JP5665024B2 - ライザー管の懸吊装置および係留管の連結装置 - Google Patents
ライザー管の懸吊装置および係留管の連結装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5665024B2 JP5665024B2 JP2010152252A JP2010152252A JP5665024B2 JP 5665024 B2 JP5665024 B2 JP 5665024B2 JP 2010152252 A JP2010152252 A JP 2010152252A JP 2010152252 A JP2010152252 A JP 2010152252A JP 5665024 B2 JP5665024 B2 JP 5665024B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- suspension means
- suspension
- riser
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 title claims description 244
- 230000008878 coupling Effects 0.000 title claims description 9
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 title claims description 9
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 title claims description 9
- 238000007667 floating Methods 0.000 claims description 98
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 44
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 27
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 21
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 25
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 22
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 22
- 239000000463 material Substances 0.000 description 17
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 15
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 15
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 8
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 8
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000003337 fertilizer Substances 0.000 description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 4
- 210000002435 tendon Anatomy 0.000 description 4
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 3
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 3
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 2
- 240000000491 Corchorus aestuans Species 0.000 description 1
- 235000011777 Corchorus aestuans Nutrition 0.000 description 1
- 235000010862 Corchorus capsularis Nutrition 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
- 230000006399 behavior Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000012071 phase Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000007790 solid phase Substances 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Joints Allowing Movement (AREA)
Description
しかしながら、この方法による懸吊機構では、洋上浮体やライザー管が2本のチェーンを含む平面内で異なる回転運動をした場合、洋上浮体とライザー管の間に生じる前記平面内の曲げモーメントを完全に逃がすことはできず、場合によっては瞬間的な片方のチェーンの弛緩とそれに続く衝撃的な引張荷重(スナップ荷重)の発生により、懸吊機構に過大な応力が生じる恐れがある。
また、上記平面内の曲げモーメントが一定程度チェーンを通じて伝達されることにより、洋上浮体の上記平面内における回転運動の振動数とライザー管の固有振動数が近くなると共振現象が起こる恐れがある。このため、それを回避するための特別な配慮、すなわち、振動解析によるライザー管の諸元設定などが必要となり、ライザー管の板厚や外径、長さなどの選択範囲が狭められることになる。
ここで、「海洋構造物」には、浮体、船、海洋建築物、水中構造物等が含まれ、例えばカスピ海のような広大な湖において用いられる浮体、船、海洋建築物、水中構造物等も含まれる。
また、「ライザー管の軸方向に前記海洋構造物に対する相対的な自由度を有する」とは、前記ライザー管の前記海洋構造物に対する相対的な位置が、ライザー管の軸方向に沿って変位可能であることをいう。
また、「前記ライザー管の前記海洋構造物に対する相対的な角変位」とは、前記ライザー管の管軸と前記海洋構造物の成す相対的な角度が変化することをいう。なお、ここで、ライザー管の管軸と海洋構造物の成す相対的な角度とは、ライザー管の管軸と、海洋構造物に固定された軸(例えば海洋構造物の底板に立てた垂直軸)の成す角度のことをいう。
また、「前記ライザー管の前記海洋構造物に対する水平方向の相対移動」とは、懸吊手段の移動により前記ライザー管の前記海洋構造物に対する相対的な位置が、水平方向に変位することをいう。なお、ここで、水平方向に変位するとは、ライザー管と海洋構造物との相対運動に水平面的に自由度を与えることをいい、変位前後において、水平面上に投影される相対位置が変化することをいう。
この構成により、懸吊手段がライザー管の軸方向へ移動することでライザー管の管軸圧縮方向の相対変位を吸収するとともに、相対的な角変位により海洋構造物とライザー管との間の曲げモーメントを逃がすことができる。また、可撓管の周囲に設けられていることから、懸吊手段を容易にメンテナンスすることができる。
ここで、「前記ライザー管の軸方向の圧縮荷重を伝えない構造」とは、「ライザー管の軸方向に前記海洋構造物に対する相対的な自由度を有する」もののうち、弾性体のように軸方向の圧縮荷重を弱めた上で圧縮荷重を伝達するものが除かれたものをいう。
この構成により、懸吊手段により瞬間的な管軸圧縮方向の相対変位を吸収することができる。
この構成により、上部懸吊手段、中間リングおよび下部懸吊手段で、管軸圧縮方向の相対変位を吸収するとともに、曲げモーメントやせん断荷重を逃がすことができる。
この構成により、上部懸吊手段と下部懸吊手段と中間リングの作用で、異なる方向の曲げモーメントやせん断荷重をスムーズに逃がすことができる。
ここで、「回転要素」とは、回転軸を中心として回転可能な要素をいい、例えば、円孔とシャックル、球面みぞ付軸受け、自在関節機構などにより構成される。
この構成により、回転要素の回転によって、曲げモーメントの逃がしをよりスムーズなものとすることができる。
この構成により、曲げモーメントのすべての方向への逃がしをさらにスムーズなものとすることができる。
この構成により、懸吊手段のライザー管の軸方向への移動による管軸圧縮方向の相対変位の吸収ならびに曲げモーメントおよびせん断荷重の逃がしをよりスムーズなものとすることができる。
この構成により、2連以上のチェーンの弛緩によって、瞬間的な管軸圧縮方向の相対変位を効果的に吸収することができる。
この構成により、懸吊手段が係留管の軸方向へ移動することで係留管の管軸圧縮方向の相対変位を吸収するとともに、自由度付与手段が相対的な角変位および水平移動を可能とすることで海洋浮体構造物と係留管の間の曲げモーメントおよびせん断荷重を逃がすことができる。
この構成により、海洋浮体構造物を、例えば、緊急時の海底部レグ切り離し機構を備えたテンションレグ方式により係留する場合、係留管と海底基礎(テンプレート)を連結するアクティヴ・コネクタを遠隔操作するための作動流体の通路として係留管を用いることができる。
また、懸吊手段が前記ライザー管の軸方向の圧縮荷重を伝えない構成とすれば、懸吊手段により瞬間的な管軸圧縮方向の圧縮荷重を伝えることなく相対変位を吸収することができる。
また、自由度付与手段として中間リングを有し、前記懸吊手段が、上部懸吊手段および下部懸吊手段を備えた構成とすれば、これらにより、ライザー管の管軸圧縮方向の相対変位を吸収するとともに、海洋構造物とライザー管の間に生じる複数の方向の曲げモーメントおよびせん断荷重を逃がすことが可能となる。この場合、2つの上部懸吊手段係止部を中間リングの中心点を介して対向するように配置し、2つの下部懸吊手段係止部を中間リングの中心点を介して対向するように配置し、上部懸吊手段係止部を結んだ直線を含むライザー管の管軸に平行な面と、下部懸吊手段係止部を結んだ直線を含むライザー管の管軸に平行な面とが、中間リングの中心付近において略90度の角度で交わる構成とすれば、異なる方向の曲げモーメントやせん断荷重の逃がしをよりスムーズなものとすることができる。
また、前記上部懸吊手段係止部および/または前記下部懸吊手段係止部を回転要素により構成すれば、回転要素の回転によって曲げモーメントをよりスムーズに逃がすことができる。この場合、回転要素が同一平面上に位置しており、上部懸吊手段係止部の回転要素の回転軸が同一直線上にあり、下部止部の回転要素の回転軸が同一直線上にある構成とすれば、すべての方向への曲げモーメントの逃がしをさらにスムーズなものとすることができる。
また、懸吊手段を、2連以上のチェーンで構成することにより、ライザー管を懸吊するとともに瞬間的な管軸圧縮方向の相対変位を効果的に吸収することができ、相対的な角変位および水平方向の相対移動をより円滑にすることにも寄与することが可能となる。
また、海洋浮体構造物が係留管により、例えばテンションレグ方式で係留されており、緊急時の海底部レグ切り離し機構を有する場合、可撓管を備えた構成とすれば、係留管と海底基礎(テンプレート)を連結するアクティヴ・コネクタを遠隔操作するための作動流体の通路として係留管を用いることができる。
以下に、本発明をライザー管の懸吊装置として実施する形態につき図1〜7を参酌しつつ説明する。
図1は本発明の第1の実施形態によるライザー管の懸吊装置2の(a)正面図および(b)側面図である。また、図2は図1に示したライザー管の懸吊装置2の要部を示す(a)正面側斜視図および(b)側面側斜視図である。図1、2に示すように、ライザー管の懸吊装置2は、ライザー管1を洋上浮体底板(海洋構造物)7に懸吊するものである。ライザー管1、ライザー管の懸吊装置2および洋上浮体底板7の構成について、以下に説明する。
第1の実施形態においては、ライザー管1は、別体のものとして構成されている可動管4と延伸管5の接合によって構成されている。また、これらは、可動管4の可動管接合部17と延伸管5の延伸管接合部18において接合している。しかし、ライザー管1は、別体の管を接合することにより構成されることは必要なく、一体のものとして構成されたものとしても良い。この場合、可動管4と延伸管5を接続するために用いられる可動管接合部17と延伸管接合部18は不要となる。
また、洋上浮体内固定管6は、固定管3から輸送された液体の洋上浮体内のタンクなどの設備(図示しない)への輸送に用いられるものであるから、固定管3から洋上浮体内のタンクなどの設備に直接放出する構成とした場合、洋上浮体内固定管6を省略することも可能である。
上述した各管の外径および厚みは、特に限定されるものではなく、目的や輸送対象に応じて適宜設定することができる。
可撓管継手8の材料としては、例えば、金属、プラスチック、布(ジュート)などを挙げることができる。また、単一の材料により構成された単層管を用いることも、異種材料を複数重ねた積層管を用いることとしてもよい。
可撓管継手8の形状は、蛇腹管(ベローズ)として、構造的に十分な可撓性を持たせている。他の十分な可撓性を持った構造としては、インターロック管が挙げられる。なお、金属など硬質材料を用いた場合には、構造的に十分な可撓性を持たせることが必要となるが、材質が十分に柔軟な材料を用いる場合、単純な円管形状とすることも可能である。
可撓管継手8の変形性能は、曲げに対する十分な可撓性を有すると同時に、管軸方向の変位を一定程度吸収し、多少の管軸圧縮方向変位では座屈しないものである。さらに、管せん断方向(管軸に対して直角方向)の変位に対しても十分な変形性能を有するものである。
可撓管継手8の外径は、ライザー管1の可動管4の外径および固定管3の外径や、中間リング10の内径などとの関係で適宜設定することができる。第1の実施形態では、可撓管継手8の外径の増減が一定幅内で周期的に繰り返す蛇腹管としているが、これに限られず、外径一定の円筒形や、円錐台の側面のような形状とすることもできる。
中間リング10の材料としては、例えば、金属やプラチック等が挙げられる。ただし、回転吊り要素12と係合する円孔20および回転吊り要素15と係合する円孔21には大きな集中荷重が加わるので、円孔20および円孔21は高強度の金属により構成することが好ましい。
中間リング10の内径は、可撓管継手8の外面と中間リング10の内面との距離が十分なものとなるように、十分な余裕を持った大きさのものとされている。これにより、可撓管継手8が最も大きく撓んだ場合でも、可撓管継手8の外面が、中間リング10の内面、回転吊り要素12、可撓吊り要素13、回転吊り要素15および可撓吊り要素16に接触しないようにすることができる。
中間リング10の形状は、図1、図2に示すように円管状としている。しかし、この形状に限られるものではなく、可撓管継手8との間隔、強度、回転吊り要素12および回転吊り要素15の自由な回転を確保することができる他の形状とすることも可能である。このような形状としては、例えば、円断面もしくは楕円断面のフープ(輪)形状、複数枚の板をn角形に組んだ板構造(ただし、nは4以上の偶数)が挙げられる。
中間リング10の厚みは、特に限定されるものではなく、中間リング10全体としての強度を確保でき、かつ回転吊り要素12および回転吊り要素15が自由に回転することが可能なものとすればよい。
洋上浮体底板アーム11の材質としては、例えば、金属、プラスチックなどが挙げられる。円孔19には大きな集中荷重が加わるので、高強度の金属を用いることが好ましい。
洋上浮体底板アーム11は、図1に示すように、洋上浮体底板7からライザー管1側に突出した板状体として構成されているが、その構造としてはこれに限らず、洋上浮体底板7と適切な方法により接続されているものであれば良い。
可動管アーム14の材質としては、例えば、金属、プラスチックなどが挙げられる。円孔22には大きな集中荷重が加わるので、高強度の金属を用いることが好ましい。
これら円孔19、円孔20、円孔21、円孔22は、高強度の金属を部分的に嵌め込んだり、部分的に補強して構成してもよい。
可動管アーム14は、図1、2に示すように、可動管4の外側面から突出した板状体として構成されているが、その構造としてはこれに限らず、可動管4と適切な方法により接続されているものであれば良い。
回転吊り要素15は、可撓吊り要素16の両端に設けられているものであり、中間リング10の円孔21および可動管アーム14の円孔22において、その軸部が自由に回転できる状態で係止されている。回転吊り要素15と円孔21との組み合わせ、および回転吊り要素15と円孔22との組み合わせにより回転機能が発揮される。
回転吊り要素12および回転吊り要素15の材料としては、例えば、金属やプラスチック等が挙げられる。
水平方向の相対移動のみに注目すれば、可撓性を有していなくても水平移動は可能であるが、可撓吊り要素13および可撓吊り要素16をチェーン構造とすることにより、ライザー管1の懸吊、瞬間的な管軸圧縮方向の相対変位の効果的な吸収に加え、相対的な角変位、水平方向の相対移動をより円滑に行うことができる。
すなわち、可撓吊り要素13および可撓吊り要素16として、図1、2に示す2連以上のチェーンのように、圧縮方向変位が生じると直ちに弛緩し、ライザー管1の管軸方向の圧縮荷重を伝えない構造のものを用いることにより、ライザー管1の軸方向に洋上浮体底板7に対する相対的な自由度を与えることができる。
また、可撓吊り要素13の両端に設けられている回転吊り要素12の軸部が円孔19、円孔20内で回転すること、可撓吊り要素16の両端に接続されている回転吊り要素15の軸部が円孔21、円孔22内で回転すること、および可撓吊り要素13、可撓吊り要素16自身が撓むことにより、角変位方向および水平方向にライザー管1の洋上浮体底板7に対する相対的な自由度を与えることができる。
上述した可撓吊り要素13および/または回転吊り要素12と、可撓吊り要素16および/または回転吊り要素15により、ライザー管1の管軸圧縮方向の相対変位を吸収するとともに、中間リング10を介して可撓吊り要素13および可撓吊り要素16が90度ずらして配置されることにより、すべての方向の曲げモーメントおよびせん断荷重を逃がすことができる。
可撓吊り要素13および可撓吊り要素16の材料としては、例えば、金属やプラスチックなどが挙げられる。
可撓吊り要素13および可撓吊り要素16の形態としては、チェーン、ワイヤー、高強度ロープ、ばねなどのような引張り荷重に強く、可撓性があり、圧縮方向の変位をある程度吸収できるものが挙げられる。また、これらを組み合わせたものを用いることもできる。
また、高強度ロープ33を洋上浮体底板アーム11の円孔19および中間リング10の円孔20(図1、2参照)に係止するための手段として、高強度ロープ33はその両端に回転吊りリング(懸吊手段)32を備えている。中間リング10に係止される下側においては、回転吊りリング32は2つ設けられていて、この2つの回転吊りリング32により、管軸圧縮方向の相対変位の吸収と、相対的な角変位、水平方向の相対移動のさらなる円滑化も行っている。
なお、図3においては、洋上浮体底板アーム11と中間リング10の円孔20とを接続するために高強度ロープ33を用いた例を示したが、高強度ロープ33を中間リング10の円孔21と可動管アーム14(図1、2参照)との接続に用いることも可能である。
図4は中間リングを洋上浮体底板側から見た正面図である。同図に示すように、可撓吊り要素13の端部に設けられている回転吊り要素12を係止する円孔20は、中間リング10の中心点Cを介して対向するように配置されており、2つの円孔20の中心を結んだ直線A20上に、回転吊り要素12の軸部の回転軸が位置する。また、可撓吊り要素16の端部に設けられている回転吊り要素15を係止する円孔21は、中間リング10の中心点Cを介して対向するように配置されており、2つの円孔21の中心を結んだ直線A21上に、回転吊り要素15の軸部の回転軸が位置する。そして、直線A20と直線A21とは、中間リング10の中心Cにおいて直交している。
また、円孔20と円孔21は、その中心の高さが略等しい高さとなるように構成されている。このため、直線A20と直線A21とは中間リング10の中心Cにおいて直交し、2つの円孔20と2つの円孔21は、同一平面S内に位置している。
上述した構成により、ライザー管1の曲げモーメントをすべての方向にスムーズに逃がすことができる。
なお、円孔20と円孔21の中心は、回転吊り要素12および回転吊り要素15の軸部の回転中心に略対応するものであるが、円孔20、21と回転吊り要素12、15の回転軸との間には、スムーズな回転を実現する為の隙間がある。このため、円孔20、21の中心の高さを同じにすると、厳密には、当該隙間に対応して回転吊り要素15の軸部の回転中心の高さは異なることとなる。また、回転吊り要素12、15の回転軸の高さを揃えた場合、円孔20、21の中心の高さが、上記隙間に対応する分だけ異なることとなる。
しかし、本発明においては、回転吊り要素12の軸部の回転中心のライザー管1軸方向の高さの差が、円孔20のライザー管1軸方向の幅以内である場合、回転吊り要素12の軸部の回転中心が略同一直線上にあるという。同様に、回転吊り要素15の軸部の回転中心のライザー管1軸方向の高さの差が、円孔21のライザー管1軸方向の幅以内である場合、回転吊り要素15の軸部の回転中心が略同一直線上にあるという。
そして、回転吊り要素12および回転吊り要素15の軸部の回転中心が、円孔20および円孔21のライザー管1軸方向の一方端を結んで形成される平面と、円孔20および円孔21のライザー管1軸方向の他方端を結んで形成される平面との間に存在する場合、これらが略同一平面内に位置しているという。
図6は、懸吊手段および自由度付与手段の他の例を模式的に示す正面図である。同図に示した例においては、洋上浮体底板7と可動管アーム14とが、中間リング10を介在させることなくワイヤー(懸吊手段)43により直接に結びつけられており、ライザー管1が洋上浮体底板7に直接懸吊されている。
なお、係止部の形状により軸方向の自由度をライザー管1に付与するには、たとえば、円孔19〜22の上半分または下半分を半円形とし、回転吊り要素12および回転吊り要素15の回転軸を所定の回転軸で回転させるとともに、下半分または上半分をライザー管1の軸方向に長い溝形状とすることにより、当該溝形状の長さに対応した軸方向の自由度をライザー管1に付与することができる。
この場合、懸吊手段の一部を成す回転吊り要素12と、回転要素としての自在関節機構51は別体に設けた構成であり、主として回転機能は自在関節機構51により発揮される。
また、可撓吊り要素13、16は、前述のように剛性条件が見たされるならば、自由度付与手段の一部とみなしてもよい。
他の例や、以下の第2の実施形態においても、構成は複数の機能を兼ねることができる。
本発明の第1の実施形態として説明したライザー管の懸吊装置2(図1、2参照)は、海洋浮体構造物を係留する係留管の連結装置としても用いることができる。そこで、ライザー管の懸吊装置2を係留管の連結装置として用いた本発明の第2の実施形態について、以下に説明する。なお、第2の実施形態においては、第1の実施形態の説明において説明した部材については、同じ番号を付して説明を省略する。
海洋浮体構造物101と係留管103との接続にライザー管の懸吊装置2を用いることにより、海洋浮体構造物101と係留管103との間に発生するすべての方向の曲げモーメントをほぼ完全に逃がすとともにせん断荷重も逃がし、瞬間的な管軸圧縮方向の相対変位を吸収することができる。なおかつライザー管を懸吊する強度部材が管の外部に設けられていることから、その検査やメンテナンスを容易に行うことが可能となる。
ただし、テンションレグ方式による係留で係留管内の作動流体を必要としない場合や、より一般的な係留管(単に係留するだけ)の場合、係留管103を管外の海水に対して水密な状態に保つことは必要ない。このため、図9に示したように、ライザー管の懸吊装置2を可撓管継手8がないものとして構成することも可能である。すなわち、固定管3と可動管4が分離していて、係留管103内部が海水成り行きであるいわゆる間節構造のものとしてライザー管懸吊装置2を構成することも可能である。
また、二酸化炭素などの流体を海洋構造物から海底または海中まで輸送するために使用されるライザー管の懸吊装置としても利用が可能である。
また、ライザー管以外でも、例えば緊張係留型浮体(Tension Leg Platform:TLP)の洋上浮体と管状のテンドン(垂直緊張係留ライン)の接合部、あるいは前記テンドンと海底の前記テンドン固定用海底基礎(テンプレート)の接合部のように、各種構造体とそれに連結して引張荷重を及ぼす管体との間に生じる曲げモーメントを逃がしたい場合に利用可能である。
2 ライザー管の懸吊装置(係留管の連結装置)
3 固定管(海洋構造物)
4 可動管(ライザー管)
5 延伸管(ライザー管)
6 洋上浮体内固定管(海洋構造物)
7 洋上浮体底板(海洋構造物)
8 可撓管継手(可撓管)
10 中間リング(自由度付与手段)
11 洋上浮体底板アーム(底板アーム)
12 回転吊り要素(懸吊手段)
13 可撓吊り要素(上部懸吊手段、チェーン)
14 可動管アーム(管アーム)
15 回転吊り要素(懸吊手段)
16 可撓吊り要素(下部懸吊手段、チェーン)
19 円孔(上部懸吊手段係止部、回転要素)
20 円孔(上部懸吊手段係止部、回転要素)
21 円孔(下部懸吊手段係止部、回転要素)
22 円孔(下部懸吊手段係止部、回転要素)
32 回転吊りリング(懸吊手段)
33 高強度ロープ(上部懸吊手段)
41 球面溝(自由度付与手段、回転要素)
42 球体(自由度付与手段、回転要素)
43 ワイヤー(懸吊手段)
51 自在関節機構(自由度付与手段、回転要素)
101 海洋浮体構造物
103 係留管
Claims (10)
- 海洋構造物へ流体を輸送または海洋構造物から流体を輸送するライザー管と、
前記海洋構造物と前記ライザー管との間に設けられており、前記海洋構造物と前記ライザー管とを連結する可撓管と、
少なくとも前記ライザー管の軸方向に前記海洋構造物に対する相対的な自由度を有するように前記ライザー管を前記海洋構造物に懸吊する前記可撓管の周囲に複数設けられている懸吊手段と、
前記懸吊手段に係合され前記ライザー管の前記海洋構造物に対する2自由度の相対的な角変位と水平方向の相対移動を可能にする回転要素を組み合わせた自由度付与手段を備えていることを特徴とするライザー管の懸吊装置。 - 複数の前記懸吊手段が、前記ライザー管の軸方向の圧縮荷重を伝えない構造とされていることを特徴とする請求項1に記載のライザー管の懸吊装置。
- 前記自由度付与手段として中間リングを有し、前記懸吊手段が、上部懸吊手段および下部懸吊手段から構成されており、
前記上部懸吊手段が、前記海洋構造物と前記回転要素を介して前記中間リングに係止されており、
前記下部懸吊手段が、前記中間リングと前記回転要素を介して前記ライザー管に係止されていることを特徴とする請求項1または2に記載のライザー管の懸吊装置。 - 前記上部懸吊手段および前記下部懸吊手段をそれぞれ2つずつ備えており、
前記上部懸吊手段の2つの上部懸吊手段係止部は前記中間リングの中心点を介して対向するように配置されており、
前記下部懸吊手段の2つの下部懸吊手段係止部は前記中間リングの中心点を介して対向するように配置されており、
2つの上部懸吊手段係止部を結んだ直線を含む前記ライザー管の管軸に平行な面と、2つの前記下部懸吊手段係止部を結んだ直線を含む前記ライザー管の管軸に平行な面とが、略90度の角度で交わることを特徴とする請求項3に記載のライザー管の懸吊装置。 - 前記上部懸吊手段係止部および/または前記下部懸吊手段係止部が、前記回転要素により構成されていることを特徴とする請求項4に記載のライザー管の懸吊装置。
- 前記回転要素が略同一平面内に位置しており、
前記上部懸吊手段係止部の回転要素の回転軸が略同一直線上にあり、
前記下部懸吊手段係止部の回転要素の回転軸が略同一直線上にあることを特徴とする請求項5に記載のライザー管の懸吊装置。 - 前記上部懸吊手段および前記下部懸吊手段のそれぞれが回転吊り要素をその両端に有しており、
前記上部懸吊手段の有する回転吊り要素の一方が前記海洋構造物の底板アームに他方が前記中間リングにそれぞれ係止されており、
前記下部懸吊手段の有する回転吊り要素の一方が前記中間リングに他方がライザー管の一部を構成する端部に設けられている可動管の管アームにそれぞれ係止されていることを特徴とする請求項5または6に記載のライザー管の懸吊装置。 - 前記懸吊手段が、2連以上のチェーンであることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のライザー管の懸吊装置。
- 海洋浮体構造物を係留する係留管と、
少なくとも前記係留管の軸方向に前記海洋浮体構造物に対する相対的な自由度を有するように前記係留管を前記海洋浮体構造物に懸吊する複数の懸吊手段と、
前記懸吊手段に係合され前記係留管の前記海洋浮体構造物に対する2自由度の相対的な角変位と水平方向の相対移動を可能にする回転要素を組み合わせた自由度付与手段を備えていることを特徴とする係留管の連結装置。 - 前記海洋浮体構造物が前記係留管によりテンションレグ方式で係留されており、
前記海洋浮体構造物と前記係留管との間に設けられており、前記海洋浮体構造物と前記係留管とを連結する可撓管を備えていることを特徴とする請求項9に記載の係留管の連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010152252A JP5665024B2 (ja) | 2010-07-02 | 2010-07-02 | ライザー管の懸吊装置および係留管の連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010152252A JP5665024B2 (ja) | 2010-07-02 | 2010-07-02 | ライザー管の懸吊装置および係留管の連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012013191A JP2012013191A (ja) | 2012-01-19 |
JP5665024B2 true JP5665024B2 (ja) | 2015-02-04 |
Family
ID=45599857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010152252A Expired - Fee Related JP5665024B2 (ja) | 2010-07-02 | 2010-07-02 | ライザー管の懸吊装置および係留管の連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5665024B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101487998B1 (ko) * | 2013-05-16 | 2015-01-30 | 삼성중공업 주식회사 | 파이프 장치 |
KR101640382B1 (ko) | 2014-09-30 | 2016-07-22 | 서울대학교산학협력단 | 쓰러스터를 응용한 라이저ㆍ움비리컬 케이블 직결식 구형 터렛 계류장치 |
WO2017108678A1 (en) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Riser hanger assembly |
KR101792706B1 (ko) * | 2016-03-31 | 2017-11-02 | 삼성중공업(주) | 라이저 및 이를 갖는 해양 시추선 |
CN106864684B (zh) * | 2017-02-27 | 2018-07-24 | 哈尔滨工程大学 | 一种控制海洋立管弯曲载荷分布的应力接头装置 |
CN113295507A (zh) * | 2021-04-23 | 2021-08-24 | 西安石油大学 | 一种石油化工机械管道强度检测装置 |
CN115603245B (zh) * | 2022-12-12 | 2023-04-14 | 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 | 一种智能型波纹管 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3648638A (en) * | 1970-03-09 | 1972-03-14 | Amoco Prod Co | Vertically moored platforms |
JPS5271118U (ja) * | 1975-11-25 | 1977-05-27 | ||
JPS57174517A (en) * | 1981-04-21 | 1982-10-27 | Agency Of Ind Science & Technol | Production equipment of sea-bed oil and natural gas |
JPS6292387U (ja) * | 1985-12-02 | 1987-06-12 | ||
NO962353L (no) * | 1996-06-05 | 1997-12-08 | Norsk Hydro As | Anordning for kobling av et stigerör til et rörsystem på en flytende plattform eller skip |
JPH10141565A (ja) * | 1996-11-13 | 1998-05-29 | Tokyo Rasenkan Seisakusho:Kk | ベローズ形伸縮管継手 |
JPH10280854A (ja) * | 1997-04-04 | 1998-10-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 掘削用ライザー管のハングオフ装置 |
US20040182297A1 (en) * | 2003-02-28 | 2004-09-23 | Modec International, L.L.P. | Riser pipe support system and method |
MY141064A (en) * | 2003-03-25 | 2010-02-25 | Shell Int Research | Water intake riser |
JP4683854B2 (ja) * | 2004-04-05 | 2011-05-18 | 株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド | 深層水汲み上げ装置 |
-
2010
- 2010-07-02 JP JP2010152252A patent/JP5665024B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012013191A (ja) | 2012-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5665024B2 (ja) | ライザー管の懸吊装置および係留管の連結装置 | |
JP6498604B2 (ja) | 特に風力エネルギー利用に適用される浮体式テンションレグ・プラットフォーム | |
US8689882B2 (en) | Flexible hang-off arrangement for a catenary riser | |
US9033614B2 (en) | Pipe components and methods of manufacture | |
US8764346B1 (en) | Tension-based tension leg platform | |
JPS5938396B2 (ja) | 海洋工学用水流組立管装置 | |
KR102407492B1 (ko) | 야외 공간용 커플링 라인을 위한 커플링 장치 | |
US9272755B2 (en) | System for coupling two floating structures | |
BR112018005151B1 (pt) | Montagem de riser e método de instalação de uma montagem de riser | |
US20100288505A1 (en) | Drilling riser elastic swivel for boundary layer control | |
CN104044704B (zh) | 用于在船和装于船中的转台结构之间传送流体的传送组件 | |
US10723416B2 (en) | Mooring frame for mooring a floating unit and a floating unit comprising such a mooring frame | |
CN104044703B (zh) | 用于在船和装于船中的转台结构之间传送流体的传送组件 | |
BRPI0602675B1 (pt) | Equipamento atenuador de movimentos de dutos suspensos | |
CN102354323A (zh) | 一种钢悬链式立管与浮式平台的整体分析方法 | |
BRMU8803199U2 (pt) | aperfeiçoamento do processo para conexão de um duto com uma unidade flutuante de produção de petróleo e/ou gás, entre dois trechos de duto e entre um duto e um equipamento submerso, para eliminar fadiga nos dutos | |
KR100935238B1 (ko) | 선박계류장치용 계류파이프 유닛 | |
US20170240249A1 (en) | Bearing assembly for an axially loaded member | |
WO2024122186A1 (ja) | 風力発電装置 | |
CN214084687U (zh) | 一种用于海上深水半潜平台的立管支架 | |
Lei | Securing of marine platforms in rough sea | |
KR101640382B1 (ko) | 쓰러스터를 응용한 라이저ㆍ움비리컬 케이블 직결식 구형 터렛 계류장치 | |
Chaudhury et al. | Innovative Caisson Type Seawater Intake Riser Design Concept for FLNG | |
JP2024083158A (ja) | 風力発電装置 | |
JP2024083159A (ja) | 風力発電装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130514 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140401 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5665024 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |