JP5696531B2 - 帳票画像管理システム、帳票画像管理方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
ここで「帳票」の語の意味について定義しておく。帳票とは、一般的には、各種の事務処理・会計処理のために使用される帳簿や伝票の総称を意味する。但し、本願では、帳票とは、上述した一般的な意味だけではなく、各種試験に用いる答案用紙や、選挙に用いる投票用紙などといった、所定の様式の画像が予め印刷されており、手書き、押印、印刷等によって情報が追加される用紙一般を意味するものとする。
記入済帳票画像取得部12は、上記の帳票に対して手書き等により追加の情報が記入された記入済帳票の画像を取得するものであり、例えばイメージスキャナ装置である。なお、この記入済帳票画像取得部12が、マスタ画像格納部11に格納される未記入である帳票のマスタ画像を取得してマスタ画像格納部11に格納する機能を提供してもよい。
補正部14は、上記の記入済帳票の画像を構成する各画素の輝度値に対して、輝度差獲得部13が獲得した輝度差に応じた補正量の補正を一律に行う。
保存部16は、符号化部15による符号化処理により得られた差分データと、上記の補正量の情報とを対応付けて保存する。
復号化部18は、マスタ画像格納部11に格納されているマスタ画像を用いて読出部17が読み出した差分データに対して復号化処理を施して、前述の補正が施されている記入済帳票の画像を獲得する。
なお、図1の帳票画像管理システム10において、以下のように構成してもよい。すなわち、まず、マスタ画像及び記入済帳票の画像に、対応する画像領域毎に区画を設定する。このようにする場合には、輝度差獲得部13は、前述の輝度差を、この区画内の画像領域毎に獲得する。また、補正部14は、この場合には、この区画内の画像領域毎に、当該画像領域毎の補正量で前述の補正を行う。符号化部15は、この場合には、この区画内の画像領域毎に補正部14により前述の補正が施された記入済帳票の画像についてのマスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施す。そして、保存部16は、この場合には、この区画内の画像領域毎の補正量の情報を保存する。
ROM(Read Only Memory)32は、所定の基本制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリである。MPU31は、この基本制御プログラムをコンピュータ30の起動時に読み出して実行することにより、このコンピュータ30の各構成要素の動作制御が可能になる。
まず図3について説明する。図3は、帳票画像格納制御処理の処理内容を図解したフローチャートである。この処理は、前述した記入済帳票の画像を取得して当該画像を表現している画像データを保存部16に格納して保存する処理である。
図3において、まず、S101では、記入済み帳票の画像を取得して輝度差獲得部13に送付する処理を記入済帳票画像取得部12が行う。
次に、S103では、S101の処理で取得された記入済み帳票画像とS102の処理で取得されたマスタ画像との各々の画像領域に対して、予め定められている所定の区画を設定して分割する処理を輝度差獲得部13が行う。
次に、S109では、S108の結合処理により得られた、輝度値補正された記入済み帳票画像についての、S102の処理で取得されたマスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を符号化部15が行う。
以上までの処理が帳票画像格納制御処理である。
次に、S112では、配列E[i]の値から配列O[i]の値を減算した結果に値「256」を加算する演算を行い、この演算結果を変数difに代入する処理を輝度差獲得部13が行う。
配列O及び配列Eは、それぞれ、マスタ画像及び記入済み帳票画像における、図2のS104の処理で選択された区画内の画像領域を構成している各画素の輝度値の集合である。従って、配列E[i]の値から配列O[i]の値を減算した値は、マスタ画像と記入済帳票画像との間で対応している一対の画素毎の輝度差を表している。
配列table_differenceについて説明する。配列table_differenceは、上述した一対の画素毎の輝度差を階級とする度数の集合であり、この度数分布の表を、本実施例においては「輝度差テーブル」と称している。図5Bは、この輝度差テーブルのデータ構造を図図解したものであり、配列table_differenceについて、0〜511までの計512個の配列変数が宣言されている。なお、図5Bでは、“table_difference[]”を、“T[]”と簡略化して記載している。
S119では、変数iの現在の値が「511」に達したか否か、すなわち、輝度差テーブルから度数が最大である階級を獲得するための探索を全ての階級について完了したか否かを判定する処理を輝度差獲得部13が行う。ここで、変数iの値が「511」に達したと判定されたとき(判定結果がYesのとき)には、この輝度差テーブル作成処理が終了し、図3の帳票画像格納制御処理に処理が戻る。一方、ここで、変数iの値が未だ「511」に達していないと判定されたとき(判定結果がNoのとき)には、S117に処理が戻り、上述した探索のための処理が継続される。
次に図6について説明する。図6は、図3の帳票画像格納制御処理におけるS106の処理である、輝度値補正処理の処理内容を図解したフローチャートである。
次に、S122では、補正部14は、前述した配列E[i]の値から変数max_positionの値(すなわち度数差テーブルにおいて度数が最大であった輝度差)を減算した結果に値「256」を加算する演算処理を行う。そして、この演算結果を配列E[i]に改めて代入する処理を補正部14が行う。
図7において、まず、S131では、前述した図6のS125の処理より所定のメモリに格納しておいた、変数max_positionの値、すなわち、前述の区画毎の補正量を、図3のS103の処理で設定した全ての区画について読み出す処理を符号化部15が行う。
図9において、まず、S201では、図7の保存処理によって保存部16に格納された保存データを読み出す処理を読出部17が行う。
次に、S204では、S201の処理により読出された保存データに含まれている差分データに対して復号化処理を施して、前述した図3のS109の符号化処理が施される前の、輝度値補正された記入済み帳票画像を獲得する処理を復号化部18が行う。この処理は、具体的には以下のように行われる。
次に、S207では、S206の処理で選択された区画について、輝度値逆補正処理を復元部19が行う。この輝度値逆補正処理は、当該区画内の画像領域を構成している各画素についての、補正部14による補正前の輝度値を得るための処理であり、その詳細については後述する。
S210では、S209の処理により得られた元の記入済み帳票画像を表示する処理を表示部20が行い、その後は、この帳票画像復元制御処理が終了する。
以上までの処理が帳票画像復元制御処理である。
次に、S212では、復元部19は、配列α[i]の値から変数max_positionの値(すなわち、S206の処理で選択された区画についての度数差テーブルにおいて度数が最大であった輝度差)を加算した結果に値「256」を減算する演算処理を行う。そして、この演算結果を配列α[i]に改めて代入する処理を復元部19が行う。なお、変数max_positionの値は、S202の処理により所定のメモリに格納しておいたものを読み出して使用する。
なお、図6の輝度補正処理において、前述のようにしてマスタ画像に対して輝度値の補正を行った場合には、図9の帳票画像復元制御処理におけるS203の処理で読み出されたマスタ画像に対して、区画毎の輝度値の逆補正処理を施す。そして、この逆補正後のマスタ画像とS201の処理で読み出した保存データに含まれている差分データとを用いてS204の復号化処理を行う。このようにすることで、元の(すなわち、輝度値補正を行っていない)記入済み帳票画像を得ることができる。
(付記1)
帳票のマスタ画像を格納しておくマスタ画像格納部と、
前記帳票に対して追加の情報が記入された記入済帳票の画像を取得する記入済帳票画像取得部と、
前記マスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応している一対の領域毎の輝度差を獲得する輝度差獲得部と、
前記記入済帳票の画像を構成する各画素の輝度値に対して、前記輝度差に応じた補正量の補正を一律に行う補正部と、
前記補正が施された記入済帳票の画像についての前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施す符号化部と、
前記符号化処理により得られた差分データと前記補正量の情報とを対応付けて保存する保存部と、
を備えることを特徴とする帳票画像管理システム。
(付記2)
前記差分データと該差分データに対応付けられている前記補正量の情報とを前記保存部から読み出す読出部と、
前記マスタ画像格納部に格納されている前記マスタ画像を用いて前記読出部が読み出した差分データに対して復号化処理を施して、前記補正が施されている記入済帳票の画像を獲得する復号化部と、
前記復号化部が獲得した前記補正が施されている記入済帳票の画像と、前記読出部が読み出した前記補正量の情報とから、前記補正前の記入済帳票の画像を復元する復元部と、
を更に備えることを特徴とする付記1に記載の帳票画像管理システム。
(付記3)
前記マスタ画像及び前記記入済帳票の画像には、対応する画像領域毎に区画が設定されており、
前記輝度差獲得部は、前記輝度差を前記区画内の画像領域毎に獲得し、
前記補正部は、前記区画内の画像領域毎に該画像領域毎の補正量で前記補正を行い、
前記符号化部は、前記区画内の画像領域毎に前記補正が施された記入済帳票の画像についての前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施し、
前記保存部は、前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報を保存する、
ことを特徴とする付記1に記載の帳票画像管理システム。
(付記4)
前記補正量は、前記マスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応している一対の画素の輝度差についての前記区画内の画像領域毎の度数分布において度数が最大である階級に属している一対の画素の輝度差が、前記補正によってゼロになる量であることを特徴とする付記3に記載の帳票画像管理システム。
(付記5)
前記差分データと該差分データに対応付けられている前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報とを前記保存部から読み出す読出部と、
前記マスタ画像格納部に格納されている前記マスタ画像を用いて前記読出部が読み出した差分データに対して復号化処理を施して、前記区画内の画像領域毎に前記補正が施されている記入済帳票の画像を獲得する復号化部と、
前記復号化部が獲得した前記区画内の画像領域毎に前記補正が施されている記入済帳票の画像と、前記読出部が読み出した前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報とから、前記補正前の記入済帳票の画像を復元する復元部と、
を更に備えることを特徴とする付記3又は4に記載の帳票画像管理システム。
(付記6)
未記入の帳票に対して追加の情報が記入された記入済帳票の画像を取得し、
マスタ画像格納部に格納されている前記未記入の帳票についてのマスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応している一対の領域毎の輝度差を獲得し、
前記記入済帳票の画像を構成する各画素の輝度値に対して、前記輝度差に応じた補正量の補正を一律に行い、
前記補正が施された記入済帳票の画像についての前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施し、
前記符号化処理により得られた差分データと前記補正量の情報とを対応付けて保存部に保存する、
ことを特徴とする帳票画像管理方法。
(付記7)
前記差分データと該差分データに対応付けられている前記補正量の情報とを前記保存部から読み出し、
前記マスタ画像格納部に格納されている前記マスタ画像を用いて、前記保存部から読み出した前記差分データに対して復号化処理を施して、前記補正が施されている記入済帳票の画像を獲得し、
獲得された前記補正が施されている記入済帳票の画像と、前記復号化処理を施した差分データに対応付けられており前記保存部から読み出した前記補正量の情報とから、前記補正前の記入済帳票の画像を復元する、
ことを特徴とする付記6に記載の帳票画像管理方法。
(付記8)
前記マスタ画像及び前記記入済帳票の画像には、対応する画像領域毎に区画が設定されており、
前記輝度差の獲得では、前記輝度差を前記区画内の画像領域毎に獲得し、
前記補正では、前記区画内の画像領域毎に該画像領域毎の補正量で前記補正を行い、
前記符号化処理では、前記区画内の画像領域毎に前記補正が施された記入済帳票の画像についての前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施し、
前記保存部での保存では、前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報を該保存部に保存する、
ことを特徴とする付記6に記載の帳票画像管理方法。
(付記9)
前記補正量は、前記マスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応している一対の画素の輝度差についての前記区画内の画像領域毎の度数分布において度数が最大である階級に属している一対の画素の輝度差が、前記補正によってゼロになる量であることを特徴とする付記8に記載の帳票画像管理方法。
(付記10)
前記差分データと該差分データに対応付けられている前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報とを前記保存部から読み出し、
前記マスタ画像格納部に格納されている前記マスタ画像を用いて、前記保存部から読み出した差分データに対して復号化処理を施して、前記区画内の画像領域毎に前記補正が施されている記入済帳票の画像を獲得し、
獲得された前記区画内の画像領域毎に前記補正が施されている記入済帳票の画像と、前記復号化処理を施した差分データに対応付けられており前記保存部から読み出した前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報とから、前記補正前の記入済帳票の画像を復元する、
ことを特徴とする付記8又は9に記載の帳票画像管理方法。
(付記11)
未記入の帳票に対して追加の情報が記入された記入済帳票の画像を取得し、
マスタ画像格納部に格納されている前記未記入の帳票についてのマスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応している一対の領域毎の輝度差を獲得し、
前記記入済帳票の画像を構成する各画素の輝度値に対して、前記輝度差に応じた補正量の補正を一律に行い、
前記補正が施された記入済帳票の画像についての前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施し、
前記符号化処理により得られた差分データと前記補正量の情報とを対応付けて保存部に保存する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記12)
前記差分データと該差分データに対応付けられている前記補正量の情報とを前記保存部から読み出し、
前記マスタ画像格納部に格納されている前記マスタ画像を用いて、前記保存部から読み出した前記差分データに対して復号化処理を施して、前記補正が施されている記入済帳票の画像を獲得し、
獲得された前記補正が施されている記入済帳票の画像と、前記復号化処理を施した差分データに対応付けられており前記保存部から読み出した前記補正量の情報とから、前記補正前の記入済帳票の画像を復元する、
処理を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記11に記載のプログラム。
(付記13)
前記マスタ画像及び前記記入済帳票の画像には、対応する画像領域毎に区画が設定されており、
前記輝度差の獲得では、前記輝度差を前記区画内の画像領域毎に獲得し、
前記補正では、前記区画内の画像領域毎に該画像領域毎の補正量で前記補正を行い、
前記符号化処理では、前記区画内の画像領域毎に前記補正が施された記入済帳票の画像についての前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施し、
前記保存部での保存では、前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報を該保存部に保存する、
ことを特徴とする付記11に記載のプログラム。
(付記14)
前記補正量は、前記マスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応している一対の画素の輝度差についての前記区画内の画像領域毎の度数分布において度数が最大である階級に属している一対の画素の輝度差が、前記補正によってゼロになる量であることを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記15)
前記差分データと該差分データに対応付けられている前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報とを前記保存部から読み出し、
前記マスタ画像格納部に格納されている前記マスタ画像を用いて、前記保存部から読み出した差分データに対して復号化処理を施して、前記区画内の画像領域毎に前記補正が施されている記入済帳票の画像を獲得し、
獲得された前記区画内の画像領域毎に前記補正が施されている記入済帳票の画像と、前記復号化処理を施した差分データに対応付けられており前記保存部から読み出した前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報とから、前記補正前の記入済帳票の画像を復元する、
処理を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記13又は14に記載のプログラム。
(付記16)
帳票のマスタ画像を格納しておくマスタ画像格納部と、
前記帳票に対して追加の情報が記入された記入済帳票の画像を取得する記入済帳票画像取得部と、
前記マスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応している一対の領域毎の輝度差を獲得する輝度差獲得部と、
前記マスタ画像を構成する各画素の輝度値に対して、前記輝度差に応じた補正量の補正を一律に行う補正部と、
前記記入済帳票の画像についての、補正が施された前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施す符号化部と、
前記符号化処理により得られた差分データと前記補正量の情報とを対応付けて保存する保存部と、
を備えることを特徴とする帳票画像管理システム。
11 マスタ画像格納部
12 記入済帳票画像取得部
13 輝度差獲得部
14 補正部
15 符号化部
16 保存部
17 読出部
18 復号化部
19 復元部
20 表示部
30 コンピュータ
31 MPU
32 ROM
33 RAM
34 ハードディスク装置
35 入力装置
36 表示装置
37 インタフェース装置
38 記録媒体駆動装置
39 バスライン
40 可搬型記録媒体
Claims (9)
- 帳票のマスタ画像を格納するマスタ画像格納部と、
前記帳票に対して追加の情報が記入された記入済帳票の画像を取得する記入済帳票画像取得部と、
前記マスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応する一対の領域毎の輝度差を獲得する輝度差獲得部と、
前記記入済帳票の画像を構成する各画素の輝度値に対して、前記輝度差に応じた補正量の補正を一律に行う補正部と、
前記補正が施された記入済帳票の画像についての前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施す符号化部と、
前記符号化処理により得られた差分データと前記補正量の情報とを対応付けて保存する保存部と、
を備え、
前記補正量は、前記輝度差獲得部により獲得された前記一対の領域毎の輝度差についての度数分布において、度数が最大である階級に属する輝度差が、前記補正によってゼロになる量である
ことを特徴とする帳票画像管理システム。 - 前記差分データと該差分データに対応付けられた前記補正量の情報とを前記保存部から読み出す読出部と、
前記マスタ画像格納部に格納されている前記マスタ画像を用いて前記読出部が読み出した差分データに対して復号化処理を施して、前記補正が施された記入済帳票の画像を獲得する復号化部と、
前記復号化部が獲得した前記補正が施された記入済帳票の画像と、前記読出部が読み出した前記補正量の情報とから、前記補正前の記入済帳票の画像を復元する復元部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の帳票画像管理システム。 - 前記マスタ画像及び前記記入済帳票の画像には、対応する画像領域毎に区画が設定されており、
前記輝度差獲得部は、前記輝度差を前記区画内の画像領域毎に獲得し、
前記補正部は、前記区画内の画像領域毎に該画像領域毎の補正量で前記補正を行い、
前記符号化部は、前記区画内の画像領域毎に前記補正が施された記入済帳票の画像についての前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施し、
前記保存部は、前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報を保存し、
前記補正量は、前記マスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応する一対の画素の輝度差についての前記区画内の画像領域毎の度数分布において度数が最大である階級に属する一対の画素の輝度差が、前記補正によってゼロになる量である
ことを特徴とする請求項1に記載の帳票画像管理システム。 - 前記差分データと該差分データに対応付けられた前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報とを前記保存部から読み出す読出部と、
前記マスタ画像格納部に格納されている前記マスタ画像を用いて前記読出部が読み出した差分データに対して復号化処理を施して、前記区画内の画像領域毎に前記補正が施されている記入済帳票の画像を獲得する復号化部と、
前記復号化部が獲得した前記区画内の画像領域毎に前記補正が施された記入済帳票の画像と、前記読出部が読み出した前記区画内の画像領域毎の前記補正量の情報とから、前記補正前の記入済帳票の画像を復元する復元部と、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の帳票画像管理システム。 - 未記入の帳票に対して追加の情報が記入された記入済帳票の画像を取得し、
マスタ画像格納部に格納されている前記未記入の帳票についてのマスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応する一対の領域毎の輝度差を獲得し、
前記記入済帳票の画像を構成する各画素の輝度値に対して、前記輝度差に応じた補正量の補正を一律に行い、
前記補正が施された記入済帳票の画像についての前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施し、
前記符号化処理により得られた差分データと前記補正量の情報とを対応付けて保存部に保存し、
前記補正量は、獲得された前記一対の領域毎の輝度差についての度数分布において、度数が最大である階級に属する輝度差が、前記補正によってゼロになる量である
ことを特徴とする帳票画像管理方法。 - 前記差分データと該差分データに対応付けられた前記補正量の情報とを前記保存部から読み出し、
前記マスタ画像格納部に格納されている前記マスタ画像を用いて、前記保存部から読み出した前記差分データに対して復号化処理を施して、前記補正が施された記入済帳票の画像を獲得し、
獲得された前記補正が施された記入済帳票の画像と、前記復号化処理を施した差分データに対応付けられており前記保存部から読み出した前記補正量の情報とから、前記補正前の記入済帳票の画像を復元する、
ことを特徴とする請求項5に記載の帳票画像管理方法。 - 未記入の帳票に対して追加の情報が記入された記入済帳票の画像を取得し、
マスタ画像格納部に格納されている前記未記入の帳票についてのマスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応する一対の領域毎の輝度差を獲得し、
前記記入済帳票の画像を構成する各画素の輝度値に対して、前記輝度差に応じた補正量の補正を一律に行い、
前記補正が施された記入済帳票の画像についての前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施し、
前記符号化処理により得られた差分データと前記補正量の情報とを対応付けて保存部に保存する、
処理をコンピュータに実行させ、
前記補正量は、獲得された前記一対の領域毎の輝度差についての度数分布において、度数が最大である階級に属する輝度差が、前記補正によってゼロになる量である
ことを特徴とするプログラム。 - 前記差分データと該差分データに対応付けられた前記補正量の情報とを前記保存部から読み出し、
前記マスタ画像格納部に格納されている前記マスタ画像を用いて、前記保存部から読み出した前記差分データに対して復号化処理を施して、前記補正が施された記入済帳票の画像を獲得し、
獲得された前記補正が施された記入済帳票の画像と、前記復号化処理を施した差分データに対応付けられており前記保存部から読み出した前記補正量の情報とから、前記補正前の記入済帳票の画像を復元する、
処理を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。 - 帳票のマスタ画像を格納するマスタ画像格納部と、
前記帳票に対して追加の情報が記入された記入済帳票の画像を取得する記入済帳票画像取得部と、
前記マスタ画像と前記記入済帳票の画像との間で対応する一対の領域毎の輝度差を獲得する輝度差獲得部と、
前記マスタ画像を構成する各画素の輝度値に対して、前記輝度差に応じた補正量の補正を一律に行う補正部と、
前記記入済帳票の画像についての、補正が施された前記マスタ画像に対する差分データを生成する符号化処理を施す符号化部と、
前記符号化処理により得られた差分データと前記補正量の情報とを対応付けて保存する保存部と、
を備え、
前記補正量は、前記輝度差獲得部により獲得された前記一対の領域毎の輝度差についての度数分布において、度数が最大である階級に属する輝度差が、前記補正によってゼロになる量である
ことを特徴とする帳票画像管理システム。
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