JP5722480B1 - 電力割当制御システム - Google Patents

電力割当制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5722480B1
JP5722480B1 JP2014058004A JP2014058004A JP5722480B1 JP 5722480 B1 JP5722480 B1 JP 5722480B1 JP 2014058004 A JP2014058004 A JP 2014058004A JP 2014058004 A JP2014058004 A JP 2014058004A JP 5722480 B1 JP5722480 B1 JP 5722480B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
unit
load device
value
algorithm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014058004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015186279A (ja
Inventor
真実 田中
真実 田中
明比 輝一
輝一 明比
昌文 滝山田
昌文 滝山田
雅昭 吉田
雅昭 吉田
宏幸 吉水
宏幸 吉水
有 藤田
有 藤田
尚之 森本
尚之 森本
Original Assignee
株式会社エネゲート
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エネゲート filed Critical 株式会社エネゲート
Priority to JP2014058004A priority Critical patent/JP5722480B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5722480B1 publication Critical patent/JP5722480B1/ja
Publication of JP2015186279A publication Critical patent/JP2015186279A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/30Systems integrating technologies related to power network operation and communication or information technologies for improving the carbon footprint of the management of residential or tertiary loads, i.e. smart grids as climate change mitigation technology in the buildings sector, including also the last stages of power distribution and the control, monitoring or operating management systems at local level
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/20Smart grids as enabling technology in buildings sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S20/00Management or operation of end-user stationary applications or the last stages of power distribution; Controlling, monitoring or operating thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S20/00Management or operation of end-user stationary applications or the last stages of power distribution; Controlling, monitoring or operating thereof
    • Y04S20/20End-user application control systems
    • Y04S20/242Home appliances

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

【課題】家電機器ごとの価値をパラメータとして家電機器への電力供給を最適化する。【解決手段】複数の家電機器11が接続されるコンセント部12と、家電機器11の電力データを計測する計測部13と、家電機器11をオンオフする開閉部14と、複数の家電機器11が無線で接続される通信部15と、計測部13から出力される電力データに基づいて開閉部14を介して家電機器11のオンオフを制御し、かつ、通信部15を介して家電機器11の電力データを計測すると共にその電力データに基づいて家電機器11のオンオフを制御する制御部16とで構成された電源タップ17を備える。制御部16は、全ての家電機器11による電力データの総和を上限値以下にすると共に家電機器11の価値が最大となるように最適な家電機器11を選択し、選択された家電機器11への電力供給を可能にするナップザックアルゴリズムに基づいて、家電機器11の出力を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の負荷機器への電力供給を最適化して自動的に制御する電力割当制御システムに関する。
例えば、一般家庭では、冷蔵庫、照明器具、掃除機、扇風機やエアコン等からなる複数の負荷機器である家電機器が設置されている。このように、一般家庭で使用される家電機器が多種に亘ることから、分電盤のブレーカにより全ての家電機器の電力供給が一斉に遮断される前に、家電機器の種別に応じてその家電機器への電力供給状態を任意に制御できるようにすることが要望されていた。
この要望に鑑みて、本出願人は、家電機器の種別に応じてその家電機器への電力供給を任意に制御し得る電源タップを先に提案している(例えば、特許文献1参照)。
この電源タップは、複数個のコンセントを有し、それらコンセントに接続される家電機器に対して電力供給遮断機能を具備するもので、コンセントごとに設定された閾値に基づいて家電機器への電力供給を遮断する遮断部をコンセントごとに設け、その遮断部をコンセントごとに制御する処理部は、電力供給遮断に関するコンセントの優先順位を複数個のコンセントに対して個別に設定変更可能にしたものである。
特開2012−203991号公報
ところで、特許文献1に開示された電源タップでは、多種に亘る家電機器の種別に応じてその家電機器への電力供給状態を任意に制御することができ、それぞれのコンセントに接続された各家電機器の種別に合致した最適な電力供給制御を実現することができる。
しかしながら、前述の電源タップでは、電力供給遮断に関するコンセントの優先順位に基づいて、家電機器の電力データがコンセントごとに設定された閾値以上になった時点でその家電機器への電力供給が遮断されることになる。このような制御では、使用者が必要とする家電機器の電力供給が遮断されてしまうことがあり、また、省エネやピークカットを目的とした家電機器の電力マネジメントを実現することも困難であった。
一方、家電機器は、異なった種類の機能を持っており、その使用者は利便性や欲求のために家電機器を機能によって異なった時刻に使用する。また、家電機器は、その機能によって使用者に重要度を与えるものであり、その重要度は家電機器によって異なり、同じ家電機器でも使用者によって異なったり、同じ使用者でも使用時刻によって異なったりするものである。そして、この家電機器の重要度は大きい方がよいことは明らかである。
また、家電機器は、動作するために電力(例えば積算電力)を消費し、これら複数の家電機器の総電力は、省エネ等の観点から少ない方がよいことは明らかである。さらに、家電機器の電源には、一時に使用できる電力(例えば瞬時電力)に制限があり、それらの電力についても少ない方がよいことは明らかである。
以上のことから、使用者の生活パターンや環境情報を用いて家電機器ごとに重要度を決定し、その重要度をパラメータとして各家電機器への電力供給を最適化して自動的に制御することが要望されている。
そこで、本発明は前述の要望に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、家電機器の電力マネジメントの観点から、家電機器ごとに決定された重要度をパラメータとして家電機器への電力供給を最適化し得る電力割当制御システムを提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明に係る電力割当制御システムは、複数の負荷機器が接続されるコンセント部と、負荷機器の電力データを計測する計測部と、負荷機器をオンオフする開閉部と、複数の負荷機器が無線で接続される通信部と、計測部から出力される電力データに基づいて開閉部を介して負荷機器のオンオフを制御し、かつ、通信部を介して負荷機器の電力データを計測すると共にその電力データに基づいて負荷機器のオンオフを制御する制御部とで構成された電源タップを備え、制御部は、コンセント部および通信部に接続された全ての負荷機器による電力データの総和を上限値以下にすると共に、使用者に対する負荷機器の価値をパラメータとして設定された固定値あるいは変動値の総和が最大となるように全ての負荷機器から最適な負荷機器を選択し、選択された負荷機器への電力供給を可能にするアルゴリズムに基づいて、負荷機器のオンオフ制御に加えて、オンオフ以外で出力調整可能な負荷機器の出力制御を可能としたことを特徴とする。
本発明では、電源タップの制御部により、アルゴリズムに基づいて、負荷機器のオンオフ制御に加えて、オンオフ以外で出力調整可能な負荷機器の出力制御を可能としたことで、使用者の生活パターンや環境情報を用いて負荷機器ごとに決定される重要度をパラメータとして負荷機器への電力供給を最適化して自動的に制御することができるので、省エネやピークカットを目的とした負荷機器の電力マネジメントを容易に実現することができる。
本発明におけるアルゴリズムは、コンセント部および通信部に接続された全ての負荷機器による突入電流の総和を上限値以下にすると共に、使用者に対する負荷機器の価値をパラメータとして設定された固定値あるいは変動値の総和が最大となるように全ての負荷機器から最適な負荷機器を選択し、選択された負荷機器への電力供給を可能にする機能を持たせることも可能である。このような機能を持つアルゴリズムを利用すれば、複数の負荷機器に対する同時電源投入による突入電流の重なりを回避することができる。
本発明におけるアルゴリズムは、電源タップの制御部に実装されていることが望ましい。このように、アルゴリズムを電源タップの制御部に実装すれば、電源タップ単体で電力割当制御システムを構成することができる。その結果、負荷機器のオンオフ制御、およびオンオフ以外で出力調整可能な負荷機器の出力制御における処理時間を短縮することができ、応答性の向上が図れる。
本発明におけるアルゴリズムは、電源タップの通信部に無線で接続した外部コントローラに実装されていることが望ましい。このように、アルゴリズムを電源タップの通信部に無線で接続した外部コントローラに実装すれば、この外部コントローラに複数の電源タップが対応して設けられている場合に有効である。つまり、外部コントローラと複数個の電源タップとで電力割当制御システムを構成した場合、複数個の電源タップを外部コントローラで集中管理することができる。
本発明におけるアルゴリズムは、ナップザックアルゴリズムであることが望ましい。このように、アルゴリズムをナップザックアルゴリズムで構築すれば、負荷機器への電力供給の最適化を容易に実現することができる。
本発明によれば、電源タップの制御部により、アルゴリズムに基づいて、負荷機器のオンオフ制御に加えて、オンオフ以外で出力調整可能な負荷機器の出力制御を可能としたことで、使用者の生活パターンや環境情報を用いて負荷機器ごとに決定される重要度をパラメータとして負荷機器への電力供給を最適化して自動的に制御することができるので、使用者が負荷機器を使用する上で不便さを感じることなく、省エネやピークカットを目的とした負荷機器の電力マネジメントを容易に実現することができる。
本発明に係る電力割当制御システムの実施形態で、電源タップにナップザックアルゴリズムを実装した例を示す概略構成図である。 本発明に係る電力割当制御システムの他の実施形態で、外部コントローラにナップザックアルゴリズムを実装した例を示す概略構成図である。 電源タップ単体で電力割当制御システムを構成した場合の使用例を説明するための概略構成図である。 外部コントローラと複数個の電源タップとで電力割当制御システムを構成した場合の使用例を説明するための概略構成図である。
本発明に係る電力割当制御システムの実施形態を、図1〜図4を参照しながら以下に詳述する。
図1に示す実施形態における電力割当制御システムは、複数の負荷機器である家電機器11のうち、例えば扇風機11a、照明器具11b、掃除機11cおよび冷蔵庫11dが接続されるコンセント部12と、扇風機11a、照明器具11b、掃除機11cおよび冷蔵庫11dの電力データを計測する計測部13と、扇風機11a、照明器具11b、掃除機11cおよび冷蔵庫11dをオンオフする開閉部14と、例えばエアコン11eが無線で接続される通信部15と、計測部15から出力される電力データに基づいて開閉部14を介して扇風機11a、照明器具11b、掃除機11cおよび冷蔵庫11dのオンオフを制御し、かつ、通信部15を介してエアコン11eの電力データを計測すると共にその電力データに基づいてエアコン11eのオンオフを制御する制御部16とで構成された電源タップ17を備えている。
この実施形態では、電源タップ17単体で電力割当制御システムを構成している。以下、一つの電源タップ17について詳述するが、一般家庭で複数個の電源タップ17を使用する場合、それぞれの電源タップ17についても同様である。
この電源タップ17のコンセント部12は、家電機器11の数に対応させた数、例えば、扇風機11a、照明器具11b、掃除機11cおよび冷蔵庫11d用の4つのコンセント12a〜12dを有する。各コンセント12a〜12dに、扇風機11a、照明器具11b、掃除機11cおよび冷蔵庫11dが電気的に接続される。計測部13は、コンセント部12の各コンセント12a〜12dに接続された計測機構13a〜13dを具備する。各計測機構13a〜13dは、電力センサにより家電機器11の電流、電圧および消費電力からなる電力データを計測する。開閉部14は、計測部13の各計測機構13a〜13dに接続された開閉機構14a〜14dを具備する。各開閉機構14a〜14dは、リレーによる接点開閉動作でもって家電機器11への電力供給およびその遮断、つまり、家電機器11のオンオフを切り替える。
以上で説明したコンセント12a〜12d、計測機構13a〜13dおよび開閉機構14a〜14dからなる家電機器11ごとの直列回路が電源タップ11の電源コードに並列接続されている。通信部15は、例えば、Wi−Fiによりエアコン11eと無線で通信可能であり、エアコン11eからの電力データの受信やエアコン11eへの制御命令の送信などをTCP/IP通信で実行する。
ここで、前述した家電機器11には、電源タップ17のコンセント12a〜12dに接続された扇風機11a、照明器具11b、掃除機11cおよび冷蔵庫11dのようにオンオフ制御のみのもの以外に、電源タップ17の通信部15を介して接続されたエアコン11eのようにオンオフ制御だけでなく、リモコン操作により強弱を連続的あるいは段階的に調整する出力制御が可能なものがある。
また、コンセント12a〜12dに接続された家電機器11であっても、照明器具11bには、リモコン操作により明暗を連続的あるいは段階的に調整する出力制御が可能なものもある。このような照明器具11bは、エアコン11eと同様、通信部15を介して照明器具11bからの電力データおよび照明器具11bへの制御命令のやり取りが実行される。
以上のように、オンオフ制御のみが実行される家電機器11や、オンオフ制御だけでなく、出力調整可能な出力制御が実行される家電機器11があり、一般家庭に設置される家電機器11は多種多様に亘っている。
電源タップ17の制御部16は、CPUで構成され、コンセント部12および通信部15に接続された全ての家電機器11、つまり、扇風機11a、照明器具11b、掃除機11c、冷蔵庫11dおよびエアコン11eによる電力データの総和を上限値以下にすると共に、使用者に対する家電機器11の価値が最大となるように全ての家電機器11から最適な家電機器11を選択し、選択された家電機器11への電力供給を可能にするアルゴリズム、例えばナップザックアルゴリズムに基づいて、家電機器11のオンオフ制御に加えて、オンオフ以外で出力調整可能な家電機器11の出力制御を可能とする。
このナップザックアルゴリズムは、使用者の生活パターンや環境情報を用いて家電機器11ごとに決定される重要度(価値)をパラメータとして家電機器11への電力供給を最適化して自動的に制御する機能を具備するものである。つまり、使用者が必要となる家電機器11に電力を適正に割り当てることにより、家電機器11への電力供給を最適化するものである。
この実施形態では、ナップザックアルゴリズムを電源タップ17の制御部16に実装している。つまり、ナップザックアルゴリズムを構築したプログラムを制御部16(CPU)に組み込んでいる。このように、ナップザックアルゴリズムを電源タップ17の制御部16に実装することにより、電源タップ17単体で電力割当制御システムを構成することができる。その結果、家電機器11のオンオフ制御、およびオンオフ以外で出力調整可能な家電機器11の出力制御における処理時間を短縮することができ、応答性の向上が図れる。
なお、図2に示すように、ナップザックアルゴリズムは、電源タップ17の制御部16に実装せずに、外部コントローラ18(パソコン)に実装することも可能である。この場合、外部コントローラ18は、Wi−Fiにより電源タップ17の通信部15と無線で通信可能であり、外部コントローラ18と電源タップ17の制御部16とのデータおよび制御命令のやり取りはTCP/IP通信で実行される。
このナップザックアルゴリズムを利用した電力供給の最適化を図3に示す具体例で以下に詳述する。なお、以下の説明では、扇風機11a、照明器具11b、掃除機11c、冷蔵庫11dおよびエアコン11eを例示するが、他の家電機器11にも適用可能である。また、各家電機器11の価値および消費電力についても、その数値は一つの例示である。図3に示す具体例において、扇風機11a、照明器具11b、掃除機11c、冷蔵庫11dおよびエアコン11eからなる各家電機器11の価値および消費電力は下表のとおりである。
Figure 0005722480
家電機器11の価値については、使用者の生活パターンや環境情報を用いて家電機器11ごとに決定される重要度であり、パラメータとして制御部16に記憶させることにより設定される。この価値は、固定値として設定する以外に、使用者の生活パターンや環境情報(時間や季節など)に応じて異なることから、変動値として設定することも可能である。この価値を手動で設定する以外に自動で設定する場合には、制御部16に組み込まれたタイマーや、家電機器11に設けれた温度センサ等の各種センサを利用すればよい。
一方、家電機器11のうち、扇風機11a、照明器具11b、掃除機11c、冷蔵庫11dの消費電力は、電源タップ17の計測部13の各計測機構13a〜13dにより測定された電力データであり、その電力データを制御部16に記憶させることにより設定される。また、エアコン11eの消費電力は、電源タップ17の通信部15で受信した電力データであり、その電力データを制御部16に記憶させることにより設定される。
電源タップ17では、扇風機11a、照明器具11b、掃除機11c、冷蔵庫11dおよびエアコン11eによる電力データである消費電力の総和を上限値以下にすると共に、制御部16に組み込まれたナップザックアルゴリズムに基づいて、使用者に対する家電機器11の価値が最大となるように全ての家電機器11から最適な家電機器11を選択し、選択された家電機器11への電力供給を可能にする。家電機器11のうち、扇風機11a、照明器具11b、掃除機11c、冷蔵庫11dのオンオフは、制御部16からの制御命令により開閉部14の開閉機構で実行され、エアコン11eのオンオフは、制御部16からの制御命令により通信部15を介して実行される。
例えば、家電機器11の消費電力の総和の上限値を200Wとした場合、ナップザックアルゴリズムにより、消費電力の上限値の範囲内で、家電機器11の価値が最大となるように、消費電力が150Wで価値が80の冷蔵庫11dと、消費電力が60で価値が60の扇風機11aを選択する。その結果、冷蔵庫11dと扇風機11aをオンすると共にエアコン11eと掃除機11cと照明器具11bをオフすることにより、冷蔵庫11dと扇風機11aのみに電力を供給する。このように、冷蔵庫11dと扇風機11aを選択すれば、家電機器11の消費電力の総和が190Wで上限値以下であり、家電機器11の価値の総和が140で最大値となる。
例えば、家電機器11の消費電力の総和の上限値を400Wとした場合、ナップザックアルゴリズムにより、消費電力の上限値の範囲内で、家電機器11の価値が最大となるように、消費電力が200Wで価値が90のエアコン11eと、消費電力が150Wで価値が80の冷蔵庫11dと、消費電力が40で価値が60の扇風機11aを選択する。その結果、エアコン11eと冷蔵庫11dと扇風機11aをオンする共に掃除機11cと照明器具11bをオフすることにより、エアコン11eと冷蔵庫11dと扇風機11aのみに電力を供給する。このように、エアコン11eと冷蔵庫11dと扇風機11aを選択すれば、家電機器11の消費電力の総和が390Wで上限値以下であり、家電機器11の価値の総和が230で最大値となる。
ここで、一般家庭に設置されている家電機器11には、前述したようなオンオフ制御だけでなく、リモコン操作により強弱を連続的あるいは段階的に調整する出力制御が可能なエアコン11eがある。このエアコン11eは、電源タップ17とWi−Fiにより無線で通信可能であり、電源タップ17の制御部16では通信部15を介してエアコン11eからの電力データの受信やエアコン11eへの制御命令の送信などをTCP/IP通信で実行する。
従って、制御部16に組み込まれたナップザックアルゴリズムに基づいて、エアコン11eを含む家電機器11の消費電力の総和を上限値以下の範囲内で、エアコン11eを含む家電機器11の価値の総和が最大となるように、エアコン11eをオンオフ制御だけでなく、そのエアコン11eの強弱を連続的あるいは段階的に調整する出力制御が可能となる。なお、エアコン11eの出力制御は、強弱以外の各種モードにも適用可能である。
このように、電源タップ17の制御部16により、ナップザックアルゴリズムに基づいて、家電機器11のオンオフ制御に加えて、オンオフ以外で出力調整可能な家電機器11の出力制御を可能としたことで、使用者の生活パターンや環境情報を用いて家電機器11ごとに決定される重要度(価値)をパラメータとして家電機器11への電力供給を最適化して自動的に制御することができる。その結果、使用者が家電機器11を使用する上で不便さを感じることなく、省エネやピークカットを目的とした家電機器11の電力マネジメントを容易に実現することができる。
なお、前述した実施形態では、省エネを目的とした家電機器11の電力マネジメントの観点から家電機器11の消費電力についてナップザックアルゴリズムを利用した場合について説明したが、ピークカットを目的とした家電機器11の電力マネジメントの観点から、ナップザックアルゴリズムについて、家電機器11による突入電流の総和を上限値以下にすると共に、その家電機器11の価値が最大となるように全ての家電機器11から最適な家電機器11を選択し、選択された家電機器11への電力供給を可能にする機能を持たせることも可能である。このような機能を持つナップザックアルゴリズムを利用すれば、複数の家電機器11に対する同時電源投入による突入電流の重なりを回避することができる。
また、前述の実施形態では、電源タップ17単体で電力割当制御システムを構成し、その電源タップ17の制御部16にナップザックアルゴリズムを組み込んだ場合について説明したが、一般家庭では、複数個の電源タップ17が設置されていることから、図4に示すように、複数個の電源タップ17に対して、一つの外部コントローラ18(パソコン)を設置し、この外部コントローラ18にナップザックアルゴリズムを組み込むようにすればよい。
このように、外部コントローラ18と複数個の電源タップ17とで電力割当制御システムを構成した場合、複数個の電源タップ17を外部コントローラ18で集中管理することができる。この場合、各電源タップ17の制御部16にナップザックアルゴリズムを組み込む必要がないので、各電源タップ17の制御部16のソフトウェア構成を簡略化することができる。なお、各電源タップ17におけるナップザックアルゴリズムを利用した電力供給の最適化については、電源タップ17単体で電力割当制御システムを構成した前述の実施形態と同様であるため、重複説明は省略する。
また、前述の実施形態では、ナップザックアルゴリズムについて説明したが、本発明はこれに限定されることなく、他のアルゴリズム、例えば、電力供給量に比例して価値が得られるような家電機器の場合には、線形計画アルゴリズムが適用可能である。さらに、電力供給量に比例して価値が得られる家電機器と、完全に供給されない限り価値が得られない家電機器とが混在する場合には、混合整数計画アルゴリズムが適用可能である。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
11 負荷機器(家電機器)
12 コンセント部
13 計測部
14 開閉部
15 通信部
16 制御部
17 電源タップ
18 外部コントローラ

Claims (5)

  1. 複数の負荷機器が接続されるコンセント部と、前記負荷機器の電力データを計測する計測部と、前記負荷機器をオンオフする開閉部と、複数の負荷機器が無線で接続される通信部と、前記計測部から出力される電力データに基づいて前記開閉部を介して負荷機器のオンオフを制御し、かつ、前記通信部を介して負荷機器の電力データを計測すると共にその電力データに基づいて負荷機器のオンオフを制御する制御部とで構成された電源タップを備え、
    前記制御部は、コンセント部および通信部に接続された全ての負荷機器による電力データの総和を上限値以下にすると共に、使用者に対する負荷機器の価値をパラメータとして設定された固定値あるいは変動値の総和が最大となるように全ての負荷機器から最適な負荷機器を選択し、選択された負荷機器への電力供給を可能にするアルゴリズムに基づいて、負荷機器のオンオフ制御に加えて、オンオフ以外で出力調整可能な負荷機器の出力制御を可能としたことを特徴とする電力割当制御システム。
  2. 前記アルゴリズムは、コンセント部および通信部に接続された全ての負荷機器による突入電流の総和を上限値以下にすると共に、使用者に対する負荷機器の価値をパラメータとして設定された固定値あるいは変動値の総和が最大となるように全ての負荷機器から最適な負荷機器を選択し、選択された負荷機器への電力供給を可能にする請求項1に記載の電力割当制御システム。
  3. 前記アルゴリズムは、前記電源タップの制御部に実装されている請求項1又は2に記載の電力割当制御システム。
  4. 前記アルゴリズムは、前記電源タップの通信部に無線で接続した外部コントローラに実装されている請求項1又は2に記載の電力割当制御システム。
  5. 前記アルゴリズムがナップザックアルゴリズムである請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力割当制御システム。
JP2014058004A 2014-03-20 2014-03-20 電力割当制御システム Active JP5722480B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014058004A JP5722480B1 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 電力割当制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014058004A JP5722480B1 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 電力割当制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5722480B1 true JP5722480B1 (ja) 2015-05-20
JP2015186279A JP2015186279A (ja) 2015-10-22

Family

ID=53277913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014058004A Active JP5722480B1 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 電力割当制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5722480B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190030053A (ko) * 2017-09-13 2019-03-21 주식회사 에카디자인 모바일 광고가 가능한 유무선충전 시스템
KR101938605B1 (ko) * 2017-09-13 2019-04-10 주식회사 필라멘트앤코 가구 설치용 전원공급 장치 및 이를 포함하는 스마트 가구

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012175153A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報流通制御装置及び通信システム
JP2012205393A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Nec Corp 電力の運転制御装置、電力の運転制御方法、プログラム、電力の自立運転制御システム
JP2013198269A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Daiwa House Industry Co Ltd エネルギー供給システム及びエネルギー供給方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012175153A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報流通制御装置及び通信システム
JP2012205393A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Nec Corp 電力の運転制御装置、電力の運転制御方法、プログラム、電力の自立運転制御システム
JP2013198269A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Daiwa House Industry Co Ltd エネルギー供給システム及びエネルギー供給方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015186279A (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11650554B2 (en) Energy savings selector tool
US20170070090A1 (en) Smart electrical outlet
WO2011125941A1 (ja) 機器制御システム
US11612045B2 (en) Systems and methods to allow for a smart device
WO2010079747A1 (ja) 電力制御システム、電力制御システムの制御方法及びプログラム
WO2011162405A1 (ja) 複数の電気機器を効率的に動作させる電気管理システム、及びそのための電気機器、中央管理装置、コンピュータプログラムとその記憶媒体、並びに中央管理装置における電気機器の管理方法
US20120319477A1 (en) Lighting system
US20110115622A1 (en) Solar Powered Portable Control Panel
RU2014141582A (ru) Модуль управления сбросом нагрузки для использования с электрогенератором
IL228749A (en) Wifi controlled switching method and device
JP2010161828A (ja) 電力制御システム、電力制御システムの制御方法及びプログラム
US20150256032A1 (en) Load control system
JP5722480B1 (ja) 電力割当制御システム
JP6392522B2 (ja) 操作端末、プログラム、及び方法
JP5558430B2 (ja) 電気機器デマンド制御システム
WO2013070279A1 (en) Lighting system
JP6671479B2 (ja) 電気機器、消費電力削減システム、通信アダプタ及び消費電力削減方法
CN106846768A (zh) 家用电器的便携式控制装置和家用电器的控制系统
JP2014192937A5 (ja)
WO2015079493A1 (ja) エネルギー管理システム、電力計測装置、負荷機器、通信アダプタ、システムコントローラ、エネルギー管理方法及びプログラム
JP7474433B2 (ja) 電力制御装置、電力制御システム及び電力制御方法
JP7174147B2 (ja) 家庭用電気機器の制御方法、制御システム、家庭用電気センター
CN210569052U (zh) 线控器和电器控制系统
CN107461880B (zh) 空调器、终端及具有空调器和终端的空调系统
JP2018007385A (ja) 管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5722480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250