JP5699312B2 - ロールシュリンクラベルおよびロールシュリンクラベル付き容器の製造方法 - Google Patents

ロールシュリンクラベルおよびロールシュリンクラベル付き容器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロールシュリンクラベルおよびロールシュリンクラベル付き容器の製造方法に関し、詳しくは、ミシン目からラベルを剥離する際に、胴巻き方向に裂けることなく剥離することができるロールシュリンクラベルおよびロールシュリンクラベル付き容器の製造方法に関する。
従来から、飲料などの容器に全周にわたる筒状シュリンクラベルが使用されている。このような筒状シュリンクラベルを装着した容器として、予め筒状シュリンクラベルを製造し、これを容器外周に外嵌した後、熱処理してシュリンク形成する方法が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、筒状シュリンクラベルを製造する際に、シュリンクラベルの両端部に溶剤または接着剤を塗布し、ラベル両端を筒状に張り合わせている。
一方、筒状にシュリンクラベルを接着する際に、レーザー光によって溶着し、得られたロールシュリンクラベルを容器に外嵌装着する方法も知られている(例えば、特許文献2)。特許文献2で使用するラベルは、印刷が施された合成樹脂製フィルムの両端部を重ね合わせてレーザー光の照射によって溶着して筒状に形成した筒状シュリンクラベルであって、基材と、基材の両面側に積層された表面層とを有しており、表面層は、基材よりも融点の低い材料からなり、両端部の溶着面は、印刷層が施されていない無印刷部に形成されている。
特開2006−117269号公報 特開2000−141469号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2のように、シュリンクラベルの接着に紫外線硬化型ホットメルトやレーザーを用いた場合、筒状シュリンクラベルの剥離用にミシン目が必要となる。ここで、シュリンクラベルは、延伸方向に収縮するため、筒状シュリンクラベルは延伸方向と胴巻き方向(周方向)を一致させる必要がある。基材として横一軸延伸フィルムを用いた場合、延伸方向と胴巻き方向を一致させるため、シュリンクラベルを90°回転させた後に筒状に成型する工程が必要となる。
このような工程を省略するために、基材として縦一軸延伸フィルムを使用し、ロールシュリンクラベルの延伸方向と移送方向とを同一にし、フィルムを所定のシュリンクラベル長に切断した後、切断面を接合部としてロールシュリンクラベルを製造する方法が考えられる。しかしながら、縦一軸延伸フィルムから製造したロールシュリンクラベルをミシン目から剥離しようとすると、ミシン目と延伸方向とが一致しないため、ロールシュリンクラベルが胴巻き方向に裂けてしまうという問題を有していた。
そこで、本発明の目的は、ミシン目からラベルを剥離する際に、胴巻き方向に裂けることなく剥離することができるロールシュリンクラベルおよびロールシュリンクラベル付き容器の製造方法を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解消するために、ロールシュリンクラベルの材質および製造工程につき鋭意検討した結果、下記構成とすることにより、上記課題を解消することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のロールシュリンクラベルは、容器の胴部外周面に巻き付けて装着するロールシュリンクラベルにおいて、
二軸延伸フィルムからなり、前記二軸延伸フィルムの胴巻き方向の100℃における熱収縮率が10%以上であり、前記二軸延伸フィルムの胴巻き方向に直交する方向の100℃における熱収縮率が10%を超え15%以下であり、胴巻き方向の収縮率よりも胴巻き方向に直交する方向の熱収縮率が大きく、かつ、胴巻き方向に直交する方向にミシン目が設けられていることを特徴とするものである。
本発明においては、本発明においては、シュリンクラベルと前記容器との接着部にホットメルトまたは紫外線硬化型ホットメルトが塗布されており、かつ、前記シュリンクラベルの始端部と終端部との接着部に紫外線硬化型ホットメルトが塗布されてなることが好ましい。さらに、本発明においては、シュリンクラベル始端部と終端部とが炭酸ガスレーザーにより溶着されてなることが好ましい。さらにまた、本発明においては、前記二軸延伸フィルムは、ポリオレフィン系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、およびこれらのフィルムの2種以上の積層フィルムからなる群から選ばれる1種であることが好ましい。
さらに、本発明のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法は、ロールシュリンクラベル原反を搬送する搬送工程と、前記ロールシュリンクラベル原反を所定の長さに切断してシュリンクラベルを製造する切断工程と、ロールシュリンクラベルを容器に装着させる装着工程と、を有するロールシュリンクラベル付き容器の製造方法において、
前記ロールシュリンクラベル原反が二軸延伸フィルムであり、かつ、前記二軸延伸フィルムの胴巻き方向の100℃における熱収縮率が10%以上であり、前記二軸延伸フィルムの胴巻き方向に直交する方向の100℃における熱収縮率が10%を超え15%以下であり、胴巻き方向の収縮率よりも胴巻き方向に直交する方向の熱収縮率が大きいものであり、前記切断工程における前記二軸延伸フィルムの切断と同時または直前に、あるいはオフラインで、ミシン目状の切り刃を有するダイカットロールもしくはレーザー照射にて幅方向にミシン目を設けることを特徴とするものである。
本発明のロールシュリンクラベルの製造方法においては、前記装着工程が、前記シュリンクラベルの始端部にホットメルトまたは紫外線硬化型ホットメルトを塗布し、かつ、前記シュリンクラベルの終端部に紫外線硬化型ホットメルトを塗布する接着剤塗布工程と、前記始端部と前記容器を接着し、前記シュリンクラベルを前記容器に巻回して、前記始端部と前記終端部を接着させロールシュリンクラベルを形成する接着工程と、前記ロールシュリンクラベルが接着された前記容器に紫外線を照射し、接着剤を硬化させる紫外線照射工程と、前記ロールシュリンクラベルを接着した容器に対して熱収縮処理を行う熱収縮工程と、を有することが好ましく、または、前記装着工程が、前記シュリンクラベルを切断した両端を重ね筒状に成形して、重ね部を炭酸ガスレーザー光で溶着させてロールシュリンクラベルとする溶着工程と、前記ロールシュリンクラベルの上部側または下部側から前記容器を挿入して前記容器に前記ロールシュリンクラベルを装着させる挿入工程と、前記ロールシュリンクラベルを装着した容器を熱収縮処理する熱収縮工程と、を有することが好ましい。さらに、本発明においては、前記二軸延伸フィルムは、ポリオレフィン系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、およびこれらのフィルムの2種以上の積層フィルムからなる群から選ばれる1種であることが好ましい。
本発明によれば、ミシン目からラベルを剥離する際に、胴巻き方向に裂けることなく剥離することができるロールシュリンクラベルおよびロールシュリンクラベル付き容器の製造方法を提供することができる。
(a)〜(d)は、本発明のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法の一好適実施形態における製造工程の一部の概略図であり、(a)は搬送工程を、(b)は切断工程を、(c)は接着剤塗布工程を、(d)は接着工程を示す。 (a)〜(d)は、本発明のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法の他の好適実施形態における製造工程の一部の概略図であり、(a)は搬送工程を、(b)は切断工程を、(c)および(d)はシュリンクラベル溶着工程を示す。
以下、本発明の好適な実施の形態について、詳細に説明する。
本発明のロールシュリンクラベルは、容器の胴部外周面に巻き付けて装着するロールシュリンクラベルであり、ロールシュリンクラベルが二軸延伸フィルムからなり、かつ、胴巻き方向に直交する方向にミシン目が設けられていることが重要である。基材として二軸延伸フィルムを用いることにより、胴巻き方向への熱収縮を可能としつつ、また、胴巻き方向に直交する方向にも延伸が加わっているため、ロールシュリンクラベルを容易に剥離することができる。これにより、課題であった、ミシン目からロールシュリンクラベルを剥離する際に、シュリンクラベルが胴巻き方向に裂けるという問題を解消することができる。
本発明においては、二軸延伸フィルムの胴巻き方向の100℃における熱収縮率が10%以上であることが好ましい。100℃における胴巻き方向の熱収縮率が10%未満であると、シュリンクラベルとして、十分な熱収縮が得られない場合がある。好適には10〜65%である。ここで、熱収縮率は下記式で定義される。
熱収縮率(%)=(加熱前の寸法−加熱後の寸法)/(加熱前の寸法)×100
また、本発明においては、二軸延伸フィルムの胴巻き方向に直交する方向の100℃における熱収縮率は0〜15%であることが好ましい。胴巻き方向に直交する方向の100℃における熱収縮率が0%未満であると、ミシン目に沿ってロールシュリンクラベルを剥離することが困難な場合がある。一方、15%を超えると、熱収縮後の外観が悪化するおそれがある。なお、本発明においては、胴巻き方向の収縮率と胴巻き方向に直交する方向の熱収縮率は、上記範囲を満足するものであれば、胴巻き方向の収縮率と胴巻き方向に直交する方向の熱収縮率のうちいずれが大きくてもよい。
本発明のロールシュリンクラベルは、シュリンクラベルと容器との接着部にホットメルトまたは紫外線硬化型ホットメルトが塗布されており、かつ、シュリンクラベルの始端部と終端部との接着部に紫外線硬化型ホットメルトが塗布されてなることが好ましい。紫外線硬化型ホットメルトは、紫外線照射によって硬化するため、接着剤としてこれらを使用すると、硬化した後の熱収縮工程などの高温雰囲気下でも接着剤が溶融することがなく、熱収縮工程を必要とするロールシュリンクラベルに好適に使用することができる。しかも、紫外線硬化型ホットメルトは、反応性ホットメルトなどと相違して短時間で硬化し、生産性を向上させることができる。なお、熱処理工程等において、接着剤の溶融のおそれがなければシュリンクラベルと容器との接着部には紫外線硬化型でないホットメルトを用いてもよい。
ホットメルトや紫外線硬化型ホットメルトを塗布するには、ダイレクトロールやグラビアロールなどを用いたロールコーター方式やエクストルージョンコーター方式やスリットオリフィスコーター方式などがあるが、本発明においてはいずれの塗布方法でもよい。また、ホットメルトや紫外線硬化型ホットメルトを溶剤に溶解して塗布した後、溶剤を除去する方法を用いてもよい。例えば、ロールシュリンクラベルの接着部にホットメルト等を塗布するには、予め基材フィルムにデザイン印刷層や外層を形成した積層フィルムにホットメルトコーターやホットメルトアプリケーターを用いてホットメルト等を塗布する方法を採用することができる。
また、本発明のロールシュリンクラベルは、シュリンクラベルの始端部と終端部とが炭酸ガスレーザーにより溶着されてなることも好ましい。シュリンクラベル重ね部を炭酸ガスレーザー光で溶着すれば透明樹脂フィルムを、接着剤を使用することなく短時間で効率的に溶着することができる。特に、炭酸ガスレーザーをデフォーカスして照射するとラベル重ね部を安定して幅広に溶着することができ、接着強度に優れるロールシュリンクラベルを製造することができる。
本発明においては、二軸延伸フィルムとしては、一般には、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ乳酸系樹脂の1種または2種以上を使用し、押し出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法、その他等の製膜化法を用いて単層でフィルム化したもの、または2種以上の樹脂を使用して共押し出しなどで多層フィルム化したもの、または2種以上の樹脂を混合使用してフィルム化したものを使用することができるが、本発明においては、ポリオレフィン系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、およびこれらのフィルムの2種以上の積層フィルムからなる群から選ばれる1種であることが好ましい。より好ましくは、ポリオレフィン系フィルムとしてはポリプロピレン系フィルムを、ポリエステル系フィルムとしてはポリエチレンテレフタレート系フィルムを挙げることができる。
本発明において、二軸延伸フィルムの厚みは特に限定されないが、耐熱性、剛性、機械適性、外観等を損なわない範囲で適宜選択され、例えば、15〜50μmとすることができる。上記範囲であれば、容器に装着して使用する際に、十分な機械的強度を確保しうると共に、炭酸ガスレーザー光などで溶着強度に優れるからである。なお二軸延伸フィルムの厚みは、熱収縮前のフィルム厚である。
なお、二軸延伸フィルムには、必要に応じて、滑剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤等の各種添加剤を添加してもよい。また、二軸延伸フィルムの表面には、印刷性を向上させるためにコロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、酸処理などの慣用の表面処理を施してもよい。
次に、本発明のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法について説明する。
本発明のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法は、ロールシュリンクラベル原反を搬送する搬送工程と、ロールシュリンクラベル原反を所定の長さに切断してシュリンクラベルを製造する切断工程と、ロールシュリンクラベルを容器に装着させる装着工程と、を有する。本発明においては、ロールシュリンクラベル原反が二軸延伸フィルムであり、かつ、切断工程における二軸延伸フィルムの切断と同時または直前に、あるいはオフラインで、ミシン目状の切り刃を有するダイカットロールもしくはレーザー照射にて幅方向にミシン目を設けることが重要である。これにより、上述の本発明のロールシュリンクラベルを製造することができる。
以下、本発明のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法の手順について説明する。図1(a)〜(d)は、本発明のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法の一好適実施形態の製造工程の一部の概略図である。図1(a)は、二軸延伸フィルムを搬送する搬送工程を示しており、原反ロール1から引き出された二軸延伸フィルム2が、張力を一定に維持され、二軸延伸フィルム2を所定の寸法で切断する切断装置(図示せず)へ向けて連続供給される。
次いで、切断工程では(図1(b)参照)、連続供給される二軸延伸フィルム2が所定の長さに切断され、シュリンクラベル3が製造される。本発明においては、このシュリンクラベル3の切断と同時または直前に、あるいはオフラインで、ミシン目状の切り刃を有するダイカットロールもしくはレーザー照射にて幅方向にミシン目4を設ける。従来は、シュリンクラベルの基材として横一軸延伸フィルムを用いていたため、広幅長尺の横一軸延伸フィルムを所定幅サイズにスリットしてシュリンクラベル原反を製造する際、流れ方向に連続的にミシン目を設けることが可能であった。しかし、縦一軸延伸フィルムを用いた場合は、ミシン目の角度が90°回転してしまうため、ロールシュリンクラベル原反作製段階でミシン目を設けることは困難である。そこで、図1(b)に示すように、基材フィルムとして二軸延伸フィルムを用い、かつ、二軸延伸フィルムの切断と同時または直前に、あるいはオフラインで、ミシン目状の切り刃を有するダイカットロールもしくはレーザー照射にて幅方向にミシン目4を設けている。
二軸延伸フィルムの切断と同時にミシン目を設ける場合は、ミシン目状の切り刃を有する切断用ロータリーを用いればよい。二軸延伸フィルムの切断の直前にミシン目を設ける場合(図示せず)は、二軸延伸フィルム切断用ロータリーの直前に、別途、ミシン目加工用のダイカットロータリーを設置し、ミシン目加工を施した後に二軸延伸フィルムの切断を行う方法や、二軸延伸フィルム切断用ロータリーの直前に炭酸レーザーによりミシン目加工を施す方法を採用することができる。
ダイカットロールを用いる場合は、ラベル印刷後または、広幅長尺の二軸延伸フィルムのスリット後のシュリンクラベル原反に対して加工を行う。炭酸レーザーを用いる場合は、ダイカットロールを用いる場合と同様に、ラベル印刷後、スリット後に加工を施してもよく、また、溶着工程後に行ってもよい。
ここで、ダイカットロータリーを用いてミシン目の加工方法について説明する。
本発明に用いるダイカットロールの外周面には、ミシン目状の切り刃が所定のピッチで設けられている。また、このダイカットロールは、二軸延伸フィルムを挟み込むアンビルロールを備えており、二軸延伸フィルムは、ダイカットロールとアンビルロールとの間に送り込まれるようになっている。従って、二軸延伸フィルムがダイカットロールとアンビルロールとの間を通過する際、回転するダイカットロールのミシン目状の切り刃によって、ミシン目が所定のピッチで形成されていくことになる。
次に、レーザー照射にてミシン目を形成するミシン目の加工方法について説明する。
本発明においては、レーザーとしては、アルゴンレーザー,YAGレーザー等でもよいが、炭酸ガスレーザーは、高出力(エネルギー)が得られやすく、本発明におけるミシン目形成に好適に用いることができる。二軸延伸フィルムの微小領域にレーザーを照射すると、微小領域は瞬時に溶解又は蒸発して微細孔ないし凹陥状薄肉部を生成する。これにより、二軸延伸フィルムにミシン目を形成することができる。
レーザー出力、ビーム焦点の深浅、走査速度(フィルム移送速度)、ビームのON/OFF周期等の照射条件を制御することにより、ミシン目の孔径、ピッチ等を調整することができる。また、フィルムに印刷(商品名,デザイン等)が施されていてもレーザー照射の妨げとはならず、印刷面または非印刷面のいずれを照射面としてもよい。
レーザーを用いてミシン目を設けた場合、ミシン目はレーザーの熱エネルギーで形成されるので、機械的方法(ミシン目状の切り刃による打ち抜き)と異なって、ロールシュリンクラベルをボトル等に装着する熱収縮工程でフィルム破損の起点となるミクロクラック等の欠陥を抑制することができ、ロールシュリンクラベルの装着性も良好なものとなる。また、レーザーを用いてミシン目を形成すれば、刃物による切取り線のような鋭利な端縁が生じず、応力集中によりフィルム破損が生じず、ロールシュリンクラベル装着時の応力集中が緩和回避され、耐破損性に優れたロールシュリンクラベルを製造することができる。このため、ミシン目のピッチを小さくすることができるので、剥離性をより効果的に高めることができる。なお、レーザーを用いてミシン目を設ける場合は、後述する溶着工程により得られた、筒状ロールシュリンクラベルに対して行ってもよい。
このようにして、所定の長さに切断されたシュリンクラベルは、装着工程へと送り込まれる。本発明においては、装着工程は、シュリンクラベルの始端部にホットメルトまたは紫外線硬化型ホットメルトを塗布し、かつ、シュリンクラベルの終端部に紫外線硬化型ホットメルトを塗布する接着剤塗布工程と、始端部と容器を接着し、シュリンクラベルを前記容器に巻回して、始端部と終端部を接着させロールシュリンクラベルを形成する接着工程と、ロールシュリンクラベルが接着された容器に紫外線を照射し、接着剤を硬化させる紫外線照射工程と、ロールシュリンクラベルを接着した容器に対して熱収縮処理を行う熱収縮工程と、を有する。
すなわち、所定の長さに切断されたシュリンクラベル3は、図1(c)に示すように、接着剤塗布工程において、シュリンクラベルの始端部5に接着剤7としてホットメルトまたは紫外線硬化型ホットメルトが塗布され、かつ、シュリンクラベル3の終端部6に紫外線硬化型ホットメルトが塗布される。なお、これら接着剤の塗布は、上述のとおり、いずれの塗布方法を用いてもよい。例えば、ダイレクトロールやグラビアロールなどを用いたロールコーター方式やエクストルージョンコーター方式やスリットオリフィスコーター方式などが挙げられる。また、ホットメルトや紫外線硬化型ホットメルトを溶剤に溶解して塗工した後、溶剤を除去する方法を用いてもよい。
シュリンクラベル接着工程では、図1(d)に示すように、接着剤7が塗布されたシュリンクラベル3の始端部5と容器8を接着し、シュリンクラベル3を容器に巻回して、シュリンクラベル3の始端部5と終端部6を接着させる。これで、シュリンクラベル3が容器8に接着され、ロールシュリンクラベル付き容器となる。
紫外線照射工程では、紫外線照射装置により紫外線が照射され、接着剤が固定される。本発明においては、例えば、紫外線を積算光量として30〜500mJ/cm照射して接着剤を硬化する。
その後、ロールシュリンクラベルが接着された容器は熱収縮工程へ送られ、熱を加えられ、ロールシュリンクラベルを胴巻き方向に収縮させる。例えば、60〜220℃の熱風や、水蒸気及び水蒸気が結露した湯気により加熱するスチームや、赤外線等の輻射熱を作用させる。これにより、容器の胴部がロールシュリンクラベルで被覆されたロールシュリンクラベル付き容器を製造することができる。
本発明では、基材フィルムを水平方向に移動するだけで基材フィルムである二軸延伸フィルムの切断、シュリンクラベルへの接着剤塗布が容易に可能であり、鉛直に配置された容器にまきつければシュリンクラベルの筒状化を円滑かつ容易に行うことができ、ロールシュリンクラベル付き容器を容易に製造することができる。
本発明のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法の他の好適実施形態としては、装着工程が、シュリンクラベルを切断した両端を重ね筒状に成形して、重ね部を炭酸ガスレーザー光で溶着させてロールシュリンクラベルとする溶着工程と、ロールシュリンクラベルの上部側または下部側から容器を挿入して容器にロールシュリンクラベルを装着させる挿入工程と、ロールシュリンクラベルを装着した容器を熱収縮処理する熱収縮工程と、を有する。以下、本発明の他の好適実施形態の手順について説明する。図2(a)〜(d)は本発明のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法の他の好適実施形態における製造工程の一部の概略図である。図2(a)および(b)は搬送工程および切断工程であり、先と同様であるため説明は省略する。
搬送工程および切断工程を経て製造されたシュリンクラベルはシュリンクラベル溶着工程に送られる。図2(c)および(d)はシュリンクラベル溶着工程であり、シュリンクラベル3を筒状に形成する方法としては、図2(c)に示すように、シュリンクラベル3をシリンダ9に巻き付け、シュリンクラベル3の切断端の重ね部10(図2(d)参照)を形成する方法が挙げられる。その後、シュリンクラベル3の切断端の重ね部10に外側からシリンダ9に向けて炭酸ガスレーザー溶着部を形成して筒状に溶着させる。これによりロールシュリンクラベル11を製造することができる。
次いで、容器挿入工程において、ロールシュリンクラベル11の上部側または下部側から容器8を挿入して容器8にロールシュリンクラベル11を装着させる。例えば、シリンダ9を下方から引き抜く。具体的には、シリンダ9に多数の空気孔を設けておき、炭酸ガスレーザー光で溶着した後にシリンダ9の空気孔から空気を排出させると、シリンダ9とロールシュリンクラベル11との間に空気を送り込むことができる。この状態で、シリンダ9をロールシュリンクラベル11の下端から下方に移動させると、容易にロールシュリンクラベル11からシリンダ9を引き抜くことができる。このロールシュリンクラベル11の上部から容器を降下させ、ロールシュリンクラベル11を容器に装着させる。または、シリンダ9を、ロールシュリンクラベル11の上部側から引き抜き、下部側から容器を挿入する態様であってもよい。
次いで、ロールシュリンクラベル付き容器に対し、熱収縮処理を行う。熱収縮処理は、先に説明した熱収縮工程と同様であるため、説明は省略する。
本発明では、基材フィルムを水平方向に移動するだけで基材フィルムである二軸延伸フィルムの切断、シュリンクラベルの筒状溶着を行うことができるため、鉛直に配置されたシリンダに巻き付ければラベルの筒状化を円滑かつ容易に行うことができ、シリンダの外部から炭酸ガスレーザー光を照射することで、ロールシュリンクラベル付き容器を容易に製造することができる。
先にも述べたとおり、本発明のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法においては、二軸延伸フィルムの胴巻き方向の100℃における熱収縮率が10%以上であることが好ましい。100℃における胴巻き方向の熱収縮率が10%未満であると十分な熱収縮が得られない場合があるからである。好適には10〜65%である。また、二軸延伸フィルムの胴巻き方向に直交する方向の100℃における熱収縮率は0〜15%であることが好ましい。胴巻き方向に直交する方向の100℃における熱収縮率が0%未満であると、ミシン目に沿ってロールシュリンクラベルを剥離することが困難な場合がある。一方、15%を超えると、熱収縮後の外観が悪化するおそれがあるからである。
また、二軸延伸フィルムとしては、一般には、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ乳酸系樹脂の1種または2種以上を使用し、押し出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法、その他等の製膜化法を用いて単層でフィルム化したもの、または2種以上の樹脂を使用して共押し出しなどで多層フィルム化したもの、または2種以上の樹脂を混合使用してフィルム化したものを使用することができるが、本発明においては、ポリオレフィン系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、およびこれらのフィルムの2種以上の積層フィルムからなる群から選ばれる1種であることが好ましい。より好ましくは、ポリオレフィン系フィルムとしてはポリプロピレン系フィルムを、ポリエステル系フィルムとしてはポリエチレンテレフタレート系フィルムを挙げることができる。
本発明において、二軸延伸フィルムの厚みは特に限定されないが、耐熱性、剛性、機械適性、外観等を損なわない範囲で適宜選択され、例えば、15〜50μmとすることができる。上記範囲であれば、容器に装着して使用する際に、十分な機械的強度を確保しうると共に、炭酸ガスレーザー光などで溶着強度に優れるからである。なお二軸延伸フィルムの厚みは、熱収縮前のフィルム厚である。
なお、二軸延伸フィルムには、必要に応じて、滑剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤等の各種添加剤を添加してもよい。また、二軸延伸フィルムの表面には、印刷性を向上させるためにコロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、酸処理などの慣用の表面処理を施してもよい。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
<ミシン目評価方法>
実施例1〜4および比較例1、2に用いる基材フィルムに対し、ミシン目評価試験を以下の手順で行った。すなわち、実施例1〜4および比較例1、2の基材フィルムをボトルにシュリンク装着した後、室温で1日以上保管し、ミシン目部より手引きして評価した(n=5)。評価基準は以下のとおりである。得られた評価結果を表1に示す。
(評価)良:ガイド外れなく、1回の手引きでラベル下端まで達した場合。
可:ガイド外れがボトル半周未満で、1回の手引きでラベル下端まで達した場合。
不可:1回でラベル下端まで達しなかった場合。または、ガイド外れがボトル半周以上であった場合。
以下、実施例1〜4および比較例1、2のロールシュリンクラベル付きボトルの作製方法を示す。
<実施例1>
二軸延伸ポリプロピレンフィルム(100℃における流れ方向の熱収縮率が10%、幅方向の熱収縮率15%)にミシン目加工を行い、切断した後、シュリンクラベル始端部をホットメルトでボトルに接着し、ボトル胴部にシュリンクラベルを巻き付け、紫外線硬化型ホットメルトでシュリンクラベル終端部をシュリンクラベル始端部に接着した。ミシン目サイズとしては、0.4mm(ミシン目間隔1.6mm)とした。
得られたロールシュリンクラベル付きボトルを紫外線トンネル(紫外線照射装置)にて紫外線照射を行い、硬化させた。次いで、スチーム式シュリンクトンネル(加熱収縮装置)に85〜95℃で通過させロールシュリンクラベルをボトルに密着させ、ロールシュリンクラベル付きボトルを製造した。得られたロールシュリンクラベル付きボトルは、熱収縮時でもラベルの脱離はなく、ホットメルトもしくは紫外線硬化型ホットメルトの軟化や溶融は観察されず、外観は良好であった。このボトルのロールシュリンクラベルをミシン目から剥離した際、いずれも1回の手引きでラベル下端まで達した。
<実施例2>
二軸延伸ポリプロピレンフィルムに代えて、二軸延伸ポリスチレンフィルムを使用したこと、およびミシン目サイズを0.7mm(ミシン目間隔1.4mm)としたこと以外は実施例1と同様の手順でロールシュリンクラベル付きボトルを製造した。得られたロールシュリンクラベル付きボトルは、熱収縮時でもラベルの脱離はなく、ホットメルトもしくは紫外線硬化型ホットメルトの軟化や溶融は観察されず、外観は良好であった。このボトルのシュリンクラベルをミシン目から剥離した際、いずれも1回の手引きでラベル下端まで達した。
<実施例3>
二軸延伸ポリプロピレンフィルムに代えて、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを使用したこと、およびミシン目サイズを1.0mm(ミシン目間隔1.0mm)としたこと以外は実施例1と同様の手順でロールシュリンクラベル付きボトルを製造した。得られたロールシュリンクラベル付きボトルは、熱収縮時でもラベルの脱離はなく、ホットメルトもしくは紫外線硬化型ホットメルトの軟化や溶融は観察されず、外観は良好であった。接着強度は、ラベル−ラベル間のせん断強度が4.6N/15mm、ボトル−ラベル間のせん断強度が4.3N/15mmであり、ラベル−ラベル間の剥離強度が2.5N/15mm、ボトル−ラベル間の剥離強度が2.2N/15mmであった。このボトルのシュリンクラベルをミシン目から剥離した際、いずれも1回の手引きでラベル下端まで達した。
なお、せん断強度は、試験片を長さ70mm、幅15mmに切り出し、引張り試験機(オリエンテック社製)を用いてJIS K6850に準じて300mm/分で測定し、15mm当たりのせん断強度(単位:N/15mm)で評価した。また、剥離強度は、試験片を長さ50mm、幅15mmに切り出し、端部をはがしてつまみしろを作製した。これを引張り試験機を用いてJIS K6854に準じて180度剥離により300mm/分で測定した。
<実施例4>
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにミシン目加工を行い、切断した後、ホットメルトまたは紫外線硬化型ホットメルトによる接着に代えて、シュリンクラベルの重なり部に炭酸ガスレーザー光照射して溶着した。照射条件は、出力250W、100Hz、波長10.6μm、パルス間隔500μs、パルス幅70μs、加工速度12m/minとした。これにより、ロールシュリンクラベルに成形した。なお、ミシン目サイズとしては、1.0mm(ミシン目間隔1.0mm)とした。
得られたロールシュリンクラベルをボトル上部から装着し、スチーム式シュリンクトンネルに85〜95℃で通過させロールシュリンクラベルをボトルに密着させ、ロールシュリンクラベル付きボトルを製造した。得られたロールシュリンクラベル付きボトルは熱収縮時でもラベルの離脱はなく、外観は良好であった。接着強度は、せん断強度21N/15mm、剥離強度5.1N/15mmであった。このボトルのロールシュリンクラベルをミシン目から剥離した際、いずれも1回の手引きでラベル下端まで達した。
<比較例1>
二軸延伸ポリプロピレンフィルムに代えて、流れ方向一軸延伸ポリプロピレンフィルム(100℃における流れ方向の熱収縮率が50%)を用いたこと以外は、実施例1と同様の手順でロールシュリンクラベル付きボトルを製造した。得られたボトルのロールシュリンクラベルをミシン目からはがす際、1回の手引きではラベル下端まで達せず、シュリンクラベルが胴巻き方向に裂けて剥離しづらくなった。
<比較例2>
二軸延伸ポリプロピレンフィルムに代えて、流れ方向一軸延伸ポリプロピレンフィルム(100℃における流れ方向の熱収縮率が15%)を用いたこと以外は、実施例1と同様の手順でロールシュリンクラベル付きボトルを製造した。得られたボトルのロールシュリンクラベルをミシン目からはがす際、1回の手引きではラベル下端まで達せず、シュリンクラベルが胴巻き方向に裂けて剥離しづらくなった。
下記表1に示す実施例1〜4および比較例1,2の結果より、本発明のロールシュリンクラベルは、ミシン目からラベルを剥離する際に、胴巻き方向に裂けることなく剥離することができることがわかる。
Figure 0005699312
※1:二軸延伸ポリプロピレン
※2:二軸延伸ポリスチレン
※3:ポリエチレンテレフタレート
1 原反ロール
2 二軸延伸フィルム
3 シュリンクラベル
4 ミシン目
5 始端部
6 終端部
7 接着剤
8 容器
9 シリンダ
10 重ね部
11 ロールシュリンクラベル

Claims (8)

  1. 容器の胴部外周面に巻き付けて装着するロールシュリンクラベルにおいて、
    二軸延伸フィルムからなり、前記二軸延伸フィルムの胴巻き方向の100℃における熱収縮率が10%以上であり、前記二軸延伸フィルムの胴巻き方向に直交する方向の100℃における熱収縮率が10%を超え15%以下であり、胴巻き方向の収縮率よりも胴巻き方向に直交する方向の熱収縮率が大きく、かつ、胴巻き方向に直交する方向にミシン目が設けられていることを特徴とするロールシュリンクラベル。
  2. シュリンクラベルと前記容器との接着部にホットメルトまたは紫外線硬化型ホットメルトが塗布されており、かつ、前記シュリンクラベルの始端部と終端部との接着部に紫外線硬化型ホットメルトが塗布されてなる請求項1記載のロールシュリンクラベル。
  3. シュリンクラベル始端部と終端部とが炭酸ガスレーザーにより溶着されてなる請求項1記載のロールシュリンクラベル。
  4. 前記二軸延伸フィルムが、ポリオレフィン系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、およびこれらのフィルムの2種以上の積層フィルムからなる群から選ばれる1種である請求項1〜3のうちいずれか一項記載のロールシュリンクラベル。
  5. ロールシュリンクラベル原反を搬送する搬送工程と、前記ロールシュリンクラベル原反を所定の長さに切断してシュリンクラベルを製造する切断工程と、ロールシュリンクラベルを容器に装着させる装着工程と、を有するロールシュリンクラベル付き容器の製造方法において、
    前記ロールシュリンクラベル原反が二軸延伸フィルムであり、かつ、前記二軸延伸フィルムの胴巻き方向の100℃における熱収縮率が10%以上であり、前記二軸延伸フィルムの胴巻き方向に直交する方向の100℃における熱収縮率が10%を超え15%以下であり、胴巻き方向の収縮率よりも胴巻き方向に直交する方向の熱収縮率が大きいものであり、前記切断工程における前記二軸延伸フィルムの切断と同時または直前に、あるいはオフラインで、ミシン目状の切り刃を有するダイカットロールもしくはレーザー照射にて幅方向にミシン目を設けることを特徴とするロールシュリンクラベル付き容器の製造方法。
  6. 前記装着工程が、前記シュリンクラベルの始端部にホットメルトまたは紫外線硬化型ホットメルトを塗布し、かつ、前記シュリンクラベルの終端部に紫外線硬化型ホットメルトを塗布する接着剤塗布工程と、前記始端部と前記容器を接着し、前記シュリンクラベルを前記容器に巻回して、前記始端部と前記終端部を接着させロールシュリンクラベルを形成する接着工程と、前記ロールシュリンクラベルが接着された前記容器に紫外線を照射し、接着剤を硬化させる紫外線照射工程と、前記ロールシュリンクラベルを装着した容器を熱収縮処理する熱収縮工程と、有する請求項5記載のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法。
  7. 前記装着工程が、前記シュリンクラベルを切断した両端を重ね筒状に成形して、重ね部を炭酸ガスレーザー光で溶着させてロールシュリンクラベルとする溶着工程と、前記ロールシュリンクラベルの上部側または下部側から前記容器を挿入して前記容器に前記ロールシュリンクラベルを装着させる挿入工程と、前記ロールシュリンクラベルを装着した容器を熱収縮処理する熱収縮工程と、を有する請求項5記載のロールシュリンクラベル付き容器の製造方法。
  8. 前記二軸延伸フィルムが、ポリオレフィン系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、およびこれらのフィルムの2種以上の積層フィルムからなる群から選ばれる1種である請求項5〜7のうちいずれか一項記載のロールシュリンクラベル付きフィルムの製造方法。
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