JP5701069B2 - 無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
無線アクセスシステムとしては、例えば携帯電話網を利用してIP(Internet Protocol)データ通信を実現しているものや、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16e規格を利用したWiMAXシステム、IEEE802.11規格の無線LAN(Local Area Network)を利用したシステムなど、多種多様なシステムが存在する。これらのシステムは、それぞれが、移動体の移動速度が高速度であっても利用可能なもの、移動速度が低速であっても通信の広帯域性に優れるもの、また、携帯電話網のように利用可能なサービスエリアが広域であって接続性に優れるもの、などの特徴を持つ。
近年は、高速な無線アクセスシステムをインターネットアクセス回線として使用する“モバイルルータ”を用いることにより、携帯電話以外からでも無線アクセスシステムを用いたネットワークアクセスが容易に可能となっている(例えば、下記非特許文献1参照)。また、複数の無線アクセスシステムをサポートした装置も発表されており(例えば、下記非特許文献2参照)、それぞれの電波状況に応じて自動的に通信方式を切り替えて使用することで、それぞれの無線システムの特徴を生かした通信環境が利用可能となっている。
また、ローカルネットワーク内でのみ使用可能なプライベートIPアドレスとインターネットで一意に決まるグローバルIPアドレスの変換を実施し、ローカルネットワークからインターネットへのIPパケットを透過させる技術としてNAT(Network Address Translator)やNAPT(Network Address and Port Translation)といった技術があり(下記、非特許文献3参照)、ブロードバンドルータや上述のモバイルルータに実装されている。
また、ローカルネットワークと外部ネットワークのゲートウェイ装置において、ローカルネットワークから外部ネットワークへのHTTP(HyperText Transfer Protocol)によるWebアクセスで得た情報をキャッシュしておき、ローカルネットワークからの同一の宛先となるWebアクセスに対しては、外部ネットワークへ中継せずに自身で保持していたキャッシュからローカルネットワークへ代理応答を送信するHTTP Proxy機能がある(例えば、下記非特許文献4参照)。この機能はローカルネットワークに多数のユーザ端末を収容するような企業網やインターネットサービスプロバイダ(ISP)において適用されている。
また、ローカルネットワークと外部ネットワークの経路を複数回線とすることにより、ローカルネットワークと外部ネットワークの間の経路の冗長化や負荷分散、合計転送能力の向上を図る技術がある。例えば、下記非特許文献5に記載の技術は、マルチホームNAPTによりインターネットへの経路の冗長化を実現しており、トラヒックのほとんどであるHTTPアクセスについてはProxyを利用し、特定宛先へのアクセス(ac.jp宛)は大学間の専用ネットワークへ転送し、他の宛先へのアクセスはISPへ転送することで負荷分散を実施している。
また、下記特許文献1には、複数の携帯電話回線を用いて、モバイルIPのホームエージェントおよびモバイルルータ(注:上述のモバイルルータとは機能が異なり、モバイルIPのシグナリング処理をホームエージェントとの間で実施する機能を持つルータ)において、複数の回線を同時に利用可能とする技術が開示されている。
一方、車や列車、航空機、船等の移動体においても、各種の無線システムを用いて移動体内部のローカルネットワークをインターネットのような外部ネットワークへ接続する要求があり、近年は、バスや列車、航空機においてインターネットサービスが一部実現している。また、従来はネットワークとは無縁であった様々な機器がネットワークを利用可能な環境で使用することを想定した機能を具備し始めており、ネットワーク接続が必要なアプリケーションが多くなってきている。そのため、通信アプリケーションにも業務用や制御用のものから娯楽用のものまで混在し、さまざまな重要度や優先度を持つと考えられる通信が移動体内部のローカルネットワークと外部のインターネットとの間で実施される。
移動体内部のローカルネットワークと外部ネットワークを接続する場合、外部ネットワークとの通信を実現するために無線アクセスシステムとしてWiMAXや携帯電話網を用いる“モバイルルータ”がある。“モバイルルータ”は、接続先の無線アクセスシステムから動的にグローバルIPアドレスを割り当てられ、ルータのローカルネットワーク側のIPアドレス及びポート番号とグローバルIPアドレス及びポート番号との対応関係を管理して両者の変換を実施するNAPT機能を持つ。そのため、“モバイルルータ”のローカルアドレスに接続されるPC(Personal Computer)等の端末とインターネット等の外部ネットワークに存在するグローバルIPアドレスを持つ装置(サーバ等)との間でのIP通信を行う際、グローバルIPアドレスを持つ装置は“モバイルルータ”のグローバルIPアドレス宛に仮想的に通信を実施する。
特開2005−210671号公報
「手のひらサイズの無線LAN内蔵型モバイルWiMAXルータ「AtermWM3300R」を発売」、日本電気株式会社 2009年10月27日付 広報発表 「WiMAX機能を搭載したWINデータ通信端末の販売開始、および専用料金プランの提供について」、KDDI株式会社 2010年6月23日付 広報発表 RFC1631 "The IP Network Address Translator(NAT)",May 1994 「Squid:Optimising Web Delivery」、http://www.squid-cache.org/ 「Proxy サーバによるHTTP トラフィックのルーティング」、鳴門教育大学情報教育ジャーナル 5,1-6,2008
しかしながら、上記従来の“モバイルルータ”(無線通信装置)を用いて移動体内部のローカルネットワークと外部ネットワークとを接続する技術では、接続先の無線アクセスシステムから動的にグローバルIPアドレスを割り当てられるが、“モバイルルータ”の接続先の無線アクセスシステムによって“モバイルルータ”に割り当てられるグローバルIPアドレスは異なる。そのため、“モバイルルータ”に互いに異なる無線アクセスシステムに対応する複数の無線装置を接続して、“モバイルルータ”が複数の無線アクセスシステムに接続できるように構成し、使用する無線アクセスシステムを切り替えると“モバイルルータ”に割当てられるグローバルIPアドレスが変更される。そのため、“モバイルルータ”が接続するローカルネットワーク内の端末が、上述の無線アクセスシステムの切り替え前後で、外部ネットワークに存在する同一の相手装置(例えば、サーバ等)との間で通信を行う場合にも、当該相手装置からみると、切り替え後には異なるグローバルIPアドレスを持つ装置から新たな通信が要求されたと解釈される。このため、同一装置間の通信であっても、無線アクセスシステムの切り替え後にIP通信を継続することができない。
また、無線アクセスシステムには、サービスエリアが広く接続性に優れる無線アクセスシステムや、広帯域性に優れる無線アクセスシステム、また、高速移動に対応可能な無線アクセスシステム、とそれぞれ特徴がある。しかし、“モバイルルータ”が複数の無線アクセスシステムを選択して使用可能な場合であっても、上述のようにIP通信の途中で無線アクセスシステムを切替えることはできないため、IP通信の開始前にトラヒックの特性を把握する必要がある。IP通信の開始前にトラヒックの特性を把握するためには、IP通信に使用するTCP,UDPのポート番号等を予め把握しておく必要がある。
さらに、近年はIP通信を行う多くのアプリケーションは、汎用的なWebアクセス用のプロトコルであるHTTPを利用しているため、その通信においてどのようなトラヒックが流れるのかは通信を開始した後でないと判明しない。そのため、“モバイルルータ”は、通信に適した無線アクセスシステムを予め決めておくことは難しく、その結果適切な無線アクセスシステムが使用されてないことがある、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、外部ネットワークとの間の経路として複数の無線アクセスシステムを利用可能な場合に、移動体内部のローカルネットワークに接続される端末と外部ネットワークに存在する端末との間の通信に適した無線アクセスシステムを選択して当該通信に使用することができる無線通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ローカルネットワークと接続し、複数の無線アクセスシステムを経由して外部ネットワークと接続可能であり、前記ローカルネットワーク内の端末と前記外部ネットワークとの通信を中継する無線通信装置であって、前記ローカルネットワーク内の端末からHTTP通信の開始として前記外部ネットワーク内のサーバに対するHTTP Get要求を受信すると、前記HTTP Get要求に基づいて前記HTTP Get要求により取得を要求されたコンテンツに関する情報であるコンテンツ情報の取得を要求するコンテンツ情報取得要求を生成し、前記HTTP Get要求を前記サーバへ転送する前に前記複数の無線アクセスシステムのうち予め定めた1つの無線アクセスシステムを経由して前記コンテンツ情報取得要求を送信するHTTP Proxy部と、前記コンテンツ情報取得要求に対する前記サーバからの応答に格納されたコンテンツ情報に基づいて、前記複数の無線アクセスシステムのうち前記端末と前記サーバとの間の前記HTTP通信に用いる無線アクセスシステムを選択する回線選択部と、を備え、前記HTTP Proxy部は、前記回線選択部が選択した無線アクセスシステムを経由して前記HTTP Get要求を前記サーバへ転送することにより前記サーバと前記端末との間の前記HTTP通信の中継を開始する、ことを特徴とする。
本発明によれば、外部ネットワークとの間の経路として複数の無線アクセスシステムを利用可能な場合に、移動体内部のローカルネットワークに接続される端末と外部ネットワークに存在する端末との間の通信に適した無線アクセスシステムを選択して当該通信に使用することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の無線通信装置の機能構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の無線通信装置の無線アクセスシステム選択手順の一例を示すシーケンス図である。 図3は、実施の形態2の無線通信装置の機能構成例を示す図である。 図4は、実施の形態2の選択ポリシーテーブルの構成例を示す図である。 図5は、実施の形態3の無線通信装置の無線アクセスシステム選択手順の一例を示すシーケンス図である。 図6は、実施の形態4の無線通信装置の機能構成例を示す図である。 図7は、実施の形態4の無線通信装置の無線アクセスシステム選択手順の一例を示すシーケンス図である。 図8は、実施の形態5の無線通信装置の無線アクセスシステム選択手順の一例を示すシーケンス図である。
以下に、本発明にかかる無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる無線通信装置の実施の形態1の機能構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の無線通信装置1は、HTTP Proxy部11と、無線回線切替選択制御部(回線選択部)12と、アドレス・ポート変換部13−1,13−2と、無線インタフェース14−1,14−2と、アンテナ15−1,15−2と、で構成される。また、本実施の形態の無線通信装置1は、ローカルエリアネットワーク2と接続され、移動体速度通知装置4と接続されている。ローカルエリアネットワーク2内には端末3−1,3−2が存在する。無線通信装置1、移動体速度通知装置4、ローカルエリアネットワーク2および端末3−1,3−2は、例えば、自動車等の移動体内に設置されている。
なお、図1は、一例であり、ローカルエリアネットワーク2に接続される端末の数は図1の例に限定されない。また、アドレス・ポート変換部13−1,13−2、アンテナ15−1,15−2、無線インタフェース14−1,14−2の数も図1の例に限定されず、使用可能な無線アクセスシステムの数に応じてこれらを備えればよい。
無線インタフェース14−1は、送信データに対して無線アクセスシステムAと無線接続するための所定の無線通信処理を行いアンテナ15−1から送信し、また、アンテナ15−1を経由して無線アクセスシステムAから受信した受信データに対して所定の無線通信処理を行い、アドレス・ポート変換部13−1へ処理後の受信データを出力する。無線インタフェース14−2は、送信データに対して無線アクセスシステムBと無線接続するための所定の無線通信処理を行いアンテナ15−2から送信し、また、アンテナ15−2を経由して無線アクセスシステムBから受信した受信データに対して所定の無線通信処理を行い、アドレス・ポート変換部13−2へ処理後の受信データを出力する。
無線アクセスシステムAと無線アクセスシステムBは、互いに異なる特徴を有する無線アクセスシステムであり(例えば、WiMAXとWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)等)、インターネット等の外部ネットワーク5に接続している。
なお、図1の構成例では、無線通信装置1が、無線インタフェース14−1,14−2およびアンテナ15−1,15−2を備えるようにしたが、無線インタフェース14−1,14−2およびアンテナ15−1,15−2を、本体とは別の無線デバイス等とし、これらの無線デバイスを本体に接続することにより、図1の無線通信装置1として構成してもよい。
HTTP Proxy部11は、端末3−1,3−2からの外部ネットワーク5宛のHTTPによる通信(HTTP通信)開始時に、移動体内の端末3−1,3−2との間の通信を仮想的に終端する。無線回線切替選択制御部12は、外部ネットワーク5との接続に用いる無線アクセスシステム(無線アクセスシステムAまたは無線アクセスシステムB)を選択して、HTTP Proxy部11と外部ネットワーク5に存在する端末(サーバ6等)との間の通信コネクションを確立する。また、HTTP Proxy部11は、外部ネットワーク5に存在する端末(サーバ等)との間の通信コネクションと、移動体内の端末3−1,3−2との間の通信コネクションと、の両通信コネクションの間を中継する。
アドレス・ポート変換部13−1は、NAPTやNAT等により、自装置が無線アクセスシステムA内で使用するグローバルIPアドレス,ポート番号とローカルエリアネットワーク2内のプライベートIPアドレス,ポート番号との間の変換を行なう。
移動体速度通知装置4は、無線通信装置1が搭載される移動体の速度を取得して無線通信装置1へ通知する装置であり、例えば、移動体が自動車等の場合には自動車の制御システム等から速度情報を取得することができる。なお、無線アクセスシステムを選択するために移動体の速度を用いる場合には移動体速度通知装置4は備える必要があるが、速度を選択のために用いない場合には移動体速度通知装置4を備えなくてもよい。
本実施の形態では、無線回線切替選択制御部12が、使用可能な各無線アクセスシステムの特徴と、移動体の移動速度などの通信の状態と、に応じて、外部ネットワーク5との間の通信で使用する無線アクセスシステムを選択する。本実施の形態では、無線アクセスシステムを選択するために、移動速度だけでなく、端末3−1,3−2と外部ネットワーク5との間の通信の情報に基づいて、より適切に無線アクセスシステムを選択することができる。
HTTPの仕様としてコンテンツの転送を要求するメッセージとしてGetがある。そしてGetを受信した端末(サーバ等)は、その応答として転送するコンテンツのタイプや長さを付してコンテンツ本体を返送する。従って、無線通信装置1は、Getに対する応答を観測すれば、これから行なわれる通信のコンテンツの情報を取得することができる。しかし、Getに対する応答を観測した時点では既にサーバ6との間でいずれかの無線アクセスシステムを経由した通信が開始されており、通信の途中で無線アクセスシステムを切り替えることができない。
そこで、本実施の形態では、無線通信装置1は、端末3−1,3−2からHTTP通信の開始としてHTTPのGetを受信すると、サーバ6との通信開始前にHTTPのヘッダ情報の取得を要求するメッセージであるHeadを用いてコンテンツの情報を取得する。すなわち、コンテンツに関する情報を取得するため要求メッセージ(コンテンツ情報取得要求)としてHeadを利用する。Headを受信したサーバは、Getと同一のコンテンツに関する情報を返送するが、コンテンツ本体は返送しない。
図2は、本実施の形態の無線通信装置1の無線アクセスシステム選択手順の一例を示すシーケンス図である。ここでは、端末3−1からサーバ6に対するHTTPのGetを受信した場合を例に説明するが、端末3−2からGetを受信した場合も同様である。
まず、無線通信装置1のHTTP Proxy部11は、端末3−1との間でTCPコネクションを確立し(ステップS1)、端末3−1からサーバ6を宛先とするHTTP Getを受信する(ステップS2)と、端末3−1とサーバ6との間で転送予定のコンテンツの情報を取得するために、接続継続性の良い無線アクセスシステム(この場合は無線アクセスシステムA)を経由してサーバ6へHTTP Headを送信する処理を開始すると判断する(ステップS3)。
なお、ここでは、無線アクセスシステムAの方が無線アクセスシステムBに比べて接続継続性が良いとする。なお、HTTP Headを送信するために用いる無線アクセスシステムは、無線アクセスシステムAと無線アクセスシステムBのどちらを選択してもよく、選択方法は上述の接続継続性に限らずどのような判断基準により選択してもよい。
HTTP Proxy部11は、まず、HTTP Headを送信するために、無線回線切替選択制御部12へ接続継続性の良い無線アクセスシステムを選択するよう指示し、無線回線切替選択制御部12は、指示に基づいて接続継続性の良い無線アクセスシステムAを選択する。具体的には、HTTP Proxy部11から出力される送信データをアドレス・ポート変換部13−1へ出力し、アドレス・ポート変換部13−1から出力される受信データをHTTP Proxy部11へ出力するよう設定する。そして、HTTP Proxy部11は、無線アクセスシステムA経由で(無線回線切替選択制御部12、アドレス・ポート変換部13−1および無線インタフェース14−1、アンテナ15−1および無線アクセスシステムA経由)サーバ6との間でTCPコネクションを確立する(ステップS4)。
HTTP Headを送信するためにどの無線アクセスシステムを用いるかの情報は、初期値として無線回線切替選択制御部12が保持していてもよいし、HTTP Proxy部11が初期値として当該情報として保持して、HTTP Headの送信の際に無線回線切替選択制御部12へ指示してもよい。
HTTP Proxy部11は、サーバ6との間でTCPコネクションを確立した後、ステップS2で受信したHTTP Getを分析して当該Getを送信した場合と同一のコンテンツ情報が得られるよう設定したHTTP Head(Headメッセージ)を生成して、無線アクセスシステムA経由でサーバ6へ送信する(ステップS5)。
その後、無線回線切替選択制御部12は、サーバ6から無線アクセスシステムA経由で、HTTP Headに対する応答である“200 OK”を受信する(ステップS6)と、当該応答に含まれるコンテンツのタイプや長さ等のコンテンツ情報と、無線アクセスシステムを選択する基準である選択ポリシー情報と、に基づいて転送予定のコンテンツに適した無線アクセスシステムを選択する(ステップS7)。例えば、選択ポリシー情報としては、コンテンツのタイプごとにどの無線アクセスシステムが適切であるかを定めておくようにしてもよいし、コンテンツの長さに応じてどの無線アクセスシステムが適切であるかを定めておいてもよい。さらに、選択の際に、移動体の速度についても選択基準に加えてもよい。
そして、無線回線切替選択制御部12は、ステップS7の選択が終了すると、HTTP Proxy部11へ通知する。ここでは、無線アクセスシステムBを選択したとする。HTTP Proxy部11は、通知を受けると、無線アクセスシステムB経由でサーバ6との間でTCPコネクションを確立する(ステップS8)。そして、HTTP Proxy部11は、ステップS2で端末3−1から受信したHTTP Getを無線アクセスシステムB経由でサーバ6へ転送する(ステップS9)。
そして、HTTP Proxy部11は、サーバ6からHTTP Getを受信すると、当該Getに対するコンテンツ本体を含む応答である“200 OK”を無線アクセスシステムB経由で受信する(ステップS10)と、端末3−1へ転送する(ステップS11)。
このように、本実施の形態では、無線通信装置1のHTTP Proxy部11が、端末3−1からHTTP Getを受信すると、当該HTTP Getに対応するコンテンツ情報を取得するためのHTTP Headを無線アクセスシステムA,Bのいずれかを経由してサーバ6へ送信し、サーバ6からの応答に含まれるコンテンツ情報に基づいて、端末3−1とサーバ6との間の通信に用いる無線アクセスシステムを選択するようにした。そのため、外部ネットワーク5との間の経路として複数の無線アクセスシステムを利用可能な場合に、ローカルネットワーク2に接続される端末3−1が使用されている無線アクセスシステムを意識することなく、端末3−1とサーバ6との間の通信に最適な無線アクセスシステムを動的に選択して当該通信に使用することができる。
実施の形態2.
図3は、本発明にかかる無線通信装置の実施の形態2の機能構成例を示す図である。図3に示すように、本実施の形態の無線通信装置1aは、選択ポリシーテーブル記憶部16を追加する以外は、実施の形態1の無線通信装置1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1では、無線回線切替選択制御部12は、HTTP Headの応答により取得したコンテンツ情報と、選択ポリシー情報と、(またはさらに速度と、)に基づいて無線アクセスシステムを選択した。本実施の形態では、選択ポリシー情報の具体的に説明する。
本実施の形態では、選択ポリシー情報を選択ポリシーテーブルとして選択ポリシーテーブル記憶部16に格納して保持する。無線回線切替選択制御部12は、無線アクセスシステムの選択の際に、この選択ポリシーテーブルを参照する。
図4は、本実施の形態の選択ポリシーテーブルの構成例を示す図である。図4に示すように、本実施の形態の選択ポリシーテーブルは、ローカルエリアネットワーク2に接続する端末3−1,3−2のIPアドレスである端末IPアドレスと、移動体の速度である移動速度と、HTTP Headの応答に含まれるコンテンツ情報であるコンテンツ情報と、選択する無線アクセスシステムを示す回線選択(図4では、無線アクセスシステムAをAと記載し、無線アクセスシステムBをBと記載している)と、で構成される。また、コンテンツ情報は、種類と長さで構成される。
HTTP Headの応答により得られるコンテンツ情報として、転送予定のコンテンツの種類(タイプ)と長さがある。主なタイプとしては、plainテキストやHTML(HyperText Markup Language)のようなtext(テキストファイル)、jpeg形式やpng、gif形式のようなimage(画像ファイル)、midi形式で表現されるようなaudio(音声ファイル)、mpeg形式などのvideo(動画ファイル)、また、その他アプリケーション固有のPDFファイル形式やzip圧縮されたファイルなどであるapplication(アプリケーション用バイナリファイル)等がある。それぞれのタイプについてデータの長さが指定可能である。また、ライブカメラ画像のストリーム等の場合には、長さが指定されない場合もある。
例えば、ビデオストリームのようなコンテンツの長さが非常に大きいvideoタイプ、または、ライブカメラ画像のような長さが指定されないimageデータである場合には、長時間にわたり定常的なトラヒックが発生すると判断できる。したがって、例えば、imageデータの転送が予定されている場合、移動体の速度が低い場合であれば広帯域性に優れた回線を選択するというポリシーや、広帯域ではないが接続性に優れた回線でも帯域が満足できると判断できる場合には接続性に優れた回線を使用するなどのポリシーなどを予め決定することができる。
また、例えば、アプリケーション固有のファイル/データ形式であって長さが大きい、例えばファイルダウンロードのような場合や、長さがそれほど大きくないimageデータであると判断できる場合には、広帯域性に優れた回線を選択してなるべく短時間のうちに通信が完了するようなポリシーとする。また、Webページの大枠を決めているHTMLのようなテキストである場合には、データ転送量は大きくないものの比較的重要な制御データが含まれることから、接続性に優れた回線を選択する。図4の例では、無線アクセスシステムAは、広帯域ではないが接続性に優れており、無線アクセスシステムBは、広帯域性に優れていることを前提としている。以上のポリシーは一例であり、実際に選択ポリシーテーブルに設定するポリシーはこれらに限定されない。
また、ここでは、移動体の速度についても選択ポリシーテーブルの項目として含めるようにしたが、移動体の速度については含めなくてもよい。また、本実施の形態では、端末3−1,3−2ごとに通信に対する要求が異なる場合を考慮して、選択ポリシーテーブルに端末IPアドレスを含めるようにしたが、全ての端末3−1,3−2についてポリシーが同一の場合には、端末IPアドレスを含めなくてもよい。
なお、移動速度の高低については、例えば、移動速度が所定のしきい値より速いか否かにより判断すればよい。
無線回線切替選択制御部12は、実施の形態1で説明したステップS7の無線アクセスシステムの選択の際、選択ポリシーテーブルを参照して、端末3−1のIPアドレスと、HTTP Headの応答により取得したコンテンツ情報と、移動体速度通知部4から通知された速度と、に対応するエントリを抽出し、当該エントリの回線選択の欄に格納されている無線アクセスシステムを選択する。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態では、端末IPアドレス、移動速度およびコンテンツ情報の組み合わせ毎に、選択する無線アクセスシステムを示す回線選択を予め格納した選択ポリシーテーブルを保持し、無線回線切替選択制御部12は、選択ポリシーテーブルを参照して、HTTP Headの応答により取得したコンテンツ情報に対応する無線アクセスシステムを選択するようにした。そのため、多様なコンテンツ情報に対応して適切な無線アクセスシステムを速やかに選択することができる。
実施の形態3.
図5は、本発明にかかる無線通信装置の実施の形態3の無線アクセスシステム選択手順の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態の無線通信装置1の構成は、実施の形態1の無線通信装置1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態では、HTTP Proxy部11は、端末3−1からHTTP Getを受信すると、接続継続性のより無線アクセスシステムA経由でHTTP Getを転送する。そして、無線回線切替選択制御部12は、実施の形態1と同様に選択ポリシー情報(例えば、実施の形態2の選択ポリシーテーブル)を参照して、HTTP Getの応答に含まれるコンテンツ情報に基づいて無線アクセスシステムを選択するが、この際、HTTP Getの転送に用いた無線アクセスシステムと選択した無線アクセスシステムが同一であれば、そのまま通信を継続し、同一でない場合には、選択した無線アクセスシステム経由で再度HTTP Getを転送する。
図5に示すように、まず、実施の形態1と同様のステップS1、ステップS2の後、HTTP Proxy部11は、受信したHTTP Getを接続継続性のよい無線アクセスシステムで転送すると判断し(ステップS21)、無線回線切替選択制御部12へ指示し、無線回線切替選択制御部12は、初期値として設定されている接続継続性のより無線アクセスシステムAを選択する。そして、HTTP Proxy部11は、実施の形態と同様に無線アクセスシステムA経由でサーバ6との間でTCPコネクションを確立する(ステップS4)。
サーバ6との間でTCPコネクションを確立した後、HTTP Proxy部11は、ステップS2で受信したHTTP Getを無線アクセスシステムA経由でサーバ6へ転送する(ステップS22)。すなわち、本実施の形態では、コンテンツに関する情報を取得するため要求メッセージ(コンテンツ情報取得要求)としてGet(HTTP Get)を利用する。
サーバ6からHTTP Getの応答として“200 OK”を受信する(ステップS23)と、無線回線切替選択制御部12は、選択ポリシーテーブルを参照して、当該応答に含まれるコンテンツ情報、端末3−1のIPアドレスおよび移動速度に対応する無線アクセスシステムを選択し、選択した無線アクセスシステムがHTTP Getの転送に用いた無線アクセスシステムと異なる場合には、選択した無線アクセスシステム経由でHTTP Getを再実施すると判断する(ステップS24)。なお、選択した無線アクセスシステムがHTTP Getの転送に用いた無線アクセスシステムと同一の場合は、受信した応答と端末3−1へ転送して、そのまま通信を継続する。
無線回線切替選択制御部12は、選択した無線アクセスシステム経由でHTTP Getを再実施すると判断すると、選択した無線アクセスシステムへの切替えを行なう。具体的には、例えば、無線アクセスシステムBを選択した場合、HTTP Proxy部11から出力される送信データをアドレス・ポート変換部13−2へ出力し、アドレス・ポート変換部13−2から出力される受信データをHTTP Proxy部11へ出力するよう設定する。そして、実施の形態1と同様に、ステップS8〜ステップS11を実施する。以上述べた以外の本実施の形態の動作は実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態では、無線通信装置1は、端末3−1からHTTP Getを受信すると、初期値として選択した無線アクセスシステム経由で当該HTTP Getをサーバ6へ転送する。そして、サーバ6からの応答に含まれるコンテンツ情報と選択ポリシー情報とに基づいて、無線アクセスシステムを選択し、選択した無線アクセスシステムとHTTP Getを転送した無線アクセスシステムが異なる場合に、選択した無線アクセスシステム経由で再度HTTP Getをサーバ6へ転送するようにした。そのため、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、選択した無線アクセスシステムとHTTP Getを転送した無線アクセスシステムが同一の場合には、再接続する必要なく速やかに通信を行うことができる。
実施の形態4.
図6は、本発明にかかる無線通信装置の実施の形態4の機能構成例を示す図である。図6に示すように、本実施の形態の無線通信装置1bは、HTTPコンテンツキャッシュ部(キャッシュ部)17を追加する以外は、実施の形態1の無線通信装置1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図7は、本実施の形態の無線アクセスシステム選択手順の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態の無線通信装置1bのHTTP Proxy部11は、端末3−1との間でTCPコネクション確立後に、HTTP Getを受信する(ステップS31)と、受信したHTTP Getを両方の無線アクセスシステム経由で転送する(ステップS32)。これにより、サーバ6は、無線アクセスシステムA経由と無線アクセスシステムB経由の両方の経路でHTTP Getを受信する(ステップS33)。
サーバ6は、HTTP Getを受信するとその応答としてTCPデータである“200 OK”を送信するが、ここでは、無線アクセスシステムB経由のHTTP Getを先に受信したとし、サーバ6は無線アクセスシステムB経由の応答を先に送信する(ステップS34)。
無線通信装置1bのHTTP Proxy部11は、先に受信した無線アクセスシステムB(先着回線)経由の応答をHTTPコンテンツキャッシュ部17にとして格納してキャッシュ(Chashe)を組み立てるとともに、受信した応答を端末3−1へ転送する(ステップS35,ステップS36)。
次に、無線通信装置1bのHTTP Proxy部11は、無線アクセスシステムA経由でサーバ6からの応答として“200 OK”を受信する(ステップS37)と、後に受信した無線アクセスシステムA(後着回線)経由の応答をHTTPコンテンツキャッシュ部17に格納してキャッシュを組み立てる(ステップS38)。
そして、無線通信装置1bのHTTP Proxy部11は、移動体がサービスエリア外へ移動した等の理由により、先着回線である無線アクセスシステムB経由で受信した応答のキャッシュの生成が完了せずに中断してしまった場合、中断した部分以降のデータ(応答)として無線アクセスシステムA(後着回線)経由の応答を端末3−1へ転送する(ステップS39)。
なお、利用可能な無線アクセスシステムが3つ以上ある場合には、HTTP Proxy部11は、HTTP Getを全ての無線アクセスシステム経由で転送し、最も早く受信した応答を端末3−1へ送信しつつ、キャッシュを組み立てる。そして、無線アクセスシステム毎に応答をHTTPコンテンツキャッシュ部17に格納しておき、HTTP Getに対応するキャッシュの生成が完了する前に端末3−1へ応答を転送していた無線アクセスシステムとの通信が中断した場合、次に早く受信した応答を続きのデータ(中断する前に送信済みの部分に続くデータ)として端末3−1へ転送する。以降、先着の回線を用いた通信が中断した場合は、順に次に先着の回線経由で受信した応答を転送していく。
以上のように、本実施の形態では、HTTP Proxy部11は、HTTP Getを受信した場合に、利用可能な全ての回線経由でサーバ6に対してHTTP Getを転送する。そして、最も応答を早く受信した回線経由で受信した応答を端末3−1へ転送するとともに、無線アクセスシステム毎に受信した応答をHTTPコンテンツキャッシュ部17に格納しておく。そして、先着の回線による通信が中断した場合には、次に先着の回線経由で受信した応答のうち、中断前に送信済みのコンテンツ本体の続きの部分から端末3−1へ転送する。そのため、外部ネットワーク5との間の経路として複数の無線アクセスシステムを利用可能な場合に、ローカルネットワーク2に接続される端末3−1が使用されている無線アクセスシステムを意識することなく、端末3−1とサーバ6との間の通信に最適な無線アクセスシステムを動的に選択して当該通信に使用することができる。
実施の形態5.
図8は、本発明にかかる実施の形態5の無線通信装置の無線アクセスシステム選択手順の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態の無線通信装置1bの構成は、実施の形態4の無線通信装置1bと同様である。実施の形態4と同様の機能を有する構成要素は、実施の形態4と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施の形態では、無線通信装置1bのHTTP Proxy部11は、端末3−1からHTTP Getを受信する(ステップS31)と、まず、初期値として広帯域性に優れる無線アクセスシステム(ここでは無線アクセスシステムBとする)経由でHTTP Getをサーバ6へ送出し(ステップS41)、HTTP Getがサーバ6へ転送される(ステップS42)。なお、ここでは、初期値として広帯域性に優れる無線アクセスシステムを選択するようにしたが、これに限らず、別の選択基準により初期値として選択する無線アクセスシステムを設定してもよい。
そして、HTTP Proxy部11は、サーバ6から応答を受信する(ステップS43)と、その応答をHTTPコンテンツキャッシュ部17に格納しキャッシュを組み立てながら、応答を端末3−1へ送信する(ステップS44,ステップS45)。そして、キャッシュの生成が完了せずに、当該無線アクセスシステムを用いた通信が切断され(ステップS46)、端末3−1への応答の送信が中断したとする(ステップS47)。この場合、HTTP Proxy部11は、他方の無線アクセスシステム(無線アクセスシステムA)経由で、端末3−1に送信済みの部分の続きの部分からの転送を要求するためにrange指定を行なってHTTP Getをサーバ6へ送信する(ステップS48、S49)。
HTTP Proxy部11は、サーバ6から応答を受信する(ステップS50)と、その応答をHTTPコンテンツキャッシュ部17に格納しキャッシュを組み立てながら、応答を端末3−1へ送信する(ステップS51,ステップS52)。
以上のように、本実施の形態では、HTTP Proxy部11は、端末3−1からHTTP Getを受信すると、初期値として設定された広帯域性の優れた無線アクセスシステムを用いてHTTP Getをサーバ6へ転送し、HTTP Getに対する応答を受信すると、当該応答を端末3−1へ転送するとともに、HTTPコンテンツキャッシュ部17に格納するようにした。そして、使用中の無線アクセスシステムの通信が中断した場合は、他方の無線アクセスシステム経由で、端末3−1に送信済みの部分の続きからコンテンツを要求するためにrange指定を行ったHTTP Getをサーバ6へ送信するようにした。そのため、外部ネットワーク5との間の経路として複数の無線アクセスシステムを利用可能な場合に、ローカルネットワーク2に接続される端末3−1が使用されている無線アクセスシステムを意識することなく、端末3−1とサーバ6との間の通信に最適な無線アクセスシステムを動的に選択して当該通信に使用することができる。
以上のように、本発明にかかる無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法は、複数の無線アクセスシステムを利用可能な無線通信装置に有用であり、特に、配下のローカルエリアネットワーク内の端末と外部ネットワークとの間のHTTP通信を中継する無線通信装置に適している。
1 無線通信装置
2 ローカルエリアネットワーク
3−1,3−2 端末
4 移動体速度通知装置
5 外部ネットワーク
6 サーバ
11 HTTP Proxy部
12 無線回線切替選択制御部
13−1,13−2 アドレス・ポート変換部
14−1,14−2 無線インタフェース
15−1.15−2 アンテナ
16 選択ポリシーテーブル記憶部
17 HTTPコンテンツキャッシュ部
A,B 無線アクセスシステム

Claims (9)

  1. ローカルネットワークと接続し、複数の無線アクセスシステムを経由して外部ネットワークと接続可能であり、前記ローカルネットワーク内の端末と前記外部ネットワークとの通信を中継する無線通信装置であって、
    前記ローカルネットワーク内の端末からHTTP通信の開始として前記外部ネットワーク内のサーバに対するHTTP Get要求を受信すると、前記HTTP Get要求に基づいて前記HTTP Get要求により取得を要求されたコンテンツに関する情報であるコンテンツ情報の取得を要求するコンテンツ情報取得要求を生成し、前記HTTP Get要求を前記サーバへ転送する前に前記複数の無線アクセスシステムのうち予め定めた1つの無線アクセスシステムを経由して前記コンテンツ情報取得要求を送信するHTTP Proxy部と、
    前記コンテンツ情報取得要求に対する前記サーバからの応答に格納されたコンテンツ情報に基づいて、前記複数の無線アクセスシステムのうち前記端末と前記サーバとの間の前記HTTP通信に用いる無線アクセスシステムを選択する回線選択部と、
    を備え、
    前記HTTP Proxy部は、前記回線選択部が選択した無線アクセスシステムを経由して前記HTTP Get要求を前記サーバへ転送することにより前記サーバと前記端末との間の前記HTTP通信の中継を開始する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記コンテンツ情報取得要求をHTTP Head要求とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記コンテンツ情報として、コンテンツの種類および長さを含む、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. コンテンツの種類および長さと、選択する無線アクセスシステムである選択システムと、を対応づけて予め格納した選択ポリシーテーブルを保持し、
    前記回線選択部は、前記選択ポリシーテーブルを参照し、前記サーバからの応答に格納されたコンテンツの種類および長さに対応する前記選択システムを、前記サーバと前記端末との前記HTTP通信に用いる無線アクセスシステムとして選択する、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信装置。
  5. 前記無線通信装置および前記端末は移動体に搭載され、
    前記回線選択部は、さらに前記移動体の移動速度に基づいて前記端末と前記サーバとの間の通信に用いる無線アクセスシステムを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の無線通信装置。
  6. 前記回線選択部は、さらに前記HTTP Get要求の送信元の前記端末の識別情報に基づいて前記端末と前記サーバとの間の通信に用いる無線アクセスシステムを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の無線通信装置。
  7. 記サーバからの前記HTTP Get要求に対する応答を格納するためのキャッシュ部、
    を備え、
    前記HTTP Proxy部は、前記HTTP Get要求に対する前記応答を前記キャッシュ部へ格納し、前記応答を受信していた無線アクセスシステムを経由する経路での通信が中断した場合には、前記複数の無線アクセスシステムのうち当該無線アクセスシステム以外の無線アクセスシステムを選択し、選択した無線アクセスシステムを経由して前記端末から送信済みの前記応答の続きのコンテンツの取得を要求するよう範囲指定を付加した前記HTTP Get要求を前記サーバへ送信し、前記選択した無線アクセスシステム経由で受信した前記HTTP Get要求に対する前記応答を前記キャッシ部へ格納するとともに当該応答を前記端末へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1つの無線通信装置と、
    前記無線通信装置とローカルネットワークにより接続される端末と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  9. ローカルネットワークと接続し、複数の無線アクセスシステムを経由して外部ネットワークと接続可能であり、前記ローカルネットワーク内の端末と前記外部ネットワークとの通信を中継する無線通信装置における無線通信方法であって、
    前記ローカルネットワーク内の端末からHTTP通信の開始として前記外部ネットワーク内のサーバに対するHTTP Get要求を受信すると、前記HTTP Get要求に基づいて前記HTTP Get要求により取得を要求されたコンテンツに関する情報であるコンテンツ情報の取得を要求するコンテンツ情報取得要求を生成し、前記HTTP Get要求を前記サーバへ転送する前に前記複数の無線アクセスシステムのうち予め定めた1つの無線アクセスシステムを経由して前記コンテンツ情報取得要求を送信する第1のステップと、
    前記コンテンツ情報取得要求に対する前記サーバからの応答に格納されたコンテンツ情報に基づいて、前記複数の無線アクセスシステムのうち前記端末と前記サーバとの間の前記HTTP通信に用いる無線アクセスシステムを選択する第2のステップと、
    前記第2のステップで選択した無線アクセスシステムを経由して前記HTTP Get要求を前記サーバへ転送することにより前記サーバと前記端末との間の前記HTTP通信の中継を開始する第3のステップと、
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
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