JP5698388B2 - ターレット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ターレット装置に係り、より詳細には、船舶の垂直開口部に設けられて、船舶が相対的に回転遊動できるように係留させるターレット装置に関する。
海底でガスまたは原油を試錐する試錐船(drill ship)やLNG−FPSO(浮遊式原油生産荷役貯蔵設備)は、試錐を補助するためのターレット(turret)を備えている。ターレットは、通常船舶の一側の先端部、すなわち船首部に設けられた垂直開口部またはムーンプール(moon pool)に装着され、チェーンなどによって海底の鉱区プラットフォーム(subsea well platform)に固定されて船舶を係留する。
また、ターレットは、船舶がターレットを中心軸として相対的な回転が可能になるように船舶に設けられて、試錐作業を行う間に、鉱区プラットフォームから船舶へのガスまたは原油の移送のための安定かつ連続した移送経路を提供する。
すなわち、海上の船舶が、ガスまたは原油が移送される間に、風、波または潮流によって遊動する場合にも、船舶が固定されたターレットを中心軸として自在に回転可能にして、船舶の遊動に関係なくガスまたは原油が固定されたターレット内部のチューブなどを通じて安定して移送されるようにする。
ターレットを中心に船舶を回転させる構造の一例は、ターレットに設けられた軸受が、垂直開口部を形成する船体の内側壁と滑り接触によって回転されるようにする。
この場合、軸受と接触する船体の内側壁は、ターレットとのスライディング時に加えられる水平荷重を耐えることができる剛性が要求される。
従来、このような剛性を満足させるために、軸受と接触する船体の内側壁にインコネル(inconel)溶接を全面に亙って実施し、再びグラインディング(grinding)加工を通じて軸受接触面を形成させる方法が使われている。
しかし、このような方法は、多様なインコネル溶接ビードを形成させるための過多な溶接作業、それによる溶接の精度不良、機械加工などの難点によって、相当な作業期間が必要となって、生産効率が落ちる問題がある。
本発明の目的は、従来よりも著しく減少した溶接工数で製作されて、作業時間を短縮し、軸受との接触面が滑らかで、船体とのスライディングが柔らかになされうるターレット装置を提供することである。
本発明の一側面によれば、船体に貫設された垂直開口部内に設けられる上部ターレットと、前記上部ターレットの下部に結合され、船体を回転自在に支持する下部軸受組立体が設けられる下部ターレットと、を含み、前記下部軸受組立体は、前記下部ターレットの外周面に設けられる下部軸受と、前記垂直開口部を形成する船体の内側壁に結合され、プレート状であって、前記下部軸受と摺動自在に接触する独立スライディングパッドと、を含むターレット装置が提供される。
前記独立スライディングパッドは、少なくとも1つのスリットが形成された複数個のスリットプレートが連設されうる。
前記独立スライディングパッドは、前記垂直開口部を形成する船体の内側壁から突設される軸受接触壁部をさらに含みうる。
前記スリットプレートは、前記軸受接触壁部と異なる材質からなる。
前記スリットプレートの縁部と前記スリットには、前記軸受接触壁部と前記スリットプレートとを接着させるための溶接部が形成されうる。
前記溶接部は、前記軸受接触部と前記スリットプレートとの間の異種金属接触腐蝕(galvanic corrosion)を防止するための第1溶接層と、前記第1溶接層の上部に形成され、海水による腐蝕を防止するための第2溶接層と、を含みうる。
前記第1溶接層は、モリブデンが添加されたステンレススチールで形成され、前記第2溶接層は、ステンレス材で形成されうる。
前記下部ターレットは、前記上部ターレットと連結され、下部に行くほど拡張されることによって、前記上部ターレットに比べて、さらに大きな外径を有しうる。
本発明の実施形態は、最小限の溶接で製作されて、過多な溶接作業、溶接による精度不良、機械加工などの難点から起因する生産効率の低下を防止することができるスライディングパッドを備えるターレット装置を提供することができる。
本発明の一実施形態によるターレット装置が設けられた船首を示す一部切開斜視図である。 図1の上部ターレットのうち、‘A’部分の拡大図である。 図1の下部ターレットのうち、‘B’部分の拡大図である。 下部軸受組立体を構成する独立スライディングパッドの平面図である。 独立スライディングパッドの溶接部の構造図である。
本発明と本発明の動作上の利点、及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するためには、本発明の望ましい実施形態を例示する添付図面及び添付図面に記載の内容を参照しなければならない。
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を説明することによって、本発明を詳しく説明する。各図面に付された同じ参照符号は、同じ部材を表わす。
図1は、本発明の一実施形態によるターレット装置が設けられた船首部を示す一部切開斜視図であり、図2は、図1の上部ターレットのうち、‘A’部分の拡大図であり、図3は、図1の下部ターレットのうち、‘B’部分の拡大図であり、図4は、下部軸受組立体を構成する独立スライディングパッドの平面図であり、図5は、独立スライディングパッドの溶接部の構造図である。
図1で示したように、本発明の一実施形態によるターレット装置10は、船舶1の船体2に貫設された垂直開口部3内に設けられることもある。
垂直開口部3は、ターレット装置10を設けるために別途に船体2に形成されるか、試錐用パイプなどを海底に下ろすために形成されたムーンプールによって設けられることもある。
このようなターレット装置10は、海底の鉱区プラットフォーム(図示せず)にチェーン40によって連結されて船舶1を係留する一方、ターレット装置10を回転軸をして船体2を回転させる軸受構造によって船体2と結合される。
ここで、船舶1は、試錐船またはLNG−FPSO(浮遊式原油生産荷役貯蔵設備)などになりうるが、このような船舶1を用いて試錐作業または荷役作業を行う間に、船体2は、風や波または潮流によって遊動させうる。
この際、ターレット装置10と、これに接触する垂直開口部3を形成する船体2の内側壁ターレット装置10の自重と船体2の遊動によって軸荷重と水平荷重とを同時に受けるが、本実施形態によるターレット装置10は、このような荷重を支持し、船体2が回転できる構造を有する。
図1を引き続き参照すると、本実施形態によるターレット装置10は、船体2に貫設された垂直開口部3内に設けられる上部ターレット110と、上部ターレット110の下部に結合され、船体2を回転自在に支持する下部軸受組立体122、123が設けられる下部ターレット120と、を含む。
上部ターレット110と下部ターレット120とを説明するのに先立って、本実施形態によるターレット装置10の上部と内部とに設けられて、ガスまたは原油の試錐及び荷役を補助する構造物について簡略に説明する。
上部ターレット110の上部には、ガントリークレーン20と、ガントリークレーン20の下部支持体を構成するパイピングデッキ(piping deck)22と、メザニンデッキ(mezzanine deck)21と、が設けられる。
ガントリークレーン20は、試錐したガスまたは原油の荷役のための装備であり、ガントリークレーン20の支持構造物の内部には、スイベルスタック(swivel stack)30と、これに連結されるユーティリティーパイプ31と、が設けられることもある。ユーティリティーパイプ31は、パイピングデッキ22とメザニンデッキ21とによって支持され、船舶1内に誘導される。
スイベルスタック30は、上部ターレット110に固着され、これに連結されるユーティリティーパイプ31を船舶1の回転遊動によって共に回転させる回転体を備えていて、船舶1の回転遊動によってユーティリティーパイプ31の損傷を防止する。
ユーティリティーパイプ31は、ターレット装置10内に設けられるライジングチューブ(rising tube)32に連結される。ライジングチューブ32は、海底鉱区プラットフォームに連結されていて、鉱区から採取されたガスまたは原油が、ライジングチューブ32を通じてユーティリティーパイプ31に移送される。
このようなライジングチューブ32は、フレキシブルな材質のチューブが使われることが望ましい。ターレット装置10は、チェーン40によって海底鉱区プラットフォームに固定されるが、海流や波によってある程度の遊動があり得るので、ライジングチューブ32が、ターレット装置10の遊動によっての損傷を防止するためである。
一方、上部ターレット110は、ターレット装置10に加えられる軸荷重を主に支持し、船舶1がターレット装置10を軸に回転自在に支持する。
図1と図2とを共に参照すると、上部ターレット110は、上部ターレット支持体111と、上部ターレット支持体111に連結される上部軸受組立体112、113と、を含む。
上部ターレット支持体111は、円筒状であり、上部軸受組立体112、113によって船体2に摺動自在に連結される。
上部軸受組立体112、113は、船体2に連結される軸受支持部材113と、軸受支持部材113にスライディングされ、上部ターレット支持体111に固着される上部軸受112と、を含む。
軸受支持部材113は、垂直開口部3の船体2の上部の内側面から突設される。これによって、軸受支持部材113とスライディングする上部ターレット支持体111の外径が下部ターレット支持体121の外径に比べて、小さいサイズに設けられうる。本実施形態で、軸受支持部材113は、船体2に別途の部材が結合されると例示したが、軸受支持部材113は、船体2と一体に形成されうるということはいうまでもない。
一方、軸受支持部材113には、上部軸受112を支持するための軸受支持片113a(図2参照)が形成される。軸受支持片113aは、垂直開口部3の内側に突出した形態であって、上部に上部軸受112が接触する水平面が形成されている。
上部軸受112は、スラスト軸受(thrust bearing)が適用可能である。図2では、一般的なスラスト軸受の一例を示しているが、このような形態に限定されるものではなく、軸荷重を支持し、回転できるものであれば、他の形態の軸受が使われることもある。
同時に、上部軸受組立体112、113は、主にターレット装置10に加えられる軸荷重を支持するものであるが、後述する下部軸受組立体122、123を補助して、水平荷重も共に支持するように設けられることもある。
一方、下部ターレット120は、上部ターレット110の下部に連結されるものであって、図1と図3ないし図5とを共に参照して説明すれば、下部ターレット支持体121と、下部ターレット支持体121に連結される下部軸受組立体122、123と、を含む。
下部ターレット支持体121は、上部ターレット支持体111に連結され、上部ターレット支持体111に比べて、下部に行くほど次第に拡張される形態であって、およそ円錐状に設けられる。
このように、下部ターレット支持体121を上部ターレット支持体111に比べて、外径を大きくする理由は、ターレット装置10に加えられる水平荷重を最大限分散して支持するためである。すなわち、下部ターレット支持体121の外径を大きくすれば、これに結合される下部軸受122と船体2に結合される独立スライディングパッド123との接触面積を増加させて、単位面積当たり支持する荷重の大きさが減少して、相対的に柔らかい材質の独立スライディングパッド123を適用することができるなどの設計制限範囲を広げることができる。
一方、図3を参照すると、下部軸受組立体122、123は、ターレット装置10に加えられる水平荷重を支持し、船体2の回転を可能にするためのものであって、下部ターレット支持体121に結合される下部軸受122と、下部軸受122が接触してスライディングされる独立スライディングパッド123と、を含む。
下部軸受122は、下部ターレット支持体121の下部、すなわち、外径が最大である部分に固着され、転がり軸受または滑り軸受がいずれも適用可能である。滑り軸受の場合、潤滑のために下部軸受122の素材は、独立スライディングパッド123の素材に比べて、柔らかい材質からなることが望ましい。
独立スライディングパッド123は、垂直開口部3を形成する船体2の内側壁に沿って結合される軸受接触壁部124と、軸受接触壁部124に溶接によって結合される複数のスリットプレート125と、を含む。
本実施形態では、別途の軸受接触壁部124が船体2に結合されると例示したが、軸受接触壁部124は、船体2と一体に製作することもできる。
軸受接触壁部124は、所定の厚さを有し、円筒状の垂直開口部3を形成する船体2の内側壁に結合される。同時に、軸受接触壁部124のスリットプレート125が結合される面には、スリットプレート125が載置されるようにスリットプレート125の幅に対応する幅を有する溝が形成されうる。
このような軸受接触壁部124が船体2に結合されることによって、独立スライディングパッド123の軸受接触面は、船体2から内側に突出した形態になる。これによって、下部軸受122は、ターレット装置10に水平荷重が作用する時、独立スライディングパッド123に先に接触して回転する。したがって、下部軸受122が独立スライディングパッド123ではない船体2に先に接触して、船体2または下部軸受122の損傷が防止される。
一方、スリットプレート125は、複数のスリットプレート125を連結して軸受接触壁部124に溶接する方法で独立スライディングパッド123の軸受接触面を形成する。ここで、スリットプレート125は、軸受接触壁部124の幅に合わせて多数列に結合され、軸受接触壁部124に沿って全体面積に亙って結合されることによって、結合が完了した後には、軸受接触壁部124のような円状リングの形態になる。
スリットプレート125の材質は、デュープレックス鋼(duplex stainless steel)、STS316Lまたはクラッドスチール(clad steel)のうち何れか1つに製造可能である。デュープレックス鋼は、高い機械的強度を有しており、耐腐蝕性に優れて、海水に沈んだ状態でターレット装置10を支持しなければならないスリットプレート125の材質として適している。
クラッドスチールが使われる場合、耐腐蝕性を向上させるために鋼板にチタン(titanum)を被覆させたチタンクラッド鋼板やステンレススチールを被覆させたステンレススチールクラッド鋼板が使われる。クラッドスチールは、耐腐蝕性に優れる金属と機械的強度に優れる金属板とを重ねて圧延して製作される。
一方、スリットプレート125には、スリットプレート125を軸受接触壁部124に溶接して結合するためのスリット125aがスリットプレート125の中央部に形成される。
スリットプレート125は、曲面の軸受接触壁部124に溶接されるものなので、軸受接触壁部124の曲面状に対応する曲面を有するように変形されて溶接される必要がある。この場合、スリットプレート125の縁部のみに沿って溶接する場合、スリットプレート125の中心部は、軸受接触壁部124と間隙を発生させうる。
これを防止するために、スリットプレート125を軸受接触壁部124に溶接する時、スリットプレート125の縁部だけではなく、スリット125aにも溶接されるようにすることによって、スリットプレート125は、軸受接触壁部124の曲面状に間隙なしに付き合わせられるように変形されて堅固に溶接されうる。
このような方式で独立スライディングパッド123を製作すれば、従来に下部軸受122の接触面を形成するために、垂直開口部3の船体2の内側壁に沿って全面に亙ってインコネル溶接(inconell welding)を行うことに比べて、著しく溶接区間が減る。したがって、溶接時間及び溶接不良検査による時間が減って、作業時間が短縮されうる。
一方、スリット125aとスリットプレート125との縁部に形成される溶接部126は、2層の溶接によって形成される。すなわち、溶接部126は、軸受接触壁部124とスリットプレート125とに接する第1溶接層126aと、第1溶接層126aの上部に溶接される第2溶接層126bと、を含む。
第1溶接層126aは、軸受接触壁部124とスリットプレート125との間の異種金属の溶接によるクラック安定性のための溶接材が選択される。望ましくは、第1溶接層126aは、モリブデンが添加されたステンレススチールが使われる。モリブデンが添加されたステンレススチールは、クラック安定性はもとより異種金属接触腐蝕を防止することができる。異種金属接触腐蝕は、腐蝕電位の低い金属材がアノード(anode)になり、腐蝕電位の高い金属材がカソード(cathode)になって、電池を構成することによって、腐蝕電位の低い金属材の腐蝕が促進される現象である。モリブデンは、異種金属を絶縁する効果を有するので、このような異種金属接触腐蝕を減少させることができる。
第1溶接層126aが完了すれば、本溶接である第2溶接層が第1溶接層126aの上部に形成される。第2溶接層126bは、STS316L系のステンレススチールが使われる。STS316L系のステンレススチールは、極低炭素鋼で耐腐蝕性及び耐酸性に優れ、高温強度が大きな長所がある。特に、海水に浸水されて回転する独立スライディングパッド123の材質として適している。
第2溶接層126bの溶接が完了すれば、独立スライディングパッド123の下部軸受122との接触面は、複数のスリットプレート125の表面と、複数のスリットプレート125の間とスリット125aに形成される第2溶接層126bによって完成される。
このように、スライディング接触面を形成すれば、下部軸受122と独立スライディングパッド123との接触は、ほとんどは複数のスリットプレート125面でなされる。これは、多様なインコネル溶接ビードからなる従来のスライディング接触面に比べて、滑らかな接触面を形成することができて、ターレット装置10を軸とした一船体2のスライディングが一層柔らかになされうる。
溶接によってスリットプレート125の結合が完了すれば、仕上げ作業としてスリットプレート125の表面上に突出する第2溶接層126bを除去するために、グラインディング作業が行われる。グラインディング作業も、従来のインコネル溶接後に行われるグラインディング作業に比べて、インコネルよりも柔らかい材質のステンレススチールを使うことによって、グラインディング作業が容易であり、グラインディングが必要な面積も著しく減少して、作業時間が短縮される。
このように、本発明の一実施形態によるターレット装置10は、船体2がターレット装置10を軸として回転できるように船舶1を係留する一方、ターレット装置10に加えられる軸荷重と水平荷重とを支持する上部軸受組立体112、113と下部軸受組立体122、123とを備えている。特に、下部軸受組立体122、123は、従来の軸受構造に比べて、著しく作業時間を短縮させて製作することができる独立スライディングパッド123が備えられて、ターレット装置10の生産効率を増加させることができる。
本発明は、記載の実施形態に限定されるものではなく、本発明の思想及び範囲を外れずに多様に修正及び変形できるということは、当業者に自明である。したがって、そのような修正例または変形例は、本発明の特許請求の範囲に属すると言わなければならない。
本発明は、船舶の垂直開口部に設けられて、船舶が相対的に回転遊動できるように船舶を係留させるターレット装置に関するものであって、船舶分野に利用されうる。

Claims (7)

  1. 船体に貫設された垂直開口部内に設けられる上部ターレットと、
    前記上部ターレットの下部に結合され、船体を回転自在に支持する下部軸受組立体が設けられる下部ターレットと、を含み、
    前記下部軸受組立体は、
    前記下部ターレットの外周面に設けられる下部軸受と、
    前記垂直開口部を形成する船体の内側壁に結合され、前記下部軸受と摺動自在に接触する独立スライディングパッドと、
    を含み、
    前記独立スライディングパッドは、少なくとも1つのスリットが形成された複数個のスリットプレートが連設されるターレット装置。
  2. 前記独立スライディングパッドは、
    前記垂直開口部を形成する船体の内側壁から突設される軸受接触壁部をさらに含む請求項に記載のターレット装置。
  3. 前記スリットプレートは、前記軸受接触壁部と異なる材質からなる請求項に記載のターレット装置。
  4. 前記スリットプレートの縁部と前記スリットには、
    前記軸受接触壁部と前記スリットプレートとを接着させるための溶接部が形成される請求項に記載のターレット装置。
  5. 前記溶接部は、
    前記軸受接触壁部と前記スリットプレートとの間の異種金属接触腐蝕(galvanic corrosion)を防止するための第1溶接層と、
    前記第1溶接層の上部に形成され、海水による腐蝕を防止するための第2溶接層と、
    を含む請求項に記載のターレット装置。
  6. 前記第1溶接層は、モリブデンが添加されたステンレススチールで形成され、前記第2溶接層は、ステンレス材で形成される請求項に記載のターレット装置。
  7. 前記下部ターレットは、
    前記上部ターレットと連結され、下部に行くほど拡張されることによって、前記上部ターレットに比べて、さらに大きな外径を有する請求項1から請求項のうち何れか一項に記載のターレット装置。
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