JP5727558B2 - 時計が表示する機能のための補正デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、時計が表示する、時間に関連する複数のN個の機能のデータを切り替えるための補正デバイスに関する。
これらの補正を実施するために、大半の時計では、それぞれ日付設定機能と時刻設定機能とを選択するための第1及び第2の引き出し位置を取ることができる、ステム−クラウンを用いる。このシステムの利点は、改変すべきデータの双方向への補正が可能である点であるが、選択肢は2つの機能の補正に限定される。例えば曜日及び月等、その他の機能の補正が必要である場合、第2のステム−クラウンを時計の中央部分に追加することができるが、この解決法は、技術的な複雑さ及び審美的魅力の欠如を伴うことになる。
必要な補正をプッシャを用いて実装してもよく、各プッシャは表示される時間データの項目を補正する。これらプッシャは、時計の中央部分に埋め込まれた補正装置である場合もあり、これはアセンブリの審美的魅力を損なわない。しかしながら、この解決法の主要な欠点は、一方向の補正しかできない点、及び、2つのプッシャを同時に作動させると機構が破損する可能性がある点である。
従って、腕時計製作者は、プッシャが複数の利用可能な機能の中から機能を選択し、ステム−クラウンがその機能を双方向に補正するように、プッシャ及びステム−クラウンを関連づけるシステムを設計する必要を感じている。
特許文献1は、上述のシステムの一案を提案している。特許文献1は、機能を切り替えるプッシャと、選択した機能を補正するステムとを提供し、ステムは、時計の中央部分の周りを手動で移動させることができる歯付きリングによって回転駆動される。プッシャを押す(即ち、押して、それに続いて圧力を解放する)ごとに、リングによって補正される機能が切り替えられる。例えば、巻き上げ機能から始まって、一度押すと時刻設定機能、二度押すと日付設定機能、そして三度押すと再び巻き上げ機能が選択される。このシステムは、回転中にリングが実行する機能を表示するデバイスを提供する。このシステムは、ステムに設置された摺動ピニオンを用いるため、従来の腕時計制御システムと同様である。従って、腕時計が表示する機能の数は、2つの単位、即ち時刻及び日付の設定に限定されることは明らかである。
スイス特許第700531A2号
表示されるデータ項目を選択するためにプッシャを使用し、上記データ項目を補正するためにステムを使用するという着想を依然として用いたまま、時計が表示する時間に関連する3つ以上のデータ項目を双方向に補正することができるシステムを実装しようとするなら、摺動ピニオンの使用に代わる代替アプローチを見出さなければならない。本発明はこのアプローチを提案するものであり、本発明は、機能を切り替えるためのプッシャを含み、このプッシャが作動すると制御ホイールが移動して、上記ホイールが、選択された機能のための補正用ピニオンと噛み合い、また、本発明はクラウンで覆われたステムを含み、ある方向又は逆の方向にこれを回転させることにより、上記制御ホイールが枢動して上記補正用ピニオンのうち1つを駆動し、上記選択された機能のデータを加算又は減算によって(ある方向又は反対の方向に)補正することを特徴とする。
本発明の特徴及び利点は、添付の図面を参照して与えられる、本発明の好ましい実施形態の例、ただし非限定的な例を提供する以下の説明から明らかになるであろう。
図1は、本発明のアセンブリの平面図であり、時計は、機能を切り替えるためのプッシャ1を備え、上記機能は、制御ホイール2と噛み合う第1の補正ピニオン4、及び選択された機能のための補正ステム7を備え、上記ステムは第1の引き出し軸方向位置T2にある。 図2は、図1の線A−Aに沿った断面図である。 図3は、ステムが押し込み軸方向位置T1にある状態の、図1の線A−Aに沿った断面図である。 図4は、ステムが第2の引き出し軸方向位置T3にある状態の、図1の線A−Aに沿った断面図である。 図5は、プッシャ1を作動させ始めているが、制御ホイール2がまだ補正用ピニオン4と噛み合っている状態における、第1の機能切り替え段階の平面図である。 図6は、プッシャ1が引き続き作動状態であり、制御ホイール2が、2つの異なる機能に対応する2つの補正用ピニオン4及び3の中間にある状態における、第2の機能切り替え段階の平面図である。 図7は、図6の線B−Bに沿った断面図である。 図8は、プッシャの作動が終了し、制御ホイール2と、新たな補正用ピニオン3との噛み合いが完了しつつある状態における、第3の機能切り替え段階の平面図である。 図9は、本発明によるデバイスの断面図であり、制御ホイール2は補正用ピニオン4及び3の間に位置し、ステムが機能切り替え中に不注意にも回転状態になっている。 図10は、プッシャ1が作動している際に存在する動力学的変化を示す。 図11は、機能データ項目及びこのデータ項目の文字による表示が開口部を通して見える時計の平面図である。
本発明の一般的原理を図1に示す。時計は、時間に関連する複数のN個の機能のデータを切り替えるための補正デバイスを備える。本発明は、このデバイスが、一方では、機能を切り替えるためのプッシャ1を含み、このプッシャ1を作動させることによって、即ち上記プッシャ1を押してその後上記プッシャ1にかかる圧力を解放することによって、制御ホイール2を移動させることを特徴とする。時計は時間に関連する複数のN個の機能を含むため、各機能は、図1においてそれぞれ3、4、5又は6で示す、選択された機能のための補正用ピニオンを備える。これらの補正用ピニオンは、機能を補正するために、ある機構によってその機能に連結され、この機構についてはここでは説明しないが、この機構は、例えば日付、曜日、月、時刻設定又はムーンフェイズでさえある、選択された機能を補正することができる。本発明のデバイスは、他方では、クラウン8で覆われたステム7を含み、ある方向又は逆の方向にこれを回転させることにより、制御ホイール2が枢動して補正用ピニオン3、4、5又は6のうち1つを駆動し、選択された機能のデータを加算又は減算によって補正する。本発明の極めて単純なバージョンでは、軸方向運動をしないステムを想定することができ、発振錘によって巻き上げが実現され、本発明のデバイスによって時刻設定が実現される。
図1に示す本発明のより精巧なバージョンでは、ステム7は3つの軸方向位置、即ち、時計を手動で巻き上げることができる押し込み「動作」位置T1、本発明により、時間に関係する選択された機能のデータを補正するための第1の引き出し位置T2、及び、公知の手段を用いて時計の時刻を設定するための第2の引き出し位置T3をとることができる。
最後に、本発明の好ましいバージョンでは、図1は、プッシャ1を作動させることにより、制御ホイール2のアーバ19が円形の軌道上を動く。ここで、補正用ピニオン3、4、5、6のそれぞれは、上記軌道付近に配設され、上記補正用ピニオンそれぞれの基本半径は、制御ホイール2の基本半径に噛み合うよう寸法決めされる。図1が分かりにくくなるのを避けるため、補正用ピニオン6は図1には図示していないことに留意されたい。しかしながら、このピニオン6は、図10において見ることができる。
その上、上の段落で説明した好ましいバージョンでは、本発明のデバイスは、プッシャ1を作動させると、円形の軌道上における制御ホイール2のアーバ19の運動と同時に、制御ホイール2はそれ自体の上で回転し、制御ホイール2が噛み合うようになっている機能補正用ピニオン(3、4、5、6)を駆動しないよう、作製される。
ここで、上述の好ましいバージョン、及びステム7を3つの異なる軸方向位置に配置し得る、より精巧なバージョンとして実施される、本発明のデバイスの構成を詳細に説明する。この目的で、ステム7が第1の軸方向引き出し位置T2にある状態の、本発明のデバイスの平面図である図1、及び断面図である図2及び7を主に参照する。このデバイスは:
−2つの構成要素11及び35から形成され、第1のバネ15によって押し戻される、レバーシステム。このシステムは、機能切り替えプッシャ1によって押圧される踵部12、及び嘴部13を備える。嘴部13は、星形部14の歯30を作動させるよう配設される。星形部14は、補正すべき時間機能の数と同数のN個の歯30を有する。プッシャ1がレバーシステム11及び35を作動させていない場合、ジャンパバネ22が星形部14の2つの歯30の間の空間を占める。ジャンパバネ22は第2のバネ23によって押し戻される;
−星形部14と同軸に固定されて、第1のアーバ17上で自由に回転する第1のアセンブリを形成する星形車16。中央ピニオン18が同軸に固定される中央ホイール24から形成される第2のアセンブリは、この第1のアーバ17の周りを自由に回転する;
−星形車16と中心をずらして固定されて、制御ホイール2がその周りを自由に回転する回転軸として作用する、第2のアーバ19。制御ホイール2は、遊星歯車のように、中央ピニオン18と噛み合う。上記制御ホイール2は、上記機能補正用ピニオン3、4、5、6の1つ、ここでは補正用ピニオン4と噛み合う;
−主中間ピニオン21が固定される主中間ホイール20から形成される第3のアセンブリ。主中間ピニオン21は、第1の中間ホイール40を介して星形車16と噛み合う;及び、
−中央ホイール24と常に噛み合っている第2の中間ホイール41。この第2の中間ホイール41は、図7に示すように主中間ホイール20によって、又は、図1及び2に示すように、ステム7が制御する歯車列47、43、44、45、46のうち最後のホイールセット46によって、駆動することができる。
第2の中間ホイール41を、主中間ホイール20、又はステム7が制御する最後のホイールセット46に噛み合わせることができるようにするために、第1のアーバ17の周りで枢動する連結解除アーム42上に第2の中間ホイール41を設置し、その上で第1及び第2のアセンブリが自由に回転する。連結解除アーム42は、第3のバネ51によって押し戻される制御レバー50によって制御され、上記レバー50は、プッシャ1によって作動されるレバーシステム11及び35によって制御される。
図示した特定の場合では、星形部14の歯30の数はN個ではなく、制御ホイール2が補正用ピニオンのいずれとも噛み合わない、追加の「静止」機能を提供するために、N+1個である。よって、図示した場合では、星形部14は互いに対して72°に配置された5つの歯30を備え、補正用ピニオンは4つに減らされるものの、互いに対して72°に配置される。
図2からわかるように、かつ図11からよりはっきりとわかるように、星形部14及び星形車16から形成される第1のアセンブリはディスク48を担持し、このディスク48には、様々な補正可能な機能49が刻まれ、補正可能な機能53は時計の文字盤55に作製された開口部52から見える。
図1の線A−Aに沿った断面図である図2からわかるように、第2の中間ホイール41は、ホイールセット47、43、44、45及び46を備える歯車列によってステム7に動力学的に接続され、ステム7は第1の引き出し位置T2にある。より詳細には、この歯車列はステム7上を摺動する摺動ピニオン60を有し、摺動ピニオン60及びステム7は、当該技術分野で公知の引き出し部品61−レバー62システムによって接続される。ステム7が回転駆動されると、ステム7は第1の中間ホイール43を駆動し、この第1の中間ホイール43は第2の中間ホイール44を駆動し、第2の中間ホイール44は底部プレート−プレート中間ホイール46を作動させる中間ホイールセット45と噛み合い、ホイール46は最終的に第2の中間ホイール41と噛み合う。この状況で、制御ホイール2を、上記制御ホイール2がいずれの補正用ピニオンとも噛み合わない追加の静止機能に配向すると(この状況は図示しない)、ジャンパバネ22は星形部14をロックし、ステム7の回転運動は制御ホイール2に伝達され、制御ホイール2は回転するものの何の作用も及ぼさない。
図3は、図2を参照して説明した機構において、ステム7が押し込み位置T1にある状況を示す。この場合、摺動ピニオンが時計の香箱の巻き上げを駆動しているため、歯車列の残りに対する摺動ピニオン47のいずれの接続も中断され、この場合、制御ホイール2はいずれの機能に配向してよい。
図4は、図2を参照して説明した機構において、ステム7が第2の引き出し位置T3にある状況を示す。摺動ピニオン47は第1の中間ホイール43と噛み合い、第1の中間ホイール43は時刻設定機構(図示せず)を駆動する。この場合、第2の中間ホイール43への第1の中間ホイール43は中断される。状況T1と同様、制御ホイール2はいずれの機能に配向してよい。
機能切り替えは、プッシャ1を押し込み、続いて圧力を完全に解放することにより達成される。この切り替えの様々な段階を、図5〜10を参照してここで説明する。図5、6、7、8及び10は、この切り替えに必要な要素を示す図であり、選択した機能を補正するために必要な構成要素、即ち、ステム及びステムに接続される歯車列を排除したものである。
図5は、第1の機能切り替え段階の平面図である。プッシャ1への加圧を開始すると、レバーシステム11、35の嘴部13が星形部14の歯30に接触し始める。星形部14はまだ固定されている。同時に、レバーシステム11、35が制御レバー50に作用し、この制御レバー50は、連結解除アーム42及びこれに接続された第2の中間ホイールを枢動させる。そして、この第2の中間ホイール41は、ステム7にこれを接続する歯車列の最後のホイールセット46を離れ、主中間ホイール20と噛み合う。この瞬間、星形車16に接続された制御ホイール2のアーバ19は、中央ピニオン18との係合によって制御ホイールがそれ自体の上で回転するのと同時に、円形の軌道上を移動することができる。
図6は、プッシャ1が作動され続けている第2の機能切り替え段階の平面図であり、図7は、図6の線B−Bに沿った図6の断面図である。この状況では、嘴部13は、星形14を、その歯30の1つの側面を介して駆動し、続いてそれに接続された星形車16を駆動する。上記星形車16は制御ホイール2のアーバ19を駆動し、これは円形の軌道の、2つの補正用ピニオン4と3のほぼ中間地点にある。
図8は、プッシャが作動の終点にある、第3の機能切り替え段階の平面図である。この状況では、制御ホイールは、新たな補正用ピニオン3とほぼ完全に噛み合い、プッシャ1が解放される瞬間に完全に噛み合う。プッシャ1が解放される状況を、図1及び図2に示す。ジャンパバネ22は星形部を、その歯のうち2つの間でロックし、連結解除アーム42の作用によって第2の中間ホイール41は主中間ホイール20を離れて、ステム7にこれを接続する歯車列の最後のホイールセット46と再び噛み合う。この瞬間から、制御ホイール2及び新たな補正用ピニオン3は、ステム7によって駆動される。
第2の中間ホイール41が果たす重要な役割について上で説明したが、上記ホイール41は、一方で中央ホイール24と遊星歯車のように常に噛み合い、他方で、プッシャ1が作動されて機能切り替えを実施する際には主中間ホイール20、又はステムによる選択した機能の補正が終了すると、歯車列の最後のホイールセット46と噛み合う。
図9は、機能切り替えの間の機構の断面図であり、制御ホイール2が2つの機能補正用ピニオン4及び3の間にある。この瞬間には、ステム7が制御する歯車列の最後のホイールセット46は、もはや第2の中央ホイール41と噛み合っておらず、プッシャによって実施される機能切り替え動作中にステム7を不注意に駆動した場合でさえ、上記最後のホイールセット46は回転するものの何の作用も及ぼさない。
図10は、プッシャ1を作動させた際の、関係する動力学的連鎖の概略図である。この瞬間から、星形部14(図示せず)が矢印60の方向に星形車16を回転させる。上で見たように、星形車16に固定された制御ホイール2のアーバ19は、円形の軌道上で矢印61の方向に前進する。プッシャ1の押圧と解放の間に、制御ホイール2は補正用ピニオン4から補正用ピニオン3へと通過する。この運動と同時に、制御ホイール2はそれ自体の上で矢印70の方向に沿って回転し、これにより、制御ホイール2の回転は、制御ホイール2が離れる補正用ピニオン4、及び制御ホイール2が係合する補正用ピニオン3を固定する。この予防策がなければ、表示される機能が完全に中断または変位してしまうため、これは重要である。この固定を維持するために、制御ホイール2は、制御ホイール2のアーバ19の回転方向61と同じである星形車16の方向60と反対の方向70に回転しなければならないことは明らかである。制御ホイール2の回転及び回転方向は、矢印60の方向に回転する星形車16から始めて、上記星形車16によって駆動される後続のホイールセット、即ち:第1の中間ホイール40(矢印62の方向)、主中間ピニオン21(矢印63)、主中間ホイール20(矢印64)、第2の中間ホイール41(矢印65)、中央ホイール24(矢印66)、中央ピニオン18(矢印67)、及び制御ホイール2(矢印70)によって、順に支配される。
制御ホイール2の回転方向70は星形車の回転方向60と反対であるため、上述の動力学的連鎖を形成するホイールセットの基本半径は、制御ホイール2の角度運動によって、制御ホイール2が、制御ホイール2が離れる又は噛み合う補正用ピニオン3、4を固定するよう、寸法決めする必要がある。数学の発展により、それらが満たされた場合に所望の結果が保証される2つの等式が確立されている。
Figure 0005727558
R(24)+R(20)=R(21)+R(16)
補正用ピニオン(3〜6)の基本半径並びに第1及び第2の中間ホイールの半径は、これらの等式に表れず、従って自由に選択できることに留意されたい。更に、以下の表に実際の実施例が与えられる。
Figure 0005727558
プッシャ1が解放されるとすぐに、プッシャ1によって選択される時間機能によって表示されるデータを(加算又は減算によって)補正することができるステム7の回転によって、制御ホイール2が駆動される。この状況は、ここでは補正用ピニオン3と整列している制御ホイール2を除いて、図1と同様である。図2はまた、参照符号3を付けた補正用ピニオンを除いて新たな状況の断面図である。
ステム7の回転は歯車列47、43、44、45、46を駆動し、その最後のホイールセット、底部プレート−プレート中間ホイール46は、最終的に第2の中間ホイール41を介して中央ホイール24と噛み合う。中央ホイール24は、これに同軸に接続された中央ピニオン18を駆動し、上記中央ピニオン18は制御ホイール2を駆動し、最終的に制御ホイール2は新たな機能補正用ピニオン3を、ステム7を覆うクラウン8に印加される回転の方向に応じて、ある方向又は他の方向に駆動する。
この説明をまとめるにあたり、本発明は、上で詳細に説明した好ましいシステムの特定の実施形態に限定されないことを強調しておくべきである。
例えば、第3のアセンブリが主中間ホイール20から形成される場合、第2の中間ホイール41、及びその結果として第1の中間ホイール40は省略できる。そして主中間ピニオン21に与えられると、このピニオン21は星形車16と直接噛み合い、ホイール20は、中央ホイール24及び中央ピニオン18から形成される第2のアセンブリ、並びにステム7に接続された歯車列の両方と噛み合い、上記歯車列は、プッシャがその作動中に制御する、径方向連結解除手段を有する。
この派生的なバージョンでは、機構の残りの部分は、好ましいバージョンを参照して言及したものと同様のままであり、本発明の主たる思想は、機能切り替えプッシャ1が、制御ホイール2を移動させ、これにより、制御ホイール2が、選択した機能のための補正用ピニオンと噛み合うという事実、及び、ある方向又は他の方向に回転駆動されるステム7が、選択された補正用ピニオンを駆動して、上記選択した機能の表示データを、加算又は減算によって補正するという事実から構成される。

Claims (10)

  1. 時計ムーブメントを含む時計が表示する、時間に関連する複数のN個の機能のデータを修正するための補正デバイスであって、
    機能を切り替えるためのプッシャ(1)を含み、前記プッシャが作動すると制御ホイール(2)が移動して、前記ホイールが、選択された前記機能のための補正用ピニオン(3、4、5、6)と噛み合い、
    クラウン(8)で覆われたステム(7)を含み、ある方向又は逆の方向にこれを回転させることにより、前記制御ホイール(2)が枢動して前記補正用ピニオン(3、4、5、6)のうち1つを駆動し、前記選択された機能の前記データを加算又は減算によって補正し、
    そして、前記プッシャーと前記ステムが前記時計ムーブメントの二つの離れた別個の半径に沿って配置される
    ことを特徴とする、補正デバイス。
  2. 前記ステム(7)は、3つの軸方向位置、即ち、
    前記時計を手動で巻き上げることができる押し込み動作位置(T1)、
    前記時間に関係する選択された機能の前記データを補正するための第1の引き出し位置(T2)、及び、
    前記時計の時刻を設定するための第2の引き出し位置(T3)をとることができる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の補正デバイス。
  3. 前記プッシャ(1)を作動させることにより、前記制御ホイール(2)のアーバ(19)は円形の軌道上を動き、
    前記補正用ピニオン(3、4、5、6)のそれぞれは、前記軌道付近に配設され、
    前記補正用ピニオンそれぞれの基本半径は、前記制御ホイールの基本半径に噛み合うよう寸法決めされる
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の補正デバイス。
  4. 前記プッシャ(1)を作動させると、前記円形の軌道上における前記制御ホイール(2)の前記アーバ(19)の運動と同時に、前記制御ホイール(2)はそれ自体の上で回転し、これにより、前記制御ホイールが離れる前記補正用ピニオン(4)及び前記制御ホイールが係合する前記補正用ピニオン(3)を固定したまま保持する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の補正デバイス。
  5. −第1のバネ(15)によって押し戻されるレバーシステム(11、35)であって、前記システムは、前記プッシャ(1)が当接することができる踵部(12)、及び、星形部(14)の歯(30)を作動させるよう配設される嘴部(13)を備え、前記星形部は、補正すべき前記時間に関連する機能の数と同数のN個の前記歯を有し、第2のバネ(23)によって押し戻されるジャンパバネ(22)が前記星形部(14)の2つの前記歯の間の空間を占める、レバーシステム(11、35);
    −前記星形部(14)と同軸に固定されて、第1のアーバ(17)上で自由に回転する第1のアセンブリを形成する、星形車(16)であって、中央ピニオン(18)が固定される中央ホイール(24)から形成される第2のアセンブリが、前記第1のアーバ(17)の周りを自由に回転する、星形車(16);
    −前記星形車(16)に固定されて、前記制御ホイール(2)がその周りを自由に回転する回転軸として作用する、第2のアーバ(19)であって、前記制御ホイール(2)は、遊星歯車のように前記中央ピニオン(18)と噛み合い、前記制御ホイール(2)は、前記機能補正用ピニオン(3、4、5、6)の1つと噛み合う、第2のアーバ(19); −主中間ピニオン(21)が固定される主中間ホイール(20)から形成される第3のアセンブリであって、前記主中間ピニオン(21)は、第1の中間ホイール(40)を介して前記星形車(16)と噛み合う、第3のアセンブリ;及び、
    −前記主中間ホイール(20)によって、又は、前記ステム(7)が制御する歯車列(47、43、44、45、46)のうち最後のホイールセット(46)によって、駆動することができる、前記中央ホイール(24)と常に噛み合っている第2の中間ホイール(41)を含む
    ことを特徴とする、請求項3に記載の補正デバイス。
  6. 前記第2の中間ホイール(41)は、前記中央ホイール(24)を担持する前記第1のアーバ(17)の周りで枢動する連結解除アーム(42)上に設置され、
    前記連結解除アーム(42)は、第3のバネ(51)によって押し戻される制御レバー(50)によって制御され、
    前記レバー(50)は、前記プッシャ(1)によって作動される前記レバーシステム(11、35)によって制御される
    ことを特徴とする、請求項5に記載の補正デバイス。
  7. 前記星形部(14)は、前記制御ホイール(2)が前記補正用ピニオン(3、4、5、6)のいずれとも噛み合わない、追加の静止機能を提供するために、N+1個の前記歯(30)を含む
    ことを特徴とする、請求項5に記載の補正デバイス。
  8. 前記星形部(14)及び星形車(16)から形成される前記第1のアセンブリは、ディスク(48)を担持し、
    前記ディスク(48)には、様々な補正可能な機能(49)が刻まれ、
    補正可能な機能(53)は前記時計の文字盤(55)に作製された開口部(52)から見える
    ことを特徴とする、請求項5に記載の補正デバイス。
  9. 一方では、前記プッシャ(1)を押圧すると、前記制御ホイール(2)はある前記補正用ピニオン(4)から別の前記補正用ピニオン(3)へと移動し、
    前記プッシャ(1)は、前記星形部(14)を、前記星形部(14)の前記歯(30)の1つを押圧する前記レバーシステム(11、35)の前記嘴部(13)を介して1段階だけ前進させ、
    前記前進により、前記星形車(16)及びこれが担持する前記制御ホイール(2)は新たな位置に前進すること、並びに、
    他方では、前記プッシャ(1)を押圧すると、前記制御ホイール(2)の前記アーバ(19)の円運動と同時に、前記制御ホイール(2)がそれ自体の上で回転し、これにより、前記回転は、前記制御ホイールが離れる前記補正用ピニオン(4)、及び前記制御ホイールが係合する前記補正用ピニオン(3)を固定し、
    前記第2の中間ホイール(41)は、前記主中間ホイール(20)と噛み合い、
    前記制御ホイール(2)、前記中央ピニオン(18)、前記中央ホイール(24)、前記主中間ホイール(20)、前記主中間ピニオン(21)、及び前記星形車(16)を備える動力学的連鎖を形成する基本半径は、前記回転を保証するよう寸法決めされる
    ことを特徴とする、請求項5に記載の補正デバイス。
  10. 前記ステム(7)をある方向又は他の方向に回転させることにより、前記プッシャ(1)により選択された前記時間に関係する機能を、加算又は減算によって補正し、
    前記プッシャを解放し、
    前記回転は、前記歯車列(47、43、44、45、46)を、前記中央ホイール(24)と噛み合わせ、その前記最後のホイールセット(46)は前記第2の中間ホイール(41)を介して、前記中央ホイール(24)を駆動し、
    前記中央ホイール(24)は、そこに接続される前記中央ピニオン(18)を駆動し、 前記中央ピニオンは前記制御ホイール(2)を駆動し、
    最終的に前記制御ホイール(2)はある方向又は他の方向に、前記機能補正用ピニオン(3)を駆動する
    ことを特徴とする、請求項5に記載の補正デバイス。
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