JP5716223B1 - 思考支援辞書、思考支援辞書システム、思考支援システム、思考支援方法、思考支援プログラム、思考支援プログラム記憶媒体、および思考支援データ記憶媒体 - Google Patents
思考支援辞書、思考支援辞書システム、思考支援システム、思考支援方法、思考支援プログラム、思考支援プログラム記憶媒体、および思考支援データ記憶媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5716223B1 JP5716223B1 JP2014144186A JP2014144186A JP5716223B1 JP 5716223 B1 JP5716223 B1 JP 5716223B1 JP 2014144186 A JP2014144186 A JP 2014144186A JP 2014144186 A JP2014144186 A JP 2014144186A JP 5716223 B1 JP5716223 B1 JP 5716223B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phrase
- list
- word
- triple
- correspondence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
Description
第2の思考支援方法の第1の例としては、課題を記述した文との関わりの強い文を既存文書データベースの中から文節間係り受け構造によるマッチング判定を用いて探し出すという方法がある(特許文献1など参照)。また、第2の思考支援方法の第2の例としては、課題を1つのキーワードに集約した後に、キーワードに関するアナロジー(類比)によって課題解決のヒントを得ようとするNM法がある。また、第2の思考支援方法の第3の例としては、課題を1つのキーワードに集約した後に、3つ組の単語の概念の差異部分に着目して関連語を提示し、課題解決のヒントを得ようとする方法がある(特許文献2参照)。
まず、本発明の原理について説明する。
本発明は、思考対象となる句もしくは文と関連し、「ものの見方・考え方」を変えることを支援するための関連する句もしくは文を、既知の文書の枠組みを超えて提供することにより、思考、特に「ものの見方・考え方」を変えることの必要な思考を支援することを目的としている。本発明は、広義には、句もしくは文から句もしくは文への置き換え技術に関するものである。
s=“利益”・“を”・“生む”
と表すことができる。この要素sに対して、各語句の同義語・類義語による置き換えを考えると、例えば、
“利益”→{“プロフィット”,“儲け”,“利潤”,…}、
“を”→{“を”}、
“生む”→{“生み出す”,“創り出す”,“創造する”,…}
というような対応付けを考えることが出来る。
f1:“利益”→{“プロフィット”,“儲け”,“利潤”,…}
というように、語句毎の対応付けを表現することが出来る。このように考えると、この対応f1は、その始域が語句集合Σであり、終域は語句集合Σの冪集合P(Σ)の部分集合となっているということが出来る。また、置き換えられた文は
f1(“利益”)={“プロフィット”,“儲け”,“利潤”,…}
と
f1(“を”)={“を”}
と
f1(“生む”)={“生み出す”,“創り出す”,“創造する”,…}
の3つの集合の直積の各要素に対応していると考えることが出来る。すなわち、直積×を用いて表すと、
f1(“利益”・“を”・“生む”)
={“プロフィット”,“儲け”,“利潤”,…}
×{“を”}
×{“生み出す”,“創り出す”,“創造する”,…}
という直積の各要素である順序組を文と同一視したものと考えることができる。また、自由モノイドΣ*における単位元である空語句列[]は対応f1によって空語句列集合{[]}に対応付けられるとすれば、これらのことより、対応f1は、語句集合Σを生成系とし、単位元を空語句列[]、二項演算・を語句の連接とする自由モノイドΣ*から、語句集合Σの冪集合P(Σ)の部分集合を生成系とし、単位元を空語句列集合{[]}、二項演算×を語句集合の直積とし、その直積の要素の順序組を文と同一視する自由モノイドf1(Σ*)へのモノイド準同型であるということが出来る。
要素s=“利益”・“を”・“生む”=“利益を生む”
という文に関して、「対義語・対照語」による対応付けを考えることとする。1つの例として、
“利益”→{“損失”,“ロス”,…}、
“を”→{“を”}、
“生む”→{“無くす”,“取り除く”,…}
というような対応付けを考えることが出来る。
要素s=“利益”・“を”・“生む”
→{(“損失”,“を”,“無くす”),(“損失”,“を”,“取り除く”),…}
というような対応付けとなっている。この対応付けを対応f2とすれば、「同義語・類義語」による文の置き換えと同様に、この対応f2もモノイド準同型f2と考えることが出来る。但し、「対義語・対照語」が存在する語句は、「同義語・類義語」が存在する語句よりも限定されるので、「対義語・対照語」による置き換えでは対象となる句もしくは文も限定的となる。
対応:W1r→W3b
および
対応:W3b→W2g
を想定することにより、モノイド準同型f3による語句の置き換えであるとみなすことが可能となる。すなわち、図6の状態は語句集合W3bという語句集合がまだ見出されていない、もしくは言葉の語彙として用意されていない概念であるために、語句集合W3bを設けることができていなかったと考えることができる。そのため、[数5]という条件を満たす該対応fに対応する語句の置き換えは、本発明のモノイド準同型f3による語句の置き換えと同一視することが可能となる。従って、本発明における語句の置き換えは、対応の始域と終域として直和[数2]を持ち、[数5]という条件を満たす対応fによるものであるということができる。
モノイドM3={0,1,2}
を対応する要素として考えることとする。3次交代群A3の恒等置換eに対応する対応として恒等対応1Σを、置換σ1に対応する対応として対応fを、置換σ2に対応する対応として逆対応f-1を、それぞれ考えることとする。すると、任意の対応の合成は、生成系を
Σf={1Σ,f,f-1}
とし、二項演算を対応の合成
g(f)=1、
g(f-1)=2
を満たすモノイド準同型gを考えることとすると、任意の対応の合成は、モノイド準同型gにより対応付けられるM3の要素{0,1,2}によって、3つに分類することができる。M3の要素0に対応する対応の合成は対応の生成系Σfのうち要素1Σに対応し、M3の要素1に対応する対応の合成は対応の生成系Σfのうち要素fに対応し、M3の要素2に対応する対応の合成は生成系Σfのうち要素f-1に対応していると考えることが出来る。
まず、対応f31および対応f32について説明する。
対応fおよびその逆対応f-1は「ものの見方・考え方」を変えることを支援するための語句の置き換えを提供するものであり、それらを任意に合成した対応f31および対応f32は、それぞれ対応fおよびその逆対応f-1に対応するものであり、また、[数7]および[数8]という特徴を有している。すなわち、対応f31および対応f32は、それぞれ対応fとその逆対応f-1を含み、且つ、さらに高次の語句の繋がりによる語句の置き換えをも包んでいると考えることができる。したがって、対応f31および対応f32に相当する対応fとその逆対応f-1の任意の合成も本発明の課題を解決する効果を有しているということが出来る。
対応f30は恒等対応1Σに対応しているので、「同義語・類義語」による置き換えであるモノイド準同型f1と類似しているということができる。しかしながら、対応f30も対応fおよびその逆対応f-1の合成によるものなので、前述の対応f31および対応f32と同様に高次の語句の繋がりによる語句の置き換えをも含むことが出来る。そのため、「同義語・類義語」による語句の置き換えを超えた高次の語句の繋がりによる語句の置き換えを含むことが可能となっている。図2のシルエットの喩えを用いれば、対応f30による語句の置き換えは、シルエットS1と類似の方向から見ているものの、高次の語句の繋がりにより、シルエットS1の方向から少し外れた方向から見ることも含むことが出来、すなわち「ものの見方・考え方」を変えることを支援できる方向より対象を見ているシルエットを提供することが出来る。従って、対応f30も本発明の課題を解決する効果を有しているということが出来る。
該第2の3つ組の語句集合(リスト)は、前記第1および第2の3つ組の語句集合(リスト)を点、該3つ組の語句集合(リスト)間の対応付けを辺とする無向グラフを考えれば、前述のように連結グラフをなしている。言い換えれば、1組もしくは複数の3つ組の語句集合(リスト)があれば、その3つ組の語句集合(リスト)を置き換える何らかの対応付けによって、他の3つ組の語句集合(リスト)を創り出すことができるとみることもできる。
[思考支援辞書]
まず、図8〜12を参照して、本実施にかかる思考支援辞書について説明する。
図8は、思考支援辞書の索引部の構成例であり、図9は、思考支援辞書の3つ組の語句リスト情報の掲載部の構成例である。
この思考支援辞書は、当該思考対象となる句もしくは文を構成する語句を含む3つ組の語句リストに関する情報を取得するための辞書であり、該語句を図8に示すような索引部を用いて検索し、該語句を含む3つ組の語句リストに関する情報を図9に示すような3つ組の語句リスト情報の掲載部により提供するという機能を有している。
索引部(図8)には、主要構成要素として、索引用50音見出しD1、語句の読み(英語などの表音文字で書かれた語句の場合は語句のスペリング)D2、語句の表記D3、対象語句を含む3つ組の語句リストID番号D4、対象語句を含む3つ組の語句リスト掲載ページD5が設けられている。
例えば、({“動詞”}、{“形容詞”}、{“名詞”})という既知の3つ組の語句リスト(集合)をひとつの目標として、前記第1の3つ組の語句リスト(集合)({“反対称関係”、“反対称的関係”}、{“どちらでもない二項関係”}、{“対称関係”、“対称的関係”})より導かれる複数の第2の3つ組語句リスト(集合)を連ねていくことにより、目標とする3つ組の語句リスト(集合)({“動詞”}、{“形容詞”}、{“名詞”})への対応付けのルートを見出していくという方法を用いることができる。
第1の3つ組語句リスト(集合):({“反対称関係”、“反対称的関係”}、{“どちらでもない二項関係”}、{“対称関係”、“対称的関係”})
→({“半順序”}、{“どちらでもない前順序”}、{“同値関係”})
→({“整列”、“序列化”、“配列”、“順序付け”}、{“関係付け”、“関連付け”}、{“分類”、“類別”、“類型化”、“同一視”})
→({“列”、“並び”、“連なり”、“序列”、“配列”、“順序”}、{“関係”、“関連”}、{“分類”、“カテゴリ”、“グループ”、“種類”、“区分”、“類別”、“類型”})
→({“動詞”}、{“形容詞”}、{“名詞”})
というように第1の3つ組の語句リスト(集合)より、目標とする既知の第2の3つ組の語句リスト(集合)への対応付けを連結的に行うことが可能である。本発明では、実施形態の一例として、前記の3つ組の語句リストの例を示しているが、同義語・類義語をどこまで含めるかという点や、対応付けの内容およびそのルートなどについては、目的などに応じて自由に変更していくことは可能であり、本実施形態に限定されるものではない。
次に、「該思考対象となる句もしくは文を語句単位に分割する。」(S11)という処理を行う。
「利益を生む。」→“利益”・“を”・“生む”
というように語句単位に分割することができる。
(1、2、3)→(2、3、1)
という置き換えに相当し、(1、2、3)を3つ組の語句リストの3分類カテゴリ名として(赤、青、緑)を用い、これに対応させれば、
(赤、青、緑)→(青、緑、赤)
という置き換えに相当することとなる。これらの3分類のカテゴリ名はその大まかな性質より(赤、青、緑)と名付けており、また、(赤、青、緑)の順としているが、これに限定されるものではない。
更に、置換σ1を再び作用させると、語句“利益”は、カテゴリ“赤”に属する語句リスト(集合){“原価”、“コスト”、“費用”、“経費”}に属する語句による置き換えに相当することとなり、語句“生む”は、カテゴリ“緑”に属する語句リスト(集合){“広める”、“広げる”、“広くする”、“拡げる”、“狭める”、“狭くする”、“絞る”、“拡大する”、“拡張する”、“縮小する”、“大きくする”、“小さくする”、“膨張させる”、“収縮させる”}に属する語句による置き換えに相当することとなる。
これにより、例えば、
「利益を生む。」→「原価を縮小する。」
という置き換えによる関連文を得ることとなる。
「商品(サービス)の特徴を生かす。」→“商品(サービス)”・“の”・“特徴”・“を”・“生かす”
となる。これらの語句を含む3つ組の語句リスト(集合)を思考支援辞書で検索すると、“商品(サービス)”は3つ組の語句リスト(集合)[102]のカテゴリ“緑”に属しており、“の”は3つ組の語句リスト(集合)[90]のカテゴリ“青”に属しており、“特徴”は3つ組の語句リスト(集合)[18]のカテゴリ“青”に属しており、“生かす”は3つ組の語句リスト(集合)[23]のカテゴリ“赤”に属している。
“商品(サービス)”→{“ニーズ”、“ウォンツ”、“欲求”}、
“の”→{“〜という”、“〜としての”}、
“特徴”→{“分類”、“カテゴリ”、“グループ”、…}、
“生かす”→{“持つ”、“有する”、“備える”、…}
という置き換え候補の語句を得る。この候補の組み合わせにより、例えば、「ニーズという分類を持つ。」という関連文を得ることができる。
“商品(サービス)”→{“企画”,“構想”,“デザイン”、“設計”,“マーケティング”}、
“の”→{“〜による”、“〜により”、“〜で”}、
“特徴”→{“行動”、“動作”、“作用”、“機能”、“働き”、“働き掛け”、“影響”}、
“生かす”→{“選ぶ”、“選択する”、“決める”、…}
という置き換え候補の語句を得る。この候補の組み合わせにより、例えば、「マーケティングにより働き掛けを決める。」という関連文を得ることができる。
次に、図13〜19を参照して、本実施にかかる思考支援辞書システムD20について説明する。
図13および図14は、思考支援辞書システムの表示部の表示例であり、図15は、思考支援辞書システムの内部構成を示すブロック図である。
表示部D50は、LCDなどのメインディスプレイD51やサブディスプレイD52などの画面表示装置からなり、CPU:D30からの指示に応じて各種情報を画面表示する機能を有している。
図16は語句基本情報テーブルの構成例であり、該テーブルは語句ID、語句表記、語句の読み、および統語属性に関する情報を有している。図17は3つ組の語句リスト基本情報テーブルの構成例であり、該テーブルは3つ組の語句リストID、統語属性、3つ組の語句リスト分類情報、3つ組の語句リスト含有語句情報に関する情報を有している。図18は語句ID―3つ組の語句リストID対応テーブルの構成例であり、該テーブルは語句ID、3つ組の語句リストID、および3つ組の語句リストカテゴリに関する情報を有している。この語句IDと3つ組の語句リストIDの対応情報は、各語句が含まれる3つ組の語句リストの対応関係を表している。図17の3つ組の語句リスト含有語句情報は、図16および図18に含まれる情報より生成することも可能であり、データとして保有せずとも表示リクエスト毎に生成することも処理時間に問題がなければ可能となる。図19は3つ組の語句リスト間対応テーブルの構成例であり、対応元3つ組の語句リストID、対応先3つ組の語句リストID、3つ組の語句リスト間対応情報に関する情報を有している。
入力部D40より入力された検索対象語句の読みD10(英語などの表音文字で書かれた語句の場合は検索対象語句のスペリング)をCPU:D30が受け取り、辞書DB:D62Aのデータテーブルの一つである前記語句基本情報テーブル(図16)を検索し、該当する語句の語句IDを見出す。見出された語句IDより、その語句を含む3つ組の語句リストIDを、前記語句ID―3つ組の語句リストID対応テーブル(図18)を用いて検索し、該当する3つ組の語句リストID(複数該当の場合には複数の3つ組の語句リストID)を見出し、それらの3つ組の語句リストに関する情報を、前記3つ組の語句リスト基本情報テーブル(図17)より検索し、表示部D50のメインディスプレイD51に表示する。表示された3つ組の語句リストに関する情報より、該当する語句を選択し、選択された3つ組の語句リストに関する情報を、同様の流れで、表示部D50のメインディスプレイD51に表示する。
次に、思考支援辞書システムのもう一つの実施形態として、図20および図21を参照して、本実施にかかる思考支援辞書システムDS10について説明する。
図20は、思考支援辞書システムの構成を示すブロック図であり、図21は、思考支援辞書サーバの内部構成の一例を示すブロック図である。
次に、図1を参照して、本実施にかかる思考支援システム10について説明する。図1は、思考支援システムの構成を示すブロック図である。
この思考支援システム10は、全体としてコンピュータにより自然言語を用いた情報処理を行う情報処理システムであり、入力された思考対象となる句もしくは文と関連を持ち、思考対象となる句もしくは文を構成する各語句を、該各語句を含む3つ組の語句リスト(集合)に含まれる語句、もしくは該3つ組の語句リスト(集合)に含まれる1つ以上の語句を共有する繋がりを1段、もしくは連結的に複数段有する3つ組語句リスト(集合)に含まれる語句よりなる関連語句を選択し提示することにより、思考、特に「ものの見方・考え方」を変える必要のある思考を支援する機能を有している。
画面表示部12は、LCDなどの画面表示装置からなり、演算処理部15からの指示に応じて各種情報を画面表示する機能を有している。
通信I/F部13は、データ通信用の専用回路からなり、LAN回線や無線回線などを介してデータ通信を行う機能を有している。
データベース部16で記憶する主なデータベースとして、3つ組の語句リスト(集合)に関連する語句関連データベースがある。
例えば、対応の合成を個別に指定する方式では、対応
[数10]、[数12]、
[数3]などの対応のグラフを全て求め、それらのグラフを前記対応の合成の3分類毎にブール行列の和を取ることにより、最大3種類の対応の合成の結果として、まとめて表示することが可能となる。また、このような回数別の対応の合成結果を予めデータベースに記憶させておくことも可能である。
思考支援システムの別の実施形態は、図20の思考支援辞書サーバDS30のところに前記思考支援システムと類似の機能を持つ思考支援サーバがあるという形態をとる。動作的には、前記思考支援システムのそれと同様となり、ある思考対象となる句もしくは文より「ものの見方・考え方」を変えるヒントとなる関連する句もしくは文を得ることができる。
以上、様々な実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明にかかる思考支援方法は、思考支援システムや思考支援方法などのように、思考対象となる句もしくは文を入力することにより関連する句もしくは文の候補を出力するという方法のみに限定されるものではない。例えば、前述のように、思考支援辞書、もしくは思考支援辞書システムを用いて、利用者が関連する句もしくは文の候補を見出すことも可能である。更に、例えば、このような辞書を用いた思考支援方法を支援するために、その思考支援方法の各ステップで行う必要な事項を把握しやすく、またその結果をまとめやすいように、形式を工夫した思考支援シート(紙・電子媒体どちらでも構わない)のようなものを用意することにより、よりこの思考支援方法を支援していくことも可能である。思考支援シート(紙媒体)の構成事例を図25〜27に示す。このシートに記載されている指示に従って所定の記入欄に思考支援辞書等を用いて該当する語句などを記入することにより、ある思考対象となる句もしくは文より「ものの見方・考え方」を変えるヒントとなる関連する句もしくは文を得ることができる。
以上、様々な実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
11…操作入力部
12…画面表示部
13…通信I/F部
14…記憶部
15…演算処理部
16A…関連語句DB
D1…索引用50音見出し
D2…対象語句の読み
D3…対象語句の表記
D4…対象語句を含む3つ組の語句リストID番号
D5…対象語句を含む3つ組の語句リスト掲載ページ
D6…3つ組の語句リストの統語的共通属性
D7…3つ組の語句リストの3分類カテゴリ名
D8…3つ組の語句リスト間の対応付けに関する情報(対応元よりの対応付け)
D10…検索対象語句の読み
D11…検索対象語句の読みに該当する語句リスト
D12…該当語句リストの選択語句を含む3つ組の語句リスト情報(プレビュー)
D13…該当語句リストの選択語句を含む3つ組の語句リスト情報
D20…思考支援辞書システム
D30…CPU
D40…入力部
D50…表示部
D62A…辞書DB
DS10…思考支援辞書システム
DS20…ユーザ端末
DS30…思考支援辞書サーバ
DS31…操作入力部
DS32…画面表示部
DS33…通信I/F部
DS34…記憶部
DS35…演算処理部
DS36A…辞書DB
DS40…通信ネットワーク
Claims (9)
- 入力された語句を検索対象となる対象語句として取得する入力処理手段と、
統語的に共通な属性を有するとともに意味的な共通部分を有する複数の語句を含む語句リストを、該複数の語句の意味的な関係により3つに分割した3つ組の語句リストをそれぞれ含む1組以上の第1の3つ組の語句リストと、
該第1の3つ組の語句リストより対応付けによって直接的もしくは間接的に対応付けられている3つ組の語句リストをそれぞれ含む第2の3つ組の語句リストと、
を包含する複数の第3の3つ組の語句リストを無向グラフの点とし、
該第3の3つ組の語句リスト間の前記対応付けもしくは該第3の3つ組の語句リスト間の語句リスト同士の1対1対応を無向グラフの辺としたとき、
該無向グラフが連結グラフである前記複数の第3の3つ組の語句リストに関する情報を記憶するデータ記憶手段と、
前記データ記憶手段より、前記対象語句を含む3つ組の語句リストに関する情報を選択して画面表示する関連語句選択手段と、
を備え、
3次交代群の恒等置換を除く少なくとも1つの置換によって定められる前記3つ組の語句リスト内における語句から語句リストへの置き換えによるモノイド準同型と同一視できる語句の置き換えにより、思考の対象となる句もしくは文を構成している語句を置き換え、当該思考対象の句もしくは文に関連する句もしくは文の候補を得るために用いられることを特徴とする思考支援辞書システム。 - 入力された語句を検索対象となる対象語句として取得する入力処理手段と、
統語的に共通な属性を有するとともに意味的な共通部分を有する複数の語句を含む語句リストを、該複数の語句の意味的な関係により3つに分割した3つ組の語句リストをそれぞれ含む複数の第1の3つ組の語句リストを包含する複数の第4の3つ組の語句リストを無向グラフの点とし、
該第4の3つ組の語句リスト間の語句リスト同士の1対1対応を無向グラフの辺としたとき、
該無向グラフが連結グラフである前記複数の第4の3つ組の語句リストに関する情報を記憶するデータ記憶手段と、
前記データ記憶手段より、前記対象語句を含む3つ組の語句リストに関する情報を選択して画面表示する関連語句選択手段と、
を備え、
3次交代群の恒等置換を除く少なくとも1つの置換によって定められる前記3つ組の語句リスト内における語句から語句リストへの置き換えによるモノイド準同型と同一視できる語句の置き換えにより、思考の対象となる句もしくは文を構成している語句を置き換え、当該思考対象の句もしくは文に関連する句もしくは文の候補を得るために用いられることを特徴とする思考支援辞書システム。 - 入力された思考の対象となる句もしくは文を処理対象となる対象句もしくは対象文として取得する入力処理手段と、
取得された当該対象句もしくは対象文を語句単位に分割することによって、分割された語句列を取得する分割処理手段と、
統語的に共通な属性を有するとともに意味的な共通部分を有する複数の語句を含む語句リストを、該複数の語句の意味的な関係により3つに分割した3つ組の語句リストをそれぞれ含む複数の第1の3つ組の語句リストを包含する複数の第4の3つ組の語句リストを無向グラフの点とし、
該第4の3つ組の語句リスト間の語句リスト同士の1対1対応を無向グラフの辺としたとき、
該無向グラフが連結グラフである前記複数の第4の3つ組の語句リストに関する情報を記憶するデータ記憶手段と、
前記語句列に含まれる各語句を含む前記3つ組の語句リスト、もしくは該3つ組の語句リストに含まれる1つ以上の語句を共有する繋がりを有する前記3つ組の語句リストに関する情報を、前記データ記憶手段より選択し、該情報の全てもしくは一部を画面表示する関連語句選択手段と、
を備えることを特徴とする思考支援システム。 - 入力された思考の対象となる句もしくは文を処理対象となる対象句もしくは対象文として取得する入力処理手段と、
取得された当該対象句もしくは対象文を語句単位に分割することによって、分割された語句列を取得する分割処理手段と、
統語的に共通な属性を有するとともに意味的な共通部分を有する複数の語句を含む語句リストを、該複数の語句の意味的な関係により3つに分割した3つ組の語句リストをそれぞれ含む複数の第1の3つ組の語句リストを包含する複数の第4の3つ組の語句リストを無向グラフの点とし、
該第4の3つ組の語句リスト間の語句リスト同士の1対1対応を無向グラフの辺としたとき、
該無向グラフが連結グラフである前記複数の第4の3つ組の語句リストに関する情報を記憶するデータ記憶手段と、
前記語句列に含まれる各語句を含む前記3つ組の語句リスト、もしくは該3つ組の語句リストに含まれる1つ以上の語句を共有する繋がりを1段、もしくは連結的に複数段有する前記3つ組の語句リストに関する情報を、前記データ記憶手段より選択し、該情報の全てもしくは一部を画面表示する関連語句選択手段と、
を備えることを特徴とする思考支援システム。 - 思考支援システムを構成するコンピュータが、
前記コンピュータに備えられた入力処理手段から、思考の対象となる句もしくは文を処理対象となる対象句もしくは対象文として取得する入力処理ステップと、
取得した当該対象句もしくは対象文を語句単位に分割することによって、分割された語句列を取得する分割処理ステップと、
統語的に共通な属性を有するとともに意味的な共通部分を有する複数の語句を含む語句リストを、該複数の語句の意味的な関係により3つに分割した3つ組の語句リストをそれぞれ含む複数の第1の3つ組の語句リストを包含する複数の第4の3つ組の語句リストを無向グラフの点とし、
該第4の3つ組の語句リスト間の語句リスト同士の1対1対応を無向グラフの辺としたとき、
該無向グラフが連結グラフである前記複数の第4の3つ組の語句リストに関する情報を記憶するデータ記憶手段より、前記語句列に含まれる各語句を含む前記3つ組の語句リスト、もしくは該3つ組の語句リストに含まれる1つ以上の語句を共有する繋がりを有する前記3つ組の語句リストに関する情報を選択し、該情報の全てもしくは一部を提示する関連語句選択ステップと、
を含むことを特徴とする思考支援方法。 - 入力された思考の対象とする句もしくは文を処理対象となる対象句もしくは対象文として取得する入力処理手段と、
取得された当該対象句もしくは対象文を語句単位に分割することによって、分割された語句列を取得する分割処理手段と、
統語的に共通な属性を有するとともに意味的な共通部分を有する複数の語句を含む語句集合を、該複数の語句の意味的な関係により3つに分割した3つ組の語句集合をそれぞれ含む複数の第1の3つ組の語句集合を包含する複数の第4の3つ組の語句集合を無向グラフの点とし、
該第4の3つ組の語句集合間の語句集合同士の1対1対応を無向グラフの辺としたとき、該無向グラフが連結グラフである前記複数の第4の3つ組の語句集合すべてにおいて、その対応する第1成分、第2成分、および第3成分の語句集合の和集合をそれぞれ第1の和集合Wr、第2の和集合Wb、および第3の和集合Wgとし、該3つ和集合の直和Wwを対応の始域および終域とする第1の対応fにおいて、
該対応fを3回合成した対応f 3 がその始域の全ての要素を不動点として持つことを特徴とする第1の対応fに関して、該第1の対応fおよびその逆対応である第2の対応f -1 および第1の対応fおよび第2の対応f -1 を任意に合成した第3の対応のいずれかの対応によって、前記分割処理手段により分割取得された語句列に含まれる語句を置き換える語句候補を選択し、該置き換え語句候補の全てもしくは一部を選択し画面表示する関連語句選択手段と、
を備えることを特徴とする思考支援システム。 - コンピュータを、請求項1〜4、6のいずれか1つに記載の思考支援辞書システムもしくは思考支援システムを構成する各手段として機能させるための思考支援プログラム。
- 請求項7に記載の思考支援プログラムを記憶した、コンピュータ読み込み可能な思考支援プログラム記憶媒体。
- 請求項1〜4のいずれか1つに記載のデータ記憶手段に記憶されているデータ、もしくは請求項6に記載の関連語句選択手段において用いられる前記第1の対応fもしくは第2の対応f -1 の少なくとも1つの対応に関するデータのいずれか1つを記憶したコンピュータ読み込み可能な思考支援データ記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014144186A JP5716223B1 (ja) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | 思考支援辞書、思考支援辞書システム、思考支援システム、思考支援方法、思考支援プログラム、思考支援プログラム記憶媒体、および思考支援データ記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014144186A JP5716223B1 (ja) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | 思考支援辞書、思考支援辞書システム、思考支援システム、思考支援方法、思考支援プログラム、思考支援プログラム記憶媒体、および思考支援データ記憶媒体 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014247636A Division JP2016021218A (ja) | 2014-12-08 | 2014-12-08 | 思考支援辞書、思考支援辞書システム、思考支援システム、思考支援方法、思考支援プログラム、思考支援プログラム記憶媒体、および思考支援データ記憶媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5716223B1 true JP5716223B1 (ja) | 2015-05-13 |
JP2016021126A JP2016021126A (ja) | 2016-02-04 |
Family
ID=53277362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014144186A Active JP5716223B1 (ja) | 2014-07-14 | 2014-07-14 | 思考支援辞書、思考支援辞書システム、思考支援システム、思考支援方法、思考支援プログラム、思考支援プログラム記憶媒体、および思考支援データ記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5716223B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6651371B2 (ja) | 2016-02-05 | 2020-02-19 | 株式会社ミツトヨ | 光電式エンコーダ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08115321A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 文書作成支援装置 |
JP2001511564A (ja) * | 1997-07-22 | 2001-08-14 | マイクロソフト コーポレイション | 全体の精度を高めるためにサーチ結果の自然言語処理を用いる情報検索システムのための装置および方法 |
JP2013125454A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Azbil Corp | 発想支援装置、方法、およびプログラム |
-
2014
- 2014-07-14 JP JP2014144186A patent/JP5716223B1/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08115321A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 文書作成支援装置 |
JP2001511564A (ja) * | 1997-07-22 | 2001-08-14 | マイクロソフト コーポレイション | 全体の精度を高めるためにサーチ結果の自然言語処理を用いる情報検索システムのための装置および方法 |
JP2013125454A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Azbil Corp | 発想支援装置、方法、およびプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016021126A (ja) | 2016-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210081611A1 (en) | Methods and systems for language-agnostic machine learning in natural language processing using feature extraction | |
US10885125B2 (en) | Techniques for curating data for query processing | |
Southwick | A guide for transforming digital collections metadata into linked data using open source technologies | |
US11550853B2 (en) | Using natural language expressions to define data visualization calculations that span across multiple rows of data from a database | |
US20150120735A1 (en) | Text mining system, text mining method, and program | |
JP2017204018A (ja) | 検索処理方法、検索処理プログラムおよび情報処理装置 | |
CN105009117B (zh) | 在线社交网络中的模糊结构化搜索查询 | |
Piasecki et al. | WordNetLoom: a WordNet development system integrating form-based and graph-based perspectives | |
Allen | Making corpus data visible: visualising text with research intermediaries | |
US20120179709A1 (en) | Apparatus, method and program product for searching document | |
Tsang | Taiwan's Impact on China: Why Soft Power Matters More Than Economic Or Political Inputs | |
Kavaz et al. | Chatbot-based natural language interfaces for data visualisation: A scoping review | |
Kurteva et al. | Interface to query and visualise definitions from a knowledge base | |
JP2015210700A (ja) | 商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム | |
US11281853B2 (en) | Ontology creation assistance device | |
JP5716223B1 (ja) | 思考支援辞書、思考支援辞書システム、思考支援システム、思考支援方法、思考支援プログラム、思考支援プログラム記憶媒体、および思考支援データ記憶媒体 | |
Mateos-Moreno et al. | Grounded theory as a methodology to design teaching strategies for historically informed musical performance | |
Yan et al. | Two Diverging roads: a semantic network analysis of chinese social connection (“guanxi”) on Twitter | |
JP2016021218A (ja) | 思考支援辞書、思考支援辞書システム、思考支援システム、思考支援方法、思考支援プログラム、思考支援プログラム記憶媒体、および思考支援データ記憶媒体 | |
US20160321259A1 (en) | Network insights | |
Schneider | When the world shrinks: Chinese concepts of culture, identity and history in the early twentieth century | |
JP2016162357A (ja) | 商品に対するユーザの感情分析装置及びプログラム | |
JP2012226697A (ja) | Wbs作成システムおよびwbs作成方法 | |
Poibeau et al. | Generating navigable semantic maps from social sciences corpora | |
Clark et al. | Linked data is people: building a knowledge graph to reshape the library staff directory |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20140728 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140728 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20141014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141021 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5716223 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |