JP5668266B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明は、表示手段としてのルーレットにおける表示と音声とがずれないようにした遊技機に関する。
従来、この種の遊技機としては、複数の表示領域を有し、そのうちの何れかの表示領域を選択領域として表示し、この選択領域を他の表示領域に所定の順番で切り換える、いわゆるルーレットタイプの表示手段(ルーレット表示手段)を備えているものがある(例えば、特許文献1、特許文献2。)。
ここで、遊技機の制御は、主に遊技の進行を司る主基板(遊技制御装置)によるメイン制御と、音声やランプ等の演出一般を司るサブ基板(演出制御装置)によるサブ制御と、液晶表示装置の液晶表示演出を主として司る液晶基板(液晶基板演出制御装置)による液晶表示制御とがある。
図15及び図16は、従来の技術であって、図15はルーレット停止処理の概略のフロー、図16は、ルーレット表示手段の選択領域を他の表示領域に切り換える動作を示すルーレット表示手段の外観正面図をそれぞれ示す。
この従来技術に係る遊技機は、複数の表示領域を有する表示手段と、音声を出力する音声出力手段と、音声出力手段を制御する音声制御手段と、表示手段の複数の表示領域のうちの何れかの表示領域を選択領域として表示し、この選択領域を他の表示領域に所定の順番で切り換える動作を行うための選択領域切換手段と、遊技者の所定の操作を契機として、表示手段の複数の表示領域のうちの何れかの表示領域を停止領域として決定する停止領域決定手段とを備えている。
従来の技術におけるルーレット停止処理を、具体的に説明すると、図15に示すように、先ず、ステップ510において、遊技者の停止操作等の所定の契機に基づいて、主基板からサブ基板に停止操作信号が出力される。そして、次のステップ511に進む。
ステップ511のサブ基板のサブ制御において、主基板からの停止操作信号を入力し、ステップ512において、停止領域決定手段により、停止操作信号に基づく、ルーレット表示手段の停止領域(いわゆる停止位置)が抽選等により設定される。そして、ステップ513において、液晶基板側に、その停止領域のデータが出力されると共に、サブ基板側の音声制御手段及びランプ制御手段に信号が出力される。
ステップ514の液晶基板の液晶表示制御において、ルーレット表示手段の停止領域のデータが入力される。そして、ステップ515において、選択領域が停止領域にジャンプする。ここで、ジャンプするとは、選択領域が、停止領域に至る表示領域を順に進んで、停止領域に至るのではなく、選択領域と停止領域との間に複数の表示領域が存在していても、それらの表示領域を飛び越えて、いきなり、現在の選択領域から停止領域に移動することを意味する。そして、ステップ516において、選択領域が停止領域となってルーレット表示手段のルーレット演出が停止する。なお、ここでのルーレット表示手段のルーレット演出は、下記にも説明するように、上述した停止時を除き、選択領域が複数の表示領域を所定の順番で順に移動し、それを繰り返すことを意味する。
ステップ517において、音声出力や、ランプによる点灯、点滅等の処理が行われる。
図16を用いて説明すると、このルーレット表示手段500には、表示領域400として、左、上、右、下の4つの三角形状の表示領域401,402,403,404が設定されている。そして、選択領域410は、点灯するか、若しくは他の表示領域400とは異なる色により表示される。そして、通常は、選択領域410が、左(表示領域401)、上(表示領域402)、右(表示領域403)、下(表示領域404)、左(表示領域401)、上(表示領域402)、・・の順番で繰り返し、移動することにより、ルーレットのような回転表示(図16の場合は、時計方向に選択領域410が移動する表示態様)を示す。図16(a)の状態において、選択領域410が、表示領域401に位置するときに、遊技者による所定のスイッチ操作によって、停止領域420が、表示領域403に設定されたとする。そして、次の瞬間、図16(b)において、選択領域410は、表示領域402を選択領域410として表示することなく、いきなり、表示領域403の停止領域420にジャンプする。そのジャンプと略同時に、図15のステップ517における音声出力及びランプ点灯や点滅等へ移行することができるように形成されている。このような場合には、選択領域410が停止領域420へジャンプにより移動するタイミングと、音声出力とのタイミングとが、略同時に行われ、違和感なく、ルーレット表示手段500による表示が行われる。
特開2002−143380号公報 特開2004−290222号公報
上記した技術では、遊技者の所定の操作等に基づいて停止領域決定手段により停止領域420が設定されると、選択領域410が停止領域420にジャンプすると同時に、音声制御手段等へ信号が出力され、音声出力がなされることにより、ルーレット表示手段の表示態様と、音声出力とのタイミングが略一致することになっていた。しかし、ルーレット表示手段において、いきなり選択領域410から停止領域420に向かって直接、ジャンプするのでは不自然な動作態様であり、本来のルーレットの表示態様のように、停止領域420に向かって進みながら自然に停止する動作態様が望まれていた。すなわち、具体的には、例えば、図6に示すように、ルーレット表示手段の選択領域410の回転移動に沿って、選択領域410と停止領域420との間の表示領域400も、それまでの選択領域410による回転移動の順にしたがって、選択領域410に移行させる。そして、選択領域410を停止領域420に向かって移動させ、最後に停止領域420で選択領域410の移動が止まるような表示態様である。そのような場合、上述した従来技術と同様の手順で実施すると、遊技者の所定の操作に基づく停止領域420の設定と同時に、液晶表示基板からサブ基板に音声を出力するための信号を出力して、音声出力が行われる。そして、停止領域420が設定された後も、選択領域410が停止領域420に到達するまでの時間が経過することにより、音声出力のタイミングよりも、選択領域410が停止領域420となるタイミングが遅れてしまうといった問題点があった。つまり、音声出力が成されたタイミングに遅れて、選択領域410が停止領域420になってしまう。このため、音声出力の後にルーレットの回転が停止しまうという表示タイミングのずれが発生する。ルーレットの回転停止と同時にそれに対応する音声出力が行われることで、視覚と聴覚とに同時に作用して興奮が一挙に高まるのであって、そのようなずれが大きくなると興ざめしてしまうといった問題点があった。
本発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、選択領域が停止領域となったタイミングと、音声出力のタイミングとに違和感を感じるようなズレが発生しないようにして視覚と聴覚との両方に同時に作用して興奮を一挙に高めることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項
請求項記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、音声を出力する音声出力手段(340)と、音声出力手段(340)を制御する音声制御手段(350)と、複数の表示領域(400)を有する表示手段(320)と、表示手段(320)の複数の表示領域(400)のうちの何れかの表示領域(400)を選択領域(410)として表示し、この選択領域(410)を他の表示領域(400)に所定の順番で切り換える動作を行う選択領域切換手段(360)と、所定の契機で、表示手段(320)の複数の表示領域(400)のうちの何れかの表示領域(400)を停止領域(420)として決定する停止領域決定手段(370)とを備えている。
そして、停止領域決定手段(370)は、決定した停止領域(420)を含む信号を、選択領域切換手段(360)に出力するように形成されている。
そして、本発明に係る遊技機(10)は、停止領域決定手段(370)からの決定した停止領域(420)を含む信号を選択領域切換手段(360)が入力した時に、選択領域(410)となっている表示領域(400)から選択領域(410)が停止領域(420)になるまで切り換える動作が行われる時間(以下、「遅延時間」とする)を算出する遅延時間算出手段(380)を有している。
そして、遅延時間算出手段(380)は、音声制御手段(350)へ遅延時間算出手段(380)が算出した遅延時間の情報を含む信号を出力するように形成されている。
そして、選択領域切換手段(360)は、選択領域(410)が停止領域(420)でない場合には、次の順番の表示領域(400)を選択領域(410)として切り換えて表示するとともに選択領域(410)が停止領域(420)となるまで所定の順番で切り換える前記動作を繰り返し、前記遅延時間の経過により選択領域(410)が停止領域(420)となった場合には、その停止領域(420)を選択領域(410)として表示するとともにそれ以後の切り換える前記動作を中止するように形成されている。
そして、音声制御手段(350)は、遅延時間算出手段(380)からの前記信号の入力に基づいて、その遅延時間の経過後、音声出力手段(340)から音声を出力させることを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項
請求項記載の発明によれば、選択領域切換手段(360)は、選択領域(410)が停止領域(420)でない場合には、次の順番の表示領域(400)を選択領域(410)として切り換えて表示するとともに選択領域(410)が停止領域(420)となるまで所定の順番で切り換える動作を繰り返す。そして、選択領域切換手段(360)は、選択領域(410)が停止領域(420)となった場合には、その停止領域(420)を選択領域(410)として表示するとともに、それ以後の前記動作を中止する。
一方、遅延時間算出手段(380)が、停止領域決定手段(370)からの決定した停止領域(420)を含む信号を選択領域切換手段(360)が入力した時に選択領域(410)となっている表示領域(400)から選択領域(410)が停止領域(420)になるまで切り換える動作が行われる時間、いわゆる遅延時間を算出する。そして、遅延時間算出手段(380)は、音声制御手段(350)へ遅延時間の情報を含む信号を出力する。そして、音声制御手段(350)は、その信号の入力に基づいて、その遅延時間の経過を受けて、音声出力手段(340)から音声を出力させる。
すなわち、表示手段(320)においては、遅延時間の経過により選択領域(410)が停止領域(420)となった後に、それ以後の切り換える動作が中止される。
そして、遅延時間算出手段(380)からの遅延時間を含む信号の入力に基づいて、音声制御手段(350)は、その遅延時間の経過後、音声出力手段(340)から音声が出力される。
結果として、遅延時間の経過後に、表示手段(320)における選択領域(410)が停止領域(420)になると共に、音声出力手段(340)から音声を出力することができる。
これにより、音声を出力するタイミングが、選択領域(410)が停止領域(420)となるタイミングよりも極端に早くなるようなことを回避することが可能となる。これにより、選択領域(410)が停止領域(420)となったタイミングと、音声が出力されるタイミングとがずれるようなことを回避することが可能となる。結果として、表示手段(320)の表示態様と音声出力とを一致させて整合性のある効果的な演出を実施することができ、視覚と聴覚との両方に同時に作用して興奮を一挙に高めることができ、両者のずれが発生して興ざめしてしまうようなことを回避することができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、回転リールのリールテープ上の図柄の配置を示す展開図である。 本発明の第1の実施の形態であって、役の内容を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態であって、ルーレット表示手段の外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、ルーレット表示手段の選択領域を他の表示領域に切り換える動作を示すルーレット表示手段の外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、ルーレット停止処理の概略を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態であって、ルーレット停止処理の概略を示すフローである。 本発明の第3の実施の形態であって、ルーレット表示手段の外観正面図である。 本発明の第4の実施の形態であって、ルーレット表示手段の外観正面図である。 本発明の第5の実施の形態であって、ルーレット表示手段の外観正面図である。 本発明の第6の実施の形態であって、ルーレット表示手段の外観正面図である。 従来の技術であって、ルーレット停止処理の概略を示すフローである。 従来の技術であって、ルーレット表示手段の選択領域を他の表示領域に切り換える動作を示すルーレット表示手段の外観正面図である。
(第1の実施の形態)
本明細書において、「前面」は、遊技機において遊技を行う際に遊技者が向き合う面をいい、「背面」は、かかる遊技者から見た場合の「前面」の反対側の面であり、また、「左」や「右」等の左右方向も、かかる遊技機の前面の方を向いて位置している者から見た場合の左側や、右側を意味する。
図1に示すように、本実施の形態に係る遊技機としてのスロットマシンは、正面に向かって開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉14とを有する。前記前扉14は、正面開口部の上部を開閉自在に塞ぐ上扉3と、正面開口部の下部を開閉自在に塞ぐ下扉4とを備えている。
また、前扉14の上部には、上パネル12aを備え、前扉14の下部には、下パネル12bを備え、前扉14の前面における、上パネル12aと下パネル12bとの間には、前方へ向けて突出する操作部12cを備えている。
前記上扉3には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の上パネル12aが形成されている。そして、この上パネル12aの略中央には、三個の回転リール40の円周に貼付したリールテープ42上の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる表示窓13が形成されている。この表示窓13は、3個全ての回転リール40の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。
前記表示窓13の奥には、3個の駆動モーターによって図柄表示手段としての回転リール40を回転させるためのリールユニット60が配置されてある。前記回転リール40は、左端側に位置する左リール43と、右端側に位置する右リール45と、この左リール43及び右リール45の間に位置する中リール44とからなる。
そして、遊技機10の前面側には、横方向や、斜め方向等に3個の回転リール40の各3個の所定図柄の停止位置を結んだ所定本数のラインが形成されている。本実施の形態では、ラインとして、上段の3個の図柄を通る上段ラインL1と、中段の3個の図柄を通る中段ラインL2と、下段の3個の図柄を通る下段ラインL3と、左下、中央、右上の3個の図柄を通る右上りラインL4と、左上、中央、右下の3個の図柄を通る右下りラインL5とが設けられている。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等を音や光や映像で報知させる報知手段66が形成されてあり、この報知手段66は、上部の左右のスピーカー67と、上パネル12aの上部中央に配置された液晶表示装置68としての表示手段320と、上パネル12aの周囲に配置された報知ランプ69とを備えている。
本実施の形態における液晶表示装置68としての表示手段320は、所定の条件を満足した場合に、いわゆるルーレット演出を表示可能なルーレット表示手段390としての役割を果たすものである。このルーレット表示手段390は、後で詳細に説明する。
そして、リールユニット60の上部であって、筐体11の奥側には、遊技を司る主基板23としての遊技制御装置21が透明樹脂ケースに配設されている。そして、液晶表示装置68の背面側に演出制御装置22が配設され、この演出制御装置22は、サブ基板24としてのサブ基板演出制御装置240と、液晶基板310としての液晶基板演出制御装置300とを備えている。
前記下扉4には、操作部12cの右側に位置してメダルを投入するためのメダル投入口18と、操作部12cの左側に位置して貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるベットスイッチ16と、このベットスイッチ16の左側に位置してクレジットしたメダルを払い出すための精算スイッチ17と、操作部12cの左側に位置してメダルの投入若しくはベットスイッチ16の操作を条件に回転リール40の回転を開始させるための変動表示開始手段31としてのスタートスイッチ30と、操作部12cの略中央に位置して操作により対応する回転リール40の回転を停止させるための変動表示停止手段51としてのストップスイッチ50とを備えている。
なお、左リール43に対応するためのストップスイッチ50が左ストップスイッチ50aであり、中リール44に対応するためのストップスイッチ50が中ストップスイッチ50bであり、右リール45に対応するためのストップスイッチ50が右ストップスイッチ50cである。
なお、本遊技機10は、メダル投入口18からメダルを投入すると、最大で50枚のメダルを遊技機10内部に電子的に貯留する(クレジットする)ことが可能に形成されている。そして、この貯留(クレジット)したメダルを、ベットスイッチ16の押下操作によって、遊技開始の条件としてのメダル投入に代えることができる。
前記下扉4の奥には、いわゆるホッパーユニットであって、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができる貯留払い出し手段65と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ6を有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置5とが配置されている。
そして、下扉4の下部には、所定の役に対応する図柄の組み合わせが有効ライン上に表示された場合に、貯留払い出し手段65からメダルが払い出される払い出し口32が形成され、この払い出し口32の下方には、払い出し口32から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状の払い出し皿33が形成されている。
本実施の形態に係る遊技機10は、原則として、ベットスイッチ16操作又はメダル投入により所定枚数のメダル(遊技媒体)をベットすることにより遊技開始可能状態となって遊技の開始を可能とし、この遊技開始可能状態におけるスタートスイッチ30の押下操作により、回転リール40の回転を開始させて遊技を開始すると共に、役抽選を行い、各回転リール40に対応するストップスイッチ50の押下タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール40の回転を役抽選の結果に適合するように停止させ、停止時の図柄の組み合わせによって、当選した役に対応する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示された場合に、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の特典(利益)を遊技者に付与するスロットマシンである。
なお、この遊技機10は、ベットスイッチ16の操作又はメダル投入等による所定枚数のメダル(遊技媒体)のベットにより、遊技を開始することが可能な状態、いわゆる遊技開始可能状態となる。そして、その遊技開始可能状態中のスタートスイッチ30の押下により、遊技が開始されると共に回転リール40の回転が開始される。そして、その後の回転リール40の停止表示後のメダル払い出し等の処理が終了することで、1回の遊技が終了するように形成されている。
(リールユニット60)
前記リールユニット60は、横並びに設けた3個の回転リール40と、各回転リール40を回転させるためのものであって各回転リール40にそれぞれ対応している駆動モーターとしてのステッピングモーター64と、遊技制御装置21からのパルス信号が入力されることでステッピングモーター64を回転駆動させるためのモータードライバ62と、回転リール40の回転位置を検知するための回転位置検知装置46とを備えている。
回転リール40は、21個の図柄を周囲に均等に配列した筒状のものである。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるとともに、図3に示すように、複数個(21個)の図柄61が表示されているテープ状のリールテープ42とを備えている。
前記回転位置検知装置46は、回転リール40の回転ドラムから横方向に突出している突出片状のインデックス47と、回転リール40の周囲の支持部材から突出するとともにインデックス47の通過を光センサーの遮断によって検知するためのインデックスセンサ48とを備えている。
そして、駆動モーターによる回転を開始した後、前記インデックス47をインデックスセンサ48により検知してからの回転角度を認識することで、後述する回転位置判断手段161により現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることが可能となる。このインデックスセンサ48は、内部に光センサーを有するとともに、全体形状が、略コ字状であって、一端に発光素子(LED)が配置され、他端に受光素子(フォトトランジスタ)が配置され、そのコ字状の内部を、突出片状のインデックス47が移動することにより、発光素子からの光が遮断され、インデックス47が通過したタイミングを検知可能なものである。
前記モータードライバ62には、遊技制御装置21からの信号としてのパルス信号が入力されることにより、ステッピングモーター64を回転駆動させるように形成されている。
(制御装置20)
図2に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20が形成されている。前記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAMを備えている。そして、ROMに記憶されたデータやプログラムを、RAMが読み込むことで、動作可能に形成されている。
前記制御装置20の入力段には、上述したベットスイッチ16、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50及び精算スイッチ17が接続され、出力段には、上述した貯留払い出し手段65、リールユニット60及び報知手段66が接続されている。
前記制御装置20は、遊技を進行させて遊技状態を制御する遊技制御装置21(主基板23)と、この遊技制御装置21からの信号を受けて、遊技の演出を行うために演出状態を制御する演出制御装置22とを備えている。ここで、遊技制御装置21と演出制御装置22との間における信号の送受信は、遊技制御装置21における役抽選に関するデータ等の内部データの信頼性を担保すべく、一方通行となるように形成されている。すなわち、遊技制御装置21から演出制御装置22に向かってのみ信号が出力され、演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も出力されないように形成されている。
(遊技制御装置21)
前記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30の遊技者による操作により、乱数抽選を行い、ストップスイッチ50の操作により、その抽選の結果を反映させた回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。
前記遊技制御装置21は、遊技制御手段27と、役抽選手段110と、ルーレット演出抽選手段120と、回転制御手段250と、ウェイト制御手段190と、停止制御手段130と、停止図柄判定手段140と、計時手段150と、回転位置判断手段161と、フリーズ制御手段170とを備えている。
なお、本スロットマシンにより行う遊技は、一般的(通常)に行われる通常遊技と、ボーナスゲームと呼ばれて同一の遊技回数を基準として遊技期間で比較した場合に、この通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能なボーナス遊技とを備えている。このボーナス遊技は、通常遊技中に予め定めた所定の役に対応する図柄の組み合わせを有効ライン上に表示させたことにより移行すると共に通常遊技よりも単位時間あたりの獲得可能なメダル数が多くなることが可能に形成されている。このボーナス遊技は、具体的には、所定枚数までのメダルの獲得が可能なBBゲーム(ビッグボーナスゲーム)やRBゲーム(レギュラーボーナスゲーム)を備えている。
ここで、「役」とは、図4に示すように、原則として図柄の組み合わせにより構成されるもので、予め定めた図柄の組み合わせを意味するものであって、例えば、左、中、右の回転リール40の停止図柄が、それぞれ「赤7」「赤7」「赤7」のように、通常、回転リールに表示される図柄を、3つ揃えた形が基本形となる。但し、チェリーのように、3つ揃わなくとも、例えば、左リール43のように特定の回転リールにチェリー図柄が停止して、残りの2つの回転リール40にはいずれの図柄でもよい役もある。なお、役の構成は、遊技機10の前面側(図示せず)に表示されている。
そして、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記ボーナス遊技制御手段80は、ボーナス遊技を行わせるためにボーナス遊技に関する制御を行う。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、遊技制御装置21からの信号を受けて、遊技の演出を行うために演出状態を制御するためのものである。そして、この演出制御装置22は、液晶基板310に配設されると共に液晶表示装置68である表示手段320による演出を制御する液晶基板演出制御装置300と、サブ基板24に配設されると共に表示手段320以外の演出全般を主として制御するサブ基板演出制御装置240とを備えている。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を制御するものである。
以下、遊技機10における通常遊技について説明する。1回の遊技につき、遊技媒体としてのメダルを3枚ベットすることが必要であって、3枚投入だけしか有効にならない3枚専用機である。3枚のメダルをベットすると、遊技開始可能状態となり、5本のラインが有効になる。そして、有効になったラインを、以下、「有効ライン」と称する。また、メダルのベットには、メダル投入口18からメダルを投入することによるベットと、ベットスイッチ16を操作することによるクレジットされているメダルのベットとがある。また、再遊技のときには、前回の遊技でベットした枚数と同数のメダルが自動的にベットされる。また、3枚のメダルのベットを条件に、遊技を開始することが可能となり、スタートスイッチ30を操作すると、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われるとともに、3個すべての回転リール40の回転が開始する。その後、3個すべての回転リール40の回転が所定の定常回転速度になって定常回転するようになると、3個すべてのストップスイッチ50が有効になり、ストップスイッチ50の操作が有効になる。そして、3個のストップスイッチ50のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール40の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール40の回転が停止する。このとき、いずれかの有効ライン上に、役抽選で当選した役に対応する図柄の組み合わせが停止表示されると、当該役に応じた枚数のメダルを獲得できる。また、獲得したメダルは、クレジットされ、クレジット数が上限値に達したときには、貯留払い出し手段65が駆動して、上限値を超えた分が払い出し口32から払い出される。また、メダルの獲得に代えて、あるいはメダルの獲得とともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
ここで、役には、有効ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルが払い出される小役と、有効ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルの払い出しはないがメダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる再遊技役と、有効ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルの払い出しはないがボーナス遊技へ移行するボーナス役とがある。
具体的には、小役には、プラム役と、ベル役と、チェリー役と、有利遊技移行役と、いわゆる3択役(3択役青7、3択役白7、3択役赤7)とがある。例えば、プラム役、ベル役、及びチェリー役のうちプラム役は、「プラム」「プラム」「プラム」の図柄の組み合わせにより構成され、また、例えば、チェリー役は、「チェリー」「ANY」「ANY」(「ANY」は、いずれの図柄であってもよいことを意味する。)の図柄の組み合わせにより構成される。そして、役に対応する図柄の組み合わせがいずれかの有効ライン上に停止表示されることにより、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出される。例えば、「ベル」「ベル」「ベル」の図柄の組み合わせがいずれかの有効ライン上に停止表示されることにより、ベル役に応じた所定枚数(例えば15枚)のメダルが払い出される。
また、有利遊技移行役は、後述する役抽選手段110による役抽選により当該役に当選することで、後述する有利遊技へ移行することが決定されるとともに、有効ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルが払い出されるものである。有利遊技移行役は、図4に示すように、「赤7」「リプレイ」「リプレイ」の図柄の組み合わせにより構成される。なお、リプレイ図柄は2重丸の中に大文字Rからなる。そして、役抽選手段110による役抽選により当該役に当選することで、有利遊技へ移行することが決定されるとともに、有効ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、所定枚数(例えば9枚)のメダルが払い出される。なお、有利遊技移行役は、後述するビッグボーナスゲーム中においてのみ抽選される役である。
また、再遊技役は、図4に示すように、「リプレイ」「リプレイ」「リプレイ」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、いずれかの有効ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる、いわゆる「再遊技」の状態となる。
また、図4に示すように、ボーナス役には、BB役と、RB役とがある。BB役は、「赤7」「赤7」「赤7」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、有効ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、後述するビッグボーナスゲームへ移行する。また、RB役は、「BAR」「BAR」「BAR」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、有効ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、後述するレギュラーボーナスゲームへ移行する。
なお、本実施の形態では、ボーナス役は、メダルの払い出しを行うことなく、ボーナス遊技へ移行するようになっているが、所定枚数(例えば15枚)のメダルを払い出した後に、ボーナス遊技へ移行するように設定してもよい。
(ボーナス遊技制御手段80)
ボーナス遊技とは、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技をいい、ボーナス遊技制御手段80は、ボーナス遊技を制御するものである。
ボーナス遊技としては、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)と、レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)とがある。BBゲームとは、所定の役の当選確率が通常遊技よりも高い遊技を複数回実行可能な遊技であって、所定枚数(例えば369枚以上)のメダルの払い出しにより終了する遊技である。また、RBゲームとは、BBゲームと同じく、所定の役の当選確率が通常遊技よりも高い遊技を複数回実行可能な遊技であって、BBゲームよりも少ない所定枚数(例えば99枚以上)のメダルの払い出しにより終了する遊技である。
また、本実施の形態では、ボーナス遊技制御手段80は、ボーナス遊技(BBゲーム及びRBゲーム)中のメダルの払い出し枚数をカウントする払出枚数カウンタを有している。
具体的には、通常遊技において、役抽選によりBB役に当選すると、いずれかの有効ライン上に、BB役に対応する「赤7」「赤7」「赤7」の図柄の組み合わせが当選した役に応じて揃い得るようになり、「赤7」「赤7」「赤7」の図柄の組み合わせが揃い、停止表示されると、BBゲームへ移行する。
BBゲームへ移行すると、役抽選で所定の役に当選する確率が通常遊技中よりも高くなるとともに、2枚のメダルのベットにより遊技が開始可能となり、有効ラインが中段ラインL2のみとなる。そして、有効ライン上に、当選した役に対応する図柄の組み合わせが停止表示されると、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出されるとともに、払出枚数カウンタにより払い出されたメダルの枚数がカウントされる。
そして、BBゲーム中のメダルの累計払い出し枚数が所定枚数(例えば369枚以上)に達すると、BBゲームは終了して、通常遊技へ移行する。
また、通常遊技において、役抽選によりRB役に当選すると、いずれかの有効ライン上に、RB役に対応する「BAR」「BAR」「BAR」の図柄の組み合わせが揃い得るようになり、「BAR」「BAR」「BAR」の図柄の組み合わせが揃い、停止表示されると、RBゲームへ移行する。
RBゲームへ移行すると、BBゲームと同様の遊技が行われる。そして、有効ライン上に、当選した役に対応する図柄の組み合わせが停止表示されると、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出されるとともに、払出枚数カウンタにより払い出されたメダルの枚数がカウントされる。
そして、RBゲーム中のメダルの累計払い出し枚数が所定枚数(例えば99枚以上)に達すると、RBゲームは終了して、通常遊技へ移行する。
なお、本実施の形態では、ボーナス遊技(BBゲーム及びRBゲーム)は、所定枚数のメダルの払い出しにより終了するものであるが、ボーナス遊技の終了条件としては他の条件(例えば遊技回数)を設定することもできる。
また、払出枚数カウンタによるカウントは、カウントアップによる方法でもカウントダウンによる方法でもよい。
(役抽選手段110)
役抽選手段110は、スタートスイッチ30の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行うものである。役抽選手段110は、乱数発生手段と、乱数抽出手段と、役抽選テーブルと、判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜65535)で発生させるものである。また、乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ30が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
また、役抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかをあらかじめ定めたものである。本実施の形態では、役抽選テーブルには、通常遊技および後述する有利遊技において用いられる一般役抽選テーブルと、BBゲームおよびRBゲームにおいて用いられる特別役抽選テーブルとがある。それらの抽選テーブルには、当選の領域と、ハズレの領域とが設定されている。なお、当選の領域としては、1つの役にのみ当選する単独当選領域の他に、複数の役に同時に当選する重複当選領域を設定することもできる。(なお、かかる重複当選領域を設定するような場合には、役抽選手段110による役抽選で、重複当選すると、当選した複数の役それぞれに対応する当選フラグが成立する。そして、このフラグの成立中に、いずれかの有効ライン上に、役抽選で当選した役に対応する図柄の組み合わせが停止表示されると、遊技者に対して、メダルの払い出しや、ボーナス遊技等の利益が付与される。)
また、判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選テーブルとを照合して、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの判定を行うものである。具体的には、判定手段は、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの判定を行う際に、その時点における遊技状態に対応する役抽選テーブルを適宜用いて、当該判定を行うものとなっている。
そして、役抽選手段110による役抽選で、いずれかの役に当選すると、当選した役に対応する当選フラグが成立する。
ここで、当選フラグには、役抽選手段110による抽選の結果が、小役の当選である場合に成立する小役当選フラグ(プラム当選フラグ、ベル当選フラグ、チェリー当選フラグ、3択役青7当選フラグ、3択役白7当選フラグ、3択役赤7当選フラグ、及び有利遊技移行当選フラグ)と、役抽選手段110による抽選の結果が、再遊技役の当選である場合に成立する再遊技当選フラグと、役抽選手段110による抽選の結果が、ボーナス役の当選である場合に成立するボーナス当選フラグ(BB当選フラグ及びRB当選フラグ)とがある。
そして、小役当選フラグ、及び再遊技当選フラグは、成立した遊技においてのみ有効となるものの、ボーナス当選フラグは、次の遊技へ持ち越すことができるものとなっており、当選したボーナス役に対応する図柄の組み合わせがいずれかの有効ライン上に停止表示されることにより消去されるものとなっている。
(ルーレット演出抽選手段120)
ルーレット演出抽選手段120は、遊技制御装置21(主基板23)において、ルーレット演出を実行するか否かの抽選を行うものである。このルーレット演出抽選手段120は、乱数発生手段、乱数抽出手段、抽選テーブル、判定手段を有するものである。役抽選手段110と略同様の手順により、スタートスイッチ30の操作を契機として乱数抽出手段により抽出した乱数が抽選テーブルの予め設定したどの領域に含まれるかによって、判定手段がルーレット演出の実行の有無を決定するものである。
ルーレット演出抽選手段120は、当該遊技における役抽選手段110の抽選の結果、BB役に当選したときに、ルーレット演出を実行するか否かの抽選を行っている。もちろん、BB役に当選していないときにも、ルーレット演出を実行する、いわゆるガセのルーレット演出を含ませるようにしてもよい。
本実施の形態では、BB役に当選したとき、主基板23上でルーレット演出抽選手段120がルーレット演出を実行するか否かを抽選で決定し、ルーレット演出を行うことが決定された場合には、主基板23上で、後述するフリーズ演出をセットし、サブ基板24側にルーレット演出を行う旨の情報を出力するように形成されている。このように、ルーレット演出抽選手段120を主基板23側に配置したのは、ルーレット演出を行う場合には、主基板23側の制御となるフリーズ演出を発生させており、また、主基板23からサブ基板24への情報送信はデータ保護(いわゆるゴト防止)のため一方通行となっていることによる。
なお、役抽選手段110の役抽選テーブルと、このルーレット演出抽選手段120の抽選テーブルとは、内容が異なるテーブルである。このルーレット演出抽選手段120は、上述したように遊技制御装置21の主基板23側に設けて抽選をおこなっているが、演出制御装置22のサブ基板24側に設けて抽選を行うようにすることもできる。その際には、サブ基板24側から主基板23側へ情報を出力できないため、サブ基板24側でルーレット演出の抽選を行う場合には、先ず、主基板23上で、後述するフリーズ演出を発生させるか否かの抽選を行い、その抽選の結果、フリーズ演出を行うことが決定されたときに、主基板23上でフリーズ演出をセットする。そして、主基板23からサブ基板24へフリーズ演出を発生させる旨の情報を出力し、その情報がサブ基板24に入力されることにより、ルーレット演出を行う或いは抽選によりルーレット演出を行うことを決定するように形成することで可能となる。
なお、役抽選手段110及びルーレット演出抽選手段120において、乱数発生手段と、乱数抽出手段とは、共通のものを使用してもよい。すなわち、役抽選手段110で、抽出した乱数を、そのまま、ルーレット演出抽選手段120でも使用して、役抽選手段110とは異なる抽選テーブルを用いることで、ルーレット演出の実行の有無を判定することができる。
また、ルーレット演出抽選手段120を別個独立に設けずに、役抽選手段110の役抽選テーブルにおける乱数発生領域の一部に、ルーレット演出の当選領域を設定して、役抽選と同時に、ルーレット演出を実行するか否かの抽選を行うようにしてもよい。これにより、記憶容量を節約することができると共に、役抽選手段110の際に抽出した乱数及び共通の役抽選テーブルによって、ルーレット演出の当選、非当選を、簡単に決定することができる。
また、ルーレット演出を実行するか否かの抽選は、上述したものに限定されるものではなく、他の所定の契機(所定役の当選、所定の遊技(ATゲーム、ボーナスゲーム等)への移行確定、所定の遊技の開始又は終了)における所定の抽選手段による抽選の結果に基づいて、ルーレット表示手段390によるルーレット演出を実行するように形成してもよい。
(回転制御手段250)
回転制御手段250は、スタートスイッチ30の操作を契機に、3個すべての回転リール40の回転を開始させるとともに、3個すべての回転リール40の回転駆動を制御するものである。具体的には、回転制御手段250は、スタートスイッチ30の操作を契機に、3個すべての回転リール40の回転を開始させて、その回転速度が所定の定常回転速度に達するまで速度を増加させる。そして、回転制御手段250は、回転リール40の回転速度が所定の定常回転速度に達したときには、回転リール40を所定の定常回転速度で定速回転させる定速処理を行う。
また、本実施の形態では、回転リール40を所定の定常回転速度で回転させるための移行処理、いわゆる定常回転処理(速度調整処理)が終了してから、ストップスイッチ50の操作が有効となるように形成されている。
(ウェイト制御手段190)
ウェイト制御手段190は、1回の遊技における遊技時間が、予め定められた所定時間(以下、「ウェイト時間」と称す。)以下とならないように制御するものである。本実施の形態では、ウェイト時間は、4.1秒に設定されている。また、本実施の形態では、ウェイト制御手段190は、計時手段150によりウェイト時間を計時している。具体的には、ウェイト制御手段190は、一の遊技において、回転制御手段250により回転リール40の回転が開始されたことを契機に、計時手段150に計時を開始させる。そして、次の遊技において、回転制御手段250により回転リール40の回転が開始されたことを契機に、計時手段150による計時をリセットして再度計時を開始させる。そして、それ以降の遊技においても同様に、毎遊技、回転制御手段250により回転リール40の回転が開始されたことを契機に、計時手段150による計時をリセットして再度計時を開始させる。
そして、ウェイト制御手段190は、遊技の開始に係るスタートスイッチ30が操作された際における、計時手段150により計時される計時時間が4.1秒以下であった場合には、回転制御手段250による、3個すべての回転リール40の回転を開始させる処理の開始を一旦保留し、計時時間が4.1秒経過した後に、保留した回転制御手段250による当該処理を開始させる。
なお、ウェイト制御手段190は、回転制御手段250により回転リール40の回転が開始されたことを契機に、計時手段に計時を開始させるものであるがこれに限られるものではない。例えば、遊技中の他のいずれかのタイミングから計時手段に計時を開始させるようにしてもよい。
(停止制御手段130)
停止制御手段130は、役抽選手段110の抽選の結果と、各ストップスイッチ50が操作された際における対応する回転リール40の回転位置とに基づいて、各回転リール40の回転を停止させるものである。
具体的には、停止制御手段130は、各ストップスイッチ50が操作された際における対応する回転リール40の回転位置を、対応するインデックス47が検知されてから対応するストップスイッチ50が操作されるまでの間における対応するステッピングモーター64のステップ数で特定しつつ、ストップスイッチ50が操作された時点で、有効ライン上に直ちに停止できる図柄(すなわち、回転リール40の回転位置)を基準として、この図柄から回転方向に予め定められた個数(最大スベリコマ数、例えば4コマ)移動した図柄までの範囲内で、対応する回転リール40を停止させるように形成されている。
そして、停止制御手段130は、役抽選手段110の抽選の結果がいずれかの役に当選の場合には、各回転リール40の回転を停止させるに際し、当選した役に対応する図柄の組み合わせが、いずれかの有効ライン上に極力揃うように、かつ、当選した役以外の役に対応する図柄の組み合わせについては、いずれの有効ライン上にも揃わないように、引き込み制御及び蹴飛ばし制御を行い、一方、役抽選手段110の抽選の結果がハズレの場合には、各回転リール40の回転を停止させるに際し、いずれの有効ライン上にも、いずれの役に対応する図柄の組み合わせも揃わないように、蹴飛ばし制御を行う。
また、本実施の形態では、原則として、単独の当選フラグが別個独立に成立するものであるが、複数の当選フラグを同時に成立(重複当選)させるようにしてもよい。このような場合に、停止制御手段130は、引き込み制御において、当選した複数の役のうちいずれの役を優先して引き込むかを予め設定している。具体的には、停止制御手段130は、引き込み優先順位を、「再遊技役」>「ボーナス役」>「小役」に設定している。
また、本実施の形態では、停止制御手段130は、図柄の停止位置を予め定めた停止テーブルを備え、上記した引き込み制御及び蹴飛ばし制御を、この停止テーブルを用いて行う。
具体的には、停止制御手段130は、1つのフラグ状態ごとに1つの停止テーブルを備えている。ここで、フラグ状態とは、例えばプラム当選フラグが成立している状態や、ベル当選フラグが成立している状態などである。
そして、例えば、プラム当選フラグが成立している状態において用いられる停止テーブルである「プラム停止テーブル」には、プラム役に対応する図柄の組み合わせが、有効ライン上に優先して揃い得るように、かつ、プラム役以外の役に対応する図柄の組み合わせについては、有効ライン上に揃わないように設定されている。
なお、停止制御手段130は、1つのフラグ状態および遊技状態ごとに、1つの停止テーブルを備えるようにしてもよい。なお、ここで、遊技状態とは、通常遊技であって、ボーナス当選フラグが成立している状態(内部当選状態)や、通常遊技であって、ボーナス当選フラグが成立していない状態(内部非当選状態)や、RBゲームなどである。
また、停止制御手段130は、引き込み制御及び蹴飛ばし制御を、所定の図柄を停止させるか否かを判断しながら制御を行うプログラム制御により行うようにしてもよい。
(停止図柄判定手段140)
停止図柄判定手段140は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの役に対応する図柄の組み合わせがいずれかの有効ライン上に停止表示されているか否かを判定し、この判定結果に基づいた制御を行うものである。すなわち、所定の役に対応する図柄の組み合わせが停止表示された場合に、この停止表示された役に応じた信号を出力するように形成されている。
具体的には、停止図柄判定手段140は、各制御手段に信号を出力する。例えば、小役に係る信号が入力された遊技制御手段27は、貯留払い出し手段65を作動させて所定枚数のメダルを払い出すように制御する。また、例えば、再遊技役に係る信号が入力された遊技制御手段27は、再度の遊技の制御を行う。また、例えば、ボーナス役に係る信号が入力されたボーナス遊技制御手段80は、ボーナス遊技を開始する。より具体的には、例えば、BB役に係る信号が入力されたボーナス遊技制御手段80は、BBゲームを開始する。
(計時手段150)
計時手段150は、所定時間を計時するためのものであって、本実施の形態を実施するにあたって、種々の時間を計時するものであり、複数のタイマー機構を備えているものである。例えば、1回の遊技制限時間である4.1秒の計時も行うものである。また、その他の種々の時間を、計時或いはカウントするためのものである。その方法は、所定時間までのカウントアップによるものであるが、これに限定されず所定時間からのカウントダウンによるものでもよい。
(回転位置判断手段161(回転位置検出手段160))
回転位置判断手段161は、回転位置検知装置46からのインデックス47がインデックスセンサ48を通過したタイミングと、その時点からのステッピングモーター64へのパルス信号の入力数とに基づいて、各回転リール40の現在の回転位置を把握するためのものである。この回転位置判断手段161と回転位置検知装置46(インデックス47及びインデックスセンサ48)とにより、回転リール40の回転位置を検出する回転位置検出手段160を構成している。これにより、予め定めた基準の位置、例えば、表示窓13の中段位置を中心として、その上下の上段及び下段に現在、通過している図柄を回転中であってもリアルタイムで認識することが可能となるものである。そして、そのデータは、インデックス47がインデックスセンサ48を通過するごとに最新の正確なデータに更新されるように形成されている。
(フリーズ制御手段170)
フリーズ制御手段170は、所定の条件を満たした場合に、所定の時間、遊技の進行を遅延させるものである。なお、このときの「遊技の進行の遅延」は、一般に「フリーズ演出」などと称されるものである。ここで、「所定の条件を満たした場合」というのは、本実施の形態では、ルーレット表示手段390によるルーレット演出を実行する場合であって、第3番目のストップスイッチ50の停止操作、いわゆる第3停止操作が行われた場合である。
本実施の形態では、フリーズ演出は、ルーレット演出を実行している場合に付随して実行するように形成されているが、もちろん、フリーズ演出を発生させるための抽選手段を別個、設けて、フリーズ演出の実行の有無を抽選によって決定するようにしてもよい。その場合には、その抽選手段には、役抽選手段110と同様に、乱数発生手段と、乱数抽出手段と、抽選テーブルと、判定手段とを設けることにより実施できる。そして、第3停止操作を契機として、乱数抽出手段が、乱数発生手段により発生する乱数を抽出して、抽選テーブルの予め定めたデータに基づいて、抽出した乱数がフリーズ演出を発生させる当選領域に含まれるか否かによって、判定手段がフリーズ演出発生に当選したか否かを判定するようなものである。
フリーズ制御手段170は、上記所定の条件を満たしている場合、計時手段150によりタイマーをセットし、所定時間が経過するまで、いずれかの役に対応する図柄の組み合わせが停止表示されたか否かの判定を遅延させる。この所定時間は、ルーレット演出が終了する迄、フリーズ演出が継続するような時間に設定されている。
なお、フリーズ制御手段170は、所定の場合に、遊技者が第3番目に停止させる回転リール40に対応するストップスイッチ50を停止操作した後、いわゆる第3停止操作後にフリーズ演出を実行する。具体的には、その第3停止操作を契機として、フリーズ状態を発生させるが、その第3停止操作の停止制御は、並行して行われ、回転リール40は停止する。
そして、その後、所定時間経過後に、フリーズ制御手段170により、フリーズ状態が解除され、フリーズ演出が終了した後、いずれかの役に対応する図柄の組み合わせが停止表示されているか否かの判定が行われ、その判定結果に応じたメダル払い出し等の処理が行われるように形成されている。
なお、ここで、フリーズ演出を発生させるタイミングは、上述したものに限定されるものではなく、メダルのベット時、遊技開始可能状態になったとき、スタートスイッチ30の操作時、他のストップスイッチ50の停止操作時等の種々のタイミングに設定することもできる。
また、フリーズ演出の時間も、予め定めた所定の時間に限定されるものではなく、抽選により時間を変動させるようにしてもよい。
(有利遊技制御手段220)
有利遊技制御手段220は、有利遊技を制御するものである。本実施の形態に係る有利遊技制御手段220は、有利遊技として、液晶表示装置68に、役抽選手段110の抽選の結果を示唆する情報を表示させることにより、当選した小役を遊技者に対して告知する、という態様の遊技を行う。このような態様の有利遊技は、アシストタイムゲーム(ATゲーム)などと呼ばれるものである。この有利遊技は、有利遊技移行役を当選させることにより、所定遊技回数だけ実施可能となるように形成されている。或いは、有利遊技は、所定の場合に発生するフリーズ演出中のルーレット演出で、所定回数の有利遊技への移行が決定した場合に、決定した所定遊技回数だけ、BBゲームの終了後、実施可能となるように形成されている。
遊技者は、液晶表示装置68に表示された情報を見て、当選した小役に対応する図柄の組み合わせがいずれかの有効ライン上に停止するようタイミングを図ってストップスイッチ50を操作することにより、告知がない場合と比較してより多くの小役に対応する図柄の組み合わせを有効ライン上に停止表示させることができ、ひいてはより多くの枚数のメダルを獲得することができる。これにより、有利遊技としてのアシストタイムゲーム(ATゲーム)は、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技となっている。
具体的には、図4に示すように、小役としての3択役青7(「青7」「プラム」「プラム」)、3択役白7(「白7」「プラム」「プラム」)、3択役赤7(「赤7」「プラム」「プラム」)がある。図3に示すように、左リール43において、図柄「青7」と、図柄「白7」と、図柄「赤7」とは、例えば、表示窓13に停止又は引き込み可能な最大引き込み可能範囲が7コマの範囲である場合には、1個しか存在していない。このため、小役としての3択役青7、3択役白7、3択役赤7のうち、いずれかの役が当選している場合には、目押しの技量に優れたものであっても、いずれの役が当選しているか報知されない場合には、その引き込み確率は3分の1となる。それに対して、AT中では、かかる小役としての3択役青7、3択役白7、3択役赤7のうち、いずれの役が当選しているかを特定して遊技者に報知する。これにより、当選した図柄を有効ライン上に停止させることができる可能性が飛躍的に増加して、獲得できるメダル枚数を増加させることができるものである。
なお、上述したアシストタイムゲーム(ATゲーム)では、当選した小役を報知していたが、これに限定されるものではない。具体的には、例えば、ATゲームとして、3個のストップスイッチ50の押し順が正解の場合に、所定の利益を付与するように設定したような場合には、その正解の押し順を遊技者に報知するようなものでもよい。
(演出データ記憶手段230(第1データ記憶手段231、第2データ記憶手段232))
演出データ記憶手段230は、実行する演出の演出データと、演出を実行する確率である実行確率を予め定めた実行確率データとを記憶するものである。演出の実行内容は、表示手段320としての液晶表示装置68への種々の表示画像、報知ランプ69の点灯・点滅、音声出力手段340としてのスピーカー67からの音声出力などにより構成されている。
この演出データ記憶手段230は、サブ基板演出制御装置240に配置した第1データ記憶手段231と、液晶基板演出制御装置300に配置した第2データ記憶手段232とを備えている。
(第1データ記憶手段231)
第1データ記憶手段231は、サブ基板演出制御装置240であるサブ基板24に配設されているものであって、主に、報知ランプ69及び音声出力手段340に関する演出データや、演出に関する抽選確率等が記憶されている。
(演出抽選手段440)
演出抽選手段440は、役抽選手段110による役抽選の結果に基づいて、ルーレット演出以外の演出を実行するか否かの抽選を行うものである。この演出抽選手段440の抽選は、役抽選手段110と同様に、乱数発生手段と、乱数抽出手段と、抽選テーブルと、判定手段とを備えている。そして、乱数発生手段が発生した乱数から、所定の契機で、乱数抽出手段が乱数を抽出し、その抽出した乱数が、抽選テーブルのデータに基づいて、どの当選領域に含まれるかによって、演出を実行するか否か、どのような種類の演出を実行するか等を判定手段により判定するものである。
(停止領域決定手段370)
停止領域決定手段370は、所定の契機で、表示手段320の複数の表示領域400のうちの何れかの表示領域400を停止領域420として決定するためのものである。そして、停止領域決定手段370は、その決定した停止領域420の内容を含む信号を、選択領域切換手段360に出力するように形成されている。
この所定の契機とは、ルーレット演出を実行中の遊技における第3停止操作(遊技者による第3番目の停止操作)の停止操作信号を、遊技制御手段27からサブ基板演出制御装置240の停止領域決定手段370が入力したタイミングを意味する。もちろん、この所定の契機は、上述したものに限定されるものではなく、ルーレット表示手段390のルーレット演出の回転を停止する処理の前であれば、停止領域420の決定はいつ決定されるようにしてもよい。具体的には、例えば、ルーレット表示手段390のルーレット演出の回転の開始時(すなわち、選択領域410の移動処理の開始時)に決定するようにしてもよい。また、ルーレット演出が行われることが決定されたときや、フリーズ演出を実行するか否かの抽選を行うように形成されている場合のその抽選時や、役抽選や、演出抽選の抽選時等に決定するようにしてもよい。また、所定役の当選、所定遊技の移行確定、所定遊技の開始又は終了、メダルのベット、スタートスイッチ30の操作、他のストップスイッチ50の操作、払い出しの終了等の種々のものを契機として行うように設定してもよい。
具体的には、停止領域決定手段370は、上述した第3停止操作の操作信号が入力されることを契機として、所定条件を満たしている場合に、表示領域400に表示してある内容である、遊技回数50回のATゲームを付与する「AT50回」と、遊技回数100回のATゲームを付与する「AT100回」と、ATゲームを付与しない「ハズレ」との3種類の内容のうちのいずれの内容にするかを抽選により決定する。なお、役抽選手段110のハズレのときのガセのルーレット演出を含ませるような場合には、停止領域決定手段370は、ルーレット演出の停止領域420を「ハズレ」に決定する。
ここで、「所定条件を満たしている場合」とは、ルーレット演出に当選して、ルーレット演出を実行している場合を意味する。
なお、第1停止操作(遊技者による第1番目の停止操作)、第2停止操作(遊技者による第2番目の停止操作)、第3停止操作(遊技者による第3番目の停止操作)の結果、BBゲームのBB役に対応する図柄の組み合わせを有効ライン上に停止させることができることを条件としてもよい。
停止領域決定手段370は、ルーレット演出を行う場合、第3停止操作の操作信号が入力されることを契機として、「AT50回」「AT100回」「ハズレ」のいずれにするかの抽選を行う。
なお、停止領域決定手段370は、「AT50回」「AT100回」「ハズレ」の各内容のうちのいずれの内容にするかを決定するものであって、表示手段320のうちのどの表示領域400で停止させるかの具体的な停止位置を決めるものではない。かかる具体的な停止位置は、停止領域決定手段370により決定された内容の信号を入力した液晶基板演出制御装置300の選択領域切換手段360により決定される。もちろん、所定の位置データ等を予め記憶しておくことにより、具体的な停止位置まで決定するように形成することもできる。
停止領域決定手段370は、上述したような決定を抽選により決定しているが、この抽選は、役抽選手段110と同様な乱数発生手段、乱数抽出手段、抽選テーブル、判定手段を備えているものである。そして、乱数発生手段が発生した乱数から、所定の契機で、乱数抽出手段が乱数を抽出し、その抽出した乱数が、抽選テーブルのデータに基づいて、どの当選領域に含まれるかによって、「AT50回」「AT100回」「ハズレ」のいずれの内容になるかを判定手段により判定するものである。ここで、乱数抽出手段が乱数を抽出する所定の契機は、遊技制御装置21からの遊技者による第3停止操作に基づく停止操作信号が入力されたことを契機としている。もちろん、かかる所定の契機に限定されるものではなく、他の所定の契機(例えば、所定役の当選、所定の遊技(ATゲームやボーナスゲーム等)への移行確定、所定の遊技の開始又は終了、メダルのベット、スタートスイッチ30の操作、他のストップスイッチ50の操作、メダル払い出しの開始又は終了)に乱数抽出を行うようにしてもよい。
また、ここで、停止領域決定手段370が決定する内容は、本実施の形態では、「AT50回」「AT100回」「ハズレ」のいずれかであるが、特にこれに限定されるものではなく、5回、20回、500回等の他の遊技回数のATゲームであってもよい。また、所定の遊技回数に設定してあるATゲームの遊技回数に追加される遊技回数を設定するようにしてもよい。また、1セットが所定回数(例えば20回)のATゲームを、所定セット数だけ決定する、或いは、所定セット数のATゲームを追加するような設定にしてもよい。更に、遊技者に利益となるような報知演出を行うATゲームの報知確率が異なる複数種類のATゲームを設け、その複数種類のATゲームのいずれを獲得することができるか、或いは獲得できないかをルーレット演出により決定するようにしてもよい。また、ルーレット演出により獲得できる特典としてATゲームに限定されるものではなく、他の遊技者の利益となるような別の特典に設定してもよい。例えば、BBゲームの当選の有無を報知するようなものでもよく、また、ルーレット演出を停止操作の前に行うようにした場合には、小役の当選の有無をルーレット演出で報知可能としてもよい。また、ATゲームではなく、RTゲーム等の他の特殊遊技への移行確定をルーレット演出により報知するように設定してもよい。
(音声制御手段350)
音声制御手段350は、音声出力手段340を制御するためのものである。この音声制御手段350は、サブ基板24としてのサブ基板演出制御装置240に配設されている。
音声制御手段350は、選択領域切換手段360からの信号の入力を受けて、音声出力手段340から音声を出力させるように形成されている。具体的には、例えば、音声制御手段350は、音声出力手段340からトランペットによるファンファーレ音とともに「ATゲーム100回獲得」のような音声を出力するようなものを含む。なお、ここで、「選択領域切換手段360からの信号」とは、選択領域410が停止領域420となること或いはなったことに基づいて、選択領域切換手段360からサブ基板24へ出力される信号を意味する。
(ランプ制御手段430)
ランプ制御手段430は、報知ランプ69を制御するためのものである。このランプ制御手段430は、サブ基板24としてのサブ基板演出制御装置240に配設されている。
ランプ制御手段430は、選択領域切換手段360からの信号の入力を受けて、報知ランプ69の点灯や点滅等を実行させるように形成されている。なお、ここで、「選択領域切換手段360からの信号」とは、選択領域410が停止領域420となること或いはなったことに基づいて、選択領域切換手段360からサブ基板24へ出力される信号を意味する。このランプ制御手段430による報知ランプ69の演出として、具体的には、例えば、報知ランプ69の7色LEDの全部の色を順番に点滅させるようなものを含む。
(表示制御手段330)
表示制御手段330は、液晶表示装置68としての表示手段320を制御するためのものである。この表示制御手段330は、液晶基板310としての液晶基板演出制御装置300に配設されている。この表示制御手段330は、所定の場合にルーレット表示手段390となる液晶表示装置68である表示手段320のルーレット演出を実行すると共に、ルーレット演出以外の通常の演出を液晶表示装置68としての表示手段320により実行するものである。この表示制御手段330は、第2データ記憶手段232からの種々の演出データから対応する演出を、演出抽選の結果等により、実行することができるように形成されている。
ルーレット演出において、表示制御手段330は、図5に示すように、液晶表示装置68を4個の表示領域400(401,402,403,404)に分割表示すると共に、「AT50回」「ハズレ」「AT100回」の文字を表示させる。そして、表示制御手段330は、選択領域410として設定された表示領域400を、他の選択領域410でない表示領域400と区別するために別の色で表示する。例えば、1個の選択領域410を赤色とした場合、他の3個の表示領域400を白色とする。
また、これらの表示領域400に表示する「AT50回」等の内容は、予め決定して固定されているものであるが、これに限定されるものではない。例えば、毎回、抽選等により、表示領域400のそれぞれにいずれの表示内容を設定するかの抽選を行い、その抽選の結果によって、各表示領域400に表示する内容を決定するようにしてもよい。更に、それらの表示内容は、予め若しくは抽選等により決定されているが、表示制御手段330により、ルーレット演出のルーレットの回転中は、「?」の文字データのみ表示し、ルーレットの回転が停止してから、既に決定されている「AT50回」等の決定内容の文字を表示させるように形成してもよい。
(第2データ記憶手段232(演出データ記憶手段230))
第2データ記憶手段232は、液晶表示装置68に表示する演出データを記憶しているものである。ルーレット表示手段390としてのルーレット演出や、通常演出における液晶表示装置68に表示する画像、動画像等の画像データ等の全てを記憶しているものである。
この第2データ記憶手段232は、ルーレット表示手段390におけるルーレット演出における表示領域400に表示する内容を、表示領域401に「AT50回」を表示し、表示領域402及び表示領域404に「ハズレ」、表示領域403に「AT100回」の文字表示を表示する旨のデータも予め記憶しているものである。具体的には、各表示領域400に対応して「AT50回」等の文字内容に対応するコード番号を記憶しているものである。
(選択領域切換手段360)
選択領域切換手段360は、表示手段320の複数の表示領域400のうちの何れかの表示領域400を選択領域410として表示し、この選択領域410を他の表示領域400に所定の順番で切り換える動作を行うためのものである。
選択領域切換手段360は、ルーレット演出において、選択領域410が停止領域420でない場合には、次の順番の表示領域400を選択領域410として切り換えて表示するとともに選択領域410が停止領域420となるまで所定の順番で切り換える前記動作を繰り返すように形成されている。そして、選択領域切換手段360は、選択領域410が停止領域420となった場合には、その停止領域420を選択領域410として表示するとともにそれ以後の前記動作を中止する。
具体的には、ルーレット演出を行うことが決定されている場合、選択領域切換手段360は、予め定めた所定の表示領域400を選択領域410として表示する。そして、所定の表示領域400を選択領域410として表示してから、所定時間間隔で、選択領域410に対して、図5及び図6を正面から見て時計方向(右回転方向)に隣接する表示領域400を、新たな選択領域410として次々と変更するような切り換える動作、いわゆるルーレット演出を開始する。なお、ここで、「ルーレット演出」は、ルーレット表示手段390の所定の領域(選択領域410)を点灯させる表示開始から、その点灯領域の移動が停止するまで(停止領域420で停止するまで)の一連の演出を意味する。
具体的には、図6(a)に示すように、ルーレット演出が開始されると、選択領域切換手段360は、予め定めた表示領域401を選択領域410として表示する。そして、その表示から所定時間が経過した後、図6(b)に示すように、選択領域切換手段360は、選択領域410を、表示領域401から表示領域402に切り換えて、表示領域402を選択領域410として表示する。そして、その表示から所定時間が経過した後、図6(c)に示すように、選択領域切換手段360は、選択領域410を、表示領域402から表示領域403に切り換えて、表示領域403を選択領域410として表示する。そして、その表示から所定時間が経過した後、図示していないが、選択領域切換手段360は、選択領域410を、表示領域403から表示領域404に切り換えて、表示領域404を選択領域410として表示する。そして、その表示から所定時間が経過した後、図示していないが、選択領域切換手段360は、選択領域410を、表示領域404から表示領域401に切り換えて、表示領域401を選択領域410として表示する。更に、この表示領域400を選択領域410として切り換える上述したものと同様の動作を繰り返すことにより、選択領域410を、順に、表示領域401、表示領域402、表示領域403、表示領域404、表示領域401・・・と図6を正面から見て時計方向(右回転方向)の表示領域400に変換して、擬似的に回転させる状態にする、いわゆるルーレットが回転しているような演出を実行させることができる。ここで、選択領域410を隣接する表示領域400へ切り換える所定の時間間隔は、予め定めた一定の時間に設定されている。なお、この時間を、一定の時間とせずに、抽選等により、選択領域410が表示領域400へ移動するごとに異なる時間間隔となるように設定することもできる。
また、ルーレット演出を開始する際に最初に表示する選択領域410は、予め定めた表示領域400であるが、特にこれに限定されることなく、毎回、抽選等により異なる表示領域400を選択領域410として設定してもよい。
そして、サブ基板24からの停止領域420の内容として、例えば、「AT100回」の内容を停止領域420とする旨の信号(実際には、「AT100回」の文字表示に対応するようなコード番号)が選択領域切換手段360に入力された場合、選択領域切換手段360は、上述したようなルーレット演出における隣接する表示領域400を選択領域410とする際、毎回、その移動した選択領域410の表示領域400が、停止領域420であるか否か(具体的には、その表示領域400が有する「AT100回」等の文字表示に対応するコード番号が、サブ基板24から入力したコード番号と一致するか否か)を判断するように形成されている。そして、選択領域切換手段360は、選択領域410が停止領域420である場合(すなわち、選択領域410として表示した表示領域400のコード番号が、サブ基板24から入力した停止領域420としてのコード番号に一致する場合)には、その停止領域420を選択領域410として表示すると共に、それ以後の隣接する表示領域400を選択領域410へ切り換える動作を中止する。
更に、その切り換える動作を中止した選択領域切換手段360は、選択領域410が停止領域420となること或いはなったことに基づいて、音声制御手段350へ、選択領域410が停止領域420となること又はなったことの旨の信号を出力する。なお、ここでの「なること又はなったこと」は、選択領域410が停止領域420になった瞬間(タイミング)だけではなく、その後の所定の時間の経過後も含むことを意味する。
(ルーレット表示手段390(液晶表示装置68、表示手段320))
ルーレット表示手段390は、所定の条件を満足した場合に発生するルーレット演出を実施可能なものである。液晶表示装置68としての表示手段320が、通常は、種々の画像や動画像等を表示するものであるが、所定の場合に、ルーレット演出を実行可能なルーレット表示手段390としての役割を果たす。
この所定の条件を満足した場合とは、ルーレット演出の抽選に当選した場合である。かかる場合に、ルーレット表示手段390によりルーレット演出が実行されるように形成されている。
このルーレット表示手段390は、本実施の形態では、図6に示すように、液晶表示装置68としての表示手段320により、4分割された表示領域400のうち、選択された選択領域410が赤色に点灯し、他の表示領域400が白色に点灯若しくは消灯することにより、表示され、かかる選択領域410が、既に説明したように右回転方向に次々と隣接する表示領域400に切り換わって移動することにより、赤色の選択領域410が右回転方向に回転する、いわゆるルーレットが回転しているような演出を実行可能に形成されている。本実施の形態は、4分割されて4個の表示領域400が形成されているが、この分割数や分割形状は、特にこれに限定されることはなく、1個、2個、3個、或いは、5個以上に分割した表示領域400を採用してもよい。また、全体形状も四角形ではなく円形等のものを採用することができる。また、ルーレット表示手段390は、必ずしも液晶表示装置68でなくても、複数に分割区分された領域にランプを設けて、各領域毎に各ランプの点灯や消灯を制御して、点灯する選択領域410が回転するようにルーレット演出を実施してもよい。
(遊技機10の動作)
以下、図7に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係る遊技機10の通常遊技の動作の概略を説明する。
図7に示すステップ108において、前回遊技において、再遊技役に対応する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されたか否かが判定される。そして、再遊技役に対応する図柄の組み合わせが停止表示されたと判定された場合、ステップ109に進み、停止表示されないと判定された場合、ステップ110に進む。
ステップ110において、所定枚数(具体的には3枚)のメダルがベットされたか否かが判定され、所定枚数のメダルがベットされている場合、次のステップ111に進む。一方、所定枚数のメダルがベットされていない場合、ステップ110の前に戻る。
ステップ111において、遊技を開始することが可能な状態である遊技開始可能状態へ移行する。そして、ステップ112へ進む。
ステップ109において、再遊技のベット処理が行われる。具体的には、遊技機10の内部の制御によりクレジット数を減らすことなく、遊技開始の条件としてのメダルが、遊技者が投入することなく、自動的に内部投入されるものである。そして、ステップ112に進む。
ステップ112において、スタートスイッチ30の操作が行われたか否かの判定が行われ、操作が行われたと判定された場合、次のステップ113に進み、操作が行われないと判定された場合、ステップ112の前に戻る。
ステップ113において、主基板23上で役抽選手段110により役抽選処理が行われる。そして、次のステップ114に進む。
ステップ114において、役抽選処理によりBBゲームに当選したか否かが判定される。そして、BBゲームに当選したと判定された場合、次のステップ115に進む。一方、BBゲームに当選していないと判定された場合、ステップ116に進む。
ステップ115において、主基板23上でルーレット演出を発生させるか否かの抽選が行われる。そして、次のステップ116に進む。
ステップ116において、ステップ115のルーレット演出抽選の結果に基づいて、ルーレット表示手段390によるルーレット演出を実行するか否かが判定される。そして、ルーレット演出を実行すると判定された場合、ステップ117に進む。一方、ルーレット演出を実行しないと判定された場合、ステップ118に進む。
ステップ117において、主基板23上でフリーズ制御手段170によりフリーズ演出がセットされる。そして、主基板23からサブ基板24及び液晶基板310へ、ルーレット演出を行う旨の情報が出力される。そして、ルーレット演出が開始される。そして、次のステップ118に進む。
ステップ118において、ウェイト制御手段190により、ウェイト時間を計時する計時手段により計時される計時時間が4.1秒以下であるか否かが判定される。ここで、4.1秒以下であると判定されると、ステップ119に進む。一方、4.1秒以下でない、すなわち4.1秒を超えていると判定されると、ステップ120に進む。
ステップ119において、ウェイト制御手段190によりウェイト処理が行われる。そして、次のステップ120に進む。
ステップ120において、回転リール40の回転が開始されて、定常回転への移行処理が行われる。そして、予め定めた所定の回転速度に到達した後、ストップスイッチ50による停止操作の有効化処理が行われる。これにより、ストップスイッチ50の操作が可能な状態となる。そして、次のステップ121に進む。
ステップ121において、ストップスイッチ50が操作されたか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50が操作されたと判定された場合、次のステップ122に進み、操作されていないと判定された場合、ステップ121の前に戻る。
ステップ122において、停止制御手段130により、操作されたストップスイッチ50に対応する回転リール40の停止制御が行われる。そして、次のステップ123に進む。
ステップ123において、遊技制御手段27により、全ての回転リール40の停止操作が行われたか否かが判定される。ここで、全ての回転リール40の停止操作が行われたと判定されると、ステップ124に進む。一方、全ての回転リール40の停止操作が行われていないと判定されると、ステップ121に戻る。
ステップ124において、ルーレット演出を実行しているか否かが判定される。そして、ルーレット演出を実行していると判定された場合、次のステップ125に進む。一方、ルーレット演出を実行していないと判定された場合、次のステップ129に進む。
ステップ125において、遊技者が第3番目に停止させる回転リール40に対応するストップスイッチ50を停止操作した後のいわゆる第3停止操作後のフリーズ演出の実行処理が行われる。そして、次のステップ126に進む。
ステップ126において、ルーレット停止処理が実行される。そして、次のステップ127に進む。
ステップ127において、ATを付与することに設定されているか否かが判定される。すなわち、ATを付与することに、設定されているか否かが判定されるものである。そして、ATを付与することに設定されていると判定された場合、次のステップ128に進む。ATを付与することに設定されていないと判定された場合、次のステップ129に進む。
ステップ128において、BBゲーム終了後に所定回数のATゲームが付与されることに設定される。この設定が行われると、BBゲーム終了後に設定された50回又は100回のATゲームに移行することができるものである。そして、次のステップ129に進む。
ステップ129において、計時手段150のタイマーにより所定の時間が経過することでフリーズ演出を終了させるか否かが判定される。そして、所定時間経過し、フリーズ演出を終了させると判定された場合には、次のステップ130に進む。一方、所定時間経過しておらず、フリーズ演出を終了させないと判定した場合には、ステップ129の前に戻る。なお、本実施の形態では、計時手段150のタイマーにより所定時間の経過後にフリーズ演出を終了させているが、ルーレット停止処理が終了すると同時に、フリーズ演出を終了させるように形成してもよい。
ステップ130において、フリーズ演出の終了処理が行われる。そして、ルーレット演出の終了処理が行われる。ルーレット演出を終了させる際には、ルーレット表示手段390の全体の点灯色を徐々に薄くして、或いは全体を白色にする等により、いきなり終了するのではなく、余韻をもって終了させるように形成されている。そして、次のステップ131に進む。
ステップ131において、停止図柄判定手段140により、いずれかの役に対応する図柄の組み合わせが、いずれかの有効ライン上に停止表示されたか否かが判定される。ここで、停止表示されたと判定されると、ステップ132に進む。一方、停止表示されていないと判定されると、当該処理は終了する。
ステップ132において、遊技制御手段27により、停止表示された図柄の組み合わせに対応する役に応じた処理が行われる。例えば、いずれかの小役に対応する図柄の組み合わせが停止表示された場合には、当該役に応じた枚数のメダルの払い出しが行われる。そして、当該処理が終了する。
次に、図7のステップ126のルーレット停止処理について、図8のフローを用いて説明する。
遊技制御装置21(主基板23)によるメイン制御のステップ146において、遊技制御装置21(主基板23)から演出制御装置22のサブ基板演出制御装置240(サブ基板24)へ遊技者の第3停止操作に基づく停止操作信号が出力される。そして、次のステップ147に進む。
演出制御装置22のサブ基板演出制御装置240(サブ基板24)のサブ制御のステップ147において、遊技制御装置21(主基板23)からの停止操作信号の入力が行われる。そして、次のステップ148に進む。
ステップ148において、停止領域決定手段370により、その停止操作信号に基づく停止領域420が抽選により、設定される。この停止領域420とは、ルーレット表示手段390の具体的な停止位置ではなく、表示領域400に対応して設定されている「AT50回」「AT100回」又は「ハズレ」の内容を示すものであって、この3つのうちのいずれかの内容が、停止領域決定手段370の抽選により、決定され、3つのうちのいずれかの内容が停止領域420の内容として設定されるものである。そして、次のステップ149に進む。
ステップ149において、停止領域決定手段370により、液晶基板演出制御装置300(液晶基板310)の選択領域切換手段360へ、その決定した停止領域420の内容の信号が出力される。具体的には、停止領域決定手段370により、「AT100回」等の各内容に予め振られたコード番号が、選択領域切換手段360へ出力されるものである。そして、次のステップ150に進む。
液晶基板演出制御装置300(液晶基板310)による液晶表示制御のステップ150において、サブ基板24の停止領域決定手段370からの停止領域420のデータ(コード番号)が、選択領域切換手段360に入力される。これにより、今回の停止領域420の内容が、例えば、「AT100回」等に決定されることになる。そして、次のステップ151に進む。
ステップ151において、選択領域切換手段360により、現在の選択領域410が、停止領域420であるか否かが判定される。具体的には、現在の選択領域410となっている表示領域400に対応する内容(例えば「AT50回」のコード番号)が、停止領域420として設定されている内容(例えば「AT100回」のコード番号)と一致しているか否かが判定されるものである。そして、当該選択領域410が停止領域420であると判定された場合、次のステップ153に進む。一方、当該選択領域410が停止領域420でないと判定された場合、ステップ152に進む。
ステップ152において、選択領域切換手段360により、選択領域410が、予め定めた所定の順番の次の表示領域400(図6の時計方向(右回転方向)に隣接する次の表示領域400)に切り換えられる。これにより、選択領域410としての赤色の発光部分が、ルーレット表示手段390の図6の右回転方向に移動することになる。そして、ステップ151の前に戻る。
ステップ153において、選択領域切換手段360からサブ基板演出制御装置240(サブ基板24)へ、音声出力やランプ点灯等の実行をする旨の信号が出力される。そして、次のステップ154に進む。
ステップ154において、選択領域410が停止領域420となった状態が維持されて、ルーレット演出の回転が停止することにより、ルーレット表示手段390によるルーレット演出が終了する。そして、当該処理が終了する。
また、ステップ155において、液晶基板演出制御装置300(液晶基板310)の選択領域切換手段360から、サブ基板演出制御装置240(サブ基板24)の音声出力手段340及びランプ制御手段430へ、音声を出力し、ランプ点灯を実行する旨の信号が出力される。そして、次のステップ156に進む。
ステップ156において、音声制御手段350により音声出力手段340から音声出力が行われ、ランプ制御手段430により報知ランプ69による点灯又は点滅処理が行われる。
(作用)
本実施の形態によれば、ルーレット表示手段390によるルーレット演出の実行において、選択領域切換手段360は、選択領域410が停止領域420でない場合には、次の順番の表示領域400を選択領域410として切り換えて表示するとともに選択領域410が停止領域420となるまで所定の順番で切り換える動作を繰り返す。そして、選択領域切換手段360は、選択領域410が停止領域420となった場合には、その停止領域420を選択領域410として表示するとともに、それ以後の切り換える前記動作を中止する。そして、選択領域切換手段360は、選択領域410が停止領域420となること或いはなったことに基づいて、音声制御手段350及びランプ制御手段430へその旨の信号を出力する。そして、その信号を入力した音声制御手段350が、音声出力手段340から音声を出力させ、また、ランプ制御手段430が、報知ランプ69による所定の点灯、点滅による演出を行わせる。すなわち、選択領域410が停止領域420になる或いはなったときに音声制御手段350やランプ制御手段430へ信号が出力され、その信号により、音声出力や報知ランプ69の点灯点滅処理が行われる。これにより、選択領域410が停止領域420となる又はなったときに、音声を出力することができ、報知ランプ69による点灯等の処理をすることができる。このため、選択領域410が停止領域420となる又はなったタイミングと、音声が出力され、報知ランプ69の点灯処理等が行われるタイミングとがずれるようなことを回避することができる。結果として、選択領域410が停止する際に不自然な動作態様となることがないようにしつつ、表示手段320の表示態様と音声出力や報知ランプ69の点灯処理等とを一致させて整合性のある効果的な演出を実施することができ、視覚と聴覚との両方に同時に作用して興奮を一挙に高めることができ、両者のずれが発生して興ざめしてしまうようなことを回避することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様なルーレット表示手段390によるルーレット演出が可能なものである。
本実施の形態においても、所定の契機(第1の実施の形態と同様に、遊技者による第3停止操作のタイミング)で、表示手段320の複数の表示領域400のうち何れかの表示領域400を停止領域420として決定するための停止領域決定手段370を備えている。そして、この停止領域決定手段370は、決定した停止領域420の内容を含む信号を、選択領域切換手段360に出力するように形成されている。
そして、本実施の形態では、選択領域切換手段360は、選択領域410が停止領域420でない場合には、次の順番の表示領域400を選択領域410として切り換えて表示するとともに選択領域410が停止領域420となるまで所定の順番で切り換える動作を繰り返すように形成されている。そして、選択領域切換手段360は、選択領域410が停止領域420となった場合には、その停止領域420を選択領域410として表示するとともにそれ以後の切り換える動作を中止するように形成されている。これにより、第1の実施の形態と同様に、ルーレット表示手段390による選択領域410の時計方向のルーレット演出が実行されるものである。
第1の実施の形態では、選択領域410が停止領域420になった後に、液晶基板演出制御装置300(液晶基板310)からサブ基板演出制御装置240(サブ基板24)へ、音声出力や、ランプ演出等を行うための信号が出力されることにより、ルーレット表示手段390によるルーレット演出と、音声出力やランプ演出とのタイミングの調整を行っていた。
本実施の形態では、液晶基板演出制御装置300(液晶基板310)において、所定の契機時に選択領域410となっている表示領域400から選択領域410が停止領域420になるまで切り換える動作が行われる時間(遅延時間)を算出すると共に、その遅延時間を含む信号を液晶基板演出制御装置300(液晶基板310)からサブ基板24へ出力し、サブ基板24側でその遅延時間の経過を待って音声出力やランプ演出を実行することにより、ルーレット表示手段390によるルーレット演出と、音声出力やランプ演出とのタイミングの調整を図っているものである。
本実施の形態は、図9に示すように、第1の実施の形態と比較して、液晶基板演出制御装置300(液晶基板310)に、所定の契機時に選択領域410となっている表示領域400から選択領域410が停止領域420になるまで切り換える動作が行われる時間(遅延時間)を算出する遅延時間算出手段380を設けたことに特徴を有する。
この所定の契機時とは、停止領域決定手段370からの決定した停止領域を含む信号を選択領域切換手段360が入力したタイミングを意味する。それと略同じタイミングで、選択領域切換手段360は、遅延時間算出手段380へ、遅延時間を算出するための情報(選択領域410が停止領域420に移動するまでの選択領域410及び停止領域420間の表示領域400の数等)を含む信号を出力するように形成されている。
また、本実施の形態では、サブ基板演出制御装置240(サブ基板24)側に、遅延時間の経過をカウント可能なタイマー手段450を備えている。
遅延時間算出手段380は、停止領域決定手段370からの決定した停止領域(例えば、「AT100回」の表示領域403)を含む信号を液晶基板310側(選択領域切換手段360)が入力した時に、図6(a)に示すように選択領域410となっている表示領域400(例えば、「AT50回」の表示領域401)から、選択領域410が停止領域420(「AT100回」の表示領域403)になるまでに切り替わる動作が行われる時間(遅延時間)、すなわち、図6(a)から図6(b)を経て、図6(c)となるまでの時間を算出するものである。
本実施の形態では、ルーレット演出を実行中の遊技における、いわゆる第3停止操作(遊技者が第3番目に停止させる回転リール40に対応するストップスイッチ50を停止操作すること)の停止操作信号を、遊技制御手段27からサブ基板演出制御装置240の停止領域決定手段370が入力したタイミングと、停止領域決定手段370が、表示手段320の複数の表示領域400のうちの何れかの表示領域400を停止領域420として決定するタイミングと、停止領域決定手段370が、その決定した停止領域を含む信号を選択領域切換手段360に出力するタイミングと、その選択領域切換手段360からの遅延時間を算出するための情報を受けた遅延時間算出手段380が遅延時間を算出すると共にサブ基板演出制御装置240(サブ基板24)に遅延時間の内容を含む信号を出力するタイミングとは、略同じタイミングに設定されている。なお、停止領域決定手段370が、停止領域420を決定するタイミングは、上述したタイミングと同時期にしなくても、別の契機に設定してもよい。
そして、この遅延時間算出手段380は、音声制御手段350及びランプ制御手段430へ遅延時間算出手段380が算出した遅延時間の情報を含む信号を出力するように形成されている。
そして、音声制御手段350は、遅延時間算出手段380からの遅延時間の情報を含む信号の入力に基づいて、その遅延時間の経過後、音声出力手段340からルーレット演出の停止結果となる内容の音声を出力させるように形成されている。
また、ランプ制御手段430は、遅延時間算出手段380からの遅延時間の情報を含む信号の入力に基づいて、その遅延時間の経過後、報知ランプ69による点灯又は点滅による点灯演出を実行するように形成されている。
具体的には、タイマー手段450を用いて、遅延時間が経過するのを待って、音声制御手段350は、音声出力手段340から音声を出力し、ランプ制御手段430は、報知ランプ69による点灯又は点滅による発光演出を行うように形成されている。
その他は、第1の実施の形態と同様の構成、作用及び効果を有するものである。
本実施の形態は、第1の実施の形態の図2の代わりに図9を用い、図8の代わりに図10を用いるものである。
図7のステップ126のルーレット停止処理について、図10のフローを用いて以下に説明する。
遊技制御装置21(主基板23)によるメイン制御のステップ211において、遊技制御装置21(主基板23)から演出制御装置22(サブ基板24)へ遊技者の第3停止操作に基づく停止操作信号が出力される。そして、次のステップ212に進む。
演出制御装置22(サブ基板24)のサブ制御のステップ212において、遊技制御装置21(主基板23)からの停止操作信号が演出制御装置22(サブ基板24)に入力される。そして、次のステップ213に進む。
ステップ213において、その停止操作信号に基づく停止領域420が設定される。この停止領域420とは、ルーレット表示手段390の具体的な停止位置ではなく、表示領域400に対応して設定されている「AT50回」「AT100回」又は「ハズレ」の内容を示すものであって、この3つのうちのいずれかの内容が、停止領域決定手段370の抽選等により、決定され、3つのうちのいずれかの内容が停止領域420の内容として設定されるものである。そして、次のステップ214に進む。
ステップ214において、液晶基板演出制御装置300(液晶基板310)へ、その決定した停止領域420の内容が出力される。具体的には、「AT100回」等の各内容に予め振られたコード番号が出力されるものである。そして、次のステップ215に進む。
液晶基板演出制御装置300(液晶基板310)による液晶表示制御のステップ215において、サブ基板24からの停止領域420のデータ(コード番号)が入力される。これにより、今回の停止領域420の内容が、例えば、「AT100回」等に決定されることになる。そして、次のステップ216に進む。
ステップ216において、遅延時間算出手段380により、停止領域決定手段370からの決定した停止領域420を含む信号を液晶基板310の選択領域換手段360が入力した時に選択領域410となっている表示領域400から選択領域410が停止領域420になるまで切り換える動作が行われる時間、いわゆる遅延時間が算出される。そして、次のステップ217に進む。
ステップ217において、液晶基板演出制御装置300(液晶基板310)からサブ基板演出制御装置240(サブ基板24)に遅延時間を含む信号が出力される。そして、次のステップ218に進む。
ステップ218において、選択領域切換手段360により、現在の選択領域410が、停止領域420であるか否かが判定される。具体的には、現在の選択領域410となっている表示領域400に対応する内容(例えば「AT50回」のコード番号)が、停止領域420として設定されている内容(例えば「AT100回」のコード番号)と一致しているか否かが判定されるものである。そして、当該選択領域410が停止領域420であると判定された場合、次のステップ220に進む。一方、当該選択領域410が停止領域420でないと判定された場合、ステップ219に進む。
ステップ219において、選択領域切換手段360により、選択領域410が、予め定めた所定の順番の次の表示領域400(図6の時計方向(右回転方向)に隣接する次の表示領域400)に切り換えられる。そして、ステップ218の前に戻る。
ステップ220において、ルーレット表示手段390によるルーレット演出が停止される。そして、当該処理が終了する。
また、ステップ221において、サブ基板演出制御装置240(サブ基板24)に、液晶基板310の遅延時間算出手段380から、遅延時間を含む信号が入力される。そして、次のステップ222に進む。
ステップ222において、タイマー手段450のカウントにより、遅延時間が経過したか否かが判定される。そして、遅延時間が経過したと判定された場合、次のステップ223に進む。一方、遅延時間が経過していないと判定された場合、ステップ222の前に戻る。
ステップ223において、音声制御手段350により音声出力手段340から音声出力が行われ、ランプ制御手段430により報知ランプ69による点灯又は点滅処理が行われる。
(作用)
本実施の形態によれば、選択領域切換手段360は、選択領域410が停止領域420でない場合には、時計方向(図6の右回転方向)に隣接する次の順番の表示領域400を選択領域410として切り換えて表示するとともに選択領域410が停止領域420となるまで所定の順番である時計方向(右回転方向)に切り換える動作を繰り返す。そして、選択領域切換手段360は、選択領域410が停止領域420となった場合には、その停止領域420を選択領域410として表示するとともに、それ以後の前記動作を中止する。
一方、遅延時間算出手段380が、いわゆる遅延時間を算出する。この遅延時間は、停止領域決定手段370からの決定した停止領域420を含む信号が選択領域切換手段360に入力された時に選択領域410となっている表示領域400から選択領域410が停止領域420になるまで切り換える動作が行われる時間である。そして、遅延時間算出手段380は、サブ基板24へ遅延時間の情報を含む信号を出力する。そして、音声制御手段350は、その信号の入力に基づいて、その遅延時間の経過を受けて、音声出力手段340から音声を出力させる。また、ランプ制御手段430は、その信号の入力に基づいて、その遅延時間の経過を受けて、報知ランプ69による所定の点灯、点滅による演出を行わせる。
具体的には、遅延時間算出手段380からの遅延時間を含む信号の入力に基づいて、タイマー手段450による遅延時間の経過を受けて、音声制御手段350は、その遅延時間の経過後、音声出力手段340から例えば、「ATゲーム100回獲得!」の音声を出力させる。また、その遅延時間の経過を受けて、ランプ制御手段430が、報知ランプ69による所定の点灯、点滅による演出を実行させる。
結果として、遅延時間算出手段380が算出した遅延時間の経過後に、ルーレット表示手段390における「AT100回」の内容を表示する表示領域403の選択領域410が停止領域420になると共に、音声出力手段340から、それに対応する「ATゲーム100回獲得!」の音声を略同時に出力することができ、報知ランプ69による所定の点灯、点滅による演出を実行することができる。
これにより、音声を出力するタイミング及び報知ランプ69による所定の演出を実行するタイミングが、選択領域410が停止領域420となるタイミングよりも極端に早くなるようなことを回避することが可能となる。すなわち、ルーレット演出の回転が未だ停止していないのに、早々と「AT100回獲得!」のような音声出力や、それに対応する報知ランプ69による演出実行が先走って実施されるようなことを回避することができる。これにより、選択領域410が停止領域420となったタイミングと、音声が出力されるタイミングとがずれるようなことを回避することが可能となる。結果として、選択領域410が停止する際に不自然な動作態様となることがないようにしつつ、表示手段320の表示態様と音声出力とを一致させて整合性のある効果的な演出を実施することができ、視覚と聴覚との両方に同時に作用して興奮を一挙に高めることができ、両者のずれが発生して興ざめしてしまうようなことを回避することができる。
(第3の実施の形態)
図11は、第3の実施の形態であって、液晶表示装置68としてのルーレット表示手段390において、4角形の形状の表示領域400が周囲に4個、配列するように形成したものである。その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものである。
(第4の実施の形態)
図12は、第4の実施の形態であって、液晶表示装置68としてのルーレット表示手段390において、3角形の形状の表示領域400が周囲に8個、配列するように形成したものである。その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものである。
(第5の実施の形態)
図13は、第5の実施の形態であって、液晶表示装置68としてのルーレット表示手段390において、液晶表示装置68の中心から放射状に延びる線により、3角形の形状の表示領域400が16個、配列するように形成したものである。その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものである。
(第6の実施の形態)
図14は、第6の実施の形態であって、液晶表示装置68としてのルーレット表示手段390において、リング状(ドーナツ状)に配置したルーレット状のものに、略4角形の形状の表示領域400が周囲に16個、配列するように形成したものである。その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものである。
以上、第1〜第6の実施の形態に示したとおり、ルーレットの表示領域や、形状は、適宜に設定することが可能である。
10 遊技機 320 表示手段
340 音声出力手段 350 音声制御手段
360 選択領域切換手段 370 停止領域決定手段
380 遅延時間算出手段 400 表示領域
410 選択領域 420 停止領域

Claims (1)

  1. 音声を出力する音声出力手段と、
    音声出力手段を制御する音声制御手段と、
    複数の表示領域を有する表示手段と、
    表示手段の複数の表示領域のうちの何れかの表示領域を選択領域として表示し、この選択領域を他の表示領域に所定の順番で切り換える動作を行う選択領域切換手段と、
    所定の契機で、表示手段の複数の表示領域のうちの何れかの表示領域を停止領域として決定する停止領域決定手段とを備えた遊技機であって、
    停止領域決定手段は、決定した停止領域を含む信号を、選択領域切換手段に出力し、
    停止領域決定手段からの決定した停止領域を含む信号を選択領域切換手段が入力した時に、選択領域となっている表示領域から選択領域が停止領域になるまで切り換える動作が行われる時間(以下、「遅延時間」とする)を算出する遅延時間算出手段を有し、
    遅延時間算出手段は、音声制御手段へ遅延時間算出手段が算出した遅延時間の情報を含む信号を出力し、
    選択領域切換手段は、
    選択領域が停止領域でない場合には、次の順番の表示領域を選択領域として切り換えて表示するとともに選択領域が停止領域となるまで所定の順番で切り換える前記動作を繰り返し、
    前記遅延時間の経過により選択領域が停止領域となった場合には、その停止領域を選択領域として表示するとともにそれ以後の切り換える前記動作を中止するように形成され、
    音声制御手段は、遅延時間算出手段からの前記信号の入力に基づいて、その遅延時間の経過後、音声出力手段から音声を出力させることを特徴とする遊技機。
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