JP5694977B2 - 地山状況予測方法 - Google Patents

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本発明は、地山状況予測方法に関する。
山岳トンネルでは、日常的に切羽観察や坑内変位計測を実施し、切羽状況や地山の挙動に応じた支保パターンにより施工管理を行う。
トンネルの掘進に伴い、地山状況が急に変化した場合には、遅滞なく支保パターンの変更や補助工法の適用などにより対応する必要がある。
ところが、急な支保パターン等の変更や補助工法の適用は、支保工(吹付けコンクリート、ロックボルト、鋼アーチ支保工)等の手配の判断ミスとなる場合があり、支保パターンが適合していないと、支保工を除去し再施工することになる恐れがある。
そのため、山岳トンネルの施工において、切羽前方の地山の状態を把握することができれば、適切な支保の選定が可能となり、安全かつより経済的に施工することが可能になる。
トンネル施工時における切羽前方の地山状況の探査方法としては、先進ボーリングや坑内弾性波探査がある。
ところが、先進ボーリングや坑内弾性波探査は、切羽近傍で作業を行うため、実施時にはトンネルの掘削作業を中断する必要があり、工期短縮化の妨げとなる場合があった。
一方、日常の施工管理として必ず実施する、坑内変位計測の結果を利用して、切羽前方の地山の状態を予測する場合がある。
例えば、非特許文献1には、トンネル軸方向の変位Lをトンネル天端の沈下量Sで除したL/S値が、均質な地山では一定値となるが、地山の強度が変化する場合はその境界の手前から徐々に変化する性質を利用して、切羽前方の地山状況の予測を行う切羽前方地山予測方法が開示されている。
また、特許文献1には、トンネル軸方向変位、トンネル横断鉛直方向およびトンネル横断水平方向のいずれか、またはこれらの組合せの変位量の増減傾向に基づき、切羽前方の地山の軟硬を予測する切羽前方地山予測方法が開示されている。
特開2005−105651号公報
W.Schubert他,「The importance of longitudinal deformation in tunnel excavation」,「Proceedings of the 8th International Congress on Rock Mechanics,Tokyo,Japan,1995 Volume 3」,Netherlands,A.A.Balkema,1995,p.1411−1414
前記従来の切羽前方地山予測方法は、トータルステーションによる坑内変位計測の結果に基づいて分析を行うことが一般的となっている。
ところが、トータルステーションを用いた変位計測は、計測時に掘削作業を止めて測量作業を伴うため、計測は一般的に1日1回程度である。また、各計測断面の間隔は、概ね20m程度であり、L/S値による予測を行う場合、その予測精度が粗くなる場合があった。
また、坑内変位計測には、比較的高精度なトータルステーションが用いられるが、その距離の測定精度は3mm程度である。そのため、計測変位がそれより十分大きくない場合には、計測誤差により地山の変位挙動を捉えることができないことがあった。
本発明は、前記の問題点を解決することを目的とするものであり、切羽前方の地山の状況の予測を、簡易かつ高精度に行うことが可能な地山状況予測方法を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、トンネル軸方向に沿った2点間距離がLとなるようにトンネル天端部に2つの測点を設定する準備工程と、前記2つの測点間の傾斜角度と伸縮量とにより切羽前方の地山状況を予測する予測工程とを備える地山状況予測方法であって、前記準備工程は、前記2つの測点を結ぶ傾斜計および伸縮計を設置する作業を含み、前記予測工程は、距離aだけ掘進する毎または一定の経過時間毎に、前記2つの測点間の傾斜角度Δθおよび伸縮量ΔLを前記傾斜計および前記伸縮計により計測する計測作業と、前記傾斜角度Δθおよび前記伸縮量ΔLを用いて沈下量ΔSを算出するとともに、ΔL/ΔS値を算出する算出作業と、前記ΔL/ΔS値を前回の予測工程で算出されたΔLn-1/ΔSn-1値と比較する比較作業とを備え、前記ΔL/ΔS値が減少していく傾向が見られる場合には切羽前方に軟弱層が存在すると予測し、前記ΔL/ΔS値が増加していく傾向が見られる場合には切羽前方に堅硬層が存在すると予測することを特徴としている。
なお、本明細書においてトンネル天端部とは、トンネル断面の肩部から上方の範囲をいう。
かかる地山状況予測方法によれば、トンネル天端部に設定された2つの測点間での傾斜角度と伸縮量とを計測することで、切羽前方の地山の状況を把握することができる。
傾斜角度および伸縮量の計測は、トンネル天端部に設けた傾斜計および伸縮計により行うため、掘削作業に影響をおよぼすことがない。
また、傾斜計および伸縮計は、一旦設置すれば、自動で連続計測を行うことができ、計測頻度を容易に上げることができる。そのため、計測の頻度や計測の間隔を密に行うことで、より高精度な計測を実施することが可能となり、現状の地山状況に対する切羽前方の地山状況の変化を見逃すことが少なくなる。
さらに、傾斜計および伸縮計を利用して2点間の傾斜角度と伸縮量を直接的に計測するため、高精度に計測することができる。
前記準備工程は、距離aだけ掘進する毎に実施してもよい。
つまり計測断面の間隔を適宜設定し、傾斜計および伸縮計を盛り替えながら計測することで、より高精度に分析することが可能となり、また、傾斜計および伸縮計の設置数を必要最小限に抑えることでコスト削減を図ることが可能となる。
本発明の地山状況予測方法によれば、簡易かつ高精度に切羽前方の地山の状況を予測することが可能となる。
本発明の実施形態に係る地山状況予測方法における測定状況を示す断面図である。 測定装置の概要を示す斜視図である。 2つの測点の傾斜角度と伸縮量を示す模式図である。 硬質層から軟弱層に変化する地層境界を備える地山を掘削する場合の解析結果を示す図であって、ΔL/ΔSと算出位置との関係を示す図である。
本実施形態では、地山状況予測方法により切羽K前方の地山の状況を予測した上で、トンネルの掘進を行う場合について説明する。
地山状況予測方法は、準備工程と予測工程とを備えている。
準備工程は、図1に示すように、トンネル軸方向に沿って、トンネルTの天端部に2つの測点1,2を設定する工程である。
本実施形態では、切羽Kから距離b(本実施形態では1m)だけ坑口E側(後方)に離れた位置に切羽K側の測点(以下、「第一測点」という)1を設置し、この第一測点1から坑口E側に距離L(本実施形態では1m)だけ離れた位置に、坑口E側の測点(以下、「第二測点」という)2を設定する。
なお、切羽Kから第一測点1までの距離bおよび第一測点1と第二測点2との距離Lは、適宜設定すればよい。
第一測点1および第二測点2は、トンネルTの天端(頂点)に設定されている。なお、第一測点1および第二測点2の配置は、トンネル断面の肩部から上方の範囲(トンネル天端部)であれば、限定されるものではない。
第一測点1および第二測点2を設定したら、両測点1,2を結ぶ測定装置3を設置する。
測定装置3は、2つの測点1,2間の傾斜角度と伸縮量を測定することができる装置、つまり、傾斜計と伸縮計とを兼ね備えた装置である。
本実施形態の測定装置3は、図2に示すように、本体部31および固定部32を備えている。
本体部31は、伸縮可能に構成された筒状部材である。本実施形態の本体部31は、2本の管材33,34からなり、一方の管材33を他方の管材34に挿入させることで、シリンダー状に形成されている。なお、本体部31の構成は限定されるものではない。
本体部31の内部には、傾斜計4と伸縮計5が配設されている。
傾斜計4は、本体部31の坑口E側の端部に固定されていて、本体部31の傾斜角度を計測することが可能に構成されている。なお、傾斜計4は、本体部31の切羽K側の端部に固定されていてもよい。
伸縮計5は、一端が本体部31の切羽K側端部、他端が本体部31の坑口E側端部に固定されていることで、本体部31の伸縮量を計測することが可能に配設されている。つまり、伸縮計5の一端側の固定点が一方の管材33に設定されており、伸縮計5の他方の固定点が他方の管材34に設定されている。
固定部32,32は、本体部31の一端を第一測点1に、他端を第二測点2に固定する部材である。一方の固定部32は、一方の管材33に固定されており、他方の固定部32は、他方の管材34に固定されている。本実施形態では、第一測点1および第二測点2のそれぞれにおいて、吹付けコンクリート6に埋め込まれたアンカーである。なお、固定部32の構成は限定されるものではなく、例えば、トンネルTの支保工7に取り付けられた治具であってもよい。
本実施形態では、測定装置3の内部に傾斜計4および伸縮計5に接続された無線機8を設置しておくことで、無線によるデータ送信や計測等を実施することを可能に構成しておく。
なお、測定装置3の構成は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。また、傾斜計4および伸縮計5は、個別に設置してもよい。
測定装置3を設置したら、傾斜計4により傾斜角度θの計測を行う。このときに測定された傾斜角度θを初期値(傾き0°)とする。
予測工程は、2つの測点1,2間の傾斜角度Δθおよび伸縮量ΔLにより切羽前方の地山状況を予測する工程である。
予測工程では、計測作業、算出作業および比較作業を実施する。
計測作業では、トンネルTが距離aだけ掘進する(施工サイクル)毎に、第一測点1および第二測点2間の傾斜角度Δθおよび伸縮量ΔLを計測する(図3参照)。計測された傾斜角度Δθおよび伸縮量ΔLは、無線機8を介して事務所等に置かれたコンピュータに送信される。
なお、傾斜角度Δθおよび伸縮量ΔLの計測は、傾斜計4および伸縮計5に図示しないデータロガーを接続させておくことで、一定の経過時間毎に自動的に測定を行ってもよい。
算出作業では、傾斜角度Δθおよび伸縮量ΔLを用いて沈下量ΔSを算出するとともに、ΔL/ΔS値を算出する。
ここで、傾斜角度Δθは、トンネル掘進方向(軸方向)に対して、下向きの傾きを負とし、上向きの傾きを正とする。
沈下量ΔSは、式1により算出する。
ΔS=(L+ΔL)sinΔθ ・・・式1
なお、伸縮量ΔLは微小なため、沈下量ΔSは、式2に表すことができる。
ΔS≒LsinΔθ ・・・式2
したがって、ΔL/ΔS値は、式3により算出できる。
ΔL/ΔS=ΔL/LsinΔθ ・・・式3
比較作業では、ΔL/ΔS値を前回の算出作業で算出されたΔLn-1/ΔSn-1値と比較する。1回目の算出作業が終了した時点では、比較作業を実施することなく、次の施工サイクルの計測作業および算出作業を繰り返し実行する。
なお、ΔL/ΔS値は、SchubertらのL/S値と同様に、均質な地山では一定値となるが、地山が軟弱もしくは硬くなる場合に、その境界の手前から徐々に変化する性質を有している。
したがって、比較の結果、ΔL/ΔS値に変化がない場合は、切羽前方の地山状況にはしばらく変化がないと予測する。また、ΔL/ΔS値が減少していく傾向が見られる場合には切羽前方に軟弱層が存在すると予測する。さらに、ΔL/ΔS値が増加していく傾向が見られる場合には切羽前方に堅硬層が存在すると予測する。
以後、トンネルTの掘進が予め設定された距離だけ掘り進んだら、準備工程を実施して、新たな第一測点1および第二測点2を設定する。なお、2つの測点1,2を複数の個所に設定して、複数個所での傾斜角度Δθおよび伸縮量ΔLの測定を行ってもよい。また、準備工程(測定装置の設置)を、トンネルTが距離aだけ掘進する(施工サイクル)毎に実施してもよい。
予測工程において、切羽前方の地山に、軟弱層の存在が予測された場合には、必要に応じて先進ボーリングや坑内弾性波探査等などの切羽前方地山探査や、先受け工や鏡ボルト等の補助工法や対策工を実施する。
また、トンネルTの掘進に伴い、測定装置3の設置位置が切羽Kから所定長(例えば、15m程度)離れると、傾斜角度Δθや伸縮量ΔLに変化が生じなくなるので、役目を終えた測定装置3は、切羽K側に移設する。
以上、本実施形態の地山状況予測方法によれば、簡易に切羽前方の地山状況を予測することができる。また、トンネル天端部に設定された二つの測点間で測定された傾斜角度および傾斜量により予測を行うため、トンネル掘削作業を中断する必要がない。そのため、切羽前方の地山状況の予測を日常の施工管理として実施することが可能である。
測定装置3の設置は、一次支保の施工と同時に行うことが可能なため、掘削作業に影響を与えることはない。
地山状況予測方法により軟弱層の存在が予測された位置において、先進ボーリングや坑内弾性波探査等などの切羽前方地山探査を実施すれば、切羽前方の軟弱層の正確な位置、層厚、強度特性を把握することができる。切羽前方地山探査の結果に応じて支保パターンの変更や補助工法の採用を予め決定することができるため、施工性に優れている。
また、測定装置3は、一旦設置すれば、自動で連続計測を行うことができ、計測頻度を容易に上げることができる。そのため、計測の頻度や計測の間隔を密に行うことで、より正確に計測することが可能となり、現状の地山状況に対する切羽前方の地山状況の変化を見逃すことが少なくなる。
また、計測断面の間隔(測定装置3の設置間隔)を密にする(例えば、1日1回測定装置3を盛り替える)ことで、軟弱層や硬質層の出現の見落としを防止することができる。
傾斜計および伸縮計を利用して2点(第一測点1および第二測点2)間の傾斜角度と伸縮量を直接的に計測するため、高精度に計測することができる。
測定装置3を盛り替えながら計測することで、より高精度に分析することが可能となり、また、測定装置3の設置数を必要最小限に抑えることでコスト削減を図ることが可能となる。
以上、本発明について、好適な実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施形態では、トンネルの軸方向に沿って第一測点および第二測点を設定してが、第一測点および第二測点は、トンネル軸方向での傾斜角度および伸縮量を測定することが可能であれば、トンネル軸に対して傾斜して配置されていてもよく、必ずしも軸方向に沿って配置されている必要はない。
次に、本発明にかかる地山状況予測方法について検証した結果について説明する。
本検証は、トンネル天端部におけるトンネル軸方向の傾斜角度と伸縮量の変化を計測することにより、切羽前方の地山状況(地山の硬軟)を予測できることを三次元モデルによる掘削解析により検証した。
地盤は、線形弾性モデルとし、硬質層として地山等級DI、軟弱層として地山等級DIIと仮定し、硬質層から軟弱層に変化する地層境界を備えるモデルとした。解析用地盤物性値は、トンネル数値解析マニュアル(日本道路公団、1998年)などを参照して、各地山等級の代表値を採用した。表1に解析用地盤物性値を示す。
また、初期地圧は、トンネル天端位置に、土被り100m相当の地圧が作用するものとし、側圧係数は1.0とした。
解析では、地層境界を貫通するトンネルについて、地層境界におけるトンネル天端部の傾斜角度と伸縮量の変化を算出した。なお、傾斜角度および伸縮量の算出は、各算出位置(変位算出位置、角度算出位置)において切羽Kからの離れが2m、5m、10mの位置において行った。なお、各算出位置yは地層境界からの距離で示す。
図4に、本解析モデルにおける、トンネル掘進にともなうΔL/ΔS値を示す。
なお、図4における算出位置y=−10mの軸上にあるプロットのうち、「切羽離れ2m」のプロットは、切羽が地層境界まで8mのところにあるときに、当該切羽から2m坑口側で計測された値に基づいて算出したものであり、「切羽離れ5m」のプロットは、切羽が地層境界まで5mのところにあるときに、当該切羽から5m坑口側で計測された値に基づいて算出したものである。また、算出位置y=−10mの軸上にあるプロットのうち、「切羽離れ10m」のプロットは、切羽が地層境界にあるときに、当該切羽から10m坑口側で計測された値に基づいて算出したものである。
図4に示すように、切羽離れ2mでのΔL/ΔS値は、地層境界から6m程度手前から変化が現れ、4m程度手前では、その変化量が大きくなっている。
また、切羽離れ5mでは、地層境界8m程度手前からΔL/ΔS値に変化が生じてはじめ、6m程度手前では、その変化量が大きくなっている。
さらに、切羽離れ10mの場合は、地層境界から12m程度手前から、ΔL/ΔS値に変化が生じはじめている。
したがって、本発明の地山状況予測方法によれば、天端部の傾斜角度および伸縮量の変化を計測することで、切羽前方の硬質層または軟弱層の有無を予測が可能であることが実証された。
1 第一測点
2 第二測点
3 測定装置
4 傾斜計
5 伸縮計
K 切羽
T トンネル
Δθ 傾斜角度
ΔL 伸縮量
ΔS 沈下量

Claims (2)

  1. トンネル軸方向に沿った2点間距離がLとなるようにトンネル天端部に2つの測点を設定する準備工程と、
    前記2つの測点間の傾斜角度と伸縮量とにより切羽前方の地山状況を予測する予測工程と、を備える地山状況予測方法であって、
    前記準備工程は、前記2つの測点を結ぶ傾斜計および伸縮計を設置する作業を含み、
    前記予測工程は、距離aだけ掘進する毎または一定の経過時間毎に、前記2つの測点間の傾斜角度Δθおよび伸縮量ΔLを前記傾斜計および前記伸縮計により計測する計測作業と、前記傾斜角度Δθおよび前記伸縮量ΔLを用いて沈下量ΔSを算出するとともに、ΔL/ΔS値を算出する算出作業と、前記ΔL/ΔS値を前回の算出作業で算出されたΔLn-1/ΔSn-1値と比較する比較作業と、を備え、
    前記ΔL/ΔS値が減少していく傾向が見られる場合には切羽前方に軟弱層が存在すると予測し、
    前記ΔL/ΔS値が増加していく傾向が見られる場合には切羽前方に堅硬層が存在すると予測することを特徴とする、地山状況予測方法。
  2. 前記準備工程を、距離aだけ掘進する毎に実施することを特徴とする、請求項1に記載の地山状況予測方法。
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