JP5674686B2 - pH感受性グラフトコポリマー - Google Patents
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Description
(i)式P[A(x)B(y)C(z)](ジオール(A)、ジカルボン酸または酸無水物(B)およびペンダント不飽和基を含有するモノマー(C)を含み、(x)=37〜46モル%、(y)=49〜55モル%、(z)=5〜8モル%である)を有する主鎖と;
(ii)酸性モノマーのポリマー(D)であるグラフト(「w」は、「w」が22〜56%であるような、前記グラフトコポリマーの総重量の重量パーセントである)とを含む、
式1のグラフトコポリマー(P)を提供する。
(i)モノマー(C)、チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを2口丸底フラスコ内で10〜15分間撹拌するステップと;
(ii)不飽和ポリエステルまたは不飽和ポリ(エステル−エーテル)を得るために、ジオール(A)、ジカルボン酸または酸無水物(B)を添加して、温度を45分間にわたって160〜170℃に上昇させ、5〜7時間の終りに170mmHgの真空を印加して、反応を3〜5時間継続するステップと;
(iii)ステップ(ii)で得た不飽和ポリエステルまたは不飽和ポリ(エステル−エーテル)をクロロホルムに溶解させて、冷メタノール中で沈殿させるステップと;
(iv)不飽和ポリエステルまたは不飽和ポリ(エステル−エーテル)を得るために、濾過して、メタノールで洗浄し、20〜25時間乾燥するステップと;
(v)ステップ(iv)で得たままの不飽和ポリエステルまたは不飽和ポリ(エステル−エーテル)、酸性モノマーおよびアゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させ、続いて窒素でパージして、60〜70℃にて18〜22時間重合させるステップと;
(Vi)グラフトコポリマーを得るために、濃縮、沈殿および乾燥するステップと;
を含む。
(i)式P[A(x)B(y)C(z)]((A)ジオール、(B)ジカルボン酸または酸無水物および(C)ペンダント不飽和基(pendent unsaturation)を含有するモノマーを含み、(x)=37〜46モル%、(y)=49〜55モル%、(z)=5〜8モル%)を有する主鎖と;
(ii)「w」が22〜56%であるような前記pH感受性グラフトコポリマーの総重量の「w」重量パーセントを含む、酸性モノマーのポリマー(D)であるグラフト;
を含む、式1のpH感受性グラフトコポリマーを提供する。
i.モノマー(C)、チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを2口丸底フラスコ内で15分間撹拌するステップと;
ii.不飽和ポリエステルまたは不飽和ポリ(エステル−エーテル)を得るために、ジオール(A)、ジカルボン酸または酸無水物(B)を添加して、温度を45分間にわたって170℃に上昇させ、6時間の終りに170mmHgの真空を印加して、反応を4時間継続するステップと;
iii.ステップ(ii)で得たままの不飽和ポリエステルまたは不飽和ポリ(エステル−エーテル)をクロロホルムに溶解させ、冷メタノール中で沈殿させるステップと;
iv.不飽和ポリエステルまたは不飽和ポリ(エステル−エーテル)を得るために、濾過して、メタノールで洗浄し、24時間乾燥させるステップと;
v.ステップ(iv)で得たままの不飽和ポリエステルまたは不飽和ポリ(エステル−エーテル)酸性モノマーおよびアゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させ、続いて窒素でパージして、65℃にて20時間重合させるステップと;
vi.グラフトコポリマーを得るために、濃縮、沈殿および乾燥するステップと;
を含む方法によって調製される。
DS=[(Ws−Wd)]/Wd]×100
を使用して計算し、式中、WsおよびWdは、それぞれポリマーの膨潤重量および乾燥重量である。
本実施例は、下式
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルを1,4 BD、SAおよびFAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコに1,4 BD 10.900g(0.1209モル)、SA 11.712g(0.0991モル)、FA 2.527g(0.0217モル)、チタン(IV)ブトキシド0.025g(7.3481×10−05モル)およびヒドロキノン0.200g(1.8163×10−03モル)を投入した。フラスコの温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中の1,4 BD、SAおよびFAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、49:43:8(1,4 BD:SA:FA)および8486gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[1,4 BD−SA−FA]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20分間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率は24、26、27および30重量%であった。グラフトコポリマーの1H NMRスペクトルは、グラフト化反応の間に不飽和基が完全には利用されないことを示した。貯蔵時に遊離不飽和基が重合して、架橋ポリマー網目が生じた。架橋ポリマーは、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解しなかった。
本実施例は、下式
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルを1,4 BD、SAおよびIAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコに1,4 BD 8.660g(0.0960モル)、SA 9.078g(0.0768モル)、IA 2.500g(0.0192モル)、チタン(IV)ブトキシド0.020g(5.8785×10−05モル)およびヒドロキノン0.100g(9.0818×l0−04モル)を投入した。フラスコの温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中の1,4 BD、SAおよびIAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、49:45:6(1,4 BD:SA:IA)および5500gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[1,4 BD−SA−IA]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20分間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率は27、30、32および38重量%であった。グラフトコポリマーの1H NMRスペクトルは、グラフト化反応の間に不飽和基が完全には利用されないことを示した。貯蔵時に遊離不飽和基が重合して、架橋ポリマー網目が生じた。架橋ポリマーは、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解しなかった。
本実施例は、下式
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルを1,4 BD、SAおよびAGEの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにAGE 3.199g(0.0280モル)、ヒドロキノン0.200g(1.8163×10−03モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.025g(7.3481×10−05モル)を投入し、次に15分間撹拌した。これの1,4 BD 8.00g(0.0887モル)およびSA 13.793g(0.1168モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中の1,4 BD、SAおよびAGEのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、40:51:9(1,4 BD:SA:AGE)および4100gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[1,4 BD−SA−AGE]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20分間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率は13、13、14および15重量%であった。グラフトコポリマーの1H NMRスペクトルは、グラフト化反応の間に不飽和基が完全には利用されないことを示した。貯蔵時に遊離不飽和基が重合して、架橋ポリマー網目が生じた。架橋ポリマーは、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解しなかった。
本実施例は、下式
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルを1,4 BD、SAおよびTMPAEの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにTMPAE 7.023g(0.0403モル)、ヒドロキノン0.400g(3.6327×10−3モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.050g(1.4696×10−4モル)を投入して、次に15分間撹拌した。これに1,4 BD 16.550g(0.1836モル)およびSA 26.446g(0.2239モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中の1,4 BD、SAおよびTMPAEのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、41:51:8(1,4 BD:SA:TMPAE)および6708gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[1,4 BD−SA−TMPAE]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20分間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率は10、11、13および16重量%であった。グラフトコポリマーの1H NMRスペクトルは、グラフト化反応の間に不飽和基が完全には利用されないことを示した。貯蔵時に遊離不飽和基が重合して、架橋ポリマー網目が生じた。架橋ポリマーは、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解しなかった。
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルを1,2 ED、SAおよびGMAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにGMA 3.424g(0.0240モル)、ヒドロキノン0.160g(1.4530×10−03モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.020g(5.8768×10−05モル)を投入して、次に15分間撹拌した。これに1,2 ED 4.735g(0.0762モル)およびSA 11.851g(0.1003モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中の1,2 ED、SAおよびGMAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、42:53:5(1,2 ED:SA:GMA)および5851gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[1,2 ED−SA−GMA]、MMAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20分間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率ならびに0.1N HClおよびpH6.8リン酸緩衝溶液中でのその膨潤/溶解挙動を表1にまとめる。グラフトコポリマーは遊離不飽和基を含有せず、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解した。
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルを1,4 BD、SEBおよびTMPAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにTMPA 7.156g(0.0380モル)、ヒドロキノン30.500g(4.5409×10−03モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.050g(1.4692×10−04モル)を投入して、次に15分間撹拌した。これに1,4 BD 10.830g(0.1203モル)およびSEB 32.03g(0.1584モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中の1,4 BD、SEBおよびTMPAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、41:52:7(1,4 BD:SEB:TMPA)および19627gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[1,4 BD−SEB−TMPA]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20分間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率ならびに0.1N HClおよびpH6.8リン酸緩衝溶液中でのその膨潤/溶解挙動を表2にまとめる。グラフトコポリマーは遊離不飽和基を含有せず、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解した。
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルを1,6 HD、SAおよびGMAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにGMA 8.764g(0.0616モル)、ヒドロキノン0.500g(4.5409×10−03モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.050g(1.4692×10−04モル)を投入して、次に15分間撹拌した。これに1,6 HD 17.00g(0.1438モル)およびSA 24.269g(0.2055モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中の1,6 HD、SAおよびGMAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、37:55:8(1,6 HD:SA:GMA)および24027gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[1,6 HD−SA−GMA]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20時間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率ならびに0.1N HClおよびpH6.8リン酸緩衝溶液中でのその膨潤/溶解挙動を表3にまとめる。グラフトコポリマーは遊離不飽和基を含有せず、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解した。
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルを1,12 DD、AAおよびGMAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにGMA 0.647g(4.554×10−03モル)、ヒドロキノン0.030g(2.7245×10−04モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.005g(1.4692×10−05モル)を投入して、次に15分間撹拌した。これに1,12 DD 2.150g(0.0106モル)およびAA 2.218g(0.0151モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中の1,12 DD、AAおよびGMAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、43:50:7(1,12 DD:AA:GMA)および19410gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[1,12 DD−AA−GMA]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20時間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率ならびに0.1N HClおよびpH6.8リン酸緩衝溶液中でのその膨潤/溶解挙動を表4にまとめる。グラフトコポリマーは遊離不飽和基を含有せず、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解した。
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリ(エステル−エーテル)をDEG、DDAおよびTMPMAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにTMPMA 3.416g(0.0168モル)、ヒドロキノン0.180g(1.6347×10−03モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.030g(8.8152×10−05モル)を投入して、次に15分間撹拌した。これにDEG 7.170g(0.0675モル)およびDDA 19.441g(0.0844モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリ(エステル−エーテル)をクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリ(エステル−エーテル)中のDEG、DDAおよびTMPMAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリ(エステル−エーテル)の重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和(エステル−エーテル)のモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、42:52:6(DEG:DDA:TMPMA)および9520gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリ(エステル−エーテル)P[DEG−DDA−TMPMA]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20分間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリ(エステル−エーテル)のMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率ならびに0.1N HClおよびpH6.8リン酸緩衝溶液中でのその膨潤/溶解挙動を表5にまとめる。グラフトコポリマーは遊離不飽和基を含有せず、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解した。
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリ(エステル−エーテル)をTEG、SEBおよびGMAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにGMA 6.095g(0.0428モル)、ヒドロキノン0.500g(4,5409×10−03モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.050g(1.4692×10−04モル)を投入して、次に15分間撹拌した。これにTEG 15.020g(0.1モル)およびSEB 28.908g(0.1429モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリ(エステル−エーテル)をクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリ(エステル−エーテル)中のTEG、SEBおよびGMAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリ(エステル−エーテル)の重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和(エステル−エーテル)のモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、40:52:8(TEG:SEB:GMA)および11258gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリ(エステル−エーテル)P[TEG−SEB−GMA]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20分間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリ(エステル−エーテル)のMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率ならびに0.1N HClおよびpH6.8リン酸緩衝溶液中でのその膨潤/溶解挙動を表6にまとめる。グラフトコポリマーは遊離不飽和基を含有せず、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解した。
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリ(エステル−エーテル)をPEG(Mn〜400)、SAおよびGMAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにGMA 2.908g(0.0204モル)、ヒドロキノン0.180g(1.6347×10−03モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.030g(8.8152×10−05モル)を投入し、次に15分間撹拌した。これにPEG 19.100g(0.0477モル)およびSA 8.055g(0.0682モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリ(エステル−エーテル)をグラフト共重合に直接使用した。不飽和ポリ(エステル−エーテル)中のPEG、SAおよびGMAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリ(エステル−エーテル)の重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和(エステル−エーテル)のモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、43:49:8(PEG:SA:GMA)および8432gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリ(エステル−エーテル)P[PEG−SA−GMA]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20時間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリ(エステル−エーテル)のMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率ならびに0.1N HClおよびpH6.8リン酸緩衝溶液中でのその膨潤/溶解挙動を表7にまとめる。グラフトコポリマーは遊離不飽和基を含有せず、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解した。
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルを1,4 CD、PAおよびTMPMAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにTMPMA 2.407g(0.0119モル)、ヒドロキノン0.200g(1.8163×10−03モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.025g(5.8768×l0−05モル)を投入し、次に15分間撹拌した。これに1,4 CD 7.820g(0.0542モル)およびPA 9.795g(0.0661モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中の1,4 CD、PAおよびTMPMAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、46:49:5(1,4 CD:PA:TMPMA)および2652gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[1,4 CD−PA−TMPMA]、メタクリル酸および1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20時間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率ならびに0.1N HClおよびpH6.8リン酸緩衝溶液中でのその膨潤/溶解挙動を表8にまとめる。グラフトコポリマーは遊離不飽和基を含有せず、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解した。
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルを1,4 CD、AAおよびGMAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにGMA 6.869g(0.0483モル)、ヒドロキノン0.500g(4.5409×10−03モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.050g(1.4692×10−04モル)を投入して、次に15分間撹拌した。これに1,4 CD 17.920g(0.1242モル)およびAA 25.221g(0.1725モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中の1,4 CD、AAおよびGMAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、40:54:6(1,4 CD:AA:GMA)および10344gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[1,4 CD−AA−GMA]、AAcおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20時間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのAAcに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのAAcを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのAAc含有率ならびに0.1N HClおよびpH6.8リン酸緩衝溶液中でのその膨潤/溶解挙動を表9にまとめる。グラフトコポリマーは遊離不飽和基を含有せず、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解した。
チタン(IV)ブトキシドおよびヒドロキノンを使用して、不飽和ポリエステルBHET、DDAおよびGMAの溶融重縮合によって調製した。反応は、窒素含有袋および水冷凝縮器を装備した2口丸底フラスコ内で行った。フラスコにGMA 3.731g(0.0262モル)、ヒドロキノン0.500g(4.5409×10−03モル)およびチタン(IV)ブトキシド0.050g(1.4692×10−04モル)を投入して、次に15分間撹拌した。これにBHET 21.135g(0.0831モル)およびDDA 25.190g(0.1093モル)を添加して、温度を45分間にわたって170℃まで上昇させた。反応の6時間後、170mmHgの真空を印加して、反応をさらに4時間続けた。得られたポリエステルをクロロホルムに溶解して、冷メタノール中で沈殿させた。沈殿を濾過して、沈殿をメタノールで2回洗浄し、次に24時間空気乾燥させた。不飽和ポリエステル中のBHET、DDAおよびGMAのモル組成を、1H NMRスペクトルのピーク積分値によって決定した。不飽和ポリエステルの重量平均分子量を、Styragelカラムおよび溶離溶媒としてのテトラヒドロフランを1ml/分の速度で使用して、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した。ポリスチレンを標準として使用した。不飽和ポリエステルのモル組成およびその重量平均分子量はそれぞれ、41:52:7(BHET:DDA:GMA)および11784gmol−1であった。
グラフトコポリマーを溶液重合によって調製した。不飽和ポリエステルP[BHET−DDA−GMA]、MAAおよび1%重量/重量のフリーラジカル開始剤アゾビスイソブチロニトリルをジメチルホルムアミドに溶解させた。窒素によってパージした後に、重合を65℃にて20時間行った。ポリマー溶液を回転蒸発器によって濃縮した。ポリマーを冷水中で沈殿させて、真空下で室温にて乾燥させた。供給中の不飽和ポリエステルのMAAに対する重量比を変動させることによって、4つの異なるレベルのMAAを包含するように前記グラフトコポリマーを調製した。グラフトコポリマーのMAA含有率ならびに0.1N HClおよびpH6.8リン酸緩衝溶液中でのその膨潤/溶解挙動を表10にまとめる。グラフトコポリマーは遊離不飽和基を含有せず、普通の有機溶媒およびその混合物に溶解した。
・本発明のグラフトコポリマーは、pH依存性挙動を示す。
・本発明の溶媒溶解性pH感受性ポリマー(P)は、中性付近および中性を超えるpHでは膨潤およびまたは溶解して、酸性pHでは折畳み状態のままである。
・pH依存性グラフトコポリマー(P)は、医薬投薬形の保護コーティング材料として、および長期放出製剤の開発における賦形剤として有用である。
Claims (14)
- 前記主鎖が、ポリ(エステル−エーテル)またはポリエステルである、請求項1に記載の賦形剤組成物。
- 前記ジオールが、脂肪族ジオール、脂環式ジオールおよび芳香族ジオールから成る群より選択される、請求項1に記載の賦形剤組成物。
- 前記脂肪族ジオールが、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール(Mn〜200)、ポリエチレングリコール(Mn〜400)、ポリエチレングリコール(Mn〜1000)、ポリエチレングリコール(Mn〜2000)、1,2−エタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール,1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオールおよび1,12−ドデカンジオールから成る群より選択される、請求項3に記載の賦形剤組成物。
- 前記脂環式ジオールが、1,4−シクロヘキサンジメタノールである、請求項3に記載の賦形剤組成物。
- 前記芳香族ジオールが、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートである、請求項3に記載の賦形剤組成物。
- 前記ジカルボン酸が、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸およびドデカン2酸から成る群より選択される、請求項1に記載の賦形剤組成物。
- 前記酸無水物が、コハク酸無水物およびフタル酸無水物から選択される、請求項1に記載の賦形剤組成物。
- 前記エポキシモノマーが、グリシジルメタクリレートおよびグリシジルアクリレートから選択される、請求項1に記載の賦形剤組成物。
- 前記ジオールモノマーが、トリメチロールプロパンモノメタクリレートおよびトリメチロールプロパンモノアクリレートから選択される、請求項1に記載の賦形剤組成物。
- 前記酸性モノマーが、アクリル酸およびメタクリル酸から選択されるカルボン酸である、請求項1に記載の賦形剤組成物。
- 前記グラフトコポリマーが、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフランから選択される有機溶媒ならびにクロロホルム−メタノール,クロロホルム−エタノール、1,2−ジクロロメタン−メタノールおよび1,2−ジクロロメタン−エタノールから選択される有機溶媒の混合物に可溶である、請求項1に記載の賦形剤組成物。
- 前記pH感受性グラフトコポリマーが、4.7よりも高いpHにて膨潤または溶解する、請求項1に記載の賦形剤組成物。
- 前記pH感受性グラフトコポリマーが、4.7よりも高いpHにて膨潤および溶解する、請求項1に記載の賦形剤組成物。
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