JP5727672B2 - 無線通信システムにおいて端末によるレンジング伝送方法及びその装置 - Google Patents

無線通信システムにおいて端末によるレンジング伝送方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信に係り、特に、無線通信システムにおいて端末によるレンジング伝送方法及びその装置に関する。
端末がネットワーク再進入及びネットワーク進入などの手順を行う時、端末が基地局とのアップリンク通信のための送信パラメータ(周波数オフセット、時間オフセット及び送信電力)を調整する過程をレンジングという。
具体的に、レンジング手順は、初期(Initial)レンジング、ハンドオーバー(HandOver)レンジング、周期(Periodic)レンジング及び帯域幅要請(BandwidthRequest)レンジングといった4つの用途に用いられる。初期レンジングは、ユーザー機器が初期ネットワーク進入を試みる場合にアップリンク時間同期(すなわち、時間、周波数同期)を取るのに用いられる。ハンドオーバーレンジングは、ソース基地局からターゲット基地局へと接続を変更する場合にターゲット基地局に対して初期同期を取るのに用いられる。周期レンジングは、ユーザー機器が周期的にアップリンク同期をアップデートするのに用いられる。帯域幅要請レンジングは、ユーザー機器が基地局にアップリンクリソースを要請するのに用いられる。
ネットワークに進入しようとする端末は、レンジングチャネルを選択し、レンジングコードを選択した後に、選択されたレンジングコードを選択されたレンジングチャネルで基地局に伝送する。基地局が当該レンジングコードを成功的に受信すると、受信成功を表すメッセージを端末に伝送する。
通信技術の発達に伴い、ネットワークに進入する端末の個数は増加の一方にある。数多く増加した、遊休状態を維持している端末がネットワーク進入/再進入を試みることになると、接続衝突及び接続混雑が多発し、通信性能の低下につながることがあり、これを解決する方案が望まれる。
本発明で達成しようとする技術的課題は、端末が基地局と通信を行う方法及び装置を提供することにある。
本発明で達成しようとする技術的課題は、基地局が端末と通信を行う方法及び装置を提供することにある。
本発明で達成しようとする技術的課題は、基地局と通信を行う端末を提供することにある。
本発明で達成しようとする技術的課題は、端末と通信を行う基地局を提供することにある。
本発明の追加の特徴及び利点は、一部は下記に説明され、一部は下記から明らかになり、又は、発明の実施から学習可能となるであろう。本発明の上記目的及び他の利点は、図面と明細書及びその請求項で特別に指し示す構造により実現及び達成されるであろう。
上記課題を達成するために、本発明の一態様によれば、端末が基地局にレンジング伝送を行う方法であって、前記基地局からバックオフウィンドウ情報を含むメッセージを受信することと、前記バックオフウィンドウ情報に基づいてレンジング伝送を行うことと、を具備し、前記メッセージは、レンジング再伝送のためのバックオフウィンドウサイズの増加又は減少を指示するレンジングバックオフウィンドウ指示子を含む、レンジング伝送方法が提供される。
上記課題を達成するために、本発明の他の態様によれば、基地局が端末からのレンジング伝送を受信する方法であって、前記端末にバックオフウィンドウ情報を含むメッセージを伝送することと、前記バックオフウィンドウ情報に基づいて前記端末とレンジング手順を行うことと、を具備し、前記メッセージは、レンジング再伝送のためのバックオフウィンドウサイズの増加又は減少を指示するレンジングバックオフウィンドウ指示子を含む、レンジング受信方法が提供される。
上記課題を達成するために、本発明の他の態様によれば、無線通信システムにおいて基地局にレンジング伝送を行う端末であって、受信器と、送信器と、前記受信器を制御するように構成されたプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記基地局からバックオフウィンドウ情報を含むメッセージを受信するように受信器を制御し、前記バックオフウィンドウ情報に基づいてレンジング伝送を行うように前記送信器を制御し、前記メッセージはレンジング再伝送のためのバックオフウィンドウサイズの増加又は減少を指示するレンジングバックオフウィンドウ指示子を含む、端末が提供される。
上記課題を達成するために、本発明の他の態様によれば、無線通信システムにおいて端末からのレンジング伝送を受信する基地局であって、受信器と、送信器と、前記受信器及び前記送信器を制御するように構成されたプロセッサと、を具備し、前記プロセッサは、前記端末にバックオフウィンドウ情報を含むページングメッセージを伝送するように送信器を制御し、前記バックオフウィンドウ情報に基づいて前記端末とレンジング手順を行うように構成され、前記メッセージは、レンジング再伝送のためのバックオフウィンドウサイズの増加又は減少を指示するレンジングバックオフウィンドウ指示子を含む、基地局が提供される。
好適には、前記レンジングバックオフウィンドウ指示子が増加を表す場合に、前記レンジング再伝送のためのバックオフウィンドウサイズを増加させ、前記レンジングバックオフウィンドウ指示子が減少を表す場合に、前記レンジング再伝送のためのバックオフウィンドウサイズを減少させる。
好適には、前記レンジングバックオフウィンドウ指示子が減少を表す場合に、前記バックオフウィンドウ情報は、0番目のバックオフウィンドウのサイズK0を表す情報を含み、前記x番目のバックオフウィンドウのサイズKxは、式Kx=K0/(2x)(ここで、xはレンジング再伝送回数を表す)によって決定される。
好適には、前記レンジングバックオフウィンドウ指示子は、ページングメッセージ、登録要請メッセージ又は登録応答メッセージに含まれる。
本発明の実施例によれば、端末は無線通信システム内で他の端末への影響を最小化しながら、迅速で効率的にネットワーク再進入を行うことができる。
本発明で達成しようとする技術的課題は、以上に言及した技術的課題に制限されるものではなく、言及していない他の技術的課題は、下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明らかになるであろう。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付図面は、本発明の実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
本発明の一実施形態に係る端末及び基地局などの装置構成を概略的に説明するための図である。 無線通信システムの一例であるIEEE 802.16mシステムにおいて端末が競合ベースのネットワーク再進入を行う過程を示す図である。 従来技術に係る広帯域ランダムアクセスのバックオフ方法のフローチャートである。 従来技術のランダムアクセスと本発明の第1方法によるランダムアクセスとを比較した実験例である。 従来技術のランダムアクセス、本発明の第1方法及び本発明の第2方法によるランダムアクセスを比較した実験例である。 ランダムアクセスのバックオフウィンドウ開始時点を調整する本発明の第3方法による実験例である。 本発明に係るランダムアクセス方法のフローチャートである。
以下、本発明に係る好適な実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのもので、本発明の唯一の実施形態を表すためのものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的な細部事項を含む。しかし、当業者にとっ理解されるように、本発明はこのような具体的細部事項なしにも実施可能である。
一方、場合によって、本発明の概念が曖昧になることを避けるために公知の構造及び装置が省略されることもあり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で示されることもある。また、本明細書全体を通じて同一の構成要素には同一の図面符号を付して説明する。
なお、以下の説明において、端末は、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、AMS(Advanced Mobile Station)、M2M(Machine to Machine)機器などの、移動または固定型のユーザー端機器を総称するとする。また、基地局は、Node B、eNode B、BS(Base Station)、ANB(Advanced Base Station)、AP(Access Point)などの、端末と通信するネットワーク端の任意のノードを総称するとする。本明細書ではIEEE 802.16mに基づいて説明するが、発明の内容は3GPP LTE、LTE−Aシステムのような他の通信システムにも適用可能である。
一方、本発明でいうM2M機器間の通信とは、基地局を介した端末同士の間で、又は人間の介入のない基地局と端末との間で行われる情報交換を意味する。そのため、M2M機器(Device)は、上記のようなM2M機器間の通信を支援可能な端末を意味する。M2Mサービスのための接続サービスネットワークはM2M ASN(M2M Access Service Network)と定義し、M2M機器と通信するネットワークエンディティをM2Mサーバーという。M2Mサーバーは、M2Mアプリケーションを行い、一つ以上のM2M機器のためのM2M特定サービスを提供する。M2Mフィーチャ(feature)はM2Mアプリケーションの特徴であり、アプリケーションを提供するには一つ以上の特徴が必要とされることがある。M2M機器グループとは、共通の一つ以上の特徴を共有するM2M機器のグループを意味する。前述のようなM2M方式で通信する機器は、M2M機器、M2M通信機器、MTC(Machine Type Communication)機器など、様々に呼ばれてもよい。そして、以下では、説明の便宜上、M2M機器と区別されるように既存端末をHTC(Human Type Communication)端末或いはH2H(Human to Human)機器と命名して本発明の実施例を説明する。
M2M方式で通信する機器(M2M機器、M2M通信機器などと様々に呼ばれてもよい)は、その機器アプリケーションタイプ(Machine Application Type)が増加するに伴って、一定のネットワークでその数が漸次増加すると予想される。議論されている機器アプリケーションタイプには、(1)保安(security)、(2)治安(public safety)、(3)トラッキング及びトレーシング(tracking and tracing)、(4)支払(payment)、(5)健康管理(healthcare)、(6)遠隔維持及び制御(remote maintenance and control)、(7)検針(metering)、(8)消費者装置(consumer device)、(9)販売管理システム(POS、Point Of Sales)と保安関連応用市場での物流管理(Fleet Management)、(10)自動販売機(Vending Machine)の機器間通信、(11)機械及び設備の遠隔モニタリング、建設機械設備上の作動時間測定及び熱や電気使用量を自動測定を行う知能検針(Smart Meter)、(12)監視カメラの監視ビデオ(Surveillance Video)通信などがあるが、これに限定されず、その他様々な機器アプリケーションタイプが議論されている。このように、機器アプリケーションタイプが増加するにつれいM2M機器の数は、既存端末、すなわち、H2H機器の数に比べて飛躍的に増加していくだろう。
このように基地局内に数多くのM2M機器が存在すると、既存端末、すなわち、H2H機器とM2M機器との接続混雑、及びM2M機器同士の接続衝突などの問題が生じることがある。そのため、既存端末(H2H機器)への影響を最小化しながら、制限されたリソースを、新しく登場した多数のM2M機器にどのように効率よく分配するかについて議論する必要がある。すなわち、無線通信システムにおいて既存端末、すなわちH2H機器に適用される、遊休モード(idle mode)からネットワークへの再進入手順を、多数のM2M機器にそのまま適用するようになると、M2M機器の特性上、既存のH2H機器との接続混雑及びM2M機器同士の接続混雑などの問題があり、ネットワーク再進入手順についての一部の修正が望まれる。
以下では、M2M通信がIEEE 802.16mに適用される場合を取り上げて本発明の実施例を説明する。しかし、これに本発明が限定されるものではなく、本発明の実施例は3GPP LTEシステムなどの他のシステムにも同様な適用が可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る端末及び基地局などの装置構成を概略的に説明する図である。
図1で、端末100及び基地局150はそれぞれ、RFユニット110、160、プロセッサ120、170、及び選択的にメモリー130、180を含んでいる。そして、各RFユニット110、160は、送信器111、161及び受信器112、162を含んでいる。まず、端末100において、送信器111及び受信器112は、基地局150及び他の端末と信号を送信及び受信するように構成され、プロセッサ120は、送信器111及び受信器112と機能的に接続し、送信器111及び受信器112が他の機器と信号を送受信する過程を制御するように構成されてよい。また、プロセッサ120は、伝送すべき信号に対して各種処理を行った後に送信器111に伝送し、受信器112が受信した信号に対して処理を行うことができる。必要な場合、プロセッサ120は、交換されたメッセージに含まれた情報をメモリー130に保存してもよい。このような構造により、端末100は、以下に説明される様々な実施形態の方法を行うことができる。一方、図1には示していないが、端末100は、その機器アプリケーションタイプに応じて様々な追加構成を含んでいてもよい。端末100が知能型計量のためのものであれば、端末100は電力測定などのための追加的な構成を含めばよく、このような電力測定の動作は、図1に示したプロセッサ120の制御を受けてもよく、別個に構成されたプロセッサ(図示せず)の制御を受けてもよい。
図1は、端末100と基地局150との間に通信が行われる場合を取り上げているが、 本発明に係る通信方法は端末同士の間に発生することもあり、それぞれの機器は、図1に示した各装置構成と同じ形態により、以下に説明する様々な実施形態の方法を行うことができる。
基地局150では、送信器161及び受信器162は、他の基地局、M2Mサーバー、端末と信号を送信及び受信するように構成され、プロセッサ170は、送信器161及び受信器162と機能的に接続し、送信器161及び受信器162が他の機器と信号を送受信する過程を制御するように構成されてよい。また、プロセッサ170は、伝送すべき信号に対して各種処理を行った後に送信器161に伝送し、受信器162が受信した信号に対して処理を行うことができる。必要な場合、プロセッサ170は、交換されたメッセージに含まれた情報をメモリー130に保存してもよい。このような構造により、基地局150は、以下に説明する様々な実施形態の方法を行えばよい。
端末110及び基地局150のプロセッサ120、170はそれぞれ、端末110及び基地局150における動作を指示(例えば、制御、調整、管理など)する。それぞれのプロセッサ120、170は、プログラムコード及びデータを保存するメモリー130、180などに接続されてよい。メモリー130、180は、プロセッサ120、170に接続されたオペレーティングシステム、アプリケーション、及び一般ファイル(general files)を保存する。
プロセッサ120、170は、コントローラ(controller)、マイクロコントローラ(microcontroller)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、マイクロコンピュータ(microcomputer)などと呼ばれることもある。一方、プロセッサ120、170は、ハードウェア(hardware)、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせで具現することができる。ハードウェアを用いて本発明の実施例を実施する場合には、本発明を行うように構成されたASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)などがプロセッサ120、170に設けられるとよい。
一方、ファームウェアやソフトウェアを用いて本発明の実施例を実施する場合には、本発明の機能又は動作を行うモジュール、手順又は関数などを含むようにファームウェアやソフトウェアが構成されるとよく、本発明を実施できるように構成されたファームウェア又はソフトウェアは、プロセッサ120、170内に設けられてもよく、メモリー130、180に保存されてプロセッサ120、170により駆動されてもよい。
図2は、無線通信システムの一例であるIEEE 802.16mシステムにおいて端末が競合ベースのネットワーク進入/再進入を行う過程を示す図である。
IEEE 802.16mシステムにおいて端末がネットワーク進入/再進入のために行うレンジング手順は、次の通りである。端末は、ページング不可区間では電源を最小化し、ページングリスニング区間で基地局から伝送されるAAI−PAG−ADVメッセージを受信する。AAI−PAG−ADVメッセージは、メッセージを伝送する基地局が属しているページンググループID、遊休モードで動作する端末のうち、位置更新(Location Update)又はネットワーク進入/再進入を必要とする端末を指示するMACアドレスハッシュ(Hash)情報、及び端末別に行うべき手順について記述したアクションコード(Action code)で構成される。
もし、遊休モードで動作する端末へのトラフィックが発生した場合に、基地局は、次のページングリスニング区間にAAI−PAG−ADVメッセージを端末に伝送し、AAI−PAG−ADVメッセージを受信した端末は、遊休モードから一般モードへと進入することとなる。
一方、遊休モードからネットワーク再進入及びネットワーク進入などの手順を行う時、端末が基地局とのアップリンク通信のための送信パラメータ(周波数オフセット、時間オフセット及び送信電力)を調整する過程をレンジングという。
図2を参照すると、端末は、ダウンリンク同期(synchronization)及びアップリンク送信パラメータを獲得した後、ランダムバックオフを用いて一つのレンジングチャネルを選択する。ランダムバックオフが用いられた場合、端末は、単一ランダムプロセス(uniform random process)を用いて、バックオフウィンドウに対応する可能な全てのレンジングチャネルから一つのレンジングチャネルを選択する。ランダムバックオフ(random backoff)は、バックオフウィンドウ(backoff window)を計算するために二進の指数的アルゴリズムを用いる。端末が当該レンジングチャネルを選択した後、単一ランダムプロセスを用いてレンジングコードを選択する。端末は、レンジングコードを選択した後、選択したレンジングチャネルで競合ベースのレンジングコードを基地局に伝送する(S110)。基地局は、当該レンジングコードを成功的に受信すると、AAI−RNG−ACKメッセージをブロードキャスト方式で端末に伝送する(S120)。AAI−RNG−ACKメッセージは、レンジングチャネルでレンジングコードを成功的に受信して検出したという応答を提供するメッセージである。また、基地局は、端末がAAI−RNG−REQメッセージを伝送するためのアップリンクリソース割当情報であるCDMA allocation A−MAP IEを、RA−ID(random access identifier)でマスキングして伝送する(S130)。端末は、割り当てられたアップリンクリソースを用いてAAI−RNG−REQメッセージを基地局に伝送し(S140)、基地局は、AAI−RNG−RSPメッセージが伝送されるダウンリンクリソース割当情報を、端末に伝送する(S150)。この時、ダウンリンクリソース割当情報は、RA−IDでマスキングされたCDMA allocation A−MAP IE又はBroadcast DL basic assignment A−MAP IEを介して端末に伝送されるとよい。その後、端末は、該当のダウンリンクリソースでAAI−RNG−RSPメッセージを受信すればよい(S160)。
図3は、無線通信システムの一例であるIEEE 802.16mシステムにおいて端末が競合ベースのネットワーク再進入を行う過程であり、バックオフウィンドウサイズ(backoff window size)を増加させてネットワーク再進入を行う過程を示している。
IEEE 802.16のMAC層はレンジングチャネルを定義する。レンジングチャネルを構成するサブチャネル(sub−channel)は、UL−MAPメッセージに明示されており、このようなレンジングチャネルで端末の衝突が許容される。IEEE 802.16レンジングサブシステムは、複数の端末が同時接続をするべくコード分割多元接続(Code Division Multiple Access;以下、「CDMA」という。)方式のランダムアクセスプロトコルを用いてレンジング(ranging)を行う。端末が基地局に送信しようとするメッセージが発生すると、PN(pseude−noise)コードの集合から任意のコードを選択した後、伝送するメッセージをPNコードを用いて拡散(spreading)してCDMA方式で基地局に伝送する。
一般的な端末のランダムアクセスプロトコルはスロットアロハ(Slotted ALOHA)方式を用いる。スロットアロハ方式は、端末が基地局に接続するためにスロット単位で即時アクセスする方式である。そのため、同一スロットに1つの端末が接続を試みるとデータ伝送に成功するが、2つ以上の端末が接続を試みると衝突が発生してデータ伝送に失敗する。失敗する場合には、任意の時間待った後、同一の方式で接続を試みる。失敗した端末同士が、同一の任意の時間を待った後に接続を試みると、同一の端末同士が再び衝突し、接続に失敗してしまう。このような継続した衝突を避けるために、端末分散アルゴリズムである二進指数分散(Binary Exponential Backoff;以下、「BEB」という。)アルゴリズムを用いる。BEBアルゴリズムは、それぞれの端末が衝突の発生した回数によって再伝送のためのバックオフウィンドウを決定する。BEBアルゴリズムでのバックオフウィンドウサイズ(又は、競合ウィンドウ)は、最小競合区間(Minimum Contention Window)と最大競合区間(Maximum Contention Window)を有する。
一般的に広範囲に用いられている衝突解消アルゴリズムが指数的バックオフ(exponential backoff)方式であり、指数的バックオフ方式は、再伝送のために、競合ウィンドウ内でランダムに選択されたチャネルにアクセスを試みる方式であり、競合ウィンドウサイズは衝突回数に従って指数的に増加する。二進(binary)指数的バックオフ方式は、衝突発生を感知した端末が競合ウィンドウを衝突回数に従って2の指数的に増加させる。該端末は、指数的に増加した競合ウィンドウ内でランダムにレンジング伝送時点を決定する。例えば、最初に衝突が発生した端末の競合ウィンドウが8だとすれば、2番目の伝送は、現在チャネル時点から8個フレーム内でレンジング伝送時点を決定して試みる。もし、5を選択すると、端末は5番目のチャネル時点でレンジング伝送を試み、5がバックオフ値又は選択されたレンジング(ranging)機会(Opportunity)に該当する。再び衝突が発生すると、衝突回数は2となり、競合ウィンドウである再伝送のためのバックオフウィンドウサイズは16となる。すると、3番目の伝送は、衝突の発生した時点から16個のフレーム内でランダムにレンジング時点を決定して試みる。すなわち、継続して衝突が発生すると、システムは、負荷が増加したと認識し、競合ウィンドウである再伝送のためのバックオフウィンドウサイズを増加させることによって、現在時点で再伝送によるシステム負荷を低減させて衝突を解消する。しかしながら、繰返して衝突の発生した端末は、無線帯域を占有している他の端末がない状況でも、競合ウィンドウを2の指数的に継続して増加させ、それにより伝送遅延が急激に増加するという不具合がある。
図3を参照すると、端末200が基地局250に初めて送るデータが発生すると、当該データは直ちに伝送される(211)。しかし、上述したように、ランダムアクセス方式では、同一のスロットに同一のPNコードを用いてメッセージを送信することもある。このとき、複数の端末が伝送したメッセージには衝突が発生する。メッセージを送信した端末は、タイマーを始動させる(213)。基地局ではメッセージを受け次第、レンジング応答メッセージを送る。端末は、定められた時間内にレンジング応答メッセージを受信できないと、送信したメッセージを衝突と見なし、BEBアルゴリズムを行う。衝突が1回発生したため、CWmin×20の分散区間(215)で任意の整数を選択し、この整数がバックオフ時間(215)、すなわち、レンジング機会となる。端末は、バックオフ時間待った後にメッセージを再伝送する(217)。ここで、CW(Competition Window)は、競合ウィンドウサイズを意味する。以下では、バックオフウィンドウサイズと呼ばれることもある。CWminは、初期バックオフウィンドウサイズを意味する。CWmaxは、可能な最大バックオフウィンドウサイズを意味する。再伝送形式も初期伝送形式と同一である。端末は、タイマーを始動させ(219)、定められた時間内にレンジング応答メッセージを受信できないと、BEBアルゴリズムを用いてバックオフ時間を決定する。衝突が2回発生したため、CWmin×21の分散区間(221)で任意の整数を選択し、この整数がバックオフ時間(221)となる。端末は、バックオフ時間間待った後にメッセージを再伝送する(223)。
衝突が発生するほど(225)、分散区間は増加するが、この分散区間はCWmaxを越えることはない。したがって、分散区間はmin(CWmin*2k-1、CWmax)となる。ここで、Kは衝突回数を意味する。IEEE 802.16システムでは、最大衝突回数を15回に制限している。この場合、CWmaxの値はCWmin*214の値を有することができる。15回以内に基地局からレンジング応答メッセージ(227)を受信すると成功であり、16番目の衝突が発生するとデータは捨てられる。無線網で同一のチャネルを共有している端末の数が多くなると相互間の衝突は不回避である。これは、端末が自身と競合している他の端末がいつ伝送を始めるかがわからず、複数の端末が同時に伝送する状況が発生することがあるからである。こういう不回避な衝突を減らすために、ランダムアクセスプロトコルは、端末分散アルゴリズムであるBEBアルゴリズムを用いる。BEBアルゴリズムは、それぞれの端末が自身の衝突回数によって分散区間を定め、定められた分散区間で任意のバックオフ時間を決定する。端末は、決定されたバックオフ時間を待った後に直ちにメッセージを伝送する。再び衝突が発生すると、上記過程を繰り返す。衝突が発生するほど、分散区間は増加する。
BEBアルゴリズムは、無線チャネル容量に比べて端末の数が少ない場合には非常に効率よく端末を分散させる。しかし、端末の数が増加すると、一つの無線チャネルに一つの端末が接続を試みる場合はきわめて稀であり、端末の数がさらに増加すると、全ての無線リソースを使用できなくなる状況になる場合もある。一つの無線チャネルに接続する端末の数が増加する場合、上記のBEBアルゴリズム方式だけでは不具合が生じることがある。しかるに、現在、一つの無線チャネルに接続する端末の数を増加させるM2M機器の使用は増加傾向にある。
既存の通信は、基地局を経由してユーザーが使用する端末間(Human to Human;以下、「H2H」という)の通信が大部分であったが、通信技術の発達に伴い、機器間(Machine to Machine;以下、「M2M」という)通信が可能になった。機器間通信とは、言葉の通り、電子装置と電子装置との通信を意味する。広義には、電子装置間の有線あるいは無線通信や、人間が制御する装置と機械との通信のことを意味する。しかし、最近では、電子装置と電子装置間、すなわち、機器間の無線通信を指すのが一般的である。
M2M通信は、その概念が初めて導入された1990年代初期には、大体、遠隔調整やテレマティックス程度の概念として認識されたし、派生する市場自体も非常に限定されていたが、ここ数年高速成長を重ねながら、韓国はもとより全世界的に注目される市場へと成長してきた。また、M2M機器のアプリケーションタイプも増加し続いており、同一の基地局内にそのようなM2M機器は数多く存在することになるであろう。数多く増加した、遊休状態を維持しているM2M機器がネットワーク再進入を試みると、接続衝突及び接続混雑も多く発生することになり、通信性能が低下する問題につながるだろう。しかし、既存端末(H2H機器)と異なる特性を有するM2M機器が遊休状態でネットワーク再進入を行うための手順については今まで研究されたことがない。
端末の数が増加すると、システムに接続しようとする端末の数も増加する。しかし、前述したように、BEBアルゴリズムを用いて接続に成功する端末の数はきわめて稀である。換言すれば、システムが不安定(unstable)な状態となる。BEBアルゴリズムは、不安定な状態となったシステムをいち早く復旧できる能力がない。また、BEBアルゴリズムは、初期レンジングする端末と何回か衝突を経た端末とが同一のスロットで相互競合をする。
何回か衝突を経た端末が初期レンジングする端末に比べてシステムにいち早く接続すべきであるが、二進指数の増加により分散区間が急増することから、かえって相対的に多くの遅延を経ることになる。これを「公正性問題(Fairness Problem)」という。
また、システム接続に成功した端末は衝突回数が「0」に初期化する。システムに接続しようとする端末の数が多い場合、接続に成功した端末が再びシステムに接続を試みると、衝突する確率がさらに高くなる「潜在的衝突問題」もある。
このように、従来のBEBアルゴリズムは、バックオフ時間の決定時に無線チャネル状況を考慮できない、端末の数が増加するに従って効率が急激に低下する、システムの不安定な状態を迅速に復旧できない、且つ端末間の公正性問題と潜在的衝突問題があるといった不具合がある。このような不具合を解消するために、本発明では、初期レンジング伝送(initial ranging transmission)に失敗した場合に再伝送のためのウィンドウサイズ(window size)を設定する方法について、以下に提案する。以下では、本発明で提案する適度のウィンドウサイズ設定のための方法について述べる。本発明は、バックオフウィンドウサイズを基地局からの制御無しで端末で任意に決定するのではなく、基地局で接続を試みる端末の数及び端末グループを考慮して初期バックオフウィンドウサイズを決定し、バックオフウィンドウの決定に必要な情報を基地局が端末に伝送する。これにより、それぞれの端末が属している端末グループによって、端末は、基地局から受信した初期バックオフウィンドウサイズ内でランダムアクセスを行うことができる。基地局は、1つのフレームで接続に成功する端末の数及びアクセス試み回数などに基づき、初期バックオフウィンドウサイズパラメータを端末に伝送すればよい。
本発明の第1方法は、バックオフウィンドウサイズを一定に維持することを提案する。第1方法による基地局は、端末が使用するバックオフウィンドウサイズをそれら端末に提供する。
一般に、レンジング接続試み(ranging access trial)は、前の方の機会(opportunity)に集まる分散(distribution)を示し、こうなると、効率的にレンジング接続(ranging access)の成功率(successfulness)を保障し難い。換言すれば、アクセス(access)ロード(load)が相対的にバックオフウィンドウサイズ内において前の方のフレームに集まり、後の方に行くにつれてアクセスロードが次第に少なくなる現象を考慮して、特定ウィンドウサイズ(window size)内で分散がされるようにすることが要請される。一つのフレームで一つのランダムアクセスが許容されてレンジングが可能であるとすれば、最初のランダムアクセス過程で殆どの端末はアクセスに失敗することになる。
これを解決するために、基地局は、特定ウィンドウサイズ内で端末がレンジングチャネルをランダム選択(random selection)できるよう、上記特定ウィンドウサイズに関する情報を端末に送信すればよい。この値を、レンジングを試る度にどのように設定するかによって、M2M機器のレンジング試み(ranging trial)の成功度が異なってくる。
図4は、従来技術のランダムアクセスと本発明の第1方法によるランダムアクセスとを比較した実験例である。本発明の第1方法は、端末の個数が飛躍的に多くて通信ロードが大きい場合に適用されるとよい。知能検針(smart meter)のようなM2M機器アプリケーションタイプが増加するにつれ、M2M通信機器の数は一般の移動通信機器の数に比べて飛躍的に増加することがある。従来の一対一通信方式で数多くのM2M機器が基地局と通信するとすれば、M2M機器のそれぞれと基地局間に発生するシグナリングにより、ネットワークに過負荷がかかると予想される。M2M機器は、パワー節約のため、長いスリップモード(sleep mode)にあり、短時間内にネットワークにアクセスを試み、少ないデータを伝送するという特徴を有している。そのため、このように動作する知能検針のように、一つのグループにおける3万個以上のM2M機器が同時に適用されて接続する場合に、既存のBEB方式では殆ど衝突が発生する。そこで、衝突を減らすための方案として、ランダム接続のための初期バックオフウィンドウサイズを増加させる方式が提案された。
図4のグラフでは、端末グループ当たり200個の機器があるとした。グラフの横軸は1フレームであって、機会(opportunity)に相当し、1フレーム当たり1機会(opportunity)でレンジングに成功できるとする。グラフの縦軸は、レンジング再試みの回数に相当する。
図4(a)は、初期バックオフウィンドウサイズを2に設定し、一つの端末グループを200個に設定したランダムアクセス実験例である。
初期バックオフウィンドウサイズが2に設定された場合、分散がされず、前の方に機会(opportunity)が集まることがわかる。すなわち、ランダムにバックオフ時間を決定するとき、バックオフ時間が短い場合が多く存在することになる。そのため、初期レンジング再試みの回数は、略40の数値を有し、大部分の端末のレンジングが衝突して失敗することがわかる。図4(b)は、初期のバックオフウィンドウサイズ及び再伝送時のバックオフウィンドウサイズの両方とも60に設定し、一つの端末グループを200個に設定したランダムアクセス実験例である。初期のバックオフウィンドウサイズ及び再伝送時のバックオフウィンドウサイズの両方とも60に設定した場合は、図4(a)の場合に比べてより分散がされ、初期レンジング試みの数が1から6までの分布を示し、レンジング試みの数が顕著に減ったことがわかる。M2M機器が大きい個数を有するという特性を考慮し、既存の単一通信方式の端末に適した初期バックオフウィンドウサイズを2からさらに大きく設定することによって、最初のレンジングを試みる時に発生する衝突数を減らす効果を得ることができる。これにより、初期ランダムアクセス試みにおける成功確率を高め、以降の再試みランダムアクセスの回数を低減でき、遅延(latency)を減らす効果が得られる。したがって、基地局は、接続するM2M端末の数を予測して、適度の初期バックオフウィンドウサイズに設定でき、再び試みるランダムアクセスの数を減らすことができ、前の方に集まる分散を減らすことができる。図4の比較表から、初期バックオフウィンドウサイズ(k)を2から60の特定ウィンドウ値と増加させた結果、衝突によるレンジング再試みの回数が著しく減少し、衝突回数は減り、成功率が50%と上昇したことがわかる。
端末(或いはM2Mグループに属した端末)がネットワーク進入/再進入(entry/reentry)を試みる時、これらの端末は、接続衝突(access congestion)を避けるべく、バックオフウィンドウサイズ(backoff window size)内の特定レンジング機会(ranging opportunity)をランダムに(或いは、特定規則(rule)に従って)選択し、アクセスを試みる。この時、端末は一つのグループに分類され、一定グループが同時にネットワーク進入してもよい。基地局は、アクセスを試みる端末の数、一つの端末グループに属する端末機器の数に基づき、再伝送のためのウィンドウサイズを調整し、端末に初期バックオフウィンドウサイズを伝送すればよい。端末は基地局から受信した初期バックオフウィンドウサイズに関するパラメータを用いてランダムアクセスを行えばよい。
このとき、初めてレンジング信号(ranging signal)を伝送したが、システムに定められたタイム以内に成功(success)に対する確認信号(ACK signal)を受信できなかった場合は、再びレンジング信号を伝送してアクセスをを試みればよい。
初期バックオフウィンドウサイズ(initial backoff windowsize)を2^x(xは再試み(retrial)回数関連パラメータ)分だけスケーリング(scaling)し、増加したウィンドウサイズ内で機会(opportunity)をランダム選択(random selection)する方法であるBEBアルゴリズムは、上述した通りである。
本発明の第2方法は、既存のBEBアルゴリズムと違い、基地局が伝送したバックオフウィンドウサイズを減らしながら再伝送を試みることを提案する。本発明の第2方法は、第1発法と同様、基地局が端末に2以上の初期バックオフウィンドウサイズを表す情報を伝送する。本発明の第2方法は、第1方法と同様、基地局が一つの初期(initial)値(これをKという)を定めて端末に伝送する。ただし、本発明の第1方法では初期バックオフウィンドウサイズと再伝送のためのバックオフウィンドウサイズとを同一にしたのに対し、本発明の第2方法は、バックオフウィンドウサイズを再伝送回数が増加する度に減少させることを提案する。例えば、端末は、次のような式により、再伝送時に機会を選択するウィンドウサイズPを計算できる。
ここで、Bは、1より大きい整数であり、xは、端末のレンジング再伝送回数(ranging retransmission count)を表す。例えば、Bが2の場合に、1番目の再伝送時にP=K/(21)、2番目の再伝送時にP=K/(22)の値を有する。この時、再伝送時に端末が選択する機会(opportunity)をQとすれば、Qは、次のように表現可能である。
ここで、nは、以前伝送時の機会(opportunity)(バックオフ時間或いはバックオフ値とも呼ばれる)を表す。
ただし、再伝送時に機会を選択するウィンドウサイズは、2以上の値を有するのが好ましい。
基地局がKウィンドウサイズを2の指数的ファクター(exponential factor)にセッティングしない場合に、Pの値は下記3つのいずれかに設定されるとよい。
− P=floor(K/(2^x));ウィンドウサイズを、再伝送関連して与えられたウィドウサイズバイナリ(window size boundary)を越えないように調整
− P=ceil(K/(2^x))
− P=f(K/(2^x))、ここで、f(y)関数は、y値を越えない最大(maximum)2の指数的ファクター(exponential factor)値をアウトプット(output)とする関数である。例えば、K値が300であり、P値はx=1のとき、2^7=128、x=2のとき、2^6=64……のように適用される。
図5は、従来技術のランダムアクセス、本発明の第1方法によるランダムアクセス、及び本発明の第2方法によるランダムアクセスを比較した実験例である。
図5(a)及び図5(b)は、図4(a)及び図4(b)と同一であり、図5(c)は、図5(a)及び図5(b)での初期バックオフウィンドウサイズ及び再伝送時のバックオフウィンドウサイズの両方とも60に設定し、本発明の第2方法を適用した実験例である。図5(c)は、初期バックオフウィンドウサイズを256に設定し、再伝送のためのバックオフウィンドウサイズを逆指数的バックオフウィンドウサイズ(inverse exponential backoff windowsize)とし、2xの割合で次第に減少するようにランダムアクセスした実験例である。本発明の第2方法で、バックオフウィンドウサイズの設定は、数学式1においてxが正でない整数で表されるようにして適用すればよい。従来の指数的にバックオフウィンドウサイズを増加させる場合(図5(a))とは逆に、逆指数的バックオフウィンドウサイズ(inverse exponential backoffwindow size)として2xの割合で次第に減少するように行った結果、図5(c)からわかるように、顕著なゲイン上昇が得られた。すなわち、図5(c)を参照すると、再伝送試みの回数は、フレームが200になるまで1に殆ど分布し、一度でレンジングに成功する効果が得られた。3回以内のランダムアクセス再試みでランダムアクセス成功が可能なため、初期バックオフウィンドウサイズを256に設定しても、2番目のバックオフウィンドウサイズは128、3番目のバックオフウィンドウサイズは64であって、総じて512ウィンドウ内でシステムの具現が可能となり、よって、全体的な側面で遅延時間(latency)を低減させる効果が得られる。すなわち、初期バックオフウィンドウサイズを256に設定し、再伝送のためのバックオフウィンドウサイズを減少させていく方式によれば、ゲイン(gain)の顕著な上昇を得ることができる。
したがって、図5の下段の比較表から、同一のレンジング試み(124回)で、図5(c)の本発明の第2方法は102回の成功率を得ることが確認できる。
本発明の第2方法は、アクセスロード(access load)がフレームの前の方に相対的に多く集まる特性に着目して、初期バックオフウィンドウサイズ(initial backoff window size)を大きく設定し、且つ後の方に行くにつれてアクセスロードが少なくなる特性に着目して、再伝送のためのバックオフウィンドウサイズを次第に減少させていく方法である。また、再伝送時に、既存に具現されている初期バックオフウィンドウサイズの再伝送時に利用する方法を逆にして適用すればいいため、具現の複雑性(complexity)の側面でも利得が取れる。すなわち、本発明の第2方法は、以前の方式において指数的バックオフウィンドウサイズを逆指数的バックオフウィンドウサイズにすればいいため、具現の側面でも容易である。本発明の第2方法は、バックオフウィンドウサイズをB(ここで、Bは1より大きい正の整数)の指数分だけ逆に減少させ、且つ初期バックオフウィンドウサイズを大きく設定することによって、全体としてはレンジングに要請されるフレームの数が減るため、ランダムアクセスの再試みの回数が減り、遅延を減らす効果を得ることができる。
第1方法及び第2方法は、既存のBEB方式による初期バックオフウィンドウサイズを特定ウィンドウ値、好ましくは2より大きい値に設定する方法である。最初のレンジングを試みる時、既存のBEB方法のように初期バックオフウィンドウサイズが2であると、大部分のレンジング過程が衝突する結果を招く。そこで、本発明で提案する第1方法及び第2方法により、基地局は、当該基地局に接続可能な端末の数を把握することによって、初期バックオフウィンドウサイズを調整してページングメッセージに含めて端末に伝送する。初期バックオフウィンドウサイズを従前に比べて大きく設定することによって、レンジング確認メッセージを受信できず、再びレンジングを試みる回数を減らすことができる。すなわち、端末は、適度の初期バックオフウィンドウサイズ内でレンジングを試みることで、図5(c)では、3回以内のレンジング試みでアクセスに成功することが可能になった。
表1乃至表9は、ウィンドウサイズ(window size)設定に関連してページングサイクル(paging cycle)及びアクセスレート(access rate)を異ならせ、少ないディレイ(delay)をもって成功度を高めるための実験例を表すものである。表1〜表3は、アクセスレートがいずれも40/sであり、ページングサイクル(paging cycle)がそれぞれ1s、2.5s、5sである。
表4乃至表6は、アクセスレートがいずれも60/sであり、ページングサイクルがそれぞれ1s、2.5s、5sである。
表7乃至表9は、アクセスレートがいずれも80/sであり、ページングサイクルがそれぞれ、1s、2.5s、5sである。
上記の表1乃至表9から、既存のBEB方式に比べて本発明の技術的効果が大きいことがわかる。
表1乃至表9を参照すると、アクセスレート(access rate)を40/s、60/s、80/sに、ページングサイクル(paging cycle)を1s、2.5s、5sに設定して、初期バックオフウィンドウサイズによるターゲット成功率を分析した。前述したBEBアルゴリズム方式はA方式に相当し、バックオフウィンドウサイズを減少させ、且つバックオフウィンドウ開始時点を調整する方式がB方式に相当する。表1乃至表9に表すように、60/sまでは、次のページング区間まではみ出されるオーバーラップしたページング試みは、バックオフウィンドウサイズを次第に減少させる方式(B)では発生しなかった。オーバーラップしたページング試みをスピルオーバー(Spillover)現象という。したがって、オーバーラップしたページングが発生しないよう、初期バックオフウィンドウサイズを大きく設定し、且つバックオフウィンドウサイズを次第に減少させながら、レンジング再伝送のためのページング区間の開始時点を知らせることで、次のレンジング再伝送による端末との衝突を減らすことができる。アクセスレートが増加するほど競合は増加する。そのため、基地局は、端末機器の数に基づく適度の初期バックオフウィンドウサイズを設定しなければならない。基地局により設定された初期バックオフウィンドウサイズ内でランダムアクセスを試みる時に2〜3回以内に成功可能にさせることで、ランダムアクセスの再試みによる遅延(latency)を減らすという効果が得られる。表1乃至表9の実験例を参照すると、同一のアクセスレートとページングサイクルを有する条件下で、同一の成功率を達成する場合、A方式に比べてB方式において平均遅延時間、すなわち要請されるフレームの数が減る効果が得られた。初期バックオフウィンドウサイズは、B方式の方がより大きく設定されても、その後に発生する要請されるフレームの数が減るため、ランダムアクセスの再試み回数が減り、遅延を減らす効果が得られた。
しかし、60/sにおいて、A方式では要請されるフレームが大きいだけでなく、オーバーラップしたページングによりスピルオーバー現象が発生する問題点があった。以下では、このようなスピルオーバー現象を防止するための本発明の第3方法を提案する。
図6は、ランダムアクセスのバックオフウィンドウ開始時点調整による本発明の第3方法に係る実験例である。
上記の表1乃至表9のように、オーバーラップするフレームが生じるスピルオーバー(spillover)現象を減少させるべく、バックオフウィンドウ開始時点を調整(alignment)する方式が提案される。
本発明の第3方法は、上記で提案した第2方法をより最適化できる方案である。第3方法は、i番目のレンジング機会とi−1番目のレンジング機会とが衝突することを防止するべく、i−1番目のバックオフウィンドウ領域の終了時点を考慮して、i番目のバックオフウィンドウ領域の開始時点を決定する方式である。
上記提案した第1方法及び第2方法では、バックオフウィンドウサイズ内の特定機会(opportunity)で伝送失敗(fail)が起こった場合、その時点を基準にして次のウィンドウサイズ内の機会が選択される。このような方式により本発明の第2方法において再伝送のためのウィンドウ開始時点が決定されると、バックオフウィンドウの相対的に前の方の機会で伝送失敗が起こった場合に、端末が次の伝送時に減少したウィンドウサイズ内で機会を選択する時、他の端末がバックオフウィンドウの後の方の機会で最初の伝送をする場合とオーバーラップする確率が高くなる。例えば、初期バックオフウィンドウサイズが256に設定された場合に、レンジング過程でウィンドウ256内でランダムアクセスのための時点を任意的に選択すればよい。256フレーム内で64フレーム位置地点である比較的バックオフウィンドウの前の方でランダムアクセスを試みたが、ランダムアクセスが衝突して失敗した場合、再びランダムアクセスを試みる。以降のランダムアクセスのための2番目のウィンドウバックオフサイズは256/(2^1)であって、128となる。したがって、最初のランダムアクセスを試みた64フレームの後、128フレームウィンドウ内で再伝送ランダムアクセスがなされる場合、他の端末が初期バックオフウィンドウサイズである256内で最初のランダムアクセスを試みる場合(例えば、160フレームでランダムアクセスを試みる場合)とオーバーラップし、衝突が発生する確率はより一層高くなる。そこで、2番目のランダムアクセスと1番目のランダムアクセスがなされるウィンドウ領域がオーバーラップすることを防ぐためにバックオフウィンドウサイズ開始時点を定める方法を提案する。すなわち、上記の例で、64フレーム位置で衝突によりランダムアクセスに失敗した場合、次のランダムアクセスは、256フレーム以後の時点で2番目のランダムアクセスの試みがなされるように、バックオフウィンドウサイズ開始時点を256フレームに設定する方式を提案する。
したがって、第3方式は、オーバーラップを避ける目的で、次の再伝送時に特定ディレイ(delay)だけの時間差(time gap)を空けて適用する。再伝送時に端末が選択する機会をQとすれば、Qは下記の数学式4の通りである。
数学式4で、nは、以前伝送時の機会を意味する。ここで、時間差(time_gap)は、最初の伝送においてウィンドウの最後の機会を選択する端末まで考慮すると、数学式4のように設定すればよい。
Pの設定方法には上記提案した第2方法をそのまま適用すればいい。また、Q設定は、以降の伝送の都度、同様に適用する。
このように時間差を設定する場合、i番目の再伝送のQiを設定する式は、下記の式を適用すればよい(全ての以前伝送のQの和)。
この時、システムの特定プロセシングディレイファクター(processing delay factor)を考慮してもよい。例えば、レンジングコード(ranging code)を伝送してからレンジング確認(AAI−RNG−ACK、802.16eシステムではRNG−SCK)メッセージを受信するまでの時間がT31(802.16eシステムではT3)である。本発明では、T31を考慮してバックオフウィンドウ開始時点が下記のように決定されてもよい。
したがって、i番目の機会(Qi)の設定方法は、下記の通りである。
本発明で提案する第4方法は、既存のバックオフメカニズム(backoff mechanism)であるBEB方式と、本発明の第1方法、第2方法及び/又は第3方法とを一つのシステム内で適応的に(adaptive)支援可能にする方式である。すなわち、既存BEB方式と本発明の第2方法とを共存させる場合を取り上げると、特定システム環境に応じて、レンジング再試み(ranging retry)時に、2ファクターで指数的バックオフウィンドウサイズを増加させる方法と、レンジング再試み時に一定ファクターでバックオフウィンドウサイズを減少させる方法とが共存できるように無線通信システムが具現されてもよい。ここで、基地局は、バックオフウィンドウサイズ設定を各端末のシステム環境に合うように指示(indication)するシグナリングを伝送できる。基地局は、レンジングバックオフウィンドウ指示子(raging Backoff window indicator)をページングメッセージ、登録要請メッセージ又は登録応答メッセージに含めて端末に伝送することによって、端末が使用するバックオフメカニズムを制御できる。例えば、1ビットを持つレンジングバックオフウィンドウ指示子を0b0に設定することによって、バックオフウィンドウサイズを増加させる増加メカニズム(increasing mechanism)を使用するように端末にシグナリングでき、0b1に設定することによって、バックオフウィンドウサイズを減少させる減少メカニズム(decreasing mechanism)を使用するように端末にシグナリングできる。基地局は、このようなメカニズムに従って端末からレンジング伝送があると期待する。したがって、基地局は、本発明の実施例によって端末が伝送したレンジング信号を本発明の実施例によるバックオフウィンドウ内で受信することとなる。
H2H機器では一つのバックオフメカニズムが適用されたが、M2M機器は様々なアプリケーションタイプが存在することがあり、それらM2M機器はグループに分けられて動作すればよい。特に、知能検針(smart meter)のようなM2M機器グループには減少メカニズムを適用してレンジングバックオフウィンドウサイズを設定し、他の少ない個数を持つM2M機器グループについては従来方式であるBEB方式によりバックオフウィンドウサイズが増加するように設定し、ランダムアクセスを行えばよい。このように適応的にランダムアクセス方式を設定することによって、潜在的な衝突回数を減らし遅延を減少させ、効率的なランダムアクセスのバックオフ方法の提供が可能となる。バックオフウィンドウサイズの設定のためには、それぞれのM2M機器が支援できるレンジングバックオフメカニズムについて、端末及び基地局がAAI−REG−REQ/RSPを用いて交渉(negotiation)すればよい。従って、基地局は、ページンググループごとに、M2M機器に適用するレンジングバックオフメカニズムを決定でき、よって、レンジングバックオフメカニズムとしては、端末(或いは、M2M機器)の特性に応じて、増加(increasing)又は減少(decreasing)メカニズムが共存可能になる。そのため、本発明において、基地局は、端末の環境に好適なレンジングバックオフメカニズムが実行されるようにする指示子であるレンジングバックオフウィンドウ指示子をさらに含めてページングメッセージを端末に伝送するとよい。又は、レンジングバックオフウィンドウ指示子を含む登録要請メッセージ又は登録応答メッセージを用いて、端末と基地局は、端末がレンジングバックオフ減少メカニズムを支援可能か否かを交渉してもよい。
それぞれの端末は、端末の個数が多くない場合、基地局からレンジングの用途を異なるように利用するように要請されると、既存のBEB方式を利用する必要がある。すなわち、端末は、BEB方式でバックオフウィンドウのサイズを調整し、端末が基地局に伝送するトラフィックが発生した時、アップリンク帯域を要請する帯域幅要請レンジング(Bandwidth request ranging)過程にシステムを活用してもよい。したがって、システムに適応的にランダムアクセス方式の具現が可能である。
基地局は、レンジングバックオフウィンドウ指示子(indication)を初期バックオフウィンドウサイズをシグナリングするチャネルで共に伝送すればよく、特にページングメッセージ(例えば、16mシステムではAAI−PAG−ADV message)内に含めて伝送してよい。
このレンジングバックオフウィンドウ指示フィールドは、一つのシステム内で適応的に適用してもよく、オペレーター(operator)が所望する方法として適用してもよい。
図7は、本発明に係るランダムアクセスのバックオフ方法のフローチャートである。基地局は端末に、初期バックオフウィンドウサイズを含むページングメッセージを伝送する(S701)。端末は、初期バックオフウィンドウサイズに基づいてレンジング過程を行う(S702)。端末は基地局からレンジング確認メッセージを受信できないと、2番目のバックオフウィンドウサイズに基づいてレンジング要請メッセージを基地局に再伝送する(S703)。端末は、さらに基地局からレンジング確認メッセージを受信できないと、3番目のバックオフウィンドウサイズに基づいてレンジング要請メッセージを基地局に再伝送する(S704)。以降、ランダムアクセスによるレンジング要請メッセージ伝送に成功した場合、基地局は端末にレンジング応答メッセージを伝送する(S705)。
上述したような本発明は、図1の端末100及び基地局150に適用可能である。図1の端末は、H2H機器或いはM2M機器でよい。図1を参照すると、端末100のプロセッサ120は、基地局150からバックオフウィンドウ情報を含むメッセージを受信するように受信器112を制御し、該バックオフウィンドウ情報に基づいてレンジング手順を行うように構成される。このバックオフウィンドウ情報が0番目のバックオフウィンドウのサイズK0を表す情報を含み、プロセッサ120は、x番目のバックオフウィンドウのサイズKxは、式Kx=K0/(2x)(ここで、xはレンジング再伝送回数を表す)により決定するように構成される。又は、プロセッサ120は基地局からレンジング応答メッセージを受信できなかった場合、バックオフウィンドウ情報に基づいてレンジング要請メッセージを再伝送するように送信器111を制御してもよい。又は、プロセッサ120は、レンジング要請メッセージに対するレンジング応答メッセージを基地局150から受信するように受信器112を制御し、該レンジング応答メッセージに基づいて基地局150にネットワーク進入手順を行ってもよい。ここで、x番目のバックオフウィンドウのサイズは最小2以上の値を有してよい。上記メッセージはレンジング再伝送のためのバックオフウィンドウサイズの増加又は減少を指示するレンジングバックオフウィンドウ指示子を含んでもよい。プロセッサ120は、レンジングバックオフウィンドウ指示子が増加を表す場合、レンジング再伝送のためのバックオフウィンドウサイズを増加させ、レンジングバックオフウィンドウ指示子が減少を表す場合、レンジング再伝送のためのバックオフウィンドウサイズを減少させることができる。又は、プロセッサ120は、基地局からバックオフウィンドウ情報を含むメッセージを受信するように受信器112を制御し、該バックオフウィンドウ情報を用いてx番目の(ここで、xは負でない整数)レンジング伝送のためのx番目のバックオフウィンドウを決定するように構成され、このx番目のバックオフウィンドウ内で基地局へx番目のレンジングを伝送するように送信器111を制御し、x番目のバックオフウィンドウの終了時点を考慮して、(x+1)番目のバックオフウィンドウの開始時点を決定するように構成されてもよい。
又は、プロセッサ120は、(x+1)番目のバックオフウィンドウの開始時点は、0番目のバックオフウィンドウからx番目のバックオフウィンドウまでのサイズの和と、該x番目のレンジング伝送時点に所定時間を加えた値のうち、大きい値を(x+1)番目のバックオフウィンドウの開始時点と決定するように構成されてもよい。
基地局150のプロセッサ170は、端末100にバックオフウィンドウ情報を含むページングメッセージを伝送するように送信器161を制御し、該バックオフウィンドウ情報に基づいてレンジング手順を行うように構成されるとよい。基地局150のプロセッサ170は、端末100からレンジング要請メッセージを受信するように受信器162を制御してもよい。又は、プロセッサ170は、レンジング要請メッセージに対するレンジング応答メッセージを端末100に伝送するように送信器161を制御してもよい。
又は、プロセッサ170は、バックオフウィンドウ情報を用いて決定されたx番目のバックオフウィンドウ内で、端末からx番目のレンジング伝送を受信するように受信器162を制御し、バックオフウィンドウ情報を用いて決定された(x+1)番目のバックオフウィンドウ内で端末から(x+1)番目のレンジング伝送を受信するように受信器162を制御し、(x+1)番目のバックオフウィンドウの開始時点はx番目のバックオフウィンドウの終了時点を考慮して決定するように構成されてもよい。
以上説明してきた実施例は、本発明の構成要素及び特徴を所定形態に結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮されるべきである。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施されてもよく、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成してもよい。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更可能である。ある実施例の一部構成や特徴は、別の実施例に含まれることもあり、別の実施例の対応する構成又は特徴に取って代わることもある。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正により新しい請求項として含めたりすることが可能てあることは明らかである。
本発明は、本発明の精神及び必須特徴から逸脱することなく、他の特定の形態に具体化されてもよいことが当業者には明らかである。そのため、上記の詳細な説明はいずれの面においても制約的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付した請求項の合理的解釈により定めなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。

Claims (12)

  1. 無線通信システムにおける端末がレンジング伝送を行う方法であって、
    基地局からページングメッセージを受信するステップであって、該ページングメッセージは、バックオフウィンドウサイズが増加するか又は減少するかを示す指示子を含むステップと、
    レンジング再伝送回数によるバックオフウィンドウサイズxに基づいてx番目のレンジング伝送を行うステップと、
    を有し、
    初期バックオフウィンドウサイズ0 が前記ページングメッセージ内にある場合、前記指示子は前記ページングメッセージに含まれ、
    前記指示子が第1の値に設定される場合、前記バックオフウィンドウサイズKxは、レンジング再伝送毎に2の要素で増加し、
    前記指示子が第2の値に設定される場合、前記バックオフウィンドウサイズKxは、レンジング再伝送毎に2の要素で減少する、レンジング伝送方法。
  2. 前記指示子が前記第2の値に設定される場合、x番目のバックオフウィンドウサイズKxは、Kx=K0/(2x)により決定され、xはレンジング再伝送回数を表す、請求項1に記載のレンジング伝送方法。
  3. 前記ページングメッセージに応答して、前記初期バックオフウィンドウサイズ0 に基づく初期レンジング伝送を行うステップと、
    前記レンジング伝送に対する応答が受信されない場合、レンジング再伝送回数を用いて決定されたバックオフウィンドウサイズx に基づくx番目のレンジング再伝送を行うステップと、
    を更に有する、請求項1に記載のレンジング伝送方法。
  4. 端末からレンジング伝送を受信する方法であって、
    基地局が前記端末にページングメッセージを伝送するステップであって、該ページングメッセージは、バックオフウィンドウサイズが増加するか又は減少するかを示す指示子を含むステップと、
    前記基地局が、レンジング再伝送回数によるバックオフウィンドウサイズxに基づいて前記端末とx番目のレンジング手順を実行するステップと、
    を有し、
    初期バックオフウィンドウサイズ0 が前記ページングメッセージ内にある場合、前記指示子は前記ページングメッセージに含まれ、
    前記指示子が第1の値に設定される場合、前記バックオフウィンドウサイズKxは、レンジング再伝送毎に2の要素で増加し、
    前記指示子が第2の値に設定される場合、前記バックオフウィンドウサイズKxは、レンジング再伝送毎に2の要素で減少する、レンジング伝送受信方法。
  5. 前記指示子が前記第2の値に設定される場合、x番目のバックオフウィンドウサイズKxは、Kx=K0/(2x)により決定され、xはレンジング再伝送回数を表す、請求項4に記載のレンジング伝送受信方法。
  6. 前記基地局が、前記初期バックオフウィンドウサイズ0 に基づく初期レンジング手順を前記端末と行うステップと、
    前記レンジング伝送に対する応答が受信されない場合、前記基地局が、レンジング再伝送回数によるバックオフウィンドウサイズx に基づいて、前記端末とx番目のレンジング手順を行うステップと、
    を更に有する、請求項4に記載のレンジング伝送受信方法。
  7. 無線通信システムにおいて基地局にレンジング伝送を行うよう構成された端末であって、
    受信器と、
    送信器と、
    前記受信器及び前記送信器を制御するように構成されたプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、前記基地局からページングメッセージを受信するよう構成され、該ページングメッセージは、バックオフウィンドウサイズが増加するか又は減少するかを示す指示子を含み、前記プロセッサは、レンジング再伝送回数によるバックオフウィンドウサイズxに基づいてx番目のレンジング伝送を行うよう構成され、
    初期バックオフウィンドウサイズ0 が前記ページングメッセージ内にある場合、前記指示子は前記ページングメッセージに含まれ、
    前記指示子が第1の値に設定される場合、前記バックオフウィンドウサイズKxは、レンジング再伝送毎に2の要素で増加し、
    前記指示子が第2の値に設定される場合、前記バックオフウィンドウサイズKxは、レンジング再伝送毎に2の要素で減少する、端末。
  8. 前記指示子が前記第2の値に設定される場合、x番目のバックオフウィンドウサイズKxは、Kx=K0/(2x)により決定され、xはレンジング再伝送回数を表す、請求項7に記載の端末。
  9. 前記プロセッサは、前記ページングメッセージに応答して、前記初期バックオフウィンドウサイズ0 に基づく初期レンジング伝送を行い、前記レンジング伝送に対する応答が受信されない場合、レンジング再伝送回数を用いて決定されたバックオフウィンドウサイズx に基づくx番目のレンジング再伝送を行うよう更に構成される、請求項7に記載の端末。
  10. 無線通信システムにおいて端末からのレンジング伝送を受信するよう構成された基地局であって、
    受信器と、
    送信器と、
    前記受信器及び前記送信器を制御するように構成されたプロセッサと、
    備え
    前記プロセッサは、前記端末にページングメッセージを伝送するよう構成され、該ページングメッセージは、バックオフウィンドウサイズが増加するか又は減少するかを示す指示子を含み、前記プロセッサは、レンジング再伝送回数によるバックオフウィンドウサイズxに基づいて前記端末とx番目のレンジング手順を行うよう構成され、
    初期バックオフウィンドウサイズ0 が前記ページングメッセージ内にある場合、前記指示子は前記ページングメッセージに含まれ、
    前記指示子が第1の値に設定される場合、前記バックオフウィンドウサイズKxは、レンジング再伝送毎に2の要素で増加し、
    前記指示子が第2の値に設定される場合、前記バックオフウィンドウサイズKxは、レンジング再伝送毎に2の要素で減少する、基地局。
  11. 前記指示子が前記第2の値に設定される場合、x番目のバックオフウィンドウサイズKxは、Kx=K0/(2x)により決定され、xはレンジング再伝送回数を表す、請求項10に記載の基地局。
  12. 前記プロセッサは、前記初期バックオフウィンドウサイズ0 に基づく初期レンジング手順を前記端末と行い、前記レンジング伝送に対する応答が受信されない場合、レンジング再伝送回数によるバックオフウィンドウサイズx に基づいて、前記端末とx番目のレンジング手順を行うよう更に構成される、請求項10に記載の基地局。
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