JP5703763B2 - 携帯型電子機器、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯型電子機器、及びプログラムに関する。
この種の技術として、例えば、特許文献1には、電源スイッチを「オン」にすると電源が投入され、所定の部位の温度が予め設定された基準温度に達すると、電源を自動的に遮断状態にするハンディターミナルが開示されている。
特開平7−210273号公報
しかしながら、上記特許文献1のハンディターミナルでは、電源を投入させるために、ユーザが複数のボタンやスイッチの内から電源スイッチを探し出して操作しなければならないため、操作性が向上しなかった。また、上記のハンディターミナルでは、例えば、運搬時に電源スイッチに対して物が接触すると電源が投入される場合があるので、誤作動が生じ易いという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、誤作動を防止しながら、操作性を向上させることができる携帯型電子機器、及びプログラムを提供することにある。
請求項1は、ユーザによって操作される操作手段と、前記操作手段に対して行われた操作に応じた制御処理を実行する制御処理実行手段と、前記ユーザにより保持されたことを検出する保持検出手段と、前記ユーザにより保持されたことを前記保持検出手段が検出した後に、前記操作手段が操作されると、蓄電池から主電源を供給させる電源制御手段と、を備え、前記電源制御手段は、前記ユーザによって保持されたことを前記保持検出手段が検出した時刻から第1の時間経過するまでの間に前記操作手段が操作されると、前記蓄電池から主電源を供給させる、ことを特徴とする
請求項2は、操作手段による各種操作に基づいた処理を実行する携帯型電子機器であって、当該携帯型電子機器がユーザにより保持されたことを検出する検出手段と、当該検出手段で保持されたことを検出した際は、その保持検出後における所定時間内での前記操作手段による操作の有無を判別する判別手段と、前記判別手段による操作の有無に応じて、当該携帯型電子機器における電源供給を制御する電源制御手段と、を具備したことを特徴とする。
請求項4は、操作手段による各種操作に基づいた処理を実行する携帯型電子機器であって、当該携帯型電子機器がユーザにより保持されたことを検出する検出手段と、現在時刻が特定時間帯にあるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段での判別結果に応じて、前記検出手段での保持検出後における前記操作手段による操作の検出時点で電源供給を制御するのか、前記検出手段での保持検出時点で電源供給を制御するのか、を制御する電源制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明の携帯型電子機器、及びプログラムによれば、誤作動を防止しながら、操作性を向上させることができる。
(a)は、本発明の実施形態1に係る携帯型電子機器の一例を示す右下斜視図である。(b)は、本発明の実施形態1に係る携帯型電子機器の一例を示す左上斜視図である。 携帯型電子機器を制御する制御装置の一構成例を示すハードウェア構成図である。 制御装置が実行する主電源制御処理の一例を表すフローチャートである。 制御装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。 (a)は、繁忙時間帯テーブルの一例を表す図である。(b)は、通常時間帯テーブルの一例を表す図である。 (a)は、制御装置が実行する通常時主電源投入制御処理の一例を表すフローチャートである。(b)は、制御装置が実行する繁忙時時主電源投入制御処理の一例を表すフローチャートである。 (a)は、制御装置が実行する通常時制御処理の一例を表すフローチャートである。(b)は、制御装置が実行する繁忙時制御処理の一例を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る携帯型電子機器100について、添付図面を参照しつつ説明する。
本発明の実施形態に係る携帯型電子機器100は、図1(a)及び図1(b)に示すようなハンディターミナルで構成される。携帯型電子機器100は、通常、ユーザの手の平によって左側面、右側面、及び下側面の3側面を包み込むように保持される。尚、ユーザは、左側面、右側面、及び下側面のいずれか2面のみに触れた状態で携帯型電子機器100を保持しても良い。
携帯型電子機器100は、例えば、ユーザによって商品の陳列棚まで携帯され、陳列された商品などに貼り付けられたラベルに印刷されたバーコードに対して、本体部101の上端に設けられたレーザ光透過窓111からレーザを照射する。その後、携帯型電子機器100は、照射されたレーザの反射光を、レーザ光透過窓111を通じて受光し、受光した反射光に基づいて当該バーコードの内容を読み取る。その後、携帯型電子機器100は、読み取ったバーコードの内容に応じた情報処理を実行する。
本体部101の右側面には、図1(a)に示すような圧力検出部120rが設けられ、本体部101の左側面には、図1(b)に示すような圧力検出部120lが設けられている。また、本体部101の下面には、図1(a)に示すような圧力検出部120br及び120blが設けられている。圧力検出部120brは、圧力検出部120blよりも右側面に近い位置に設けられている。圧力検出部120r、120l、120br、及び120blは、それぞれ圧電素子で構成され、与えられた圧力を電圧に変換する。つまり、圧力検出部120r、120l、120br、及び120blは、本体部101を保持するユーザの手の平により圧力が加えられると、加えられた圧力に応じた電圧を発生させる。
本体部101の上面には、データの入力に用いられる複数の操作キーで構成されるキーボードなどの操作部130、及び操作キーで入力されたデータに対する情報処理の処理結果などを表示するLCD(Liquid Crystal Display)140が設けられている。操作部130を構成する複数の操作キーの少なくとも1つ以上は、ユーザの手の平が本体部101を包み込むように保持する場合に、本体部101を保持する手の指で操作可能な位置に設置されている。尚、携帯型電子機器100は、LCD140の代わりに、PDP(Plasma Display Panel)又はEL(Electroluminescence)ディスプレイを備えても良い。
図2に示すように、携帯型電子機器100を構成する本体部101の内部には、蓄電池181、レーザ発光部182o及びレーザ受光部182r、LAN(Local Area Network)通信回路183l、WAN(Wide Area Network)通信回路183w、及び本件発明に係る制御プログラムを実行する制御装置190が内蔵されている。
レーザ発光部182oは、例えば、レーザ発光素子で構成され、制御装置190の制御に従ってレーザ光を発光する。レーザ発光部182oで発光されたレーザ光は、図1(a)のレーザ光透過窓111を透過して外部へ照射される。
レーザ受光部182rは、例えば、フォトダイオードで構成され、レーザ発光部182oから照射されたレーザの反射光を受光し、受光した反射光に応じた電気信号を制御装置190へ出力する。
LAN通信回路183l及びWAN通信回路183wは、例えば、無線LANカードで構成される。LAN通信回路183lは、制御装置190に制御されて、例えば、携帯型電子機器100が用いられる店舗に設置されたレジスターなどとLANネットワークを介して通信を行う。WAN通信回路183wは、制御装置190に制御されて、例えば、POS(Point Of Sale)システムを構成するサーバとインタネットを介して通信を行う。
制御装置190は、CPU(Central Processing Unit)191、記憶部192、電池制御部193、検出制御部194、入力制御部195、及び表示制御部196で構成される。記憶部192は、ROM(Read Only Memory)192a、RAM(Random Access Memory)192b、及びハードディスク192cで構成される。
制御装置190は、蓄電池181から主電源が供給される場合には、制御装置190が有するほぼ全ての機能を発揮する。これに対して、蓄電池181から主電源が供給されない場合には、制御装置190は、蓄電池181から供給される補助電源を用いて、制御装置190が有する一部の機能のみを発揮する。具体的には、蓄電池181から主電源が供給されない場合には、制御装置190は、表示制御部196が発揮する機能、並びにレーザ発光部182o、レーザ受光部182r、LAN通信回路183l、及びWAN通信回路183wを制御する機能を発揮せず、主電源を投入するように電池制御部193を制御する機能を主に発揮する。これにより、蓄電池181に蓄電された電力の消費が削減される。
CPU191は、ROM192a又はハードディスク192cに保存されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することで、携帯型電子機器100の全体制御を行う。
RAM192bは、CPU191によるプログラムの実行時において、処理対象とする情報(つまり、データ)を一時的に記憶する。ハードディスク192cは、各種の情報(つまり、データ)を保存した表(つまり、テーブル)を記憶する。尚、携帯型電子機器100は、ハードディスク192cの代わりに、フラッシュメモリを備えても良い。
電池制御部193は、制御装置190の制御に従って、蓄電池181の充放電を制御するとともに、例えば、所定の電路を開閉することで、蓄電池181から携帯型電子機器を構成する各装置及び各部へ主電源を供給させる制御を行う。また、電池制御部193は、制御装置190の制御に従って電路を開閉するなどして、蓄電池181から補助電源を、主に、圧力検出部120r、120l、120br、及び120bl、操作部130、並びに制御装置190へ供給させる制御を行う。
検出制御部194は、圧力検出部120r、120l、120br、及び120blの圧力検出感度などを制御する。検出制御部194は、圧力検出部120r、120l、120br、及び120blが検出した圧力に応じた信号値と、圧力検出部120r、120l、120br、及び120blを識別する信号とをCPU191へ出力する。尚、当該圧力に応じた信号値によって、当該圧力の大きさを表す圧力情報がそれぞれ表される。
入力制御部195に接続する操作部130を構成する複数の操作キーは、ユーザに押し下げられると、それぞれの操作キー毎に定められた信号を入力制御部195に入力する。入力制御部195は、操作キーからに入力された信号に応じて、操作部130に対して行われた操作を表す信号を制御装置190へ入力する。尚、当該操作を表す信号によって、当該操作を表す操作情報が表される。
表示制御部196は、制御装置190から出力されたデジタル信号に基づいて画像を描画(つまり、レンダリング)すると共に、描画された画像を表す画像信号をLCD140へ出力する。LCD140は、表示制御部196から出力された画像信号に従って画像を表示する。
図2のCPU191は、制御装置190を構成するハードウェアを用いて、図3に示すような主電源制御処理を実行することで、図4に示すような情報記憶部190a、時間帯判別部190b、情報取得部190c、保持検出部190d、主電源制御部190e、及び制御処理実行部190fとして機能する。
情報記憶部190aは、図5(a)に示すような繁忙時間帯を表す情報が保存された繁忙時間帯テーブルを記憶する。繁忙時間帯とは、携帯型電子機器100の使用頻度が所定値より高い時間帯をいう。これに対して、携帯型電子機器100の使用頻度が当該所定値より低い時間帯を通常時間帯という。ここで、携帯型電子機器100の使用頻度は、例えば、所定時間当たりの操作部130に対する操作回数で表される。繁忙時間帯を表す情報は、繁忙時間帯の開始時刻を表す情報と繁忙時間帯の終了時刻を表す情報とで構成される。このため、図5(a)の繁忙時間帯テーブルには、繁忙時間帯の開始時刻を表す情報と、当該繁忙時間帯の終了時刻を表す情報とを対応付けた情報が保存されている。
図3の主電源制御処理は、携帯型電子機器100を構成する各装置及び各部へ主電源が供給されている状態(以下、主電源投入状態という)ではなく、携帯型電子機器100の制御装置190などへ補助電源のみが供給されている状態(以下、主電源切断状態という)に実行される。
このため、図3の主電源制御処理が開始されると、制御処理実行部190fは、当該主電源制御処理で使用される電源状態を表す変数を、主電源切断状態を表す値に初期化する。次に、時間帯判別部190bは、図5(a)の繁忙時間帯テーブルから繁忙時間帯情報を読み出す。次に、時間帯判別部190bは、例えば、OS(Operating System)からシステム時刻を取得する。次に、時間帯判別部190bは、ステップS01で読みだされた繁忙時間帯情報で表される繁忙時間帯にシステム時刻が含まれるか否かを判別する(ステップS01)。
尚、本実施形態において、情報記憶部190aは、繁忙時間帯テーブルを記憶するとして説明したが、これに限定される訳ではなく、図5(b)に示すような、通常時間帯を表す情報が保存された通常時間帯テーブルを記憶する構成を採用できる。この構成において、時間帯判別部190bは、通常時間帯テーブルに保存された通常時間帯情報で表される通常時間帯にシステム時刻が含まれるか否かを判定し、通常時間帯にシステム時刻が含まれると判定すると、繁忙時間帯にシステム時刻が含まれないと判定するとしても良い。また同様に、時間帯判別部190bは、通常時間帯にシステム時刻が含まれないと判定すると、繁忙時間帯にシステム時刻が含まれると判定するとしても良い。さらに、情報記憶部190aは、繁忙時間帯テーブルと通常時間帯テーブルとの双方を記憶し、時間帯判別部190bは、繁忙時間帯テーブルに保存された繁忙時間帯情報で表される繁忙時間帯にシステム時刻が含まれるか否か、及び通常時間帯テーブルに保存された通常時間帯情報で表される通常時間帯にシステム時刻が含まれるか否かを判別するとしても良い。
ステップS01において、時間帯判別部190bは、繁忙時間帯にシステム時刻が含まれない(つまり、現在が通常時間帯である)と判別すると(ステップS01;No)、制御処理実行部190fは、電源状態を表す変数の値に基づいて、携帯型電子機器100の状態が主電源投入状態にあるか否かを判別する(ステップS02)。このとき、主電源投入状態にない(つまり、主電源切断状態にある)と判別されると(ステップS02;No)、図6(a)に示すような通常時主電源投入制御処理が実行される(ステップS03)。尚、通常時主電源投入制御処理は、通常時間帯において、図2の蓄電池181から携帯型電子機器100を構成する各装置及び各部に主電源を供給させる(以下、主電源を投入させるという)制御処理をいう。
図6(a)の通常時主電源投入制御処理が開始されると、情報取得部190cは、図2の圧力検出部120r、120l、120br、及び120blから、検出された圧力を表す圧力情報と、圧力を検出した圧力検出部120を識別する識別情報とを取得する。次に、保持検出部190dは、情報取得部190cで取得された圧力情報と識別情報とに基づいて、圧力検出部120r、120l、120br、及び120blのいずれか2つ以上が検出した圧力が所定の閾値を超えたか否か判別し、判別結果に基づいてユーザによって携帯型電子機器100が保持されたか否かを検出する(ステップS11)。
具体的には、保持検出部190dは、圧力検出部120r、120l、120br、及び120blのいずれか2つ以上で検出された圧力が所定の閾値を超えたと判別すると、ユーザによって携帯型電子機器100が保持されていると判別する。これに対して、保持検出部190dは、圧力検出部120r、120l、120br、及び120blのいずれか1つが検出した圧力のみが所定の閾値を超えたと判別する場合、及びどの圧力も閾値を超えないと判別する場合に、ユーザによって携帯型電子機器100が保持されていないと判別する。携帯型電子機器100は、ユーザの手の平によって左側面、右側面、及び下側面の3側面を包み込むように保持されるか、ユーザの手の指によって左側面、右側面、及び下側面のいずれか2面を挟むように保持されることが多いためである。
ステップS11において、保持検出部190dは、ユーザが保持していないことを検出すると、通常時主電源投入制御処理の実行を終了する。これに対して、ユーザによって保持されていることを保持検出部190dが検出すると、ソフトウェアタイマの動作をスタートさせる(ステップS12)。ユーザが携帯型電子機器100を保持してから(つまり、手に取ってから)操作部130を操作するまでの時間を計時するためである。
ステップS12の後に、主電源制御部190eは、ユーザによって操作部130に対して行われた操作を表す操作情報を操作部130から情報取得部190cが取得したか否か(つまり、ユーザによって操作部130を構成する操作キーが操作されたか否か)を判別する(ステップS13)。このとき、主電源制御部190eは、操作キーが操作されたと判別すると(ステップS13;Yes)、主電源を投入させる制御処理を実行した後に(ステップS14)、電源状態を表す変数の値を、主電源投入状態を表す値に変更する。その後、主電源制御部190eは、通常時電源投入制御処理の実行を終了する。
これらの構成によれば、ユーザにより保持されたことが検出された後に、ユーザによって操作がなされると、図2の蓄電池181から主電源が供給される。このため、電源を供給させるために、例えば、電源スイッチなどの専用のスイッチを操作する必要がなくなるため、ユーザが複数のボタンやスイッチの内から専用のスイッチを探し出した後に当該スイッチを操作する必要がない。また、これらの構成によれば、ユーザにより保持されたことが検出されなければ、電源スイッチが操作されても、主電源が供給されない。よって、誤作動を防止しながら、操作性を向上させることができるだけでなく、蓄電池181に蓄積された電力の消費を削減できる。
また、データの入力に用いられる複数の操作キーは、本実施形態において、ユーザが操作し易い本体部101の上面に配置されている。本実施形態以外の実施形態においても、データの入力に用いられる複数の操作キーは、ユーザが操作し易い位置に設置される。このため、これらの構成によれば、保持が検出された後にデータ入力に用いられる複数の操作キーのいずれか1つが操作されると蓄電池181から主電源を供給させるので、操作性を向上させることができる。つまり、ユーザは、携帯型電子機器100を保持した後に複数の操作キーのいずれかを操作しさえすれば、携帯型電子機器100に電源を投入できる。
さらにこれらの構成によれば、圧電素子が本体部101の外面に設置されているため、圧電素子から出力される信号に基づいてユーザが携帯型電子機器100を保持したことを精度良く検出できる。また、これらの構成によれば、保持が検出された後に、本体部101に設けられた操作部130が操作されると蓄電池181から主電力が供給される。このため、ユーザは、本体部101を保持したまま容易に操作部130を操作して主電源を投入できるので、操作性及び利便性が向上する。
図6のステップS13において、主電源制御部190eは、操作キーが操作されなかったと判別すると(ステップS13;No)、ステップS12で開始されたソフトウェアタイマの値に基づいて、ユーザによって保持されていることが検出されてから第1の時間だけ時間が経過したか否かを判別する(ステップS15)。尚、第1の時間を表す情報は、予め情報記憶部190aに記憶されている。また、当業者は、好適な第1の時間を実験により定めることができる。
ステップS15において、主電源制御部190eは、第1の時間だけ時間が経過していないと判別すると(ステップS15;No)、ステップS13に戻り上記処理を繰り返す。これに対して、主電源制御部190eは、第1の時間だけ時間が経過したと判別すると(ステップS15;Yes)、ステップS12で動作を開始させたソフトウェアタイマを停止させてからタイマ値をリセットした後に(ステップS16)、通常時電源投入制御処理の実行を終了する。
通常、ユーザが携帯型電子機器100を使用する場合には、携帯型電子機器100を保持してから第1の時間経過するまでの間に操作を開始する。このため、これらの構成によれば、保持を検出した時刻から第1の時間経過するまでの間に操作されると、蓄電池181から主電源を供給させるので、誤作動が生じ難く、蓄電池181に蓄積された電力の消費を削減できる。
図3のステップS03の後に、制御処理実行部190fは、電源状態を表す変数の値に基づいて、携帯型電子機器100の状態が主電源投入状態にあるか否かを判別する(ステップS04)。このとき、制御処理実行部190fは、携帯型電子機器100の状態が主電源投入状態でない(つまり、主電源切断状態である)と判別すると(ステップS04;No)、ステップS01に戻り上記処理を繰り返す。
ステップS02において、携帯型電子機器100の電源状態が主電源投入状態にあると判別された場合(ステップS02;Yes)、又はステップS04において、携帯型電子機器100の状態が主電源投入状態であると判別された場合に(ステップS04;Yes)、図7(a)に示すような通常時制御処理が実行された後に(ステップS05)、ステップS01から上記処理が繰り返される。尚、通常時制御処理は、通常時間帯において行われるユーザの操作に応じた制御処理をいう。
図7(a)の通常時制御処理が開始されると、制御処理実行部190fは、図6(a)のステップS13と同様に、ユーザによるキー操作があったか否かを判別する(ステップS21)。このとき、ユーザによるキー操作があったと判別すると(ステップS21;Yes)、ユーザによるキー操作(つまり、情報取得部190cで取得された操作情報で表される操作)に応じた情報処理を実行する(ステップS22)。尚、操作に応じた制御処理は、例えば、図2のレーザ発行部182o及びレーザ受光部182rを制御して、商品に付されたバーコードを読み取る処理及び読み取ったバーコードの内容を用いたデータ処理などを含む。
ステップS21において、ユーザによるキー操作がなかったと判別された場合(ステップS21;No)、又はステップS22の後に、保持検出部190dは、図6(a)のステップS11と同様に、ユーザによって保持されていることを検出したか否かを判別する(ステップS23)。このとき、ユーザの保持を検出したと判別する場合には(ステップS23;Yes)、ユーザは、次の操作を行う可能性が高いので、ステップS21に戻り上記処理を繰り返す。
これに対して、ユーザの保持を検出しなかったと判別する場合には(ステップS23;No)、主電源制御部190eは、図6(a)のステップS12と同様に、ソフトウェアタイマの動作を開始させる(ステップS24)。次に、主電源制御部190eは、情報取得部190cが取得した情報に基づいて操作部130の所定のキー(ここでは、乗算記号である「×」キーとする)が操作されたか否かを判別する(ステップS25)。尚、操作部130を構成する複数の操作キーは、「0」から「9」までの数字キーと、四則演算を表す「+」、「−」、「×」、及び「÷」の記号キーとを含む。
ステップS25において、主電源制御部190eは、「×」キーが操作されなかったと判別する場合に(ステップS25;No)、ステップS24で開始されたソフトウェアタイマの値に基づいて、ユーザによって保持されなくなってから第2の時間だけ時間が経過したか否かを判別する(ステップS26)。このとき、ユーザによって保持されなくなってから第2の時間経過していないと判別された場合に(ステップS26;No)、ステップS23と同様に、保持検出部190dは、ユーザによって保持されていることを検出したか否かを判別する(ステップS27)。このとき、ユーザの保持を検出しなかったと判別された場合には(ステップS27;No)、ステップS25に戻り上記処理を繰り返す。
ステップS27において、ユーザの保持を検出したと判別された場合には(ステップS27;Yes)、ステップS25と同様の方法で、「×」キー以外の操作キー(以下、非「X」キーという)が操作されたか否かを判別する(ステップS28)。このとき、非「X」キーが操作されなかったと判別された場合には(ステップS28;No)、ステップS25に戻り上記処理が繰り返される。これに対して、非「X」キーが操作されたと判別された場合には(ステップS28;Yes)、ステップS24で動作を開始させたタイマを主電源制御部190eが停止させてからタイマ値をリセットした後に(ステップS29)、ステップS21から上記処理が繰り返される。ユーザは、操作を再開したためである。
ステップS25において、「×」キーが操作されたと判別された場合(ステップS25;Yes)、又はステップS26において、ユーザによって保持されなくなってから第2の時間だけ時間が経過したと判別された場合に(ステップS26;Yes)、主電源制御部190eは、ステップS24で動作を開始したソフトウェアタイマを停止させてタイマ値をリセットした後に(ステップS30)、携帯型電子機器100を主電源切断状態とする(ステップS31)。また、主電源制御部190eは、電源状態を表す変数の値を、主電源切断状態を表す値に更新した後に、通常時制御処理の実行を終了する。
ユーザは、一時的に携帯型電子機器100の保持を終了する(つまり、携帯型電子機器100から手を離す)場合には、通常、保持を終了してから第2の時間経過するより前に携帯型電子機器100の保持を再度開始(つまり、携帯型電子機器100を手に取る)。このため、これらの構成によれば、第2の時間に亘ってユーザによって保持されていないことが検出されると、蓄電池181からの主電源の供給を終了させるので、蓄電池181に蓄積された電力の消費を軽減できる。また、第2の時間より前にユーザによって再度保持されたことが検出されると、蓄電池181からの主電源の供給を終了させないので、携帯型電子機器100の保持を続けなくとも携帯型電子機器100の使用を継続できるため、利便性を向上させることができる。
ユーザが携帯型電子機器100を保持せずに操作する場合には、通常、保持を終了してから第2の時間経過するより前に携帯型電子機器100に対する操作を開始する。このため、これらの構成によれば、第2の時間に亘ってユーザによって保持されていないことが検出され、かつ第2の時間に亘ってユーザによって操作がなされない場合に、蓄電池181からの主電源の供給を終了させるので、蓄電池181に蓄積された電力の消費を軽減できる。また、第2の時間より前にユーザによって操作がなされると、蓄電池181からの主電源の供給を終了させないので、利便性を向上させることができる。
図3のステップS01において、時間帯判別部190bは、繁忙時間帯にシステム時刻が含まれる(つまり、現在が繁忙時間帯である)と判別すると(ステップS01;Yes)、ステップS02と同様に、制御処理実行部190fは、携帯型電子機器100の状態が主電源投入状態にあるか否かを判別する(ステップS06)。このとき、主電源投入状態にない(つまり、主電源切断状態にある)と判別されると(ステップS06;No)、図6(b)に示すような繁忙時主電源投入制御処理が実行される(ステップS07)。尚、繁忙時主電源投入制御処理は、繁忙時間帯において主電源を投入させる制御処理をいう。
図6(b)の繁忙時主電源投入制御処理が開始されると、図6(a)のステップS11と同様に、保持検出部190dは、ユーザによって携帯型電子機器100が保持されているか否かを検出する(ステップS41)。このとき、ユーザによって携帯型電子機器100が保持されていないことが検出されると(ステップS41;No)、保持検出部190dは、繁忙時主電源投入制御処理を終了する。これに対して、ユーザによって携帯型電子機器100が保持されたことが検出されると(ステップS41;Yes)、主電源制御部190eは、図6(a)のステップS12及びS13に相当する処理を実行せず、ステップS14と同様の主電源を投入させる制御処理を直ちに実行する(ステップS42)。次に、主電源制御部190eは、電源状態を表す変数の値を、主電源投入状態を表す値に変更した後に、繁忙時時電源投入制御処理の実行を終了する。
これらの構成によれば、操作の頻度が所定値より低い通常時間帯には、保持が検出された後に操作部130が操作されてから主電源が供給されるが、操作の頻度が所定値より高い繁忙時間帯には、保持が検出されると主電源が直ちに供給される。このため、通常時間帯には、誤操作を防止して蓄電池の消費電力を削減でき、繁忙時間帯には、簡単な操作で電源の供給を開始させることができるので、操作性及び利便性が向上する。
図3のステップS07の後に、ステップS04と同様に、制御処理実行部190fは、携帯型電子機器100の状態が主電源投入状態にあるか否かを判別する(ステップS08)。このとき、制御処理実行部190fは、携帯型電子機器100の状態が主電源切断状態であると判別すると(ステップS08;No)、ステップS01に戻り上記処理を繰り返す。
ステップS06において、携帯型電子機器100の状態が主電源投入状態にあると判別された場合(ステップS06;Yes)、又はステップS08において、主電源投入状態であると判別された場合に(ステップS08;Yes)、図7(b)に示すような繁忙時制御処理が実行された後に(ステップS09)、ステップS01から上記処理が繰り返される。尚、繁忙時制御処理は、繁忙時間帯において行われるユーザの操作に応じた制御処理をいう。
図7(b)の繁忙時制御処理が開始されると、制御処理実行部190fは、図7(a)のステップS21と同様に、ユーザによるキー操作があったか否かを判別する(ステップS51)。このとき、ユーザによるキー操作があったと判別すると(ステップS51;Yes)、ステップS22と同様に、ユーザによるキー操作に応じた情報処理を実行する(ステップS52)。
ステップS51において、ユーザによるキー操作がなかったと判別すると(ステップS51;No)、図7(a)のステップS23と同様に、保持検出部190dは、ユーザによって保持されていることを検出したか否かを判別する(ステップS53)。このとき、ユーザが保持していないことを検出した場合には(ステップS53;No)、主電源制御部190eは、ステップS25と同様に、操作部130の所定のキー(つまり、「×」キー)が操作されたか否かを判別する(ステップS54)。このとき、主電源制御部190eは、「×」キーが操作されたと判別すると(ステップS54;Yes)、ステップS31と同様に、携帯型電子機器100の電源状態を主電源切断状態とする(ステップS55)。また、主電源制御部190eは、電源状態を表す変数の値を、主電源切断状態を表す値に更新した後に、通常時制御処理の実行を終了する。繁忙時間帯においては、携帯型電子機器100の使用頻度が高いので、ユーザが携帯型電子機器100の保持を止めても(つまり、携帯型電子機器100を手から離しても)電源を切断せず、ユーザが所定のキー(つまり、「×」キー)を操作するまで電源を投入し続けることで、利便性を向上させるためである。
これに対して、ステップS52を実行した後、ステップS53において、ユーザが保持していることが検出された場合(ステップS53;Yes)、又はステップS54において、「×」キーが操作されないと判別された場合には(ステップS54;No)、図3のステップS01と同様に、繁忙時間帯情報で表される繁忙時間帯にシステム時刻が含まれるか否かを判別する(ステップS56)。このとき、繁忙時間帯にシステム時刻が依然含まれると判別されると(ステップS56;Yes)、ステップS51から上記処理が繰り返される。これに対して、繁忙時間帯にシステム時刻が含まれないと判別されると(ステップS56;No)、主電源制御部190eは、繁忙時制御処理の実行を終了する。
本実施形態において、携帯型電子機器100は、図1(a)及び図1(b)に示すような圧電素子で構成される圧力検出部120r、120l、120br、及び120blを備え、図4の保持検出部190dは、圧力検出部120r、120l、120br、及び120blから出力された検出圧力を表す信号に基づいて、携帯型電子機器100が保持されたか否かを検出するとして説明した。しかし、これに限定される訳ではなく、携帯型電子機器100は、本体部101の内部に、例えば、加速度センサで構成される振動検出部を備え、図4の保持検出部190dは、振動検出部が検出した振動(つまり、加速度の変化)に基づいて、携帯型電子機器100が保持されたか否かを検出する構成を採用できる。この構成によれば、例えば、圧力検出部120r、120l、120br、及び120blが設けられていない本体部101の部分をユーザが保持した場合であっても、ユーザによって携帯型電子機器100が保持されたことを検出できる。
また、携帯型電子機器100は、本体部101の左側面、右側面、及び下面にコンデンサで構成される接触検出部を備え、図4の保持検出部190dは、接触検出部を構成するコンデンサの静電容量に基づいて、携帯型電子機器100が保持されたか否かを検出する構成を採用できる。具体的には、保持検出部190dは、当該コンデンサが人体に触れた場合に通常計測される静電容量と、実際に計測された当該コンデンサの静電容量との差異が所定値より少ない場合に、当該コンデンサで構成される接触検出部にユーザが触れていると判別する。また、保持検出部190dは、本体部101の左側面、右側面、及び下面に設けられた接触検出部の内で、2以上の接触検出部がユーザに接触していると判別すると、ユーザによって携帯型電子機器100が保持されたと判別する。尚、コンデンサが人体に触れた場合に計測される静電容量を表す情報は、情報記憶部190aに記憶されている。これらの構成によれば、コンデンサが人体に触れた場合に計測される静電容量に基づいて携帯型電子機器100が保持されたか否かを精度良く判別できるので、誤作動を確実に防止できる。
本実施形態において、携帯型電子機器100は、店舗で使用されるとして説明した。しかし、これに限定される訳ではなく、例えば、工場で使用されても良い。工場で作業をする作業員は、手袋を装着した状態で携帯型電子機器100を操作するため、携帯型電子機器100の予め定められた専用の電源スイッチを押すことが難しい場合がある。よって、これらの構成によれば、携帯型電子機器100がユーザによって保持されたことが検出された後に、複数の操作キーのいずれか1つが押されさえすれば、主電源が投入されるので、手袋を装着した状態であっても携帯型電子機器100に対して主電源を容易に投入できる。
本実施形態において、繁忙時間帯を表す情報は、予め情報記憶部190aに記憶されているとして説明したが、これに限定されるのではない。例えば、携帯型電子機器100の制御装置190は、インタネットを介して接続するPOSシステムのサーバから、繁忙時間帯を表す情報を受信するように図2のWAN通信回路183wを制御し、受信された繁忙時間帯を表す情報で情報記憶部190aに記憶された情報を更新しても良い。特に、サーバは、配送センターから商品が配送された時刻と、配送センターと配送先の店舗(つまり、携帯型電子機器100が用いられる店舗)との距離に基づいて商品の店舗に対する到着時間帯を予測し、予測された到着時間帯に基づいて繁忙時間帯を表す情報を生成しても良い。この構成によれば、例えば、商品の配送時刻が変化するために、繁忙時間帯が変化し易い店舗で携帯型電子機器100が使用される場合であっても、図3の主電源制御処理が繁忙時間帯に実行されているか否かを精度よく判別できる。
また、時間帯判別部190bは、ユーザによる操作部130の操作頻度が所定値を超えてから所定時間経過するまでの時間帯を、繁忙時間帯と判別する構成を採用できる。逆に、時間帯判別部190bは、ユーザによる操作部130の操作頻度が所定値を下回ってから所定時間経過するまでの時間帯を、通常時間帯と判別する構成を採用できる。
主電源制御部190eは、図6のステップS13において、ユーザによって保持されていることが検出された場合に、複数の操作キーいずれか少なくとも1つのキーが操作されたと判別すると(ステップS13;Yes参照)、主電源を投入させるとして説明した。しかし、これに限定される訳ではなく、ステップS13において、主電源制御部190eは、電源の切断操作に用いられる「×」キーから最も離れた位置に配置された操作キー(本実施形態では、「9」キーとする)を操作された場合に、主電源を投入させる構成を採用できる。この構成におれば、「×」キーから最も離れた位置に配置された操作キーを操作しなければ主電源が投入されないため誤作動を防止できる。
尚、本発明に係る機能を実現するための構成を予め備えた携帯型電子機器として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存の携帯型電子機器を本発明に係る携帯型電子機器として機能させることもできる。同様に、本発明に係る機能を実現するための構成を予め備えた携帯型電子機器の制御装置として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存の携帯型電子機器の制御装置を本発明に係る携帯型電子機器の制御装置として機能させることもできる。すなわち、上記実施形態に係る携帯型電子機器100を構成する制御装置190の各機能構成を実現させるための制御プログラムを、既存の制御装置を制御するコンピューター(CPUなど)が実行できるように適用することで、本発明に係る携帯型電子機器の制御装置として機能させることができる。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、メモリカード、CD−ROM、又はDVD−ROMなどの記録媒体に格納して配布できる他、インタネットなどの通信媒体を介して配布することもできる。
また、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。つまり、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含む。
以下に本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
ユーザによって操作される操作手段と、
前記操作手段に対して行われた操作に応じた制御処理を実行する制御処理実行手段と、
前記ユーザにより保持されたことを検出する保持検出手段と、
前記ユーザにより保持されたことを前記保持検出手段が検出した後に、前記操作手段が操作されると、蓄電池から主電源を供給させる電源制御手段と、を備える、
ことを特徴とする携帯型電子機器。
(付記2)
前記電源制御手段は、前記ユーザによって保持されたことを前記保持検出手段が検出した時刻から第1の時間経過するまでの間に前記操作手段が操作されると、前記蓄電池から主電源を供給させる、
ことを特徴とする付記1に記載の携帯型電子機器。
(付記3)
前記操作手段は、データの入力に用いられる複数の操作キーで構成され、
前記制御処理は、前記操作手段を用いて入力されたデータに対する情報処理を含み、
前記電源制御手段は、前記ユーザにより保持されたことを前記保持検出手段が検出した後に、前記操作手段を構成する複数の操作キーのいずれか1つが操作されると、前記蓄電池から主電源を供給させる、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の携帯型電子機器。
(付記4)
前記保持検出手段は、前記操作手段の設けられた本体部の外面に設置された圧電素子から出力される信号に基づいて当該本体部が保持されたことを検出する、
ことを特徴とする付記1から3のいずれか一つに記載の携帯型電子機器。
(付記5)
前記保持検出手段は、前記ユーザによって保持されていないことをさらに検出し、
前記電源制御手段は、第2の時間に亘って前記ユーザによって保持されていないことを前記保持検出手段が検出した場合に前記蓄電池からの主電源の供給を終了させる、
ことを特徴とする付記1から4のいずれか一つに記載の携帯型電子機器。
(付記6)
前記電源制御手段は、前記第2の時間に亘って前記ユーザによって保持されていないことを前記保持検出手段が検出した場合であって、さらに前記第2の時間に亘って前記操作手段が操作されない場合に、前記蓄電池からの主電源の供給を終了させる、
ことを特徴とする付記5に記載の携帯型電子機器。
(付記7)
前記操作手段に対する操作の頻度が所定値より低い第1時間帯を表す情報と、前記所定値よりも操作の頻度が高い第2時間帯を表す情報とのいずれか1つ以上を記憶する情報記憶手段と、
前記情報記憶手段に記憶された前記第1時間帯を表す情報及び前記第2時間帯を表す情報のいずれか1つ以上に基づいてシステム時刻が前記第1時間帯及び前記第2時間帯のいずれに含まれるかを判別する時間帯判別手段と、をさらに備え、
前記電源制御手段は、
前記時間帯判別手段で前記システム時刻が前記第1時間帯に含まれると判断された場合に、前記ユーザによって保持されたことを前記保持検出手段が検出した後に前記操作手段が操作されると、前記蓄電池から主電源を供給させ、
前記時間帯判別手段で前記システム時刻が前記第2時間帯に含まれると判断された場合に、前記ユーザによって保持されたことを前記保持検出手段が検出すると、前記蓄電池から主電源を供給させる、
ことを特徴とする付記1から6のいずれか一つに記載の携帯型電子機器。
(付記8)
携帯型電子機器のコンピュータを、
ユーザの操作を表す操作情報を取得する情報取得手段、
前記情報取得手段で取得された操作情報で表される操作に応じた制御処理を実行する制御処理実行手段、
前記ユーザにより保持されたことを検出する保持検出手段、
前記保持検出手段で前記ユーザにより保持されたことが検出された後に、前記情報取得手段で操作情報が取得されると、蓄電池から主電源を供給させる電源制御手段、として機能させる、
ことを特徴とする携帯型電子機器の制御プログラム。
100・・・携帯型電子機器、101・・・本体部、111・・・レーザ光透過窓、120r,120l,120br,120bl・・・圧力検出部、130・・・操作部、140・・・LCD、181・・・蓄電池、182o・・・レーザ発光部、182r・・・レーザ受光部、183l・・・LAN通信回路、183w・・・WAN通信回路、190・・・制御装置、190a・・・情報記憶部、190b・・・時間帯判別部、190c・・・情報取得部、190d・・・保持検出部、190e・・・電源制御部、190f・・・制御処理実行部、191・・・CPU、192・・・記憶部、192a・・・ROM、192b・・・RAM、192c・・・ハードディスク、193・・・電池制御部、194・・・検出制御部、195・・・入力制御部、196・・・表示制御部

Claims (8)

  1. ユーザによって操作される操作手段と、
    前記操作手段に対して行われた操作に応じた制御処理を実行する制御処理実行手段と、
    前記ユーザにより保持されたことを検出する保持検出手段と、
    前記ユーザにより保持されたことを前記保持検出手段が検出した後に、前記操作手段が操作されると、蓄電池から主電源を供給させる電源制御手段と、を備え
    前記電源制御手段は、前記ユーザによって保持されたことを前記保持検出手段が検出した時刻から第1の時間経過するまでの間に前記操作手段が操作されると、前記蓄電池から主電源を供給させる、
    ことを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 操作手段による各種操作に基づいた処理を実行する携帯型電子機器であって、
    当該携帯型電子機器がユーザにより保持されたことを検出する検出手段と、
    当該検出手段で保持されたことを検出した際は、その保持検出後における所定時間内での前記操作手段による操作の有無を判別する判別手段と、
    前記判別手段による操作の有無に応じて、当該携帯型電子機器における電源供給を制御する電源制御手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯型電子機器。
  3. 前記電源制御手段は、前記判別手段で前記所定時間内での操作を判別した際に、前記電源供給を行うよう制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯型電子機器。
  4. 操作手段による各種操作に基づいた処理を実行する携帯型電子機器であって、
    当該携帯型電子機器がユーザにより保持されたことを検出する検出手段と、
    現在時刻が特定時間帯にあるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段での判別結果に応じて、前記検出手段での保持検出後における前記操作手段による操作の検出時点で電源供給を制御するのか、前記検出手段での保持検出時点で電源供給を制御するのか、を制御する電源制御手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯型電子機器。
  5. 前記電源制御手段は、前記判別手段で前記特定時間帯にあると判別された際は、前記検出手段での保持検出時点で電源供給を行うよう制御する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の携帯型電子機器。
  6. 前記特定時間帯は、当該携帯型電子機器の操作頻度の高い時間帯であり、
    前記電源制御手段は、現在時刻が前記操作頻度の高い時間帯か否かに応じて前記電源供給を制御する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の携帯型電子機器。
  7. 操作手段による各種操作に基づいた処理を実行する携帯型電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    当該携帯型電子機器がユーザにより保持されたことを検出する検出手段、
    当該検出手段で保持されたことを検出した際は、その保持検出後における所定時間内での前記操作手段による操作の有無を判別する判別手段、
    前記判別手段による操作の有無に応じて、当該携帯型電子機器における電源供給を制御する電源制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  8. 操作手段による各種操作に基づいた処理を実行する携帯型電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    当該携帯型電子機器がユーザにより保持されたことを検出する検出手段、
    現在時刻が特定時間帯にあるか否かを判別する判別手段、
    前記判別手段での判別結果に応じて、前記検出手段での保持検出後における前記操作手段による操作の検出時点で電源供給を制御するのか、前記検出手段での保持検出時点で電源供給を制御するのか、を制御する電源制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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