JP5694064B2 - ルータおよび転送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワームホールルーティングを行うルータおよび転送方法に関する。
オンチップネットワークや大規模並列計算機等において、ノード(ルータ)間でデータ(パケット)を転送する方式としてワームホールルーティングと呼ばれるものがある。ワームホールルーティングを行う場合パケットは、フリットという最小転送単位に分割される。
図5は、複数のフリットに分割されたパケットの一例を示す図である。
ワームホールルーティングを行う場合、パケットは図5に示すように、複数のフリットに分割される。なお、複数のフリットのうち、パケットの転送方向に対して先頭のフリットのことをヘッダフリットといい、最後のフリットのことをテイルフリットという。なお、ヘッダフリットは、そのヘッダフリットを含むパケットの宛先を示す情報を記憶している。そして、ヘッダフリットとテイルフリットとの間のフリットのことをボディフリットという。
ここで、複数のポートを有し、その複数のポートのそれぞれが、パケットを受け付けて記憶するバッファを備えるルータを用いてワームホールルーティングを行う場合、その複数のポートのそれぞれに同一の長さのタイムスライスが順番に割り当てられる。
図6は、複数のポートのそれぞれに順番に割り当てられるタイムスライスの一例を示す図である。なお、図6では、ルータがポートA〜Eの5つのポートを備えている場合を一例として示している。
図6に示す例では、時刻t11にポートAにタイムスライスが割り当てられ、時刻t12にポートBにタイムスライスが割り当てられる。同様に、時刻t13、t14、t15のそれぞれにポートC、ポートD、ポートEのそれぞれにタイムスライスが割り当てられ、そして、時刻t16に再びポートAにタイムスライスが割り当てられる。
このように、複数のポートのそれぞれに同一の長さのタイムスライスが順番に割り当てられることにより、その複数のポートのそれぞれが備えるバッファに記憶されたパケットの転送順番が決定される。それとともに、その複数のポートのそれぞれに、パケットを転送する機会が均等に与えられることになる。
図6を参照しながら説明したタイムスライスの割り当てにより、ルータが有する複数のポートのうち、バッファにパケットが記憶されているポートに対してラウンドロビン方式によって転送許可情報が順番に発行されることになる。転送許可情報とは、ポートが備えるバッファに記憶されたパケットの転送を許可することを示す情報である。
複数のポートのそれぞれは、そのポートに対して転送許可情報が発行されると、そのポートが備えるバッファに記憶されたパケットを転送する。なお、転送許可情報が発行されたポートが備えるバッファに記憶されたパケットが転送されている間、他のポートからはパケットを転送することができない。
そして、転送許可情報が発行されたポートが備えるバッファに記憶されたパケットの転送が完了または中断すると、ラウンドロビン方式による転送許可情報の発行が再開される。
なお、ワームホールルーティングを行うルータにおいてパケットを転送する順番を調停するための技術が例えば、非特許文献1に開示されている。
三浦ほか「ワームホールルーティングにおける仮想チャネルフロー制御」情報処理学会研究報告[ハイパフォーマンスコンピューティング]98(115),59-64,1998.12.11
ここで、上述したラウンドロビン方式によって転送許可情報が発行されたポートが備えるバッファに記憶されたパケットの転送が中断した場合を考えてみる。なお、パケットの転送が中断する理由としては例えば、そのパケットの転送先のバッファに空きがなくなったこと等である。また、パケットの転送が中断した場合、パケットを構成する複数のフリットの一部がバッファに記憶されたままとなっている。
図7は、複数のポートのそれぞれに順番に割り当てられるタイムスライスの他の例を示す図である。なお、図7では図6と同様に、ルータがポートA〜Eの5つのポートを備えている場合を一例として示している。
図7に示す例では、時刻t21においてポートCにタイムスライスが割り当てられ、ポートCに対して転送許可情報が発行されてポートCが備えるバッファに記憶されたパケットが転送される。
そして、時刻t22において、その転送先のバッファに空きがなくなったため、パケットの転送が中断する。そのため、ラウンドロビン方式による転送許可情報の発行が再開される。
その後、時刻t23においてその転送先のバッファに空きができるが、ラウンドロビン方式による転送許可情報の発行が継続している。そのため、例えば時刻t24においてポートBにタイムスライスが割り当てられ、ポートBに対して転送許可情報が発行されると、ポートBが備えるバッファに記憶されたパケットが転送される。
これにより、ポートCが備えるバッファに記憶されたままのフリットが転送されるまでの時間が長くなる。
複数のポートのそれぞれが備えるバッファは、ヘッダフリットを受け付けてからテイルフリットが転送されるまでの間、次のパケットを受け付けることができない。すなわち、複数のポートのそれぞれは、ヘッダフリットを受け付けてからテイルフリットが転送されるまでの間、そのパケットによって占有されることになる。
そのため、図7に示した例のように、ポートが備えるバッファに記憶されたままのフリットが転送されるまでの時間が長くなると、そのポートが1つのパケットに占有される時間が長くなる。この場合、ルータにおけるパケットの転送効率が低下してしまうという問題点がある。
本発明は、ワームホールルーティングを行う際のパケットの転送効率の低下を抑制することを可能にするルータおよび転送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のルータは、パケットを受け付けて記憶し、該記憶したパケットを転送する複数のポートと、前記記憶したパケットの転送を許可することを示す転送許可情報を、前記複数のポートのうち、パケットを記憶しているポートに対してラウンドロビン方式によって順番に発行する発行部とを有するルータであって、
前記複数のポートのうち、前記転送許可情報が発行されたポートは、前記記憶したパケットを転送し、
前記発行部は、前記転送許可情報が発行されたポートからのパケットの転送が中断した場合、当該ポートに対して優先的に前記転送許可情報を発行する。
また、上記目的を達成するために本発明の転送方法は、パケットを受け付けて記憶し、該記憶したパケットを転送する複数のポートを有し、前記記憶したパケットの転送を許可することを示す転送許可情報を、前記複数のポートのうち、パケットを記憶しているポートに対してラウンドロビン方式によって順番に発行するルータにおける転送方法であって、
前記複数のポートのうち、前記転送許可情報が発行されたポートから、前記記憶したパケットを転送する処理と、
前記転送許可情報が発行されたポートからのパケットの転送が中断した場合、当該ポートに対して優先的に前記転送許可情報を発行する優先発行処理と、を有する。
本発明は以上説明したように構成されているので、複数のポートのそれぞれが1つのパケットに占有される時間が長くなるのを回避することができる。
従って、ワームホールルーティングを行う際の転送効率の低下を抑制することが可能となる。
本発明のルータの実施の一形態の構成を示すブロック図である。 図1に示したポートの一構成例を示すブロック図である。 図1および図2に示したルータにおいて転送許可情報を発行する際の動作を説明するためのフローチャートである。 図1〜図3に示したルータにおいて複数のポートのそれぞれに順番に割り当てられるタイムスライスの一例を示す図である。 複数のフリットに分割されたパケットの一例を示す図である。 複数のポートのそれぞれに順番に割り当てられるタイムスライスの一例を示す図である。 複数のポートのそれぞれに順番に割り当てられるタイムスライスの他の例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のルータの実施の一形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態のルータ10は図1に示すように、ポート11−1〜11−nと、ポート11−1〜11−nのそれぞれに対して転送許可情報を発行する発行部12と、交換接続部13とを備えている。なお、ポート11−1〜11−nのそれぞれは、例えばルータ10に隣接する相互に異なる複数の隣接ルータ(不図示)のそれぞれと接続されている。
図2は、図1に示したポート11−1の一構成例を示すブロック図である。なお、ポート11−2〜11−nも同様の構成である。
ポート11−1は図2に示すように、ルーティングロジック記憶部11aと、転送用情報記憶部11bと、制御部11cと、バッファ11dとを備えている。
バッファ11dは、隣接ルータから送信されてきたパケットを受け付けて記憶する。具体的にはバッファ11dは、受け付けたパケットを構成するフリットを、ヘッダフリット、ボディフリット、テイルフリットの順番で記憶する。そして、バッファ11dは、後述する制御部11cからの指示に応じ、記憶しているフリットを交換接続部13へ出力する。なお、バッファ11dは、FIFO(First In First Out)に従い、記憶した順番と同じ順番でフリットを出力する。
ルーティングロジック記憶部11aは、パケットの転送先を決定するためのルーティングロジックを記憶している。
転送用情報記憶部11bは、転送許可情報が発行される際の優先度を定める情報である優先度情報を記憶している。ここでは、優先度情報は整数値であるものとし、値がより大きいほどより優先度が高いものとする。また、転送用情報記憶部11bは、ポート11−1の状態を示すフラグを記憶している。ここでは、以下に示す(1)〜(3)の3つの状態のいずれかがフラグによって示されているものとする。
(1)転送待ち状態(転送許可情報が発行されるのを待っている状態)
(2)転送状態(転送許可情報が発行され、バッファ11dに記憶されたパケットを転送している状態)
(3)待機状態(バッファ11dに記憶されたパケットの転送先のバッファに空きがないために転送許可情報が発行されていない状態)
制御部11cは、バッファ11dにヘッダフリットが記憶されたかどうかを確認する。制御部11cは、バッファ11dにヘッダフリットが記憶されたことを確認すると、転送用情報記憶部11bに記憶された優先度情報を、所定の基準値である0に設定する。そして、制御部11cは、記憶されたヘッダフリットに含まれる情報と、ルーティングロジック記憶部11aに記憶されたルーティングロジックとに基づき、バッファ11dに記憶されたヘッダフリットを含むパケットの転送先を決定する。そして、制御部11cは、決定した転送先を示す転送先情報を発行部12へ出力する。また、制御部11cは、発行部12から出力されたフラグ設定指示を受け付ける。フラグ設定指示は、転送用情報記憶部11bに記憶されたフラグが示す状態を、制御部11cに設定させるための指示である。そして、制御部11cは、転送用情報記憶部11bに記憶されたフラグが示す状態を、受け付けたフラグ設定指示が示す状態に設定する。また、制御部11cは、発行部12から出力された転送許可情報を受け付ける。そして、制御部11cは、転送用情報記憶部11bに記憶されたフラグが示す状態を転送状態に設定する。それとともに、制御部11cは、転送用情報記憶部11bに記憶された優先度情報を1つインクリメントする。そして、制御部11cは、バッファ11dに記憶されたフリットを交換接続部13へ出力させる。すなわち、制御部11cは、バッファ11dに記憶されたパケットを転送する。なお、バッファ11dに記憶されたパケットの転送が中断した場合、その後、制御部11cは、発行部12から出力された転送許可情報を再度受け付けることになる。この場合、制御部11cは、転送用情報記憶部11bに記憶された優先度情報をさらに1つインクリメントする。
再度、図1を参照すると、発行部12は、ポート11−1〜11−nのそれぞれから出力された転送先情報を受け付ける。そして、発行部12は、受け付けた転送先情報が示す転送先のバッファの空き状態を確認する。確認の結果、受け付けた転送先情報が示す転送先のバッファに空きがない場合、発行部12は、受け付けた転送先情報の出力元のポートに、待機状態を示すフラグ設定指示を出力する。一方、確認の結果、受け付けた転送先情報が示す転送先のバッファに空きがある場合、発行部12は、受け付けた転送先情報の出力元のポートに、転送待ち状態を示すフラグ設定指示を出力する。また、発行部12は、ポート11−1〜11−nのそれぞれの転送用情報記憶部11bに記憶されたフラグを確認し、フラグが転送待ち状態を示すポートに対してラウンドロビン方式によって順番に転送許可情報を発行する。具体的には発行部12は、フラグが転送待ち状態を示すポートにラウンドロビン方式によって順番に転送許可情報を出力する。但し、このとき、発行部12は、転送用情報記憶部11bに記憶されたフラグが転送待ち状態を示すポートのうち、転送用情報記憶部11bに記憶された優先度情報がより大きなポートに優先的に転送許可情報を出力する。この動作の詳細については、後述する動作フローにて説明する。また、発行部12は、転送許可情報を出力するとともに、転送許可情報の出力先のポートから受け付けた転送先情報を交換接続部13へ出力する。そして、発行部12は、転送許可情報の出力先のポートからのパケットの転送が完了すると、そのポートから受け付けた転送先情報を削除する。なお、転送許可情報の出力先のポートは、そのポートからのパケットの転送が完了または中断するまで、後述する交換接続部13を占有する。そして、そのポートからのパケットの転送が完了または中断し、交換接続部13が解放された後、発行部12は、次の転送許可情報を出力する。
交換接続部13は、ポート11−1〜11−nのそれぞれから出力されたフリットを受け付ける。また、交換接続部13は、発行部12から出力された転送先情報を受け付ける。そして、交換接続部13は、受け付けたフリットを、受け付けた転送先情報が示す転送先へ向けて出力する。つまり、交換接続部13は、ポート11−1〜11−nのうちの2つのポートの一方をパケットの入力側のポートとし、もう一方のポートをそのパケットの出力側のポートとして接続する機能を有している。なお、図1では、ポート11−1にて受け付けられたパケットが、ポート11−2と接続された隣接ルータを転送先として転送されている状態を太線にて表している。
以下に、上記のように構成されたルータ10において転送許可情報を発行する際の動作について説明する。
図3は、図1および図2に示したルータ10において転送許可情報を発行する際の動作を説明するためのフローチャートである。なお、上述したように、ポート11−1〜11−nのそれぞれの制御部11cは、バッファ11dにヘッダフリットが記憶されたことを確認した後、転送先情報を発行部12へ出力する。
発行部12は、受け付けた転送先情報が示す転送先のバッファの空き状態を確認する(ステップS1)。
次に、発行部12は、確認した空き状態に応じたフラグ設定指示を、ポート11−1〜11−nのうち、受け付けた転送先情報の出力元のポートへ出力する(ステップS2)。
次に、発行部12は、ポート11−1〜11−nのうち、転送用情報記憶部11bに記憶されたフラグが転送待ち状態を示すポートが存在するかどうかを確認する(ステップS3)。
ステップS3における確認の結果、ポート11−1〜11−nのうち、転送用情報記憶部11bに記憶されたフラグが転送待ち状態を示すポートが存在しない場合、ステップS1の動作へ遷移する。
一方、ステップS3における確認の結果、ポート11−1〜11−nのうち、転送用情報記憶部11bに記憶されたフラグが転送待ち状態を示すポートが存在する場合、発行部12は、そのポートのうち、転送用情報記憶部11bに記憶された優先度情報が1以上のポートが存在するかどうかを確認する(ステップS4)。
ステップS4における確認の結果、転送用情報記憶部11bに記憶された優先度情報が1以上のポートが存在しない場合、発行部12は、フラグが転送待ち状態を示すポートにラウンドロビン方式によって順番に転送許可情報を出力する(ステップS5)。また、発行部12は、転送許可情報の出力先のポートから受け付けた転送先情報を交換接続部13へ出力する。
次に、発行部12は、転送許可情報の出力先のポートのうち、パケットの転送が完了したポートがあるかどうかを確認する(ステップS6)。
ステップS6における確認の結果、転送許可情報の出力先のうちパケットの転送が完了したポートがある場合、発行部12は、そのポートから受け付けた転送先情報を削除する(ステップS7)。そして、ステップS1の動作へ遷移する。
一方、ステップS6における確認の結果、転送許可情報の出力先のポートのうちパケットの転送が完了したポートがない場合、ステップS1の動作へ遷移する。
ここで、ステップS4における確認の結果、転送用情報記憶部11bに記憶された優先度情報が1以上のポートが存在する場合、発行部12は、転送用情報記憶部11bに記憶されたフラグが転送待ち状態を示すポートの中に、優先度情報が最大である最優先ポートが複数存在するかどうかを確認する(ステップS8)。
ステップS8における確認の結果、最優先ポートが複数存在する場合、発行部12は、ラウンドロビン方式によって複数の最優先ポートに順番に転送許可情報を出力する(ステップS9)。また、発行部12は、転送許可情報の出力先のポートから受け付けた転送先情報を交換接続部13へ出力する。そして、ステップS6の動作へ遷移する。
一方、ステップS8における確認の結果、最優先ポートが複数存在しない場合、すなわち、最優先ポートが1つだけ存在する場合、発行部12は、その1つの最優先ポートに転送許可情報を出力する(ステップS10)。また、発行部12は、転送許可情報の出力先のポートから受け付けた転送先情報を交換接続部13へ出力する。そして、ステップS6の動作へ遷移する。
以上が図1および図2に示したルータ10において転送許可情報を発行する際の動作である。次に、図3に示した動作による転送許可情報の発行の具体例について説明する。
図4は、図1〜図3に示したルータ10において複数のポートのそれぞれに順番に割り当てられるタイムスライスの一例を示す図である。なお、図4では、ルータ10がポートA〜Eの5つのポートを備えている場合を一例として示している。ポートA〜Eは、例えば図1に示したポート11−1〜11−nのうちの5つである。
図4に示す例では、時刻t1においてポートCにタイムスライスが割り当てられ、ポートC対して転送許可情報が発行されてポートCが備えるバッファに記憶されたパケットが転送される。
そして、時刻t2において、その転送先のバッファに空きがなくなったため、パケットの転送が中断する。そのため、ラウンドロビン方式による転送許可情報の発行が再開される。
その後、時刻t3においてその転送先のバッファに空きができると、ラウンドロビン方式による順番に従えばポートEにタイムスライスが割り当てられるところであるが、ポートCにタイムスライスが割り当てられ、ポートCに対して転送許可情報が発行される。これは、ポートCが備えるバッファに記憶されたパケットの転送が中断したことにより、ポートCに対して転送許可情報が再度発行され、ポートCに記憶された優先度情報が、ポートA、ポートC、ポートDおよびポートEのそれぞれに記憶された優先度情報よりも大きくなっていたためである。
このように本実施形態においてルータ10は、パケットを受け付けて記憶し、記憶したパケットを転送するポート11−1〜11−nを有する。また、ルータ10は、記憶したパケットの転送を許可することを示す転送許可情報を、ポート11−1〜11−nのうち、パケットを記憶しているポートに対してラウンドロビン方式によって順番に発行する発行部12を有する。
ポート11−1〜11−nのうち転送許可情報が発行されたポートは、受け付けたパケットを転送する。
そして、発行部12は、転送許可情報が発行されたポートからのパケットの転送が中断した場合、当該ポートに対して優先的に転送許可情報を発行する。
これにより、複数のポートのそれぞれが1つのパケットに占有される時間が長くなるのを回避することができる。
従って、ワームホールルーティングを行う際の転送効率の低下を抑制することが可能となる。
10 ルータ
11−1〜11−n ポート
11a ルーティングロジック記憶部
11b 転送用情報記憶部
11c 制御部
11d バッファ
12 発行部
13 交換接続部

Claims (4)

  1. パケットを受け付けて記憶し、該記憶したパケットを転送する複数のポートと、
    前記複数のポートのうちの2つのポートの一方をパケットの入力側のポートとし、他方を当該パケットの出力側のポートとして接続する交換接続部と、
    前記記憶したパケットの転送を許可することを示す転送許可情報を、前記複数のポートのうち、パケットを記憶しているポートに対してラウンドロビン方式によって順番に発行する発行部と、を有するルータであって、
    前記複数のポートのそれぞれは、
    パケットを受け付けると、当該パケットの送信先を決定して該送信先を示す転送先情報を前記発行部へ出力するとともに、前記転送許可情報が発行される際の優先度を定める情報として当該パケットの転送終了まで保持される優先度情報の値を所定の基準値に設定し、
    前記発行部によって当該ポートに対してフラグ設定指示が出力されると、該フラグ設定指示に応じて、当該ポートの状態を示す情報として記憶しているフラグを設定し、
    当該ポートに対して前記転送許可情報が発行されると、前記優先度情報の値を1つインクリメントするとともに、前記交換接続部を占有して前記記憶したパケットを転送し、
    前記記憶したパケットの転送が中断した場合には、前記フラグを待機状態として前記交換接続部を解放し、
    前記発行部は、
    前記複数のポートのいずれかから前記転送先情報を受け取ると、該転送先情報が示す転送先のバッファの空き状態を確認し、該バッファに空きがあれば当該ポートに転送待ち状態のフラグ設定指示を出力し、前記バッファに空きがなければ当該ポートに待機状態のフラグ設定指示を出力し、その後、前記バッファに空きができれば当該ポートに転送待ち状態のフラグ設定指示を出力し、
    前記記憶したパケットの転送が中断した場合には、当該転送の転送先のバッファに空きができれば当該転送の送信元のポートに対して転送待ち状態のプラグ設定指示を出力し、
    前記交換接続部が解放状態のときに、前記複数のポートのうち、前記フラグが転送待ち状態であるポートの中に、前記優先度情報の値が前記基準値より大きいポートが存在するか否かを確認し、前記優先度情報の値が前記基準値より大きいポートが存在する場合には、前記優先度情報の値が最大である最優先ポートに対して前記転送許可情報を発行し、前記優先度情報の値が前記基準値より大きいポートが存在しない場合には、前記フラグが転送待ち状態であるポートに対してラウンドロビン方式によって前記転送許可情報を順番に発行する、ルータ。
  2. 請求項に記載のルータであって
    前記発行部は、前記優先度情報の値が最大である最優先ポートが複数存在する場合、該複数の最優先ポートに対してラウンドロビン方式によって前記転送許可情報を順番に発行するルータ。
  3. パケットを受け付けて記憶し、該記憶したパケットを転送する複数のポートと、
    前記複数のポートのうちの2つのポートの一方をパケットの入力側のポートとし、他方を当該パケットの出力側のポートとして接続する交換接続部と、
    前記記憶したパケットの転送を許可することを示す転送許可情報を、前記複数のポートのうち、パケットを記憶しているポートに対してラウンドロビン方式によって順番に発行する発行部と、を有するルータにおける転送方法であって、
    前記複数のポートのそれぞれが、
    パケットを受け付けると、当該パケットの送信先を決定して該送信先を示す転送先情報を前記発行部へ出力するとともに、前記転送許可情報が発行される際の優先度を定める情報として当該パケットの転送完了まで保持される優先度情報の値を所定の基準値に設定する処理と、
    前記発行部によって当該ポートに対してフラグ設定指示が出力されると、該フラグ設定指示に応じて、当該ポートの状態を示す情報として記憶しているフラグを設定する処理と、
    当該ポートに対して前記転送許可情報が発行されると、前記優先度情報の値を1つインクリメントするとともに、前記交換接続部を占有して前記記憶したパケットを転送する処理と、
    前記記憶したパケットの転送が中断した場合には、前記フラグを待機状態として前記交換接続部を解放する処理と、
    を実行し、
    前記発行部が、
    前記複数のポートのいずれかから前記転送先情報を受け取ると、該転送先情報が示す転送先のバッファの空き状態を確認し、該バッファに空きがあれば当該ポートに転送待ち状態のフラグ設定指示を出力し、前記バッファに空きがなければ当該ポートに待機状態のフラグ設定指示を出力し、その後、前記バッファに空きができれば当該ポートに転送待ち状態のフラグ設定指示を出力する処理と、
    前記記憶したパケットの転送が中断した場合には、当該転送の転送先のバッファに空きができれば当該転送の送信元のポートに対して転送待ち状態のプラグ設定指示を出力する処理と、
    前記交換接続部が解放状態のときに、前記複数のポートのうち、前記フラグが転送待ち状態であるポートの中に、前記優先度情報の値が前記基準値より大きいポートが存在するか否かを確認する処理と、
    前記優先度情報の値が前記基準値より大きいポートが存在する場合には、前記優先度情報の値が最大である最優先ポートに対して前記転送許可情報を発行し、前記優先度情報の値が前記基準値より大きいポートが存在しない場合には、前記フラグが転送待ち状態であるポートに対してラウンドロビン方式によって前記転送許可情報を順番に発行する優先発行処理と、
    を実行する、転送方法。
  4. 請求項に記載の転送方法であって
    前記優先発行処理では、前記発行部が、前記優先度情報の値が最大である最優先ポートが複数存在する場合、該複数の最優先ポートに対してラウンドロビン方式によって前記転送許可情報を順番に発行する転送方法。
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JP2008294586A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Research Organization Of Information & Systems ルータおよび並列分散システム

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