を操作してセンサ103を射出する。射出されたセンサ103は、針と共に、突き刺さり、使用者の皮膚104に植え込まれた状態となる。そして、針は引き抜かれ、センサ103のみが、使用者の皮下に留置される。その後、穿刺用具が取り外され、土台部分101aの上に、測定ユニット101の本体部分101bが取りつけられる。このとき、本体部分101bとセンサ103とは電気的に接続される。
また、図18には示されていないが、センサ103の先端部分には、グルコース酸化還元酵素が固定化されている。センサ103は、その基部から先端へと延びる一対の電極を備え、そのうち一方の電極(作用極)は先端部分でグルコース酸化還元酵素に接触している。よって、二つの電極間に電圧を印加すると、皮下の間質液に含まれるグルコースの濃度に応じて二つの電極間に電流が流れ、その電流値からグルコースの濃度が特定できる。
更に、図18では、図示していないが、センサ103の基部は、本体部分101bの内部に収容されている電気回路に接続される。電気回路は、センサ103の電極間に電流が流れると、その値を特定するアナログ信号を生成し、更に、このアナログ信号をデジタル信号に変換する。そして、電気回路は、デジタル信号を搬送波に載せて受信ユニット105に送信する。また、測定ユニット101は、内部に、電源や電源回路等も備えている。受信ユニット105は、受信したデジタル信号に基づいて、具体的なグルコースの濃度を算出し、算出した値をそのディスプレイに表示する。
このように、図18に示した測定装置100によれば、測定の度に使用者の体を穿刺する必要がないため、使用者における負担が軽減される。また、センサ103が留置されている間は、グルコースの濃度を測定できるため、連続した測定も可能となる。
米国特許第7310544号明細書 米国特許第7494465号明細書 米国特許第7497827号明細書
しかしながら、上記図18に示した測定装置100においては、測定ユニット101は、その構造上、人体104から大きく突き出てしまうので、使用者が衣服を着替える際に衣服に引っかかったり、外部の物体と接触したりし易くなっている。このため、使用者の意図に反して、測定ユニット101、更にはセンサ103が皮膚104から外れてしまう可能性が高くなっている。
また、測定ユニット101は、人体104から大きく突き出た構造を有するため、それが関節付近といった動きの激しい場所に取り付けられていると、測定ユニット101と皮膚104との固定は、人体の動きに追従できず、次第に不安定な状態となる。このため、この場合も、使用者の意図に反して、測定ユニット101、更にはセンサ103が皮膚104から外れてしまう可能性が高くなる。
そして、センサ103が使用者の意図に反して皮膚104から外れてしまった場合は、センサ103を再度皮膚104に突き刺す必要性があり、使用者にとって大きな負担となる。
また、衛生上の点から、一旦、センサ103が皮膚104から外れた場合は、使用者の意図と関係なく、センサ103を新品に交換する必要がある。加えて、測定装置100では、センサ103は測定ユニット101内部の電気回路と接続する必要があり、取り外し作業及び取り付け作業は、煩雑であり、使用者にとって更に大きな負担となる。また、使用者は、新品のセンサ103を購入する必要があり、センサの交換は、経済的にも使用者の大きな負担となる。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、利用者の意図に反してセンサが外れてしまう事態の発生を抑制でき、且つ、センサの交換作業を容易なものとし得る、測定装置、及び測定方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一側面における測定装置は、皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報を測定する測定装置であって、前記数値情報に応じて信号を出力するセンサを有するセンサ部と、前記センサが出力した前記信号を受け取り、前記信号に基づいて演算処理を行う演算部とを備え、前記センサは、その一部分が皮下に留置可能となるように形成され、前記演算部は、前記センサ部から分離された状態で配置されている、ことを特徴とする。
このように、センサは、電気回路等を含む演算部と離れて配置される。また、センサは、演算部と異なり、嵩張ることはない。よって、本発明の測定装置、モニタリング装置、及びセンサ組立品によれば、センサが利用者(例えば、使用者)の意図に反して外れてしまう事態の発生が抑制される。更に、演算部が人体に取り付けられている場合において、センサの交換が必要になったとしても、演算部はそのままで、簡単にセンサだけを交換することができる。本発明の測定装置によれば、センサの交換作業を容易なものとすることもできる。
また、上記本発明における測定装置は、前記演算部が、配線を介して前記センサ部に電気的に接続されている、態様とすることができる。この場合、前記配線に、接続状態及び非接続状態を選択可能な接続構造が設けられているのが好ましい。これにより、センサの交換をより簡単に行うことができる。
更に、上記本発明における測定装置は、前記演算部が、無線通信によって前記センサ部と通信を行っている、態様とすることもできる。この態様による場合も、センサの交換をより簡単に行うことができる。
また、上記本発明における測定装置は、前記センサ部が、一方の面に粘着剤層を有する非透水性のフィルムを更に備え、前記センサが、前記皮下に留置される留置部分と、前記皮膚の表面に配置されるベース部分とを備え、前記非透水性のフィルムは、前記粘着剤層を前記ベース部分に向けた状態で、前記ベース部分を被覆したときに、前記ベース部分への水分の浸入が阻止されるように形成されている、態様であるのが好ましい。この態様であれば、水分によるセンサの故障を防ぐことができ、更に、センサを外部から保護できる。
また、上記態様においては、前記センサ部が、当該センサ部を前記皮膚に固定する粘着フィルムを更に備えているのが好ましい。これにより、非透水性のフィルムを取り換える際に、センサが皮膚から外れるのを抑制できるので、非透水性のフィルムの取り換えを容易なものとすることができる。
また、上記の場合においては、前記センサ部が、前記粘着フィルムとして、一方の面に粘着剤層を有する2以上の粘着フィルムを備え、前記2以上の粘着フィルムは、短冊状を呈し、且つ、それぞれ異なる位置において、当該センサ部の上面側から、前記粘着剤層によって当該センサ部と前記皮膚との両方に貼着できるように形成されているのも好ましい。この場合は、非透水性のフィルムを取り換える際に、ベース部分が皮膚から外れる事態の発生を更に抑制できる。
上記本発明における測定装置は、更に、前記演算部による演算処理の結果を無線によって外部に送信する送信部と、前記演算部を前記送信部と共に収容する筺体と、前記送信部が送信した前記演算処理の結果を受信し、前記演算処理の結果に基づいて前記物質に関する数値情報を表示する受信機とを備えている、態様であっても良い。
また、上記本発明における測定装置は、前記センサが出力した前記信号を増幅する増幅回路を更に備え、前記増幅回路は、前記センサ部、及び前記配線のうち少なくとも一つに設けられている、態様とするのも好ましい。この態様によれば、センサからの信号が受けるノイズの影響を小さくすることができる。
更に、前記演算部が、無線通信によって前記センサ部と通信を行っている態様では、上記本発明における測定措置は、前記センサが出力した前記信号を増幅する増幅回路を更に備え、前記増幅回路は、前記センサ部、及び前記センサ部に電気的接続された部分のうち少なくとも一つに設けられている、のが好ましい。この場合も、センサからの信号が受けるノイズの影響を小さくすることができる。
また、上記本発明における測定装置では、前記演算部が、当該測定装置を使用する使用者の衣服に配置されているのが良い。この場合は、使用者における利便性の向上が図られる。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における測定方法は、皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報を測定するための測定方法であって、(a)前記数値情報に応じて信号を出力するセンサを有するセンサユニットを、前記センサの一部分が皮下に留置されるようにして、皮膚の上に配置するステップと、(b)前記センサが出力した前記信号を受け取り、前記信号に基づいて演算処理を行う演算部が備えられた制御ユニットを、前記センサユニットから離れた位置に配置するステップと、を有することを特徴とする。
上記本発明における測定方法は、(c)前記制御ユニットを、配線を介して、前記センサユニットに電気的に接続するステップを、更に有している、態様とするのが好ましい。また、上記本発明における測定方法は、(d)前記制御ユニットと前記センサユニットとを、無線通信によって通信させるステップを、更に有している、態様とするのも好ましい。
以上のように、本発明によれば、利用者の意図に反してセンサが外れてしまう事態の発生を抑制でき、更に、センサの交換作業を容易なものとすることができる。
図1は、本発明の実施の形態1における測定装置の構成を示す図であり、一部については断面で示している。 図2は、本発明の実施の形態1における測定装置の構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示した測定装置のセンサ部の構成を示す分解斜視図である。 図4は、図1に示した測定装置のセンサの先端部分を示す斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態2における測定装置のセンサ部の構成を示す分解斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態3における測定装置の構成を示す図であり、一部については断面で示している。 図7は、本発明の実施の形態3における測定装置の構成を示すブロック図である。 図8は、図6に示した測定装置のセンサ部の構成を示す分解斜視図である。 図9は、本発明の実施の形態3におけるセンサ部の他の例の構成を示す分解斜視図である。 図10は、本発明の実施の形態4における測定装置の構成を示す図であり、一部については断面で示している。 図11は、本発明の実施の形態4における測定装置の構成を示すブロック図である。 図12は、図10に示した測定装置のセンサ部の構成を示す分解斜視図である。 図13は、本発明の実施の形態4におけるセンサ部の他の例の構成を示す分解斜視図である。 図14は、実施の形態における測定装置の使用態様の一例(使用態様1)を示す図である。 図15は、実施の形態における測定装置の使用態様の一例(使用態様2)を示す図である。 図16は、実施の形態における測定装置の使用態様の一例(使用態様3)を示す図である。 図17は、実施の形態における測定装置の使用態様の一例(使用態様4)を示す図である。 図18は、従来からの測定装置の一例を示す図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における測定装置、制御ユニット、センサ、センサユニット、モニタリング装置、センサ組立品、及び測定方法について、図1〜図4を参照しながら説明する。最初に、図1〜図4を用いて本実施の形態1における測定装置、制御ユニット、センサ、センサユニット、モニタリング装置、及びセンサ組立品について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における測定装置の構成を示す図である。図2は、本発明の実施の形態1における測定装置の構成を示すブロック図である。図1において、測定装置の一部は断面で示されている。
図1に示す本実施の形態1における測定装置10は、皮下にある間質液中の物質、及び皮下にある血液中の物質のうち少なくとも一方に関する数値情報を測定する装置である。図1に示すように、測定装置10は、センサ部1を備えている。センサ部1は、数値情報に応じて信号を出力するセンサ15を有している。
センサ15は、一部分が皮下に留置可能となるように形成されている。本実施の形態1では、センサ15は、皮膚4に留置される留置部分15aと、皮膚4の表面上に配置されるベース部分15bとを備えている。
また、図2に示すように、測定装置10は、センサ部1が出力した信号を受け取り、受け取った信号に基づいて演算処理を行う演算部22を備えている。本実施の形態1では、演算部22は、図1に示す制御ユニット2を構成している。また、演算部22は、電気回路によって実現されており、電気回路は、制御ユニット2の筺体20(図1参照)に収容されている。なお、制御ユニット2の具体的構成については後述する。
更に、図1及び図2に示すように、演算部22及びそれを備える制御ユニット2は、センサ部1から分離された状態で配置されている。また、本実施の形態1では、演算部22は、配線5を介してセンサ部1に電気的に接続されている。
このように、測定装置10では、センサ15は、演算部22(図2参照)を収納する制御ユニット2と離れて配置される。また、センサ15は、演算部22(制御ユニット2)と異なり、嵩張ることはない。よって、測定装置10によれば、センサ15が利用者(例えば、使用者)の意図に反して外れてしまう事態の発生が抑制される。
また、演算部22を収納する制御ユニット2は、後述するように皮膚4に取り付けることが可能であるが、この場合に、センサ15の交換が必要になったとしても、制御ユニット2はそのままで、簡単にセンサ15だけを交換することができる。このため、測定装置10によれば、センサ15の交換作業を容易なものとすることもできる。
ここで、測定装置10の構成を更に具体的に説明する。先ず、図1及び図2に加え、図3及び図4を用いて、センサ部1について具体的に説明する。図3は、図1に示した測定装置のセンサ部の構成を示す分解斜視図である。図4は、図1に示した測定装置のセンサの先端部分を示す斜視図である。
本実施の形態1では、センサ15を備えたセンサ部1は、いわゆるセンサユニットであり、センサ15を取り付けるための最小限の構成で形成されている。更に、このセンサユニットは、単独では、センサ15を機能させることができず、制御ユニット2と接続されて、初めてセンサ15を機能させることができる。つまり、センサ部1(センサユニット)と制御ユニット2とが合わさって、センサ組立品が構成される。また、本実施の形態1において、測定対象となる物質としては、間質液及び血液のいずれかに含まれるグルコース等が挙げられ、更に、物質に関する数値情報としては、濃度等が挙げられる。
また、本実施の形態1では、センサ15は、物質に関する数値情報に応じた信号を連続的に出力することが可能である。この場合、測定装置10は、数値情報を連続的にモニタリング可能なモニタリング装置として機能する。また、測定装置10が、モニタリング装置として機能している場合において、物質に関する数値情報がグルコースの濃度であるのであれば、測定装置10は、上述したCGMを実行することができる。なお、以降においては、物質に関する数値情報が、グルコースの濃度であり、センサ15がグルコースセンサである例について説明する。
図3に示すように、センサ15を構成する留置部分15a及びベース部分15bは、共に細長い帯状に形成されている。また、センサ15は、特許文献1〜3に示された穿刺用具や、その他の既存の穿刺用具を用いて、留置部分15aが皮下(図1参照)に留置されるようにして、配置される。なお、留置部分15aは、ベース部分15bに対して傾斜している。これは、留置部分15aが皮膚4に突き刺さり易いようにするため、穿刺用具を用いた留置部分15aの皮膚4への穿刺が、皮膚4の法線に対して傾斜した方向から行われるためである。
また、図3の例では、留置部分15a及びベース部分15bは、絶縁性及び可撓性を有する基板18(図4参照)によって一体的に形成されているが、本実施の形態1はこの態様に限定されるものではない。例えば、留置部分15aとベース部分15bとが別々に形成されており、留置部分15aの留置後に、両者が接続される態様であっても良い。更に、基板18の形成材料は、特に限定されるものではない。但し、人体への影響が少ない点から、基板18の形成材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、及びポリエチレン(PE)といった熱可塑性樹脂、ポリイミド樹脂及びエポキシ樹脂といった熱硬化性樹脂が挙げられる。
更に、図4に示すように、センサ15の留置部分15aの先端は、皮膚4に突き刺さり易いように、鋭利な形状となっているのが良い。但し、先端の形状は特に限定されるものではなく、鋭利な形状以外の形状であっても良い。また、物質に関する数値情報が、グルコース濃度であるため、本実施の形態1では、センサ15は、基板18に加え、一対の電極16a及び電極16bと、グルコース酸化還元酵素が固定化されている部分(酵素固定化部分)17とを備えている。
電極16a及び電極16bは、基板18の表面に長手方向に沿って形成されており、酵素固定化部分17に電圧を印加するために用いられる。電極16a及び16bは、例えば、カーボンインク等の導電性の材料を用いて、スクリーン印刷等を行うことにより形成することができる。
酵素固定化部分17は、例えば、グルコース酸化還元酵素を電極16aの上に固定化することによって形成される。グルコース酸化還元酵素は、間質液中又は血液中のグルコース(基質)と反応すると、還元され、グルコースの量に比例した過酸化水素を生成する。従って、電極16aと16bとの間に電圧を印加すると、過酸化水素の量に応じて、即ち、グルコースの量に応じて、電極16aと16bとの間で電子の授受が行われる。よって、電極16a及び16bを流れる電流を測定することにより、グルコース濃度の特定が可能となる。
本実施の形態1において、利用可能なグルコース酸化還元酵素としては、グルコースオキシダーゼ(GOD)、グルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)等が挙げられる。更に、グルコース酸化還元酵素を固定化する方法としては、公知の種々の方法が挙げられ、例えば、MPC重合体を用いる方法、又はタンパク質膜を用いる方法等が挙げられる。なお、MPC重合体は、例えば、重合成ゲル、ポリアクリルアミド及びリン等を含むリン脂質ポリマーに、シランカップリング剤を導入することによって得ることが可能な重合体である。
図1及び図3に示すように、本実施の形態1では、センサ部1は、センサ15に加えて、センサ15を支持する支持フィルム12と、センサ15の上面を保護する保護フィルム11と、非透水性のフィルム14とを備えている。
センサ15は、留置部分15aが支持フィルム12を貫通し、且つ、ベース部分15bが支持フィルム12に載置された状態で、支持フィルム12に支持される。なお、留置部分15aによる支持フィルム12の貫通は、上述した穿刺用具によって行うことができる。また、予め、支持フィルム12には、留置部分15aを挿通させるための貫通孔が設けられていても良い。この場合は、センサ15の設置作業を容易なものとすることができる。
また、図1及び図3に示すように、保護フィルム11は、支持フィルム12の上に、ベース部分15bを挟み込むように配置される。ベース部分15bは、接着剤等(図1及び図3において図示せず)によって保護フィルム11及び支持フィルム12に固定されている。
非透水性のフィルム14は、一方の面に粘着剤層(図3において図示せず)を有している。また、非透水性のフィルム14は、その粘着剤層をベース部分15bに向けた状態で、ベース部分15bを被覆したときに、ベース部分15bへの水分の浸入が阻止されるように形成されている。
具体的には、図1及び図3に示すように、非透水性のフィルム14は、その面積が支持フィルム12の面積よりも大きくなるように形成され、保護フィルム11の上から、ベース部分15bを被覆する。ベース部分15bは配線5と接続されるため、ベース部分15bと配線5との接続部分への水分の侵入はセンサ15の故障の原因となる。しかし、本実施の形態1によれば、水分によるセンサの故障を防ぐことができ、更に、センサ15を外部から保護できる。
また、非透水性のフィルム14は、例えば、ポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂等で形成されたフィルム状の基材の一方の面に、アクリル系粘着材等による粘着材層を設けることによって形成することができる。
また、図1及び図3に示すように、センサ部1は、それ自体を皮膚4に固定する粘着フィルム13を更に備えている。具体的には、粘着フィルム13は、支持フィルム12の下面に設けられており、センサ部1を皮膚4に固定している。更に、センサ15の留置部分15aは粘着フィルム13も貫通する。なお、留置部分15aによる粘着フィルム13の貫通も、支持フィルム12と同様に、上述した穿刺用具によって行うことができる。更に、支持フィルム12と同様に、粘着フィルム13にも、支持フィルム12と同様に、予め、留置部分15aを挿通させるための貫通孔が設けられていても良い。
また、粘着フィルム13としては、図1に示すように、両面テープを用いることができる。粘着フィルム13は、基材13aと、基材13aの一方の面に設けられた粘着剤層13bと、他方の面に設けられた粘着剤層13cとを備えている。
このように、本実施の形態1では、センサ15は、粘着フィルム13によって、皮膚4に固定される。このため、非透水性のフィルム14を取り換える際に、センサ15が皮膚4から外れるのを抑制できるので、非透水性のフィルム14の取り換えを容易なものとすることができる。
また、粘着フィルム13は、皮膚4に直接接触する面積が大きいことから、皮膚4への刺激がすくないものであるのが好ましい。具体的には、粘着フィルム13は、不織布等で形成された基材の両面に、ハイドロゲル系粘着材、又はシリコーン系粘着材等による粘着材層を設けることによって形成することができる。なお、本実施の形態1は、粘着フィルム13の代わりに、上記の粘着材層のみが設けられた態様であっても良い。
更に、本実施の形態1においては、図1〜図3に示すように、センサ部1(センサ15)と演算部22(制御ユニット2)とを接続する配線5は、図4に示した電極16a及び16bに電気的に接続されている。また、配線5には、接続状態及び非接続状態を選択可能な接続構造(以下「コネクタ」とする。)6が設けられている。
具体的には、配線5は、センサ部1のセンサ15から延びる配線5aと、制御ユニット2から延びる配線5bとで構成されている。つまり、センサ15は、外部との接続用の配線5aを備え、制御ユニット2は、外部との接続用の配線5bを備えている。そして、配線5aの一端には、コネクタ6を構成する雄型端子6aが設けられ、配線5bの一端にはコネクタ6を構成する雌型端子6bが設けられている。
このように、配線5にコネクタ6を設けておけば、制御ユニット2が皮膚4に固定されている場合に、センサ15を取り換える必要が生じても、制御ユニット2を固定した状態で、簡単にセンサ15(センサ部1)のみを取り換えることができる。また、図1〜図3に示す例では、コネクタ6は、配線5上のセンサ部1側に設けられている。つまり、配線5aの長さは配線5bの長さよりも短くなっている。これは、センサ15の留置作業において配線5aが邪魔にならないようにするためには、センサ部1から延びる配線5aはできる限り短い方が好ましいからである。なお、図1〜図3に示す例と異なり、本実施の形態では、コネクタ6は、制御ユニット2側に設けられていても良く、この場合、雌型端子6bは筺体20に取り付けられていても良い。
次に、図1及び図2に基づいて、測定装置10のセンサ部1以外の構成について具体的に説明する。図1及び図2に示すように、本実施の形態1では、測定装置10は、更に、受信機3を備えている。受信機3は、センサ部1及び制御ユニット2の両方から物理的に離れた位置にあり、演算部22で実行された演算処理の結果に基づいて、間質液中の物質、即ちグルコースの濃度を表示画面31(図1参照)に表示する。
図2に示すように、測定装置10は、演算部22による演算処理の結果を受信機3に送信するため、演算処理の結果を無線によって外部に送信する送信部24を備えている。送信部24は、演算部22と共に、制御ユニット2の筺体20(図2参照)の内部に収容されている。更に、送信部24も、演算部22と同様に、電気回路によって実現でき、両者の電気回路は同一の基板上に設けられていても良い。また、各電気回路は、ICチップによって構成されていても良い。
また、図2に示すように、制御ユニット2の筺体20の内部には、記憶部23が収容されている。記憶部23は、演算部22によって実行された演算処理の結果を特定する情報を記憶する。
本実施の形態1では、演算部22は、センサ15の電極16aと電極16bとの間(図4参照)に電流が流れると、その値を特定するアナログ信号を生成し、更に、このアナログ信号をデジタル信号に変換する。また、演算部22は、得られたデジタル信号が特定する情報を記憶部23に記憶させると共に、送信部24に対して、演算処理が行われたことを通知する。
送信部24は、演算部22から演算処理が行われたことの通知を受けると、記憶部23に記憶されている情報を取り出し、これを搬送波にのせて送信する。図2において、25は送信用のアンテナである。
また、図2には図示されていないが、制御ユニット2には、更に、電源や電源回路等も備えられている。更に、図1に示すように、制御ユニット2は、両面テープ21によって皮膚4に固定されている。両面テープ21は、基材21aと、基材21aの一方の面に設けられた粘着剤層21bと、他方の面に設けられた粘着剤層21cとを備えている。
図2に示すように、受信機3は、受信部32と、演算部33と、表示部34と、受信用アンテナ35とを備えている。受信部32は、送信部24から送信された電波を受信し、これから情報を取り出し、取り出した情報を演算部33に入力する。入力された情報は、センサ15で検出された電流値を特定する情報であり、演算部33はこの情報に基づいて、具体的なグルコースの濃度を算出し、算出した値を表示部34に入力する。表示部34は、算出された値を表示画面31(図1参照)に表示させる。
また、本実施の形態1においては、センサ15からの電流(電流信号)が受けるノイズの影響を抑制するため、センサ部1、配線5、及びコネクタ6のうちの少なくとも一つに、増幅回路が配置されているのが好ましい。この場合、電流信号は増幅され、ノイズの影響が抑制されるので、グルコース濃度の測定精度の向上が図られる。また、増幅回路への電力の供給は、制御ユニット2から配線5を介して行えば良い。更に、増幅回路を構成するICチップは微小(例えば、縦×横×厚:5mm×5mm×1.5mm程度)である。よって、センサ部1に増幅回路が配置された態様であっても、センサ部1が嵩張ることはないと考えられる。
このように、本実施の形態1では、センサ部1は、外部と接触しにくい薄型の形状となるため、外力の影響を受けにくく、センサ15自体が外力によって外れてしまう事態の発生は抑制される。また、センサ部1は、制御ユニット2から離れた位置に配置できるため、皮膚4に貼着されている制御ユニット2が外力によって剥がれてしまった場合であっても、それに伴ってセンサ15が外れてしまう事態の発生も抑制される。更に、センサ部1は、コネクタ6を制御ユニット2から外すだけで、制御ユニット2の状態とは関係なく、簡単に取り外すこともでき、交換が容易である。
また、本実施の形態1における測定方法は、図1に示すように、センサ部1(センサユニット)及び制御ユニット2を皮膚4に設置し、これらを動作させることによって実施することができる。つまり、センサ部1からの信号を、演算部22によって、連続的に、又は一定間隔をおいて演算処理することによって、測定方法は、実施される。
具体的には、本実施の形態1における測定方法は、以下のステップ(1)〜(10)(図1〜図3参照)を有している。
(1)センサ15を有するセンサユニット(センサ部1)を、センサの留置部分15aが皮下に留置されるようにして、皮膚4の上に配置するステップ。
(2)演算部22が備えられた制御ユニット2を、配線5を介して、センサユニットに電気的に接続する、ステップ。
(3)制御ユニット2を、センサユニットから離れた位置に配置するステップ。
(4)センサユニットを、粘着フィルム13によって、皮膚4に固定するステップ。
(5)一方の面に粘着剤層14bを有する非透水性フィルム14によって、粘着剤層14bをセンサ15のベース部分15bに向けた状態で、ベース部分15bへの水分の侵入が阻止されるように、ベース部分15bを被覆するステップ。
(6)センサ15に信号を出力させるステップ。
(7)増幅回路が設けられている場合は、センサ15が出力した信号を増幅するステップ。
(8)演算部22に演算処理を実行させるステップ。
(9)演算処理の結果を無線によって外部に送信するステップ。
(10)受信機3によって、送信された演算処理の結果を受信し、演算処理の結果に基づいて物質に関する数値情報を表示するステップ。
また、上記において、各ステップの実行順序は、各ステップに付された番号に限定されるものではない。例えば、(1)、(4)、(5)、(3)、(2)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)の順で実行されても良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における測定装置について、図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態2における測定装置のセンサ部の構成を示す分解斜視図である。
本実施の形態2における測定装置は、実施の形態1における測定装置10と異なり、図1〜図3に示したセンサ部1の代わりに、センサ部7を備えている。但し、センサ部7の構成以外の点では、本実施の形態2における測定装置は、実施の形態1における測定装置10と同様である。よって、以下の説明では、異なる点のみについて説明する。
図5に示すように、センサ部7も、図3に示したセンサ部1と同様に、センサ15と、保護フィルム11とを備えている。但し、センサ部7は、センサ15のベース部分15bが配置される支持フィルム17及び粘着フィルム18の構成の点で、センサ部1と異なっている。
本実施の形態2では、支持フィルム17の形状は、支持フィルム12の形状よりも細長い形状となっている。これは、後述する粘着フィルム18による皮膚への固定を容易にするためである。
粘着フィルム18は、図3に示した粘着フィルム13と異なり、一方の面にのみ粘着剤層(図2において図示せず)を有している。また、粘着フィルム18としては、2つが用いられている。更に、各粘着フィルム18は、短冊状を呈し、且つ、それぞれ異なる位置において、センサ部7の上面側から、粘着剤層によってセンサ部7と皮膚との両方に貼着できるように形成されている。
具体的には、各粘着フィルム18は、支持フィルム17の皮膚側の反対側(いわゆる、上面側)から、支持フィルム17の短辺方向に沿って貼り付けを行ったときに、両端部が皮膚に貼着され、中央部分が支持フィルム17に貼着されるように形成されている。
このように、本実施の形態2では、センサ部7は、2つの粘着フィルム18によって皮膚に固定される。このため、非透水性のフィルム19を取り換える際に、センサ15が皮膚4から外れる可能性を実施の形態1よりも小さくできる。本実施の形態2によれば、非透水性のフィルム19の取り換えをより一層容易なものとすることができる。
ところで、センサユニットを皮膚に固定するための粘着フィルムは、皮膚に直接接触しているため、衛生面から、粘着フィルムの定期的な交換が求められている。そして、実施の形態1であれば、センサユニット(センサ部1)は、その下面側で、粘着フィルム13によって固定され、更にセンサ15が粘着フィルム13を貫通する構造を有するため、粘着フィルム13の交換の際は、センサ15も交換する必要がある。また、このとき、センサ15の寿命は尽きていなくても、センサ15を再利用することはできないため、取り出されたセンサ15は廃棄処分となる。
一方、実施の形態2においても、同様に、粘着フィルム18の定期的な交換は求められるが、実施の形態2では、その際、構造上、センサ15を取り出すことなく、粘着フィルム18のみを交換できる。実施の形態2によれば、必ずしもセンサ15を交換する必要が無く、粘着フィルム18のみを交換できるため、センサ15の無駄を防ぐことが出来る。また、粘着フィルム18を順に交換することができるため、交換時におけるセンサ15の位置ずれの発生が抑制される。
また、本実施の形態2において、粘着フィルム18の数は、2以上であれば良く、特に限定されるものではない。更に、本実施の形態2では、支持フィルム17の面積が、図3に示した支持フィルム12の面積よりも大きくなっているため、これに合わせて、非透水性のフィルム19の面積も、図3に示した非透水性のフィルム14の面積よりも大きくなっている。
また、本実施の形態2における測定方法も、実施の形態1において述べた、ステップ(1)〜(10)を有している。但し、本実施の形態2では、図5に示すように、ステップ(4)において、粘着フィルムとして、一方の面に粘着剤層(図5において図示せず)を有し、且つ、短冊状を呈する、2以上の粘着フィルム18が用いられる。そして、粘着フィルム18は、それぞれ異なる位置において、センサユニットの上面側から、粘着剤層によってセンサユニットと皮膚との両方に貼着される。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における、測定装置、制御ユニット、センサ、センサユニット、モニタリング装置、センサ組立品、及び測定方法について、図6〜図9を参照しながら説明する。
図6は、本発明の実施の形態3における測定装置の構成を示す図である。図6において、測定装置の一部は断面で示されている。図7は、本発明の実施の形態3における測定装置の構成を示すブロック図である。図8は、図6に示した測定装置のセンサ部の構成を示す分解斜視図である。図9は、本発明の実施の形態3におけるセンサ部の他の例の構成を示す分解斜視図である。
図6に示すように、本実施の形態3における測定装置40は、実施の形態1において図1及び図2に示した測定装置10と同様に、センサユニットとして機能するセンサ部41と、制御ユニット51と、受信機3とを有している。但し、本実施の形態3においては、実施の形態1と異なり、センサ部41と、制御ユニット51が備える演算部22とは、有線ではなく、無線通信によって通信を行っている。以下、本実施の形態3と実施の形態1との相違点を中心に説明を行う。
図6及び図7に示すように、本実施の形態3では、センサ部41は、実施の形態1において図1及び図2に示したセンサ部1と異なり、信号送信ユニット42を備えている。信号送信ユニット42は、信号処理部43と、送信部44とを備えている。
信号処理部43は、センサ15の電極16a及び電極16b(図4参照)を流れる電流を検出し、そして、アナログ−デジタル変換を行って、検出した電流のレベルを特定するデジタル信号を生成する。送信部44は、生成されたデジタル信号を搬送波にのせて、制御ユニット51に向けて無線で送信する。
また、図6及び図7に示すように、制御ユニット51は、実施の形態1において図1及び図2に示した制御ユニット2と異なり、受信部52を備えている。受信部52は、センサ部41の信号送信ユニット42から送信された信号を受信し、これを演算部22に出力する。なお、電極16a及び電極16bを流れる電流からのデジタル信号の生成は、センサ部41において既に行われており、本実施の形態3では、演算部22がこのような処理を行うことはない。演算部22は、デジタル信号によって特定される情報の記憶部23への記憶、送信部24への送信の指示等を行っている。
そして、本実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、制御ユニット51の送信部24によって、記憶部23に記憶されている情報が、受信機3に送信され、その後、受信機3の表示部34の表示画面に、センサ15による測定結果が表示される。本実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、センサ部41を、制御ユニット51から離した位置に配置した状態で、測定が行われる。
従って、本実施の形態3が採用された場合であっても、センサ15自体が外力によって外れてしまう事態の発生は抑制される。更に、センサ部41と制御ユニット51とは、無線によって接続されているため、センサ15の交換は、一層容易なものとなる。また、制御ユニット51が外力によって剥がれてしまっても、それに伴ってセンサ15が外れることはない。
また、本実施の形態3においては、図8に示すように、センサ部41の具体的な構造は、実施の形態1において図3を用いて説明した構造と同様の構造とすることができる。図8の例では、センサ部41は、センサ15及び信号送信ユニット42に加えて、保護フィルム11と、支持フィルム12と、粘着フィルム13と、非透水性のフィルム14とを備えている。信号送信ユニット42は、センサ15のベース部分15bと同様に、支持フィルム12の上に載置され、更に、保護フィルム11によって被覆される。支持フィルム12は、その下面側に配置された粘着フィルム13によって、皮膚に固定される。
更に、本実施の形態3においては、図9に示すように、センサ部41の具体的な構造は、実施の形態2において図5を用いて説明した構造と同様の構造とすることもできる。図9の例では、センサ部41は、センサ15及び信号送信ユニット42に加えて、保護フィルム11と、支持フィルム17と、2つの粘着フィルム18と、非透水性のフィルム19とを備えている。信号送信ユニット42は、センサ15のベース部分15bと同様に、支持フィルム17の上に載置され、更に、保護フィルム11によって被覆される。但し、図8の例と異なり、支持フィルム17は、2つの粘着フィルム18によって、上面側から皮膚に固定される。
なお、本実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、センサ部41と制御ユニット51とによってセンサ組立品が構成される。また、測定装置40は、実施の形態1と同様に、モニタリング装置として機能する。
また、本実施の形態3における測定方法は、以下のステップ(A1)〜(A9)を有している。
(A1)センサ15を有するセンサユニット(センサ部41)を、センサの留置部分15aが皮下に留置されるようにして、皮膚4の上に配置するステップ。
(A2)制御ユニット51を、センサユニットから離れた位置に配置するステップ。
(A3)センサユニットを、粘着フィルムによって、皮膚4に固定するステップ。
(A4)一方の面に粘着剤層を有する非透水性フィルムによって、粘着剤層をセンサ15のベース部分15bに向けた状態で、ベース部分15bへの水分の侵入が阻止されるように、ベース部分15bを被覆するステップ。
(A5)センサ15に信号を出力させるステップ。
(A6)信号送信ユニット42によって、センサ15からの信号に対してデジタル処理を行い、そして、生成されたデジタル信号を制御ユニット51に向けて無線で送信するステップ。なお、信号送信ユニット42が、増幅回路を有している場合は、このとき、センサ15が出力した信号の増幅が行われる。
(A7)演算部22に演算処理を実行させるステップ。
(A8)演算処理の結果を無線によって外部に送信するステップ。
(A9)受信機3によって、送信された演算処理の結果を受信し、演算処理の結果に基づいて物質に関する数値情報を表示するステップ。
このうち、ステップ(A1)、(A2)、(A3)、(A4)、(A5)、(A8)、(A9)は、それぞれ、実施の形態1における測定方法のステップ(1)、(3)、(4)、(5)、(6)、(9)、(10)と同様のステップである。一方、ステップ(A6)及び(A7)は、実施の形態1では実行されないが、本実施の形態3では実行されるステップである。また、本実施の形態3では、実施の形態1における測定方法のステップ(2)は実行されない。
また、上記において、各ステップの実行順序は、各ステップに付された番号に限定されるものではない。例えば、(A1)、(A3)、(A4)、(A2)、(A5)、(A6)、(A7)、(A8)、(A9)の順で実行されても良い。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4における、測定装置、制御ユニット、センサ、センサユニット、モニタリング装置、センサ組立品、及び測定方法について、図10〜図13を参照しながら説明する。
図10は、本発明の実施の形態4における測定装置の構成を示す図である。図10において、測定装置の一部は断面で示されている。図11は、本発明の実施の形態4における測定装置の構成を示すブロック図である。図12は、図10に示した測定装置のセンサ部の構成を示す分解斜視図である。図13は、本発明の実施の形態4におけるセンサ部の他の例の構成を示す分解斜視図である。
図10に示すように、本実施の形態4における測定装置60は、実施の形態1において図1及び図2に示した測定装置10と同様に、センサユニットとして機能するセンサ部61と、制御ユニット71と、受信機3とを有している。但し、本実施の形態4においては、実施の形態1と異なり、センサ部61と、制御ユニット71を構成する演算部22とは、有線ではなく、無線通信によって通信を行っている。以下、本実施の形態4と実施の形態1との相違点を中心に説明を行う。
図10及び図11に示すように、本実施の形態4では、センサ部61は、実施の形態1において図1及び図2に示したセンサ部1と異なり、信号送信ユニット62に接続されている。信号送信ユニット62は、配線65を介してセンサ15と接続されており、信号処理部63と、送信部64とを備えている。なお、図10及び図11に示された構成は一例であり、例えば、信号送信ユニット62が送信部64のみを備え、センサ部61が信号処理部63を備えていても良い。
このうち、信号処理部63は、センサ15の電極16a及び電極16b(図4参照)を流れる電流を検出し、そして、アナログ−デジタル変換を行って、検出した電流のレベルを特定するデジタル信号を生成する。送信部64は、生成されたデジタル信号を搬送波にのせて、制御ユニット71に向けて無線で送信する。
また、図10及び図11に示すように、制御ユニット71は、実施の形態1において図1及び図2に示した制御ユニット2と異なり、信号受信ユニット72に接続されている。信号受信ユニット72は、センサ部61の信号送信ユニット62から無線で送信された信号を受信し、これを演算部22に出力する。
つまり、本実施の形態4においては、センサ部61は、信号送信ユニット62が、センサ部61と一体化されていない点を除き、実施の形態3において図6及び図7に示したセンサ部41と同様に構成されている。また、本実施の形態4においては、制御ユニット71は、信号受信ユニット72が、筐体20(図6参照)内に配置されていない点を除き、実施の形態3において図6及び図7に示した制御ユニット51と同様に構成されている。
更に、本実施の形態4においても、実施の形態3と同様に、電極16a及び電極16bを流れる電流からのデジタル信号の生成は、センサ部61において既に行われており、演算部22がこのような処理を行うことはない。本実施の形態4でも、演算部22は、デジタル信号によって特定される情報の記憶部23への記憶、送信部24への送信の指示等を行っている。
このような構成により、本実施の形態4においても、実施の形態1と同様に、制御ユニット71の送信部24によって、記憶部23に記憶されている情報が、受信機3に送信され、その後、受信機3の表示部34の表示画面に、センサ15による測定結果が表示される。本実施の形態4においても、実施の形態1と同様に、センサ部61を、制御ユニット61から離した位置に配置した状態で、測定が行われる。
従って、本実施の形態4が採用された場合であっても、センサ15自体が外力によって外れてしまう事態の発生は抑制される。更に、センサ部61と制御ユニット71とは、無線によって接続されているため、センサ15の交換は、一層容易なものとなる。また、制御ユニット71が外力によって剥がれてしまっても、それに伴ってセンサ15が外れることはない。
また、本実施の形態4では、実施の形態3と異なり、信号送信ユニット62は、保護フィルム及び非透水性フィルムによって覆われないため、送信信号に含まれるノイズの軽減が図られる。更に、本実施の形態4では、実施の形態3と異なり、信号受信ユニット72が筐体20の外に配置されるため、センサ部61からの信号に対する感度の向上も図られる。また、信号受信ユニット72の位置の最適化も図られる。
また、本実施の形態4においては、図12に示すように、センサ部61の具体的な構造は、実施の形態1において図3を用いて説明した構造と同様の構造とすることができる。図12の例では、センサ15が配線65によって信号送信ユニット62に接続されている点を除き、センサ部61は、図3に示したセンサ部1と同様に構成されている。センサ部61も、センサ部1と同様に、センサ15に加えて、保護フィルム11と、支持フィルム12と、粘着フィルム13と、非透水性のフィルム14とを備えている。
更に、本実施の形態4においては、図13に示すように、センサ部61の具体的な構造は、実施の形態2において図5を用いて説明した構造と同様の構造とすることもできる。図13の例でも、センサ15が配線65によって信号送信ユニット62に接続されている点を除き、センサ部61は、図5に示したセンサ部7と同様に構成されている。センサ部61も、センサ部7と同様に、センサ15に加えて、保護フィルム11と、支持フィルム17と、2つの粘着フィルム18と、非透水性のフィルム19とを備えている。
なお、図12及び図13のいずれの例においても、制御ユニット71には、配線73を介して、信号受信ユニット72が接続されている。また、本実施の形態4においても、実施の形態1と同様に、センサ部61と制御ユニット71とによってセンサ組立品が構成される。また、測定装置60は、実施の形態1と同様に、モニタリング装置として機能する。
また、本実施の形態4においては、制御ユニットとして、信号受信ユニット72が筐体20の内部に収容された制御ユニット、即ち、実施の形態3において図6〜図9に示した制御ユニット51が用いられていても良い。更に、逆に、実施の形態3において、制御ユニットとして、信号受信ユニット72が筐体20の外に設けられた制御ユニット、即ち、本実施の形態4において図10〜図13に示した制御ユニット71が用いられていても良い。
また、本実施の形態4における測定方法は、以下のステップ(B1)〜(B11)を有している。
(B1)センサ15を有するセンサユニット(センサ部61)を、センサの留置部分15aが皮下に留置されるようにして、皮膚4の上に配置するステップ。
(B2)信号送信ユニット62を、皮膚4の上に配置するステップ。
(B3)制御ユニット71を、センサユニットから離れた位置に配置するステップ。
(B4)信号受信ユニット72を、皮膚4の上に配置するステップ。
(B5)センサユニットを、粘着フィルムによって、皮膚4に固定するステップ。
(B6)一方の面に粘着剤層を有する非透水性フィルムによって、粘着剤層をセンサ15のベース部分15bに向けた状態で、ベース部分15bへの水分の侵入が阻止されるように、ベース部分15bを被覆するステップ。
(B7)センサ15に信号を出力させるステップ。
(B8)信号送信ユニット62によって、センサ15からの信号に対してデジタル処理を行い、そして、生成されたデジタル信号を制御ユニット71の信号受信ユニット72に向けて無線で送信するステップ。なお、信号送信ユニット62が、増幅回路を有している場合は、このとき、センサ15が出力した信号の増幅が行われる。
(B9)演算部22に演算処理を実行させるステップ。
(B10)演算処理の結果を無線によって外部に送信するステップ。
(B11)受信機3によって、送信された演算処理の結果を受信し、演算処理の結果に基づいて物質に関する数値情報を表示するステップ。
このうち、ステップ(B1)、(B3)、(B5)、(B6)、(B7)、(B9)、(B10)、(B11)は、それぞれ、実施の形態1における測定方法のステップ(1)、(3)、(4)、(5)、(6)、(8)、(9)、(10)と同様のステップである。一方、ステップ(B2)(B4)、及び(B8)は、実施の形態1では実行されないが、本実施の形態4では実行されるステップである。また、本実施の形態4では、実施の形態1における測定方法のステップ(2)は実行されない。
また、上記において、各ステップの実行順序は、各ステップに付された番号に限定されるものではない。例えば、(B1)、(B5)、(B6)、(B2)、(B3)、(B4)、(B7)、(B8)、(B9)、(B10)、(B11)の順で実行されても良い。
(測定装置の使用態様)
ここで、実施の形態1〜4に示した測定装置の使用態様について、図14〜図17を用いて以下に説明する。上述の実施の形態1〜4では、制御ユニットは、両面テープ等によって使用者の皮膚に貼付けられているが(図1、図6、図10参照)、以下に示す使用態様1〜3では、演算部を含む制御ユニットは使用者の衣服に配置されている。
[使用態様1]
図14は、実施の形態における測定装置の使用態様の一例(使用態様1)を示す図である。図14の例では、実施の形態1において図1に示した測定装置10が用いられている。但し、使用態様1において、測定装置は限定されず、実施の形態2から4のいずれかに示した測定装置であっても良い。
図10に示すように、使用態様1では、演算部(図2参照)を含む制御ユニット2が、測定装置10を使用する使用者の衣服100に配置される。図10の例では、制御ユニット2は、それに取り付けられた面ファスナー81と、衣服100に取り付けられた面ファスナー80とによって、衣服100に固定される。
また、図10において、破断線の左側は、衣服100の中を示している。そして、面ファスナー80は、衣服の中に設けられていることから、制御ユニット2も衣服100の中に取り付けられる。使用態様1では、制御ユニット2は、外部から目立たないように配置される。
また、制御ユニット2を衣服100に取り付けるための構造は、貼付とその解除とが使用者の意思に応じて可能な構造であれば良く、面ファスナー80及び81以外の構造であっても良い。更に、制御ユニット2は、衣服の外面に取り付けられていても良い。この場合は、配線5は、衣服100の裾、又は衣服100に設けられた孔(図示せず)を介して、センサ部1と制御ユニット2とを接続する。
また、センサ部1は、制御ユニット2と異なり、使用者の皮膚に固定される。この場合、固定方法は特に限定されず、センサ部1は、図1の例と同様に、粘着フィルム13(図1参照)等によって固定されていれば良い。また、センサ部1は、図3に示した構成で固定されていても良いし、図5に示した構成で固定されていても良い。
以上、使用態様1によれば、制御ユニット2が衣服100に取り付けられるので、使用者の動きに起因する外力によって制御ユニット2が使用者から外れてしまう事態の発生が、抑制される。また、これにより、制御ユニット2に引きずられて、センサユニット1も使用者から外れてしまう事態の発生も、抑制される。また、使用者は、制御ユニット2を取り外したいときは、衣服100を脱ぐか、衣服から剥がすだけで良い。
更に、制御ユニット2とセンサ部1とを接続するコネクタ6を外して、両者を分離し、使用者が、新しい制御ユニット2が取り付けられた衣服100に着替え、その後、両者を接続した場合は、既設のセンサ部1と、新しい制御ユニット2とで測定が開始される。そして、受信機3は、新しい制御ユニット2から、演算処理の結果を受信する。
また、このような結果、使用態様1を用いることで、使用者は、センサ部1と、制御ユニット2とをそれぞれ独立に簡単に交換することができるようになる。言い換えると、使用者は、いずれか一方を交換する場合に、他方を注意することなく、交換を完了できる。
[使用態様2]
図15は、実施の形態における測定装置の使用態様の一例(使用態様2)を示す図である。図15に示す使用態様2では、実施の形態1において図1に示した測定装置10が用いられる。なお、使用態様2においては、実施の形態2において図5に示した測定装置を用いることもできる。
図15に示すように、使用態様2においても、制御ユニット2は、使用者の衣服100に配置される。図15の例では、制御ユニット2が衣服に取り付けられた状態が示されている。また、図15の例では、制御ユニット2の衣服への取り付けは、使用態様1で述べた構造、例えば面ファスナーによって行われており、制御ユニット2は、衣服100の中に取り付けられる。
但し、使用態様2では、制御ユニット2は、簡単に衣服100から外れないように固定されていても良い。例えば、制御ユニット2は、粘着テープ等によって固定されていても良いし、衣服100の一部の布を二重化し、布の間に配置されていても良い。更に、使用態様2では、制御ユニット2は、複数のユニットで構成されていても良く、この場合は、ユニット毎に衣服100に固定される。
また、図15に示すように、使用態様2では、制御ユニット2の配線5bは、配線5dと、それから分岐する複数本の配線5cとで構成されている。また、各配線5cの先端には、センサ部1の雄型端子6aと接続可能な雌型端子6b(図3参照)が設けられている。更に、配線5cの一部と先端の雌型端子6bは、衣服から飛び出た状態となっており、配線5cの残りの部分と配線5dとは、衣服100に固定されている。図15においては、配線5cの一部と雌型端子6bは、衣服100の中で飛び出している。
なお、図15中の破断線の左側では、衣服100に固定されている配線は、破線で示されている。また、配線の衣服100への固定方法としては、例えば、配線の繊維への縫い付け、粘着テープによる固定が挙げられる。その他、配線が配置される部分の布を二重化し、布の間に配線を通すことによる固定方法も挙げられる。
また、センサ部1は、使用態様1と同様に、使用者の皮膚に固定されるが、このとき、センサ部1は、それに最も近い位置にある配線5c及び雌型端子6bによって、制御ユニット2に接続される。従って、使用態様2によれば、センサ部1の取付位置の自由度を高めることができ、使用者における負担の軽減が図られる。また、使用態様2を用いた場合でも、使用態様1で述べた効果の全てを得ることが可能である。
[使用態様3]
図16は、実施の形態における測定装置の使用態様の一例(使用態様3)を示す図である。図16に示す使用態様3では、実施の形態4において図10に示した測定装置60が用いられる。
図16に示すように、使用態様3においても、制御ユニット71は、使用者の衣服100に配置される。図16の例では、制御ユニット71が衣服に取り付けられた状態が示されている。また、図16の例では、制御ユニット71の衣服への取り付けは、使用態様1で述べた構造、例えば面ファスナーによって行われており、制御ユニット71は、衣服100の中に取り付けられる。
但し、使用態様3でも、使用態様2と同様に、制御ユニット71は、簡単に衣服100から外れないように固定されていても良い。例えば、制御ユニット71は、粘着テープ等によって固定されていても良いし、衣服100の一部の布を二重化し、布の間に配置されていても良い。更に、使用態様3でも、使用態様2と同様に、制御ユニット71は、複数のユニットで構成されていても良く、この場合は、ユニット毎に衣服100に固定される。
また、図16に示すように、使用態様3では、制御ユニット71の配線73は、配線73aと、それから分岐する複数本の配線73bとで構成されている。また、各配線73bの先端には、信号受信ユニット72が接続されている。更に、配線73a、配線73b、及び信号受信ユニット72は、衣服100に固定されている。
配線73a、配線73b、及び信号受信ユニット72の衣服100への固定方法としては、例えば、配線の繊維への縫い付け、粘着テープによる固定が挙げられる。その他、配線又は信号受信ユニット72が配置される部分の布を二重化し、布の間に配線又は信号受信ユニット72を配置することによる固定方法も挙げられる。
また、センサ部61及び信号送信ユニット62は、使用者の皮膚に固定されるが、このとき、信号送信ユニット62に最も近い位置にある信号受信ユニット72が、信号送信ユニット62からの信号を受信する。従って、使用態様3によれば、制御ユニット71は、最も強い信号を受信している信号受信ユニット72を用いて、センサ部61からの信号を受信することができる。使用態様3によれば、信号受信エラーの発生を抑制しつつ、センサ部61の取付位置の自由度を高めることができる。
また、使用態様3を用いた場合でも、使用態様1で述べた効果の全てを得ることが可能である。更に、使用態様3では、センサ部61の代わりに、実施の形態3において図6に示したセンサ部41を用いることができる。この場合も、上述した効果を得る事が可能である。
[使用態様4]
図17は、実施の形態における測定装置の使用態様の一例(使用態様4)を示す図である。図17に示す使用態様4では、使用態様3と同様に、実施の形態4において図10に示した測定装置60が用いられる。使用態様4は、配線73の構成の点で、使用態様3と異なっている。以下、使用態様3との相違点を中心に説明する。
図17に示すように、使用態様4においても、使用態様3と同様に、配線73は、配線73aと、それから分岐する複数本の配線73bとで構成され、各配線73bの先端には、信号受信ユニット72が接続されている。
但し、使用態様4では、使用態様3と異なり、配線73bの一部と信号受信ユニット72とは、衣服100に固定されておらず、衣服から飛び出た状態となっている。図17においては、配線73bの一部と信号受信ユニット72は、衣服100の中で飛び出している。一方、配線73bの残りの部分と配線73aは、衣服に固定されている。
つまり、配線73は、図15に示した使用態様2における配線5bと同様に配置されている。なお、配線の固定方法としては、使用態様2で述べた固定方法が挙げられる。また、図17中の破断線の左側では、衣服100に固定されている配線は、破線で示されている。
このように、使用態様4によれば、信号受信ユニット72の位置に自由度を与えることができ、使用態様3に比べて、信号受信ユニット72を信号送信ユニット61により近づけることができる。よって、信号受信エラーの発生をよりいっそう抑制できる。
また、使用態様4を用いた場合でも、使用態様1で述べた効果の全てを得ることが可能である。更に、使用態様4では、センサ部61の代わりに、実施の形態3において図6に示したセンサ部41を用いることができる。この場合も、上述した効果を得る事が可能である。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記43)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
外部のセンサが、皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報に応じて信号を出力した場合に、前記センサが出力した前記信号を受け取り、前記信号に基づいて演算処理を行う演算部を備えている、ことを特徴とする制御ユニット。
(付記2)
前記センサと前記演算部とを電気的に接続する配線を更に備えている、付記1に記載の制御ユニット。
(付記3)
前記演算部が、前記センサが出力した信号を、無線通信によって受け取る、付記1に記載の制御ユニット。
(付記4)
前記演算部による演算処理の結果を無線によって外部に送信する送信部と、
前記演算部を前記送信部と共に収容する筺体と、
を更に備えている、付記1〜3のいずれかに記載の制御ユニット。
(付記5)
皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報を測定するためのセンサであって、
外部との接続用の配線を備えている、ことを特徴とするセンサ。
(付記6)
皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報を測定するためのセンサであって、
当該センサが出力した信号を外部に無線通信によって送信する信号送信ユニットを備えている、ことを特徴とするセンサ。
(付記7)
皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報を測定するためのセンサを備えている、ことを特徴とするセンサユニット。
(付記8)
前記センサに接続された配線を更に備えている、付記7に記載のセンサユニット。
(付記9)
前記センサが出力した信号を外部に無線通信によって送信する信号送信ユニットを更に備えている、付記7に記載のセンサユニット。
(付記10)
一方の面に粘着剤層を有する非透水性のフィルムを更に備え、
前記センサが、前記皮下に留置される留置部分と、皮膚の表面に配置されるベース部分とを備え、
前記非透水性のフィルムは、前記粘着剤層を前記ベース部分に向けた状態で、前記ベース部分を被覆したときに、前記ベース部分への水分の浸入が阻止されるように形成されている、付記7〜9のいずれかに記載のセンサユニット。
(付記11)
当該センサユニットを前記皮膚に固定する粘着フィルムを更に備えている、付記10に記載のセンサユニット。
(付記12)
前記粘着フィルムとして、一方の面に粘着剤層を有する2以上の粘着フィルムを備え、
前記2以上の粘着フィルムは、短冊状を呈し、且つ、それぞれ異なる位置において、当該センサユニットの上面側から、前記粘着剤層によって当該センサユニットと前記皮膚との両方に貼着できるように形成されている、付記11に記載のセンサユニット。
(付記13)
皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報をモニタリングするモニタリング装置であって、
前記数値情報に応じて信号を出力するセンサを有するセンサ部と、前記センサが出力した前記信号を受け取り、前記信号に基づいて演算処理を行う演算部とを備え、
前記センサは、その一部分が皮下に留置可能となるように形成され、
前記演算部は、前記センサ部から分離された状態で配置されている、ことを特徴とするモニタリング装置。
(付記14)
前記演算部が、配線を介して前記センサ部に電気的に接続されている、付記13に記載のモニタリング装置。
(付記15)
前記演算部が、無線通信によって前記センサ部と通信を行っている、付記13に記載のモニタリング装置。
(付記16)
前記配線に、接続状態及び非接続状態を選択可能な接続構造が設けられている、付記14に記載のモニタリング装置。
(付記17)
前記センサ部が、一方の面に粘着剤層を有する非透水性のフィルムを更に備え、
前記センサが、前記皮下に留置される留置部分と、皮膚の表面に配置されるベース部分とを備え、
前記非透水性のフィルムは、前記粘着剤層を前記ベース部分に向けた状態で、前記ベース部分を被覆したときに、前記ベース部分への水分の浸入が阻止されるように形成されている、付記13〜16のいずれかに記載のモニタリング装置。
(付記18)
前記センサ部が、当該センサ部を前記皮膚に固定する粘着フィルムを更に備えている、付記17に記載のモニタリング装置。
(付記19)
前記センサ部が、前記粘着フィルムとして、一方の面に粘着剤層を有する2以上の粘着フィルムを備え、
前記2以上の粘着フィルムは、短冊状を呈し、且つ、それぞれ異なる位置において、当該センサ部の上面側から、前記粘着剤層によって当該センサ部と前記皮膚との両方に貼着できるように形成されている、付記18に記載のモニタリング装置。
(付記20)
前記演算部による演算処理の結果を無線によって外部に送信する送信部と、
前記演算部を前記送信部と共に収容する筺体と、
を更に備えている、付記13〜19のいずれかに記載のモニタリング装置。
(付記21)
前記送信部が送信した前記演算処理の結果を受信し、前記演算処理の結果に基づいて前記物質に関する数値情報を表示する受信機を更に備えている、
付記20に記載のモニタリング装置。
(付記22)
前記センサが出力した前記信号を増幅する増幅回路を更に備え、
前記増幅回路は、前記センサ部、及び前記配線のうち少なくとも一つに設けられている、付記14に記載のモニタリング装置。
(付記23)
皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報を測定するセンサ組立品であって、
前記数値情報に応じて信号を出力するセンサを有するセンサ部と、前記センサが出力した前記信号を受け取り、前記信号に基づいて演算処理を行う演算部とを備え、
前記センサは、その一部分が皮下に留置可能となるように形成され、
前記演算部は、前記センサ部から分離された状態で配置されている、ことを特徴とするセンサ組立品。
(付記24)
前記演算部が、配線を介して前記センサ部に電気的に接続されている、付記23に記載のセンサ組立品。
(付記25)
前記演算部が、無線通信によって前記センサ部と通信を行っている、付記23に記載のセンサ組立品。
(付記26)
前記配線に、接続状態及び非接続状態を選択可能な接続構造が設けられている、付記24に記載のセンサ組立品。
(付記27)
前記センサ部が、一方の面に粘着剤層を有する非透水性のフィルムを更に備え、
前記センサが、前記皮下に留置される留置部分と、皮膚の表面に配置されるベース部分とを備え、
前記非透水性のフィルムは、前記粘着剤層を前記ベース部分に向けた状態で、前記ベース部分を被覆したときに、前記ベース部分への水分の浸入が阻止されるように形成されている、付記23〜27のいずれかに記載のセンサ組立品。
(付記28)
前記センサ部が、当該センサ部を前記皮膚に固定する粘着フィルムを更に備えている、付記27に記載のセンサ組立品。
(付記29)
前記センサ部が、前記粘着フィルムとして、一方の面に粘着剤層を有する2以上の粘着フィルムを備え、
前記2以上の粘着フィルムは、短冊状を呈し、且つ、それぞれ異なる位置において、当該センサ部の上面側から、前記粘着剤層によって当該センサ部と前記皮膚との両方に貼着できるように形成されている、付記28に記載のセンサ組立品。
(付記30)
前記演算部による演算処理の結果を無線によって外部に送信する送信部と、
前記演算部を前記送信部と共に収容する筺体と、
を更に備えている、付記23〜29のいずれかに記載のセンサ組立品。
(付記31)
前記送信部が送信した前記演算処理の結果を受信し、前記演算処理の結果に基づいて前記物質に関する数値情報を表示する受信機を更に備えている、
付記30に記載のセンサ組立品。
(付記32)
前記センサが出力した前記信号を増幅する増幅回路を更に備え、
前記増幅回路は、前記センサ部、及び前記配線のうち少なくとも一つに設けられている、付記24に記載のセンサ組立品。
(付記33)
皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報を測定するための測定方法であって、
(a)前記数値情報に応じて信号を出力するセンサを有するセンサユニットを、前記センサの一部分が皮下に留置されるようにして、皮膚の上に配置するステップと、
(b)前記センサが出力した前記信号を受け取り、前記信号に基づいて演算処理を行う演算部が備えられた制御ユニットを、前記センサユニットから離れた位置に配置するステップと、を有することを特徴とする測定方法。
(付記34)
(c)前記制御ユニットを、配線を介して、前記センサユニットに電気的に接続するステップを、更に有している、付記33に記載の測定方法。
(付記35)
(d)前記制御ユニットと前記センサユニットとを、無線通信によって通信させるステップを、更に有している、付記33に記載の測定方法。
(付記36)
(e)前記センサに前記信号を出力させるステップと、
(f)前記演算部に前記演算処理を実行させるステップと、
を更に有している、付記33〜35のいずれかに記載の測定方法。
(付記37)
前記(c)のステップにおいて、前記配線に、接続状態及び非接続状態を選択可能な接続構造が設けられている、付記34に記載の測定方法。
(付記38)
前記センサが、前記皮下に留置される留置部分と、皮膚の表面に配置されるベース部分とを備えている場合に、
(g)一方の面に粘着剤層を有する非透水性のフィルムによって、前記粘着剤層を前記ベース部分に向けた状態で、前記ベース部分への水分の侵入が阻止されるように、前記ベース部分を被覆するステップを、更に有している、付記33〜37のいずれかに記載の測定方法。
(付記39)
(h)前記センサユニットを、粘着フィルムによって、前記皮膚に固定するステップを、更に有している、付記38に記載の測定方法。
(付記40)
前記(h)のステップにおいて、前記粘着フィルムとして、一方の面に粘着剤層を有し、且つ、短冊状を呈する、2以上の粘着フィルムを用い、そして、前記2以上の粘着フィルムを、それぞれ異なる位置において、当該センサユニットの上面側から、前記粘着剤層によって当該センサユニットと前記皮膚との両方に貼着する、付記39に記載の測定方法。
(付記41)
(i)前記(f)のステップの終了後に、前記演算処理の結果を無線によって外部に送信するステップを、更に有している、付記36に記載の測定方法。
(付記42)
(j)前記(i)のステップで送信された前記演算処理の結果を受信し、前記演算処理の結果に基づいて前記物質に関する数値情報を表示するステップを、更に有している、付記41に記載の測定方法。
(付記43)
(k)前記センサが出力した前記信号を増幅するステップを、更に有している、付記33〜42のいずれかに記載の測定方法。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2009年9月24日に出願された日本出願特願2009−218794を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
以上のように、本発明によれば、センサを生体内に留置させて測定を行う場合に、利用者の意図に反してセンサが外れてしまう事態の発生を抑制でき、更に、センサの交換作業を容易なものとすることができる。このため、本発明は、皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報、特には、グルコース濃度を測定する測定装置に有用であり、産業上の利用可能性を有している。
1 センサ部
2 制御ユニット
3 受信機
4 皮膚
5 配線
6 コネクタ
7 センサ部
10 測定装置
11 保護フィルム
12 支持フィルム
13 粘着フィルム
13a 基材
13b、13c 粘着剤層
14 非透水性フィルム
14a 基材
14b 粘着剤層
15 センサ
15a 留置部分
15b ベース部分
17 支持フィルム
18 粘着フィルム
19 非透水性フィルム
20 筺体
21 制御ユニット固定用の粘着フィルム
21a 基材
21b、21c 粘着剤層
22 演算部
23 記憶部
24 送信部
25 アンテナ
31 表示画面
32 受信部
33 演算部
34 表示部
35 アンテナ
40 測定装置
41 センサ部
42 信号送信ユニット
43 信号処理部
44 送信部
51 制御ユニット
52 受信部
60 測定装置
61 センサ部
62 信号送信ユニット
63 信号処理部
64 送信部
65 配線
71 制御ユニット
72 信号受信ユニット
73 配線
80、81 面ファスナー
100 衣服

Claims (11)

  1. 皮下にある間質液及び血液のうち少なくとも一方に含まれる物質に関する数値情報を測定する測定装置であって、
    前記数値情報に応じて信号を出力するセンサ、及び一方の面に粘着剤層を有する非透水性のフィルムを有するセンサ部と、
    前記センサが出力した前記信号を受け取り、前記信号に基づいて演算処理を行う演算部とを備え、
    前記センサは、前記皮下に留置される留置部分と、皮膚の表面に配置されるベース部分とを備え
    前記非透水性のフィルムは、前記粘着剤層を前記ベース部分に向けた状態で、前記ベース部分を被覆したときに、前記ベース部分への水分の浸入が阻止されるように形成され、
    前記演算部は、前記センサ部から分離された状態で配置されている、ことを特徴とする測定装置。
  2. 前記演算部が、配線を介して前記センサ部に電気的に接続されている、請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記演算部が、無線通信によって前記センサ部と通信を行っている、請求項1に記載の測定装置。
  4. 前記配線に、接続状態及び非接続状態を選択可能な接続構造が設けられている、請求項2に記載の測定装置。
  5. 前記センサ部が、当該センサ部を前記皮膚に固定する粘着フィルムを更に備えている、請求項に記載の測定装置。
  6. 前記センサ部が、前記粘着フィルムとして、一方の面に粘着剤層を有する2以上の粘着フィルムを備え、
    前記2以上の粘着フィルムは、短冊状を呈し、且つ、それぞれ異なる位置において、当該センサ部の上面側から、前記粘着剤層によって当該センサ部と前記皮膚との両方に貼着できるように形成されている、請求項に記載の測定装置。
  7. 前記演算部による演算処理の結果を無線によって外部に送信する送信部と、
    前記演算部を前記送信部と共に収容する筺体と、
    を更に備えている、請求項1〜のいずれかに記載の測定装置。
  8. 前記送信部が送信した前記演算処理の結果を受信し、前記演算処理の結果に基づいて前記物質に関する数値情報を表示する受信機を更に備えている、
    請求項に記載の測定装置。
  9. 前記センサが出力した前記信号を増幅する増幅回路を更に備え、
    前記増幅回路は、前記センサ部、及び前記配線のうち少なくとも一つに設けられている、請求項2に記載の測定装置。
  10. 前記センサが出力した前記信号を増幅する増幅回路を更に備え、
    前記増幅回路は、前記センサ部、及び前記センサ部に電気的接続された部分のうち少なくとも一つに設けられている、請求項3に記載の測定装置。
  11. 前記演算部が、当該測定装置を使用する使用者の衣服に配置されている、請求項1〜1のいずれかに記載の測定装置。
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