JP5701121B2 - Desiccant air conditioner - Google Patents
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Description
本発明は、調湿材による吸湿作用を利用して外部からの空気を冷却して室内空間の冷房に用いるデシカント空調装置に関する。 The present invention relates to a desiccant air conditioner that cools air from the outside using a moisture absorbing action of a humidity control material and uses it to cool an indoor space.
従来から、調湿材の吸湿作用を利用したデシカント空調装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。このようなデシカント空調装置は、吸湿材を備えたデシカントロータ及び顕熱交換手段としての例えば顕熱ロータを備え、外部からの空気は吸入流路を通して室内空間に導入され、空調対象空間(例えば、室内空間)からの空気は排出流路を通して外部に排出され、デシカントロータ及び顕熱ロータは吸入流路及び排出流路にまたがって配設されている。吸入側においては、外部からの空気は、デシカントロータの吸湿部を流れた後に顕熱ロータの吸熱部を流れ、排出側においては、例えば室内からの空気は顕熱ロータの放熱部を流れた後にデシカントロータの再生部を流れ、デシカントロータは吸湿部及び再生部を通して回動され、顕熱ロータは吸熱部及び放熱部を通して回動される。
DESCRIPTION OF RELATED ART Conventionally, the desiccant air conditioner using the moisture absorption effect | action of a humidity control material is known (for example, refer
このようなデシカント空調装置においては、外部からの空気が吸入流路を流れる際に、デシカントロータの吸湿部において空気中の水分が吸湿され、その後顕熱ロータの吸熱部において空気中の熱が吸熱され、除湿及び冷却された空気が室内に送給される。また、室内からの空気が排出流路を流れる際に、顕熱ロータの放熱部において吸熱した熱が放熱されて加温され、その後デシカントロータの再生域において吸湿した水分が放出され、加湿された空気が外部に排出される。
また、このようなデシカント空調装置において、二つのデシカントロータを組み合わせて室内を冷房するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。かかるデシカント空調装置を用いて室内を除湿するのは、一般に梅雨時期や夏季等であり、梅雨時期や夏期等では、このようなデシカント空調装置とは別の空調装置(冷房装置)によって冷房されることがある。
In such a desiccant air conditioner, when air from the outside flows through the suction flow path, moisture in the air is absorbed by the moisture absorption part of the desiccant rotor, and then the heat in the air is absorbed by the heat absorption part of the sensible heat rotor. Then, the dehumidified and cooled air is supplied into the room. Further, when the air from the room flows through the discharge flow path, the heat absorbed in the heat dissipation part of the sensible heat rotor is released and heated, and then the moisture absorbed in the regeneration area of the desiccant rotor is released and humidified. Air is discharged to the outside.
In addition, there has been proposed such a desiccant air conditioner that combines two desiccant rotors to cool a room (for example, see Patent Document 3). Such a desiccant air conditioner is generally used to dehumidify the room during the rainy season or summer, and is cooled by an air conditioner (cooling device) separate from the desiccant air conditioner during the rainy season or summer. Sometimes.
ところが、従来型の上述した空調装置は全館空調システムであるため、選択的な空調ができないという欠点を有している。更に説明すると、全館空調システムは集中制御により運転が実現しているため、各居室に設置された家庭用エアコンのように、ある空調対象空間は冷房を行い、別の空調対象空間では除湿を行うというように、空調対象空間ごとに機能を振り分ることができない。
また、従来の空調装置は、室内の温度を制御することで間接的に湿度も制御しているため、顕熱負荷(温度の下がり難さ)と潜熱負荷(湿度の下がり難さ)とをそれぞれ独立に制御しておらず、更に運転中は、機器本体への戻り空気の温度及び湿度しか検知しておらず、現状の制御では、空調対象空間の特性に応じた温度及び湿度の双方の制御を行っているとは言い難い。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の空調機能を同時に実行させることができるデシカント空調装置を提供することである。
However, since the above-described conventional air conditioner is a whole building air conditioning system, it has a drawback that selective air conditioning cannot be performed. To explain further, since the entire building air conditioning system is operated by centralized control, one air-conditioned space is cooled and the other air-conditioned space is dehumidified like a domestic air conditioner installed in each room. As such, the functions cannot be assigned to each air-conditioning target space.
In addition, since conventional air conditioners also indirectly control humidity by controlling the temperature in the room, the sensible heat load (difficult to lower temperature) and latent heat load (difficult to lower humidity) are each It is not controlled independently, and only the temperature and humidity of the return air to the equipment body are detected during operation. In the current control, both temperature and humidity are controlled according to the characteristics of the air-conditioned space. It ’s hard to say that
This invention is made | formed in view of this situation, The objective is to provide the desiccant air conditioner which can perform a some air conditioning function simultaneously.
また、本発明の他の目的は、空調対象空間の顕熱特性と潜熱特性に応じた温度及び湿度の制御を実行させることができるデシカント空調システムを提供することである。 Another object of the present invention is to provide a desiccant air conditioning system capable of controlling the temperature and humidity in accordance with the sensible heat characteristics and latent heat characteristics of the air conditioning target space.
本発明の請求項1に記載のデシカント空調装置は、空気中の水分を吸着するための第1及び第2デシカントロータと、熱交換を行うための第1及び第2顕熱交換器とを備え、外部の空気が、前記第1デシカントロータの吸湿部、前記第1顕熱交換器、前記第2デシカントロータの吸湿部、前記第2顕熱交換器及び前記第1デシカントロータの再生部をこの順で流れるデシカント空調装置であって、
前記第1デシカントロータの前記吸湿部においては、外部から導入された空気中の水分が吸収され、前記第1顕熱交換器においては、室内から外部に排出される空気との熱交換によって、前記第1デシカントロータにて水分が吸収された空気が冷却され、前記第2デシカントロータの吸湿部においては、前記第1顕熱交換器にて冷却された空気中の水分がさらに吸収され、前記第2顕熱交換器においては、室内から外部に排出される空気との熱交換によって、前記第2デシカントロータにて水分が吸収された空気が冷却され、前記第1デシカントロータの前記再生部においては、前記第2顕熱交換器にて冷却された空気によって前記第2デシカントロータが再生され、前記第2デシカントロータの前記再生部の排出側には、前記第2デシカントロータの再生に利用した空気を排出するための第1排出ラインが設けられ、前記第1デシカントロータの前記吸湿部、前記第1顕熱交換器、前記第2デシカントロータの前記吸湿部、前記第2顕熱交換器及び前記第1デシカントロータの前記再生部を通して流れて冷却された空気が前記第1排出ラインから空調対象空間に送られ、
また、前記第2顕熱交換器と前記第1デシカントロータの前記再生部との間には、前記第2顕熱交換器にて冷却された空気を排出するための第2排出ラインが設けられ、前記第1デシカントロータの前記吸湿部、前記第1顕熱交換器、前記第2デシカントロータの前記吸湿部及び前記第2顕熱交換器を通して流れて除湿された空気が前記第2排出ラインから空調対象空間に送られることを特徴とする。
A desiccant air conditioner according to
In the moisture absorption part of the first desiccant rotor, moisture in the air introduced from the outside is absorbed, and in the first sensible heat exchanger, the heat exchange with the air discharged from the room to the outside is performed. Air in which moisture has been absorbed by the first desiccant rotor is cooled, and moisture in the air cooled by the first sensible heat exchanger is further absorbed in the moisture absorption part of the second desiccant rotor, In the two sensible heat exchanger, the air in which moisture has been absorbed by the second desiccant rotor is cooled by heat exchange with the air discharged from the room to the outside, and in the regeneration section of the first desiccant rotor, The second desiccant rotor is regenerated by the air cooled by the second sensible heat exchanger, and the second desiccant is disposed on the discharge side of the regeneration unit of the second desiccant rotor. The first discharge line is provided for discharging the air utilized for the reproduction of the rotor, the hygroscopic portion of the first desiccant rotor, the first sensible heat exchanger, the moisture absorbing portion of the second desiccant rotor, said first 2 The air cooled through the sensible heat exchanger and the regeneration unit of the first desiccant rotor is sent from the first discharge line to the air-conditioning target space,
Further, a second discharge line for discharging air cooled by the second sensible heat exchanger is provided between the second sensible heat exchanger and the regeneration unit of the first desiccant rotor. The dehumidified air flowing through the hygroscopic part of the first desiccant rotor, the first sensible heat exchanger, the hygroscopic part of the second desiccant rotor and the second sensible heat exchanger is dehumidified from the second discharge line. It is sent to the air conditioned space .
また、本発明の請求項2に記載のデシカント空調装置では、第2顕熱交換器と第1デシカントロータの前記再生部とは、前記第2顕熱交換器にて冷却された空気を前記第1デシカントロータの前記再生部に導く除湿空気送給ラインを介して接続され、前記第2排出ラインは前記除湿空気送給ラインに接続され、前記第2排出ラインと前記除湿空気送給ラインとの接続部にダンパー手段が配設されていることを特徴とする。
Further, in the desiccant air conditioner according to
また、本発明の請求項3に記載のデシカント空調装置では、前記ダンパー手段の開度を制御するための制御手段を更に備え、前記制御手段は、外部空気の温度及び湿度並びに空調対象空間の温度及び湿度に基づいて前記ダンパー手段の開度を調整し、これによって、前記第1及び第2排出ラインを通して排出される空気の流量が調整されることを特徴とする。
In the desiccant air conditioner according to
更に、本発明の請求項4に記載のデシカント空調装置では、前記制御手段は、室内の温度変化状態の程度を示す温度遷移及び湿度変化状態の程度を示す湿度遷移に基づいて前記ダンパー手段の開度を制御し、温度遷移が律速であるときは前記第1排出ラインから排出される空気の流量が増大するように、また湿度遷移が律速のときには前記第2排出ラインから排出される空気の流量が増大するように前記ダンパー手段の開度を制御することを特徴とする。
Furthermore, in the desiccant air conditioner according to
本発明の請求項1に記載の発明によれば、外部からの空気が第1デシカントロータの吸湿部、第1顕熱交換器、第2デシカントロータの吸湿部及び第2顕熱交換器をこの順で流れ、第1及び第2デシカントロータの吸湿部を通ることによって、空気中の水分が過剰に除湿され、この過剰に除湿された空気が第2デシカントロータの再生部を通過することによって、デシカントロータに吸着されていた水分が過乾燥空気に放出され、この放出の際の水分気化によって空気の熱が奪われて冷却され、このように冷却された空気が第1排出ラインから排出されて空調対象空間に送られる。また、第2顕熱交換器と第1デシカントロータの再生部との間に第2排出ラインが設けられているので、第1及び第2デシカントロータの吸湿部を通ることによって除湿された空気が第2排出ラインから排出されて空調対象空間に送られる。従って、例えば、第1排出ラインから送給ダクトを通して空調対象空間に導くことによって、冷たい空気を送給して空調対象空間を冷房することができ、また第2排出ラインから送給ダクトを通して空調対象空間に導くことによって、除湿された空気を送給して空調対象空間を除湿することができる。更に、第1排出ラインからの送給ダクト及び第2排出ラインからの送給ダクトの双方を空調対象空間に導くことによって、空調対象空間を冷房及び除湿することができ、空調対象空間の温度及び湿度を制御することができる。
According to the invention described in
また、本発明の請求項2に記載のデシカント空調装置によれば、第2顕熱交換器からの空気を第1デシカントロータの再生側に導く除湿空気送給ラインに第2排出ラインが設けられているので、この第2排出ラインからは除湿された空気が排出され、また第1デシカントロータの再生部を通過した排出側の第1排出ラインからは冷却された空気が排出され、一つのデシカント空調装置から二つの異なる空調空気を生み出すことができる。また、除湿空気送給ラインと第2排出ラインとの接続部にダンパー手段が配設されているので、このダンパー手段の開度を調整することによって、第1排出ラインから排出される冷却空気の流量と第2排出ラインから排出される除湿空気の流量との流量比率を調整することができる。
According to the desiccant air conditioner according to
また、本発明の請求項3に記載の発明によれば、ダンパー手段の開度が外部空気の温度及び湿度並びに空調対象空間の温度及び湿度に基づいて調整されるので、空調対象空間の温度変化状態(換言すると、顕熱負荷)と湿度変化状態(換言すると、顕熱負荷)に応じて、第1排出ラインから排出される冷房空気の流量と第2排出ラインから排出される除湿空気の流量との比率を調整することができる。
更に、本発明の請求項4に記載の発明によれば、ダンパー手段の開度が空調対象空間の温度遷移及び湿度遷移に基づいて制御され、温度遷移が律速であるときは、第1排出ラインから排出される冷却空気の流量が増大され、湿度遷移が律速のときには、第2排出ラインから排出される除湿空気の流量が増大されるように制御されているので、空調対象空間の潜熱負荷及び顕熱負荷に応じた制御を行うことができる。
According to the third aspect of the present invention, the opening degree of the damper means is adjusted based on the temperature and humidity of the external air and the temperature and humidity of the air-conditioning target space. The flow rate of cooling air discharged from the first discharge line and the flow rate of dehumidified air discharged from the second discharge line according to the state (in other words, sensible heat load) and the humidity change state (in other words, sensible heat load) And the ratio can be adjusted.
Further, according to the invention described in
以下、添付図面を参照して、本発明に従うデシカント空調装置の一実施形態について説明する。図1において、図示のデシカント空調装置は、空調対象空間(例えば、室内空間)の天井などに設置される装置ハウジング2を備え、この装置ハウジング2に、第1デシカントロータ4、第1顕熱交換器6、第2デシカントロータ8及び第2顕熱交換器10が内蔵されている。
Hereinafter, an embodiment of a desiccant air conditioner according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In FIG. 1, the illustrated desiccant air conditioner includes a
この実施形態では、装置ハウジング2の一端面側(図1において左端面側)に外気吸入部12、外部排出部14、第1排出部16及び第2排出部18が設けられている。外気吸入部12は外部の空気を吸入するもので、この外気吸入部12を通して外部空気が吸入される。外部排出部14は、外部に空気を排出するもので、この外部排出部14通して外部に空気が排出される。第1排出部16は、後述するようにして冷却された空気を排出する第1排出ライン20の一部を構成し、この第1排出ライン20を通して冷却空気が排出される。また,第2排出部18は、後述するようにして除湿された空気を排出する第2排出ライン22の一部を構成し、この第2排出ライン22を通して除湿空気が排出される。尚、図示していないが、第1排出ライン20には、冷却空気を空調対象空間(一つ又は複数でよい)に導くための送給ダクトが接続され、また第2排出ライン22には、除湿空気を空調対象空間(一つ又は複数でよい)に導くための送給ダクトが接続される。
In this embodiment, an outside
また、装置ハウジング2の他端面側(図1において右端面側)に室内吸入部23が設けられている。室内吸入部23は、空調対象空間からの室内空気を吸入するためのもので、この室内吸入部23を通して室内空気が吸入される。尚、図示していないが、この室内吸入部23には、空調対象空間から延びる吸入ダクトが接続される。
Further, an
このデシカント空調装置においては、外気吸入部12は、吸入側ライン24(所謂、吸入流路)を通して第1排出部16(即ち、第1排出ライン20)に連通され、また室内吸入部23は、排出側ライン26(所謂、排出流路)を介して外部排出部14に連通されている。
In this desiccant air conditioner, the outside
この実施形態では、吸入側ライン24は、外気導入部12から第1デシカントロータ4の吸湿部28及び第1顕熱交換器6を通って第2デシカントロータ8の吸湿部30に至り、この第2デシカントロータ8の吸湿部30及び第2顕熱交換器10を通り、更に第1デシカントロータ4の再生部32を通って第1排出部16(即ち、第1排出ライン20)に至る。また、排出側ライン26は、その中間部が第1中間分岐ライン32及び第2中間分岐ライン34に分岐され、第1中間分岐ライン32は第1顕熱交換器6を通して排出側ライン26の下流側部に合流し、また第2中間分岐ライン34は、第2顕熱交換器10及び第2デシカントロータ8の再生部36を通して排出側ライン26の下流側部に合流し、この排出側ライン26の下流側部は外部排出部14に至る。
In this embodiment, the
第1及び第2デシカントロータ4,8は円板状であり、それらの全体がハニカム状構造に形成されて多数の通気孔が設けられ、これらハニカム状構造の表面に吸湿材が塗布されている。第1デシカントロータ4は、吸入側ライン24の上流側部(具体的には、外気吸入部12と第1顕熱交換器6との間の部位であって、第1吸湿域K1)とその下流側部(第2顕熱交換器10と第1排出部16との間の部位であって、第1再生域S1)にまたがって配設される。第1デシカントロータ4における吸入側ライン24の上流側部に位置する部位は吸湿部28として機能し、この吸湿部28において除湿材が空気中に含まれる水分を吸湿する。また、第1デシカントロータ4における吸入側ライン24の下流側部に位置する部位は再生部32として機能し、この再生部32において吸湿された水分が奪い取られて吸湿材が再生される。
The first and
この第1デシカントロータ4には、例えば電動モータから構成される第1駆動源42が駆動連結され、第1駆動源42によって第1デシカントロータ4が矢印44で示す方向に第1吸湿域K1及び第1再生域S1を通して回動され、かく回動されることによって、第1吸着域K1において空気中の水分の吸着が、また第1再生域S1において吸着された水分の放出が連続的に行われる。
The
また、第2デシカントロータ8は、吸入側ライン24の中間部(具体的には、第1顕熱交換器6と第2顕熱交換器10との間の部位であって、第2吸着域K2)と排出側ライン26(第2中間分岐ライン34における第2顕熱交換器10の配設部位よりも下流側の部位であって、第2再生域S2)にまたがって配設される。第2デシカントロータ8における吸入側ライン24の中間部に位置する部位は吸湿部30として機能し、この吸湿部30において除湿材が空気中に含まれる水分を吸湿する。また、第2デシカントロータ8における排出側ライン26(具体的には、第2中間分岐ライン34)に位置する部位は再生部36として機能し、この再生部36において吸湿された水分が奪い取られて吸湿材が再生される。
Further, the
この第2デシカントロータ8には、例えば電動モータから構成される第2駆動源46が駆動連結され、第2駆動源46によって第2デシカントロータ4が矢印48で示す方向に第2吸湿域K2及び第2再生域S2を通して回動され、かく回動されることによって、第2吸着域K2において空気中の水分の吸着が、また第2再生域S2において吸着された水分の放出が連続的に行われる。
The
吸入側ライン24には、外部空気を吸入するための吸入送風機50が設けられ、この吸入送風機50は、吸入側ライン24における第2顕熱交換器10と第1デシカントローラ4の再生部32との間の部位に配設されている。また、排出側ライン26には、空調対象空間の空気(室内空気)を排出するための排出送風機52が設けられ、この排出送風機52は、排出側ライン26の下流側部(具体的には、第1及び第2中間分岐ライン32,34の合流部よりも下流側部位)に設けられている。尚、この吸入送風機50は、例えば、吸入側ライン24における第1デシカントロータ4の吸湿部28よりも上流側部位に配設するようにしてもよく、また排出送風機52は、例えば排出側ライン26の上流側部位(具体的には、第1及び第2中間分岐ライン32,34の分岐部よりも上流側部位)に配設するようにしてもよい。
The
このデシカント空調装置においては、更に、排出側ライン26の第2中間分岐ライン34(具体的には、第2顕熱交換器10と第2デシカントロータ8の再生部36との間の部位)に、加熱手段としての温水熱交換器54が設けられている。この温水熱交換器54に関連して、温水を生成するための熱源機56が設けられ、この熱源機56と温水熱交換器54とが温水循環ライン58を介して接続され、熱源機56にて生成された温水は、温水循環ライン58及び温水熱交換器54を通して循環される。尚、加熱手段として電気的加熱手段(例えば、電気ヒータ)を用いるようにしてもよい。
In the desiccant air conditioner, the second
また、吸入側ライン24の上流側端部(第1デシカントロータ4の第1吸着域K1よりも上流側部位)に第1温度検知手段60及び第1湿度検知手段62が配設されている。第1温度検知手段60は、外気吸入部12を通して吸入された空気の温度(換言すると、外部空気の温度)を検知し、第1湿度検知手段62は、外気吸入部12を通して吸入された空気の湿度(換言すると、外部空気の湿度)を検知する。
In addition, a first temperature detection means 60 and a first humidity detection means 62 are disposed at the upstream end portion of the suction side line 24 (upstream side of the first adsorption zone K1 of the first desiccant rotor 4). The first temperature detection means 60 detects the temperature of the air sucked through the outside air suction section 12 (in other words, the temperature of the external air), and the first humidity detection means 62 detects the air sucked through the outside
更に、排出側ライン26の上流側端部(第1中間分岐ライン32及び第2中間分岐ライン34の分岐部よりも上流側部位)に第2温度検知手段64及び第2湿度検知手段66が配設されている。第2温度検知手段64は、室内吸入部23を通して吸入された空気の温度(換言すると、空調対象空間である室内空気の温度)を検知し、第2湿度検知手段66は、室内吸入部23を通して吸入された空気の湿度(換言すると、室内空気の湿度)を検知する。
Furthermore, the second temperature detection means 64 and the second humidity detection means 66 are arranged at the upstream end portion of the discharge side line 26 (the upstream side portion from the branch portions of the first
このデシカント空調装置では、吸入側ライン24の下流側部(この実施形態では、第2顕熱交換器10からの空気を第1デシカントロータ4の再生部32(第1再生域S1)に導く除湿空気送給ライン68)に第2排出ライン22が接続され、この除湿空気送給ライン68と第2排出ライン22との接続部位にダンパー手段70が配設されている。ダンパー手段70は、第2顕熱交換器10からの空気を第1デシカントロータ4の再生部32(第1再生域S1)に送給する流量と第2排出ライン22に送給する流量とを制御し(換言すると、それらの送給比率を制御する)、これによって、第1排出ライン20を通して排出される冷却空気と第2排出ライン22を通して排出される除湿空気との流量比率が調整される。
In this desiccant air conditioner, dehumidification that guides the air from the second
このデシカント空調装置では、外部空気は吸入側ライン24を通して流れ、空調対象空間の空気(室内空気)は、排出側ライン26を通して流れ、かく流れる間に、吸入側ライン24を流れる空気が次のようにして除湿及び冷却され、生成された冷却空気は、第1排出ライン20を通して更に下流側に流れ、生成された除湿空気は、第2排出ライン22を通して更に下流側に流れる。
In this desiccant air conditioner, the external air flows through the
外気吸入部12を通して吸入側ライン24に吸入された空気は、第1デシカントロータ4の吸湿部28に流れ、この吸湿部28を流れる間に、第1デシカントロータ4の除湿材に水分が吸着されてその温度が上昇する。そして、除湿された高温の空気が第1顕熱交換器6に流れ、この第1顕熱交換器6において、第1中間分岐ライン32を流れる室内空気との間で熱交換が行われ、この熱交換によって吸入側ライン24の空気の温度が低下する。その後、温度が低下した除湿空気が第2デシカントロータ8の吸湿部30に流れ、この吸湿部30を流れる間に、第2デシカントロータ8の除湿材に水分が更に吸着されて過剰に除湿されてその温度が上昇する。
The air sucked into the
この過剰に除湿された高温の空気は、第2顕熱交換器10に流れ、この第2顕熱交換器10において、第2中間分岐ライン34を流れる室内空気との間で熱交換が行われ、この熱交換によって吸入側ライン24の空気の温度が低下し、このようにして第2顕熱交換器10の下流側、即ち除湿空気送給ライン68に流れる。この除湿空気の一部は、ダンパー手段70を介して第2排出ライン22に流れ、このようにして、この第2排出ライン22を通して除湿空気を得ることができる。
The excessively dehumidified high-temperature air flows into the second
また、この除湿空気の残部は、ダンパー手段70を介して第1デシカントロータ4の再生部32に流れ、この再生部32を通して流れる間に、過剰に除湿された空気が、この第1デシカントロータ4の吸湿材に吸着された水分を奪い取り(この水分の奪い取りにより、第1デシカントロータ4の除湿材の再生が行われる)、奪い取った水分によって空気の湿度が上昇する一方、この水分の脱着に伴う気化熱によって空気が冷却され、冷却された空気が第1排出ライン20に流れ、このようにして第1排出ライン20を通して冷却空気を得ることができる。
Further, the remaining portion of the dehumidified air flows to the
尚、第2デシカントロータ8においては、空調対象空間から第2中央分岐ライン34に送給された室内空気は、上述したように、第2顕熱交換器10を通して流れる間に、吸入側ライン24を流れる空気との間の熱交換によって加温され、この加温された空気は、温水熱交換器54において、熱源機56から温水循環ライン58を通して流れる温水との間の熱交換によって更に加温され、このように加温された空気が第2デシカントロータ8の再生部36に送給される。そして、第2デシカントロータ8の再生部36を流れる間に、この加温された空気が、第2デシカントロータ8の吸湿材に吸着された水分を奪い取り、これによって、第2デシカントロータ8の除湿材が再生される。
In the
このデシカント空調装置は、図2に示す制御系によって制御される。デシカント空調装置は、吸入送風機50及び排出送風機52などを後述する如く制御するための制御手段72を備え、この制御手段72は、例えばマイクロプロセッサから構成される。この制御手段72は、温度差演算手段74、湿度差演算手段76、開度設定手段78、温度遷移演算手段80、湿度遷移演算手段82及び律速判定手段84を含んでいる。
This desiccant air conditioner is controlled by the control system shown in FIG. The desiccant air conditioner includes a control means 72 for controlling the
温度差演算手段74は、リモコン86により設定される空調対象空間(室内空間)の設定温度と空調対象空間の温度(この形態では、室内吸入部23を通して吸入された室内空気の温度を検知する第2温度検知手段64の検知温度)との温度差を演算し、湿度差演算手段76は、リモコン86により設定される空調対象空間(室内空間)の設定湿度と空調対象空間の湿度(この形態では、室内吸入部23を通して吸入された室内空気の湿度を検知する第2湿度検知手段66の検知湿度)との湿度差を演算する。また、開度設定手段78は、ダンパー手段70の開度を後述するように設定する。ダンパー手段70には、ダンパー(図示せず)を回動させるための第3駆動源88(例えば、電動モータから構成される)が設けられ、かかる第3駆動源88によって、ダンパー手段70のダンパー開度が後述する如く制御される。
The temperature difference calculation means 74 detects the set temperature of the air-conditioning target space (indoor space) set by the
温度遷移演算手段80は、空調対象空間における温度の遷移状態を演算し、湿度遷移演算手段82は、空調対象空間における湿度の遷移状態を演算する。この実施形態では、所定時間間隔(例えば、20〜30分程度に設定される)毎に空調対象空間の温度及び湿度を検知し、温度遷移演算手段80は、この所定時間前後の空調対象空間の検知温度に基づいて温度遷移状態を演算し、また湿度遷移演算手段82は、この所定時間前後の空調対象空間の検知湿度に基づいて湿度遷移状態を演算する。そして、律速判定手段84は、温度遷移演算手段80及び湿度遷移演算手段82の演算結果に基づいて律速を判定し(即ち、湿度の変化状態と温度の変化状態のどちらの変化状態の方が小さいかを判定する)、温度の変化状態の方が小さいときには温度遷移が律速と判定し、湿度の変化状態の方が小さいときには湿度遷移が律速と判定する。
The temperature transition calculation means 80 calculates the temperature transition state in the air-conditioning target space, and the humidity transition calculation means 82 calculates the humidity transition state in the air-conditioning target space. In this embodiment, the temperature and humidity of the air-conditioning target space are detected at predetermined time intervals (for example, set to about 20 to 30 minutes), and the temperature transition calculating means 80 detects the air-conditioning target space around this predetermined time. The temperature transition state is calculated based on the detected temperature, and the humidity transition calculating means 82 calculates the humidity transition state based on the detected humidity of the air-conditioning target space around this predetermined time. Then, the rate-limiting determining
この制御手段72は、更に、運転モード設定手段87、計時手段90及びメモリ手段92を含んでいる。運転モード設定手段87は、デシカント空調装置の運転モードを設定するためのもので、律速判定手段84が温度遷移が律速と判定したときには、運転モード設定手段87は温度優先モードの運転を設定し、また律速判定手段84が湿度遷移が律速と判定したときには湿度優先モードの運転を設定する。計時手段90は時間を計時し、例えば、律速判定する時間間隔である所定時間などを計時する。また、メモリ手段92には、ダンパー手段70の開度を決定する開度テーブル、温度優先モードの運転を行うための温度優先モードプログラム及び湿度優先モードの運転を行うための湿度優先モードプログラムなどが登録されている。
The control means 72 further includes an operation mode setting means 87, a time measuring means 90, and a memory means 92. The operation mode setting means 87 is for setting the operation mode of the desiccant air conditioner. When the
また、このデシカント空調装置の運転を入力操作するためのリモコン86は、温度設定手段94、湿度設定手段96及び電源スイッチ98を備えている。温度設定手段94は、空調対象空間(室内空間)の温度を設定するためのもので、例えば設定温度をアップする温度アップスイッチ及び設定温度をダウンする温度ダウンスイッチから構成される。また湿度設定手段96は、空調対象空間の湿度を設定するためのもので、例えば設定湿度をアップする湿度アップスイッチ及び設定湿度をダウンする湿度ダウンスイッチから構成される。更に、電源スイッチ98は、デシカント空調装置を作動、作動停止するためのもので、一度押圧操作するとデシカント空調装置が作動し、再度押圧操作するとその作動が停止する。
The
このリモコン86からの操作入力信号は、上述した制御手段72に送給されるとともに、第1及び第2温度検知手段60,64並びに第1及び第2湿度検知手段62,66からの検知信号も制御手段72に送給され、制御手段72は、これらの操作入力信号及び検知信号に基づいて吸入送風機50、排出送風機52、熱源機42及び第1〜第3駆動源42,46,88を後述する如く作動制御する。
The operation input signal from the
次に、図1及び図2とともに図3〜図6を参照して、上述したデシカント空調装置の運転制御について説明する。デシカント空調装置による空調を行うには、リモコン86の電源スイッチ98をオン操作すればよく(ステップS1)、このようにオン操作すると、デシカント空調装置は空調運転モードで運転され、上述したようにして第1排出ライン20から冷却空気が排出され、第2排出ライン22から除湿空気が排出され(ステップS2)、この運転開始により、計時手段90の計時が開始する(ステップS3)。
Next, the operation control of the desiccant air conditioner described above will be described with reference to FIGS. In order to perform air conditioning by the desiccant air conditioner, the
そして、リモコン86の温度設定手段94を入力操作すると、ステップS4からステップS5に移り、入力操作した温度に設定される。また、湿度設定手段96を入力操作すると、ステップS6からステップS7に進み、入力操作した温度に設定される。尚、温度設定手段94及び/又は湿度設定手段96を入力操作しないときには、予め設定されていた設定温度及び/又は設定湿度がそのまま保たれる。
When the temperature setting means 94 of the
次に、空調対象空間(室内空間)の温度及び湿度の検知が行われる(ステップS8)。即ち、第2温度検知手段64は、室内吸入部23を通して吸入された室内空気の温度を検知し、第2湿度検知手段66は、この室内空気の湿度を検知し、これら検知信号が制御手段72に送給され、その検知室内温度及び検知室内湿度がメモリ手段92に記憶される。
Next, the temperature and humidity of the air conditioning target space (indoor space) are detected (step S8). That is, the second temperature detection means 64 detects the temperature of the indoor air sucked through the
次いで、外部空気(外気)の温度及び湿度の検知が行われる(ステップS9)。即ち、第1温度検知手段60は、外気吸入部12を通して吸入された外部空気の温度を検知し、第1湿度検知手段62は、この外部空気の湿度を検知し、これら検知信号が制御手段72に送給され、その検知外気温度及び検知外気湿度がメモリ手段92に記憶される。
Next, the temperature and humidity of the external air (outside air) are detected (step S9). That is, the first temperature detection means 60 detects the temperature of the external air sucked through the outside
そして、外気温度と設定温度に基づいてダンパー手段70の開度が設定される(ステップS10)。即ち、温度差演算手段76は、第1温度検知手段60の検知温度とリモコン86の温度設定手段94により設定された設定温度の温度差を演算し、開度設定手段78はダンパー手段70の開度を決定する。この形態では、ダンパー開度設定テーブル(図6参照)に基づいてダンパー手段70の開度が決定され、外気温度と設定温度の差が8〜10℃の範囲のときには、ダンパー手段70の開度が1/2に決定され、その温度差が10℃を超えているときには、ダンパー手段70の開度が2/3に決定され、またその温度差が8℃より小さいときには、ダンパー手段70の開度が1/3に決定され、開度設定手段78は、このように決定された開度を設定する。
Then, the opening degree of the damper means 70 is set based on the outside air temperature and the set temperature (step S10). That is, the temperature difference calculation means 76 calculates the temperature difference between the detected temperature of the first temperature detection means 60 and the set temperature set by the temperature setting means 94 of the
ここで、図6及び図7を参照して、ダンパー手段70の開度を設定する開度テーブル及びこの開度と冷却空気及び除湿空気の送給量との関係を説明する。この形態では、ダンパー手段70の開度は、全閉(開度テーブル:「0」)と全開(開度テーブル「1」)との間を5段階に(全体で7段階)に設定されるように構成されている。このダンパー手段70が全閉(開度テーブル:「0」)のときには、除湿空気送給ライン68の下流側部が全閉される一方、第2排出ライン22が全開状態となり、除湿空気送給ライン68の上流側部からの除湿空気の全てが第2排出ライン22に導かれる。また、このダンパー手段70が全開(開度テーブル:「1」)のときには、第2排出ライン22が全閉される一方、除湿空気送給ライン68の下流側部が全開状態となり、除湿空気送給ライン68の上流側部からの除湿空気の全てが除湿空気送給ライン68の下流側部に導かれる。そして、図7から理解されるように、この開度テーブルの値が「0」に近づくほど第2排出ライン22に流れる空気の送給量が増大し(これに伴い、除湿空気送給ライン68の下流側部に流れる空気の送給量が減少する)、従って、上述した記載から理解されるように、第2排出ライン22から取り出せる除湿空気の量が増加し(これに伴い、第1排出ライン20から取り出せる冷却空気の量が減少し)、一方この開度テーブルの値が「1」に近づくほど除湿空気送給ライン68の下流側部に流れる空気の送給量が増大し(これに伴い、第2排出ライン22に流れる空気の送給量が減少する)、従って、第1排出ライン20から取り出せる冷却空気の量が増加する(これに伴い、第2排出ライン22から取り出せる除湿空気の量が減少する)。尚、この実施形態では、ダンパー手段70の開度が全開と全閉との間を5段階に設定可能であるが、開度制御を簡単にするために5段階よりも少なくしてもよく、或いはより高精度に制御するために5段階よりも多くするようにしてもよい。
Here, with reference to FIG.6 and FIG.7, the opening degree table which sets the opening degree of the damper means 70, and the relationship between this opening degree and the supply amount of cooling air and dehumidification air are demonstrated. In this embodiment, the opening degree of the damper means 70 is set in five steps (7 steps in total) between fully closed (opening table: “0”) and fully open (opening table “1”). It is configured as follows. When the damper means 70 is fully closed (opening degree table: “0”), the downstream side portion of the dehumidified
このようにして所定時間(例えば、20〜30分程度に設定される)の運転が行われると、ステップS11からステップS12に進む。一方、この運転中に電源スイッチ98をオフ操作すると、ステップS11からステップS13を経てステップS14に進み、デシカント空調装置の運転が停止する。
When the operation for a predetermined time (for example, set to about 20 to 30 minutes) is performed in this way, the process proceeds from step S11 to step S12. On the other hand, if the
ステップS12においては、第2温度検知手段64が室内吸入部23を通して吸入された空気(即ち、室内空気)の温度を検知し、また第2湿度検知手段66は、この室内空気の湿度を検知し、第2温度検知手段64及び第2湿度検知手段66からの検知信号は制御手段72に送給され、それらの検知室内温度及び検知室内湿度がメモリ手段92に記憶される。 In step S12, the second temperature detection means 64 detects the temperature of the air sucked through the indoor suction portion 23 (that is, the room air), and the second humidity detection means 66 detects the humidity of the room air. The detection signals from the second temperature detection means 64 and the second humidity detection means 66 are sent to the control means 72, and the detected indoor temperature and the detected indoor humidity are stored in the memory means 92.
このように室内空気の温度及び湿度の検知が行われると、温度遷移が律速かの判定が行われる。即ち、温度遷移演算手段80は、所定時間前の室内空気の検知温度(メモリ手段92に記憶されている)と現在の室内空気の検知温度との温度差を演算し、この温度差に基づいて温度遷移状態を演算する(ステップS15)。また、湿度遷移演算手段82は、所定時間前の室内空気の検知湿度(メモリ手段92に記憶されている)と現在の室内空気の検知湿度との湿度差を演算し、この湿度差に基づいて湿度遷移状態を演算する(ステップS16)。 When the temperature and humidity of the indoor air are thus detected, it is determined whether the temperature transition is rate limiting. That is, the temperature transition calculation means 80 calculates the temperature difference between the detected temperature of the indoor air (stored in the memory means 92) a predetermined time ago and the current detected temperature of the indoor air, and based on this temperature difference. A temperature transition state is calculated (step S15). Further, the humidity transition calculation means 82 calculates a humidity difference between the detected humidity of the indoor air (stored in the memory means 92) before a predetermined time and the current detected humidity of the indoor air, and based on this humidity difference. A humidity transition state is calculated (step S16).
そして、律速判定手段84は、温度遷移演算手段80及び湿度遷移演算手段82により演算された温度遷移状態及び湿度遷移状態に基づいて、温度遷移が律速かの判定を行う(ステップS17)。この律速判定について、図8(a)及び(b)を参照して更に説明すると、図8(a)に示すように、デシカント空調装置を所定時間にわたって運転したときに、室内空気の温度の変化状態(即ち、温度遷移演算手段80により演算された温度遷移状態)がその湿度の変化状態(即ち、湿度遷移演算手段82により演算された湿度遷移状態)よりも大きいときに、律速判定手段84は、湿度遷移が律速と判定する。一方、図8(b)に示すように、デシカント空調装置を所定時間にわたって運転したときに、室内空気の湿度の変化状態(即ち、湿度遷移演算手段82により演算された湿度遷移状態)が室内空気の温度の変化状態(即ち、温度遷移演算手段80により演算された温度遷移状態)よりも大きいときに、律速判定手段84は、温度遷移が律速と判定する。
Then, the rate-limiting determining
律速判定手段84が温度遷移が律速であると判定したときには、ステップS17からスS18に進み、開度設定手段78は、上述した開度テーブルに基づいてダンパー手段70の開度が一段階大きくなるように設定する。例えば、ダンパー手段70の開度が「1/2」のときには、1段階「1」に近づく方向に開度「2/3」にアップされ、このようにアップすることによって、容易に理解されるように、第1排出ライン20から排出される冷却空気の送給量が一段階増大し、第2排出ライン22から排出される除湿空気の送給量が一段階減少する。このように設定開度が一段階アップした後、運転モード設定手段87は温度遷移律速モードを設定し、この温度律速モードの運転でもってデシカント空調装置が制御される(ステップS19)。
When the rate-limiting determining
また、律速判定手段84が湿度遷移が律速であると判定したときには、ステップS17からステップS20に移り、開度設定手段78は、上述した開度テーブルに基づいてダンパー手段70の開度が一段階小さくなるように設定する。例えば、ダンパー手段70の開度が「1/2」のときには、1段階「0」に近づく方向に開度「1/3」にダウンされ、このようにダウンすることによって、容易に理解されるように、第1排出ライン20から排出される冷却空気の送給量が一段階減少し、第2排出ライン22から排出される除湿空気の送給量が一段階増大する。このように設定開度が一段階ダウンした後、運転モード設定手段87は湿度遷移律速モードを設定し、この湿度遷移律速モードの運転でもってデシカント空調装置が制御される(ステップS21)。
On the other hand, when the rate-limiting determining
温度遷移律速時の運転制御は、図4に示すように行われる。この温度遷移律速モードの運転開始により、計時手段90の計時が開始し(ステップS31)、この計時手段90が所定時間を計時するまでこの温度遷移律速モードの運転が行われる。尚、この温度遷移律速モードの運転中にリモコン86の電源スイッチ98をオフ操作すると、ステップS32からステップS33を経てステップS34に進み、温度遷移律速モードによるデシカント空調装置の運転が停止する。
Operation control at the time of temperature transition control is performed as shown in FIG. When the operation of the temperature transition rate-limiting mode is started, the
この温度遷移律速モードの運転が所定時間にわたって行われると、ステップS32からステップS35に移り、再び空調対象空間(室内空間)の温度及び湿度の検知が行われ、第2温度検知手段64は室内空気の温度を検知し、第2湿度検知手段66は室内空気の湿度を検知し、これら検知信号が制御手段72に送給され、その検知室内温度及び検知室内湿度がメモリ手段92に記憶される。
When the operation in the temperature transition rate controlling mode is performed for a predetermined time, the process proceeds from step S32 to step S35, the temperature and humidity of the air-conditioning target space (indoor space) are detected again, and the second
次いで、リモコン86により設定された設定温度及び設定湿度と検知室内温度及び検知室内湿度との温度差及び湿度差の演算が行われる(ステップS36)。即ち、温度差演算手段76は、上記設定温度と第2温度検知手段64の検知温度(検知室内温度)との温度差を演算し、また湿度差演算手段76は、上記設定湿度と第2湿度検知手段66の検知湿度(検知室内湿度)との湿度差を演算する。
Next, the temperature difference and humidity difference between the set temperature and set humidity set by the
そして、温度差演算手段76による温度差及び湿度演算手段76による湿度差がないときには、開度設定手段78はダンパー手段70の開度をそのまま維持してステップS37からステップS38に進み、空調対象空間(室内空間)に対する温度及び湿度の制御が一時的に中止されて換気運転モードの運転が設定され、制御手段72は、換気運転モードでもってデシカント空調装置を運転制御する(ステップS39)。この換気運転モードの運転においては、第1及び第2駆動源42,46の駆動が停止し、これによって、第1及び第2デシカントロータ4,8の回動が停止し、また熱源機56の作動が停止し、第1顕熱交換器6において吸入側ライン24を流れる外部からの空気と第1中間分岐ライン32を流れる空調対象空間(室内空間)からの空気との間で熱交換が行われ、また第2顕熱交換器10において吸入側ライン24を流れる外部からの空気と第2中間分岐ライン34を流れる空調対象空間(室内空間)からの空気との間で熱交換が行われ、このように熱交換された空気が第1及び第2排出ライン20,22から排出される。
When there is no temperature difference by the temperature difference calculating means 76 and no humidity difference by the humidity calculating means 76, the opening setting means 78 maintains the opening degree of the damper means 70 as it is, and proceeds from step S37 to step S38. The control of the temperature and humidity for (indoor space) is temporarily stopped and the operation in the ventilation operation mode is set, and the control means 72 controls the operation of the desiccant air conditioner in the ventilation operation mode (step S39). In the operation in the ventilation operation mode, the driving of the first and
この換気運転モードの運転が開始すると、計時手段90による計時が開始され(ステップS40)、この計時手段90が所定時間(例えば、20〜30分程度に設定される)を計時するまで換気運転モードの運転が行われ、所定時間計時した後はステップS41からステップS12に戻り、上述した温度遷移が律速かの判定が行われる。尚、この換気運転モードの運転中にリモコン86の電源スイッチ98がオフ操作されると、ステップS42からステップS43に進み、デシカント空調装置の運転が停止する。
When the operation in the ventilation operation mode is started, the time measurement by the time measuring means 90 is started (step S40), and the ventilation operation mode is continued until the time measurement means 90 measures a predetermined time (for example, set to about 20 to 30 minutes). After the above operation is performed and time is measured for a predetermined time, the process returns from step S41 to step S12 to determine whether the above-described temperature transition is rate-limiting. When the
この温度優先モードの運転制御においては、温度変化が優先的に制御される。即ち、湿度に関係なく、第2温度検知手段64の検知温度(室内温度)が上記設定温度よりも高いときには、空調対象空間に対する冷房能力を強くする必要があるので、ステップS44からステップS45に進み、開度設定手段78は、メモリ手段92に登録された開度テーブルに基づいてダンパー手段70の開度を一段階アップし、その後ステップS11に戻り、ダンパー手段70の開度を一つアップした状態でデシカント空調装置が運転される。従って、このときには、第1排出ライン20から排出される冷却空気の送給量が一段階増大し(これに伴って、第2排出ライン22から排出される除湿空気の送給量が一段階減少する)、空調対象空間に対する冷房能力が一段階強められる。
In the operation control in the temperature priority mode, the temperature change is preferentially controlled. That is, regardless of the humidity, when the detected temperature (indoor temperature) of the second
一方、第2温度検知手段64の検知温度(室内温度)が上記設定温度よりも低いときには、空調対象空間に対する冷房能力を弱くする必要があるので、ステップS44からステップS46を経てステップS47に移り、開度設定手段78は、メモリ手段92に登録された開度テーブルに基づいてダンパー手段70の開度を一段階ダウンし、その後ステップS11に戻り、ダンパー手段70の開度を一つダウンした状態でデシカント空調装置が運転される。従って、このときには、第1排出ライン20から排出される冷却空気の送給量が一段階減少し(これに伴って、第2排出ライン22から排出される除湿空気の送給量が一段階増大する)、空調対象空間に対する冷房能力が一段階弱められる。
On the other hand, when the detected temperature (indoor temperature) of the second
また、第2温度検知手段64の検知温度(室内温度)と上記設定温度との温度差がないときには、次に、第2湿度検知手段66の検知湿度(室内湿度)と上記設定湿度との湿度差に基づいて制御される。第2湿度検知手段66の検知湿度(室内湿度)が上記設定湿度よりも低いときには、空調対象空間に対する湿度を高くする必要があるので、ステップS44からステップS46及びステップS48を経てステップS45に移り、上述したと同様に、開度設定手段78は、上記開度テーブルに基づいてダンパー手段70の開度を一段階アップし、その後ステップS11に戻る。従って、このときには、第2排出ライン22から排出される除湿空気の送給量が一段階減少し(これに伴って、第1排出ライン20から排出される冷却空気の送給量が一段階増大する)、空調対象空間に対する除湿能力が一段階弱められる。
When there is no temperature difference between the detected temperature (indoor temperature) of the second
一方、第2湿度検知手段66の検知湿度(室内湿度)が上記設定湿度よりも高いときには、空調対象空間に対する湿度を低くする必要があるので、ステップS44からステップS46及びステップS48を経てステップS47に移り、上述したと同様に、開度設定手段78は、上記開度テーブルに基づいてダンパー手段70の開度を一段階ダウンし、その後ステップS9に戻る。従って、このときには、第2排出ライン22から排出される除湿空気の送給量が一段階増大し(これに伴って、第1排出ライン20から排出される冷却空気の送給量が一段階減少する)、空調対象空間に対する除湿能力が一段階強められる。
On the other hand, when the detected humidity (indoor humidity) of the second
また、湿度遷移律速時の運転制御は、図5に示すように行われる。この湿度遷移律速モードの運転開始により、計時手段90の計時が開始し(ステップS51)、この計時手段90が所定時間を計時するまでこの湿度遷移律速モードの運転が行われる。尚、この湿度遷移律速モードの運転中にリモコン86の電源スイッチ98をオフ操作すると、ステップS52からステップS53を経てステップS54に進み、湿度遷移律速モードによるデシカント空調装置の運転が停止する。
Moreover, the operation control at the time of humidity transition rate control is performed as shown in FIG. When the operation in the humidity transition rate-limiting mode is started, the
この湿度遷移律速モードの運転が所定時間にわたって行われると、ステップS52からステップS55に移り、空調対象空間(室内空間)の温度及び湿度の検知が行われ、第2温度検知手段64は室内空気の温度を検知し、第2湿度検知手段66は室内空気の湿度を検知し、これら検知信号が制御手段72に送給され、その検知室内温度及び検知室内湿度がメモリ手段92に記憶される。
When the operation in the humidity transition rate control mode is performed for a predetermined time, the process proceeds from step S52 to step S55, the temperature and humidity of the air-conditioning target space (indoor space) are detected, and the second
次いで、リモコン86の設定温度及び設定湿度と検知室内温度及び検知室内湿度との温度差及び湿度差の演算が行われる(ステップS56)。即ち、温度差演算手段76は、上記設定温度と第2温度検知手段64の検知温度との温度差を演算し、また湿度差演算手段76は、上記設定湿度と第2湿度検知手段66の検知湿度との湿度差を演算する。
Next, the temperature difference and humidity difference between the set temperature and set humidity of the
そして、温度差演算手段76による温度差及び湿度演算手段76による湿度差がないときには、開度設定手段78はダンパー手段70の開度をそのまま維持してステップS57からステップS58に進み、上述したと同様に、空調対象空間(室内空間)に対する温度及び湿度の制御が一時的に中止されて換気運転モードの運転が設定され、制御手段72は、換気運転モードでもってデシカント空調装置を運転制御する(ステップS59)。この換気運転モードの運転は、上述したと同様に行われる。この換気運転モードの運転が開始すると、計時手段90による計時が開始され(ステップS60)、この計時手段90が所定時間計時するまで換気運転モードの運転が行われ、所定計時した後はステップS61からステップS12に戻り、上述した温度遷移が律速かの判定が行われる。尚、この換気運転モードの運転中に電源スイッチ98がオフ操作されると、ステップS62からステップS63に進み、デシカント空調装置の運転が停止する。
When there is no temperature difference by the temperature difference calculating means 76 and no humidity difference by the humidity calculating means 76, the opening setting means 78 maintains the opening of the damper means 70 as it is and proceeds from step S57 to step S58. Similarly, the temperature and humidity control for the air-conditioning target space (indoor space) is temporarily stopped and the operation in the ventilation operation mode is set, and the control means 72 controls the operation of the desiccant air conditioner in the ventilation operation mode ( Step S59). The operation in the ventilation operation mode is performed in the same manner as described above. When the operation in the ventilation operation mode is started, time measurement by the time measuring means 90 is started (step S60), and the operation in the ventilation operation mode is performed until the time measurement means 90 measures the predetermined time, and after the predetermined time measurement, the operation starts from step S61. It returns to step S12 and it is determined whether the temperature transition mentioned above is rate-limiting. If the
この湿度優先モードの運転制御においては、湿度変化が優先的に制御される。即ち、温度に関係なく、第2湿度検知手段66の検知湿度(室内湿度)が上記設定湿度よりも高いときには、空調対象空間に対する除湿能力を強くする必要があるので、ステップS64からステップS65に進み、開度設定手段78は、メモリ手段92に登録された開度テーブルに基づいてダンパー手段70の開度を一段階ダウンし、その後ステップS11に戻り、ダンパー手段70の開度を一つダウンした状態でデシカント空調装置が運転される。従って、このときには、第2排出ライン22から排出される除湿空気の送給量が一段階増大し(これに伴って、第1排出ライン20から排出される冷却空気の送給量が一段階減少する)、空調対象空間に対する除湿能力が一段階強められる。
In the operation control in the humidity priority mode, the humidity change is preferentially controlled. That is, regardless of the temperature, when the detected humidity (indoor humidity) of the second
一方、第2湿度検知手段66の検知湿度(室内湿度)が上記設定湿度よりも低いときには、空調対象空間に対する除湿能力を弱くする必要があるので、ステップS64からステップS66を経てステップS67に移り、開度設定手段78は、メモリ手段92に登録された開度テーブルに基づいてダンパー手段70の開度を一段階アップし、その後ステップS11に戻り、ダンパー手段70の開度を一つアップした状態でデシカント空調装置が運転される。従って、このときには、第2排出ライン22から排出される除湿空気の送給量が一段階減少し(これに伴って、第1排出ライン20から排出される冷却空気の送給量が一段階増大する)、空調対象空間に対する除湿能力が一段階弱められる。
On the other hand, when the detected humidity (indoor humidity) of the second
また、第2湿度検知手段66の検知湿度(室内湿度)と上記設定湿度との湿度差がないときには、次に、第2温度検知手段64の検知温度(室内温度)と上記設定湿度との温度差に基づいて制御される。第2温度検知手段64の検知温度が上記設定温度よりも低いときには、空調対象空間に対する温度を高くする必要があるので、ステップS64からステップS66及びステップS68を経てステップS65に移り、上述したと同様に、開度設定手段78は、上記開度テーブルに基づいてダンパー手段70の開度を一段階ダウンし、その後ステップS11に戻る。従って、このときには、第1排出ライン20から排出される冷却空気の送給量が一段階減少し(これに伴って、第2排出ライン22から排出される除湿空気の送給量が一段階増大する)、空調対象空間に対する冷房能力が一段階弱められる。
When there is no humidity difference between the detected humidity (indoor humidity) of the second
一方、第2温度検知手段64の検知温度が上記設定温度よりも高いときには、空調対象空間に対する温度を低くする必要があるので、ステップS64からステップS66及びステップS68を経てステップS67に移り、上述したと同様に、開度設定手段78は、上記開度テーブルに基づいてダンパー手段70の開度を一段階アップし、その後ステップS11に戻る。従って、このときには、第1排出ライン20から排出される冷却空気の送給量が一段階増大し(これに伴って、第2排出ライン22から排出される除湿空気の送給量が一段階減少する)、空調対象空間に対する冷房能力が一段階強められる。
On the other hand, when the temperature detected by the second
以上、本発明に従うデシカント空調装置の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更乃至修正が可能である。 As mentioned above, although one Embodiment of the desiccant air conditioner according to this invention was described, this invention is not limited to this embodiment, A various change thru | or correction | amendment are possible without deviating from the scope of the present invention.
2 装置ハウジング
4 第1デシカントロータ
6 第1顕熱交換器
8 第2デシカントロータ
10 第2顕熱交換器
20 第1排出ライン
22 第2排出ライン
24 吸入側ライン
26 排出側ライン
60,64 温度検知手段
62,66 湿度検知手段
70 ダンパー手段
72 制御手段
78 開度設定手段
80 温度遷移演算手段
82 湿度遷移演算手段
84 律速判定手段
88 運転モード設定手段
2
Claims (4)
前記第1デシカントロータの前記吸湿部においては、外部から導入された空気中の水分が吸収され、前記第1顕熱交換器においては、室内から外部に排出される空気との熱交換によって、前記第1デシカントロータにて水分が吸収された空気が冷却され、前記第2デシカントロータの吸湿部においては、前記第1顕熱交換器にて冷却された空気中の水分がさらに吸収され、前記第2顕熱交換器においては、室内から外部に排出される空気との熱交換によって、前記第2デシカントロータにて水分が吸収された空気が冷却され、前記第1デシカントロータの前記再生部においては、前記第2顕熱交換器にて冷却された空気によって前記第2デシカントロータが再生され、前記第2デシカントロータの前記再生部の排出側には、前記第2デシカントロータの再生に利用した空気を排出するための第1排出ラインが設けられ、前記第1デシカントロータの前記吸湿部、前記第1顕熱交換器、前記第2デシカントロータの前記吸湿部、前記第2顕熱交換器及び前記第1デシカントロータの前記再生部を通して流れて冷却された空気が前記第1排出ラインから空調対象空間に送られ、
また、前記第2顕熱交換器と前記第1デシカントロータの前記再生部との間には、前記第2顕熱交換器にて冷却された空気を排出するための第2排出ラインが設けられ、前記第1デシカントロータの前記吸湿部、前記第1顕熱交換器、前記第2デシカントロータの前記吸湿部及び前記第2顕熱交換器を通して流れて除湿された空気が前記第2排出ラインから空調対象空間に送られることを特徴とするデシカント空調装置。 A first and second desiccant rotor for adsorbing moisture in the air, and first and second sensible heat exchangers for heat exchange, and external air is a moisture absorption part of the first desiccant rotor. A desiccant air conditioner that flows in this order through the first sensible heat exchanger, the moisture absorption part of the second desiccant rotor, the second sensible heat exchanger, and the regeneration part of the first desiccant rotor,
In the moisture absorption part of the first desiccant rotor, moisture in the air introduced from the outside is absorbed, and in the first sensible heat exchanger, the heat exchange with the air discharged from the room to the outside is performed. Air in which moisture has been absorbed by the first desiccant rotor is cooled, and moisture in the air cooled by the first sensible heat exchanger is further absorbed in the moisture absorption part of the second desiccant rotor, In the two sensible heat exchanger, the air in which moisture has been absorbed by the second desiccant rotor is cooled by heat exchange with the air discharged from the room to the outside, and in the regeneration section of the first desiccant rotor, The second desiccant rotor is regenerated by the air cooled by the second sensible heat exchanger, and the second desiccant is disposed on the discharge side of the regeneration unit of the second desiccant rotor. The first discharge line is provided for discharging the air utilized for the reproduction of the rotor, the hygroscopic portion of the first desiccant rotor, the first sensible heat exchanger, the moisture absorbing portion of the second desiccant rotor, said first 2 The air cooled through the sensible heat exchanger and the regeneration unit of the first desiccant rotor is sent from the first discharge line to the air-conditioning target space,
Further, a second discharge line for discharging air cooled by the second sensible heat exchanger is provided between the second sensible heat exchanger and the regeneration unit of the first desiccant rotor. The dehumidified air flowing through the hygroscopic part of the first desiccant rotor, the first sensible heat exchanger, the hygroscopic part of the second desiccant rotor and the second sensible heat exchanger is dehumidified from the second discharge line. A desiccant air conditioner that is sent to a space to be air conditioned.
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