JP5680247B1 - 無線基地局及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、接続要求の受け入れが拒否された場合、受け入れが許可されるまで待機した後で通話を開始していたが、通話開始までの待ち時間を短くする技術が望まれていた。【解決手段】第1周波数帯域を用いて形成された第1無線通信エリアをカバーする無線基地局であって、無線基地局の帯域保証通信における負荷を示すGBR負荷を取得するGBR負荷取得部と、GBR負荷が予め定められた第1閾値より高い場合に、無線基地局と音声呼接続を確立している移動局を、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を用いて形成された第2無線通信エリアにハンドオーバさせる処理を実行するハンドオーバ処理実行部とを備える無線基地局を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、無線基地局及びプログラムに関する。
移動局から呼接続要求を受信した場合に、その時点での移動局の接続数が最大値に達しているか否かによって受け入れの可否を判定する無線基地局が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2011−250263号公報
従来、呼接続要求の受け入れが拒否された場合、受け入れが許可されるまで待機した後で通話が開始されていたが、通話開始までの待ち時間を短縮する技術が望まれていた。
本発明の第1の態様によれば、第1周波数帯域を用いて形成された第1無線通信エリアをカバーする無線基地局であって、無線基地局の帯域保証通信における負荷を示すGBR負荷を取得するGBR負荷取得部と、GBR負荷が予め定められた第1閾値より高い場合に、無線基地局と音声呼接続を確立している移動局を、第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を用いて形成された第2無線通信エリアにハンドオーバさせる処理を実行するハンドオーバ処理実行部とを備える無線基地局が提供される。
上記無線基地局は、移動局から呼接続要求を受信する呼接続要求受信部をさらに備えてよく、ハンドオーバ処理実行部は、呼接続要求受信部が呼接続要求を受信したときに、GBR負荷が第1閾値より高い場合に、無線基地局と音声呼接続を確立している移動局を第2無線通信エリアにハンドオーバさせる処理を実行してよい。上記無線基地局は、呼接続要求受信部が呼接続要求を受信したときに、GBR負荷が第1閾値より低い場合に、移動局との音声呼接続を確立する呼接続確立処理を実行する呼接続確立処理実行部をさらに備えてよく、ハンドオーバ処理実行部は、呼接続要求受信部が呼接続要求を受信したときに、GBR負荷が第1閾値より高い場合に、呼接続要求を送信した移動局を、第2無線通信エリアにハンドオーバさせる処理を実行してよい。上記無線基地局において、ハンドオーバ処理実行部は、GBR負荷が第1閾値より高く、第1閾値より高い第2閾値より低い場合に、呼接続要求を送信した移動局を第2無線通信エリアにハンドオーバさせる処理を実行し、GBR負荷が第2閾値より高い場合に、無線基地局と音声呼接続を確立している移動局のうち、音声呼接続要求を送信した移動局以外の移動局を第2無線通信エリアにハンドオーバさせる処理を実行してよい。
上記無線基地局において、ハンドオーバ処理実行部は、GBR負荷が第2閾値より高い場合に、無線基地局と音声呼接続を確立している移動局のうち、無線基地局が発信する電波の受信強度が他の移動局に比べて低い移動局を第2無線通信エリアにハンドオーバさせる処理を実行してよい。上記無線基地局は、呼接続要求受信部が呼接続要求を受信したときに、GBR負荷が第2閾値より高いAdmission Control閾値よりも高い場合に、呼接続要求を拒否する要求拒否処理を実行する要求拒否処理実行部をさらに備えてよい。上記無線基地局において、第1無線通信エリアは、FDD−LTE方式に従った通信エリアであってよく、第2無線通信エリアは、FDD−LTE方式、TD−LTE方式及び3G方式のいずれかに従った通信エリアであってよい。
本発明の第2の態様によれば、コンピュータを、上記無線基地局として機能させるためのプログラムが提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
eNodeBの通信環境の一例を概略的に示す。 eNodeBの機能構成の一例を概略的に示す。 ATO閾値の一例を概略的に示す。 ATO閾値の他の一例を概略的に示す。 eNodeBによる処理の流れの一例を概略的に示す。 eNodeBによる処理の流れの他の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1はeNodeB100の通信環境の一例を概略的に示す。eNodeB100は、無線基地局の一例であってよい。eNodeB100は、FDD−LTE(Frequency Division Duplex Long Term Evolution)システム10に属する。FDD−LTEシステム10は、FDD−LTE方式に従った無線通信システムである。
eNodeB100は、FDD−LTEコアネットワーク12に接続される。FDD−LTEコアネットワーク12は、不図示のMME(Mobility Management Entity)及びゲートウェイ等を含む。
通信エリア102は、eNodeB100によって形成された通信エリアである。通信エリア102は、eNodeB100によって第1周波数帯域を用いて形成されてよい。通信エリア102は、第1無線通信エリアの一例であってよい。
eNodeB200は、FDD−LTEシステム10とは異なるFDD−LTEシステム20に属する。FDD−LTEシステム20は、FDD−LTE方式に従った無線通信システムである。eNodeB200は、FDD−LTEコアネットワーク22に接続される。FDD−LTEコアネットワーク22は、不図示のMME及びゲートウェイ等を含む。
通信エリア202は、eNodeB200によって形成された通信エリアである。通信エリア202は、eNodeB200によって、第1周波数帯域とは異なる周波数帯域を用いて形成されてよい。eNodeB200が用いる周波数帯域は第2周波数帯域の一例であってよく、通信エリア202は、第2無線通信エリアの一例であってよい。
BS(Base Station)300は、3Gシステム30に属する。3Gシステム30は、3G方式に従った無線通信システムである。3Gシステム30は、例えば、W−CDMA方式に従った無線通信システムであってよい。BS300は、RNC(Radio Network Controller)34を介して、3Gコアネットワーク32に接続される。3Gコアネットワーク32は、不図示のSGSN(Serving GPRS Support Node)及びゲートウェイ等を含む。
通信エリア302は、BS300によって形成された通信エリアである。通信エリア302は、BS300によって、第1周波数帯域とは異なる周波数帯域を用いて形成されてよい。BS300が用いる周波数帯域は第2周波数帯域の一例であってよく、通信エリア302は、第2無線通信エリアの一例であってよい。
eNodeB400は、TD−LTE(Time Division Long Term Evolution)システム40に属する。TD−LTEシステム40は、TD−LTE方式に従った無線通信システムである。eNodeB400は、TD−LTEコアネットワーク42に接続される。TD−LTEコアネットワーク42は、不図示のMME及びゲートウェイを含む。
通信エリア402は、eNodeB400によって形成された通信エリアである。通信エリア402は、eNodeB400によって、第1周波数帯域とは異なる周波数帯域を用いて形成されてよい。eNodeB400が用いる周波数帯域は第2周波数帯域の一例であってよく、通信エリア402は、第2無線通信エリアの一例であってよい。
図1に示すように、通信エリア102には、通信エリア202、通信エリア302及び通信エリア402等の他の通信エリアが重畳する。なお、図1は例示であり、通信エリア102に重畳する通信エリアの状況はこれに限らない。
移動局50は、FDD−LTEシステム10に接続可能な無線通信端末である。移動局50は、例えば、スマートフォン等の携帯電話及びタブレット端末等である。移動局50は、FDD−LTEシステム10以外の無線通信システムにも接続可能である。ここでは、移動局50が、FDD−LTEシステム20、3Gシステム30及びTD−LTEシステム40に接続可能な無線通信端末である場合を例に挙げて説明する。
eNodeB100は、移動局50から呼接続要求を受信したときに、eNodeB100の帯域保証通信における負荷を示すGBR(Guaranteed Bit Rate)負荷を取得する。eNodeB100は、取得したGBR負荷がAC(Admission Control)閾値を超えていた場合、受信した呼接続要求を拒否する呼接続要求拒否処理を実行する。呼接続要求拒否処理とは、例えば、呼接続要求を拒否する拒否信号を移動局50に送信することである。
また、eNodeB100は、取得したGBR負荷がAC閾値を超えていなかった場合、移動局50との音声呼接続を確立する呼接続確立処理を実行する。そして、本実施形態に係るeNodeB100は、取得したGBR負荷がAC閾値よりも低いATO(Admission Triggered Offload)閾値よりも高い場合に、eNodeB100と音声呼接続を確立している移動局50を、他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行する。ATO閾値は、第1閾値の一例であってよい。eNodeB100は、例えば、呼接続要求を送信した移動局50を他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行する。
ハンドオーバ処理とは、例えば、ハンドオーバ指示を移動局50に送信することであってよい。ハンドオーバ指示を受信した移動局50は、複数の通信エリアのそれぞれから受信する電波の受信強度を測定して、測定結果をeNodeB100に送信する。図1に示す例では、移動局50は、eNodeB200からの受信電波強度、BS300からの受信電波強度及びeNodeB400からの受信電波強度を測定して、測定結果をeNodeB100に送信する。
eNodeB100は、移動局50から受信した複数の受信電波強度のうち、最も強度が強い受信電波強度が予め定められた閾値を超えている場合に、当該受信電波強度に対応する通信エリアに移動局50をハンドオーバさせてよい。例えば、BS300からの受信電波強度が最も強度が強く、かつ、予め定められた閾値を超えている場合に、eNodeB100は、SRVCC(Single Radio Voice Call Continuity)機能を利用して、移動局50を通信エリア302にハンドオーバさせる。eNodeB100は、移動局50から受信した複数の受信電波強度のうち、最も強度が強い受信電波強度が予め定められた閾値を超えていない場合には、移動局50との音声呼接続を確立したままとしてよい。
上述したように、GBR負荷がAC閾値よりも低いATO閾値よりも高い場合に、音声呼接続を確立している移動局50を他の通信エリアにハンドオーバさせることによって、GBR負荷がAC閾値を超えてしまうことを防止できる。他の通信エリアからの受信電波強度が予め定められた閾値を超えていない移動局50については他の通信エリアにハンドオーバさせずに呼接続を確立するのでGBR負荷が高まってしまうが、閾値を超えている移動局50についてはハンドオーバさせていくことになるので、本実施形態に係るeNodeB100によれば、少なくとも、GBR負荷がAC閾値を超えてしまうタイミングを遅れさせることができる。
図2は、eNodeB100の機能構成の一例を概略的に示す。eNodeB100は、呼接続要求受信部110、GBR負荷取得部112、閾値比較部114、呼接続確立処理実行部116、要求拒否処理実行部118、ハンドオーバ処理実行部120及び移動局情報管理部122を備える。
呼接続要求受信部110は、移動局50から呼接続要求を受信する。
GBR負荷取得部112は、eNodeB100のGBR負荷を取得する。GBR負荷取得部112は、呼接続要求受信部110が呼接続要求を受信したときに、GBR負荷を取得してよい。
GBR負荷は、例えば、音声呼接続を確立している移動局50の数、eNodeB100のCPU使用率、無線リソースブロックの使用率及びPDCCH(Physical Downlink Control CHannel)のリソース使用率の少なくともいずれかであってよい。
閾値比較部114は、GBR負荷取得部112が取得したGBR負荷と閾値とを比較する。閾値比較部114は、音声呼接続を確立している移動局50の数及びeNodeB100のCPU使用率等、複数のGBR負荷と閾値とを比較して、複数のGBR負荷のうちいずれかが閾値よりも高い場合に、GBR負荷が閾値よりも高いと判定してよい。閾値比較部114は、複数のGBR負荷と閾値とを比較して、複数のGBR負荷の全てが閾値よりも低い場合に、GBR負荷が閾値よりも低いと判定してもよい。
閾値比較部114は、GBR負荷とAC閾値とを比較してよい。また、閾値比較部114は、GBR負荷とATO閾値とを比較してよい。またさらに、閾値比較部114は、GBR負荷と、AC閾値よりも低い第1ATO閾値とを比較してよい。また、閾値比較部114は、GBR負荷と、AC閾値よりも低く第1ATO閾値よりも高い第2ATO閾値とを比較してよい。第1ATO閾値は第1閾値の一例であってよく、第2ATO閾値は第2閾値の一例であってよい。
呼接続確立処理実行部116は、呼接続要求受信部110が受信した呼接続要求に対する呼接続確立処理を実行する。呼接続確立処理実行部116は、閾値比較部114がGBR負荷とAC閾値とを比較した結果、GBR負荷がAC閾値よりも低い場合に、呼接続確立処理を実行してよい。呼接続確立処理実行部116が呼接続確立処理を実行することにより、eNodeB100と移動局50との間で音声呼接続が確立する。
要求拒否処理実行部118は、呼接続要求受信部110が受信した呼接続要求に対する要求拒否処理を実行する。要求拒否処理実行部118は、閾値比較部114がGBR負荷とAC閾値とを比較した結果、GBR負荷がAC閾値よりも高い場合に、要求拒否処理を実行してよい。
ハンドオーバ処理実行部120は、ハンドオーバ処理を実行する。ハンドオーバ処理実行部120は、閾値比較部114がGBR負荷とATO閾値とを比較した結果、GBR負荷がATO閾値より高い場合に、eNodeB100と音声呼接続を確立している移動局50を、他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行してよい。例えば、ハンドオーバ処理実行部120は、呼接続要求を送信した移動局50を他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行する。
また、ハンドオーバ処理実行部120は、eNodeB100と音声呼接続を確立している複数の移動局50のうち、呼接続要求を送信した移動局50以外の移動局50を、他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行してもよい。例えば、ハンドオーバ処理実行部120は、複数の移動局50のうち、eNodeB100が送信する電波の受信強度が他の移動局50に比べて低い移動局50を、他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行する。これにより、eNodeB100が送信する電波の受信強度が他の移動局50に比べて弱く、他の移動局50よりも通信リソースを消費する移動局50を他の通信エリアにハンドオーバさせることができるので、eNodeB100のGBR負荷を効率的に低減させることができる。
ハンドオーバ処理実行部120は、移動局情報管理部122が管理する移動局情報を参照することによって、音声呼接続を確立している複数の移動局50のうち、eNodeB100が送信する電波の受信強度が他の移動局50に比べて弱い移動局50を特定してよい。移動局情報管理部122は、音声呼接続を確立している複数の移動局50のそれぞれから受信した、eNodeB100が送信する電波の受信強度を格納してよい。例えば、移動局管理部122は、音声呼接続を確立している複数の移動局50のそれぞれから定期的に受信した、eNodeB100が送信する電波の受信強度を、移動局50の識別情報に対応付けて格納する。
ハンドオーバ処理実行部120は、閾値比較部114がGBR負荷を第1ATO閾値及び第2ATO閾値と比較した結果に基づいてハンドオーバ処理を実行してもよい。ハンドオーバ処理実行部120は、例えば、GBR負荷が第1ATO閾値より高く、第2ATO閾値より低い場合に、呼接続要求を送信した移動局50を他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行する。また、ハンドオーバ処理実行部120は、GBR負荷が第2ATO閾値よりも高く、AC閾値よりも低い場合に、eNodeB100と音声呼接続を確立している複数の移動局50のうち、音声呼接続を送信した移動局50以外の移動局50を他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行してよい。例えば、ハンドオーバ処理実行部120は、複数の移動局50のうち、eNodeB100が送信する電波の受信強度が他の移動局50に比べて低い移動局50を、他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行する。
図3は、ATO閾値130の一例を概略的に示す。ATO閾値130は、AC閾値140よりも低い値である。AC閾値140は、eNodeB100において処理可能な最大のGBR負荷を示すセル最大容量150に対する割合で表される値であってよい。例えば、AC閾値140は、セル最大容量150の80%に相当する値である。AC閾値140のセル最大容量150に対する割合は、設定変更可能であってよい。
ATO閾値130は、セル最大容量150に対する割合で表されてよい。例えば、ATO閾値130は、セル最大容量150の60%に相当する値である。また、ATO閾値130は、AC閾値140に対する割合で表されてもよい。ATO閾値130の、セル最大容量150又はAC閾値140に対する割合は、設定変更可能であってよい。
図4は、第1ATO閾値132及び第2ATO閾値134の一例を概略的に示す。第1ATO閾値132及び第2ATO閾値134は、AC閾値140よりも低い値である。AC閾値140は、セル最大容量150に対する割合で表される値であってよい。例えば、AC閾値140は、セル最大容量150の80%に相当する値である。AC閾値140のセル最大容量150に対する割合は、設定変更可能であってよい。
第1ATO閾値132は、セル最大容量150に対する割合で表されてよい。例えば、第1ATO閾値132は、セル最大容量150の60%に相当する値である。また、第1ATO閾値132は、AC閾値140に対する割合で表されてもよい。第1ATO閾値132の、セル最大容量150又はAC閾値140に対する割合は、設定変更可能であってよい。
第2ATO閾値134は、第1ATO閾値132よりも高い値である。第2ATO閾値134は、セル最大容量150に対する割合で表されてよい。例えば、第2ATO閾値134は、セル最大容量150の70%に相当する値である。また、第2ATO閾値134は、AC閾値140に対する割合で表されてもよい。第2ATO閾値134の、セル最大容量150又はAC閾値140に対する割合は、設定変更可能であってよい。
図5は、eNodeB100による処理の流れの一例を概略的に示す。図5に示す処理は、呼接続要求を受信して、呼接続要求に対する処理を実行する処理の流れを説明する。図5に示す各処理は、eNodeB100が備える制御部が主体となって実行される。
ステップ502(ステップをSと省略して表記する場合がある。)では、呼接続要求受信部110が移動局50から呼接続要求を受信する。S504では、GBR負荷取得部112が、eNodeB100のGBR負荷を取得する。
S506では、閾値比較部114が、S504で取得したGBR負荷とAC閾値とを比較する。GBR負荷がAC閾値より高い場合、S514に進み、GBR負荷がAC閾値より高くない場合、S508に進む。
S508では、呼接続確立処理実行部116が、呼接続要求を送信した移動局50との音声呼接続を確立する呼接続確立処理を実行する。S510では、閾値比較部114が、S504で取得したGBR負荷とATO閾値とを比較する。GBR負荷がATO閾値より高い場合、S512に進む。S512では、ハンドオーバ処理実行部120が、呼接続要求を送信した移動局50を他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行する。GBR負荷がATO閾値より高くない場合、処理が終了する。
S514では、要求拒否処理実行部118が、S502で受信した呼接続要求を拒否する要求拒否処理を実行する。そして、処理が終了する。
図6は、eNodeB100による処理の流れの他の一例を概略的に示す。図6に示す処理は、呼接続要求を受信して、呼接続要求に対する処理を実行する処理の流れを説明する。図6に示す各処理は、eNodeB100が備える制御部が主体となって実行される。
S602では、呼接続要求受信部110が移動局50から呼接続要求を受信する。S604では、GBR負荷取得部112が、eNodeB100のGBR負荷を取得する。
S606では、閾値比較部114が、S604で取得したGBR負荷とAC閾値とを比較する。GBR負荷がAC閾値より高い場合、S620に進み、GBR負荷がAC閾値より高くない場合、S608に進む。
S608では、呼接続確立処理実行部116が、呼接続要求を送信した移動局50との音声呼接続を確立する呼接続確立処理を実行する。S610では、閾値比較部114が、S504で取得したGBR負荷と第1ATO閾値とを比較する。GBR負荷が第1ATO閾値より高い場合、S612に進み、GBR負荷が第1ATO閾値より高くない場合、処理が終了する。
S612では、閾値比較部114が、S604で取得したGBR負荷と第2ATO閾値とを比較する。GBR負荷が第2ATO閾値よりも高い場合、S616に進み、GBR負荷が第2ATO閾値よりも高くない場合、S614に進む。S614では、ハンドオーバ処理実行部120が、呼接続要求を送信した移動局50を他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行する。
S616では、ハンドオーバ処理実行部120が、移動局情報管理部122を参照して、eNodeB100と音声呼接続を確立している複数の移動局50のうち、eNodeB100が発信する電波の受信強度が他の移動局50に比べて低い移動局50を特定する。ハンドオーバ処理実行部120は、eNodeB100が発信する電波の受信強度が低い順に複数の移動局50を選択してよい。
S618では、ハンドオーバ処理実行部120が、S616で特定した移動局50を他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行する。ハンドオーバ処理実行部120は、S616で特定した移動局50を他の通信エリアにハンドオーバできなかった場合、当該移動局50の次に電波受信強度が低い移動局50を他の通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行してよい。S616で特定した移動局50を他の通信エリアにハンドオーバできない場合とは、例えば、移動局50が他の通信エリアからの電波を受信できていない場合及び他の通信エリアから受信する電波の受信強度が予め定められた閾値より低い場合等である。
S620では、要求拒否処理実行部118が、S602で受信した呼接続要求を拒否する要求拒否処理を実行する。そして、処理が終了する。
以上の説明において、eNodeB100の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよい。また、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、eNodeB100として機能してもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、eNodeB100の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。
コンピュータにインストールされ、コンピュータを本実施形態に係るeNodeB100として機能させるプログラムは、CPU等に働きかけて、コンピュータを、eNodeB100の各部としてそれぞれ機能させる。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータに読込まれることにより、ソフトウエアとeNodeB100のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。
以上の説明において、本実施形態に係る無線基地局の一例としてeNodeB100を挙げて説明したが、これに限らない。eNodeB200、BS300及びeNodeB400が本実施形態に係る無線基地局の一例であってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 FDD−LTEシステム、12 FDD−LTEコアネットワーク、20 FDD−LTEシステム、22 FDD−LTEコアネットワーク、30 3Gシステム、32 3Gコアネットワーク、34 RNC、40 TD−LTEシステム、42 TD−LTEコアネットワーク、50 移動局、100 eNodeB、102 通信エリア、110 呼接続要求受信部、112 GBR負荷取得部、114 閾値比較部、116 呼接続確立処理実行部、118 要求拒否処理実行部、120 ハンドオーバ処理実行部、122 移動局情報管理部、130 ATO閾値、132 第1ATO閾値、134 第2ATO閾値、140 AC閾値、150 セル最大容量、200 eNodeB、202 通信エリア、300 BS、302 通信エリア、400 eNodeB、402 通信エリア

Claims (5)

  1. 第1周波数帯域を用いて形成された第1無線通信エリアをカバーする無線基地局であって、
    前記無線基地局の帯域保証通信における負荷を示すGBR負荷を取得するGBR負荷取得部と、
    前記GBR負荷が予め定められた第1閾値より高い場合に、前記無線基地局と音声呼接続を確立している移動局のうち、前記無線基地局が発信する電波の受信強度が他の移動局に比べて低い移動局を、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域を用いて形成された第2無線通信エリアにハンドオーバさせる処理を実行するハンドオーバ処理実行部と
    を備える無線基地局。
  2. 前記無線基地局と音声接続を確立している複数の移動局のそれぞれから受信した、前記無線基地局が送信する電波の受信強度を格納する移動局情報管理部をさらに備え、
    前記ハンドオーバ処理実行部は、前記GBR負荷が前記第1閾値より高い場合に、前記移動局情報管理部に格納された受信強度が他の移動局に比べて低い移動局を、前記第2無線通信エリアにハンドオーバさせる処理を実行する、請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記ハンドオーバ処理実行部は、前記無線基地局が発信する電波の受信強度が他の移動局に比べて低い移動局を前記第2無線通信エリアにハンドオーバできなかった場合、当該移動局の次に電波受信強度が低い移動局を前記第2無線通信エリアにハンドオーバさせるハンドオーバ処理を実行する、請求項1又は2に記載の無線基地局。
  4. 前記無線基地局は、FDD−LTEシステムに属する無線基地局であって、
    前記ハンドオーバ処理実行部は、前記GBR負荷が前記第1閾値より高い場合に、前記無線基地局と音声呼接続を確立している移動局のうち、前記無線基地局が発信する電波の受信強度が他の移動局に比べて低い移動局を、SRVCC機能を利用して、3Gシステムに属する無線基地局によって形成された前記第2無線通信エリアにハンドオーバさせる処理を実行する、請求項1から3のいずれか一項に記載の無線基地局。
  5. コンピュータを、請求項1から4のいずれか一項に記載の無線基地局として機能させるためのプログラム。
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