JP5710790B2 - 信号特性に基づく信号対干渉比目標の調整 - Google Patents

信号特性に基づく信号対干渉比目標の調整 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容全体が参照により組み込まれる、2011年2月9日に出願された、米国仮特許出願第61/441,238号の優先権を主張する。
本開示は、ワイヤレス通信システムに関する。
技術の進歩により、コンピューティングデバイスは、より小型でより強力になった。たとえば、現在、小型で軽量な、ユーザが容易に持ち運べるポータブルワイヤレス電話、携帯情報端末(PDA)、およびページングデバイスなどのワイヤレスコンピューティングデバイスを含む様々なポータブルパーソナルコンピューティングデバイスが存在する。より具体的には、セルラー電話やインターネットプロトコル(IP)電話などのポータブルワイヤレス電話は、ボイスおよびデータパケットをワイヤレスネットワークを介して通信することができる。多くのそのようなワイヤレス電話は、エンドユーザに拡張機能を提供するために追加のデバイスを組み込んでいる。たとえば、ワイヤレス電話は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルレコーダ、およびオーディオファイルプレーヤをも含むことができる。また、そのようなワイヤレス電話は、ウェブブラウザアプリケーションなど、インターネットにアクセスするために使用できるソフトウェアアプリケーションを実行することができる。したがって、これらのワイヤレス電話はかなりの計算能力を含むことができる。
広帯域符号分割多元接続(WCDMA)(登録商標)システムにおけるユーザ機器(UE)デバイスなどのモバイル通信デバイスは、ワイヤレスネットワークにイベントを報告することができる。たとえば、モバイルデバイスは、受信信号の強度のゆらぎに基づいてイベントを報告することができる。そのような報告は、ハンドオーバおよびセル横断シナリオ中に行うことができる。ただし、そのような報告をトリガする不利な無線受信状態は、ネットワークからの応答を復号するための、モバイルデバイスの能力を悪化させる場合もある。たとえば、ネットワークは、第1のセルへのアクティブリンクを終了するよう、および第2のセルへのアクティブリンクを作成するよう、モバイルデバイスに命令することができる。モバイルデバイスが命令を復号することができない程度まで受信状態が悪化した場合、モバイルデバイスは、デバイスに割り当てられたセル(第1のセル)を介して通信することができない可能性があり、セルを変えることができない可能性がある。その結果、モバイルデバイスは、ネットワークからドロップされ得る。
ネットワーク状態の悪化に対抗しようとして、モバイルデバイスは、信号対干渉(SIR)目標を増大させることによって、ネットワークがより多くの電力をモバイルデバイスへの送信に使うことを要求し得る。従来、モバイルデバイスは、ネットワークからのメッセージの復号の失敗に応答して、SIR目標を増大させることができる。ただし、メッセージ復号の失敗の検出により、受信が低下する兆候と、SIR目標の増大との間の遅延がさらに大きくなる。高速セル横断シナリオ中などに、無線状態が急激に悪化すると、ネットワークと通信するための、モバイルデバイスの能力が失われる可能性がある。
受信信号の測定に基づいてSIR目標を事前に調整する(たとえば、増大させる)ための方法および装置を開示する。たとえば、モバイルデバイスが、低下したネットワーク状態(たとえば、後続受信メッセージの復号に成功する見込みを低下させるネットワーク状態)に関連付けられたいくつかのイベントを報告すると、モバイルデバイスは、ダウンリンクSIR目標を選択的に増大させることができる。SIR目標は、ネットワークからモバイルデバイスによって受信されたパイロットチャネル信号に関連付けられた、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)のフィルタリングされた値に基づいて増大させることができる。ネットワークは、イベント報告に対する返答(たとえば、制御確認応答メッセージおよび/またはアクティブセット更新(ASU)メッセージ)を、ダウンリンク物理チャネル上で増大エネルギーを使うモバイルデバイスに送信することによって、増大SIR目標に応答することができる。返答が受信される前にSIR目標を事前に増大させることによって、モバイルデバイスは、高速セル横断中など、低下したネットワーク状態での返答の復号に成功する見込みがより高くなり得る。
一部の実装形態では、CPICH Ec/Io測定値は適応フィルタリングされ得る。たとえば、適応フィルタは、測定ノイズを削減するが、急激なCPICH Ec/Io変化の原因になるほど動的なままであり得る。
特定の実施形態では、方法は、メッセージに対する返答の復号にモバイルデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられるメッセージまたはイベント報告の送信に応答して、モバイルデバイスの信号対干渉比(SIR)目標を増大させることを含む。いくつかの実施形態では、SIR目標は、測定された信号の特性の値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて増大され得る。
別の特定の実施形態において、方法は、モバイルデバイスによって測定された、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)を適応フィルタリングすることを含む。適応フィルタリングは、短縮期間中に無限インパルス応答(IIR)フィルタの平均化間隔(K)を短縮して、CPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値における大きい瞬間誤差(たとえば、信号品質の著しい変化によって引き起こされる見込みがある)への高速適応を提供することを含み、その後には、再成長期間中の平均化間隔(K)の再成長が続く。再成長期間は、短縮期間よりも長い。この方法は、CPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイスの信号対干渉比(SIR)目標を増大させることも含む。
別の特定の実施形態において、モバイルデバイスは、測定された信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断するように構成された比較器を含む。測定された信号は、ワイヤレスネットワークから受信される。モバイルデバイスは、特性の値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、および報告イベントに対応するメッセージの送信に応答して、SIR目標を増大させるように構成された信号対干渉比(SIR)目標調整器も含む。報告イベントは、メッセージに対する返答の復号にモバイルデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる。
別の特定の実施形態において、ネットワークデバイスは、測定された信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断するように構成された比較器を含む。測定された信号は、ワイヤレスチャネルを介してモバイルデバイスから受信される。ネットワークデバイスは、特性の値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、および報告イベントに対応する、モバイルデバイスへのメッセージの送信に応答して、モバイルデバイスからのアップリンクについてのSIR目標を増大させるように構成された信号対干渉比(SIR)目標調整器も含む。報告イベントは、メッセージに対する返答の復号にネットワークデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる。
別の特定の実施形態において、システムは、信号を送るように構成されたネットワークデバイスと、ネットワークデバイスから信号を受信するように構成されたモバイルデバイスとを含む。モバイルデバイスは、報告イベントに対応するメッセージを送信するようにも構成され、報告イベントは、メッセージに対する返答の復号に成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる。モバイルデバイスは、信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断するように、ならびに特性の値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、およびメッセージの送信に応答して、信号対干渉(SIR)目標を増大させるようにさらに構成される。ネットワークデバイスは、増大SIR目標に従って、モバイルデバイスに返答を送信するように構成される。
開示する実施形態のうち少なくとも1つによって与えられる1つの特定の利点は、後続メッセージの復号に成功する確率を低下させ得る、ネットワーク状態の悪化に応じて、SIR目標を選択的に増大させることができることである。
本開示の他の態様、利点、および特徴は、図面の簡単な説明、発明を実施するための形態、および特許請求の範囲という節を含む、本出願全体を検討した後、明らかになろう。
信号対干渉比(SIR)目標を選択的に調整するように動作可能なシステムの特定の実施形態を示す図。 SIR目標の選択的調整をトリガし得るイベントの特定の例を示すテーブル。 SIR目標を選択的に調整する方法の特定の実施形態を示すフローチャート。 SIR目標を選択的に調整する方法の別の特定の実施形態を示すフローチャート。 測定された信号の特性の値を適応フィルタリングする方法の特定の実施形態を示すフローチャート。 SIR目標を調整するかどうか判断する際に使うことができる特定のフィルタの応答曲線を示すグラフ。 SIR目標を選択的に調整するように動作可能なワイヤレスデバイスのブロック図。
測定された信号の特性に基づく信号強度の増大を要求するシステムおよび方法を開示する。説明のため、モバイルデバイスは、報告イベントを検出し、報告イベントに対応するメッセージを送信することができ、報告イベントは、メッセージに対する返答の復号にモバイルデバイスが成功する見込みを低下させる不利なネットワーク状態に関連付けられる。劣化チャネル(1つまたは複数)を補償するために、モバイルデバイスは、信号対干渉比(SIR)目標を選択的に増大させることができる。一部の実装形態では、モバイルデバイスは、測定された信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断することができ、特性の値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、SIR目標を増大させることができる。たとえば、モバイルデバイスは、モバイルデバイスにおける検出イベントを報告するメッセージを送信することができる。SIR目標は、メッセージ(たとえば、確認応答メッセージまたはアクティブセット更新メッセージ)に対する返答の受信を向上させるように増大される。開示する技法は、モバイルデバイスにイベント報告を送らせる同じネットワーク状態が、イベント報告に対する返答の復号にモバイルデバイスが成功するのを通常ならば防止する状況において、ネットワークドロップおよび/または復号誤差を削減し得る。
図1を参照すると、SIR目標を選択的に調整するように動作可能なシステム100の特定の実施形態が示されている。システム100は、ネットワークデバイス120に通信可能に結合されたモバイルデバイス110を含む。特定の実施形態では、モバイルデバイス110はワイヤレス電話であってよく、ネットワークデバイス120は、ワイヤレスネットワークを介してモバイルデバイス110と通信する基地局、ノードB、または他のネットワーク側構成要素であってよい。
概して、本明細書で使用するように、「ネットワーク」は、サーバ、コントローラ、およびワイヤレス通信ネットワークを実装する際に使用される他のハードウェア/ソフトウェアなど、様々なネットワーク要素をまとめて識別し得る。ワイヤレス通信ネットワークを実装するのに使われるネットワーク技術は、ロングタームエボリューション(LTE)、広域モバイル通信システム(GSM:global system for mobile communications(登録商標))、汎用パケット無線サービス(GPRS)、GSM進化型高速データレート(EDGE)、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)、汎用無線アクセスネットワーク(GRAN)、エボリューションデータ最適化(1x/DO)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX)、1つもしくは複数の他の無線アクセス技術、またはそれらのどの組合せも含み得るが、それらに限定されるわけではない。
モバイルデバイス110は、比較器111を含み得る。特定の実施形態では、比較器111は、測定された信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断するように構成される。たとえば、モバイルデバイス110は、ワイヤレスネットワークを介してネットワークデバイス120からパイロットチャネル信号131を受信することができ、モバイルデバイス110は、パイロットチャネル信号131の1つまたは複数の特性を測定することができる。特定の実施形態では、1つまたは複数の特性は、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)を含む。モバイルデバイス110は、CPICH Ec/Io値を生成するための、着信信号の逐次測定を実施することができる。
適応フィルタ112(たとえば、適応アルゴリズムと関連した無限インパルス応答(IIR)フィルタ)は、測定されたCPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値を生じ得る。概して、適応フィルタ112は、大きい瞬間誤差への高速適応を行う(たとえば、スプリアス信号強度ゆらぎに起因するSIR目標調整を防止するために)ことができ、その後には平均化間隔の、比較的遅い再成長が続く。適応フィルタ112は、CPICH Ec/Io測定値のノイズを削減するための、十分な平均化を実施することができるが、急激なCPICH Ec/Io変化の原因になるのに十分に動的であり得る。例示的適応アルゴリズムについては、図4〜図6を参照してさらに説明する。比較器111は、フィルタリングされたCPICH Ec/Io値を、指定範囲と比較することができる。例示的な一実施形態では、フィルタリングされたCPICH Ec/Io値が、ダウンリンク信号受信が弱まったことを示す−14dB以下のとき、フィルタリングされたCPICH Ec/Io値は指定範囲内である。代替実施形態では、指定範囲は、無限範囲(たとえば、≦−14dB)ではなく、限られた範囲(たとえば、−14dB〜−20dB)内であり得る。
モバイルデバイス110は、信号対干渉比(SIR)目標調整器113も含み得る。SIR目標調整器113は、CPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値が指定範囲内(たとえば、−14dB以下)であると比較器111が判断したことに少なくとも部分的に基づいて、ネットワークデバイス120からモバイルデバイス110までのダウンリンクについてのSIR目標を増大させることができる。特定の実施形態では、モバイルデバイス110は、ネットワークデバイス120に送信される電力制御コマンド(1つまたは複数)133(たとえば、「UP」コマンド)を調整することによって、SIR目標を増大させることができる。
特定の実施形態では、SIR目標調整器113は、モバイルデバイス110がネットワークデバイス120にメッセージを送信したことに応答して、SIR目標を増大させることができ、メッセージは、メッセージに対する返答の復号にモバイルデバイス110が成功する見込みを低下させるネットワーク状態に対応する。説明のために、モバイルデバイス110は、1つまたは複数のネットワーキング規格に従って、いくつかのイベントを報告するように構成され得る。報告イベントの特定の例については、図2を参照してさらに説明する。報告イベントが起こると、モバイルデバイス110は、ネットワークデバイス120に報告イベントメッセージ132を送信してよく、対応する返答134をネットワークデバイス120から受信することを期待してよい。返答134は、確認応答メッセージ、アクティブセット更新(ASU)メッセージ、またはそれらのどの組合せであってもよい。報告イベントが低下ネットワーク状態によって引き起こされると、低下ネットワーク状態により、返答134の復号にモバイルデバイス110が成功するのが妨げられる場合があり、その結果、モバイルデバイス110はネットワークからドロップされ得る。ただし、モバイルデバイス110がSIR目標をあらかじめ増大させているとき、ネットワークデバイス120は、増大SIRに従って増大電力レベルで返答134を送信することができ、こうすることにより、モバイルデバイス110は、低下ネットワーク状態であっても、返答134の復号に成功することが可能になり得る。特定の実施形態では、図4〜図5を参照してさらに説明するように、SIR目標は、モバイルデバイス110において報告イベントを検出した後、評価時間ウィンドウ内にCPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値が指定範囲内(たとえば、−14dB以下)であるという判断を条件として増大させることができる。代替として、SIR目標は、測定された信号特性に依存しないネットワーク状態または報告イベントに応答して調整され得る。
動作中、モバイルデバイス110は、特定の報告イベントに応答して送られる制御確認応答およびASUなどのダウンリンクプロトコルデータユニット(PDU)送信をモバイルデバイス110が復号することができないという不利な状況に遭遇する場合がある。たとえば、そのようなイベントは、UMTSイベント1aを含んでよく、このイベントは、高速セル横断シナリオ(たとえば、モバイルデバイス110が、ワイヤレスネットワークのあるセルから、ワイヤレスネットワークの別のセルに素早く横断している)を示し得る。高速セル横断の間、「現在の」セルのCPICH Ec/Ioは、イベントを報告するアップリンクPDU(たとえば、メッセージ132)の送信から140〜180ミリ秒以内に大幅に下落し得る。したがって、モバイルデバイス110は、メッセージ132に対する返答134を復号することができない場合がある。
この状況を改善するために、モバイルデバイス110は、ダウンリンクSIR目標を増大させればよい。SIR目標は、メッセージ132を送信したことに応答して、および、比較器111において、適応フィルタ112によって生じたCPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値が指定範囲内(たとえば、−14dB以下)であると判断したことに応答して、増大させることができる。ネットワークデバイス120が増大SIRに従って返答134を送信すると、モバイルデバイス110は、返答134の復号に成功し得る。たとえば、返答134は、不十分な信号強度に関連付けられた現在のセルとのアクティブリンクを終了させ、信号強度が向上した新たなセルとのアクティブリンクを確立するよう、モバイルデバイス110に命令するアクティブセット更新(ASU)を含み得る。
ダウンリンクSIR目標を増大させるモバイルデバイス110に関して上述したが、ネットワークデバイス120も、同様にアップリンクSIR目標を増大させ得ることに留意されたい。たとえば、ネットワークデバイス120は、比較器121と、適応フィルタ122と、SIR目標調整器123とを含み得る。比較器121は、モバイルデバイス110からの測定された信号(たとえば、パイロットチャネル信号135)の特性のフィルタリングされた値が指定範囲内であるかどうか判断することができる。フィルタリングされた値が指定範囲内であるとき、ネットワークデバイス120は、アップリンク電力レベル目標を増大させることができる。モバイルデバイス110は、増大SIR目標に従って、後に続くアップリンクメッセージ137を送信することができる。
特定の実施形態では、比較器111、比較器121、適応フィルタ112、適応フィルタ122、SIR目標調整器113、およびSIR目標調整器123のうち1つまたは複数は、ハードウェアまたはソフトウェアを使って実装され得る。ソフトウェア実装形態において、上述した構成要素のうち1つまたは複数は、図7を参照してさらに説明するように、プロセッサによって実行可能なプロセッサ可読媒体(たとえば、メモリ)に記憶された命令を使って実装され得る。
図1のシステム100はしたがって、後続受信メッセージの復号に成功する見込みを低下させるネットワーク状態に応答して、SIR目標レベルの事前調整を可能にし得る。一部の実装形態では、SIR目標の増大は、信号特性が指定範囲内であるかどうかに基づき得る。さらに、単なるCPICH Ec/Io測定ではなく適応フィルタ出力をSIR目標増大の条件とすることによって、システム100は、複数のモバイルデバイスが同様に振る舞う(たとえば、同様の条件で同様の時間にSIR目標増大を要求する)とき、起こり得る容量減少を避けることができる。図1のシステム100はしたがって、モバイルデバイスのユーザが受けるネットワークドロップの全体的頻度を低下させることができる。
図2は、UMTS無線リソース制御(RRC)プロトコルイベントの特定の例のテーブル200を示す。イベントの各々は、モバイルデバイスによって送信されると、ネットワークデバイスからの対応する返答をトリガし得る。さらに、イベントの各々は、低下した、または急速に低下しつつあるネットワーク状態を示し得る。そのようなネットワーク状態は、受信メッセージ(たとえば、送信メッセージに対する返答)の復号に成功する見込みを低下させる場合があり、したがって、本明細書で開示する技法によるSIR目標レベルの選択的調整をトリガし得る。
SIR目標調整をトリガし得るUMTS RRCプロトコルイベントは、イベント1a、1d、1f、2b、2d、3a、および6aを含み得る。UMTS RRCプロトコルイベントについての定義は、www.3gpp.orgにある第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)仕様に見ることができる。
図2に示すUMTS RRCプロトコルイベントは例にすぎないことに留意されたい。特定の実施形態では、様々なUMTS RRCプロトコルイベントが、SIR目標の選択的調整をトリガし得る。さらに、UMTS以外のシステムが使用されるとき、その特定のシステムに関連付けられた様々なイベントが、SIR目標調整をトリガし得る。したがって、低下ワイヤレスチャネル状態に関連付けられたものを含むが、それらに限定されない様々なイベントが、本明細書で説明する選択的SIR目標調整をトリガし得る。
図3は、SIR目標を調整する方法300の特定の実施形態を示すフローチャートである。例示的な一実施形態では、方法300は、図1のシステム100において実施され得る。
方法300は、302で、モバイルデバイスからメッセージを送信することを含み得る。メッセージは、モバイルデバイスにおいて検出された報告イベントに対応してよく、報告イベントは、メッセージに対する返答の復号に成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる。たとえば、図1において、モバイルデバイス110は、ネットワークデバイス120にメッセージ132を送信することができる。
方法300は随意に、304で、モバイルデバイスにおいて、測定された信号の特性の値が指定範囲内であると判断することを含み得る。特定の実施形態では、値は、CPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値であってよく、値が−14dB以下であるとき、値は指定範囲内であり得る。たとえば、図1において、比較器111は、適応フィルタ112によって生じたフィルタリングされたCPICH Ec/Io値が−14dB以下であると判断することができる。
方法300は、306で、モバイルデバイスのSIR目標を増大させることをさらに含み得る。方法300が、フィルタリングされたCPICH Ec/Io値が指定範囲内であると判断することを含むとき、SIR目標調整は、この判断に少なくとも部分的に基づいて実施することができる。代替として、SIR目標は、どの測定された信号特性にも依存しない、不利なネットワーク状態に応答して調整され得る。
特定の実施形態では、適応フィルタ、すなわちそのような無限インパルス応答(IIR)フィルタは、大きい瞬間誤差への高速適応を提供するのに使うことができ、後には平均化間隔(K)の比較的遅い再成長が続く。説明のために、CPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値は、測定されたCPICH Ec/IoとフィルタリングされたCPICH Ec/Ioとの間の差が差閾値(たとえば、3)を超えるかどうかに少なくとも部分的に基づいて判断されるフィルタ平均化間隔α(アルファ)により判断され得る。たとえば、x(k)は、測定されたCPICH Ec/Ioの第kの値を示すことができ、y(k)は、フィルタリングされたCPICH Ec/Ioの第kの値を示すことができる。x(k)とy(k)との間の差が差閾値を超える(たとえば、|y(k)−x(x)|>3)とき、パイロットチャネル強度は、素早く変化している可能性がある。測定されたCPICH Ec/IoとフィルタリングされたCPICH Ec/Ioとの間の差が差閾値を超え、前記平均化間隔(K)の値が下限よりも大きいことに応答して、フィルタ平均化間隔(αの値を増大させることができる。そうでない場合、測定されたCPICH Ec/IoとフィルタリングされたCPICH Ec/Ioとの間の差が、あらかじめ規定された逐次比較回数についての差閾値を超えず、前記平均化間隔(K)の値が上限未満であることに応答して、フィルタ平均化間隔(αの値を低下させることができる。
CPICH Ec/Ioの適応フィルタリングは、再成長期間中の平均化間隔(K)の再成長が後に続く、CPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値における大きい瞬間誤差への高速適応を提供するように、短縮期間中に平均化間隔(K)を短縮することを含むことができ、ここで再成長期間は、短縮期間よりも長い。したがって、SIR目標は、値(たとえば、フィルタリングされたCPICH Ec/Io)が、報告イベント(たとえば、UMTS RRCプロトコルイベント1a、2b、3a、2d、1d、1f、または6a)の検出の後、評価時間ウィンドウ内に指定範囲内であるという判断を条件として増大させることができる。CPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値が指定範囲内に収まる(たとえば、−14dB以下である)場合、SIR目標を増大させることができ、評価時間ウィンドウを打ち切ることができる。その結果、報告イベントに起因するSIR目標増大は、報告イベントが検出されたすぐ後に、CPICH Ec/Io測定値に基づいて起こることができ、報告イベントごとに、一度のSIR目標増大のみが起こり得る。
例示的な一実施形態では、適応フィルタリングは、(たとえば、20ミリ秒ごと、可変時間間隔の後で周期的に、および/または対応可能なときは常に)探索器によって適応フィルタに与えられる未加工CPICH Ec/Io値に対して、以下の擬似コードにより実施され得る。

K = 8; alpha = [1/K];
y1(0) = <INIT>;
regrowthTimer = 0;

for each new reading x(k)
//Update alpha to current error
if (abs(y(k-1) − x(k)) >= 3 (in dB))
K = max(4, ceil(K/2)); //AlphaLimit = 4 (default)
regrowthTimer = 0; //Reset regrowth timer after growing
else
regrowthTimer = regrowthTimer + 1;
if (regrowthTimer == 8) //Check RegrowthFactor 4 times before decreasing alpha
K = min(8, K+1);
regrowthTimer = 0; %Reset regrowth timer after growing
end
end
alpha = 1/K;
y(k) = x(k)*alpha + (1 - alpha)*y(k-1); //Filter with updated alpha
end

上記擬似コードは、イベント(図2のテーブルによって識別されるイベント)のリストについて画定され得る。UEが、イベントリスト中のどのイベントをトリガしても、UEは、上記擬似コードによって定義されるフィルタに基づいて、CPICH Ec/Ioの評価期間(EvalWindow)に入り得る。特定の実施形態では、評価期間(たとえば、評価ウィンドウ)は、400ミリ秒に等しくてよい。フィルタリングされたCPICH Ec/Ioが、評価ウィンドウ内で−14dB以下のとき、UEは、SIR目標を1dBだけ増大させることができる。
イベント送信時に、イベントタイムスタンプをセットし、評価ウィンドウを開始する
y(k)≦−14(dB)&&(現在時刻−イベントタイムスタンプ)≦EvalWindowである場合
(SIR目標)を最大1dBだけ更新する
評価ウィンドウを停止する
終了
図4は、上記擬似コードに従ってSIR目標を選択的に増大させる方法400の特定の実施形態を示すフローチャートである。例示的な一実施形態では、方法400は、図1のシステム100において実施され得る。
方法400は、402で、指定イベントがモバイルデバイスにおいて検出されるかどうか判断することを含み得る。特定の実施形態では、指定イベントは、UMTS RRCプロトコルイベント1a、1d、1f、2b、2d、3a、または6aのうちいずれでもよい。たとえば、図1を参照すると、モバイルデバイス110は、指定された報告イベントが検出されるかどうか判断することができる。
指定された報告イベントが検出されないと判断されたとき、方法400は、402に戻ればよい。指定された報告イベントが検出されると判断されたとき、方法400は、404で、モバイルデバイスからイベント報告を送信することを含み得る。たとえば、図1を参照すると、モバイルデバイス110は、イベントを報告するメッセージ132を送信することができる。さらに、上記擬似コードによると、イベントタイムスタンプは、イベント報告の送信時間にセットすることができ、400ミリ秒の評価ウィンドウがスタートされ得る。
406に進むと、方法400は、モバイルデバイスが評価ウィンドウ内であるかどうか判断することを含み得る。つまり、モバイルデバイスは、現在時刻とイベントタイムスタンプとの間の差が評価ウィンドウ未満かどうか判断することができる。モバイルデバイスがもはや評価ウィンドウ内でないとき、方法400は402に戻ればよい。
モバイルデバイスが評価ウィンドウ内であるとき、方法400は、408で、モバイルデバイスにおいて、次のフィルタリングされたCPICH Ec/Io値y(k)を判断することを含み得る。たとえば、図1を参照すると、適応フィルタ112は、次のフィルタリングされたCPICH Ec/Io値を判断することができる。例示的な一実施形態では、値y(k)は、図5の方法に従って判断され得る。
410に続くと、方法400は、フィルタリングされたCPICH Ec/Io値y(k)が−14dB以下であるかどうか判断することを含み得る。y(k)が−14dB以下でないとき、方法400は406に戻ればよい。y(k)が−14dB以下のとき、方法400は、412で、SIR目標を増大させ、評価ウィンドウを停止することを含み得る。
図5は、次のフィルタリングされたCPICH Ec/Io値を判断する方法500の特定の実施形態を示すためのフローチャートである。例示的な一実施形態では、方法500は、図1の適応フィルタ112によって実施され得る。
方法500は、502で、変数Kを8に、フィルタ平均化間隔アルファ(α)を1/Kに、および再成長タイマをゼロに初期化することを含み得る。504に進むと、第kのCPICH Ec/Io示度x(k)が測定され得る。506に続くと、第kのフィルタリングされたCPICH Ec/Io値が、公式y(k)=x(k)*α+(1−α)*y(k−1)により生成され得る。
方法500は、508で、CPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値と測定値との間の差(すなわち、|y(k)−x(k)|)が差閾値よりも大きいかどうか判断することを含み得る。特定の実施形態では、差閾値は3であり得る。代替実施形態では、差閾値は別の値であり得る。差が差閾値よりも大きいとき、方法500は、510で、Kに対する下限に従って、Kを(たとえば、半分だけ)低下させ、再成長タイマをゼロにリセットすることを含み得る。方法500は継続し、518で、αを1/Kに更新し、504に戻ればよい。
差が差閾値未満のとき、方法500は、512で、再成長タイマを増分することを含み得る。514に進むと、方法500は、前回のフィルタ係数変化以降、再成長タイマが所定の測定回数を超えたかどうか判断することを含み得る。再成長タイマが所定の回数を超えていないとき、方法500は、518で、αを1/Kに更新することを含んでよく、504に戻ればよい。再成長タイマが所定の回数を超えている場合、方法500は、516で、Kに対する上限に従って、Kを(たとえば、1だけ)増大させ、再成長タイマをゼロにリセットすることを含み得る。方法500は継続し、518で、αを1/Kに更新し、kを増分し(たとえば、k=k+1)、504に戻ればよい。
図6は、図4〜図5の方法を参照して説明した(「適応フィルタ低速再成長(20ms)」と特定した)適応フィルタを含む、SIR目標を調整するのに使うことができる特定のフィルタの応答曲線を示すグラフ600を示す。デフォルトの1/8IIRフィルタ、デフォルトの1/4IIRフィルタ、およびより速い再成長を示す適応フィルタの応答曲線も示してある。具体的には、図6は、UEがキャンプされる現在のセルが300ミリ秒期間にわたって大幅に弱まるときのフィルタ応答曲線を示す。したがって、適応フィルタリングパラメータは、ネットワーク状態を素早く悪化させる際に(たとえば、高速セル横断中に)SIR目標増大をトリガするのに十分に動的なままでありながら、測定ノイズを許容レベルまで削減する好ましい応答曲線を達成するように、経験的に判断され得ることが諒解されよう。
いくつかの状況において、上記適応フィルタリングアルゴリズムは、可能性として、巡回冗長検査(CRC)およびブロック誤り率(Bler)/ブロックエラーレートテスト(Blert)のみに一般に基づくアウターループ電力制御(OLPC)挙動を不安定にさせ得ることに留意されたい。したがって、このアルゴリズムは、OLPCが既存の要件に収束し得るようにさらに画定され得る。収束は、CPICH Ec/Ioが依然として低いときに、複数のイベントが互いの短い間隔内で報告されるときは起こり得ない。したがって、上記適応フィルタリングアルゴリズムがSIR目標を変えることができないようにされ得る追加タイマを使うことができる(以下の擬似コード参照)。
OLPC Initにおいて:
フレームタイマリミットを計算する Tlim=Max{すべての送信チャネルにわたって(2*(1−Blert)/Blert*TTI_Length_in_Frames)}
SIR目標増大の後:
開始フレームタイマt=0
t<Tlimである間、イベント報告によってSIR目標増大がトリガされないようにする
伝送形式組合せインジケータ(TFCI)送信のケースでは、チャネルが休止に入り、または出る原因となる、より堅牢なタイマが使われ得ることに留意されたい。
図7は、モバイル通信デバイス700のブロック図である。一実施形態では、モバイル通信デバイス700、またはその構成要素は、図1のモバイルデバイス110を含み、またはデバイス110に含まれる。さらに、本明細書で説明した擬似コードおよび図3〜図5に示した方法の全部または一部は、モバイル通信デバイス700において、またはデバイス700によって実施することができる。モバイル通信デバイス700は、メモリ732に結合されたデジタル信号プロセッサ(DSP)などのプロセッサ710を含む。
メモリ732は、命令を記憶する非一時的有形プロセッサ可読媒体であってもよい。命令は、本明細書で説明した1つまたは複数の機能または方法を実行するために、プロセッサ710によって実行可能であり得る。たとえば、メモリ732は、図3〜図5に示した方法のうち1つまたは複数を実施するように、プロセッサ710によって実行可能な命令760を含み得る。代替または追加として、プロセッサ710は、たとえばフィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)実装形態、ファームウェア実装形態、コントローラベースの実装形態など、図3〜図5に示した方法のうち1つまたは複数のハードウェア実装形態を含み得る。説明のために、プロセッサ710は、比較器711(たとえば、図1の比較器111)と、適応フィルタ712(たとえば、図1の適応フィルタ112)と、SIR目標調整器713(たとえば、図1のSIR目標調整器113)とを含み得る。特定の実施形態では、図3〜図5の方法は、部分的にはソフトウェアによって実装され、部分的にはハードウェアによって実装され得る。
図7はまた、プロセッサ710とディスプレイ728とに結合されたディスプレイコントローラ726を示す。符号化器/復号器(CODEC)734もまた、プロセッサ710に結合することができる。スピーカー736およびマイクロフォン738はCODEC734に結合され得る。図7は、ワイヤレスコントローラ740がプロセッサ710に、および少なくとも1つのワイヤレスアンテナ742と通信し得る無線周波数ベースバンド(RF−BB)リソースチェーン741に結合され得ることも示す。
特定の実施形態では、プロセッサ710、ディスプレイコントローラ726、メモリ732、CODEC734、ワイヤレスコントローラ740、およびRF−BBリソースチェーン741は、システムインパッケージまたはシステムオンチップデバイス722に含まれる。特定の実施形態では、入力デバイス730および電源744はシステムオンチップデバイス722に結合される。その上、特定の一実施形態では、図7に示すように、ディスプレイデバイス728、入力デバイス730、スピーカー736、マイクロフォン738、ワイヤレスアンテナ742、および電源744は、システムオンチップデバイス722の外部にある。ただし、ディスプレイデバイス728、入力デバイス730、スピーカー736、マイクロフォン738、ワイヤレスアンテナ742、および電源744の各々は、インターフェースまたはコントローラなど、システムオンチップデバイス722の構成要素に結合され得る。
開示する実施形態とともに、測定された信号の特性が、指定範囲内の値をもつかどうか判断するための手段を含む装置が開示される。測定された信号は、ワイヤレスネットワークを介して受信される。たとえば、判断するための手段は、図1の比較器111、図1の適応フィルタ112、図1の比較器121、図1の適応フィルタ122、図1の比較器711、図7の適応フィルタ712、測定された信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらのどの組合せも含み得る。
装置は、特性の値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、および報告イベントに対応するメッセージの送信に応答して、SIR目標を増大させるための手段も含み、報告イベントは、メッセージに対する返答を復号する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる。たとえば、SIR目標を増大させるための手段は、図1のSIR目標調整器113、図1のSIR目標調整器123、図7のSIR目標調整器713、またはそれらのどの組合せも含み得る。
特定の実施形態では、判断するための手段および増大させるための手段のうち少なくとも1つは、図1のモバイルデバイス110または図7のモバイル通信デバイス700などのモバイルデバイスに統合され得る。別の特定の実施形態では、判断するための手段および増大させるための手段のうち少なくとも1つは、図1のネットワークデバイス120などのネットワークデバイスに統合され得る。
本明細書で開示した実施形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、構成、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装でき得ることを、当業者はさらに諒解されよう。様々な例示的な構成要素、ブロック、構成、モジュール、回路、およびステップを、上記では概して、それらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、プロセッサによって実行可能なソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
本明細書で開示する実施形態に関して説明する方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施するか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施するか、またはその2つの組合せで実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、または当技術分野で知られている他の形態の非一時的記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化することができる。プロセッサおよび記憶媒体は特定用途向け集積回路(ASIC)中に常駐してもよい。ASICはコンピューティングデバイスまたはユーザ端末(たとえば、モバイル電話またはPDAなど)の中に常駐してもよい。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末中に個別構成要素として常駐してもよい。
開示した実施形態の上記の説明は、開示した実施形態を当業者が作成または使用できるように行ったものである。これらの実施形態への様々な変更は当業者にはすぐに明らかになり、本明細書で定義された原理は本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用できる。したがって、本開示は、本明細書で開示する実施形態に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲によって定義される原理および新規の特徴と合致することが可能な最も広い範囲が与えられるべきものである。
以下に本願出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1] モバイルデバイスにおける報告イベントに対応するメッセージを送信することであって、前記報告イベントが、前記メッセージに対する返答の復号に前記モバイルデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられることと、
前記メッセージの送信に応答して、前記モバイルデバイスの信号対干渉比(SIR)目標を増大させることとを備える方法。
[C2] 前記モバイルデバイスの前記SIR目標が、測定された信号の特性の値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて増大される、C1に記載の方法。
[C3] 前記モバイルデバイスにおいて、前記測定された信号の前記特性の前記値が前記指定範囲内であるかどうか判断することをさらに備え、前記測定された信号が、ワイヤレスネットワークのネットワークデバイスから受信される、C2に記載の方法。
[C4] 前記SIR目標が、前記モバイルデバイスにおける前記報告イベントの検出後の評価時間ウィンドウ内に、前記特性の前記値が前記指定範囲内であるという判断を条件として増大される、C2に記載の方法。
[C5] 前記測定された信号がパイロットチャネル信号を含む、C2に記載の方法。
[C6] 前記特性の前記値が、前記モバイルデバイスによって測定された、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)のフィルタリングされた値を含む、C5に記載の方法。
[C7] 前記CPICH Ec/Ioの前記フィルタリングされた値が−14dB以下のとき、前記CPICH Ec/Ioの前記フィルタリングされた値が前記指定範囲内である、C6に記載の方法。
[C8] 前記CPICH Ec/Ioの前記フィルタリングされた値が、測定されたCPICH
Ec/IoとフィルタリングされたCPICH Ec/Ioとの間の差が差閾値値を超えるかどうかに少なくとも部分的に基づいて判断されるフィルタ平均化間隔の値により判断される、C6に記載の方法。
[C9] 前記差閾値が3に等しい、C8に記載の方法。
[C10] 前記測定されたCPICH Ec/Ioと前記フィルタリングされたCPICH Ec/Ioとの間の前記差が前記差閾値を超え、前記フィルタ平均化間隔の前記値が下限よりも大きいことに応答して、前記フィルタ平均化間隔の前記値を減少させることと、
前記測定されたCPICH Ec/Ioと前記フィルタリングされたCPICH Ec/Ioとの間の前記差が、あらかじめ規定された逐次比較回数についての前記差閾値を超えず、前記フィルタ平均化間隔の前記値が上限未満であることに応答して、前記フィルタ平均化間隔の前記値を増加させることとをさらに備える、C8に記載の方法。
[C11] 前記返答が、確認応答メッセージおよびアクティブセット更新メッセージのうち少なくとも1つを含む、C1に記載の方法。
[C12] モバイルデバイスによって測定された、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)を適応フィルタリングすることであって、前記適応フィルタリングが、短縮期間中に無限インパルス応答(IIR)フィルタの平均化間隔を短縮して、前記CPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値における大きい瞬間誤差への高速適応を提供することを含み、その後に再成長期間中の前記平均化間隔の再成長が続き、前記再成長期間が前記短縮期間よりも長いことと、
前記CPICH Ec/Ioの前記フィルタリングされた値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、前記モバイルデバイスの信号対干渉比(SIR)目標を増大させることとを備える方法。
[C13] 前記モバイルデバイスにおいて、前記CPICH Ec/Ioの前記フィルタリングされた値が前記指定範囲内であるかどうか判断することをさらに備える、C12に記載の方法。
[C14] 測定された信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断するように構成され、前記測定された信号が、ワイヤレスネットワークのネットワークデバイスから受信される、比較器と、
前記特性の前記値が前記指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づき、および報告イベントに対応するメッセージの送信に応答して、信号対干渉比(SIR)目標を増大させるように構成され、前記報告イベントが、前記メッセージに対する返答の復号に前記モバイルデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる、SIR目標調整器とを備えるモバイルデバイス。
[C15] 前記測定された信号がパイロット信号を含み、前記特性の前記値が、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)のフィルタリングされた値を含む、C14に記載のモバイルデバイス。
[C16] 測定された信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断するように構成され、前記測定された信号が、ワイヤレスチャネルのモバイルデバイスを介して受信される、比較器と、
前記特性の前記値が前記指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づき、および前記モバイルデバイスへの、報告イベントに対応するメッセージの送信に応答して、前記モバイルデバイスからのアップリンクについての信号対干渉比(SIR)目標を増大させるように構成され、前記報告イベントが、前記メッセージに対する返答の復号に前記ネットワークデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる、SIR目標調整器とを備えるネットワークデバイス。
[C17] 前記測定された信号がパイロットチャネル信号を含み、前記特性の前記値が、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)のフィルタリングされた値を含む、C16に記載のネットワークデバイス。
[C18] 測定された信号の特性が、指定範囲内の値をもつかどうか判断し、前記測定された信号が、ワイヤレスネットワークを介して受信される、手段と、
前記特性の前記値が前記指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づき、および報告イベントに対応するメッセージの送信に応答して、信号対干渉(SIR)目標を増大させる、前記報告イベントが前記メッセージに対する返答を復号する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる、手段とを備える装置。
[C19] 前記測定された信号がパイロットチャネル信号を含む、C18に記載の装置。
[C20] プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
メッセージに対する返答の復号に前記モバイルデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる、モバイルデバイスにおける報告イベントに対応する前記メッセージを送信させ、
前記メッセージの送信に応答して、モバイルデバイスの信号対干渉比(SIR)目標を増大させる命令を備える非一時的プロセッサ可読媒体。
[C21] 前記返答が、確認応答メッセージおよびアクティブセット更新メッセージのうち少なくとも1つを含み、前記測定された信号がパイロットチャネル信号を含む、C20に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
[C22] ネットワークデバイスによって、モバイルデバイスによって受信された信号を送ることと、
前記モバイルデバイスによって、報告イベントに対応するメッセージを送信することであって、前記報告イベントが、前記メッセージに対する返答の復号に成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられることと、
前記モバイルデバイスにおいて、前記信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断し、前記特性の前記値が前記指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づき、および前記メッセージの送信に応答して、信号対干渉(SIR)目標を増大させることと、
前記ネットワークデバイスによって、前記増大SIR目標に従って前記モバイルデバイスに前記返答を送信することとを備える方法。
[C23] 信号を送るように構成されたネットワークデバイスと、
前記ネットワークデバイスから前記信号を受信し、
メッセージに対する返答の復号に成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる報告イベントに対応する前記メッセージを送信し、
前記信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断し、前記特性の前記値が前記指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づき、および前記メッセージの送信に応答して、信号対干渉(SIR)目標を増大させるように構成されたモバイルデバイスとを備え、
前記ネットワークデバイスが、前記増大SIR目標に従って、前記モバイルデバイスに前記返答を送信するようにさらに構成される、システム。

Claims (21)

  1. モバイルデバイスにおける報告イベントに対応するメッセージを送信することであって、前記報告イベントが、前記メッセージに対する返答の復号に前記モバイルデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられることと、
    前記メッセージの送信に応答して、前記モバイルデバイスの信号対干渉比(SIR)目標を増大させることとを備え
    前記モバイルデバイスの前記SIR目標が、測定された信号の特性の値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて増大され、
    前記SIR目標が、前記モバイルデバイスにおける前記報告イベントの検出後の評価時間ウィンドウ内に、前記特性の前記値が前記指定範囲内であるという判断を条件として増大される、
    法。
  2. 前記モバイルデバイスにおいて、前記測定された信号の前記特性の前記値が前記指定範囲内であるかどうか判断することをさらに備え、前記測定された信号が、ワイヤレスネットワークのネットワークデバイスから受信される、請求項に記載の方法。
  3. 前記測定された信号がパイロットチャネル信号を含む、請求項に記載の方法。
  4. 前記特性の前記値が、前記モバイルデバイスによって測定された、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)のフィルタリングされた値を含む、請求項に記載の方法。
  5. 前記CPICH Ec/Ioの前記フィルタリングされた値が−14dB以下のとき、前記CPICH Ec/Ioの前記フィルタリングされた値が前記指定範囲内である、請求項に記載の方法。
  6. 前記CPICH Ec/Ioの前記フィルタリングされた値が、測定されたCPICH Ec/IoとフィルタリングされたCPICH Ec/Ioとの間の差が差閾値を超えるかどうかに少なくとも部分的に基づいて判断されるフィルタ平均化間隔(a)の値により判断される、請求項に記載の方法。
  7. 前記差閾値が3に等しい、請求項に記載の方法。
  8. 前記測定されたCPICH Ec/Ioと前記フィルタリングされたCPICH Ec/Ioとの間の前記差が前記差閾値を超え、平均化間隔(K)の前記値が下限よりも大きいことに応答して、前記フィルタ平均化間隔(a)の前記値を増加させることと、
    前記測定されたCPICH Ec/Ioと前記フィルタリングされたCPICH Ec/Ioとの間の前記差が、あらかじめ規定された逐次比較回数についての前記差閾値を超えず、前記平均化間隔(K)の前記値が上限未満であることに応答して、前記フィルタ平均化間隔(a)の前記値を減少させることとをさらに備える、請求項に記載の方法。
  9. 前記返答が、確認応答メッセージおよびアクティブセット更新メッセージのうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  10. モバイルデバイスによって測定された、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)を適応フィルタリングすることであって、前記適応フィルタリングが、短縮期間中に無限インパルス応答(IIR)フィルタの平均化間隔(K)を短縮して、前記CPICH Ec/Ioのフィルタリングされた値における大きい瞬間誤差への高速適応を提供することを含み、その後に再成長期間中の前記平均化間隔(K)の再成長が続き、前記再成長期間が前記短縮期間よりも長いことと、
    前記CPICH Ec/Ioの前記フィルタリングされた値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、前記モバイルデバイスの信号対干渉比(SIR)目標を増大させることとを備える方法。
  11. 前記モバイルデバイスにおいて、前記CPICH Ec/Ioの前記フィルタリングされた値が前記指定範囲内であるかどうか判断することをさらに備える、請求項10に記載の方法。
  12. 測定された信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断するように構成され、前記測定された信号が、ワイヤレスネットワークのネットワークデバイスから受信される、比較器と、
    前記特性の前記値が報告イベントの検出後の評価時間ウィンドウ内に、前記指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づき、および前記報告イベントに対応するメッセージの送信に応答して、信号対干渉比(SIR)目標を増大させるように構成され、前記報告イベントが、前記メッセージに対する返答の復号にモバイルデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる、SIR目標調整器とを備えるモバイルデバイス。
  13. 前記測定された信号がパイロット信号を含み、前記特性の前記値が、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)のフィルタリングされた値を含む、請求項12に記載のモバイルデバイス。
  14. 測定された信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断するように構成され、前記測定された信号が、ワイヤレスチャネルのモバイルデバイスを介して受信される、比較器と、
    前記特性の前記値が前記指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づき、および前記モバイルデバイスへの、報告イベントに対応するメッセージの送信に応答して、前記モバイルデバイスからのアップリンクについての信号対干渉比(SIR)目標を増大させるように構成され、前記報告イベントが、前記メッセージに対する返答の復号にネットワークデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる、SIR目標調整器とを備え
    前記SIR目標が、前記報告イベントの検出後の評価時間ウィンドウ内に、前記特性の前記値が前記指定範囲内であるという判断を条件として増大される、
    ットワークデバイス。
  15. 前記測定された信号がパイロットチャネル信号を含み、前記特性の前記値が、受信パイロットチャネルエネルギーと総受信エネルギーとの比(CPICH Ec/Io)のフィルタリングされた値を含む、請求項14に記載のネットワークデバイス。
  16. 測定された信号の特性が、指定範囲内の値をもつかどうか判断し、前記測定された信号が、ワイヤレスネットワークを介して受信される、手段と、
    前記特性の前記値が前記指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づき、および報告イベントに対応するメッセージの送信に応答して、モバイルデバイスの信号対干渉(SIR)目標を増大させ、前記報告イベントが前記メッセージに対する返答を復号する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる、手段とを備え
    前記SIR目標が、前記モバイルデバイスにおける前記報告イベントの検出後の評価時間ウィンドウ内に、前記特性の前記値が前記指定範囲内であるという判断を条件として増大される、
    装置。
  17. 前記測定された信号がパイロットチャネル信号を含む、請求項16に記載の装置。
  18. プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    メッセージに対する返答の復号にモバイルデバイスが成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる、前記モバイルデバイスにおける報告イベントに対応する前記メッセージを送信させ、
    前記メッセージの送信に応答して、前記モバイルデバイスの信号対干渉比(SIR)目標を増大させる命令を備え
    前記モバイルデバイスの前記SIR目標が、測定された信号の特性の値が指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて増大され、
    前記SIR目標が、前記モバイルデバイスにおける前記報告イベントの検出後の評価時間ウィンドウ内に、前記特性の前記値が前記指定範囲内であるという判断を条件として増大される、
    非一時的プロセッサ可読媒体。
  19. 前記返答が、確認応答メッセージおよびアクティブセット更新メッセージのうち少なくとも1つを含み、前記測定された信号がパイロットチャネル信号を含む、請求項18に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
  20. ネットワークデバイスによって、モバイルデバイスによって受信された信号を送ることと、
    前記モバイルデバイスによって、報告イベントに対応するメッセージを送信することであって、前記報告イベントが、前記メッセージに対する返答の復号に成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられることと、
    前記モバイルデバイスにおいて、前記信号の特性が指定範囲内の値をもつかどうか判断し、前記特性の前記値が前記報告イベントの検出後の評価時間ウィンドウ内に、前記指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づき、および前記メッセージの送信に応答して、信号対干渉(SIR)目標を増大させることと、
    前記ネットワークデバイスによって、前記増大SIR目標に従って前記モバイルデバイスに前記返答を送信することとを備える方法。
  21. 信号を送るように構成されたネットワークデバイスと、
    前記ネットワークデバイスから前記信号を受信し、
    メッセージに対する返答の復号に成功する見込みを低下させるネットワーク状態に関連付けられる報告イベントに対応する前記メッセージを送信し、
    前記信号の特性が前記報告イベントの検出後の評価時間ウィンドウ内に、指定範囲内の値をもつかどうか判断し
    記特性の前記値が前記指定範囲内であるかどうかに少なくとも部分的に基づき、および前記メッセージの送信に応答して、信号対干渉(SIR)目標を増大させるように構成されたモバイルデバイスとを備え、
    前記ネットワークデバイスが、前記増大SIR目標に従って、前記モバイルデバイスに前記返答を送信するようにさらに構成される、システム。
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