JP5694553B2 - 電力ヘッドルーム報告のためのキャリアグループ化 - Google Patents

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Description

[0001]
相互参照
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2010年11月9日に出願された「CARRIER GROUPING FOR POWER HEADROOM REPORT」と題する米国仮特許出願第61/411,910号の優先権を主張する。
[0002] 以下は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、マルチコンポーネントキャリア通信システムにおける電力ヘッドルーム報告(power headroom reporting)に関する。ワイヤレス通信システムは、ボイス、データなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3rd Generation Partnership Project(3GPP) Long Term Evolution(LTE)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
[0003] 概して、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時に(simultaneously)サポートすることができる。各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力(SISO)、多入力単出力(MISO)または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立され得る。干渉を低減し、効率を改善するために、端末は、最大電力制限を受ける基地局によって電力制御され得る。
[0004] 以下は、一般に、マルチコンポーネントキャリアワイヤレス通信システムにおける電力ヘッドルーム報告のためのシステム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品に関する。適用性のさらなる範囲は、以下の発明を実施するための形態、特許請求の範囲、および図面から明らかになろう。当業者には発明を実施するための形態の趣旨および範囲内の様々な変更および改変が明らかになるので、発明を実施するための形態および特定の例は単に例として与えるものにすぎない。
[0005] 一例では、モバイルデバイスからPHRを送信するための新規の機能について説明する。モバイルデバイスは、いくつかの独立して電力制御されるコンポーネントキャリアの各々に関連する最大送信電力を識別し得る。各コンポーネントキャリアの識別された最大送信電力は、1つまたは複数の他のコンポーネントキャリアの識別された最大送信電力に基づいて決定(determine)され得る。識別された送信電力は、モバイルデバイスのためのコンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のために利用可能な電力ヘッドルームを決定するために使用され得る。モバイルデバイスは、基地局に電力ヘッドルーム報告を送信し得る。
[0006] 一例では、マルチキャリアシステムにおけるワイヤレス通信の方法が提供される。本方法は、モバイルデバイスによって並行して(concurrently)送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのセットを決定することと、セット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算することであって、その計算が、コンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、第1のコンポーネントキャリアを含むアップリンクコンポーネントキャリアの少なくとも第1のサブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算することと、最大送信電力を計算することの結果に基づいて第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することと、第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR:power headroom report)の第1のタイプを生成することと、PHRの第1のタイプを含むPHR通信を送信することとを含む。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、コンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々は、一例では、同じ電力増幅器を介して並行して送信されるべきである。
[0007] 本方法はまた、アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算することであって、その計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算することと、第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することと、第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成することと、PHRの第2のタイプを含むPHR通信を送信することとを含み得る。
[0008] PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを示すために、および/またはPHR通信が第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示すために信号が送信され得る。いくつかの例では、アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々は第1の周波数帯域中で送信され、第2のアップリンクコンポーネントキャリアは、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信され、各アップリンクコンポーネントキャリアを送信する電力増幅器は、アップリンクコンポーネントキャリアの周波数帯域に基づいて決定され得る。コンポーネントキャリアの第2のサブセットは単一のアップリンクコンポーネントキャリアを含み得、コンポーネントキャリアの第1のサブセットは2つのアップリンクコンポーネントキャリアを含み得る。一例では、コンポーネントキャリアの第1のサブセットは第1のコンポーネントキャリアと第3のコンポーネントキャリアとを含み、PHR通信は、第1のコンポーネントキャリアのための計算された最大送信電力に基づく第3のコンポーネントキャリアに対応する利用可能な電力ヘッドルームを含む。
[0009] 一例では、コンポーネントキャリアの第1のサブセット中の各コンポーネントキャリアは第1の電力増幅器を介して並行して送信され、少なくとも第2のコンポーネントキャリアは第2の電力増幅器を介してモバイルデバイスから並行して送信される。そのような場合、本方法はまた、第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算することであって、その計算が、他のアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に第2のコンポーネントキャリア上で利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算することと、第2の計算された最大送信電力に基づいてPHRの第2のタイプを生成することとを含み得、PHR通信を送信することが、PHRの第2のタイプを送信することを備える。コンポーネントキャリアの第1のサブセットは、第1のコンポーネントキャリアと第3のコンポーネントキャリアとを含み得、第3のコンポーネントキャリアのための最大送信電力は、第1のコンポーネントキャリアのための計算された最大送信電力に基づいて決定され得る。一例では、本方法はまた、PHRの第1のタイプが、第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づき、PHRの第2のタイプが、第2の計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信することを含む。PHRの第1のタイプは第1のサブセットの各コンポーネントキャリアのための計算された最大送信電力に基づき得、PHRの第2のタイプは第2の計算された最大送信電力に基づき得る。
[0010] 別の例では、マルチキャリアワイヤレス通信において電力ヘッドルームを報告するための装置が提供される。本装置は、並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアのセット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算することであって、その計算が、アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、第1のコンポーネントキャリアを含むアップリンクコンポーネントキャリアの少なくとも第1のサブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算することと、計算された最大送信電力に基づいて第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することとを行うように構成された電力ヘッドルーム計算モジュールを含む。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、コンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。本装置は、第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成するように構成された電力ヘッドルーム報告モジュールと、PHRの第1のタイプを含むPHR通信を送信するように構成された送信機モジュールとを含む。送信機モジュールは2つ以上の電力増幅器を含み得、アップリンクコンポーネントキャリアのサブセットの各々が、同じ電力増幅器を介して並行して送信されるべきである。電力ヘッドルーム計算モジュールはまた、アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算することであって、その計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算することと、第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することとを行うように構成され得る。電力ヘッドルーム報告モジュールは、第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成するようにさらに構成され得、送信機は、PHRの第2のタイプを含むPHR通信を送信するようにさらに構成され得る。アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々は、一例では、第1の周波数帯域中で送信され、第2のアップリンクコンポーネントキャリアは、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される。各アップリンクコンポーネントキャリアを送信する電力増幅器は、アップリンクコンポーネントキャリアの周波数帯域に基づいて決定され得る。
[0011] 別の例では、モバイルデバイスからの電力ヘッドルームを報告するためのコンピュータプログラム製品が提供される。本コンピュータプログラム製品は、モバイルデバイスによって並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのセットを決定するためのコードと、セット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するためのコードであって、その計算が、アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、第1のコンポーネントキャリアを含むアップリンクコンポーネントキャリアの少なくとも第1のサブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算するためのコードと、最大送信電力を計算することの結果に基づいて第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するためのコードと、第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成するためのコードと、PHRの第1のタイプを含むPHR通信を送信するためのコードとを備える有形(tangible)コンピュータ可読媒体を含み得る。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、コンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。
[0012] 本コンピュータ可読媒体はまた、一例では、アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算するためのコードであって、その計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算するためのコードと、第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するためのコードと、第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成するためのコードと、PHRの第2のタイプを含むPHR通信を送信するためのコードとを含み得る。本コンピュータ可読媒体は、PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを示す信号を送信するためのコードをさらに含み得る。アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々は、一例では、第1の周波数帯域中で送信され、第2のアップリンクコンポーネントキャリアは、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される。本コンピュータ可読媒体は、PHR通信が第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するためのコードをさらに含み得る。
[0013] 別の例では、マルチキャリアワイヤレス通信システムにおいて電力ヘッドルームを報告するためのモバイルデバイスが提供される。本モバイルデバイスは、並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのセットを決定するための手段と、セット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するための手段であって、その計算が、アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、第1のコンポーネントキャリアを含むアップリンクコンポーネントキャリアの少なくとも第1のサブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算するための手段と、最大送信電力を計算することの結果に基づいて第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するための手段と、第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成するための手段と、PHRの第1のタイプを含むPHR通信を送信するための手段とを含む。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、コンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。
[0014] 本モバイルデバイスはまた、アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算するための手段であって、その計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算するための手段と、第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するための手段と、第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成するための手段と、PHRの第2のタイプを含むPHR通信を送信するための手段とを含み得る。本システムには、PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを示す信号を送信するための手段も含まれ得る。別の例では、本モバイルデバイスはまた、PHR通信が第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するための手段を含む。
[0015] 別の例は、マルチキャリアシステムにおけるワイヤレス通信の方法を提供する。本方法は、モバイルデバイスから並行して送信されるべき複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のために、モバイルデバイスにおいて利用可能な電力ヘッドルームを識別することと、アップリンクコンポーネントキャリアのうちの2つ以上を送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプが生成されるべきと決定し、アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つを送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成されるべきと決定することと、PHRの1つまたは複数のタイプに基づいてアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のための最大送信電力を計算することと、上記決定することに基づいてPHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を生成することであって、1つまたは複数のPHRが計算された最大送信電力に基づく、生成することと、PHR通信を送信することとを含む。最大送信電力を計算することは、PHRの第1のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つに関連する最大送信電力を計算することであって、その計算が、各コンポーネントキャリアのための送信電力を実質的に等しい量だけ比例的に増加させることによって、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々において利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算することを含み得る。最大送信電力を計算することはまた、PHRの第2のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算することであって、その計算が、アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に1つのアップリンクコンポーネントキャリアにおいて利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算することを含み得る。
[0016] 本方法はまた、PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちのどちらが送信されるかを示す信号を送信することを含み得る。2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々は、一例では、第1の周波数帯域中で送信され、1つのアップリンクコンポーネントキャリアは、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される。各アップリンクコンポーネントキャリアを送信する電力増幅器は、アップリンクコンポーネントキャリアの周波数帯域に基づいて決定され得る。PHRの第1のタイプは、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの別の1つのための計算された最大送信電力に基づいて2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つについての電力ヘッドルーム情報を含み得る。第1の最大送信電力が計算されるとき、PHRの第1のタイプが2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示すための信号が送信され得る。
[0017] さらなる例は、モバイルデバイスからの電力ヘッドルームを報告するためのコンピュータプログラム製品であって、モバイルデバイスから並行して送信されるべき複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のために、モバイルデバイスにおいて利用可能な電力ヘッドルームを識別するためのコードと、アップリンクコンポーネントキャリアのうちの2つ以上を送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプが生成されるべきと決定し、アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つを送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成されるべきと決定するためのコードと、PHRの1つまたは複数のタイプに基づいてアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のための最大送信電力を計算するためのコードと、上記決定することに基づいてPHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を生成するためのコードであって、1つまたは複数のPHRが計算された最大送信電力に基づく、生成するためのコードと、PHR通信を送信するためのコードとを含む有形コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を提供する。最大送信電力を計算するためのコードは、PHRの第1のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つに関連する最大送信電力を計算するためのコードであって、その計算が、各コンポーネントキャリアのための送信電力を実質的に等しい量だけ比例的に増加させることによって、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々において利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算するためのコードを含み得る。最大送信電力を計算するためのコードはまた、PHRの第2のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するためのコードであって、その計算が、アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に1つのアップリンクコンポーネントキャリアにおいて利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算するためのコードを含み得る。
[0018] 別の例では、モバイルデバイスが提供される。本モバイルデバイスは、モバイルデバイスから並行して送信されるべき複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のために利用可能な電力ヘッドルームを識別するための手段と、アップリンクコンポーネントキャリアのうちの2つ以上を送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプが生成されるべきと決定し、アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つを送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成されるべきと決定するための手段と、PHRの1つまたは複数のタイプに基づいてアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のための最大送信電力を計算するための手段と、上記決定することに基づいてPHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を生成するための手段であって、1つまたは複数のPHRが計算された最大送信電力に基づく、生成するための手段と、PHR通信を送信するための手段とを含む。最大送信電力を計算するための手段は、PHRの第1のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つに関連する最大送信電力を計算するための手段であって、その計算が、各コンポーネントキャリアのための送信電力を実質的に等しい量だけ比例的に増加させることによって、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々において利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算するための手段を含み得る。最大送信電力を計算するための手段は、別の例では、PHRの第2のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するための手段であって、その計算が、アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に1つのアップリンクコンポーネントキャリアにおいて利用可能な電力ヘッドルームを考慮する、計算するための手段を含む。
[0019] 本モバイルデバイスはまた、PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちのどちらが送信されるかを示す信号を送信するための手段を含み得る。2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々は、一例では、第1の周波数帯域中で送信され、1つのアップリンクコンポーネントキャリアは、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される。各アップリンクコンポーネントキャリアを送信する電力増幅器は、アップリンクコンポーネントキャリアの周波数帯域に基づいて決定され得る。本システムは、一例では、第1の最大送信電力が計算されるとき、PHRの第1のタイプが2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するための手段をさらに含む。
[0020] さらに別の例では、電力ヘッドルーム報告(PHR:power headroom report)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信するように構成された受信機モジュールであって、PHRの第1のタイプが、単一の電力増幅器を使用する同時送信に関連する2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信機モジュールを含むワイヤレス通信装置が提供される。本装置はまた、PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちの1つまたは複数のうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを決定するように構成され、受信したPHR通信と、PHR通信中に含まれるPHRの1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の同時送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するように構成された電力ヘッドルーム決定モジュールを含む。電力ヘッドルーム決定モジュールは、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアが同じ周波数帯域中にあるとき、PHR通信がPHRの第1のタイプを含むことを決定するようにさらに構成され得る。電力ヘッドルーム決定モジュールはまた、第1の最大送信電力が複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されるとき、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するようにさらに構成され得る。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。
[0021] 一例では、電力ヘッドルーム決定モジュールは、選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、PHR通信がPHRの第2のタイプを含むと決定するようにさらに構成される。電力ヘッドルーム決定モジュールは、第2の最大送信電力がアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に計算されるとき、選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するようにさらに構成され得る。第1の電力ヘッドルーム情報は、2つ以上のアップリンクキャリアのうちの第1のアップリンクキャリアのための最大送信電力に基づき得、電力ヘッドルーム決定モジュールは、2つ以上のアップリンクキャリアのうちの第1のアップリンクキャリアの現在の送信電力と第1の電力ヘッドルーム情報との間の差に基づいて2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの第2のアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するようにさらに構成され得る。受信機モジュールは、複数の並行して送信されたアップリンクコンポーネントキャリアを受信するように構成され得る。
[0022] さらなる例では、マルチキャリアワイヤレス通信システムにおけるワイヤレス通信のための方法が提供される。この例の方法は、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信することであって、PHRの第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信することと、PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちの1つまたは複数のうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを決定することと、受信したPHR通信とPHR通信中に含まれるPHRの1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定することとを含む。本方法は、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアが同じ周波数帯域中にあるとき、PHR通信がPHRの第1のタイプを含むと決定すること、第1の最大送信電力が複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定すること、および/または選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、PHR通信がPHRの第2のタイプを含むと決定することをさらに含み得る。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。第1の電力ヘッドルーム情報は、2つ以上のアップリンクキャリアのうちの第1のアップリンクキャリアのための最大送信電力に基づき得、最大送信電力を決定することは、2つ以上のアップリンクキャリアのうちの第1のアップリンクキャリアの現在の送信電力と第1の電力ヘッドルーム情報との間の差に基づいて2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの第2のアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定することを含み得る。
[0023] 別の例では、マルチキャリアワイヤレス通信システムにおける基地局が提供される。この例の基地局は、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信するための手段であって、PHRの第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信するための手段と、PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちの1つまたは複数のうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを決定するための手段と、受信したPHR通信と、PHR通信中に含まれるPHRの1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の同時送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するための手段とを含む。最大送信電力を決定するための手段は、第1の最大送信電力が複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されるとき、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するための手段を含み得る。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちの1つまたは複数のうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを決定するための手段は、選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、PHR通信がPHRの第2のタイプを含むと決定するための手段を含み得る。
[0024] さらなる例は、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を受信するためのコードであって、PHRの第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を有し、PHRの第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を有する、受信するためのコードと、PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちの1つまたは複数のうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを決定するためのコードと、受信したPHR通信と、PHR通信中に含まれるPHRの1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の同時送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するためのコードとを含む、有形コンピュータ可読媒体を備える、マルチキャリアワイヤレス通信システム中の送信電力を決定するためのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ可読媒体はまた、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアが同じ周波数帯域中にあるとき、PHR通信がPHRの第1のタイプを含むと決定し、選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、PHR通信がPHRの第2のタイプを含むと決定するためのコードと、第1の最大送信電力が複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するためのコードとを含み得る。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。
[0025] 様々な実施形態のこれらおよび他の特徴は、その動作の構成および様式とともに、添付の図面とともに以下の発明を実施するための形態を読めば明らかになろう。図面全体にわたって、同様の部分を指すのに同様の参照符号を使用する。
[0026] 本発明の性質および利点のさらなる理解は、以下の図面を参照して実現され得る。添付の図において、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、ダッシュによる参照ラベルと、それらの同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを見ることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか1つに適用可能である。
[0027] 限定ではなく例として、添付の図面を参照することによって、様々な開示する実施形態が示されている。
[0028] ワイヤレス通信システムを示す図。 [0029] ワイヤレス通信システム中の送信機および受信機のブロック図。 [0030] 複数のコンポーネントキャリア(CC:component carriers)を介して通信するためのワイヤレス通信システムのブロック図。 [0031] 複数のCCを介して通信するための別のワイヤレス通信システムのブロック図。 [0032] 複数のCCとそれらのCCのための周波数帯域との図。 [0033] 複数のCCのための電力ヘッドルーム報告を可能にするユーザ機器のブロック図。 [0034] 複数のCCのための電力ヘッドルーム報告を可能にする基地局のブロック図。 [0035] 複数のCCのための電力ヘッドルーム報告を決定し、送信するための方法のフローチャート。 [0036] 複数のCCのための電力ヘッドルーム報告を決定し、送信するための別の方法のフローチャート。 [0037] 複数のCCのための電力ヘッドルーム報告を決定し、送信するための別の方法のフローチャート。 [0038] 複数のCCのための送信された電力ヘッドルーム報告を使用するワイヤレス通信のための方法のフローチャート。 [0039] 複数のCCのための送信された電力ヘッドルーム報告を使用するワイヤレス通信のための別の方法のフローチャート。
[0040] マルチキャリアシステムにおける電力ヘッドルーム報告のためのシステム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品について説明する。いくつかの例では、モバイルデバイスは、コンポーネントキャリア(CC:component carrier)のサブセット中の第1のCCに関連する最大送信電力の計算を通して、マルチキャリア構成において利用可能な電力ヘッドルームを決定する。その計算は、CCのサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、サブセット中の他のコンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮することができる。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、コンポーネントキャリアのサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。計算の結果に基づいてCCのうちの1つまたは複数のための電力ヘッドルームが識別され、第1のCCのために利用可能な電力ヘッドルームを含む電力ヘッドルーム報告(PHR:power headroom report)が生成され得る。いくつかの例では、モバイルデバイスは、1つまたは複数の電力増幅器(PA:power amplifier)の構成に基づいてPHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちのどちらが(またはその両方が)生成されるべきかを決定し、CCのうちの2つ以上を送信するために1つのPAが使用されるべきであるとき、PHRの第1のタイプが生成され、CCのうちの1つを送信するために1つのPAが使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成される。モバイルデバイスは、PHRを基地局に送信し得る。
[0041] 以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲において記載される範囲、適用性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な実施形態は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの実施形態に関して説明される特徴は、他の実施形態において組み合わせられ得る。
[0042] 最初に図1を参照すると、ブロック図に、様々な開示する例が実装され得るワイヤレス通信システム100の一例が示されている。システム100は、基地局105と、ユーザ機器110とを含む。もちろん、そのようなシステムは、一般に、いくつかの基地局105とユーザ機器110とを含むが、システムの説明を単純化するために、図1には単一の基地局105とユーザ機器110とを示している。基地局105は、たとえば、マクロセル、フェムトセル、ピコセル、および/あるいは同様の基地局、モバイル基地局、またはリレーノードであり得る。システム100は、各々が異なる周波数の波形信号を含む複数のコンポーネントキャリア(CC)上での動作をサポートする。図1において、複数のアップリンクCC115は、ユーザ機器110から基地局105にアップリンク送信を搬送する。複数のダウンリンクCC120は、基地局105からユーザ機器110にダウンリンク送信を搬送する。本開示の態様は、任意の数の他のタイプのシステムに適用可能であり得るが、システム100は、ネットワークリソースを効率的に割り振ることが可能なマルチキャリアLTEネットワークであり得る。
[0043] 基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してユーザ機器110とワイヤレス通信し得る。基地局105は、複数のアップリンクおよび/またはダウンリンクCC115および120を介して基地局コントローラの制御下でユーザ機器110と通信するように構成される。基地局105は、ノードB、またはLTEネットワーク中の拡張ノードB(eノードB)であり得る。基地局105は特定の地理的エリアに対して通信カバレージを与え得、他の基地局105は異なる地理的エリアに対してカバレージを与え得る。複数のユーザ機器110は、カバレージエリア全体にわたって分散され得る。ユーザ機器110は、たとえば、移動局、モバイルデバイス、アクセス端末(AT)、または加入者ユニットであり得る。そのようなユーザ機器110は、セルラーフォンとワイヤレス通信デバイスとを含み得るが、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータなどでもあり得る。
[0044] ユーザ機器110は、基地局105に電力ヘッドルーム報告(PHR)を送信し得る。この報告は、最大ユーザ機器送信電力と(たとえば、現在のアップリンク許可に従う)計算されたユーザ機器送信電力との間の差を識別する情報を含み得る。PHRは、周期的に送信されるか、またはダウンリンク経路損失がしきい値を超える量だけ変化したときに送信され得、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)、またはその両方のチャネルに関係し得る。PHRを受信したことに応答して、基地局105は、PUCCHまたはPUSCHのいずれかのためのアップコマンドまたはダウンコマンドを送ることができる。
[0045] ユーザ機器110は、いくつかの独立して電力制御されたアップリンクCCの各々に関連する送信電力を識別するように構成され得る。独立して電力制御されたアップリンクCCは、モバイルデバイス110が使用するように構成された複数のアップリンクキャリア上での送信に関係し得る。さらに、アップリンクCC上の1つまたは複数は、単一の電力増幅器(PA:power amplifier)、または2つ以上の別個の電力増幅器を使用してユーザ機器110から送信され得る。電力ヘッドルーム報告(PHR)は、逆方向リンク115上で(たとえば、単一のプロトコルデータユニット(PDU:protocol data unit)中で)送信され得、PAの構成と利用可能な電力ヘッドルームに対するPA構成の影響とを考慮に入れて、ユーザ機器110のために利用可能な計算された電力ヘッドルームを含み得る。たとえば、以下でさらに詳細に説明するように、ユーザ機器110は、第1のPAを使用して2つのCC(たとえば、第1のCCおよび第2のCC)上で送信するように構成され、第2のPAを使用して第3のCC上で送信するように構成され得る。第1のPAを使用して送信されるCCの各々の最大送信電力は、第1のPAを使用して並行して送信される(1つまたは複数の)他のCCによる影響を受けることになる。一例では、第1のCCのための最大送信電力が計算され、第2のCCのための最大電力が、第1のCC送信電力と第1のCCのための計算された最大送信電力との間の比に等しいか、または実質的に等しい第2のCCのための送信電力の比例増加を仮定することによって計算される。別の例では、第3のCCが第2のPAによって送信されるので、第3のCCのための最大送信電力は第1および第2のCCの送信電力とは無関係に計算される。
[0046] 例の1つのセットでは、態様がLong Term Evolution−Advanced(LTE/A)システム内で使用され得る。LTE/Aは、ダウンリンク上では直交周波数分割多重(OFDM:orthogonal frequency division multiplexing)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重(SC−FDMA:single-carrier frequency division multiplexing)を利用し得る。OFDMおよびSC−FDMAは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K個)の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMAでは時間領域で送信される。隣接するサブキャリア間の間隔は固定でもよく、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、1.4、3、5、10または20メガヘルツ(MHz)の対応するシステム帯域幅に対してそれぞれ128、256、512、1024または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーし得、1.4、3、5、10または20MHzの対応するシステム帯域幅に対してそれぞれ1つ、2つ、4つ、8つまたは16個のサブバンドがあり得る。いくつかの例では、同じ周波数帯域内で送信されるコンポーネントキャリア(帯域内キャリアと呼ばれる)は、ユーザ機器110中の単一の電力増幅器を通して送信され、異なる周波数帯域中で送信されるコンポーネントキャリア(帯域間キャリアと呼ばれる)は、ユーザ機器110中の異なる電力増幅器を通して送信される。
[0047] 単一のPHRは、ユーザ機器110によって利用される複数のCCに関する情報を搬送し得る。PHRは、たとえば、実際のPUSCHおよび/またはPUCCH送信に関連する送信電力を考慮する電力ヘッドルームを含み得る単一のPDUであり得る。ユーザ機器110は、基地局105によってトリガされたとき、または周期的に、基地局105にPHRを送信し得る。PHR中の電力ヘッドルーム値は、−23dBから40dBまで(1dBのステップ)の報告範囲をもつ、単一の6ビットPDUを含み得る。したがって、単一のPHRは、2つ以上のCCに関する情報を基地局105に与え得、基地局105は、PHRをCCの各々に関する情報に分解し得る。基地局105は、この情報を使用して、将来のスケジューリング決定に影響を及ぼし得る。たとえば、基地局105は、特定のサブフレーム(たとえば、i+4)中でACK/NAKが予想されることを知り得る。サブフレーム(i)について報告された電力ヘッドルームと、ユーザ機器110がACK/NAKのためにより多くの電力を割り振る必要があるという知識とがあるとすれば、基地局105は、PHR中で利用可能な情報に基づいてサブフレーム(i+4)についてそれのアップリンク許可を変更し得る。したがって、第1の時間期間中のいくつかのCCのための電力ヘッドルームは、第2の時間期間中の同じまたは他のCCのうちの1つまたは複数に対する電力割振りを行うために使用され得る。
[0048] 図2は、基地局105−aとユーザ機器110−aとを含むシステム200のブロック図である。このシステム200は、図1のシステム100であり得る。基地局105−aは、アンテナ234−a〜234−xを装備し得、ユーザ機器110−aは、アンテナ252−a〜252−nを装備し得る。基地局105−aにおいて、送信プロセッサ220は、データソースからデータを受信し、プロセッサ240、メモリ242、および/または電力ヘッドルーム決定モジュール244から制御情報を受信し得る。制御情報は、PUCCHおよびPUSCHに対する電力割振りの許可であり得、特定のユーザ機器110−aのためのアップリンクCC上での送信をスケジュールする。制御情報はまた、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:physical control format indicator channel)、物理HARQインジケータチャネル(PHICH:physical HARQ indicator channel)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)などのためのものであり得る。一例では、電力ヘッドルーム決定モジュール244は、特定のユーザ機器110−aから受信した電力ヘッドルーム報告(PHR)のタイプを決定し得る。PHRの第1のタイプは、単一の電力増幅器(PA)を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクCCに関連する第1の最大送信電力に基づく電力ヘッドルーム情報を含み得、PHRの第2のタイプは、単一のPAを通して送信される1つのCCに関連する最大送信電力に基づく電力ヘッドルーム情報を含み得る。電力ヘッドルーム決定モジュール244は、以下でより詳細に説明するように、ユーザ機器110−aのためのCCの各々において利用可能な電力ヘッドルームを決定するために異なるタイプのPHRを別様に解釈する。
[0049] 送信プロセッサ220は、データと制御情報とを処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)して、それぞれデータシンボルと制御シンボルとを取得し得る。送信プロセッサ220はまた、基準シンボルとセル固有基準信号とを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、出力シンボルストリームを送信変調器232−a〜232−xに与え得る。各変調器232は、(たとえば、OFDMなどの)それぞれの出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器232はさらに、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器232−a〜232−xからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ234−a〜234−xを介して送信され得る。
[0050] ユーザ機器110−aにおいて、ユーザ機器アンテナ252−a〜252−nは、基地局105−aからダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器254−a〜254−nに与え得る。各復調器254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して入力サンプルを取得し得る。各復調器254はさらに、(たとえば、OFDMなどの)入力サンプルを処理して受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器256は、すべての復調器254−a〜254−nから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを与え得る。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)して、データ出力にユーザ機器110−aのための復号データを与え、プロセッサ280、メモリ282、電力ヘッドルーム計算モジュール284または電力ヘッドルーム報告モジュール286(たとえば、アップリンク上ではPUSCHおよびPUCCH送信のための使用されるキャリアおよびタイミングを識別する処理割振り情報)に、復号された制御情報を与えることができる。
[0051] アップリンク上では、ユーザ機器110−aにおいて、送信プロセッサ264は、データソースから(たとえば、PUSCHのための)データを受信し、処理し得、プロセッサ280、電力ヘッドルーム計算モジュール284、および電力ヘッドルーム報告モジュール286から(たとえば、PUCCHのための)制御情報を受信し、処理し得る。送信プロセッサ264はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、さらに(たとえば、SC−FDMAなどのために)復調器254−a〜254−nによって処理され、基地局105−aに送信され得る。基地局105−aにおいて、ユーザ機器110−aからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器236によって検出され、さらに受信プロセッサ238によって処理されて、ユーザ機器110−aによって送られた復号されたデータおよび制御情報が取得され得る。プロセッサ238は、復号されたデータをデータ出力に与え、復号された制御情報をプロセッサ240および/または電力ヘッドルーム決定モジュール244に与え得る。
[0052] ユーザ機器110−aの電力ヘッドルーム計算モジュール284は、各アップリンクCCに関連する送信電力を識別し得る。識別された送信電力は、ユーザ機器110−aの他の構成情報とともに、ユーザ機器110−aのための各CCのために利用可能な電力ヘッドルームを計算するために使用され得る。ユーザ機器110−aは、基地局105−aにPHRを制御情報として送信し得る。様々な例によれば、ユーザ機器110−aは、3GPP仕様のリリース10に従ってLTE Advanced(LTE−A)システム中で動作し得、PCMAXと呼ばれるそれの構成済み最大総出力電力と、PCMAX,cと呼ばれる、所与のサービングセル上の構成済み最大出力電力とを設定することが可能である。これらの量の両方は、上位レイヤによって課された制限(PEMAX)、最大電力低減(MPR:maximum power reduction)値、および追加最大電力低減(A−MPR:additional maximum power reduction)値などのいくつかの調整(高次変調の要件、送信帯域幅構成など)を反映する。一例では、ユーザ機器110−aは、サービングセルc上のそれの構成済み最大出力電力PCMAX,cと、それの構成済み最大総出力電力PCMAXとを設定し得る。最大電力は、ユーザ機器110−aが許容帯域外放射制限(allowed out-of-band emission limits)または隣接チャネル漏洩比(ACLR:adjacent channel leakage ratio)制限に達したときに到達される。
[0053] 様々な例によれば、ユーザ機器110−aは、23dBmに設定された最大電力出力を有する。マルチキャリア環境において、様々な例によるユーザ機器110−aは、複数のコンポーネントキャリアの各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮に入れる各コンポーネントキャリアのための電力ヘッドルームを計算する。電力ヘッドルームは、CCのための現在の送信電力とユーザ機器110−aのための最大電力出力との間の差に基づいて各CCについて計算され得る。ユーザ機器110−aが複数のCCを並行して送信するように構成されるとき、注目するCCのための電力ヘッドルームを計算するときにCCのうちの他方の送信電力を考慮することが望ましいことがある。いくつかの例では、各CCの送信電力の増加は、CCの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって考慮に入れられ得る。送信電力を比例的に増加させることはまた、たとえば、CCの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。送信電力を比例的に増加させることはまた、たとえば、CC間で実質的に同じ比率の送信電力を維持しながらCCの各々のための送信電力を増加させることを含み得る。いくつかの例では、ユーザ機器110−aは、異なるコンポーネントキャリアを送信するために使用される電力増幅器(PA)の構成に依存する最大送信電力CCを計算する。たとえば、ユーザ機器110−aは、単一のPAを通して送信される複数のCCで構成され得、最大送信電力は、他のCCのための送信電力を比例的に増加させること(たとえば、dB単位の実質的に等しい量の増加)によって他のCCを考慮に入れて、各CCについて計算される。別の例では、ユーザ機器110−aは、特定のPAを通して送信される1つのCCを有し得、1つのCCのための最大送信電力は他のPAを通して送信される任意の他のCCとは無関係に計算される。
[0054] 一例では、図3Aに示すシステム300は、拡張ノードB(eNB)105−b(たとえば、基地局、アクセスポイントなど)と通信し得るユーザ機器110−bを含み得る。図3Aには、ただ1つのユーザ機器110−bと1つのeNB105−bとを示しているが、システム300は、任意の数のユーザ機器110−bおよび/またはeNB105−bを含むことができることを諒解されたい。ユーザ機器110−bは、より広い全送信帯域幅を可能にするためにeノードB105−bによって利用される多重コンポーネントキャリアで構成され得る。図3Aに示すように、ユーザ機器110−bは、複数のダウンリンクコンポーネントキャリア305および310、ならびに複数のアップリンクコンポーネントキャリア315および320で構成され得る。任意の所与の時点におけるユーザ機器110−bのために構成されるコンポーネントキャリア305〜320の数は変動し得る。図3Aに2つのアップリンクコンポーネントキャリアと2つのダウンリンクコンポーネントキャリアとを示すが、ユーザ機器110−bは、任意の好適な数のコンポーネントキャリアで構成され得、したがって、本明細書および特許請求の範囲で開示する主題は図示の数のコンポーネントキャリアに限定されないことを諒解されたい。ユーザ機器110−bおよびeNB105−bは、時分割複信(TDD:time division duplex)通信または周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)通信を使用して動作するように構成され得る。TDDを使用して動作するように構成されたとき、ダウンリンクCCと対応するアップリンクCCと(たとえば、ダウンリンクCC1 305とアップリンクCC1 315と)は同じ通信チャネル周波数を共有し得、一方、FDD動作は異なる通信チャネルキャリア周波数を利用する。
[0055] ユーザ機器110−bは、受信機モジュール325と、制御モジュール330と、送信機モジュール335とを含む。受信機モジュール325は、2つ以上のダウンリンクCC305〜310上でダウンリンク送信を受信することができる。ダウンリンク送信とその中に含まれている情報とは、受信され、制御モジュール330において処理される。制御モジュール330は、以下でさらに詳細に説明するように、電力ヘッドルーム計算モジュールと電力ヘッドルーム報告モジュールとを含み得る。送信機モジュール335は、2つ以上のアップリンクCC315〜320上でeNB105−b(および/または他のeNB)に送信し得る。図3Aの例では、送信機モジュール335は、複数のアップリンクCC315〜320を送信するために使用され得る電力増幅器(PA)340を含む。一例では、ユーザ機器110−bは、たとえば、CCの各々のための送信電力を(dB単位の)実質的に等しい量だけ増加させるなど、CCの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって各CCを考慮に入れて、アップリンクCC1 315およびアップリンクCC2 320のための最大送信電力を計算する。
[0056] たとえば、アップリンクCC1 315とアップリンクCC2 320とが、20dBmのアップリンクCC1 315のための現在の送信電力と、10dBmのアップリンクCC2 310のための現在の送信電力とで構成されると仮定する。さらに、本例では、MPRが0dBであり、A−MPRも0dBであると仮定する。アップリンクCC2 320のためのPCMAXを決定するとき、アップリンクCC1 315の、比例的に等しい電力量の増加が考慮に入れられる。MPRが0dBであり、A−MPRが0dBであると仮定したので、アップリンクCC1 315の電力は約3dB、すなわち、PCMAX,CとアップリンクCC1 315のための現在の送信電力との間の差だけ増加され得る。この例では、アップリンクCC2 320のための最大送信電力が、アップリンクCC1 315の増加と(dB単位の)同じ量だけ比例的に増加されるように計算され、したがって、アップリンクCC2 320のための13dBmの計算された最大送信電力を生じる。
[0057] 別の例では、ユーザ機器110−bが、任意のキャリア上でのそれの電力を23dBmを越えて増加させることができず、それの合成電力を23dBmを越えて増加させることもできないという仮定がなされる。上記の例では、アップリンクCC1 315上の最大電力は23dBmとなり、アップリンクCC2 320上の最大電力は13dBmとなり、23.4dBmの合成合計を生じる。一例では、ユーザ機器110−bが、計算された最大電力でアップリンクCC1 315とアップリンクCC2 320とを送信するように命令された場合、ユーザ機器110−bが送信することになる実際の電力は、23dBmの総電力を超えないように、アップリンクCC1 315上では22.6dBmとなり、アップリンクCC2 320上では12.6dBmとなることになる。一例では、ユーザ機器110−bは、各CCのための送信電力を(dB単位の)同じ量だけ比例的に増加させる各CCのための最大送信電力を与え、ユーザ機器110−bに対して許可される最大電力をも考慮し、電力の合計が許可された最大電力を超えないように計算された最大電力を比例的に低減する。上記の例を続けると、ユーザ機器110−bは、そのような場合、アップリンクCC1 315のための最大送信電力を22.6dBmとして計算し、アップリンクCC2 320のための最大送信電力を12.6dBmとして計算し、したがって、23dBmの最大総電力に適合することになる。
[0058] 図3Bのシステムに示す例など、アップリンク送信のために2つ以上のPAが使用され得る。この例では、システム350は、拡張ノードB(eNB)105−c(たとえば、基地局、アクセスポイントなど)と通信し得るユーザ機器110−cを含み得る。システム350は、図3Aのシステム300に関して説明した方法と同様の方法で動作し得、システム350は、任意の数のユーザ機器110−cおよび/またはeNB105−cを含み得ることを諒解されたい。図3Bのユーザ機器110−cは、(1つまたは複数の)ダウンリンクCC355、および複数のアップリンクCC360〜370で構成され得る。所与の時点における(1つまたは複数の)ダウンリンクCC355および(1つまたは複数の)アップリンクCC360〜370の数は、特定のユーザ機器110−cへのリソース割振りに依存する。図3Bの例では、ユーザ機器110−cの送信機モジュール335−aは、電力増幅器1 375〜電力増幅器M 380を含む複数のPAを含む。いくつかの例では、同じ周波数帯域内にあるコンポーネントキャリア(帯域内CCと呼ばれる)を送信するために電力増幅器375などの単一のPAが使用され、異なる周波数帯域にあるCC(帯域間CCと呼ばれる)を送信するために異なるPAが使用される。
[0059] 帯域内コンポーネントキャリアと帯域間コンポーネントキャリアとの一例を図4に示す。この例では、システム400は、周波数帯域Aと周波数帯域Bとの2つのキャリア周波数帯域を含む。いくつかのコンポーネントキャリアは、帯域内CCであり、どちらも周波数帯域A内にある、アップリンクCC1 360−aおよびアップリンクCC2 365−aなどの異なる周波数帯域を使用して送信され得る。第3のコンポーネントキャリアであるアップリンクCC−N370−aは帯域間CCであり、周波数帯域B内にある。図3Bの例では、アップリンクCC 360および370は電力増幅器375を通して送信され得、一方、アップリンクCC−N370は電力増幅器M380を通して送信される。図3A、図3B、および図4の図は例示的なものであり、特定の機器および動作条件に基づいて、異なる数のPAおよびCCをもつ多数の異なる構成が使用され得ることが理解されよう。一例では、ユーザ機器110−cは、同様に上記で説明したように、CCの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって各CCを考慮に入れて、アップリンクCC1 360およびアップリンクCC2 365のための最大送信電力を計算し、他のアップリンクCC 360〜365の送信電力とは無関係にアップリンクCC−N 370のための最大送信電力を計算する。
[0060] さらなる例として、図3Aに関して上記で説明した電力割振りおよび計算を続けると、アップリンクCC1 360およびCC2 365が単一のPA375を通して送信され、アップリンクCC1 360のための現在の送信電力が20dBmであり、アップリンクCC2 365のための現在の送信電力が10dBmであり、MPRが0dBであり、A−MPRも0dBであると仮定する。各アップリンクCC360、365のための最大送信電力の計算は、上記で説明したように実行され得、その計算では、各CCのための比例的に等しい電力量の増加が考慮に入れられる。アップリンクCC−N370のための最大送信電力の計算は、アップリンクCC360および365の計算された最大送信電力とは無関係に決定され得る。そのような構成は、アップリンクCC360、365が帯域内であり、CC−Nが帯域間である状況において使用され得る。CC−N370を送信するために別個のPA380が使用され得、CC−Nのための最大送信電力は、他のPAを通して送信されるCCのいかなる最大電力計算とも無関係に計算される。たとえば、CC−Nのための現在の送信電力が18dBmであり、MPRとA−MPRとが0dBである場合、CC−Nのための最大送信電力は23dBmになるように計算され、5dBmのCC−Nのための電力ヘッドルームが残る。
[0061] 他の例では、図4の周波数帯域Aと周波数帯域Bの両方は各々2つ以上のCCを有し得、その場合、各周波数帯域中の帯域内CCのための最大送信電力は、同じ周波数帯域中の他のCCの送信電力の増加を考慮に入れることによって計算される。同様に、複数のCCはそれぞれ帯域間CCであり、それぞれ別個のPAを通して送信され得、その場合、各CCのための最大送信電力は、並行して送信されるCCのうちの他方のための電力とは無関係に計算され得る。ユーザ機器110−cは、PHRが単一のPAを通して送信されるCCに基づくかどうかを示す指示を送信し得る(したがって、そのPAを通して送信される他のCCのための電力の増加を考慮し得る)。代替的に、eNB105−cは、帯域内CCが単一のPAを通して送信され、したがって、帯域内CCのためのPHRがPAを通して送信される他のCCのための電力の増加を考慮すると仮定し得る。
[0062] 次に図5を参照すると、複数のコンポーネントキャリアのためのPHRを送信する例示的なワイヤレス通信システム500が示されている。システム600は、上記で説明したのと同様に、基地局105−dと、ワイヤレスネットワークへのアクセスを受信するために基地局105−dと通信することができるユーザ機器110−dとを含む。ユーザ機器110−dは、(1つまたは複数の)受信機モジュール325−bと(1つまたは複数の)送信機モジュール335−bとに通信可能に結合された1つまたは複数のアンテナ505を含み、それらのモジュールは制御モジュール330−bに通信可能に結合される。制御モジュール330−bは、1つまたは複数のプロセッサモジュール525と、プロセッサモジュール525が実行するためのソフトウェア535を含んでいるメモリ530と、電力ヘッドルーム計算モジュール540と、電力ヘッドルーム報告モジュール545とを含む。
[0063] プロセッサモジュール525、電力ヘッドルーム計算モジュール540、および/または電力ヘッドルーム報告モジュール545は、たとえば、Intel(登録商標)Corporation社製またはAMD(登録商標)社製のものなどの中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)など、1つまたは複数のインテリジェントハードウェアデバイスを含み得る。メモリ530は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ530は、実行されると(またはコンパイルされ実行されると)プロセッサモジュール525に本明細書で説明する様々な機能(たとえば、最大送信電力計算、電力ヘッドルーム計算、PHR生成、PHR送信など)を実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード535を記憶し得る。制御モジュール330−bの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。
[0064] (1つまたは複数の)送信機モジュール335−bは、上記で説明したように、1つまたは複数のアップリンクCC上で基地局105−d(および/または他の基地局)に送信し得る。さらに、(1つまたは複数の)送信機モジュール335−bはいくつかの電力増幅器を含み得る。いくつかの例では、複数の帯域内CCを送信するために1つの電力増幅器が使用され得るが、帯域間CCは異なる電力増幅器で送信される。(1つまたは複数の)受信機モジュール325−bは、上記で説明したように、2つ以上のダウンリンクCC上で基地局105−d(および/または他の基地局)からのダウンリンク送信を受信することができる。
[0065] ダウンリンク送信は、ユーザ機器110−dにおいて受信され、処理される。(図2の電力ヘッドルーム計算モジュール284の一例であり得る)電力ヘッドルーム計算モジュール540は、電力ヘッドルーム計算モジュール284について上記で説明したように、各CCのための最大送信電力の計算を行い得る。より詳細には、電力ヘッドルーム計算モジュール540は、各アップリンクCCに関連する送信電力とユーザ機器110−dの他の構成情報とを識別し、ユーザ機器110−dのための各CCのために利用可能な電力ヘッドルームを計算し得る。前述のように、様々な例によれば、ユーザ機器110−dは、3GPP仕様のリリース10に従ってLTE Advanced(LTE−A)システム中で動作し得、各々が、上位レイヤによって課された制限(PEMAX)、MPR値、およびA−MPR値などのいくつかの調整(高次変調の要件、送信帯域幅構成など)を反映する、それのPCMAXとPCMAX,cとを設定することが可能である。一例では、ユーザ機器110−dは、サービングセルc上のそれの構成済み最大出力電力PCMAX,cをそれの構成済み最大総出力電力PCMAXとして設定し得る。最大電力は、ユーザ機器110−dが許容帯域外放射制限または隣接チャネル漏洩比(ACLR)制限に達したときに到達される。
[0066] 様々な例によれば、ユーザ機器110−dは、23dBmに設定された最大電力出力を有し得る。電力ヘッドルームは、CCのための現在の送信電力とユーザ機器110−dのための最大電力出力との間の差に基づいて各CCについて計算され得る。いくつかの例では、各CCの送信電力の増加は、CCの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって(たとえば、送信電力をdB単位の実質的に等しい量だけ増加させることによって)考慮に入れられ得る。いくつかの例では、ユーザ機器110−dは、アップリンクCCのセットを送信するように構成され得、第1のCCと1つまたは複数の他のCCとがコンポーネントキャリアのサブセットを形成する。他のCCのための送信電力を比例的に増加させることによって他のCCを考慮に入れる、最大送信電力の増加が各CCについて計算される。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、CCのサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。いくつかの例では、電力ヘッドルーム計算モジュール540は、上記で説明したのと同様に、異なるコンポーネントキャリアを送信するために使用される電力増幅器(PA)の構成に依存する各CCのための最大送信電力を計算する。たとえば、第1のCCと第2のCCとは、20dBmの第1のCCのための現在の送信電力と、10dBmの第2のCCのための現在の送信電力とで構成され得る。さらに、本例では、MPRが0dBであり、A−MPRも0dBであると仮定する。第2のCCのためのPCMAXを決定するとき、電力ヘッドルーム計算モジュール540は第1のCCの、比例的に等しい電力量の増加を考慮に入れる。MPRが0dBであり、A−MPRが0dBであると仮定したので、第1のCCの電力は約3dB、すなわち、PCMAX,cと第1のCCのための現在の送信電力との間の差だけ増加され得る。この例では、第2のCCのための最大送信電力が、第1のCCの増加と(dB単位の)同じ量だけ比例的に増加されるように計算され、したがって、第2のCCのための13dBmの計算された最大送信電力を生じる。別の例では、電力ヘッドルーム計算モジュール540は、各CCのための送信電力を(dB単位の)同じ量だけ比例的に増加させる各CCのための最大送信電力を計算し、ユーザ機器110−dに対して許可される最大電力をも考慮し、電力の合計が許可された最大電力を超えないように計算された最大電力を比例的に低減する。上記の例を続けると、電力ヘッドルーム計算モジュール540は、そのような場合、第1のCCのための最大送信電力を22.6dBmとして計算し、第2のCCのための最大送信電力を12.6dBmとして計算し、したがって、23dBmの最大総電力に適合することになる。
[0067] 別の例では、ユーザ機器110−aは、1つまたは複数のCCの第2のサブセットを有し得、第1のサブセット中の1つまたは複数のCCのための最大送信電力は、CCの第2の(または他の)サブセット中の(1つまたは複数の)CCの送信電力とは無関係に計算される。いくつかの例では、CCの第1のサブセットは、特定のPAを通して送信される2つ以上の帯域内CCを含み得、CCの第2のサブセットは、異なるPAを使用して送信される1つまたは複数の帯域間CCを含み得る。電力ヘッドルーム計算モジュール540は、第1のサブセット中のCCのいかなる最大電力計算とも無関係に第2のサブセット中のCCのための最大送信電力を計算し得る。電力ヘッドルーム計算モジュール540は、最大送信電力を計算するための手段および/または1つまたは複数のCCのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するための手段など、ユーザ機器105−dの動作に関係する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。さらに、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード535は、実行されると(またはコンパイルされ実行されると)プロセッサモジュール525に電力ヘッドルーム計算モジュール540の様々な機能を実行させるように構成された命令を含み得る。
[0068] 電力ヘッドルーム報告モジュール545は、コンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のための計算された電力ヘッドルームを受信し、電力ヘッドルーム情報を含むPHRを生成し得る。いくつかの例では、電力ヘッドルーム報告モジュール545は、他のCCのための送信電力を比例的に増加させることによって他のCCを考慮に入れる各CCについて計算される最大送信電力の増加を考慮に入れる第1のCCのために利用可能な電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成するように構成される。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、各CCのための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。電力ヘッドルーム報告モジュール545はまた、電力送信CCの第2のタイプを生成し得る。いくつかの例では、電力ヘッドルーム報告モジュール545は、2つ以上のCCが第1の周波数帯域中で送信される(帯域内CCである)とき、PHRの第1のタイプを生成し、2つ以上のCCが異なる周波数帯域中で送信される(帯域間CCである)とき、PHRの第2のタイプを生成する。電力ヘッドルーム報告モジュール545は、いくつかの例では、PHRがPHRの第1のタイプおよび/または第2のタイプのうちの1つまたは複数を含むことを示す信号を与え得る。他の例では、PHRのタイプの決定は、構成済みCCが帯域内CCおよび/または帯域間CCを含むかどうかに基づく。電力ヘッドルーム報告モジュール545は、1つまたは複数のCCのために利用可能な電力ヘッドルームを備えるPHRの第1のタイプおよび/または第2のタイプを生成するための手段など、ユーザ機器105−dの動作に関係する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。さらに、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード535は、実行されると(またはコンパイルされ実行されると)プロセッサモジュール525に電力ヘッドルーム報告モジュール545の様々な機能を実行させるように構成された命令を含み得る。
[0069] 次に図6を参照すると、複数のコンポーネントキャリアのためのPHRを送信する例示的なワイヤレス通信システム600が示されている。システム600は、説明したように、基地局105−eと、ワイヤレスネットワークへのアクセスを受信するために基地局105−eと通信し得るユーザ機器110−eとを含む。さらに、ユーザ機器110−eは、複数のダウンリンクCC上で通信を受信し、複数のアップリンクCC上で通信を送信し得、アップリンクCCのためのPHRは、本明細書で説明する様々な技法のうちの1つまたは複数に従って基地局105−eに送信されるべきである。
[0070] 基地局105−eは、(1つまたは複数の)トランシーバモジュール610に通信可能に結合された1つまたは複数のアンテナ605を含む。ネットワークインターフェース615は、ワイヤレス通信システム600に関連する1つまたは複数のネットワークとのインターフェースを与え得る。基地局105−eは、スケジューラ630を含む1つまたは複数のプロセッサモジュール625と、ソフトウェア640を含むメモリ635と、受信機モジュール645と、電力ヘッドルーム決定モジュール650とを含んでいる制御モジュール620を含む。スケジューラ630は、1つまたは複数のプロセッサモジュール625中に含まれ得、(1つまたは複数の)プロセッサモジュール625の影響下の構成済みキャリアのサブセットについてユーザ機器110−eをスケジュールし得る。メモリ635は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ635は、実行されると(またはコンパイルされ実行されると)プロセッサモジュール625に本明細書で説明する様々な機能(たとえば、PHR通信を受信すること、PHRの1つまたは複数のタイプのうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを決定すること、最大CC送信電力を決定することなど)を実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード640を記憶し得る。制御モジュール620の構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。言及したモジュールの各々は、基地局105−dの動作に関係する1つまたは複数の機能を実行ための手段であり得る。
[0071] 受信機モジュール645は、上記で説明したように、PHRの第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備える電力ヘッドルーム報告(PHR:power headroom report)通信を受信し得る。たとえば、受信機モジュール645は、2つ以上のCCのための電力ヘッドルームが単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための送信電力の比例増加に基づくPHRの第1のタイプを受信し得る。上記で説明したように、各CCのための最大送信電力は、実質的に等しい各CCにわたる送信電力の増加を考慮に入れることによって計算され得る。受信機モジュール645はまた、1つのCCのための電力ヘッドルームが他の電力増幅器を使用して送信され得る他のCCとは無関係に単一の電力増幅器を通して送信されるPHRの第2のタイプを受信し得る。電力ヘッドルーム決定モジュール650は、PHRの第1のタイプおよび/または第2のタイプのうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを決定し得る。受信機モジュール645は、PHRの第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備える電力ヘッドルーム報告(PHR)通信を受信するための手段、および/またはPHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちの1つまたは複数のうちのどちらがPHR通信中に含まれるかを決定するための手段など、基地局105−dの動作に関係する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。さらに、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード640は、実行されると(またはコンパイルされ実行されると)プロセッサモジュール625に受信機モジュール645の様々な機能を実行させるように構成された命令を含み得る。一例では、受信機モジュール645はまた、電力ヘッドルーム決定モジュール650に与えられる、PHRのどの(1つまたは複数の)タイプが存在するかを示す信号を受信する。別の例では、電力ヘッドルーム決定モジュール650は、受信したCCが帯域内CCであるか、帯域間CCであるかを決定することによってPHRのどのタイプが存在するかを決定する。2つ以上のCCが同じ周波数帯域中で送信される(帯域内CCである)場合、電力ヘッドルーム決定モジュール650は、第1のタイプのPHRが存在すると決定し、いずれかの1つのCCが他のCCとは異なる周波数帯域上で送信される場合、電力ヘッドルーム決定モジュール650は、第2のタイプのPHRが存在すると決定する。電力ヘッドルーム決定モジュール650はまた、受信したPHR通信と、PHR通信中に含まれるPHRの1つまたは複数のタイプとに基づいて、送信されるべき1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定し得る。電力ヘッドルーム決定モジュール650は、1つまたは複数の並行して送信されるべきアップリンクCCのための最大送信電力を決定するための手段など、基地局105−eの動作に関係する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。さらに、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード640は、実行されると(またはコンパイルされ実行されると)プロセッサモジュール625に電力ヘッドルーム決定モジュール650の様々な機能を実行させるように構成された命令を含み得る。
[0072] 図7に、複数のダウンリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な電力ヘッドルームを含むPHR通信を決定し、送信するためにユーザ機器によって行われ得る方法700を示す。方法700は、たとえば、図1、図2、図3A、図3B、または図5のユーザ機器によって、またはこれらの図について説明したデバイスの任意の組合せを使用して実行され得る。最初に、ブロック705において、モバイルデバイスによって並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのセットを決定する。ブロック710において、CCのサブセットの第1のCCに関連する最大送信電力を計算し、その計算は、CCのサブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する。これは、CCの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることを含むことができる。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、コンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。一例では、上記で説明したように、CC1とCC2とは、20dBmのCC1のための現在の送信電力と、10dBmのCC2のための現在の送信電力とで並行して送信され得る。さらに、MPRとA−MPRとは0dBであり得る。CC2のための最大送信電力を決定するとき、CC1の、比例的に等しい電力量の増加が考慮に入れられる。MPRが0dBであり、A−MPRが0dBであるので、CC1の電力は約3dB、すなわち、最大送信電力とCC1のための現在の送信電力との間の差だけ増加されるように計算される。この例では、CC2のための最大送信電力が、CC1の増加と(dB単位で)同じ量だけ比例的に増加されるように計算され、したがって、CC2のための13dBmの計算された最大送信電力を生じる。ブロック715において、最大送信電力を計算することの結果に基づいて第1のCCのために利用可能な電力ヘッドルームを識別する。たとえば、電力ヘッドルームは、CCのための計算された最大送信電力から現在の送信電力を減算することによって計算され得る。ブロック720において、PHRの第1のタイプを生成し、そのPHRは、第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを備える。最後に、ブロック725において、PHRの第1のタイプを含むPHR通信を送信する。
[0073] 次に図8を参照すると、複数のダウンリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な電力ヘッドルームを含むPHR通信を決定し、送信するためにユーザによって行われ得る別の方法800が与えられている。方法800は、たとえば、図1、図2、図3A、図3B、または図5のユーザ機器によって、またはこれらの図について説明したデバイスの任意の組合せを使用して実行され得る。ブロック805〜820は、図7のブロック702〜720に関して説明したステップと同じステップを含む。図8の方法800は、ブロック825において述べたように、アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のCCに関連する第2の最大送信電力を計算することをさらに含み、その計算は、他の並行して送信されるCCとは無関係に第2のCC上で利用可能な電力ヘッドルームを考慮する。ブロック830によれば、第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて第2のCCのために利用可能な電力ヘッドルームを識別する。ブロック835において、PHRの第2のタイプを生成し、PHRの第2のタイプは、第2のCCのために利用可能な電力ヘッドルームを備える。最後に、ブロック840において、PHRの第1のタイプと第2のタイプとを含むPHR通信を送信する。
[0074] 次に図9を参照すると、複数のアップリンクCCのためのPHR通信を送信するためにユーザ機器によって行われ得る方法900が与えられている。方法900は、たとえば、図1、図2、図3A、図3B、または図5のユーザ機器によって、またはこれらの図について説明したデバイスの任意の組合せを使用して実行され得る。最初に、ブロック905において、並行して送信されるべき各CCのための、モバイルデバイスにおいて利用可能な電力ヘッドルームを識別する。前述のように、そのような電力ヘッドルームは、ユーザ機器のための最大送信電力とそれぞれのCCのための現在の送信電力とに従って識別され得る。ブロック910において示すように、CCのうちの2つ以上を送信するために1つの電力増幅器(PA)が使用されるべきであるとき、PHRの第1のタイプが生成されるべきと決定し、CCのうちの1つを送信するために1つのPAが使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成されるべきと決定する。ブロック915において示すように、PHRの1つまたは複数のタイプに基づいてアップリンクCCのうちの1つまたは複数のための最大送信電力を計算する。上記で説明したように、最大送信電力は、たとえば、単一のPAを通して並行して送信されるCCの数と、PAを通して送信されるCCの送信電力の比例増加を考慮することとに基づいて計算され得る。ブロック920において、決定することに基づいて、PHRの第1のタイプと第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を生成し、1つまたは複数のPHRは、計算された最大送信電力に基づく。最後に、ブロック925において、PHR通信を送信する。
[0075] 図10に、ユーザ機器からの2つ以上の並行して送信されるCCにおいて利用可能な電力ヘッドルームを決定するために基地局によって行われ得る方法1000を示す。方法1000は、たとえば、図1、図2、図3A、図3B、または図6の基地局によって、またはこれらの図について説明したデバイスの任意の組合せを使用して実行され得る。最初に、ブロック1005において、PHRの第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信し、PHRの第1のタイプは、単一のPAを通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクCCに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの第2のタイプは、単一のPAを通して送信される1つのCCに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える。ブロック1010において、PHRの(1つまたは複数の)第1のタイプおよび第2のタイプのうちのいずれかがPHR通信中に含まれるかを決定する。上記で説明したように、決定は、ユーザ機器からの通信に基づいて行われ得るか、または関連するCCの周波数帯域に基づいて行われ得る。ブロック1015において示すように、受信したPHR通信とPHR通信中に含まれるPHRの(1つまたは複数の)タイプとに基づいて1つまたは複数の並行して送信されるアップリンクCCのための最大送信電力を決定する。
[0076] 図11に、ユーザ機器からの2つ以上の並行して送信されるCCにおいて利用可能な電力ヘッドルームを決定するために基地局によって行われ得る別の方法1100を示す。方法1100は、たとえば、図1、図2、図3A、図3B、または図6の基地局によって、またはこれらの図について説明したデバイスの任意の組合せを使用して実行され得る。最初に、ブロック1105において、PHRの第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信し、PHRの第1のタイプは、単一のPAを通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクCCに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの第2のタイプは、単一のPAを通して送信される1つのCCに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える。ブロック1110において、アップリンクCCが同じ周波数帯域中にあるとき、PHR通信がPHRの第1のタイプを含むと決定する。上記で説明したように、2つ以上のCCが同じ周波数帯域中で送信されるとき、CCを並行して送信するために単一の電力増幅器が使用され得る。ブロック1115において示すように、第1の最大送信電力がアップリンクCCの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、アップリンクCCのための最大送信電力を決定する。送信電力を比例的に増加させることは、たとえば、アップリンクCCの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを含み得る。
[0077] 本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、Ultra Mobile Broadband(UMB)、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)およびLTE−Advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。ただし、以下の説明では例としてLTEシステムについて説明し、以下の説明の大部分でLTE用語を使用するが、本技法は、LTE適用例以外に適用可能である。
[0078] 添付の図面に関して上記に記載した発明を実施するための形態は、例示的な実施形態について説明したものであり、実装され得る、または特許請求の範囲内に入る唯一の実施形態を表すものではない。この説明全体にわたって使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「他の実施形態よりも好ましいこと」または「有利であること」を意味するものではない。発明を実施するための形態は、説明した技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法はこれらの具体的な詳細なしに実施され得る。場合によっては、説明した実施形態の概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造およびデバイスをブロック図の形式で示す。
[0079] 情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0080] 本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としても実装され得る。
[0081] 本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙は、AまたはBまたはC、またはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0082] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、あるいは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用でき、汎用または専用コンピュータあるいは汎用または専用プロセッサによってアクセスできる、任意の他の媒体を備え得る。同様に、いかなる接続も適切にコンピュータ可読媒体と称される。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、またはデジタル加入者回線(DSL)などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、またはDSLなどのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0083] 本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えたものである。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、例または事例を示すものであり、言及した例についての選好を暗示するものでも、必要とするものでもない。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1]
モバイルデバイスによって並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのセットを決定することと、
前記セット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算することであって、前記計算が、アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、前記第1のコンポーネントキャリアを含む前記アップリンクコンポーネントキャリアの少なくとも前記第1のサブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算することと、
前記最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することと、
前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成することと、
PHRの前記第1のタイプを含むPHR通信を送信することと
を備える、マルチキャリアシステムにおけるワイヤレス通信の方法。
[C2]
送信電力を比例的に増加させることが、アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを備える、[C1]に記載の方法。
[C3]
アップリンクコンポーネントキャリアの前記サブセットの各々が、同じ電力増幅器を介して並行して送信されるべきである、[C1]に記載の方法。
[C4]
前記アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算することであって、前記計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に前記第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算することと、
前記第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することと、
前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成することと、
PHRの前記第2のタイプを含む前記PHR通信を送信することと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C5]
PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを示す信号を送信すること
をさらに備える、[C4]に記載の方法。
[C6]
アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記第2のアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、[C4]に記載の方法。
[C7]
各アップリンクコンポーネントキャリアを送信する電力増幅器が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの前記周波数帯域に基づいて決定される、[C6]に記載の方法。
[C8]
コンポーネントキャリアの前記第2のサブセットが単一のアップリンクコンポーネントキャリアを含み、コンポーネントキャリアの前記第1のサブセットが2つのアップリンクコンポーネントキャリアを含む、[C4]に記載の方法。
[C9]
コンポーネントキャリアの第1のサブセットが前記第1のコンポーネントキャリアと第3のコンポーネントキャリアとを含み、前記PHR通信が、前記第1のコンポーネントキャリアのための前記計算された最大送信電力に基づく前記第3のコンポーネントキャリアに対応する利用可能な電力ヘッドルームを含む、[C8]に記載の方法。
[C10]
前記PHR通信が前記第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信すること
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C11]
PHRの前記第1のタイプが、各コンポーネントキャリアのための前記計算された最大送信電力に基づく、[C1]に記載の方法。
[C12]
コンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々が第1の電力増幅器を介して並行して送信され、少なくとも第2のコンポーネントキャリアが第2の電力増幅器を介して前記モバイルデバイスから並行して送信される、[C1]に記載の方法。
[C13]
前記第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算することであって、前記計算が、他のアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に前記第2のコンポーネントキャリア上で利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算することと、
前記第2の計算された最大送信電力に基づいてPHRの第2のタイプを生成することと
をさらに備え、前記PHR通信を送信することが、PHRの前記第2のタイプを送信することを備える、[C12]に記載の方法。
[C14]
コンポーネントキャリアの前記第1のサブセットが、前記第1のコンポーネントキャリアと第3のコンポーネントキャリアとを含み、前記第3のコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力が、前記第1のコンポーネントキャリアのための前記計算された最大送信電力に基づいて決定される、[C13]に記載の方法。
[C15]
PHRの前記第1のタイプが、前記第1のコンポーネントキャリアのみのための前記計算された最大送信電力に基づき、PHRの前記第2のタイプが、前記第2の計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信すること
をさらに備える、[C14]に記載の方法。
[C16]
PHRの前記第1のタイプが前記第1のサブセットの各コンポーネントキャリアのための前記計算された最大送信電力に基づき、PHRの前記第2のタイプが前記第2の計算された最大送信電力に基づく、[C13]に記載の方法。
[C17]
マルチコンポーネントキャリアワイヤレス通信システムにおいて電力ヘッドルームを報告するための装置であって、
並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアのセット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算することであって、前記計算が、アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、前記第1のコンポーネントキャリアを含む前記アップリンクコンポーネントキャリアの少なくとも前記サブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算することと、
前記計算された前記最大送信電力に基づいて前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することと
を行うように構成された電力ヘッドルーム計算モジュールと、
前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成するように構成された電力ヘッドルーム報告モジュールと、
PHRの前記第1のタイプを含むPHR通信を送信するように構成された送信機モジュールと
を備える、装置。
[C18]
送信電力を比例的に増加させることが、アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを備える、[C17]に記載の装置。
[C19]
前記送信機モジュールが2つ以上の電力増幅器を備え、アップリンクコンポーネントキャリアの前記サブセットの各々が、同じ電力増幅器を介して並行して送信されるべきである、[C17]に記載の装置。
[C20]
前記電力ヘッドルーム計算モジュールが、
前記アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算することであって、前記計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に前記第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算することと、
前記第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することと
を行うようにさらに構成され、
前記電力ヘッドルーム報告モジュールが、前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成するようにさらに構成され、
前記送信機が、PHRの前記第2のタイプを含む前記PHR通信を送信するようにさらに構成された、[C17]に記載の装置。
[C21]
アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記第2のアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、[C20]に記載の装置。
[C22]
各アップリンクコンポーネントキャリアを送信する電力増幅器が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの前記周波数帯域に基づいて決定される、[C21]に記載の装置。
[C23]
コンポーネントキャリアの前記第2のサブセットが単一のアップリンクコンポーネントキャリアを含み、コンポーネントキャリアの前記第1のサブセットが2つのアップリンクコンポーネントキャリアを含む、[C20]に記載の装置。
[C24]
前記送信機が、前記PHR通信が前記第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するようにさらに構成された、[C17]に記載の装置。
[C25]
モバイルデバイスからの電力ヘッドルームを報告するためのコンピュータプログラム製品であって、
モバイルデバイスによって並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのセットを決定するためのコードと、
前記セット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するためのコードであって、前記計算が、アップリンクコンポーネントの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、前記第1のコンポーネントキャリアを含む前記アップリンクコンポーネントキャリアの少なくとも前記サブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算するためのコードと、
前記最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するためのコードと、
前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成するためのコードと、
PHRの前記第1のタイプを含むPHR通信を送信するためのコードと
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C26]
送信電力を比例的に増加させることが、アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを備える、[C25]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C27]
前記非一時的コンピュータ可読媒体が、
前記アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算するためのコードであって、前記計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に前記第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するためのコードと、
前記第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するためのコードと、
前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成するためのコードと、
PHRの前記第2のタイプを含む前記PHR通信を送信するためのコードと
をさらに備える、[C25]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C28]
前記非一時的コンピュータ可読媒体が、
PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを示す信号を送信するためのコード
をさらに備える、[C27]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C29]
アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記第2のアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、[C27]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C30]
前記非一時的コンピュータ可読媒体が、
前記PHR通信が前記第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するためのコード
をさらに備える、[C25]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C31]
モバイルデバイスによって並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのセットを決定するための手段と、
前記セット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するための手段であって、前記計算が、アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、前記第1のコンポーネントキャリアを含む前記アップリンクコンポーネントキャリアの少なくとも前記サブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算するための手段と、
前記最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するための手段と、
前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成するための手段と、
PHRの前記第1のタイプを含むPHR通信を送信するための手段と
を備える、マルチキャリアワイヤレス通信システムにおいて電力ヘッドルームを報告するためのシステム。
[C32]
送信電力を比例的に増加させることが、アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々のための送信電力を、dB単位で測定される実質的に等しい量だけ増加させることを備える、[C31]に記載のシステム。
[C33]
前記アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算するための手段であって、前記計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に前記第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するための手段と、
前記第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するための手段と、
前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成するための手段と、
PHRの前記第2のタイプを含む前記PHR通信を送信するための手段と
をさらに備える、[C31]に記載のシステム。
[C34]
PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを示す信号を送信するための手段
をさらに備える、[C33]に記載のシステム。
[C35]
アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記第2のアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、[C33]に記載のシステム。
[C36]
各アップリンクコンポーネントキャリアを送信する電力増幅器が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの前記周波数帯域に基づいて決定される、[C35]に記載のシステム。
[C37]
前記PHR通信が前記第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するための手段
をさらに備える、[C31]に記載のシステム。
[C38]
モバイルデバイスから並行して送信されるべき複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のために、前記モバイルデバイスにおいて利用可能な電力ヘッドルームを識別することと、
前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの2つ以上を送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプが生成されるべきと決定し、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つを送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成されるべきと決定することと、
PHRの前記1つまたは複数のタイプに基づいて前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のための最大送信電力を計算することと、
前記決定することに基づいてPHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を生成することであって、前記1つまたは複数のPHRが前記計算された最大送信電力に基づく、生成することと、
前記PHR通信を送信することと
を備える、マルチキャリアシステムにおけるワイヤレス通信の方法。
[C39]
最大送信電力を計算することが、
PHRの前記第1のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つに関連する最大送信電力を計算することであって、前記計算が、各コンポーネントキャリアのための送信電力を実質的に等しい量だけ比例的に増加させることによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々において利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算すること
を備える、[C38]に記載の方法。
[C40]
最大送信電力を計算することが、
PHRの前記第2のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算することであって、前記計算が、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアにおいて利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算すること
を備える、[C38]に記載の方法。
[C41]
PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちのどちらが送信されるかを示す信号を送信すること
をさらに備える、[C38]に記載の方法。
[C42]
前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、[C38]に記載の方法。
[C43]
各アップリンクコンポーネントキャリアを送信する前記電力増幅器が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの前記周波数帯域に基づいて決定される、[C42]に記載の方法。
[C44]
PHRの前記第1のタイプが、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの別の1つのための前記計算された最大送信電力に基づいて前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つについての電力ヘッドルーム情報を含む、[C42]に記載の方法。
[C45]
前記第1の最大送信電力が計算されるとき、PHRの前記第1のタイプが前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信すること
をさらに備える、[C38]に記載の方法。
[C46]
モバイルデバイスからの電力ヘッドルームを報告するためのコンピュータプログラム製品であって、
モバイルデバイスから並行して送信されるべき複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のために、前記モバイルデバイスにおいて利用可能な電力ヘッドルームを識別するためのコードと、
前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの2つ以上を送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプが生成されるべきと決定し、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つを送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成されるべきと決定するためのコードと、
PHRの前記1つまたは複数のタイプに基づいて前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のための最大送信電力を計算するためのコードと、
前記決定することに基づいて、PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を生成するためのコードであって、前記1つまたは複数のPHRが前記計算された最大送信電力に基づく、生成するためのコードと、
前記PHR通信を送信するためのコードと
を備える非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C47]
最大送信電力を計算するための前記コードが、
PHRの前記第1のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つに関連する最大送信電力を計算するためのコードであって、前記計算が、各コンポーネントキャリアのための送信電力を実質的に等しい量だけ比例的に増加させることによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々において利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するためのコードと
を備える、[C46]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C48]
最大送信電力を計算するための前記コードが、
PHRの前記第2のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するためのコードであって、前記計算が、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアにおいて利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するためのコードと
を備える、[C46]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C49]
モバイルデバイスから並行して送信されるべき複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のために、前記モバイルデバイスにおいて利用可能な電力ヘッドルームを識別するための手段と、
前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの2つ以上を送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプが生成されるべきと決定し、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つを送信するために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成されるべきと決定するための手段と、
PHRの前記1つまたは複数のタイプに基づいて前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のための最大送信電力を計算するための手段と、
前記決定することに基づいて、PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を生成するための手段であって、前記1つまたは複数のPHRが前記計算された最大送信電力に基づく、生成するための手段と、
前記PHR通信を送信するための手段と
を備える、マルチキャリアワイヤレス通信システム。
[C50]
最大送信電力を計算するための前記手段が、
PHRの前記第1のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つに関連する最大送信電力を計算するための手段であって、前記計算が、各コンポーネントキャリアのための送信電力を実質的に等しい量だけ比例的に増加させることによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々において利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するための手段
を備える、[C49]に記載のシステム。
[C51]
最大送信電力を計算するための前記手段が、
PHRの前記第2のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するための手段であって、前記計算が、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアにおいて利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するための手段
を備える、[C49]に記載のシステム。
[C52]
PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちのどちらが送信されるかを示す信号を送信するための手段
をさらに備える、[C49]に記載のシステム。
[C53]
前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、[C49]に記載のシステム。
[C54]
各アップリンクコンポーネントキャリアを送信する前記電力増幅器が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの前記周波数帯域に基づいて決定される、[C49]に記載のシステム。
[C55]
前記第1の最大送信電力が計算されるとき、PHRの前記第1のタイプ前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するための手段
をさらに備える、[C49]に記載のシステム。
[C56]
電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信するように構成された受信機モジュールであって、PHRの前記第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの前記第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信機モジュールと、
PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの前記1つまたは複数のうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを決定するように構成され、前記受信したPHR通信と、前記PHR通信中に含まれるPHRの前記1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の同時送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するように構成された電力ヘッドルーム決定モジュールと
を備える、ワイヤレス通信装置。
[C57]
前記電力ヘッドルーム決定モジュールは、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアが同じ周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第1のタイプを含むことを決定するようにさらに構成された、[C56]に記載の装置。
[C58]
前記電力ヘッドルーム決定モジュールは、前記第1の最大送信電力が前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するようにさらに構成された、[C57]に記載の装置。
[C59]
前記電力ヘッドルーム決定モジュールは、前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の前記周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第2のタイプを含むと決定するようにさらに構成された、[C56]に記載の装置。
[C60]
前記電力ヘッドルーム決定モジュールは、前記第2の最大送信電力が前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に計算されることを考慮することによって、前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するようにさらに構成された、[C59]に記載の装置。
[C61]
前記第1の電力ヘッドルーム情報が前記2つ以上のアップリンクキャリアのうちの第1のアップリンクキャリアのための最大送信電力に基づき、前記電力ヘッドルーム決定モジュールは、前記2つ以上のアップリンクキャリアのうちの前記第1のアップリンクキャリアの現在の送信電力と前記第1の電力ヘッドルーム情報との間の差に基づいて前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの第2のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するようにさらに構成された、[C57]に記載の装置。
[C62]
前記受信機モジュールは、複数の並行して送信されたアップリンクコンポーネントキャリアを受信するように構成された、[C57]に記載の装置。
[C63]
電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信することであって、PHRの前記第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの前記第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信することと、
PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの前記1つまたは複数のうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを決定することと、
前記受信したPHR通信と前記PHR通信中に含まれるPHRの前記1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定することと
を備える、マルチキャリアワイヤレス通信システムにおけるワイヤレス通信のための方法。
[C64]
前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアが同じ周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第1のタイプを含むと決定すること
をさらに備える、[C63]に記載の方法。
[C65]
前記第1の最大送信電力が前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定すること
をさらに備える、[C64]に記載の装置。
[C66]
前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の前記周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第2のタイプを含むと決定すること
をさらに備える、[C63]に記載の方法。
[C67]
前記第1の電力ヘッドルーム情報が前記2つ以上のアップリンクキャリアのうちの第1のアップリンクキャリアのための最大送信電力に基づき、前記最大送信電力を決定することが、前記2つ以上のアップリンクキャリアのうちの前記第1のアップリンクキャリアの現在の送信電力と前記第1の電力ヘッドルーム情報との間の差に基づいて前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの第2のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定することを備える、[C64]に記載の方法。
[C68]
電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信するための手段であって、PHRの前記第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの前記第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信するための手段と、
PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの前記1つまたは複数のうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを決定するための手段と、
前記受信したPHR通信と、前記PHR通信中に含まれるPHRの前記1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の同時送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するための手段と
を備える、マルチキャリアワイヤレス通信システムにおけるワイヤレス通信のためのシステム。
[C69]
最大送信電力を決定するための前記手段が、
前記第1の最大送信電力が前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するための手段
を備える、[C68]に記載の方法。
[C70]
PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの前記1つまたは複数のうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを決定するための前記手段が、
前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の前記周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第2のタイプを含むと決定するための手段
を備える、[C68]に記載の方法。
[C71]
電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信するためのコードであって、PHRの前記第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの前記第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信するためのコードと、
PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの前記1つまたは複数のうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを決定するためのコードと、
前記受信したPHR通信と、前記PHR通信中に含まれるPHRの前記1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の同時送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するためのコードと
を備える、有形コンピュータ可読媒体
を備える、マルチキャリアワイヤレス通信システム中の送信電力を決定するためのコンピュータプログラム製品。
[C72]
前記非一時的コンピュータ可読媒体が、
前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアが同じ周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第1のタイプを含むと決定し、前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の前記周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第2のタイプを含むと決定するためのコード
をさらに備える、[C71]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C73]
前記非一時的コンピュータ可読媒体が、
前記第1の最大送信電力が前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するためのコード
をさらに備える、[C71]に記載のコンピュータプログラム製品。

Claims (91)

  1. モバイルデバイスによって並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのセットを決定することと、
    前記セット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算することであって、前記計算が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、前記第1のコンポーネントキャリアを含む前記アップリンクコンポーネントキャリアの少なくとも前記第1のサブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算することと、
    前記最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することと、
    前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成することと、
    PHRの前記第1のタイプを含むPHR通信を送信することとを備える、マルチキャリアシステムにおけるワイヤレス通信の方法。
  2. 送信電力を比例的に増加させることが、各アップリンクコンポーネントキャリアのための増加した量がdB単位で測定される量と実質的に等しい量であるように、アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々のための前記送信電力を増加させることを備える、請求項1に記載の方法。
  3. アップリンクキャリアの前記第1のサブセットが、キャリアアグリゲーションのために構成された帯域内コンポーネントキャリアを備える、請求項1に記載の方法。
  4. アップリンクコンポーネントキャリアの前記サブセットの各々が、同じ電力増幅器からのサポートを用いて並行して送信されるべきである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記最大送信電力を計算することが、
    並行送信が第1の電力増幅器からのサポートを用いてサポートされるアップリンクコンポーネントキャリアの前記セット中の各キャリアの前記送信電力の実質的に等しいdB増加を考慮することによって、前記第1のコンポーネントキャリアに関連する前記最大送信電力を計算することと、
    並行送信が第2の電力増幅器からのサポートを用いてサポートされるアップリンクキャリアの前記セット中のキャリアに関連する送信電力とは無関係に、前記第1のコンポーネントキャリアに関連する前記最大送信電力を計算することと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算することであって、前記計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に前記第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算することと、
    前記第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することと、
    前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成することと、
    PHRの前記第2のタイプを含む前記PHR通信を送信することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットは、単一のコンポーネントキャリアを備える、請求項6に記載の方法。
  8. PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを示す信号を送信することをさらに備える、請求項6に記載の方法。
  9. アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記第2のアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、請求項6に記載の方法。
  10. 各アップリンクコンポーネントキャリアの送信をサポートする電力増幅器が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの前記周波数帯域に基づいて決定される、請求項9に記載の方法。
  11. コンポーネントキャリアの前記第2のサブセットが単一のアップリンクコンポーネントキャリアを含み、コンポーネントキャリアの前記第1のサブセットが2つのアップリンクコンポーネントキャリアを含む、請求項6に記載の方法。
  12. コンポーネントキャリアの第1のサブセットが前記第1のコンポーネントキャリアと第3のコンポーネントキャリアとを含み、前記PHR通信が、前記第1のコンポーネントキャリアのための前記計算された最大送信電力に基づく前記第3のコンポーネントキャリアに対応する利用可能な電力ヘッドルームを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記PHR通信が前記第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  14. PHRの前記第1のタイプが、各コンポーネントキャリアのための前記計算された最大送信電力に基づく、請求項1に記載の方法。
  15. コンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々が第1の電力増幅器からのサポートを用いて並行して送信され、少なくとも第2のコンポーネントキャリアが第2の電力増幅器からのサポートを用いて前記モバイルデバイスから並行して送信される、請求項1に記載の方法。
  16. 前記第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算することであって、前記計算が、他のアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に前記第2のコンポーネントキャリア上で利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算することと、
    前記第2の計算された最大送信電力に基づいてPHRの第2のタイプを生成することとをさらに備え、前記PHR通信を送信することが、PHRの前記第2のタイプを送信することを備える、請求項15に記載の方法。
  17. コンポーネントキャリアの前記第1のサブセットが、前記第1のコンポーネントキャリアと第3のコンポーネントキャリアとを含み、前記第3のコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力が、前記第1のコンポーネントキャリアのための前記計算された最大送信電力に基づいて決定される、請求項16に記載の方法。
  18. PHRの前記第1のタイプが、前記第1のコンポーネントキャリアのみのための前記計算された最大送信電力に基づき、PHRの前記第2のタイプが、前記第2の計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信することをさらに備える、請求項17に記載の方法。
  19. PHRの前記第1のタイプが前記第1のサブセットの各コンポーネントキャリアのための前記計算された最大送信電力に基づき、PHRの前記第2のタイプが前記第2の計算された最大送信電力に基づく、請求項16に記載の方法。
  20. マルチコンポーネントキャリアワイヤレス通信システムにおいて電力ヘッドルームを報告するための装置であって、
    並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアのセット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算することであって、前記計算が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、前記第1のコンポーネントキャリアを含む前記アップリンクコンポーネントキャリアの少なくとも前記サブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算することと、
    前記計算された前記最大送信電力に基づいて前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することと
    を行うように構成された電力ヘッドルーム計算モジュールと、
    前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成するように構成された電力ヘッドルーム報告モジュールと、
    PHRの前記第1のタイプを含むPHR通信を送信するように構成された送信機モジュールとを備える、装置。
  21. 送信電力を比例的に増加させることが、各アップリンクコンポーネントキャリアのための増加した量がdB単位で測定される量と実質的に等しい量であるように、アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々のための前記送信電力を増加させることを備える、請求項20に記載の装置。
  22. アップリンクキャリアの前記第1のサブセットが、キャリアアグリゲーションのために構成された帯域内コンポーネントキャリアを備える、請求項20に記載の装置。
  23. 前記送信機モジュールが2つ以上の電力増幅器を備え、アップリンクコンポーネントキャリアの前記サブセットの各々が、同じ電力増幅器からのサポートを用いて並行して送信されるべきである、請求項20に記載の装置。
  24. 前記電力ヘッドルーム計算モジュールが、さらに、
    並行送信が第1の電力増幅器を介してサポートされるアップリンクコンポーネントキャリアの前記セット中の各キャリアの前記送信電力の実質的に等しいdB増加を考慮することによって、前記第1のコンポーネントキャリアに関連する前記最大送信電力を計算することと、
    並行送信が第2の電力増幅器を介してサポートされるアップリンクキャリアの前記セット中のキャリアに関連する送信電力とは無関係に、前記第1のコンポーネントキャリアに関連する前記最大送信電力を計算することと、
    によって前記最大送信電力を計算するように構成される、請求項20に記載の装置。
  25. 前記電力ヘッドルーム計算モジュールが、
    前記アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算することであって、前記計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に前記第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算することと、
    前記第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別することと
    を行うようにさらに構成され、
    前記電力ヘッドルーム報告モジュールが、前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成するようにさらに構成され、前記送信機が、PHRの前記第2のタイプを含む前記PHR通信を送信するようにさらに構成された、請求項20に記載の装置。
  26. アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットは、単一のコンポーネントキャリアを備える、請求項25に記載の装置。
  27. アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記第2のアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、請求項25に記載の装置。
  28. 各アップリンクコンポーネントキャリアの送信をサポートする電力増幅器が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの前記周波数帯域に基づいて決定される、請求項27に記載の装置。
  29. コンポーネントキャリアの前記第2のサブセットが単一のアップリンクコンポーネントキャリアを含み、コンポーネントキャリアの前記第1のサブセットが2つのアップリンクコンポーネントキャリアを含む、請求項25に記載の装置。
  30. 前記送信機が、前記PHR通信が前記第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するようにさらに構成された、請求項20に記載の装置。
  31. モバイルデバイスからの電力ヘッドルームを報告するためのコンピュータ可読記憶媒体であって、
    モバイルデバイスによって並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのセットを決定するためのコードと、
    前記セット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するためのコードであって、前記計算が、前記アップリンクコンポーネントの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、前記第1のコンポーネントキャリアを含む前記アップリンクコンポーネントキャリアの少なくともサブセット中の各コンポーネントキャリアの送信電力の増加を考慮する、計算するためのコードと、
    前記最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するためのコードと、
    前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成するためのコードと、
    PHRの前記第1のタイプを含むPHR通信を送信するためのコードと
    を備えるコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体
  32. 送信電力を比例的に増加させることが、各アップリンクコンポーネントキャリアのための増加した量がdB単位で測定される量と実質的に等しい量であるように、アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々のための前記送信電力を増加させることを備える、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  33. アップリンクキャリアの前記第1のサブセットが、キャリアアグリゲーションのために構成された帯域内コンポーネントキャリアを備える、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  34. 前記コンピュータプログラムが、
    並行送信が第1の電力増幅器を介してサポートされるアップリンクコンポーネントキャリアの前記セット中の各キャリアの前記送信電力の実質的に等しいdB増加を考慮することによって、前記第1のコンポーネントキャリアに関連する前記最大送信電力を計算するためのコードと、
    並行送信が第2の電力増幅器を介してサポートされるアップリンクキャリアの前記セット中のキャリアに関連する送信電力とは無関係に、前記第1のコンポーネントキャリアに関連する前記最大送信電力を計算するためのコードと、
    をさらに備える、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  35. 前記コンピュータプログラムが、
    前記アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算するためのコードであって、前記計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に前記第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するためのコードと、
    前記第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するためのコードと、
    前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成するためのコードと、
    PHRの前記第2のタイプを含む前記PHR通信を送信するためのコードとをさらに備える、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  36. アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットは、単一のコンポーネントキャリアを備える、請求項35に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  37. 前記コンピュータプログラムが、
    PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを示す信号を送信するためのコードをさらに備える、請求項35に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  38. アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記第2のアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、請求項35に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  39. 前記コンピュータプログラムが、
    前記PHR通信が前記第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するためのコードをさらに備える、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  40. モバイルデバイスによって並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのセットを決定するための手段と、
    前記セット中の第1のコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するための手段であって、前記計算が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの第1のサブセットの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって、前記第1のコンポーネントキャリアを含む前記アップリンクコンポーネントキャリアの少なくともサブセット中の各コンポーネントキャリアの前記送信電力の増加を考慮する、計算するための手段と、
    前記最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するための手段と、
    前記第1のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプを生成するための手段と、
    PHRの前記第1のタイプを含むPHR通信を送信するための手段とを備える、マルチキャリアワイヤレス通信システムにおいて電力ヘッドルームを報告するためのシステム。
  41. 送信電力を比例的に増加させることが、各アップリンクコンポーネントキャリアのための増加した量がdB単位で測定される量と実質的に等しい量であるように、アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々のための送信電力を増加させることを備える、請求項40に記載のシステム。
  42. アップリンクキャリアの前記第1のサブセットが、キャリアアグリゲーションのために構成された帯域内コンポーネントキャリアを備える、請求項40に記載のシステム。
  43. 前記最大送信電力を計算するための前記手段が、
    並行送信が第1の電力増幅器を介してサポートされるアップリンクコンポーネントキャリアの前記セット中の各キャリアの前記送信電力の実質的に等しいdB増加を考慮することによって、前記第1のコンポーネントキャリアに関連する前記最大送信電力を計算するための手段と、
    並行送信が第2の電力増幅器を介してサポートされるアップリンクキャリアの前記セット中のキャリアに関連する送信電力とは無関係に、前記第1のコンポーネントキャリアに関連する前記最大送信電力を計算するための手段と
    をさらに備える、請求項40に記載のシステム。
  44. 前記アップリンクコンポーネントキャリアの第2のサブセットの第2のコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力を計算するための手段であって、前記計算が、他の並行して送信されるアップリンクコンポーネントキャリアとは無関係に前記第2のアップリンクコンポーネントキャリア上で利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するための手段と、
    前記第2の最大送信電力を計算することの結果に基づいて前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な電力ヘッドルームを識別するための手段と、
    前記第2のコンポーネントキャリアのために利用可能な前記電力ヘッドルームを備える電力ヘッドルーム報告(PHR)の第2のタイプを生成するための手段と、
    PHRの前記第2のタイプを含む前記PHR通信を送信するための手段とをさらに備える、請求項40に記載のシステム。
  45. アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットは、単一のコンポーネントキャリアを備える、請求項44に記載のシステム。
  46. PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを示す信号を送信するための手段をさらに備える、請求項44に記載のシステム。
  47. アップリンクコンポーネントキャリアの前記第1のサブセットの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記第2のアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、請求項44に記載のシステム。
  48. 各アップリンクコンポーネントキャリアの送信をサポートする電力増幅器が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの前記周波数帯域に基づいて決定される、請求項47に記載のシステム。
  49. 前記PHR通信が前記第1のコンポーネントキャリアのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するための手段をさらに備える、請求項40に記載のシステム。
  50. モバイルデバイスから並行して送信されるべき複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のために、前記モバイルデバイスにおいて利用可能な電力ヘッドルームを識別することと、
    前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの2つ以上送信をサポートするために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプが生成されるべきと決定し、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つ送信をサポートするために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成されるべきと決定することと、
    PHRの前記1つまたは複数のタイプに基づいて前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のための最大送信電力を計算することと、
    前記決定することに基づいてPHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を生成することであって、前記1つまたは複数のPHRが前記計算された最大送信電力に基づく、生成することと、
    前記PHR通信を送信することとを備える、マルチキャリアシステムにおけるワイヤレス通信の方法。
  51. 最大送信電力を計算することが、
    PHRの前記第1のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つに関連する最大送信電力を計算することであって、前記計算が、各コンポーネントキャリアのための送信電力を実質的に等しい量だけ比例的に増加させることによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々において利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算することを備える、請求項50に記載の方法。
  52. 最大送信電力を計算することが、
    PHRの前記第2のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算することであって、前記計算が、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアにおいて利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算することを備える、請求項50に記載の方法。
  53. PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちのどちらが送信されるかを示す信号を送信することをさらに備える、請求項50に記載の方法。
  54. 前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、請求項50に記載の方法。
  55. 各アップリンクコンポーネントキャリアの送信をサポートする前記電力増幅器が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの前記周波数帯域に基づいて決定される、請求項54に記載の方法。
  56. PHRの前記第1のタイプが、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの別の1つのための前記計算された最大送信電力に基づいて前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つについての電力ヘッドルーム情報を含む、請求項54に記載の方法。
  57. 前記第1の最大送信電力が計算されるとき、PHRの前記第1のタイプが前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信することをさらに備える、請求項50に記載の方法。
  58. モバイルデバイスからの電力ヘッドルームを報告するためのコンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記モバイルデバイスから並行して送信されるべき複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のために、前記モバイルデバイスにおいて利用可能な電力ヘッドルームを識別するためのコードと、
    前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの2つ以上の送信をサポートするために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプが生成されるべきと決定し、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つの送信をサポートするために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成されるべきと決定するためのコードと、
    PHRの前記1つまたは複数のタイプに基づいて前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のための最大送信電力を計算するためのコードと、
    前記決定することに基づいて、PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を生成するためのコードであって、前記1つまたは複数のPHRが前記計算された最大送信電力に基づく、生成するためのコードと、
    前記PHR通信を送信するためのコードと
    を備えるコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体
  59. 最大送信電力を計算するための前記コードが、
    PHRの前記第1のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つに関連する最大送信電力を計算するためのコードであって、前記計算が、各コンポーネントキャリアのための送信電力を実質的に等しい量だけ比例的に増加させることによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々において利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するためのコードとを備える、請求項58に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  60. 最大送信電力を計算するための前記コードが、
    PHRの前記第2のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するためのコードであって、前記計算が、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアにおいて利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するためのコードとを備える、請求項58に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  61. モバイルデバイスから並行して送信されるべき複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のために、前記モバイルデバイスにおいて利用可能な電力ヘッドルームを識別するための手段と、
    前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの2つ以上の送信をサポートするために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプが生成されるべきと決定し、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つの送信をサポートするために1つの電力増幅器が使用されるべきであるとき、PHRの第2のタイプが生成されるべきと決定するための手段と、
    PHRの前記1つまたは複数のタイプに基づいて前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つまたは複数のための最大送信電力を計算するための手段と、
    前記決定することに基づいて、PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの1つまたは複数を含むPHR通信を生成するための手段であって、前記1つまたは複数のPHRが前記計算された最大送信電力に基づく、生成するための手段と、
    前記PHR通信を送信するための手段とを備える、マルチキャリアワイヤレス通信システム。
  62. 最大送信電力を計算するための前記手段が、
    PHRの前記第1のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つに関連する最大送信電力を計算するための手段であって、前記計算が、各コンポーネントキャリアのための前記送信電力を実質的に等しい量だけ比例的に増加させることによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々において利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するための手段を備える、請求項61に記載のシステム。
  63. 最大送信電力を計算するための前記手段が、
    PHRの前記第2のタイプが生成されるべきであると決定されたとき、前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する最大送信電力を計算するための手段であって、前記計算が、前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアにおいて利用可能な前記電力ヘッドルームを考慮する、計算するための手段を備える、請求項61に記載のシステム。
  64. PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちのどちらが送信されるかを示す信号を送信するための手段をさらに備える、請求項61に記載のシステム。
  65. 前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアの各々が第1の周波数帯域中で送信され、前記1つのアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域中で送信される、請求項61に記載のシステム。
  66. 各アップリンクコンポーネントキャリアの送信をサポートする前記電力増幅器が、前記アップリンクコンポーネントキャリアの前記周波数帯域に基づいて決定される、請求項61に記載のシステム。
  67. 前記第1の最大送信電力が計算されるとき、PHRの前記第1のタイプが前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの1つのみのための計算された最大送信電力に基づくことを示す信号を送信するための手段をさらに備える、請求項61に記載のシステム。
  68. 電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信するように構成された受信機モジュールであって、PHRの前記第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの前記第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信機モジュールと、
    PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの前記1つまたは複数のうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを決定するように構成され、前記受信したPHR通信と、前記PHR通信中に含まれるPHRの前記1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するように構成された電力ヘッドルーム決定モジュールとを備える、ワイヤレス通信装置。
  69. 前記電力ヘッドルーム決定モジュールは、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアが同じ周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第1のタイプを含むことを決定するようにさらに構成された、請求項68に記載の装置。
  70. 前記電力ヘッドルーム決定モジュールは、前記第1の最大送信電力が前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するようにさらに構成された、請求項69に記載の装置。
  71. 前記電力ヘッドルーム決定モジュールは、前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の前記周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第2のタイプを含むと決定するようにさらに構成された、請求項68に記載の装置。
  72. 前記電力ヘッドルーム決定モジュールは、前記第2の最大送信電力が前記アップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に計算されることを考慮することによって、前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するようにさらに構成された、請求項71に記載の装置。
  73. 前記第1の電力ヘッドルーム情報が前記2つ以上のアップリンクキャリアのうちの第1のアップリンクキャリアのための最大送信電力に基づき、前記電力ヘッドルーム決定モジュールは、前記2つ以上のアップリンクキャリアのうちの前記第1のアップリンクキャリアの現在の送信電力と前記第1の電力ヘッドルーム情報との間の差に基づいて前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの第2のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するようにさらに構成された、請求項69に記載の装置。
  74. 前記受信機モジュールは、複数の並行して送信されたアップリンクコンポーネントキャリアを受信するように構成された、請求項69に記載の装置。
  75. 電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信することであって、PHRの前記第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの前記第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信することと、
    PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの前記1つまたは複数のうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを決定することと、
    前記受信したPHR通信と前記PHR通信中に含まれるPHRの前記1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定することとを備える、マルチキャリアワイヤレス通信システムにおけるワイヤレス通信のための方法。
  76. 前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアが同じ周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第1のタイプを含むと決定することをさらに備える、請求項75に記載の方法。
  77. 前記第1の最大送信電力が前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定することをさらに備える、請求項76に記載の装置。
  78. 前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の前記周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第2のタイプを含むと決定することをさらに備える、請求項75に記載の方法。
  79. 前記第2の最大送信電力が前記アップリンクコンポーネントキャリアの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に計算されることを考慮することによって、前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定すること
    をさらに備える、請求項78に記載の方法。
  80. 前記第1の電力ヘッドルーム情報が前記2つ以上のアップリンクキャリアのうちの第1のアップリンクキャリアのための最大送信電力に基づき、前記最大送信電力を決定することが、前記2つ以上のアップリンクキャリアのうちの前記第1のアップリンクキャリアの現在の送信電力と前記第1の電力ヘッドルーム情報との間の差に基づいて前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの第2のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定することを備える、請求項76に記載の方法。
  81. 複数の並行して送信されたアップリンクコンポーネントキャリアを受信すること、
    をさらに備える請求項76に記載の方法。
  82. 電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信するための手段であって、PHRの前記第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの前記第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信するための手段と、
    PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの前記1つまたは複数のうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを決定するための手段と、
    前記受信したPHR通信と、前記PHR通信中に含まれるPHRの前記1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するための手段とを備える、マルチキャリアワイヤレス通信システムにおけるワイヤレス通信のためのシステム。
  83. 前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアが同じ周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第1のタイプを含むということを決定するための手段、
    をさらに備える請求項82に記載のシステム。
  84. 最大送信電力を決定するための前記手段が、
    前記第1の最大送信電力が前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するための手段を備える、請求項83に記載のシステム。
  85. PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの前記1つまたは複数のうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを決定するための前記手段が、
    前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の前記周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第2のタイプを含むと決定するための手段を備える、請求項82に記載のシステム。
  86. 前記第2の最大送信電力が前記アップリンクコンポーネントキャリアの他方の送信電力のいかなる増加とも無関係に計算されることを考慮することによって、前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するための手段、
    をさらに備える、請求項85に記載のシステム。
  87. 前記第1の電力ヘッドルーム情報が前記2つ以上のアップリンクキャリアのうちの第1のアップリンクキャリアのための最大送信電力に基づき、前記最大送信電力を決定するための前記手段が、
    前記2つ以上のアップリンクキャリアのうちの前記第1のアップリンクキャリアの現在の送信電力と前記第1の電力ヘッドルーム情報との間の差に基づいて前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの第2のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定すること、
    を備える、請求項83に記載のシステム。
  88. 複数の並行して送信されたアップリンクコンポーネントキャリアを受信するための手段、
    をさらに備える請求項83に記載のシステム。
  89. 電力ヘッドルーム報告(PHR)の第1のタイプとPHRの第2のタイプとのうちの1つまたは複数を備えるPHR通信を受信するためのコードであって、PHRの前記第1のタイプが、単一の電力増幅器を通して並行して送信されるべき2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第1の最大送信電力に基づく第1の電力ヘッドルーム情報を備え、PHRの前記第2のタイプが、単一の電力増幅器を通して送信される選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアに関連する第2の最大送信電力に基づく第2の電力ヘッドルーム情報を備える、受信するためのコードと、
    PHRの前記第1のタイプと前記第2のタイプとのうちの前記1つまたは複数のうちのどちらが前記PHR通信中に含まれるかを決定するためのコードと、
    前記受信したPHR通信と、前記PHR通信中に含まれるPHRの前記1つまたは複数のタイプとに基づいて1つまたは複数の並行して送信されるべきアップリンクコンポーネントキャリアのための最大送信電力を決定するためのコードと
    を備えるコンピュータプログラムが記憶された、マルチキャリアワイヤレス通信システム中の送信電力を決定するためのコンピュータ可読記憶媒体
  90. 前記コンピュータプログラムが、
    前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアが同じ周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第1のタイプを含むと決定し、前記選択された1つのアップリンクコンポーネントキャリアが前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアのうちの他方の前記周波数帯域とは異なる周波数帯域中にあるとき、前記PHR通信がPHRの前記第2のタイプを含むと決定するためのコードをさらに備える、請求項89に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  91. 前記コンピュータプログラムが、
    前記第1の最大送信電力が前記複数のアップリンクコンポーネントキャリアの各々のための送信電力を比例的に増加させることによって計算されることを考慮することによって、前記2つ以上のアップリンクコンポーネントキャリアのための前記最大送信電力を決定するためのコードをさらに備える、請求項89に記載のコンピュータ可読記憶媒体
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