JP5713493B2 - 斜板式ピストンポンプ - Google Patents
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Description
本発明は、前記返送管の配管経路には液圧ゲージが取り付けられていることを特徴とする。
図13は、一般的な油圧システムを例示する図である。モータ9が回ってポンプ1を動作させると、タンク120内の作動油100が吸込管221から吸込まれ、吸込口22から吸込まれた作動液100が圧送され吐出口21に接続された吐出管211から油圧シリンダ110内に吐出され、この油圧力によって油圧シリンダ110が前進する。この油圧システムは、工作機械や建設機械、プレス機や射出成形機等の広範囲な用途で適用される。作動液100の材質は、一般的な油圧ポンプに使用される鉱物系作動油のみならず、水‐グリコール系の作動液としてもよい。本発明の実施形態の斜板式ピストンポンプ1は、このような油圧システムに適用される。
図1は、本発明の第1の実施形態の斜板式ピストンポンプの外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態の斜板式ピストンポンプを側面から見た断面図である。本実施形態の斜板式ピストンポンプ1は、駆動手段としての電動モータ9と、ハウジング2と、ハウジング2に内蔵された回転シリンダ3と、ハウジング2に内蔵された斜板55とを備える。モータ9の駆動軸91と回転シリンダ3の回転軸31とはカップリング92で連結されている(図2)。
図12は、回転シリンダ3と斜板55との関係を示す図である。前記ピストン収納穴35には、それぞれピストン51が収納されており、ピストン51は中空となっており、スプリング52が内蔵されている。ピストン51の頭部は、球面状の自在継手になっており、スリッパ56(シュー56)が付いている。スプリング52はピストン51の頭部を押しており、その継手を介してピストン51の頭部が常に斜板55に接している。この構成によって、前記モータ9にて回転シリンダ3がその回転軸31で回転すると、回転シリンダ3に内蔵された複数のピストン51がハウジング2内に配された斜板55の傾斜角度に比例したストロークで回転軸の中心線P1−P1線と平行に往復運動し、これらピストン51の往復運動によってハウジング2の吸込口22から吸込まれた作動液100が圧送されハウジング2の吐出口21から吐出されることとなる。図2では、Q1−Q1線が、前記吸込口22と吐出口21の中心線と直交している。
図4に示す例では、吐出液用溝25の作動液面の面積S1と、吐出液用溝25の作動液面の面積S1と、複数のカウンタ液用溝28の作動液面の面積S21,S22の総和面積S2とが等しく設定される(S1=S2=S21+S22)。
図7は、本実施形態の斜板式ピストンポンプを側面から見た断面図である。ここで、同一の符号は同じ機能を表しており、その説明を適宜省略する。
図8は返送路700がハウジング2の内側に形成されている例であり、吐出液用溝25と返送路700とカウンタ液用溝28とが接続されている。図8に示す例では、返送路700を形成するのに必要な数の直線状の穴をハウジング2に設け、ハウジング2側の開口部に栓790を取り付けて、返送路700を形成している。ここで、これらの栓790のうちいずれかの個所に液圧ゲージを取り付ける構成とすれば、カウンタ液用溝28にかかる液圧を確認することが容易であり、さらには前記液圧ゲージに加えて液圧制御弁などの調整弁を取り付ける構成とすれば、カウンタ液用溝28にかかる液圧を微調整することも可能となる。なお、ハウジング2の内側に返送路700を形成する構成は前記実施例に限定されず、適宜各種形状や各種方法で返送路700を形成することが可能である。
例えば、上述の実施形態では、吐出液用溝25と吸込液用溝27とが同一円周線上で向かい合って配されているとしたが、回転シリンダ3の内部構造を工夫することで、吐出液用溝25とカウンタ液用溝28とが同一円周線上で向かい合って配されている構成とすることも可能となる。
さらには、既知の油圧モータと同様の方法にて、モータ9を備えずに、吸込口22から圧油を入れてその油圧エネルギーによって回転シリンダ3を回転させることで、油圧モータとして利用することも可能である。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
2 ハウジング、
21 吐出口、
22 吸込口、
25 吐出液用溝、
27 吸込液用溝、
28 カウンタ液用溝、
3 回転シリンダ、
44,45 ベアリング、
51 ピストン、
52 スプリング、
55 斜板、
6,61,62 カウンタ受口、
7,71,72 返送口、
700,711,721 返送管(返送路)、
8 ドレイン口、
9 駆動手段(モータ)
100 作動液(作動油)、
110 油圧シリンダ、
120 タンク、
F1 吐出液用溝の作動液からの押圧力、
F2 カウンタ液用溝の作動液からの押圧力、
L1 吐出液用溝の周方向の長さ、
L2 カウンタ液用溝の周方向の長さ
Claims (5)
- 駆動手段によって回転シリンダがその回転軸で回転すると、回転シリンダに内蔵された複数のピストンがハウジング内に配された斜板の傾斜角度に比例したストロークで回転軸と平行に往復運動し、これらピストンの往復運動によってハウジングの吸込口から吸込まれた作動液が圧送されハウジングの吐出口から吐出される構成であって、前記回転シリンダの外周側面と近接して向き合う前記ハウジングの内周側面のうち、吐出口側には吐出液用溝が形成され、吸込口側には吸込液用溝が形成されるとともに、前記吐出液用溝と相対する位置にはカウンタ液用溝が形成されており、前記ハウジングの外側の返送路を経由して前記吐出液用溝からカウンタ液用溝に作動液の一部が返送される構成とし、前記吐出液用溝に供給された作動液面の面積が前記カウンタ液用溝に供給された作動液面の面積の0.9〜1.1倍の関係になるようにそれぞれの作動液面の面積を設定してなることを特徴とする斜板式ピストンポンプ。
- 前記吐出液用溝に供給された作動液面の面積が前記カウンタ液用溝に供給された作動液面の面積の1.0倍の関係になるようにそれぞれの作動液面の面積を設定してなることを特徴とする請求項1記載の斜板式ピストンポンプ。
- 前記吐出液用溝の周方向の長さが前記カウンタ液用溝の周方向の長さの0.9〜1.1倍の関係になるようにそれぞれの周方向の長さを設定してなることを特徴とする請求項1または2記載の斜板式ピストンポンプ。
- 前記吐出液用溝の周方向の長さが前記カウンタ液用溝の周方向の長さの1.0倍の関係になるようにそれぞれの周方向の長さを設定してなることを特徴とする請求項3記載の斜板式ピストンポンプ。
- 前記回転シリンダ内には前記ピストンがそれぞれ対向して配されており、かつ、前記回転シリンダの外周側面と近接して向き合う前記ハウジングの内周側面の両側で前記斜板と前記斜板との間の位置には前記回転シリンダを軸支するためのベアリングが配されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の斜板式ピストンポンプ。
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2011
- 2011-02-16 JP JP2011031396A patent/JP5713493B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2012167653A (ja) | 2012-09-06 |
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