JP5684992B2 - 情報処理システム、情報処理装置、処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、処理方法及びプログラムに関する。
一般に、スタジオ等で撮影が行なわれ、撮影した画像をフォトブック等に印刷して注文する場合、顧客とスタジオのスタッフとが対面して、撮影画像の中から購入する画像を選択したり、画像の配置を決めたりしてフォトブックの注文処理などが行なわれる。このような作業は、フォトブック等の商材の紹介、撮影画像の確認や推奨、撮影画像を用いたフォトブック等の作成を行なうために行なわれる。
しかし、上記作業には多くの時間を要する。そこで、撮影画像をインターネット上のサーバに登録し、顧客のPCからWeb等を介して当該撮影画像を顧客に閲覧させることにより、フォトブック作成等の注文を行なうシステムが知られている。
このようなシステムでは、商材の選択や、購入する画像の選択及びその配置の決定を顧客の判断で行なう(特許文献1)。また、メタデータ(氏名など)と関連したアイコン等を画像上にドラッグ・アンド・ドロップすることにより、当該ドロップした位置にメタデータを付与する技術も知られている(特許文献2)。この技術では、画像領域(顔部分、人物部分)の抽出や、付与したメタデータを利用した検索を行なうことができる。
特開2005−012649号公報 特開2002−055748号公報
しかし、この場合、顧客は、専門スタッフからのアドバイス抜きに、多くの撮影画像を閲覧し、その中から適切な画像を選択しなければならない。そのため、顧客は、画像の選択等を適切に行なえない可能性がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画像の選別に際して、その選別精度を維持したまま、作業効率を向上させるようにした技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、情報処理システムであって、画像内で選択された複数の異なる特定領域それぞれに対してコメントを付与する付与手段と、前記付与手段により付与されたコメントそれぞれに対する評価に基づいて、前記画像全体の評価を行う評価手段と、前記付与手段により付与されたコメントの内容と該コメントの内容に対応した評価点とを画像に対応づけて記憶手段に記憶させる記憶処理手段を具備し、前記記憶処理手段は、前記コメントの内容と前記評価点とそのコメントが付与された前記特定領域を示す位置情報とを画像に対応付けて前記記憶手段に記憶させ、前記評価手段は、前記位置情報に基づいて各コメントの前記評価点を重み付けし、該重み付けした評価点を画像単位に合算した値を各画像の評価値として算出することを特徴とする。
本発明によれば、画像を適切に評価できる。したがって、画像の評価に基づいて画像の選別を行うと作業効率を向上させられる。
本発明の一実施の形態に係わる情報処理装置の構成の一例を示す図。 コメント付与時に用いられる画面の一例を示す図。 画像を評価する際の処理の概要の一例を示す図。 図1に示す情報処理装置10の処理の流れの一例を示すフローチャート。 実施形態2に係わる情報処理システムの構成の一例を示す図。 実施形態3に係わる情報処理システムの構成の一例を示す図。 実施形態4に係わる情報処理システムの構成の一例を示す図。 評価付き画像の表示態様の一例を示す図。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係わる情報処理装置の構成の一例を示す図である。
情報処理装置10は、その機能構成として、操作部11と、表示部12と、制御部13と、記憶部14と、通信部15とを具備して構成される。
操作部11は、例えば、キーボードやポインティングデバイス(例えば、マウスやペン)等により実現され、ユーザからの各種指示を装置内に入力する。表示部12は、例えば、ディスプレイ等により実現され、ユーザに向けて各種情報を出力する。
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリ等により実現される。制御部13は、情報処理装置10における処理を統括制御する。すなわち、情報処理装置10における各種処理は、CPUがメモリをワーク領域として記憶部14に記憶されたプログラムを読み込み実行することで行なわれる。
記憶部14は、HDD(Hard Disk Drive)等により実現され、各種データを記憶する。記憶部14には、例えば、オペレーティングシステムやアプリケーション等の各種プログラムが記憶される。
通信部15は、ネットワークカード、USB(Universal Serial Bus)カード等により実現され、情報処理装置10とその他装置との通信を制御する。以上が、情報処理装置10を構成する各種処理機能の説明である。なお、情報処理装置10は、ネットワーク等に接続された環境にあってもよいし、単体で動作する環境(スタンドアローン)にあってもよい。
次に、制御部13において実現される機能的な構成の一例について説明する。
制御部13には、その機能構成として、コメント付与部21と、記憶処理部22と、画像評価部23と、画像選択部24と、表示処理部25とが具備される。これら処理機能は、例えば、CPUがメモリをワーク領域として記憶部14に記憶されたプログラムを読み込み実行することで実現される。
コメント付与部21は、画像に対してコメントを付与する。コメントは、画像(全体)に対して付与される場合と、画像における特定領域に対して付与される場合とがある。コメント付与部21は、操作部11を介したユーザ指示に基づいてコメントの付与を行なう。なお、画像に対するコメントの付与は、画像の特定領域に対してのみ行なわれるように構成しても良い。
ここで、コメント付与部21には、コメントの評価点を算出する算出部21が設けられる。算出部21aでは、コメント付与時にコメントに対して評価点が設定されていない場合に、例えば、自然言語処理技術を利用してコメントの内容を評価し、それに基づいてコメントの評価点を算出する。なお、評価点は、コメントが付与された画像又はコメントが付与された特定領域(例えば、被写体の特定の部位等)における画像に対する評価を数値化したものである。詳細については後述するが、評価点は、ユーザにより指示された値が設定される場合と、装置側で自動的にその値が決められる場合とがある。
記憶処理部22は、コメント付与部21により付与されたコメントに関する情報(以下、コメント情報と呼ぶ)と、画像とを対応付けて記憶部14に格納する。コメント情報には、例えば、コメントの内容及び評価点と、その位置情報とが含まれる。位置情報とは、画像の特定領域に対してコメントが付与された場合には、その位置を示す座標であり、画像(全体)に対してコメントが付与された場合には、「画像全体」等の情報となる。なお、コメント情報は、画像ファイル内に定義されるメタデータ領域に保持されても良いし、また、画像とは別のメタデータとして保持されても良い。
画像評価部23は、画像(全体)及び画像における特定領域に対して付与されたコメントを評価する。より具体的には、画像に対して付与された1又は複数のコメントの評価(評価点)を画像単位に合算した値を各画像の評価値(総合評価点)として算出する。
画像選択部24は、画像評価部23による画像の評価結果に基づいて画像を選択する。より具体的には、画像評価部23により算出された評価値が所定の条件を満たす画像を選択する。画像の選択方法としては、例えば、評価値の高い画像から順番に所定数選択する手法が挙げられる。また、ある値よりも評価値の高い画像を選択する手法であっても良い。なお、画像選択部24により選択された画像は、例えば、フォトブック作成時にフォトブックに配置されたり、また、例えば、フォトブックへの配置候補の画像として表示されたりする。また更に、例えば、フォトフレームやPCのスクリーンセーバーでのスライドショーに用いられても良い。
表示処理部25は、各種画面を表示部12に表示させる。例えば、コメントが付与された画像等を画面に配置し、それを表示制御する。以上が、情報処理装置10における機能的な構成についての説明である。
次に、コメントの付与に際して用いられる画面について説明する。図2には、コメント付与に際して表示部12に表示される画面として、コメント付与画面と、新規コメント入力画面とが示される。
コメント付与画面31には、タイトル領域32と、サムネイル領域33と、画像領域38と、第1の操作領域34と、第2の操作領域43と、第3の操作領域35と、第4の操作領域36とが含まれる。
タイトル領域32は、タイトルを表示される領域である。図2の場合、「コメント付与画面」というタイトルが表示されている。サムネイル領域33は、コメントの付与対象となる画像がサムネイル形式で表示されている。サムネイル領域33には、例えば、撮影日時に従って図中左側(古い)から右側(新しい)にかけてサムネイル画像が時系列に表示される。サムネイル領域33の中央に位置する画像37は、現在処理中の画像であり、画像領域38には、当該処理中の画像が拡大表示されている。
第1の操作領域34には、画像領域38に表示中の画像における特定領域に対してプラス評価のコメントを付与するためのアイコン(ボタン)が複数設けられている。これらアイコンは、画像領域38に表示中の画像における特定領域に対してプラス評価のコメントを付与する際に使用される。図2の場合、プラス評価のコメントアイコンとして、「ピントぴったり」「すごくかわいい」「すごくきれい」「すごくかっこいい」「すごくいい」「すごくすてき」「かわいい」「きれい」「かっこいい」「いい」「すてき」等が設けられている。
第2の操作領域43には、画像領域38に表示中の画像における特定領域に対してマイナス評価のコメントを付与するためのアイコン(ボタン)が複数設けられている。これらアイコンは、画像領域38に表示中の画像における特定領域に対してマイナス評価のコメントを付与する際に使用される。図2の場合、マイナス評価のコメントアイコンとして、「ピンボケ」「白飛び」「黒つぶれ」「変になっている」「よくないかも」「ピントが甘い」「白っぽい」「すこし暗い」「ちょっと変」等が設けられている。
第3の操作領域35には、画像領域38に表示中の画像(全体)に対してコメントを付与するためのボタンが複数設けられている。これらボタンは、画像領域38に表示中の画像(全体)に対してコメントを付与する際に使用される。図2の場合、コメントボタンとして、「全身」「上半身」「顔」「胴体」「手」「足」等が設けられている。例えば、「全身」とは、画像が全身を写したものであることを示すコメントであり、「上半身」とは、画像が上半身を写したものであることを示すコメントである。
ここで、画像領域38に表示中の画像に対しては、図2に示すように、その各部にコメント(39〜42)が付与される。これらコメント39〜42のうち、コメント39〜41は、特定領域に対して付与されたコメントであり、コメント42は、画像(全体)に対して付与されたコメントである。
特定領域に対してコメントを付与する際には、ユーザは、操作部11(マウス等)を用いて、画像領域38に表示中の画像における特定領域に対して、第1の操作領域34及び第2の操作領域43に配されたアイコンをドラッグ・アンド・ドロップする。これにより、ユーザは、所望の部位に対してコメントを付与できる。
また、画像(全体)に対してコメントを付与する際には、画像上において位置を特定する必要がない。そのため、ユーザは、操作部11(マウス等)を用いて、ドラッグ・アンド・ドロップではなく、第3の操作領域35に配されたボタンをオン・オフする。これにより、ユーザは、画像に対してコメントを付与できる。
このようにして特定領域に対して付与されたコメントは、コメント39〜41として表示されており、また、画像(全体)に対して付与されたコメントは、コメント42として表示されている。図2の場合、コメント39〜42は、被写体に重ならないように、被写体の上部や下部に表示されている。
すなわち、ドラッグ・アンド・ドロップされた箇所にコメントをそのまま表示した場合、当該ドロップ領域における被写体の表示を妨げる可能性がある。そのため、コメントの内容自体は、ドロップ領域に表示せず、「吹き出し」や「矢印」によりドロップされた位置を示しつつ、その位置とは異なる領域に表示される。なお、ドロップ領域及びドロップ領域に存在する被写体を避けた位置にコメントの内容を表示する処理は、ユーザが手動で行なっても良いし、また、情報処理装置10(制御部13)において、オジェクトを自動認識し、自動で回避するようにしても良い。
ここで、コメント39及び40は、プラス評価のコメントであり、コメント41は、マイナス評価のコメントである。例えば、コメント39は、被写体(この場合、人物)の顔に対して付与されており、ブラス評価のコメント「ピントぴったり」を示している。コメント40は、被写体(この場合、人物)の胸に対して付与されており、ブラス評価のコメント「かっこいい」を示している。また、コメント41は、被写体(この場合、人物)の右足に対して付与されており、マイナス評価のコメント「変になっている」を示している。なお、特定領域に対して付与されたコメントを削除する際には、ユーザは、操作部11(マウス等)により該当のコメントを選択した後、操作部11(キーボード等)の「Delete」キーを押下すればよい。これにより、該当コメントが削除される。
また、コメント42は、画像(全体)に対して付与されており、コメント「全身」を示している。コメント42は、第3の操作領域35に配されたボタンを用いて付与される。この場合、コメントの付与に用いられた(第3の操作領域35に配された)ボタンは、その状態をユーザが識別できるように、他のボタンと異なる形状(例えば、ボタン枠を強調等)で表示する。なお、画像(全体)に対して付与されたコメントを削除する場合、ユーザは、例えば、操作部11(マウス等)を用いて、該当のボタンを再押下すればよい。
第4の操作領域36には、サムネイル領域33に表示中のサムネイル画像を操作するためのボタンが複数設けられている。図2の場合、サムネイル画像を操作するボタンとして、「早く戻る」「戻る」「拡大」「進む」「早く進む」等が設けられている。
「早く戻る」、「戻る」ボタンは、サムネイル領域33に表示中のサムネイル画像を左側(古い)から右側(新しい)へ移動させるための指示を行なう際に使用される。すなわち、画像37を古い撮影日時の画像に切り替える。「早く戻る」、「戻る」の違いは、移動速度であり、「早く戻る」の押下時には、「戻る」の押下時よりも速い速度で画像37が切り替わる。
「早く進む」、「進む」ボタンは、サムネイル領域33に表示中のサムネイル画像を右側(新しい)から左側(古い)へ移動させるための指示を行なう際に使用される。すなわち、画像37を新しい撮影日時の画像に切り替える。「早く進む」、「進む」の違いは、移動速度であり、「早く進む」の押下時には、「進む」の押下時よりも速い速度で画像37が切り替わる。
また、「拡大」ボタンは、画像領域38に表示中の画像を更に拡大する際に使用される。「拡大」ボタンの押下により、ユーザは、画像を詳細に見ることができ、且つ、画像上の特定領域にコメントを付与する際には、より正確にその位置を制御できる。
ここで、第1の操作領域34、第2の操作領域43、第3の操作領域35には、上述したボタンやアイコンの他、「新規コメント入力」ボタン(34a、43a、35a)が設けられる。「新規コメント入力」ボタンは、既存のコメント以外の新たなコメントを作成する際に使用される。ユーザが、操作部11(マウス等)を用いて、このボタンを押下すると、図2(b)に示す新規コメント入力画面51が表示される。
新規コメント入力画面51には、タイトル領域52と、表示操作領域53とが設けられる。表示操作領域53には、2つの入力フィールド(54、55)と、チェックボックス56と、出力フィールド(57)と、2つのボタン(58、59)が設けられる。
入力フィールド54は、コメントの内容が入力される領域であり、入力フィールド55は、コメントの内容の評価点が入力される領域である。フィールド54には、新たに作成するコメントの内容、例えば、「きまっている」等の文言が入力される。フィールド55には、コメントの内容に対応した評価点、例えば、「2」や「−1」などが入力される。
ここで、コメントの内容に対応した評価点をユーザが直接入力せずに、情報処理装置10側において自動で判定させる場合、ユーザは、チェックボックス56をチェックする。チェックボックス56がチェックされた場合、情報処理装置10(算出部21a)は、入力フィールド54に入力されたコメントの内容に基づいてコメントの評価点を算出する。この処理には、例えば、自然言語処理技術(周知の技術)を利用すればよい。なお、コメントの内容の評価は、周知の技術であるため、ここでは、その説明については省略する。例えば、Webにおける評判検索などでは、自然言語処理技術の評判分析や意見分析が利用されており、その技術を用いればよい。
出力フィールド57は、ユーザの氏名が表示される領域である。新たに作成されたコメントは、その作成者に応じて、コメント付与画面31における第1の操作領域34、第2の操作領域43、第3の操作領域35に設けられるのが望ましいため、このようなフィールドが設けられる。なお、勿論、作成者を問わず、コメントが表示されるように構成されても構わない。出力フィールド57にユーザの氏名を表示する場合には、例えば、コメント付与画面31の表示に際して、ユーザ認証を行なうようにすればよい。これにより、出力フィールド57には、ユーザの氏名が表示される。
これらフィールド(54〜56)への入力の完了後、ユーザは、操作部11(マウス等)を用いて、更新ボタン58を押下する。これにより、新たなコメントの作成が完了し、図2(a)に示すコメント付与画面31へ表示が切り替わる。なお、ユーザが、戻るボタン59を押下した場合には、新たなコメントが作成されずに、図2(a)に示すコメント付与画面31へ戻ることになる。
以上が、コメントの付与に際して用いられる画面についての説明である。なお、上述した構成に限られず、これら画面は、適宜変更できる。例えば、図2(a)の説明においては、画像(全体)に対して付与するコメントとして、「全身」や「上半身」等のどの部分を写した画像であるかを示すコメントを例に挙げているが、これに限られない。例えば、「人物」「風景」等のコメントであっても良い。また、本実施形態においては、画像(全体)に対して付与するコメントは、プラス評価・マイナス評価等の区別はなく、中立評価のコメントと呼べるが、これに限られない。例えば、「かっこいい」「かわいい」等のコメントであっても良い。
次に、画像評価処理について説明する。ここでは、図3を用いて、各画像に付与された1又は複数のコメントにおける評価点を合計し、それにより、画像を評価する場合について説明する。
図3には、6枚の画像(画像61〜66)が示されており、これら画像各々には、コメントが付与されている。この場合、プラス評価のコメントは、白地に黒字で表されており、マイナス評価のコメントは、黒地に白抜き文字で示されている。また、中立評価のコメントは、ハッチング地に黒字で示されている。
例えば、画像61においては、プラス評価のコメントとして、「ピントぴったり」と「かっこいい」とが付与されており、マイナス評価のコメントとして、「変になっている」が付与されており、中立評価のコメントとして、「全身」が付与されている。
本実施形態においては、プラス評価のコメントは、「+1点」とし、マイナス評価のコメントは、「−1点」とし、中立評価のコメントは、「0点」とする。この点数(評価点)は、図2(b)における入力フィールド(評価点フィールド)55に入力された値や、自動評価により決められるが、必ずしもこのような値である必要はなく、適宜変更できる。
ここで、画像に対して付与された1又は複数のコメントにおける評価(評価点)の合計を算出する。
・画像61は、プラス評価のコメントが2つあり、マイナス評価のコメントが1つあるので、プラス「2点」、マイナス「1点」となり、差し引き合計は、「+1点」となる。
・画像62は、プラス評価のコメントが1つあり、マイナス評価のコメントが1つあるので、プラス「1点」、マイナス「1点」となり、差し引き合計は、「0点」となる。
・画像63は、プラス評価のコメントが2つあり、マイナス評価のコメントが2つあるので、プラス「2点」、マイナス「2点」となり、差し引き合計は、「0点」となる。
・画像64は、プラス評価のコメントが2つあり、マイナス評価のコメントが1つあるので、プラス「2点」、マイナス「1点」となり、差し引き合計は、「+1点」となる。
・画像65は、プラス評価のコメントが2つあり、マイナス評価のコメントがないので、プラス「2点」となり、差し引き合計は、「+2点」となる。
・画像66は、プラス評価のコメントがなく、マイナス評価のコメントが1つあるので、プラス「0点」、マイナス「1点」となり、差し引き合計は、「−1点」となる。このようにして画像単位に各コメントの評価点の合計が算出され、これにより、各画像が評価される。
次に、図4を用いて、図1に示す情報処理装置10における動作について説明する。ここで、情報処理装置10における処理は、コメント付与処理、画像評価処理、画像選択処理の3つに大別できる。
コメント付与処理は、例えば、専門スタッフによる指示に基づいて行なわれ、画像評価処理及び画像選択処理は、例えば、顧客による指示に基づいて行なわれるのが望ましい。このようにした場合、顧客は、専門スタッフが付与したコメントに基づいて画像の評価や選択を行なうことができるためである。
この処理が開始すると、情報処理装置10は、表示処理部25において、記憶部14に格納された複数の画像を読み出し、当該読み出した画像を表示部12に表示する。これにより、表示部12には、例えば、図2(a)に示すコメント付与画面31が表示される(S101)。
次に、ユーザは、操作部(マウス等)11を用いて、画像(全体)及び画像における特定領域に対してコメントの付与を指示する。すなわち、ユーザは、図2(a)及び図2(b)で説明した画面を用いて、各画像に対してコメントを付与する。これにより、情報処理装置10は、コメント付与部21において、当該指示に基づいて画像(全体)や画像における特定領域に対してコメントを付与する(S102)。なお、上述した通り、評価点が予め決められていないコメント(自動評価が指定されたコメント)については、コメントの付与に際してその評価点が算出される。
コメントの付与が済むと、コメント付与の完了を示すユーザ指示が操作部11を介して入力される。これにより、情報処理装置10は、記憶処理部22において、コメントの内容、評価点、位置情報を含むコメント情報と、当該画像とを対応付けたコメント付き画像を記憶部14に格納する(S103)。これにより、コメント付与処理が終了する。
次に、付与されたコメントに基づいて画像を評価する処理(画像評価処理)について説明する。この処理は、上述したコメント付与処理(S101〜S103)が行なわれた後に実施される。なお、画像評価処理は、コメント付与処理以降に行なわれればよく、コメント付与処理に続いて行なわれても良いし、また、別の日時に行なわれてもよい。
画像評価処理が開始すると、情報処理装置10は、表示処理部25において、記憶部14に格納されたコメント付き画像を読み出し、それを表示部12に表示する(S104)。そして、画像評価部23において、画像に付与された1又は複数のコメントに基づいて各画像を評価する。すなわち、図3で説明したように、画像に対して付与された1又は複数のコメントの評価(評価点)を画像単位に合算し、それにより得られた値を各画像の評価値(総合評価点)として算出する。
各画像の評価が済むと、情報処理装置10は、記憶処理部22において、各画像とその評価値とを対応付けた評価付き画像を記憶部14に格納する(S106)。これにより、記憶部14には、評価付き画像が格納される。
次に、コメントに基づいて評価された画像を選択する処理(画像選択処理)について説明する。この処理は、上述した画像評価処理(S104〜S106)が行なわれた後に実施される。なお、画像選択処理は、画像評価処理以降に行なわれればよく、画像評価処理に続いて行なわれても良いし、また、別の日時に行なわれてもよい。
画像選択処理が開始すると、情報処理装置10は、表示処理部25において、記憶部14に格納された評価付き画像を読み出し、それを表示部12に表示する(S107)。そして、画像選択部24において、各画像に対応付けられた評価値(総合評価点)に基づいて、複数の画像(評価付き画像)の中から所定数の画像を選択する(S108)。この所定数は、予め決められていても良いし、この処理の開始に際してユーザに入力させるようにしても良い。例えば、所定数として「3枚」の画像を選択する場合には、その評価値の高い画像から順番に3枚画像を選択する。より具体的には、図3に示す6枚の画像があれば、画像61は「1点」、画像62は「0点」、画像63は「0点」、画像64は「1点」、画像65は「2点」、画像66は「−1点」である。そのため、この場合には、画像65、画像61、画像64が選択される。
最後に、情報処理装置10は、制御部13において、当該選択された画像をフォトブックのテンプレート等に配置する(S109)。これにより、フォトブックが完成する。なお、上述した通り、選択された画像は、必ずしもフォトブックに利用される必要はない。
以上が、情報処理装置10における動作の一例についての説明であるが、上述した処理の流れはあくまで一例であり、必ずしもこのような処理の流れを採る必要はない。例えば、画像評価処理や画像選択処理に際しては、必ずしも画面表示を行なう必要はない。すなわち、S104及びS107の処理は、省略可能である。
以上説明したように実施形態1によれば、顧客は、専門スタッフの意見をコメントとして取り入れて画像の選別を行なうことができる。そのため、専門スタッフと顧客とが対面等して一緒に画像を見て必要な画像を選別する等の作業を行なう必要がなくなるため、画像選別の作業効率が向上する。また、コメントとして専門スタッフの意見も取り入れられるため、画像の選別も適切に行なわれる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。実施形態2においては、コメントの評価に重み付けを行なう場合について説明する。
ここで、図5を用いて、実施形態2に係わる情報処理装置10の構成の一例を示す図である。
実施形態2に係わる情報処理装置10の制御部13には、実施形態1の構成に加えて、パターン認識部26が設けられる。なお、それ以外の構成は、実施形態1を説明した図1と同様の機能を果たす。そのため、ここでは、相違する構成について重点的に説明する。
パターン認識部26は、画像に対してパターン認識処理を実施し、被写体の各部を認識する。例えば、被写体が人物であれば、その各パーツ(顔や腕、その他、眼等)をパターン認識する。パターン認識に使用するパターン情報は、例えば、記憶部14等に格納しておけばよい。
ここで、画像評価部23においては、パターン認識部26による認識結果に基づいてコメントの評価に対して重み付けし、その重み付けに基づいて各画像を評価する。具体的には、画像評価部23においては、コメントが付与された位置を示す位置情報と、パターン認識部26による認識結果とに基づいてコメントが付与された被写体における部位(パーツ)を特定する。これにより、その特定した部位に応じて各コメントの評価点を重み付けし、当該重み付けされた評価点を画像単位に合算し、各画像の評価値を算出する。これを実現するため、記憶部14には、例えば、重み付け情報が保持される。重み付け情報には、各パーツと重みとが対応付けられて保持されている。例えば、顔や眼の領域等に対しては、その重みを大きくし、それ以外の重みを下げる等の情報が規定される。
例えば、上半身が写っている画像があり、その腕や肩の位置等が非常に写りがよかったとして、それを評価するプラス評価のコメントが付与されていたとしても、眼瞑り状態であれば、その画像の評価は著しく損なわれると考えられる。そのため、画像上の一部の領域を重要領域としてコメントの評価点に重み付けを与える。
なお、実施形態2においては、パターン認識部26によるパターン認識の結果に基づいて重み付けを行なう場合について説明したが、必ずしもパターン認識部26を設ける必要はない。例えば、コメントの付与時等に重要領域(重み付けが大きい領域)をユーザが手動で指定するようにしても良い。
以上説明したように実施形態2によれば、コメント全てを同等に評価するのではなく、コメントの付与されたパーツに応じて重み付けを行なう。この場合、実施形態1よりも更に精度良く画像を評価できることになる。
(実施形態3)
次に、実施形態3について説明する。実施形態1及び2においては、1台の情報処理装置10を用いてコメント付与〜画像選択までの処理を行なっていた。これに対して、実施形態3においては、複数の装置を用いてこれらの処理を行なう場合について説明する。
図6は、実施形態3に係わる情報処理システムの構成の一例を示す図である。
情報処理システムには、コメントを付与し当該コメントに基づいて画像を評価するコメント付与装置71と、当該画像の評価に基づいて画像を選択する画像選択装置91と、サーバ81とが設けられる。すなわち、実施形態1を説明した情報処理装置10に実現される機能を、複数の端末に分担した構成となる。なお、コメント付与装置71及び画像選択装置91においても、図1同様に、操作部や表示部、記憶部等が設けられるが、ここでは、説明の簡略化のため、それら構成についての図示は省略している。
コメント付与装置71と、画像選択装置91との間には、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワーク等を介してサーバ81が設けられる。サーバ81は、例えば、インターネット上に設けられる。
ここで、コメント付与装置71は、スタジオ等に設けられ、画像選択装置91は、顧客の家庭等に設けられるとする。この場合には、例えば、専門スタッフは、スタジオのコメント付与装置71において、コメント付与〜画像評価までの処理を実施し、それにより得られた評価付き画像をインターネット上のサーバ81に保存する。そして、顧客は、家庭のPC(画像選択装置91)において、当該サーバ81に保存された複数の画像をコメント付きで表示し、その中から所望の画像を選択する。なお、評価付き画像をインターネット上のサーバ81に保存せずに、スタジオのコメント付与装置71から家庭の画像選択装置91にインターネットを介して送信するようにしてもよい。この場合、画像選択装置91からコメント付与装置71に向けて画像の取得要求を送信する。
以上説明したように実施形態3によれば、複数の端末に分担して実施形態1同様の処理を行なう。すなわち、実施形態1で説明した情報処理装置10に設けられる機能的な構成は、必ずしも図1に図示した通りに実現される必要はなく、情報処理システム内におけるいずれかの装置にその全部若しくは一部が実現されていればよい。
(実施形態4)
次に、実施形態4について説明する。実施形態4においては、複数のユーザが別々の装置からコメントを評価できるようにした構成について説明する。
図7は、実施形態4に係わる情報処理システムの構成の一例を示す図である。
情報処理システムには、コメントを付与する複数のコメント付与装置72及び73と、当該付与されたコメントに基づいて画像を評価し、その評価に基づいて画像を選択する画像選択装置92と、サーバ82とが設けられる。すなわち、実施形態1を説明した情報処理装置10に実現される機能を複数の端末に分担し、また更に、複数の端末からコメントの評価が行なえる構成となる。なお、コメント付与装置72及び73、画像選択装置92においても、図1同様に、操作部や表示部、記憶部等が設けられるが、ここでは、説明の簡略化のため、それら構成についての図示は省略している。
ここで、コメント付与装置72は、スタジオ等に設けられ、コメント付与装置73は、写真の専門家(プロフェショナル写真家)の家庭等に設けられ、画像選択装置92は、顧客の家庭等に設けられるとする。この場合には、例えば、専門スタッフは、スタジオのコメント付与装置72において、コメントを付与し、コメント付き画像をサーバ82に保存する。また、プロフェショナル写真家は、コメント付与装置73において、当該コメント付き画像に対して更にコメントを付与(又は削除)し、コメント付き画像をサーバ82に保存する。その後、顧客は、家庭のPC(画像選択装置91)において、当該サーバ82に保存された複数の画像に付与されたコメントを評価し、その評価に基づいて所望の画像を選択する。
なお、画像の選択に際して表示される評価付き画像では、コメントを付与したユーザ(この場合、専門スタッフ、プロフェッショナル写真家)を判別できることが好ましい。ここで、図8を用いて、評価付き画像の表示態様の一例として、4通りの例を挙げて説明する。
コメント101では、コメントの右上に評価点(この場合、「+2」)が表示されている。すなわち、コメントとその評価点とが対応して表示されている。
コメント102では、コメントの右下にコメント作成者の氏名(この場合、「キヤノン 太郎」)が表示されている。すなわち、コメントとその作成者とが対応して表示されている。
コメント103では、コメントの右下にコメント作成者の役割(この場合、「スタジオスタッフ(専門スタッフ)」)が表示されている。すなわち、コメントとその作成者の役割とが対応して表示されている。
コメント104では、コメントの右上に評価点(この場合、「+2」)が表示され、コメントの右下にコメント作成者の氏名と、コメント作成者の役割(この場合、「スタジオスタッフ」)とが表示されている。すなわち、コメントと、その評価点及びその作成者の氏名及び役割とが対応して表示されている。
なお、画像評価や選択を行なう際には、コメントを付与した全ユーザのコメントに基づいて画像の評価や選択が行なわれても良い。また、特定のユーザ(例えば、プロフェショナル写真家)が付与したコメントのみに基づいて画像の評価や選択を行なっても良い。すなわち、画像の評価等に際して、ユーザが、操作部11を介してコメント付与者を指定すると、情報処理装置10は、画像評価部23において、指定されたコメント付与者により付与されたコメントの評価のみに基づいて画像を評価するように構成しても良い。
このように構成した場合、例えば、プロフェショナル写真が評価する画像に基づくフォトアルバムを作成し、次いで専門スタッフが評価する画像に基づくフォトアルバムを作成し、それらを比べることもできる。
以上説明したように実施形態4によれば、顧客は、複数のユーザ(端末)により付与されたコメントに基づき画像を選択できる。なお、実施形態1を説明した情報処理装置10においても、勿論、複数のユーザによりコメントを付与することができる。
以上が本発明の代表的な実施形態の例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
なお、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施態様を採ることもできる。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
ここで、上述した実施形態の更なる変形例として以下にいくつか列挙して説明する。
(変形例1)
例えば、上述した実施形態においては、所定数の画像を自動的に選択し、フォトブック上に配置する場合について説明したが、これに限られない。例えば、ある値以上の評価値の画像を選択条件として指定し、その条件に合致した画像をコメント付きで候補画像として表示し、ユーザが手動でその候補画像の中から選択してもよい。その際、ある値以上の評価値の画像が何枚あるかという情報を、画面上に表示するように構成してもよい。このような処理は、表示処理部25により行なえば良い。
(変形例2)
また、コメントの表示/非表示を行なえるように構成しても良い。更に、プラス評価のコメントのみを表示したり、また、マイナス評価のみのコメントを表示したりできるように構成しても良い。また更に、同一画像について、コメントを表示した場合と、コメントを非表示にした場合との画像を並べて表示できるようにしても良い。また、コメントの表示に際して、コメントの評価点に基づいて、色、透明度、形状、大きさ、アイコン、フォントのサイズ・種類・形状等を変更して表示するようにしても良い。また、複数の候補画像の表示では、時系列、評価値などでソートできるように構成しても良い。このような処理は、表示処理部25により行なえば良い。
(変形例3)
また、上述した実施形態においては、コメントの付与をユーザの指示に基づいて行なう場合について説明したが、これに限られず、コメントの付与を自動化又は半自動化してもよい。例えば、コメント付与部21において、合焦点、白とび、黒つぶれ等を自動判定し、それに基づいてマイナス評価のコメントを該当する箇所に付与するようにしても良い。そして、スタッフが、そのコメントを承認したり、取消したりする。
また、自動化した場合には、コメントの付与数が非常に多くなる場合もあるため、例えば、実施形態2で説明したパターン認識部26を用いて、重要領域を特定し、その領域に限り、コメントを自動的に付与するように構成してもよい。このようにコメントの付与を自動化又は半自動化するように構成した場合には、コメント付与の効率化が図れる。
(変形例4)
また、上述した実施形態においては、スタジオでの撮影画像に対してコメントを付与する場合について説明したが、これに限られない。例えば、医療分野におけるX線やMRIによる撮影画像に対して上述した処理を適用しても良い。例えば、知見の豊富な医者が、X線やMRIでの撮影画像に対してコメントを付与する。コメントの内容としては、患部が鮮明に認識できるか、良性かそうではないか等が想定できる。また、実施形態2で説明したパターン認識部26を用いて、生命や失明など深刻な症状を引き起こす可能性が高い部位を重要領域として認識し、その結果に基づいて画像を評価しても良い。
経験の足りない担当医は、付与されたコメントに基づいて評価が高い画像(症状がよく認識できる画像)を参照し、それにより、効率的に診断を行なう。また、担当医と患者が同時にコメント付き画像を見ることで、口頭だけでなく、視覚に訴えた説明を行なうこともできる。この場合、患者に安心感を与えられるとともに、また、満足感も与えられる。
このような分野に適用した場合には、診断を行なう者は、知見ある者によりコメントが付与された画像を参照して診断を行なうことができる。そのため、医療現場における診断の効率性を向上させられる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU、GPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (12)

  1. 情報処理システムであって、
    画像内で選択された複数の異なる特定領域それぞれに対してコメントを付与する付与手段と、
    前記付与手段により付与されたコメントそれぞれに対する評価に基づいて、前記画像全体の評価を行う評価手段と
    前記付与手段により付与されたコメントの内容と該コメントの内容に対応した評価点とを画像に対応づけて記憶手段に記憶させる記憶処理手段を具備し、
    前記記憶処理手段は、
    前記コメントの内容と前記評価点とそのコメントが付与された前記特定領域を示す位置情報とを画像に対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記評価手段は、
    前記位置情報に基づいて各コメントの前記評価点を重み付けし、該重み付けした評価点を画像単位に合算した値を各画像の評価値として算出する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記付与手段は、
    更に画像全体に対してコメントを付与することを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記評価手段による前記全体の評価が所定の条件を満たす画像を選択する選択手段を更に具備することを特徴とする請求項1または2記載の情報処理システム。
  4. 前記コメントに対する評価は、
    前記コメントの内容に対応して予め決められている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の情報処理システム。
  5. 前記コメントに対する評価は、
    自然言語処理を利用して行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の情報処理システム。
  6. 前記評価手段は、
    前記コメントの付与に際してユーザにより自動評価が指示された場合、当該付与されるコメントの内容に基づいた評価値を算出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の情報処理システム。
  7. 前記画像に対してパターン認識を行なうことにより被写体の部位を認識する認識手段
    を更に具備し、
    前記評価手段は、
    前記認識手段による認識結果と前記位置情報とに基づいて前記コメントが付与された前記特定領域における被写体部位を特定し、該特定した部位に応じて前記各コメントの前記評価点を重み付けする
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の情報処理システム。
  8. 前記選択手段は、
    前記評価手段による前記全体の評価の高い画像から順番に所定数の画像を選択する
    ことを特徴とする請求項記載の情報処理システム。
  9. 前記選択手段は、
    前記評価手段による前記全体の評価が所定の値以上の画像を選択する
    ことを特徴とする請求項記載の情報処理システム。
  10. 情報処理装置であって、
    画像内で選択された複数の異なる特定領域それぞれに対してコメントを付与する付与手段と、
    前記付与手段により付与されたコメントそれぞれに対する評価に基づいて、前記画像全体の評価を行う評価手段と
    前記付与手段により付与されたコメントの内容と該コメントの内容に対応した評価点とを画像に対応づけて記憶手段に記憶させる記憶処理手段を具備し、
    前記記憶処理手段は、
    前記コメントの内容と前記評価点とそのコメントが付与された前記特定領域を示す位置情報とを画像に対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記評価手段は、
    前記位置情報に基づいて各コメントの前記評価点を重み付けし、該重み付けした評価点を画像単位に合算した値を各画像の評価値として算出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 情報処理システムの処理方法であって、
    付与手段が、画像内で選択された複数の異なる特定領域それぞれに対してコメントを付与する工程と、
    評価手段が、前記付与手段により付与されたコメントそれぞれに対する評価に基づいて、前記画像全体の評価を行う工程と
    記憶処理手段が、前記付与手段により付与されたコメントの内容と該コメントの内容に対応した評価点とを画像に対応づけて記憶手段に記憶させる工程を含み、
    前記記憶処理手段は、
    前記コメントの内容と前記評価点とそのコメントが付与された前記特定領域を示す位置情報とを画像に対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記評価手段は、
    前記位置情報に基づいて各コメントの前記評価点を重み付けし、該重み付けした評価点を画像単位に合算した値を各画像の評価値として算出する
    ことを特徴とする処理方法。
  12. コンピュータを、
    画像内で選択された複数の異なる特定領域それぞれに対してコメントを付与する付与手段、
    前記付与手段により付与されたコメントそれぞれに対する評価に基づいて、前記画像全体の評価を行う評価手段
    前記付与手段により付与されたコメントの内容と該コメントの内容に対応した評価点とを画像に対応づけて記憶手段に記憶させる記憶処理手段
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記記憶処理手段は、
    前記コメントの内容と前記評価点とそのコメントが付与された前記特定領域を示す位置情報とを画像に対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
    前記評価手段は、
    前記位置情報に基づいて各コメントの前記評価点を重み付けし、該重み付けした評価点を画像単位に合算した値を各画像の評価値として算出することを特徴とするプログラム。
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