JP5720037B2 - 刃圧調整自動切断装置 - Google Patents

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Description

本願発明は長大で頑強な構造物や物体の切断において、被切断物の形状及び切断個所の材質に応じて切断刃の交換及び刃圧(切込方向の抗力)の調整が可能で、小動力で静穏な、騒音や粉塵飛散を極力低減した刃圧調整自動切断装置であって、特にFRP(繊維強化プラスチック)船や風力発電のFRP羽根等の強化繊維及び化学物質が飛散し易い素材及び心材等に木材や発泡体や石粉もしくは金属等、様々な物体が内包された構造物の現場切断に活用できるものである。
従来、FRP廃船や風力発電のFRP羽根等、長大頑強な構造物や物体を切断解体するときには、パワーショベル等の建設機械でのせん断解体が主流である。また、ダイヤモンドワイヤーソー切断装置や電動カッター、エンジンカッター、チェーンソー、などにより切断解体処理するときには、水の注水噴霧や集塵装置が併用されている。
そこで、頑強で強靭なFRP廃船や風力発電FRP羽等の解体処理は、強化繊維等粉塵の飛散や騒音が激しいため、認可を受けた処理場又は粉塵及び騒音等が一般民間人に影響を及ぼさない特定な場所まで運搬し、建設機械等で解体されている。
そのためには、長大なFRP廃船等は運搬に大型のトラック及びクレーンを必要とする。更に、陸上運搬が困難なFRP廃船等の長大なFRP構造物も存在し、この為、運搬及び解体処理に多大なコストを要している。このようなことからリサイクルが進展せず、不法繋留・放置艇等が増大する現状にある。
コンクリート構造物等を切断する、無端のダイヤモンドワイヤーソーの張力を錘の重量により一定に保ち、手動やモーター駆動の独立に移動させるガイドプーリーを用いて切り込み速度を制御することにより急激なワイヤーソーの屈曲を防止する技術等が開示されている。(特許文献1又は特許文献2参照)
又、長尺のチェーンソーをクレーンに取付け、構造物を切断する装置も開示されている。(特許文献3参照)
更に、極細の鋼線にダイヤモンド粒子等を電気メッキ(電着)や樹脂接着でコーティングした長尺の巻回した極細のワイヤーソーでシリコン結晶等を往復走行させ切断する装置が(インターネット等で公開)知られている。
特許文献1又は特許文献2に開示された装置は、無端のダイヤモンドワイヤーソーを用い所定の方向に走行させ、重錘により切断刃の張力を一定に保ち、被切断物を挟んだ移動式ガイドプーリーを独立に移動させる移動装置を用いて切込方向への切込速度を制御しながら切断する装置で、切断刃の刃圧は切込進行とともに変化し移動式ガイドプーリーの位置をそれぞれ制御する必要があり剛性の切断刃は使用する事が出来ない。
また、特許文献3に記載のチェーンソー装置を含めて従来の装置は、切断線の幅(刃の厚み)が広く、切断刃の走行速度が高速で高動力のため粉塵の飛散や騒音が発生し易く、装置が大掛りでワイヤーソー等の破断時の防御装置や騒音と集塵の対策及び装置自体にコストがかかり、リサイクルに於ける費用対効果に問題がある。
さらにまた、手動切断の場合は危険で粉塵や騒音により作業環境が悪く、心材並びに内部構造が手動切断不可能な構造物も存在する。更に、切断巾が3mを超え木材や発泡体もしくは金属や石粉等を内包して固めた物体を切断する極細のワイヤーソー切断装置は見受けられない。
特にFRP廃船や風力発電のFRP羽等、繊維強化プラスチックの構造物は弾力性に富み強靭で切断解体時に強化繊維(ガラス繊維等)や化学物質(樹脂)の飛散や騒音が激しいため廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)上問題が多く、通常の公共港湾現場での切断解体は行われていない。故に、FRP廃船等の長大頑強な廃棄物の処理及びリサイクルの進展は、如何に粉塵の飛散及び騒音を抑た低コストの装置で、現場での切断解体ができるかにかかっている。
特開平7-76014号特許公開公報 特開平5-98813号特許公開公報 特開平10-184036号特許公開公報
本願発明の課題は、長大頑強な構造物や物体の切断において、特に複合材を素材とした長大な構造物であるFRP船や風力発電FRP羽根等、心材に木材や発泡体や石粉もしくは金属等、さまざまな物体が内包された切断巾の広い構造物の切断処理に関して、被切断物の切断場所や置かれた状況に応じて現場で組み立て及び分解するとともに被切断物の材質に適応したワイヤーソーや帯状刃等様々な切断刃を用い、切断刃の張力と刃圧(切込方向の抗力)とが微調整可能な切断装置であって、可能な限り切断刃の径や厚さ等切断線が細い切断刃を用いて切断屑の量や飛散及び騒音を抑えた、小型小動力の低コストの装置で一定刃圧のもと静穏に自動切断し、切断解体コスト及び運搬コストを低減して、本出願人が先に特許第4122299号において提示したような、FRPの加温処理技術と共にFRP構造物の再利用に資する刃圧調整自動切断装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、被切断物の切断に下記の手段を採用した。
本発明は、様々な切断刃を用いることのできる刃圧調整自動切断装置であって、被切断物に架け渡されて駆動する切断刃に、切込進行と共に張力付与機構の付与する一定の張力と、同切断刃を保持した切断刃保持具が切断刃より受ける張力に対向するように抗応する一対の切断刃保持具に帳設された刃圧調整具の張力との両張力のバランス調整により、切断刃にかかる張力及び刃圧と切込方向の切断刃保持具の相対位置とが切込進行時に常時一定に保たれ、静穏に自動切断されることを要旨とする。
請求項1に係る発明は、長大な構造物や物体の切断装置において、被切断物の切断面の両側に切込方向に沿って配置され切断距離を余した長さの軌道部を有した二辺の主枠と、前記軌道部に転支されて前記被切断物に切断刃が架け渡されるように保持された第1回動部を有した一対の切断刃保持具と、前記切断刃に切断動力を付与する駆動部及び切込進行と共に一定の張力を付与する張力付与機構を具備した動力装置と、前記二辺の軌道部の一方側端部に配設された一対の第2回動部と、同二辺の軌道部の他方側端部に配設された一対の第1錘索回動部と、前記架け渡された切断刃が前記一対の第2回動部それぞれを介して前記動力装置の駆動部へ案内されるように配設された第3回動部と、前記第1回動部及び前記一対の第2回動部及び前記第3回動部を介して前記動力装置の駆動部へ連結されて張架された前記切断刃と、前記一対の切断刃保持具が前記第1回動部を介して切込進行と共に前記切断刃より受ける切込抗力及び前記張力付与機構の張力に対向するように抗応する張力調整可能な刃圧調整具と、前記一対の切断刃保持具それぞれに一端が連結されて切込進行とともに受ける張力を前記刃圧調整具へ伝達する錘索と、前記一対の第1錘索回動部それぞれを介した前記錘索が共に前記刃圧調整具へ案内されるように配設された第2錘索回動部と、前記錘索の他端が前記一対の第1錘索回動部及び前記第2錘索回動部を介して連結された前記刃圧調整具とから構成されたことを特徴とする。
次に、請求項2に係る発明は、上記切断装置において、上記軌道部を有する二辺の主枠と、上記軌道部に転支され上記被切断物に切断に要する長さの剛性の切断刃が架け渡されるように保持される上記第1回動部を有した一対の切断刃保持具と、前記切断刃に往復動の切断動力を付与する往復動部を有した上記駆動部及び切込進行とともに一定の重量による重力張力を付与する上記張力付与機構を具備した動力装置と、前記切断刃の両端それぞれに一端が連結され前記切断動力及び前記重量による重力張力を伝達し保持する伝達索と、上記一対の切断刃保持具それぞれに一端が連結された上記錘索と、上記二辺の軌道部の一方側端部に配設された前記伝達索を案内する上記一対の第2回動部と、同軌道部の他方側端部に配設され上記錘索を案内する上記一対の第1錘索回動部と、上記一対の第2回動部それぞれを介した前記伝達索が上記動力装置の前記往復動部へ案内されるように配設された上記第3回動部と、上記一対の第1錘索回動部それぞれを介した上記錘索が共に同一箇所から重力方向へ案内されるように配設された上記第2錘索回動部と、前記伝達索の他端がそれぞれ上記第1回動部及び上記一対の第2回動部及び上記第3回動部を介して上記二辺の主枠に沿って周回され前記往復動部に連結されて張架された前記切断刃と、上記一対の切断刃保持具が前記第1回動部を介して切込進行とともに前記切断刃より受ける切込抗力及び前記動力装置の張力に対向するように抗応する上記張力調整可能な刃圧調整具と、上記錘索の他端が上記一対の第1錘索回動部及び上記第2錘索回動部を介して連結された上記刃圧調整具とから構成されたことを特徴とする。
次にまた、請求項3に係る発明は上記切断装置において、上記切断刃として帯状刃を用いるとともに、同帯状刃の両端を保持した一対の連結具と、同一対の連結具の刃側及び背側に一端が連結された二本ずつからなる上記伝達索と、上記一対の切断刃保持具それぞれに切込方向に間隔を有した二個所の上記第1回動部を設けるとともに、同第1回動部を介して前記二本ずつからなる伝達索により前記帯状刃の切断方向を定め、かつ、同二本ずつからなる伝達索の他端が上記一対の第2回動部ならびに上記第3回動部をそれぞれ介して上記二辺の主枠に沿って周回され上記往復動部に連結されて張架された前記帯状刃とから構成されたことを特徴とする。
更に、請求項4に係る発明は上記切断装置において、上記切断刃として可撓性ワイヤーソーを用いるとともに、同可撓性ワイヤーソーが上記第1回動部及び上記一対の第2回動部ならびに上記第3回動部それぞれを介して上記二辺の主枠に沿って周回され上記往復動部に連結されて張架された前記可撓性ワイヤーソーとから構成されたことを特徴とする。
更に次の、請求項5にかかる発明は上記切断装置において、上記切断刃として無端の可撓性ワイヤーソーを用いるとともに、上記動力装置の駆動部に一方向の上記切断動力を付与する駆動プーリーを備え、かつ、前記駆動プーリーへ案内されるように上記第3回動部が配設され、前記無端の可撓性ワイヤーソーが上記第1回動部及び上記一対の第2回動部ならびに前記第3回動部それぞれを介して上記二辺の主枠に沿って周回され前記駆動部に連結されて帳架された前記無端の可撓性ワイヤーソーとから構成されたことを特徴とする。
更にまた、請求項6にかかる発明は上記切断装置において、上記動力装置の駆動部に、毎分駆動回数の変換機構、及び又は、往復行程の調整機構を設けたことを特徴とする。
また次の、請求項7にかかる発明は上記切断装置において、上記切断刃保持具又は上記動力装置又は上記刃圧調整具が切込進行とともに移動する状況において、切込進行位置を設定する位置設定具と移動位置の検知器、及び又は、上記切断刃保持具又は上記動力装置又は上記刃圧調整具の急激な位置変動の検知器を備え、前記検知器をそれぞれ介して作動する警報を発信し上記切断動力を停止する警報装置を設けたことを特徴とする。
次ぎのまた、請求項8にかかる発明は上記切断装置において、上記被切断物の切断面の外縁部ならびに上記二辺の主枠及び上記切断刃保持具を内包して囲った外気側との遮蔽具を設けるとともに、同遮蔽具には外気側に通じる不活性流体の供給口、及び又は、切断粉塵や前記不活性流体の排出口を設けたことを特徴とする。
本発明の切断刃にかかる張力は張力付与機構の張力で、切断刃の被切断物に対する刃圧(切込方向の抗力)は張力付与機構の張力と対向に抗応する刃圧調整具の張力との差であり、一対の切断刃保持具から両錘索により連結された張力調整可能な刃圧調整具により切断刃保持具に保持された切断刃両端の切込方向の相対的位置が常時一定に保たれている。
このため、張力付与機構の張力と刃圧調整具の張力との調整により切断刃に適切な張力と刃圧とをかけることができ、切断時に切断刃の急激な屈曲や帯状刃のねじれを制御できる。
切断刃の張力と刃圧との微調整ができるため、直径が小さいワイヤーソーや厚さの薄い帯状刃等の様々な低コストの切断刃が用いることができ、切断屑や切断動力が少なく静穏に切断ができる。
二辺の主枠の方向を(張力に重量重力張力を用いた場合は動力装置への第3回動部第2錘索回動部の案内方向を、重力方向を基準に変える。)変えることにより被切断物を任意の方向、例えば、垂直方向や水平方向は勿論、切断物の再利用の状況によっては主枠及び軌道部を曲げることにより円弧や曲線状にも切断できる。
張力付与機構の張力と刃圧調整具の張力との両張力のバランス調整によって、同一の装置で切込方向を変え逆方向からも切断できる。また、両張力のバランスを変えることにより切込作動中に両切断刃保持具と切断刃とを切断の開始位置まで戻すことができ、容易に切断刃の交換ができる。
切込進行時に切断刃両端の切込方向の相対位置が常時一定に保たれているため、残された被切断物の難切断箇所に設定された刃圧が自動的にかかり、この保たれた切断刃と被切断物との角度で自動切断ができる。
刃圧調整具の張力が両錘索により一対の切断刃保持具にそれぞれ通常は半分ずつかかっているため、切込抗力や切込衝撃等の張力変動が切断刃保持具の第1回動部にかかり、切断刃保持具から錘索により連結された刃圧調整具に吸収され安定した切断ができる。
また、駆動プーリーを備えた駆動部に、無端(エンドレス)の可撓性ワイヤーソーを装着して、ワイヤーソーを一定方向に走行することにより、往復走行切断よりも、切断能率の向上が図れる。
動力装置の駆動部に、毎分駆動回数の調整機構(インバーター等)や駆動部に往復行程の調整機構(往復動部の調整孔・半径方向の取付け調整孔等)を設けて切断刃の走行速度や往復行程を適正に調整することで、騒音や粉塵の飛散を抑制した状態で切断できる。
また、切断刃保持具(又は動力装置又は刃圧調整具)が切込進行とともに移動し、切込進行した移動位置や急激な位置変動を検知して作動する、警報を発信し動力を停止する警報装置を設けることにより切断現場を無人化できる。
切断部を覆った遮蔽具の排出口からの吸引集塵や供給口からの水等の注水噴霧により粉塵(切断屑等)が自然風により飛散することを防ぐことができる。
また、切断部を覆った遮蔽具内に100℃ほどの熱水や水蒸気や発電機等の排気ガス等の不活性流体を供給口より供給することで、切断時の粉塵の発火等による火災の危険性がなく、汎用の不飽和ポリエステル樹脂で構成されたFRPの切断部が80℃(ガラス転移温度)以上に温度が上昇すると、FRP部の樹脂が軟化して材力が低下し切断時間が短縮され騒音及び切断刃の損耗が低減される。
本発明に係る実施例1を示す刃圧調整自動切断装置の正面図。 本発明に係る実施例1〜7の刃圧調整自動切断装置の側面図。 本発明に係る実施例1〜3の動力装置の要部説明図で、図3(a)は側面図、図3(b)は平面図である。 本発明に係る実施例2を示す刃圧調整自動切断装置の正面図。 本発明に係る実施例4の動力装置の要部説明図で、図5(a)は側面図、図5(b)は平面図である。 本発明に係る実施例2の帯状刃の切断刃を示す説明図で、図6(a)は帯状刃の両端より中央部の帯巾が弧状に巾広の状況を示し、図6(b)は刃側の帯巾が緩やかな波型形状の刃列からなる状況を示し、図6(c)は図6(b)のA部の刃先(ねずみ刃)拡大図である。 本発明に係る実施例2に於ける図4の切込方向(主枠の方向)と動力装置の設置位置を変えた場合を示す刃圧調整自動切断装置の正面図である。
上記構成の刃圧調整自動切断装置において、図示省略のトルクコントローラー等を用いて張力付与機構の張力及び刃圧調整具の張力(例えば、錘索の巻き込み、又は巻き戻しの速度を制御する。)を制御することも可能であるが、本実施例においては切断装置コスト低減のため張力付与機構及び刃圧調整具の張力に重力張力を利用した。
動力装置の具備した張力付与機構の切断刃にかけた(吊着錘等)重力張力と切断刃保持具に連結され対向に吊設した刃圧調整具(吊設錘等)の重力張力との調整により切断刃にかかる張力や切込方向の刃圧を設定し、被切断物の材質及び素材の厚さや巾により、刃のピッチや形状及び長さの適切な切断刃を用い、動力装置の毎分駆動回数の変換機構等により切断刃の走行速度を切断時の騒音や粉塵の飛散及び切断能率によって適切に設定し、警報装置等を装着し無人化して静穏に小動力で自動切断する。また、公共現場での切断においては、切断個所を遮蔽具で覆い、遮蔽具の供給口から切断部への水の注水噴霧や排出口からの集塵の対策を講じる。更に、遮蔽具で外気と遮蔽された切断部に不活性流体を供給して切断時の火災や粉塵の爆発等の発生を抑制する。更に又、100℃程度の不活性流体(湿り水蒸気や排気ガス等の加温流体)を供給して、FRP部の材力を低下させ切断時の動力及び騒音の発生を抑制し切断時間を短縮する。
以下、実施例において詳細に説明する。
本発明の切断刃6として剛性ワイヤーソー6yを用いて往復動切断の刃圧調整自動切断装置の一実施例を、図1及び図2及び図3に基づいて説明する。
図1において、支台5a等に載置された被切断物1の切断面1sの両側に切込方向に沿って配置され切断距離を余した長さの軌道部2a、2bを有する二辺の主枠2A、2Bと、軌道部2a、2bそれぞれに転支され剛性ワイヤーソー6yが被切断物1の切断開始位置に架け渡されるように保持された第1回動部4A、4Bを有する一対の切断刃保持具3A、3Bを備えている。
また、図1及び図3に図示する如く、往と復とに対称に作動する二箇所の往復動部7rを有した駆動部7kを備えると共に一定の重力張力(吊着錘8w等の重量張力)を切込進行とともに剛性ワイヤーソー6yに付与する張力付与機構8を具備した動力装置7が切断の状況に応じた適切な位置に設置されている。
更に、図1に示す如く、剛性ワイヤーソー6yの両端それぞれに一端が伝達索連結部9tで連結されて切断動力及び張力付与機構8の(吊着錘8w等の重量張力)重力張力が伝達される可撓性の伝達索9A、9Bを備え、また一対の切断刃保持具3A、3Bそれぞれに一端が連結された切込抗力及び吊設された吊設錘13wや刃圧調整具13等の重力張力を伝達し保持する可撓性の錘索11A、11Bを備えている。
更に又、主枠2A、2Bの軌道部2a、2bそれぞれに沿った切断刃保持具3A、3Bの動線上にあって、軌道部2a、2bの一方側端部に配設され伝達索9A、9Bそれぞれを案内する一対の第2回動部10A、10Bを備え、同軌道部2a、2bの他方側端部には錘索11A、11Bそれぞれを案内する一対の第1錘索回動部12A、12Bが配設されている。
また、一対の第2回動部10A、10Bそれぞれを介した伝達索9A、9Bが二箇所の往復動部7rへそれぞれ案内されるように第3回動部10a、10P、10b、10pが張力付与機構8に配設されている。
又更に、一対の第1錘索回動部12A、12Bそれぞれを介した錘索11A、11Bが共に重力方向へ案内されるように配設された第2錘索回動部12wを備えている。
図1に於ける、剛性ワイヤーソー6yの両端部の一方側に伝達索連結部9tで一端が連結された伝達索9Aの他端が第1回動部4A、第2回動部10A、第3回動部10a、10Pを介し、また、剛性ワイヤーソー6y両端部の他方側に伝達索連結部9tで一端が連結された伝達索9Bの他端が第1回動部4B第2回動部10B、第3回動部10b、10pを介して、駆動部7kの二箇所の往復動部7rにそれぞれ装着されていて、被切断物1に架け渡された剛性ワイヤーソー6yが切断開始位置に張架されている状態を示している。
同時に、一対の切断刃保持具3A、3Bが第1回動部4A、4Bそれぞれを介して切込進行とともに伝達索9A、9Bより受ける切込抗力と動力装置7の具備した張力付与機構8の(吊着錘8w重量等)重力張力とに対向するように抗応する張力調整可能(吊設錘13w)な刃圧調整具13を備え、錘索11A、11Bの他端がそれぞれ第1錘索回動部12A、12Bを介して共に重力方向へ案内する第2錘索回動部12wを介して吊設(連結)された刃圧調整具13とから構成されている。
本実施例においては、主枠2A、2Bを合理的に配置するため、二辺の主枠2A、2Bの間及び被切断物1の間に装着され、切断に要する切断巾及び往復行程等の間隔を維持した支持枠5を備えている。
図3に図示する本実施例の動力装置7は、100V・400W・50rpmのギヤードモーターを用い、本実施例においては装置の簡素化のため、図3に示す如く、往と復とに対称に作動する位置に往復動部7rを備えた駆動部7kがギヤードモーターの両側にキーとボルトで装着されている。
また、駆動部7kは図示省略の駆動アームの装着でも可能である。
更に、往と復とに対称に作動する往復動部7rはエヤー駆動及び油圧駆動のピストンやクランク機構等の様々なシステムを応用することもできる。
更に、動力装置7の具備した張力付与機構8は、図2に図示する如く、自重量及び又は、吊着索滑車8gを介した吊着索8sによる吊着錘8w等の重量の調整により対水平傾斜のレールを動力装置7自体が切断進行とともに一定の重量の重力張力を保って滑動する張力付与機構8の構成を採用した。

また図1に図示する、主枠2A、2B自体が切断に要する間隔を維持し、剛性ワイヤーソー6yの張力及び切込抗力等に耐え得る強固な主枠2A、2B及び被切断物1の設置であれば不要であるが、前記したとおり合理性に鑑み主枠2A、2B及び被切断物1との間に支持枠5を装着したものである。
更に、切断刃保持具3A、3Bは、ベアリングを両端部に軸支し主枠2A、2Bそれぞれに転支した状態を示しているが、第1回動部4A、4Bと対向に中央部のバランス位置に一個のべアリングの転支でもよく、主枠2A、2Bの軌道部2a、2bに沿って自由に滑動する機構であれば良い。
また切断刃保持具3A、3Bと錘索11A、11Bとの連結は張力の平衡位置を考慮した。
また、伝達索9A、9Bと錘索11A、11Bとはチェーン又はベルト等でも可能であるが、実施例においてはワイヤーロープを用い、第1回動部4A、4B及び第2回動部10A、10B、第3回動部10a、10P、10b、10pや第1錘索回動部12A、12B、第2錘索回動部12w及び両往復動部7rにはボールベアリングを装着して軸支した滑車(シーブ)を用いた。
図1に図示する如く、剛性ワイヤーソー6yと伝達索9A、9B一端との伝達索連結部9tは、剛性ワイヤーソー6yの直径等可撓性の性状及び第1回動部4A、4Bの直径と現場の切断状況とに応じた適宜な位置で連結されるが、実施例1に於いては、直径約1mmの鍛造ネジ状に目立てした無指向性の剛性ワイヤーソー6yを用い、主枠2A、2Bの間隔を一定(平行)に往復動行程を余して設置して、伝達索9A、9Bの一端それぞれが第1回動部4A、4Bを介して剛性ワイヤーソー6y端部の伝達索連結部9tで連結され第2回動部10A、第3回動部10a、10P及び第2回動部10B、第3回動部10b、10pを介して両往復動部7rにそれぞれの伝達索9A、9Bの他端が連結され張架されている状態を示している。
また、第2回動部10A、10Bは支持枠5に配設されているが主枠2A、2B側に配設されてもよい。
更に、他の第3回動部10a、10P、と第3回動部10b、10pは張力付与機構8に配設されているが、第3回動部10P、10pは往復動部7rとの一定の間隔(クランキングの間隔)を有して動力装置7側に配設されてもよい。
更にまた、動力装置7及び張力付与機構8は切断現場の状況に応じて設置の位置は変り、設置位置によっては第2回動部10A、第3回動部10a、及び第2回動部10B、第3回動部10bの案内方向が変化し、切断状況によっては第3回動部のさらなる加設が生じる。
図1及び図2において、刃圧調整具13の吊設錘13wの重量と動力装置7の具備した張力付与機構8の吊着錘8w又は対水平傾斜角度等とを調整することで、剛性ワイヤーソー6yにかかる張力及び切込方向と刃圧とを設定する。また、切断刃保持具3A、3Bを刃圧調整具13が錘索11A、11Bにより通常は均等に保持している。このため、両切断刃保持具3A、3Bの切込方向の相対的位置が常時一定に保持されていて、切断過程で残った難切断個所に自動的に設定した刃圧がかかり、切込方向に均等な切断が自動進行する機能を持ち、被切断物1の構造及び素材や現場状況に応じた刃の粗さや形状、刃の材質や刃の直径等が適応した剛性ワイヤーソー6yを用いて自動切断する。
即ち、静的には、切断刃保持具3A、3Bが第1回動部4A、4Bを介して伝達索9A、9Bにより受ける、張力付与機構8の重量張力に対して対向に刃圧調整具13の重錘張力が両切断刃保持具3A、3Bにかかって抗応しているため、刃圧調整具13の吊設錘13w等の重量調整により、切込方向の刃圧(正の刃圧)から非切込方向の刃圧(負の刃圧)までの調整が可能である。
所謂、(動力装置7の具備する張力付与機構8の張力)―(吊設した刃圧調整具13の張力)=±(剛性ワイヤーソー6yの切込方向の刃圧)となる。
動的には、切断刃保持具3A、3Bから両錘索11A、11Bにより刃圧調整具13が吊設されたことで、刃圧調整具13の重錘張力が切断刃保持具3A、3Bに通常はそれぞれ半分ずつ均等にかかっているため、剛性ワイヤーソー6yの往復動による切込抗力や刃の切込衝撃及び摩擦抵抗等の脈動する張力が、伝達索9A、9Bより第1回動部4A、4Bを介してかかった側の切断刃保持具3A、3Bから錘索11A、11Bにより張設した刃圧調整具13にかかり脈動する剛性ワイヤーソー6yの張力変動を刃圧調整具13が吸収する機能を有し切断時の局部的材質の変化及び硬度の変化に対して、設定した一定刃圧のもとで自動切断進行する。
また、図1において、刃圧調整具13は図示と反対側に吊設しても良く、さらには重量を半分に振り分けた刃圧調整具を、図示と同じように切断刃保持具3A、3Bそれぞれに別の錘索で連結し加設された第2錘索回動部を介して両側に吊設しても良い。
更に、切断進行と共に動力装置7と刃圧調整具13とは重力方向に対して逆の動きとなる。
図1において、当装置の始動時には、張力付与機構8の重量張力(張着錘8wの重量調整等)により剛性ワイヤーソー6yに適正な張力をかけ、刃圧調整具13の重錘張力(吊設錘13wの重量)の調整等により、両張力がバランスした状態で始動し、徐々にバランスを崩して被切断物1と接触する刃圧(切込方向の抗力)を適正な刃圧まで調整して静穏に自動切断する。
また、剛性ワイヤーソー6yの走行速度を図2に示す、毎分駆動回数の変換機構16等を用いて騒音や粉塵を基準に調整する。
さらに、切断途中で異質の難切断素材が内包されていた場合は、剛性ワイヤーソー6yを中心に両主枠2A、2Bの設置角度の変更(切込方向の変更)又は難切断素材に適応したワイヤーソーと交換して、張力と刃圧を再調整して自動切断することにより、切断を完結する。
本発明にかかる切断刃6に帯状刃6xを用いた場合の刃圧調整自動切断装置の実施例2を図2、図3及び図4に基づいて示し、図3においては伝達索9a、9bを伝達索(9a)、(9b)と図示した。
図4において、帯状刃6xに様々な物体の切断用に開発された帯状刃6x(帯鋸刃)を用いるとともに、帯状刃6xの両端部それぞれを保持した連結具14A、14Bの連結具の刃側15A、15B及び連結具の背側15a、15bそれぞれに一端が連結された二本ずつからなる(ワイヤーロープの)伝達索9A、9a、及び伝達索9B、9bを備え、一対の切断刃保持具3A、3Bに切込方向に間隔を有した二箇所の第1回動部4A、4a、及び第1回動部4B、4bをそれぞれ設け、第1回動部4A、4a、及び第1回動部4B、4bそれぞれを介して二本ずつからなる伝達索9A、9a、及び伝達索9B、9bにより帯状刃6xが指向性のため切込方向を定めて連結し、かつ、第2回動部10A、第3回動部10a、10P、及び第2回動部10B、第3回動部10b、10pをそれぞれ介して、主枠2A、2Bに沿って周回し伝達索9A、9a、及び伝達索9B、9bの他端を両往復動部7rそれぞれに連結して切断刃保持具3A、3Bの間に張架された帯状刃6xとから構成されている。
実施例1と同様に、図4に図示する如く主枠2Aと主枠2Bとの間隔を一定に設置して軌道部2a、2bが主枠2A、2Bの内側に設けられた状態を示している。
実施例2に於いては、図4、図3に図示する、二本ずつからなる(ワイヤーロープの)伝達索9A、9a、及び(ワイヤーロープの)伝達索9B、9bは、往復動部7r(滑車)一方側にワイヤーロープのほぼ中央部を巻回してワイヤークリップ等で挟持して装着し両端を第3回動部10P、10a第2回動部10Aを介し第1回動部4A、4aで両端を伝達索9A、9aとして連結具の刃側15Aと連結具の背側15aに振り分けて連結し、同様に往復動部7r(滑車)他方側にワイヤーロープのほぼ中央部を巻回して両端を第3回動部10p、10b第2回動部10Bを介し第1回動部4B、4bで両端を伝達索9B、9bとして連結具の刃側15Bと連結具の背側15bに振り分けて連結し、帯状刃6xを張架した状態を示している。
図4において、実施例1と同様に張力付与機構8の重量張力(吊着錘8wの重量等)の調整により帯状刃6xにかかる張力を調整し、切断刃保持具3A、3Bに錘索11A、11Bにより吊設した刃圧調整具13の(吊設錘13wの重量)調整により帯状刃6xと被切断物1との刃圧を調整する。被切断物1の構造及び素材及び現場状況(被切断物1の切断巾や素材の厚さや硬度)に適応した刃と刃との間隔(ピッチ)や長さの帯状刃6xを選定装着し、実施例2においては、図4に示す、主枠2A、2Bの間隔を3000mmほどに配置し、帯巾(27mmでは捩れが生じやすいため)95mmに改造した厚さ1.06mm、刃のピッチ約3mm、長さ2300mmの帯状刃6xを用い、約83kgの吊着錘8wと(切断刃の張力)、約78kg吊設錘13w(刃圧調整具13の重錘張力)とを(刃圧5kg)かけ、図3に示した動力装置7の駆動部7kに装着した往復動部7rの行程280mmで、巾1600mm、深さ約800mmのFRP廃船を常温で1時間ほどかけて騒音を抑えて静穏に切断した。
図6に於いては、帯状刃6xの刃先24が走行方向に対称な両刃であって、帯状刃6xの両端より中央部の帯巾が曲線状に巾広な形状や刃側の帯巾が緩やかな波形状の刃列からなる帯状刃6xを装着したもので、帯状刃6xの刃先24が走行方向に対称な両刃(ねずみ刃又は台形刃)とする事で往と復とで切断でき、帯状刃6xが中央部に近くなるほど刃圧による撓み及び捩れが生じ易いため、中央部の帯巾が巾広な帯状刃6xとすることで、刃圧による撓み及び捩れも少なく、刃圧を強くかけることができる。
また、帯状刃6xの刃側が緩やかな凸型又は緩やかな波型状の刃列とすることで、切断個所の平板部を凸型又は緩やかな波型状の刃列が通過するため帯状刃6xの局部的刃圧を高くすることで、往復動切断の時間を短縮できる。
図7は、巾広い廃FRP漁船(長さ8.5m・巾2.4m・深さ約1.2m)を特別に製作した巾100mm長さ1600mm刃のピッチ5mmの帯状刃6xを用いて切断した、本発明の刃圧調整自動切断装置の実施例2を示したもので、図4の主枠2A,2Bの配置位置(切込方向)と動力装置7の設置位置を変えた状態を示している。
帯状刃6xは(鋸剛性の関係で)長くなると捩れが生じ易くなるため被切断物1に、主枠2Aと主枠2Bの間隔が最短になるように配慮したもので機能は図4と同じである。
図7に於いて、第2回動部10Bは軌道部2bに沿った第1回動部4B、4bの動線上にあって主枠2Bの軌道部2bの一方側端部に配設されているが、第3回動部10bが駆動部7kに近いため第3回動部10bが第2回動部10Bを兼用できる構成になっている。
所謂、被切断物1の状況に応じて切込方向や動力装置7の設置位置によって第3回動部10a、10b、19P、10pの配設位置や案内方向が変化し、新たな第3回動部の配設が必要なことも生じる。
また、図7の吊設錘13wと主枠2Bとを連結し(点線で示した)は圧調整具13での錘索11A,11Bの巻き込み、又は巻き戻しの速度を制御することで同じ機能を持たせることもできる。
また、帯状刃6xの走行速度を図2に図示する、毎分駆動回数の変換機構16等を用いて騒音及び粉塵の発生を基準に調整する。
更に、切断刃保持具3A、3Bに連結した両方の錘索11A、11Bの長さをそれぞれ調整し、切断刃保持具3A、3Bの切込方向の相対位置を設定することで、帯状刃6xと被切断物1との接触する角度を調整し、切断刃に平行な平板部の切断能率を上げた。
所謂、帯状刃6xを用いることにより本発明に係る切断刃6の選択肢を増やし、市販の切断刃6を用いることにより切断に要する費用対効果を上げる。
また、実施例1と同様に、連結具14A、14Bの間に難切断素材に適応した剛性ワイヤーソー6y等を装着することもでき、張力と刃圧を再調整して切断を完結する。
図1及び図3において、本発明にかかる切断刃6として可撓性ワイヤーソー6wを用いるとともに、一対の切断刃保持具3A、3Bの第1回動部4A、4Bと上記第2回動部10A、第3回動部10a、10P、及び第2回動部10B、第3回動部10b、10pとを介して二辺の主枠2A、2Bに沿って周回された可撓性ワイヤーソー6wの始端と終端とがそれぞれ往復動部7rに連結されて帳架された構成であって。
図1に示したワイヤーソー6yと伝達索9A、9Bとの伝達索連結部9tの障害がなく、主枠2A、2Bの間隔を必ずしも一定に配置する必要もなく、往復行程分主枠2A、2Bの間隔を狭く配置できる。
また、第1回動部4A、4Bと第2回動部10A、第3回動部10a、10P、及び第2回動部10B、第3回動部10b、10pとはシリコンゴム等でコーティングした耐磨耗性の滑車を用いた。
長尺の可撓性ワイヤーソー6wはコストと第2回動部10A、10B及び第3回動部10a、10P、10b、10pとの損耗等に鑑み、この可撓性ワイヤーソー6wが、耐摩耗性を考慮してシリコンゴム等でコーティングした第1回動部4A、4Bを介した後に、実施例1と同様に、切断状況に応じた適宜な個所で伝達索9A、9Bの一端部と連結し第2回動部10A、第3回動部10a、10P、と第2回動部10B、第3回動部10b、10pとをそれぞれ介して周回し伝達索9A、9Bの他端部を両往復動部7rそれぞれに連結して切断の開始位置に帳架しても同じ機能を持たせることができる。
また、可撓性ワイヤーソー6wはダイヤモンドワイヤーソー等の市販のワイヤーソーでも可能であるが、動力装置7が小動力で可撓性ワイヤーソー6wの走行速度が低速なため、望ましくは最大外径4mm以下で、例えば、ワイヤーロープの伝達索表面に、直径及びピッチ(刃と刃の間隔)が適応した、鋭利な硬質粒子が埋設されたリングの外嵌や直接リング状に鋭利な硬質粒子が電着された可撓性ワイヤーソー6wを用いる。
更に、ワイヤーロープの一部表面が被切断物1の切断巾に適応する長さの可撓性ワイヤーソー6w部を成し、残りのワイヤーロープ部を第2回動部10A、第3回動部10a、10P、及び第2回動部10B、第3回動部10b、10pを介して周回し、始端と終端とを両往復動部7rにそれぞれ連結装着して帳架しても同様な機能を持たせることができる。作用としては実施例1と同様である。
図5に示す如く、本発明にかかる切断刃6として無端の可撓性ワイヤーソー6rを用いるとともに、動力装置7の駆動部7kに一方向に切断動力付与する駆動プーリー7pを備え、かつ、往復動部7rに代えて駆動プーリー7pへ案内されるように第3回動部10a、10P、及び第3回動部10b、10pの設置位置を変えて配設し、切断刃保持具3A、3Bの第1回動部4A、4Bと第2回動部10A、10B、ならびに駆動プーリー7pへ案内した第3回動部10a、10P、と第3回動部10b、10pとをそれぞれ介して上記二辺の主枠2A、2Bに沿って周回され駆動プーリー7pに無端の可撓性ワイヤーソー6rが連結(巻回)装着され実施例1と同様に帳架される構成である。
駆動プーリー7pと、第1回動部4A、4B及び第2回動部10A、10B、第3回動部10a、10P、10b、10pとは耐摩耗性を考慮した。
図1、図2、図5において、実施例1と同様に無端の可撓性ワイヤーソー6rにかける張力と刃圧とを調整し、切断個所の切断開始位置に張架し、無端の可撓性ワイヤーソー6rを一定の方向に走行させて往復切断よりさらに切断能率を上げ、被切断物1の置かれた環境及び状況に応じて、実施例3と同様に市販の無端のダイヤモンドワイヤーソー等でも可能であるが、走行速度と騒音とに鑑み、望ましくは最大外径4mm以下の無端の可撓性ワイヤーソー6rを用い、無端の可撓性ワイヤーソー6rの走行速度を図2に図示する、毎分駆動回数の変換機構16等を用いて騒音を基準に調整する。また、主枠2A、2Bの切込方向の変換又は主枠2A、2B及び軌道部2a、2bを湾曲させ切断線1rを変化させて、様々な形状に切断し被切断物1の部分再利用(雨水タンク等)を図る。
図2に図示する、動力装置7の駆動部7kや駆動プーリー7pに毎分駆動回数の変換機構16を備え、図3に図示する如く、駆動部7kに往復動部7rの装着位置を調整する往復行程の調整機構17(往復動部7rの調整孔)装着孔を設けた構成である。
動力装置7の駆動部7kや駆動プーリー7pの動力が誘導モーターの場合はインバーター等の毎分駆動回数の変換機構16による。また図示省略の、エンジン動力の場合は、スロットル開度等よる。更に、切断動力をVベルトで駆動プーリー7pヘ伝達する場合は、変速プーリー等の毎分駆動回数の変換機構16を介して実施例1〜4の毎分駆動回数を調整する。
往復動行程の調整は、駆動部7k又は図示省略の駆動アームに、回転半径方向の装着位置を調整する往復動部の調整孔による往復行程の調整機構17によって実施例1〜3の往復動行程を変換する。
然して、切断現場の状況や環境および被切断物1に対応した切断刃6の刃の厚みや刃目の粗さによって粉塵の飛散や騒音及び熱の発生等を考慮して切断刃6の走行速度を調整する。
図2、図3、図5に於いて、切断刃保持具3A、3Bや動力装置7や刃圧調整具13が切込進行と共に移動する状況に於いて、張力付与機構8に装着した切込進行位置を設定する位置設定具19pと動力装置7に装着された移動位置の検知器19、及び又は、動力装置7や刃圧調整具13の急激な位置変動の検知器20を備え、検知器19、20をそれぞれ介して作動する警報装置18を設けたもので、動力装置7又は刃圧調整具13又は切断刃保持具3A、3Bが切込進行時に移動する距離を捉えて、張力付与機構8に設置した位置設定具19p(切込進行によって移動する設定位置又は切断終了時の位置等の設定具)と接触して作動する動力装置7に設置したリミットスイッチ等の移動位置の検知器19ならびに切断刃6及び伝達索9A、9Bの破断等による動力装置7や刃圧調整具13や切断刃保持具3A、3Bの急激な位置変動を検知して作動する錘の慣性力を利用した慣性スイッチ等の位置変動の検知器20を設け、移動位置の検知器19及び位置変動の検知器20の作動により警報を発信し動力を停止する警報装置18を設けて、実施例1〜4の刃圧調整自動切断装置の損傷を防止するとともに切断現場を無人化する。
図2に於いて、点線で囲った被切断物1の切断面1sの外縁部ならびに刃圧調整自動切断装置の一部(動力装置7及び張力付与機構8は外気側へ設置)を内包し、外気側との遮蔽具21例えば、ビニールシートやゴムシート等を設けるとともに、遮蔽具21には適宜な位置に外気側に通じる不活性流体の供給口22、や切断粉塵や不活性流体の排出口23が設けられている。
特に港湾現場での切断においては、自然風等により粉塵(切断時に生ずる強化繊維や樹脂粉等)飛散防止のため、公共上及び廃棄物処理法上、供給口22からの水の注水噴霧や排出口23からの吸引集塵が必要となる。
また、供給口22や排出口23から、遮蔽具21内の空間に100℃程度の湿り水蒸気やエンジン発電機の排気ガス等の不活性(加温)流体を供給することで、切断時の粉塵爆発や火災発生を防止するとともに、FRP構造物を構成する汎用熱硬化樹脂(不飽和ポリエステル樹脂)のガラス転移温度(約80℃)以上に温度を上げると切断部のFRPの材力や強靭性が低下し騒音が低下する。
FRP部切断箇所の温度が90℃ほどになると切断時間が約1/5程度に短縮され、切断能率が格段に上昇し、騒音及び刃の損耗が少ない状態で切断した。
本発明は下記の利用可能性がある。
1)切断刃の選定により建築廃材や石膏ボード、コンクリート構造物などにも適用できる。
2)森林での木材の伐採や切断及び現場製材などにも適用することができる。
3)錘索と伝達索等の取り回しにより、動力装置と刃圧調整具とを適宜な場所に別置して、沈船等水中での構造物の遠隔切断にも適用することができる。
4)切断刃の刃圧と刃の走行速度とを微調整することで切断時の熱の発生を抑制することができ、熱を嫌う被切断物の切断にも適応することができる。
5)切断刃にかける張力と刃圧とが微調整のできる、この切断刃保持具と刃圧調整具とのシステムは、様々な切断装置に適用することができる。
1:被切断物
1r:切断線
1s:切断面
2A、2B:主枠
2a、2b:軌道部
3A、3B:切断刃保持具
4A、4a、4B、4b:第1回動部
5:支持枠
5a:支台
6:切断刃
6y:剛性ワイヤーソー
6x:帯状刃
6w:可撓性ワイヤーソー
6r:無端の可撓性ワイヤーソー
7:動力装置
7k:駆動部
7r:往復動部
7p:駆動プーリー
8:張力付与機構
8w:吊着錘
8s:吊着索
8g:吊着索滑車
9A、9a、9B、9b:伝達索
9t:伝達索連結部
10A、10B:第2回動部
10a、10b、10P、10p:第3回動部
11A、11B:錘索
12A、12B:第1錘索回動部
12w:第2錘索回動部
13:刃圧調整具
13w:吊設錘
14A、14B:連結具
15A、15B:連結具の刃側
15a、15b:連結具の背側
16:毎分駆動回数の変換機構
17:往復行程の調整機構(往復動部の調整孔)
18:警報装置
19:移動位置の検知器
19p:位置設定具
20:位置変動の検知器
21:遮蔽具
22:供給口
23:排出口
24:帯状刃の刃先

Claims (8)

  1. 長大な構造物や物体の切断装置において、
    被切断物の切断面の両側に切込方向に沿って配置され切断距離を余した長さの軌道部を有した二辺の主枠と、
    前記軌道部に転支されて前記被切断物に切断刃が架け渡されるように保持された第1回動部を有した一対の切断刃保持具と、
    前記切断刃に切断動力を付与する駆動部及び切込進行と共に一定の張力を付与する張力付与機構を具備した動力装置と、
    前記二辺の軌道部の一方側端部に配設された一対の第2回動部と、
    同二辺の軌道部の他方側端部に配設された一対の第1錘索回動部と、
    前記架け渡された切断刃が前記一対の第2回動部それぞれを介して前記動力装置の駆動部へ案内されるように配設された第3回動部と、
    前記第1回動部及び前記一対の第2回動部及び前記第3回動部を介して前記動力装置の駆動部へ連結されて張架された前記切断刃と、
    前記一対の切断刃保持具が前記第1回動部を介して切込進行と共に前記切断刃より受ける切込抗力及び前記張力付与機構の張力に対向するように抗応する張力調整可能な刃圧調整具と、
    前記一対の切断刃保持具それぞれに一端が連結されて切込進行とともに受ける張力を前記刃圧調整具へ伝達する錘索と、
    前記一対の第1錘索回動部それぞれを介した前記錘索が共に前記刃圧調整具へ案内されるように配設された第2錘索回動部と、
    前記錘索の他端が前記一対の第1錘索回動部及び前記第2錘索回動部を介して連結された前記刃圧調整具とから構成され、切込進行時に前記切断刃の張力及び刃圧及び前記切断刃保持具の相対位置が常時一定に保たれることを特徴とする刃圧調整自動切断装置。
  2. 上記切断装置において、上記軌道部を有する二辺の主枠と、上記軌道部に転支され上記被切断物に切断に要する長さの剛性の切断刃が架け渡されるように保持された上記第1回動部を有した一対の切断刃保持具と、前記切断刃に往復動の切断動力を付与する往復動部を有した上記駆動部及び切込進行とともに一定の重量による重力張力を付与する上記張力付与機構を具備した動力装置と、前記切断刃の両端それぞれに一端が連結され前記切断動力及び前記重量による重力張力を伝達し保持する伝達索と、上記一対の切断刃保持具それぞれに一端が連結された上記錘索と、上記二辺の軌道部の一方側端部に配設された前記伝達索を案内する上記一対の第2回動部と、同軌道部の他方側端部に配設され上記錘索を案内する上記一対の第1錘索回動部と、上記一対の第2回動部それぞれを介した前記伝達索が上記動力装置の前記往復動部へ案内されるように配設された上記第3回動部と、上記一対の第1錘索回動部それぞれを介した上記錘索が共に同一箇所から重力方向へ案内されるように配設された上記第2錘索回動部と、前記伝達索の他端がそれぞれ上記第1回動部及び上記一対の第2回動部及び上記第3回動部を介して上記二辺の主枠に沿って周回され前記往復動部に連結されて張架された前記切断刃と、上記一対の切断刃保持具が前記第1回動部を介して切込進行とともに前記切断刃より受ける切込抗力及び前記動力装置の張力に対向するように抗応する上記張力調整可能な刃圧調整具と、上記錘索の他端が上記一対の第1錘索回動部及び上記第2錘索回動部を介して連結された上記刃圧調整具とから構成されたことを特徴とする請求項1記載の刃圧調整自切断装置。
  3. 上記切断刃として帯状刃を用いるとともに、同帯状刃の両端を保持した一対の連結具と、同一対の連結具の刃側及び背側に一端が連結された二本ずつからなる上記伝達索と、上記一対の切断刃保持具それぞれに切込方向に間隔を有した二個所の上記第1回動部を設けるとともに、同第1回動部を介して前記二本ずつからなる伝達索により前記帯状刃の切断方向を定め、かつ、同二本ずつからなる伝達索の他端が上記一対の第2回動部ならびに上記第3回動部をそれぞれ介して上記二辺の主枠に沿って周回され上記往復動部に連結されて張架された前記帯状刃とから構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の刃圧調整自動切断装置。
  4. 上記切断刃として可撓性ワイヤーソーを用いるとともに、同可撓性ワイヤーソーが上記第1回動部及び上記一対の第2回動部ならびに上記第3回動部それぞれを介して上記二辺の主枠に沿って周回され上記往復動部に連結されて張架された前記可撓性ワイヤーソーとから構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の刃圧調整自動切断装置。
  5. 上記切断刃として無端の可撓性ワイヤーソーを用いるとともに、上記動力装置の駆動部に一方向の上記切断動力を付与する駆動プーリーを備え、かつ、前記駆動プーリーへ案内されるように上記第3回動部が配設され、前記無端の可撓性ワイヤーソーが上記第1回動部及び上記一対の第2回動部ならびに前記第3回動部それぞれを介して上記二辺の主枠に沿って周回され前記駆動部に連結されて帳架された前記無端の可撓性ワイヤーソーとから構成されたことを特徴とする請求項1記載の刃圧調整自動切断装置。
  6. 上記動力装置の駆動部に、毎分駆動回数の変換機構、及び又は、往復行程の調整機構を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載の刃圧調整自動切断装置。
  7. 上記切断刃保持具又は上記動力装置又は上記刃圧調整具が切込進行とともに移動する状況において、切込進行位置を設定する位置設定具と移動位置の検知器、及び又は、上記切断刃保持具又は上記動力装置又は上記刃圧調整具の急激な位置変動の検知器を備え、前記検知器をそれぞれ介して作動する警報を発信し上記切断動力を停止する警報装置を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載の刃圧調整自動切断装置。
  8. 上記被切断物の切断面の外縁部ならびに上記二辺の主枠及び上記切断刃保持具を内包して囲った外気側との遮蔽具を設けるとともに、同遮蔽具には外気側に通じる不活性流体の供給口、及び又は、切断粉塵や前記不活性流体の排出口を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載の刃圧調整自動切断装置。
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