JP5692137B2 - 消費電力制御装置、情報処理装置、消費電力制御方法、及びプログラム - Google Patents

消費電力制御装置、情報処理装置、消費電力制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、消費電力制御装置、情報処理装置、消費電力制御方法、及びプログラムに関する。
近年、サーバの消費電力密度が急速に増大するに伴って、サーバを設置するデータセンターのインフラ整備が消費電力の増大に追いつかず、サーバ側で消費電力をコントロールする機能が求められるようになっている。その中でも、サーバに対して消費電力の目標値を与え、その電力値に収まるようにスループットをコントロールする技術が重視されてきている。
このような背景を踏まえて、最近のCPUにはスロットリング機能を備えるものがある。スロットリング機能とは、CPUの動作周波数を落とすことでCPUの消費電力を減らすことのできる機能である。動作周波数を落とすことで性能は低下するが、サーバの消費電力の制御には効果的である。また、最近のサーバは、この機能を用いてサーバ全体の消費電力が一定以上に上がらないようにする電力上限制御の機能を備えていることが多い。
例えば、特許文献1には、マイクロプロセッサの短期間消費電力を電力モニタにより監視し、予め決定されている閾値と比較し、比較結果に応じてマイクロプロセッサへの供給電力、ならびに周波数を変化させる閉ループフィードバックによる、スロットリングシステムによる技術が提案されている。
また、特許文献2には、コンピュータの部品(コンピュータ内部の部品の他、場合によっては外付けにされるCD−ROMやFDドライブ、またドッキング・ステーション)への電力制御信号(例えばCPUの内部クロック制御信号、CPUへの外部からのクロック供給制御信号、CPUへの割り込み信号、各部品への省電力制御信号等)の変化を表示する技術が提案されている。
また、特許文献3には、電子機器の全消費電力を検出するとともに、リソース使用量を検出し、検出された電子機器の全消費電力及び検出されたリソース使用量を重回帰分析して、リソースの消費電力を推定し、デバイスの装着状態が変更された場合に、必要な係数だけを取り出してリソースの消費電力を計算する技術が提案されている。
また、特許文献4には、測定温度と閾値温度に基づいて、動作周波数を段階的に低減させることができるスピード・ステップという技術及びスロットリングという技術に対応しているCPUが処理すべき作業の一部を、プロセッサの処理能力を低減させて後続の時間帯で処理させることにより、測定温度のピークを後続の時間帯にシフトさせて放熱ファンの回転速度が上昇することを抑制する技術が提案されている。
また、特許文献5には、基本プログラムの動作環境下でCPUを複数のパフォーマンス・ステップで動作させ、コンピュータ装置の消費電力を測定しておき、該測定値から当該コンピュータ装置を特定の消費電力で動作させるために必要なCPUのパフォーマンス・ステップを導出し、これに従ってCPUのパフォーマンス・ステップを制御する技術が提案されている。
また、特許文献6には、一定時間毎に電流センサ42の電流値を読取り、規定時間Tの平均消費電力を算出し、その平均消費電力が上限値以上となった場合にスロットリング比率(間欠動作での動作/停止の比率)を変更するスロットリング制御を行なう技術が提案されている。
特表2002−529806号公報 特開平11−202984号公報 特開2010−244202号公報 特開2010−039655号公報 特開2007−299346号公報 特開2003−295986号公報
ところで、電力上限制御においては、大きく分けて閉ループ制御と開ループ制御という二つの方式が考えられる。上述した特許文献1〜6も、閉ループ制御、または開ループ制御のいずれかに分類される。閉ループ制御は、サーバの消費電力を常時モニタしながら、実消費電力が設定された上限電力値以上にならないようにスロットリングの状態を調整するフィードバック制御のことである。それに対して、開ループ制御は、事前にスロットリングの状態と消費電力値との対応を表した関係が与えられており、それに基づいてスロットリング状態を決定する制御である。
一般に閉ループ制御は精度が高いが、フィードバック制御による振動が生じないように、かなり高頻度な電力のモニタリングが要求される。そのため、電力制御、及びモニタリングを行う機構の性能が低い場合、開ループ制御が用いられる。また、閉ループ制御は、原理的に消費電力が設定された上限電力値を超えることがあるが、開ループ制御は、設定された上限電力値を超えないように設計することが容易であるというメリットがある。
開ループ制御を行うには、上記の通りスロットリング段階とそれに対応するサーバの消費電力値のテーブルが事前に与えられる必要がある。このテーブルは、事前に実験室のような環境で各スロットリング段階に設定したときの消費電力値を測定しておき、制御装置に固定値として与える。このとき、各スロットリング段階における消費電力は、サーバの構成(CPU/メモリ/IOカード/ディスクの数や種類など)の違いによって大きく変化する。そのため、理想的にはサーバの取り得る全ての構成バリエーションについて電力の測定を行う必要があるが、実際には現実的ではないため、一部の構成については多めの電力を使う構成に固定して測定を行うことになる。
例えば、ディスクやIOカードやメモリは、常に最大数搭載されている構成で、CPUの数だけ変えて測定を行う、などの方法である。この場合、測定される消費電力は、実際の構成で使われる消費電力に比べて常に過多になるため、電力上限制御の精度が低くなってしまうという問題が生じる。
このため、上述した特許文献1〜6においても、開ループ制御による電力制御は、閉ループ制御に比べてかなり精度が低く(制御パラメータの精度を高くできず)、正確な制御を行うことができないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、開ループ制御によるより正確な電力上限制御を行うことができる消費電力制御装置、情報処理装置、消費電力制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、多段階のスロットリング機能を有するプロセッサを備える情報処理装置の消費電力を制御する消費電力制御装置であって、前記プロセッサ、メモリ及び入出力に最大負荷をかける負荷ジョブを実行させる負荷ジョブ実行部と、前記最大負荷がかかった状態の前記プロセッサに対して、スロットリング段階を順次変える第1のスロットリング設定部と、前記第1のスロットリング設定部により順次変えられるスロットリング段階毎に、前記最大負荷がかかった状態の前記情報処理装置全体の消費電力を計測する電力測定部と、前記電力測定部により測定された消費電力を、前記スロットリング段階に対応付けて保持する電力管理テーブルとを備えることを特徴とする消費電力制御装置である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、多段階のスロットリング機能を有するプロセッサを備え、消費電力を制御する情報処理装置であって、前記プロセッサ、メモリ及び入出力に最大負荷をかける負荷ジョブを実行させる負荷ジョブ実行部と、前記最大負荷がかかった状態の前記プロセッサに対して、スロットリング段階を順次変える第1のスロットリング設定部と、前記第1のスロットリング設定部により順次変えられるスロットリング段階毎に、前記最大負荷がかかった状態の情報処理装置全体の消費電力を計測する電力測定部と、前記電力測定部により測定された消費電力を、前記スロットリング段階に対応付けて保持する電力管理テーブルとを備えることを特徴とする情報処理装置である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、多段階のスロットリング機能を有するプロセッサを備える情報処理装置における消費電力制御方法であって、前記プロセッサ、メモリ及び入出力に最大負荷をかける負荷ジョブを実行させるステップと、前記最大負荷がかかった状態の前記プロセッサに対して、スロットリング段階を順次変えるステップと、前記順次変えられるスロットリング段階毎に、前記最大負荷がかかった状態の前記情報処理装置全体の消費電力を計測するステップと、前記測定された消費電力を、前記スロットリング段階に対応付けて保持するステップとを含むことを特徴とする消費電力制御方法である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、多段階のスロットリング機能を有するプロセッサを備える情報処理装置のコンピュータに、前記プロセッサ、メモリ及び入出力に最大負荷をかける負荷ジョブを実行させる負荷ジョブ実行機能、前記最大負荷がかかった状態の前記プロセッサに対して、スロットリング段階を順次変える第1のスロットリング設定機能、前記第1のスロットリング設定機能により順次変えられるスロットリング段階毎に、前記最大負荷がかかった状態の前記情報処理装置全体の消費電力を計測する電力測定機能、前記電力測定機能により測定された消費電力を、前記スロットリング段階に対応付けて記憶部に保持する電力管理機能を実行させることを特徴とするプログラムである。
この発明によれば、開ループ制御による、より正確な電力上限制御を行うことができる。
本発明の実施形態によるサーバ100の構成を示すブロック図である。 本実施形態による電力管理テーブル112のデータ構成を示す概念図である。 本実施形態による負荷ジョブ保持部124が保持する負荷ジョブのためのプログラム例を示す図である。 本実施形態において、サーバ起動時の電力上限制御運用部110と上限電力計測部120との動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態において、電力計測完了後の電力上限制御運用部110の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態において、ユーザがユーザインターフェース115を介して電力上限値を変更した場合の動作を説明するためのフローチャートである。 消費電力制御装置の最小構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態によるサーバ100(消費電力制御装置)の構成を示すブロック図である。図において、サーバ100は、CPU101、メモリ102、チップセット103、I/Oカード104、電源105、ファン106、消費電力センサ107、電力上限制御運用部110、及び上限電力計測部120から構成されている。CPU101、メモリ102、チップセット103、I/Oカード104、電源105、ファン106は、各々、複数搭載されることもある。
CPU101は、スロットリング機能を持つ。スロットリング機能とは、CPU101の動作周波数を低下させることで、消費電力を低減することができる機能のことである。CPU101の動作周波数は、一般的に何段階かの設定範囲を持っている。本実施形態では、CPU101は、8段階の動作周波数を持つものとする。この段階のことを、以降スロットリング段階と呼ぶ。消費電力センサ107は、サーバ全体の消費電力を測定する。
電力上限制御運用部110は、サーバ100を運用しているときの電力の制御を司る。該電力上限制御運用部110は、運用制御部111、電力管理テーブル112、スロットリング設定部(第2のスロットリング設定部)113、電力上限値保持部114、ユーザインターフェース115、及び通信部116を備えている。運用制御部111は、電力上限制御運用部110全体を統括して全体の制御を司る。電力管理テーブル112は、スロットリング段階毎に、そのスロットリング段階に設定したときに想定される最大負荷下のサーバ全体の消費電力を対応付けて保持している。なお、電力管理テーブル112の詳細については後述する。
スロットリング設定部113は、運用制御部111からの指示に従って、電力管理テーブル112、電力上限値保持部114を参照し、CPU101を所定のスロットリング段階に設定する。電力上限値保持部114は、ユーザによって設定される、サーバ全体の電力の上限値を保持する。ユーザインターフェース115は、入力手段などからなり、上記電力上限値保持部114の電力上限値を入力する。通信部116は、上限電力計測部120と通信を行う。
上限電力計測部120は、電力管理テーブル112の作成を司る。該上限電力計測部120は、計測制御部121、スロットリング設定部(第1のスロットリング設定部)122、負荷ジョブ実行部123、負荷ジョブ保持部124、電力測定部125、通信部126、及びユーザインターフェース127を備えている。計測制御部121は、上限電力計測部120全体を統括して全体の制御を司る。スロットリング設定部122は、計測制御部121からの指示に従って、CPU101を所定のスロットリング段階に設定する。
負荷ジョブ実行部123は、サーバ100に対して最大負荷をかけるために、負荷ジョブ保持部124に保持されている負荷ジョブを実行する。電力測定部125は、消費電力センサ107を用いてサーバ全体の消費電力を測定する。ユーザインターフェース127は、入力手段などからなり、計測制御部121に対して、サーバ起動時に電力測定を行うか否かを示す電力計測フラグを入力する。計測制御部121は、サーバ起動時、該電力計測フラグを確認して、計測する設定の場合に電力計測を開始する。
電力上限制御運用部110と上限電力計測部120とは、様々な実装形態が考えられるが、例えばBMC(Baseboard Management Controller)や、BIOS(Basic Input/Output System)上のプログラムの一部として実現される。一例としては、電力上限制御運用部110がBMC上のプログラムとして実装され、電力上限制御計測部120がBIOS上のプログラムとして実装される。その他、電力上限制御運用部110と電力上限制御計測部120とは、同一のBMCやBIOS上で動作する実装形態もある。一例としては、電力上限制御運用部110と電力上限制御計測部120とは、どちらもBMC上のプログラムとして実装される。
本実施形態では、電力測定を行うための仕組みである電力上限制御運用部110と上限電力計測部120とをサーバ100内に備え、スロットリング状態と消費電力との関係を正確に測定し、その関係を用いて開ループ制御による電力上限制御を行う。
図7は、消費電力制御装置の最小構成を示す図である。
本実施形態においては、サーバ100が消費電力制御装置である場合の例について説明している。しかしながら、消費電力制御装置の構成としては、図7に示すように、少なくとも、プロセッサに最大負荷をかける負荷ジョブを実行させる負荷ジョブ実行部と、最大負荷がかかった状態のプロセッサに対して、スロットリング段階を順次変える第1のスロットリング設定部と、第1のスロットリング設定部により順次変えられるスロットリング段階毎に、最大負荷がかかった状態のサーバ全体の消費電力を計測する電力測定部と、その電力測定部により測定された消費電力を、スロットリング段階に対応付けて保持する電力管理テーブルとを備えればよい。
図2は、本実施形態による電力管理テーブル112のデータ構成を示す概念図である。本実施形態では、全8段階のスロットリング段階201を有し、数字が小さいほど、CPUでの消費電力が小さくなっている。図示の例では、スロットリング段階201が「1」の場合、サーバ消費電力202は「1800W」、スロットリング段階201が「2」の場合、サーバ消費電力202は「2100W」、以下同様に、「3」の場合に「2300W」、「4」の場合に「2500W」、「5」の場合に「2650W」、「6」の場合に「2800W」、「7」の場合に「2900W」、「8」の場合に「3000W」となっている。なお、本実実施形態においてはスロットリング段階201を8段階に分けているが、それ以外の数の段階にスロットリング段階201を分けるように設定してもよい。
図3は、本実施形態による負荷ジョブ保持部124が保持する負荷ジョブのためのプログラム例を示す図である。負荷ジョブ保持部124は、負荷ジョブとして、CPU負荷プログラム301、メモリ負荷プログラム302、I/O(入出力)負荷プログラム303を保持している。それぞれCPU、メモリ、入出力(I/O)に最大負荷をかけるプログラムである。これらプログラム全てをサーバ100上で実行した上で、何れかのスロットリング段階201に設定すると、そのスロットリング段階201で消費される電力はそのスロットリング段階201における最大の消費電力値となる。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図4は、本実施形態において、サーバ起動時の電力上限制御運用部110と上限電力計測部120との動作を説明するためのフローチャートである。サーバ100が起動すると、上限電力計測部120の計測制御部121は、メモリ102等に記録されている電力計測フラグを確認し(ステップS10)、電力計測フラグが計測しない設定である場合(ステップS10のNO)、当該処理(電力計測)をスキップし、後述するサーバ起動継続の処理に進む。
一方、電力計測フラグが計測する設定である場合には(ステップS10のYES)、以下の電力計測を開始する。当該電力計測において、まず、計測制御部121の制御に基づいて負荷ジョブ実行部123が、負荷ジョブ保持部124に保持されている負荷ジョブ(CPU負荷プログラム301、メモリ負荷プログラム302、IO負荷プログラム303)をサーバ100上で実行し、サーバ100に高負荷がかかった状態とする(ステップS12)。これにより、以降、各スロットリング段階での最大負荷での電力を計測することができるようになる。
次に、スロットリング設定部122は、スロットリング段階を最低値に設定する(ステップS14)。続けて、電力測定部125は、サーバ全体の単位時間あたりの消費電力を測定する(ステップS16)。この時点で、スロットリング段階がMaxであるか否かを判定する(ステップS18)。そして、スロットリング段階がMaxでなかった場合には(ステップS18のNO)、スロットリング設定部122がスロットリング段階を一段階上げる(ステップS20)。その後、ステップS16に戻り、ステップS16〜S20の動作を繰り返す。これにより、スロットリング段階を最低値から最大値まで順次変えながら、各スロットリング段階について、サーバ全体の単位時間あたりの消費電力を測定していく。
そして、スロットリング段階がMaxに達すると(ステップS18のYES)、負荷ジョブ実行部123は、負荷ジョブを終了させる(ステップS22)。そして、計測制御部121は、通信部125を経由して、スロットリング段階毎に測定した単位時間あたりの消費電力を電力上限制御運用部110に送る。すると電力上限制御運用部110の運用制御部111は、スロットリング段階毎の単位時間あたりの消費電力の情報を、電力管理テーブル112に記録して更新する(ステップS24)。また上限電力計測部120の計測制御部121は、メモリ102などに記録されている電力計測フラグをFalseに設定し(ステップS26)、次に説明するサーバ起動継続の処理へ移行する。
図5は、本実施形態において、電力計測完了後の電力上限制御運用部110の動作を説明するためのフローチャートである。
上述した電力計測(図4)の処理が完了すると、電力上限制御運用部110において、運用制御部111は、電力上限値保持部114に設定・保持されている電力上限値を参照する(ステップS40)。そして運用制御部111は、電力上限値保持部114に設定・保持されている電力上限値と、電力管理テーブル112に記録されているスロットリング段階毎の単位時間あたりの消費電力とを照らし合わせてスロットリング段階を決定する(ステップS42)。この際、運用制御部111は、電力上限値保持部114に設定されている電力上限値を超えない最も高い消費電力に対応して電力管理テーブル112に記録されているスロットリング段階を選択する。例えば、電力管理テーブル112の内容が図2に示す通りであって、電力上限値が2700Wであった場合には、運用制御部111は、2700Wを超えない最も高い消費電力値である2650Wに対応したスロットリング段階「5」を選択する。次に、運用制御部111は、スロットリング設定部113を介してCPU101に対して、決定したスロットリング段階(この場合、「5」)を設定し(ステップS44)、その後の通常のサーバ起動の処理を継続する。
図6は、本実施形態において、ユーザがユーザインターフェース115を介して電力上限値を変更した場合の動作を説明するためのフローチャートである。ユーザが電力上限値を変更すると、運用制御部111はその電力上限値の変更を検知し、設定されている電力上限値を参照する(ステップS50)。そして運用制御部111は、電力上限値保持部114に新たに設定・保持された電力上限値と、電力管理テーブル112に記録されているスロットリング段階毎の単位時間あたりの消費電力とを照らし合わせてスロットリング段階を決定する(ステップS52)。この際、スロットリング段階を決める方法は、図5に示すステップS42と同様である。次に、運用制御部111は、スロットリング設定部113を介してCPU101に対して、決定したスロットリング段階を設定し(ステップS54)、当該処理を終了する。
上述した実施形態によれば、スロットリングの段階毎のサーバの最大の消費電力を計測しておき、電力管理テーブル112に記憶しておく。そして、ユーザより設定された電力上限値を越えない最も高い消費電力に対応して電力管理テーブル112に記録されているスロットリング段階を用いてCPU101のスロットリングを設定し、サーバを起動する。これにより、実際のサーバ構成に適合した電力管理テーブルを作成することができるので、開ループ制御による、より正確な電力上限制御を行うことができる。
100 サーバ
101 CPU
102 メモリ
103 チップセット
104 I/Oカード
105 電源
106 ファン
107 消費電力センサ
110 電力上限制御運用部
111 運用制御部
112 電力管理テーブル
113 スロットリング設定部
114 電力上限値保持部
115 ユーザインターフェース
116 通信部
120 上限電力計測部
121 計測制御部
122 スロットリング設定部
123 負荷ジョブ実行部
124 負荷ジョブ保持部
125 電力測定部
126 通信部
127 ユーザインターフェース
201 スロットリング段階
202 サーバ消費電力
301 CPU負荷プログラム
302 メモリ負荷プログラム
303 IO負荷プログラム

Claims (8)

  1. 多段階のスロットリング機能を有するプロセッサを備える情報処理装置の消費電力を制御する消費電力制御装置であって、
    前記プロセッサ、メモリ及び入出力に最大負荷をかける負荷ジョブを実行させる負荷ジョブ実行部と、
    前記最大負荷がかかった状態の前記プロセッサに対して、スロットリング段階を順次変える第1のスロットリング設定部と、
    前記第1のスロットリング設定部により順次変えられるスロットリング段階毎に、前記最大負荷がかかった状態の前記情報処理装置全体の消費電力を計測する電力測定部と、
    前記電力測定部により測定された消費電力を、前記スロットリング段階に対応付けて保持する電力管理テーブルと
    を備えることを特徴とする消費電力制御装置。
  2. 所定の電力上限値を保持する電力上限値保持部と、
    前記電力管理テーブルを参照し、前記電力上限値保持部に保持されている前記所定の電力上限値を超えず、かつ最も高い消費電力に対応するスロットリング段階を選択する運用制御部と、
    前記運用制御部により選択された前記スロットリング段階を、前記プロセッサに設定する第2のスロットリング設定部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の消費電力制御装置。
  3. 前記電力上限値保持部に保持する前記所定の電力上限値を設定するユーザインターフェースを更に備えることを特徴とする請求項2に記載の消費電力制御装置。
  4. 前記負荷ジョブは、少なくも、プロセッサに最大負荷をかけるCPU負荷プログラム、メモリに最大負荷をかけるメモリ負荷プログラム、入出力に最大負荷をかける入出力負荷プログラムであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の消費電力制御装置。
  5. 多段階のスロットリング機能を有するプロセッサを備え、消費電力を制御する情報処理装置であって、
    前記プロセッサ、メモリ及び入出力に最大負荷をかける負荷ジョブを実行させる負荷ジョブ実行部と、
    前記最大負荷がかかった状態の前記プロセッサに対して、スロットリング段階を順次変える第1のスロットリング設定部と、
    前記第1のスロットリング設定部により順次変えられるスロットリング段階毎に、前記最大負荷がかかった状態の情報処理装置全体の消費電力を計測する電力測定部と、
    前記電力測定部により測定された消費電力を、前記スロットリング段階に対応付けて保持する電力管理テーブルと
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 所定の電力上限値を保持する電力上限値保持部と、
    前記電力管理テーブルを参照し、前記電力上限値保持部に保持されている前記所定の電力上限値を超えず、かつ最も高い消費電力に対応するスロットリング段階を選択する運用制御部と、
    前記運用制御部により選択された前記スロットリング段階を、前記プロセッサに設定する第2のスロットリング設定部と
    を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 多段階のスロットリング機能を有するプロセッサを備える情報処理装置における消費電力制御方法であって、
    前記プロセッサ、メモリ及び入出力に最大負荷をかける負荷ジョブを実行させるステップと、
    前記最大負荷がかかった状態の前記プロセッサに対して、スロットリング段階を順次変えるステップと、
    前記順次変えられるスロットリング段階毎に、前記最大負荷がかかった状態の前記情報処理装置全体の消費電力を計測するステップと、
    前記測定された消費電力を、前記スロットリング段階に対応付けて保持するステップと
    を含むことを特徴とする消費電力制御方法。
  8. 多段階のスロットリング機能を有するプロセッサを備える情報処理装置のコンピュータに、
    前記プロセッサ、メモリ及び入出力に最大負荷をかける負荷ジョブを実行させる負荷ジョブ実行機能、
    前記最大負荷がかかった状態の前記プロセッサに対して、スロットリング段階を順次変える第1のスロットリング設定機能、
    前記第1のスロットリング設定機能により順次変えられるスロットリング段階毎に、前記最大負荷がかかった状態の前記情報処理装置全体の消費電力を計測する電力測定機能、
    前記電力測定機能により測定された消費電力を、前記スロットリング段階に対応付けて記憶部に保持する電力管理機能
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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