JP5716880B2 - 電力伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、送電装置から受電装置に電界結合方式により電力を伝送する電力伝送システムに関する。
特許文献1には、送電装置(固定体)と受電装置(可動体)とを有する電界結合方式(非接触式)の電力伝送システム(電力供給システム)が開示されている。
特開2009−89520号公報
送電装置に受電装置を載置して電界結合方式の電力伝送を行っている状態において、受電装置の有するタッチパネルを操作したときに、受電装置が正常に動作しないことがある。
本発明は、電界結合方式の送電装置に受電装置を載置して電力伝送を行っている状態において、受電装置の有する静電容量入力式のデバイス(例えばタッチパネル)が操作された場合でも、受電装置を正常に動作させることができる電力伝送システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電力伝送システムは、
第1及び第2の電極と、
第1の電極と第2の電極との間に接続される誘導性素子と、
第2の電極と基準電位を付与する基準電極との間に交流電圧を印加する交流電圧発生回路と、
を有する送電装置と、
第3及び第4の電極と、
第3の電極と第4の電極との間に接続される負荷と、
を有する受電装置と、
を備え、
第1の電極と第3の電極との間で容量結合し、かつ第2の電極と第4の電極との間で容量結合することで、送電装置から受電装置へ電力を伝送する電力伝送システムであって、
第1の電極と基準電極との間で形成される結合容量が、第2の電極と第4の電極との間で形成される結合容量とほぼ同じになるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、電界結合方式の送電装置に受電装置を載置して電力伝送を行っている状態において、受電装置の有する静電容量入力式のデバイス(例えばタッチパネル)が操作された場合でも、受電装置を正常に動作させることができる電力伝送システムを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る電力伝送システムの等価回路図である。 本発明の実施形態1に係る電力伝送システムの効果を説明するための回路図である(その1)。 本発明の実施形態1に係る電力伝送システムの効果を説明するための回路図である(その2)。 本発明の実施形態1に係る電力伝送システムの効果を説明するための回路図である(その3)。 本発明の実施形態1に係る電力伝送システムの効果を説明するための回路図である(その4)。 本発明の実施形態1に係る電力伝送システムの効果を説明するための図である。 従来技術に係る電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態4に係る電力伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態5に係る電力伝送システムの構成を示す図である。
本発明の実施形態について説明する。
1.発明の経緯
まず、発明に至った経緯について説明する。電界結合方式の送電装置に受電装置を載置して電力伝送を行っている状態において、受電装置の有するタッチパネルを操作したときに、受電装置が正常に動作しないことがある。本願の発明者が種々検討を行ったところ、特にタッチパネルが静電容量検出式のタッチパネルにおいて、上記問題が生じることがわかった。この原因は、受電装置の基準電位(受電装置の回路のグランド電位)がアース電位に対して変動しているため、アース電位に近いユーザが受電装置(タッチパネル)に触れた場合、ユーザの指と受電装置のグランドとの間に電位差が生じ、相対的にタッチパネルに電界が印加されることである。その結果、受電装置(タッチパネル)が誤動作する。
これに対処するため、本発明では、以下の構成を採用した。以下、くわしく説明する。
(実施形態1)
1.構成
以下、本発明の実施形態1に係る電力伝送システムについて図面を参照して具体的に説明する。
1−1.基本構成
図1は、実施形態1に係る電力伝送システムの構成を示す図である。図2は、充電台101及び受電デバイス201の等価回路を示す図である。実施形態に係る電力伝送システムは、電界結合方式の電力伝送システムである。
電力伝送システムは、充電台101及び受電デバイス201を含む。
充電台101は送電装置に対応する。受電デバイス201は受電装置に対応する。受電デバイス201は、静電容量検出(入力)式のタッチパネルを備えており、タッチパネルへのユーザの入力に基づいて、所定の機能を実行する。以下、充電台101及び受電デバイス201の具体的構成について、図1及び図2を参照して説明する。
充電台101は、交流発生源SG、インダクタL1、送電側アクティブ電極Eta、送電側パッシブ電極Etp、及び基準電極Etgを有する。
交流発生源SGは、所定の交流電圧を発生する。交流発生源SGは、例えば、周波数が100kHz−10MHzの交流電圧を発生する。交流発生源SGは、例えば、正弦波の交流電圧を発生する。
送電側アクティブ電極Etaには送電側パッシブ電極Etpに対してよりも高い電位が印加される。一対の送電側アクティブ電極Eta及び送電側パッシブ電極EtpはキャパシタC11を構成する。送電側アクティブ電極Eta及び送電側パッシブ電極Etpは、充電台101の基準電極Etgに対して絶縁されており、基準電極Etgとの間に容量Cag、Cpgが存在する。
送電側アクティブ電極Etaと送電側パッシブ電極Etpとの間には、インダクタL1が接続されている。
受電デバイス201は、一対の受電側アクティブ電極Era及び受電側パッシブ電極Erp、インダクタL2、並びに負荷回路Rを有する。
送電側アクティブ電極Etaに送電側パッシブ電極Etpに対してよりも高い電位が印加された場合、受電側アクティブ電極Eraには受電側パッシブ電極Erpよりも高い電位が誘起される。一対の受電側アクティブ電極Era及び受電側パッシブ電極ErpはキャパシタC21を構成する。受電側パッシブ電極Erpは、受電デバイス201の基準電位を付与する電極となる。
インダクタL2と負荷回路Rは、直列に、受電側アクティブ電極Eraと受電側パッシブ電極Erpとの間に接続されている。
負荷回路Rは、抵抗値が可変である。負荷回路Rは、静電容量検出式のタッチパネルを備えており、タッチパネルへのユーザの入力に基づいて、所定の機能を実行する。
受電側パッシブ電極ErpとグランドGとの間には容量Cplが存在する。
送電側アクティブ電極Etaと受電側アクティブ電極Eraとが対向状態にあるとき、送電側アクティブ電極Etaと受電側アクティブ電極Eraとの間には、結合容量Caaが生じ、送電側パッシブ電極Etpと受電側パッシブ電極Erpとの間には、結合容量Cppが生じる。送電側アクティブ電極Etaと受電側アクティブ電極Eraとが対向状態にあるとき、充電台101の送電側アクティブ電極Etaと送電側パッシブ電極Etpとの間に交流電圧が印加されると、受電デバイス201の受電側アクティブ電極Eraと受電側パッシブ電極Erpとの間に交流電圧が誘起される。これにより、充電台101から受電デバイス201に電力を伝送することができる。
結合容量Caaと充電台101のインダクタL1とは共振回路を構成する。受電デバイス201のキャパシタC21とインダクタL2とは共振回路を構成する。また、本実施の形態においては、充電台101の各送電側アクティブ電極Eta及び送電側パッシブ電極Etpと受電デバイス201の受電側アクティブ電極Era及び受電側パッシブ電極Erpとが対向状態にあるときに、送電側アクティブ電極Eta及び送電側パッシブ電極Etpと受電側アクティブ電極Era及び受電側パッシブ電極Erpとの間の結合容量Cm(CaaとCppとの合成容量)を介して、充電台101の共振回路と受電デバイス201の共振回路とを含む複合共振回路が構成される。
なお、本実施形態では、アクティブ電極とパッシブ電極を非対称の構成としている。具体的には、送電側及び受電側の両パッシブ電極Etp、Erpの面積をそれぞれ送電側及び受電側のアクティブ電極Eraの面積よりも大きくし、送電側アクティブ電極Etaと受電側アクティブ電極Eraとの間の結合容量Caaが送電側パッシブ電極Etpと受電側パッシブ電極Erpとの間の容量Cppよりも小さくなるように構成している。これにより、送電側アクティブ電極Etaと受電側アクティブ電極Eraとの間の電圧を、送電側パッシブ電極Etpと受電側パッシブ電極Erpとの間の電圧よりも上昇させている。
また、本実施形態では、高電圧となる送電側アクティブ電極Eta及び受電側アクティブ電極Eraを、それよりも低い電圧の送電側パッシブ電極Etp及び受電側パッシブ電極Erpで挟んでいる(囲んでいる)。これにより、これらのパッシブ電極Etp、Erpが、両アクティブ電極Eta、Etpに対するシールドとして機能することとなる。したがって、高電圧となる両アクティブ電極Eta、Etpからの電界の漏洩を抑制することができる。
1−2.基準電位安定化
本実施形態においては、送電側アクティブ電極Etaと基準電極Etgとの間の容量Cagが、送電側パッシブ電極Etpと受電側パッシブ電極Erpとの間の容量Cppとほぼ同じになるように、各電極の配置や面積を設定している。このように構成することにより、受電側パッシブ電極ErpとグランドGとの間の電位差Vplを低減し、受電デバイス201の基準電位の安定化を図っている。
基準電位の安定化が図られる理由について、図3〜図6を参照して説明する。
図3は、図2の等価回路を簡略化して示した図である。図2の等価回路において基準電位の安定化に影響の少ない要素は、図3では省略している。
図4は、本発明を直観的に把握しやすいように、図3の回路図の構成要素の配置を変更して示した図である。
図5は、図4の回路図の構成要素を再定義して示した図である。再定義とは、図4におけるCppを図5においてC1と示し、図4におけるCagを図5においてC2と示すことである。図5において、入力電圧Vinと出力電圧Voutとの伝達関数を検討する。入力電圧Vinは、交流発生源SGによる発生電圧である。出力電圧Voutは、容量Cplにより生じる電圧Vpl(受電側パッシブ電極とグランド(アース)との電位差(図1におけるVpl)である。換言すれば、受電デバイス201の基準電極としての受電側パッシブ電極の電位)がゼロになる条件を導出する。C1、L、Zで構成される部分をΔ−Y変換することにより、図5に示す回路を図6に示す回路に変形する。図6におけるインピーダンスZ1、Z2、Z3は数式1で示される。
ここで、ZTは、
電圧伝達関数(Vout/Vin)は、数式3で示される。
数式3に数式1を代入して整理すると、数式4が得られる。数式4を変形すると、数式5が得られる。
数式5の右辺の分子がゼロであれば、出力電圧Voutがゼロになる(分母はゼロでないものとする)。
分子を構成する項をN、Nとする。
数式6に数式2を代入して整理すると、数式7、8が得られる。
s を jωで置き換えると、数式9、10が得られる。
数式9、10に関し、絶対値を考えると、数式11、12が得られる。
数式11で示されるN1のみがゼロになり得る。ゼロになる条件は、数式13、14で示す次の2つの条件が同時に成立することである。
数式13、14が成立するのは、数式15、16で示す条件が成立するときである。
整理すると、出力電圧Vout(パッシブ電圧)をゼロとするためには、数式17、18で示す2つの条件を同時に成立させる必要がある。
なお、数式17は、等価回路における理論的な条件である。実回路においては、等価回路で登場しない回路抵抗や、容量、インダクタンス等による影響により条件が変化する。具体的に、実回路においては、C1とC2が完全に一致することでなく、C1とC2がほぼ等しいことが、出力電圧Vout(パッシブ電圧)をゼロまたはほぼゼロとする条件となる。
1−3.本実施形態による効果
効果を説明する前に、従来の電力伝送システムの構成を簡単に説明する。図7は、従来の電力伝送システムの構成を示すブロック図である。従来においては、充電台110の交流発生源SGで発生させた電圧は、送電側アクティブ電極Etaと送電側パッシブ電極Etpとの間に印加される。送電側パッシブ電極Etpは送電側の基準電極Etgに接続されている。図7に示した受電デバイス210は、図2に示した受電デバイス201と同じ構成である。
図8は、本実施形態による効果を説明するための図である。具体的に、図8(a)は、Cpp/Caa=0.1のときを示す。図8(b)は、Cpp/Caa=1のときを示す。図8(c)は、Cpp/Caa=10のときを示す。従来の構成においては、Cpp/Caaに応じて、出力電圧Vout(パッシブ電圧)が変化する。また、従来の構成においては、Cpp/Caa=0.1のとき(図8(a))、出力電圧Vout(パッシブ電圧)は数百Vという高い電圧となる。これに対し、本実施形態によれば、出力電圧Vout(パッシブ電圧)は従来よりも大きく低下する。また、Cpp/Caaの大きさにかかわらず、出力電圧Vout(パッシブ電圧)はほとんど変化せず、ほぼ0に保たれる。つまり、受電デバイス201の基準電位の変動が抑制される。
以上のように、本実施形態によれば、受電デバイス201の受電側パッシブ電極Erpの電位(受電デバイス201の基準電位)を、充電台101の基準電極Etgの電位(グランド電位)とほぼ等しくすることができる。これにより、受電デバイス201の静電容量入力式のタッチパネルを正常に動作させることができる。
また、受電側パッシブ電極の電位変動が少なくなるので、受電側パッシブ電極と受電側シールド導体を一体とすることができる。これにより、受電デバイスにおいて、3つの電極(アクティブ電極、パッシブ電極、シールド電極)を設ける必要がなく、電極構成を簡略化できる。また、受電側シールド導体を受電側パッシブ電極として利用でき、そのため、受電側パッシブ電極の面積を実質的に増加させることができる。これにより、受電側パッシブ電極と送電側パッシブ電極との間の結合容量を増加させることができる。
なお、本実施形態では、インダクタをコイルにより構成したが、圧電素子(圧電共振子)により構成してもよい。この場合、圧電素子の誘導性領域を利用すればよい(国際公開番号WO2012/157012号公報参照)。
また、充電台101の基準電極Etgは、アースに接続されていてもよい。
また、送電側アクティブ電極Etaと基準電極Etgとの間との容量Cag、及び送電側パッシブ電極Etpと受電側パッシブ電極Erpとの間の容量Cppの少なくとも一方を可変に構成してもよい。これにより、例えば送電側パッシブ電極Etpと受電側パッシブ電極Erpとの位置関係の変化等により容量Cppが変化した場合でも、容量Cagと容量Cppとの少なくとも一方を変化させることにより、容量Cagと容量Cppとを同一にすることができる。なお、容量Cag及び容量Cppの可変は、例えば、可変リアクタンス素子(可変容量ダイオード等)を利用して行うことができる。具体的に、2つの電極間に別電極を設け、2つの電極のうちの一方の電極と上記別電極との間に可変リアクタンス素子を設ければよい。以下の各実施形態において同じ。
2.まとめ
本発明の実施形態1に係る電力伝送システムは、
送電側アクティブ電極Eta(第1の電極)及び送電側パッシブ電極Etp(第2の電極)と、
送電側アクティブ電極Etaと送電側パッシブ電極Etpとの間に接続されるインダクタL1(誘導性素子)と、
送電側パッシブ電極Etpと基準電位を付与する基準電極Etgとの間に交流電圧を印加する交流発生源SG(交流電圧発生回路)と、
を有する送電装置101と、
受電側アクティブ電極Era(第3の電極)及び受電側パッシブ電極Erp(第4の電極)と、
受電側アクティブ電極Eraと受電側パッシブ電極Erpとの間に接続される負荷回路R(負荷)と、
を有する受電デバイス201と、
を備え、
送電側アクティブ電極Etaと受電側アクティブ電極Eraとの間で容量結合し、かつ送電側パッシブ電極Etpと受電側パッシブ電極Erpとの間で容量結合することで、送電装置101から受電デバイス201へ電力を伝送する電力伝送システムであって、
送電側アクティブ電極Etaと基準電極Etgとの間で形成される結合容量Cagが、送電側パッシブ電極Etpと受電側パッシブ電極Erpとの間で形成される結合容量Cppと、ほぼ同じになるようにした。
これにより、電界結合方式の充電台101に受電デバイス201を載置して電力伝送を行っている状態において、受電デバイス201の有する静電容量入力式のデバイス(例えばタッチパネル)が操作された場合でも、受電デバイス201の基準電位の変動が抑制される。よって、受電デバイス201を正常に動作させることができる。
(実施形態2)
図9は、実施形態2に係る電力伝送システムの回路構成を示す図である。なお、実施形態1と同一の要素については同一の符号を付している。
本実施形態では、受電デバイス202は、実施形態1のインダクタL1に代えてトランスTrを有している。具体的に、受電デバイス202において、受電側アクティブ電極Eraと受電側パッシブ電極Erpとの間にトランスTrの1次巻線が接続され、トランスTrの2次巻線の一端が受電側パッシブ電極Erpに接続されている。トランスTrの2次巻線間に負荷回路Rが接続されている。これにより、受電側アクティブ電極Eraに誘起された高い電圧を、負荷回路Rに応じた低い電圧に降圧することができる。
また、本実施形態では、充電台102の送電側パッシブ電極Etpと受電デバイス202の受電側パッシブ電極Erpとを近接させて配置している。これにより、充電台102の送電側パッシブ電極Etpと受電デバイス202の受電側パッシブ電極Erpとの間の容量Cppを実施形態1の場合よりも大きくすることができる。その結果、両アクティブ電極Eta、Era間の結合容量Caaと両パッシブ電極Etp、Erp間の結合容量Cppとの非対称性を大きくすることができる。また、受電側アクティブ電極Eraを受電側パッシブ電極Erpで囲むことができ、受電側アクティブ電極Eraからの漏洩電界を低減することができる。
なお、本実施形態は、実施形態1に対して、(1)受電デバイス202においてトランスTrを設置、(2)充電台102の送電側パッシブ電極Etpと受電デバイス202の受電側パッシブ電極Erpとを近接させて配置、という2点で変更されているが、いずれか一方の構成のみを採用してもよい。この場合、採用した構成に伴う効果が得られる。
(実施形態3)
図10は、実施形態3に係る電力伝送システムの回路構成を示す図である。なお、実施形態1と同一の要素については同一の符号を付している。
本実施形態では、充電台203において、基準電極Etgが、送電側アクティブ電極Eta及び送電側パッシブ電極Etpを囲むように設けられている。それ以外の構成は実施形態1と同一である。
本実施形態によれば、充電台203の送電側アクティブ電極Eta及び送電側パッシブ電極Etpが、外部(アース)に対して静電遮蔽されることとなる。したがって、充電台203からの漏洩電界を低減することができる。よって、ノイズの少ない(EMI特性の優れた)電力電送システムを構成することができる。
(実施形態4)
図11は、実施形態4に係る電力伝送システムの回路構成を示す図である。なお、実施形態1と同一の要素については同一の符号を付している。
本実施形態では、交流発生源SGが、スイッチング回路(方形波電圧発生回路)SWとインダクタLcとにより構成されている。インダクタLcは、交流発生源SGに直列に設けられている。インダクタLcは、スイッチング回路で発生する高調波成分を除去するためのフィルタとして設けられている。それ以外の構成は実施形態1と同一である。
本実施形態によれば、交流発生源SGとして、任意の周波数の交流電圧を発生しやすいスイッチング回路を利用しつつ、高調波の発生を抑制することができる。また、インダクタLcによりできるだけ正弦波に近い波形を得ることができる。
(実施形態5)
図12は、実施形態5に係る電力伝送システムの回路構成を示す図である。なお、実施形態1と同一の要素については同一の符号を付している。
本実施形態では、交流発生源SGで発生させた電圧を、トランスTを介して、送電側パッシブ電極Etpと基準電極Etgとの間に印加する。トランスTの一次巻線のグランド側と二次巻線の一端が接続されている。
本実施形態によれば、交流発生源SGで発生させた電圧を、負荷回路Rに応じた電圧に変更することができる。
(その他の実施形態)
本実施形態では、送電電極及び受電電極は、それぞれ、一対のアクティブ電極及びパッシブ電極だけで構成されているが、2対以上のアクティブ電極及びパッシブ電極で構成されてもよい。
101、102、103、104、105 充電台
201、202、203、204、205 受電デバイス
Eta 送電側アクティブ電極
Etp 送電側パッシブ電極
Etg 基準電極
Era 受電側アクティブ電極
Erp 受電側パッシブ電極
C11 送電側アクティブ電極と送電側パッシブ電極との間の容量
C21 受電側アクティブ電極と受電側パッシブ電極との間の容量
Caa 送電側アクティブ電極と受電側アクティブ電極との間の結合容量
Cpp 送電側パッシブ電極と受電側パッシブ電極との間の結合容量
Cag 送電側アクティブ電極と基準電極との間の容量
Cpg 送電側パッシブ電極と基準電極との間の容量
Cpl 受電側パッシブ電極とグランド(アース)との間の容量
L1 インダクタ
L2 インダクタ
R 負荷回路
SG 交流発生源
T 昇圧トランス
Tr トランス
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧

Claims (5)

  1. 第1及び第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に接続される誘導性素子と、
    前記第2の電極と基準電位を付与する基準電極との間に交流電圧を印加する交流電圧発生回路と、
    を有する送電装置と、
    第3及び第4の電極と、
    前記第3の電極と前記第4の電極との間に接続される負荷と、
    を有する受電装置と、
    を備え、
    前記第1の電極と前記第3の電極との間で容量結合し、かつ前記第2の電極と前記第4の電極との間で容量結合することで、前記送電装置から前記受電装置へ電力を伝送する電力伝送システムであって、
    前記第1の電極と前記基準電極との間で形成される結合容量が、前記第2の電極と前記第4の電極との間で形成される結合容量とほぼ同じになるようにしたことを特徴とする、電力伝送システム。
  2. 前記受電装置はトランスを含み、
    前記第3の電極と前記第4の電極との間に前記トランスの1次巻線が接続され、前記トランスの2次巻線の一端が前記第4の電極に接続され、かつ前記2次巻線間に前記負荷が接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の電力伝送システム。
  3. 前記基準電極が、前記第1の電極及び前記第2の電極を囲っていることを特徴とする、請求項1または2に記載の電力伝送システム。
  4. 前記交流電圧発生回路は、方形波発生回路と高調波成分除去回路を含むことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の電力伝送システム。
  5. 前記送電装置は、前記交流電圧発生回路で発生させた交流電圧を前記第2の電極と前記基準電極との間に変圧して印加するトランスを備える、請求項1乃至4のいずれかに記載の電力伝送システム。
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