JP5664842B2 - システム開発における要求獲得支援手法、要求獲得支援システムおよびプログラム - Google Patents

システム開発における要求獲得支援手法、要求獲得支援システムおよびプログラム Download PDF

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本発明は、ソフトウェアやシステムなどの開発における要件定義などの作業において、発注者からニーズ・課題を的確に聞き出すためのヒアリングやコミュニケーションの方法を支援する要求獲得支援手法、要求獲得支援システムおよびプログラムに関する。
システム開発などにおいて、開発するシステムの仕様はシステムの利用者や発注者の様々な要求を充分反映したものであることが求められる。このため、その策定においては、発注者の様々な気持ちや印象、ニーズ、課題といった要求を聞き出すヒアリングなどの要求獲得作業が行われる。
要求獲得方法及びシステムの一例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載された要求獲得方法では、対象の広告表現を視聴した調査回答者から広告表現の印象に関する質問への発言内容を文脈単位で収集し、予め想定される発言内容を品詞や理由などで分類し類語を集約した各類語群に特有のコードを付して作成した類語辞典を利用して、収集した発言内容を文節単位でコード化し、発言内容のコード毎の出現回数、発言人数、及び連関回数を表した連想図を作成することで、回答者の自然な連想経路や連想の文脈の抽出を容易にしている。
さらに、別の要求獲得方法及びシステムに関する例が、特許文献2に記載されている。この公報に記載された要求獲得方法では、あらかじめ基本質問および割り込みの基準に基づき抽出された割り込み質問を回答者の属性情報や質問対象と関連付けて、データベースとして用意しておき、目的に応じた基本質問および回答パターンに応じた割り込み質問をデータベースから参照して提示し回答を得ることで、現状業務などに関する聞き取り調査を支援している。
特開2002―157393号公報 特開2003―067535号公報
既存の要求獲得方法及びシステムにおける第一の課題としては、特許文献1のように要求の聞き出しを行う方法では、回答者への印象に関する質問への発言内容を連想図に変換することで回答者の自然な連想経路や連想の文脈の把握は支援されるが、発言内容自体をどのように引き出すかについては言及されておらず、回答者が印象に関する質問について明確なイメージがない場合などでは有効な連想図を得ることが困難である。その理由は、システム開発に関する要求聞き出しの状況は、特許文献1のように特定の情報を直前に回答者へ提示しその印象を聞き出すような状況ではなく、回答者に過去の経験などに基づいて質問に答えてもらう状況が多い。このような状況では、回答者に質問に関連する場面などをうまく思い出せるように聞き出しを行わないと的確な要求が得られないためである。
さらに、既存の要求獲得方法及びシステムにおける第二の課題としては、特許文献2のように要求の聞き出しを行う方法では、過去に有効な回答の得られている質問項目に関する聞き出しは支援されるが、データベースに有効と考えられる質問が登録されていない条件については対応できず、運用上の実効性が低い。その理由は、データベースに登録すべき質問は属性情報と質問対象の組み合わせの分だけ必要であるため膨大となり、十分なデータベースの構築が容易ではないためである。
さらに、システムによる聞き出しの支援がより強く求められる場面での適用効果も低い。その理由は、過去に有効な回答の得られている条件での聞き出しは質問者自身に経験として質問のノウハウが蓄積されるため、システムによる聞き出し支援のニーズは小さいためである。このような場面では、利用者は、むしろ新規の質問対象や新規の属性を持つ被験者に対して適切な聞き出しを支援することへのニーズを高く持っているためである。
本発明の目的は、質問者が得たい内容の質問と質問回答者の属性に基づき、任意のデータベースから回答者に質問に関連する場面などをうまく思い出させる有用な情報(接点情報、接点語)を取得して、質問者が回答者にヒアリングを行うことを支援する要求獲得支援システム、プログラム及びその方法を提供することである。
さらに、ヒアリング対象の業務に関した文書データベースや業務知識に基づくローカルな辞書情報などを用いずに、接点情報の抽出と接点語を関連付けた関連図を作成することで、経験の少ない質問者や未知の分野や未知の回答者からのヒアリングを行う場合でも、回答者に質問に関連する場面などをうまく思い出させるようなスクリプトの作成を可能とする要求獲得支援システム、プログラム及びその方法を提供することである。
本発明に係る要求獲得支援システムは 質問項目と回答者属性とを質問情報としてテキスト形式で登録を受け付ける質問情報登録手段と、任意のテキスト情報が収集蓄積されているデータベースから、前記質問項目と前記回答者属性とを成す単語をそれぞれ含む情報群接点情報として抽出処理して取得する接点情報抽出手段と、前記取得した接点情報を解析して、前記質問項目及び回答者属性に含まれない単語を接点語として抽出処理する接点語群抽出手段と、前記抽出した接点情報、接点語、及び該接点語の解析結果を参照して、回答者に前記質問項目に関連する状況を想起させる単語を夫々関連付けた関連図を生成する関連図作成手段と、生成した前記関連図を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムによる要求獲得支援方法は、質問項目と回答者属性とを質問情報としてテキスト形式で登録を受け付け、任意のテキスト情報が収集蓄積されているデータベースから、前記質問項目と前記回答者属性とを成す単語をそれぞれ含む情報群を接点情報として抽出処理して取得し、前記取得した接点情報を解析して、前記質問項目及び回答者属性に含まれない単語を接点語として抽出処理し、前記抽出した接点情報、接点語、及び該接点語の解析結果を参照して、回答者に前記質問項目に関連する状況を想起させる単語を夫々関連付けた関連図を生成し、前記生成した関連図を、質問者に認知可能に提示することを特徴とする。
本発明に係る要求獲得支援用プログラムは、情報処理システムを、質問項目と回答者属性とを質問情報としてテキスト形式で登録を受け付ける質問情報登録手段と、任意のテキスト情報が収集蓄積されているデータベースから、前記質問項目と前記回答者属性とを成す単語をそれぞれ含む情報群を接点情報として抽出処理して取得する接点情報抽出手段と、前記取得した接点情報を解析して、前記質問項目及び回答者属性に含まれない単語を接点語として抽出処理する接点語群抽出手段と、前記抽出した接点情報、接点語、及び該接点語の解析結果を参照して、回答者に前記質問項目に関連する状況を想起させる単語を夫々関連付けた関連図を生成する関連図作成手段と、前記生成した関連図を、質問者に認知可能に提示する出力手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、質問者が得たい内容の質問と質問回答者の属性に基づき、任意のデータベースから回答者に質問に関連する場面などをうまく思い出させる有用な情報(接点情報、接点語)を取得して、質問者が、回答者にヒアリングを行うことを支援する要求獲得支援システム、プログラム及びその方法を提供できる。
本発明を実施するための第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明を実施するための第1の実施の形態の動作を示す流れ図である。 Web検索結果として得られた接点語と接点語重要度の表の例である。 本発明を実施するための第1の実施の形態で得られる関連図の例である。 本発明を実施するための第1の実施の形態で得られる関連図の別の例である。 本発明を実施するための第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明を実施するための第2の実施の形態の動作を示す流れ図である。 集約完全接点語候補および集約部分接点語候補の出現回数の表の例である。 接点語候補の出現回数の差の算出結果の表の例である。 出現回数の差による接点語候補の分類結果と接点語重要度の算出結果の表の例である。 本発明を実施するための第2の実施の形態で得られる関連図の例である。 本発明を実施するための第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明を実施するための第3の実施の形態の動作を示す流れ図である。 単語属性による質問項目キーワードと接点語候補の帰属結果と接点語重要度の算出結果の表の例である。 本発明を実施するための第3の実施の形態で得られる関連図の例である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、基本的に電子機器内もしくはサーバと電子機器およびこれらを相互に接続するインターネット等の情報通信ネットワークからなるシステム内に、少なくとも、質問情報登録部10と、接点情報抽出部20と、接点語群抽出部30と、接点語重要度算出部40と、関連図作成部50と、スクリプト出力部60と、挿話データベース110と、を含む。
質問情報登録部10は、質問者が得たい質問項目に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報とを質問情報として受け付け、それぞれキーワードの形で登録する。質問項目情報としては、質問者が得たい内容を直接問う質問文におけるキーワードなどが考えられ、入力自体を直接的にキーワードとして受け付け登録する方法や、入力自体は文章で受け付けその文章を構成する各文に形態素解析を適用して名詞や動詞などの単独で意味をなすキーワードを抽出することで間接的にキーワードを登録する方法なども考えられる。また回答者属性情報としては、回答者の担当業務、役職、年齢、性別などだけでなく、尺度法のアンケートなどで平均値との差が大きい回答が行われた設問に関するキーワードを利用するなど、回答者の特徴を表す情報であれば何でもよい。
挿話データベース110は、任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集して蓄積し、接点情報抽出部20からの参照に応じて、情報を提示する。挿話情報は、汎用的に存在する文書であればどのような情報群でもよく、ヒアリング対象の業務に関した文書などである必要はない。典型的な挿話データベース110としては、インターネット上の文書やブログ記事、Q&Aサイトなどのテキスト群などが考えられる。また、過去の業務に係るドキュメントを一元的に管理するデータベースなどでもよい。加えて、特別に整理されていない学術論文データベースなどを加えてもよい。
接点情報抽出部20は、挿話データベース110から挿話情報を参照することによって、質問情報として登録された任意の質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードがそれぞれ少なくとも一つ以上、共存する挿話情報の集合を接点情報として抽出する。接点情報とは、同一文、同一記事、同一サイトなど、任意に設定した範囲内に前記キーワードが共存するという条件を満たす文、記事、サイトが相当する。挿話データベース110がインターネット上の文書群である場合は、接点情報としては、質問情報として登録された質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードのAND式でのWeb検索により出力されるテキスト情報群などが使用できる。得られる文章の数量が多い場合は、任意の閾値以下の文書を除外するなどの制限を行ってもよい。また、接点情報抽出部20は、抽出した接点情報に関して、その出典(ソース)を示す情報を関連付けて登録してもよい。
接点語群抽出部30は、接点情報から質問情報と共存する単語群を接点語群として抽出する。接点語群の抽出方法としては、接点情報のテキスト情報に形態素解析を適用して名詞や動詞などの単独で意味をなす単語を抽出し、そこから質問情報として登録されたキーワードを除外する方法などが考えられる。また、抽出可能な単語数が多い場合は、任意の閾値以下などの制限を行ってもよい。
接点語重要度算出部40は、抽出された接点語群に含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出する。重み付けの方法としては、前記接点情報中の各接点語の出現数や出現割合、tf−idfのような特定の接点情報への接点語の偏在性を表す指標に比例させて算出する方法や、接点情報がWeb検索により出力されるテキスト情報群である場合では各接点語が存在するサイトの検索結果の表示順が高いテキストに含まれる接点語ほど重視されるように順位の値に対して単調減少する関数で重み付けした出現数の総和などが考えられる。
このときのWeb検索では、オーガニック検索結果部分のみを用いることが望ましい。また、接点語重要度は、参照する接点情報に関して登録されている出典を示す情報に基づき、重み付けを調整してもよい。このとき、接点語重要度算出部40は、挿入データベース110から取得した接点情報について、信頼性や有効性に関する出典を示す情報を参照し、出典の重要度として数値化する。例えば、インターネット上の文書やブログ記事の場合、それらの有するドメインやファイル形式、作成年月日、アクセス数などが参照する情報として考えられる。また、論文群などの場合、他の文献からの引用数や、著者名などが参照する情報として考えられる。なお、接点語重要度の重み付けは、サイトの表示順位と、サイトの信頼性及び有用性とを一元的に組み合わせて行う方法を用いるとなお効果的である。
また、接点語間に異表記であるが同義の語が見られる場合は、類義語を考慮して重み付けの前に接点語を集約してもよい。類義語の考慮方法は、一般的な類義語辞書を利用してもよいし、挿話データベース110の挿話情報もしくは接点情報にベクトル空間法やラフ集合などの類似性分析を利用して種々の単語について単語の用例から類語を推測したローカルな辞書を利用してもよい。
関連図作成部50は、回答を得たい質問項目毎に抽出された各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さを反映させるように関連付けた関連図を作成する。関連図は、質問項目毎に抽出された各接点語を並列して表示した表や、質問項目を中心とし、各接点語をノードとしてリンクを結んだグラフなどが考えられる。また接点語重要度の反映は接点語重要度に表の文字やノードの文字の大きさ、色の濃淡、リンクの太さを比例させるなどの方法が考えられる。なお、接点語の数が可視化する上で多過ぎる場合は任意の閾値以下などの制限を行ってもよい。
スクリプト出力部60は、回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図をヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力する。出力形態は単純に質問項目毎の関連図を提示する方法の他に、質問項目毎の関連図間で共通する接点語が存在する場合は質問項目と共通の接点語のみをリンクで結んだグラフを表示し、特定の質問項目が選択された場合に前記質問項目に関する関連図を提示する方法などが考えられる。
次に、図1及び図2を参照して本発明の第1の実施の形態の全体の動作について説明する。
質問情報登録部10は、質問者が得たい質問項目に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報とを質問情報として受け付け、それぞれキーワードの形で登録する(ステップA1)。
接点情報抽出部20は、挿話データベース110から挿話情報を参照することによって、ステップA1で質問情報として登録された任意の質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードがそれぞれ少なくとも一つ以上、共存する挿話情報の集合を接点情報として抽出する(ステップA2)。
挿話データベース110は、任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として予め又はステップA2を受けて収集して蓄積し、接点情報抽出部20からの参照に応じて、情報を提示する(ステップA3)。
接点語群抽出部30は、ステップA2で抽出した接点情報からステップA1で入力された質問情報と共存する単語群を接点語群として抽出する(ステップA4)。
接点語重要度算出部40は、抽出された接点語群に含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出する(ステップA5)。
関連図作成部50は、回答を得たい質問項目毎に抽出された各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さを反映させるように関連付けた関連図を作成する(ステップA6)。
スクリプト出力部60は、回答を得たい質問項目毎に作成した関連図をヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力する(ステップA7)。
次に、第1の実施の形態を、実施例を用いて詳細に説明する。本実施例では、社内のITシステムの改善のために、従業員Ej(回答者)に対して質問項目iに関する情報をヒアリングする際の接点となりうる接点語の関係を可視化した関連図Nijを作成し、関連図NijをヒアリングスクリプトSj内に埋め込んで質問実施者Bに提示する動作を説明する。当該動作では、質問項目情報および回答者属性情報に合わせたスクリプトを質問者に提供し質問者の思いつきに頼らない確実なヒアリングを実現することを目的としている。
また、ヒアリングスクリプトSjを管理する要求獲得支援システムは、ヒアリング支援システムHとインターネットサーバーZで構成されるものとする。ヒアリング支援システムHは、質問実施者Bの持つPC端末上で動作し、入力部及び出力部を介して、質問実施者Bが情報を得たい質問項目iに関する質問文Liもしくは質問項目キーワードQi、および従業員Ejの属性キーワードAjの入力と、ヒアリングスクリプトSjの提示を実現する。インターネットサーバーZは、通信ネットワークを介してヒアリング支援システムHを実装した質問実施者Bの持つPC端末と接続されており、ヒアリング支援システムHからの質問項目キーワードQiおよび属性キーワードAjを用いた検索を可能にする装置である。
質問情報登録部10、接点情報抽出部20、接点語群抽出部30、接点語重要度算出部40、関連図作成部50及びスクリプト出力部60は、ヒアリング支援システムH内に、挿話データベース110はインターネットサーバーZ内に含まれている。
この様な手段を備えたヒアリング支援システムH、インターネットサーバーZは以下のような動作をする。
ヒアリング支援システムHは、質問実施者Bからの質問項目iに関する質問文Li、および属性キーワードAjの入力を受け付ける。受け付けた質問文Liには、ヒアリング支援システムHは形態素解析を適用して、名詞、動詞、形容詞などの単独で意味をなすキーワードを質問項目キーワードQiとして抽出する。その後、質問文Liを変換した質問項目キーワードQiと、属性キーワードAjを登録する。
例えばヒアリングしたい質問項目iが「交通費精算システムに関する情報」であった場合、質問文Liとしては「交通費などの精算に関する不満」などが考えられ、質問項目キーワードQiとしては「交通費」、「精算」、「不満」などとなる。また従業員Ejの属性キーワードAjとしては担当業務である「営業」、年代である「20代」、性別である「男性」などの情報が考えられる。
さらに、ヒアリング支援システムHは、登録された任意の質問項目キーワードQiおよび回答者の属性キーワードAjからそれぞれ少なくとも一つ以上のキーワードを引用し、任意のWeb検索エンジンを用いてAND検索を行うことでインターネットサーバーZ内に保存された文書群の中から、引用した質問項目キーワードQiおよび属性キーワードAjが共存する記事を含むURLを抽出し、これまでの参照頻度実績などに基づく提示順が上位の100個のURL内の文書群を接点情報Vijとして抽出する。例えば「交通費精算システムに関する情報」を質問項目iとする場合は、「営業*交通費*精算*不満」のような検索式でのWeb検索を実施する。このとき、ヒアリング支援システムHは、属性キーワードAjに基づき、Web検索エンジン(抽出ルールや抽出技術、方式)を選択するようにしても良い。例えば属性キーワードAjに「営業」や「20代」のキーワードが含まれていた場合、当該属性の人間が好んで使用するWeb検索エンジンを使用する。また、必要に応じて挿入データベースを検索する方法や言語を変換しても良い。例えば、「米国駐在員」などの属性を有する人に対しては、日本語に加え英語でのキーワードを抽出できるように言語を「日本語のみ」から「日本語+米国語」に変更する。
インターネットサーバーZは、任意の項目と人間の属性を含む様々な文書群を収集して蓄積し、またWeb検索エンジンなどの機能も提供することで、ヒアリング支援システムHの検索操作に応じて、前記文書内で使用される単語が検索時のキーワードや検索式と適合する文書・記事・URLを抽出し提示する。
さらに、ヒアリング支援システムHは、前記接点情報Vijに含まれる文書に形態素解析を適用して名詞、動詞、形容詞などの単独で意味をなす単語を抽出し、そこから質問項目キーワードQiと属性キーワードAjを除外することで、質問項目キーワードQiおよび回答者の属性キーワードAjと共存する単語群を接点語候補群Wcijとして抽出する。例えば「営業*交通費*精算*不満」のような検索式でのWeb検索の結果のとして得られた記事のひとつに、「・・交通費や旅費の精算を面倒な入力作業を必要とせず自動で精算される。営業などのように外出の多い方は助かるはずだ。・・」といった記載がある場合、「旅費」、「面倒」、「入力作業」、「必要とせず」、「外出」、「多い方」、「助かる」などの単語群が接点語候補群Wcijとなる。
さらに、ヒアリング支援システムHは、前記接点語候補群Wcijにおける各接点語間の意味的な類似性を考慮するため類義語辞書を利用して任意のルールで同義とみなせる接点語Wcijを集約することで集約接点語候補群Wcij‘を求め、集約接点語候補群Wcij‘の各集約接点語候補Wcijk‘毎に接点情報Vij内での出現回数を算出し、算出した値を接点語重要度Iijkとして記録する。また、共存性が低い接点語候補を除外するため、出現回数Xcijk‘に基づき、各集約接点語候補Wcijk‘の内、出現回数が一定回数以上の単語を接点語Wijkとして抽出する。例えば「営業*交通費*精算*不満」の検索式でのWeb検索結果として得られた接点語Wijkと接点語重要度Iijkは図3のようになる。
さらに、ヒアリング支援システムHは、質問項目i毎に得られた各接点語Wijkと接点語重要度Iijkに基づき、質問項目iの質問文Liを中心とし、各接点語Wijkをノードとして、それぞれの間を接点語重要度Iijkに比例した太さのリンクで結んだグラフを作成し、これを関連図Nijとする。例えば図3の接点語Wijkと接点語重要度Iikに基づく関連図Nijは図4のような形態が考えられる。
さらに、ヒアリング支援システムHは、回答を得たい全ての質問項目iについて作成した関連図NijをヒアリングスクリプトSjに埋め込み、質問実施者Bが従業員Ejにヒアリングを行う前の場面想定もしくはヒアリング中の補助資料として参照できるように質問実施者Bの持つPC端末の画面に出力する。出力形態は、単純に質問項目i毎に前記関連図Nijを提示してもよいし、質問項目が異なる関連図Nij間で共通する共通接点語Mjqが存在する場合は図5のように質問項目iの質問文Liと共通接点語Mjqのみをリンクで結んだグラフを表示し、特定の質問項目iが選択された場合に質問項目iに関する関連図Nijを提示するなどしてもよい。
次に、本発明の実施の形態の効果について説明する。本実施の形態では、質問者が質問したい質問項目について回答者側が持つ接点情報を踏まえて質問者は聞き出しを行うことができるため、経験の少ない質問者や未知の分野や未知の回答者からのヒアリングを行う場合でも、回答者に質問に関連する場面などをうまく思い出させるような聞き出しを行うことが可能となる。即ち、事例に合わせて最も効果的なヒアリングを実現することが可能になる。さらに、質問項目間に共通する接点語を踏まえて質問者は話題転換を行うことができるため、回答者に違和感を与えずにスムーズな聞き出しを行うことが可能となり、より効果的なヒアリングを実現することが可能になる。
また、属性キーワードAjに基づき、Web検索エンジンを選択することによって、回答者の視点に近いキーワードから、関連図を作成でき、回答者に違和感を与えずにスムーズな聞き出しを行うことが可能となる。また、属性キーワードAjに基づき、挿入データベースを変換することによって、漏れの少ないより効果的なヒアリングを実現することが可能になる。
次に、図6を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態と比較すると、本実施の形態は、第1の実施の形態の各部に加えて、部分接点情報抽出部21と接点語分類部35とを含む点で異なる。
また、質問情報登録部10は、質問者が得たい質問内容に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報を質問情報として受け付け、それぞれキーワードの形で登録するが、質問項目情報に関して少なくとも2つ以上のキーワードを登録する点で異なる。
また、接点情報抽出部20は、挿話データベース110から挿話情報を参照することによって、質問情報として登録された任意の質問項目情報に関する全てのキーワードおよび回答者属性情報に関する少なくとも一つのキーワードが共存する挿話情報の集合を完全接点情報として収集する点で異なる。
部分接点情報抽出部21は、挿話データベース110から挿話情報を参照することによって、質問情報として登録された任意の質問項目情報に関する全てのキーワードから任意の一つのキーワードを除外した部分キーワード群および少なくとも一つの回答者属性情報に関するキーワードが共存する挿話情報の集合を部分接点情報として収集する点で異なる。なお、部分キーワード群は除外するキーワードによって異なるため、部分接点情報は、部分キーワード群毎、すなわち登録された任意の質問項目に関するキーワードの数と同じだけ収集する。
また、挿話データベース110が、蓄積している挿話情報を、接点情報抽出部20だけでなく部分接点情報抽出部21からの参照に応じて、情報を提示する点で異なる。
また、接点語群抽出部30は、抽出した完全接点情報から前記質問情報と共存する単語群を完全接点語群として抽出し、抽出した各部分接点情報から質問情報と部分的に共存する単語群を各部分接点語群として抽出する点で異なる。
接点語分類部35は、抽出した完全接点語群と各部分接点語群間での各接点語の出現数の相違に基づき、各接点語を除外した質問項目に関するキーワードと紐付け、分類する。分類方法としては、例えば質問項目に関するキーワードCを除いた場合の部分接点語群との両方に含まれた接点語Dの出現数について部分接点語群での出現数の方が多ければ、質問項目に関するキーワードCと紐付けるなどの方法が考えられる。これは、接点語Dは、文章内で質問項目に関するキーワードCと代替的な役割を持つ可能性が高い接点語とみなせるためである。またこの際、各接点語が複数の質問項目に関するキーワードと紐付く場合は重複を認め、それぞれの質問項目に関するキーワードに紐付くとして分類してもよい。
また、接点語重要度算出部40は、完全接点語群と各部分接点語群をまとめ、含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出する点で異なる。
また、関連図作成部50は、回答を得たい質問項目毎に抽出された完全接点語群と各部分接点語群をまとめた接点語群に含まれる各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さだけでなく、接点語分類部35で紐付けられた接点語の分類も反映させるように関連付けた関連図を作成する点で異なる。
関連図は、質問項目と各質問項目のキーワードと前記キーワードに紐付けた接点語を列記した表や、質問項目を中心とし、各質問項目のキーワードを主ノード、前記キーワードに紐付けた接点語を従属ノードとしてリンクを結んだグラフなどが考えられる。また接点語重要度の反映は、接点語重要度に前記従属ノードの大きさもしくは前記主ノードと前記従属ノード間のリンクの太さを比例させるなどの方法が考えられる。さらに、従属ノードとして接続される各接点語の重要度の総和などで各質問項目のキーワードを重み付けし、主ノードの大きさもしくは前記質問項目と主ノード間のリンクの太さを比例させるなどしてもよい。また、質問項目情報が文章で与えられていた場合は、前記文章内の各質問項目のキーワードの一つを対応する質問項目のキーワードに紐付けた接点語で置き換えた文章を、関連図として提示してもよい。
なお、スクリプト出力部60の機能は第1の実施の形態と同じである。
次に、図6及び図7を参照して本発明の第2の実施の形態の全体の動作について説明する。
質問情報登録部10は、質問者が得たい質問内容に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報を質問情報として受け付け、質問項目情報に関しては少なくとも2つ以上のキーワード、回答者属性に関しては1つ以上のキーワードを登録する(ステップB1)。
接点情報抽出部20は、挿話データベース110から挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目に関する全てのキーワードおよび回答者属性情報に関する少なくとも一つのキーワードが共存する挿話情報の集合を完全接点情報として収集する(ステップB2)。
部分接点情報抽出部21は、挿話データベース110から挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目に関する全てのキーワードから任意の一つのキーワードを除外した部分キーワード群および少なくとも一つの回答者属性情報に関するキーワードが共存する挿話情報の集合を部分接点情報として収集する(ステップB2‘)。
挿話データベース110は、任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集して蓄積し、接点情報抽出部20および部分接点情報抽出部21からの参照に応じて、情報を提示する(ステップB3)。
接点語群抽出部30は、前記完全接点情報から前記質問情報と共存する単語群を完全接点語群として抽出し、前記各部分接点情報から前記質問情報と部分的に共存する単語群をそれぞれ各部分接点語群として抽出する(ステップB4)。
接点語分類部35は、前記完全接点語群と前記各部分接点語群間での各接点語の出現数の相違に基づき、各接点語を除外した質問項目に関するキーワードと紐付け、分類する(ステップB5)。
接点語重要度算出部40は、前記完全接点語群と前記各部分接点語群をまとめ、含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出する(ステップB6)。
関連図作成部50は、回答を得たい質問項目毎に抽出された前記完全接点語群と前記各部分接点語群に含まれる各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さだけでなく接点語分類部35で紐付けられた接点語の分類も反映させるように関連付けた関連図を作成する(ステップB7)。
スクリプト出力部60は、回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図をヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力する(ステップB8)。
次に、第2の実施の形態を、実施例を用いて詳細に説明する。本実施例では、第1の実施の形態の実施例と同様、ヒアリング支援システムHとインターネットサーバーZを備えているが、ヒアリング支援システムHが第1の実施の形態の実施例で含んだ各部に加え、部分接点情報抽出部21、接点語分類部35、を含む点で第1の実施の形態の実施例と異なる。この様な手段を備えたヒアリング支援システムHの動作は第1の実施の形態の実施例と以下の様な点で異なる。
ヒアリング支援システムHが、質問実施者Bからの質問項目iに関して登録する質問項目キーワードQiが少なくとも2つ以上と制限される点で異なる。さらに、ヒアリング支援システムHは、登録された質問項目キーワードQiの全てのセットである完全質問項目キーワードQaiと、回答者の属性キーワードAjから少なくとも一つ以上のキーワードを引用し、任意のWeb検索エンジンを用いてAND検索を行うことでインターネットサーバーZ内に保存された文書群の中から、引用した質問項目キーワードQaiおよび属性キーワードAjが共存する記事を含むURLを抽出し、これまでの参照頻度実績などに基づく提示順が上位の100個のURL内の文書群を完全接点情報Vaijとして抽出する点で異なる。「交通費精算システムに関する情報」を質問項目iとすれば、完全質問項目キーワードQaiは{交通費、精算、不満}のセットとなり、完全接点情報Vaijは「営業*交通費*精算*不満」のような検索式でWeb検索を実施して得られる上位の100個のURL内の文書群が該当する。
さらに、ヒアリング支援システムHは、登録された質問項目キーワードQiの全てのセットである完全質問項目キーワードQaiから任意の一つの質問項目キーワードQnを除外した部分質問項目キーワードQpi-nと、回答者の属性キーワードAjから少なくとも一つ以上のキーワードを引用し、任意のWeb検索エンジンを用いてAND検索を行うことでインターネットサーバーZ内に保存された文書群の中から、引用した部分質問項目キーワードQpi-nおよび属性キーワードAjが共存する記事を含むURLを抽出し、これまでの参照頻度実績などに基づく提示順が上位の100個のURL内の文書群を部分接点情報Vpij-nとして抽出する点で異なる。なお、部分質問項目キーワードQpi-nが除外するキーワードQnによって異なるため、部分接点情報Vpij-nはキーワードQn毎に収集する必要がある。「交通費精算システムに関する情報」を質問項目iとする場合は、部分質問項目キーワードQpi-nは{交通費、精算}{交通費、不満}{精算、不満}の3セットとなり、部分接点情報Vpij-nは「営業*交通費*精算」、「営業*交通費*不満」、「営業*精算*不満」のような3つ検索式でWeb検索を実施して得られる上位の100個のURL内の3つの文書群がそれぞれ該当する。
さらに、ヒアリング支援システムHは、完全接点情報Vaijに含まれる文書に形態素解析を適用して名詞、動詞、形容詞などの単独で意味をなす単語を抽出し、そこから質問項目キーワードQiと属性キーワードAjを除外することで、完全質問項目キーワードQaiおよび回答者の属性キーワードAjと共存する単語群を完全接点語候補Wacijとして抽出するのに加え、各部分接点情報Vpij-nに含まれる文書に形態素解析を適用して名詞、動詞、形容詞などの単独で意味をなす単語を抽出し、そこから質問項目キーワードQiと属性キーワードAjを除外することで、各部分質問項目キーワードQpi-nおよび回答者の属性キーワードAjと共存する単語群を各部分接点語候補Wpcij-nとして抽出する点で異なる。
さらに、ヒアリング支援システムHは、完全接点語候補Wacijおよび各部分接点語候補Wpcij-nのそれぞれについて各接点語間の意味的な類似性を考慮するため類義語辞書を利用して任意のルールで同義とみなせる接点語を集約し、集約完全接点語候補Wacij‘および集約部分接点語候補Wpcij-n‘を求め、完全接点情報Vaij内での集約完全接点語候補群Wacij‘の各集約完全接点語候補Wacijr‘毎に各集約完全接点語候補Wacijr‘の出現回数Xacijr‘を算出し、さらに各部分接点情報Vpij-n内での集約部分接点語候補群Wpcij-n‘の各集約接点語候補Wpcij-ns‘毎に各集約部分接点語候補Wpcij-ns‘の出現回数Xpcij-ns‘を算出し、集約完全接点語候補Wacijr‘および集約部分接点語候補Wpcij-ns‘の両方もしくはいずれかに含まれた全ての接点語候補Wtについて出現回数Xacijt‘とXpcij-nt‘を比較し、Xacijt‘よりXpcij-nt‘が大きくなった接点語候補Wtを、文章内で質問項目キーワードQnを代替する役割を持つ可能性が高い接点語として質問項目キーワードQnと紐付け、分類する点で異なる。例えば「営業*交通費*精算*不満」の検索式でのWeb検索結果で得られた接点語候補Wtが「旅費」、「接待費」、「勤怠管理」、「派遣」、「携帯電話」、「満足」、「テンプレート」、・・・などであった場合、出現回数Xacijt‘およびXpcij-nt‘は図8のように整理され、図9の太枠で示したセルのようにXpcij-nt‘からXacijt‘を引いた値が正の値になる接点語候補Wtと列との組み合わせとして、「旅費」、「接待費」、「勤怠管理」、「テンプレート」を「交通費」と紐付けるなどの分類を行う。
さらに、ヒアリング支援システムHは、集約完全接点語候補Wacij‘および集約部分接点語候補Wpcij-n‘の和集合を集約接点語候補群Wcij‘とし、完全接点情報Vaijおよび各部分接点情報Vpij-nの和集合を接点情報Vijとして、集約接点語候補群Wcij‘の各集約接点語候補Wcijk‘毎に接点情報Vij内での出現回数Xcijk‘を算出し、算出した値を接点語重要度Iijkとして記録する。また、共存性が低い接点語候補を除外するため、出現回数Xcijk‘に基づき各集約接点語候補Wcijk‘の内、出現回数が一定回数以上の単語を接点語Wijkとして抽出する。例えば図8、図9に基づき得られた接点語Wijkと接点語重要度Iijkは、図10のような形態でまとめられることが考えられる。
さらに、ヒアリング支援システムHは、質問項目i毎に得られた各接点語Wijk、接点語重要度Iijk、および各接点語Wijkの分類に基づき、質問項目iの質問文Liを中心とし、各質問項目キーワードQiを主ノード、質問項目キーワードQiに紐付け分類された各接点語Wijkを従属ノードとしてリンクを結び、前記主ノードと前記従属ノード間のリンクの太さを接点語重要度Iijkに比例させ、前記中心と前記主ノード間のリンクの太さを前記主ノードに従属ノードとして接続される各接点語の重要度の総和と比例させたグラフを作成し、これを関連図Nijとする点で異なる。例えば図10の接点語Wijk、接点語重要度Iijkおよび各接点語Wijkの分類に基づく関連図Nijは図11のような形態が考えられる。
なお、インターネットサーバーZの機能は第1の実施の形態の実施例と同じである。
次に、第2の実施の形態の効果について説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加え、全ての質問項目キーワードから敢えて一つのキーワードを除外した部分キーワード群を用いた接点語の抽出を行い、全質問項目キーワードを用いた場合との接点語候補の差に着目することで、接点情報となる文章内で除外した質問項目キーワードを代替する役割を持つ可能性が高い接点語を見出すことが可能になる。このため、経験の少ない質問者でも質問に活用する接点語の選択を容易にすることが可能になる。また辞書などに頼らず接点語を紐付けることが可能になるため、語(ターム)の持つローカルな意味などの知識の少ない質問者でも簡易なスクリプト構築を実現することが可能になる。また除外した質問項目キーワードと代替する役割を持つ可能性が高い接点語を紐付け分類し、分類に基づいた関連図を提示することで質問担当者の接点語の位置づけ把握が容易になるため、回答者に違和感を与えずにスムーズな聞き出しを行うことが可能となり、より効果的なヒアリングを実現することが可能になる。
次に、図12を参照して本発明の第3の形態について説明する。
第1の実施の形態と比較すると、本実施の形態は、第1の実施の形態の各部に加えて、単語属性データベース130と接点語帰属部36とを含む点で異なる。
質問情報登録部10、接点情報抽出部20、接点語群抽出部30、挿話データベース110の機能は第1の実施の形態と同じである。
単語属性データベース130は、種々の単語について単語の持つ意味もしくは単語の用例から単語属性を収集して蓄積し、接点語帰属部36からの参照に応じて情報を提示する。単語属性とは文章を構成する単語について置換性を与える特徴を指し、名詞、動詞、形容詞などの品詞分類や、ポジティブ、ネガティブなどの意味分類、人、対象、時間、空間、理由、手段などの内容分類、およびこれらの組み合わせなどが考えられる。単語属性データベース130の例としては単語の意味や係り受けや助詞との組み合わせによる意味付けの変化などの情報を含む一般的な辞書が考えられ、必ずしもローカルな業務知識に基づく辞書などである必要はない。
接点語帰属部36は、質問情報登録部10で登録された質問項目に関するキーワードおよび接点語群抽出部30で抽出した各接点語を、単語属性データベース130を参照することで得た単語属性に基づき、対応する単語属性に紐付けることで単語属性カテゴリに帰属させる。この際、各接点語が複数の単語属性カテゴリに属する場合は重複を認めてもよい。
接点語重要度算出部40の機能は第1の実施の形態と同じである。
また、関連図作成部50は、回答を得たい質問項目毎に抽出された各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さに加え、接点語帰属部36で帰属させた接点語の帰属する単語属性カテゴリを反映させるように関連付けた関連図を作成する点で異なる。関連図は、質問項目を中心とし、各質問項目のキーワードを主ノード、前記キーワードに帰属された単語属性カテゴリを第1従属ノード、単語属性カテゴリに帰属する接点語を第2従属ノードとしてリンクを結んだグラフなどが考えられる。また、関連図は、接点語重要度の反映は接点語重要度に前記第2従属ノードの大きさもしくは前記第1従属ノードと前記第2従属ノード間のリンクの太さを比例させるなどの方法が考えられる。さらに、関連図は、第2従属ノードとして接続される各接点語の重要度の総和などで前記単語属性カテゴリを重み付けし、前記第1従属ノードの大きさもしくは前記主ノードと前記第1従属ノード間のリンクの太さを比例させるなどしてもよい。
スクリプト出力部60の機能は第1の実施の形態と同じである。
次に、図12及び図13を参照して本発明の形態の全体の動作について詳細に説明する。
質問情報登録部10は、質問者が得たい質問項目に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報を質問情報として受け付け、それぞれキーワードの形で登録する(ステップC1)。
接点情報抽出部20は、挿話データベース110から挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードがそれぞれ少なくとも一つ以上、共存する挿話情報の集合を接点情報として抽出する(ステップC2)。
挿話データベース110は、任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集して蓄積し、接点情報抽出部20からの参照に応じて、情報を提示する(ステップC3)。
接点語群抽出部30は、前記接点情報から前記質問情報と共存する単語群を接点語群として抽出する(ステップC4)。
接点語帰属部36は、質問情報登録部10で登録された質問項目に関するキーワードおよび接点語群抽出部30で抽出した各接点語を、単語属性データベース130を参照することで得た単語属性に基づき、対応する単語属性に紐付けることで単語属性カテゴリに帰属させる。(ステップC5)。
単語属性データベース130は、種々の単語について単語の持つ意味もしくは単語の用例から単語属性を収集して蓄積し、接点語帰属部36からの参照に応じて情報を提示する(ステップC6)。
接点語重要度算出部40は、前記接点語群に含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出する(ステップC7)。
関連図作成部50は、回答を得たい質問項目毎に抽出された各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さだけでなく、接点語帰属部36で帰属させた接点語の帰属する単語属性カテゴリも反映させるように関連付けた関連図を作成する(ステップC8)。
スクリプト出力部60は、回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図をヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力する(ステップC9)。
次に、本発明の第3の実施の形態の実施例について詳細に説明する。本実施例では、第1の実施の形態の実施例と同様、ヒアリング支援システムHとインターネットサーバーZを備えているが、ヒアリング支援システムHが第1の実施の形態の実施例で含んだ各部に加え、単語属性データベース130と、接点語帰属部36を含む点で第1の実施の形態の実施例と異なる。この様な手段を備えたヒアリング支援システムHの動作は第1の実施の形態の実施例と以下の様な点で異なる。
ヒアリング支援システムHは、一般的な辞書の意味情報などを利用して種々の単語について人、対象、時間、空間、理由、手段という各単語属性カテゴリのそれぞれに対応する意味を含むかどうかを判定し、この判定結果を各単語に紐付けた単語属性データベースとして蓄積し、必要に応じて情報を抽出し提示する点で異なる。なお単語属性に帰属するかどうかの判定は、「さん」や「君」などの直前に使用される単語と「ミスター」や「ミセス」などの直後に使用される単語は「人」の単語属性と、同一句内で「ため」や「なので」の前に使用される単語は「理由」の単語属性と対応するなど、単語が使用された文章内での係り受けのパターンや助詞との組み合わせなどの付加情報による条件付き判定などを含んでも良い。
さらに、ヒアリング支援システムHが、各質問項目キーワードQiおよび各集約接点語候補Wcijk‘毎に、各質問項目キーワードQiが質問文Li内で使用された文章および各集約接点語候補Wcijk‘が接点情報Vij内で使用された文章のそれぞれでの係り受けのパターンや助詞との組み合わせを分析し、前記単語属性データベースを参照することで人、対象、時間、空間、理由、手段の単語属性カテゴリとの意味的な対応を抽出し、対応する単語属性カテゴリと各集約接点語候補Wcijk‘と紐付け、帰属させる点で異なる。この際、各接点語が複数の単語属性カテゴリに属する場合は重複を認める。例えば「営業*交通費*精算*不満」の検索式でのWeb検索結果で得られた接点語候補Wtが「旅費」、「接待費」、「勤怠管理」、「派遣」、「携帯電話」、「満足」、「テンプレート」、・・・などであった場合、質問項目キーワードQiと接点語Wijkの単語属性カテゴリへの帰属状況、接点語重要度Iijkは図14のような形態でまとめられることが考えられる。
さらに、ヒアリング支援システムHは、質問項目i毎に得られた各接点語Wijkと接点語重要度Iijk、および質問項目キーワードQiと接点語Wijkの単語属性カテゴリへの帰属状況に基づき、質問項目iの質問文Liを中心とし、各質問項目キーワードQiを主ノード、前記質問項目キーワードQiに帰属された単語属性カテゴリを第1従属ノード、単語属性カテゴリに帰属する各接点語Wijkを第2従属ノードとしてリンクを結び、前記第1従属ノードと前記第2従属ノード間のリンクの太さを接点語重要度Iijkに比例させ、前記主ノードと前記第1従属ノード間のリンクの太さを前記第1従属ノードに前記第2従属ノードとして接続される各接点語の重要度の総和と比例させたグラフを作成し、これを関連図Nijとする点で異なる。例えば図14の接点語Wijkと接点語重要度Iijkおよび質問項目キーワードQiと接点語Wijkの単語属性カテゴリへの帰属状況に基づく関連図Nijは図15のような形態が考えられる。
なお、インターネットサーバーZの機能は第1の実施の形態の実施例と同じである。
次に、本実施の第3の実施の形態の効果について説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加え、人、対象、時間、空間、理由、手段の単語属性と各接点語の対応に基づき各接点語を単語属性カテゴリに帰属させることで、質問項目キーワードを意味的に代替する接点語を見出すことが可能になるため、経験の少ない質問者でも質問に活用する接点語の選択を容易にすることが可能になる。また質問項目キーワードと接点語の単語属性カテゴリへの帰属状況に基づいた関連図を提示することで質問担当者の接点語の位置づけ把握が容易になるため、回答者に違和感を与えずにスムーズな聞き出しを行うことが可能となり、より効果的なヒアリングを実現することが可能になる。
次に、上記要求獲得支援システムの効果について説明する。
第1の効果は、情報処理によって、回答者に質問に関連する場面などをうまく思い出させるような聞き出しを行うことが可能になることである。その理由は、質問者が得たい内容に関する質問項目のキーワードと質問回答者の属性キーワードの登録を受け付け、任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集して蓄積した挿話データベースから、質問項目情報のキーワードおよび回答者属性情報のキーワードが共存する接点情報を抽出し、接点情報に含まれる接点語と各接点語の重み付けの結果を反映させるように接点語を関連付けた関連図を作成し、ヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力することによって、質問したい質問項目について回答者側が持つ接点情報を質問者がヒアリング前および際中に参照してヒアリングを行うことを支援しているためである。
本発明の第2の効果は、経験の少ない質問者や未知の分野や未知の回答者からのヒアリングを行う場合でも、回答者に質問に関連する場面などをうまく思い出させるようなスクリプトの作成が可能になることである。その理由は、汎用的に存在する文書データベースや一般的な辞書情報のみを利用して接点情報の抽出および接点語を関連付けた関連図を作成することによって、ヒアリング対象の業務に関した文書データベースやローカルな業務知識に基づく辞書を必要とせずに、接点語を関連付けた関連図を作成しスクリプトに埋め込むことを可能にしているためである。
以上説明したように、本発明によれば、質問者が得たい内容の質問と質問回答者の属性に基づき、任意のデータベースから回答者に質問に関連する場面などをうまく思い出させる有用な情報(接点情報、接点語)を取得して、質問者が、回答者にヒアリングを行うことを支援できる。
尚、本発明の具体的な構成は前述の実施の形態および実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があってもこの発明に含まれる。
例えば、1台又は複数台のコンピュータのCPUを要求獲得支援システムとして動作させるプログラムや、当該プログラムが記録された記録媒体も本発明に含まれる。上記プログラムは、メモリ上に展開され、質問情報登録手段、挿話データベース、接点情報抽出手段、出力手段などとしてCPUを動作させ、 キーボードなどの入力部を介して入力された質問項目と回答者属性と任意のデータベースとから、関連図を自動的に生成して、質問者に認知可能に提示する。また、要求獲得支援システムの各部は、ハードウェア又は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせを用いて実現しても良い。
また、前記プログラムは、記憶媒体に記録されて頒布されても良い。当該記録媒体に記録されたプログラムは、有線、無線、又は記録媒体そのものを介して、メモリに読込まれ、制御部等を動作させる。尚、記録媒体を例示すれば、オプティカルディスクや磁気ディスク、半導体メモリ装置、ハードディスクなどが挙げられる。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載されうる。尚、以下の付記は本発明をなんら限定するものではない。
[付記1]
質問項目と回答者属性とをテキストとして登録する質問情報登録部と、
任意のテキスト情報が収集蓄積されているデータベースから、前記質問項目と前記回答者属性とを成す単語をそれぞれ含む情報群(接点情報)を抽出して取得する接点情報抽出部と、
前記取得した情報群を解析して、前記質問項目及び回答者属性に含まれない単語を接点語として抽出する接点語群抽出部と、
前記抽出した接点情報、接点語、及び解析結果を参照して、回答者に前記質問項目に関連する状況を想起させる単語を夫々関連付けた関連図を生成する関連図作成部と
を備えることを特徴とする要求獲得支援システム。
[付記2]
質問者が得たい質問項目に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報をそれぞれキーワードの形で受け付け、質問情報として登録する質問情報登録部と、
任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集蓄積され、参照に応じて情報を提示する挿話データベースと、
前記挿話データベースから前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードがそれぞれ少なくとも一つ以上共存する挿話情報(群)を、接点情報として抽出する接点情報抽出部と、
前記接点情報から前記質問情報と共存する単語群を接点語群として抽出する接点語群抽出部と、
前記接点語群に含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出する接点語重要度算出部と、
回答を得たい質問項目毎に抽出された各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さを反映させるように関連付けた関連図を作成する関連図作成部と、
回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図を、ヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力するスクリプト出力部と、
を備えたことを特徴とする要求獲得支援システム。
[付記3]
質問者が得たい質問内容に関する質問項目情報を少なくとも2つ以上のキーワードとして受け付け、また質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報を少なくとも1つ以上のキーワードとして受け付け、質問情報として登録する質問情報登録部と、
任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集蓄積され、参照に応じて情報を提示する挿話データベースと、
挿話データベースから前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目に関する全てのキーワードおよび回答者属性情報に関する少なくとも一つのキーワードが共存する挿話情報(群)を、完全接点情報として収集する接点情報抽出部と、
挿話データベースから前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目に関する全てのキーワードから任意の一つのキーワードを除外した部分キーワード群および少なくとも一つの回答者属性情報に関するキーワードが共存する挿話情報(群)を、部分接点情報として収集する部分接点情報抽出部と、
前記完全接点情報から前記質問情報と共存する単語群を完全接点語群として抽出し、前記各部分接点情報から前記質問情報と部分的に共存する単語群を各部分接点語群として抽出する接点語群抽出部と、
前記完全接点語群と前記各部分接点語群間での各接点語の出現数の相違に基づき、各接点語を除外した質問項目に関するキーワードと紐付け、分類する接点語分類部と、前記完全接点語群と前記各部分接点語群をまとめ、含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出する接点語重要度算出部と、
回答を得たい質問項目毎に抽出された前記完全接点語群と前記各部分接点語群に含まれる各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さだけでなく接点語分類部で紐付けられた接点語の分類も反映させるように関連付けた関連図を作成する関連図作成部と、
回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図を、ヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力するスクリプト出力部と、
を備えたことを特徴とする要求獲得支援システム。
[付記4]
質問者が得たい質問項目に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報をそれぞれキーワードの形で受け付け、質問情報として登録する質問情報登録部と、
任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集蓄積され、参照に応じて情報を提示する挿話データベースと、
挿話データベースから前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードがそれぞれ少なくとも一つ以上共存する挿話情報(群)を、接点情報として抽出する接点情報抽出部と、
前記接点情報から前記質問情報と共存する単語群を接点語群として抽出する接点語群抽出部と、
種々の単語について単語の持つ意味もしくは単語の用例から単語属性を収集蓄積され、参照に応じて情報を提示する単語属性データベースと、
前記質問情報登録部で登録された質問項目に関するキーワードおよび接点語群抽出部で抽出した各接点語を、前記単語属性データベースを参照することで得た単語属性に基づき、対応する単語属性に紐付けることで単語属性カテゴリに帰属させる接点語帰属部と、
前記接点語群に含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出する接点語重要度算出部と、
回答を得たい質問項目毎に抽出された各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さだけでなく、接点語の帰属する単語属性カテゴリも反映させるように関連付けた関連図を作成する関連図作成部と、
回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図を、ヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力するスクリプト出力部と、
を備えたことを特徴とする要求獲得支援システム。
[付記5]
前記データベース又は挿話データベースは、インターネット上のテキスト群であり、前記接点情報抽出部が前記質問情報として登録された質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードのAND式でのWeb検索により出力されるテキスト情報群を接点情報として抽出することを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援システム。
[付記6]
前記質問情報登録部が質問項目情報を文章の形態で受け付け、文章を構成する各文に形態素解析を適用して単独で意味をなすキーワードを抽出することで間接的にキーワードを登録することを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援システム。
[付記7]
前記出力部もしくは前記スクリプト出力部が、質問項目毎の関連図間で共通する接点語が存在する場合に、質問項目と共通の接点語のみをリンクで結んだグラフを表示し、特定の質問項目が選択された場合に前記質問項目に関する関連図を提示することを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援システム。
[付記8]
前記出力部もしくは前記スクリプト出力部が、質問項目情報が文章で与えられていた場合は、前記文章内の各質問項目のキーワードの一つを対応する質問項目のキーワードに紐付けた接点語で置き換えた文章を、関連図として提示することを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援システム。
[付記9]
前記接点語重要度算出部が、前記Web検索により接点情報として出力されたサイトの表示順位の値に対して単調減少する関数で重み付けした接点語の出現数の総和に基づくことを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援システム。
[付記10]
前記接点情報抽出部は、テキスト情報から接点情報を抽出するときに、前記回答者属性を参照し、接点情報の抽出ルール又は抽出技術を選択する
ことを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援システム。
[付記11]
前記接点語重要度算出部は、接点語重要度の重み付けを行うときに、
接点語毎又は接点語群毎に、当該接点語毎又は接点語群毎の出典の信頼性及び/又は重要度に基づき、それぞれに接点語重要度を数値化して付与する
ことを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援システム。
[付記12]
前記データベース又は挿話データベースは、インターネット上のテキスト群であり、
前記接点情報抽出部は、前記質問情報として登録された質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードのAND式で、前記回答者属性に基づいて接点情報の抽出ルール又は抽出技術が選択されたWeb検索により出力されるテキスト情報群を、接点情報として抽出し、
前記接点語重要度算出部が、前記Web検索により接点情報として出力されたサイトの表示順位の値に対して、単調減少する関数で重み付けした接点語の出現数の総和と、サイトの信頼性及び有用性を示す出典に基づき接点語重要度の重み付けを行う
ことを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援システム。
[付記13]
質問項目と回答者属性とをテキストとして登録し、
任意のテキスト情報が収集蓄積されているデータベースから、前記質問項目と前記回答者属性とを成す単語をそれぞれ含む情報群(接点情報)を抽出して取得し、
前記取得した情報群を解析して、前記質問項目及び回答者属性に含まれない単語を接点語として抽出し、
前記抽出した接点情報、接点語、及び解析結果を参照して、回答者に前記質問項目に関連する状況を想起させる単語を夫々関連付けた関連図を生成する
ことを特徴とする要求獲得支援方法。
[付記14]
質問者が得たい質問項目に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報をそれぞれキーワードの形で受け付け、質問情報として登録し、
任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集蓄積され、参照に応じて情報を提示する挿話データベースから、前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードがそれぞれ少なくとも一つ以上共存する挿話情報(群)を、接点情報として抽出し、
前記接点情報から前記質問情報と共存する単語群を接点語群として抽出し、
前記接点語群に含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出し、
回答を得たい質問項目毎に抽出された各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さを反映させるように関連付けた関連図を作成し、
回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図を、ヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力する
を備えたことを特徴とする要求獲得支援方法。
[付記15]
質問者が得たい質問内容に関する質問項目情報を少なくとも2つ以上のキーワードとして受け付け、また質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報を少なくとも1つ以上のキーワードとして受け付け、質問情報として登録し、
任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集蓄積され、参照に応じて情報を提示する挿話データベースから、前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目に関する全てのキーワードおよび回答者属性情報に関する少なくとも一つのキーワードが共存する挿話情報(群)を、完全接点情報として収集し、
挿話データベースから前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目に関する全てのキーワードから任意の一つのキーワードを除外した部分キーワード群および少なくとも一つの回答者属性情報に関するキーワードが共存する挿話情報(群)を、部分接点情報として収集し、
前記完全接点情報から前記質問情報と共存する単語群を完全接点語群として抽出し、前記各部分接点情報から前記質問情報と部分的に共存する単語群を各部分接点語群として抽出し、
前記完全接点語群と前記各部分接点語群間での各接点語の出現数の相違に基づき、各接点語を除外した質問項目に関するキーワードと紐付け分類し、
前記完全接点語群と前記各部分接点語群をまとめ、含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出し、
回答を得たい質問項目毎に抽出された前記完全接点語群と前記各部分接点語群に含まれる各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さだけでなく、前記紐付けられた接点語の分類も反映させるように関連付けた関連図を作成し、
回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図を、ヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力する
ことを特徴とする要求獲得支援方法。
[付記16]
質問者が得たい質問項目に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報をそれぞれキーワードの形で受け付け、質問情報として登録し、
任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集蓄積され、参照に応じて情報を提示する挿話データベースから、前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードがそれぞれ少なくとも一つ以上共存する挿話情報(群)を、接点情報として抽出し、
前記接点情報から前記質問情報と共存する単語群を接点語群として抽出し、
前記登録された質問項目に関するキーワードおよび接点語群抽出部で抽出した各接点語を、種々の単語について単語の持つ意味もしくは単語の用例から単語属性を収集蓄積されて参照に応じて情報を提示する単語属性データベースを参照することで得た単語属性に基づき、対応する単語属性に紐付けることで単語属性カテゴリに帰属させ、
前記接点語群に含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出し、
回答を得たい質問項目毎に抽出された各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さだけでなく、接点語の帰属する単語属性カテゴリも反映させるように関連付けた関連図を作成し、
回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図を、ヒアリング時のスクリプトに埋め込み、質問を実施する担当者が事前およびヒアリング中に参照できるように出力する
ことを特徴とする要求獲得支援方法。
[付記17]
前記データベース又は挿話データベースは、インターネット上のテキスト群であり、前記接点情報の抽出は、前記質問情報として登録された質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードのAND式でのWeb検索により出力されるテキスト情報群を接点情報として抽出することを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援方法。
[付記18]
前記質問情報の登録は、質問項目情報を文章の形態で受け付け、文章を構成する各文に形態素解析を適用して単独で意味をなすキーワードを抽出することで間接的にキーワードを登録することを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援方法。
[付記19]
前記関連図の出力は、質問項目毎の関連図間で共通する接点語が存在する場合に、質問項目と共通の接点語のみをリンクで結んだグラフを表示し、特定の質問項目が選択された場合に前記質問項目に関する関連図を提示することを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援方法。
[付記20]
前記関連図の出力は、質問項目情報が文章で与えられていた場合は、前記文章内の各質問項目のキーワードの一つを対応する質問項目のキーワードに紐付けた接点語で置き換えた文章を、関連図として提示することを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援方法。
[付記21]
前記接点語の重要度の算出は、前記Web検索により接点情報として出力されたサイトの表示順位の値に対して単調減少する関数で重み付けした接点語の出現数の総和に基づくことを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援方法。
[付記22]
前記接点情報の抽出は、テキスト情報から接点情報を抽出するときに、前記回答者属性を参照し、接点情報の抽出ルール又は抽出技術を選択する
ことを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援方法。
[付記23]
前記接点語の重要度の算出は、接点語毎又は接点語群毎に、当該接点語毎又は接点語群毎の出典の信頼性及び/又は重要度に基づき、それぞれに接点語重要度を数値化して付与することを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援方法。
[付記24]
前記データベース又は挿話データベースは、インターネット上のテキスト群であり、
前記接点情報の抽出は、前記質問情報として登録された質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードのAND式で、前記回答者属性に基づいて接点情報の抽出ルール又は抽出技術が選択されたWeb検索により出力されるテキスト情報群を、接点情報として抽出し、
前記接点語の重要度の算出は、前記Web検索により接点情報として出力されたサイトの表示順位の値に対して、単調減少する関数で重み付けした接点語の出現数の総和と、サイトの信頼性及び有用性を示す出典に基づき接点語重要度の重み付けを行う
ことを特徴とする上記付記記載の要求獲得支援方法。
[付記25]
情報処理装置の制御部を、
質問項目と回答者属性とをテキストとして登録する質問情報登録手段と、
任意のテキスト情報が収集蓄積されているデータベースから、前記質問項目と前記回答者属性とを成す単語をそれぞれ含む情報群(接点情報)を抽出して取得する接点情報抽出手段と、
前記取得した情報群を解析して、前記質問項目及び回答者属性に含まれない単語を接点語として抽出する接点語群抽出手段と、
前記抽出した接点情報、接点語、及び解析結果を参照して、回答者に前記質問項目に関連する状況を想起させる単語を夫々関連付けた関連図を生成する関連図作成手段と、
前記生成した関連図を、質問者に認知可能に提示する出力手段
として機能させることを特徴とする要求獲得支援用プログラム。
[付記26]
情報処理装置の制御部を、
質問項目と回答者属性とをテキストとして登録する質問情報登録手段と、
任意のテキスト情報が収集蓄積されているデータベースから、前記質問項目と前記回答者属性とを成す単語をそれぞれ含む情報群(接点情報)を抽出して取得する接点情報抽出手段と、
前記取得した情報群を解析して、前記質問項目及び回答者属性に含まれない単語を接点語として抽出する接点語群抽出手段と、
前記抽出した接点情報、接点語、及び解析結果を参照して、回答者に前記質問項目に関連する状況を想起させる単語を夫々関連付けた関連図を生成する関連図作成手段と、
前記生成した関連図を、質問者に認知可能に提示する出力手段
として機能させることを特徴とする要求獲得支援用プログラムを記録した記憶媒体。
ソフトウェアやシステムの開発における要件定義などの作業において、発注者からニーズ・課題を確実に聞き出すためのヒアリングを支援することが可能になり、手戻りの減少や顧客満足の向上などシステム開発の効率化に関する用途に適用できる。
10 質問情報登録部
20 接点情報抽出部
21 部分接点情報抽出部
30 接点語群抽出部
35 接点語分類部
36 接点語帰属部
40 接点語重要度算出部
50 関連図作成部
60 スクリプト出力部
110 挿話データベース
130 単語属性データベース

Claims (10)

  1. 質問項目と回答者属性とを質問情報としてテキスト形式で登録を受け付ける質問情報登録手段と、
    任意のテキスト情報が収集蓄積されているデータベースから、前記質問項目と前記回答者属性とを成す単語をそれぞれ含む情報群を接点情報として抽出処理して取得する接点情報抽出手段と、
    前記取得した接点情報を解析して、前記質問項目及び回答者属性に含まれない単語を接点語として抽出処理する接点語群抽出手段と、
    前記抽出した接点情報、接点語、及び該接点語の解析結果を参照して、回答者に前記質問項目に関連する状況を想起させる単語を夫々関連付けた関連図を生成する関連図作成手段と、
    生成した前記関連図を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする要求獲得支援システム。
  2. 質問者が得たい質問項目に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報をそれぞれキーワードの形で受け付け、質問情報として登録する質問情報登録手段と、
    任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集蓄積されており 参照に応じて情報を提示するデータベースから、前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードがそれぞれ少なくとも一つ以上共存する挿話情報を接点情報として抽出処理する接点情報抽出手段と、
    前記接点情報から前記質問情報と共存する単語群を接点語群として抽出処理する接点語群抽出手段と、
    前記接点語群に含まれる複数の接点語の任意の重み付けに基づく接点語重要度を算出する接点語重要度算出手段と、
    回答を得たい質問項目毎に抽出された各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さを反映させるように関連付けた関連図を生成する関連図作成手段と、
    回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする要求獲得支援システム。
  3. 質問者が得たい質問内容に関する質問項目情報を少なくとも2つ以上のキーワードとして受け付け、また質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報を少なくとも1つ以上のキーワードとして受け付け、質問情報として登録する質問情報登録手段と、
    任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集蓄積されており 参照に応じて情報を提示するデータベースから、前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目に関する全てのキーワードおよび回答者属性情報に関する少なくとも一つのキーワードが共存する挿話情報を、完全接点情報として収集する接点情報抽出手段と、
    前記データベースから前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目に関する全てのキーワードから任意の一つのキーワードを除外した部分キーワード群および少なくとも一つの回答者属性情報に関するキーワードが共存する挿話情報を、部分接点情報として収集する部分接点情報抽出手段と、
    前記完全接点情報から前記質問情報と共存する単語群を完全接点語群として抽出し、前記各部分接点情報から前記質問情報と部分的に共存する単語群を各部分接点語群として抽出する接点語群抽出手段と、
    前記完全接点語群と前記各部分接点語群間での各接点語の出現数の相違に基づき、各接点語を除外した質問項目に関するキーワードと紐付け、分類する接点語分類手段と、
    前記完全接点語群と前記各部分接点語群をまとめ、含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出する接点語重要度算出手段と、
    回答を得たい質問項目毎に抽出された前記完全接点語群と前記各部分接点語群に含まれる各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さだけでなく前記接点語分類手段で紐付けられた接点語の分類も反映させるように関連付けた関連図を生成する関連図作成手段と、
    回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする要求獲得支援システム。
  4. 質問者が得たい質問項目に関する質問項目情報と質問対象となる回答者の属性に関する回答者属性情報をそれぞれキーワードの形で受け付け、質問情報として登録する質問情報登録手段と、
    任意の項目と人間の属性を含むテキスト情報を挿話情報として収集蓄積されており 参照に応じて情報を提示するデータベースから前記挿話情報を参照することによって、前記質問情報として登録された任意の質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードがそれぞれ少なくとも一つ以上共存する挿話情報を、接点情報として抽出する接点情報抽出手段と、
    前記接点情報から前記質問情報と共存する単語群を接点語群として抽出する接点語群抽出手段と、
    種々の単語について単語の持つ意味もしくは単語の用例から単語属性を収集蓄積され、参照に応じて情報を提示する単語属性データベースと、
    前記質問情報登録手段で登録された質問項目に関するキーワードおよび前記接点語群抽出手段で抽出した各接点語を、前記単語属性データベースを参照することで得た単語属性に基づき、対応する単語属性に紐付けることで単語属性カテゴリに帰属させる接点語帰属手段と、
    前記接点語群に含まれる複数の接点語間に、任意の重み付けにより接点語重要度を算出する接点語重要度算出手段と、
    回答を得たい質問項目毎に抽出された各接点語について、質問項目と各接点語の関係と接点語重要度の高さだけでなく、接点語の帰属する単語属性カテゴリも反映させるように関連付けた関連図を作成する関連図作成手段と、
    回答を得たい質問項目毎に作成した前記関連図を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする要求獲得支援システム。
  5. 前記出力手段は、質問項目毎の関連図間で共通する接点語が存在する場合に、質問項目と共通の接点語のみをリンクで結んだグラフを表示し、特定の質問項目が選択された場合に前記質問項目に関する関連図を提示することを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の要求獲得支援システム。
  6. 前記出力手段は、質問項目情報が文章で与えられていた場合は、前記文章内の各質問項目のキーワードの一つを対応する質問項目のキーワードに紐付けた接点語で置き換えた文章を、関連図として提示することを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の要求獲得支援システム。
  7. 前記データベースは、インターネット上のテキスト群であり、
    前記接点語群抽出手段が前記質問情報として登録された質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードのAND式でのWeb検索により出力されるテキスト情報群を接点情報として抽出し、
    前記接点語重要度算出手段は、前記Web検索により接点情報として出力されたサイトの表示順位の値に対して単調減少する関数で重み付けした接点語の出現数の総和に基づく
    ことを特徴とする請求項2ないしの何れか一項に記載の要求獲得支援システム。
  8. 前記接点情報抽出手段は、前記質問項目情報に関するキーワードおよび回答者属性情報に関するキーワードのAND式で、前記回答者属性に基づいて接点情報の抽出ルール又は抽出技術が選択されたWeb検索により出力されるテキスト情報群を、接点情報として抽出し、
    前記接点語重要度算出手段が、前記Web検索により接点情報として出力されたサイトの表示順位の値に対して、単調減少する関数で重み付けした接点語の出現数の総和と、サイトの信頼性及び有用性を示す出典に基づき接点語重要度の重み付けを行う
    ことを特徴とする請求項2ないし4の何れか一項に記載の要求獲得支援システム。
  9. 質問項目と回答者属性とを質問情報としてテキスト形式で登録を受け付け、
    任意のテキスト情報が収集蓄積されているデータベースから、前記質問項目と前記回答者属性とを成す単語をそれぞれ含む情報群を接点情報として抽出処理して取得し、
    前記取得した接点情報を解析して、前記質問項目及び回答者属性に含まれない単語を接点語として抽出処理し、
    前記抽出した接点情報、接点語、及び該接点語の解析結果を参照して、回答者に前記質問項目に関連する状況を想起させる単語を夫々関連付けた関連図を生成し、
    前記生成した関連図を、質問者に認知可能に提示する
    ことを特徴とする情報処理システムによる要求獲得支援方法。
  10. 情報処理システムを、
    質問項目と回答者属性とを質問情報としてテキスト形式で登録を受け付ける質問情報登録手段と、
    任意のテキスト情報が収集蓄積されているデータベースから、前記質問項目と前記回答者属性とを成す単語をそれぞれ含む情報群を接点情報として抽出処理して取得する接点情報抽出手段と、
    前記取得した接点情報を解析して、前記質問項目及び回答者属性に含まれない単語を接点語として抽出処理する接点語群抽出手段と、
    前記抽出した接点情報、接点語、及び該接点語の解析結果を参照して、回答者に前記質問項目に関連する状況を想起させる単語を夫々関連付けた関連図を生成する関連図作成手段と、
    前記生成した関連図を、質問者に認知可能に提示する出力手段
    として機能させることを特徴とする要求獲得支援用プログラム。
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