JP5663194B2 - 物理層セル標識を割り当てる方法及び装置 - Google Patents

物理層セル標識を割り当てる方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信技術分野の長期的進化LTE(long term Evolution)システム及びその更なる進化システムに関し、特に、LTEシステムにおいて物理層セル標識PCI(Physical Cell Identifier)を割り当てる方法及び装置に関する。
3GPPの長期的進化システムは、非常に見込みのある移動通信システムであり、伝統的なユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システムUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)に基づいて進化したものであり、より高い無線アクセス速度及びより優れたサービスサポートを提供可能である。図1は、LTEネットワークのアーキテクチャーを示す概略図である。LTEネットワークにおいて、移動性管理実体MME(Mobility Management Entity)はS1インタフェースを介して基地局に接続する。HeNB(Home eNode B)は、MMEに直接接続でき、HeNB GW(HeNB Gateway)を介してMMEに接続することもできる。LTEにおいて、HeNBに対してCSG(Closed Subscriber Group)という概念が導入されている。CSGの許可制御を採用することにより、特定のユーザデバイスUE(User Equipment)のみが対応するHeNBにアクセスすることができる。
PCIは、LTEシステムにおける下り信号のスクランブリング処理の重要なパラメータであり、以下のような重要な役割を果たす。
(1)異なるセルからの信号を区分するようUEに供する。
(2)異なるセルの干渉をランダム化する。
(3)UEによるセルの再選択又は切替時に、関連測定と報告作業を補助する。
以上の様な要求を満たすために、セルのPCIには、通常二つの重要な制限条件が課される。その条件の一つは無衝突(Collision-Free)であり、即ち、互いに隣接セルとなる2つのセルのPCIは同一のものであることができない。同一のものであると、セル間に深刻な干渉が生じてしまうこととなり、且つUEは異なるセルからの信号を区分することができない。もう一つの条件は無混同(Confusion-Free)であり、即ち、任意のセルの隣接セルの間には、通常同一のPCIを使用することができず、その主な目的として、UEを切り替えるときに切り替え対象を区別可能にすることである。ここでいう隣接は、セル同士のカバー範囲には共通集合を有することを指し、即ち、2つのセルの間に重なり合うカバー範囲が存在するのであれば、該2つのセルが互いに隣接関係を持ち、それぞれが相手に対する隣接セルとなる。
従来の移動通信システムとの重要な相違点として、LTEシステムにおいて、ネットワーク構成要素のパラメータは自動配置と自動調整できる。従来の移動通信システムのパラメータは、通常ネットワーク計画と手動配置により実現されるものであるため、高い運営コストが必要とされる。LTEシステムでは、自動配置と調整をサポートするために、ネットワーク構成要素の間は、対応するパラメータのインタワーキングが必要となり、ネットワーク構成要素の内部では対応する処理を実現する必要がある。これらの機能は、自己組織化ネットワークSON(Self-Organized Network)機能ノードにより実現され、上記機能を実現する技術は、SON技術とされている。
図2は、一種のLTE SONのアーキテクチャーを示す概略図である。図2では、SON機能ノードが基地局及び他のネットワークノードに分布している。SON機能ノードは、集中式、分布式及びハイブリッド式で実現可能である。SON技術を応用した場合、基地局は電気投入された後にまず予備運行状態(Pre-Operation State)に入る。予備運行状態では、基本的なパラメータを取得し、初期のパラメータ配置を行うことが必要であり、それから運行状態(Operational State)に入る。運行状態に入ってから、SON技術を利用して自動的最適化を起動させる。初期配置パラメータはシステムの運行状態に基づき自動的に調整することができ、運行中にシステムの故障が生じた場合にSON技術を利用して自己復帰することもできる。LTEシステムにおいてどのようにSONに基づいてPCIの自動的割当てを実現することについては、従来技術ではなお完全に整っている方法が提案されていない。
本発明が解決しようとする技術課題は、LTEシステムにおいてPCIを割り当てる方法及び装置を提供し、LTEシステムにおいて自己組織化ネットワークに基づきPCIの自動的割当てを実現することである。
上記技術課題を解決するために、本発明の実施例による技術案は次のとおりである。
物理層セル標識PCIを割り当てる方法において、
セルの間に無線信号の干渉が存在するためPCIの重複利用のできないセルである隣接セルの情報を、自己組織化ネットワークSON機能ノードが、自SON機能ノードに接続する各基地局から受信するステップAと、
SON機能ノードが、所定のPCI割当てアルゴリズム及び上記隣接セルの情報に基づいて、セルに対してPCIを割当てるステップBと、
SON機能ノードが、各セルに割り当てたPCIの情報を、対応する基地局に送信するステップCとを含む。
上記方法において、上記基地局からの隣接セルの情報は、基地局が自身の下り受信機で走査して取得するものか、或いはユーザデバイスUEにより基地局に報告されたものである。
上記方法において、上記隣接セルの情報は、隣接セルの動作周波数、隣接セルのセル全域識別E‐CGI、及びPCI割当て済みセルのPCIを含む。
上記方法のステップBにおいて、セルに対してPCIを割当てることは、互いに隣接セルとなる2つのセルに対してそれぞれ異なるPCIを割当てること、及び、一つのセルの2つの隣接セルに対してそれぞれ異なるPCIを割当てることを含む。
上記方法のステップBにおいて、
隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列を生成し、ここでNはセルの数であり、第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
Figure 0005663194
の値が1であり、逆の場合に0であり、
第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより、第3行列を取得し、
第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行なって第4行列を取得し、第4行列における元素
Figure 0005663194
の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てる。
上記方法のステップBにおいて、SON機能ノードが、更に隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて、セルに対してPCIを割り当てる。
上記方法のステップBにおいて、
隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列を生成するステップB1と、ここでNはセルの数であり、第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
Figure 0005663194
の値が1であり、逆の場合に0であり、
第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより、第2行列を取得するステップB2と、
互いに隣接セルとなる2つのセルを含み且つ該2つのセルの間にセルの切替と再選択が禁止された隣接セル対を、隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて選択するステップB3と、
隣接セル対における各セルに対して、上記各セル以外、該隣接セル対における別のセルとは互いに隣接セルとなる第一類セルを確定し、上記第一類セルにおける各セルに対してそれぞれ分析をし、現在分析中のセルと上記各セルとは、共に上記別のセル以外の他のセルの隣接セルであるかを判断し、そうである場合に何の動作もしないが、逆の場合に上記第2行列のうち、現在分析中のセルと上記各セルに対応する元素を1から0に修正するような修正を、
上記隣接セル対に基づき上記第2行列に対して行い、第3行列を取得するステップB4と、
第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行なって第4行列を取得し、第4行列における元素
Figure 0005663194
の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てるB5とを含む。
上記方法において、上記PCIは、マクロ基地局と開放方式(open access mode)のHeNBセル、或いは閉鎖方式のHeNBセル、或いはハイブリッド方式(hybrid access mode)のHeNBセルに用いるPCIである。
本発明の実施例は更に自己組織化ネットワークSON機能ノードを提供する。該自己組織化ネットワークSON機能ノードは、
セルの間に無線信号の干渉が存在するためPCIの重複利用のできないセルである隣接セルの情報を基地局から受信するための受信手段と、
所定のPCI割当てアルゴリズム及び上記隣接セルの情報に基づいて、セルに対してPCIを割当てるための割当て手段と、
各セルに割り当てたPCIの情報を、対応する基地局に送信する配信手段とを含む。
上記SON機能ノードにおいて、上記基地局からの隣接セルの情報は、基地局が自身の下り受信機で走査して取得するものか、或いはユーザデバイスUEにより基地局に報告されたものである。
上記SON機能ノードにおいて、上記隣接セルの情報は、隣接セルの動作周波数、隣接セルのE‐CGI、及びPCI割当て済みセルのPCIを含む。
上記SON機能ノードの上記割当て手段は、互いに隣接セルとなる2つのセルに対してそれぞれ異なるPCIを割当て、及び、一つのセルの2つの隣接セルに対してそれぞれ異なるPCIを割当てる。
上記SON機能ノードの上記割当て手段は、
隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列を生成するための第1行列生成手段と、ここでNはセルの数であり、第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
Figure 0005663194
の値が1であり、逆の場合に0であり、
第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより、第3行列を取得するための第3行列生成手段と、
第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行なつて第4行列を取得し、第4行列における元素
Figure 0005663194
の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てるための割当て処理サブ手段とを含む。
上記SON機能ノードの上記割当て手段は更に隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて、セルに対してPCIを割り当てる。
上記SON機能ノードの上記割当て手段は、
隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列を生成するための第1行列生成サブ手段と、ここでNはセルの数であり、第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
Figure 0005663194
の値が1であり、逆の場合に0であり、
第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより、第2行列を取得するための第2行列生成サブ手段と、
互いに隣接セルとなる2つのセルを含み且つ該2つのセルの間にセルの切替と再選択が禁止された隣接セル対を、隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて選択し、
隣接セル対における各セルに対して、上記各セル以外、該隣接セル対における別のセルとは互いに隣接セルとなる第一類セルを確定し、上記第一類セルにおける各セルに対してそれぞれ分析をし、現在分析中のセルと上記各セルとは、共に上記別のセル以外の他のセルの隣接セルであるかを判断し、そうである場合に何の動作もしないが、逆の場合に上記第2行列のうち、現在分析中のセルと上記各セルに対応する元素を1から0に修正するような修正を、
上記隣接セル対に基づき上記第2行列に対して行い、第3行列を取得するための第3行列生成サブ手段と、
第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行なって第4行列を取得し、第4行列における元素
Figure 0005663194
の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てるための割当て処理サブ手段とを含む。
上記SON機能ノードにおいて、上記PCIは、マクロ基地局と開放方式(open access mode)のHeNBセル、或いは閉鎖方式のHeNBセル、或いはハイブリッド方式(hybrid access mode)のHeNBセルに用いるPCIである。
上述から分かるように、本発明が提供しているLTEシステムにおいてPCIを割り当てる方法及び装置により、LTEシステムにおいて自己組織化ネットワークに基づきPCIの自動的割当てを実現している。本発明の実施例におけるPCI割当てアルゴリズムは、無衝突原則と無混同原則を総合的に考慮しており、無混合原則の例外状況も考慮しているため、PCIの重複利用確率を向上し、PCI資源を節約することができる。
従来のLTEネットワークのアーキテクチャーを示す概略図である。 従来の一種のLTE SONアークテクチャーの概略図である。 本発明の実施例に、LTEシステムにおいてPCIを割り当てる方法のフロー図である。 本発明の実施例に例示するための、セルのトポロジーの概略図である。 本実施例のPCI割当て方法を図4に応用した場合の結果を示す。 図4に無混合原則の例外状況を考慮しない場合の割当て結果を示す。 本発明の実施例におけるSON機能ノードの構造を示す概略図である。
本発明は、LTEシステムにおいてPCIを割り当てる方法及び装置を提供し、SON機能ノードが、その配下にある基地局から報告された隣接セルの情報をまとめ、これらの情報と所定のPCI割当てアルゴリズムに基づいてPCIを割当て、割り当てたPCIを対応する基地局に配信する。以下、図面を参照して、具体的な実施例を通して本発明を更に詳しく説明する。なお、本発明における方法及び装置は、LTEシステムのみならず、LTEシステムの将来の進化するシステムにも応用することができる。
LTE SONのアークテクチャーは、集中式、分布式及びハイブリッド式の三種類ある。集中式SONアークテクチャーでは、通常、1つ以上のSON機能ノードを設け、各SON機能ノードの配下にそれぞれ複数の基地局が接続され、各SON機能ノードがその配下の複数の基地局に対応するセルのそれぞれに対してPCIを割当て、通常、一つの基地局が1つ以上のセルに対応できる。以下、集中式SONアークテクチャーにおける一つのSON機能ノードを例として、PCI割当て方法を説明する。図3に示すように、本実施例にLTEシステムにおいてPCIを割り当てる方法は以下のステップを含む。
ステップ31において、UEによる測定・報告が行われる。UEが、測定することにより隣接セルの情報を取得し、取得した隣接セルの情報を基地局に報告する。ここでいう隣接セルは、セルの間に無線信号の干渉が存在するためPCIの重複利用のできないセルである。例えば、隣接セルは、セル同士のカバー範囲に共通集合を有するセルである。この場合には、カバー範囲に共通集合を有する二つのセルにおいて同一のPCIが使用されると、無線信号の干渉が生じてしまうこととなる。また、UEがある時刻に同時に測定可能なすべてのセルのうち、両々同士が隣接セルとなる。UEがこれらの隣接セルの情報を、該UEに対応する基地局に報告する。上記隣接セルの情報は、隣接セルの動作周波数、隣接セルのセル全域識別E‐CGI(E-UTRAN Cell Global Identifier)、PCI割当て済みセルのPCI及び他の情報を含む。
ステップ32において、基地局が、各UEから報告された隣接セルの情報をまとめ、それから該基地局により、自基地局に接続されるSON機能ノードに報告する。SON機能ノードが、その配下の各基地局から報告された隣接セルの情報をまとめる。
ステップ33において、SON機能ノードが、所定のPCI割当てアルゴリズム及び上記隣接セルの情報に基づいて、セルに対してPCIを割当てる。ここで、上記無衝突原則と無混合原則を満足するために、セルに対してPCIを割当てることは、互いに隣接セルとなる2つのセルに対してそれぞれ異なるPCIを割当てること、及び、一つのセルの2つの隣接セルに対してそれぞれ異なるPCIを割当てることを含む。
ステップ34において、SON機能ノードが、各セルに割り当てたPCIの情報を、対応する基地局に送信する。
上記フローにおいて、上記ステップ31をなくして、ステップ32において基地局が直接に自身の下り受信機を利用して走査して上記隣接セルの情報を取得して、それから自基地局に接続されるSON機能ノードに報告してもよい。上記ステップ33において、SON機能ノードが更に所定のPCI割当てアルゴリズム、上記隣接セルの情報及び隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて、セルに対してPCIを割当ててもよい。
以上、SON機能ノードがどのように隣接セルの情報を取得すること、及びPCI割当てを実施することについてのフローを示した。以下、二種類のPCI割当てアルゴリズムを紹介する。該アルゴリズムは、PCI割当てを効果的に実現でき、更にセル間に切替と再選択が禁止される場合にPCI資源を節約でき、PCIの最適的な割当てを実現することができる。
PCIの割当てを行なう際に、主に無衝突と無混同を考慮する。無衝突とは、互いに隣接セルとなる2つのセルに同一のPCIを共用することができないことである。無混同とは、とあるセルの隣接セルであるセル同士に同一のPCIを共用することができないことである。
図4は、一種のセルのトポロジーの概略図である。図4には1〜5の計五つのセルを有し、各セルのカバー範囲は点線の円で示す。図4に示すように、セル1とセル2のカバー範囲には重なる部分が存在し、セル1とセル2とは互いに隣接セルとなる。無衝突の原則に基づき、セル1とセル2とは同一のPCIを共用することができない。また図4に示すように、セル2とセル3とは互いに隣接セルであり、セル3とセル4も互いに隣接セルである。即ち、セル2とセル4とは共にセル3の隣接セルとなる。従って、無混同の原則に基づき、セル2とセル4とは、同一のPCIを共用することができない。
本実施例で提供するPCI割当てアルゴリズムは、以下のステップを有する。
ステップ51において、SON機能ノードが、隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列を生成する。Nは、今回のPCI割当てに参与するすべてのセルの数である。第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
Figure 0005663194
の値が1である(
Figure 0005663194
が1のときに、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用することができないことを示す)。逆の場合に0である(
Figure 0005663194
が0のときに、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用することができることを示す)。ここでは、第1行列は無衝突行列であり、隣接セルのPCIに衝突がないときに任意の2つのセル同士が同一のPCIを共用できるか否かを反映している。
ステップ52において、第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより第3行列を取得する。ここでは、セル切替ポリシー配置を考慮しない場合に、該第3行列は無混同行列であり、各セルの隣接セルにPCIが混同しないときに任意の2つのセル同士が同一のPCIを共用できるか否かを反映している。
ステップ53において、第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行なって第4行列を取得し、第4行列における元素
Figure 0005663194
の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てる。
PCI資源を節約するために、無混同の情況について例外の規定をすることもできる。例えば、隣接セルの間に切替と再選択が禁止(Forbidden)される場合、図4に示すように、セル3とセル4との間に切替と再選択が禁止される場合、即ちUEがセルの切替又はセルの再選択によりセル3からセル4に切り替えることができない場合に、セル2とセル4とは共にセル3の隣接セルであるものの、UEがセル3からセル4に切り替えることができないため、セル2とセル4とは同一のPCIを共用しても、セルの混同を招くことはない。セル間の切替と再選択が禁止されることを招く原因は多くあり、例えばプロバイダーのポリシー配置や、SON機能ノードがセルの負荷の変化に応じてセル間切替と再選択禁止を動的に許可し又は禁止することや、CSGの制限によりセル間に切替又は再選択ができないことを招くことなど考えられる。従って、本実施例が提供する別のPCI割当てアルゴリズムは上記の例外情況を考慮しており、PCI資源を節約する目的を達成できる。該割当てアルゴリズムは下記のステップを含む。
ステップ61において、SON機能ノードが隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列を生成する。Nは、今回のPCI割当てに参与するすべてのセルの数である。第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
Figure 0005663194
の値が1である(
Figure 0005663194
が1のときに、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用することができないことを示す)。逆の場合に0である(
Figure 0005663194
が0のときに、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用することができることを示す)。ここでは、第1行列は無衝突行列であり、隣接セルのPCIに衝突がないときに任意の2つのセル同士が同一のPCIを共用できるか否かを反映している。
ステップ62において、第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより第2行列を取得する。
ステップ63において、互いに隣接セルとなる2つのセルを含み且つ該2つのセルの間にセルの切替と再選択が禁止された隣接セル対を、隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて選択する。
ステップ64において、
隣接セル対における各セルに対して、上記各セル以外、該隣接セル対における別のセルとは互いに隣接セルとなる第一類セルを確定し、上記第一類セルにおける各セルに対してそれぞれ分析をし、現在分析中のセルと上記各セルとは、共に上記別のセル以外の他のセルの隣接セルであるかを判断し、そうである場合に何の動作もしないが、逆の場合に上記第2行列のうち、現在分析中のセルと上記各セルに対応する元素を1から0に修正するような修正を、
上記隣接セル対に基づき上記第2行列に対して行い、第3行列を取得する。
ステップ65において、第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行ない第4行列を取得し、第4行列における元素
Figure 0005663194
の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てる。
以下、上述二種類の割当てアルゴリズムの理論的な根拠を簡単に説明する。
上記中間行列の非主対角線上の元素
Figure 0005663194
について、下記式が成立する。
Figure 0005663194
上記式から分かるように、上記式に少なくとも一つの乗算項
Figure 0005663194
が存在するときに、元素
Figure 0005663194
が0より大きくなる可能性が出てくる。
Figure 0005663194
が成立するには、
Figure 0005663194
とは共に0でないことが必要となる。第1行列における元素の値は0でなければ1であるため、
Figure 0005663194
のときに、
Figure 0005663194
の必要がある。これは、第i個のセルと第k個のセルとは互いに隣接セルであり、同時に第k個のセルと第j個のセルも隣接セルであり、即ち第i個のセルと第j個のセルが共に第k個のセルの隣接セルであることを意味する。無混同の原則によると、同一セルの隣接セル同士には同一のPCIを共用できないことになっているので、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用できない。従って、ステップ52、62において、中間行列の非主対角線上の任意の0より大きい元素をすべて1に修正することにより、無混同原則を満足する場合に各セル同士が同一のPCIを共用できるか否かを反映する。
無混同原則の例外情況を考慮するために、第二種類の割当てアルゴリズムにおいて、更に対応する判断を経て第2行列を修正することにより、PCI資源を節約という目的を達成する。
PCI割当てには同時に無衝突と無混同の原則を満足しなければならないため、ステップ53、65において、第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行ない。即ち、第4行列における元素
Figure 0005663194
について、下記式が成立する。
Figure 0005663194

Figure 0005663194
はそれぞれ第1、第3、第4行列における第i行第j列の元素を示し、記号||は論理和演算を示す。
ステップ53又はステップ65において、計算をして第4行列を取得した後に、第4行列で反映している制限条件(例えば第i個のセルと第j個のセルが同一のPCIを共用可能か否か)に基づき、対応するセルにPCIを割り当てることができる。具体的に割り当てるときに任意のセルから開始してもよく、第4行列における第1行又は第1列の元素から開始してもよい。
本実施例のPCI割当てアルゴリズムをより分かりやすくするために、図4に示されているセルのトポロジーを例として、上記第二種類のPCI割当てアルゴリズムを具体的に説明する。
図4に示されるトポロジーには計五つのセルがあり、そのうち、第2、3セルの間にセルの切替と再選択が禁止され、第1セルと第2セルとは互いに隣接セルであり
Figure 0005663194
、第1セルと第3セルとは互いに隣接セルであり
Figure 0005663194
、第2セルと第3セルとは互いに隣接セルであり
Figure 0005663194
、第3セルと第4セルとは互いに隣接セルである
Figure 0005663194
従って、第1行列C1について、下記式が成立する。
Figure 0005663194
中間行列について、
Figure 0005663194
が成立する。該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより第2行列C2を取得する。
Figure 0005663194
第3、4セルの間にセルの切替と再選択が禁止されているため、第3セルと第4セルとは隣接セル対を形成する。該隣接セル対における各セルに対してそれぞれ次の操作を行う。
例えば、第4セルに対して、すべてのセルのうち第4セル以外、第3セルと互いに隣接セルとなる第一類セルを確定する。該第一類セルには第1セルと第2セルを含む。
第一類セルにおける各セルに対して分析をする。例えば、第1セルを分析し、第1セルと第4セルが共に第3セル以外の他のセルの隣接セルであるか判断し、判断結果がNOである場合に、第2行列に第1セルと第4セルに対応する元素
Figure 0005663194
を1から0に修正する。同じく、第2セルを分析した後、
Figure 0005663194
を1から0に修正する。最終的に第3行列C3を取得する。
Figure 0005663194
第4行列C4は次のとおりとなる。
Figure 0005663194
第4行列から分かるように、第1セルと第2セル、第1セルと第3セル、第2セルと第3セル、第3セルと第4セルは、いずれも同一のPCIを共用することができない。この場合に、現在PCIのx、y、z、k、m、nを割当て可能と仮定する。PCIを割り当てるときに、第4行列の第1行から開始するとすると、まず現在使用可能なPCIから一つを選択し、仮に第1セルにPCI1=xを割り当てる。それから、第2行を分析してから分かるように、第2セルと第1セルとは一つのPCI
Figure 0005663194
を共用できない。従って、PCI2=yを割り当てる。それから、第3行を分析してから分かるように、第3セルと第1セル、第3セルと第2セルはいずれも同一のPCIを共用できない。従って、PCI3=zを割り当てる。それから、第4行を分析してから分かるように、第4セルは第3セルと一つのPCIを共用できないが、第1、2、又は5セルと同一のPCIを共用することができる。仮に第4セルに対して、第1セルと同じくPCI1=xを割り当てる。最後に、第5行を分析してから分かるように、第5セルのPCIは、第1、2、3、4セルのPCIと同一のものであってもよい。従って、第5セルに対して、第1セルと同じくPCI1=xを割り当てることができる。ここまで、該五つのセルに対するPCI割当てが終了した。三つのPCIが使用されており、割当て後の各セルのPCIは、図5に示すように、第4セルはx又はzのPCIを使用でき、第5セルはx、y、又はzのPCIを使用できる。上述のフローに類似して、第4行列の各列から開始して各セルにPCIを割当ててもよい。その流れが類似しているため、ここでは贅言をしない。第4行列は、PCI割り当ての際のセルの順番を制限しない。
なお図4に示されるセルのトポロジーを例とする。隣接セルの切替ポリシー配置を考慮しない場合、図6に示すPCI割当て結果がありうる。図6には、四つのPCIが使用されており、PCIが一つ多くなっている。上述アルゴリズムでは、隣接セルの切替ポリシー配置が考慮されており、無混同原則について例外の規定をしたため、より効果的にPCIを割当てることができ、PCI資源を節約できる。例えば、隣接セル配置に第3セルと第4セルが禁止される場合、UEが該2つのセルを切り替えることができない。そうなると、他のセルにおける無衝突と無混同に影響を与えない制限条件の下、該2つのセルは、相手の隣接セルのPCIを使用することもできるので、PCI重複利用の確率を向上し、PCI資源を節約している。
また、一部のPCI割当て済みのセルに対して、上記割当て過程において新しいPCIを新たに割当ててもよく、割当て済みのPCIを再び割り当ててもよい(割当て済みのPCIを維持し、割当て済みのPCIを引き続き使用する)。
LTEシステムにおけるPCIは、セルの類型に基づき分割(Split)しており、分割後のPCIが三つの範囲に分けられている。
〔1〕CSG範囲:CSGセルに用いるPCI。
〔2〕開放範囲:オープン・アクセス・モード(open access mode)セル(一般的なマクロ基地局又は開放方式に設置したHeNBセル)に用いるPCI。
〔3〕ハイブリッド範囲:ハイブリッド・アクセス・モード(hybrid access mode)に設置したHeNBセルに用いるPCI。
ハイブリッド範囲のPCIは開放範囲に合併して併せて使用することもできる。本実施例におけるPCI割当て方法において割り当てられるPCIは、CSGセルに用いるPCI、或いはユーザ開放セルに用いるPCI、或いは、ハイブリッド方式のHeNBセルに用いるPCIである。
LTE SONアーキテクチャーには集中式、分布式及びハイブリッド式の三種類の方式がある。なお、本実施例におけるPCI割当て方式は、該三種類の方式に完全に適用可能である。その実現の過程は類似しているため、再び詳しく説明することはしない。
上記PCI割当て方法に基づき、本実施例は更にLTEシステムにおけるSON機能ノードを提供している。該SON機能ノードは、LTEシステムのコアネットワークに設置してもよく、基地局に設置してもよい。図7に示すように、該SON機能ノードは、以下の機能手段を有する。
受信手段は、基地局から報告された隣接セルの情報を受信する。上記隣接セルは、セルの間に無線信号の干渉が存在するためPCIの重複利用のできないセルである。
割当て手段は、所定のPCI割当てアルゴリズム及び上記隣接セルの情報に基づいて、セルに対してPCIを割当てる。
配信手段は、各セルに割り当てたPCIの情報を、対応する基地局に送信する。
ここで、上記基地局から報告された隣接セルの情報は、基地局が自身の下り受信機で走査して取得するものか、或いはユーザデバイスUEにより基地局に報告されたものである。上記隣接セルの情報は、隣接セルの動作周波数、隣接セルのE‐CGI(E-UTRAN Cell Global Identifier)、及びPCI割当て済みセルのPCIを含む。上記割当て手段が割り当てたPCIは、マクロ基地局と開放方式(open access mode)のHeNBセル、或いは閉鎖方式のHeNBセル、或いはハイブリッド方式(hybrid access mode)のHeNBセルに用いるPCIである。
上記割当て手段は、互いに隣接セルとなる2つのセルに対してそれぞれ異なるPCIを割当て、一つのセルの2つの隣接セルに対してそれぞれ異なるPCIを割当てる。
上記割当て手段は、具体的に、
隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列(Nはセルの数であり、第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
Figure 0005663194
の値が1であり、逆の場合に0である)を生成するための第1行列生成手段と、
第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより第3行列を取得するための第3行列生成手段と、
第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行ない第4行列を取得し、第4行列における元素
Figure 0005663194
の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てるための割当て処理サブ手段とを含む。
上記割当て手段は更に隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて、セルに対してPCIを割り当てる。このとき、上記割当て手段は、具体的に、
隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列(Nはセルの数であり、第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
Figure 0005663194
の値が1であり、逆の場合に0である)を生成するための第1行列生成サブ手段と、
第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより、第2行列を取得するための第2行列生成サブ手段と、
互いに隣接セルとなる2つのセルを含み且つ該2つのセルの間にセルの切替と再選択が禁止された隣接セル対を、隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて選択し、
隣接セル対における各セルに対して、上記各セル以外、該隣接セル対における別のセルとは互いに隣接セルとなる第一類セルを確定し、上記第一類セルにおける各セルに対してそれぞれ分析をし、現在分析中のセルと上記各セルとは、共に上記別のセル以外の他のセルの隣接セルであるかを判断し、そうである場合に何の動作もしないが、逆の場合に上記第2行列のうち、現在分析中のセルと上記各セルに対応する元素を1から0に修正するような修正を、
上記隣接セル対に基づき上記第2行列に対して行い、第3行列を取得するための第3行列生成サブ手段と、
第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行なって第4行列を取得し、第4行列における元素
Figure 0005663194
の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てるための割当て処理サブ手段とを含む。
上記記載をまとめると、本発明の実施例におけるPCI割り当て方法及びSON機能ノードにより、LTEシステムにおいて自己組織化ネットワークに基づきPCIの自動的割当てを実現している。本発明の実施例におけるPCI割当てアルゴリズムは、無衝突原則と無混同原則を総合的に考慮しており、無混合原則の例外状況も考慮しているため、PCIの重複利用確率を向上し、PCI資源を節約することができる。
本発明の実施例におけるPCI割り当て方法及びSON機能ノードは、明細書と実施形態に記載された応用に限られることがなく、本発明に適合する各分野にも完全に適用可能である。当業者にとって、別の長所を実現することや、修正を加えることを容易に想到できるので、請求項及び同等の範囲により限定されている一般的な概念の主旨と範囲を背離しない前提では、本発明は、特定の細部、代表的な設備及びここに示されて記載されている図面や例に限られない。

Claims (14)

  1. 物理層セル標識PCIを割り当てる方法であって、
    セルの間に無線信号の干渉が存在するためPCIの重複利用のできないセルである隣接セルの情報を、自己組織化ネットワークSON機能ノードが、自SON機能ノードに接続する各基地局から受信するステップAと、
    SON機能ノードが、所定のPCI割当てアルゴリズム及び前記隣接セルの情報に基づいて、セルに対してPCIを割当てるステップBと、
    SON機能ノードが、各セルに割り当てたPCIの情報を、対応する基地局に送信するステップCと
    を含み、
    前記ステップBにおいて、
    隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列を生成し、ここでNはセルの数であり、第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
    Figure 0005663194
    の値が1であり、逆の場合に0であり、
    第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより、第3行列を取得し、
    第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行なって第4行列を取得し、第4行列における元素
    Figure 0005663194
    の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てることを特徴とする方法。
  2. 前記基地局からの隣接セルの情報は、基地局が自身の下り受信機で走査して取得するものか、或いはユーザデバイスUEにより基地局に報告されたものであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記隣接セルの情報は、隣接セルの動作周波数、隣接セルのセル全域識別E‐CGI、及びPCI割当て済みセルのPCIを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ステップBにおいて、セルに対してPCIを割当てることは、
    互いに隣接セルとなる2つのセルに対してそれぞれ異なるPCIを割当てること、及び、一つのセルの2つの隣接セルに対してそれぞれ異なるPCIを割当てることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記ステップBにおいて、SON機能ノードが、更に隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて、セルに対してPCIを割り当てることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記ステップBにおいて、
    隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列を生成するステップB1と、ここでNはセルの数であり、第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
    Figure 0005663194
    の値が1であり、逆の場合に0であり、
    第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより、第2行列を取得するステップB2と、
    互いに隣接セルとなる2つのセルを含み且つ該2つのセルの間にセルの切替と再選択が禁止された隣接セル対を、隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて選択するステップB3と、
    隣接セル対における各セルに対して、前記各セル以外、該隣接セル対における別のセルとは互いに隣接セルとなる第一類セルを確定し、前記第一類セルにおける各セルに対してそれぞれ分析をし、現在分析中のセルと前記各セルとは、共に前記別のセル以外の他のセルの隣接セルであるかを判断し、そうである場合に何の動作もしないが、逆の場合に前記第2行列のうち、現在分析中のセルと前記各セルに対応する元素を1から0に修正するような修正を、
    前記隣接セル対に基づき前記第2行列に対して行い、第3行列を取得するステップB4と、
    第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行なって第4行列を取得し、第4行列における元素
    Figure 0005663194
    の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てるステップB5と
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記PCIは、マクロ基地局と開放方式(open access mode)のHeNBセル、或いは閉鎖方式のHeNBセル、或いはハイブリッド方式(hybrid access mode)のHeNBセルに用いるPCIであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 自己組織化ネットワークSON機能ノードであって、
    セルの間に無線信号の干渉が存在するためPCIの重複利用のできないセルである隣接セルの情報を基地局から受信するための受信手段と、
    所定のPCI割当てアルゴリズム及び前記隣接セルの情報に基づいて、セルに対してPCIを割当てるための割当て手段と、
    各セルに割り当てたPCIの情報を、対応する基地局に送信する配信手段と
    を含み、
    前記割当て手段は、
    隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列を生成するための第1行列生成手段と、ここでNはセルの数であり、第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
    Figure 0005663194
    の値が1であり、逆の場合に0であり、
    第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより、第3行列を取得するための第3行列生成手段と、
    第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行なって第4行列を取得し、第4行列における元素
    Figure 0005663194
    の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てるための割当て処理サブ手段と
    を含むことを特徴とするSON機能ノード。
  9. 前記基地局からの隣接セルの情報は、基地局が自身の下り受信機で走査して取得するものか、或いはユーザデバイスUEにより基地局に報告されたものであることを特徴とする請求項8に記載のSON機能ノード。
  10. 前記隣接セルの情報は、隣接セルの動作周波数、隣接セルのE‐CGI、及びPCI割当て済みセルのPCIを含むことを特徴とする請求項8に記載のSON機能ノード。
  11. 前記割当て手段は、互いに隣接セルとなる2つのセルに対してそれぞれ異なるPCIを割当て、及び、一つのセルの2つの隣接セルに対してそれぞれ異なるPCIを割当てることを特徴とする請求項8に記載のSON機能ノード。
  12. 前記割当て手段は更に隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて、セルに対してPCIを割り当てることを特徴とする請求項8に記載のSON機能ノード。
  13. 前記割当て手段は、
    隣接セルの情報に基づいてN×Nの第1行列を生成するための第1行列生成サブ手段と、ここでNはセルの数であり、第i個のセルと第j個のセルとは、互いに隣接セルとなるときに、第1行列における元素
    Figure 0005663194
    の値が1であり、逆の場合に0であり、
    第1行列を自乗して中間行列を取得し、該中間行列のゼロでない元素をすべて1に入れ替えると共に、該中間行列の主対角線上の元素をすべて0に入れ替えることにより、第2行列を取得するための第2行列生成サブ手段と、
    互いに隣接セルとなる2つのセルを含み且つ該2つのセルの間にセルの切替と再選択が禁止された隣接セル対を、隣接セル間の切替ポリシー配置に基づいて選択し、
    隣接セル対における各セルに対して、前記各セル以外、該隣接セル対における別のセルとは互いに隣接セルとなる第一類セルを確定し、前記第一類セルにおける各セルに対してそれぞれ分析をし、現在分析中のセルと前記各セルとは、共に前記別のセル以外の他のセルの隣接セルであるかを判断し、そうである場合に何の動作もしないが、逆の場合に前記第2行列のうち、現在分析中のセルと前記各セルに対応する元素を1から0に修正するような修正を、
    前記隣接セル対に基づき前記第2行列に対して行い、第3行列を取得するための第3行列生成サブ手段と、
    第1行列と第3行列における対応する元素に対して論理和演算を行なって第4行列を取得し、第4行列における元素
    Figure 0005663194
    の値が0であるか否かに基づき、第i個のセルと第j個のセルとは同一のPCIを共用可能かを確定したうえ、各セルに対してPCIを割り当てるための割当て処理サブ手段と
    を含むことを特徴とする請求項12に記載のSON機能ノード。
  14. 前記PCIは、マクロ基地局と開放方式(open access mode)のHeNBセル、或いは閉鎖方式のHeNBセル、或いはハイブリッド方式(hybrid access mode)のHeNBセルに用いるPCIであることを特徴とする請求項8に記載のSON機能ノード。
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