JP5712307B2 - カートンおよびカートンブランク - Google Patents

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Description

本発明は、1つまたは複数の物品または製品を包装するためのカートン、およびカートンを形成するためのブランクに関し、より詳細には、限定するものではないが、店頭販売時に使用するためのディスプレイ装置へと容易に転換され得るカートンに関する。
包装の分野においては、複数の一次製品容器を備えるパッケージを消費者に提供することがしばしば必要とされる。かかるマルチパックは、発送および流通にとって、ならびに販売促進情報の表示にとって、望ましい。コストおよび環境に関する配慮により、かかるカートンまたはキャリアは、可能な限り少量の材料から形成され、それらを形成するための材料の無駄を可能な限り減らすことが、必要となる。別の配慮すべき事項は、高重量の物品を保持および輸送するための包装の強度ならびにその安定性である。
製品の販売を促進するために店頭販売時に視覚的に注意を惹くディスプレイを実現することが望ましい。また、店頭販売へと製品を輸送するために形成されたカートンまたはマルチパックがディスプレイ装置へと容易に転換されることが望ましい。
本発明は、先行技術の問題を解消または少なくとも軽減することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、重複関係に配設された内方パネルおよび外方パネルを備える少なくとも1つの複合壁部を備えるカートンが提供される。内方パネルおよび外方パネルは、ジョイントにより平坦面接触関係で共に接合され、ジョイントは、外方パネルの自由エッジに沿って画定された凹部と、凹部のエッジから延在して凹状エリアを少なくとも部分的に占める突出部とを備える。突出部は、内方パネルの外方表面に対して固定される固定タブを備え、突出部は、取外し可能部分をさらに備え、取外し可能部分は、取外し可能部分が固定タブおよび/または外方パネルから切り離される際に、固定タブが外方パネルから分離され得るように、外方パネルに対して固定タブを切離し可能に連結する。
任意には、突出部は、凹部の下部エッジから延在する。
いくつかの実施形態においては、突出部は、突出部の一方または両方の対向端部が外方パネルに対する連結から自由になるように、凹部よりも幅が小さい。
任意には、取外し可能部分は、取外し可能部分の対向端部の少なくとも一方が、固定タブの対向端部の少なくとも一方を越えて突出することにより、取外し可能部分の引裂きを容易にするための係合タブを形成するように、固定タブよりも幅が大きい。
好ましくは、突出部は、外方パネルの自由端部とほぼ同一直線状に位置する自由エッジを備える。
より好ましくは、外方パネルは、凹部に隣接して配設された自由エッジを備え、自由エッジは、外方パネルがその上に載り得る脚部を形成する。
任意には、外方パネルは、カートンの上部パネルとカートンのベースパネルとの間に延在する。
いくつかの実施形態においては、内方パネルは、カートンの上部パネルとカートンのベースパネルとの間に延在する。
好ましくは、トレイ部分と、トレイ部分の開口上部を閉鎖するためのカバー部分とをさらに備え、内方パネルは、トレイ部分により形成され、外方パネルは、カバー部分により形成される。
トレイ部分は、ベースパネルと、対向し合う一対の側部パネルと、対向し合う一対の端部パネルとを備えてもよく、外方パネルが、少なくともカバー部分の側部パネルおよび端部パネルの一方によって形成されてもよい。
カバー部分は、上部パネルと、対向し合う一対の側部パネルと、対向し合う一対の端部パネルとを備えてもよい。
好ましくは、取外し可能部分は、第1の脆弱切離しラインにより部分的に画定され、第2の脆弱切離しラインにより部分的に画定される。
有利には、取外し可能部分の取外しにより、外方パネルと固定タブとの間に隙間が形成され、これにより、外方パネルの指でのアクセス可能な自由エッジが形成されまたは作成され、トレイ部分からのカバー部分の分離が容易になる。
好ましくは、トレイ部分は、一方の端部パネルが他方の端部パネルよりも高さが小さくなるように、テーパ状になされる。
好ましくは、カバー部分は、一方の端部パネルが他方の端部パネルよりも高さが小さくなるように、テーパ状になされる。
任意には、内方パネルは、カバー部分がその上に載り得る(rest)レッジを形成する自由エッジを備える。
任意には、トレイ部分は、対向し合う一対の側部パネルの間に延在する補強部材を備える。
いくつかの実施形態においては、補強部材は、対向し合う一対の端部パネルの中の1つに対してヒンジ連結される。
好ましくは、補強部材は、対向し合う一対の側部パネルのそれぞれに対してヒンジ連結された膠剤フラップまたは膠剤タブに対して固定される。
補強部材は、トレイ部分内に配設された1つまたは複数の物品を少なくとも部分的に越えて延在する。
本発明の第2の態様によれば、トレイ部分およびカバー部分をそれぞれ形成するためのブランクまたは第1のブランクおよび第2のブランクの組合せが提供される。トレイ部分およびカバー部分は、共に結合されることによりカートンを形成するように構成され、カートンは、カートンが組み立てられた状況にある場合に重複関係に配設される内方パネルおよび外方パネルを備える少なくとも1つの複合壁部を有し、内方パネルおよび外方パネルは、ジョイントにより平坦面接触関係において共に接合可能であり、ジョイントは、外方パネルの自由エッジに沿って画定された凹部と、凹部のエッジから延在して凹部エリアを少なくとも部分的に占める突出部とを備え、突出部は、内方パネルの外方表面に対して固定される固定タブを備え、突出部は、取外し可能部分をさらに備え、取外し可能部分は、取外し可能部分が固定タブおよび/または外方パネルから切り離される際に、固定タブが外方パネルから分離され得るように、外方パネルに対して固定タブを切離し可能に連結する。
本出願の範囲内において、前出の段落内に、特許請求の範囲内に、および/または以下の説明および図面内に示される、様々な態様、実施形態、例、特徴、ならびに代替形態は、個別にまたはそれらの任意の組合せにおいて利用され得ることが予期される。例えば、一実施形態に関連して説明される特徴は、特徴の不適合性がない限り、全ての実施形態に適用可能である。
以下、添付の図面を参照として、本発明の例示的な実施形態を説明する。
本発明の第1の実施形態による、カートンのカバー部分すなわち蓋部分を形成するためのブランクの上方からの平面図である。 本発明の第1の実施形態による、カートンのベース部分すなわちトレイ部分を形成するためのブランクの上方からの平面図である。 図1のブランクおよび図2のブランクから形成された部分的に組み立てられたカートンの上方からの斜視図である。 ディスプレイ装置への転換段階における、図1のブランクおよび図2のブランクから形成されたカートンの第1の端部部分の上方からの斜視図である。 ディスプレイ装置へのさらなる転換段階における、図1のブランクおよび図2のブランクから形成されたカートンの第2の端部部分の上方からの斜視図である。 ディスプレイ装置へと転換された、図1のブランクおよび図2のブランクから形成されたカートンの上方からの斜視図である。 本発明の第2の実施形態による、カートンのカバー部分すなわち蓋部分を形成するためのブランクの上方からの平面図である。 本発明の第2の実施形態による、カートンのベース部分すなわちトレイ部分を形成するためのブランクの上方からの平面図である。 本発明の第3の実施形態による、カートンのカバー部分すなわち蓋部分を形成するためのブランクの上方からの平面図である。 本発明の第3の実施形態による、カートンのベース部分すなわちトレイ部分を形成するためのブランクの上方からの平面図である。 本発明の第4の実施形態による、カートンのベース部分すなわちトレイ部分を形成するためのブランクの上方からの平面図である。 図11のブランクから形成されたカートンのベース部分すなわちトレイ部分の上方からの斜視図である。
本明細書においては、パッケージ、ブランク、およびカートンの具体的な実施形態の詳細な説明を開示する。開示される実施形態は、本発明のいくつかの態様を実装し得る方法の例に過ぎず、本発明を具現化し得る方法の全ての包括的な一覧を提示するものではない点が理解されよう。本明細書においては、「例示的な」という語は、例証、実例、モデル、またはパターンとしての役割を果たす実施形態を指すために包括的に使用される。実際に、本明細書に記載されるパッケージ、ブランク、およびカートンは、様々なおよび代替的な形態で具現化され得る点が理解されよう。図面は、必ずしも縮尺通りではなく、いくつかの特徴が、特定の構成要素の詳細を示すために誇張または矮小化される場合がある。周知の構成要素、材料、または方法は、本開示の不明瞭化を回避するために、必ずしも詳細には説明されない。本明細書において開示される任意の具体的な構造的詳細および機能的詳細は、限定的なものとして解釈されるべきではなく、特許請求の範囲の単なる根拠として、および本発明を多様に利用するために当業者に教示することを目的とした代表的な根拠と見なされるべきである。
図1を参照すると、瓶または缶(以降においては物品と呼ぶ)などの、しかしそれらに限定されない、1つまたは複数の一次製品を収容することが可能なカートンの第1のカバー部分すなわち蓋部分を形成するための第1のブランク10Aの平面図が示される。図2は、図4および図5に示すようなカートン90の第2のベース部分すなわちトレイ部分を形成するための第2のブランク10Bの平面図を示す。
本明細書において詳述される実施形態においては、「カートン」および「キャリア」という用語は、本発明の様々な特徴を示す非限定的な目的から、缶または瓶などの物品を係止、搬送、および/または分配するための容器を指す。しかし、本発明の教示は、テーパ状および/または円筒状であってもよくまたはなくてもよい、様々な容器に対して適用することができることが考えられる。他の例示的な物品には、瓶(例えば金属製、ガラス製、もしくはプラスチック製の瓶)、缶(例えばアルミニウム缶)、スズ製容器、ポーチ、およびパケット等々が含まれる。
ブランクは、適切な基材のシートから形成される。本明細書においては、「適切な基材」という用語は、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、およびそれらの組合せ等々の、全ての様式の折曲げ可能なシート材料を含む点を理解されたい。1つのまたは他の個数のブランクを、例えば以下において詳細に説明されるキャリア構造体を形成するために使用することができる点を、理解されたい。
図1〜図6の例示的な実施形態においては、ブランク10A、10Bは、例示的な構成の例示的な物品を包装するためのカートンまたはキャリアを形成するように構成される。例えば、この構成は、2×4構成の物品などの、行および列からなるマトリクスである。代替的には、ブランク10A、10Bは、他の物品および/または種々の構成の物品を包装するためのキャリアを形成するように構成され得る。
第1のブランク10Aは、カートン90の上部パネルを形成するための主要パネル12を備える。第1の上方端部パネル18が、折り目17により主要パネル12の第1の端部に沿って主要パネル12に対して結合される。第2の上方端部パネル20が、折り目19により、第1の端部の対向側の第2の端部に沿って主要パネル12に対して結合される。第1の上方側部パネル14が、折り目13により主要パネル12の第1の側部に沿って主要パネル12に対して結合される。第2の上方側部パネル16が、折り目15により、第1の側部の対向側の第2の側部に沿って主要パネル12に対して結合される。第1の上方側部パネル14および第2の上方側部パネル16は、第1の上方側部パネル14および第2の上方側部パネル16のそれぞれの自由側部エッジが主要パネル12の第2の端部に向かって収束するような形状へとテーパ状になされる。第1の固定フラップ24が、折り目23により第1の上方側部パネル14の端部エッジに沿って第1の上方側部パネル14に対してヒンジ連結される。第2の固定フラップ28が、折り目27により第1の上方側部パネル14の端部エッジに沿って第1の上方側部パネル14に対してヒンジ連結される。第3の固定フラップ22が、折り目21により第2の上方側部パネル16の端部エッジに沿って第2の上方側部パネル16に対してヒンジ連結される。第4の固定フラップ26が、折り目25により第2の上方側部パネル16の端部エッジに沿って第2の上方側部パネル16に対してヒンジ連結される。
第1の上方端部パネル18が、そこから切り取られることとなる第1の固定構造体Z2を備える。第1の固定構造体Z2は、第1の開封帯42により第1の上方端部パネル18に対して結合された第1の固定タブ40を備える。第1の開封帯42は、第1の上方端部パネル18に対して第1の開封帯42を結合する第1の脆弱切離しライン43と、第1の開封帯42に対して第1の固定タブ40を結合する第2の脆弱切離しライン41とを備える。第1の上方端部パネル18は、第1の固定構造体Z2の両端部に配設された第1の凹部44および第2の凹部46を備える。第1の凹部44および第2の凹部46は、第1の固定タブ40が第1の開封帯42のみにより第1の上方端部パネル18に対して結合されるように、第1の上方端部パネル18から第1の固定タブ40を分離させる。第1の凹部44および第2の凹部46は、第1の開封帯42が第1の脆弱切離しライン43のみにより第1の上方端部パネル18に対して結合されるように、第1の上方端部パネル18から第1の開封帯42の端部を分離させる。代替的な実施形態においては、凹部は、第1の固定タブ40が第1の上方端部パネル18から切離し可能になるように、切断ラインまたは他の切離しラインに置き換えられ得る点が理解されよう。
第2の上方端部パネル20は、そこから切り取られることとなる第2の固定構造体Z1を備える。第2の固定構造体Z1は、第2の開封帯32により第2の上方端部パネル20に対して結合された第2の固定タブ30を備える。第2の開封帯32は、第2の上方端部パネル20に対して第2の開封帯32を結合する第1の脆弱切離しライン33と、第2の開封帯32に対して第2の固定タブ30を結合する第2の脆弱切離しライン31とを備える。第2の上方端部パネル20は、第2の固定構造体Z1の両端部に配設された第1の凹部34および第2の凹部36を備える。第1の凹部34および第2の凹部36は、第2の固定タブ30が第2の開封帯32のみにより第2の上方端部パネル20に対して結合されるように、第2の上方端部パネル20から第2の固定タブ30を分離させる。第1の凹部34および第2の凹部36は、第2の開封帯32が第1の脆弱切離しライン33のみにより第2の上方端部パネル20に対して結合されるように、第2の上方端部パネル20から第2の開封帯32の端部を分離させる。代替的な実施形態においては、凹部は、第2の固定タブ30が第2の上方端部パネル20から切離し可能になるように、切断ラインまたは他の切離しラインに置き換えられ得る点が理解されよう。
第1の開封帯42および第2の開封帯32は、それらが結合される第1の固定タブ40および第2の固定タブ30のそれぞれよりも幅が大きく、そのため、第1の開封帯42および第2の開封帯32のそれぞれの一方の端部が、第1の固定タブ40および第2の固定タブ30のそれぞれの一方の端部を越えて突出して、第1の開封帯42および第2の開封帯32により形成される取外し可能部分の引裂きを容易にするための係止タブを、第1の固定構造体Z2および第2の固定構造体Z1の一方の端部に形成する。他の実施形態においては、係止タブが、第1の固定構造体Z2または第2の固定構造体Z1の両端部に設けられてもよい。さらに他の実施形態においては、第1の開封帯42および/または第2の開封帯32は、それらが結合される第1の固定タブ40または第2の固定タブ30のそれぞれの幅寸法に等しい幅寸法を有してもよい。
第1の上方端部パネル18は、カートン90の全高さにわたり延在するように構成される。また、第1の上方端部パネル18は、主要パネル12に対して第1の上方端部パネル18を結合する折り目17の対向側に、自由端部エッジ48を備える。自由端部エッジ48は、第1の上方端部パネル18を立たせ得る第1の上方端部パネル18の脚部部分を部分的に画定する。
第1の上方側部パネル14は、折り目23により画定される第1の端部において、カートン90の全高さにわたって延在するように構成される。また、第1の上方側部パネル14の自由側部エッジの一部分49が、第1の上方側部パネル14を立たせ得る脚部部分を形成するように構成される。
第2の上方側部パネル16は、折り目21により画定される第1の端部において、カートン90の全高さにわたって延在するように構成される。また、第2の上方側部パネル16の自由側部エッジの一部分49が、第2の上方側部パネル16を立たせ得る脚部部分を形成するように構成される。
第2のブランク10Bは、カートン90のベースパネルを形成するための主要パネル60を備える。第1の下方端部パネル64が、折り目63により主要パネル60の第1の端部に沿って主要パネル60に対して結合される。第2の下方端部パネル62が、折り目61により、第1の端部の対向側の第2の端部に沿って主要パネル60に対して結合される。第1の下方側部パネル68が、折り目67により主要パネル60の第1の側部に沿って主要パネル60に対して結合される。第2の下方側部パネル66が、折り目65により、第1の側部の対向側の第2の側部に沿って主要パネル60に対して結合される。第1の側部パネル68および第2の側部パネル66は、第1の側部パネル68および第2の側部パネル66のそれぞれの自由側部エッジが主要パネル60の第1の端部に向かって収束するような形状へとテーパ状になされる。第1の固定フラップ72が、折り目73により第1の下方側部パネル68の端部エッジに沿って第1の下方側部パネル68に対してヒンジ連結される。第2の固定フラップ74が、折り目75により第1の下方側部パネル68の端部エッジに沿って第1の下方側部パネル68に対してヒンジ連結される。第3の固定フラップ70が、折り目71により第2の下方側部パネル66の端部エッジに沿って第2の下方側部パネル66に対してヒンジ連結される。第4の固定フラップ76が、折り目77により第2の下方側部パネル66の端部エッジに沿って第2の下方側部パネル66に対してヒンジ連結される。
第2の下方端部パネル62は、カートン90の全高さにわたって延在するように構成される。また、第2の下方端部パネル62は、主要パネル60に対して第2の下方端部パネル62を結合する折り目61の対向側に、自由端部エッジ81を備える。自由端部エッジ81は、第1のブランク10Aおよび第2のブランク10Bがカートン90へと構築される場合に主要パネル12がその上に載り得るレッジを画定する。
第1の下方側部パネル68は、折り目67により画定される第1の端部においてカートン90の全高さにわたって延在するように構成される。また、第1の下方側部パネル68の自由側部エッジの一部分80は、第1のブランク10Aおよび第2のブランク10Bがカートン90へと構築される場合に主要パネル12がその上に載り得るレッジを形成するように構成される。
第2の下方側部パネル66は、折り目65により画定される第1の端部においてカートン90の全高さにわたって延在するように構成される。また、第2の下方側部パネル66の自由側部エッジの一部分80は、第1のブランク10Aおよび第2のブランク10Bがカートン90へと構築される場合に主要パネル12がその上に載り得るレッジを形成するように構成される。
図3、図4、図5、および図6に図示するようなカートンの構造を参照すると、カートンは、一連の連続的な直線折曲げ動作機械により形成され得るため、カートンは、その構築を完了するために回転または反転される必要はないことが予期される。この折曲げプロセスは、以下に説明されるものに限定されず、個々の製造要件にしたがって変更されてもよい。
カートン90は、第1のブランク10Aを折り曲げてカバー部分11Aを形成し、第2のブランク10Bを折り曲げてトレイ部分11Bを形成することにより、形成される。第1のブランク10Aは、各折り目23、27を中心として折り曲げることにより第1の上方側部パネル14に対して実質的に垂直になるように第1の固定フラップ24および第2の固定フラップ28を折り曲げることによって、カバー部分11Aへと形成される。第3の固定フラップ22および第4の固定フラップ26は、各折り目21、25を中心として折り曲げることにより第2の上方側部パネル16に対して実質的に垂直になるように折り曲げられる。第1の上方側部パネル14および第2の上方側部パネル16は、各折り目13、15を中心として折り曲げることにより主要パネル12に対して実質的に垂直になるように折り曲げられる。第1の上方端部パネル18は、第1の固定フラップ24および第3の固定フラップ22と接触状態になるように折り目17を中心として折り曲げられる。膠剤または他の適切な接着剤による処理が、第1の上方端部パネル18を固定させるために施される。第2の上方端部パネル20は、第2の固定フラップ28および第4の固定フラップ26と接触状態になるように折り目19に沿って折り曲げられる。膠剤または他の適切な接着剤による処置が、第2の上方端部パネル20を固定させるために施される。主要パネル12は、上部パネルを形成し、第1の上方側部パネル14および第2の上方側部パネル16は、一対の対向し合う側部パネルを形成し、第1の上方端部パネル18および第2の上方端部パネル20は、一対の対向し合う端部パネルを形成する。カバー部分11Aは、一方の端部パネル20が他方の端部パネル18よりも高さが低くなるような形状へとテーパ状になされる。
第2のブランク10Bは、各折り目73、75を中心として折り曲げることにより第1の下方側部パネル68に対して実質的に垂直になるように第1の固定フラップ72および第2の固定フラップ74を折り曲げることによって、トレイ部分11Bへと形成される。第3の固定フラップ70および第4の固定フラップ76は、各折り目71、77を中心として折り曲げることにより第2の下方側部パネル66に対して実質的に垂直になるように折り曲げられる。第1の下方側部パネル68および第2の下方側部パネル66は、各折り目67、65を中心として折り曲げることにより主要パネル60に対して実質的に垂直になるように折り曲げられる。第1の下方端部パネル64は、第1の固定フラップ72および第3の固定フラップ70と接触状態になるように折り目63を中心として折り曲げられる。膠剤Gまたは他の適切な接着剤による処理が、第1の下方端部パネル64を固定させるために施される。第2の下方端部パネル62は、第2の固定フラップ74および第4の固定フラップ76と接触状態になるように折り目61を中心として折り曲げられる。膠剤Gまたは他の適切な接着剤による処理が、第2の下方端部パネル62を固定させるために施される。主要パネル60は、ベースパネルを形成し、第1の下方側部パネル68および第2の下方側部パネル66は、一対の対向し合う側部パネルを形成し、第1の下方端部パネル64および第2の下方端部パネル62は、一対の対向し合う端部パネルを形成する。トレイ部分11Bは、一方の端部パネル64が他方の端部パネル62よりも高さが低くなるような形状へとテーパ状になされる。
トレイ部分11Bは、2×4配列で構成された8つの物品Cを備える物品C群を装填される。代替的な実施形態においては、ブランク10Bは、物品C群の周囲において組み立てられてもよい。
膠剤または他の適切な接着剤による処理が、図2および図3に示すように、第1の下方端部パネル64および第2の下方端部パネル62に対して施される。次いで、第1の固定タブ40が第1の下方端部パネル64に対して固定され、第2の固定タブ30が第2の下方端部パネル62に対して固定されるように、カバー部分11Aが、物品C群を覆って配置され、トレイ部分11Bに対して固定される。折り目19に隣接するまたは近接するカバー部分11Aの主要パネル12の内側表面が、第2の下方端部パネル62の自由エッジ81の上に載る。折り目13に隣接するまたは近接するカバー部分11Aの主要パネル12の内側表面が、第1の下方側部パネル68の自由エッジ80の上に載る。折り目15に隣接するまたは近接するカバー部分11Aの主要パネル12の内側表面が、第2の下方側部パネル66の自由エッジ80の上に載る。このようにすることで、トレイ部分11Bは、複数のカートン90の相互に対する積み重ねを容易にする構造的支持部をカートン90の一方の端部に形成する。カートン90の他方の端部は、第1の上方端部パネル18による、ならびにそれに隣接する第1の上方側部パネル14および第2の上方側部パネル16の部分による構造的支持部を備える。また、第1の上方端部パネル18ならびに第1の上方側部パネル14および第2の上方側部パネル16の隣接する部分は、カートン90の最下部からカートン90の最上部まで延在する。好ましくは、第1の固定タブ40および第1の開封帯42は、第1の固定タブ40の自由エッジが第1の上方端部パネル18の自由エッジ48と同一直線状に位置するように、構成される。
組み立てられたカートン90は、重複関係に配設された内方パネル62、64および外方パネル18、20を備える複合壁部を備えることが理解されよう。好ましくは、内方パネル62、64は、トレイ部分11Bにより形成され、外方パネル18、20は、カバー部分11Aにより形成される。代替的な実施形態においては、内方パネル62、64は、カバー部分11Aにより形成され、外方パネル18、20は、トレイ部分11Bにより形成される。内方パネル62、64および外方パネル18、20は、第1の固定構造体Z2および第2の固定構造体Z1により部分的に形成されるジョイントによって平坦面接触関係において一体的に接合される。このジョイントは、外方パネル18、20の自由エッジに沿って画定された凹部34/36、44/46を備える。突出部30/32、40/42は、凹部34/36、44/46の下部エッジを形成する外方パネル18、20のエッジから延在して凹部エリアを少なくとも部分的に占める。また、突出部30/32、40/42は、内方パネル62、64の外方表面に対して固定される固定部分すなわち固定タブ30、40を備える。突出部30/32、40/42は、外方パネル18、20に対して固定タブ30、40を着脱自在に連結する取外し可能部分32、42をさらに備えることにより、固定タブ30、40は、取外し可能部分32、42が外方パネル18、20から取り外される場合に、外方パネル18、20から分離され得る。図示する実施形態においては、取外し可能部分32、42は、固定タブ30、40および外方パネル18、20の両方から脱着される。トレイ部分11Bからカバー部分11Aを分離させるためには、第1の脆弱切離しライン33、43または第2の脆弱切離しライン31、41に沿って切り離すまたは引き裂くことにより、各固定タブ30、40または各外方パネル18、20のいずれかから取外し可能部分32、42を切り離すことのみが必要となる点が理解されよう。
次に図4〜図6を参照すると、カートンの中身に対するアクセスは、図4に示すような第1の開封帯42の、および図5に示すような第2の開封帯32の取外しにより、得ることができる。次いで、カバー部分11Aは、トレイ部分11Bから引き上げて外すことが可能となる。トレイ部分11Bは、物品C用のディスプレイ装置を形成するために、店頭販売時には棚または他の適切な表面の上に配置することが可能となる。この場合には、消費者は、トレイ部分11Bから1つまたは複数の物品Cを取り出すことができる。
第1の開封帯42および第2の開封帯32が取り外されると、隙間Vが、各外方パネル18、20と各取外し可能部分すなわち分離可能部分32、42との間に形成される。この隙間Vは、ユーザによるカバー部分11Aの取外しを助長し、ユーザは、凹部34/36、44/46により画定される外方パネル18、20のエッジに係合することができる。
次に図7および図8を参照すると、本発明の代替的な一実施形態が図示される。この第2の図示される実施形態においては、それらの特徴が第2の実施形態に属するものであることを表す「100」が頭に加えられるものの、可能な場合には同様の数字が同様のパーツを表すために使用されている。第2の実施形態は、第1の実施形態との間で多数の共通特徴を共有しており、したがって、図1〜図6に図示する実施形態と異なる部分のみが、詳細に説明される。
図7は、カートン(図示せず)の上部パネルを形成するための主要パネル112を備える第1のブランク110Aを示す。第1の上方端部パネル118が、折り目117により主要パネル112の第1の端部に沿って主要パネル112に対して結合される。第2の上方端部パネル120が、折り目119により、第1の端部の対向側の第2の端部に沿って主要パネル112に対して結合される。第1の上方側部パネル114が、折り目113により主要パネル112の第1の側部に沿って主要パネル112に対して結合される。第2の上方側部パネル116が、折り目115により、第1の側部の対向側の第2の側部に沿って主要パネル112に対して結合される。第1の固定フラップ124が、折り目123により第1の上方側部パネル114の端部エッジに沿って第1の上方側部パネル114に対してヒンジ連結される。第2の固定フラップ128が、折り目127により第1の上方側部パネル114の端部エッジに沿って第1の上方側部パネル114に対してヒンジ連結される。第3の固定フラップ122が、折り目121により第2の上方側部パネル116の端部エッジに沿って第2の上方側部パネル116に対してヒンジ連結される。第4の固定フラップ126が、折り目125により第2の上方側部パネル116の端部エッジに沿って第2の上方側部パネル116に対してヒンジ連結される。
第1の上方側部パネル114は、そこから切り取られることとなる第1の固定構造体を備える。第1の固定構造体は、第1の開封帯152aにより第1の上方側部パネル114に対して結合された第1の固定タブ150aを備える。第1の開封帯152aは、第1の上方側部パネル114に対して第1の開封帯152aを結合する第1の脆弱切離しライン153aと、第1の開封帯152aに対して第1の固定タブ150aを結合する第2の脆弱切離しライン151aとを備える。第1の上方側部パネル114は、第1の固定構造体の一方の端部に配設された第1の凹部154aを備える。第1の凹部154aは、第1の固定タブ150aが第1の開封帯152aのみにより第1の上方側部パネル114に対して結合されるように、第1の上方側部パネル114から第1の固定タブ150aを分離させる。第1の凹部154aは、第1の開封帯152aが第1の脆弱切離しライン153aのみにより第1の上方側部パネル114に対して結合されるように、第1の上方側部パネル114から第1の開封帯152aの端部を分離させる。代替的な実施形態においては、第1の凹部154aは、第1の固定タブ150aが第1の上方側部パネル114から切離し可能になるように、切断ラインまたは他の切離しラインに置き換えられ得る点が理解されよう。
第1の開封帯152aは、主要パネル112に対して第1の上方側部パネル114を結合する折り目113に対して実質的に平行になるように構成される。第1の開封帯152aおよび固定タブ150aは、一部分が第1の上方側部パネル114から突出するように構成される。これにより、第1の開封帯152aの端部と、第1の上方側部パネル114を越えて突出する第1の固定タブ150aの端部とが、第1の上方側部パネル114に対する連結から自由になることが可能となる。他の実施形態においては、第1の固定構造体は、第1の上方側部パネル114内から完全に切り取られてもよく、その場合には、凹部または切断ラインは、第1の上方側部パネル114から第1の開封帯152aおよび第1の固定タブ150aの両方の端部を分離させることが必要となる。これは、第1の開封帯152aと折り目113により近い第1の固定タブ150aとを移動させることにより実現され得る。また、第1の固定構造体の各端部における凹部または切断ラインは、異なる寸法のものとなることが理解されよう。さらに他の実施形態においては、第1の開封帯152aおよび第1の固定タブ150aは、それらが第1の上方側部パネル114から突出しないように、形状設定されてもよく、例えば、第1の開封帯152aは、面取りされた端部エッジを備えてもよい。また、第1の固定タブ150aは、実質的に三角形の形状となるように、面取りされた端部エッジを備えてもよい。他の形状を利用し得ることが理解されよう。
第2の上方側部パネル116は、そこから切り取られることとなる第2の固定構造体を備える。第2の固定構造体は、第2の開封帯152bにより第2の上方側部パネル116に対して結合された第2の固定タブ150bを備える。第2の開封帯152bは、第2の上方側部パネル116に対して第2の開封帯152bを結合する第1の脆弱切離しライン153bと、第2の開封帯152bに対して第2の固定タブ150bを結合する第2の脆弱切離しライン151bとを備える。第2の上方側部パネル116は、第2の固定構造体の一方の端部に配設された第2の凹部154bを備える。第2の凹部154bは、第2の固定タブ150bが第2の開封帯152bのみにより第2の上方側部パネル116に対して結合されるように、第2の上方側部パネル116から第2の固定タブ150bを分離させる。第2の凹部154bは、第2の開封帯152bが第1の脆弱切離しライン153bのみにより第2の上方側部パネル116に対して結合されるように、第2の上方側部パネル116から第2の開封帯152bの端部を分離させる。代替的な実施形態においては、第2の凹部154bは、第2の固定タブ150bが第2の上方側部パネル116から切離し可能になるように、切断ラインまたは他の切離しラインに置き換えられ得る点が理解されよう。
第2の開封帯152bは、主要パネル112に対して第2の上方側部パネル116を結合する折り目115に対して実質的に平行になるように構成される。第2の開封帯152bおよび第2の固定タブ150bは、一部分が第2の上方側部パネル116から突出するように構成される。これにより、第2の開封帯152bの端部と第2の上方側部パネル116を越えて突出する第2の固定タブ150bの端部とが、第2の上方側部パネル116に対する連結から自由になることが可能となる。他の実施形態においては、第2の固定構造体は、第2の上方側部パネル116内から完全に切り取られてもよく、その場合には、凹部または切断ラインは、第2の上方側部パネル116から第2の開封帯152bおよび第2の固定タブ150bの両方の端部を分離させることが必要となる。これは、第2の開封帯152bと折り目115により近い第2の固定タブ150bとを移動させることにより実現され得る。第2の固定構造体の各端部における凹部または切断ラインは、異なる寸法のものとなることが理解されよう。さらに他の実施形態においては、第2の開封帯152bおよび第2の固定タブ150bは、それらが第2の上方側部パネル116から突出しないように、形状設定されてもよく、例えば、第2の開封帯152bは、面取りされた端部エッジを備えてもよい。また、第2の固定タブ150bは、実質的に三角形の形状となるように、面取りされた端部エッジを備えてもよい。他の形状を利用し得ることが理解されよう。
図8は、カートン(図示せず)のベースパネルを形成するための主要パネル160を備える第2のブランク110Bを示す。第1の下方端部パネル164が、折り目163により主要パネル160の第1の端部に沿って主要パネル160に対して結合される。第2の下方端部パネル162が、折り目161により、第1の端部の対向側の第2の端部に沿って主要パネル160に対して結合される。第1の下方側部パネル168が、折り目167により主要パネル160の第1の側部に沿って主要パネル160に対して結合される。第2の下方側部パネル166が、折り目165により、第1の側部の対向側の第2の側部に沿って主要パネル160に対して結合される。第1の固定フラップ172が、折り目173により第1の下方側部パネル168の端部エッジに沿って第1の下方側部パネル168に対してヒンジ連結される。第2の固定フラップ174が、折り目175により第1の下方側部パネル168の端部エッジに沿って第1の下方側部パネル168に対してヒンジ連結される。第3の固定フラップ170が、折り目171により第2の下方側部パネル166の端部エッジに沿って第2の下方側部パネル166に対してヒンジ連結される。第4の固定フラップ176が、折り目177により第2の下方側部パネル166の端部エッジに沿って第2の下方側部パネル166に対してヒンジ連結される。
膠剤Gまたは他の接着剤による処理が、第1の下方側部パネル168または第2の下方側部パネル166のそれぞれとの間における第1の固定タブ150aおよび第2の固定タブ150bの重複領域に合致するように設定された位置において、第1の下方側部パネル168および第2の下方側部パネル166のそれぞれに対して施される。
次に図9および図10を参照すると、本発明の代替的な一実施形態が図示される。この第3の図示される実施形態においては、それらの特徴が第3の実施形態に属するものであることを表す「200」が頭に加えられるものの、可能な場合には同様の数字が同様のパーツを表すために使用されている。第3の実施形態は、第1の実施形態および第2の実施形態との間で多数の共通特徴を共有しており、したがって、図1〜図8に図示する実施形態と異なる部分のみが、詳細に説明される。
図9は、カートン(図示せず)の上部パネルを形成するための主要パネル212を備える第1のブランク210Aを示す。第1の上方端部パネル218が、折り目217により主要パネル212の第1の端部に沿って主要パネル212に対して結合される。第2の上方端部パネル220が、折り目219により、第1の端部の対向側の第2の端部に沿って主要パネル212に対して結合される。第1の上方側部パネル214が、折り目213により主要パネル212の第1の側部に沿って主要パネル212に対して結合される。第2の上方側部パネル216が、折り目215により、第1の側部の対向側の第2の側部に沿って主要パネル212に対して結合される。第1の固定フラップ224が、折り目223により第1の上方側部パネル214の端部エッジに沿って第1の上方側部パネル214に対してヒンジ連結される。第2の固定フラップ228が、折り目227により第1の上方側部パネル214の端部エッジに沿って第1の上方側部パネル214に対してヒンジ連結される。第3の固定フラップ222が、折り目221により第2の上方側部パネル216の端部エッジに沿って第2の上方側部パネル216に対してヒンジ連結される。第4の固定フラップ226が、折り目225により第2の上方側部パネル216の端部エッジに沿って第2の上方側部パネル216に対してヒンジ連結される。
第1の上方側部パネル214は、そこから切り取られることとなる第1の固定構造体を備える。第1の固定構造体は、第1の開封帯252aにより第1の上方側部パネル214に対して結合された第1の固定タブ250aを備える。第1の開封帯252aは、第1の上方側部パネル214に対して第1の開封帯252aを結合する第1の脆弱切離しライン253aと、第1の開封帯252aに対して第1の固定タブ250aを結合する第2の脆弱切離しライン251aとを備える。
第1の上方側部パネル214は、第1の固定構造体の両端部に配設された第1の凹部254aおよび第2の凹部256aを備える。第1の凹部254aおよび第2の凹部256aは、第1の固定タブ250aが第1の開封帯252aのみにより第1の上方側部パネル214に対して結合されるように、第1の上方側部パネル214から第1の固定タブ250aを分離させる。第1の凹部254aおよび第2の凹部256aは、第1の開封帯252aが第1の脆弱切離しライン253aのみにより第1の上方側部パネル214に対して結合されるように、第1の上方側部パネル214から第1の開封帯252aの端部を分離させる。代替的な実施形態においては、第1の凹部254aおよび/または第2の凹部256aは、第1の固定タブ250aが第1の上方側部パネル214から切離し可能となるように、切断ラインまたは他の切離しラインに置き換えられ得る点が理解されよう。
第1の開封帯252aは、第1の上方側部パネル214の自由エッジに対して実質的に平行になるように構成される。第1の開封帯252aは、第1の開封帯252aが主要パネル212に対して収束方向に構成されるように、主要パネル212に対して第1の上方側部パネル214を結合する折り目213に対してある角度を成して配設される。第1の開封帯252aおよび固定タブ250aは、第1の上方側部パネル214内から切り取られるように構成される。これにより、第1の固定タブ250aの端部エッジは、主要パネル212に対して第1の上方側部パネル214を結合する折り目213の実質的に対向側に位置する第1の上方側部パネル214の自由エッジと同一直線状に位置することが可能となる。
第2の上方側部パネル216は、そこから切り取られることとなる第2の固定構造体を備える。第2の固定構造体は、第2の開封帯252bにより第2の上方側部パネル216に対して結合された第2の固定タブ250bを備える。第2の開封帯252bは、第2の上方側部パネル216に対して第2の開封帯252bを結合する第2の脆弱切離しライン253bと、第2の開封帯252bに対して第2の固定タブ250bを結合する第2の脆弱切離しライン251bとを備える。第2の上方側部パネル216は、第2の固定構造体の両端部に配設された第2の凹部254bおよび第2の凹部256bを備える。第2の凹部254bおよび第2の凹部256bは、第2の固定タブ250bが第2の開封帯252bのみにより第2の上方側部パネル216に対して結合されるように、第2の上方側部パネル216から第2の固定タブ250bを分離させる。第2の凹部254bおよび第2の凹部256bは、第2の開封帯252bが第2の脆弱切離しライン253bのみにより第2の上方側部パネル216に対して結合されるように、第2の上方側部パネル216から第2の開封帯252bの端部を分離させる。代替的な実施形態においては、第2の凹部254bおよび/または第2の凹部256bは、第2の固定タブ250bが第2の上方側部パネル216から切離し可能となるように、切断ラインまたは他の切離しラインに置き換えられ得る点が理解されよう。
第2の開封帯252bは、第2の上方側部パネル216の自由エッジに対して実質的に平行になるように構成される。また、第2の開封帯252bは、第2の開封帯252bが主要パネル212に対して収束方向に構成されるように、主要パネル212に対して第2の上方側部パネル216を結合する折り目215に対してある角度を成して配設される。第2の開封帯252bおよび第2の固定タブ250bは、第2の上方側部パネル216内から切り取られるように構成される。これにより、第2の固定タブ250bの端部エッジは、主要パネル212に対して第2の上方側部パネル216を結合する折り目215の実質的に対向側に位置する第2の上方側部パネル216の自由エッジと同一直線状に位置することが可能となる。
図10は、カートン(図示せず)のベースパネルを形成するための主要パネル260を備える第2のブランク210Bを図示する。第1の下方端部パネル264が、折り目263により主要パネル260の第1の端部に沿って主要パネル260に対して結合される。第2の下方端部パネル262が、折り目261により、第1の端部の対向側の第2の端部に沿って主要パネル260に対して結合される。第1の下方側部パネル268が、折り目267により主要パネル260の第1の側部に沿って主要パネル260に対して結合される。第2の下方側部パネル266が、折り目265により、第1の側部の対向側の第2の側部に沿って主要パネル260に対して結合される。第1の固定フラップ272が、折り目273により第1の下方側部パネル268の端部エッジに沿って第1の下方側部パネル268に対してヒンジ連結される。第2の固定フラップ274が、折り目275により第1の下方側部パネル268の端部エッジに沿って第1の下方側部パネル268に対してヒンジ連結される。第3の固定フラップ270が、折り目271により第2の下方側部パネル266の端部エッジに沿って第2の下方側部パネル266に対してヒンジ連結される。第4の固定フラップ276が、折り目277により第2の下方側部パネル266の端部エッジに沿って第2の下方側部パネル266に対してヒンジ連結される。
膠剤Gまたは他の接着剤による処理が、第1の下方側部パネル268または第2の下方側部パネル266のそれぞれとの間における第1の固定タブ250aおよび第2の固定タブ250bの重複領域に合致するように設定された位置において、第1の下方側部パネル268および第2の下方側部パネル266のそれぞれに対して施される。この実施形態においては、膠剤領域Gは、第1の下方側部パネル268または第2の下方側部パネル266の自由端エッジに対して平行に構成される。
次に図11および図12を参照すると、本発明の代替的な実施形態が図示される。この第4の図示される実施形態においては、それらの特徴が第4の実施形態に属するものであることを表す「300」が頭に加えられるものの、可能な場合には同様の数字が同様のパーツを表すために使用されている。第4の実施形態は、第1の実施形態との間で多数の共通特徴を共有しており、したがって、図1〜図6に図示する実施形態と異なる部分のみが、詳細に説明される。
図11は、カートン(図示せず)のベースパネルを形成するための主要パネル360を備える第2のブランク310Bを図示する。第1の下方端部パネル364が、折り目363により主要パネル360の第1の端部に沿って主要パネル360に対して結合される。第2の下方端部パネル362が、折り目361により、第1の端部の対向側の第2の端部に沿って主要パネル360に対して結合される。第1の下方側部パネル368が、折り目367により主要パネル360の第1の側部に沿って主要パネル360に対して結合される。第2の下方側部パネル366が、折り目365により、第1の側部の対向側の第2の側部に沿って主要パネル360に対して結合される。
第1の固定フラップ372が、折り目373により第1の下方側部パネル368の端部エッジに沿って第1の下方側部パネル368に対してヒンジ連結される。第2の固定フラップ370が、折り目371により第2の下方側部パネル366の端部エッジに沿って第2の下方側部パネル366に対してヒンジ連結される。
第3の固定フラップ386が、折り目387により第2の下方端部パネル362の第1の側部エッジに沿って第2の下方端部パネル362に対してヒンジ連結される。第4の固定フラップ384が、折り目385により第1の側部エッジの対向側の第2の側部エッジに沿って第2の下方端部パネル362に対してヒンジ連結される。
補強部材392が、折り目393により端部エッジに沿って第2の下方側部パネル362に対して結合される。第1の膠剤タブ382が、折り目383により第1の下方側部パネル368の側部エッジの一部分に沿って第1の下方側部パネル368に対して結合される。第2の膠剤タブ388が、折り目389により第2の下方側部パネル366の側部エッジの一部分に沿って第2の下方側部パネル366に対して結合される。第1の膠剤タブ382および第2の膠剤タブ388は、組み立てられた状況にある場合には補強部材392に対して固定可能になるように構成される。
第2のブランク310Bは、図12に図示するようなトレイ部分311Bを形成する。このトレイ部分311Bは、3×4配列で構成された12個の物品Cを収容するように構成される。補強部材392は、最端部行の物品Cを部分的に越えて延在し、構造的支持を与え、トレイ部分311Bの剛性を向上させる。図12に図示されるトレイ部分311Bは、図3に図示されるものなどのカバー部分11Aと共に使用され得ることが予期される。その場合には、ブランク10Aは、3×4配列の物品を収容するように構成され、第1の下方端部パネル364および第2の下方端部パネル362は、カバー部分11Aを固定するための膠剤または他の接着剤による処理を施される。
ブランク310Bは、各折り目371、373を中心として折り曲げることにより第1の下方側部パネル368または第2の下方側部パネル366のそれぞれに対して実質的に垂直になるように第1の固定フラップ372および第2の固定フラップ370を折り曲げることによって、トレイ部分311Bへと構築される。
第3の固定フラップ386および第4の固定フラップ384は、各折り目387、385を中心として折り曲げることにより第2の下方端部パネル362に対して実質的に垂直になるように折り曲げられる。
第2の下方端部パネル362は、主要パネル360に対して実質的に垂直になるように折り目361を中心として折り曲げられる。
第1の下方側部パネル368および第2の下方側部パネル366は、各折り目367、365を中心として折り曲げることにより主要パネル360に対して実質的に垂直になるように折り曲げられる。第1の下方側部パネル368および第2の下方側部パネル366は、第3の固定フラップ386および第4の固定フラップ384と接触状態に置かれる。膠剤Gまたは他の適切な接着剤による処理が、第2の下方端部パネル362を固定させるために施される。
第1の下方端部パネル364は、第1の固定フラップ372および第2の固定フラップ370と接触状態になるように折り目363を中心として折り曲げられる。膠剤Gまたは他の適切な接着剤による処理が、第1の下方端部パネル364を固定させるために施される。
第1の膠剤フラップ382および第2の膠剤フラップ388は、第1の下方側部パネル368または第2の下方側部パネル366のそれぞれに対して実質的に垂直になるように各折り目383、389を中心として折り曲げられる。補強部材392は、折り目393を中心として折り曲げられる。膠剤Gまたは他の適切な接着剤による処理が、第1の膠剤フラップ382および第2の膠剤フラップ388に対して補強部材を固定するために、第1の膠剤フラップ382および第2の膠剤フラップ388に対してまたは補強部材392の対応する領域に対して施される。
トレイ部分311Bは、補強部材392ならびに第1の膠剤フラップ382および第2の膠剤フラップ388が折り曲げられ共に固定される前または後のいずれかにおいて、物品Cで装填され得ることが予期される。他の実施形態においては、トレイ部分311Bは、物品C群の周囲において組み立てられてもよい。
様々な変更が本発明の範囲内においてなし得ることが理解されよう。例えば、パネルおよび開口のサイズならびに形状が、異なるサイズまたは形状の物品を収容するために調節されてもよい。本発明の実施形態においては、トレイ部分およびカバー部分が、それぞれ異なる材料から、またはそれぞれ異なる品質の材料から形成され得ることが予期される。例えば、トレイ部分が、外見上において注意を惹くディスプレイ装置を形成するために、高品質印刷される図に適した高品質被覆された板紙から形成されてもよい。カバー部分は、図を殆ど伴わないまたは図を全く印刷されない無被覆および/または波状の板紙から形成されてもよい。これは、例えば、処理を減少させ、コストを低下させ、より多量の再生材料の使用を可能にすることなどにより(それらに限定されないが)、経済的および/または環境的に有利となり得る。
本明細書においては、「上部」、「下部」、「前方」、「後方」、「端部」、「側部」、「内方」、「外方」、「上方」、および「下方」などの方向を指示する語は、かかる配向に対して各パネルを限定するものではなく、これらのパネル間において相互を識別する役割を果たすに過ぎない点が理解されよう。
本明細書においては、「ヒンジ連結」および「折り目」という用語は、ブランクのヒンジ特徴部を画定する、ブランクの部分同士の相互に対する折曲げを容易にする、またはブランクについての最適なパネル折曲げ位置を示唆する、あらゆる様式のラインを指す。折り目は、典型的には、ミシン目入りライン、エンボス加工ライン、またはデボス加工ラインである。「ヒンジ連結」または「折り目」への全ての言及は、単一の折り目のみを必ず指すとは解釈されるべきではなく、実際には、ヒンジ連結は、本発明の範囲から逸脱することなく、以下のもの、すなわち短スリット、脆弱ライン、または折り目の中の任意の1つまたは複数から形成され得ることが予期される。
本明細書においては、「切離しライン」という用語は、基材の部分同士の相互からの分離を容易にする、または最適な分離位置を示唆する、あらゆる様式のラインを指す。切離しラインは、易壊性のもしくは別様に脆弱なライン、引裂きライン、切断ライン、またはスリットであってもよい。
ヒンジ連結、切離しライン、および折り目はそれぞれ、穿孔、穿孔ライン、短スリットライン、半切断ライン、単一の半切断部、切断ライン、断続切断ライン、スリット、ミシン目、およびそれらの任意の組合せ等々を含む、ブランクの基材中に形成された要素を備えることが可能である点を理解されたい。これらの要素は、所望の機能性を実現するように寸法設定され構成され得る。例えば、穿孔ラインが、折り目および/または切離しラインを画定する程度の脆弱性を有するように寸法設定または設計され得る。穿孔ラインは、折曲げを容易にし破損を阻止するように、折曲げを容易にしより大きな労力による破損を助長するように、またはより小さな労力による破損を助長するように、設計され得る。
10A 第1のブランク
10B 第2のブランク
11A カバー部分
11B トレイ部分
12 主要パネル
13 折り目
14 第1の上方側部パネル
15 折り目
16 第2の上方側部パネル
17 折り目
18 第1の上方端部パネル
19 折り目
20 第2の上方端部パネル
21 折り目
22 第3の固定フラップ
23 折り目
24 第1の固定フラップ
25 折り目
26 第4の固定フラップ
27 折り目
28 第2の固定フラップ
30 第2の固定タブ
31 第2の脆弱切離しライン
32 第2の開封帯
33 第1の脆弱切離しライン
34 第1の凹部
36 第2の凹部
40 第1の固定タブ
41 第2の脆弱切離しライン
42 第1の開封帯
43 第1の脆弱切離しライン
44 第1の凹部
46 第2の凹部
48 自由端部エッジ
49 自由側部エッジの一部分
60 主要パネル
61 折り目
62 第2の下方端部パネル
63 折り目
64 第1の下方端部パネル
65 折り目
66 第2の下方側部パネル
67 折り目
68 第1の下方側部パネル
70 第3の固定フラップ
71 折り目
72 第1の固定フラップ
73 折り目
74 第2の固定フラップ
75 折り目
76 第4の固定フラップ
77 折り目
80 自由側部エッジの一部分
81 自由端部エッジ
90 カートン
110A 第1のブランク
110B 第2のブランク
112 主要パネル
113 折り目
114 第1の上方側部パネル
115 折り目
116 第2の上方側部パネル
117 折り目
118 第1の上方端部パネル
119 折り目
120 第2の上方端部パネル
121 折り目
122 第3の固定フラップ
123 折り目
124 第1の固定フラップ
125 折り目
126 第4の固定フラップ
127 折り目
128 第2の固定フラップ
150a 第1の固定タブ
150b 第2の固定タブ
151a 第2の脆弱切離しライン
151b 第2の脆弱切離しライン
152a 第1の開封帯
152b 第2の開封帯
153a 第1の脆弱切離しライン
153b 第1の脆弱切離しライン
154a 第1の凹部
154b 第2の凹部
160 主要パネル
161 折り目
162 第2の下方端部パネル
163 折り目
164 第1の下方端部パネル
165 折り目
166 第2の下方側部パネル
167 折り目
168 第1の下方側部パネル
170 第3の固定フラップ
171 折り目
172 第1の固定フラップ
173 折り目
174 第2の固定フラップ
175 折り目
176 第4の固定フラップ
177 折り目
210A 第1のブランク
210B 第2のブランク
212 主要パネル
213 折り目
214 第1の上方側部パネル
215 折り目
216 第2の上方側部パネル
217 折り目
218 第1の上方端部パネル
219 折り目
220 第2の上方端部パネル
221 折り目
222 第3の固定フラップ
223 折り目
224 第1の固定フラップ
225 折り目
226 第4の固定フラップ
227 折り目
228 第2の固定フラップ
250a 第1の固定タブ
250b 第2の固定タブ
251a 第2の脆弱切離しライン
251b 第2の脆弱切離しライン
252a 第1の開封帯
252b 第2の開封帯
253a 第1の脆弱切離しライン
253b 第2の脆弱切離しライン
254a 第1の凹部
254b 第2の凹部
256a 第2の凹部
256b 第2の凹部
260 主要パネル
261 折り目
262 第2の下方端部パネル
263 折り目
264 第1の下方端部パネル
265 折り目
266 第2の下方側部パネル
267 折り目
268 第1の下方側部パネル
270 第3の固定フラップ
271 折り目
272 第1の固定フラップ
273 折り目
274 第2の固定フラップ
275 折り目
276 第4の固定フラップ
277 折り目
310B 第2のブランク
311B トレイ部分
360 主要パネル
361 折り目
362 第2の下方端部パネル
363 折り目
364 第1の下方端部パネル
365 折り目
366 第2の下方側部パネル
367 折り目
368 第1の下方側部パネル
370 第2の固定フラップ
371 折り目
372 第1の固定フラップ
373 折り目
382 第1の膠剤フラップ
383 折り目
384 第4の固定フラップ
385 折り目
386 第3の固定フラップ
387 折り目
388 第2の膠剤タブ
389 折り目
392 補強部材
393 折り目

Claims (21)

  1. 重複関係に配設された内方パネルおよび外方パネルを備える少なくとも1つの複合壁部を備えるカートンであって、
    前記内方パネルおよび前記外方パネルは、ジョイントにより平坦面接触関係で共に接合され、前記ジョイントは、前記外方パネルの自由エッジに沿って画定された凹部と、前記凹部のエッジから延在して前記凹部エリアを少なくとも部分的に占める突出部とを備え、
    前記突出部は、前記内方パネルの外方表面に対して固定される固定タブを備え、前記突出部は、取外し可能部分をさらに備え、前記取外し可能部分は、前記取外し可能部分が前記固定タブおよび/または前記外方パネルから切り離される際に、前記固定タブが前記外方パネルから分離され得るように、前記外方パネルに対して前記固定タブを切離し可能に連結する、カートン。
  2. 前記突出部は、前記凹部の下部エッジから延在する、請求項1に記載のカートン。
  3. 前記突出部は、前記突出部の一方または両方の対向端部が前記外方パネルに対する連結から自由になるように、前記凹部よりも幅が小さい、請求項1または2に記載のカートン。
  4. 前記取外し可能部分は、前記取外し可能部分の対向端部の少なくとも一方が、前記固定タブの対向端部の少なくとも一方を越えて突出することにより、前記取外し可能部分の引裂きを容易にするための係合タブを形成するように、前記固定タブよりも幅が大きい、請求項1から3のいずれか一項に記載のカートン。
  5. 前記突出部は、前記外方パネルの自由端部とほぼ同一直線状に位置する自由エッジを備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のカートン。
  6. 前記外方パネルは、前記凹部に隣接して配設された自由エッジを備え、前記自由エッジは、前記外方パネルがその上に載り得る脚部を形成する、請求項1から5のいずれか一項に記載のカートン。
  7. 前記外方パネルは、前記カートンの上部パネルと前記カートンのベースパネルとの間に延在する、請求項1から6のいずれか一項に記載のカートン。
  8. 前記内方パネルは、前記カートンの上部パネルと前記カートンのベースパネルとの間に延在する、請求項1から7のいずれか一項に記載のカートン。
  9. トレイ部分と、前記トレイ部分の開口上部を閉鎖するためのカバー部分とをさらに備え、前記内方パネルは、前記トレイ部分により形成され、前記外方パネルは、前記カバー部分により形成される、請求項1から8のいずれか一項に記載のカートン。
  10. 前記トレイ部分は、ベースパネルと、対向し合う一対の側部パネルと、対向し合う一対の端部パネルとを備え、内方パネルが、少なくとも前記トレイ部分の前記側部パネルおよび前記端部パネルの一方によって形成される、請求項9に記載のカートン。
  11. 前記カバー部分は、上部パネルと、対向し合う一対の側部パネルと、対向し合う一対の端部パネルとを備え、前記外方パネルは、少なくとも前記カバー部分の前記側部パネルおよび前記端部パネルの一方により形成される、請求項9に記載のカートン。
  12. 前記取外し可能部分は、第1の脆弱切離しラインにより部分的に画定され、第2の脆弱切離しラインにより部分的に画定される、請求項1から9のいずれか一項に記載のカートン。
  13. 前記取外し可能部分の取外しにより、前記外方パネルと前記固定タブとの間に隙間が形成され、これにより、前記外方パネルのアクセス可能な自由エッジが作成され、前記トレイ部分からの前記カバー部分の分離が容易になる、請求項9から12のいずれか一項に記載のカートン。
  14. 前記トレイ部分は、一方の端部パネルが他方の端部パネルよりも高さが小さくなるように、テーパ状になされる、請求項10に記載のカートン。
  15. 前記カバー部分は、一方の端部パネルが他方の端部パネルよりも高さが小さくなるように、テーパ状になされる、請求項11に記載のカートン。
  16. 前記内方パネルは、前記カバー部分がその上に載り得るレッジを形成する自由エッジを備える、請求項9から15のいずれか一項に記載のカートン。
  17. 前記トレイ部分は、前記対向し合う一対の側部パネルの間に延在する補強部材を備える、請求項10または14に記載のカートン。
  18. 前記補強部材は、前記対向し合う一対の端部パネルの一方に対してヒンジ連結される、請求項17に記載のカートン。
  19. 前記補強部材は、前記対向し合う一対の側部パネルのそれぞれに対してヒンジ連結された膠剤タブに対して固定される、請求項17および18に記載のカートン。
  20. 前記補強部材は、前記トレイ部分内に配設された1つまたは複数の物品を少なくとも部分的に越えて延在する、請求項17から19のいずれか一項に記載のカートン。
  21. トレイ部分およびカバー部分をそれぞれ形成するための第1のブランクおよび第2のブランクの組合せであって、前記トレイ部分および前記カバー部分は、共に結合されることによりカートンを形成するように構成され、前記カートンは、前記カートンが組み立てられた状況にある場合に重複関係に配設される内方パネルおよび外方パネルを備える少なくとも1つの複合壁部を有し、前記内方パネルおよび前記外方パネルは、ジョイントにより平坦面接触関係において共に接合可能であり、前記ジョイントは、前記外方パネルの自由エッジに沿って画定された凹部と、前記凹部のエッジから延在して前記凹部エリアを少なくとも部分的に占める突出部とを備え、前記突出部は、前記内方パネルの外方表面に対して固定される固定タブを備え、前記突出部は、取外し可能部分をさらに備え、前記取外し可能部分は、前記取外し可能部分が前記固定タブおよび/または前記外方パネルから切り離される際に、前記固定タブが前記外方パネルから分離され得るように、前記外方パネルに対して前記固定タブを切離し可能に連結する、第1のブランクおよび第2のブランクの組合せ。
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