JP5699660B2 - 無線通信システム、送信機、受信機及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、送信機、受信機及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、送信機、受信機及び無線通信方法に関する。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、LTE-Advanced(LTE−A)の標準化が進められている。
LTE−Aでは、1Gbpsを超えるピークデータレートを実現するため、複数のコンポーネントキャリア(Component Carrier)を用いて広帯域伝送を行なうキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)技術が採用される。
キャリアアグリゲーションでは、送信機が、図1(A)に例示するように、受信機宛の信号(データ)を複数の信号に分割し、分割した各信号(以下、分割信号ともいう)についてアップコンバート処理を施す。
次に、送信機は、図1(B)に例示するように、各分割信号を、例えば中心周波数f,f(f>f>0)を有する複数のコンポーネントキャリアCC及びCCにそれぞれ割り当てて無線信号を生成し、生成した無線信号を受信機へ送信する。
一方、受信機では、図1(C)に例示するように、送信機からの無線信号を受信し、各コンポーネントキャリアCC及びCCに割り当てられた複数の分割信号についてダウンコンバート処理を施す。
そして、受信機は、図1(D)に例示するように、複数の分割信号をベースバンド帯で合成し、信号を復元して再生する。
以上のように、キャリアアグリゲーションを用いることにより、複数のコンポーネントキャリアを束ねて帯域を拡張することができる。
ところで、受信機は、図2(A)に例示するように、送信機から受信した時間波形g(t)の信号について、例えば、1/Δfのサンプリング時間でアナログ/ディジタル(A/D)変換処理を施し、信号を再生する。なお、Δfは、A/D変換処理におけるサンプリング周波数を表す。
ここで、当該処理を周波数軸上で観察すると、図2(B)に示すように、時間波形g(t)のフーリエ変換結果であるスペクトラムG(f)が、Δfの帯域毎に重ねられた信号G’(f)に変換される。なお、G(f)の帯域幅は、図2(B)の例では2Δfである。
従って、図3に例示するように、受信機が、各コンポーネントキャリアCC及びCCに割り当てられた信号G(f),G(f)を単一のサンプリング周波数でサンプリングした場合、スペクトラムの重なり(図3の黒塗り部分参照)が生じることがある。
このような場合、受信機は、スペクトラムの重なり部分を分離することができず、元の信号を正確に再生できない。
そこで、本発明は、通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアを用いた無線通信において、信号を正確に再生できるようにすることを目的の1つとする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の一つとして位置付けることができる。
(1)第1の案として、通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信し、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数によりアナログデジタル変換処理である受信サンプリング処理を施す受信機とをそなえ、前記受信サンプリング処理の後に、前記複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた前記データを表す信号の周波数帯域が互いに重ならないように、前記コンポーネントキャリアの中心周波数、前記無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数、又は、前記受信サンプリング周波数を制御する、無線通信システムを用いることができる。
(2)また、第2の案として、通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信し、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数によりアナログデジタル変換処理である受信サンプリング処理を施す受信機とをそなえた無線通信システムの前記送信機において、前記受信サンプリング処理の後に、前記複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた前記データを表す信号の周波数帯域が互いに重ならないように、前記コンポーネントキャリアの中心周波数を制御する制御部と、前記制御部によって制御された前記の各中心周波数を有する複数のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信部とをそなえる、送信機を用いることができる。
(3)さらに、第3の案として、通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信する受信機とをそなえた無線通信システムの前記受信機において、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数によりアナログデジタル変換処理である受信サンプリング処理を施す受信処理部と、前記受信サンプリング処理の後に、前記複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた前記データを表す信号の周波数帯域が互いに重ならないように、前記無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数、又は、前記受信サンプリング周波数を制御する制御部とをそなえる、受信機を用いることができる。
(4)また、第4の案として、通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信し、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数によりアナログデジタル変換処理である受信サンプリング処理を施す受信機とをそなえた無線通信システムに用いられる無線通信方法において、前記受信サンプリング処理の後に、前記複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた前記データを表す信号の周波数帯域が互いに重ならないように、前記コンポーネントキャリアの中心周波数、前記無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数、又は、前記受信サンプリング周波数を制御する、無線通信方法を用いることができる。
複数のコンポーネントキャリアを用いた無線通信において、信号を正確に再生できるようになる。
キャリアアグリゲーションによる無線通信の一例を示す図である。 サンプリング処理の一例を示す図である。 キャリアアグリゲーションにより送信された信号を、受信機側で一括して再生する例を示す図である。 一実施形態に係る無線通信システムの一例を示す図である。 図4に示す送信機の一例を示す図である。 一実施形態に係る各コンポーネントキャリアの配置の一例を示す図である。 図4に示す受信機の一例を示す図である。 ダウンコンバート後のスペクトラム配置の一例を示す図である。 第1変形例に係る受信機の一例を示す図である。 第2変形例に係る受信機の一例を示す図である。 ノイズにより信号を再生できない場合の各コンポーネントキャリアの配置の一例を示す図である。 第3変形例に係る各コンポーネントキャリアの配置の一例を示す図である。 第4変形例に係る受信機の一例を示す図である。 デシメーション前後のデータ配置の一例を示す図である。 コンポーネントキャリアの配置の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも例示に過ぎず、以下に示す各実施形態及び変形例で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、各実施形態及び変形例を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
〔1〕一実施形態の説明
(1.1)無線通信システムの構成例
図4は一実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。
この図4に示す無線通信システム1は、例示的に、送信機2と、受信機3−1〜3−3とをそなえる。なお、以下では、受信機3−1〜3−3を区別しない場合、単に受信機3と表記する。また、送信機2及び受信機3の数は、図4に例示する数にそれぞれ限定されない。
ここで、送信機2は、キャリアアグリゲーションによる無線通信を実施することができる無線通信装置である。例えば、LTE−Aにおける無線基地局や無線端末や中継装置などが送信機2として機能し得る。
送信機2は、受信機3宛の信号(データ)を複数の信号に分割し、分割した各信号(以下、分割信号ともいう)を複数のコンポーネントキャリアにそれぞれ割り当てて無線信号を生成する。そして、送信機2は、生成した無線信号を受信機3へ送信する。
また、送信機2は、送信機2が提供するセルやセクタなどの無線エリア4内に位置する受信機3−1〜3−3と直接的に無線通信することができる。なお、送信機2は、各種の中継装置を介し、無線エリア4外に位置する他の受信機と間接的に無線通信してもよい。
一方、受信機3は、送信機2からの無線信号を受信し、受信した無線信号について所定の受信処理を施すとともに、所定のサンプリング周波数(以下、受信サンプリング周波数ともいう)によりアナログ/ディジタル(A/D)変換処理を施す。
これにより、送信機2によって各コンポーネントキャリアに割り当てられた複数の分割信号が、ベースバンド帯にダウンコンバートされ、合成されて、元の信号が再生(復元)される。
つまり、受信機3の受信サンプリング処理によって、上記複数のコンポーネントキャリアが、周波数軸上において重ね合わせられる。なお、LTE−Aにおける無線端末や無線基地局や中継装置などが受信機3として機能し得る。
本例では、上記受信処理の際、周波数軸上において、複数のコンポーネントキャリアが重ね合わせられたときに、各コンポーネントキャリアに割り当てられた複数の信号が互いに重ならないような位置に各コンポーネントキャリアが配置される。
具体的には例えば、送信機2が、受信機3での受信サンプリング周波数に基づいて、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を制御したり、受信機3が、無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数を制御したりする。また、受信機3が、A/D変換処理におけるサンプリング周波数を制御してもよい。
前述のように配置された複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた信号を受信した受信機3は、各コンポーネントキャリアについて、所定の受信サンプリング周波数による受信処理を一括して行なうことで信号を正確に再生できる。なぜなら、各コンポーネントキャリアにそれぞれ割り当てられたデータが周波数軸上で重なり合わないからである。
また、受信機3は、単一のサンプリング周波数を用いてデータを一括再生することができるので、受信機3におけるローカル発振器の設置数を減少させ、受信機3の構成をより単純化するとともに、低コスト化が可能となる。
以下、送信機2及び受信機3の構成の一例について説明する。なお、送信機2及び受信機3の各構成は、あくまで一例であり、本発明は以下に示すような構成に限定されないのはいうまでもない。
(1.2)送信機2の構成例
図5は送信機2の構成の一例を示す図である。
この図5に示す送信機2は、例示的に、S/P(シリアル/パラレル)変換部20と、フィルタ21−1〜21−4と、周波数制御部22と、乗算器23−1〜23−4と、発振器24−1,24−2とをそなえる。また、送信機2は、例示的に、π/2移相器25−1,25−2と、加算器26−1,26−2と、アンテナ27−1,27−2とをそなえる。
なお、図5は、送信機2が、受信機3宛の信号を2個の信号に分割し、各分割信号を2個のコンポーネントキャリアにそれぞれ割り当てて送信する場合の送信機2の構成を示した一例に過ぎない。例えば、送信機2が、受信機3宛の信号をM(Mは2以上の整数)個の信号に分割し、M個の分割信号をM個のコンポーネントキャリアにそれぞれ割り当てて送信する場合、コンポーネントキャリア数(M)に応じた数のフィルタ,乗算器,発振器,π/2移相器,加算器及びアンテナが送信機2にそなえられることはいうまでもない。また、前述のフィルタは、LPF(Low Pass Filter)でもよい。
ここで、S/P変換部20は、受信機3宛の信号について、シリアル/パラレル変換処理を施す。図5に示す例では、S/P変換部20が、受信機3宛の信号を2個の分割信号にシリアル/パラレル変換する。S/P変換部20によって分割された一方の分割信号はフィルタ21−1及びフィルタ21−2へ出力され、S/P変換部20によって分割された他方の分割信号はフィルタ21−3及びフィルタ21−4へ出力される。
フィルタ21−1〜21−4は、それぞれ、所定の周波数帯域を有する信号を通過させる一方、それ以外の周波数帯域を有する信号を遮断する。
発振器24−1及び発振器24−2は、後述の周波数制御部22によって制御される周波数を有する交流波をそれぞれ発生する。
また、π/2移相器25−1,25−2は、それぞれ、発振器24−1,24−2からの交流波にπ/2の位相偏移を与える。
さらに、乗算器23−1は、フィルタ21−1からの信号と発振器24−1からの交流波とを乗算出力し、乗算器23−2は、フィルタ21−2からの信号とπ/2移相器25−1からのπ/2偏移した交流波とを乗算出力する。
同様に、乗算器23−3は、フィルタ21−3からの信号と発振器24−2からの交流波とを乗算出力し、乗算器23−4は、フィルタ21−4からの信号とπ/2移相器25−2からのπ/2偏移した交流波とを乗算出力する。
これにより、S/P変換部20によって分割された各信号が、複数のコンポーネントキャリアがそれぞれ有する中心周波数帯にアップコンバートされる。
そして、加算器26−1は、乗算器23−1から出力される信号と乗算器23−2から出力される信号とを加算してアンテナ27−1へ出力する。また、加算器26−2は、乗算器23−3から出力される信号と乗算器23−4から出力される信号とを加算してアンテナ27−2へ出力する。
さらに、アンテナ(送信部)27−1,27−2は、それぞれ、加算器26−1,26−2からの信号を受信機3へ無線送信する。
以上の構成から分かるように、図5に示す送信機2は、例えば、受信機3宛の信号を位相変調して無線送信することができる。
この場合、フィルタ21−1からは、一方のコンポーネントキャリアに割り当てられる第1のI信号(I信号)が出力されるとともに、フィルタ21−2からは、一方のコンポーネントキャリアに割り当てられる第1のQ信号(Q信号)が出力される。
また、フィルタ21−3からは、他方のコンポーネントキャリアに割り当てられる第2のI信号(I信号)が出力されるとともに、フィルタ21−4からは、他方のコンポーネントキャリアに割り当てられる第2のQ信号(Q信号)が出力される。
次に、本例の周波数制御部22について説明する。
周波数制御部(送信機側制御部)22は、受信機3でのA/D変換処理に用いられる受信サンプリング周波数に基づいて、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を制御する。
具体的には、例えば、周波数制御部22は、周波数軸上において複数のコンポーネントキャリアが重ね合わせられたときに、各コンポーネントキャリアにそれぞれ割り当てられたデータが互いに重ならないような位置に、複数のコンポーネントキャリアを配置する。
即ち、本例の周波数制御部22は、上記受信サンプリング周波数に基づいて、複数のコンポーネントキャリアについて、
Figure 0005699660
(ただし、k,m,i,jは、k≠m,i≠jを満たす整数であり、Fiはi番目の周波数であり、Fjはj番目の周波数であり、Δfは受信サンプリング周波数であり、G(F)は周波数Fにおけるスペクトラムである)を満たすように、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を制御する。
ここで、各コンポーネントキャリアの配置の一例を図6に示す。
この図6から分かるように、送信機2は、例えば、帯域幅Δfを有する受信機3宛の信号を複数の信号に分割し、分割された各信号を、中心周波数f,f(0<f<f)を有する複数のコンポーネントキャリアに割り当てて無線信号を生成する。
ここで、G(f),G(f)は、分割された各信号のスペクトラムを表しており、図6に示す例では、それぞれが、Δf/2の帯域幅を有している。また、図6中に示すf´,f´(0<f´<f´)は、分割された各信号が占める帯域の中心周波数を表している。
この図6に示す例では、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数f,f間の間隔が、受信サンプリング周波数ΔfのN(Nは自然数)倍となっている。例えば、送信機2は、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数f,fを、それぞれ、受信サンプリング周波数Δfの倍数に制御することで、図6に示すようなコンポーネントキャリアの配置を実現してもよい。
また、各信号が占める帯域の中心周波数f´,f´間の間隔が、受信サンプリング周波数Δfの(N+1/2)倍となっている。ここで、アンテナ27−1,27−2から送信される実際の無線信号の周波数は、f´,f´であるので、周波数制御部22は、各コンポーネントキャリアの中心周波数f,fを制御することに代えて、各信号が占める帯域の中心周波数f´,f´を制御するようにしてもよい。例えば、発振器24−1に周波数f´が与えられた場合、周波数制御部22は、発振器24−2に周波数f´=f´+(N+1/2)×Δfを与えるよう制御することができる。
また、通常、受信サンプリング周波数は、サブキャリア間隔や、シンボルレートや、チップレートなどの各倍数に設定される。そこで、送信機2は、例えば、サブキャリア間隔や、シンボルレートや、チップレートなどの既知の値の倍数を、受信サンプリング周波数Δfと仮定して、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数f,fを制御してもよい。
さらに、送信機2は、受信サンプリング周波数Δfについての情報を、定期あるいは通信開始時などの不定期に、受信機3からフィードバックさせてもよい。このようにすれば、受信サンプリング周波数Δfが送信機2側で未知であっても、各コンポーネントキャリアの中心周波数f,fを、図6に例示するように制御することができる。
(1.3)受信機3の構成例
図7は受信機3の構成の一例を示す図である。
この図7に示す受信機3は、例示的に、アンテナ30−1,30−2と、BPF(バンドパスフィルタ)31−1,31−2と、LNA(ローノイズアンプ)32−1,32−2と、BPF33−1,33−2と、乗算器34−1〜34−4とをそなえる。また、受信機3は、例示的に、フィルタ35−1〜35−4と、AFC(Automatic Frequency Control)部36と、発振器37と、π/2移相器38−1,38−2と、加算器39−1,39−2と、A/D変換部40−1,40−2とをそなえる。
なお、図7は、受信機3が、2つのコンポーネントキャリアにそれぞれ割り当てられた2つの信号を受信処理する場合の受信機3の構成を示した一例に過ぎない。例えば、受信機3が、M個のコンポーネントキャリアにそれぞれ割り当てられたM個の信号を受信処理する場合、コンポーネントキャリア数(M)に応じた数のアンテナ,LNA,BPF,乗算器,π/2移相器,フィルタ及び加算器が受信機3にそなえられることはいうまでもない。また、前述のフィルタは、LPF(Low Pass Filter)でもよい。
アンテナ30−1,30−2は、送信機2からの無線信号を受信する。例えば、アンテナ30−1が、周波数f´の無線信号を受信する一方、アンテナ30−2が、周波数f´の無線信号を受信することができる。なお、受信機3が送信機2へ受信サンプリング周波数をフィードバック通知する場合、アンテナ30−1,30−2は送信用アンテナとして機能してもよい。
BPF31−1,31−2は、それぞれ、所定の帯域を有する信号を通過させる一方、その他の帯域を有する信号を遮断する。
LNA32−1,32−2は、BPF31−1,31−2を通過した信号をそれぞれ増幅する。なお、ノイズを抑制すべく、LNA32−1,32−2は、BPF31−1,31−2の通過帯域以外の信号をなるべく増幅しないような構成であることが望ましい。
BPF33−1,33−2は、それぞれ、LNA32−1,32−2から出力される信号について、所定の帯域を有する信号を通過させる一方、その他の帯域を有する信号を遮断する。
発振器37は、AFC部36によって制御される周波数を有する交流波を発生する。
AFC部36は、発振器37の周波数を制御する。本例では、例えば、発振器37が周波数f1の交流波を発生させるよう制御することができる。発振器37から出力された交流波は、乗算器34−1,34−3及びπ/2移相器38−1,38−2にそれぞれ入力される。即ち、アンテナ30−1,30−2で受信された各無線信号は、発振器37の周波数によって周波数変換(ダウンコンバート)される。
中心周波数f,fを有する複数のコンポーネントキャリアを周波数fでダウンコンバートした場合、ダウンコンバート後のスペクトラム配置は、例えば、図8に示すような配置となる。
π/2移相器38−1,38−2は、それぞれ、発振器37からの交流波にπ/2の位相偏移を与える。
乗算器34−1は、BPF33−1からの信号と発振器37からの交流波とを乗算出力し、乗算器34−2は、BPF33−1からの信号とπ/2移相器38−1からのπ/2偏移した交流波とを乗算出力する。
同様に、乗算器34−3は、BPF33−2からの信号と発振器37からの交流波とを乗算出力し、乗算器34−4は、BPF33−2からの信号とπ/2移相器38−2からのπ/2偏移した交流波とを乗算出力する。
上記の各構成から分かるように、図7に示す受信機3は、送信機2から送信された無線信号を発振器37の周波数でダウンコンバートし、各IQ信号を取り出すことができる。この場合、乗算器34−1からは、一方のコンポーネントキャリアに割り当てられた第1のI信号(I信号)が出力されるとともに、乗算器34−2からは、一方のコンポーネントキャリアに割り当てられた第1のQ信号(Q信号)が出力される。また、乗算器34−3からは、他方のコンポーネントキャリアに割り当てられた第2のI信号(I信号)が出力されるとともに、乗算器34−4からは、他方のコンポーネントキャリアに割り当てられた第2のQ信号(Q信号)が出力される。
フィルタ35−1〜35−4は、それぞれ、所定の周波数帯域を有する信号を通過させる一方、それ以外の周波数帯域を有する信号を遮断する。
そして、加算器39−1は、フィルタ35−1から出力される信号とフィルタ35−3から出力される信号とを加算してA/D変換部40−1へ出力し、加算器39−2は、フィルタ35−2から出力される信号とフィルタ35−4から出力される信号とを加算してA/D変換部40−2へ出力する。
A/D変換部(受信処理部)40−1,40−2は、加算器39−1,39−2から出力される各アナログ信号をディジタル信号に変換する。このとき、A/D変換部40−1,40−2が行なう受信サンプリング処理における受信サンプリング周波数は、いずれもΔfである。
以上のように、本例によれば、受信機3は、単一のローカル発振機を用いて、各帯域の信号を混在することなく取り出す(再生する)ことができる。
〔2〕第1変形例
上記の一実施形態では、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を制御する例について説明したが、本例のように、無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数を制御することで、図8に例示したようなスペクトラム配置を実現してもよい。なお、この場合、送信機2は、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を任意の周波数に設定し、設定した周波数に関する情報を受信機3に通知してもよい。
図9は本例の受信機3Aの構成の一例を示す図である。
この図9に示す受信機3Aは、例示的に、アンテナ30−1,30−2と、BPF31−1,31−2と、LNA32−1,32−2と、BPF33−1,33−2と、乗算器34−1〜34−4とをそなえる。また、受信機3Aは、例示的に、フィルタ35−1〜35−4と、AFC部36Aと、発振器37−1,37−2と、π/2移相器38−1,38−2と、加算器39−1,39−2と、A/D変換部40−1,40−2とをそなえる。なお、前述のフィルタは、LPF(Low Pass Filter)でもよい。また、図9中、図7の各構成と同じ符号を有する構成については、同様の機能を具備するため説明を省略する。
発振器37−1,37−2は、それぞれ、AFC部36Aによって制御される周波数を有する交流波を発生する。
本例のAFC部(受信機側制御部)36Aは、周波数軸上において複数のコンポーネントキャリアを重ね合わせたときに各データが互いに重ならないように、無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数、即ち、発振器37−1,37−2の周波数を制御する。
例えば、送信機2から周波数f´,f´の無線信号をそれぞれ受信した場合、AFC部36Aは、例えば、発振器37−1の発振周波数を(f´+Δf/4)に制御するとともに、発振器37−2の発振周波数を(f´+(N−1/4)Δf)に制御する。
なお、上記の発振周波数は単なる一例に過ぎず、AFC部36Aは、複数のコンポーネントキャリアについて、
Figure 0005699660
(ただし、k,m,i,jは、k≠m,i≠jを満たす整数であり、Fiはi番目の周波数であり、Fjはj番目の周波数であり、Δfは受信サンプリング周波数であり、G(F)は周波数Fにおけるスペクトラムである)を満たすように、発振器37−1,37−2の周波数を制御すればよい。
これにより、本例においても、受信機3Aにおけるダウンコンバート後のスペクトラム配置が、図8に示す例のような配置となる。この図8に例示するように、ダウンコンバート後の複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数間隔は、それぞれ、ΔfのN倍である。また、ダウンコンバート後の複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数は、Δfの倍数である。
以上のように、本例においても、受信機3Aは、各帯域の信号を混在することなく取り出す(再生する)ことができる。
なお、本例においては、AFC部36Aが2つの発振器37−1,37−2をそれぞれ制御しているが、発振器37−1,37−2に一対のAFC部を対応させて設けてもよい。この場合、一方のAFC部が発振器37−1を制御し、他方のAFC部が発振器37−2を制御することができ、一対のAFC部を相互に連携させて動作させてもよい。
〔3〕第2変形例
また、本例のように、A/D変換部40−1,40−2のサンプリング周波数(受信サンプリング周波数)を制御することで、周波数軸上において複数のコンポーネントキャリアを重ね合わせたときに各データが互いに重ならないように調整してもよい。
図10は本例の受信機3Bの構成の一例を示す図である。
この図10に示す受信機3Bは、例示的に、アンテナ30−1,30−2と、BPF31−1,31−2と、LNA32−1,32−2と、BPF33−1,33−2と、乗算器34−1〜34−4とをそなえる。また、受信機3Bは、例示的に、フィルタ35−1〜35−4と、AFC部36と、発振器37−1,37−2と、π/2移相器38−1,38−2と、加算器39−1,39−2と、A/D変換部40−1,40−2と、周波数制御部41とをそなえる。なお、前述のフィルタは、LPF(Low Pass Filter)でもよい。また、図10中、図7の各構成と同じ符号を有する構成については、同様の機能を具備するため説明を省略する。
周波数制御部41は、A/D変換部40−1,40−2のサンプリング周波数Δfを制御する。具体的には例えば、周波数制御部41は、Δfを、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数の差(f−f)をNで割った商と同じ値に制御する。このため、各中心周波数f,fについての情報は、送信機2から予め通知されていてもよい。
これにより、本例においても、受信機3Bは、各帯域の信号を混在することなく取り出す(再生する)ことができる。
〔4〕第3変形例
ここで、各コンポーネントキャリアに割り当てられる各データ位置について着目すると、本発明では、受信機3が正確に信号を再生できるように、周波数軸上において複数のコンポーネントキャリアが重ね合わせられたときに、データが重なり合わないように、各データが配置される。
このようなデータ配置の一例として、上述した実施形態及び各変形例では、例えば、周波数軸上において複数のコンポーネントキャリアが重ね合わせられたときに、各データが互いに重なり合わず、さらに、各データ間に隙間(ギャップ)が生じないように各データが配置されている。
しかしながら、本例のように、例えば、周波数軸上において複数のコンポーネントキャリアが重ね合わせられたときに、各データが互いに重なり合わず、さらに、各データ間に隙間が生じるように各データが配置されてもよい。
例えば、無線信号にノイズが重畳されることがある。このような場合、受信機3は、ノイズフィルタを用いることにより、ノイズをある程度カットすることができる。
図11にコンポーネントキャリアのデータ配置の一例とノイズとの関係を示す。
この図11に例示するように、受信機3に備えられるノイズフィルタ(図11中の一点鎖線参照)は、各コンポーネントキャリアに割り当てられたデータに対して、所定のマージン(例えば、M[Hz]、L[Hz])を各データの両側にそれぞれ有し、ノイズをカットする。
しかしながら、図11に例示するデータ配置のコンポーネントキャリアが受信機3においてダウンコンバート及び合成されると、ベースバンド帯の中央付近に(M+L)[Hz]のノイズ部分が残留するので、信号品質に影響を与えることとなる。
そこで、本例では、図12に例示するように、送信機2が、受信機3に設けられるノイズフィルタのマージン分を考慮してデータをコンポーネントキャリアに割り当てられることにより、ノイズの信号に対する影響を抑制することができる。
即ち、本例では、周波数軸上において複数のコンポーネントキャリアが重ね合わせられたときに無線信号に重畳されるノイズが互いに重ならないような位置に、各データが複数のコンポーネントキャリアにそれぞれ割り当てられる。
なお、本例は、データの配置が異なるだけで、上記の実施形態及び各各変形例のいずれの構成においても実施可能である。
このようにすれば、無線信号にノイズが重畳される場合であっても、上記実施形態及び各変形例と同様の効果を得ることができる。
〔5〕第4変形例
また、受信機3,3A,3Bに代えて、図13に例示する受信機3Cを用いてもよい。
この図13に示す受信機3Cは、例示的に、アンテナ42と、A/D変換部43と、BPF44と、デシメータ45とをそなえる。
アンテナ42は、送信機2からの無線信号を受信する。例えば、アンテナ42は、周波数f´の無線信号を受信するとともに、周波数f´の無線信号を受信することができる。なお、受信機3Cが送信機2へ受信サンプリング周波数及びデシメータ45に関する情報をフィードバック通知する場合、アンテナ42は送信用アンテナとして機能してもよい。
A/D変換部43は、アンテナ42で受信した信号について、アナログ/ディジタル変換処理を施す。ここで、本例のA/D変換部43は、例えば、数GHzの帯域幅を有する広帯域なA/D変換器により構成される。これにより、A/D変換部43は、送信機2から送信される複数のコンポーネントキャリアを一括してサンプリング処理することができる。
BPF44は、所定の帯域を有する信号を通過させる一方、その他の帯域を有する信号を遮断する。これにより、BPF44は、無線信号に重畳されたノイズを抑制することができる。
デシメータ45は、BPF44からの信号に間引き処理を施す。時間軸上でデシメーションを観察したとすると、離散化された信号点の中から、何点かに1点ずつ抽出するような処理をいう。
例えば、図14に示すように、A/D変換部43のサンプリング周波数が3G[Hz]であり、デシメータ45が、サンプリング周波数を5分の1に間引きする処理を行なう場合、3G[Hz]における各600M[Hz]を重ね合わせるような処理となる。
このような場合、送信機2は、受信サンプリング周波数及びデシメータ45に関する情報に基づいて、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を制御する。
これにより、デシメータ45によって信号が間引かれた場合に、周波数軸上において複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた各データが互いに重ならないような位置に、複数のコンポーネントキャリアを配置することができる。
このようにすれば、上記実施形態及び各変形例と同様の効果を得ることができる。
〔6〕その他
上述した無線通信システム1、送信機2、受信機3、中継機4の各構成,各手段及び各機能は、必要に応じて取捨選択されてもよいし、適宜組み合わせられてもよい。即ち、上述した本発明の機能を発揮できるように、上記の各構成及び各機能は取捨選択されたり、適宜組み合わせて用いられたりしてもよい。
また、図15に例示するように、コンポーネントキャリアが3以上の場合であっても、送信機2の周波数制御部22が、受信サンプリング周波数に基づいて、複数のコンポーネントキャリアについて、
Figure 0005699660
(ただし、k,m,i,jは、k≠m,i≠jを満たす整数であり、Fiはi番目の周波数であり、Fjはj番目の周波数であり、Δfは受信サンプリング周波数であり、G(F)は周波数Fにおけるスペクトラムである)を満たすように、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を制御することにより、上記実施形態及び各変形例と同様の効果を得ることができる。
あるいは、受信機3AのAFC部36Aが、
Figure 0005699660
(ただし、k,m,i,jは、k≠m,i≠jを満たす整数であり、Fiはi番目の周波数であり、Fjはj番目の周波数であり、Δfは受信サンプリング周波数であり、G(F)は周波数Fにおけるスペクトラムである)を満たすように、発振器37−1,37−2の周波数を制御することにより、上記実施形態及び各変形例と同様の効果を得ることができる。
または、受信機3Bの周波数制御部41が、受信サンプリング周波数Δfを、複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数の差(f−f)をNで割った商と同じ値に制御することにより、上記実施形態及び各変形例と同様の効果を得ることができる。
以上の実施形態及び各変形例に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔7〕付記
(付記1)
通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、
前記無線信号を受信し、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数により受信処理を施す受信機とをそなえ、
周波数軸上において前記複数のコンポーネントキャリアが重ね合わせられたときに前記の各データが互いに重ならないような位置に、前記複数のコンポーネントキャリアが配置される、
ことを特徴とする、無線通信システム。
(付記2)
前記送信機は、
前記受信サンプリング周波数に基づいて、前記複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を制御する送信機側制御部をそなえる、
ことを特徴とする、付記1記載の無線通信システム。
(付記3)
前記複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数間隔が、それぞれ、前記受信サンプリング周波数の整数倍である、
ことを特徴とする、付記1または2に記載の無線通信システム。
(付記4)
前記複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数が、前記受信サンプリング周波数の倍数である、
ことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記5)
前記受信機は、
周波数軸上において前記複数のコンポーネントキャリアを重ね合わせたときに前記の各データが互いに重ならないように、前記無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数を制御する受信機側制御部をそなえる、
ことを特徴とする、付記1または2に記載の無線通信システム。
(付記6)
前記ダウンコンバート後の複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数間隔が、それぞれ、前記受信サンプリング周波数の整数倍である、
ことを特徴とする、付記5記載の無線通信システム。
(付記7)
前記ダウンコンバート後の複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数が、前記受信サンプリング周波数の倍数である、
ことを特徴とする、付記5または6に記載の無線通信システム。
(付記8)
周波数軸上において前記複数のコンポーネントキャリアが重ね合わせられたときに前記無線信号に重畳されるノイズが互いに重ならないような位置に、前記の各データが前記複数のコンポーネントキャリアにそれぞれ割り当てられる、
ことを特徴とする、付記1〜7のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記9)
前記受信機は、前記サンプリング周波数について間引き処理を行なうデシメータをそなえ、
該デシメータによる間引き処理後、周波数軸上において前記複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた前記の各データが互いに重ならないような位置に、前記複数のコンポーネントキャリアが配置される、
ことを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記10)
通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信し、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数により受信処理を施す受信機とをそなえた無線通信システムの前記送信機において、
前記受信サンプリング周波数に基づいて、前記複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を制御する制御部と、
前記制御部によって制御された前記の各中心周波数を有する複数のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信部とをそなえる、
ことを特徴とする、送信機。
(付記11)
通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信する受信機とをそなえた無線通信システムの前記受信機において、
受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数により受信処理を施す受信処理部と、
周波数軸上において前記複数のコンポーネントキャリアを重ね合わせたときに前記の各データが互いに重ならないように、前記無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数を制御する制御部とをそなえる、
ことを特徴とする、受信機。
(付記12)
通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信する受信機とをそなえた無線通信システムに用いられる無線通信方法において、
周波数軸上において前記複数のコンポーネントキャリアが重ね合わせられたときに前記の各データが互いに重ならないような位置に、前記複数のコンポーネントキャリアが配置され、
前記位置に配置された前記複数のコンポーネントキャリアを用いて通信を行なう、
ことを特徴とする、無線通信方法。
(付記13)
通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、
前記無線信号を受信し、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数により受信処理を施す受信機とをそなえ、
前記複数のコンポーネントキャリアについて、
Figure 0005699660
(ただし、k,m,i,jは、k≠m,i≠jを満たす整数であり、Fiはi番目の周波数であり、Fjはj番目の周波数であり、Δfは受信サンプリング周波数であり、G(F)は周波数Fにおけるスペクトラムである)
を満たすように、前記複数のコンポーネントキャリアが配置される、
ことを特徴とする、無線通信システム。
(付記14)
通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信し、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数により受信処理を施す受信機とをそなえた無線通信システムの前記送信機において、
前記受信サンプリング周波数に基づいて、前記複数のコンポーネントキャリアについて、
Figure 0005699660
(ただし、k,m,i,jは、k≠m,i≠jを満たす整数であり、Fiはi番目の周波数であり、Fjはj番目の周波数であり、Δfは受信サンプリング周波数であり、G(F)は周波数Fにおけるスペクトラムである)
を満たすように、前記複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を制御する制御部と、
前記制御部によって制御された前記の各中心周波数を有する複数のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信部とをそなえる、
ことを特徴とする、送信機。
(付記15)
通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信する受信機とをそなえた無線通信システムの前記受信機において、
受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数により受信処理を施す受信処理部と、
前記複数のコンポーネントキャリアについて、
Figure 0005699660
(ただし、k,m,i,jは、k≠m,i≠jを満たす整数であり、Fiはi番目の周波数であり、Fjはj番目の周波数であり、Δfは受信サンプリング周波数であり、G(F)は周波数Fにおけるスペクトラムである)
を満たすように、前記無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数を制御する制御部とをそなえる、
ことを特徴とする、受信機。
1 無線通信システム
2 送信機
3−1,3−2,3−3 受信機
4 無線エリア
20 S/P変換部
21−1,21−2,21−3,21−4 フィルタ
22 周波数制御部
23−1,23−2,23−3,23−4 乗算器
24−1,24−2 発振器
25−1,25−2 π/2移相器
26−1,26−2 乗算器
27−1,27−2 アンテナ
30−1,30−2 アンテナ
31−1,31−2 BPF
32−1,32−2 LNA
33−1,33−2 BPF
34−1,34−2,34−3,34−4 乗算器
35−1,35−2,35−3,35−4 フィルタ
36,36A AFC部
37,37−1,37−2 発振器
38−1,38−2 π/2移相器
39−1,39−2 加算器
40−1,40−2 A/D変換部
41 周波数制御部
42 アンテナ
43 A/D変換部
44 BPF
45 デシメータ

Claims (11)

  1. 通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、
    前記無線信号を受信し、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数によりアナログデジタル変換処理である受信サンプリング処理を施す受信機とをそなえ、
    前記受信サンプリング処理の後に、前記複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた前記データを表す信号の周波数帯域が互いに重ならないように、前記コンポーネントキャリアの中心周波数、前記無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数、又は、前記受信サンプリング周波数を制御する、
    ことを特徴とする、無線通信システム。
  2. 前記送信機は、
    前記受信サンプリング周波数に基づいて、前記複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数を制御する送信機側制御部をそなえる、
    ことを特徴とする、請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数間隔が、それぞれ、前記受信サンプリング周波数の整数倍である、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数が、前記受信サンプリング周波数の倍数である、
    ことを特徴とする、請求項2または3に記載の無線通信システム。
  5. 前記受信機は、
    前記ダウンコンバート周波数を制御する受信機側制御部をそなえる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記ダウンコンバート後の複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数間隔が、それぞれ、前記受信サンプリング周波数の整数倍である、
    ことを特徴とする、請求項5記載の無線通信システム。
  7. 前記ダウンコンバート後の複数のコンポーネントキャリアの各中心周波数が、前記受信サンプリング周波数の倍数である、
    ことを特徴とする、請求項5または6に記載の無線通信システム。
  8. 前記複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた前記データを表す信号の中心周波数の間隔は、前記受信サンプリング周波数の(N+1/2)倍(ここで、Nは整数を表す)である、
    ことを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の無線通信システム
  9. 通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信し、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数によりアナログデジタル変換処理である受信サンプリング処理を施す受信機とをそなえた無線通信システムの前記送信機において、
    前記受信サンプリング処理の後に、前記複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた前記データを表す信号の周波数帯域が互いに重ならないように、前記コンポーネントキャリアの中心周波数を制御する制御部と、
    前記制御部によって制御された前記の各中心周波数を有する複数のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信部とをそなえる、ことを特徴とする、送信機。
  10. 通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信する受信機とをそ
    なえた無線通信システムの前記受信機において、
    受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数によりアナログデジタル変換処理である受信サンプリング処理を施す受信処理部と、
    前記受信サンプリング処理の後に、前記複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた前記データを表す信号の周波数帯域が互いに重ならないように、前記無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数、又は、前記受信サンプリング周波数を制御する制御部とをそなえる、
    ことを特徴とする、受信機。
  11. 通信帯域を複数に分割したブロック毎のコンポーネントキャリアに各データをそれぞれ割り当てて生成した無線信号を送信する送信機と、前記無線信号を受信し、受信した前記無線信号について所定の受信サンプリング周波数によりアナログデジタル変換処理である受信サンプリング処理を施す受信機とをそなえた無線通信システムに用いられる無線通信方法において、
    前記受信サンプリング処理の後に、前記複数のコンポーネントキャリアに割り当てられた前記データを表す信号の周波数帯域が互いに重ならないように、前記コンポーネントキャリアの中心周波数、前記無線信号をダウンコンバートする際のダウンコンバート周波数、又は、前記受信サンプリング周波数を制御する、
    ことを特徴とする、無線通信方法。
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