JP5689179B2 - 低電力ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク上のIPv6データパケットを送信する方法および装置 - Google Patents

低電力ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク上のIPv6データパケットを送信する方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、低電力ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク上のIPv6(IPv6 over Low power Wireless Personal Area Network)に関し、詳細には、低電力ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク上のIPv6データパケットを送信する方法および装置に関する。
6LoWPAN(低電力ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク上のIPv6)は、IPオーバヘッドを劇的に低減するようにIPスタックのデータリンクレイヤとネットワークレイヤの間にアダプテーションレイヤを導入することにより、802.15.4リンクを介するIPv6データパケットの伝送を可能にする。アダプテーションレイヤは、IETF(インターネットエンジニアリングタスクフォース、Internet Engineering Task Force)によって提案された規格である。この規格は、伝送オーバヘッドを低減するためのヘッダ圧縮を提供し、IPv6最小MTU(最大転送単位、Maximum Transmission Unit)要件をサポートするためのデータパケットの断片化を提供し、IPv6 MTUは少なくとも1280バイトを有し、IEEE802.15.4プロトコルデータパケットのMTUは127バイトを有し、したがって、IPv6データパケットをIEEE802.15.4プロトコルデータパケットに変換するときに断片化を実施する必要があり、アダプテーションレイヤはさらに、レイヤ2の転送および複数のホップを介するIPv6データパケットの転送をサポートする。6LoWPANは、クロスレイヤ最適化を適用することによって低オーバヘッドを達成する。6LoWPANネットワークは、リンクレイヤおよびアダプテーションレイヤ内の情報を使用して、ネットワークレイヤおよびトランスポートレイヤのヘッダを圧縮する。IPv6拡張ヘッダについて、6LoWPANネットワークは、ヘッダスタッキング原理を利用して、直交概念を分離し、ヘッダを小さく、解析しやすく保つ。
6LoWPANネットワークは、IPルータを使用することによって他のIPネットワークと相互接続することができる。図1に示されるように、6LoWPANサブネットは、スタブネットワークとして働き、通常はネットワークの端で動作する。異なる媒体間でIPデータパケットを転送する1つまたは複数のエッジルータを介して、6LoWPANサブネットを他のIPネットワークに接続することができる。イーサネット(登録商標)、Wi−Fi、GPRS、サテライトネットワークなどの任意のリンクを介して、他のIPネットワークとの相互接続を実現することができる。
インテリジェントトランスポーテーション、資産追跡、環境監視などの大規模センサアプリケーションネットワークでは、センサネットワークが、1つまたは複数の分散小型センササブネットを備えることができ、センサゲートウェイ(またはエッジルータ)が、バックホールリンク(通常はIPリンク)を介して中央コントローラ(またはバックボーンルータ)に接続される。図2に、1つまたは複数の6LoWPANサブネットを備える6LoWPAN IPv6ネットワークを示す。
従来技術では、6LoWPANネットワーク内の通常考えられる動作シナリオは、同一のリンク(リンクローカル)内部の通信、または6LoWPANネットワーク外部のIPノードとの通信、すなわちグローバル通信である。IETFワークグループは、上述の問題を解決するためにRFC4944およびdraft−ietf−6lowpan−hc−08ドラフトを提案している。
しかし、大規模センサアプリケーションでは、異なる6LoWPANサブネット内のセンサノード間のコラボレーションは、例えば大規模環境監視、公共セキュリティ監視、公共施設追跡などについて非常に一般的である。検出すべき範囲が広く、異なる6LoWPANサブネットを横切る複数のセンサ間のコラボレーションが必要であるからであり、そのことは、6LoWPANイントラサブネット通信も考慮すべきであることを意味する。しかし、既存のRFC4944プロトコルも、draft−ietf−6lowpan−hcドラフトも、このクロスサブネットアプリケーションシナリオに適した解決策、例えば対応する圧縮フォーマットを提案していない。したがって、本発明は、IPv6データパケットのためのクロス6LowPANサブネット伝送のために使用される、6LowPANサブネット内のIPv6データパケット用の圧縮フォーマットを提案する。
既存の2つの圧縮フォーマットでは、RFC4944はLOWPAN_HC1ヘッダ圧縮フォーマットを指定し、draft−ietf−6lowpan−hcはLOWPAN_IPCHヘッダ圧縮フォーマットを指定した。
LOWPAN_HC1符号化フォーマットを使用するとき、ローカルリンクアドレスはグローバルではないので、宛先ノードのアドレスを、インラインモードで搬送したその全128ビットIPv6アドレスによって識別することができるだけである。しかし、このアドレス符号化方法は、802.15.4データパケットの限られた127バイト空間を非常に浪費し、したがって効率的で実現可能な方式ではない。
LOWPAN_IPCH解決策では、CID(コンテキスト識別子拡張、Context Identifier Extension)を利用して、宛先ノードのグローバルIPv6プレフィックスをマッピングすることができる。しかし、この解決策は以下の制限を有する:
1.限られたCID数。CIDフィールドは8ビットのみを有し、そのことは、4ビットのSCI(ソースコンテキスト識別子、Source Context Identifier)および4ビットのDCI(宛先コンテキスト識別子、Destination Context Identifier)があるだけであり、すなわち、16個のSCIおよび16個のDCIを識別することができるだけである。こうしたSCIおよびDCIは、マルチキャストIPv6プレフィックスおよびグローバル通信IPv6プレフィックスのために使用され、したがって、こうしたSCIおよびDCIは大規模LoWPANネットワークでは十分ではない。
2.同一のサブネット内の同一のグローバルプレフィックス割当て。一般に、同一のサブネット内のノードは、同一のグローバルIPv6プレフィックスを有する。したがって、CIDが十分ではないとき、異なる6LoWPANサブネットを識別するために余分なサブネットプレフィックスが配布される。
3.CID管理のオーバヘッド。CIDをIPv6プレフィックスとマッピングするために、ノードは、エッジルータによってノードに配布されるマッピングテーブルを有さなければならない。したがって、CID配布プロセスは、より多くのオーバヘッドをもたらし、この解決策は、CIDマッピングが頻繁に変化するときは非効率的である。
したがって、従来技術では上述の2つのアドレス圧縮方法が非効率的であるという問題を解決するために、本発明は、パーソナルエリアネットワーク識別子を使用することによって6LoWPANデータパケットのアドレスを識別することを提案する。
本発明の第1の態様によれば、6LoWPANサブネットの第1のノードで、第2のノードと通信する方法が提供され、方法は以下のステップを含む:第1のノードおよび第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子をそれぞれ得るステップと、第1のノードおよび第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子ならびに6LoWPAN−message−type情報を6LoWPANデータパケット内に充填するステップであって、第1のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子が、6LoWPANデータパケットのソースアドレスを示すために使用され、第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子が、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスを示すために使用され、6LoWPAN−message−type情報が、第1のノードと第2のノードが異なる6LoWPANサブネット内に位置することを識別するために使用される、充填するステップと、充填した6LoWPANデータパケットを送るステップ。
本発明の第2の態様によれば、6LoWPANサブネットの端に位置するエッジルータで、第1のノードから6LoWPANデータパケットをルーティングする方法が提供され、方法は以下のステップを含む:第1のノードから6LoWPANデータパケットを受信するステップと、6LoWPANデータパケット内の6LoWPAN−message−type情報に従って、6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるかどうかを判定するステップと、6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるとき、IPデータパケット内に6LoWPANデータパケットをカプセル化するステップと、カプセル化したIPデータパケットを次ホップネットワーク機器に送るステップ。
本発明の第3の態様によれば、バックボーンネットワークのルータで、6LoWPANサブネットからデータパケットをルーティングする方法が提供され、方法は以下のステップを含む:6LoWPANサブネットからIPデータパケットを受信するステップと、IPデータパケットをカプセル化解除し、IPデータパケット内の宛先アドレスのパーソナルエリアネットワーク識別子を得るステップと、パーソナルエリアネットワーク識別子に従って次ホップネットワーク機器を求めるステップと、次ホップネットワーク機器にIPデータパケットを転送するステップ。
本発明の第4の態様によれば、6LoWPANサブネットの端に位置するエッジルータで、バックボーンネットワークからIPデータパケットをルーティングする方法が提供され、方法は以下のステップを含む:バックボーンネットワークからIPデータパケットを受信するステップと、IPデータパケットに従ってIPデータパケット内にカプセル化された6LoWPANデータパケットを得て、6LoWPANデータパケットのヘッダ内の宛先アドレスのインターフェース識別子を抽出するステップであって、インターフェース識別子が、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスが第2のノードであることを示す、抽出するステップと、第2のノードに6LoWPANデータパケットを送るステップ。
本発明の第5の態様によれば、6LoWPANサブネットの第1のノードで、第2のノードと通信する第1の装置が提供され、第1の装置は以下を備える:第1のノードおよび第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子をそれぞれ得る第1の取得手段と、第1のノードおよび第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子ならびに6LoWPAN−message−type情報を6LoWPANデータパケット内に充填する充填手段であって、第1のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子が、6LoWPANデータパケットのソースアドレスを示すために使用され、第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子が、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスを示すために使用され、6LoWPAN−message−type情報が、第1のノードと第2のノードが異なる6LoWPANサブネット内に位置することを識別するために使用される、充填手段と、充填した6LoWPANデータパケットを送る第1の送信手段。
本発明の第6の態様によれば、6LoWPANサブネットの端に位置するエッジルータで、第1のノードから6LoWPANデータパケットをルーティングする第2の装置が提供され、第2の装置は以下を備える:第1のノードから6LoWPANデータパケットを受信する第1の受信手段と、6LoWPANデータパケット内の6LoWPAN−message−type情報に従って、6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるかどうかを判定する判定手段と、6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるとき、IPデータパケット内に6LoWPANデータパケットをカプセル化するカプセル化手段と、カプセル化したIPデータパケットを次ホップネットワーク機器に送る第2の送信手段。
本発明の第7の態様によれば、バックボーンネットワークのルータで、6LoWPANサブネットからデータパケットをルーティングする第3の装置が提供され、第3の装置は以下を備える:6LoWPANサブネットからIPデータパケットを受信する第2の受信手段と、IPデータパケットをカプセル化解除し、IPデータパケット内の宛先アドレスのパーソナルエリアネットワーク識別子を得る第2の取得手段と、パーソナルエリアネットワーク識別子に従って次ホップネットワーク機器を求める決定手段と、次ホップネットワーク機器にIPデータパケットを転送する第3の送信手段。
本発明の第8の態様によれば、6LoWPANサブネットの端に位置するエッジルータで、バックボーンネットワークからIPデータパケットをルーティングする第4の装置が提供され、第4の装置は以下を備える:バックボーンネットワークからIPデータパケットを受信する第3の受信手段と、IPデータパケットに従ってIPデータパケット内にカプセル化された6LoWPANデータパケットを得て、6LoWPANデータパケットのヘッダ内の宛先アドレスのインターフェース識別子を抽出する第3の取得手段であって、インターフェース識別子が、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスが第2のノードであることを示す、第3の取得手段と、第2のノードに6LoWPANデータパケットを送る第4の送信手段。
本発明の解決策を使用することにより、同一のバックボーンネットワーク内の異なる6LoWPANサブネット間の通信の効率を著しく改善することができ、6LoWPANの通信アプリケーションシナリオを拡張することもでき、したがって大規模センサネットワークの配置を可能にすることのできる、6LoWPAN内のヘッダ用の圧縮フォーマットが提供される。
以下の図面を参照しながら、非限定的な実施形態の詳細な説明を読むことにより、本発明の他の特徴、目的、および利点が明らかとなるであろう。
従来技術での6LoWPANサブネットを備えるネットワーク構造の略図である。 本発明の詳細な実施形態によるネットワークトポロジの略図である。 本発明の詳細な実施形態によるヘッダ圧縮の構造図である。 本発明の詳細な実施形態によるシステム方法の流れ図である。 本発明の詳細な実施形態による装置のブロック図である。
図面では、同一または類似の参照符号は、同一または類似のステップ特徴または装置/モジュールを指す。
クロス6LoWPANサブネットノード間の通信の最も重大な問題は、比較的小さいバイトを使用して、互いに対話する6LoWPANノードをどのように一意に識別するかということである。異なる6LoWPANノードは、同一の6LoWPANネットワーク内で異なるIID(インターフェース識別子)を有するが、異なる6LoWPANネットワーク内の6LoWPANノードは、同一のIIDを有することがある。
IIDは2つのフォーマットを有する。IIDは、IEEE802.15.4機器ノードに割り振られたEUI−64識別子に基づいて得ることができ、または16ビットショートアドレスに基づいて得ることができる。
具体的には、RFC2464の「IPv6 over Ethernet(登録商標)」に基づくEUI−64識別子に従ってIIDを生成することができる。
802.15.4機器のすべてはIEEE EUI−64アドレスを有し、さらに、ノード機器も16ビットショートアドレスを有することができる。したがって、こうした条件下では偽48ビットアドレスが形成される。第1に、左端の32ビットが、16ビットの「0」と16ビットのPAN IDを接続することによって32ビットプレフィックスを形成する。PAN IDを得ることができないとき、前の32ビットがすべて「0」で充填され、16ビットショートアドレスに接続され、48ビットアドレスが形成され、次いで、RFC2464の「IPv6 over Ethernet」規格に基づいてIIDが生成される。しかし、生成されたIIDでは、値がグローバルには一意的ではないことを示すために、「U/L(Universal/Local)」ビットを「0」と共に設定すべきである。
6LoWPANシステムは機器ノードからなり、機器ノードは略してノードと呼ばれる。こうしたノードは、FFD(完全機能デバイス、Full Function Device)およびRFD(縮小機能デバイス、Reduced Function Device)を含む。6LoWPANネットワークは、PANコーディネータとして少なくとも1つのFEDを備えるべきである。
新しいPAN IDをサブノードのうちの1つ(やはりFFDでなければならない)に割り当てた後、PANコーディネータは、802.15.4ネットワークのスタートポロジを拡張して、コーディネータノードだけがその中で情報を交換することのできるPANクラスタを作成することができる。規格はルーティングを直接サポートしないことに留意されたい。PANコーディネータがイニシエーションを終了すると、ネットワーク識別子としてPANコーディネータのネットワークのためにPAN IDを選択しなければならない。PAN IDを個人によって事前定義することができる。
ここで、他のネットワークのIDをリッスンし、次いで非競合PAN IDを選択することによってPAN IDを得ることができることを示す必要がある。PANコーディネータは、複数の周波数チャネルをスキャンすることができ、もちろん研究開発人員も、特定のチャネルを優先的にスキャンして、他のネットワークと競合しないPAN IDを求めるように機器を指定することができる。
前述の説明から、PAN IDの選択が競合を回避すべきであり、したがって各6LoWPANサブネットがそれぞれのPAN IDを有し、同一のバックボーンIPv6ルータによって支配される各拡張サブネットのPAN IDが互いに異なり、したがってPAN IDとIIDで、すべてのIPv6サブネット内のすべての6LoWPANノードを一意に識別できることがわかる。
図2に示されるように、第1のノード1と第2のノード2が異なる6LoWPANサブネット内に位置する。第1のノード1が6LoWPANサブネットA内に位置し、第2のノード2が6LoWPANサブネットB内に位置する。6LoWPANサブネットA内の第1のノード1が、エッジルータ3を介してバックボーンルータ4に接続され、6LoWPANサブネットB内の第1のノード2が、エッジルータ5を介してバックボーンルータ4に接続され、それによって第1のノード1が第2のノード2と通信することができる。
本発明の詳細な実施形態によれば、本発明は新しいデータ圧縮フォーマットを定義し、図3に示されるように、圧縮フォーマットは3つの部分を含む。
1.新しいメッセージタイプ
それは、イントラサブネット通信タイプを識別するためのDispatchタイプである。図4に示されるように、圧縮ヘッダの最初の8ビットがメッセージタイプである。そのようなメッセージタイプについて、draft−ietf−6lowpan−hcで定義される最初の3ビットが011であり、RFC4944では、01000001が非圧縮IPv6アドレスを表し、01000010がLOWPAN_HC1を表す。したがって、予約済みの01000011を使用して、クロスサブネットタイプのための圧縮IPv6データパケットが使用されることを表すことができる。
2.SN(ソースネットワーク、Source Network)フィールドおよびDN(宛先ネットワーク、Destination Network)フィールド
同一のIEEE802.15.4ネットワーク内の2つの対話6LoWPANサブネットを識別するのに、SNフィールドおよびDNフィールドが使用される。PAN IDは16ビットを有し、SNフィールドおよびDNフィールドは、PAN IDを使用してサブネットを識別し、したがって、バックボーンルータは、例えば競合検出機構などにより、複製することなくそのサブネットにPAN IDを割り振る必要がある。
3.IPv6プレフィックス定義
アプリケーションレイヤプログラムは一般に、IPv6アドレスを使用してソースノードおよび宛先ノードを識別し、このようにして、IPv6アドレスマッピング方式では設計する必要がある。IPv6 Suffixは、6LoWPANノードの64ビットIID(64ビットEUID、または16ビットショート802.15.4アドレスから拡張される)である。IPv6プレフィックスは、FE80::/10から始まるリンクローカルアドレスである。クロスサブネット通信では、IPv6プレフィックスは、ソース6LoWPANネットワークおよび宛先6LoWPANネットワークを識別すべきであり、したがって6LoWPANノードのIPv6プレフィックスは、FE80::/10にネットワークの16ビットPAN IDを加えたものである。
新しく定義したヘッダ圧縮フォーマットが図3に示されている。SNはソースネットワークを識別し、ソースノードのIEEE802.15.4ネットワークの16ビットPAN IDであり、DNは宛先ネットワークを識別し、宛先ノードのIEEE802.15.4ネットワークの16ビットPAN IDである。
SAMはSource Address Modeを表し、ここで、
00は、省略された16ビットIIDを表す(MACアドレスなどを介して、対応するリンクレイヤアドレスから導出可能)。
01は、省略された64ビットIIDを表す(MACアドレスなどを介して、対応するリンクレイヤアドレスから導出可能)。
10は、インラインで搬送される16ビットIIDを表す。
11は、インラインで搬送される64ビットIIDを表す。
DAMは宛先アドレスモード(Destination Address Mode)を表し、ここで、
00は、省略された16ビットIIDを表す(MACアドレスなどを介して、対応するリンクレイヤアドレスから導出可能)。
01は、省略された64ビットIIDを表す(MACアドレスなどを介して、対応するリンクレイヤアドレスから導出可能)。
10は、インラインで搬送される16ビットIIDを表す。
11は、インラインで搬送される64ビットIIDを表す。
TF:トラフィッククラスおよびフローラベル(Traffic class and Flow label)(1ビット)、ここで、
0:非圧縮。完全な、トラフィッククラスについての8ビットおよびフローラベルについての20ビットが送られる。
1:トラフィッククラスおよびフローラベルが「0」と共に設定される。
NH:次のヘッダ(Next Header)(2ビット)
00:非圧縮。完全な8ビットが送られる
01:UDP
10:ICMP
11:TCP
HC2符号化(1ビット)
0:それ以上のヘッダ圧縮ビットなし。
1:6LOWPAN_SUBNET圧縮と、その直後の、HC2符号化フォーマットによる、さらなるヘッダ圧縮ビット。NHは、可能なHC2符号化(例えば、UDP、ICMP、またはTCP符号化)のうちのどれが適用されるかを決定する。
HLIM:ホップ限界(Hop Limit)(8ビット)
非圧縮IPv6ホップ限界
以下では、本発明の詳細な実施形態による、図4に示されるシステム方法の流れ図が、図3と共に説明される。図4に示されるように、まず、ステップS400で、第1のノード1が、ノード1および宛先ノードのPAN IDを得るが、宛先ノードはまさに第2のノード2である。前述の説明によれば、PAN IDは、ネットワークのイニシエーションを終了する間にPANコーディネータによってネットワークのために選択されたPAN IDでよく、または個人によって事前定義されたPAN IDでよい。
例えば、第1のノード1は、第1のノード1のリンクサブネットのIPv6アドレスがFE80::AC01:0217:3B00:1111:2222であり、第2のノード2のリンクサブネットのIPv6アドレスがFE80::BD02:0423:3F02:3333:4444であることを得る。IPv6アドレスによれば、第1のノード1は、第1のノード1のPAN IDが0xAC01であり、第2のノード2のPAN IDが0xBD02であることを得る。さらに、第1のノード1の次ホップネットワーク機器はエッジルータ3であり、したがって第1のノード1は、非圧縮フィールド内にIIDを埋め込む必要がなく、次ホップルータ機器は、リンクレイヤアドレスから第1のノードのIDDを直接抽出することができる。
次いで、ステップS401で、第1のノード1は、第1のノード1および第2のノード2のPAN IDならびに6LoWPAN−message−type情報を6LoWPANデータパケット内に充填し、第1のノード1のPAN IDは、6LoWPANデータパケットのソースアドレスを示すために使用され、第2のノード2のPAN IDは、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスを示すために使用され、6LoWPAN−message−type情報は、第1のノード1と第2のノード2が異なる6LoWPANサブネット内に位置することを識別するために使用される。
例えば、詳細な実施形態では、ブロードキャスティングメッセージまたはルータ発見をリッスンするステップにより、第1のノード1がエッジルータ3に直接接続されることが判明する。したがって、第1のノード1のIIDをMACレイヤアドレスから直接抽出することができ、したがってソースアドレスは、第1のノード1の明示的なIIDを含む必要がない。したがって、第1のノード1は、第1のノード1のPAN ID0xAC01、第2のノード2のPAN ID0xBD02、および6LoWPAN−message−type情報を6LoWPANデータパケット内に直接充填する。
次いで、ステップS402で、第1のノード1は、充填した6LoWPANデータパケットを送る。
ソースアドレスがIIDを明示的に含む必要がないシナリオでは、PAN IDがソースネットワークフィールドおよび宛先ネットワークフィールド内で占有する必要があるのは、4バイトだけである。しかし、従来のRFC4944規格では、クロスサブネット宛先アドレスを示すために、ソースアドレスおよび宛先アドレスは32バイトを占有する必要がある。したがって、従来のRFC4944規格と比較して、本発明によって提案される6LoWPANヘッダフォーマットは、シグナリングオーバヘッドを著しく低減する。
変形形態では、ステップS400の前に、ブロードキャスティングメッセージまたはルータ発見などをリッスンするステップにより、第1のノード1がエッジルータ3に直接接続されていないこと、すなわち第1のノード1がマルチホップルーティング機器を介してエッジルータ3に接続されていることを第1のノード1が発見した場合(このシナリオは図2には示されていない)、MACレイヤアドレスからIIDを抽出することができず、したがって第1のノード1はさらに、第1のノード1および第2のノード2のIIDを6LoWPANデータパケットのヘッダに含める必要がある。すなわち、第1のノード1によって生成される6LoWPANヘッダは、ソースアドレスおよび宛先アドレスのPAN IDならびに6LoWPAN−message−type情報に加えて、ソースアドレスおよび宛先アドレスのIIDも含む必要があり、この変形実施形態は図4には示されていない。
具体的には、ステップS400−S402が、以下のステップS400’−S402’で置き換えられる。まず、ステップS400’では、第1のノード1は、第1のノード1および第2のノード2のPAN IDに加えて、第1のノード1および第2のノード2のIIDも得る必要がある。例えば、第1のノード1は、第1のノード1のリンクサブネットのIPv6アドレスがFE80::AC01:0217:3B00:1111:2222であり、第2のノード2のリンクサブネットのIPv6アドレスがFE80::BD02:0423:3F02:3333:4444であることを得る。次いで、第1のノード1は、第1のノード1および第2のノード2のIIDおよびPAN IDをそれぞれ解析する。例えば、第1のノード1は、第1のノード1のIIDが0217:3B00:1111:2222であり、第1のノード1のPAN IDが0xAC01であり、第2のノード2のIIDが0423:3F02:3333:4444であり、第2のノード2のPAN IDが0xBD02であることを得る。
次いで、ステップS401’では、第1のノード1が、第1のノード1のPAN IDおよびIID、第2のノード2のPAN IDおよびIID、ならびにmessage−type情報を6LoWPANデータパケット内に充填し、第1のノード1のPAN IDおよびIIDが、6LoWPANデータパケットのソースアドレスを示すために使用され、第2のノード2のPAN IDおよびIIDが、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスを示すために使用される。したがって、第1のノード1が6LoWPANデータパケットのヘッダ内に充填するソースネットワークフィールドおよび宛先ネットワークフィールドは、それぞれ0xAC01および0xBD02である。
次いで、第1のノード1は、圧縮IPv6ヘッダ内のSAフィールドおよびDAフィールドを11、11と設定し、表2を参照すると、これは、ソースアドレスおよび宛先アドレスが、インラインモードで搬送した64ビットIIDで識別されることを意味する。したがって、非圧縮フィールド内のソースIIDおよび宛先IIDは、それぞれ0217:3B00:1111:2222および0423:3F02:3333:4444と設定される。
次いで、ステップS402’では、第1のノード1が、充填した6LoWPANデータパケットを送る。
IIDが6LoWPANデータパケットのヘッダ内に明示的に含まれる必要があるシナリオでは、第1のノード1および第2のノード2のPAN IDはそれぞれ2バイトを占有し、加えて、第1のノード1および第2のノード2のIIDはそれぞれ8バイトを占有し、したがってソースアドレスおよび宛先を識別するために、合計で20バイトが必要であり、これは、FRC4944プロトコルに基づいて必要な32バイトと比較して明らかに低減される。
次いで、ステップS403では、エッジルータ3が、第1のノード1から6LoWPANデータパケットを受信する。
次いで、ステップS404では、6LoWPANデータパケット内の6LoWPAN−message−type情報に従って、エッジルータ3が、6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるかどうかを判定し、すなわち、エッジルータ3は、Dispatchフィールド内のビットが定義済みのクロスサブネット通信ビット識別子であるかどうかを判定する。
ステップS405では、エッジルータ3が、Dispatchフィールド内のビットが01000011であることを得る場合、エッジルータ3は、6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られることを判定し、次いでエッジルータ3は、IPデータパケット内に6LoWPANデータパケットをカプセル化する。
ステップS406では、エッジルータ3は、カプセル化したIPデータパケットを次ホップネットワーク機器に送る。
ステップS405’で、エッジルータが、Dispatchフィールド内のビットが01000011以外の他の値であることを得る場合、エッジルータ3は、所定のルーティング規則に従ってデータパケットをルーティングし、例えば、Dispatchフィールド内の値が、データパケットがLOWPAN_HC1タイプであることを示す01000010であり、次いでエッジルータ3は、RFC4944規格に従って6LoWPANデータパケットをルーティングする。
次いで、ステップS407では、バックボーンネットワーク内のルータ4が、6LoWPANサブネットAからのものであり、6LoWPANサブネットAのエッジルータ3によって転送されるIPデータパケットを受信する。
次いで、ステップS408では、バックボーンネットワーク内のルータ4がIPデータパケットをカプセル化解除し、IPデータパケット内の宛先アドレスのPAN IDを得、例えば、バックボーンネットワーク内ルータ4によって得られる宛先アドレスのPAN IDが0xBD02であり、次いでバックボーンネットワーク内のルータ4は、PAN ID0xBD02に従って次ホップネットワーク機器を求め、例えば、バックボーンネットワーク内のルータ4は、対応する6LoWPANサブネットがサブネットBであることを求め、それによって、次ホップルーティング機器は、6LoWPANサブネットBのエッジルータ5である。
次いで、ステップS409では、バックボーンネットワーク内のルータ4は、求めた次ホップネットワーク機器、例えばエッジルータ5にIPデータパケットを転送する。
次いで、ステップS410では、エッジルータ5は、バックボーンネットワークからIPデータパケットを受信する。
次いで、ステップS411では、エッジルータ5はIPデータパケットに従ってIPデータパケット内にカプセル化された6LoWPANデータパケットを得、6LoWPANデータパケットのヘッダ内の宛先アドレスのIIDを抽出し、IIDは、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスが第2のノード2であることを示す。
次いで、ステップS412では、エッジルータ5は、抽出した6LoWPANデータパケットを第2のノード2に送る。
上記では、システム方法フローの態様から本発明が説明された。以下では、図5を参照しながら、装置ブロック図の態様から本発明が説明される。
第1の装置10が第1のノード1内に位置し、第1の取得手段100、充填手段101、および第1の送信手段102を備える。第2の装置20が、第1のノード1が位置する6LoWPANサブネットの端のエッジルータに内に位置する。第2の装置20は、第1の受信手段200、判定手段201、カプセル化手段202、および第2の送信手段203を備える。第3の装置30が、バックボーンネットワークのルータ内に位置する。第3の装置30は、第2の受信手段300、第2の取得手段301、決定手段302、および第3の送信手段303を備える。第4の装置40は、第3の受信手段400、第3の取得手段401、および第4の送信手段402を備える。
まず、第1の取得手段100が、第1のノード1および第2のノード2のPAN IDをそれぞれ得る。
次いで、充填手段101は、第1のノード1および第2のノード2のPAN IDならびに6LoWPAN−message−type情報を6LoWPANデータパケット内に充填し、第1のノード1のPAN IDが、6LoWPANデータパケットのソースアドレスを示すために使用され、第2のノードのPAN IDが、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスを示すために使用され、6LoWPAN−message−type情報が、第1のノード1と第2のノード2が異なる6LoWPANサブネット内に位置することを識別するために使用される。
次いで、第1の送信手段102は、充填した6LoWPANデータパケットを送る。
変形形態では、第1の取得手段100がさらに、第1のノードおよび第2のノードのIIDを得るために使用される。
次いで、充填手段101がさらに、第1のノードおよび第2のノードのIIDを6LoWPANデータパケット内に充填するために使用され、第1のノードのPAN IDおよびIIDが、6LoWPANデータパケットのソースアドレスを示すために使用され、第2のノードのPAN IDおよびIIDが、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスを示すために使用される。
別の実施形態では、第1の取得手段100がさらに、6LoWPANのIPv6アドレスに従って第1のノードおよび第2のノードのPAN IDを得、メディアアクセスレイヤからのデータパケットに従って第1のノードおよび第2のノードのIIDを得るために使用される。
次いで、第2の装置20内の第1の受信手段200が、第1のノードから6LoWPANデータパケットを受信する。
次いで、判定手段201は、6LoWPANデータパケット内の6LoWPAN−message−type情報に従って、6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるかどうかを判定する。
次いで、6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるとき、カプセル化手段202は、IPデータパケット内に6LoWPANデータパケットをカプセル化する。
次いで、第2の送信手段203は、カプセル化したIPデータパケットを次ホップネットワーク機器に送る。
次いで、バックボーンネットワークのルータ内の第3の装置30内の第2の受信手段300が、6LoWPANサブネットからIPデータパケットを受信する。
次いで、第2のカプセル化解除手段301がIPデータパケットをカプセル化解除し、IPデータパケット内の宛先アドレスのPAN IDを得る。
次いで、決定手段302が、PAN IDに従って次ホップネットワーク機器を求める。
次いで、第3の送信手段303が、求めた次ホップネットワーク機器にIPデータパケットを転送する。
第2のノード2が位置する6LoWPANサブネットの端のエッジルータ内の第4の装置40内の第3の受信手段400が、バックボーンネットワークからIPデータパケットを受信する。
次いで、第3の取得手段401が、IPデータパケットに従ってIPデータパケット内にカプセル化された6LoWPANデータパケットを得、6LoWPANデータパケットのヘッダ内の宛先アドレスのIIDを抽出し、IIDは、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスが第2のノードであることを示す。
次いで、第4の送信手段が、第2のノードに6LoWPANデータパケットを送る。
本発明の実施形態が上記で説明されたが、本発明は、特定のシステム、機器、および詳細なプロトコルに限定されず、添付の特許請求の範囲内で様々な変形形態および修正形態を当業者は作成することができる。
説明、図面、および添付の特許請求の範囲を通じて、開示された実施形態に対する修正形態を当業者は理解および了解することができる。「comprising(備える、含む)」という語は、特許請求の範囲または本明細書の中で列挙されない要素またはステップの存在を除外しない。要素に先行する「a」または「an」という語は、複数のそのような要素の存在を除外しない。本発明の実施では、特許請求の範囲の中のいくつかの技術的特徴を1つの構成要素で実施することができる。特許請求の範囲では、括弧の間に配置されるいずれの参照符号も、特許請求の範囲を限定すると解釈されないものとする。

Claims (12)

  1. 6LoWPANサブネットの第1のノードで、第2のノードと通信する方法であって、
    A.第1のノードおよび第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子をそれぞれ得るステップと、
    B.第1のノードおよび第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子ならびに6LoWPAN−message−type情報を6LoWPANデータパケット内に充填するステップであって、第1のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子が、6LoWPANデータパケットのソースアドレスを示すために使用され、第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子が、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスを示すために使用され、6LoWPAN−message−type情報が、第1のノードと第2のノードが異なる6LoWPANサブネット内に位置することを識別するために使用される、充填するステップと、
    C.充填した6LoWPANデータパケットを送るステップと
    を含む、方法。
  2. ステップAが、
    第1のノードおよび第2のノードのインターフェース識別子を得ることをさらに含み、
    ステップBが、
    第1のノードおよび第2のノードのインターフェース識別子を6LoWPANデータパケット内に充填することであって、第1のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子およびインターフェース識別子が、6LoWPANデータパケットのソースアドレスを示すために使用され、第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子およびインターフェース識別子が、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスを示すために使用されることをさらに含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. ステップAが、
    6LoWPANのIPv6アドレスに従って第1のノードおよび第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子を得、メディアアクセスレイヤからのデータパケットに従って第1のノードおよび第2のノードのインターフェース識別子を得ること
    をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 6LoWPANサブネットの端に位置するエッジルータで、第1のノードから6LoWPANデータパケットをルーティングする方法であって、
    第1のノードから6LoWPANデータパケットを受信するステップと、
    6LoWPANデータパケット内の6LoWPAN−message−type情報に従って、6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるかどうかを判定するステップと、
    6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるとき、IPデータパケット内に6LoWPANデータパケットをカプセル化するステップと、
    カプセル化したIPデータパケットを次ホップネットワーク機器に送るステップと
    を含む、方法。
  5. バックボーンネットワークのルータで、6LoWPANサブネットからデータパケットをルーティングする方法であって、
    6LoWPANサブネットからIPデータパケットを受信するステップと、
    IPデータパケットをカプセル化解除し、IPデータパケット内の宛先アドレスのパーソナルエリアネットワーク識別子を得るステップと、
    パーソナルエリアネットワーク識別子に従って次ホップネットワーク機器を求めるステップと、
    次ホップネットワーク機器にIPデータパケットを転送するステップと
    を含む、方法。
  6. 6LoWPANサブネットの端に位置するエッジルータで、バックボーンネットワークからIPデータパケットをルーティングする方法であって、
    バックボーンネットワークからIPデータパケットを受信するステップと、
    IPデータパケットに従ってIPデータパケット内にカプセル化された6LoWPANデータパケットを得て、6LoWPANデータパケットのヘッダ内の宛先アドレスのインターフェース識別子を抽出するステップであって、インターフェース識別子が、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスが第2のノードであることを示す、抽出するステップと、
    第2のノードに6LoWPANデータパケットを送るステップと
    を含
    6LoWPANデータパケットのヘッダは、第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子を含む、方法。
  7. 6LoWPANサブネットの第1のノードで、第2のノードと通信する第1の装置であって、
    第1のノードおよび第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子をそれぞれ得る第1の取得手段と、
    第1のノードおよび第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子ならびに6LoWPAN−message−type情報を6LoWPANデータパケット内に充填する充填手段であって、第1のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子が、6LoWPANデータパケットのソースアドレスを示すために使用され、第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子が、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスを示すために使用され、6LoWPAN−message−type情報が、第1のノードと第2のノードが異なる6LoWPANサブネット内に位置することを識別するために使用される、充填手段と、
    充填した6LoWPANデータパケットを送る第1の送信手段と
    を備える、第1の装置。
  8. 第1の取得手段がさらに、
    第1のノードおよび第2のノードのインターフェース識別子を得るために使用され、
    充填手段がさらに、
    第1のノードおよび第2のノードのインターフェース識別子を6LoWPANデータパケット内に充填するために使用され、第1のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子およびインターフェース識別子が、6LoWPANデータパケットのソースアドレスを示すために使用され、第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子およびインターフェース識別子が、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスを示すために使用される
    ことを特徴とする、請求項7に記載の第1の装置。
  9. 第1の取得手段がさらに、
    6LoWPANのIPv6アドレスに従って第1のノードおよび第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子を得、メディアアクセスレイヤからのデータパケットに従って第1のノードおよび第2のノードのインターフェース識別子を得るために使用される
    ことを特徴とする、請求項8に記載の第1の装置。
  10. 6LoWPANサブネットの端に位置するエッジルータで、第1のノードから6LoWPANデータパケットをルーティングする第2の装置であって、
    第1のノードから6LoWPANデータパケットを受信する第1の受信手段と、
    6LoWPANデータパケット内の6LoWPAN−message−type情報に従って、6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるかどうかを判定する判定手段と、
    6LoWPANデータパケットが別の6LoWPANサブネットに送られるとき、IPデータパケット内に6LoWPANデータパケットをカプセル化するカプセル化手段と、
    カプセル化したIPデータパケットを次ホップネットワーク機器に送る第2の送信手段と
    を備える、第2の装置。
  11. バックボーンネットワークのルータで、6LoWPANサブネットからデータパケットをルーティングする第3の装置であって、
    6LoWPANサブネットからIPデータパケットを受信する第2の受信手段と、
    IPデータパケットをカプセル化解除し、IPデータパケット内の宛先アドレスのパーソナルエリアネットワーク識別子を得る第2の取得手段と、
    パーソナルエリアネットワーク識別子に従って次ホップネットワーク機器を求める決定手段と、
    次ホップネットワーク機器にIPデータパケットを転送する第3の送信手段と
    を備える、第3の装置。
  12. 6LoWPANサブネットの端に位置するエッジルータで、バックボーンネットワークからIPデータパケットをルーティングする第4の装置であって、
    バックボーンネットワークからIPデータパケットを受信する第3の受信手段と、
    IPデータパケットに従ってIPデータパケット内にカプセル化された6LoWPANデータパケットを得て、6LoWPANデータパケットのヘッダ内の宛先アドレスのインターフェース識別子を抽出する第3の取得手段であって、インターフェース識別子が、6LoWPANデータパケットの宛先アドレスが第2のノードであることを示す、第3の取得手段と、
    第2のノードに6LoWPANデータパケットを送る第4の送信手段と
    を備え、
    6LoWPANデータパケットのヘッダは、第2のノードのパーソナルエリアネットワーク識別子を含む、第4の装置。
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