JP5699791B2 - サーモスタットの故障診断装置および故障診断方法 - Google Patents
サーモスタットの故障診断装置および故障診断方法 Download PDFInfo
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Description
図1は本発明の実施形態1に係るサーモスタットの故障診断装置を備えた、内燃機関における冷却水循環システムの構成を示す図である。この実施形態1に係る故障診断装置は、内燃機関における冷却水循環システムに設けられた電気制御式のサーモスタットの故障を診断する。
Gw=Ne×係数 …(1)
ここで、Gwは循環流量、Neは内燃機関100の回転数であり、係数はそれぞれの回路に対応して実験や机上のシミュレーションなどの解析により予め求めることができる。
Qr rad=αr rad×(Tw in−Tr rad) …(2)
ここで、Qr radはラジエータ107の放熱量、αr radはラジエータ107の熱伝達率、Tw inはラジエータ107の入口の冷却水温度、Tr radはラジエータ107の前面の空気温度である。なお、ラジエータ107の入口の冷却水温度は、内燃機関100の出口の冷却水温度とし、水温センサ113で検出された冷却水の温度とする。
Qr rad=(Tw out(rad)−Tw in)×Gw rad×比重×比熱 …(3)
ここで、Tw out(rad)はラジエータ107の出口の冷却水温度、Gw radはラジエータ107の循環流量、比重と比熱は冷却水の比重と比熱であり冷却水の仕様によって決まる値である。
Qr ht=αr ht×(Tw in−Ta ht) …(4)
ここで、Qr htはヒータ109の空気放熱量、αr htはヒータ109の熱伝達率、Tw inはヒータ109の入口の冷却水温度、Ta radはヒータ109におけるブロアファンの出口空気温度(ヒータの入口の空気温度)である。このブロアファンの出口空気温度は、ヒータ109が外気導入時には、外気温とブロアファンによる昇温との和として算出される。一方、ヒータ109が内気循環時には、車内温度とブロアファンによる昇温との和として算出される。なお、ヒータ109の入口の冷却水温度は、内燃機関100の出口の冷却水温度とし、水温センサ113で検出された冷却水の温度とする。
Qr rad=(Tw out(ht)−Tw in)×Gw ht×比重×比熱 …(5)
ここで、Tw out(ht)はヒータ109の出口の冷却水温度、Gw htはヒータ109の循環流量、比重と比熱は先に説明したと同様である。
Qr tm=αr tm×(Tw in−To in) …(6)
ここで、Qr tmはT/Mオイルクーラ110の放熱量、αr tmはT/Mオイルクーラ110の熱伝達率、Tw inはT/Mオイルクーラ110の入口の冷却水温度、To inは上記オイル温度である。なお、T/Mオイルクーラ110の入口の冷却水温度は、内燃機関100の出口の冷却水温度とし、水温センサ113で検出された冷却水の温度とする。
Qr tm=(Tw out(tm)−Tw in)×Gw tm×比重×比熱 …(7)
ここで、Tw out(tm)はT/Mオイルクーラ110の出口の冷却水温度、Gw tmはT/Mオイルクーラ110の循環流量、比重と比熱は先に説明したと同様である。
101…内部流水通路
102…ラジエータ回路
103…ヒータ回路
104…オイルクーラ回路
105…スロットルチャンバー回路
106…サーモスタット
107…ラジエータ
108…ウォータポンプ
109…ヒータ
110…オイルクーラ
111…スロットルチャンバー
112…フィードバック制御ユニット
113,114…水温センサ
115…故障診断ユニット
116…走行状態検出装置
117…警報装置
118…トランスミッション
200…エンジンオイルクーラ
201…エンジンオイルクーラ回路
202…EGRクーラ
203…ターボチャージャー
204…EGRバルブ
Claims (6)
- 内燃機関から排出された冷却水は、複数の回路に選択的に分流され、分流された冷却水は複数の前記回路のそれぞれに設けられた熱交換手段を介して合流点で合流した後前記内燃機関に戻って循環する冷却水循環システムに設けられたサーモスタットの故障を診断し、前記サーモスタットは、複数の前記回路をそれぞれ独立して開閉路制御して、上流側の前記内燃機関から排出された冷却水を下流側の複数の前記回路に選択的に分流するサーモスタットの故障診断装置であって、
複数の前記回路の冷却水が合流する合流点と前記内燃機関における冷却水の入口との間に設けられ、合流後の冷却水の温度を検出する第1の温度検出手段と、
複数の前記回路がそれぞれ開閉路故障している場合の合流点における冷却水の温度を推定し、推定した冷却水の温度と、前記第1の温度検出手段で検出された冷却水の温度との比較結果に基づいて、前記サーモスタットにおける複数の前記回路に対応した開閉路故障を診断する故障診断手段と
を有することを特徴とするサーモスタットの故障診断装置。 - 前記故障診断手段は、それぞれの前記熱交換手段の出口における冷却水の温度を算出し、算出したそれぞれの前記熱交換手段の出口における冷却水の温度に基づいて、合流点の冷却水の温度を推定する
ことを特徴とする請求項1に記載のサーモスタットの故障診断装置。 - 前記故障診断装置は、前記熱交換手段の放熱量と、前記回路における冷却水の循環流量と、前記熱交換手段の入口における冷却水の温度とに基づいて、それぞれの前記熱交換手段の出口における冷却水の温度を算出する
ことを特徴とする請求項2に記載のサーモスタットの故障診断装置。 - 前記内燃機関の出口における冷却水の温度を検出する第2の温度検出手段を有し、
前記第2の温度検出手段で検出された冷却水の温度を、前記熱交換手段の入口における冷却水の温度とする
ことを特徴とする請求項3に記載のサーモスタットの故障診断装置。 - 前記サーモスタットが故障しているものと診断された場合には、その旨報知警報する警報手段
を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のサーモスタットの故障診断装置。 - 内燃機関から排出された冷却水は、複数の回路に選択的に分流され、分流された冷却水は複数の前記回路のそれぞれに設けられた熱交換手段を介して合流点で合流した後前記内燃機関に戻って循環する冷却水循環システムに設けられたサーモスタットの故障を診断し、前記サーモスタットは、複数の前記回路をそれぞれ独立して開閉路制御して、上流側の前記内燃機関から排出された冷却水を下流側の複数の前記回路に選択的に分流するサーモスタットの故障診断方法であって、
複数の前記回路がそれぞれ開閉路故障している場合の合流点における冷却水の温度を推定し、推定した冷却水の温度と、複数の前記回路の冷却水が合流する合流点における冷却水の温度との比較結果に基づいて、前記サーモスタットにおける複数の前記回路に対応した開閉路故障を診断する
ことを特徴とするサーモスタットの故障診断方法。
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JP2011106045A JP5699791B2 (ja) | 2011-05-11 | 2011-05-11 | サーモスタットの故障診断装置および故障診断方法 |
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