JP5656091B2 - Lbc用細胞保存容器及びこれを用いるlbc標本作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、LBC用細胞保存容器、及びこのLBC用細胞保存容器を用いてスライドガラスに細胞を付着、捕捉させるLBC標本作成方法に関する。
LBC(液状化細胞診:Liquid Based Cytology)用標本を作製する際、細胞を確実にかつ簡便にスライドガラス上に付着、捕捉することが要求される。そのため従来から専用機器を用いた、吸引転写法、密度勾配遠心法などが提案されているが、設備が高価などのコスト問題、スライドガラスへの付着のための試料作成の手間がかかるなどの問題点がある(例えば、非特許文献1)。
また、フィルターに試料液中の有形試料を吸引濾過させて捕集する試料作成装置(標本作成装置)(例えば、特許文献1)、フィルター付プレパラートを用いる検体試料作成装置(標本作成装置)(例えば、特許文献2)が開示されている。
特開2005−241423号公報(要約、図1) 特開平10−221226号公報(要約、図1)
非特許文献1:池本理恵 (株)エスアールエル福岡ラボラトリー. 講演資料「各LBCの原理と応用.」第5回九州LBC研究会.[平成22年4月1日検索]、 インターネット<http://www.9shuLBC.com/5th_LBC_3.pdf> (各LBCの原理の頁、および、最終頁)
しかしながら、従来のいずれの装置と方法も、細胞保存容器および標本作製機器を別途必要とし、LBC用の標本作成に、設備コスト、ランニングコストがかかり、またLBC標本の作成手順が煩雑になる。
そこで、本発明の課題は、上記従来技術の設備の欠点を克服し、スライドガラスへの簡便な細胞の付着捕捉を可能としてLBC標本の作成をするLBC用細胞保存容器およびLBC標本作製方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、筒状本体と、この本体を密封可能な蓋部を有し、前記本体又は蓋部のいずれかに細胞を付着可能なスライドガラスを装置可能とするスリットを設けたLBC用細胞保存容器とする。これによって、筒状本体または蓋部の一部分にスライドガラスを固定できるスリットを設けることにより、細胞保存とスライドガラスへの細胞付着が可能な、LBC用細胞保存容器を提供することができる。
また、請求項2のように、前記スリットが、前記筒状本体に該筒状本体の長手方向と交差し貫通して設けられることとすれば、簡便に、スライドガラスへの細胞付着が確実に可能なLBC用細胞保存容器を提供できる。
また、請求項3のように、前記スリットが、前記筒状本体の長手方向と交差する方向に、前記蓋部を貫通して設けられたLBC用細胞保存容器とすれば、簡便で、スライドガラスへの細胞付着が確実に可能なLBC用細胞保存容器を提供できる。
また、請求項4のように、前記スリットに近い側の前記筒状本体の端部に密封用のOリングを設けたLBC用細胞保存容器とすれば、保存液の漏れを、より確実に防止できる。
また、請求項5のように、前記筒状本体又は前記蓋部のいずれかに採取細胞がたまる窪みを設けたLBC用細胞保存容器とすれば、細胞の収集をより確実とできる。
また、請求項6のように、前記スリットが、前記蓋部の頭部内面に接して設けられるLBC用細胞保存容器とすれば、スライドガラスのスリットへの装着が容易確実で、スライドガラスの割れが生じにくい。
また、請求項7のように、前記請求項1乃至5のいずれかのLBC用細胞保存容器を用いて、前記スライドガラスを前記スリットに装置して、前記スライドガラス上に細胞を付着するLBC標本作成方法によって、簡便で、効率的なLBC用標本の作成を可能と出来る。
上記の通り本発明によるLBC用細胞保存容器は、細胞保存、および細胞をスライドガラスへ簡便にかつ効率よく付着捕捉できることを可能とするものである。また本発明のLBC用細胞保存容器を使用してのLBC標本作成方法によれば、高価な設備・機械を導入するまでもなく、安価にLBC標本の作成を可能とできる。
本発明によるLBC用細胞保存容器の実施例1の全体を示す縦断面図である。 図1に示すLBC用細胞保存容器の筒状本体の縦断面図である。 図1に示すLBC用細胞保存容器の蓋部13の縦断面図である。 本発明によるLBC用細胞保存容器の実施例2の全体を示す縦断面図である。 図4に示すLBC用細胞保存容器の筒状本体の縦断面図である。 図4に示すLBC用細胞保存容器の蓋部22の縦断面図である。 本発明によるLBC用細胞保存容器の実施例3の全体を示す縦断面図である。 図7に示すLBC用細胞保存容器の筒状本体の縦断面図である。 図7に示すLBC用細胞保存容器の蓋部32の縦断面図である。
本発明における実施の形態に付き、図示例を伴う実施例1と実施例2、さらに、実施例3の具体的内容を入れて、説明する。
実施例1を図1〜図3に基づき説明する。この実施例1では、LBC用細胞保存容器1は、筒状本体11と、この筒状本体11を密封可能とする、例えば、ねじ込み式で結合する、蓋部2,蓋部3を有し、筒状本体11の下部には細胞を付着可能なスライドガラスを装可能とするスリット11Sを設ける。ここでの筒状本体11は、円筒形をしているが、スリット形成の強度保持のため、外形の一部角柱形とするなどしても良い。なお、このスリットは、実施例2でも説明するが、蓋部2または蓋部3のいずれかに設けることもまた、可能である。スリット11Sが、筒状本体11に該筒状本体11の長手方向と交差して貫通して設けられる。スリット11Sに近い側の筒状本体11の端部11Eに密封用のOリング11Rを設け、スライドガラス(ここでは、図示しない。通常一般に使用される長方形の薄いガラス板を想定している。)が、Oリング11Rを介して蓋部13で固定されて液漏れのないようにすることを可能とする。蓋部13には、採取細胞がたまる窪み13V、ここでは円錐型の窪みを例示する、を設けて、遠心分離した際に採取した細胞が窪み13Vにたまる構造としている。
筒状本体11、蓋部2、蓋部3は、いずれもポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリルスチレンなどの合成樹脂材を用いて、射出成形で成形されるか、一部機械加工されて、作成される。Oリング11Rは、KPF(パーフルオロゴム)などからなる樹脂材から、作成される。上記の材質は、例示であって、必要に応じ適宜他の材質を選定することも可能である。
また、筒状本体11の外径は、30mm程度、内径は大きなところで26mm程度が、取り扱い上また強度上から望ましい。
ここで、図2と図3に示した、各部の寸法の一例を、下記しておく、即ち、A:30mm、B:40mm、C:45mm、D:85mm、E:90mm、F:100mm、G:18mm、H:20mm、I:5mm、J:15mm、K:25mm、L:30mm、M:24mm、である。ここで、G:ガラスへの細胞接着範囲の内径(直径)(鏡検範囲)、H:Oリングの内径(直径)である。これらの寸法は、必要に応じ本願発明の目的を果たす範囲での適宜変更が可能である。
(実施例1の容器を用いた試料作製方法)
実施例1の容器を用いた試料作製方法を以下に説明する。
実際の使用に際しては、以下の工程(手順)で細胞をスライドガラスに付着捕捉する。
工程1:図1のLBC用細胞保存容器1下部の蓋部3を閉め、液が漏れださないようにする。
工程2:前工程1で蓋部3を閉めた図1の筒状本体(シリンダーとも呼ぶ)11(内に20ml(ミリリットル)程度の量の細胞保存液を入れる。
工程3:ブラシ等に採取した細胞を上記細胞保存液の中に分散する。
工程4:遠心分離操作により細胞を筒状本体(シリンダー)11下部の蓋部3の円錐型の窪み13Vに細胞を沈降させる。
工程5:デカンテーション操作により筒状本体(シリンダー)11中の保存液を排出し、細胞のみを蓋部3の円錐型の窪み13Vに集める。
工程6:1ml〜10ml(ミリリットル) 程度の量の蒸留水を加え、蓋部2を閉める。
工程7:図1のLBC用細胞保存容器1を反転し、蒸留水に浮遊させた細胞を蓋部2側に移行させる。
工程8:蓋部3を緩め、細胞を付着させるスライドガラス(図示せず)をスリット11Sに差し込む。このときスライドガラスの表面が蒸留水に浮遊させた細胞側を向くようにセットする。
工程9:図1のLBC用容器を再度反転し、円錐型の窪み13Vのある蓋部3が再度下に来るようにする。
工程10:そのまま所定時間静止し、スライドガラス表面に細胞を付着捕捉する。
工程11:所定時間後、図1のLBC用容器をもう一度反転し、蓋部3が上になるようにしてからねじを緩め、スリットからスライドガラスを抜き取る。
以上により、取り出したスライドガラス上には必要十分な量の細胞が付着捕捉されており、LBC用のスライドガラスの標本が作成できる。
実施例2を図4〜図6に基づき説明する。この実施例2では、LBC用細胞保存容器2は、筒状本体21と、この筒状本体21を密封可能な、例えば、ねじ込み式で結合する、蓋部2を有し、蓋部2の上下方向の中央付近には細胞を付着可能なスライドガラス(図示せず。)を装可能とするスリット22Sを設ける。しかし、スリット22Sの位置は、蓋部2の内筒上端部に設けることも、スライドガラス割れの防止などから望ましい。ここでの蓋部2は、円筒形をしているが、スリット形成の強度保持のため、あるいは取り扱い容易とするため一部角柱形としても良い。なお、このスリットは、実施例1でも説明したが、筒状本体21に設けることもまた可能である。スリット22Sが、蓋部2(または筒状本体21)の長手方向と交差して貫通して設けられる。蓋部2(またはスリット22S)に近い側の筒状本体21の端部21Eに密封用のOリング21Rを設け、スライドガラス(ここでは、図示しないが、通常一般に使用される長方形の薄いガラス板を想定している。)が、Oリング21Rを介して蓋部22で固定されて液漏れのないようにすることを可能とする。蓋部2が取り付けられると反対の筒状本体21の底部には、採取細胞がたまる窪み21V、ここでは円錐型の窪みを例示する、を設けて、遠心分離した際に採取した細胞が窪み21Vにたまる構造としている。
筒状本体21、蓋部2は、いずれもポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリルスチレンなどの合成樹脂材を用いて、射出成形で形成されるか、機械加工されて、作成される。Oリング21Rは、KPF(パーフルオロゴム)などからなる樹脂材から、作成される。上記の材質は、例示であって、必要に応じ適宜他の材質を選定することも可能である。
また、蓋部22の外径は、30mm程度、内径は、26mm程度が、取り扱い上また強度上から望ましい。
ここで、図5と図6に示した、各部の寸法の一例を、下記しておく、即ち、A:26mm、B:18mm、C:95mm、D:75mm、E:35mm、F:30mm、G:30mm、H:34mm、I:26mm、J:28mm、K:30mm、L:18mm、M:13mm、である。ここで、A:スライドガラスの幅、B:ガラスへの細胞接着範囲の内径(直径)(鏡検範囲)、である。これらの寸法は、必要に応じ本願発明の目的を果たす範囲での適宜変更が可能である。
(実施例2の容器を用いた試料作製方法)
実施例2の容器を用いた試料作製方法を以下に説明する。
実際の使用に際しては、以下の工程(手順)で細胞をスライドガラス上に付着、捕集する。
工程1:図4のLBC用細胞保存容器2上部の蓋部2を開ける。
工程2:筒状本体21内に20ml程度の量の細胞保存液を入れる。
工程3:ブラシ等に採取した細胞を上記細胞保存液の中に分散する。
工程4:遠心分離操作により細胞を筒状本体21下部の窪み21Vに細胞を沈降させる。
工程5:デカンテーション操作により筒状本体21中の細胞保存液を排出し、細胞のみを窪み21Vに集める。
工程6:1ml〜10ml程度の量の蒸留水を加え、蓋部2を軽く閉め、細胞を付着させるスライドガラス(図示せず。)をスリット22Sに差し込む。次に蓋部2のねじをしっかり締め、液が漏れださないようにする。このときスライドガラスの表面が蒸留水に浮遊させた細胞側を向くようにセットする。
工程7:図4のLBC用細胞保存容器2を反転し、下部の窪み21Vが上部に、蓋部2が下に来るようにする。
工程8:そのまま所定時間静止し、スライドガラス表面に細胞を付着捕捉する。
工程9:所定時間後図4のLBC用細胞保存容器をもう一度反転し、蓋部2が上になるようにしてから蓋部2を緩め、スリット22Sからスライドガラスを抜き取る。
取り出したスライドガラス上には実施例1の容器を使用したときと同様の必要十分な量の細胞が付着、捕捉されており、LBC標本が作成できる。
実施例3を図7〜図9に基づき説明する。この実施例3では、LBC用細胞保存容器3は、筒状本体31と、この筒状本体31を密封可能な、例えば、ねじ込み式で結合する、蓋部2を有し、この例では、蓋部2の内筒上端部、すなわち、頭部内面に接して、細胞を付着可能なスライドガラス(図示せず。)を装可能とするスリット32Sを、蓋部2(または筒状本体31)の長手方向と交差し貫通して設ける。これは、スライドガラス割れの防止などに効果がある。ここでの蓋部2は、円筒形をしているが、スリット形成の強度保持のため、あるいは取り扱い容易とするため一部角柱形としても良い。この蓋部2には、回転操作がし易いよう外周に滑り止め部32Tを設ける。この滑り止め部32Tは、例えば、筒状本体31の長手方向と同じ方向の溝或いは山とできる。
蓋部E32(またはスリット32S)に近い側の筒状本体31の端部31Eに密封用のOリング31Rを設け、スライドガラス(ここでは、図示しないが、通常一般に使用される長方形の薄いガラス板を想定している。)が、Oリング31Rを介して蓋部E32で固定されて液漏れのないようにすることを可能とする。蓋部E32が取り付けられると反対の筒状本体31の底部には、採取細胞がたまる窪み31V、ここでは円錐型の窪みを例示する、を設けて、遠心分離した際に採取した細胞が窪み31Vにたまる構造としている。
筒状本体31、蓋部E32は、いずれもポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリルスチレンなどの合成樹脂材を用いて、射出成形で形成されるか、機械加工されて、作成される。Oリング31Rは、KPF(パーフルオロゴム)などからなる樹脂材から、作成される。上記の材質は、例示であって、必要に応じ適宜他の材質を選定することも可能である。
また、蓋部2の外径は、30mm程度、内径は、26mm程度が、取り扱い上また強度上から望ましい。
ここで、図8と図9に示した、各部の寸法の一例を、下記しておく、即ち、A:26mm、B:18mm、C:95mm、D:75mm、F:30mm、G:30mm、H:34mm、I:26mm、J:28mm、K:30mm、L:18mm、M:13mm、である。ここで、A:スライドガラスの幅、B:ガラスへの細胞接着範囲の内径(直径)(鏡検範囲)、である。これらの寸法は、必要に応じ本願発明の目的を果たす範囲での適宜変更が可能である。
(実施例3の容器を用いた試料作製方法)
実施例3の容器を用いた試料作製方法を以下に説明する。
実際の使用に際しては、以下の工程(手順)で細胞をスライドガラス上に付着、捕集する。
工程1:図7のLBC用細胞保存容器3上部の蓋部2を開ける。
工程2:筒状本体31内に20ml程度の量の細胞保存液を入れる。
工程3:ブラシ等に採取した細胞を上記細胞保存液の中に分散する。
工程4:遠心分離操作により細胞を筒状本体31下部の窪み31Vに細胞を沈降させる。
工程5:デカンテーション操作により筒状本体31中の細胞保存液を排出し、細胞のみを窪み31Vに集める。
工程6:1ml〜10ml程度の量の蒸留水を加え、蓋部2を軽く閉め、細胞を付着させるスライドガラス(図示せず。)をスリット32Sに差し込む。次に蓋部2のねじをしっかり締め、液が漏れださないようにする。このときスライドガラスの表面が蒸留水に浮遊させた細胞側を向くようにセットする。
工程7:図7のLBC用細胞保存容器3を反転し、下部の窪み31Vが上部に、蓋部2が下に来るようにする。
工程8:そのまま所定時間静止し、スライドガラス表面に細胞を付着捕捉する。
工程9:所定時間後図7のLBC用細胞保存容器をもう一度反転し、蓋部2が上になるようにしてから蓋部2を緩め、スリット32Sからスライドガラスを抜き取る。
取り出したスライドガラス上には実施例1または2の容器を使用したときと同様の必要十分な量の細胞が付着、捕捉されており、LBC標本が作成できる。
以上のように、本発明のLBC用細胞保存容器を使用することで、細胞を簡便にかつ効率的に、スライドガラスに付着捕捉できる。また本発明のLBC用細胞保存容器を使用することで高価な設備・機械を導入することなく、LBC用のスライドガラスの標本が作成できる。なお、上記の各実施例で、蓋部を、説明上、蓋部12,蓋部13、蓋部22,蓋部32と区別した。
上記のように、本発明のLBC用細胞保存容器を使用することで、細胞を簡便にかつ効率的にスライドガラス上に付着捕捉できる。また本発明のLBC用細胞保存容器を使用することで高価な設備・機械を導入することなく、多数の検体を処理することができ、本発明は極めて有用であり、LBC用に産業上広く利用できる。

Claims (7)

  1. 筒状本体と、該筒状本体を密封可能な、ねじ込み式で該筒状本体と結合する蓋部と、を有し、
    前記蓋部細胞を付着可能なスライドガラスを装可能とするスリットが設けられ
    前記スリットは、前記筒状本体の長手方向と交差して、前記蓋部を貫通して設けられ、
    前記スライドガラスを前記スリットに装着した状態で前記蓋部をねじ込んで、該スライドガラスの一方の面と該一方の面に当接する該筒状本体の一の端面とを当接させると、該スリットに装着された該スライドガラスが、該蓋部で固定されることを特徴とするLBC用細胞保存容器。
  2. 筒状本体と、該筒状本体を密封可能な、ねじ込み式で該筒状本体と結合する蓋部と、を有し、
    前記筒状本体細胞を付着可能なスライドガラスを装可能とするスリットが設けられ
    前記スリットは、前記筒状本体の長手方向と交差して、前記筒状本体を貫通して設けられ、
    前記スライドガラスを前記スリットに装着した状態で前記蓋部をねじ込んで、該スライドガラスの一方の面と該一方の面に当接する該蓋部の一の端面とを当接させると、該スリットに装着された該スライドガラスが、該蓋部で固定されることを特徴とするLBC用細胞保存容器。
  3. 前記筒状本体は、前記蓋部が結合する一の端部と対向する他の端部に底部を有し、
    前記筒状本体の底部に、採取細胞をためるための窪みを設けたことを特徴とする請求項1に記載のLBC用細胞保存容器。
  4. 前記スリットが、前記蓋部の頭部内面に接して設けられることを特徴とする請求項1又は3に記載のLBC用細胞保存容器。
  5. 前記蓋部に、採取細胞をためるための窪みを設けたことを特徴とする請求項2に記載のLBC用細胞保存容器。
  6. 前記蓋部をねじ込んで前記スリットに装着された前記スライドガラスが固定されるときに該スライドガラスに当接する前記筒状本体の当接面に密封用のOリングを設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のLBC用細胞保存容器。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載のLBC用細胞保存容器を用いて、前記スライドガラスを前記スリットに装して、前記スライドガラス上に細胞を付着することを特徴とするLBC標本作成方法。
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JPH06213789A (ja) * 1992-09-29 1994-08-05 F Hoffmann La Roche Ag 細胞学的物質の顕微鏡スライドへの付着、染色のための装置
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