JP5659600B2 - 天井扇 - Google Patents

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本発明は、主として屋内の天井面に取り付けて使用される天井扇に関するものである。
従来、この種の天井扇は、ブレードの半径方向の各断面における周速度に応じて取付角を最適化し、低消費電力で高風量が得られるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その天井扇について図18を参照しながら説明する。
図18に示すように、本体101は、回転軸102を中心に回転する天井扇モーター103と、本体101を天井に取付ける天井取付部104と、天井扇モ−タ−103に取り付けられた複数の捩りブレード105と、捩りブレード105の回転中心となるハブ部106とからなる。
捩りブレード105は平翼で翼の根元から先端まで連続的に捩れた構造となっており、翼の根元端は翼の先端の幅よりも大きい翼弦長を持っている。翼は正圧面が凹面で、負圧面が凸面に曲がった面となっている。この捩りブレード105を回転させると、天井扇直下の風量は非捩りブレードを使用した場合よりも大きく増加する。
米国特許第7,210,910号明細書
このような従来の天井扇において、捩りブレード105により天井扇直下の風量は大幅に改善することが可能であるが、ブレードの外周端より外側における風量の増加は考慮されておらず、風量の改善に限界があるという課題を有していた。
また、捩りブレード105の製造コストにおいて、樹脂製であれば問題はないが、金属製となった場合、成形に必要となる金型費および金型メンテナンス費が膨大となる上、ブレードが三次元形状であるため、製造難易度が高く、実用化には不向きであるという課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、ブレードの外周端より外側における風速を増加させ、なおかつ金属製のブレードであっても、低コストで高風量、低トルクで低消費電力の天井扇を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、回転軸を中心に回転する電動機と、この電動機の全部または一部を内包する回転体と、前記回転軸の一端を天井面に固定する取付手段と、前記電動機または前記回転体に固定される複数のブレードとを有し、前記電動機とともに前記ブレードが回転し送風を行う天井扇において、前記ブレードは、前記ブレードの回転軸側に翼根部と、前記ブレードの外周端側に後退翼形状である後退翼部とを有し、前記後退翼部は、前記後退翼部の翼弦長が外周端に向かうに従って短くなり、前記後退翼部の半径方向の距離rがブレード全長Sに対して10〜50%であり、かつ前記翼根部の最大翼弦長Waがブレード全長Sに対して10〜50%であって、前記回転軸に対して垂直な面に前記ブレードを投影した際、前記面と前記回転軸との交点と、投影した前記ブレードの前記電動機または前記回転体との取付部分における前縁と後縁を結ぶ直線の中点と、を結ぶ直線に平行であり、かつ前記翼根部と前記後退翼部との前縁側の境界点を通る直線を前縁境界線と定義した場合、投影した前記ブレードの前記後退翼部における前縁が、前記前縁境界線よりも、前記ブレードの回転方向に対して常に下流側に位置するとし前記ブレードは、前記翼根部の平均取付角θaが、前記後退翼部の平均取付角θbよりも大きい三次元ひねり形状を有するものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、回転軸を中心に回転する電動機と、この電動機の全部または一部を内包する回転体と、前記回転軸の一端を天井面に固定する取付手段と、前記電動機または前記回転体に固定される複数のブレードとを有し、前記電動機とともに前記ブレードが回転し送風を行う天井扇において、前記ブレードは、前記ブレードの回転軸側に翼根部と、前記ブレードの外周端側に後退翼形状である後退翼部とを有し、前記後退翼部は、前記後退翼部の翼弦長が外周端に向かうに従って短くなり、前記後退翼部の半径方向の距離rがブレード全長Sに対して10〜50%であり、かつ前記翼根部の最大翼弦長Waがブレード全長Sに対して10〜50%であって、前記回転軸に対して垂直な面に前記ブレードを投影した際、前記面と前記回転軸との交点と、投影した前記ブレードの前記電動機または前記回転体との取付部分における前縁と後縁を結ぶ直線の中点と、を結ぶ直線に平行であり、かつ前記翼根部と前記後退翼部との前縁側の境界点を通る直線を前縁境界線と定義した場合、投影した前記ブレードの前記後退翼部における前縁が、前記前縁境界線よりも、前記ブレードの回転方向に対して常に下流側に位置前記ブレードは、前記翼根部の平均取付角θaが、前記後退翼部の平均取付角θbよりも大きい三次元ひねり形状を有するという構成にしたことにより、回転中心側の風速成分を保ちながら、遠心力による半径方向への昇圧効果で半径外側方向流れの割合大きく、軸方向流れとの合成流れとして斜め方向へと広げることができ、ブレード外周端よりも外側方向の風速を増加させることができるので、簡易的な形状で広範囲に送風することが可能となり、低コストかつ高風量であるという効果を得ることができる。
本発明の参考例1の天井扇を示す斜視図 本発明の参考例1の天井扇のブレードを示す上面図 本発明の参考例1の天井扇のブレードを示す断面図 本発明の参考例1の天井扇のブレードを示す上面図 本発明の参考例1の天井扇のブレードを示す上面図 本発明の参考例1の天井扇のブレードを示す上面図 本発明の参考例1の天井扇のブレードを示す断面図 本発明の参考例1の天井扇を示す斜視図 本発明の参考例1の天井扇を示す側面図 本発明の参考例1の天井扇のブレードを示す側面図 本発明の実施の形態の天井扇を示す斜視図 本発明の実施の形態の天井扇を示す斜視図 本発明の実施の形態の天井扇を示す斜視図 本発明の実施の形態の天井扇を示す側面図 実施例の比較モデルを示す上面図 実施例のブレード断面のパラメータを示す図 実施例の天井扇における風速分布を示すグラフ 従来の天井扇を示す斜視図
本発明の請求項1記載の天井扇は、回転軸を中心に回転する電動機と、この電動機の全部または一部を内包する回転体と、前記回転軸の一端を天井面に固定する取付手段と、前記電動機または前記回転体に固定される複数のブレードとを有し、前記電動機とともに前記ブレードが回転し送風を行う天井扇において、前記ブレードは、前記ブレードの回転軸側に翼根部と、前記ブレードの外周端側に後退翼形状である後退翼部とを有し、前記後退翼部は、前記後退翼部の翼弦長が外周端に向かうに従って短くなり、前記後退翼部の半径方向の距離rがブレード全長Sに対して10〜50%であり、かつ前記翼根部の最大翼弦長Waがブレード全長Sに対して10〜50%であって、前記回転軸に対して垂直な面に前記ブレードを投影した際、前記面と前記回転軸との交点と、投影した前記ブレードの前記電動機または前記回転体との取付部分における前縁と後縁を結ぶ直線の中点と、を結ぶ直線に平行であり、かつ前記翼根部と前記後退翼部との前縁側の境界点を通る直線を前縁境界線と定義した場合、投影した前記ブレードの前記後退翼部における前縁が、前記前縁境界線よりも、前記ブレードの回転方向に対して常に下流側に位置し、前記ブレードは、前記翼根部の平均取付角θaが、前記後退翼部の平均取付角θbよりも大きい三次元ひねり形状を有する。
これにより、ブレードにおいて周速度が速くなる外周端側を後退翼形状とするで、遠心力による半径方向への昇圧効果で半径外側方向流れの割合が大きくなり、軸方向流れとの合成流れは斜め方向へと広がり、ブレード外周端よりも外側方向の風速を増加させることができる。加えて、ブレードの翼根部の平均取付角θaを後退翼部の平均取付角θbよりも大きくすることで、回転中心側の風速成分を保つことができるので、簡易的な形状で広範囲に送風することが可能となり、低コストかつ高風量であるという効果を奏する。特に樹脂製のブレードの場合において、低コストで広範囲に送風させることができるという効果を奏する。ここで取付角とは、前縁と後縁を結ぶ直線と、ブレードの回転方向と平行な直線とのなす角度を示し、詳細は後述する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
参考例1)
図1に示すように、本参考例の天井扇は、回転軸1を中心に回転する電動機2と、この電動機2の全部または一部を内包する回転体3と、回転軸1の一端を天井面に固定する取付手段4と、電動機2または回転体3に固定される複数のブレード5とを有し、電動機2とともにブレード5が回転し送風を行うという構成となっている。
図2に示すように、この天井扇において、ブレード5は、ブレード5の回転軸1側に翼根部6と、ブレード5の外周端側に後退翼形状である後退翼部7とを有している。
後退翼部7の半径方向の距離rは、ブレード5全長Sに対して10〜50%とする。この理由として、rの割合がSの10%未満の場合は、後退翼部7の面積が小さく、後退翼による半径方向への昇圧効果が限定的となってしまう。他方、rの割合がSの50%を超えると、ブレード5の総表面積が大きく削られてしまうため、後退翼による効果以上に、翼面積の減少による風量の低下が大きくなってしまう。なお、本実施の形態では、一例としてrの割合をSの16%としている。
また、翼根部6の最大翼弦長Waは、ブレード5全長Sに対して10〜50%とする。図3に示すように、翼弦長とは、半径方向に垂直な平面でブレード5を切断した面(例えば図2における翼根部6平面)の断面形状において、前縁と後縁を結んだ直線を意味する。ここで前縁とはブレード回転方向において最も上流側に位置するブレードの縁を示し、後縁とはブレード回転方向において最も下流側に位置するブレードの縁を示す。
Waをブレード5全長Sに対して10〜50%とした理由としては、Waの割合がSの10%未満の場合はブレード5が細長い形状となるため、後退翼部7によって半径方向に昇圧される力が限定的となってしまうことが挙げられる。他方、Waの割合がSの50%を超えると、ブレード5の長さに対するブレード5の表面積が大きく、高トルクとなるため、回転数が低下し、後退翼部7による半径方向への昇圧効果が減少してしまう。なお、本実施の形態では、一例としてWaの割合をSの16%としている。
また図4に示すように、回転軸1に対して垂直な面にブレード5を投影した際、面8と回転軸1との交点9と、投影したブレード5の電動機2または回転体3との取付部分10における前縁と後縁を結ぶ直線の中点11と、を結ぶ直線に平行であり、かつ翼根部6と後退翼部7との前縁側の境界点12を通る直線を前縁境界線13と定義する。ここで図5に示すように、投影したブレード5の後退翼部7における前縁は、前縁境界線13よりも、ブレード5の回転方向に対して常に下流側に位置するものとする。
また、図5中の点線で示した後退翼部7における翼弦長は、外周端に向かうに従って短くなるという構成となっている。
以上のような構成によれば、図6に示した後退翼部7における各半径方向に垂直な平面、面A〜Dにおけるブレード5断面図(図7)が示すように、ブレード5においてもっとも周速度が速くなる外周端側を後退翼形状とすることで、後退翼でない場合と比較すると、取付角14が大きくなる傾向とすることができる。
なお、参考例では、一例として面Aの取付角14を7.6度、面Bの取付角14を7.6度、面Cの取付角14を7.7度、面Dの取付角14を8.0度とし、面Aから面Dの取付角を徐々に大きくしている。これにより、後退翼部において半径方向への昇圧効果の割合を徐々に高くすることで、急激な方向成分の変更による渦の発生を抑制してロスなく滑らかに半径方向への昇圧効果を発揮することが可能となる。
また、ブレード5の断面形状やブレード5の回転数に関わらず、ブレード5が後退翼部7を有していて、上記パラメータの範囲で寸法を規定すれば、その作用効果に差異を生じない。
図8中の矢印は、翼根部6および後退翼部7の任意の点における速度三角形を示したものである。図8に示すように、取付角14が大きくなると遠心力による半径方向への昇圧効果で、半径外側方向流れの割合が大きくなり、軸方向流れとの合成流れは斜め方向へと広がり、結果として、ブレード5外周端よりも外側方向の風速を増加させることができる(図9)。
このことから、簡易的な形状で広範囲に送風することが可能となり、低コストかつ高風量とすることができる。
また図4に示すように、ブレード5が金属製であり、翼根部6の80%以上が、半径方向に対して直線状であるという構成となっている。
このような構成によれば、翼根部6の直線状の部分は金属製コイル材のまま流用が可能となる上、翼根部6の回転軸1側および後退翼部7の外周側を1回のプレストリム成形で製造することが可能となるので、金属製であっても低コストで広範囲に送風するブレード5を製造することができる。なお、本実施の形態では翼根部6の84%が、半径方向に対して直線状となっている。
また図5に示すように、後退翼部7における後退角θの最大値の範囲が0.5度〜10.0度であるという構成となっている。ここで後退角θとは、回転軸1に対して垂直な面にブレード5を投影した際、交点9と中点11とを結ぶ直線、及び交点9と投影した後退翼部7の前縁、後縁を結ぶ直線の中点11とを結ぶ直線とのなす角度を意味する。後退角θの最大値の範囲を限定した理由としては、後退角θの最大値の範囲が0.5度未満の場合は、遠心力による半径方向への昇圧効果に比べ、軸方向への昇圧効果の割合が大きくなってしまう。他方、10.0度を超えると高トルクとなる上、剥離流れが生じやすくなり、風量が低下してしまうことが挙げられる。このため、後退角θの最大値の範囲が0.5度〜10.0度の場合において、ブレード5外周端よりも外側方向の風速を効率よく増加させることができる。
また図5に示すように、ブレード5の最大翼弦長Waと、後退角θの最大値を有する翼弦長Wbとの比Wa/Wbが1.1〜2.0であるという構成となっている。この理由として、Wa/Wbが1.1未満の場合は、後退翼部7における翼面積が小さく、遠心力による半径方向への昇圧効果を十分に得ることができなくなってしまう。他方、Wa/Wbが2.0を超えると、逆に後退翼部7の翼面積が大きくなるため、高トルクとなる。このため、Wa/Wbが1.1〜2.0の範囲において、ブレード5外周端よりも外側方向の風速を増加させることができる。なお、本実施の形態では、Wa/Wbを1.2としている。
また図10の点線で囲んだブレード5側面形状のように、翼根部6の直線状である部分の各半径方向断面形状が同一であるという構成となっている。
この構成によれば、翼根部6の直線状の部分は金属製コイル材のまま流用し、翼根部6の回転軸1側および後退翼部7の外周側を1回のプレストリム成形で製造することが可能となる上、半径方向の断面形状も1回のプレス成形で製造することができる。従って、金属製であっても低コストで広範囲に送風するブレード5を製造することができる。
(実施の形態
図11〜図12において、図1〜図10と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図12において、翼根部6の任意の点におけるブレード5断面形状を実線、翼弦長およびブレード5回転方向に平行な直線を点線で示す。図11、図12に示すように、ブレード5は、翼根部6の平均取付角θaが、後退翼部7の平均取付角θbよりも大きい三次元ひねり形状を有するという構成となっている。
これにより、ブレード5の翼根部6の平均取付角θaを大きくすることで、回転中心側の風速成分を保ちつつ、後退翼部7によってブレード5外周端よりも外側方向の風速を増加させることができるので、特に樹脂製のブレード5の場合において、低コストで広範囲に送風させることができる。
(実施の形態
図13において、図1〜12と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図13において、本実施の形態の天井扇はブレード5の後退翼部7に前縁から後縁方向に向けて伸びる複数のスリット15から構成される風向変更手段16を有している。
これにより、スリット15に流入した気流が、スリット15の形状に沿って半径方向へと誘導され、半径方向の風速成分を増加させ、ブレード5外周端よりも外側方向の風速を増加させることができる。
なお、実施の形態では、風向変更手段16にスリット15を用いたが、リブにかえてもよく、その作用効果に差異を生じない。
また、図14に示すように、本実施の形態の天井扇の下方に照明器具17を有するという構成にしてもよい。
これにより、ブレード5下流の風速成分を斜め方向とすることで、照明器具17に衝突してロスする風量を最小とすることができるので、照明器具17付き天井扇であっても、低コストで高風量を維持することができる。
実施の形態1に示した天井扇について、その性能を実測した。比較モデルの外観を図15に示す。比較モデルは後退角が負となる前進翼であり、改善モデルにて定義したパラメータにおいて、比較モデルに対応する部分については図15に示した。
改善モデル、比較モデルのブレード全長S及び後退翼部rの距離を以下に示す。
(改善モデル)S:617mm r:100mm
(比較モデル)S:617mm r:40mm
また、図6における後退翼部7の面A〜Dの半径方向の位置をそれぞれ20mm、40mm、60mm、80mmとし、他方、前進翼部の面E〜Hの半径方向の位置をそれぞれ10mm、20mm、30mm、35mmとして、各々の面におけるブレード5断面形状のパラメータを表1に示した。
Figure 0005659600
各パラメータの場所については図16に示す。
上記天井扇について、IEC規格に基づいて風速分布を測定した結果を図17に示す。図17に示すように、改善モデルでは原点から90cm以降の測定点において、比較モデルよりも風速が向上しており、比較モデルの風量237m/minに対して改善モデルでは254m/minとブレード5の外側の形状変更のみで約20m/min弱もの風量を向上できることが示された。
本発明にかかる天井扇は、ブレードにおいてもっとも周速度が速くなる外周端側を後退翼形状とすることで、半径外側方向流れの割合が大きくなり、ブレード外周端よりも外側方向の風速を増加させることができる。従って、簡易的な形状で広範囲に送風することが可能となり、低コストで高風量が得られるので、風速によって涼を得たり、空気の撹拌等を目的として、家庭用や事務所用などの天井扇として活用が期待されるものである。
1 回転軸
2 電動機
3 回転体
4 取付手段
5 ブレード
6 翼根部
7 後退翼部
8 面
9 交点
10 取付部分
11 中点
12 境界点
13 前縁境界線
14 取付角
15 スリット
16 風向変更手段
17 照明器具

Claims (1)

  1. 回転軸を中心に回転する電動機と、この電動機の全部または一部を内包する回転体と、前記回転軸の一端を天井面に固定する取付手段と、前記電動機または前記回転体に固定される複数のブレードとを有し、前記電動機とともに前記ブレードが回転し送風を行う天井扇において、
    前記ブレードは、前記ブレードの回転軸側に翼根部と、前記ブレードの外周端側に後退翼形状である後退翼部とを有し、
    前記後退翼部は、
    前記後退翼部の翼弦長が外周端に向かうに従って短くなり、
    前記後退翼部の半径方向の距離rがブレード全長Sに対して10〜50%であり、
    かつ前記翼根部の最大翼弦長Waがブレード全長Sに対して10〜50であって、
    前記回転軸に対して垂直な面に前記ブレードを投影した際、前記面と前記回転軸との交点と、投影した前記ブレードの前記電動機または前記回転体との取付部分における前縁と後縁を結ぶ直線の中点と、を結ぶ直線に平行であり、かつ前記翼根部と前記後退翼部との前縁側の境界点を通る直線を前縁境界線と定義した場合、
    投影した前記ブレードの前記後退翼部における前縁が、前記前縁境界線よりも、前記ブレードの回転方向に対して常に下流側に位置し、前記ブレードは、前記翼根部の平均取付角θaが、前記後退翼部の平均取付角θbよりも大きい三次元ひねり形状を有する天井扇。
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