[最良の実施形態]
運動コンテンツを自動で生成するコンテンツ生成システムに本発明を適用した本実施形態について図面を参照して説明する。具体的には、複数の運動動作を表すモーション情報と、そのモーション情報に対応した接続方法とから、本実施形態は、運動コンテンツを生成する。
<本実施形態のコンテンツ生成システムの構成>
図1は、本発明を適用した本実施形態のコンテンツ生成システム100の構成図である。コンテンツ生成システム100は、出力端末装置1と運動情報サーバ10と楽曲サーバ20とから構成される。出力端末装置1と運動情報サーバ10と楽曲サーバ20とは、インターネットを介して接続される。出力端末装置1は、運動映像情報と楽曲演奏情報とを含む運動コンテンツを出力する。
<本実施形態の出力端末装置1の外観的構成>
図2は、本発明を適用した本実施形態のコンテンツ生成システムの出力端末装置1の外観図である。出力端末装置1は、スピーカ2と、スピーカ3と、ディスプレイ4と、情報入力部5とを備える。ディスプレイ4は、運動映像160を表示する。運動映像160がディスプレイ4により表示されるときに、運動映像160と共に出力される楽曲が、スピーカ2とスピーカ3とにより出力される。情報入力部5を用いて、ユーザは、運動を選択するための情報と楽曲を選択するための情報とを入力する。例えば、情報入力部5は、キーボードやマウスである。図2に示すように、ユーザ150は、ディスプレイ4により表示される運動映像160を見て運動を行うことができる。
<本実施形態の運動情報サーバ10の電気的構成>
図3は、本実施形態のコンテンツ生成システム100における運動情報サーバ10の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態の運動情報サーバ10には、運動情報サーバ10を制御するCPU11が備えられている。CPU11には、HDD12とRAM13とネットワーク接続部14とがそれぞれ電気的に接続されている。CPU11は、HDD12、RAM13などの記憶手段と共に、運動情報サーバ10の動作を制御処理するコンピュータを構成している。ネットワーク接続部14は、インターネットを介して出力端末装置1と情報を通信する。
運動情報サーバ10に備えられるHDD12は、運動情報記憶領域121と運動映像情報記憶領域122と運動情報サーバプログラム情報記憶領域123とを備える。
運動情報記憶領域121は、運動情報を複数記憶する。運動情報は、運動の種類を表す情報である。図4は、運動情報が運動情報記憶領域121に記憶される記憶状態を示す概念図である。図4に示すように、各運動種類を表す「有酸素運動」と、「無酸素運動」と、「ストレッチ」とが、運動情報として、運動情報記憶領域121に記憶される。また、各運動情報に対応する運動動作を示すモーション情報も、運動情報記憶領域121に記憶される。図4に示すように、運動情報「有酸素運動」に対応するモーション情報として、「マーチ」、「フロントランジ」・・・等が、運動情報「有酸素運動」と対応付けられて記憶される。また、運動情報「無酸素運動」に対応するモーション情報として、「ショルダープレス」、「チェストプレス」・・・等が、運動情報「無酸素運動」と対応付けられて記憶される。また、運動情報「ストレッチ」に対応するモーション情報として、「上腕部ストレッチ」、「首ストレッチ」・・・等が、運動情報「ストレッチ」と対応付けられて記憶される。運動情報記憶領域121に記憶される運動情報またはモーション情報が新しく更新されることで、出力端末装置1のユーザは、新しい運動コンテンツを生成することができる。
図4に示すように、各モーション情報には、基本拍数が対応付けられている。基本拍数は、モーション情報が表す1単位の運動動作を実行するのに必要な拍数である。図4の例では、モーション情報「マーチ」には、基本拍数「4」が対応付けられている。モーション情報「マーチ」の基本拍数は、「8」拍であっても良い。1単位の運動動作を実行するのに必要な拍数は、「4」拍または「8」拍が一般的である。一般的なフィットネスクラブでは、1単位の運動動作が4回、または8回繰り返し実行される。そのため、ある運動動作が実行されるときは、「基本拍数×繰り返し回数」により決定される総拍数が必要となる。本実施形態では、一般的に必要とされる総拍数が「16」拍、または、「32」拍の運動動作が用いられる。図4の例では、運動情報「有酸素運動」と「無酸素運動」とに対応するモーション情報には、基本拍数が対応付けられているが、ストレッチには基本拍数が対応付けられていない。ストレッチは、身体をストレッチさせることが目的のため、特に運動を行う拍数が重要でないためである。ストレッチ運動にも基本拍数が対応付けられても良い。
具体的に有酸素運動は、ステップ運動を含む。ステップ運動は、各ユーザに適切な運動テンポにより実行されることで、効果的な有酸素運動として実行することができる。ステップ運動は、主に脚部を用いた運動で一定期間同じパターンを繰り返す運動である。効果的な有酸素運動は、酸素を体に取り込みながら過度の疲労無しに続けることができる運動(例えば、ステップ運動及びジョギング)である。有酸素運動は、脂肪が燃焼し易い最低限の運動強度を越える運動である。適切なテンポ以下、例えばテンポが遅い場合、運動強度が弱く、有酸素運動としての効果が得られない可能性がある。また、適切なテンポ以上、例えばテンポが速い場合でも、運動強度が強く、有酸素運動としての効果が出ずに無酸素運動となってしまう可能性がある。この場合、過度の疲労をユーザは感じる事になり、運動を長時間続けられないだけではなく、有酸素運動としての効果が得られない可能性がある。本実施形態では、各モーション情報に運動テンポ(Beat Per Minutes:BPM)を設定可能である。そのため、各ユーザに適切な運動テンポでステップ運動を実行させることができる。そのため、ステップ運動は、各ユーザに適切な運動テンポにより有酸素運動として実行することができる。図4に示す「マーチ」、「フロントランジ」、「バックランジ」、「サイドステップ」等は、ステップ運動の一例である。
また、具体的に無酸素運動は、筋力トレーニング運動を含む。筋力トレーニング運動は、筋力トレーニングを実行する運動テンポを替えることで、持久力を付けるための筋力トレーニング運動と、瞬発力を付けるための筋力トレーニング運動とに切り替えることができる。持久力を付けたいのか瞬発力を付けたいのかといった筋力トレーニングの目的によって、各ユーザに運動テンポを変えることとなる。運動テンポを変えることで、筋力トレーニング運動は、筋力トレーニングの目的を変えることができる。図4に示す「ショルダープレス」、「チェストプレス」等のバーベルを使った筋力トレーニング運動は、筋力トレーニング運動の一例である。また、図4に示す「スクワット」等は、脚を使った筋力トレーニング運動の一例である。
また、ストレッチは、人の各身体部位をストレッチさせるための運動である。図4に示す「上腕部ストレッチ」、「首ストレッチ」のように、人の各身体部位と対応付けられたストレッチがある。ストレッチは、ヨガも含む。ヨガは、人間の身体により多種多様なポーズをとることで、身体をストレッチする運動である。
運動情報記憶領域121には、各運動情報と、運動拍情報とが対応付けられて記憶される。運動拍情報は、運動情報が拍重視運動か、または、拍軽視運動であるかを識別するための情報である。拍重視運動は、運動テンポの拍を重視する運動である。たとえば、上述した有酸素運動及び無酸素運動である。また、拍軽視運動は、運動テンポの拍を軽視する運動である。たとえば、運動のテンポを重要視しないストレッチである。
運動映像情報記憶領域122は、運動映像情報を記憶する。運動映像情報は、運動情報を構成する各モーション情報に対応する映像である。図5は、運動映像情報が運動映像情報記憶領域122に記憶される記憶状態を示す概念図である。図5に示すように、モーション情報「マーチ」に対応する運動映像情報として、「マーチ映像」が運動映像情報記憶領域122に記憶される。同様に、モーション情報「フロントランジ」に対応する運動映像情報として、「フロントランジ映像」が運動映像情報記憶領域122に記憶される。図6は、モーション情報に対応する運動映像情報が、運動映像情報記憶領域122から読み出されてディスプレイ4に表示される概念図である。図6(a)は、ディスプレイ4の表示画面中におけるX軸、Y軸、Z軸を定義して、CGにより人の形を表した映像情報50をディスプレイ4に表示する概念図である。また、図6(b)は、図6(a)に示す映像情報50が表す人の各身体部位の座標位置を示す概念図である。図6(b)に示す各身体部位の座標位置に基づいて、図6(a)の映像情報は生成される。図6(b)のP1〜P17は、人の各身体部位を表している。図7は、人の所定の1動作を表示するために図6(b)の各身体部位を表しているP1〜P17の座標位置を示す説明図である。図7に示す人の各身体部位を表すP1〜P17についてのX軸、Y軸、Z軸における座標位置を表す映像が静止画像を示す。図7に示す座標位置を表す映像の静止画像が、複数連続してディスプレイ4に表示されることで、所定の運動を行う人の映像がディスプレイ4に表示される。図8は、運動情報記憶領域121に記憶されている図4のモーション情報「マーチ」に対応する映像情報が、ディスプレイ4により表示される表示状態を示す概念図である。図8中の「1」〜「16」の番号は、ディスプレイ4に表示される静止画像の順序を表している。図8中の「1」〜「16」に対応する静止画像がディスプレイ4により連続して表示されることで、映像として運動「マーチ」が1回実行される。図8に示す所定のモーション情報を表す静止画像群が、運動映像情報記憶領域122に記憶される。運動「マーチ」が実行される回数分だけ運動映像情報が、運動映像情報記憶領域122から読み出され、ディスプレイ4に表示される。運動映像情報記憶領域122に記憶される運動映像情報が新しく更新されることで、出力端末装置1のユーザは、新しい運動コンテンツを生成することができる。
運動情報サーバプログラム情報記憶領域123は、運動情報サーバプログラム情報を記憶する。運動情報サーバプログラム情報は、運動情報サーバ10を制御するためのプログラムである。運動情報サーバ10は、ネットワーク接続部14を介して出力端末装置1から第1運動リスト情報を取得する。取得された第1運動リスト情報に従って、運動情報サーバ10は、第1運動リスト情報を構成するモーション情報に対応する運動映像情報を、出力端末装置1へ送信する。第1運動リスト情報の詳細な説明は後述する。
RAM13は、受信第1運動リスト一時記憶領域131を含む。受信第1運動リスト一時記憶領域131は、運動情報サーバ10により受信された第1運動リスト情報を一時記憶する。第1運動リスト情報は、運動情報とモーション情報とを含む。第1運動リスト情報を構成する運動情報とモーション情報とは、ユーザ150により情報入力部5を用いて図4に示す複数の運動情報から選択される。運動情報サーバ10は、ネットワーク接続部14を介して、出力端末装置1から第1運動リスト情報を取得する。
<本実施形態の楽曲サーバ20の電気的構成>
図9は、本実施形態のコンテンツ生成システム100における楽曲サーバ20の電気的構成を示すブロック図である。図9に示すように、本実施形態の楽曲サーバ20には、楽曲サーバ20を制御するCPU21が備えられている。CPU21には、HDD22とRAM23とネットワーク接続部24とがそれぞれ電気的に接続されている。CPU21は、HDD22、RAM23などの記憶手段と共に、楽曲サーバ20の動作を制御処理するコンピュータを構成している。ネットワーク接続部24は、インターネットを介して出力端末装置1と情報を通信する。
楽曲サーバ20に備えられるHDD22は、楽曲情報記憶領域221と楽曲演奏情報記憶領域222と楽曲サーバプログラム情報記憶領域223とを備える。
楽曲情報記憶領域221は、楽曲情報を複数記憶する。楽曲情報は、楽曲を表す情報である。例えば楽曲情報は、楽曲名である。図10は、楽曲情報が楽曲情報記憶領域221に記憶される記憶状態を示す概念図である。図10に示すように、各楽曲を表す「AA」、「BB」が、楽曲情報として、楽曲情報記憶領域221に記憶される。また、楽曲情報は、各楽曲を表す識別コードであっても良い。楽曲情報記憶領域221に記憶される楽曲情報が新しく更新されることで、出力端末装置1のユーザは、新しい運動コンテンツを生成することができる。楽曲情報は、その楽曲情報が表す楽曲のアーティスト名と、楽曲の楽曲テンポ(Beat Per Minutes:BPM)と対応付けられて楽曲情報記憶領域221に記憶される。楽曲情報またはアーティスト名または楽曲テンポは、所望の楽曲を検索するための検索キーとして用いられる。本実施形態の楽曲情報記憶領域221は、本発明の楽曲記憶部の一例である。
楽曲演奏情報記憶領域222は、楽曲演奏情報を複数記憶する。楽曲演奏情報は、楽曲演奏情報をスピーカ2及びスピーカ3から出力するための演奏情報である。楽曲演奏情報記憶領域222は、楽曲情報と楽曲演奏情報とを対応付けて記憶する。図11は、楽曲演奏情報が楽曲演奏情報記憶領域222に記憶される記憶状態を示す概念図である。図11に示すように、楽曲情報「AA」に対応する楽曲演奏情報として「AA演奏.midi」が、楽曲演奏情報として、楽曲演奏情報記憶領域222に記憶される。本実施形態では、楽曲演奏情報としてMIDIデータが楽曲演奏情報記憶領域222に記憶される。楽曲演奏情報記憶領域222に記憶される楽曲演奏情報が新しく更新されることで、出力端末装置1のユーザは、新しい運動コンテンツを生成することができる。本実施形態ではMIDIデータが記憶されているが、MIDIデータ以外の楽曲演奏情報が記憶されても良い。本実施形態では、MIDIデータを再生可能な公知の再生機能を有した情報処理装置が使用される。
図12は、楽曲演奏情報のデータ構造を示す概念図である。図12は、楽曲演奏情報の具体的なデータ構造を示す。図12に示すように、楽曲演奏情報は、イントロと、Aメロと、Bメロと、Cメロと、間奏と、サビと、Endingとを含む複数の曲構成により構成される。一般的な、楽曲演奏情報は、イントロと、Aメロと、Bメロと、間奏と、サビと、Endingとから構成される。楽曲演奏情報として、少なくとも、イントロと、Aメロと、サビと、Endingとが含まれていれば良い。図12に示すデータ構造の楽曲演奏情報が再生出力されるとき、「イントロ→Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ→間奏→Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ→サビ→サビ→サビ→Ending」の順番に再生が行われる。図12のマーカー101〜115は、楽曲演奏情報を構成する各曲構成の再生開始位置を示すマーカーである。例えば、マーカー106は、図12に示す楽曲演奏情報の1回目のサビの再生開始位置を示す情報である。具体的には、各マーカー101〜115は、マーカー101が示す楽曲演奏情報の最初の開始位置から何秒目かを示す情報である。楽曲演奏情報は、図12に示すデータ構造と、各曲構成の再生位置を示すマーカーとを含む。
楽曲サーバプログラム情報記憶領域223は、楽曲サーバプログラム情報を記憶する。楽曲サーバプログラム情報は、楽曲サーバ20を制御するためのプログラムである。楽曲サーバ20は、出力端末装置1からネットワーク接続部24を介して第2運動リスト情報を取得する。楽曲サーバプログラム情報により楽曲サーバ20は、第2運動リスト情報を構成する楽曲情報に対応する楽曲演奏情報を、出力端末装置1へ送信する。第2運動リスト情報の詳細な説明は後述する。
RAM23は、受信第2運動リスト一時記憶領域231を含む。受信第2運動リスト一時記憶領域231は、楽曲サーバ20により受信された第2運動リスト情報を記憶する。第2運動リスト情報は、第1運動リスト情報と楽曲情報とを含む。第2運動リスト情報を構成する運動情報またはモーション情報は、情報入力部5を用いて、図4に示す複数の運動情報またはモーション情報の中から選択される。第2運動リスト情報を構成する楽曲情報は、情報入力部5を用いて図10に示す複数の楽曲情報の中から所望の楽曲情報が選択される。第2運動リスト情報は、出力端末装置1から取得される。
<本実施形態の出力端末装置1の電気的構成>
図13は、本実施形態のコンテンツ生成システム100における出力端末装置1の電気的構成を示すブロック図である。図13に示すように、本実施形態の出力端末装置1には、出力端末装置1を制御するCPU6が備えられている。CPU6には、スピーカ2と、スピーカ3と、ディスプレイ4と、情報入力部5と、HDD7と、RAM8と、ネットワーク接続部9とがそれぞれ電気的に接続されている。CPU6は、HDD7、RAM8などの記憶手段と共に、出力端末装置1の動作を制御処理するコンピュータを構成している。ネットワーク接続部9は、インターネットを介して運動情報サーバ10及び楽曲サーバ20と情報を通信する。
HDD7は、プログラム情報記憶領域71を含む。プログラム情報記憶領域71は、端末動作プログラム情報記憶領域711と第1運動リスト生成プログラム情報記憶領域712と出力動作プログラム情報記憶領域713と、接続方法決定処理プログラム情報記憶領域714とを含む。端末動作プログラム情報記憶領域711は、コンテンツ生成システム100における出力端末装置1を制御するためのプログラム情報を記憶する。第1運動リスト生成プログラム情報記憶領域712は、第1運動リスト情報を生成するためのプログラム情報を記憶する。出力動作プログラム情報記憶領域713は、出力動作プログラム情報を記憶する。出力動作プログラム情報は、第2運動リスト情報に従って、運動映像情報と楽曲演奏情報とを出力するプログラムである。接続方法決定処理プログラム情報記憶領域714は、接続方法決定処理プログラム情報を記憶する。接続方法決定処理プログラムは、現在モーション情報と、次回モーション情報とに基づいて、楽曲の接続方法を決定する処理を実行する。現在モーション情報は、出力端末装置1により現在実行されているモーション情報である。次回モーション情報は、出力端末装置1により次回実行されるモーション情報である。なお、上記プログラムは、例えば、ネットワーク上の所定のサーバからダウンロードされるようにしても良いし、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録されてこの記録媒体を介して読み込まれるようにしても良い。
RAM8は、運動情報一時記憶領域81と運動映像情報一時記憶領域82と楽曲情報一時記憶領域83と楽曲演奏情報一時記憶領域84と第1運動リスト一時記憶領域85と第2運動リスト一時記憶領域86と現在モーション情報一時記憶領域87と次回モーション情報一時記憶領域88と運動順序情報一時記憶領域89とを含む。
運動情報一時記憶領域81は、運動情報を一時記憶する。運動情報一時記憶領域81に記憶される運動情報は、ネットワーク接続部9を介して運動情報サーバ10の運動情報記憶領域121から取得される。
運動映像情報一時記憶領域82は、第1運動リスト情報を構成する運動情報に対応する運動映像情報を一時記憶する。第1運動リスト情報を構成する運動情報に対応する運動映像情報が、運動情報サーバ10の運動映像情報記憶領域122に記憶された情報の中から取得される。
楽曲情報一時記憶領域83は、楽曲情報を一時記憶する。楽曲情報一時記憶領域83に記憶される楽曲情報は、ネットワーク接続部9を介して楽曲サーバ20の楽曲情報記憶領域221から取得される。
楽曲演奏情報一時記憶領域84は、第2運動リスト情報を構成する楽曲情報に対応する楽曲演奏情報を一時記憶する。第2運動リスト情報を構成する楽曲情報に対応する楽曲演奏情報が、楽曲サーバ20に備えられた楽曲演奏情報記憶領域222の中から取得される。
第1運動リスト一時記憶領域85は、第1運動リスト情報を記憶する。図14は、第1運動リスト情報が、第1運動リスト一時記憶領域85に記憶される記憶状態を示す概念図である。図14に示すように、第1運動リストは、エクササイズ名と、運動テンポと、繰り返し回数と、運動拍情報と、モーション情報と、運動順序情報とを含む。図14に示すエクササイズ名は、「ウォーミングアップ」と、「メイン運動」と、「クールダウン」とを含む。一般的に、運動は、「ウォーミングアップ」、「メイン運動」、「クールダウン」の順番に行われる。本実施形態のコンテンツ生成システム100においても、第1運動リスト情報の上位の「ウォーミングアップ」、「メイン運動」、「クールダウン」の順番に運動が実行される。図14に示す「ウォーミングアップ」、「メイン運動」、「クールダウン」は、出力端末装置1の情報入力部5により直接入力されても良い。また、予め、「ウォーミングアップ」、「メイン運動」、「クールダウン」が設定されていても良い。また、メイン運動は、有酸素運動と無酸素運動とを含む主となる運動動作を示す運動である。
また、第1運動リスト情報は、モーション情報を含む。第1運動リスト情報を構成するモーション情報として、所望の個数のモーション情報が、図4に示すモーション情報の中からユーザにより選択される。図14の例では、ウォーミングアップは、モーション情報として「ハーフ・スクワット」と「クォーター・スクワット」とから構成される。また、図14の例では、メイン運動は、モーション情報として「マーチ」と「フロントランジ」と「バックランジ」とから構成される。また、図14の例では、クールダウンは、モーション情報として「太腿ストレッチ」と「ふくらはぎストレッチ」とから構成される。尚、「ウォーミングアップ」は、図4に示す運動情報のストレッチと、有酸素運動と、無酸素運動とから選択可能である。また、メイン運動は、図4に示す運動情報の有酸素運動と、無酸素運動とから選択可能である。また、クールダウン運動は、図4に示すストレッチから選択可能である。クールダウン運動は、運動が終わったユーザの身体をほぐす運動である。そのため、クールダウンとして、有酸素運動または無酸素運動を行うとクールダウンとしての効果が得られない。
繰り返し回数は、第1運動リスト情報を構成するモーション情報を繰り返し行う回数である。繰り返し回数は、出力端末装置1のユーザにより設定される。運動拍情報は、第1運動リストを構成するモーション情報が、拍重視運動であるか、または、拍軽視運動であるかを示す情報である。詳細には、運動拍情報は、拍重視運動と、拍軽視運動とを識別する情報である。拍重視運動は、運動テンポの拍を重視する運動である。たとえば、上述した有酸素運動及び無酸素運動である。また、拍軽視運動は、運動テンポの拍を軽視する運動である。たとえば、運動のテンポを重要視しないストレッチ運動である。第1運動リスト情報に記載される拍運動情報は、モーション情報が選択されると自動的に決定される。有酸素運動または無酸素運動に対応するモーション情報が選択されたとき、運動拍情報は、拍重視運動が決定される。ストレッチに対応するモーション情報が選択されたとき、運動拍情報は、拍軽視運動が決定される。運動順序情報は、モーション情報を実行する順序を示す情報である。第1運動リストに対応するモーションが実行されるとき、運動順序情報に記載された順序に従って、モーション情報が実行される。本実施形態の第1運動リスト一時記憶領域85は、本発明の取得部の一例である。また、第1運動リスト情報は、ネットワークを介して他の装置から取得されて、第1運動リスト一時記憶領域85に一時記憶されてもよい。このため、本実施形態のネットワーク接続部9と、第1運動リスト一時記憶領域85とは、本発明の取得部の一例である。
第2運動リスト一時記憶領域86は、第2運動リスト情報を記憶する。図15は、第2運動リスト情報が、第2運動リスト一時記憶領域86に記憶される記憶状態を示す概念図である。図15に示すように、第2運動リスト情報は、第1運動リスト情報と、楽曲情報とを含む。第2運動リスト情報を構成する楽曲情報は、楽曲情報一時記憶領域83に記憶された楽曲情報の中からユーザにより選択される。第1運動リスト情報の各モーション情報について、ユーザにより所望の楽曲情報が、割り付けられる。楽曲情報が割り付けられることで、第2運動リスト情報は生成される。生成された第2運動リスト情報は、第2運動リスト一時記憶領域86に一時記憶される。図15は、各モーション情報に、楽曲情報が割り付けられた例であるが、特にこれに限定されない。各エクササイズ名に楽曲情報が割り当てられても良い。また、複数のエクササイズに同一の楽曲情報が割り当てられても良い。また、複数のモーション情報に同一の楽曲情報が割り当てられても良い。本実施形態の第2運動リスト一時記憶領域86は、本発明の取得部の一例である。また、第2運動リスト情報は、ネットワークを介して他の装置から取得されて、第2運動リスト一時記憶領域86に一時記憶されてもよい。このため、本実施形態のネットワーク接続部9と、第2運動リスト一時記憶領域86とは、本発明の取得部の一例である。
現在モーション情報一時記憶領域87は、出力端末装置1により現在実行されているモーション情報を一時記憶する。現在実行されているモーション情報は、第2運動リスト情報を構成するモーション情報の中から、決定される。詳細な決定方法は後述する。
次回モーション情報一時記憶領域88は、出力端末装置1により次回実行されるモーション情報を一時記憶する。次回実行されるモーション情報は、第2運動リスト情報を構成するモーション情報の中から、決定される。詳細な決定方法は後述する。
運動順序情報一時記憶領域89は、運動順序情報を一時記憶する。運動順序情報は、出力端末装置1により現在実行されている運動情報の運動順序を示す情報である。例えば、図15に示す複数のモーション情報が所定の順序により実行される際、複数のモーション情報の中で現在実行されているモーション情報の運動順序情報が、運動順序情報一時記憶領域89に一時記憶される。
<本実施形態の出力端末装置1の動作の説明>
以上説明した構成からなる本実施形態のコンテンツ生成システム100の動作及び作用について、添付図面を参照して説明する。まず、出力端末装置1の動作及び作用について、添付図面を参照して説明する。図16は、コンテンツ生成システム100を構成する出力端末装置1における動作の処理手順を示すフローチャートである。出力端末動作は、電源またはコンセントを介して商用電源などの外部電源と出力端末装置1とが接続されたことにより、CPU6が出力端末動作プログラムを実行することにより、遂行される。以下に示す処理は、CPU6により処理される。
出力端末装置1では、最初にステップS101で本装置の電源スイッチがユーザによりONされたかが判定される。電源スイッチがONにされたと判定されるまで、ステップS101が繰り返される。電源スイッチがONにされたと判定されたとき、ステップS102が実行される。電源スイッチはハードウェアスイッチであっても、ソフトウェアにより動作される電源スイッチであっても良い。
ステップS102では、出力端末装置1は、運動情報サーバ10へ運動情報取得指令を送信する。運動情報取得指令は、運動情報サーバ10に、運動情報記憶領域121に記憶された運動情報を出力端末装置1へ送信させる指令である。運動情報取得指令を受信した運動情報サーバ10は、運動情報記憶領域121に記憶された情報を出力端末装置1へ送信する。
ステップS103では、運動情報サーバ10から送信された運動情報が、出力端末装置1により取得されたかが判定される。取得されたと判定されるまで、ステップS103が繰り返し実行される。取得されたと判定された場合、ステップS104が実行される。
ステップS104では、ステップS103で取得された運動情報が、出力端末装置1に備えられた運動情報一時記憶領域81に一時記憶される。
ステップS105では、第1運動リスト情報生成処理が実行される。ステップS105では、ステップS104で取得された運動情報またはモーション情報に基づいて、第1運動リスト情報が生成される。生成された第1運動リスト情報は、第1運動リスト一時記憶領域85に一時記憶される。本実施形態のコンピュータと、本実施形態のステップS106とは、本発明の取得部の一例である。本実施形態のステップS105は、本発明の取得ステップの一例である。
ステップS106では、ステップS105で生成された第1運動リスト情報が、ネットワーク接続部9を介して出力端末装置1から運動情報サーバ10へ送信される。出力端末装置1の第1運動リスト一時記憶領域85に記憶された第1運動リスト情報が、運動情報サーバ10へ送信される。
ステップS107では、運動映像情報が、出力端末装置1により受信されたかが判定される。受信される映像情報は、ステップS106で出力端末装置1から運動情報サーバ10へ送信された第1運動リスト情報を構成する映像情報である。運動映像情報は、運動情報サーバ10から出力端末装置1へ送信される。受信されたと判定されるまで、ステップS107が繰り返し実行される。受信されたと判定された場合、ステップS108が実行される。
ステップS108では、ステップS107で受信された運動映像情報が、出力端末装置1に備えられた運動映像情報一時記憶領域82に一時記憶される。
ステップS109では、出力端末装置1が、楽曲サーバ20へ楽曲情報取得指令を送信する。楽曲情報取得指令は、楽曲サーバ20に、楽曲サーバ20の楽曲情報記憶領域221に記憶された楽曲情報を、出力端末装置1へ送信させる指令である。楽曲情報取得指令を受信した楽曲サーバ20は、楽曲サーバ20に備えられた楽曲情報記憶領域221に記憶された楽曲情報を、出力端末装置1へ送信する。
ステップS110では、楽曲サーバ20から送信された楽曲情報が、出力端末装置1により取得されたかが判定される。取得されたと判定されるまで、ステップS110が繰り返し実行される。取得されたと判定された場合、ステップS111が実行される。
ステップS111では、ステップS110で取得された楽曲情報が、楽曲情報一時記憶領域83に一時記憶される。
ステップS112では、第2運動リスト情報が生成される。図14に示す第1運動リスト情報を構成する各運動情報またはモーション情報に対して、所望の楽曲情報がユーザにより選択される。ユーザは、楽曲情報一時記憶領域83に記憶される複数の楽曲情報の中から所望の楽曲情報を選択する。図14に示す各運動情報またはモーション情報について、ユーザにより選択された楽曲情報が割り付けられる。図15に示すユーザにより楽曲情報が割り付けられた第2運動リスト情報は、第2運動リスト一時記憶領域86に一時記憶される。本実施形態のコンピュータと、ステップS112とは、本発明の割付部の一例である。また、本実施形態のステップS112は、本発明の割付ステップの一例である。
ステップS113では、ステップS112で生成された第2運動リスト情報が、ネットワーク接続部9を介して、楽曲サーバ20へ送信される。楽曲サーバ20は、受信した第2運動リスト情報を、楽曲サーバ20の受信第2運動リスト一時記憶領域231に一時記憶する。
ステップS114では、楽曲サーバ20から出力端末装置1へ送信された楽曲演奏情報が、出力端末装置1により受信されたかが判定される。この楽曲演奏情報は、ステップS113で送信された第2運動リスト情報を構成する楽曲情報に対応する楽曲演奏情報である。楽曲演奏情報が受信されたと判定されるまで、ステップS114が繰り返し実行される。受信されたと判定された場合、ステップS115が実行される。
ステップS115では、ステップS114で取得された楽曲演奏情報が、楽曲演奏情報一時記憶領域84に一時記憶される。
ステップS116では、運動映像情報一時記憶領域82に記憶された運動映像情報が、第2運動リスト情報に従って、ディスプレイ4により出力される。また、出力端末装置1に備えられた楽曲演奏情報一時記憶領域84に記憶された楽曲演奏情報が、第2運動リスト情報に従って、スピーカ2及びスピーカ3により出力される。本実施形態では、図15に示す上位の運動情報またはモーション情報に対応する運動映像情報から順番に出力される。また、図15に示す第2運動リスト情報の運動情報「ウォーミングアップ→メイン運動→クールダウン」の順に各運動情報が実行される。さらに、図15に示す第2運動リスト情報の「ウォーミングアップ」に対応するモーション情報は、「ハーフ・スクワット」と「クォーター・スクワット」とである。モーション情報は、運動順序情報に従って「ハーフ・スクワット→クォーター・スクワット」の順に各モーション情報に対応する運動映像がディスプレイ4により出力される。また、各モーション情報は、設定された繰り返し回数分、繰り返し実行される。各モーション情報と対応付けられた運動テンポに基づいて、運動映像情報はディスプレイ4により出力される。運動映像情報がディスプレイ4により表示されるとき、楽曲演奏情報の楽曲テンポの値が運動テンポの値に変更される。そして、スピーカ2とスピーカ3とにより、楽曲テンポが変更された楽曲演奏情報が出力される。従って、各モーション情報に対応する運動映像情報が、ディスプレイ4により表示されるとともに、運動テンポに応じたテンポの楽曲演奏情報がスピーカ2とスピーカ3とにより出力される。例えば、モーション情報「ハーフ・スクワット」に対応する運動映像情報が、ディスプレイ4により出力される場合、モーション情報「ハーフ・スクワット」を実行する運動テンポは、「120」である。そのため、楽曲情報「BB」に対応する楽曲演奏情報「BB演奏.midi」が、テンポ「120」でスピーカ2及びスピーカ3により出力される。ステップS116の詳細は後述する。
ステップS117では、ユーザにより電源スイッチがOFFにされたかが判定される。電源スイッチがOFFにされなかった場合は、再度ステップS102が実行される。電源スイッチがOFFにされた場合は、ステップS101へ戻り再びステップS101が実行される。
(第1運動リスト情報生成動作の説明)
図17は、第1運動リスト情報生成プログラムに従う出力端末装置1の第1運動リスト情報生成処理を実行するフローチャートである。まず、ステップS201では、ユーザにより所望のエクササイズ名が選択される。例えば、図14に示すように、「ウォーミングアップ」と「メイン運動」と「クールダウン」とが選択される。
ステップS202では、ユーザにより所望のモーション情報が選択される。本実施形態では、図14に示すように運動情報「ウォーミングアップ」に対応するモーション情報として、「ハーフ・スクワット」と「クォーター・スクワット」とが選択される。また、図14に示すように運動情報「メイン運動」に対応するモーション情報として、「マーチ」と「フロントランジ」と「バックランジ」とが選択される。また、図14に示すように運動情報「クールダウン」に対応するモーション情報として、「太腿ストレッチ」と「ふくらはぎストレッチ」とが選択される。尚、「ウォーミングアップ」は、図4に示す運動情報のストレッチと、有酸素運動と、無酸素運動とから選択可能である。また、メイン運動は、図4に示す運動情報の有酸素運動と、無酸素運動とから選択可能である。また、クールダウン運動は、図4に示すストレッチから選択可能である。クールダウン運動は、運動が終わったユーザの身体をほぐす運動である。そのため、クールダウンとして、有酸素運動または無酸素運動を行うとクールダウンとしての効果が得られない。本実施形態では、第1運動リスト情報において、上位に位置するモーション情報から順番に運動が実行される。そのため、第1運動リスト情報において、上位に位置するモーション情報から順番に運動順序情報が設定される。図14に示すように、モーション情報「ハーフ・スクワット」に対応する運動順序情報は、「1」が登録されている。「1」は、1番目に実行されるモーション情報であることを示す。また、図14のモーション情報「マーチ」には、「3」が運動順序情報として登録されている。「3」は、3番目に実行されるモーション情報であることを示す。
ステップS203では、ステップS202で選択されたモーション情報について、所望の繰り返し回数がユーザにより設定される。具体的には、ディスプレイ4により繰り返し可能な繰り返し回数が表示される。可能な繰り返し回数の中から、ユーザは所望の繰り返し回数を選択する。情報入力部5により直接繰り返し回数が入力されても良い。本実施形態では、図14に示すように繰り返し回数として、「ハーフ・スクワット」は「4」回と設定される。
ステップS204では、ステップS202で選択されたモーション情報について、運動テンポが設定される。設定される運動テンポは、モーション情報が表す運動を実行するテンポである。具体的には、設定可能な運動テンポがディスプレイ4により表示される。表示された運動テンポの中から、ユーザは所望の運動テンポを選択する。情報入力部5により直接運動テンポが入力されても良い。本実施形態では、運動テンポ情報として、図14に示すように「ハーフ・スクワット」は「120」と設定される。
ステップS205では、第1運動リスト情報の設定が完了したか否かが判定される。具体的には、ディスプレイ4により表示された設定完了ボタンが、情報入力部5により指示されたか否かが判定される。第1運動リスト情報の設定が完了したと判定されたとき、第1運動リスト情報生成処理は終了される。第1運動リスト情報の設定が完了したと判定されなかったとき、ステップS201が再度実行される。
(出力動作の説明)
図18は、出力動作プログラムに従う出力端末装置1の出力動作処理を実行するフローチャートである。まず、ステップS301では、tに「1」が入力される。具体的には、運動順序情報一時記憶領域89に、「1」が一時記憶される。
ステップS302では、モーション情報の再生処理が開始される。再生されるモーション情報は、図15のモーション情報の中から、運動順序情報一時記憶領域89に記憶された値に対応するモーション情報である。具体的にステップS302では、運動順序情報「1」に対応するモーション情報の運動映像情報がディスプレイ4により表示される。また、図15に示すように、運動順序情報「1」に対応するモーション情報の楽曲情報が決定される。決定された楽曲情報に対応する楽曲演奏情報が、スピーカ2及びスピーカ3により出力される。ステップS302では、運動順序情報一時記憶領域に「1」が記憶されている。この場合、図15に示す第2運動リスト情報の中から、運動順序情報「1」に対応するモーション情報「ハーフ・スクワット」と、楽曲情報「BB」とが決定される。決定されたモーション情報に対応する運動映像情報が、運動映像情報一時記憶領域82から読み出されて、ディスプレイ4により表示される。また、決定された楽曲情報に対応する楽曲演奏情報が、楽曲演奏情報一時記憶領域84から読み出されて、スピーカ2及びスピーカ3により出力される。
ステップS303では、現在モーション情報一時記憶領域87に、現在モーション情報が一時記憶される。現在モーション情報は、出力端末装置1により現在出力されているモーション情報である。具体的には、第2運動リスト情報の中から、運動順序情報一時記憶領域89に記憶された値に対応するモーション情報が決定される。決定されたモーション情報が、現在モーション情報一時記憶領域87に一時記憶される。例えば、運動順序情報一次記憶領域89に記憶された値が「2」のとき、モーション情報は、図15に示す運動順序情報「2」に対応する「クォーター・スクワット」である。そのため、現在モーション情報一時記憶領域87には、「クォーター・スクワット」が一時記憶される。
ステップS304では、次回モーション情報一時記憶領域88に、次回モーション情報が一時記憶される。次回モーション情報は、出力端末装置1により次回出力されるモーション情報である。具体的には、第2運動リスト情報の中から、運動順序情報一時記憶領域89に記憶された値に1加算された値に対応するモーション情報が決定される。決定されたモーション情報が、次回モーション情報一時記憶領域88に一時記憶される。例えば、運動順序情報一時記憶領域89に、「3」が記憶されている場合、現在モーション情報は、図15に示す運動順序情報「3」に対応するモーション情報「マーチ」が決定される。次回モーション情報は、運動順序「3」に「1」加算した値である運動順序情報「4」に対応するモーション情報である。そのため、図15に示す運動順序情報「4」に対応するモーション情報「フロントランジ」が、次回モーション情報として決定される。現在モーション情報が、第2運動リスト情報の中の最後のモーション情報、例えば図15の「ふくらはぎストレッチ」のとき、次回モーション情報は存在しない。この場合、次回モーション情報一時記憶領域88には、「Null」が記憶される。この「Null」は、次回モーション情報が存在しないことを表す。つまり、現在モーション情報一時記憶領域87に記憶されたモーション情報が、第2運動リスト情報の中の最後のモーション情報である。
ステップS305では、第2運動リスト情報を構成するモーション情報全ての実行が終了したか否かが判定される。具体的には、次回モーション情報一時記憶領域88に「Null」が記憶されているか否かが判定される。「Null」が記憶されている場合、現在モーション情報一時記憶領域87に記憶されたモーション情報が、第2運動リスト情報の中の最後のモーション情報である。「Null」が記憶されていると判定されたとき、出力動作は終了される。「Null」が記憶されていると判定されなかったとき、ステップS306が実行される。
ステップS306では、接続方法決定処理が実行される。接続方法決定処理は、現在モーション情報と、次回モーション情報とに基づいて、楽曲演奏情報の接続方法が決定される。詳細については、後述する。本実施形態のコンピュータと、本発明のステップS306とは、本発明の決定部の一例である。また、本実施形態のステップS306は、本発明の決定ステップの一例である。
ステップS307では、楽曲演奏情報の出力終了の8拍前であるか否かが判定される。ステップS307で出力されている楽曲演奏情報は、現在モーション情報に対応する楽曲演奏情報である。楽曲演奏情報の出力終了8拍前であるか否かは、現在モーション情報の基本拍数と繰り返し回数とに基づいて決定される。詳細には、上述したように基本拍数と繰り返し回数とから、現在モーション情報の総拍数が決定される。現在モーション情報の総拍数の終了8拍前であるか否かが判定される。楽曲演奏情報の出力終了の8拍前であると判定されたとき、ステップS308が実行される。楽曲演奏情報の出力終了の8拍前であると判定されなかったとき、ステップS307が繰り返し実行される。
ステップS308では、次回モーション情報一時記憶領域88に記憶されたモーション情報が出力される。具体的には、次回モーション情報に対応する運動映像情報がディスプレイ4により表示される。また、図15に示す次回モーション情報に対応する楽曲情報の楽曲演奏情報が、スピーカ2及びスピーカ3により出力される。ステップS308では、次回モーション情報と対応付けられた楽曲演奏情報が出力される。次回モーション情報が実行されるとき、次回モーション情報に対応付けられた楽曲演奏情報が出力される。具体的には、楽曲演奏情報の所定の曲構成から、再生が開始される。再生が開始される曲構成の8拍前から、楽曲演奏情報の出力が開始される。例えば、図12に示すマーカー106のサビ部分から出力されるとき、マーカー106の8拍前から、出力が開始される。このとき、現在モーション情報の楽曲演奏情報は、楽曲演奏情報の再生終了8拍前である。本実施形態では、8拍前としたが、8拍前に限定されない。4拍前であっても良い。
図19は、ステップS306で決定された接続方法により、ステップS308で複数の楽曲演奏情報が接続される説明図である。図19(A)は、フェード接続により、楽曲演奏情報が接続される概念図である。図19(B)は、ドラム接続により接続される概念図である。図19(A)は、現在楽曲演奏情報91と次回楽曲演奏情報92とがフェード接続により接続される具体例である。フェード接続は、特開平09−230880号公報に公開されているよう、公知のフェード接続技術である。本実施形態では、特にクロスフェードを用いる。フェード接続であれば、特に限定されない。
図19(A)の例では、図15に示すモーション情報「マーチ」が現在モーション情報であり、次回モーション情報が、モーション情報「フロントランジ」の例を用いて説明する。図19(A)の四角のブロック90は、拍ごとに出力される楽曲演奏情報の概念図である。本実施形態では、次回楽曲演奏情報92が出力される8拍前から、次回楽曲演奏情報92が出力される。そのため、8拍範囲内95には、現在楽曲演奏情報及び次回楽曲演奏情報について夫々8個のブロック90がある。モーション情報「マーチ」に対応する楽曲情報は、「MM」である。また、モーション情報「フロントランジ」に対応する楽曲情報は、「NN」である。従って、モーション情報「マーチ」の次にモーション情報「フロントランジ」が実行されるとき、現在楽曲演奏情報「MM.midi」の次に、次回楽曲演奏情報「NN.midi」が出力される。次回楽曲演奏情報開始位置94は、次回モーション情報として、モーション情報「フロントランジ」が開始される位置である。8拍前位置93は、モーション情報「フロントランジ」が開始される8拍前の位置である。図19(A)に示すように、8拍前位置93までは、現在楽曲演奏情報91は通常出力される。8拍前位置93以降、次回楽曲演奏情報開始位置94に近づくに連れて、現在楽曲演奏情報91の出力音量は小さくなる。
一方、次回楽曲演奏情報92は、8拍前位置93から、次回楽曲演奏情報開始位置94に近づくに連れて、出力音量が大きくなる。そして、次回楽曲演奏情報開始位置94以降は、次回楽曲演奏情報92が通常出力される。次回楽曲演奏情報開始位置94から、次回モーション情報が実行されるとき、次回楽曲演奏情報の所定の曲構成の位置から、楽曲演奏情報の出力が開始される。具体的には、楽曲演奏情報開始位置94において、楽曲演奏情報のサビ部分であるマーカー106から楽曲演奏情報を出力したい場合がある。このとき、8拍前位置93で出力が開始される楽曲演奏情報は、マーカー106から8拍前の楽曲演奏情報である。図19(A)の例では、現在楽曲演奏情報を出力する運動テンポと、次回楽曲演奏情報を出力する運動テンポとが、ほぼ等しい例である。そのため、現在楽曲演奏情報と次回楽曲演奏情報とにおける、図19(A)の8拍範囲内95の各拍の楽曲演奏情報が、上述の運動テンポに合わせて出力される。図19(A)の例では、現在楽曲演奏情報と次回楽曲演奏情報との運動テンポがほぼ等しいため、フェード接続により楽曲演奏情報の接続を滑らかにすることができる。
一方、図19(B)は、現在楽曲演奏情報96と次回楽曲演奏情報97とがドラム接続により接続される具体例である。ドラム接続は、次回モーション情報に対応する楽曲演奏情報が出力される前に、人工的なドラム音を8拍挿入する。挿入された8拍のドラム音は、次回楽曲演奏情報97が出力される運動テンポにより出力される。図19(B)の例では、図15に示すモーション情報「フロントランジ」が現在モーション情報であり、次回モーション情報が、モーション情報「バックランジ」の例を用いて説明する。図19(B)の四角のブロック99は、拍ごとに出力される現在楽曲演奏情報の概念図である。次回モーション情報が実行されるとき、次回モーション情報に対応付けられた次回楽曲演奏情報97が出力される。具体的には、楽曲演奏情報の所定の曲構成から、再生が開始される。再生が開始される曲構成の8拍前から、次回楽曲演奏情報97の出力が開始される。そのため、8拍範囲内95には、現在楽曲演奏情報96の8個のブロック99がある。モーション情報「フロントランジ」に対応する楽曲情報は、「NN」である。また、モーション情報「バックランジ」に対応する楽曲情報は、「AA」である。従って、モーション情報「フロントランジ」の次にモーション情報「バックランジ」が実行されるとき、現在楽曲演奏情報「NN.midi」の次に、次回楽曲演奏情報「AA.midi」が出力される。図19(B)に示すように、8拍前位置93までは、現在楽曲演奏情報96は通常出力される。8拍前位置93以降、次回楽曲演奏情報開始位置94に近づくに連れて、現在楽曲演奏情報96の出力音量は小さくなる。
一方、次回楽曲演奏情報97には、8拍前位置93からドラム音98が挿入される。挿入されたドラム音98は、次回モーション情報の運動テンポに従って出力される。本実施形態では、8拍範囲内95に、8拍分のドラム音98が挿入される。8拍前位置93から、次回楽曲演奏情報開始位置94に近づくに連れて、ドラム音98の出力音量が大きくなる。本実施形態のドラム接続では、現在楽曲演奏情報96と、ドラム音98とが8拍範囲内95で出力される。現在楽曲演奏情報96と、ドラム音98とに加え、次回楽曲演奏情報97が、8拍範囲内で出力されても良い。本実施形態では、8拍範囲内95には、8個のドラム音98が挿入される。
図19(B)は、現在モーション情報の運動テンポが120BPMであり、次回モーション情報の運動テンポが80BPMの例である。この例の場合、8拍範囲内95で出力される楽曲演奏情報の出力時間は、120BPMより80BPMの方が長くなる。80BPMは、1拍あたり60/80秒必要であり、120BPMは、1拍あたり60/120秒必要なためである。従って、図19の例では、同じ8拍範囲内95であっても、80BPMで実行される次回楽曲演奏情報よりも、120BPMで実行される現在楽曲演奏情報の方が、出力時間が短くなっている。
本実施形態では、図19(B)のように、ドラム接続では、現在モーション情報の運動テンポで出力される現在楽曲演奏情報96の出力音声が、8拍範囲内95で次第に小さくなる。さらに、ドラム接続では、次回モーション情報の運動テンポで出力されるドラム音98の出力音量が、次第に大きくなる。さらに、現在楽曲演奏情報96とドラム音とがフェード接続される。本実施形態では、次回モーション情報の運動テンポに対応したドラム音と、現在楽曲演奏情報とがクロスフェードされる。そして、次回楽曲演奏情報開始位置94以降は、次回楽曲演奏情報97が通常出力される。従来、現在モーション情報と次回モーション情報との運動テンポが異なる場合があった。本発明により、次回モーション情報の運動テンポに合ったドラム音の音量が次第に大きくなることで、現在モーション情報と次回運動モーションとに対応した楽曲演奏情報を違和感なく、接続することができる。
図19(B)の例では、次回モーション情報の運動テンポの方が、現在モーション情報の運動テンポより小さい例を用いて説明した。次回モーション情報の運動テンポの方が、現在モーション情報の運動テンポより大きい場合、同じ8拍範囲内95であっても、次回楽曲演奏情報の出力時間よりも、現在楽曲演奏情報の出力時間の方が長くなる場合がある。この場合であっても、本発明は適用可能である。この場合、ドラム音98の出力時間よりも現在楽曲演奏情報96の出力時間の方が長くなってしまう。これを解決するために、現在楽曲演奏情報96の音量を小さくする勾配を大きくすることが考えられる。この方法と取ることで、8拍範囲内95の後半では、現在楽曲演奏情報96の音量が、人には聞こえない程小さな音量にすることができ、楽曲演奏情報を違和感なく滑らかに接続することができる。本実施形態のコンピュータと、ステップS308とは、本発明の再生部の一例である。
ステップS309では、運動順序情報一時記憶領域に記憶された値に「1」が加算される。「1」加算された値が、運動順序情報一時記憶領域に再度一時記憶される。
(接続方法決定処理の説明)
図20は、接続方法決定処理プログラムに従う出力端末装置1の接続方法決定処理を実行するフローチャートである。まず、ステップS401では、現在モーション情報が、拍重視運動であるか否かが判定される。拍重視運動であると判定されたとき、ステップS402が実行される。現在運動情報が、拍重視運動でないと判定されたとき、ステップS405が実行される。具体的には、現在モーション情報一時記憶領域87に記憶されたモーション情報と、運動情報一時記憶領域81に記憶された運動情報とに基づいて、拍重視運動であるか否かが決定される。
ステップS402では、次回モーション情報が、拍重視運動であるか否かが判定される。次回モーション情報が、拍重視運動であると判定されたとき、ステップS403が実行される。次回モーション情報が拍重視運動でないと判定されたとき、ステップS405が実行される。具体的には、次回モーション情報一時記憶領域88に記憶されたモーション情報と、運動情報一時記憶領域81に記憶された運動情報とに基づいて、拍重視運動であるか否かが決定される。
ステップS403では、現在モーション情報に対応する運動テンポと、次回モーション情報に対応する運動テンポとの差が、所定の範囲内であるかが判定される。運動テンポは、第2運動リスト情報の中で、現在モーション情報と次回モーション情報とに対応する運動テンポである。所定の範囲内は、現在モーション情報と次回モーション情報とのテンポ差が、例えば、±5BPMに収まるか否かが判定される。テンポ差が、±5BPMに収まる場合、楽曲演奏情報が滑らかに接続可能であることを示す。ステップS403の所定のテンポ差は、楽曲演奏情報が滑らかに接続可能なテンポ差であれば良い。ステップS403で、テンポ差が、所定のテンポ差範囲内であると判定されたとき、ステップS404が実行される。テンポ差が、所定のテンポ差範囲内であると判定されなかったとき、ステップS405が実行される。本実施形態のコンピュータと、本発明のステップS403とは、本発明の判定部の一例である。本実施形態では、テンポ差が、所定のテンポ差範囲内であるか否かが判定されている。所定のテンポ差範囲内であるか否かを判定する代わりに、現在モーション情報と次回モーション情報との運動テンポが同一であるか否かが判定されても良い。
ステップS404では、現在モーション情報と、次回モーション情報とに対応する楽曲演奏情報の接続方法として、フェード接続が決定される。決定された接続方法は、RAM8の所定の記憶領域に記憶される。
ステップS405では、現在モーション情報と、次回モーション情報とに対応する楽曲演奏情報の接続方法として、ドラム接続が決定される。決定された接続方法は、RAM8の所定の記憶領域に記憶される。
<本実施形態の運動情報サーバ10の動作の説明>
本実施形態の運動情報サーバ10の動作及び作用について、添付図面を参照して説明する。図21は、コンテンツ生成システム100を構成する運動情報サーバ10における動作の処理手順を示すフローチャートである。運動情報サーバ10の動作は、電源またはコンセントを介して商用電源などの外部電源と運動情報サーバ10とが接続されたことにより、CPU11が運動情報サーバプログラムを実行することにより、遂行される。以下に示す処理は、CPU11により処理される。
運動情報サーバ10では、最初にステップS501で運動情報サーバ10の電源スイッチがユーザによりONされたかが判定される。電源スイッチがONにされたと判定されるまで、ステップS501が繰り返される。電源スイッチがONにされたと判定されると、ステップS502が実行される。電源スイッチはハードウェアスイッチであっても、ソフトウェアにより動作される電源スイッチであっても良い。
ステップS502では、出力端末装置1から送信された運動情報取得指令が、運動情報サーバ10により受信されたかが判定される。受信されたと判定されるまで、ステップS502が繰り返し実行される。受信されたと判定された場合、ステップS503が実行される。
ステップS503では、運動情報記憶領域121に記憶された運動情報が、出力端末装置1へネットワーク接続部14を介して送信される。
ステップS504では、出力端末装置1から送信された第1運動リスト情報が、運動情報サーバ10により受信されたかが判定される。受信されたと判定されるまで、ステップS504が繰り返し実行される。受信されたと判定された場合、ステップS505が実行される。
ステップS505では、ステップS504で受信された第1運動リスト情報が、運動情報サーバ10に備えられた受信第1運動リスト一時記憶領域131に一時記憶される。
ステップS506では、ステップS504で受信された第1運動リスト情報を構成するモーション情報に対応する運動映像情報が、運動映像情報記憶領域122から読み出されて、出力端末装置1へ送信される。
ステップS507では、ユーザにより電源スイッチがOFFにされたかが判定される。電源スイッチがOFFにされなかった場合は、再度ステップS502が実行される。電源スイッチがOFFにされた場合は、ステップS501へ戻り再びステップS501が実行される。
<本実施形態の楽曲サーバ20の動作の説明>
本実施形態の楽曲サーバ20の動作及び作用について、添付図面を参照して説明する。図22は、コンテンツ生成システムを構成する楽曲サーバ20における動作の処理手順を示すフローチャートである。楽曲サーバ20の動作は、電源またはコンセントを介して商用電源などの外部電源と楽曲サーバ20とが接続されたことにより、CPU21が楽曲サーバ動作プログラムを実行することにより、遂行される。以下に示す処理は、CPU21により処理される。
楽曲サーバ20では、最初にステップS601で本装置の電源スイッチがユーザによりONされたかが判定される。電源スイッチがONにされたと判定されるまで、ステップS601が繰り返される。電源スイッチがONにされたと判定されると、ステップS602が実行される。電源スイッチはハードウェアスイッチであっても、ソフトウェアにより動作される電源スイッチであっても良い。
ステップS602では、出力端末装置1から送信された楽曲情報取得指令が、楽曲サーバ20により受信されたかが判定される。受信されたと判定されるまで、ステップS602が繰り返し実行される。受信されたと判定された場合、ステップS603が実行される。
ステップS603では、楽曲情報記憶領域221に記憶された楽曲情報が、出力端末装置1へネットワーク接続部24を介して送信される。
ステップS604では、出力端末装置1から送信された第2運動リスト情報が、楽曲サーバ20により受信されたかが判定される。受信されたと判定されるまで、ステップS604が繰り返し実行される。受信されたと判定された場合、ステップS605が実行される。
ステップS605では、ステップS604で受信された第2運動リスト情報が、楽曲サーバ20に備えられた受信第2運動リスト一時記憶領域231に一時記憶される。
ステップS606では、ステップS604で受信された第2運動リスト情報を構成する楽曲情報に対応する楽曲演奏情報が、楽曲演奏情報記憶領域222から読み出されて、出力端末装置1へ送信される。
ステップS607では、ユーザにより電源スイッチがOFFにされたかが判定される。電源スイッチがOFFにされなかった場合は、再度ステップS602が実行される。電源スイッチがOFFにされた場合は、ステップS601へ戻り再びステップS601が実行される。
(変形例1)
本実施形態の変形例1について説明する。本実施形態では、プログラム情報記憶領域71に記憶された端末動作プログラムと運動リスト生成処理プログラムとに従って、出力端末装置1により第1運動リスト情報及び第2運動リスト情報が生成される。生成された第2運動リスト情報に基づいて、出力端末装置1は楽曲演奏情報をスピーカ2とスピーカ3とにより出力している。変形例1では、コンテンツ生成システム100が、第1運動リスト情報及び第2運動リスト情報を生成する運動リスト生成装置と、運動リスト生成装置とは別装置のコンテンツ出力装置とから構成されても良い。運動リスト生成装置は、本実施形態の出力端末装置1のHDD7のプログラム情報記憶領域71と、RAM8の運動情報一時記憶領域81と楽曲情報一時記憶領域83と、CPUと、ネットワーク接 続部とを備える。コンテンツ出力装置は、本実施形態のRAM8の運動映像情報一時記憶領域82と楽曲演奏情報一時記憶領域84と第2運動リスト一時記憶領域86と、CPUと、ネットワーク接続部と、スピーカとディスプレイとを備える。運動リスト生成装置とコンテンツ出力装置とは、各装置に備えられたネットワーク接続部によりインターネットまたは通信ケーブルを介して接続される。コンテンツ出力装置は、運動リスト生成装置により生成された第2運動リスト情報または第1運動リスト情報を、運動リスト生成装置から取得する。取得された第2運動リスト情報または第1運動リスト情報に基づいて、コンテンツ出力装置は、本実施形態の運動情報サーバまたは楽曲サーバから運動映像情報と楽曲演奏情報とを取得する。コンテンツ出力装置は、取得した運動映像情報をディスプレイにより出力し、取得した楽曲情報をスピーカにより出力する。
(変形例2)
本実施形態の変形例2について説明する。本実施形態のコンテンツ生成システムは、出力端末装置1と運動情報サーバ10と楽曲サーバ20とにより構成されている。本実施形態及び第2の実施形態の変形例2では、出力端末装置に、運動情報サーバが備えるHDD12及びRAM13と、楽曲サーバが備えるHDD22及びRAM23とが、備えられても良い。出力端末装置は、運動情報及び運動映像情報及び楽曲情報及び楽曲演奏情報を、インターネットを介して取得せず、出力端末装置に備えられたHDDに運動情報及び運動映像情報及び楽曲情報及び楽曲演奏情報が記憶されても良い。その場合、運動情報サーバ及び楽曲サーバは不要となる。また、USBメモリー等の外部記憶装置と直接接続されて、出力端末装置1が運動情報または運動映像情報または楽曲情報または楽曲演奏情報を取得しても良い。
(変形例3)
本実施形態の変形例3について説明する。本実施形態では、第1運動リスト情報及び第2運動リスト情報が、出力端末装置1により生成される。変形例3では、第1運動リスト情報または第2運動リスト情報を記憶した運動リストサーバが、コンテンツ生成システムに備えられても良い。第1運動リスト情報または第2運動リスト情報が、運動リストサーバから出力端末装置により取得されても良い。運動情報サーバ及び楽曲サーバは、出力端末装置により取得された第1運動リスト情報または第2運動リスト情報に従って、運動映像情報と楽曲演奏情報とを出力端末装置に送信する。また、運動リストサーバに記憶された第1運動リスト情報または第2運動リスト情報が、出力端末装置を介さず運動サーバまたは楽曲サーバに直接送信されても良い。運動情報サーバと楽曲サーバとは、受信した第1運動リスト情報または第2運動リスト情報に従って、運動映像情報と楽曲演奏情報とを出力端末装置に送信する。また、複数の異なる出力端末装置により生成された第1運動リスト情報または第2運動リスト情報が、運動リストサーバに記憶されても良い。
(変形例4)
本実施形態の出力端末動作処理のステップS112の変形例4について説明する。本実施形態の出力端末動作処理のステップS112では、選択されたモーション情報それぞれについて、楽曲情報が選択されている。変形例4では、1つのモーション情報にいて1つの楽曲情報が対応付けられなくても良い。例えば、複数のモーション情報について1つの楽曲情報が割り当てられても良い。この場合、複数の運動情報またはモーション情報が表す運動の実行が終了するまで、選択された1つの楽曲情報の楽曲演奏情報が繰り返し出力される。
(変形例5)
本実施形態の出力端末動作処理のステップS112の変形例5について説明する。本実施形態の出力端末動作処理のステップS112では、選択された1つのモーション情報について、1つの楽曲情報が割り付けられている。変形例5では、1つのモーション情報について、複数の楽曲情報が割り付けられても良い。モーション情報に対応付けられた複数の楽曲演奏情報の中の1つの楽曲演奏情報の出力が終わったとき、これまで出力されていた楽曲演奏情報とは異なる楽曲演奏情報が出力されても良い。
(変形例6)
本実施形態の運動情報サーバ10及び楽曲サーバ20の変形例6について説明する。本実施形態では、運動情報サーバ10及び楽曲サーバ20は、コンテンツ生成システム100に各1つずつ備えられている。変形例6では、運動情報サーバ及び楽曲サーバが、コンテンツ生成システム100に複数備えられても良い。本実施形態の第1運動リスト情報が、出力端末装置1から複数の運動情報サーバに送信されることで、ユーザは所望のモーション情報に対応する運動映像情報を、複数の運動情報サーバから取得することができる。また、本実施形態の第2運動リスト情報が、出力端末装置1から複数の楽曲サーバへ送信されることで、ユーザは所望の楽曲情報及び楽曲情報に対応する楽曲演奏情報を取得することができる。
(変形例7)
本実施形態の第1運動リスト情報生成処理の変形例7について説明する。本実施形態では、第1運動リスト情報生成処理のステップS201からステップS204の順番に処理が実行されている。変形例7では、第1運動リスト情報生成処理のステップS201からステップS204の順番に処理が実行されなくても良い。また、ステップS201からステップS203が繰り返し実行されることで、運動情報またはモーション情報を実行する運動テンポ及び繰り返し回数が、1つのモーション情報毎に選択されても良い。
(変形例8)
本実施形態の第1運動リスト情報生成処理の変形例8について説明する。本実施形態では、運動コンテンツとして、運動映像情報と楽曲演奏情報とが出力される例を説明した。本実施形態の変形例8として、運動映像情報が出力されなくても良い。ユーザにより決定された第2運動リスト情報に基づいて、運動用楽曲として楽曲演奏情報が出力されても良い。
(変形例9)
本実施形態のステップS302及びステップS308の変形例9について説明する。本実施形態の出力端末装置1には、運動映像情報を出力するディスプレイ4、または楽曲演奏情報を出力するスピーカ2及びスピーカ3が備えられている。変形例9では、出力端末装置1に、ディスプレイまたはスピーカが備えられていなくても良い。運動映像情報と楽曲演奏情報との出力処理が、出力端末装置により実行される。出力処理により、運動映像情報の映像信号または楽曲演奏情報の音声信号が出力端末装置から他の端末装置に送信される。送信された映像信号または音声信号が、他の装置により受信され、他の装置に備えられたディスプレイまたはスピーカにより出力されても良い。
(変形例10)
本実施形態の変形例10について説明する。本実施形態では、ドラム接続として、ドラム音が挿入されている。変形例10では、ドラム音に限定されなくても良い。次回モーション情報の運動テンポに従って、所定の音が挿入されれば良い。