JP5673430B2 - Varnish removing device and varnish removing method - Google Patents
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Description
この発明は、モータに使用されるステータの製造に際してステータコアに組み付けられたコイルの内周を拘束するリングに係り、そのリングに固着したワニス(エポキシ樹脂等)を除去するために使用されるワニス除去装置及びワニス除去方法に関する。 The present invention relates to a ring for restraining the inner periphery of a coil assembled to a stator core in the manufacture of a stator used in a motor, and varnish removal used to remove varnish (epoxy resin, etc.) fixed to the ring. The present invention relates to an apparatus and a varnish removing method.
従来、ステータの製造に際して、コイルなどをワニスを使用して固めることが行われている。その後、ワニスの不要部分を除去する作業は、手作業で行うことが下記の特許文献1に記載されている。 Conventionally, when a stator is manufactured, a coil or the like is hardened using a varnish. Thereafter, the operation of removing unnecessary portions of the varnish is described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2004-133830, which is performed manually.
ここで、ステータの製造に際して、例えば、図13に示すように、ステータコア71に組み付けられたコイル72につき、その内周の上部及び下部を拘束するために、上下2つのリング73が使用される。これらリング73は、コイル72に含浸させたワニスが固まった後に取り外される。そして、リング73に固着したワニスは、その後、へら等の工具を使用して手作業で削ぎ落とすことが一般に行われている。
Here, when manufacturing the stator, for example, as shown in FIG. 13, two upper and
ところが、上記したように工具を使用してリング73からワニスを削ぎ落とす手作業には、多大な工数や時間を要していた。また、手作業では、リング73の固定やワニスの削ぎ落としが安定しないことがあり、リング73の表面に傷を付けてしまうおそれがあった。更に、リング73にワニスの取り残しがあると、その取り残しのワニスが、次のステータ製造時にステータ製品に不純物として固着するおそれがあった。また、リング73の表面にできた傷にワニスが入り込むと、リング73がコイル72に固着してしまうことがある。このため、リング73をコイル72から取り外すときに、コイル72を破損させるおそれがあった。
However, as described above, the manual work of scraping off the varnish from the
ここで、リングに固着したワニスを、溶剤に浸漬して洗浄したり、ショットブラストで除去したり、高圧水で除去したりすることが考えられる。しかしながら、溶剤での洗浄では、溶剤を加熱保温することが必要となり、溶剤の管理等が煩雑となる。また、ショットブラストや高圧水による除去では、リングへの傷付き、設備の大型化、設備環境の管理等が必要となり、時間や環境管理等が煩雑となる。 Here, it is conceivable that the varnish fixed to the ring is washed by immersing it in a solvent, removed by shot blasting, or removed by high-pressure water. However, in cleaning with a solvent, it is necessary to heat and keep the solvent warm, and the management of the solvent becomes complicated. Also, removal by shot blasting or high-pressure water requires damage to the ring, enlargement of equipment, management of equipment environment, etc., and time and environmental management become complicated.
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、リングに固着したワニスを安定的に短時間で除去することを可能としたワニス除去装置及びワニス除去方法を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a varnish removing apparatus and a varnish removing method capable of stably removing a varnish fixed to a ring in a short time. is there.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ステータの製造に際して、ステータコアに組み付けられたコイルの内周を拘束するリングに固着したワニスを除去するワニス除去装置において、リングに固着したワニスを砕き割るためにリングに接触しながら回転する砕割用ローラと、砕割用ローラとリングを加圧接触させるためのローラ加圧手段とを備えたことを趣旨とする。 In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, there is provided a varnish removing device for removing a varnish fixed to a ring that restrains an inner periphery of a coil assembled to a stator core during manufacture of a stator. The purpose of the present invention is to provide a crushing roller that rotates while being in contact with the ring to crush the varnish, and a roller pressurizing means for bringing the crushing roller and the ring into pressure contact.
上記発明の構成によれば、ローラ加圧手段により砕割用ローラとリングを加圧接触させながらリングを回転させることにより、リングに固着したワニスが破砕用ローラにより砕き割られて落とされる。 According to the configuration of the invention, the varnish fixed to the ring is broken by the crushing roller and dropped by rotating the ring while the crushing roller and the ring are in pressure contact with the roller pressing means.
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、リングからワニスを掻き取るためのスクレーパと、スクレーパとリングを加圧接触させるためのスクレーパ加圧手段とを更に備えたことを趣旨とする。
In order to achieve the above object, the invention described in
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、スクレーパ加圧手段によりスクレーパと回転するリングを加圧接触させることにより、リングに固着したワニスがスクレーパにより掻き取られる。
According to the configuration of the invention described above, in addition to the action of the invention described in
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、砕割用ローラに沿ってリングを回転させるための駆動用ローラと、リングの回転を案内するための案内用ローラとを更に備えたことを趣旨とする。
In order to achieve the above object, the invention described in
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、駆動用ローラを動作させることにより、リングが案内用ローラによって案内されながら砕割用ローラに沿って回転する。
According to the configuration of the invention described above, in addition to the operation of the invention described in
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、砕割用ローラが案内用ローラを兼ねることを趣旨とする。
In order to achieve the above object, the invention described in claim 4 is that, in the invention described in
上記発明の構成によれば、請求項3に記載の発明の作用に加え、案内用ローラが省略される。
According to the structure of the said invention, in addition to the effect | action of the invention of
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、砕割用ローラの表面は平滑状をなすことを趣旨とする。 In order to achieve the above object, a fifth aspect of the present invention is the invention according to any one of the first to fourth aspects, wherein the surface of the crushing roller is smooth.
上記発明の構成によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の作用に加え、砕割用ローラがリングに加圧されることにより、平滑状の砕割用ローラの表面により固まったワニスが砕き割られる。
According to the configuration of the invention, in addition to the action of the invention according to any one of
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、砕割用ローラの表面はローレット状をなすことを趣旨とする。 In order to achieve the above object, a sixth aspect of the present invention is the invention according to any one of the first to fourth aspects, wherein the surface of the crushing roller is knurled.
上記発明の構成によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の作用に加え、砕割用ローラがリングに加圧されることにより、ローレット状の砕割用ローラの表面により固まったワニスが砕き割られる。
According to the configuration of the invention described above, in addition to the action of the invention according to any one of
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、スクレーパの材質は、リングの表面硬さよりも軟らかいことを趣旨とする。
In order to achieve the above object, the invention described in claim 7 is that, in the invention described in
上記発明の構成によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、リングに加圧されるスクレーパの材質が、リングの表面硬さよりも軟らかいことから、スクレーパによりリングが傷付き難い。
According to the configuration of the above invention, in addition to the action of the invention according to
上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、ステータの製造に際して、ステータコアに組み付けられたコイルの内周を拘束するリングに固着したワニスを除去するワニス除去方法において、リングに固着したワニスを砕き割るためにリングに接触しながら回転するローラと、ローラとリングを加圧接触させるためのローラ加圧ユニットと、を用いること、ローラ加圧ユニットにより、リングにローラを圧接させながらリングを回転させることにより、リングに固着したワニスをローラにより砕き割り除去することを趣旨とする。
In order to achieve the above object, the invention described in
上記発明の構成によれば、リングを回転させるだけでリングに圧接するローラにより、リングに固着したワニスが砕き割り除去される。 According to the configuration of the invention, the varnish fixed to the ring is crushed and removed by the roller that presses against the ring only by rotating the ring.
上記目的を達成するために、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、リングからワニスを掻き取るためのスクレーパと、スクレーパとリングを加圧接触させるためのスクレーパ加圧ユニットと、を用いること、更に、スクレーパ加圧ユニットにより、リングにスクレーパを圧接させることにより、回転するリングに固着したワニスを掻き取り除去することを趣旨とする。
To achieve the above object, the invention described in claim 9 is the invention described in
上記発明の構成によれば、請求項8に記載の発明の作用に加え、リングを回転させるだけでリングに圧接するスクレーパにより、リングに固着したワニスが掻き取り除去される。
According to the configuration of the invention described above, in addition to the action of the invention according to
請求項1に記載の発明によれば、リングに固着したワニスを安定的に短時間で除去することができる。
According to invention of
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、砕割用ローラの砕き割り機能との協働によりリングに固着したワニスを安定的により短時間で除去することができる。
According to the invention described in
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に対し、ワニスの除去作業を更に短縮することができる。
According to the invention described in
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、構成を簡略化することができる。
According to the invention described in claim 4, in addition to the effect of the invention described in
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の効果に加え、表面が平滑状をなすので、各砕割用ローラによりリングの回転をより円滑に案内することができる。
According to the invention described in claim 5, in addition to the effect of the invention described in any one of
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の効果に加え、表面がローレット状をなすので、各砕割用ローラによるワニスの砕き割り機能を高めることができる。
According to the invention described in
請求項7に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、リングを長持ちさせることができる。 According to the seventh aspect of the invention, in addition to the effect of the second aspect of the invention, the ring can be made long lasting.
請求項8に記載の発明によれば、リングに固着したワニスを安定的に短時間で除去することができる。
According to invention of
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明の効果に加え、砕割用ローラの砕き割り機能との協働によりリングに固着したワニスを安定的により短時間で除去することができる。
According to the invention described in claim 9, in addition to the effect of the invention described in
<第1実施形態>
以下、本発明におけるワニス除去装置及びワニス除去方法を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
<First Embodiment>
Hereinafter, a varnish removing apparatus and a varnish removing method according to a first embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
モータに使用されるステータの製造に際して、図13に示すように、ステータコア71に組み付けられたコイル72の内周を拘束するためにリング73が使用される。このリング73には、コイル72に含浸させたワニスが固着してしまうことがある。この実施形態のワニス除去装置は、このリング73に固着したワニスを除去するために使用される。
In manufacturing a stator used for a motor, as shown in FIG. 13, a
図1に、この実施形態の手動式のワニス除去装置1にリング73を水平に装着した状態を、同装置1の表側から見た斜視図により示す。図2に、同じくリング73を水平に装着した状態のワニス除去装置1を平面図により示す。図3に、同じくリング73を水平に装着した状態のワニス除去装置1を側面図により示す。図4に、同じくリング73を水平に装着した状態のワニス除去装置1を、同装置1の裏側から見た斜視図により示す。図5に、この実施形態のワニス除去装置1にリング73を垂直に装着した状態を、同装置1の表側から見た斜視図により示す。図6に、同じくリング73を垂直に装着した状態のワニス除去装置1を側面図により示す。
FIG. 1 is a perspective view of a state in which a
図7に、リング73の横断面を拡大断面図により示す。この実施形態のリング73は、断面略8角形状をなし、外周面73a及び内周面73bと、両側面73c,73dと、外周面73aの両脇にて傾斜する外周縁73eと、内周面73bの両脇にて傾斜する内周縁73fとを含む。リング73の外周面73a、内周面73b、外周縁73e及び内周縁73fそれぞれに固着したワニスを除去するには、図1〜4に示すように、ワニス除去装置1に対して、リング73を水平に装着する。これに対し、リング73の両側面73c,73dに固着したワニスを除去するには、図5,6に示すように、ワニス除去装置1に対して、リング73を垂直に装着することになる。
FIG. 7 shows an enlarged cross-sectional view of the cross section of the
図1〜6に示すように、このワニス除去装置1は、ベースユニット2と、ベースユニット2に対して移動可能に設けられた可動ユニット3とを備える。図1〜4に示すように、リング73を水平に装着した状態では、ベースユニット2がリング73の外側に配置され、可動ユニット3がリング73の内側に配置される。図4に示すように、ベースユニッ
ト2は、板状のベースフレーム11を含み、可動ユニット3は、板状の可動フレーム12を含む。ベースフレーム11と可動フレーム12は、それぞれ一側面が互いに突き合わされて配置され、ベースフレーム11の両側部に配置された一対の蝶ボルト13により締め付け可能に構成される。これら蝶ボルト13を締め付けることにより、両フレーム11,12の間が閉じられ、これら蝶ボルト13を緩めることにより、両フレーム11,12の間が開かれる。
As shown in FIGS. 1 to 6, the
図1〜6に示すように、ベースフレーム11の表側には、リング73の外周面73a又は側面73c,73dに接する第1のローラ14と、リング73の外周面73a又は側面73c,73dに接する第1のメインスクレーパ16と、第1のメインスクレーパ16とリング73を加圧接触させるための第1加圧部材21と、リング73の外周縁73e又は内周縁73fに接する第1のサブスクレーパ17と、第1のサブスクレーパ17とリング73を加圧接触させるための第2加圧部材22と、リング73の一部を上から押さえるためのリング押さえ26とが設けられる。リング押さえ26は、その上側に設けられる蝶ボルト27を緩めることで、ベースフレーム11に対してスライド可能となり、リング73に対して進退可能に設けられる。第1のローラ14は、ベースフレーム11にて支軸28により回転可能に設けられる。
As shown in FIGS. 1 to 6, on the front side of the
図1,3〜6に示すように、ベースフレーム11の裏側には、同フレーム11に対して垂直に固定されたハンドル29が設けられる。このハンドル29は、ワニス除去装置1を使用するとき、作業者が手で持つためのものである。
As shown in FIGS. 1, 3 to 6, a
図1〜6に示すように、可動フレーム12の表側には、リング73の内周面73b又は側面73c,73dに接する第2のローラ15と、リング73の内周面73b又は側面73c,73dに接する第2のメインスクレーパ18と、第2のメインスクレーパ18とリング73を加圧接触させるための第3加圧部材23と、リング73の外周縁73e又は内周縁73fに接する第2のサブスクレーパ19と、第2のサブスクレーパ19とリング73を加圧接触させるための第4加圧部材24とが設けられる。第2のローラ15は、可動フレーム12にて支軸30により回転可能に設けられる。
As shown in FIGS. 1 to 6, on the front side of the
上記した各スクレーパ16〜19は、リング73に加圧接触することで、リング73からワニスを掻き取るようになっている。また、第1〜第4の加圧部材21〜24は、内蔵するスプリング(図示略)により対応する各スクレーパ16〜19をリング73へ向けて押圧するように構成され、各スクレーパ16〜19とリング73を加圧接触させるようになっている。第1〜第4の加圧部材21〜24は、本発明のスクレーパ加圧手段に相当する。
Each of the
図1〜6に示すように、ベースフレーム11と可動フレーム12の繋ぎ目両側部には、リング73の外周面73a又は側面73c,73dに接してリング73の回転を案内する一対のリングガイド31,32が設けられる。
As shown in FIGS. 1 to 6, a pair of ring guides 31 that guide the rotation of the
図2に示すように、第1のローラ14と第2のメインスクレーパ18の先端は、互いに対向するように配置される。第1のサブスクレーパ17の先端と第2のサブスクレーパ19の先端は、互いに対向するように配置される。第2のローラ15と第1のメインスクレーパ16の先端は、互いに対向するように配置される。そして、図1〜4に示すように、ワニス除去装置1にリング73が水平に装着された状態では、第1のローラ14と第2のメインスクレーパ18との間、第1のサブスクレーパ17と第2のサブスクレーパ19との間、第2のローラ15と第1のメインスクレーパ16との間に、それぞれリング73の一部が配置されると共に、両リングガイド31,32がリング73の外周面73aを保持するようになっている。これに対し、図5,6に示すように、ワニス除去装置1にリング73が垂直に装着された状態では、第1のローラ14と第2のメインスクレーパ18との間、第1のサブスクレーパ17と第2のサブスクレーパ19との間、第2のローラ15と第1のメインスクレーパ16との間に、それぞれリング73の一部が配置されると共に、両リングガイド31,32がリング73の外周面73aを保持するようになっている。
As shown in FIG. 2, the tips of the
第1及び第2のローラ14,15の表面は、それぞれ平滑状をなしている。各ローラ14,15は、鉄等により形成される。各スクレーパ16〜19の材質は、リング73の表面硬さよりも軟らかいものとなっている。例えば、各スクレーパ16〜19は、焼き入れしていない鋼材等により形成される。
The surfaces of the first and
第1のローラ14は、リング73の外周面73a又は側面73c,73dに加圧接触することで、リングガイド31,32と共にリング73の回転を案内しながらリング73の外周面に固着したワニスを砕き割るようになっている。同様に、第2のローラ15は、リング73に内周面73b又は側面73c,73dに加圧接触することで、リングガイド31,32と共にリング73の回転を案内しながらリング73の内周面73b又は側面73c,73dに固着したワニスを砕き割るようになっている。これら第1及び第2のローラ14,15は、本発明の砕割用ローラに相当する。このようにワニス砕割用の各ローラ14,15は、リング73の回転を案内する案内用ローラを兼ねている。
The
ベースフレーム11に設けられた一対の蝶ボルト13を締め付けることにより、ベースフレーム11と可動フレーム12との間が閉じられる。このとき、第1のローラ14と第2のローラ15が、それぞれリング73の外周面73aと内周面73b又は両側面73c,73dに接触する。従って、両蝶ボルト13の締め付け程度を調整することで、各ローラ14,15とリング73を加圧接触させることができる。従って、両蝶ボルト13は、本発明のローラ加圧手段に相当する。
By tightening the pair of
以上説明したこの実施形態のワニス除去装置1によれば、次のように使用することができる。先ず、リング73の外周面73a、内周面73b、外周縁73e及び内周縁73fからワニスを除去するには、ワニス除去装置1にリング73を水平に装着する。そのために、ベースユニット2の両側部に設けられた一対の蝶ボルト13を緩めて、ベースユニット2と可動ユニット3との間を適度に開ける。これと共に、リング押さえ26の蝶ボルト27を緩めて、リング押さえ26をリング73の装着位置から後退させておく。
According to the
このようにワニス除去装置1を開いた状態で、同装置1に対してリング73を水平に配置する。すなわち、リングの一部が、第1のローラ14と第2のメインスクレーパ18との間、第1のサブスクレーパ17と第2のサブスクレーパ19との間、第2のローラ15と第1のメインスクレーパ16との間にそれぞれ入るように、リング73をワニス除去装置1に配置する。
With the
その後、ベースユニット2の一対の蝶ボルト13を締め付けることにより、ベースユニット2と可動ユニット3との間を閉じる。また、リング押さえ26をリング73へ向けてスライドさせ、その蝶ボルト27を締め付ける。これにより、図1〜4に示すように、リング73がワニス除去装置1に水平に装着される。この水平装着状態では、リング73の外周面73aが、第1のローラ14及び第1のメインスクレーパ16に接触し、リング73の外周縁73eが第1のサブスクレーパ17に接触する。リング73の内周面73bが、第2のローラ15及び第2のメインスクレーパ18に接触し、リング73の内周縁73fが第2のサブスクレーパ19に接触する。また、リング73の外周面73aが各リングガイド31,32に接して保持される。
Thereafter, the pair of
上記した水平装着状態において、作業者が一方の手でハンドル29を持ちながら、他方の手で装着されたリング73を数回ほど回転させる。このとき、リング73は両リングガイド31,32と、第1及び第2のローラ14,15により案内されながら回転する。そして、第1及び第2のローラ14,15と加圧接触しながらリング73が回転するので、リング73の外周面73a及び内周面73bに固着したワニスが各ローラ14,15により砕き割られて落とされる。これにより、リング73の外周面73a及び内周面73bからワニスを安定的に短時間で除去することができる。
In the horizontal mounting state described above, an operator rotates the
また、各加圧部材21〜24により各スクレーパ16〜19がリング73に加圧接触しながらリング73が回転するので、リング73の外周面73a、内周面73b、外周縁73e及び内周縁73fに固着したワニスが各スクレーパ16〜19により掻き取られる。これによっても、リング73の外周面73a、内周面73b、外周縁73e及び内周縁73fからワニスを安定的に短時間で除去することができる。この場合、スクレーパ16〜19によるワニスの掻き取り機能と、各ローラ14,15によるワニスの砕き割り機能とが協働することで、リング73の表面に固着したワニスをより効果的に除去することもできる。
Further, the
つまり、この実施形態では、ステータの製造に際して、ステータコア71に組み付けられたコイル72の内周を拘束するリング73に固着したワニスを除去するために、リング73に第1のローラ14及び第2のローラ15を圧接させながらリング73を回転させることにより、リング73に固着したワニスを各ローラ14,15により砕き割り除去するワニス除去方法を採用している。併せて、この実施形態では、リング73に各スクレーパ16〜19を圧接させることにより、回転するリング73に固着したワニスを掻き取り除去するワニス除去方法を採用している。
In other words, in this embodiment, when the stator is manufactured, the
その後、ベースユニット2に設けられた一対の蝶ボルト13を緩めてベースユニット2と可動ユニット3との間を開き、リング押さえ26の蝶ボルト27を緩めてリング押さえ26をリング73から後退させることにより、ワニスを除去したリング73をワニス除去装置1から取り外すことができる。
Thereafter, the pair of
次に、リング73の両側面73c,73dからワニスを除去するには、ワニス除去装置1にリング73を垂直に装着する。そのために、ワニス除去装置1が開いた状態で、リング73の一部が、第1のローラ14と第2のメインスクレーパ18との間、第1のサブスクレーパ17と第2のサブスクレーパ19との間、第2のローラ15と第1のメインスクレーパ16との間にそれぞれ入るように、リング73をワニス除去装置1に垂直に配置する。このとき、リング73の外周面73aが各リングガイド31,32に接して保持される。その後、ベースユニット2の一対の蝶ボルト13を締め付け、リング押さえ26をリング73へ向けてスライドさせて、その蝶ボルト27を締め付ける。これにより、図5,6に示すように、リング73がワニス除去装置1に垂直に装着される。この垂直装着状態では、リング73の一方の側面73cが、第1のローラ14及び第1のメインスクレーパ16に接触し、リング73の他方の側面73dが、第2のローラ15及び第2のメインスクレーパ18に接触し、リング73の外周縁73e及び内周縁73fが第1のサブスクレーパ17及び第2サブスクレーパ19に接触する。
Next, in order to remove the varnish from both side surfaces 73 c and 73 d of the
上記した垂直装着状態において、作業者が一方の手でハンドル29を持ちながら、他方の手で装着されたリング73を数回ほど回転させる。これにより、第1及び第2のローラ14,15と加圧接触しながらリング73が回転するので、リング73の両側面73c,73dに固着したワニスが各ローラ14,15により砕き割られて落とされる。これにより、リング73の両側面73c,73dからワニスを安定的に短時間で除去することができる。
In the vertically mounted state described above, the operator rotates the
また、各加圧部材21,23により各メインスクレーパ16,18がリング73の両側面73c,73dに加圧接触しながらリング73が回転するので、リング73の両側面73c,73dに固着したワニスが各メインスクレーパ16,18により掻き取られる。これによっても、リング73の両側面73c,73dからワニスを安定的に短時間で除去することができる。この場合も、スクレーパ16〜19によるワニスの掻き取り機能と、各ローラ14,15によるワニスの砕き割り機能とが協働することで、リング73の表面に固着したワニスをより効果的に除去することもできる。
Further, since the
その後、一対の蝶ボルト13を緩めてベースユニット2と可動ユニット3との間を開き、リング押さえ26の蝶ボルト27を緩めてリング押さえ26をリング73から後退させることにより、ワニスを除去したリング73をワニス除去装置1から取り外すことができる。
Thereafter, the pair of
上記したように、この実施形態のワニス除去装置1によれば、手動操作ではあるが、リング73を数回ほど回転させるだけで、リング73に固着したワニスを安定的に短時間できれいに除去することができる。これは、従来のヘラ等を使用したワニスの除去作業が5分〜10分程度の時間を要していたのに対し、本実施形態のワニス除去装置1を使用すれば、30秒〜60秒前後で作業を完了することができ、作業時間を大幅に短縮することができる。
As described above, according to the
この実施形態では、各ローラ14,15の表面が平滑状をなすことから、各ローラ14,15によりリング73の回転をより円滑に案内することができる。
In this embodiment, since the surfaces of the
この実施形態では、第1及び第2のローラ14,15がリング73の回転を案内する案内用ローラを兼ねることから、案内用ローラが省略される。この意味で、ワニス除去装置1の構成を簡略化することができる。
In this embodiment, since the first and
この実施形態では、リング73に加圧接触する各スクレーパ16〜19の材質が、リング73の表面硬さよりも軟らかいことから、各スクレーパ16〜19によりリング73が傷付き難い。このため、リング73を長持ちさせることができる。
In this embodiment, since the material of each scraper 16-19 which press-contacts to the
<第2実施形態>
次に、本発明におけるワニス除去装置を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
Second Embodiment
Next, a second embodiment in which the varnish removing device according to the present invention is embodied will be described in detail with reference to the drawings.
図8に、この実施形態の自動式のワニス除去装置6を平面図により示す。この実施形態のワニス除去装置6は、第1実施形態の手動式のワニス除去装置1につき、リング73を自動で回転させることができるように改良したものである。従って、この実施形態では、第1実施形態と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
FIG. 8 is a plan view showing the automatic
すなわち、この実施形態における自動式のワニス除去装置6は、機台36の上に上記したワニス除去装置1が設置される。図8では、このワニス除去装置6に対し、リング73を水平に装着した状態を示す。機台36の上には、水平に装着されたリング73に対応して、リング73の回転を案内するためにリング73外周面73aに接する2つの案内用ローラ37,38が設けられる。また、機台36の上には、水平に装着されたリング73に対応して、リング73を回転させるために、リング73の外周面73a及び内周面73bに接する複数の駆動用ローラ39〜42が設けられる。すなわち、リング73を挟んで対向する一組の駆動用ローラ39,41と、同じくリング73を挟んで対向する別の一組の駆動用ローラ41,42が設けられる。例えば、一方の組の駆動用ローラ39,40は、例えば、モータにより互いに逆方向へ回転することにより、間に挟んだリング73を第1及び第2のローラ14,15、各案内用ローラ37,38に沿って一方向へ回転させるようになっている。別の一組の駆動用ローラ41,42につても同様である。
That is, in the automatic
従って、この実施形態のワニス除去装置6によれば、リング73を水平に装着した状態で、例えば、モータにより駆動用ローラ39〜42を動作させることにより、リング73が案内用ローラ37,38によって案内されながら第1及び第2のローラ14,15に沿って自動的に回転することになる。このため、作業者が手で回すことなく、リング73を自動で速やかに安定的に回転させることができ、リング73に固着したワニスを安定的に短時間で除去することができる。この場合、リング73を自動回転させることから、ワニスの除去作業を更に短縮することができる。その他の作用効果は、第1実施形態のそれと基本的に同じである。
Therefore, according to the
<第3実施形態>
次に、本発明におけるワニス除去装置を具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
<Third Embodiment>
Next, a third embodiment of the varnish removing apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図9に、この実施形態の手動式のワニス除去装置8を斜視図により示す。図10に、同じくワニス除去装置8を平面図により示す。この実施形態のワニス除去装置8は、第1実施形態の手動式のワニス除去装置1とは異なり、一度の除去作業で、リング73の外周面73a、内周面73b及び両側面73c,73dに固着したワニスを除去することができるように構成される。なお、この実施形態では、便宜上、リング73が外周縁73e及び内周縁73fを有しないものとして説明する。図9,10に示すように、このワニス除去装置8は、機台51と、機台51の右側に設けられたブラケット52とを備える。機台51の上には、リング73を支持するための支持板53が斜めに設けられる。
FIG. 9 is a perspective view of the manual
支持板53の中央部には、2つのスクレーパユニット54,55が設けられる。図11に、2つのスクレーパユニット54,55と、それに装着されたリング73を斜視図により示す。各スクレーパユニット54,55は、リング73の異なる2つの部位を挟むように設けられる。各スクレーパユニット54,55は、それぞれ複数のスクレーパ61,62,63,64,65,66と、それらスクレーパ61〜66の先端を、リング73へ向けて加圧接触させるための複数の加圧部材67,68とを含む。各スクレーパユニット54,55の各スクレーパ61〜66は、機能的には、リング73の外周面73a、内周面73b及び両側面73c,73dのそれぞれに対して別々に接触するように構成される。
Two
図9,10に示すように、装着されたリング73の内側に対応して、支持板53には複数のローラ69が設けられる。各ローラ69は、リング73の内周面73bに接触するようになっている。また、支持板53の左側部には、一対のリングガイド70が設けられる。これとは反対側、すなわち、支持板53の右側には、駆動用ローラ56が設けられる。この駆動用ローラ56は、機台51の右側に設けられたブラケット52に取り付けられる。駆動用ローラ56は、支軸56aを中心に回転可能に設けられ、その外周面がリング73の外周面73aに接触可能に設けられる。駆動用ローラ56には、ハンドル56bが設けられる。このハンドル56bを作業者が操作して駆動用ローラ56を回転させることにより、支持板53上に装着されたリング73を回転させることができる。ブラケット52には、駆動用ローラ56を、リング73へ向けて進退させるための移動機構57が設けられる。この移動機構57は、作業者が第1の操作レバー58をスライド操作することにより作動するように構成される。
As shown in FIGS. 9 and 10, the
また、機台51の内部には、上記したスクレーパユニット54,55及びリングガイド70を作動させるための駆動機構(図示略)が設けられる。また、機台51の左側後部には、この駆動機構を操作するための第2の操作レバー59が設けられる。作業者がこの第2の操作レバー59を回動操作することにより、各スクレーパユニット54,55の各スクレーパ61〜66及びリングガイド70を作動させることができるように構成される。すなわち、支持板53の上にリング73を装着するために、各スクレーパ61〜66を開いたり、閉じたりすると共に、両リングガイド70を、リング73に対して後退させたり、前進させたりすることができるように構成される。この実施形態で、両リングガイド70は、砕割用ローラとしての各ローラ69とリング73を加圧接触させるためのローラ加圧手段に相当する。また、各ローラ69は、案内用ローラにも相当する。
In addition, a drive mechanism (not shown) for operating the
従って、図9,10に示すように、支持板53の上にリング73を装着した状態において、作業者がハンドル56bを操作して駆動用ローラ56を回転させることにより、リング73が両リングガイド70と各ローラ69に案内されながら回転する。そして、各ローラ69に加圧接触しながらリング73が回転するので、リング73の内周面73bに固着したワニスが各ローラ69により砕き割られて落とされる。この結果、リング73の内周面73bに固着したワニスを安定的に短時間で除去することができる。
Therefore, as shown in FIGS. 9 and 10, when the
また、各スクレーパユニット54,55では、加圧部材67,68により各スクレーパ61〜66がリング73の外周面73a、内周面73b及び両側面73c,73dに加圧接触しながらリング73が回転するので、リング73の外周面73a、内周面73b及び両側面73c,73dに固着したワニスが各スクレーパ61〜66により掻き取られる。このため、リング73の外周面73a、内周面73b及び両側面73c,73dに固着したワニスを安定的に短時間で除去することができる。この場合も、スクレーパ61〜66によるワニスの掻き取り機能と、各ローラ69によるワニスの砕き割り機能とが協働することで、リング73の表面に固着したワニスをより効果的に除去することもできる。
Further, in each
その後、ワニスを除去したリング73を支持板53から取り外すには、第1の操作レバー58をスライド操作して駆動用ローラ56をリング73から引き離す。また、第2の操作レバー59を回動操作して、リングガイド70をリング73から引き離すと共に、各スクレーパユニット54,55を開ければよい。
Thereafter, in order to remove the
この実施形態のワニス除去装置8によれば、一度の除去作業において、駆動用ローラ56によりリング73を数回ほど回転させるだけで、リング73の表面に付着したワニスを安定的に短時間で除去することができる。このため、第1及び第2の実施形態におけるワニス除去装置1,6と比べて、ワニスの除去作業に要する時間を更に短縮することができる。
According to the
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することができる。 Note that the present invention is not limited to the above-described embodiments, and a part of the configuration can be changed as appropriate without departing from the spirit of the invention.
例えば、前記各実施形態では、第1及び第2のローラ14,15,69、並びに各ローラ14,15の表面を平滑状にしたが、図12に示すように、ローラ14(15)の表面をローレット状、すなわちメッシュ状の溝20に形成してもよい。この場合、各ローラ14(15)によるワニスの砕き割り機能を、ローレット状の表面によって高めることができる。
For example, in the above-described embodiments, the surfaces of the first and
この発明は、モータに使用されるステータの製造に際して、ステータコアに組み付けられたコイルの内周を拘束するリングの維持管理に利用することができる。 The present invention can be used for the maintenance of a ring that restrains the inner periphery of a coil assembled to a stator core when a stator used in a motor is manufactured.
1 ワニス除去装置
6 ワニス除去装置
8 ワニス除去装置
13 蝶ボルト(ローラ加圧手段)
14 第1のローラ(砕割用ローラ)
15 第2のローラ(砕割用ローラ)
16 第1のメインスクレーパ
17 第1のサブスクレーパ
18 第2のメインスクレーパ
19 第2のサブスクレーパ
20 溝
21 第1加圧部材(スクレーパ加圧手段)
22 第2加圧部材(スクレーパ加圧手段)
23 第3加圧部材(スクレーパ加圧手段)
24 第4加圧部材(スクレーパ加圧手段)
37 案内用ローラ
38 案内用ローラ
39 駆動用ローラ
40 駆動用ローラ
41 駆動用ローラ
42 駆動用ローラ
56 駆動用ローラ
61 スクレーパ
62 スクレーパ
63 スクレーパ
64 スクレーパ
65 スクレーパ
66 スクレーパ
67 加圧部材(スクレーパ加圧手段)
68 加圧部材(スクレーパ加圧手段)
69 ローラ(砕割用ローラ、案内用ローラ)
70 リングガイド(ローラ加圧手段)
71 ステータコア
72 コイル
73 リング
DESCRIPTION OF
14 First roller (rolling roller)
15 2nd roller (rolling roller)
16 First
22 Second pressurizing member (scraper pressurizing means)
23 Third pressurizing member (scraper pressurizing means)
24 4th pressurizing member (scraper pressurizing means)
37
68 Pressurizing member (scraper pressurizing means)
69 rollers (rolling roller, guide roller)
70 Ring guide (roller pressure means)
71
Claims (9)
前記リングに固着したワニスを砕き割るために前記リングに接触しながら回転する砕割用ローラと、
前記砕割用ローラと前記リングを加圧接触させるためのローラ加圧手段と
を備えたことを特徴とするワニス除去装置。 In the manufacture of the stator, in the varnish removing device for removing the varnish fixed to the ring that restrains the inner periphery of the coil assembled to the stator core,
A crushing roller that rotates while in contact with the ring to crush the varnish fixed to the ring;
A varnish removing apparatus, comprising: a roller pressing means for pressing and contacting the crushing roller and the ring.
前記スクレーパと前記リングを加圧接触させるためのスクレーパ加圧手段と
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のワニス除去装置。 A scraper for scraping the varnish from the ring;
The varnish removing apparatus according to claim 1, further comprising a scraper pressurizing unit for bringing the scraper and the ring into pressure contact with each other.
前記リングの回転を案内するための案内用ローラと
を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のワニス除去装置。 A driving roller for rotating the ring along the breaking roller;
The varnish removing device according to claim 1, further comprising a guide roller for guiding the rotation of the ring.
前記リングに固着した前記ワニスを砕き割るために前記リングに接触しながら回転するローラと、
前記ローラと前記リングを加圧接触させるためのローラ加圧ユニットと、を用いること、
前記ローラ加圧ユニットにより、前記リングを前記ローラに圧接させながら前記リングを回転させることにより、前記リングに固着した前記ワニスを前記ローラにより砕き割り除去することを特徴とするワニス除去方法。 In the production of the stator, in the varnish removing method for removing the varnish fixed to the ring that restrains the inner periphery of the coil assembled to the stator core,
A roller that rotates while contacting the ring to break the varnish fixed to the ring;
Using a roller pressing unit for pressing and contacting the roller and the ring;
Wherein the roller pressing unit, by rotating the ring while pressing the ring to the roller, varnish removing method, characterized in that the varnish which is fixed to the ring to crushed breaking removed by the roller.
前記スクレーパと前記リングを加圧接触させるためのスクレーパ加圧ユニットと、を用いること、
更に、前記スクレーパ加圧ユニットにより、前記リングを前記スクレーパに圧接させることにより、回転する前記リングに固着した前記ワニスを掻き取り除去することを特徴とする請求項8に記載のワニスの除去方法。 A scraper for scraping the varnish from the ring;
Using a scraper pressurizing unit for pressurizing and contacting the scraper and the ring;
Furthermore, the said varnish adhering to the said ring to rotate is scraped off and removed by making the said ring press-contact with the said scraper by the said scraper pressurization unit, The removal method of the varnish of Claim 8 characterized by the above-mentioned.
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