JP5712387B2 - 画像表示処理方法及び画像表示処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示処理方法及び画像表示処理装置に関し、特に、画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理方法及び画像表示処理装置に関する。
低解像度の画像を高解像度の画像に変換すべく画素を補間する方法や、画像の回転・変形処理において原画素値を用いて新たな画素値を決定する方法としては、従来より様々な方法が提案されている。例えば、バイリニア法は、補間点を囲む4点の画素からの距離に応じて、それらの画素値を線形に内挿して補間画素(少数画素とも称す)値を決定する方法である。また、バイキュービック法は、補間点の周囲にある16点の画素の画素値を利用して所定の3次元関数の値を算出して補間画素値を決定する方法である。
しかしながら、上述の各方法では、斜め方向のエッジにいわゆるジャギーが発生したり、全体的にぼやけてしまうという課題がある。
そこで、高品質な拡大手法として、コスト関数やエッジ方向などに応じて、画像領域を三角形に分割して画素を補間する三角形分割手法が提案されており、代表的なものとして、Data Dependent Triangulationが挙げられる(例えば、非特許文献1参照)。これは、各画素を頂点とする格子状の各領域に渡って、コスト関数に基づいて、各領域を三角形に分割し、補間すべき画素の値を算出する際のサンプリング(参照)画素点を決定する手法である。
この三角形分割手法によれば、斜め方向のエッジについて、ジャギーの発生を抑えることができ、ぼやけてしまうという課題が克服できる。
X.Yu, B. S. Morse, and T. W. Sederberg, "Image Reconstruction UsingData-Dependent Triangulation", IEEE Computer Graphics and Applications, Vol.21, No. 3, pp. 62-68 May/Jun. (2001)
ところで、画像処理においては、画像データに対して、目的に応じて各種フィルタ処理を行うことはごく一般的となっている。例えば、画像データに含まれるノイズ、すなわち高周波成分、を除去するには、ノイズ除去(平滑化)フィルタが用いられる。また、画像に含まれる個々の画像の境界を鮮鋭化するには、エッジ強調(鮮鋭化)フィルタが用いられる。
しかしながら、三角形分割手法による補間処理にはフィルタ処理が採用されていないのが現状である。
本発明は上述のような事情から為されたものであり、本発明の目的は、三角形分割手法による補間処理において、フィルタ処理を併せて画質向上を図ることができる画像表示処理方法及び画像表示処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の画像表示処理方法は、ノイズ抑制フィルタ処理部と、三角形分割評価部及び補間部を有する描画回路とを備えた画像表示処理装置による、画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理方法であって、前記ノイズ抑制フィルタ処理部が、前記画像を構成する画像データに対してノイズ抑制フィルタ処理を行い、前記三角形分割評価部が、前記ノイズ抑制フィルタ処理後の画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定し、前記補間部が、前記決定された一の分割パターンに基づき、前記画像を構成する画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求めることを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像表示処理方法は、エッジ強調フィルタ処理部と、三角形分割評価部及び補間部を有する描画回路とを備えた画像表示処理装置による、画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理方法であって、前記三角形分割評価部が、前記画像を構成する画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定し、前記エッジ強調フィルタ処理部が、前記画像を構成する画像データに対してエッジ強調フィルタ処理を行い、前記補間部が、前記決定された一の分割パターンに基づき、前記エッジ強調フィルタ処理後の画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求めることを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像表示処理方法は、ノイズ抑制フィルタ処理部と、エッジ強調フィルタ処理部と、三角形分割評価部及び補間部を有する描画回路とを備えた画像表示処理装置による、画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理方法であって、前記ノイズ抑制フィルタ処理部が、前記画像を構成する画像データに対してノイズ抑制フィルタ処理を行い、前記三角形分割評価部が、前記ノイズ抑制フィルタ処理後の画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定し、前記エッジ強調フィルタ処理部が、前記画像を構成する画像データに対してエッジ強調フィルタ処理を行い、前記補間部が、前記決定された一の分割パターンに基づき、前記エッジ強調フィルタ処理後の画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求めることを要旨とする。
ここで、前記ノイズ抑制フィルタ処理はガウシアンフィルタにより行い、前記エッジ強調フィルタ処理はラプラシアンフィルタにより行うことが好適である。
あるいは、前記ノイズ抑制フィルタ処理及び前記エッジ強調フィルタ処理を、それぞれ、互いに異なる畳み込み係数を有するLOGフィルタにより行うことが好適である。
上記目的を達成するため、本発明の画像表示処理装置は、画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理装置であって、前記画像を構成する画像データに対してノイズ抑制フィルタ処理を行うノイズ抑制フィルタ処理部と、前記ノイズ抑制フィルタ処理部を経た画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定する三角形分割評価部と、前記三角形分割評価部により決定された一の分割パターンに基づき、前記画像を構成する画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求める補間部と、を備えることを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像表示処理装置は、画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理装置であって、前記画像を構成する画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定する三角形分割評価部と、前記画像を構成する画像データに対してエッジ強調フィルタ処理を行うエッジ強調フィルタ処理部と、前記三角形分割評価部により決定された一の分割パターンに基づき、前記エッジ強調フィルタ処理部を経た画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求める補間部と、を備えることを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像表示処理装置は、画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理装置であって、前記画像を構成する画像データに対してノイズ抑制フィルタ処理を行うノイズ抑制フィルタ処理部と、前記ノイズ抑制フィルタ処理部を経た画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定する三角形分割評価部と、前記画像を構成する画像データに対してエッジ強調フィルタ処理を行うエッジ強調フィルタ処理部と、前記三角形分割評価部により決定された一の分割パターンに基づき、前記エッジ強調フィルタ処理部を経た画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求める補間部と、を備えることを要旨とする。
本発明の画像表示処理方法及び画像表示処理装置によれば、三角形分割手法による補間処理において、フィルタ処理を併せて画質向上を図ることができる。
本発明の画像表示処理装置の第1実施形態を含む画像処理装置の構成ブロック図である。 画像表示プロセッサ1における描画回路13の処理手順を示すフローチャートである。 注目する補間画素が含まれる格子を説明するための図である。 三角形分割手法に基づく分割による格子単位の分割パターンの種類を示す図である。 三角形分割手法に基づく画素の補間を説明するための図である。 本発明の画像表示処理装置の第2実施形態を含む画像処理装置の構成ブロック図である。 本発明の画像表示処理装置の第3実施形態を含む画像処理装置の構成ブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
そこで、三角形分割手法による補間処理の前段において、各種フィルタ処理部をおいて、画像データの質の向上を図った後に補間処理を行うことを考える。例えば、元画像データに対してノイズ抑制処理を施した後に補間処理を行うべく、三角形分割手法による補間処理の前段に、そのままノイズ抑制フィルタ処理部を置く。又は、元画像データに対してエッジ強調処理を施した後に補間処理を行うべく、三角形分割手法による補間処理の前段に、そのままエッジ強調フィルタ処理部を置く。しかしながら、実験によれば、いずれの場合も、補間処理後の画像に、フィルタ処理による期待した効果が表れないどころか、むしろ画像が劣化してしまった。
すなわち、ノイズ抑制フィルタを施した場合、全体的に画像がぼやけてしまうため、最終的な出力画像もぼやけてしまい、主観画質が低下したと考えられる。また、エッジ強調フィルタを施した場合、エッジ部分の主観画質は向上するが、三角形分割パターンの判定処理において、ノイズ成分をエッジと誤判定して誤った三角形に分割してしまう確率が上がるため、模様状の歪が生じ、トータルでの主観画質が低下したと考えられる。
かかる結果により、本発明者は、三角形分割手法による補間処理に含まれるいわゆる「三角形分割パターンの判定処理」及び「補間処理」のそれぞれに、特定のフィルタ処理に対する親和性/非親和性があることを発見した。具体的には、三角形分割手法による補間処理において、いわゆる分割パターンの種類を決定する処理に、ノイズ抑制処理後の画像データを使用し、補間処理に、エッジ強調処理後の画像データを使用すれば、最終的に得られた補間画像に、ノイズ抑制とエッジ強調の双方の効果が互いに相殺することなく表れることが分かった。
すなわち、本発明では、ノイズ抑制フィルタを施した画像から決定された三角形分割パターンと、ノイズ抑制フィルタを施していない画像を組み合わせて、補間により求めるべき画素の値を計算することで、最終画像がぼやけることを抑制する。また、エッジ強調フィルタを施していない画像から決定された三角形分割パターンと、エッジ強調フィルタを施した画像を組み合わせて、補間により求めるべき画素の値を計算することで、ノイズの影響を抑制しつつも、エッジ部分の主観画質の向上を図る。さらに、三角形分割パターンの判定処理にはノイズ抑制フィルタを施した画像を供給し、それによって決定された三角形分割パターンと、エッジ強調フィルタを施した画像を組み合わせて補間により求めるべき画素の値を計算することで、ノイズを抑制しつつも、エッジが強調された画像を出力し、主観画質を改善する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の画像表示処理装置の第1実施形態を含む画像処理装置の構成ブロック図である。図1に示した画像処理装置は、概して、画像表示プロセッサ1、画像データROM(Read Only Memory)2、及び表示部3を備えている。なお、画像表示プロセッサ1には更にCPU(Central Processing Unit)が接続され、そのCPUにはプログラムROMが接続されるのが典型であるが、ここでは省略する。また、この画像処理装置は、典型的には、表示部3の表示画面において、画像、特に動画、による多彩な演出が行われるパチンコ機、ゲーム機等の遊技機に搭載される。
画像表示プロセッサ1は、画像データROM2から圧縮された画像データを読み出して伸長処理を行う画像デコーダ11と、伸長された画像データPDが格納されるVRAM(Video Random Access Memory)12と、伸長された画像データPDに対してノイズ抑制(平滑化)の処理を行うノイズ抑制フィルタ処理部14と、伸長された画像データPDに対してエッジ強調(鮮鋭化)の処理を行うエッジ強調フィルタ処理部15と、ノイズ抑制フィルタ処理部14及びエッジ強調フィルタ処理部15による処理後の画像データを参照して、補間処理を含む各種描画処理を行う描画回路13と、を有している。なお、典型的には、ノイズ抑制フィルタ処理部14は、ガウシアンフィルタにより具現化でき、一方、エッジ強調フィルタ処理部15は、ラプラシアンフィルタにより具現化できる。また、双方、LOG(Laplacian of Gaussian)フィルタを採用し、それぞれ異なる畳み込み係数を設定することによっても具現化できる。
描画回路13は、少なくとも三角形分割補間回路131を含み、更にその三角形分割補間回路131は、補間により求めるべき画素を含む格子(4つの元画素を頂点)について、後述の三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定する三角形分割評価部1311と、三角形分割評価部1311により決定された一の分割パターンの情報DPIに基づき、エッジ強調フィルタ処理部15による処理後の画像データを参照して、補間により求めるべき画素の値を求める補間部1312と、を含んでいる。
次に、図1に示した画像処理装置における処理手順について説明する。
まず、画像表示プロセッサ1は、図示しないCPUから、特定の画像について拡大表示の指令があった場合、その画像デコーダ11が、画像データROM2から、指定された画像の圧縮画像データを読み込み、伸長処理してVRAM12に格納する。
そして、ノイズ抑制フィルタ処理部14は、伸長された画像データPDに対して一括で、ノイズ抑制のための任意のフィルタを掛けることにより、ノイズ抑制フィルタ処理を行い、得られた画像データを、図示しない内部のローカルメモリに格納しておく。一方、エッジ強調フィルタ処理部15は、伸長された画像データPDに対して一括で、エッジ強調のための任意のフィルタを掛けることにより、エッジ強調フィルタ処理を行い、得られた画像データを、図示しない内部のローカルメモリに格納しておく。
次に、描画回路13内の三角形分割補間回路131が、ノイズ抑制フィルタ処理部14及びエッジ強調フィルタ処理部15による処理後の画像データを参照して、補間処理を行う。図2(a)及び(b)は、画像表示プロセッサ1における描画回路13の処理手順を示すフローチャートである。
そこで、描画回路13内の三角形分割補間回路131は、拡大により、補間して求めるべき画素(以下、「補間画素」と称す)が生じた場合、ノイズ抑制フィルタ処理部14及びエッジ強調フィルタ処理部15による処理後の画像データを参照して、三角形分割手法に基づき、補間画素の値を決定する(ステップS1)。
詳細には、注目する補間画素ごとに以下の処理を行う。すなわち、まず、三角形分割補間回路131内の三角形分割評価部1311は、図3に示すような、注目する補間画素を含む格子(4つの元画素を頂点)を認識する(ステップS11)。
次に、三角形分割評価部1311は、認識した格子について、ノイズ抑制フィルタ処理部14によるノイズ抑制処理後の画像データであって、当該格子を含めた周辺の画素の値に基づき、複数の分割パターンの中から一の分割パターンを決定する(ステップS12)。つまり、図3に示す画素は、ノイズ抑制処理後の画像データである。
ここで、図4を参照して、三角形分割手法における分割パターンについて説明する。図4は、三角形分割手法に基づく分割による格子単位の分割パターンの種類を示す図である。ここでは、画素値の傾斜を360度/16の精度、すなわち22.5度単位の精度まで近似する場合を説明する。画素値の傾斜を22.5度単位の精度まで近似する場合、注目する格子に決定される分割パターンは、図4に示した15通りとなる。このとき、ノイズ耐性を考慮すると共に各格子の分割パターンの連続性を担保しつつ決定するためには、図3に示すように、その格子の各頂点の4画素を含めて周囲36画素以上を参照する必要がある。
次に、三角形分割補間回路131内の補間部1312は、エッジ強調フィルタ処理部15によるエッジ強調処理後の画像データであって、当該格子に決定された分割パターンにより決まる補間に必要な画素の値に基づき、補間画素の値を求める(ステップS13)。
ここで、各分割パターンのそれぞれの場合における補間に必要な画素(参照画素)について説明する。図5(a)〜(h)は、参照画素の取り方を示した分割パターンの例を示す図である。同図に示した各画素は、エッジ強調フィルタ処理部15によるエッジ強調処理後の画像データということになる。例えば、同図(a)のように、分割なしのパターンの場合には、格子の各頂点の画素p(ul),p(ur),p(dl),p(dr)(a,b,c,dと同じ)の線形補間により補間すべき画素ipの値を算出する。また、同図(b)の2分割の場合であって、同図に示す位置の補間すべき画素ipの場合、画素p(ul),p(ur),p(dl)の値に基づき、補間すべき画素ipの値を算出する。また、同図(c)に示す3分割の1パターンであって、同図に示す位置の補間すべき画素ipの場合、画素p(ur),p(dl),p(dll)の値に基づき、補間すべき画素idの値を算出する。また、同図(d)に示す3分割の1パターンであって、同図に示す位置の補間すべき画素ipの場合、画素p(ur),p(dl),p(urr)の値に基づき、補間すべき画素idの値を算出する。また、同図(e)に示す3分割の1パターンであって、同図に示す位置の補間すべき画素ipの場合、画素p(ur),p(dl),p(uru)の値に基づき、補間すべき画素idの値を算出する。また、同図(f)に示す3分割の1パターンであって、同図に示す位置の補間すべき画素ipの場合、画素p(ur),p(dl),p(dld)の値に基づき、補間すべき画素idの値を算出する。また、同図(g)及び(h)に示す4分割の各パターンについても、各分割領域において同様である。更に、図には例示していない他の7つの分割パターンについても同様である。
なお、ステップS11において認識する、注目する補間画素が含まれる格子が、既に処理した補間画素に係る格子と同じ場合には、ステップS12の処理、分割パターンを決定する処理は行う必要はない。
すべての補間すべき画素について値が求まると、ステップS1の処理が終了する(ステップS14,S15)。図2(a)に戻り、描画回路13は、その他の必要な描画処理を施し、補間画素を含む画素の値に基づき、表示部3に画像を表示する(ステップS2)。
なお、上述の実施形態にあっては、ノイズ抑制フィルタ処理部14及びエッジ強調フィルタ処理部15は、伸長された画像データPDに対して一括で、それぞれ、ノイズ抑制フィルタ処理及びエッジ強調フィルタ処理を行い、ローカルメモリに格納しておき、三角形分割評価部1311及び補間部1312は、それらの画像データの中から必要な画素を参照して、分割パターンの決定及び補間を行っている。しかしながら、かかる構成によらず、三角形分割評価部1311が、認識された格子について決まる参照画素に基づき分割パターンを決定するごとに、ノイズ抑制フィルタ処理部14が、その参照画素(36画素)をVRAM12から読み出してノイズ抑制フィルタ処理を行い、また、補間部1312が、決定された分割パターンにより決まる参照画素に基づき補間画素の値を求めるごとに、エッジ強調フィルタ処理部15が、その参照画素をVRAM12から読み出してエッジ強調フィルタ処理を行うようにしてもよい。
以上のように、上述の実施形態によれば、三角形分割手法による補間処理において、いわゆる分割パターンの種類を決定する処理に、ノイズ抑制処理後の画像データを使用し、補間処理に、エッジ強調処理後の画像データを使用しているので、最終的に得られた補間画像に、ノイズ抑制とエッジ強調の双方の効果が互いに相殺することなく表れる。従って、三角形分割手法による補間処理において、フィルタ処理を併せて画質向上を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同一の構成及び処理については、同符号を付して説明を省略する。図6は、本発明の画像表示処理装置の第2実施形態を含む画像処理装置の構成ブロック図である。
図6に示すように、この第2実施形態に係る画像処理装置は、図1に示した第1実施形態に係る画像表示プロセッサ1からエッジ強調フィルタ処理部15を除いた構成を有する画像表示プロセッサ1Bを備えている。このように、ノイズ抑制フィルタ処理部14のみであっても、それによるノイズ抑制処理後の画像データを、第1実施形態と同様、適正に三角形分割評価部1311にのみ入力させてやれば、最終的な補間後の画像にはノイズ抑制の効果は有効に表れる。従って、第2実施形態においても、三角形分割手法による補間処理において、フィルタ処理を併せて画質向上を図ることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明するが、第1実施形態と同一の構成及び処理については、同符号を付して説明を省略する。図7は、本発明の画像表示処理装置の第3実施形態を含む画像処理装置の構成ブロック図である。
図7に示すように、この第3実施形態に係る画像処理装置は、図1に示した第1実施形態に係る画像表示プロセッサ1からノイズ抑制フィルタ処理部14を除いた構成を有する画像表示プロセッサ1Cを備えている。このように、エッジ強調フィルタ処理部15のみであっても、それによるエッジ強調処理後の画像データを、第1実施形態と同様、適正に補間部1312にのみ入力させてやれば、最終的な補間後の画像にはエッジ強調の効果は有効に表れる。従って、第3実施形態においても、三角形分割手法による補間処理において、フィルタ処理を併せて画質向上を図ることができる。
なお、上述の各実施形態にあっては、画像データROMから画像データを読み出してVRAMに格納する場合について説明したが、これに限られることはなく、例えば、ネットワーク(例えばIPネットワーク)を介して送られてきた圧縮画像データに対して拡大等の処理を行う場合も同様である。そのような例としては、例えば、電子書籍情報の配信がある。
本発明の画像表示処理方法及び画像表示処理装置は、パチンコ機、ゲーム機等の遊技機における画像表示の処理を担う画像表示プロセッサに適用できる。
1 画像表示プロセッサ
11 画像デコーダ
12 VRAM
13 描画回路
131 三角形分割補間回路
1311 三角形分割評価部
1312 補間部
14 ノイズ抑制フィルタ処理部
15 エッジ強調フィルタ処理部
2 画像データROM
3 表示部
DPI 分割パターン情報
p 画素
ip 補間すべき画素

Claims (9)

  1. ノイズ抑制フィルタ処理部と、三角形分割評価部及び補間部を有する描画回路とを備えた画像表示処理装置による、画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理方法であって、
    前記ノイズ抑制フィルタ処理部が、前記画像を構成する画像データに対してノイズ抑制フィルタ処理を行い、
    前記三角形分割評価部が、前記ノイズ抑制フィルタ処理後の画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定し、
    前記補間部が、前記決定された一の分割パターンに基づき、前記画像を構成する画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求めることを特徴とする画像表示処理方法。
  2. エッジ強調フィルタ処理部と、三角形分割評価部及び補間部を有する描画回路とを備えた画像表示処理装置による、画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理方法であって、
    前記三角形分割評価部が、前記画像を構成する画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定し、
    前記エッジ強調フィルタ処理部が、前記画像を構成する画像データに対してエッジ強調フィルタ処理を行い、
    前記補間部が、前記決定された一の分割パターンに基づき、前記エッジ強調フィルタ処理後の画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求めることを特徴とする画像表示処理方法。
  3. ノイズ抑制フィルタ処理部と、エッジ強調フィルタ処理部と、三角形分割評価部及び補間部を有する描画回路とを備えた画像表示処理装置による、画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理方法であって、
    前記ノイズ抑制フィルタ処理部が、前記画像を構成する画像データに対してノイズ抑制フィルタ処理を行い、
    前記三角形分割評価部が、前記ノイズ抑制フィルタ処理後の画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定し、
    前記エッジ強調フィルタ処理部が、前記画像を構成する画像データに対してエッジ強調フィルタ処理を行い、
    前記補間部が、前記決定された一の分割パターンに基づき、前記エッジ強調フィルタ処理後の画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求めることを特徴とする画像表示処理方法。
  4. 前記ノイズ抑制フィルタ処理はガウシアンフィルタにより行うことを特徴とする請求項1又は3に記載の画像表示処理方法。
  5. 前記エッジ強調フィルタ処理はラプラシアンフィルタにより行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像表示処理方法。
  6. 前記ノイズ抑制フィルタ処理及び前記エッジ強調フィルタ処理を、それぞれ、互いに異なる畳み込み係数を有するLOGフィルタにより行うことを特徴とする請求項3に記載の画像表示処理方法。
  7. 画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理装置であって、
    前記画像を構成する画像データに対してノイズ抑制フィルタ処理を行うノイズ抑制フィルタ処理部と、
    前記ノイズ抑制フィルタ処理部を経た画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定する三角形分割評価部と、
    前記三角形分割評価部により決定された一の分割パターンに基づき、前記画像を構成する画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求める補間部と、
    を備えることを特徴とする画像表示処理装置。
  8. 画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理装置であって、
    前記画像を構成する画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定する三角形分割評価部と、
    前記画像を構成する画像データに対してエッジ強調フィルタ処理を行うエッジ強調フィルタ処理部と、
    前記三角形分割評価部により決定された一の分割パターンに基づき、前記エッジ強調フィルタ処理部を経た画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求める補間部と、
    を備えることを特徴とする画像表示処理装置。
  9. 画像を拡大して表示するために三角形分割手法に基づき画素の補間処理を行う画像表示処理装置であって、
    前記画像を構成する画像データに対してノイズ抑制フィルタ処理を行うノイズ抑制フィルタ処理部と、
    前記ノイズ抑制フィルタ処理部を経た画像データに基づいて、補間により求めるべき画素を含む格子について、前記三角形分割手法における複数の分割パターンのうちの一の分割パターンを決定する三角形分割評価部と、
    前記画像を構成する画像データに対してエッジ強調フィルタ処理を行うエッジ強調フィルタ処理部と、
    前記三角形分割評価部により決定された一の分割パターンに基づき、前記エッジ強調フィルタ処理部を経た画像データを参照して、前記補間により求めるべき画素の値を求める補間部と、
    を備えることを特徴とする画像表示処理装置。
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