JP5668836B2 - 情報処理装置,情報取得方法及び情報取得プログラム - Google Patents
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Description
図25はネットワーク管理システムにおける監視画面を例示する図である。この図25に示す例においては、ネットワークインタフェース(NIC)に関する情報の一覧が監視画面として示されている。
ウェブサーバはCGIを起動し、このCGIが、監視対象マシンにインストールされている管理ソフトウェアへ監視画面データの作成を依頼する。
そして、管理ソフトウェアは、ウェブサーバのCGIに対して、作成したHTMLデータを通知する。ウェブサーバはウェブブラウザへHTMLを通知しCGIを終了する。
これにより、ウェブサーバにおいて、CGIが一度に大きなサイズのHTMLデータを処理することになり、一時的にウェブサーバのメモリリソースの使用量が増大し、高負荷状態となるという課題がある。一般に、ウェブサーバは外部記憶装置を持たない構成であるので、一度に使用できるリソースに制限がある。
管理ソフトウェアにおいて収集する情報量が非常に多い場合には、管理ソフトウェアでの情報取得処理や、ウェブサーバ(CGI)からウェブブラウザへのHTMLデータ転送に時間がかかる。これにより、処理中にもかかわらずCGIタイムアウトにより処理を強制的に終了させられる場合がある。従って、ウェブブラウザへHTMLデータの転送が完了する前にCGIが強制的に終了させられ、ウェブブラウザにおいて監視画面の表示を正常に行なうことができないという課題もある。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
また、この情報取得プログラムは、通信回線を介してウェブサーバに接続されたコンピュータにおいて、前記ウェブサーバを介して情報生成装置に対して情報取得要求を行なうことにより該情報生成装置から情報取得を行なう情報取得機能を当該コンピュータに実行させるための情報取得プログラムであって、前記情報生成装置に対して、前記情報取得要求を分割した複数の分割情報取得要求を前記ウェブサーバを介して送出し、前記情報生成装置から前記分割情報取得要求に対応する分割応答情報を前記ウェブサーバを介して取得し、取得した前記分割応答情報を格納し、格納した前記分割応答情報を用いて出力情報を作成し、前記情報生成装置に対して、前記情報取得要求を非分割状態で前記ウェブサーバを介して送出し、前記情報生成装置から前記情報取得要求に対応する応答情報を前記ウェブサーバを介して取得し、前記情報取得要求に対する前記ウェブサーバからの前記応答情報の応答時間を測定し、当該応答時間が第1基準時間よりも大きい場合に第1の応答遅延の発生を検出し、前記第1の応答遅延を検出した場合に、前記情報生成装置に対して前記分割情報取得要求を送出する処理を前記コンピュータに実行させる。
(A)第1実施形態
図1は第1実施形態の一例としてのネットワークシステムの機能構成を模式的に示す図である。
第1実施形態のネットワークシステム1は、図1に示すように、ウェブサーバ50,監視対象システム60及びクライアント端末10をそなえている。クライアント端末10及び監視対象システム60は、それぞれウェブサーバ50と図示しない通信ネットワーク(例えば、インターネット)を介して相互に通信可能に接続されている。
ウェブサーバ50は、サーバ機能をそなえた情報処理装置(コンピュータ)であり、クライアント端末10のウェブブラウザに対して、HTMLやオブジェクト(例えば、画像)等のデータ(ウェブデータ)を提供する。このウェブサーバ50は、図示しない、CPU(Central Processing Unit)やメモリ,記憶装置等をそなえ、CPUがOS(Operating System)や各種プログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。
ウェブサーバ50は、このCGI51を実行することにより、クライアント端末10から送信される処理要求(分割情報取得要求:詳細は後述)を処理する。具体的には、CGI51は、クライアント端末10から送信される処理要求に応じて、後述する監視対象システム60の管理機能処理部61に対して、応答情報(HTMLデータ)の生成及び送信を指示する。又、CGI51は、管理機能処理部61から送信されるHTMLデータ(分割応答情報:詳細は後述)をクライアント端末10のウェブブラウザ120に受け渡す。なお、このCGI51としての機能は既知の種々の手法を用いて実現することができるものであり、その詳細な説明は省略する。
そして、監視対象システム60は、CPUがOSや各種プログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。例えば、CPUが記憶装置62に格納された管理ソフトウェアを実行することにより、後述する管理機能処理部61として機能する。
また、記憶装置62には、後述するクライアント端末10のウェブブラウザに提示する各種HTMLデータの雛形も格納されている。これらのHTMLデータには、後述するウェブページデータWD1(図4参照)も含まれる。
監視対象システム60は、例えば、後述する監視情報収集画面141(図3参照)を構成するHTMLデータを記憶装置62に格納する。そして、クライアント端末10からの処理要求(アクセス要求)に応じて、このHTMLデータをウェブサーバ50を介してクライアント端末10に送信する。
以下、本実施形態においては、システム構成についての情報を収集対象情報として、監視対象システム60にそなえられたネットワークインタフェース(Network Interface)の情報を収集し、クライアント端末10において出力情報として出力する例について示す。
図2に示す例においては、インタフェースネームeth0〜eth4で表される5つのインデックスのそれぞれに対して、インタフェースネーム,ステータス,MACアドレス,タイプ,スピード,IPアドレス及びサブネットマスクをテーブル状に示している。すなわち、複数のネットワークインタフェースを行として配置する一方で、複数の項目を列として配置している。
ここで、インタフェースネームは、ネットワークインタフェースを識別するための名称であり、ステータスは、そのネットワークインタフェースが起動中(up)もしくは停止中(down)のいずれの状態であるかを表す。タイプは、そのネットワークインタフェースが準拠している規格の種類を示し、スピードは、ネットワークインタフェースの性能(速度)を表す。なお、図2中において、文字“x”は、何らかの英数字が入る箇所を便宜的に示す。
すなわち、監視対象システム60は、ウェブサーバ50を介して後述するクライアント端末10から部分情報取得要求が行なわれる毎に、この部分情報取得要求に対してHTMLデータ(部分応答情報)を作成する。そして、監視対象システム60は、この作成したHTMLデータを、その都度、ウェブサーバ50のCGI51を介してクライアント端末10に送信する。
クライアント端末10は、図1に示すように、CPU100,ROM11,RAM12,記憶装置13,ディスプレイ14及びLAN(Local Area Network)インタフェース(I/F)15をそなえる情報処理装置である。ユーザは、このクライアント端末10を用いて、例えば、監視対象システム60のシステム構成に関する情報を取得する。
ブラウザ処理部101は、ウェブページを構成するHTMLデータ等を処理するものであり、ウェブページをディスプレイ14やプリンタ(図示省略)等の出力装置に出力したり、HTMLデータに含まれる種々のスクリプト(JavaScript等)を実行する。ウェブブラウザとしては、例えば、Internet Explorer(登録商標),Mozilla Firefox(登録商標),Safari(登録商標),Opera(登録商標),Google Chrome(登録商標)等を用いることができる。なお、ウェブブラウザとしては、これらに限定されるものではなく、種々、変更して実施することができる。
この図3に例示する監視情報収集画面141は、監視対象システム60に情報収集を指示するためのメニュー画面である。クライアント端末10においては、ブラウザ処理部101がこの監視情報収集画面141のHTMLデータをウェブブラウザに処理させることにより、ディスプレイ14に監視情報収集画面141が表示される。
監視対象入力部1411は、監視(情報収集)対象の情報を特定(選択,指定)するものであり、ユーザが取得を希望する情報を入力する。図3に示す例においては、監視対象入力部1411をプルダウンメニューで構成し、情報収集対象として、監視対象システム60にそなえられるネットワークインタフェースについての情報を選択する場合を示す。
また、クライアント端末10において、ブラウザ処理部101が、監視対象システム60からウェブサーバ50を介して送信されるウェブページデータWD1をウェブブラウザを用いて実行することにより、後述する、分割情報取得要求部102,分割応答情報取得部103,情報格納部104及び応答情報作成部105としての機能が実現される。
図4は第1実施形態の一例としてのネットワークシステムにおけるウェブページデータWD1の構成例を模式的に示す図である。
情報保存フレームf3は、分割情報要求フレームf1において取得された分割応答情報を保存するものであり、後述する分割情報要求フレームf1のprogress.html内の所定の情報を抽出して格納する。なお、この情報保存フレームf3はフレームサイズを0とすることにより、ディスプレイ14上には表示されない(非表示)領域として取り扱うことが望ましい。
図5及び図6は第1実施形態の一例としてのネットワークシステム1における情報保存フレームf3のwork.htmlのスクリプト例を示す図であり、図6は図5に続く処理を示す。なお、以下、スクリプト中において、文字列“//”で始まる行はコメント行を表すものとする。
図5,図6に示す例においては、work.htmlにおいて、取得項目の識別子の定義等をそなえる他、workStage関数をそなえる。
このworkStage関数は、配列変数document.Netifをそなえ(図5,図6の符号A01〜A03参照)、このdocument.Netifにprogress.htmlにおけるdocument.MIB[i]に格納された情報を保存する機能をそなえる。
また、このwork.htmlは、プログレスバーを更新するための進捗率の算出機能もそなえるとともに、進捗率(進捗情報)の算出を行なう機能をそなえる(図6の符号A04参照)。
本実施形態においては、分割情報要求フレームf1はHTMLデータprogress.htmlをそなえている。又、以下、分割情報要求フレームf1をstatusFrameと表現する場合がある。
例えば、図2に示すようなネットワークインタフェースの情報について、分割情報要求フレームf1は、監視対象システム60に対して、項目毎に情報取得要求を行なう。すなわち、図2に示す如くテーブル状に表したネットワークインタフェースに関する情報を列毎に取得する。
これらの各項目には、予めユニークな識別子(FORM情報IFOID)を設定する。例えば、インタフェースネームにはIFOID=1,ステータスにはIFOID=2,MACアドレスにはIFOID=3,タイプにはIFOID=4,スピードにはIFOID=5,IPアドレスにはIFOID=6,サブネットマスクにはIFOID=7を予め規定しておく。
例えば、情報取得要求に引数としてIFOID=1が付されている場合には、管理機能処理部61は、全てのネットワークインタフェースの通し番号であるINDEX番号(インデックス番号)とインタフェースネーム情報とに基づき、HTMLデータを作成する。
すなわち、分割情報要求フレームf1は、送信した分割情報取得要求に対応する、監視対象システム60からの分割応答情報をウェブサーバ50を介して取得するのである。
また、分割情報要求フレームf1は、情報取得要求に対する応答(分割応答情報)の取得状態を進捗状況として表す進捗表示機能をそなえる。
図7〜図9は第1実施形態の一例としてのネットワークシステム1における分割情報要求フレームf1のprogress.htmlのスクリプト例を示す図であり、図8は図7に続く処理を、又、図9は図8に続く処理をそれぞれ示す。又、図10は本第1実施形態の一例としてのネットワークシステム1における情報収集対象の情報の取得手法を説明する図である。
writeProgress関数はプログレスバー表示のためのバー幅と数値(%)を設定するものであり、onload_eventは関数はプログレスバーの表示時にonload_frame関数を呼び出す。なお、プログレスバー表示のためのスタイル定義やwriteProgress関数としては、既知の種々の手法を用いて実現することができ、その説明を省略する。
また、onload_frame関数においては、location.hrefプロパティによりprogress.htmlのリロードを行なうことにより、情報収集対象における次の項目の情報取得要求を行なう(図9の符号A08参照)。この際、パラメータとして、IFOIDとITEM_OID_NOが用いられる。
管理機能処理部61は、onload_frame関数によってロードを要求された項目の情報を収集して、HTMLデータを作成し、CGI51へ通知する。
これにより、図10に示すように、図2に示す情報収集対象(本例ではネットワークインタフェース)についての情報が、項目毎に収集されてHTMLデータが作成される。なお、図10は、収集対象情報を行(個々のネットワークインタフェース)と列(項目)とからなるテーブルとして示している。そして、この図10においては、収集対象情報を、図中、破線の丸で環囲して示すような、複数の情報収集対象について項目単位で取得(情報取得)することを示している。
onload_frame関数は、情報収集対象を構成するすべての項目について情報取得を行なった後に、画面表示フレームf2(同statusFrame)へdisp.htmlの呼び出しを行なう。
図11及び図12は第1実施形態の一例としてのネットワークシステム1における画面表示フレームf2のdisp.htmlのスクリプト例を示す図であり、図12は図11に続く処理を示す。
具体的には、例えば、document.write()メソッドを用いて、workFrame内のNetif[インデックス番号]やStatus[インデックス番号] 等の各配列内の要素を書き出す(図11,図12の符号A11〜A13参照)。
上述の如く構成された、第1実施形態の一例としてのネットワークシステム1における処理を、図14〜図17を参照しながら、図13に示すシーケンス図に従って説明する。なお、図14〜図16はそれぞれ第1実施形態の一例としてのネットワークシステム1におけるウェブページデータWD1の各フレームの処理を例示する図である。又、図17は第1実施形態の一例としてのネットワークシステム1におけるディスプレイ14に出力される出力情報を例示する図である。なお、クライアント端末10と監視対象システム60との間の通信はウェブサーバ50のCGI51を介して行なわれる。
図14に示す例においては、情報保存フレームf3のwork.htmlから、例えば、インタフェースネームの情報を取得するための識別子としてFORM情報IFOID=1を用いて、分割情報要求フレームへprogress.html?IFOID=1をロードする(図14の符号C1参照)。
(2)監視対象システム60においては、機能処理部61が、ウェブページデータWD1の情報保存フレームf3のwork.htmlのHTMLデータ及びJavaScriptをウェブサーバ50のCGI51を介してクライアント端末10のウェブブラウザ120に送信する(図13の符号B2参照)。
これにより、管理機能処理部61はFORM情報の識別子(IFOID=1)に基づいて、対応する項目の情報(インタフェースネーム)を取得して、progress.htmlのHTMLデータを作成する。このprogress.htmlのHTMLデータには、インタフェースネーム情報と予め全てのネットワークインタフェースに対して通し番号として設定されているINDEX番号とが分割応答情報として含まれている。
また、画面表示に際しては、情報保存フレームf3のwork.html内のdocument.percent(進捗率)の値を反映した進捗状況をプログレスバーとして表示する。
この際、分割情報要求フレームf1において、FORM情報IFOIDをインクリメントして、FORM情報IFOIDを次に取得する情報の識別子に変える。このようにしてインクリメントした識別子を引数としてprogress.html のリロードを行なう。例えば、FORM情報IFOIDをインクリメントして、FORM情報IFOIDを次に取得するステータスの識別子に該当するIFOID=2とした状態でprogress.html?IFOID=2のリロードを行なう。
この管理機能処理部61において作成されたprogress.htmlのHTMLデータは、クライアント端末10のブラウザに送信され(図13の符号B7参照)、分割情報要求フレームf1として受信される(図15の分割情報要求フレームf1参照)。
以下、上記(4)〜(6)にかかる処理は、情報収集対象に関する全ての項目について情報取得が行なわれるまで(本実施形態ではFORM情報IFOID=7になるまで)、IFOIDをインクリメントしながら繰り返し行なわれる。
(7)FORM情報IFOID=7となりサブネットマスク情報の保存が完了し、情報収集対象のすべての項目についての情報収集が完了すると、監視対象システム60に対して、分割情報要求フレームf1から画面表示フレームf2へのdisp.html要求(ロード)が行なわれる(図13の符号B8参照)。
これにより、クライアント端末10のディスプレイ14に、図17に示すようなネットワークインタフェースに関する情報を示す出力画面142がウェブブラウザ120を介して表示される。なお、この図17に示す出力画面142は、情報収集対象についての情報をテーブルとして示す。
また、上記各機能を、ウェブページデータWD1のHTML及びJavaScriptで実現することにより、一般的なウェブブラウザにおいて基本的にそなえられている機能で実現することができる。これにより、クライアント端末10において、ウェブブラウザ120に追加のアプリケーションをインストールする必要がなく、セキュリティのリスクを上げることはなく、又、ユーザの使用環境を限定することがない。更に、導入コストや運用コストを低減することができ経済的である。
図18は第2実施形態の一例としてのネットワークシステム1の機能構成を模式的に示す図、図19は第2実施形態の一例としてのネットワークシステム1におけるウェブページデータWD2の構成例を模式的に示す図である。
本第2実施形態の一例としてのネットワークシステム1においては、CPU100(ブラウザ処理部101)が、ウェブページデータWD2をウェブブラウザ120を用いて実行することにより、第1実施形態のクライアント端末10としての各種機能に加えて、情報取得要求部106,応答情報取得部107及び監視部108としての機能も実現される。そして、その他の部分は第1実施形態のネットワークシステム1と同様に構成されている。
すなわち、クライアント端末10において、ブラウザ処理部101が、監視対象システム60からウェブサーバ50を介して送信されるウェブページデータWD2をウェブブラウザ120を用いて処理することにより、分割情報取得要求部102,分割応答情報取得部103,情報格納部104,出力情報作成部105,情報取得要求部106,応答情報取得部107及び監視部108としての機能が実現される。
画面表示フレームf2aは、第1実施形態の画面表示フレームf2としての機能に加えて、HTMLデータold.htmlをそなえる。このold.htmlは、情報収集対象について監視対象システム60が従来手法を用いて作成する出力画面を読み出し、ディスプレイ14等に出力する。
クライアント端末10においてウェブブラウザ120によって行なわれたold.htmlの表示要求は、ウェブサーバ50のCGI51を介して監視対象システム60に送信される。
図20は第2実施形態の一例としてのネットワークシステム1における、非分割取得モードでの情報取得要求を実現する手法を例示する図、図21はその情報収集対象の情報の取得手法を説明する図である。
例えば、図20に示すようなスクリプトを用いることにより、画面表示フレームf2aにネットワークインタフェース画面(old.html)を呼び出す。
また、この非分割取得モードでの出力要求に対して、前述した第1実施形態において、分割情報要求フレームf1により、監視対象システム60に対して情報取得要求を分割した複数の分割情報取得要求をウェブサーバ50を介して送出させることを、分割取得モードでの情報取得要求という場合がある。
さらに、本第2実施形態のネットワークシステム1においては、分割取得モードにおいて、収集対象情報を、図21に破線の丸で環囲して表すように、複数のネットワークインタフェースを行とし複数の項目を列とするテーブルにおいて、行と列とで表されるセル単位で取得(分割取得要求)を行なう機能をそなえる。
図22は第2実施形態の一例としてのネットワークシステム1におけるセル単位分割取得を実現するためのスクリプトを例示する図である。この図22に示すスクリプトは、分割情報要求フレームf1のprogress.html要求を行なうものであり、例えば、画面表示監視フレームf4のTime.html内にそなえられる。
すなわち、情報取得を行なうセルを順次切り替えながら、location.hrefプロパティによるprogress.htmlのロードを繰り返し行なうことにより、収集対象情報をセル単位で取得する。そして、この収集対象情報をセル単位で取得するprogress.htmlからの情報取得要求を細分割情報取得要求という。
また、画面表示フレームf2は、分割情報要求フレームf1のProgress.htmlの表示要求に対する応答についてもタイマー監視を行なう。具体的には、画面表示監視フレームf4は、項目単位分割取得時に、内部タイマーにより、Progress.htmlの表示要求を行なってからの経過時間を測定する。そして、この経過時間が予め設定されたタイマー時間(第2基準時間)を越えた場合に、タイムアウトエラー(応答遅延,第2の応答遅延)の発生を検出する。
すなわち、画面表示監視フレームf4は、タイマー時間内に画面が表示できなかった場合には、分割単位をさらに細かく分割して次の収集対象情報の分割情報要求を行なう。つまり、項目単位分割取得からセル単位分割取得への切り替えを行なう。
そして、クライアント端末10において、ブラウザ処理部101が、この画面表示フレームf2aを処理することにより、CPU100が監視部108として機能する。又、ブラウザ処理部101が、分割情報要求フレームf1を処理することにより、CPU100が、情報取得要求部106及び応答情報取得部107として機能すると言える。
なお、図23中において、既述の符号と同一の符号が付された処理は同一もしくは略同一の処理を示しているので、その詳細な説明は省略する。又、クライアント端末10と監視対象システム60との間の通信はウェブサーバ50のCGI51を介して行なわれる。
(2)監視対象システム60においては、機能処理部61が、ウェブページデータWD2の画面表示フレームf2aのtime.htmlのHTMLデータ及びJavaScriptをウェブサーバ50のCGI51を介してクライアント端末10のウェブブラウザ120に送信する(図13の符号B11参照)。
(4)管理機能処理部61は、画面表示フレームf2aのold.htmlをウェブサーバ50を介してクライアント端末10のウェブブラウザ120(画面表示フレームf2a)に送信する。ここで、ウェブサーバ50においてCGIタイムアウトエラーが生じ、ウェブサーバ50からクライアント端末10へのold.htmlの送信が失敗したものとする(図23の符号B21参照)。
(8)管理機能処理部61は、クライアント端末10のウェブブラウザ120に対して、分割情報要求フレームf1のprogress.htmlを送信する。ここで、ウェブサーバ50においてCGIタイムアウトエラーが生じ、ウェブサーバ50からクライアント端末10へのprogress.htmlの送信が失敗したものとする(図23の符号B33参照)。
(11)管理機能処理部61によって作成されたprogress.htmlのHTMLデータは、クライアント端末10のウェブブラウザ120に送信され(図23の符号B4参照)、分割情報要求フレームf1として受信される。このprogress.htmlのHTMLデータには分割応答情報が含まれる。
この際、分割情報要求フレームf1において、FORM情報IFOIDのX,Yを適宜インクリメントして、FORM情報IFOIDを次に取得する情報の識別子に変える。このようにしてインクリメントした識別子を引数としてprogress.html のリロードを行なう。
この管理機能処理部61において作成されたprogress.htmlのHTMLデータは、クライアント端末10のブラウザに送信され(図13の符号B7参照)、分割情報要求フレームf1として受信される。
以下、上記(11)〜(13)にかかる処理は、情報収集対象に関する全てのセルについて情報取得が行なわれるまで、IFOIDのX,Yを適宜インクリメントしながら繰り返し行なわれる。又、かかるリロードの完了後に、分割情報要求フレームf1によって取得されたセルの情報は、情報保存フレームf3に格納される(図23の符号B5参照)。
(14)全てのセルの情報収集が完了すると、監視対象システム60に対して、分割情報要求フレームf1から画面表示フレームf2aへのdisp.html要求(ロード)が行なわれる(図23の符号B8参照)。
これにより、クライアント端末10のディスプレイ14に、図17に示すようなネットワークインタフェースに関する情報を示す出力画面142がウェブブラウザ120を介して表示される。
すなわち、ウェブサーバ50等のシステムが高負荷な状況下であっても、負荷状況に合わせた情報取得処理(項目単位分割取得,セル単位分割取得)を行なうことで、より確実に情報を画面に表示することができる。
上述した各実施形態において、監視対象システム60にそなえられたCPUが、プログラムを実行することにより、上述した管理機能処理部61として機能する。
なお、この管理機能処理部61としての機能を実現するためのプログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW等),磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーティングシステムの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、オペレーティングシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、監視対象システム60がコンピュータとしての機能を有しているのである。
例えば、上述した各実施形態においては、分割情報要求フレームf1が、項目単位分割取得において収集対象情報を項目毎に分割して取得要求を行なっているが、これに限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。例えば、収集対象情報を2以上の項目を1つの分轄取得要求単位として取得要求を行なってもよく、又、収集対象情報を構成するインデックス毎(ネットワークインタフェース毎)に取得(分轄取得要求)してもよい。
例えば、第2のタイムアウトエラー検出を行なった場合に、セル単位分割取得を行なう代わりに、ディスプレイ14にエラー出力を行なってもよく、又、第1のタイムアウトエラー検出を行なった場合に、項目単位分割取得を行なわずにセル単位分割取得を行なってもよく、種々変形して実施することができる。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、本発明の情報処理装置,情報取得方法及び情報取得プログラムを当業者によって実施・製造することが可能である。
10 クライアント端末
11 ROM
12 RAM
13 記憶装置
14 ディスプレイ
50 ウェブサーバ
51 CGI
60 監視対象システム
61 管理機能処理部
62 記憶装置
100 CPU
101 ブラウザ処理部
102 分割情報要求部
103 分割応答情報取得部
104 情報格納部
105 出力情報作成部
106 情報取得要求部
107 応答情報取得部
108 監視部(第1遅延検出部,第2遅延検出部)
109 進捗情報生成部
120 ウェブブラウザ
141 監視情報収集画面
142 出力画面
1411 監視対象入力部
1412 収集開始指示入力部
f1 分割情報要求フレーム
f2,f2a 画面表示フレーム
f3 情報保存フレーム
WD1,WD2 ウェブページデータ
Claims (9)
- 通信回線を介してウェブサーバに接続され、該ウェブサーバを介して情報生成装置に対して情報取得要求を行なうことにより該情報生成装置から情報取得を行なう情報処理装置であって、
前記情報生成装置に対して、前記情報取得要求を分割した複数の分割情報取得要求を前記ウェブサーバを介して送出する分割情報取得要求部と、
前記情報生成装置から前記分割情報取得要求に対応する分割応答情報を前記ウェブサーバを介して取得する分割応答情報取得部と、
取得した前記分割応答情報を格納する情報格納部と、
格納した前記分割応答情報を用いて出力情報を作成する出力情報作成部と、
前記情報生成装置に対して、前記情報取得要求を非分割状態で前記ウェブサーバを介して送出する情報取得要求部と、
前記情報生成装置から前記情報取得要求に対応する応答情報を前記ウェブサーバを介して取得する応答情報取得部と、
前記情報取得要求に対する前記ウェブサーバからの前記応答情報の応答時間を測定し、当該応答時間が第1基準時間よりも大きい場合に第1の応答遅延の発生を検出する第1遅延検出部とをそなえ、
前記第1遅延検出部が前記第1の応答遅延を検出した場合に、該分割情報取得要求部が前記情報生成装置に対して前記分割情報取得要求を送出することを特徴とする、情報処理装置。 - 前記分割情報取得要求に対する前記ウェブサーバからの分割応答情報の応答時間を測定し、当該応答時間が第2基準時間よりも大きい場合に第2の応答遅延の発生を検出する第2遅延検出部をそなえ、
前記第2遅延検出部が前記第2の応答遅延を検出した場合に、前記分割情報取得要求部が、前記情報生成装置に対して前記分割情報取得要求よりも分割単位が小さい細分割情報取得要求を送出することを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。 - 前記分割応答情報取得部による前記分割応答情報の取得状況に基づいて、前記情報取得要求に対する情報取得の進捗状況を表す進捗情報を生成する、進捗情報生成部をそなえることを特徴とする、請求項1又は2記載の情報処理装置。
- 通信回線を介してウェブサーバに接続された情報処理装置において、前記ウェブサーバを介して情報生成装置に対して情報取得要求を行なうことにより該情報生成装置から情報取得を行なう情報取得方法であって、
前記情報生成装置に対して、前記情報取得要求を非分割状態で前記ウェブサーバを介して送出する情報取得要求ステップと、
第1基準時間内に前記情報取得要求に対する前記ウェブサーバからの応答情報を取得できない場合に第1の応答遅延の発生を検出する第1遅延検出ステップと、
前記第1遅延検出ステップにおいて前記第1の応答遅延を検出した場合に、前記情報生成装置に対して、前記情報取得要求を分割した複数の分割情報取得要求を前記ウェブサーバを介して送出する分割情報取得要求ステップと、
前記情報生成装置から前記分割情報取得要求に対応する分割応答情報を前記ウェブサーバを介して取得する分割応答情報取得ステップと、
取得した前記分割応答情報を格納する情報格納ステップと、
格納した前記分割応答情報を用いて出力情報を作成する出力情報作成ステップとをそなえることを特徴とする、情報取得方法。 - 第2基準時間内に前記分割情報取得要求に対する前記ウェブサーバからの分割応答情報を取得できない場合に第2の応答遅延の発生を検出する第2遅延検出ステップをそなえ、
前記第2遅延検出ステップにおいて前記第2の応答遅延を検出した場合に、前記情報生成装置に対して前記分割情報取得要求よりも分割単位が小さい細分割情報取得要求を送出することを特徴とする、請求項4記載の情報取得方法。 - 前記分割応答情報取得ステップにおける前記分割応答情報の取得状況に基づいて、前記情報取得要求に対する情報取得の進捗状況を表す進捗情報を生成する、進捗情報生成ステップをそなえることを特徴とする、請求項4又は5記載の情報取得方法。
- 通信回線を介してウェブサーバに接続されたコンピュータにおいて、前記ウェブサーバを介して情報生成装置に対して情報取得要求を行なうことにより該情報生成装置から情報取得を行なう情報取得機能を当該コンピュータに実行させるための情報取得プログラムであって、
前記情報生成装置に対して、前記情報取得要求を分割した複数の分割情報取得要求を前記ウェブサーバを介して送出し、
前記情報生成装置から前記分割情報取得要求に対応する分割応答情報を前記ウェブサーバを介して取得し、
取得した前記分割応答情報を格納し、
格納した前記分割応答情報を用いて出力情報を作成し、
前記情報生成装置に対して、前記情報取得要求を非分割状態で前記ウェブサーバを介して送出し、
前記情報生成装置から前記情報取得要求に対応する応答情報を前記ウェブサーバを介して取得し、
前記情報取得要求に対する前記ウェブサーバからの前記応答情報の応答時間を測定し、当該応答時間が第1基準時間よりも大きい場合に第1の応答遅延の発生を検出し、
前記第1の応答遅延を検出した場合に、前記情報生成装置に対して前記分割情報取得要求を送出する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、情報取得プログラム。 - 前記分割情報取得要求に対する前記ウェブサーバからの分割応答情報の応答時間を測定し、当該応答時間が第2基準時間よりも大きい場合に第2の応答遅延の発生を検出し、
前記第2の応答遅延を検出した場合に、前記情報生成装置に対して前記分割情報取得要求よりも分割単位が小さい細分割情報取得要求を送出する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、請求項7記載の情報取得プログラム。 - 前記分割応答情報の取得状況に基づいて、前記情報取得要求に対する情報取得の進捗状況を表す進捗情報を生成する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、請求項7又は8記載の情報取得プログラム。
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