JP5715099B2 - 分散データベースシステム、分散データベースシステムの第1データベース装置、分散データベースシステムの第2データベース装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

分散データベースシステム、分散データベースシステムの第1データベース装置、分散データベースシステムの第2データベース装置およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、分散データベースシステムで管理するデータと配信先ノードで管理するデータの整合性を分散データベースシステムにおける障害からの復旧中であっても確保できる技術に関するものである。
大容量のデータを一元的に管理する分散データベースシステムにおいては、障害が発生した場合であっても、データベースで管理する原本データと配信先ノードで管理するデータとの整合性が確保されていることが重要となる。
従来の一般的なデータベース技術として、データ更新中に障害が発生した場合に、予め保持されている更新データの履歴情報であるジャーナルを用いて、保守手順によりデータベースの復旧を行い、原本データと配信先ノードのデータの整合性を確保する。この場合、ジャーナルによるデータベースの復旧中は、データベースの操作を停止する。またはデータベースの操作を停止することなく復旧を可能とするためには、複雑な仕組みが必要となる(例えば、特許文献1)。しかし、いずれにせよ保守者稼働が発生してしまう。
特開2008−250717号公報
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、分散データベースシステムで管理するデータと配信先ノードで管理するデータの整合性を分散データベースシステムにおける障害からの復旧中であっても確保できる技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、第1データベース装置と第2データベース装置とを備える分散データベースシステムであって、前記第1データベース装置は、第1原本データを有し、前記第2データベース装置は、前記第1原本データに整合すべき第2原本データを有し、前記第1データベース装置と前記第2データベース装置は、前記第1原本データに整合すべきキャッシュデータを有する配信先ノードならびに、前記第1原本データ、前記第2原本データおよび前記キャッシュデータを更新するためのデータ更新リクエスト電文を前記第1データベース装置に送信する送信元ノードに対して通信可能であり、前記送信元ノードは、前記データ更新リクエスト電文を再送信させるためのデータ更新電文誘起応答電文を受信したなら、前記データ更新リクエスト電文を前記第2データベース装置に再送信するものであり、前記第1データベース装置は、前記データ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータを更新させるキャッシュデータ更新リクエスト電文を前記配信先ノードに送信し、前記配信先ノードからキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、前記第1原本データを更新するとともに、前記第2原本データを更新するための第2原本データ更新指示を前記第2データベース装置に送信し、前記第2データベース装置から第2原本データ更新応答を受信したなら、前記送信元ノードにデータ更新応答電文を送信するものであり、前記第2データベース装置は、前記第2原本データ更新指示を受信したなら、前記第2原本データを更新するとともに、前記第2原本データ更新応答を前記第1データベース装置に送信するものであり、前記配信先ノードは、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータを更新するとともに、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文の送信元に前記キャッシュデータ更新応答電文を送信するものであり、前記第1データベース装置は、前記キャッシュデータ更新応答電文を受信できなかったなら、前記第2データベース装置にマスター化指示を送信するとともに、前記送信元ノードに前記データ更新電文誘起応答電文を送信し、前記第2データベース装置は、前記マスター化指示を受信するとともに、前記送信元ノードから再送信されたデータ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文を前記配信先ノードに送信し、前記配信先ノードからキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、前記送信元ノードにデータ更新応答電文を送信することを特徴とする分散データベースシステムを設ける。
例えば、第2データベース装置は、前記データ更新リクエスト電文内のデータ入力リクエストを示すインサート情報をデータ変更リクエストを示すアップデート情報に変換し、当該アップデート情報を含むキャッシュデータ更新リクエスト電文を前記配信先ノードに送信する。
例えば、第2データベース装置は、前記配信先ノードから二重登録エラーのエラーコードを受信したなら、当該エラーコードを前記データ更新応答電文に含むべき成功コードに変換し、当該成功コードをデータ更新応答電文に含めて前記送信元ノードに送信する。
本発明によれば、第1データベース装置は、キャッシュデータ更新応答電文を受信できなかったなら、第2データベース装置にマスター化指示を送信するとともに、送信元ノードにデータ更新電文誘起応答電文を送信し、第2データベース装置は、マスター化指示を受信するとともに、送信元ノードから再送信されたデータ更新リクエスト電文を受信したなら、キャッシュデータ更新リクエスト電文を配信先ノードに送信し、配信先ノードからキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、送信元ノードにデータ更新応答電文を送信するので、第1データベース装置が復旧中であっても、原本データとキャッシュデータの整合性を確保することができる。
本発明の実施形態に係る分散データベースシステムの構成を示す図である。 分散データベースシステムの一構成例を示す図である。 第1の実施形態の動作についての説明図である。 第1の実施形態のシーケンス図である。 第2の実施形態の動作についての説明図である。 第2の実施形態のシーケンス図である。 第3の実施形態の動作についての説明図である。 第3の実施形態のシーケンス図である。 第4の実施形態の動作についての説明図である。 第4の実施形態のシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る分散データベースシステムの構成を示す図である。
分散データベースシステム1は、第1データベース装置11と第2データベース装置12とを備える分散データベースシステムである。第1データベース装置11と第2データベース装置12には主従関係があり、主従関係は入れ替わることができる。この時点では、第1データベース装置11が主のデータベース装置(マスターデータベース装置ともいう)、第2データベース装置12が従のデータベース装置(スレーブデータベース装置ともいう)であることとする。
なお、スレーブデータベース装置は、複数台あってもよい。つまり、分散データベースシステム1は、3台以上のデータベース装置を含んでいてもよい。
第1データベース装置11は、第1原本データ111を有し、第2データベース装置12は、第1原本データ111に整合すべき第2原本データ121を有する。
第1データベース装置11と第2データベース装置12は、送信元ノード2および配信先ノード3に対して通信可能である。
配信先ノード3は、第1原本データ111および第2原本データ121に整合すべきキャッシュデータ31を有する。
送信元ノード2は、第1原本データ111、第2原本データ121およびキャッシュデータ31を更新させるためのデータ更新リクエスト電文をマスターデータベース装置、この時点では第1データベース装置11に送信するようになっている。
送信元ノード2は、データ更新リクエスト電文を再送信させるためのデータ更新電文誘起応答電文を受信したなら、データ更新リクエスト電文をマスターデータベース装置、例えば、主従関係が入れ替わった後の第2データベース装置12に再送信するようになっている。
図2は、分散データベースシステム1の一構成例を示す図である。
第1データベース装置11は、例えば、2つの第1原本データ111(アクト系とスタンバイ系)を有していてもよい。この場合、アクト系の第1原本データ111を管理するアクト系装置11aが配信先ノード3から応答を受信できない場合、スタンバイ系の第1原本データ111を管理するスタンバイ系装置11bに切り替えることで復旧を行う。しかし、スタンバイ系装置11bの信号処理状態等をアクト系装置11aと同じにする必要があり、長時間を要する。
第2データベース装置12は、例えば、2つの第2原本データ121(アクト系とスタンバイ系)を有していてもよい。この場合、アクト系の第2原本データ121を管理するアクト系装置12aが配信先ノード3から応答を受信できない場合、スタンバイ系の第2原本データ121を管理するスタンバイ系装置12bに切り替えることで復旧を行う。しかし、スタンバイ系装置12bの信号処理状態等をアクト系装置12aと同じにする必要があり、長時間を要する。
分散データベースシステム1は、この切り替えに要する時間に関わらず、つまり、障害からの復旧中であっても、原本データとキャッシュデータの整合性を確保する。
(第1の実施形態)
次に、図3、図4を参照し、第1の実施形態として、第1データベース装置11がマスターデータベース装置である場合の通常動作について説明する。
S101:送信元ノード2は、例えば、第1原本データ111、第2原本データ121およびキャッシュデータ31を更新する場合は、更新データ(以下、更新データ「xxxx」という)、リトライフラグ「OFF」および電文識別子(例えば、「rcv−id1」)を含むデータ更新リクエスト電文をマスターデータベース装置、この時点では第1データベース装置11に送信する。図示しないが、データ更新リクエスト電文は、データ更新のプロトコルで定められたインサート情報(データの上書きでなくデータの入力のリクエストであること(データ入力リクエスト)を示す情報)を含む。インサート情報は、以降の説明におけるデータ更新リクエスト電文にも含まれる。
S102:第1データベース装置11は、送信元電文管理表、電文識別子対応表および配信先電文管理表を有しており、このようなデータ更新リクエスト電文を受信したなら、送信元電文管理表には、受信したデータ更新リクエスト電文内の電文識別子「rcv−id1」と処理状態「処理中」を記憶させ、電文識別子対応表には電文識別子「rcv−id1」とこれから送信するキャッシュデータ更新リクエスト電文に格納する電文識別子「snd−id1」を記憶させ、配信先電文管理表には電文識別子「snd−id1」と処理状態「処理中」を記憶させる。
S103:次に、第1データベース装置11は、更新データ「xxxx」の形式を配信先ノード3での利用や配信先ノード3への送信に適したものに変換したデータ(以下、更新データ「yyyy」という)、リトライフラグ「OFF」および電文識別子「snd−id1」を含むキャッシュデータ更新リクエスト電文を配信先ノード3に送信する。なお、更新データを「xxxx」の形式のままキャッシュデータ更新リクエスト電文に含ませてもよい。図示しないが、キャッシュデータ更新リクエスト電文もデータ更新リクエスト電文と同様にインサート情報を含む。インサート情報は、以降の説明におけるキャッシュデータ更新リクエスト電文にも含まれる。
S104、S105:配信先ノード3は、このようなキャッシュデータ更新リクエスト電文を受信したなら、キャッシュデータ31の一部を更新データ「yyyy」で更新し、電文識別子「snd−id1」を含むキャッシュデータ更新応答電文を第1データベース装置11に送信する。
S106:第1データベース装置11は、キャッシュデータ更新リクエスト電文の送信先(この場合、配信先ノード3)からキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、第1原本データ111の一部を更新データ「xxxx」で更新する。
S107:次に、第1データベース装置11は、第2原本データ121を更新させるための、更新データ「xxxx」を含む第2原本データ更新指示を第2データベース装置12に送信する。
S108、S109:第2データベース装置12は、第2原本データ更新指示を受信したなら、第2原本データ121の一部を更新データ「xxxx」で更新し、第2原本データ更新応答を第1データベース装置11に送信する。
S110:第1データベース装置11は、第2原本データ更新応答を受信したなら、送信元ノード2に対し、電文識別子「rcv−id1」を含むデータ更新応答電文を送信する。なお、データ更新応答電文には所定の成功コードが含まれる。
S111:次に、第1データベース装置11は、送信元電文管理表から電文識別子「rcv−id1」と処理状態「処理中」を削除し、電文識別子対応表から電文識別子「rcv−id1」と電文識別子「snd−id1」を削除し、配信先電文管理表から電文識別子「snd−id1」と処理状態「処理中」を削除する。
(第2の実施形態)
次に、図5、図6を参照し、第2の実施形態として、第1データベース装置11がマスターデータベース装置である場合の異常時の動作について説明する。
まず、S201〜S205については、第1の実施形態のS101〜S105と同じなので、説明を省略する。
S206、S207、S208:第1データベース装置11は、例えば、第1データベース装置11と配信先ノード3の間のネットーワーク断などにより、キャッシュデータ更新応答電文を受信できなかったなら(S206)、第2データベース装置12にマスター化指示(マスターの権限を委譲する指示)を送信するとともに、送信元ノード2に対し、電文識別子「rcv−id1」を含むデータ更新電文誘起応答電文を送信する。
なお、スレーブデータベース装置が複数ある場合、マスター化指示は、例えば、その中で、予め次にマスターデータベース装置となるように定められたスレーブデータベース装置、または、その時点で適宜選択したスレーブデータベース装置に送信すればよい。
例えば、図2において、第1データベース装置11のアクト系装置11aがキャッシュデータ更新応答電文を受信できなかったなら、スタンバイ系装置11bへの切り替えによる復旧がなされる。この復旧には、場合によっては、長時間を要するが、第2データベース装置12にマスター化指示を送信し、送信元ノード2にデータ更新電文誘起応答電文を送信するので、以下のように、復旧中であっても、原本データとキャッシュデータの整合性が確保される。
S209:第1データベース装置11は、送信元電文管理表から電文識別子「rcv−id1」と処理状態「処理中」を削除し、電文識別子対応表から電文識別子「rcv−id1」と電文識別子「snd−id1」を削除し、配信先電文管理表から電文識別子「snd−id1」と処理状態「処理中」を削除する。
S210:送信元ノード2は、データ更新電文誘起応答電文を受信したなら、更新データ「xxxx」、リトライフラグ「ON」および電文識別子「rcv−id1」を含むデータ更新リクエスト電文をマスターデータベース装置、この時点では第2データベース装置12に送信する。なお、ここでは、ステップS201のときと同じ電文識別子「rcv−id1」を使用するが、異なっていてもよい。以下、同じ電文識別子を使用することとして説明を続ける。
S211:第2データベース装置12は、送信元電文管理表、電文識別子対応表および配信先電文管理表を有しており、マスター化指示を受信し、再送信されたデータ更新リクエスト電文を受信したなら、送信元電文管理表には、受信したデータ更新リクエスト電文内の電文識別子「rcv−id1」と処理状態「処理中」を記憶させ、電文識別子対応表には電文識別子「rcv−id1」とこれから送信するデータ更新リクエスト電文に格納する電文識別子「snd−id1」を記憶させ、配信先電文管理表には電文識別子「snd−id1」と処理状態「処理中」を記憶させる。
S212:次に、第2データベース装置12は、更新データ「xxxx」を更新データ「yyyy」に変換し、更新データ「yyyy」、リトライフラグ「ON」および電文識別子「snd−id1」を含むキャッシュデータ更新リクエスト電文を配信先ノード3に送信する。
S213、S214:配信先ノード3は、キャッシュデータ更新リクエスト電文を受信し、リトライフラグが「ON」なので、キャッシュデータの既に更新した部分「yyyy」を更新データ「yyyy」で上書きし、電文識別子「snd−id1」を含むキャッシュデータ更新応答電文を第2データベース装置12に送信する。なお、配信先ノード3は、このようなキャッシュデータにおける二重登録を禁止している場合は、二重登録のエラーコードを第2データベース装置12に送信する。
S215:第2データベース装置12は、キャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、第2原本データ121の一部を更新データ「xxxx」で更新する。なお、第1データベース装置11、第2データベース装置12は、同じエラーコード変換表を有し、第2データベース装置12は、2重登録のエラーコードを受信したなら、エラーコード変換表で、このエラーコードに対応づけられた成功コード(データ更新応答電文に含むべきもの)を読み出す。
S216:次に、第2データベース装置12は、送信元ノード2に対し、電文識別子「rcv−id1」を含むデータ更新応答電文を送信する。なお、第2データベース装置は、2重登録のエラーコードを受信した場合は、読み出した成功コードをデータ更新応答電文に含める。
S217:次に、第2データベース装置12は、送信元電文管理表から電文識別子「rcv−id1」と処理状態「処理中」を削除し、電文識別子対応表から電文識別子「rcv−id1」と電文識別子「snd−id1」を削除し、配信先電文管理表から電文識別子「snd−id1」と処理状態「処理中」を削除する。
したがって、第2の実施形態によれば、第1データベース装置11は、キャッシュデータ更新応答電文を受信できなかったなら(S206)、第2データベース装置12にマスター化指示を送信するとともに(S207)、送信元ノード2にデータ更新電文誘起応答電文を送信し(S208)、第2データベース装置12は、マスター化指示を受信するとともに、送信元ノード2から再送信されたデータ更新リクエスト電文を受信したなら(S210)、キャッシュデータ更新リクエスト電文を配信先ノード3に送信し(S212)、配信先ノード3からキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら(S215)、送信元ノード2にデータ更新応答電文を送信する(S216)ので、ジャーナルを用いた復旧のような保守手順を実行することなく、第1データベース装置11が復旧中であっても、原本データとキャッシュデータの整合性を確保することができる。また、第1データベース装置11が、アクト系装置11aからスタンバイ系装置11bへの切り替えによる復旧中であっても、原本データとキャッシュデータの整合性を確保することができる。つまり、復旧と並行して、原本データとキャッシュデータをその整合性を確保しつつ更新を行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、図7、図8を参照し、第3の実施形態として、第1データベース装置11がマスターデータベース装置である場合の異常時の別の動作について説明する。
まず、S301〜S311については、第2の実施形態のS201〜S211と同じなので、説明を省略する。
S312:次に、第2データベース装置12は、更新データ「xxxx」を更新データ「yyyy」に変換し、また、データ更新リクエスト電文内のインサート情報を、データ更新のプロトコルで定められたアップデート情報(データの上書きのリクエストであること(データ変更リクエスト)を示す情報)に変換する。そして、第2データベース装置12は、更新データ「yyyy」、アップデート情報および電文識別子「snd−id1」を含むキャッシュデータ更新リクエスト電文を配信先ノード3に送信する。
S313、S314:配信先ノード3は、キャッシュデータ更新リクエスト電文を受信し、アップデート情報が含まれるので、キャッシュデータの既に更新した部分「yyyy」を更新データ「yyyy」で上書きし、電文識別子「snd−id1」を含むキャッシュデータ更新応答電文を第2データベース装置12に送信する。なお、配信先ノード3は、このようなキャッシュデータにおける二重登録を禁止している場合は、二重登録のエラーコードを第2データベース装置12に送信する。
S315〜S317については、第2の実施形態のS215〜S217と同じなので、説明を省略する。
したがって、第3の実施形態によれば、第2データベース装置12は、データ更新リクエスト電文内のインサート情報をアップデート情報に変換し、アップデート情報を含むキャッシュデータ更新リクエスト電文を配信先ノード3に送信する(S312)ので、例えば、配信先ノード3が、リトライフラグを受け付けず、しかも、インサート情報は2回以上受け付けないがアップデート情報なら何回でも受け付ける場合、キャッシュデータの既に更新した部分を上書きすることができる。
なお、配信先ノード3に信号を送信する際のデータ操作インタワークは、配信先ノード3のデータベース実装に依存する。ここでは例として、インサート情報をアップデート情報に変換したが、逆にアップデート情報をインサート情報に変換してもよい。その場合、該当ユーザのデータを全て送信することとなる。
また、第2データベース装置12は、配信先ノード3から二重登録エラーのエラーコードを受信したなら、エラーコードを成功コードに変換し、成功コードをデータ更新応答電文に含めて送信元ノード2に送信するので、配信先ノード3が、二重登録を禁止する場合であっても、その二重登録禁止の影響が送信元ノード2へ及ぶのを防ぐことができる。
(第4の実施形態)
次に、図9、図10を参照し、第4の実施形態として、第1データベース装置11がマスターデータベース装置であり、かつ、第1原本データ111と第2原本データ121のみを更新する場合の通常時の動作について説明する。
S401:送信元ノード2は、例えば、第1原本データ111および第2原本データ121を更新する場合は、更新データ(以下、更新データ「xxxx」という)、リトライフラグ「OFF」および電文識別子(例えば、「rcv−id1」)を含むデータ更新リクエスト電文をマスターデータベース装置、この時点では第1データベース装置11に送信する。
S402:第1データベース装置11は、このようなデータ更新リクエスト電文を受信したなら、送信元電文管理表に、受信したデータ更新リクエスト電文内の電文識別子「rcv−id1」と処理状態「処理中」を記憶させる。
S403:次に、第1データベース装置11は、第1原本データ111の一部を更新データ「xxxx」で更新する。
S404:次に、第1データベース装置11は、更新データ「xxxx」を含む第2原本データ更新指示を第2データベース装置12に送信する。
S405、S406:第2データベース装置12は、第2原本データ更新指示を受信したなら、第2原本データ121の一部を更新データ「xxxx」で更新し、第2原本データ更新応答を第1データベース装置11に送信する。
S407:第1データベース装置11は、第2原本データ更新応答を受信したなら、送信元ノード2に対し、電文識別子「rcv−id1」を含むデータ更新応答電文を送信する。
S408:次に、第1データベース装置11は、送信元電文管理表から電文識別子「rcv−id1」と処理状態「処理中」を削除する。
なお、これまでの説明では、当初は第1データベース装置11がマスターデータベース装置であったが、第2データベース装置12が当初のマスターデータベース装置である場合は、第1データベース装置11と第2データベース装置12の動作が逆となる。これについては、冗長となるので説明を省略する。
また、第1データベース装置11や第2データベース装置12としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録でき、また、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
1 分散データベースシステム
2 送信元ノード
3 配信先ノード
11 第1データベース装置
11a、12a アクト系装置
11b、12b スタンバイ系装置
12 第2データベース装置
31 キャッシュデータ
111 第1原本データ
121 第2原本データ

Claims (7)

  1. 第1データベース装置と第2データベース装置とを備える分散データベースシステムであって、
    前記第1データベース装置は、第1原本データを有し、前記第2データベース装置は、前記第1原本データに整合すべき第2原本データを有し、前記第1データベース装置と前記第2データベース装置は、前記第1原本データに整合すべきキャッシュデータを有する配信先ノードならびに、前記第1原本データ、前記第2原本データおよび前記キャッシュデータを更新するためのデータ更新リクエスト電文を前記第1データベース装置に送信する送信元ノードに対して通信可能であり、前記送信元ノードは、前記データ更新リクエスト電文を再送信させるためのデータ更新電文誘起応答電文を受信したなら、前記データ更新リクエスト電文を前記第2データベース装置に再送信するものであり、
    前記第1データベース装置は、前記データ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータを更新させるキャッシュデータ更新リクエスト電文を前記配信先ノードに送信し、前記配信先ノードからキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、前記第1原本データを更新するとともに、前記第2原本データを更新するための第2原本データ更新指示を前記第2データベース装置に送信し、前記第2データベース装置から第2原本データ更新応答を受信したなら、前記送信元ノードにデータ更新応答電文を送信するものであり、
    前記第2データベース装置は、前記第2原本データ更新指示を受信したなら、前記第2原本データを更新するとともに、前記第2原本データ更新応答を前記第1データベース装置に送信するものであり、
    前記配信先ノードは、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータを更新するとともに、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文の送信元に前記キャッシュデータ更新応答電文を送信するものであり、
    前記第1データベース装置は、前記キャッシュデータ更新応答電文を受信できなかったなら、前記第2データベース装置にマスター化指示を送信するとともに、前記送信元ノードに前記データ更新電文誘起応答電文を送信し、
    前記第2データベース装置は、前記マスター化指示を受信するとともに、前記送信元ノードから再送信されたデータ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文を前記配信先ノードに送信し、前記配信先ノードからキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、前記送信元ノードにデータ更新応答電文を送信する
    ことを特徴とする分散データベースシステム。
  2. 第1データベース装置と第2データベース装置とを備える分散データベースシステムの前記第1データベース装置であって、
    前記第1データベース装置は、第1原本データを有し、前記第2データベース装置は、前記第1原本データに整合すべき第2原本データを有し、前記第1データベース装置と前記第2データベース装置は、前記第1原本データに整合すべきキャッシュデータを有する配信先ノードならびに、前記第1原本データ、前記第2原本データおよび前記キャッシュデータを更新するためのデータ更新リクエスト電文を前記第1データベース装置に送信する送信元ノードに対して通信可能であり、前記送信元ノードは、前記データ更新リクエスト電文を再送信させるためのデータ更新電文誘起応答電文を受信したなら、前記データ更新リクエスト電文を前記第2データベース装置に再送信するものであり、
    前記第1データベース装置は、前記データ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータを更新させるキャッシュデータ更新リクエスト電文を前記配信先ノードに送信し、前記配信先ノードからキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、前記第1原本データを更新するとともに、前記第2原本データを更新するための第2原本データ更新指示を前記第2データベース装置に送信し、前記第2データベース装置から第2原本データ更新応答を受信したなら、前記送信元ノードにデータ更新応答電文を送信するものであり、
    前記第2データベース装置は、前記第2原本データ更新指示を受信したなら、前記第2原本データを更新するとともに、前記第2原本データ更新応答を前記第1データベース装置に送信するものであり、
    前記配信先ノードは、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータを更新するとともに、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文の送信元に前記キャッシュデータ更新応答電文を送信するものであり、
    前記第1データベース装置は、前記キャッシュデータ更新応答電文を受信できなかったなら、前記第2データベース装置にマスター化指示を送信するとともに、前記送信元ノードに前記データ更新電文誘起応答電文を送信し、
    前記第2データベース装置は、前記マスター化指示を受信するとともに、前記送信元ノードから再送信されたデータ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文を前記配信先ノードに送信し、前記配信先ノードからキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、前記送信元ノードにデータ更新応答電文を送信する
    ことを特徴とする分散データベースシステムの第1データベース装置。
  3. 第1データベース装置と第2データベース装置とを備える分散データベースシステムの前記第2データベース装置であって、
    前記第1データベース装置は、第1原本データを有し、前記第2データベース装置は、前記第1原本データに整合すべき第2原本データを有し、前記第1データベース装置と前記第2データベース装置は、前記第1原本データに整合すべきキャッシュデータを有する配信先ノードならびに、前記第1原本データ、前記第2原本データおよび前記キャッシュデータを更新するためのデータ更新リクエスト電文を前記第1データベース装置に送信する送信元ノードに対して通信可能であり、前記送信元ノードは、前記データ更新リクエスト電文を再送信させるためのデータ更新電文誘起応答電文を受信したなら、前記データ更新リクエスト電文を前記第2データベース装置に再送信するものであり、
    前記第1データベース装置は、前記データ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータを更新させるキャッシュデータ更新リクエスト電文を前記配信先ノードに送信し、前記配信先ノードからキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、前記第1原本データを更新するとともに、前記第2原本データを更新するための第2原本データ更新指示を前記第2データベース装置に送信し、前記第2データベース装置から第2原本データ更新応答を受信したなら、前記送信元ノードにデータ更新応答電文を送信するものであり、
    前記第2データベース装置は、前記第2原本データ更新指示を受信したなら、前記第2原本データを更新するとともに、前記第2原本データ更新応答を前記第1データベース装置に送信するものであり、
    前記配信先ノードは、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータを更新するとともに、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文の送信元に前記キャッシュデータ更新応答電文を送信するものであり、
    前記第1データベース装置は、前記キャッシュデータ更新応答電文を受信できなかったなら、前記第2データベース装置にマスター化指示を送信するとともに、前記送信元ノードに前記データ更新電文誘起応答電文を送信し、
    前記第2データベース装置は、前記マスター化指示を受信するとともに、前記送信元ノードから再送信されたデータ更新リクエスト電文を受信したなら、前記キャッシュデータ更新リクエスト電文を前記配信先ノードに送信し、前記配信先ノードからキャッシュデータ更新応答電文を受信したなら、前記送信元ノードにデータ更新応答電文を送信する
    ことを特徴とする分散データベースシステムの第2データベース装置。
  4. 前記データ更新リクエスト電文内のデータ入力リクエストを示すインサート情報をデータ変更リクエストを示すアップデート情報に変換し、当該アップデート情報を含むキャッシュデータ更新リクエスト電文を前記配信先ノードに送信することを特徴とする請求項3記載の分散データベースシステムの第2データベース装置。
  5. 前記配信先ノードから二重登録エラーのエラーコードを受信したなら、当該エラーコードを前記データ更新応答電文に含むべき成功コードに変換し、当該成功コードをデータ更新応答電文に含めて前記送信元ノードに送信することを特徴とする請求項3または4記載の分散データベースシステムの第2データベース装置。
  6. 請求項2記載の分散データベースシステムの第1データベース装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
  7. 請求項3ないし5のいずれかに記載の分散データベースシステムの第2データベース装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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