JP5707644B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
図1や図2の外観図に示すように、スロットマシン100は、略矩形状の箱体である筐体102と、筐体102の前面開口部に対して回動可能な連結部材により開閉可能に取り付けられた前面上扉104と、前面上扉104の下方に位置し、前面上扉104同様、筐体102の前面開口部に対して開閉可能に取り付けられた前面下扉106と、前面下扉106の下部に位置し、メダル排出口108aから払い出されたメダルを貯留するための受け皿部108とを備えている。
図4は、スロットマシン100の概略的な電気的構成を示したブロック図である。図4に示すように、スロットマシン100は、主として、主制御基板200と、副制御基板202とによって制御されている。ここでは、遊技の進行に関わるプログラムのうち、遊技に供する当選役の抽選やその入賞といったような、特に重要な処理を主制御基板200で実行し、それ以外の例えば演出に関する処理を副制御基板202で実行している。また、図4に示したように、主制御基板200と副制御基板202との信号(通信)の送受信は、不正防止等の観点から、主制御基板200から副制御基板202への一方向のみに制限される。ただし、このような制限がなければ、電気的に双方向通信も技術的に可能である。
主制御基板200は、中央処理装置であるメインCPU200a、プログラム等が格納されたメインROM200b、ワークエリアとして機能するメインRAM200c等を含む各種半導体集積回路を有し、スロットマシン100全体を統括的に制御する。ただし、メインRAM200cには不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、意図的にメインRAM200cの初期化処理を実行しない限り、データが消去されることなく保持される。
スロットマシン100においては、遊技の進行に際して複数の遊技状態が設けられており、これら設定値に対応する複数の当選役抽選テーブル等がメインROM200bに格納されている。当選役抽選手段304は、メインRAM200cに記憶された現在の設定値に応じて、対応する当選役抽選テーブルをメインROM200bから抽出するとともに、抽出した当選役抽選テーブルと遊技状態に基づき、スタートスイッチ128の操作信号に応じて取得された当選役抽選乱数が当選役抽選テーブル内のいずれの当選役またはハズレに対応するか判定する。
当選役抽選の結果、当選役「リプレイ」(「通常リプレイ」、「赤7リプレイ」、「REGリプレイ」、「特殊リプレイ」のいずれか)に当選した場合には、その当選役に対応する1または複数の図柄組み合わせのうち、各回転リール134a、134b、134cそれぞれに記される図柄が有効ラインA上に表示可能となり、上記したように、遊技者によるベットを行わずして再度1遊技を実行できる。例えば、当選役抽選の結果、当選役「通常リプレイ」に当選した場合には、当選役「通常リプレイ」に対応する図柄組み合わせのうち、各回転リール134a、134b、134cそれぞれに記される「リプレイ」図柄が、図6(a)のように有効ラインA上に表示可能となる。
また、当選役抽選の結果、当選役「チェリー」に当選した場合には、当選役「チェリー」に対応する図柄組み合わせのうち、図6(e)のように、左リール134aに記される「青7」図柄が有効ラインA上に表示可能となり、中リール134bに記される「チェリー」図柄が有効ラインA上に表示可能となり、右リール134cに記される「リプレイ」図柄が有効ラインA上に表示可能となる。このとき有効ラインA上に停止した図柄組み合わせが「青7」、「チェリー」、「リプレイ」となっているが、仮想ラインC2上に停止した図柄組み合わせは「チェリー」、「チェリー」、「BAR」となり、遊技者は、当選役「チェリー」に当選したことを容易に把握できる。ただし、各回転リール134a、134b、134cにおいては、当選役「チェリー」に対応する図柄組み合わせを構成する図柄が、上記の停止制御によっても、有効ラインA上に表示されない場合があるように配置されている。そのため、当選役「チェリー」に当選したとしても、所謂取りこぼしが生じることがあり、遊技者は、当選役「チェリー」に対応する図柄組み合わせを必ずしも有効ラインA上に表示させられるとは限らない。
また、当選役抽選の結果、当選役「BB」に当選した場合には、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせのうち、例えば、図6(i)のように、左リール134aに記される「スイカB」図柄が有効ラインA上に表示可能となり、中リール134bに記される「ハズレB」図柄が有効ラインA上に表示可能となり、右リール134cに記される「ハズレA」図柄が有効ラインA上に表示可能となる。そして、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせが有効ラインA上に表示されると、ボーナス遊技フラグがONすることで、遊技状態がボーナス遊技状態に設定され、次の1遊技(以下、単に次遊技という)以降、メダルが所定枚数(例えば26枚)払い出されるまで、ボーナス遊技状態にて遊技を実行することが可能となる。なお、各回転リール134a、134b、134cにおいては、それぞれ「スイカB」、「ハズレB」、「ハズレA」図柄が、上記の停止制御によっても、有効ラインA上に表示されない場合があるように配置されている(図3および図5(a)参照)。そのため、当選役「BB」に当選したとしても、遊技者は、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを必ずしも有効ラインA上に表示させられるとは限らない。
図8は、当選役抽選乱数を判定する場合に用いられる当選役抽選テーブルを示す図である。ここでは、上述したボーナス非成立遊技状態、ボーナス成立遊技状態、ボーナス遊技状態の3つの遊技状態に対して、共通の当選役抽選テーブルが利用される。当選役抽選テーブルでは、複数の当選領域が区画されており、図8中「○」で示すように、各遊技状態によって抽選の対象となる当選種別が異なったり、ハズレ(不当選)があったりする。ただし、ここでは、当選種別に対応する具体的な役構成、例えば、重複当選している当選役の役構成の記載を省略する。区画化された各当選領域にはそれぞれ所定の当選範囲値(置数)が対応付けられており、遊技状態毎に割り当てられた全ての当選領域の当選範囲値を合計すると当選役抽選乱数の総数(65536)となる。したがって、当選種別やハズレのそれぞれが決定される確率は、当選領域に対応付けられた当選範囲値を当選役抽選乱数の総数で除算した値となる。当選役抽選手段304は、その時点の遊技状態に基づいて、当該当選役抽選テーブルにおける複数の当選領域から、順次、当選範囲値を取得し、その当選範囲値を当選役抽選乱数から減算して、その減算値が0未満となると、その時点の当選領域に対応付けられた当選種別を抽選結果としている。当該抽選の手順は、他の抽選においても適用できる。
以下、主制御基板200における遊技状態(ボーナス非成立遊技状態、ボーナス成立遊技状態、ボーナス遊技状態)の遷移について詳述する。なお、本実施形態では、規定投入数が遊技状態に応じて異なっており、ボーナス非成立遊技状態、および、ボーナス成立遊技状態では、規定投入数が3枚に設定されているのに対し、ボーナス遊技状態では、規定投入数が2枚に設定されている。
ボーナス非成立遊技状態は、主制御基板200で管理される複数の遊技状態のうち、初期状態に相当する遊技状態である。また、ボーナス非成立遊技状態では、当選役「リプレイ」は、図8に示した当選役抽選テーブルの当選領域1、3、4のみの当選となり、例えば、当選確率が約1/7.3に設定される。そして、図7を用いて説明したように、ボーナス非成立遊技状態において、当選役「BB」に当選すると、ボーナス成立遊技状態に移行する。本実施形態では、当選役「BB」の当選確率が例えば約1/3に設定され、比較的少ない遊技で当選役「BB」に当選するので、ボーナス非成立遊技状態の滞在期間は短くなる。
ボーナス成立遊技状態は、ボーナス非成立遊技状態のみから移行し、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせが有効ラインA上に表示されるまで継続する遊技状態である。この間、BB内部当選フラグが成立した状態で維持される。また、ボーナス非成立遊技状態では、当選役「リプレイ」は、図8に示した当選役抽選テーブルの当選領域1〜4の当選となるので、当選確率がボーナス非成立遊技状態より高い例えば約1/3.8に設定される。
ボーナス遊技状態は、ボーナス役に対応する図柄組み合わせが有効ラインA上に表示されたことを契機に移行し、メダルが所定枚数(例えば、26枚)払い出されるまで継続する遊技状態である。図8の当選役抽選テーブルを参照すると、ボーナス遊技状態では、当選役抽選手段304による当選役抽選結果が全てハズレとなるようになっている。ただし、かかる当選役抽選の結果に拘わらず、全ての抽選結果が、対応する図柄組み合わせが、必ず有効ラインA上に表示可能な小役に強制的に設定される。したがって、ボーナス遊技において、遊技者は、必ず、メダルの所定枚数の払出を受けることができる。ただし、本実施形態では、払出枚数を規定投入数(ここでは2枚)と等しくしているため、ボーナス遊技によって得られるメダル数は±0枚である。また、本実施形態では、ボーナス遊技終了後のボーナス非成立遊技状態において補助演出が生じないので、遊技者のメダルは減ることが多い。
図4に戻って説明すると、副制御基板202は、主制御基板200と同様に、中央処理装置であるサブCPU202a、プログラム等が格納されたサブROM202b、ワークエリアとして機能するサブRAM202c等を含む各種半導体集積回路を有し、主制御基板200からのコマンドに基づき、特に演出を制御する。また、サブRAM202cにもメインRAM200c同様、不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、データが消去されることなく保持される。なお、副制御基板202にも、主制御基板200同様、乱数発生器202dが設けられており、乱数発生器202dによって生成される乱数は、主に演出の態様を決定するために用いられる(演出抽選乱数)。
サブROM202bには、複数の特定遊技抽選テーブル等が格納されている。特定遊技決定手段334は、当選役抽選手段304が決定した当選役に基づいて対応する特定遊技抽選テーブルをサブROM202bから抽出するとともに、抽出した特定遊技抽選テーブルに基づき、演出抽選乱数が特定遊技(ここでは通常AT遊技および擬似ボーナス遊技)の当選に対応するか否か判定する。
図10は、遊技状態の状態遷移を説明するための説明図である。特定遊技決定手段334は、主制御基板200が管理する遊技状態がボーナス成立遊技状態であることを条件に、当選役抽選手段304が決定した当選役に基づいて、例えば、通常AT遊技の実行可否を特定遊技抽選により決定し、通常AT遊技に当選すると、図10の(5)に示すように、副制御基板202で管理している遊技状態を、補助演出を行わない通常遊技状態から通常AT遊技状態に遷移する。また、遊技数が、通常AT遊技状態の実行と同時に決定された、通常AT遊技状態を継続可能な予め定められた遊技数である継続回数に到達すると、図10の(6)に示すように、副制御基板202で管理している遊技状態を、通常AT遊技状態から通常遊技状態に遷移する。また、特定遊技決定手段334は、通常AT遊技状態において擬似ボーナス遊技の実行可否の抽選や、継続回数を加算するか否かの抽選、所謂、上乗せ抽選も実行する。ここで、継続回数が加算されると、加算された遊技数分、通常AT遊技状態が長く維持され、遊技者は、遊技を有利に進行することができる。また、擬似ボーナス遊技の抽選に当選すると、図10の(7)に示すように、一時的に擬似ボーナス遊技状態に遷移し、図8に示す当選役抽選テーブルの当選領域7〜10の当選種別「打順ベル」が当選した場合に補助演出を実行するナビ回数が、擬似ボーナス遊技状態の実行と同時に決定されたナビ回数に到達すると、図10の(8)に示すように、通常AT遊技状態に復帰する。
通常遊技状態は、副制御基板202で管理される複数の遊技状態のうち、初期状態に相当する遊技状態である。通常遊技状態が実行される際、主制御基板200では、ボーナス成立遊技状態となっているので、リプレイ役や小役の当選確率が高く設定されていることになるが、補助演出が行われないので、獲得できるメダルの枚数が制限される。
通常AT遊技状態は、通常遊技状態または擬似ボーナス遊技状態から移行する遊技状態であり、副制御基板202による補助演出が行われる。また、通常AT遊技状態は、遊技数が設定された継続回数に到達したことで終了する。通常AT遊技状態では、図9に示した擬似ボーナス遊技の実行可否が抽選されるとともに、上乗せ抽選も行われる。
擬似ボーナス遊技状態は、通常遊技状態または通常AT遊技状態から移行する遊技状態であり、通常AT遊技状態同様、副制御基板202による補助演出が行われる。擬似ボーナス遊技状態は、ナビ回数が、設定されたナビ回数に到達したことで終了する。擬似ボーナス遊技状態では、図9に示したように通常AT遊技の実行可否が抽選される。
図11は、出力準備段階の遷移を示した説明図である。ここでは、外部への出力信号の準備段階(出力準備段階)として、3段階(出力準備第1段階、出力準備第2段階、出力準備第3段階)が設けられ、主制御基板200および副制御基板202それぞれにおいて逐次遷移する。
図13は、主制御基板200のメイン処理を示したフローチャートである。ここでは、まず、主制御基板200のメイン処理に沿って、初期化後の1遊技の概略を説明し、その後、各処理の詳細について説明する。
電源スイッチ148を介してスロットマシン100の電源が投入され、通電状態になると、初期化手段300は、遊技開始に備え初期化処理を実行する。初期化手段300は、電源が投入されている間、随時バックアップデータを生成し、そのバックアップデータをメインRAM200cに保持している。したがって、不意の電断が生じたとしても、この初期化処理において、保持されたバックアップデータを用い電断前の状態に復帰させることができる。例えば、回転リールの回転中に不意の電断が起きたとしても、復帰動作後に再度回転リールが回転している状態から開始される。したがって、初期化処理では、基本的に、メインRAM200cの初期化(RAMクリア)は行われない。
続いて、ベット手段302は、メダル投入部124から規定投入数のメダルの投入を受け付け、あるいは、規定投入数以上のクレジットが貯留されている状況でベットボタン126の操作を受け付けて、メダルのベットを完了させ、スタートスイッチ128に対する遊技開始操作を有効化し、スタートスイッチ128の操作待ち状態に移行する。また、コマンド決定手段312は、その操作がなされたことを示す投入コマンドを生成し、コマンド送信手段314は、生成された投入コマンドを副制御基板202に送信する。そして、スタートスイッチ128の操作が検知されると、次のステップS300に処理が移される。
次に、当選役抽選手段304は、スタートスイッチ128の操作に応じて、主制御基板200の乱数発生器200dによって更新された当選役抽選乱数から、スタートスイッチ128が操作された時点における1の当選役抽選乱数を取得する。そして、当選役抽選手段304は、図8に示した当選役抽選テーブルの現在設定されている遊技状態に対応する当選領域を参照し、取得した当選役抽選乱数が、決定した当選役抽選テーブルにおけるいずれの当選領域に対応するか判定し、判定された当選領域の当選役またはハズレを抽選結果として決定する。また、コマンド決定手段312は、スタートスイッチ128の操作に応じて抽選結果が決定された後、当選役抽選の抽選結果(当選役またはハズレ)や遊技状態に関する情報等を含む当選役コマンドを生成し、コマンド送信手段314は、生成された当選役コマンドを副制御基板202に送信する。また、遊技状態遷移手段316は、ボーナス非成立遊技状態において当選役「BB」に当選したことに基づき遊技状態をボーナス非成立遊技状態からボーナス成立遊技状態へ遷移させる。
上記のようにして抽選処理が終了すると、次に、リール制御手段306は、ステッピングモータ262を駆動して左リール134a、中リール134b、右リール134cを回転させる。このリール回転処理においては、前回の1遊技における左リール134a、中リール134b、右リール134cの回転開始時点から所定の時間(例えば4.1秒)が経過すると(ウェイト)、当該遊技における左リール134a、中リール134b、右リール134cの回転を開始し、左リール134a、中リール134b、右リール134cの全てが定速回転となったところで、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作を有効化する。
続いて、リール制御手段306は、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cが有効化されている状態で、遊技者によるストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作を受け付けると、その操作に対応する回転リール(左リール134a、中リール134b、右リール134cのいずれか)を所定の停止制御に従って停止させる。また、コマンド決定手段312は、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cのいずれかの操作がなされると、操作がなされたストップボタンスイッチ130a、130b、130cの情報を示す停止コマンド(第1停止コマンド、第2停止コマンド、第3停止コマンド)を操作の度に生成し、コマンド送信手段314は、生成された停止コマンドを順次、副制御基板202に送信する。
次に、判定手段308は、図5(a)に示した有効ラインA上に表示された図柄組み合わせが予め定められたどの組み合わせに相当するかを判定し、その図柄組み合わせに応じて遊技状態の変更やリプレイに際して要求される種々の処理を実行する。また、コマンド決定手段312は、有効ラインA上に表示された図柄組み合わせや、有効ラインA上に小役に対応する図柄組み合わせが表示された場合におけるメダルの払出枚数等を含む入賞コマンドを生成し、コマンド送信手段314は、生成された入賞コマンドを副制御基板202に送信する。また、遊技状態遷移手段316は、ボーナス成立遊技状態において当選役「BB」に対応する図柄組み合わせが有効ラインA上に表示されたことに基づき遊技状態をボーナス成立遊技状態からボーナス遊技状態へ遷移させる。また、外部出力手段318は、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cの操作、および、判定手段308によって判定された結果に基づきスロットマシン100の外部信号を出力する。かかる外部出力手段318の動作は後ほど詳述する。
続いて、払出制御手段310は、ステップS600における判定結果に基づき、例えば、有効ラインA上に小役に対応する図柄組み合わせが表示されると、当該小役に対応するメダルの払出処理を実行し、有効ラインA上にリプレイ役に対応する図柄組み合わせが表示されると、自動的に次遊技のベットを行うための処理を実行する。このように、払出制御手段310は、有効ラインA上に表示された図柄組み合わせに対応して種々の処理を遂行し、当該1遊技を終了する。また、コマンド決定手段312は、メダルの払出処理がなされた場合、払出処理がなされたことを示す払出コマンドを生成し、コマンド送信手段314は、生成された払出コマンドを副制御基板202に送信する。
図14は、上記ステップS600の判定処理を示したフローチャートである。ここでは本実施形態の特徴に関係する処理について詳細に説明し、本実施形態の特徴と無関係の構成については説明を省略する。
まず、外部出力手段318は、当選種別「打順ベル」の当選に基づき、所定の条件を満たすと外部信号を出力する。当該打順ベル判定処理S601は、図15を用いて詳述する。
続いて、外部出力手段318は、当選種別「ボーナスリプレイ」の当選に基づき、所定の条件を満たすと状態遷移を実行する。当該ボーナスリプレイ判定処理S602は、図16を用いて詳述する。
次に、外部出力手段318は、出力準備第2段階において報知された出力準備第2段階維持ナビに従わず、かつ、転落操作であるか判定する。その結果、出力準備第2段階維持ナビに従わず、かつ、転落操作であればステップS604に処理を移行し、出力準備第2段階維持ナビに従っている、または、転落操作でなければ、当該判定処理S600を終了する。ここでは、出力準備第2段階維持ナビに対応する当選役の当選に基づき、所定の条件を満たすと状態遷移を実行する。
ステップS603において出力準備第2段階維持ナビに従わず、かつ、転落操作であると判定されれば、外部出力手段318は、出力準備段階を出力準備第2段階から出力準備第1段階に遷移し、当該判定処理S600を終了する。こうして、出力準備段階が転落する。
図15は、上記ステップS601の打順ベル判定処理を示したフローチャートである。かかる打順ベル判定処理S601では、出力準備段階が出力準備第3段階まで遷移した状態で、正解操作態様による選択当選役が所定の回数(例えば2回)連続で入賞すると擬似ボーナス遊技が開始した旨の外部信号を出力し、また、擬似ボーナス遊技による補助演出が終了し正解操作態様による選択当選役が所定の回数(例えば2回)連続で入賞しないと(以下、単に入賞こぼしという)、擬似ボーナス遊技状態が終了した旨の外部信号を出力する。
まず、外部出力手段318は、当選種別「打順ベル」が当選したか否か判定する。その結果、当選種別「打順ベル」が当選していれば、ステップS601−2に処理を移行し、当選種別「打順ベル」が当選していなければ、当該打順ベル判定処理S601を終了する。
ステップS601−1において当選種別「打順ベル」が当選していると判定されれば、外部出力手段318は、現在の出力準備段階が出力準備第3段階であるか否か判定する。その結果、出力準備第3段階であれば、ステップS601−3に処理を移行し、出力準備第3段階でなければ、当該打順ベル判定処理S601を終了する。
ステップS601−2において現在の出力準備段階が出力準備第3段階であると判定されれば、外部出力手段318は、正解操作態様による選択当選役、すなわち、当選役「通常ベル」が入賞したか否か判定する。その結果、当選役「通常ベル」が入賞していれば、ステップS601−4に処理を移行し、当選役「通常ベル」が入賞していなければ、ステップS601−8に処理を移行する。
ステップS601−3において当選役「通常ベル」が入賞していると判定されれば、外部出力手段318は、開始ベルカウンタをインクリメントするとともに、終了ベルカウンタを0にリセットする。ここで、開始ベルカウンタは、正解操作態様による選択当選役に当選した遊技において正解操作態様による選択当選役が2回連続して入賞されたことを計数するカウンタであり、終了ベルカウンタは、正解操作態様による選択当選役に当選した遊技において正解操作態様による選択当選役の入賞こぼしが2回連続でなされたことを計数するカウンタである。
続いて、外部出力手段318は、開始ベルカウンタ=2であり、かつ、終了外部信号フラグがOFFであるか否か判定する。その結果、開始ベルカウンタ=2であり、かつ、終了外部信号フラグがOFFであれば、ステップS601−6に処理を移行し、開始ベルカウンタ≠2である、または、終了外部信号フラグがONであれば当該打順ベル判定処理S601を終了する。ここで、終了外部信号フラグは、出力準備第3段階において擬似ボーナス遊技の開始と終了の外部信号を区別するためのフラグである。
ステップS601−5において開始ベルカウンタ=2であり、かつ、終了外部信号フラグがOFFであると判定されれば、外部出力手段318は、擬似ボーナス遊技が開始されたと判定し、擬似ボーナス遊技が開始された旨の外部信号を出力する。このとき、後述するボーナスリプレイ判定処理S602において設定された擬似ボーナス遊技の種別(当選役「赤7リプレイ」または当選役「REGリプレイ」)も合わせて出力される。
続いて、外部出力手段318は、開始ベルカウンタを0にリセットするとともに、終了外部信号フラグをONし、当該打順ベル判定処理S601を終了する。ここでは、終了外部信号フラグをONすることで、擬似ボーナス遊技が終了した旨の外部信号の出力準備をしている。
ステップS601−3において当選役「通常ベル」が入賞していないと判定されれば、外部出力手段318は、終了ベルカウンタをインクリメントするとともに、開始ベルカウンタを0にリセットする。
続いて、外部出力手段318は、終了ベルカウンタ=2であり、かつ、終了外部信号フラグがONであるか否か判定する。その結果、終了ベルカウンタ=2であり、かつ、終了外部信号フラグがONであれば、ステップS601−10に処理を移行し、終了ベルカウンタ≠2である、または、終了外部信号フラグがOFFであれば当該打順ベル判定処理S601を終了する。
ステップS601−9において終了ベルカウンタ=2であり、かつ、終了外部信号フラグがONであると判定されれば、外部出力手段318は、擬似ボーナス遊技が終了していると判定し、擬似ボーナス遊技が終了した旨の外部信号を出力する。
続いて、外部出力手段318は、終了ベルカウンタを0にリセットするとともに、終了外部信号フラグをOFFし、当該打順ベル判定処理S601を終了する。ここでは、終了外部信号フラグをOFFすることで、次回の擬似ボーナス遊技が開始された際に、その旨の外部信号を出力するための準備をしている。
図16は、上記ステップS602のボーナスリプレイ判定処理を示したフローチャートである。かかるボーナスリプレイ判定処理S602では、出力準備段階が出力準備第1段階または出力準備第2段階に滞在している状態で、当選種別「ボーナスリプレイ」の当選に基づき、状態遷移が実行される。
まず、外部出力手段318は、当選種別「ボーナスリプレイ」が当選したか否か判定する。その結果、当選種別「ボーナスリプレイ」が当選していれば、ステップS602−2に処理を移行し、当選種別「ボーナスリプレイ」が当選していなければ、当該ボーナスリプレイ判定処理S602を終了する。
ステップS602−1において当選種別「ボーナスリプレイ」が当選していると判定されれば、外部出力手段318は、現在の出力準備段階が出力準備第2段階であるか否か判定する。その結果、出力準備第2段階であれば(出力準備第3段階遷移ナビが実行されていれば)、ステップS602−3に処理を移行し、出力準備第2段階でなければ、ステップS602−9に処理を移行する。
ステップS602−2において現在の出力準備段階が出力準備第2段階であると判定されれば、外部出力手段318は、当選種別が「ボーナスリプレイ1」であり、かつ、中リール134bを第1停止する操作(打順3または打順4)が実行されたか、または、当選種別が「ボーナスリプレイ2」であり、かつ、右リール134cを第1停止する操作(打順5または打順6)が実行されたか否か判定する。その結果、いずれかの条件を満たしていれば、ステップS602−4に処理を移行し、条件を満たしていなければ、ステップS602−5に処理を移行する。
ステップS602−3において当選種別が「ボーナスリプレイ1」であり、かつ、中リール134bを第1停止する操作が実行されたか、または、当選種別が「ボーナスリプレイ2」であり、かつ、右リール134cを第1停止する操作が実行されたと判定されれば、外部出力手段318は、出力準備段階を出力準備第2段階から出力準備第3段階に遷移し、当該ボーナスリプレイ判定処理S602を終了する。ここでは、遊技者が、出力準備第3段階遷移ナビに従った操作を実行した場合に、出力準備段階を出力準備第3段階に昇格させている。また、このとき、擬似ボーナス遊技の種別として当選役「赤7リプレイ」を設定する。
ステップS602−3において当選種別が「ボーナスリプレイ1」であり、かつ、中リール134bを第1停止する操作が実行されたという条件を満たしておらず、かつ、当選種別が「ボーナスリプレイ2」であり、かつ、右リール134cを第1停止する操作が実行されたという条件を満たしていないと判定されれば、外部出力手段318は、当選種別が「ボーナスリプレイ1」であり、かつ、右リール134cを第1停止する操作(打順5または打順6)が実行されたか、または、当選種別が「ボーナスリプレイ2」であり、かつ、中リール134bを第1停止する操作(打順3または打順4)が実行されたか否か判定する。その結果、いずれかの条件を満たしていれば、ステップS602−6に処理を移行し、条件を満たしていなければ、ステップS602−7に処理を移行する。
ステップS602−5において当選種別が「ボーナスリプレイ1」であり、かつ、右リール134cを第1停止する操作(打順5または打順6)が実行されたか、または、当選種別が「ボーナスリプレイ2」であり、かつ、中リール134bを第1停止する操作(打順3または打順4)が実行されたと判定されれば、外部出力手段318は、出力準備段階を出力準備第2段階から出力準備第3段階に遷移し、当該ボーナスリプレイ判定処理S602を終了する。ここでは、遊技者が、出力準備第3段階遷移ナビに従った操作を実行した場合に、出力準備段階を出力準備第3段階に昇格させている。また、このとき、擬似ボーナス遊技の種別として当選役「REGリプレイ」を設定する。
ステップS602−5において当選種別が「ボーナスリプレイ1」であり、かつ、右リール134cを第1停止する操作が実行されたという条件を満たしておらず、かつ、当選種別が「ボーナスリプレイ2」であり、かつ、中リール134bを第1停止する操作が実行されたという条件を満たしていないと判定されれば、外部出力手段318は、その操作が転落操作であるか否か判定し、転落操作、すなわち打順2による操作であれば、ステップS602−8に処理を移行し、転落操作でなければ、すなわち、打順1による操作であれば、状態遷移を実行せずに当該ボーナスリプレイ判定処理S602を終了する。
ステップS602−7において遊技者の操作が転落操作であると判定されれば、外部出力手段318は、出力準備段階を出力準備第2段階から出力準備第1段階に遷移し(転落させ)、当該ボーナスリプレイ判定処理S602を終了する。このように、遊技者が出力準備第3段階遷移ナビに従わず、かつ、転落操作を行った場合、出力準備段階を出力準備第1段階に転落させ、出力準備第3段階への遷移を遅延させる。
ステップS602−2において出力準備段階が出力準備第2段階でないと判定されれば、外部出力手段318は、現在の出力準備段階が出力準備第1段階であるか否か判定する。その結果、出力準備第1段階であれば(出力準備第2段階遷移ナビが実行されていれば)、ステップS602−10に処理を移行し、出力準備第1段階でなければ、当該ボーナスリプレイ判定処理S602を終了する。
ステップS602−9において現在の出力準備段階が出力準備第1段階であると判定されれば、外部出力手段318は、遊技者の操作が打順2による操作であったか否か判定する。その結果、打順2であれば、ステップS602−11に処理を移行し、打順2でなければ、当該ボーナスリプレイ判定処理S602を終了する。
ステップS602−10において遊技者の操作が打順2による操作であると判定されれば、外部出力手段318は、出力準備段階を出力準備第1段階から出力準備第2段階に遷移し、当該ボーナスリプレイ判定処理S602を終了する。ここでは、遊技者が、出力準備第2段階遷移ナビに従って打順2を実行した場合に、出力準備段階を出力準備第2段階に昇格させている。
図17は、副制御基板202のサブ処理を示したフローチャートである。
電源スイッチ148を介してスロットマシン100の電源が投入され、通電状態になると、初期化決定手段330は、遊技開始に備え初期化処理を実行する。初期化決定手段330は、電源が投入されている間、随時バックアップデータを生成し、そのバックアップデータをサブRAM202cに保持している。
コマンド受信手段332は、主制御基板200からのコマンドが受信されるまで待機する。
上記ステップS1200においてコマンドが受信されていると判定されれば、コマンド受信手段332は、当該受信されたコマンドに基づいて種々の処理を実行する。
図18は、上記ステップS1300のコマンド受信処理を示したフローチャートである。
ここでは本実施形態の特徴に関係する処理について詳細に説明し、本実施形態の特徴と無関係の構成については説明を省略する。
まず、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが投入コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが投入コマンドであれば、ステップS1302に処理を移し、受信したコマンドが投入コマンドでなければ、ステップS1303に処理を移す。
上記ステップS1301において受信したコマンドが投入コマンドであると判定されれば、演出実行手段338は、次の遊技のための遊技開始準備が行われたとして、それまで実行されていた演出を所定条件下で切り換えたり、終了させる。
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが当選役コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが当選役コマンドであれば、1遊技が開始されたとし、ステップS1304に処理を移し、受信したコマンドが当選役コマンドでなければ、ステップS1307に処理を移す。
上記ステップS1303において受信したコマンドが当選役コマンドであると判定されれば、特定遊技決定手段334は、当選役コマンドに示される主制御基板200が管理する遊技状態がボーナス成立遊技状態であることを条件に、当選役コマンドに示される当選役に基づき、サブROM202bに保持された図9に示したような特定遊技抽選テーブルを参照して、副制御基板202で管理している遊技状態および演出抽選乱数に基づき、複数の特定遊技(通常AT遊技または擬似ボーナス遊技)のいずれかに当選しているか否か判定する。このとき、通常AT遊技に当選していれば、通常AT遊技開始フラグをONし、擬似ボーナス遊技に当選していれば、擬似ボーナス遊技開始フラグをONする。ここで、通常AT遊技開始フラグは、通常AT遊技を開始するためのフラグであり、擬似ボーナス遊技開始フラグは、擬似ボーナス遊技を開始するためのフラグである。
続いて、演出決定手段336は、当選役コマンドに基づいて遊技の演出を決定する。当該演出決定処理S1305は図19を用いて詳述する。
次に、演出実行手段338は、演出決定手段336によって決定された演出を実行開始する。例えば、決定された演出が補助演出であれば、演出実行手段338は、当該補助演出を実行する。
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが停止コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが停止コマンドであれば、ステップS1308に処理を移し、受信したコマンドが停止コマンドでなければ、ステップS1309に処理を移す。
上記ステップS1307において受信したコマンドが停止コマンドであると判定されれば、演出実行手段338は、その停止コマンドが、第1停止コマンド、第2停止コマンド、第3停止コマンドのいずれであるか、また、その停止操作は、ストップボタンスイッチ130a、130b、130cのいずれになされた停止操作かを判定し、その判定結果と演出の内容に基づいて、演出態様を変動させる。ここでは、第1停止コマンド、第2停止コマンド、第3停止コマンドのすべてにおいて演出態様を変動させる補助演出を挙げたが、演出によって、1または複数の停止コマンドでの変動を想定していない場合、その停止コマンドに対しては演出態様を変動しない。
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが入賞コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが入賞コマンドであれば、ステップS1310に処理を移し、受信したコマンドが入賞コマンドでなければ、ステップS1313に処理を移す。
上記ステップS1309において受信したコマンドが入賞コマンドであると判定されれば、演出実行手段338は、当該入賞コマンドに基づく演出を実行する。
続いて、特定遊技決定手段334は、副制御基板202で管理される遊技状態の進行状態を把握し、遊技状態の終了判定を行う。したがって、通常AT遊技や擬似ボーナス遊技の終了条件を満たすと、その遊技状態が終了する。当該遊技状態終了判定処理S1311は図20を用いて詳述する。
次に、特定遊技決定手段334は、副制御基板202で管理される遊技状態の開始判定を行う。したがって、通常AT遊技や擬似ボーナス遊技の開始条件を満たすと、その遊技状態が開始される。当該遊技状態開始判定処理S1312は図22を用いて詳述する。
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが払出コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが払出コマンドであれば、ステップS1314に処理を移し、受信したコマンドが払出コマンドでなければ、当該コマンド受信処理S1300を終了する。
上記ステップS1313において受信したコマンドが払出コマンドであると判定されれば、演出実行手段338は、当該払出コマンドに基づく演出を実行し、当該コマンド受信処理S1300を終了する。すると、メダルの払出に応じて、サブクレジット表示部156およびサブ払出表示部158の数値が更新される。
演出決定手段336は、擬似ボーナス遊技開始フラグがONであり、出力準備第1段階または出力準備第2段階であり、ベルナビなしフラグがOFFであり、かつ、ベルナビペナルティカウンタ=0であるか、もしくは、擬似ボーナス遊技実行フラグがONであり、かつ、擬似ボーナス遊技カウンタが0ではないか否か、すなわち、擬似ボーナス遊技状態の準備中もしくは擬似ボーナス遊技状態であるか否か判定する。その結果、いずれかの条件を満たしていれば、ステップS1305−2に処理を移行し、条件を満たしていなければ、ステップS1305−3に処理を移行する。ここで、ベルナビなしフラグは、ベルナビなし状態であることを示すフラグであり、ベルナビペナルティカウンタは、ベルナビペナルティ状態が維持される残り遊技数を示すカウンタであり、ベルナビペナルティカウンタ≠0によってベルナビペナルティ状態であることも把握できる。また、擬似ボーナス遊技実行フラグは、現在の遊技状態が擬似ボーナス遊技状態または移行遊技状態であることを示すフラグである。ここで、移行遊技状態は、擬似ボーナス遊技状態から通常AT遊技状態へ遷移する間に、擬似ボーナス遊技状態が終了したことを主制御基板200に伝達するための遊技状態である。
上記ステップS1305−1において擬似ボーナス遊技開始フラグがONであり、出力準備第1段階または出力準備第2段階であり、ベルナビなしフラグがOFFであり、かつ、ベルナビペナルティカウンタ=0であるか、もしくは、擬似ボーナス遊技実行フラグがONであり、かつ、擬似ボーナス遊技カウンタが0でないと判定されれば、演出決定手段336は、擬似ボーナス遊技に基づく補助演出を決定し、ステップS1305−8に処理を移行する。こうして、遊技者は、補助演出に応じてメダルを獲得することができる。
上記ステップS1305−1において擬似ボーナス遊技開始フラグがONであり、出力準備第1段階または出力準備第2段階であり、ベルナビなしフラグがOFFであり、かつ、ベルナビペナルティカウンタ=0であるという条件を満たしておらず、かつ、擬似ボーナス遊技実行フラグがONであり、かつ、擬似ボーナス遊技カウンタが0ではないという条件を満たしていないと判定されれば、演出決定手段336は、擬似ボーナス遊技開始フラグがONであり、出力準備第1段階または出力準備第2段階であり、かつ、ベルナビなしフラグがONまたはベルナビペナルティカウンタ≠0であるか否か判定する。その結果、いずれかの条件を満たしていれば、ステップS1305−4に処理を移行し、条件を満たしていなければ、ステップS1305−5に処理を移行する。ステップS1305−1やステップS1305−3では、擬似ボーナス遊技実行フラグを通常AT遊技実行フラグに対し優先して判定しているので、擬似ボーナス遊技と通常AT遊技に同時に当選している場合、擬似ボーナス遊技に基づく補助演出を通常AT遊技に優先して実行し、その後、移行遊技状態を経由して、通常AT遊技が実行される。また、通常AT遊技が実行されている最中に擬似ボーナス遊技に当選した場合、擬似ボーナス遊技が優先して実行され、擬似ボーナス遊技が終了してから通常AT遊技が再開することとなる。
上記ステップS1305−3において擬似ボーナス遊技開始フラグがONであり、出力準備第1段階または出力準備第2段階であり、かつ、ベルナビなしフラグがONまたはベルナビペナルティカウンタ≠0であると判定されれば、演出決定手段336は、ベルナビを除く補助演出を決定し、ステップS1305−8に処理を移行する。ここでは、ベルナビなしフラグがONまたはベルナビペナルティカウンタ≠0である、すなわち、ベルナビなし状態かベルナビペナルティ状態なので、ベルナビを実行せず、他の補助演出のみを実行する。
上記ステップS1305−3において擬似ボーナス遊技開始フラグがONであり、出力準備第1段階または出力準備第2段階であり、かつ、ベルナビなしフラグがONまたはベルナビペナルティカウンタ≠0であるという条件を満たしていないと判定されれば、演出決定手段336は、通常AT遊技実行フラグがONであり、かつ、通常AT遊技カウンタが0ではないか否か、すなわち、遊技状態が通常AT遊技状態であるか否か判定する。その結果、通常AT遊技実行フラグがONであり、かつ、通常AT遊技カウンタが0でなければ、ステップS1305−6に処理を移行し、通常AT遊技実行フラグがONではない、または、通常AT遊技カウンタが0であれば、ステップS1305−7に処理を移行する。
上記ステップS1305−5において通常AT遊技実行フラグがONであり、かつ、通常AT遊技カウンタが0でないと判定されれば、演出決定手段336は、通常AT遊技に基づく補助演出を決定し、ステップS1305−8に処理を移行する。こうして、遊技者は、補助演出に応じてメダルを獲得することができる。
上記ステップS1305−5において通常AT遊技実行フラグがONではない、または、通常AT遊技カウンタが0であると判定されれば、演出決定手段336は、現在の遊技状態が擬似ボーナス遊技状態および通常AT遊技状態ではないと判定し、当選役コマンドに基づいて演出を決定し、ステップS1305−8に処理を移行する。ただし、現在の遊技状態が移行遊技状態であり、かつ、通常AT遊技状態にも当選していれば(次の遊技状態が通常AT遊技状態であれば)、通常AT遊技状態に移行するための準備状態であることを示す演出を行い、また、現在の遊技状態が移行遊技状態であり、次の遊技状態が通常遊技状態であれば、擬似ボーナス遊技状態の終了を示す演出を行う。また、出力準備段階が出力準備第2段階であり、かつ、出力準備第2段階を維持するための当選役に当選していれば、出力準備第2段階維持ナビを実行する。
続いて、演出決定手段336は、擬似ボーナス遊技開始フラグがONであり、かつ、当選役コマンドに基づいて、当選種別「ボーナスリプレイ」が当選しているか否か判定する。その結果、擬似ボーナス遊技開始フラグがONであり、かつ、当選種別「ボーナスリプレイ」が当選していれば、ステップS1305−9に処理を移行し、擬似ボーナス遊技開始フラグがONではない、または、当選種別「ボーナスリプレイ」が当選していなければ、当該演出決定処理S1305を終了する。
上記ステップS1305−8において擬似ボーナス遊技開始フラグがONであり、かつ、当選種別「ボーナスリプレイ」が当選していると判定されれば、演出決定手段336は、現在の出力準備段階が出力準備第1段階であるか否か判定する。その結果、出力準備第1段階であれば、ステップS1305−10に処理を移行し、出力準備第1段階でなければ、ステップS1305−11に処理を移行する。
上記ステップS1305−9において現在の出力準備段階は出力準備第1段階であると判定されれば、演出決定手段336は、出力準備第2段階遷移ナビとして打順2を報知する補助演出を決定する。ここでは、遊技者が、出力準備第2段階遷移ナビに従うことで出力準備段階を出力準備第2段階に昇格させることができる。
上記ステップS1305−9において現在の出力準備段階は出力準備第1段階ではないと判定されれば、演出決定手段336は、現在の出力準備段階が出力準備第2段階であるか否か判定する。その結果、出力準備第2段階であれば、ステップS1305−12に処理を移行し、出力準備第2段階でなければ、当該演出決定処理S1305を終了する。
上記ステップS1305−11において現在の出力準備段階は出力準備第2段階であると判定されれば、演出決定手段336は、ベルナビペナルティカウンタが0であるか否か判定する。その結果、ベルナビペナルティカウンタが0であれば、ステップS1305−13に処理を移行し、ベルナビペナルティカウンタが0でなければ、ステップS1305−14に処理を移行する。
上記ステップS1305−12においてベルナビペナルティカウンタが0であると判定されれば、演出決定手段336は、擬似ボーナス遊技カウンタに設定されているナビ回数に応じて、擬似ビッグボーナスか擬似レギュラーボーナスかを判定し、当選役「赤7リプレイ」または当選役「REGリプレイ」を入賞させるための補助演出を決定して、当該演出決定処理S1305を終了する。こうして、遊技者は、当選役「赤7リプレイ」または当選役「REGリプレイ」を入賞させて、擬似ボーナス遊技を開始することが可能となる。
上記ステップS1305−12においてベルナビペナルティカウンタが0ではないと判定されれば、演出決定手段336は、打順1を報知する。ここでは、まだ、ベルナビペナルティ状態なので、擬似ボーナス遊技を開始させることができず、打順1によって出力準備第2段階を維持させる。ここで、打順1を報知するのは、何らの報知がない場合に、遊技者が打順3〜打順6の操作を行い、当選役「赤7リプレイ」または当選役「REGリプレイ」が入賞するのを回避するためである。
特定遊技決定手段334は、擬似ボーナス遊技実行フラグがONであるか否か判定する。その結果、擬似ボーナス遊技実行フラグがONであれば、ステップS1311−2に処理を移行し、擬似ボーナス遊技実行フラグがONでなければ、ステップS1311−6処理を移行する。ここでは、擬似ボーナス遊技実行フラグを通常AT遊技実行フラグに対し優先して判定しているので、擬似ボーナス遊技と通常AT遊技に同時に当選している場合、擬似ボーナス遊技が終了した後に通常AT遊技の終了を判定することになる。したがって、擬似ボーナス遊技が通常AT遊技に優先して実行される。
上記ステップS1311−1において擬似ボーナス遊技実行フラグがONであると判定されれば、特定遊技決定手段334は、擬似ボーナス遊技カウンタが0であるか否か判定する。その結果、擬似ボーナス遊技カウンタが0であれば、ステップS1311−3に処理を移行し、擬似ボーナス遊技カウンタが0でなければ、ステップS1311−4に処理を移行する。
上記ステップS1311−2において擬似ボーナス遊技カウンタが0であると判定されれば、すなわち、擬似ボーナス遊技状態が終了し、現在の遊技状態が移行遊技状態となっていると判定されれば、特定遊技決定手段334は、移行遊技状態の終了判定を行い、該遊技状態終了判定処理S1311を終了する。移行遊技状態終了判定処理S1311−3は図21を用いて詳述する。
上記ステップS1311−2において擬似ボーナス遊技カウンタが0ではないと判定されれば、特定遊技決定手段334は、当選役コマンドに基づいて、当選役が、当選種別「打順ベル」であるか否か、すなわち、当選役「通常ベル」を取得可能な補助演出が実行されたか否か判定する。その結果、当選種別「打順ベル」であれば、ステップS1311−5に処理を移し、当選種別「打順ベル」でなければ、当該遊技状態終了判定処理S1311を終了する。
上記ステップS1311−4において当選種別「打順ベル」であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、擬似ボーナス遊技カウンタをデクリメントし、当該遊技状態終了判定処理S1311を終了する。こうして、擬似ボーナス遊技のナビ回数が減じられる。
上記ステップS1311−1において擬似ボーナス遊技実行フラグがONではないと判定されれば、特定遊技決定手段334は、通常AT遊技実行フラグがONであるか否か判定する。その結果、通常AT遊技実行フラグがONであれば、ステップS1311−7に処理を移行し、通常AT遊技実行フラグがONでなければ、当該遊技状態終了判定処理S1311を終了する。
上記ステップS1311−6において通常AT遊技実行フラグがONであると判定されれば、特定遊技決定手段334は、通常AT遊技カウンタが0であるか否か判定する。その結果、通常AT遊技カウンタが0であれば、ステップS1311−8に処理を移行し、通常AT遊技カウンタが0でなければ、ステップS1311−9に処理を移行する。
上記ステップS1311−7において通常AT遊技カウンタが0であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、通常AT遊技実行フラグをOFFにして、当該遊技状態終了判定処理S1311を終了する。こうして、継続回数に到達して通常AT遊技が終了する。
上記ステップS1311−7において通常AT遊技カウンタが0ではないと判定されれば、特定遊技決定手段334は、通常AT遊技カウンタをデクリメントして、当該遊技状態終了判定処理S1311を終了する。こうして、通常AT遊技の継続回数が減じられる。
特定遊技決定手段334は、当選役コマンドに基づいて、当選役が、当選種別「打順ベル」であるか否か、すなわち、正解操作態様による選択当選役「通常ベル」を取得可能な補助演出が実行されたか否か判定する。その結果、当選種別「打順ベル」であれば、ステップS1311−11に処理を移し、当選種別「打順ベル」でなければ、当該移行遊技状態終了判定処理S1311−3を終了する。
上記ステップS1311−10において当選役が当選種別「打順ベル」であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、入賞コマンドに基づいて、正解操作態様による選択当選役の入賞があったか否か、すなわち、変則操作態様の操作による入賞があったか否か判定される。その結果、正解操作態様による選択当選役の入賞があれば、ステップS1311−12に処理が移行し、正解操作態様による選択当選役の入賞がなければ、ステップS1311−13に処理が移行する。
上記ステップS1311−11において正解操作態様による選択当選役の入賞があったと判定されれば、特定遊技決定手段334は、ボーナス終了カウンタに0を設定し(リセットし)、当該移行遊技状態終了判定処理S1311−3を終了する。ここで、ボーナス終了カウンタは、主制御基板200に擬似ボーナス遊技の終了を把握させるため、正解操作態様による選択当選役に当選した遊技において正解操作態様による選択当選役が入賞しないのを2回計数するカウンタである。ここでは、ボーナス終了カウンタを0に設定することで、正解操作態様による選択当選役が入賞していない連続回数をリセットしている。
上記ステップS1311−11において正解操作態様による選択当選役の入賞がないと判定されれば、特定遊技決定手段334は、ボーナス終了カウンタをインクリメントし、ステップS1311−14に処理を移行する。こうして、正解操作態様による選択当選役が入賞しなかった連続回数を加算する。
続いて、特定遊技決定手段334は、ボーナス終了カウンタが2であるか否か、すなわち、連続入賞こぼしがあったか否か判定する。その結果、ボーナス終了カウンタが2であれば、ステップS1311−15に処理を移行し、ボーナス終了カウンタが2でなければ(2未満であれば)、当該移行遊技状態終了判定処理S1311−3を終了する。
上記ステップS1311−14においてボーナス終了カウンタが2であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、擬似ボーナス遊技実行フラグをOFFにし、出力準備段階を出力準備第2段階から出力準備第1段階に遷移して、ステップS1311−16に処理を移行する。このように連続入賞こぼしが生じることで移行遊技状態が終了する。なお、上記では、主制御基板200と副制御基板202との出力準備段階を同期させる説明をしたが、副制御基板202では出力準備第3段階に遷移する必要がないので、本実施形態では副制御基板202における出力準備第3段階への遷移を省略し、出力準備段階を出力準備第2段階から出力準備第1段階に直接遷移させる。
続いて、特定遊技決定手段334は、ボーナス終了カウンタに0を設定(リセット)し、当該移行遊技状態終了判定処理S1311−3を終了する。
特定遊技決定手段334は、擬似ボーナス遊技開始フラグがONであるか否か判定する。その結果、擬似ボーナス遊技開始フラグがONであれば、ステップS1312−2に処理を移行し、擬似ボーナス遊技開始フラグがONでなければ、ステップS1312−5に処理を移行する。
上記ステップS1312−1において擬似ボーナス遊技開始フラグがONであると判定されれば、特定遊技決定手段334は、当選種別「ボーナスリプレイ」の当選があったか否か判定し、また、その当選種別「ボーナスリプレイ」に対する遊技者の操作に応じて状態遷移を実行する。当該ボーナスリプレイ判定処理S1312−2は図23を用いて詳述する。
続いて、特定遊技決定手段334は、ステップS1305−14(図19参照)で決定された出力準備第2段階維持ナビに対する遊技者の操作に応じて状態遷移を実行する。当該出力準備第2段階維持ナビ判定処理S1312−3は図24を用いて詳述する。
次に、特定遊技決定手段334は、当選種別「打順ベル」の当選があったか否か判定し、また、その当選種別「打順ベル」に対する遊技者の操作に応じて状態遷移を実行する。当該打順ベル判定処理S1312−4は図25を用いて詳述する。
上記ステップS1312−1において擬似ボーナス遊技開始フラグがONではないと判定されれば、特定遊技決定手段334は、通常AT遊技開始フラグがONであるか否か判定する。その結果、通常AT遊技開始フラグがONであれば、ステップS1312−6に処理を移行し、通常AT遊技開始フラグがONでなければ、当該遊技状態開始判定処理S1312を終了する。
上記ステップS1312−5において通常AT遊技開始フラグがONであると判定されれば、特定遊技決定手段334は、通常AT遊技実行フラグをONして、ステップS1312−7に処理を移行する。こうして、次の遊技から通常AT遊技が実行される。
続いて、特定遊技決定手段334は、通常AT遊技開始フラグをOFFして、当該遊技状態開始判定処理S1312を終了する。
特定遊技決定手段334は、当選役が当選種別「ボーナスリプレイ」であるか否か判定する。その結果、当選種別「ボーナスリプレイ」であれば、ステップS1312−12に処理を移行し、当選種別「ボーナスリプレイ」でなければ、当該ボーナスリプレイ判定処理S1312−2を終了する。
上記ステップS1312−11において当選役が当選種別「ボーナスリプレイ」であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、現在の出力準備段階が出力準備第1段階であるか否か判定する。その結果、出力準備第1段階であれば、ステップS1312−13に処理を移行し、出力準備第1段階でなければ、ステップS1312−16に処理を移行する。
上記ステップS1312−12において現在の出力準備段階が出力準備第1段階であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、停止コマンドに基づき遊技者によって打順2が実行されたか否か、すなわち、出力準備第1段階において遊技者が出力準備第2段階遷移ナビに従ったか否か判定する。その結果、打順2が実行されていれば、ステップS1312−14に処理を移行し、打順2が実行されていなければ、ステップS1312−15に処理を移行する。
上記ステップS1312−13において遊技者によって打順2が実行されていると判定されれば、特定遊技決定手段334は、出力準備段階を出力準備第1段階から出力準備第2段階に遷移し、ステップS1312−16に処理を移行する。こうして、出力準備段階を出力準備第2段階に昇格させることができる。
上記ステップS1312−13において遊技者によって打順2が実行されていないと判定されれば、特定遊技決定手段334は、ベルナビなしフラグをONし、ステップS1312−16に処理を移行する。
続いて、特定遊技決定手段334は、現在の出力準備段階が出力準備第2段階であるか否か判定する。その結果、出力準備第2段階であれば、ステップS1312−17に処理を移行し、出力準備第2段階でなければ、当該ボーナスリプレイ判定処理S1312−2を終了する。
上記ステップS1312−16において現在の出力準備段階が出力準備第2段階であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、停止コマンドに基づき遊技者によって打順3〜6のいずれかが実行され、かつ、ベルナビペナルティカウンタ=0であるか否か、すなわち、出力準備第2段階において遊技者が出力準備第3段階遷移ナビに従ったか否か判定する。その結果、打順3〜6が実行されており、ベルナビペナルティカウンタ=0であれば、ステップS1312−18に処理を移行し、打順3〜6が実行されていない、または、ベルナビペナルティカウンタ≠0であれば、ステップS1312−20に処理を移行する。ここでは、出力準備第2段階であり、打順3〜6が実行されても、ベルナビペナルティカウンタ≠0、すなわち、ベルナビペナルティ状態であれば、ベルナビペナルティカウンタ=0になるまで擬似ボーナス遊技の開始判定(擬似ボーナス遊技実行フラグをONするか否かの判定)を行わない。
上記ステップS1312−17において打順3〜6が実行されており、ベルナビペナルティカウンタ=0であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、擬似ボーナス遊技実行フラグをONして、ステップS1312−19に処理を移行する。こうして、次の遊技から擬似ボーナス遊技が実行される。また、特定遊技決定手段334は、ベルナビなしフラグをOFFする。
続いて、特定遊技決定手段334は、擬似ボーナス遊技開始フラグをOFFして、当該ボーナスリプレイ判定処理S1312−2を終了する。
上記ステップS1312−17において打順3〜6が実行されていない、または、ベルナビペナルティカウンタ≠0であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、ベルナビペナルティカウンタ=0であり、かつ、停止コマンドに基づき遊技者によって打順1が実行されている、もしくは、遊技者の操作が転落操作(ここでは打順2)であるか否か判定する。その結果、ベルナビペナルティカウンタ=0であり、かつ、打順1が実行されており、もしくは、遊技者の操作が転落操作であれば、ステップS1312−21に処理を移し、ベルナビペナルティカウンタ≠0であるか、または、打順1が実行されておらず、かつ、転落操作でなければ、当該ボーナスリプレイ判定処理S1312−2を終了する。ここでは、ベルナビペナルティカウンタ≠0の場合、すなわち、ベルナビペナルティ状態において打順1を操作することでベルナビなし状態への遷移を回避できる。
上記ステップS1312−20においてベルナビペナルティカウンタ=0であり、かつ、遊技者によって打順1が実行され、もしくは、遊技者の操作が転落操作であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、ベルナビなしフラグをONし、ステップS1312−22に処理を移行する。
続いて、特定遊技決定手段334は、遊技者の操作が転落操作であるか否か判定する。その結果、転落操作であれば(ここでは打順2)、ステップS1312−23に処理を移行し、転落操作でなければ、当該ボーナスリプレイ判定処理S1312−2を終了する。
上記ステップS1312−22において遊技者の操作が転落操作であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、出力準備段階を出力準備第2段階から出力準備第1段階に遷移し、当該ボーナスリプレイ判定処理S1312−2を終了する。こうして、出力準備段階が転落する。
特定遊技決定手段334は、出力準備第2段階維持ナビが行われ、遊技者がその出力準備第2段階維持ナビに従わない操作を行い、かつ、遊技者の操作が転落操作であったか否か判定する。その結果、出力準備第2段階維持ナビが行われ、遊技者がその出力準備第2段階維持ナビに従わず、かつ、遊技者の操作が転落操作であれば、ステップS1312−32に処理を移行し、出力準備第2段階維持ナビが行われていない、遊技者がその出力準備第2段階維持ナビに従っている、または、遊技者の操作が転落操作でなければ、当該出力準備第2段階維持ナビ判定処理S1312−3を終了する。
上記ステップS1312−31において出力準備第2段階維持ナビが行われ、遊技者がその出力準備第2段階維持ナビに従わず、かつ、遊技者の操作が転落操作であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、出力準備段階を出力準備第2段階から出力準備第1段階に遷移し、ステップS1312−33に処理を移行する。
続いて、特定遊技決定手段334は、ベルナビなしフラグがOFFであるか否か判定する。その結果、ベルナビなしフラグがOFFであれば、すなわち、まだベルナビなし状態でなければ、ステップS1312−34に処理を移行し、ベルナビなしフラグがONであれば、当該出力準備第2段階維持ナビ判定処理S1312−3を終了する。
上記ステップS1312−33においてベルナビなしフラグがOFFであると判定されれば、特定遊技決定手段334は、ベルナビなしフラグをONし、当該出力準備第2段階維持ナビ判定処理S1312−3を終了する。こうして、出力準備段階が転落する。
特定遊技決定手段334は、ベルナビペナルティカウンタ≠0であるか否か判定する。その結果、ベルナビペナルティカウンタ≠0であれば、ステップS1312−42に処理を移行し、ベルナビペナルティカウンタ=0であれば、ステップS1312−43に処理を移行する。
上記ステップS1312−41においてベルナビペナルティカウンタ≠0であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、ベルナビペナルティカウンタをデクリメントする。
続いて、特定遊技決定手段334は、ベルナビなしフラグがONであるかまたはベルナビペナルティカウンタ≠0であり、当選役が当選種別「打順ベル」であり、かつ、当該当選種別「打順ベル」が入賞したか否か判定する。その結果、ベルナビなしフラグがONであるかまたはベルナビペナルティカウンタ≠0であり、当選役が当選種別「打順ベル」であり、かつ、当該当選種別「打順ベル」が入賞していれば、ステップS1312−44に処理を移行し、ベルナビなしフラグがOFFかつベルナビペナルティカウンタ=0であるか、当選役が当選種別「打順ベル」でない、または、当該当選種別「打順ベル」が入賞していなければ、当該打順ベル判定処理S1312−4を終了する。
上記ステップS1312−43においてベルナビなしフラグがONであるかまたはベルナビペナルティカウンタ≠0であり、当選役が当選種別「打順ベル」であり、かつ、当該当選種別「打順ベル」が入賞していると判定されれば、特定遊技決定手段334は、ベルナビペナルティカウンタ=0であるか否か判定する。その結果、ベルナビペナルティカウンタ=0であれば、ステップS1312−45に処理を移行し、ベルナビペナルティカウンタ≠0であれば、ステップS1312−46に処理を移行する。
上記ステップS1312−44においてベルナビペナルティカウンタ=0であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、ベルナビペナルティカウンタに5を設定し、当該打順ベル判定処理S1312−4を終了する。ここでは、未だ、ベルナビペナルティ状態になっていない状況で、遊技者が変則操作態様による操作を行い正解操作態様による選択当選役が入賞しているので、段階的に低い遊技数である5遊技の遅延を科している。
上記ステップS1312−44においてベルナビペナルティカウンタ≠0であると判定されれば、特定遊技決定手段334は、ベルナビペナルティカウンタに10を設定し、当該打順ベル判定処理S1312−4を終了する。ここでは、遅延によるペナルティが既に発生している状態において、再び変則操作態様による操作により正解操作態様による選択当選役が入賞しているので、段階的に高い遊技数である10遊技の遅延を科す。ただし、特定遊技決定手段334は、所定遊技数(10回)を上限に出力準備第3段階への遷移を遅延させる。すなわち、遅延する遊技数を加算するのではなく、上限値である10を上書きするようにしている。これは、擬似ボーナス遊技の実行が決定されている状態で不必要に多くのペナルティを科さないようにするためである。
上述した実施形態では、出力準備第1段階および出力準備第2段階を経由し、出力準備第3段階に滞在しているときに、所定の契機、例えば、選択当選役に当選した遊技のうち、選択当選役に入賞した遊技が複数回連続したことに基づいて、外部出力手段318が、外部信号を出力している。しかし、出力準備第3段階を設けず、出力準備第1段階を経由し、出力準備第2段階に滞在しているときに、所定の契機、例えば、当選役「赤7リプレイ」または当選役「REGリプレイ」に対応する図柄組み合わせを有効ラインA上に表示させるように操作したこと(当選役「赤7リプレイ」や「REGリプレイ」に入賞したこと)に基づいて、外部出力手段318が外部信号を出力するとしてもよい。この場合、変則操作態様に従ってストップスイッチ130が操作されると、特定遊技決定手段334が特定遊技状態を開始すると同タイミングで、外部出力手段318が外部信号を出力することとなる。なお、上記所定の契機は、例示したものに限らず、所定の操作態様、所定の当選役(当選種別)や遊技状態の当選、有効ラインA上に表示された図柄組み合わせ、任意の遊技を起点とした所定の遊技数の消化等、様々なものを採用することができる。
130 …ストップスイッチ
134a、134b、134c …回転リール
302 …ベット手段
304 …当選役抽選手段
306 …リール制御手段
310 …払出制御手段
316 …遊技状態遷移手段
318 …外部出力手段
332 …コマンド受信手段
334 …特定遊技決定手段
338 …演出実行手段
Claims (3)
- 遊技に関するコマンドを決定し、決定されたコマンドを送信する主制御基板と、
前記主制御基板から前記コマンドを受信し、受信したコマンドに応じて処理を実行する副制御基板と、
を備え、
前記主制御基板と前記副制御基板との前記コマンドを含む信号の送受信が、前記主制御基板から前記副制御基板への一方向のみに制限された遊技機であって、
前記主制御基板は、
遊技に使用するための遊技媒体をベットするベット手段と、
前記遊技媒体をベットした後、スタートスイッチの操作に基づき、小役、複数のリプレイ役、および、ボーナス役を含む複数種類の当選役、ならびに、ハズレのうちのいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、
前記スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールを回転制御し、回転している回転リールに対応したストップスイッチの操作に基づき、操作された該ストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、
前記当選役抽選で決定した小役の入賞に基づいて、当該小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
前記ボーナス役に当選していないボーナス非成立遊技状態において前記ボーナス役に当選したことに基づき、前記主制御基板で管理される遊技状態を該ボーナス非成立遊技状態からボーナス成立遊技状態へ遷移させ、該ボーナス成立遊技状態において該ボーナス役が入賞したことに基づき、該主制御基板で管理される遊技状態を該ボーナス成立遊技状態からボーナス遊技状態へ遷移させる遊技状態遷移手段と、
前記遊技機の内部の状態を、外部信号を通じて外部に出力する外部出力手段と、
を備え、
前記副制御基板は、
前記ボーナス成立遊技状態において、前記ストップスイッチに対する複数の操作態様のうちの所定の操作態様である正解操作態様が入賞条件として設定された当選役の当選に応じて該正解操作態様を報知する補助演出を含む遊技の進行中の演出を実行する演出実行手段と、
前記主制御基板で管理される遊技状態と並行して前記副制御基板で管理される遊技状態を、前記補助演出を行う特定遊技状態に遷移するか否か決定する特定遊技決定手段と、
を備え、
前記リール制御手段は、前記ボーナス成立遊技状態において、前記ボーナス役と前記リプレイ役とがともに当選した状態では、前記ボーナス役に優先して前記リプレイ役が入賞するように前記回転リールを停止制御し、前記ボーナス役と前記小役とがともに当選した状態では、前記ボーナス役に優先して前記小役が入賞するように前記回転リールを停止制御し、
前記外部出力手段が、前記特定遊技状態が開始された旨の外部信号を出力するまで、少なくとも、出力準備第1段階、出力準備第2段階の出力準備段階を順次経由し、
前記出力準備第1段階において、複数のリプレイ役のうちのボーナスリプレイ役が他のリプレイ役と重複した当選役に当選した場合に、前記演出実行手段は、該ボーナスリプレイ役を入賞させることが可能な第1操作態様以外の所定の第2操作態様を報知する補助演出を実行し、前記外部出力手段は、該第2操作態様に従って前記ストップスイッチが操作されると、出力準備段階を、前記出力準備第1段階から前記出力準備第2段階に遷移させ、
前記出力準備第2段階において、前記ボーナスリプレイ役が他のリプレイ役と重複した当選役に当選した場合に、前記演出実行手段は、前記第1操作態様を報知する補助演出を実行し、前記特定遊技決定手段は、該第1操作態様に従って前記ストップスイッチが操作されると、前記特定遊技状態を開始し、該第1操作態様に従わずに前記ストップスイッチが操作されると、前記外部出力手段は、前記出力準備第2段階を維持させる場合と、前記出力準備第1段階に遷移させる場合とがあり、
前記外部出力手段は、前記出力準備第2段階以降のいずれかの出力準備段階かつ前記特定遊技状態に滞在しているときの所定の契機で、前記特定遊技状態が開始された旨の外部信号を出力することを特徴とする遊技機。 - 前記第1操作態様に従って前記ストップスイッチが操作されると、前記特定遊技決定手段が前記特定遊技状態を開始するとともに、前記外部出力手段が、前記特定遊技状態が開始された旨の外部信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記出力準備第2段階において前記第1操作態様に従って前記ストップスイッチが操作されると、前記外部出力手段は、出力準備段階を前記出力準備第2段階から前記出力準備第3段階に遷移させ、その後、前記出力準備第3段階において前記選択当選役に当選した遊技のうち、該選択当選役に入賞した遊技が複数回連続したことに基づいて、前記特定遊技状態が開始された旨の外部信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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