JP5662956B2 - クラスタシステム - Google Patents
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Description
クラスタシステム1Bは、ロードバランサ10と、振分装置20B−1〜20B−pと、信号処理装置30−1〜30−Nとを備え、ロードバランサ10を介してクライアント2−1〜2−qに接続されている。ここでp,N,qは、自然数である。以下、クライアント2−1〜2−qを特に区別しないときには、単にクライアント2と記載する。振分装置20B−1〜20B−pを特に区別しないときには、単に振分装置20Bと記載する。信号処理装置30−1〜30−Nを特に区別しないときには、単に信号処理装置30と記載する。
クラスタシステム1Bの制御プロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)は、最初のリクエスト信号を処理する際に内部状態情報を生成し、生成した内部状態情報に基づいて後続リクエスト信号を処理する。したがって、後続のリクエスト信号について、その内部状態が存在するサーバに振り分けて処理を行う必要がある。
一方、通信網を構成するシステムには高度な可用性・信頼性が要求されるため、ソフトウェアの更新も無停止・無呼損で行われることが望まれる。
図15によって、非特許文献2に記載の技術を説明する。図15のクラスタシステム1Bは、図14のクラスタシステム1Bが備える信号処理装置30−1〜30−Nの代わりに、信号処理装置(旧)30A−1〜30A−nと、信号処理装置(新)30B−1〜30B−mとを備えている他は、図14のクラスタシステム1Bと同様に構成されている。以下、信号処理装置(旧)30A−1〜30A−nを特に区別しないときには、単に信号処理装置(旧)30Aと記載する。信号処理装置(新)30B−1〜30B−mを特に区別しないときには、信号処理装置(新)30Bと記載する。
クラスタシステム1は、ロードバランサ10と、上部ネットワーク100aと、振分装置20−1〜20−pと、下部ネットワーク100bと、信号処理装置(旧)30A−1〜30A−nと、信号処理装置(新)30B−1〜30B−mとを備えている。
以下、信号処理装置(旧)30A−1〜30A−nを特に区別しないときには、単に信号処理装置30Aと記載する。信号処理装置(新)30B−1〜30B−mを特に区別しないときには、単に信号処理装置30Bと記載する。信号処理装置(旧)30Aと信号処理装置(新)30Bとを特に区別しないときには、単に信号処理装置30と記載する。
信号処理装置30は、新規に信号が到着した際に、内部に状態情報を生成・保持し、後続信号が到着した場合に、生成・保持している当該状態情報を参照して必要な処理を行うものである。信号処理装置30は、下部ネットワーク100bを介して振分装置20Bに接続されている。
信号処理装置30は、信号処理装置(旧)30Aと信号処理装置(新)30Bとに分類される。信号処理装置(旧)30Aは、旧バージョン番号のソフトウェアが動作しているものである。信号処理装置(新)30Bは、新バージョン番号のソフトウェアが動作しているものである。
振分装置20は、信号振分部21と、データ転送部22と、振分先決定ロジック(旧)23Aと、振分先決定ロジック(新)23Bとを備えている。
信号振分部21は、到着した信号の振分先を決定し、決定した信号処理装置30に当該信号を転送する(振り分ける)ものである。
信号処理装置(旧)30Aと信号処理装置(新)30Bとは、信号処理部31と、データ保管部32とを備えている。信号処理装置(旧)30Aは、転送判断部33と、データ移行部34とを備えている。信号処理装置(新)30Bは、データ変換部35を有する。
データ保管部32は、各信号に係る状態情報を保管すると共に、SessionIDをキー情報として必要な状態情報を取得するものである。
以下、第1の実施形態のクラスタシステム1(図1)に於いて、旧バージョンの信号処理装置(旧)30Aと新バージョン信号処理装置(新)30Bとが併存した場合の信号処理動作について記載する。
ロードバランサ10から信号が到着すると、振分装置20は、信号振分処理を開始する。
ステップS10に於いて、振分装置20の信号振分部21は、当該信号が属するセッションを一意に識別する識別子であるSessionIDが、当該信号中に含まれているか否かを確認する。信号振分部21は、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS11の処理を行い、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS13の処理を行う。
ステップS15に於いて、信号振分部21は、当該信号を振分先の信号処理装置30に転送し、図2の処理を終了する。
振分先決定ロジック23は、振り分け対象となる全信号処理装置30のアドレスを管理しており、任意のSessionIDを入力として、いずれかの信号処理装置30を選択して返す。選択方法の一例として、管理対象のN台の信号処理装置30に1からNまでの番号を割振った上で、入力されたSessionIDを数値として解釈してNで除算し、その剰余として求められた値に1を加算した番号の信号処理装置30を振り分け対象とする方法が考えられる。
シーケンスQ10に於いて、クライアント2からロードバランサ10に、新規リクエストが送信されると、新規リクエストの信号処理のシーケンスが開始する。
シーケンスQ11に於いて、ロードバランサ10は、いずれかの振分装置20の信号振分部21に、当該信号の内容に依らない信号の振り分けを行う。
シーケンスQ13に於いて、振分装置20の信号振分部21は、振分先決定ロジック(新)23Bに、当該信号の振分先を問い合わせる。
シーケンスQ15に於いて、振分装置20の信号振分部21は、当該信号の振分先である信号処理装置(新)30Bの信号処理部31に、当該信号を転送する。
シーケンスQ16に於いて、信号処理装置(新)30Bの信号処理部31は、データ保管部32に、当該信号の状態情報を問い合わせる。
シーケンスQ17に於いて、信号処理装置(新)30Bの信号処理部31は、データ保管部32から、当該信号の状態情報を取得する。
シーケンスQ18に於いて、信号処理装置(新)30Bの信号処理部31は、当該信号と当該信号の状態とに基づいて、当該新規リクエストの信号処理を行う。
シーケンスQ20に於いて、クライアント2からロードバランサ10に、旧関連リクエストが送信されると、旧関連リクエストの信号処理のシーケンスが開始する。
シーケンスQ21に於いて、ロードバランサ10は、いずれかの振分装置20の信号振分部21に、当該信号の内容に依らない信号の振り分けを行う。
シーケンスQ23に於いて、振分装置20の信号振分部21は、振分先決定ロジック(旧)23Aに、当該信号の振分先を問い合わせる。
シーケンスQ25に於いて、振分装置20の信号振分部21は、当該信号の振分先である信号処理装置(旧)30Aの信号処理部31に、当該信号を転送する。
シーケンスQ30に於いて、クライアント2からロードバランサ10に、新関連リクエストが送信されると、新関連リクエストの信号処理のシーケンスが開始する。
シーケンスQ31に於いて、ロードバランサ10は、いずれかの振分装置20の信号振分部21に、当該信号の内容に依らない信号の振り分けを行う。
シーケンスQ33〜Q38の処理は、前記したシーケンスQ13〜Q18の処理と同様である。
課題でも述べたように、前記の信号処理装置(旧)30Aと、信号処理装置(新)30Bとの併存状態は、信号処理装置(旧)30Aに、いずれかの信号に係る状態情報が存在している限り継続される。第1の実施形態のクラスタシステム1は、図5に示す状態移行処理によって、或る時点に於いて信号処理装置(旧)30Aに存在する状態情報を、信号処理装置(新)30Bに移行することを特徴とする。これにより、第1の実施形態のクラスタシステム1は、所定時間後には全ての信号に係る状態情報を移行し、新旧の信号処理装置30の併存状態を解消することができる。
シーケンスQ40に於いて、信号処理装置(旧)30Aのデータ移行部34は、データ保管部32に、全状態情報のキーのリストを要求する。
シーケンスQ41に於いて、信号処理装置(旧)30Aのデータ移行部34は、データ保管部32から、全状態情報のキーのリストを取得する。
シーケンスQ44に於いて、信号処理装置(旧)30Aのデータ移行部34は、データ保管部32から、当該削除要求に対する応答を取得する。
シーケンスQ50に於いて、信号処理装置(新)30Bのデータ変換部35は、信号処理装置(新)30Bのデータ保管部32に、当該状態情報を保管する。
第1の実施形態に於ける移行対象テーブルは、行方向に各レコードが示され、列方向に、キー欄と、移行状況欄とが示されている。
キー欄は、各信号のキー情報を格納している。本実施形態のキー欄は、キー情報として、当該信号のSessionIDを格納している。
移行状況欄は、各信号の移行状況を格納している。移行状況欄が「未移行」のとき、当該信号は移行されていないことを示している。移行状況欄が「移行済」のとき、当該信号は移行済みであることを示している。
キー「abcde1234」に係るレコードのみ、移行状況欄に「移行済」が格納されている。それ以外のキー情報に係るレコードの移行状況欄は全て、「未移行」である。
ここに示すように、テーブル中の全てのキー情報に係る移行状況欄が「移行済」になると、図5に示す状態移行処理は完了する。
状態移行中の信号処理とは、クラスタシステム1の図5に示す状態移行処理中に於いて、信号処理装置(旧)30Aに信号が到着した場合の処理をいう。
状態移行中の信号処理のうち、シーケンスQ60〜Q75は、旧関連リクエストであり、かつ、状態情報が移行済みである信号を受信したときのシーケンスである。
シーケンスQ60〜Q64の処理は、シーケンスQ20〜Q24(図4)の処理と同様である。
シーケンスQ65に於いて、振分装置20は、信号処理装置(旧)30Aの転送判断部33に、当該信号を転送する。
シーケンスQ66に於いて、信号処理装置(旧)30Aの転送判断部33は、データ移行部34に、当該信号の移行状況を確認する。
シーケンスQ69に於いて、信号処理装置(旧)30Aの転送判断部33は、振分装置20の信号振分部21に、当該信号を転送する。
シーケンスQ72に於いて、振分装置20の信号振分部21は、当該信号を、当該信号の振分先である信号処理装置(新)30Bに転送する。
シーケンスQ73〜Q75の処理は、シーケンスQ16〜Q18(図4)の処理と同様である。
状態移行中の信号処理のうち、シーケンスQ80〜Q92は、旧関連リクエストであり、かつ、状態情報が未移行である信号を受信したときのシーケンスである。
シーケンスQ80〜Q86の処理は、シーケンスQ60〜Q66の処理と同様である。
シーケンスQ89に於いて、信号処理装置(旧)30Aの転送判断部33は、信号処理部31に、当該信号を転送する。
シーケンスQ90〜Q92の処理は、シーケンスQ26〜Q28(図4)の処理と同様である。
信号振分処理を開始すると、ステップS10Aに於いて、振分装置20の信号振分部21は、信号送信元がロードバランサ10であるか否かを判断する。信号振分部21は、当該条件が成立したならば(Yes)、ステップS10の処理を行い、当該条件が成立しなかったならば(No)、ステップS14の処理を行う。
ステップS10〜S15の処理は、図2のステップS10〜S15の処理と同様である。ステップS15の処理が終了すると、図8の処理を終了する。
ステップS10Aの処理を行ったのち、ステップS14の処理を行うことは、シーケンスQ70からシーケンスQ71の処理に対応している。
以上説明した第1の実施形態では、次の(A),(B)のような効果がある。
第1の実施形態では、SessionIDから状態情報の保管先を決定する振分装置20を経由し、キー情報と状態情報とを信号処理装置(旧)30Aから信号処理装置(新)30Bへ転送・移行していた。そのため、状態情報のサイズによっては転送量が多くなり、網への負荷が多くなる虞があった。
第2の実施形態では、キー情報のみを送信して、その保管先を通知することにより状態情報を網に転送することなく、状態移行処理を実現するという特徴がある。
第2の実施形態のクラスタシステム1Aは、第1の実施形態のクラスタシステム1(図1)とは異なる振分装置20A−1〜20A−pを備え、それ以外の構成は、第1の実施形態のクラスタシステム1(図1)と同様である。以下、振分装置20A−1〜20A−pを特に区別しないときには、単に振分装置20Aと記載する。
シーケンスQ100〜Q104の処理は、シーケンスQ40〜Q44(図5)の処理と同様である。
シーケンスQ105に於いて、信号処理装置(旧)30Aのデータ移行部34は、振分装置20の新振分先取得IF24に、当該キー情報を送信する。
シーケンスQ110〜Q112の処理は、シーケンスQ49〜Q51(図5)の処理を同様である。
シーケンスQ120〜Q128の処理は、第1の実施形態の状態移行中の信号処理のシーケンスQ60〜Q68の処理(図7)と同様である。
シーケンスQ129に於いて、信号処理装置(旧)30Aの転送判断部33は、振分装置20に、当該信号のキー情報のみを送信する。
シーケンスQ133に於いて、信号処理装置(旧)30Aの転送判断部33は、当該信号を、当該信号の振分先である信号処理装置(新)30Bに転送する。
シーケンスQ134〜Q136の処理は、シーケンスQ73〜Q75(図7)の処理と同様である。
以上説明した第2の実施形態では、次の(C),(D)のような効果がある。
第2の実施形態では、状態移行中の信号処理に於いて、信号処理装置(旧)30Aは、振分装置20Aに振り分け先を問合せて信号処理装置(新)30Bに信号を転送していた。そのため、振分装置20Aに負荷が掛かると共に、ネットワーク負荷が増大する虞があった。
第3の実施形態のクラスタシステム1Aは、第2の実施形態のクラスタシステム1A(図9)と同様に構成されている。
第3の実施形態に於ける状態移行処理は、第2の実施形態の状態移行処理(図10)と同様のシーケンスであるが、移行対象テーブルの更新内容が異なる。
第3の実施形態に於けるキー欄には、第1の実施形態のキー欄と同様の情報が格納されている。
第3の実施形態に於ける移行状況欄には、第1の実施形態の移行状況欄と同様の情報が格納されている。
移行先欄は、各信号の移行先である信号処理装置30の情報を格納している。
移行処理開始の際には、残存していた全ての状態情報に係るキー情報(SessionID)をキー欄に格納し、そのキー情報に係る状態情報が信号処理装置(新)30Bに移行済みか否かを示す移行状況が移行状況欄に格納されている。ここでは、シーケンスQ102(図10)は、移行対象テーブル生成のときのものであり、全ての移行状況欄に「未移行」が格納されている。
このとき、全ての信号は、当該移行対象テーブルが格納されている信号処理装置(旧)30Aに格納されている。
キー「abcde1234」に係るレコードのみ、移行状況欄に「移行済」が格納され、移行先欄に「信号処理装置(新)_1」が格納されている。それ以外のキー情報に係るレコードの移行状況欄は全て、「未移行」である。
キー「abcde1234」に係る信号の移行先は「信号処理装置(新)_1」である。キー「fghij5678」に係る信号の移行先は「信号処理装置(新)_3」である。キー「klmno9012」に係る信号の移行先は「信号処理装置(新)_2」である。ここに示すように、テーブル中の全てのキー情報に係る移行状況欄が「移行済」になると、図10に示す状態移行処理は完了する。
シーケンスQ140〜Q147の処理は、第2の実施形態のシーケンスQ120〜Q127(図11)の処理と同様である。
シーケンスQ148に於いて、信号処理装置(旧)30Aのデータ移行部34は、転送判断部33に、当該信号が移行済みである旨と、当該信号の移行先とを通知する。
シーケンスQ149〜Q152の処理は、第2の実施形態のシーケンスQ133〜Q136(図11)の処理と同様である。
以上説明した第3の実施形態では、次の(E)のような効果がある。
(変形例)
2 クライアント
10 ロードバランサ
20,20A,20B 振分装置
21 信号振分部 (振分手段)
22 データ転送部
23A 振分先決定ロジック(旧) (旧版振分先決定手段)
23B 振分先決定ロジック(新) (新版振分先決定手段)
24 新振分先取得IF (新振分先取得手段)
30 信号処理装置
30A 信号処理装置(旧) (旧版信号処理装置)
30B 信号処理装置(新) (新版信号処理装置)
31 信号処理部
32 データ保管部
33 転送判断部
34 データ移行部
35 データ変換部
100a 上部ネットワーク
100b 下部ネットワーク
Claims (6)
- 受信した信号をセッションごとに振り分ける振分装置と、
前記信号を、当該信号のセッションに係る状態情報に基づいて処理する旧版信号処理装置および新版信号処理装置と、
を備えるクラスタシステムであって、
前記新版信号処理装置および前記旧版信号処理装置は、
前記信号に含まれるセッション情報および当該信号に係る前記状態情報の組合せを保管するデータ保管部を備え、
前記旧版信号処理装置は更に、
前記データ保管部に保管されている当該セッション情報と前記状態情報との組合せを、前記振分装置に送信するデータ移行部を備え、
前記振分装置は、
前記セッション情報に基づき、いずれかの前記新版信号処理装置を決定する新版振分先決定手段と、
前記セッション情報に基づき、いずれかの前記旧版信号処理装置を決定する旧版振分先決定手段と、
受信した当該信号のバージョン情報に基づいて、前記新版振分先決定手段で決定した前記新版信号処理装置に当該信号を送信するか、前記旧版振分先決定手段で決定した前記旧版信号処理装置に当該信号を送信するかを選択する信号振分部と、
前記データ移行部から送信された前記セッション情報を、前記新版振分先決定手段で決定した前記新版信号処理装置に移行するデータ転送部と、を備える、
ことを特徴とするクラスタシステム。 - 前記信号振分部は、前記信号に前記セッション情報が含まれていないとき、新たなセッション情報を生成して当該信号に付与し、前記新版振分先決定手段で決定した前記新版信号処理装置に当該信号を送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載のクラスタシステム。 - 前記旧版信号処理装置は、
当該信号に係る当該状態情報が、前記新版信号処理装置に移行されていたならば、当該信号を前記振分装置に転送する転送判断部を備え、
前記振分装置の前記データ転送部は更に、
前記転送判断部によって転送された当該信号を、前記新版振分先決定手段で決定した前記新版信号処理装置に転送する、
ことを特徴とする請求項2に記載のクラスタシステム。 - 受信した信号をセッションごとに振り分ける振分装置と、
前記信号を、当該信号のセッションに係る状態情報に基づいて処理する旧版信号処理装置および新版信号処理装置と、
を備えるクラスタシステムであって、
前記新版信号処理装置および前記旧版信号処理装置は、
前記信号に含まれるセッション情報および当該信号に係る前記状態情報の組合せを保管するデータ保管部を備え、
前記旧版信号処理装置は更に、
前記データ保管部に保管されている当該セッション情報と前記状態情報との組合せを、前記振分装置に送信するデータ移行部を備え、
前記振分装置は、
前記セッション情報に基づき、いずれかの前記新版信号処理装置を決定する新版振分先決定手段と、
前記セッション情報に基づき、いずれかの前記旧版信号処理装置を決定する旧版振分先決定手段と、
受信した当該信号のバージョン情報に基づいて、前記新版振分先決定手段で決定した前記新版信号処理装置に当該信号を送信するか、前記旧版振分先決定手段で決定した前記旧版信号処理装置に当該信号を送信するかを選択する信号振分部と、
前記データ移行部から受信した当該セッション情報の保管先である前記新版信号処理装置を通知する新振分先取得手段を備える、
ことを特徴とするクラスタシステム。 - 前記旧版信号処理装置は、
当該信号に係る当該状態情報が、前記新版信号処理装置に移行されていたならば、前記振分装置に当該信号の振分先の新版信号処理装置を問合せ、当該振分先の新版信号処理装置に当該信号を転送する転送判断部を備える、
ことを特徴とする請求項4に記載のクラスタシステム。 - 前記データ移行部は更に、前記データ保管部に保管されている当該セッション情報の移行先の新版信号処理装置を記憶し、
前記旧版信号処理装置は、
当該信号に係る当該状態情報が、前記新版信号処理装置に移行されていたならば、前記データ移行部が記憶する前記移行先の新版信号処理装置に当該信号を転送する転送判断部を備える、
ことを特徴とする請求項4に記載のクラスタシステム。
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