JP5669292B2 - 圧延の板厚制御方法 - Google Patents

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本発明は、払出リールから払出されて圧延ロールで圧延され、巻取リールで巻取られる鋼帯の圧延実績板厚を測定し、板厚が圧延目標板厚になるようにロール圧下量を制御する圧延の板厚制御方法に関する。
鋼帯を圧延して得られる圧延材の板厚については、目標板厚に対する精度とともに、幅方向および圧延方向にばらつきの少ない均一性が求められる。従来、鋼帯の圧延では、圧延材の板厚、特に圧延方向の板厚が均一になるように自動板厚制御が行われている。
図5は、従来の鋼帯の圧延に用いられる圧延装置1の概略構成を示す。図5では、圧延方向を可逆的に変化させて圧延することができるレバース式の圧延装置1を例示する。ここでは、紙面に向って右から左へ鋼帯2を搬送して圧延する場合について説明する。圧延装置1は、払出リール3、デフレクターロール4、板厚測定器5、圧延ロール6、ロール圧下機構7、板厚測定器8、デフレクターロール9、巻取リール10、制御部11を含み、左右対称に構成される。したがって、圧延方向が変わると巻取リール10と払出リール3とが逆になり、また板厚測定器5,8も入側と出側とで逆になる。
鋼帯2は、払出リール3から払出されて圧延ロール6で圧延され、巻取リール10で巻取られる。このように圧延される鋼帯の圧延材の板厚均一性に影響を及ぼす要因には、圧延される素材が元々有する板厚変動があり、また圧延装置1のロールの摩擦係数変化および熱膨張などがある。
素材が元々有する板厚変動に対しては、入側の板厚測定器5で圧延前の板厚を測定して制御部11へ入力し、制御部11が測定板厚と圧延目標板厚との板厚差を求め、該板厚差に応じたロール圧下量になるようにロール圧下機構7の動作を制御するフィードフォワード制御が行われている。また圧延装置1のロールの摩擦係数変化およびロール熱膨張などの長周期で生ずる板厚変動の要因に対しては、出側の板厚測定器8で測定した圧延実績板厚を制御部11へ入力し、制御部11が測定される圧延実績板厚を連続して平均し、圧延目標板厚との板厚偏差の積分値に基づいてロール圧下機構7の動作を制御するフィードバック制御が行われている。
板厚変動要因に対して上記のような対応をしたとしても、板厚が比較的厚い鋼帯の圧延では、短い周期で板厚変動が生ずることがある。そのような板厚変動は、巻取リール10に巻取られる鋼帯2の巻形状、または鋼帯2が払い出される場合の払出リール3に巻かれている鋼帯2の巻形状が変形する場合に発生する。
図6は、巻取リール10に鋼帯2が巻取られている状態を示す。比較的板厚が厚い鋼帯2では、巻取リール10の外周面に開口部を有するように形成される溝12に、鋼帯2の先端2aを挿入し、巻取リール10を回転させて鋼帯2を折曲げるようにして巻取る。このような巻取り方をグリップ巻きと呼ぶ。板厚が厚く、鋼帯2の剛性が大きい場合、巻始め部分の鋼帯2は、巻取リール10の外周に沿うことなく、巻取リールの半径よりも小さい曲率半径で湾曲し、巻取リール10の外周から突出した状態で巻取られ、ある程度の長さが巻取られた後、外周に沿うように巻取られる。この鋼帯2が湾曲して突出する部分を盛上り部2bと呼ぶことにする。したがって、リール軸に対して垂直な断面で見ると、鋼帯2の巻取形状は真円ではなく盛上り部2bを有する卵型になる。このように盛上り部2bを有する卵型になった場合、盛上り部2bで見掛けの巻取半径が大きくなり、段落0023で後述するように、圧延張力が大きくなって、板厚が薄くなる板厚変動が生ずる。
鋼帯の巻取形状が卵型になる場合の板厚変動の原因が圧延張力の変動にあることから、圧延材の送り量と圧延条件とに基づいて巻取形状の変形位置を算出し、変形により生ずる張力変動を打消すように、巻取リール用モーターの回転トルクを制御することが提案されている(特許文献1参照)。
特開平5−31515号公報
巻取形状が卵型になる鋼帯の圧延で発生する板厚変動は、たとえば、圧延速度が500mpmである場合、0.2〜0.7秒という極めて短い周期で発生する。特許文献1に開示される技術のように、巻取リール用モーターの回転トルクを短い周期で制御しようとしても、巻取リールに巻取られる鋼帯いわゆるコイルの重量が重くて慣性力が大きいので、制御に追随させることが難しいという問題がある。また、短い周期で生ずる板厚変動に対しては、前述の長周期の板厚変動に対するフィードバック制御では対応することができないという問題がある。
本発明の目的は、鋼帯の巻き形状の変形に起因するような短い周期の板厚変動を抑制することができる圧延の板厚制御方法を提供することである。
本発明は、圧延機で鋼帯を圧延する際に行う圧延の板厚制御方法において、
巻取リールまたは払出リールの巻き形状が変形することによって生じる鋼帯の板厚変動の発生位置を、圧延開始後、巻取リールまたは払出リールの回転数が基準値に達するまで、出側板厚の偏差を測定して記憶し、回転数が基準値以上になると、出側板厚を記憶した実績に基づいて予測し、
予測した位置での板厚偏差を零に近づけるように圧下制御を行うことを特徴とする圧延の板厚制御方法である。
また本発明では、前記巻取リールまたは前記払出リールの巻き形状が変形することによって生じる板厚変動に対し、
巻取リールおよび払出リールの少なくともいずれかを円周方向に間隔を開けて複数に区分し、
回転するリールの区分位置が予め定める位置に到達するタイミングを検出し、
検出されるタイミングに同期させてリールの区分位置に対応する圧延実績板厚を測定し、
圧延目標板厚と圧延実績板厚との差として板厚偏差を求め、
予め定める回数以上、同様な板厚偏差が連続して発生する区分位置を、前記圧下制御を行う位置と予測することを特徴とする。
本発明によれば、巻取リールまたは払出リールの巻き形状が変形することによって生じる短い周期の鋼帯の板厚変動の発生位置を、圧延開始後、巻取リールまたは払出リールの回転数が基準値に達するまで、出側板厚の偏差を測定して記憶し、回転数が基準値以上になると、出側板厚を記憶した実績に基づいて予測することができる。予測した位置での板厚偏差を零に近づけるように圧下制御を行うので、鋼帯の巻き形状の変形に起因する短い周期の板厚変動を抑制することができる。
また本発明によれば、リールが一回転する短い周期内で、リール円周上の複数に区分される区分位置に対応する板厚偏差を求め、予め定める回数以上、同様な板厚偏差が発生する位置を制御を行う位置と予測する。このことで、鋼帯の巻き形状の変形が原因で生ずる短い周期の板厚変動が抑制された鋼帯の圧延を実現することができる。
図1は、本発明の圧延の板厚制御方法の実施に用いられる圧延装置20の概略構造を示す図である。 図2は、巻取リール10側に設けられる回転位置検出器22を例示する斜視図である。 図3は、巻取リール10の区分位置と板厚偏差との関係を示す図である。 図4は、本発明の板厚制御方法による概略的な制御手順を示すフローチャートである。 図5は、従来の鋼帯の圧延に用いられる圧延装置1の概略構成を示す図である。 図6は、巻取リールに鋼帯が巻取られている状態を示す断面図である。
図1は、本発明の圧延の板厚制御方法の実施に用いられる圧延装置20の概略構成を示す。本発明の圧延の板厚制御方法を説明する前に、その実施に用いられる圧延装置20について説明する。圧延装置20は、前述の圧延装置1に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を簡略化または省略する。圧延装置20は、以下の特徴を備える。払出リール3および巻取リール10は、円周方向に間隔をあけて複数に区分され、区分されることによって定まる区分位置A〜Fを有する。ここでは、払出および巻取リール3,10の円周方向に60度間隔で6等分される位置に区分位置A〜Fを設ける。
また圧延装置20は、払出および巻取リール3,10の回転位置をそれぞれ求める回転位置検出器21,22を備える。回転位置検出器21,22には、公知の検出器を設けることができる。図2は、巻取リール10側に設けられる回転位置検出器22を例示する。回転位置検出器22は、たとえば巻取リール10と同軸に接続される反射板23と、光検知器24とを含む。反射板23は、円板の外周の一部に切欠き25が形成される。光検知器24は、出射した光26が反射されて戻る光の有無を検知し、on−off信号とする。巻取リール10外の予め定める基準位置に固定される光検出器24から出射される光26が反射板23で反射されている間がon信号として検知される。反射板23が矢符27方向に回転して切欠き25が出射光26の位置に到達すると、出射光26が切欠き25を透過し反射されないのでoff信号として検知される。巻取リールの区分位置A〜Fにそれぞれ対応する切欠きを反射板23に形成することで、各区分位置が光検知器24の設けられる基準位置に到達するタイミングを検出することができる。
圧延の板厚制御方法は、回転位置検出器22で各区分位置A〜Fが予め定める基準位置に到達するタイミングを検出し、該タイミングに同期させて区分位置それぞれに対応する圧延実績板厚を測定する。圧延目標板厚と圧延実績板厚との差として板厚偏差を求め、各区分位置で発生する板厚偏差が正または負かを認識して記憶させる。同様な板厚偏差が予め定める回数以上連続して発生する区分位置をリールの巻き形状の変形に基づいて板厚偏差が生じる位置と予測し、この区分位置で発生する板厚偏差が零(0)に近づくように、ロール圧下量を制御する。
以下、板厚制御方法について詳細に説明する。回転位置検出器22で検出される巻取リール10の各区分位置が基準位置に到達するタイミングは、制御部11へ入力される。制御部11は、巻取リール10の各区分位置A〜Fが基準位置に到達するタイミングに同期させ、板厚測定器8で圧延実績板厚を測定する。逆に、圧延中は板厚測定器8で常に圧延実績板厚を測定し、制御部11が巻取リール10の各区分位置A〜Fが基準位置に到達するタイミングに同期して圧延実績板厚を抽出するようにしてもよい。いずれにしても現在実用化されている板厚測定器8は、1秒間に数回程度のサンプリング周期でしか圧延実績板厚を測定することはできないので、位置の検出と測定とのタイミングの同期が重要である。
さらに、制御部11は、不図示の上位コンピューターから予め与えられて記憶部に記憶されている当該鋼帯2の圧延目標板厚と、各区分位置A〜Fに同期して測定される圧延実績板厚との差として板厚偏差(=圧延実績板厚−圧延目標板厚)を求める。
なお、板厚測定器8で圧延実績板厚を測定する位置は、圧延点よりも圧延方向下流側にわずかにずれている。したがって、巻取リール10の区分位置A〜Fがそれぞれ基準位置に到達するときに、区分位置に対応してまさに圧延されている位置の圧延実績板厚を測定することができない。このことについては、鋼帯2が圧延点から板厚測定位置に進む間での時間を圧延速度から算出し、巻取リール10の区分位置が基準位置に到達するときから、前記算出時間分のタイムラグを有するようにして圧延実績板厚を測定する。このことで、巻取リール10の各区分位置に対応する鋼帯2の圧延点での圧延実績板厚を測定することができる。
図3は、巻取リール10の区分位置と板厚偏差との関係を示す。ここでは、巻取リール10の区分位置Bに鋼帯2の盛上り部2bが形成されている場合を例示する。図3(a)は、巻取リール10の区分位置Bに形成される盛上り部2bが基準位置に到達した場合を示す。図3(b)は、巻取リール10の盛上り部2bが形成されていない位置、たとえば区分位置Eが基準位置に到達した場合を示す。単位回転角度当りの巻取リール10による鋼帯2の巻取長さは、巻取半径の増加に応じて長くなる。盛上り部2bの形成が無い区分位置Eでは、巻取半径が巻取リール10の半径にほぼ一致するが、盛上り部2bが形成される区分位置Bでは、見掛けの巻取半径が大きくなる。したがって、区分位置Bが基準位置にある場合の圧延点から基準位置までの鋼帯2の長さをLbとし、区分位置Eが基準位置にある場合の圧延点から基準位置までの鋼帯2の長さをLeとすると、Lb>Leとなる。このように、単位時間当たりに巻取られる鋼帯2の長さが増すことになるので、圧延出側で鋼帯2に負荷される圧延張力は、巻取リール10の区分位置Bが基準位置に到達する場合の方が、区分位置Eが基準位置に到達する場合より大きくなる。一般的に圧延では、圧延張力が大きい程、ロール圧下量を大きくすることができる。逆に、ロール圧下量が同じで圧延張力が増加すると、ロール圧下が一層効果的に作用して鋼帯の圧延実績板厚が薄くなる。
図3(c)では、巻取リール10の各区分位置A〜Fと板厚偏差との関係を示す。巻取リール10の区分位置Bが基準位置に到達する場合、板厚偏差ΔTが負(−)側に大きくなり、区分位置B以外の区分位置A,C〜Fでは、板厚偏差ΔTがほぼ零(0)になる。制御部11は、巻取リール10の回転位置に同期して区分位置A〜Fの板厚偏差を求め、どの区分位置で正・負どちらの板厚偏差が発生しているか認識、記憶させる。さらに、制御部11は、巻取リール10の回転位置に同期して各区分位置A〜Fの板厚偏差が零(0)に近づくように、ロール圧下機構7の動作を予測制御する。すなわち、板厚偏差が正の区分位置が来た場合、ロール圧下量を増加させるように制御し、板厚偏差が負の区分位置が来た場合、ロール圧下量を減少させるように制御する。板厚偏差の大きさと、ロール圧下の制御量との関係は、鋼種の塑性変形抵抗および圧下率などに基づいて、予め理論的に求めることができる。これらの板厚偏差とロール圧下制御量との関係は、制御部11に備わる不図示の圧下制御量を導くモデル式により決定することができる。制御部11は、上位コンピューターから与えられる圧延予定鋼帯2の鋼種および圧下率などの情報に基づき、モデル式より、板厚偏差とロール圧下量との関係を計算し、ロール圧下機構7の動作を制御する。
このように、巻取リールが一回転する短い周期内で、リール円周上の複数に区分される区分位置に対応する板厚偏差を求め、板厚偏差が大きくなる位置を予め予測しておき、予測された区分位置で板厚偏差が零に近づくようにロール圧下量を制御することで、鋼帯の巻き形状の変形、特に盛上り部が原因で生ずる短い周期の板厚変動を抑制することができる。
図4は、本発明の板厚制御方法を実行する概略的な手順を示す。ステップs1で鋼帯2の先端を巻取リール10に挿入し、ステップs2から圧延装置の運転を開始する。ステップs3では、巻取リール10の回転数が基準値、たとえば5以上の回転数に達しているか否かを判断する。回転数が基準値に達していなければ、圧下制御は行わず、ステップs4で、各区分位置A〜F毎に板厚偏差を求めて記憶し、ステップs3に戻る。ステップs4で回転数が基準値以上になると、ステップs5に移る。ステップs5では、圧下制御を行う位置を予測する。たとえば、図3(c)に示すように、板厚偏差が区分位置Bのみで連続して発生していれば、区分位置Bを圧下制御を行う位置であると予測する。なお、実際には、いずれの区分位置でも、微少な板厚偏差が発生している場合がある。このような場合は、連続して、同様、すなわち正負が同一で、絶対値もほぼ同等の板厚偏差が発生しない位置は除外する。
圧下制御を行う位置を予測した後では、ステップs6から、圧下制御を開始する。ステップs6では、鋼帯2が終了か否かを判断する。終了でないと判断するときは、ステップs7で、圧下制御を行うと予測した位置か否かを判断する。予測位置では、ステップs8で圧下制御を行い、ステップs6に戻る。ステップs7で予測位置でないと判断すると、ステップs6に戻る。ステップs6で鋼帯2が終了と判断すると、1パスの圧延を終了する。
なお、図1に示すようなレバース式の圧延装置20では、鋼帯2を往復させて、複数パスの圧延を行うけれども、各パスの圧延は同様に行うことができる。また、複数パスのうち、後続のパスでは、先行のパスでの予測結果を利用して、ステップs3の基準値を小さく設定することもできる。
レバース式の圧延装置20では、1パスの前半には巻取リール10に基づく予測制御を行い、後半には払出リール3に基づく予測制御を行うように切換えることもできる。この切換えのタイミングは、払出リール3の区分位置毎に圧延偏差を求めながら巻取リール10に基づいて予測した位置での圧下制御を行い、払出リール3の板厚偏差が大きくなるか否かで判断するようにすればよい。
以上で説明しているように、本実施の形態では、巻取リール側で鋼帯の巻きに生ずる盛上り部が圧延張力に影響を及ぼす場合に対して板厚制御方法を利用している。しかしながら、これに限定されることなく、払出リール側で鋼帯の払出しをほぼ終えて巻き数が少なくなり、鋼帯の巻きに形成されている盛上り部が圧延張力に影響を及ぼす場合に対しても有効に利用することができる。
1,20 圧延装置
2 鋼帯
3 払出リール
4,9 デフレクターロール
5,8 板厚測定器
6 圧延ロール
7 ロール圧下機構
10 巻取リール
11 制御部
21,22 回転位置検出器

Claims (2)

  1. 圧延機で鋼帯を圧延する際に行う圧延の板厚制御方法において、
    巻取リールまたは払出リールの巻き形状が変形することによって生じる鋼帯の板厚変動の発生位置を、圧延開始後、巻取リールまたは払出リールの回転数が基準値に達するまで、出側板厚の偏差を測定して記憶し、回転数が基準値以上になると、出側板厚を記憶した実績に基づいて予測し、
    予測した位置での板厚偏差を零に近づけるように圧下制御を行うことを特徴とする圧延の板厚制御方法。
  2. 前記巻取リールまたは前記払出リールの巻き形状が変形することによって生じる板厚変動に対し、
    巻取リールおよび払出リールの少なくともいずれかを円周方向に間隔を開けて複数に区分し、
    回転するリールの区分位置が予め定める位置に到達するタイミングを検出し、
    検出されるタイミングに同期させてリールの区分位置に対応する圧延実績板厚を測定し、
    圧延目標板厚と圧延実績板厚との差として板厚偏差を求め、
    予め定める回数以上、同様な板厚偏差が連続して発生する区分位置を、前記圧下制御を行う位置と予測することを特徴とする請求項1記載の圧延の板厚制御方法。
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