JP5700737B1 - 唇用化粧料容器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、スティックタイプに成形できない液体又は乳液状の化粧料の場合は、チューブ状の容器の先端に樹脂状の先端部を設け、当該先端部には、非常に小さい穴があり、その穴から徐々に化粧料が出される容器もある。
一方、リラックス効果やエイジングケアを目的に美顔マッサージが注目されている。
まず、本発明の化粧料容器1の中間部材9について説明する。本発明の化粧料容器1の中間部材9は、ローラーボール10、10、10を保持する機能と、容器本体2及びカップ部材6からの化粧料を先端部11へ誘導する機能とを有する。具体的には、中間部材9は、化粧料を誘導する誘導路7と、ローラーボール10、10、10を保持するローラーボール保持室19を有し、ローラーボール10、10、10はローラーボール保持室19の先端から一部突出している。
配置部8は、ローラーボール10、10、10を配置する円筒を、ローラーの個数分有している。
先端部11は、配置部8の上部カバーとしての役割を有している。先端部11は、ローラーボール10、10、10の個数と同じ数のローラーボール穴18、18、18を有する。
次に、本発明の化粧料容器1のカップ部材6について説明する。カップ部材6は、前記容器本体2の開口部4に嵌合しており、側面に、前記容器本体2の内部の化粧料が通過する流入穴5を有している。カップ部材6の形状は、凹状である。
図1の態様では、らせん状のバネ17は、カップ部材6のバネ保持部13の内側に保持される大きさである。バネ17は、バネ保持部13に保持されている。バネ保持部13の内径は、らせん状のバネ17の直径(外径)よりもわずかに大きくし、バネ保持部13の内部にらせん状バネ17が保持できるようにする。また、化粧料流入部14とバネ保持部13との段差部分でバネ17を支えている。バネ保持部13に設置されたらせん状バネ17の内側に、誘導路7が挿入されている。
本発明の化粧料容器1のキャップ3は、容器本体2に螺合するキャップ3である。
図1の態様では、ローラーボール10、10、10を3個備えている。ローラーボール10、10、10は球状であり、唇又は唇近傍に接触する部分である。ローラーボール10、10、10の材質は特に限定されるものではないが、化粧料との間で化学反応が起きにくい物質が好ましく、価格を鑑みて、ステンレスが好ましくは選択される。なお、ローラーボール10、10、10の個数は特に限定されるものではなく、一つでもよいし、複数のローラーボールを配置することができる。
図1の容器本体2は、化粧料を保持する部分であり、筒状の胴部を有し、一方の端に開口部4を有するものである。容器本体は、様々な粘度(硬度)を有する液体を保持することができ、例えば、硬度規格として、10から60gの硬度規格の液体を保持できる。なお、化粧料として、唇の保湿やエイジング対策に効果がある一方で、酸化されやすい成分又は揮発しやすい成分、例えば、ヒマワリ種子油等のオイル系成分、ダマスクローズ花油、ローマカミツレ花油等の精油を含む場合は、本発明の化粧料容器1が非常に有用である。
[化粧料塗布及びマッサージ]
容器本体2内の化粧料は、カップ部材6の流入穴5、5から化粧料流入部14に流れ込み、その後、誘導路7を通り、連通しているローラーボール保持室19内に流れ込む。ローラーボール保持室19にはローラーボール10、10、10が備わっており、化粧料はローラーボール10、10、10にからみつきながら、ローラーボール10、10、10と、ローラーボール穴18、18、18との間から少量ずつ排出される。なお、化粧料容器1を唇に軽く押し付けると、ローラーボール10、10、10は、容器内部に向かってわずかに入り込む。その隙間から化粧料が排出されるのである。この方法であれば、多少粘性のある液体を何度も重ねて塗布することができ、唇への密着度を高め、浸透を促すことができる。また、この構造によって、化粧料を塗布しながら、心地よい刺激が得られ、マッサージ効果が得られる。
図2で示すように、キャップ3をしていない場合は、バネ17は中間部材9の押圧突起部15を押し上げ、その結果、誘導路7も押し上げられているため、カップ部材6の流入穴5、5及び中間部材9の誘導路7が開口されている状態になっている。したがって、化粧料は容器本体2内部から、流入穴5、5、化粧料流入部14、誘導路7を通過し、ローラーボール保持室19に流れ、ローラーボール10、10、10にからまりながら、排出される。なお、バネ17により中間部材9は付勢されているが、中間部材保持突起部16の存在により、中間部材9が外れることはない。
2 容器本体
3 キャップ
4 開口部
5 流入穴
6 カップ部材
7 誘導路
8 配置部
9 中間部材
10 ローラーボール
11 先端部
12 底突起部
13 バネ保持部
14 化粧料流入部
15 押圧突起部
16 中間部材保持突起部
17 バネ
18 ローラーボール穴
19 ローラーボール保持室
Claims (5)
- 筒状の胴部を有し、一方の端に開口部を有する容器本体と、
前記開口部に嵌合しており、側面に前記容器本体の内部の化粧料が通過する流入穴を有する、凹状のカップ部材と、
前記カップ部材に挿入することができる化粧料を誘導する誘導路を含む中間部材と、
前記中間部材を前記カップ部材から離れる方向に付勢するバネと、
前記中間部材の中に配置され、前記中間部材の先端から突き出ている一つ又は複数のローラーボールと、
前記容器本体と螺合するキャップとを含む、唇に化粧料を塗布するための化粧料容器であって、
前記キャップをしめると、前記バネに対向して前記中間部材が前記容器本体方向に押し込まれ、前記誘導路の下端を前記カップ部材によって塞ぎ、前記容器本体を密閉する、化粧料容器。 - 前記カップ部材の内側底部に底突起部を有し、前記キャップをしめると、前記底突起部が前記誘導路の内側に入り込み、容器本体の密閉度を高める、請求項1に記載の化粧料容器。
- 前記カップ部材は、前記誘導路がぴったり入り込むことができる内径を有し、側面に流入穴を有する化粧料流入部と、前記化粧料流入部の内径よりも大きい内径を有する前記バネを保持するバネ保持部との二段で構成されており、これにより、前記中間部材の誘導路が軸方向に安定して摺動する、横請求項1又は2に記載の化粧料容器。
- 前記容器本体がチューブ状である、請求項1から3のいずれか一項に記載の化粧料容器。
- 前記化粧料の構成成分として、ヒマワリ種子油、ダマスクローズ花油、ローマカミツレ花油からなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の化粧料容器。
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