JP5716686B2 - 電動圧縮機 - Google Patents
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Description
吐出圧領域の潤滑油の一部は、第1油通路を介して収容室に供給される。
好適な例では、前記軸内通路は、前記収容室に開口する入口を有している。
好適な例では、前記第1油通路の出口は、前記収容室に関して前記軸受の上流にあり、前記軸内通路の入口は、前記収容室に関して前記軸受の下流にある。
シール部材を区画壁とする構成は、背圧室と収容室とを互いに区画する上で簡便である。
従来より採用されている形状の固定ブロックをそのまま用いることができる。
好適な例では、前記第1油通路は、前記吐出圧領域から前記固定スクロール及び前記固定ブロックを貫通して前記収容室に達している。
請求項8の発明では、前記モータ室に開口する出口を有するように前記回転軸内に形成された軸内通路と、吐出圧領域に通じる第1油通路と、前記圧縮室に通じる第2油通路とを備え、前記背圧室及び前記収容室は、前記第2油通路に連通しており、前記軸内通路は、前記第1油通路に連通している。
滑り軸受は、軸受の径方向への専有スペースの低減化に有利である。
図1に示すように、スクロール型の電動圧縮機10の外殻11は、モータハウジング12と、モータハウジング12の前端に連結されたフロントハウジング13とから構成されている。
図2に示すように、電動モータMを構成する固定子15は、環状のステータコア23と、ステータコア23に施されたU相コイル24Uと、V相コイル24VとW相コイル24Wとからなる。U相コイル24U、V相コイル24V及びW相コイル24Wの引き出し線240U,240V,240Wは、フロント側のコイルエンド241から引き出されている。
第1油通路45の出口453は、収容室342に関して主軸受35の上流にあり、軸内通路43の入口である通路46は、収容室342に関して主軸受35の下流にある。
可動スクロール16の中心側の圧縮室18内の圧力は、通路44及び空隙41を介して背圧室341に波及する。背圧室341内の背圧不足によって可動スクロール16の渦巻壁162の先端と固定スクロール17の渦巻壁172とが離れた場合、圧縮室18内の圧縮された冷媒の一部が通路44、空隙41及び軸受40を通過してゆく。軸受40は、軸受40を通過してゆく冷媒に含まれる潤滑油によって潤滑される。軸受40を通過した冷媒は、背圧室341及び絞り通路54を経由して吸入圧領域であるモータ室120へ流出する。通路44及び空隙41は、圧縮室18から背圧室341に至る第2油通路48を構成し、背圧室341は、第2油通路48に連通している。
(1)油分離室50から第1油通路45を経由して収容室342へ供給された潤滑油が主軸受35を潤滑する。モータ室120が油分離室50内の圧力より低い吸入圧領域であるため、油分離室50内の潤滑油は、第1油通路45、収容室342、通路46及び軸内通路43を円滑に流れて主軸受35及び副軸受36を良好に潤滑する。
(4)外部冷媒回路19からモータ室120へ還流する冷媒の温度は低い。そのため、モータ室120内に収容されている電動モータMの温度の高温化が抑制される。
固定ブロック34の凹部340にはリング形状の区画部材56が嵌め込まれている。回転軸33は、リング形状の区画部材56のリング内を通されている。区画部材56にはサークリップ57が取り付けられており、サークリップ57と区画部材56との間には回転軸33の周面に摺接するリング形状のシール部材58が設けられている。固定ブロック34とは別体の区画部材56及びシール部材58は、背圧室341と収容室342とを区画して互いに遮断する遮断手段を構成する。
次に、図7の第3の実施形態を説明する。第2の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。
軸内通路43と背圧室341とは、通路60を介して連通しており、収容室342は、通路61を介してモータ室120に連通している。通路61は、収容室342に関して主軸受35よりも下流にある。背圧室341は、第2油通路48に連通しており、収容室342は、第1油通路45に連通しており、軸内通路43は、背圧室341及び通路60を介して第2油通路48に連通している。
第5の実施形態では、第4の実施形態におけるシール部材52が無く、収容室342と背圧室341とが直接連通している。軸内通路43は、通路62及び回転軸33を包囲する環状通路63を介して第1油通路45に連通している。主軸受35によって包囲される回転軸33の外周面には1周する環状溝64が形成されている。環状溝64は、通路65を介して軸内通路43に連通している。背圧室341及び収容室342は、第2油通路48に連通しており、軸内通路43は、第1油通路45に連通している。
○図10に示すように、主軸受35Bとしてボールベアリングを用いてもよい。
○図10に示すように、副軸受36Bとしてボールベアリングを用いてもよい。
○図10に示すように、回転軸33の後端面332から前端面333にかけて軸内通路43Cを貫通させ、バランスウェイト391付きのブッシュ39によって前端面333側の軸内通路43Cの開口を閉鎖するようにしてもよい。
○第5の実施形態において、通路65及び環状溝64を省略してもよい。
Claims (10)
- 可動スクロールと固定スクロールとの間に前記可動スクロールの公転に基づいて容積減少する圧縮室を備えた圧縮機構部と、回転軸を介して前記可動スクロールを駆動する電動モータとを備え、前記可動スクロールは、モータ室を区画する固定ブロックと前記固定スクロールとの間に配設されており、前記可動スクロールに背圧を付与する背圧室及び前記圧縮機構部側で前記回転軸を支持する軸受を収容する収容室が前記可動スクロールと前記固定ブロックとの間に設けられており、前記モータ室は、吸入圧領域にされている電動圧縮機において、
前記可動スクロールと前記固定ブロックとの間に、前記背圧室と前記収容室とを区画して互いに遮断する遮断手段と、
前記モータ室に開口する出口を有するように前記回転軸内に形成された軸内通路と、
吐出圧領域に通じる第1油通路と、
前記圧縮室に通じる第2油通路とを備え、
前記背圧室は、前記第2油通路に連通しており、前記収容室は、前記第1油通路に連通しており、前記軸内通路は、前記第1油通路又は前記第2油通路に連通している電動圧縮機。 - 前記第1油通路は、前記収容室に開口する出口を有している請求項1に記載の電動圧縮機。
- 前記軸内通路は、前記収容室に開口する入口を有している請求項2に記載の電動圧縮機。
- 前記第1油通路の出口は、前記収容室に関して前記軸受の上流にあり、前記軸内通路の入口は、前記収容室に関して前記軸受の下流にある請求項3に記載の電動圧縮機。
- 前記遮断手段は、前記回転軸の周面と前記固定ブロックとの間をシールするシール部材である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電動圧縮機。
- 前記遮断手段は、前記固定ブロックとは別体の区画部材を備えている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電動圧縮機。
- 前記第1油通路は、前記吐出圧領域から前記固定スクロール及び前記固定ブロックを貫通して前記収容室に達している請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電動圧縮機。
- 可動スクロールと固定スクロールとの間に前記可動スクロールの公転に基づいて容積減少する圧縮室を備えた圧縮機構部と、回転軸を介して前記可動スクロールを駆動する電動モータとを備え、前記可動スクロールは、モータ室を区画する固定ブロックと前記固定スクロールとの間に配設されており、前記可動スクロールに背圧を付与する背圧室及び前記圧縮機構部側で前記回転軸を支持する軸受を収容する収容室が前記可動スクロールと前記固定ブロックとの間に設けられており、前記モータ室は、吸入圧領域にされている電動圧縮機において、
前記モータ室に開口する出口を有するように前記回転軸内に形成された軸内通路と、
吐出圧領域に通じる第1油通路と、
前記圧縮室に通じる第2油通路とを備え、
前記背圧室及び前記収容室は、前記第2油通路に連通しており、前記軸内通路は、前記第1油通路に連通している電動圧縮機。 - 前記第2油通路は、前記圧縮室から前記可動スクロールを貫通して前記背圧室に達している請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の電動圧縮機。
- 前記軸受は、滑り軸受である請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の電動圧縮機。
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